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圧倒的な存在感を醸し出しているセルシオ。かつて高い人気を誇ったセルシオが、現在どのくらいの価格で取引されているのか気になる方も多いでしょう。 今回はセルシオの中古車価格の動向について詳しく解説します。セルシオを所有されている方や購入を検討されている方は参考にしてください。 セルシオとは セルシオは、1989年にトヨタ自動車から販売された高級セダンです。「至上・最高」の意味であるラテン語セルサスを元に命名されました。北米でレクサスブランドとして登場した後、日本の市場でも販売されるようになりました セルシオは3代目まで生産され、総累計新車登録台数は36万5千台を記録しています。 セルシオの価格は高騰している? セルシオの価格は高騰しています。特に直近の値動きは、従来の平均価格を上回る月もあるほど、右肩上がりの状況です(※2024年9月時点)。 中古車市場は、国内・国外の需要を受けて変動します。購入や売却を検討する際には、最新の動向に注目してタイミングを逃さないようにしましょう。 セルシオの現在の買取相場 セルシオの買取相場は、5万〜120万円程度です。型式やグレード、個体差によって幅があります。販売終了から15年以上経過したモデルでありながら、未だに高く評価されているクルマです。 2024年9月現在の型式ごとの相場は、下記のとおりです。 型式 買取相場 UCF11 5万~100万円 UCF20/21 5万~80万円 UCF30/31 5万~120万円 なかでも価値が評価されやすいのは、初代と20系後期、30系後期のC仕様(最上位グレード)です。同グレードは、エアサスペンションと後席パワーシートをはじめとする快適性能が組み合わされた、モデルです。高級セダンらしい充実した装備が評価されていると考えられます。 セルシオを高く売るにはどうすればよい? セルシオの買取価格は個体差で変動します。少しでも高値で売却するために、下記のポイントを押さえましょう。 こまめにメンテナンスをする オイル関係や冷却液の定期交換が行われている車輌は、故障が少なく安心して乗ることができます。セルシオで注意したい箇所は以下のとおりです。 ・プロペラシャフトのユニバーサルジョイント走行距離が長い場合に大きなトルクがかかる場合があります。故障すると静粛性に問題が生じやすいです。 ・ステアリング系統のボールジョイント車体が重いため壊れやすい部品です。 ・フロントフードのフードダンパー年数が経つと故障し、フードパネルを支えられなくなります。 ・O2センサー(排気ガス中の酸素濃度を検出するセンサー) ・運転席のメーターパネルのLED これらの故障を放置すると状態が悪化し、修理の際に高額な費用がかかるため、普段からチェックしておくことが大切です。 初代セルシオは人気の高さをアピールする 初代セルシオが販売されると、その魅力をいち早く知ったユーザーから予想以上の反響を呼び、一時的に納車が1年待ちになる状態になりました。 初代セルシオのグレードはタイプA、タイプB、タイプCが用意され、タイプCのみFパッケージと呼ばれる後席快適性を徹底追求した豪華装備が用意されました。Fパッケージが特に人気が高くフルオプションで注文するユーザーが大勢いたそうです。 タイプ別の違いは次のとおりです。 タイプA:サスペンションにコイルスプリングを装備したベース車両タイプB:サスペンションにビエゾTEMSを装着した走りを重視した車両タイプC:サスペンションにエアサスを装着した乗り心地重視の車両 タイプCに求められたのは「高速走行においても会話が楽しめる快適な乗り心地」でした。さらにアンダーフロアをフラット化し、エンジンアンダーカバー、サスペンションアームに至るまでフェアリングを施すという入念な空力処理が行われました。 そのシャーシを牽引するのが4リッターV8エンジンです。最高出力260psを発揮する1UZは、非常に静粛性に優れると共に低速域から滑らかに力強いトルクを発揮します。最大トルクは36.0kg・m/4600rpmです。 カスタイマズしない&走行距離を抑える セルシオはカスタマイズを楽しむオーナーが多いため、フルノーマルの個体は希少性が高いです。もし、純正パーツが手元にあるのならば、純正パーツに載せ替えてから査定を依頼した方が高く評価されるでしょう。 また、クルマの売却において走行距離は評価の基本であり、重要なポイントです。外装と内装がきれいだとしても、過走行であれば評価は厳しいものになります。走行距離は、クルマの根幹部分であるエンジンや足回りへ大きく影響します。 売却を検討する際は、公共交通機関の利用や、出かける頻度を減らすなど、生活に支障のない範囲で走行距離を抑える工夫をするとよいでしょう。
