旧車市場動向

アコード ユーロRは価格高騰&値上がりしている?旧車買取専門店が買取相場を解説
旧車市場動向 2024.09.09

アコード ユーロRは価格高騰&値上がりしている?旧車買取専門店が買取相場を解説

アコードは1976年にホンダより発売されて以降、10代目となる現在まで大衆車として人気を博しています。なかでも厚い支持を獲得しているのがスポーツモデルであるユーロRです。中古車市場ではその価値がどのように評価されているのでしょうか。 今回は、アコード ユーロRの価格推移と現在の買取相場、高く売るためのポイントついても解説します。 アコード ユーロRとは アコード ユーロRは、6代目のアコードのスポーツタイプとして2000年に登場しました。 2.2L H22A型 直列4気筒 VTECエンジンを搭載し、リッター当たり100ps、最高出力220psを発揮する高パフォーマンスを誇ります。車高が通常のアコードよりも15cm低くなっており、専用デザインの16インチアルミホイールや大型ロアスカートが装着され、本格派スポーツセダンとして十分に仕上がっているモデルです。内装においても、レカロ社製バケットシートやMOMO社製本革巻ステアリングホイールなど、走りの楽しさを追求するための装備が用意されています。 初代であるCL1型が発売された2年後には、2代目のCL7型がリリースされました。エンジンが2L K20A型 直列4気筒 DOHC VTECエンジンに変更されます。排気量は小さくなりましたが、最高出力220psをキープし変わらない高い走行性能で人気を博しました。一方で2次バランサーによってエンジンの振動を軽減させ、先代よりも静粛性が向上。走りだけではなく快適性にも力を注いで開発されたモデルです。 アコード ユーロRの価格は高騰している? アコード ユーロRの価格は、直近2〜3ヶ月で横ばいの状態が続いており、目立って高騰していません。しかし、コンディション次第では100万円を超える価格で買い取りされることもあるため、その人気は健在であるといえるでしょう。※2024年9月時点の情報です。 アコード ユーロRの現在の買取相場 続いて、アコード ユーロRの2024年9月時点の買取相場を紹介します。 初代(CL1型) 初代のCL1型の買取相場は5万〜130万円程度です。新車価格が255万3,000円のため、残価率はおよそ40%。一般的な残価率は5年落ちで40〜50%で、アコード ユーロRが20年以上前のモデルだと考えると、大変高く評価されていることがわかります。 2代目(CL7型) 2代目のCL7型の買取相場は、前期モデルで5万〜120万円程度、後期モデルで5万〜150万円程度です。残価率は初代とほぼ同じで、世代問わず高い価値が見込まれています。 アコード ユーロRを高く売るにはどうしたらよい? 続いて、アコード ユーロRをより高く売るためのポイントを解説します。 こまめにメンテナンスをする こまめにメンテナンスされているアコード ユーロRは高値がつきやすいです。 アコード ユーロRのようなスポーツタイプのクルマは定期的なメンテナンスが非常に大切です。メンテナンスを怠ると、スポーティーな走りを楽しめなくなったり、各パーツの寿命が早く訪れてしまったりと、さまざまな問題が発生します。 アコード ユーロRはサーキットで使用するケースも多いモデルです。パフォーマンスを最大限に発揮できる、コンディションが良好な1台を求めるユーザーが多いため、メンテナンスの重要度は大変高いといえます。 走行距離を抑える 中古車市場では走行距離が短いほうが高く評価される傾向にあります。あまり走っていない分、各部品が傷んでいないとみなされるためです。アコード ユーロRのスポーティな走りに魅せられて走り込んでいる方は多いですが、売却を検討する時期に差し掛かったらなるべく走行する距離を抑えましょう。 内装のコンディションを保つ アコード ユーロRは、優れた走行性能だけではなく、セダンとしての快適性や扱いやすさが追求されたモデルです。スポーツ走行を極めるにあたって、クルマのリアシートを外したりロールバーを取り付ける方もいますが、アコード ユーロRにおいてはあまり大胆に内装をカスタムすると査定額が下がる可能性があります。「乗り心地のよいセダン」としての特色を損なわない程度にカスタムし、メンテナンスも怠らないようにしましょう。 アコード ユーロRを売るなら買取実績・知識豊富な業者へ 高い走行性能と快適な乗り心地を両立しているアコード ユーロR。中古車市場で求める方は未だに多いため、コンディション次第では100万円を超える価格で売却できます。しかし、アコード ユーロRは発売からすでに20年以上が経過しており“旧車”に該当するモデルです。その価値を見極めて適正な価格を算出するには豊富な経験と知識が必要です。売却する際には、買取実績をチェックしてアコード ユーロRに対してどのくらい詳しい業者なのかをチェックすることをおすすめします。 旧車王は、古いクルマに特化した買取サービスです。もちろんアコード ユーロRを取扱った実績も数多くございます。 ▶アコード ユーロRをお譲りいただいたお客様からの口コミはこちら 20年以上にわたって旧車を専門としているため、旧車に対する知識ならどこにも負けない自信があります。アコード ユーロRの売却をご検討されている方は、ぜひ旧車王にご相談ください。

