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Eクラスはメルセデス・ベンツの中心的なモデルです。ボディタイプは、セダンだけではなくステーションワゴン、2ドアクーペとカブリオレがあります。サイズとしてはCクラスとSクラスの間にあたり、比較的ゆとりのある大きな車体が特徴です。
セダンとステーションワゴンには「4MATIC」と呼ばれる4WDのモデルがラインナップされており、降雪量の多い地域や山道における悪路走行の需要にも応えています。世代を追うごとに先進技術がどんどん追加され、常に時代の最先端を走っているモデルだといってもよいでしょう。
初代はミディアムクラスとして登場し、後期からEクラスを名乗っています。初代は角ばった昔のベンツらしいスタイルであり、バブル期ということから日本に多くが輸入されました。マルチリンク式サスペンションが採用されており、走行性能に優れている点も大きな特徴です。
2代目の210型は流線型のスタイルに変わったほか、ヘッドランプも4つ目に進化。ブレーキアシストや横滑り防止装置が採用され、安全性も向上しました。続く3代目の211型では、エレガントでありながらもスポーティな印象を受けるデザインに変わります。加えて、Cd値が0.26という数字を誇り、空力性能にも優れたモデルです。
4代目の212型では、4つ目のヘッドランプがシャープな形状に変更されます。そのほか、セレクティブダンピングシステムというダンパー減衰力を自動調節するシステムが搭載されたことで、乗り心地が向上しました。
5代目で現行の213型は新世代のベンツらしいスタイルになっており、Eクラスのセダンでは初となるプラグインハイブリッドモデルが追加されました。最近はCクラスもEクラスに近い見た目になってきましたが、直に見ると差は歴然であり、乗り込めば圧倒的な上質感に包まれます。
Eクラスの初代は1980年代に登場しており、すでに40年近く前のモデルです。しかし、いまだに高い人気を誇っています。その他の世代では、まず現行の213型も人気が高く、高年式かつ低走行な個体であれば、高値で売却できるでしょう。
4代目である212型に関しては、あまり古いモデルではないため、極端に低い価格帯にはなっていません。2代目の210型と3代目の211型の相場は厳しく、いくらの価格がつくのかは市場の状態次第です。
Eクラスは全ての車輌を高額で売却できるとは言い切れないものの、状態次第ではどの世代でも買取は十分に可能です。
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旧車に20年以上特化しており、ハコスカや60ランクルといった国産旧車から空冷ポルシェやW124といった輸入旧車まで幅広く知識を有しています。旧車王だからできる旧車の相場分析や詳しい考察、車の売却に関わる情報を届けています。