フェアレディZの5代目モデルであるZ33。先代から2年ぶりに復活したハイパフォーマンスカーで、現在でも多くのファンからの支持を獲得しています。 購入を検討していながらも、近年の中古車価格高騰の影響を懸念してなかなか手を出せない方もいるのではないでしょうか。そこで本記事ではZ33の現在の価格と今後の動向について解説します。 フェアレディZ Z33とは フェアレディZの5代目であるZ33は2002年に発売されました。誰もがスポーティな走りを楽しめるハイパフォーマンスカーとして登場し、販売終了までの約6年間で生産台数23万6,182台を達成します。 V6 3.5L VQ35DE型エンジンに6速MT、5速ATというスポーツ走行に適した組み合わせでリリースされ、2007年にはV6 3.5L VQ35HR型エンジンに変更されました。最高出力は280psから313psまで向上しています。 ボディタイプはクーペとロードスターの2種類です。クーペにはベースグレード、ラグジュアリー仕様の「バージョンT」、スポーツ仕様の「バージョンS」、最上位グレードの「バージョンST」の4つのグレードが用意されました。ロードスターのグレードはベースグレードとバージョンT、バージョンSTの3種類です。 フェアレディZ Z33は高騰中!200万円近い個体もある 2024年9月時点でZ33は価格高騰中だといえます。 大手中古車販売サイトで掲載されている数が最も多いのは、140万〜180万円の価格帯です。走行距離が1万kmを切っていたり、スポーツ走行に有利なカスタマイズがされていたりすると、200万〜300万円の値がついている場合もあります。 Z33は「フェアレディZのなかでは手が届きやすい」といわれていた時期がありましたが、直近はそうも言い難い状況です フェアレディZ Z33の高騰は今後も続く? Z33の価格高騰はいつ解消されるのでしょうか。具体的な時期を予測するのは難しいですが、当面の間は高値が続いていくことが予想されます。 大きな理由の1つがアメリカの25年ルールの解禁です。25年ルールとはアメリカの自動車輸入制度の緩和措置です。アメリカでは右ハンドル車の輸入を禁止していますが、製造から25年経過すると右ハンドル車でもクラシックカーとして登録可能になります。 25年ルールが解禁されるとアメリカへどんどん輸出される可能性があります。輸出量が増えると国内での流通台数が減って希少価値が高まり、価格が上がる可能性が高いです。Z33は2002年に発売が開始されたクルマのため、あと3年ほどで25年ルールが解禁されます。たとえばあと1年で価格が下がったとしても、2027年以降にまた値上がりするかもしれません。そう考えると、価格高騰が完全に落ち着くまではまだまだ時間がかかるといえるでしょう。 ▼アメリカの25年ルールについてはこちらで詳しく解説しています。アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ フェアレディZ Z33で狙うならAT車 価格高騰中のZ33ですが、比較的安く販売されているのがAT車です。MT車は100万円超えの個体ばかりですが、AT車だと60万円台で販売されている場合もあります。「走りを極めるならMT車」と考えている方は多いかもしれませんが、AT車とはいえ5速でエンジンは3.5Lという大排気量のため、十分にスポーツ走行を楽しめるでしょう。とにかく安くZ33を購入したいという方は、AT車を検討してみてください。 まとめ Z33の価格動向について解説しました。 Z33の価格は高騰しており、25年ルールの影響もあって今後もしばらく値下がりしないことが予想されます。しかし、中古車の市場は常に変動しており、さまざまな要因で価格が上がったり下がったりします。購入を検討されている方は、今後も動向を注視しておくとよいでしょう。 ただし、AT車であれば現在でも比較的安く購入できるため、トランスミッションにこだわりがない方は検討してみてもよいかもしれません。