MR-Sは価格高騰&値上がりしている?旧車買取専門店が買取相場を解説
旧車市場動向 2024.09.06

MR-Sは価格高騰&値上がりしている?旧車買取専門店が買取相場を解説

MR-Sは、MR2の後継車種として1999年10月から2007年7月まで販売されました。コンパクトなミッドシップスポーツカーとして人気を博しましたが、どのくらいの金額で中古車市場に流通しているのでしょうか。今回は、MR-Sの魅力を紹介するとともに、現在の相場と直帰の価格推移について解説します。 MR-Sとは トヨタ MR-Sとは、1999年10月に販売を開始したコンパクトサイズのミッドシップオープンスポーツカーです。車種名のMR-Sは「Midship Runabout Sports」を意味しています。 MR2の後継車種としてデビューしたMR-Sは、車輌重量1t以下の軽量スポーツカーとして設計されました。ルーフには、ガラス製のリアウィンドウを採用したソフトトップを装備しています。また、オプションで脱着式のハードトップを設定していました。 エンジンは、座席すぐ後ろに1.8L直列4気筒DOHCを搭載しています。エンジンスペックは最高出力140ps/6,400rpm、最大トルク17.4kgm/4,400rpmと、パワフルではないものの、軽量なボディや重量物が前後輪(ホイールベース)の間に集中していることから軽快な走りが楽しめます。2000年には、日本初となるシーケンシャルトランスミッションを搭載したモデルが追加されました。 2000年6月にはモデリスタから150台の限定車「カセルタ」を販売。さらに、同年8月にはTRDと共同開発したコンプリートカー「VM180 TRD」を発売しました。続く2001年1月にはザガートが手がけた100台の限定車「VM180"ZAGATO"」を販売しています。 2002年にはトランスミッションを6速に変更。その後2007年に販売した特別仕様車「ファイナルバージョン(限定1000台)」を最後に生産を終了しました。MR-Sは、約8年にわたり販売され、1世代で幕を閉じたコンパクトサイズのミッドシップオープンスポーツカーです。 MR-Sの価格は高騰している? MR-Sの価格は、直近2〜3ヶ月は目立って高騰していません。中古車販売サイトを確認すると、むしろ若干価格が落ちているグレードもあります。2020年頃に巻き起こった旧車ブームの影響は落ち着いてきたと捉えてもよいでしょう。 MR-Sの現在の買取相場 MR-Sの価格推移について解説しましたが、実際にどのくらいの値がついているのでしょうか。ここでは、2024年9月時点でのMR-Sの買取相場をグレード別に紹介します。 グレード トランスミッション 買取相場 ベースグレード 6AT/6MT 5万~70万円 Sエディション 6AT/6MT 5万~180万円 Vエディション 6AT/6MT 5万~120万円 Vエディション・ファイナルバージョン 6AT/6MT 5万~170万円 新車価格が200万~250万円程度であったため、残価率は35~60%ほどです。20年以上前に発売されたモデルだと考えると、十分に高く評価されているといえるでしょう。 MR-Sを高く売るにはどうしたらよい? MR-Sの買取相場を解説しましたが、より高く売却するためにはどういった点に注意したらよいのでしょうか。ここでは、MR-Sを売るにあたっておさえておきたいポイントを紹介します。 こまめにメンテナンスされている 隅々までメンテナンスが行き届いていると、査定時に高く評価されやすいです。売却を検討している場合は、エンジンオイルやクラッチなどのパワートレイン、タイヤやサスペンションなどの足まわり、キズ・へこみやフレームのサビなどのボディに不具合がないよう定期的に点検しておきましょう。 走行距離を抑える 走行距離が短いクルマのほうが、さまざまな機関や部品へのダメージが少ないとみなされて高く評価される傾向にあります。売却を検討しているのであれば、クルマの使用を最低限に抑えてなるべく走行距離を伸ばさないようにしましょう。 ただし、ワンオーナー車や、後述する限定モデルの場合には、走行距離が長くても高い価格で買取される場合があります。 コンプリートカーは希少性をアピール 2000年〜2001年にかけて、MR-Sをベースにしたコンプリートカーがモデリスタより3つ発売されています。「カセルタ(CASERTA)」、「VM180 TRD」、「VM180"ZAGATO"(ザガート)」です。いずれも台数が限られていることから、高値がつきやすい傾向にあります。売却時にその希少性をアピールすると、より高く評価されるかもしれません。 150台限定の「カセルタ(CASERTA)」 2000年に販売されたカスタマイズモデルの「カセルタ」は、大人のためのミッドシップオープン2シーターで、ラテンテイストを基調とするスタイリング、走行性能に対するこだわりが盛り込まれた限定車となっています。 ボディサイズは、全長4,040mm、全幅1,840mm、全高1,235mmと、ベースモデルよりも全長が155mm長く、全幅が145mm広くなったワイドなスタイリングが特徴です。また、縦長のヘッドライトや丸型のリアコンビランプなどエクステリアをオリジナルデザインへ変更。さらに、ラグジュアリー仕様を選べば、タンカラーの本革シートやドアトリムなどのインテリアが装備されます。 カセルタは希少な限定車で、流通台数が非常に少ないため、高値になりやすいでしょう。 100台限定の「VM180 TRD」 2000年8月に発売された「VM180 TRD」は、MR-SをベースにチューンナップメーカーのTRDとモデリスタが共同開発したコンプリートカーです。エアロパーツを装着してスポーティな見た目に仕上げたほか、最高出力を15psアップするなど、MR-Sの走行性能により磨きがかかりました。わずか100台しか製造されなかったため、中古車市場では希少価値の高いモデルとして評価されています。 100台限定の「VM180"ZAGATO"」 2001年に販売された限定車「VM180"ZAGATO"」は、イタリアのカロッツェリア(デザイン工房)のZAGATO(ザガート)が手がけた100台限定のカスタマイズモデルです。 ヘッドライトから回り込むフロントバンパー、3眼のヘッドライトユニット、縦型のリアコンビランプなど大胆で流麗なエクステリア、コーディネートされたインテリア、チューニングされたサスペンションなどが特徴です。 生産数100台のVM180"ZAGATO"は希少なモデルであるため、高値で取引される可能性が高いでしょう。 MR-Sを売るなら実績・知識豊富な業者へ 軽量かつコンパクトなミッドシップスポーツカーとして人気を博しているMR-S。価格は目立って高騰していないものの、多くのファンが存在することは事実です。売却する際には、その魅力や価値を熟知している買取業者に査定依頼し、適正な価格を算出してもらいましょう。特に限定モデルは、誕生の経緯や生産台数の少なさによる希少性を理解していないと、正しく査定できません。 MR-Sを売る際には、多くの買取実績をもち、豊富な知識を有する買取業者に依頼することをおすすめします。 なお、旧車王は20年以上経過した古いクルマに特化して買取事業を行っており、これまでにMR-Sをはじめとする多くのクルマを取扱った実績をもっております。ご売却を検討される場合には、ぜひ一度旧車王にお問い合わせください。

