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コマンダーは、2006年から2009年まで日本で正規販売されており、当時はジープのフラッグシップモデルでした。ベースは3代目のグランドチェロキーですが、ボディの作りは角ばりが多いため、全く違うモデルに見えます。ベースのグランドチェロキーよりもかなり大きく見えますが、実際にはそこまでの差はありません。また、ジープとしては初となる3列シートを採用したこともコマンダーの大きな特徴です。見た目の迫力だけではなく、実用性も兼ね備えたフラッグシップモデルと言えるでしょう。グレードは「リミテッド」のみですが、搭載されるエンジンはV型8気筒・4.7LとHEMIエンジンの5.7Lで選択できました。
コマンダーは販売を終了してから10年以上が経過していますが、現在でも市場規模は小さいながらも需要のある車種です。ただし、現状では高騰といった兆しはなく、あくまで一般的な中古車としての評価になっています。基本的には高年式、低走行車が高くなる傾向です。また、中古車で価格差が生まれやすいグレードですが、コマンダーには「リミテッド」グレードしかありません。そのため、グレードによる買取価格差はなく、全ては車両の状態ということになります。ただし、コマンダーは搭載するエンジンが2種類あるため、その価格差は気になる部分かもしれません。とは言え、エンジンの違いによる価格差も現状では少なく、査定の際の評価が分かれることはないでしょう。
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