180SX(通称:ワンエイティ)は、高い人気を誇る日産のコンパクトFRスポーツカーです。ファストバックスタイルのクーペボディやリトラクタブルヘッドライトなどが特徴で、兄弟車であるシルビアと差別化されています。今回は、180SXの概要と最新の中古車事情、高い価格になる180SXの特徴について解説します。 180SXとは 日産 180SXは、1989年〜1999年まで販売されていた5ナンバーのコンパクトサイズのFR(フロントエンジン・リアドライブ)ファストバッククーペです。日産S13シルビアの兄弟車ですが、リトラクタブルヘッドライトやファストバッククーペスタイルにすることで差別化されています。 1989年に1.8Lターボエンジンを搭載したコンパクトスポーツとして販売を開始。1991年にエンジン排気量を2.0Lへアップし、中期モデルとなりました。1993年に兄弟車のシルビアがS14へフルモデルチェンジしましたが、180SXはフルモデルチェンジされることなく販売を継続。1994年に、グレード名を「タイプI/タイプII/タイプIII」から「タイプX/タイプR」という表記へ変更しています。 1996年以降は、自然吸気エンジンを搭載するグレード「タイプS/タイプG」を追加し、後期型になりました。最終的にターボエンジンの「タイプX/タイプR」と自然吸気エンジンの「タイプS/タイプG」の4グレードになり、1999年に販売を終了しています。 5ナンバーのファストバックFRスポーツカーである180SXは、扱いやすいボディサイズであることや駆動方式にFRを採用していることから、走り好きから支持され、現在では日産の名車として高い人気を誇ります。 180SXの価格は高騰している? 180SXの買取相場は、後期のタイプXを中心に右肩上がりの傾向が見られます。 相場が右肩上がりになっている理由は、従来からの180SX人気だけでなく、海外での市場の動向や経済の動向など、さまざまな要因によるものです。そのため、いつまで右肩上がりの状態が続くのかという点については予想が難しく、クルマそのものの人気や希少性、経済の動向などをチェックしながら売却するタイミングを見極める必要があるでしょう。※2024年9月時点の情報です。 180SXの現在の買取相場 180SXの買取相場は、〜250万円程度です。買取相場が幅広い価格帯となっている理由は、年式、走行距離、修復歴、カスタムの内容、どのような環境で使われてきたのかなど、クルマそのものの状態が大きく影響するためです。 どの程度の価格で180SXが売却できるのか気になったときは、まず査定を依頼してみることをおすすめします。 ※2024年9月時点の情報です。 180SXを高く売るにはどうすればいい? 180SXの買取相場は幅広く、少しの工夫で買取価格アップにつながる可能性があります。180SXをより高く売るためのポイントについて詳しくみていきましょう。 こまめにメンテナンスをする 法定1年点検や車検、定期的なオイル交換など、走行に関するメンテナンスをこまめに行なっていると、買取額が高くなりやすいです。 点検整備記録簿もあれば、定期的にメンテナンスをしてきた証明になるため、正当な評価を受けやすくなります。また、外装や内装の手入れをして綺麗な状態を維持しておくと、より高く評価されるでしょう。 事故を起こさないようにする スポーツカーの180SXは、高速走行やドリフト走行など、クルマにとって過酷な使い方をすると、事故のリスクが高まるだけでなく、部品が破損したり、故障したりする可能性も高くなります。 事故、部品の破損、故障などがある場合、売却時の評価が低くなるため、事故や破損・故障などをしないよう丁寧な運転や取扱いを心がけましょう。
国産小型乗用車初のミッドシップ車であるMR2は、1984年6月に登場し1999年8月まで販売されました。今回は、MR2がどのようなクルマだったのか紹介するとともに、中古車市場での価格動向について解説します。 MR2とは トヨタ MR2とは、1989年6月にデビューした国産小型乗用車初のミッドシップ車です。車種名の「MR2」は、座席すぐ後ろにエンジンを搭載するミッドシップの2人乗り小型車を意味する「Midship Runabout 2 Seater」が由来となっています。 MR2は、コンパクトスポーツカーを連想させるスタイリングですが、「スポーティコミューター」という新しいジャンルを開拓しようとして開発されているため、乗降性、シートの高さ、ラゲッジスペースなどの使い勝手が考慮されていることが特徴です。また、初代MR2は、1984年-1985年日本カーオブザイヤーを受賞しました。 初代MR2のエクステリアはリトラクタブルヘッドライトを備えるウェッジシェイプで、インテリアは平面のダッシュボードと四角く囲われたメーターフードによる独自のスタイリングとなっています。 ボディサイズは、全長3,925mm、全幅1,665mm、全高1,250mmの5ナンバーサイズです。