シルビアは価格高騰&値上がりしている?旧車買取専門店が相場推移を解説
旧車市場動向 2024.09.06

シルビアは価格高騰&値上がりしている?旧車買取専門店が相場推移を解説

シルビアは日産を代表するスポーツクーペとして1965年に誕生しました。2002年に登場した7代目に至るまで37年間にわたり、多くのユーザーを虜にしてきました。 今回はシルビアの特徴や魅力、現在の買取相場、今後の価格の見通しなどについて解説します。シルビアを所有している方や、購入を検討している方は参考にしてください。 シルビアとは シルビアは、日産自動車が1965年にクーペとして発表してから2002年まで生産・販売していたモデルです。現代ではスポーツ車として知られていますが、実はスポーツ車として花開くようになったのは1980年代に入ってからです。 また、当時は斬新なデザインで話題を呼びましたが、販売価格が高かったことや乗り心地に対する不評などの影響で、販売台数は伸びませんでした。 世界情勢などの影響を鑑み、紆余曲折を経て7年ぶりとなる1975年に2代目が登場しました。海外向けに、「セクレタリーカー(秘書の乗る車)」をコンセプトとして生産されました。丸目2灯式ヘッドランプやファストバックスタイルで、主に北米からの支持獲得を狙ったデザインに仕上げられています。また、翌年には電子制御式燃料噴射装置を備えたシリーズが追加されています。 1979年に3代目S110型ハードトップが登場しました。センターピラーレスのデザインや直線的なボディラインが当時のトレンドとマッチしたことにより、人気に火が着きます。翌年にはモータースポーツ車として参戦し始めます。 1983年に4代目S12型が登場します。マッシブなデザインのリトラクタブルヘッドライトを採用したクーペとして開発されました。1,800cc、2,000cc、2,000ccターボなど多彩なエンジン設定をラインナップしていました。 1988年に5代目となるS13型が登場します。2ドアクーペとして他メーカーの対抗馬として設計されました。 流れるようなデザインは女性のみならず、当時のスポーツカー愛好家たちからも人気を得て、歴代最高の30万台を販売します。 初期設定は1,800cc、1,800ccターボでしたが、マイナーチェンジで2,000ccと2,000ccターボに変更されました。 1993年に6代目S14シルビアが登場します。 5代目を踏襲しつつボディコンポーネントを拡大したもののS13型の様な軽快な走りを得ることが難しく、スポーツ車としては人気を獲得できませんでした。また、RVブームに入ったことも販売台数が伸びなかった理由の1つです。 1999年に7代目S15型が登場します。 スポーティクーペの座を取り戻すべく開発された最終バージョンです。グレードはスペックSとスペックRの2グレードが設定されました。 時代に合わせ、安全装備としてABSとブレーキアシスト、デュアルエアバックを標準装備しました。 2002年に最終特別限定車としてVパッケージを発売します。同年、市場の変化や排気ガス規制などに伴い、惜しまれつつも生産・販売を終了しました。 シルビアの価格は高騰している? シルビアの価格は高騰している状況です。特に直近数ヶ月は、年式を問わず右肩上がりの傾向を示しています。停滞や下降した時期もありましたが、改めて市場から評価されているといえるでしょう。 高騰の背景には、S15の25年ルール解禁が考えられます。生産終了後も日本国内で高い人気を誇っていましたが、さらに需要が高まった可能性があります。※2024年9月時点の情報です。 ▼25年ルール解禁による影響については、下記の記事で解説しているため、ぜひご覧ください。2024年1月にシルビアS15が25年ルール解禁!今後値上がりする? シルビアの現在の買取相場 シルビアの現在の買取相場は、10万〜370万円程度です。個体差による金額差はありますが、生産終了から20年経過したモデルでありながら高値で取引されています。 2024年9月現在の型式ごとの相場は、下記のとおりです。 型式 買取相場 S13 10万〜250万程度 S14 5万〜250万円程度 S15 10万〜370万円程度 どの型式も、ターボとMTを組み合わせたグレードの買取相場が高くなっています。2L・直列4気筒ターボのSR20DETのエンジンを搭載している点が買取相場に大きな影響を与えている可能性があります。 シルビアを高く売るにはどうすればよい? 続いて、シルビアを高く売るためのポイントを紹介します。 こまめにメンテナンスする&事故を起こさない 一番価格に影響があるのは修復歴の有無です。シルビアはスポーツ車ということもあり、フレームの修復歴の有無が価格に大きな影響を及ぼします。きちんと修復されていて機能的に問題が無くても、市場での「傷物」という評価は免れません。 またチューニングやカスタムが行われているクルマも価格に影響がでるでしょう。そして、こまめなメンテナンスで良好な状態が保たれているシルビアも、当然ながら価格が高くなりやすいです。 13K’sは排気量やターボであることをアピールする 販売台数30万台を記録した5代目シルビアのターボモデルです。モデルは2ドアクーペだけの販売となりました。マイナーチェンジに際して前期型の1,800ccから2,000ccへ排気量がアップされ、ターボ車は205psになりました。 S15 スペックRの高い性能をアピールする S15 スペックRは、マニュアルトランスミッション車で250ps/6400rpmをマークするレーシンググレードとも言うべきスポーティクーペです。 スポーツ走行を視野に入れたボディは剛性がアップされました。16インチホイール装着車はスポーツチューン・サスペンションが装備されています。 ブレーキも強化され、全ベンチレーテッド・ディスクを採用し、フロントキャリパーは4ポッド対向ピストン方式です。またブレーキブースターもサイズアップされています。

