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SJ10型はジムニーの初代の第3期として、1976年から1981年まで販売されていました。ジムニーは同じ世代でも時期によって仕様が大きく異なります。SJ10型は1976年の新しい軽自動車規格に合わせて、新設計の直列3気筒・539ccの2サイクルエンジンが搭載されました。最高出力は、LJ20型の最終モデルと同じ26PSながら、180ccの排気量アップによりトルクが大幅に向上しています。外観も昔のジムニーらしい角ばったスタイルで、まさにジムニーのはじまりと言えるでしょう。SJ10型の中でもマイナーチェンジは数回行われており、トレッドや車体サイズの拡大、フロントデザインの変更、ウィンドウウォッシャーの電動化など、さまざまな部分で進化しています。SJ10型は旧車らしさを感じられる現在では希少な車種になります。
SJ10型のジムニーは40年以上前の車種ということもあり、中古車として出回る数は多くありません。買取相場としては高い部類ではありませんでしたが、ここ数年で少し上昇傾向にあります。ただし、古い車種になるため、どのような車両でも評価されているわけではなく、あくまで状態の良いものだけになります。内外装やエンジン、足回りの状態が良好で、なおかつ走れる状態の車両が評価されています。もし、過走行や走行距離が不明の場合であった場合でも、良好な状態であれば高額査定になる可能性があります。今後もしばらくの間はこの傾向が維持されると考えられますが、状態の悪い車両が市場に増えた場合には、買取相場が下がることも十分に予想されます。
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