エンジンは、FFのカローラから流用された1.5L直列4気筒と、カローラレビン/スプリンタートレノと同じ1.6L直列4気筒(4A-GELU型)を搭載しています。 1986年のマイナーチェンジでは、最高出力145PS/6,400rpm、最大トルク19.0kgm/4,400rpmスーパーチャージャーを装着した1.6L直列4気筒(4A-GZE型)エンジンを搭載した高性能モデルを追加。また、左右にルーフを分割して脱着できるTバールーフ仕様をオプション設定しました。 1989年10月に2代目へフルモデルチェンジ。2代目では、初代のコンセプト(スポーティコミューター)を受け継ぎながらスポーツカーとしての性格を強めました。エクステリアはリトラクタブルヘッドライトを初代に続いて採用し、流麗なスタイルに一新しています。インテリアは、水平基調の滑らかな面で構成されるダッシュボードやインテリアパネルが特徴です。 ボディサイズは、全長4,170mm、全幅1,695mm、全高1,240mmと初代よりひとまわり大きくなりました。エンジンは、トヨタのスポーツカー「セリカ」と同じ「2.0L直列4気筒自然吸気(グレード:G/Gリミテッド)」と「セラミックターボ(グレード:GT/GT-S)」の2種類をラインナップしています。 2代目MR2は、1999年8月まで約10年にわたり販売されました。また、販売が終了するまでの間に4度の大きなマイナーチェンジが実施されています。 マイナーチェンジの遍歴は下記のとおりです。 ・2代目デビュー当初の「I型」・ピーキーなハンドリングを改善し足まわりの見直しをした1991年からの「II型」・外装・内装の変更やエンジンのパワーアップをした1993年11月からの「III型」・スポーツABSの四輪独立制御への変更やトラクションコントロールの変更がされた1996年6月からの「IV型」・自然吸気エンジンの出力向上や外装・内装の変更がされた1997年12月からの「V型」 1984年6月から1999年8月まで2世代にわたり販売されたMR2は、後継車種のMR-Sにモデルチェンジして長い歴史に幕を閉じました。 MR2の価格は高騰している? MR2の価格は多少変動しているものの、一定の水準を維持している傾向が見られます。また、グレードによって相場が異なるのもMR2の特徴です。スーパーチャージャーやターボチャージャーによって高出力化されたエンジンを搭載する人気グレードは、買取相場も高くなっています。 MR2の現在の買取相場 MR2の買取相場は〜350万円程度です。スポーツカーのスタイリングや走りを楽しめるモデルと、高出力化されたエンジンを搭載するグレードで買取相場が異なります。また、クルマの状態も買取額に影響するため、MR2の現在の価格が気になったときは一度査定を依頼してみるとよいでしょう。 MR2を高く売るにはどうすればよい? MR2の買取相場は大きく変動していないものの、工夫次第で高く売ることも可能です。MR2をより高く売るためのポイントについて詳しくみていきましょう。 こまめにメンテナンスされている MR2は、ミッドシップレイアウトの小型スポーツカーです。そのため、前後重量配分や走行時のバランスに優れています。言い換えると、エンジンやトランスミッションなどの重量物の重さが4つのタイヤに均等にかかっているということです。 そのため、定期的な点検やメンテナンスの際は、ゴムブッシュやダンパーのオイル漏れなど、足まわりやマウント関係の劣化の確認や部品交換をしっかりと行うことが大切です。 SW20(2代目)のターボの高いパフォーマンスをアピールする 2代目MR2(SW20型)の「GT」や「GT-S」グレードは、2.0Lターボエンジンを搭載するハイパフォーマンスモデルであるため、高値で買取されている傾向にあります。車輌の状態が良好であれば、200万円以上での買取も期待できます。 AW11(初代)のスーパーチャージャーは高性能をアピール 初代MR2(AW11型)の1.6L直列4気筒スーパーチャージャーエンジンを搭載しているモデルは、高性能なモデルであるため高額買取されるケースが多いです。車輌がよい状態に保たれていれば、走行距離が伸びていても100万円以上の価格で買取されることもあります。 MR2を売るなら実績・知識豊富な業者へ 国産小型乗用車初のミッドシップ車であるMR2。俊敏な走りが光るモデルとして、旧車の中でも高い人気を誇ります。 売却を検討する際には、クルマとしての価値をしっかりと理解している業者を選びましょう。車輌の歴史や、長きにわたり高い人気を維持している理由などを理解している買取業者であれば、高額買取が期待できます。MR2はもちろん、さまざまな車、特に古いクルマに特化したサービスに査定を依頼するのがおすすめです。