GX71 マークⅡ のリセールバリューは高い?高く売る方法や魅力と歴史についても解説
旧車市場動向 2024.09.05

GX71 マークⅡ のリセールバリューは高い?高く売る方法や魅力と歴史についても解説

GX71 マークⅡは、市場に流通してから30年以上経過しているものの、現在も人気が高い車種です。幅広い世代から人気があるため、中古車市場での需要が高く、よい条件で売却できる可能性があります。そんなGX71 マークⅡの、リセールバリューや高く売るコツを知りたい方もいるでしょう。この記事では、GX71 マークⅡのリセールバリューのポイントや高く売るコツなどを紹介します。 GX71 マークⅡのリセールバリューのポイント GX71 マークⅡは、兄弟車の「チェイサー」や「クレスタ」と共に、1980年代の「ハイソカーブーム」をけん引したモデルで、現在でも中古車市場で需要があります。マークⅡは誰もが憧れる名車でもあり、ハイソカーブームを体験していない若い世代に人気があることも、中古車市場で需要がある理由の1つです。 また、GX71 マークⅡの査定額は安定している傾向にあり、どのグレードも高く売れる可能性があります。なかでも純正5MTやツインターボエンジンが搭載されたグレードは、車輌の状態次第では驚くような査定額になるケースも珍しくありません。 GX71 マークⅡを高く売るコツ GX71 マークⅡの査定額は安定しているものの、より高く売りたい方もいるでしょう。続いて、GX71 マークⅡを高く売るコツを紹介します。 メンテナンスしておく GX71 マークⅡは市場に流通してから30年以上経過しており、走行できる状態かどうかで査定額が大きく変わります。走行に問題がある場合は、大幅に査定額が低くなるため、より高く売りたいのであれば、エンジンオイルや各種消耗品交換など、定期的なメンテナンスを欠かさずに実施しておきましょう。 また、日本自動車査定協会の査定基準には、査定日から1年以内に「法定点検」を受けているかどうかのチェック項目があります。法定点検を実施していると査定額が上がるケースもあるため、高く売りたい場合は点検を受けておくとよいでしょう。 ただし、メンテナンスや点検の実施などによって査定額がどのくらい上がるかは、業者によって異なります。GX71 マークⅡをより高く評価してもらいたいのであれば、旧車専門店などGX71 マークⅡを得意としている業者に査定してもらうとよいでしょう。 内外装をきれいにしておく 内外装をきれいにしておくと、査定員によい印象を与えられるため、プラス査定になる可能性があります。内外装がきれいな場合、車を大切に扱ってきたことが伝わるほか、メンテナンスが行き届いているという印象を与えることが可能です。 一方、汚れたまま査定に出すと、売却後に何かしらのトラブルが発生するのではないかとマイナスな印象を与えてしまいます。極端に査定額は上がらないものの、少しでも高く売却したい場合は、査定前に車をきれいにしておくとよいでしょう。 整備記録簿を残しておく 今までの整備内容を記録してきた整備記録簿があれば、より高くGX71 マークⅡを売却できます。整備記録簿は、今までの整備内容を確認できるほか、しっかりメンテナンスしてきたこと証明することができる書類です。 ただし、整備記録簿がない場合は「メンテナンスされていない」とみなされるため、マイナス査定になる可能性もあります。なお保証書や取扱説明書がない場合もマイナス査定になるため、整備記録簿・保証書・取扱説明書は紛失しないようしっかり保管しておきましょう。 GX71 マークⅡの魅力や歴史 GX71 マークⅡは1984年8月22日に発売された5代目に該当します。本来の車名は「コロナ マークⅡ」だったものの、5代目よりコロナの名称が外され、「マークⅡ」になりました。 現代のセダンにはない直線的で角ばったボディが魅力であり、高級ラウンジを連想させる内装も、ユーザーの心を魅了し続けています。エンジンは水冷直列6気筒ツインターボを搭載し、5速MTも設定されていたため、運転を楽しみたいユーザーからも支持を得ていました。以下のボディータイプが設定されており、自分のニーズに合わせて購入できることもマークⅡの魅力の1つです。 ・セダン・ハードトップ・ワゴン・バン GX71 マークⅡは、どの世代にも人気がある車種であり、今でも旧車ファンとって憧れられる存在です。   【GX71 マークⅡを代表するグレードのスペック】 ■2000EFI・ツインカム24・GRANDE 型式 E-GX71-XTMGF エンジン 水冷直列6気筒DOHC-EFI ボディサイズ 全長4,690mm×全幅1,690mm×全高1,385mm 車輌重量 1,280kg 排気量 1,988cc 駆動方式 FR 乗車定員 5名 ■2000EFI・ターボ・GRANDE 型式 E-MX71-XTPGT エンジン 水冷直列6気筒OHC-EFI ボディサイズ 全長4,690mm×全幅1,690mm×全高1,385mm 車輌重量 1,330kg 排気量 1,988cc 駆動方式 FR 乗車定員 5名 ■2000・EFI 型式 E-GX71-XTMGE エンジン E-GX71-XTMGE ボディサイズ 全長4,690mm×全幅1,690mm×全高1,385mm 車輌重量 1,240kg 排気量 1,988cc 駆動方式 FR 乗車定員 5名 まとめ GX71 マークⅡは、中古車市場で人気があるため、高く売却できる可能性があります。中でも純正5MTやツインターボエンジンを搭載していて、車輌の状態がよい場合は、驚くような査定額になる可能性もあるでしょう。 また、日頃からメンテナンスを行い、整備記録簿や保証書・取扱説明書を揃えておくと、より高く売却できる可能性があります。ただし、査定額がいくら上がるかは買取店によって異なるため、業者選びも車を高く売却する重要なポイントです。GX71 マークⅡを売却する時は古いクルマの価値を理解している旧車専門店に査定を依頼するとよいでしょう。

GX71 チェイサーのリセールバリューは高い?高く売る方法や魅力と歴史についても解説
旧車市場動向 2024.09.04

GX71 チェイサーのリセールバリューは高い?高く売る方法や魅力と歴史についても解説

1980年代のハイソカーブームをけん引したモデルであるGX71 チェイサー。長年の愛車として連れ添い、そろそろ売却を検討している方もいるのではないでしょうか。車を売るときに気になるのはリセールバリューや高く売るコツです。 GX71 チェイサーは中古車市場で需要があるため、状態によっては高く売却できる可能性があります。また、日頃からメンテナンスしているとプラス査定になるため、より高く愛車を手放すことが可能です。 この記事では、GX チェイサーのリセールバリューのポイントや高く売るコツなどを紹介します。 GX71 チェイサーのリセールバリューのポイント GX71 チェイサーは、トヨタの「スポーツラグジュアリーセダン」のイメージを作り上げた車種であり、中古車市場で需要があります。1980年代には自動車業界の「ハイソカーブーム」が起こり、該当車種であったことも中古車市場で需要がある理由の1つです。 ハイソカーとは「High society car」の略称で、高級感がある上級車種のことです。トヨタでは、GX71 チェイサーのほかに「マークⅡ」や「クレスタ」も、ハイソカーブームをけん引していました。 また、GX71 チェイサーにはツインカムエンジンとツインターボエンジンを搭載した、2つのモデルがあります。買取において、どちらのモデルもコンディションが重視されるため、走行に問題がなく内外装がきれいな状態に保たれていれば高く売れるでしょう。 GX71 チェイサーを高く売るコツ メンテナンスをしっかり行い、査定前に内外装をきれいにすると、GX71 チェイサーを高く売ることができます。続いて、GX71 チェイサーを高く売るコツを紹介します。 メンテナンスしておく GX71 チェイサーを高く売るためには、走行に問題がないよう日頃からメンテナンスしておく必要があります。エンジンオイルの交換やファンベルトの緩みなどを定期的に点検し、問題なく走行できる状態を保ちましょう。 また、1年に1回実施が義務化されている「法定点検」を受けていると、プラス査定になるためより高く売却できるでしょう。日本自動車査定協会の査定基準には、査定日から1年以内に法定点検を受けているかチェックする項目があり、実施していると査定額が上がる可能性があります。法定点検は、罰則がないことにより点検を見送るドライバーが多い傾向にあるため、高く売りたい場合は法定点検を受けておくとよいでしょう。 ただし、メンテナンスしていることで査定額がどのくらい上がるかは、売却する業者によって異なります。GX71 チェイサーの場合は、旧車やスポーツカーに特化した業者に売却すると、他社より評価してくれる可能性が高くなります。買取業者を選ぶ時の参考にしてください。 内外装をきれいにしておく 内外装をきれいにしておくと、査定員によい印象を与えられるため、GX71 チェイサーをより高く売却できるでしょう。なぜなら、内外装がきれいだと車を大切に扱ってきたとアピールできるためです。 また、メンテナンスをしっかり行っていたという印象を査定員に与えることもできます。 そのため、日頃から車をきれいな状態に保つことを意識し、必ず洗車してから査定を受けましょう。 整備記録簿を残しておく 整備記録簿を残しておくと、GX71 チェイサーをより高く売れる可能性があります。 整備記録簿とは、車検や法定点検(12ヶ月点検)の結果や、整備した内容を記録する書類のことです。過去の整備記録をみれば、消耗部品の交換時期を判断できるほか、整備に携わった工場の情報を確認できます。 ただし、整備記録簿がないと結果的に「メンテナンスされてない」と判断されるため、マイナス査定になる可能性があります。整備記録簿のほかに「保証書」や「取扱説明書」がない場合も、マイナス査定になるため、整備記録簿、保証書、取扱説明書は紛失しないよう注意してください。 GX71 チェイサーの魅力や歴史 GX71 チェイサーは、1984年8月22日に発売された3代目のモデルに該当します。2代目モデルまでラインナップされていた4ドアセダンは廃止され、4ドアハードトップのみの展開になりました。 兄弟車であるマークⅡやクレスタに比べて全長は短いものの、斜め格子のグリルやシャープで力強いサイドビューにより、2車種とは異なる雰囲気を演出しています。ラグジュアリーな「アバンテ」グレードを始め、ハイソカーブームによりチェイサーは全体的にラグジュアリー志向にシフトした世代でもあります。 また、1985年10月には当時のレーシングカーに採用されていたツインカム・ツインターボエンジン搭載の「GTツインターボ」グレードが追加されました。5MTで装備を簡略化した「GTツインターボS」もラインナップされていたため、幅広いユーザーから人気を獲得していました。 GX71 チェイサーのスタイリッシュな外観とスポーティーな走行性能は、旧車ファンにとって今も魅力的な存在です。 【GX71 チェイサーを代表するグレードのスペック】 ■2000EFI ツインカム24・アバンテ 型式 E-GX71-DTMGF エンジン 直列6気筒縦置DOHC ボディサイズ 全長4,630mm×全幅1,690mm×全高1,385mm 車輌重量 車輌重量 排気量 1,988cc 駆動方式 FR 乗車定員 5名 ■2000EFI・アバンテ 型式 E-GX71-DTMGE エンジン 直列6気筒縦置OHC ボディサイズ 全長4,630mm×全幅1,690mm×全高1,385mm 車輌重量 1,240kg 排気量 1,988cc 駆動方式 FR 乗車定員 5名 ■1800・XL 型式 E-SX70-DTMNS エンジン 直列4気筒縦置OHC ボディサイズ 全長4,560mm×全幅1,690mm×全高1,385mm 車輌重量 1,090kg 排気量 1,832cc 駆動方式 FR 乗車定員 5名 まとめ GX71 チェイサーは、中古車市場で需要がある車種のため、高く売却できる可能性があります。買取時は、車輌のコンディションが重視されており、走行に問題がなく内外装がきれいな場合は特に高く売却できるでしょう。 また、査定日の1年以内に法定点検を実施しているとプラス査定になるため、売却を検討している場合は点検を受けることを検討してもよいかもしれません。ただし、プラス査定される金額は業者によって異なるため、売却先を見極める必要があります。 GX71 チェイサーをより高く売却したい場合は、GX71 チェイサーの買取に特化した旧車専門店への依頼をおすすめします。

トヨタ 30系ソアラのリセールバリューはどのくらい?特徴や高く売るコツを紹介
旧車市場動向 2024.09.04

トヨタ 30系ソアラのリセールバリューはどのくらい?特徴や高く売るコツを紹介

ソアラは、トヨタの名車のひとつとしても知られるモデルです。30系ソアラは3代目にあたるソアラで、プレミアムカーのエッセンスを取り入れたスタイリングが特徴となっています。そんな30系ソアラのリセールバリューはどのくらいなのでしょうか。 今回は、30系ソアラのリセールバリューのポイントや高く売るコツなどを紹介します。30系ソアラを所有していて売却を検討している方は参考にしてみてください。 30ソアラのリセールバリューのポイント 30系ソアラは、トヨタの名エンジンとしても知られる直列6気筒ツインターボエンジン(1JZ-GTE型)を搭載する2ドアの高級クーペで、発売から時間が経過した現在でも高い評価を受けています。 また、4.0L V型8気筒エンジン搭載モデルや3.0L直列6気筒エンジン搭載モデルもあります。エンジンラインナップの中でも、中古車市場で人気が高いのは直列6気筒ツインターボエンジンを搭載するモデルです。 査定では、エンジンのタイプだけでなく、車の状態や動かせるかどうかなども考慮されるため、どのくらいの査定額になるのか明言できません。30系ソアラを高く売りたいのであれば、旧車の取り扱いや30系ソアラの価値を正しく評価できる業者に査定を依頼することをおすすめします。 30ソアラを高く売るコツ 30系ソアラを高く売るためには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。ここからは、30系ソアラを高く売るコツを紹介します。 整備記録簿を残しておく 整備記録簿(メンテナンスノート)を残しておくと、高く売れる可能性が高くなります。 30系ソアラは生産終了から時間が経過しているため、定期点検やメンテナンスをしてきたかどうかが査定額に影響します。これまで点検や整備をしてきたことの証明となる点検整備記録簿は、大切に保管しておきましょう。 ボディカラーは白・黒・シルバーが人気 30系ソアラの中古車市場を見てみると、ホワイトやブラックの人気が高いことがわかります。車の状態次第では、シルバーやレッドも高い価格がつくでしょう。 30系ソアラは、人気のボディカラーだと評価が高くなりやすいです。しかし、現存する台数が減少傾向にあるため、ボディカラーより車の状態の方が査定への影響が大きいと考えたほうがよいでしょう。 いつでも動かせるようメンテナンスをしておく いつでも動かせるようメンテナンスをしておくことも、高く売るコツです。 30系ソアラを大切に保管し、外装や内装は非常にきれいな状態であっても、エンジンやタイヤなど駆動系のメンテナンスがされていないと査定額が下がってしまう可能性があります。 30系ソアラをより高く売りたいのであれば、外装・内装をきれいにしておくだけでなく、エンジンやタイヤなどのメンテナンスも行い、いつでも動かせるようにしておくことが大切です。 30ソアラの魅力や歴史 トヨタ 30系ソアラは、1991年にデビューした3代目ソアラです。2代目ソアラよりボディサイズが大きくなり、角張ったスタイリングから丸みを帯びたスタイルに変更していることが特徴です。 この大胆なデザイン変更の背景には、トヨタが1989年に北米で立ち上げたプレミアムブランド「LEXUS」の高級クーペ市場への参入が影響しています。 これまでのソアラと一線を画したデザインと優れた動力性能を持つ30系ソアラは、2000年まで販売され4代目へモデルチェンジしました。 【3代目30系ソアラの主要スペック】 ボディサイズ 全長4,860mm×全幅1,790mm×全高1,350mm(1991年時点の数値) エンジン 2.5L直列6気筒ツインターボ4.0L V型8気筒3.0L直列6気筒 トランスミッション 4速AT5速MT 駆動方式 FR ドア数 2枚 乗車定員 5名 まとめ トヨタ 30系ソアラは、生産が終了してもなお人気が高い2ドアクーペです。 その理由は、高級クーペとしての質感が評価されているだけでなく、トヨタの名エンジンとしても知られる1JZ-GTEを搭載したグレードがラインナップされているからだといえるでしょう。 今や希少なトヨタの直列6気筒ツインターボエンジンのプレミアムクーペを高く売りたいのであれば、車のコンディションを良好な状態にしておくだけでなく、30系ソアラをはじめとした旧車を得意としている買取店に査定してもらうことがポイントです。