シビックタイプRのリセールバリュー次第で、売却するかどうかを決めようとしている方もいるでしょう。シビックタイプRは、スポーツカーとしての人気によって、リセールバリューが高い傾向にあります。 どのような個体だとリセールバリューがより高いのか、現在の相場などについて理解しておきましょう。この記事では、シビックタイプRの買取相場やリセールバリュー、高く売る方法などについて紹介します。 シビックタイプRとは シビックタイプRは、シビックをベースに製造されたホンダが世界に誇るホットハッチです。NSXタイプRとインテグラタイプRに続き、6代目シビックのマイナーチェンジのタイミングで初代モデル(EK9型)が登場しました。 1997年8月に販売された初代モデル(EK9型)は下記のスペックにより、ハッチバックながらもスポーツカー顔負けの走行を楽しむことが可能です。 ・最高出力:185ps/8,200rpm・最大トルク:16.3kgm・エンジン:B16B型 1.6L直列4気筒 DOHCエンジン 2001年10月に販売された2代目モデル(EP3型)は、イギリスのスウィンドン工場で製造されました。当時のミニバンブームにより居住性が重視されたため、初代モデルから全高が70mm高くなったほか、ボディ剛性も強化されています。 2007年3月に販売された3代目モデルは、3ドアハッチバックから4ドアセダンに変更されています。ボディサイズも大きくなり、シビックとしては初の3ナンバー車となりました。 翌年の11月には、欧州仕様の3ドアハッチバックがベースの「タイプR ユーロ」が、2,010台限定で日本に導入されています。 2015年10月に販売された4代目モデルは、ドイツのサーキットである「ニュルブルクリンク」で世界最速(FF車)を目指すために生産されました。新開発の「K20型ターボチャージャー付エンジン」を搭載した結果、7分53秒63を叩き出し、世界最速記録を更新しています。 しかし、2016年にフォルクスワーゲンのゴルフGTIクラブスポーツが7分49秒21の記録を出したため、世界最速の座が奪われました。 2017年7月に販売された5代目は、ゴルフGTIクラブスポーツにリベンジするため、エンジン制御を改良して馬力を10ps向上させたほか、軽量フライホイールを採用しました。 この改良により走行性能がアップし、2017年4月に7分43秒80の記録を打ち出します。再び世界の頂点に立ったシビックタイプRの人気は衰えることを知らず、2022年には現行モデルの6代目(FL5型)が販売されました。 シビックタイプRの買取相場 買取相場は週単位で変動します。市場の動向をチェックして、最適なタイミングでシビックタイプRを売却しましょう。 ここでは、シビックタイプRの買取相場を紹介します(2024年8月時点)。 初代 EK9型 初代(EK9型)シビックタイプRの買取相場は、下記のとおりです。 グレード 買取相場 ベースグレード 30万~350万円 モータースポーツベース車 30万~350万円 タイプR・X 30万~350万円 2代目 EP3型 2代目(EP3型)シビックタイプRの買取相場は、下記のとおりです。 グレード 買取相場 ベースグレード 5万~100万円 3代目 FD2型 3代目(FD2型)シビックタイプRの買取相場は、下記のとおりです。 グレード 買取相場 ベースグレード 50万~300万円 ワンメイクレースベース車 50万~300万円 5代目 FK8型 5代目(FK8型)シビックタイプRの買取相場は、下記のとおりです。 グレード 買取相場 ベースグレード 200万~520万円 リミテッドエディション 250万~700万円 シビックタイプRのリセールバリューが高い理由 シビックタイプRはスポーツカーとして人気があるため、リセールバリューが高い傾向にあります。モデルによっては販売台数が限られており、希少価値が高いこともリセールバリューが高い理由の1つです。特に「EK9型」や「FD2型」は、優れた走行性能や希少性から、中古車市場で根強い人気があります。 シビックタイプRを高く売る方法 走行距離をなるべく抑えて、こまめなメンテナンスで良好な状態を保つと、シビックタイプRを高く売却できる可能性があります。 続いて、シビックタイプRを高く売る方法を解説します。 走行距離をなるべく抑える シビックタイプRを高く売りたいのであれば、走行距離をなるべく抑えましょう。なぜなら、中古車市場において走行距離が少ないクルマほど、査定額が高くなる傾向があるためです。