10系ソアラのリセールバリューは高い?高く売るコツや魅力を紹介
旧車市場動向 2024.09.04

10系ソアラのリセールバリューは高い?高く売るコツや魅力を紹介

10ソアラは、トヨタを代表するラグジュアリー2ドアクーペ「ソアラ」の初代モデルです。今回は、10ソアラのリセールバリューのポイントや高く売るコツなどを紹介します。10ソアラの売却を検討している方は参考にしてみてください。 10ソアラのリセールバリューのポイント  10ソアラのリセールバリューは、希少性や旧車としての価値が評価される傾向にあります。ただし、外装や内装、エンジンの種類、動かせるかどうか、カスタマイズされているかどうかなど、車の状態によって買取額が異なります。 そのため、まずは査定に出し、現在の価値がどのくらいなのかプロの目で確かめてもらうとよいでしょう。 10ソアラを高く売るコツ 10ソアラを高く売るためには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。ここからは、10ソアラを高く売るコツを紹介します。 メンテナンスしておく 10ソアラを高く売るためには、外装や内装、エンジンや足まわりなどのメンテナンスをしておくことがポイントです。きれいな状態を維持し続け、動かすことができる状態になっていれば、リセールバリューが高くなります。 10ソアラを所有している方は、メンテナンスを欠かさないようにしておきましょう。 カスタムパーツをアピールする 10ソアラはカスタマイズのベース車輌としても人気があります。また、中古車市場を見てみると、カスタム車輌も多く出回っています。このようなことから、カスタマイズされた10ソアラでも査定時にマイナスになりにくいといえるでしょう。 カスタマイズした10ソアラを高く評価してもらいたいのであれば、査定時にカスタマイズパーツをしっかりとアピールしましょう。ただし、車検に通らないようなカスタマイズはNGです。旧車のレトロ感、ヴィンテージ感などが残るようなカスタマイズが評価されやすいでしょう。 10ソアラの魅力や歴史 10ソアラは、1981年にデビューし高級パーソナルクーペとして人気を博したモデルです。 トヨタが初めて手がけた高級パーソナルカーで、前傾したフロントピラーや細いピラーが特徴的なロングノーズ&ショートデッキの2ドアクーペとなっています。搭載されるエンジンは2.8Lと2.0Lの2種類で、2.8Lモデルは170ps(グロス値)を発生し、当時の国産車として最高スペックを誇っていました。 その後、ターボエンジン搭載モデルや2.8Lが3.0Lに置きかわるなどの改良を実施。ソアラは日本のスペシャリティカーブームを牽引してきました。 1986年まで販売された初代ソアラは、2代目にモデルチェンジをして20系となり、歴史に幕を閉じました。 【10系ソアラの主要スペック(2800GT)】  ボディサイズ 全長4,655mm×全幅1,695mm×全高1,360mm エンジン 直列6気筒2.8L(5M-GEU) 最高出力(グロス値) 170ps/5600rpm 最大トルク 24.0kgm/4400rpm 駆動方式 FR  

ダットサンサニー リセールバリューのポイントとは?高く売るコツも紹介!
旧車市場動向 2024.09.04

ダットサンサニー リセールバリューのポイントとは?高く売るコツも紹介!

「ダットサンサニーの売却を考えているけれど、どうすれば少しでも高く買い取ってもらえるのか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回はダットサンサニーを少しでも高く売りたい方に向けて、ダットサンサニーのリセールバリューのポイントや高く売るコツをお伝えします。 ダットサンサニーのリセールバリューのポイント ダットサンサニーのリセールバリューのポイントは以下のとおりです。 ・クルマの状態が良好かどうか ・走行距離 ・事故歴 メンテナンスが適切に行われ、定期的に整備や修理が行われているとリセールバリューが高くなる傾向があります。また、走行距離が少ないほうがリセールバリューは高くなり、車の事故歴やオーナー数が少ないほうが高く売却できるでしょう。 ダットサンサニーといえば、ツーリングカーレースで活躍したB110とB310が有名ですが、買取相場を見るとレースでの活躍はあまり関係ありません。重要なのは、やはり車のコンディションです。 また、ダットサンサニーは、長期にわたりたくさんの人に愛用されてきたモデルであるため、カスタマイズされた車輌も多く出回っており、オリジナルコンディションと大差ない価格で取引されています。 ダットサンサニーを高く売るコツ ダットサンサニーを高く売るコツは以下のとおりです。 ・メンテナンスをしておく ・整備記録簿を残しておく ・専門買取業者で売る それぞれ詳しくみていきましょう。 メンテナンスしておく ダットサンサニーの査定額を少しでも高くするためには、車の定期的な整備が重要です。ブレーキの点検やエンジンオイル、タイヤの交換など定期的なメンテナンスを行うことで車の機能が正常に保たれるため、査定時の評価も高くなるでしょう。 また、車の内装・外装の清掃や手入れも重要です。車の内装・外装は清潔な状態を保ち、傷や汚れがあれば修理やメンテナンスをしておきましょう。 整備記録簿を残しておく 整備記録簿とは、整備や修理を行ったときに、その内容を記載するものです。整備記録簿があることで、査定時に定期点検やメンテナンスをしてきたことを証明できます。適切なメンテナンスをしてきたことを証明するためにも、整備記録簿は大切に保管しておきましょう。 専門買取業者で売る ダットサンサニーを高く売るためには売り方が重要です。中古車を売る方法には、「専門買取業者」「一括査定業者」「ネットオークション」があります。 専門買取業者に依頼すると、豊富な経験と知識、高いスキルをもつスタッフによる、丁寧な査定を受けられます。特にダットサンサニーのような古いモデルは、専門知識をしっかり身につけていないと正しく査定できません。そのため、いわゆる「旧車」と呼ばれる古いクルマに特化した業者に依頼すると安心でしょう。 一括査定業者は、一度に複数の業者に査定申し込みできます。また、複数の業者から見積りを取ることが可能です。いくつもの業者のなかから最も高い査定額を出してくれた業者に売却できるという点は大きなメリットですが、一度に何社にも依頼するために営業電話が何度もかかってきて煩わしいという点はデメリットでしょう。 ネットオークションは、基本的にどんな車種でも出品できますが、一般ユーザー同士で売買するため市場の価格より低い金額で売れてしまう可能性があります。 さまざまな売却方法がある中で、ダットサンサニーを高く売りたいなら、ダットサンサニーを得意としている専門買取業者で査定するとよいでしょう。 ダットサンサニーの魅力や歴史 ダットサンサニーは1966年に誕生したモデルです。当時では珍しく一般公募で名前が決定し、ダットサンサニーから始まったサニーシリーズは2004年まで製造・販売されました。日産の歴史あるモデルのサニーシリーズは、コンパクトなサイズと燃費のよさが特徴で、日本国内だけなく海外でも人気を博したモデルとなっています。 また、初代ダットサンサニーに搭載された直列4気筒のA型エンジンは軽量で、低回転から高回転まで軽快に回ることが魅力です。このエンジンはモデルチェンジのたびに改良され続け、歴代モデルに搭載されました。 2代目モデルは1970年に発売され、初代よりボディサイズが大型化し、フロントサスペンションに本格的なマクファーソン・スラット式独立懸架が採用されたモデルです。また、 1971年には「サニトラ」の愛称で親しまれるピックアップトラック型のサニートラックB120型が発売され、北米市場で人気を集めました。 1973年に発売された3代目は、それまでの直線的なデザインから曲線を多様したデザインに変更されています。また、1976年に排気量1,600ccのエンジンを搭載しました。 1977年に誕生した4代目は「ひろびろサニー」というキャッチコピーで販売され、キャッチコピーのとおり広い居住空間が確保されたモデルでした。デザインは再び直線基調のデザインに戻り、それまでのリーフ式だったリアサスペンションが4リンクコイルへと一新されたのが特徴です。 5代目からブランド名からダットサンが廃止され「サニー」で統一されました。そのため、ダットサンサニーは1966年から1980年の間に製造・販売された車を指します。 加えて、初代から4代目まで、どのモデルもTSレースや富士フレッシュマンレースで優勝を果たすなど輝かしい成績を残したことでも有名です。 ダットサンサニーのレースの主な優勝歴は以下のとおりです。 1970年 全日本富士ストックカー200マイルレース TS1300クラス優勝 1973年 '73日本ブランプリ SS1クラス優勝 1974年 '74全日本選手権鈴鹿フォーミュラーレース SS1クラス優勝 '74JAFグランプリ TSクラスにて優勝 まとめ 今回はダットサンサニーのリセールバリューのポイントについてお伝えしました。特に重要なポイントはクルマのコンディションです。定期的にメンテナンスを行い、正常な状態を保っておきましょう。 また、ダットサンサニーは発売から半世紀以上経つ古いクルマです。を高く売りたいのであれば、専門の買取業者への依頼をおすすめします。

クラウンのリセールは悪い?買取相場や高く売る方法などを紹介
旧車市場動向 2024.09.04

クラウンのリセールは悪い?買取相場や高く売る方法などを紹介

クラウンの売却を検討しているため、リセールバリューについて調べている方もいるでしょう。国内でセダンの販売台数は低迷しているものの、クラウンは人気があるため、リセールバリューは低くありません。長年にわたり培ってきたブランド力により、高値で取引されているケースも多々見られます。 この記事では、クラウンの買取相場やリセールバリューが高い理由、高く売る方法などを紹介します。 クラウンとは クラウンは、1955年からトヨタが製造している高級セダンです。初代モデルは「トヨペット・クラウン」と呼ばれ、4代目以降は「トヨタ・クラウン」として知られています。 日本の自動車産業はもともと海外の技術に頼っていましたが、クラウンは日本人だけで初めて製造したクルマです。国内の道路環境や日本人の高級車への理想を反映しており、「いつかはクラウン」というキャッチフレーズで広く知られています。 クラウンは高級乗用車としてだけでなく、タクシーやパトカーなど多用途に利用されています。また、セダンのほかに以下のボディタイプもあり、なかでも旧車愛好家から高い人気を得ているのはハードトップです。 ・ステーションワゴン・2/4ハードトップ・バン 16代目からはクロスオーバータイプも加わり、クラウンらしさは減少したものの、トヨタの歴史に欠かせない長寿モデルであることに変わりはありません。 クラウンの買取相場 クラウンの買取相場は以下のとおりです。※2024年6月時点 世代(型式) 買取相場 4代目(MS60/70) 〜70万円 5代目(MS80/85/90/95) 〜100万円 6代目(MS110/MS112) 〜80万円 7代目(MS120/GS120/121) 〜30万円 8代目(MS135/137/GS130/131) 〜50万円 長い歴史をもつモデルのため、幅広い価格帯で相場が推移しています。具体的には以下などが査定額に影響します。 ・内装の状態・外装の状態・エンジンのコンディション・装備品の数・グレード・走行距離 年式が古ければ古いほど、上記のポイントが査定額に大きく影響します。 また、17系のアスリートVは280psを発揮する2.5L直列6気筒ターボエンジン「1JZ-GTE型」を搭載しているため、人気が高い傾向にあります。 1JZ-GTE型は、マークⅡ・チェイサーのツアラーVや3代目ソアラなどに搭載されていた名機です。当時の自主規制枠限界までの馬力を持ち、ターボによって優れた走行性能を実現しています。 なお、買取相場は週単位で変動し、上記よりも高く売却できるケースもあるため、業者に問い合わせましょう。 クラウンのリセールバリューが高い理由 クラウンは海外で人気があるほか、新車ではなく中古車を選ぶ方が多いため、リセールバリューが高い傾向にあります。 続いて、クラウンのリセールバリューが高い理由を詳しく解説します。 海外で人気 日本ではミニバンやSUVの需要があるものの、海外では現在もセダンには根強い人気があるため、クラウンのリセールバリューは高い傾向にあります。 セダンは、トランクが独立しており後方からの走行ノイズが遮断されるため、静粛性能に優れています。走行安定性や安全性に優れていることも、海外での高い人気を維持している理由の1つです。 また、海外は日本と異なり、修理をしながら長く乗ることが一般的です。海外では低年式や過走行でも需要があるため、高く売却できるケースがあります。 新車価格が高いため中古車を選ぶ方が多い 新車価格が高いことを理由に中古のクラウンの購入を検討する人が多いため、新モデルが登場してしばらくはリセールバリューが高値で推移する傾向にあります。 たとえば、現行のクラウンの新車価格は700万円以上です。オプション品や税金も加わるため、誰もが手軽に購入できる値段ではありません。 「新車は厳しいけど、中古なら購入できる」と考えるクラウンファンがいるために、中古車でも充分に需要があります。また、高級車は丁寧に扱われている傾向にあるため、状態がよいクルマが多いことも、リセールバリューが高い理由の1つです。 クラウンを高く売る方法 少しでも高くクラウンを売却したいと考えている方もいるでしょう。需要があるボディカラーであれば高く売却できる可能性があります。加えて、査定前はなるべく内装をきれいにしておくことが大切です。 ここでは、クラウンを高く売る方法を詳しく紹介します。 内装をなるべくきれいにしておく 査定前に内装をなるべくきれいにしておくと、クラウンを高く売れるでしょう。汚れが少し残っているだけで極端にマイナス評価はされないものの、プラス評価にはならないでしょう。クラウンを少しでも高く売りたいのであれば、内装をなるべくきれいに保っておく必要があります。 査定時には、普段掃除が行き届かない場所もチェックされます。たとえば、以下のような細かい場所です。 ・ドアとシートの間・シートとコンソールの間・シートの下 入念に掃除機をかけて、高級車らしさを感じられる状態で査定に出しましょう。 また、車内の悪臭はマイナス査定につながりやすいです。特にペットが同乗していたクルマや喫煙車は、できる限り脱臭しておきましょう。芳香剤の匂いも人によって好みが異なるため、マイナス査定になる可能性があります。 ホワイトやブラックなどの定番カラーを選ぶ ホワイトやブラックなどの定番カラーは、車種を問わず高く売れやすい傾向にあります。 なかでもクラウンはホワイトのイメージが強く、特に「ホワイトパール」の人気が高い傾向にあります。また、ブラックは落ち着いた雰囲気を演出できるほか、高級車らしさが感じられるため人気です。 クラウンの売却は旧車王へご相談ください クラウンの売却を検討している場合は、一度旧車王にご相談ください。クラウンは歴史が長いクルマです。古いモデルを所有している場合、「リセールバリューが高いといっても、昔のクルマをきちんと評価してもらえるのか」と不安を感じている方もいらっしゃるでしょう。 旧車王は、旧車に特化して20年以上買取を続けているため、年式が古いクラウンを適正に評価できます。クラウンの売却をご検討の際は、ぜひ旧車王にご相談ください。