特にシビックタイプRのような高性能なクルマの走行距離は、査定額に大きな影響を与えます。 通勤や日常使いを控えたり公共交通機関を利用したりして、走行距離を抑えるとよいでしょう。また、売却を決めたらなるべく早めに査定することも、走行距離を抑える方法の1つです。 こまめなメンテナンスで状態を保つ こまめなメンテナンスで良好な状態を保つことで、シビックタイプRの高額査定に期待できます。日頃から定期点検を行い、消耗部品も適切な時期に交換しましょう。 また、今までの整備履歴を確認できる「点検整備記録簿」を用意しておくことも、シビックタイプRを高く売るポイントの1つです。 さらに、クルマの内外装をきれいにすると、好印象を与えられます。また、タバコの臭いや汚れは査定において減点対象のため、より重点的に清掃しておくことが大切です。外装は、こまめな洗車で汚れがこびりつかないようにして、定期的にワックスがけを行いましょう。 シビックタイプRの売却は旧車王へご相談ください シビックタイプRの売却は、ぜひ旧車王へご相談ください。旧車王は、旧車に特化してから20年以上買取を実施しているため、シビックタイプRを適正に鑑定できます。 全国各地で無料出張査定も実施しているため、どこにいても鑑定を受けられます。シビックタイプRの売却先にお悩みの方は、ぜひ一度旧車王にお問い合わせください。
トヨタを代表する高級車・クラウン。1955年の販売開始から70年近くにわたって愛されているモデルです。世代ごとに特徴が異なり、それぞれ多くのファンからの支持を得ています。 長い歴史をもつだけに中古車市場には数多くのクラウンが流通していますが、現在どのくらいの価格がついているのでしょうか。今回はクラウンの直近数ヶ月の価格推移と現在の買取相場を解説します。 クラウンとは クラウンの歴史は、遡ること70年近く前の1955年に始まりました。高級乗用車として世間に認知されており、「いつかはクラウン」というキャッチコピーがあるほどに、庶民の憧れの的でした。クラウンは発売されてから現在まで、16代ものモデルが販売されています。 戦後間もない頃海外メーカーと提携してクルマを開発するメーカーが多かったなか、クラウンは純国産車として誕生しました。製造当初からトヨタは乗り心地のよさにこだわり、その遺伝子は後のクラウンに脈々と受け継がれています。また、走行性能の磨き込みにも余念がなく、2代目では国産車で初めてV8エンジンを、7代目ではまたもや国産車で初めてスーパーチャージャーを搭載しました。 高級車としての矜持を保ちながら走りを楽しむ層へのアプローチも忘れず、多くの人々に愛されているクラウンは、トヨタはもちろん日本の顔と言っても過言ではない名車の1つです。 クラウンの価格は高騰している? クラウンの中古価格は全世代を通してゆるやかに値上がりしています。ただし、何代にもわたる歴史の長いクルマであり、なかには少々価格が下がっている世代もあります。大手中古車販売サイトの販売状況を見ると、20年以上前のモデルのなかには右肩下がりの個体があります。 ※2024年9月時点の情報です。 クラウンの現在の買取相場 続いて具体的なクラウンの価格について解説します。4〜11代目クラウンの買取相場を世代ごとに紹介します。※一部の世代を除きます。※2024年9月時点の情報です。 4代目(60系/70系) 型式 グレード 買取相場 MS60 スーパーサルーン 5万~70万円 MS70 スーパーサルーン 5万 ~70万円 1971年登場の4代目は丸みを帯びたボディラインをもち「クジラクラウン」の愛称で親しまれました。発売から半世紀近く経過するにもかかわらず、状態次第で70万円近い価格がつくことがあります。 5代目(90系) 型式 グレード 買取相場 MS90 2.0スーパーサルーン 5万~100万円 MS95 2.6スーパーサルーン 5万~100万円 丸いスタイリングが特徴的な先代から一新、5代目は直線的で堂々とした佇まいで登場しました。2Lと2.6Lの排気量と異なるモデルがラインナップされ、それぞれ違う型式が付与されていますが、買取相場はいずれも同じくらいです。 6代目(110系) 型式 グレード 買取相場 MS110 2.0スーパーサルーン 2.0スーパーサルーンターボ スーパーデラックス 5万~70万円 MS112 2.8ロイヤルサルーン 5万~80万円 6代目では、先代の直線的なスタイリングを引き継ぎ、さらに重厚感を増した外観に進化しました。迫力のあるフロントマスクに由来し「鬼クラ」と呼ばれています。