トヨタのコンパクトFRセダン「アルテッツァ」のリセールバリューを分析!高く売るコツや魅力を紹介
旧車市場動向 2024.09.04

トヨタのコンパクトFRセダン「アルテッツァ」のリセールバリューを分析!高く売るコツや魅力を紹介

アルテッツァは、トヨタのコンパクトFRスポーツセダンとして今でも人気が高い車輌です。そんなアルテッツァのリセールバリューは高いのでしょうか。今回は、アルテッツァのリセールバリューの傾向や高く売るコツなどを紹介します。 アルテッツァのリセールバリューのポイント トヨタ アルテッツァのリセールバリューは、グレードによって大きく異なります。 人気の高性能スポーツグレード(RS200)であれば、高価買取される可能性が高いでしょう。アルテッツァは、1998年にデビューし、2005年まで販売されたコンパクトFRスポーツセダンです。1世代限りの販売であったものの中古車市場では今でも人気があります。 リセールバリューでは、グレードが重要視されているため、買取価格の幅が広くなっています。 アルテッツァを高く売る方法 アルテッツァを高く売るためには、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか。ここからは、アルテッツァを高く売る方法を紹介します。 走行性能に関わる部分を中心にメンテナンスを欠かさない 走行性能に関わる部分を中心に、車輌全体のメンテナンスを欠かさないことが高価買取のポイントです。 アルテッツァは、コンパクトFRスポーツセダンとしてトヨタから販売されていただけでなく、トヨタの高級ブランド「レクサス」のエントリーセダンとしても販売されていました。そのため、スタイリングや内装の質感、走りの性能などあらゆる面にこだわっていることが特徴です。 アルテッツァを少しでも高く売りたいのであれば、エンジンやトランスミッションなど走行に関わる機関だけでなく、外装や内装などのメンテナンスもしておくことがポイントとなります。 カスタムパーツをアピールする アルテッツァは、カスタマイズされている車輛も多く存在します。これらのカスタム車輛は、中古車市場で人気があるため査定の時にはカスタムパーツが装着されていることをスタッフにアピールしてください。カスタマイズパーツは、純正・社外問わず人気があるため、カスタムした場合には、どのパーツを取り付けたのかしっかりと伝えましょう。 グレードを明確に伝える アルテッツァを高く売りたいのであれば、グレードを明確に伝えましょう。アルテッツァはグレードによって買取額が異なります。そのため、グレードを明確に伝えられるよう、所有しているアルテッツァのグレードは事前に調べておきましょう。 アルテッツァの魅力と歴史 トヨタ アルテッツァは、1998年にデビューしたコンパクトサイズのFRスポーツセダンです。「操り、走る」心地よさを追求したクルマとして開発されました。 ベースとなるプラットフォームは、コンパクトプレミアムセダンの「プログレ」ですが、ホイールベースを110mm短縮し、トレッドを前20mm/後25mm拡大させています。また、エンジンをフロントミッドシップに搭載し、バッテリーや燃料タンクなどの重量物を車輌の中心に寄せたパッケージングを採用。さまざまな工夫により優れた走行性能を実現しています。また、レクサス「IS」として海外で同時販売していました。 エンジンは、2.0L直列4気筒200ps(MT車は210ps)、2.0L直列6気筒160psの2種類。トランスミッションは、4速AT(直列6気筒モデル)/5速AT(4気筒モデル)/6速MTの3種類を用意しています。アルテッツァの中でも特に人気なのは、高出力な直列4気筒エンジンを搭載した「RS200」シリーズです。   【アルテッツァ(RS200/6速MT)の主なスペック】 ボディサイズ 全長4,400mm×全幅1,725mm×全高1,410mm ボディタイプ 4ドアセダン エンジン 2.0L直列4気筒DOHC(3S-GE) 最高出力 210ps(154kW)/7,600rpm 最大トルク 22.0kgm(216Nm)/6,400rpm 乗車定員 5名  

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