5代目と同様に排気量で型式が異なるものの、買取相場に大差はありません。 7代目(120系) 型式 グレード 買取相場 GS120 2.0スーパーサルーン 5万~30万円 GS121 2.0ロイヤルサルーン 5万~30万円 MS123 2.8ロイヤルサルーンG 30万~150万円 MS125 3.0ロイヤルサルーンG 50万~180万円 有名な「いつかはクラウン」のキャッチコピーで登場した7代目。それまでモデルの中心であったセダンに変わり、4ドアハードトップが中核を成すようになりました。最上位グレードである「ロイヤルサルーンG」には特に注目が集まり、現在でも他グレードに大差をつけて高価格で取引されています。 8代目(130系) 型式 グレード 買取相場 GS130 スーパーサルーンエクストラ スーパーデラックス 5万~20万円 GS131 スーパーサルーンエクストラ ロイヤルサルーン 5万~30万円 MS135 ロイヤルサルーン 5万~50万円 MS137 ロイヤルサルーンG 5万~50万円 UZS131 ロイヤルサルーンG 5万~160万円 1987年に登場した8代目は、1990年に過去最高の販売台数23万9,858台を達成します。名実ともに人気車の地位を確立した世代といえるでしょう。先代に引き続きロイヤルサルーンGには豪華な装備が詰め込まれ、先進技術が駆使されたエレクトロマルチビジョンを搭載したモデルもラインナップされました。 11代目(170系) 型式 グレード 買取相場 JZS171 ロイヤルサルーン ロイヤルサルーンプレミアム 5万~20万円 JZS171 アスリートV アスリートVX アスリートVプレミアム 5万~130万円 JZS175 ロイヤルサルーン ロイヤルサルーンG ロイヤルサルーンプレミアム アスリートG 5万~20万円 11代目といえば8年ぶりに「アスリート」が復活した世代です。なかでもアスリートVには最高出力280psを発生させる1JZ-GTE型エンジンを搭載し、走りを楽しみたいユーザーから熱い支持を獲得しました。その人気ぶりは今も健在で、買取相場もアスリートVだけ目立って高値をマークしています。 価格が高くなりやすいクラウンとは ここまでクラウンの買取相場を解説しました。それでは、どのような状態のクラウンにより高値がつくのでしょうか。続いて、価格が高くなりやすいクラウンの特徴について解説します。 こまめにメンテナンスされている こまめにメンテナンスをしているクラウンは価格が高くなりやすいでしょう。良好な状態が保たれていれば本来のパフォーマンスを発揮できるうえ、乗り出す前に修理する時間や費用を抑えられます。反対に、状態が悪ければメンテナンスに手間がかかることに加え、走行にも悪影響が出る可能性もあります。 特にエンジンルーム内は、査定価格に大きく影響するためこまめなメンテナンスが必要です。定期的にメンテナンスされていて、状態がよければ相場よりも高く売却できるかもしれません。 ノーマルタイプ ノーマルタイプのクラウンも価格が高くなりやすいでしょう。 特別仕様車とは異なり、豪華で快適な装備はないものの、ノーマルタイプには一定の人気があります。排気量は2L〜4L、さらにはV8エンジンまでラインナップされており、幅広い範囲で高額査定の期待できます。 クラウンを売るなら実績・知識豊富な業者へ トヨタの伝統的モデルの1つともいえるクラウン。その歴史はあまりにも長く、グレードも多岐にわたります。それぞれ個性や特徴が異なり、市場での価値にも差があります。 売却を検討する際には、クルマとしての価値をしっかりと理解している業者を選びましょう。どんな歴史をもち、どういった部分が長年愛されているのかを知っている買取業者であれば高額買取に期待できます。クラウンはもちろん、さまざまな車、特に古いクルマに特化したサービスに査定を依頼するのがおすすめです。
アコードは1976年にホンダより発売されて以降、10代目となる現在まで大衆車として人気を博しています。なかでも厚い支持を獲得しているのがスポーツモデルであるユーロRです。中古車市場ではその価値がどのように評価されているのでしょうか。 今回は、アコード ユーロRの価格推移と現在の買取相場、高く売るためのポイントついても解説します。 アコード ユーロRとは アコード ユーロRは、6代目のアコードのスポーツタイプとして2000年に登場しました。 2.2L H22A型 直列4気筒 VTECエンジンを搭載し、リッター当たり100ps、最高出力220psを発揮する高パフォーマンスを誇ります。車高が通常のアコードよりも15cm低くなっており、専用デザインの16インチアルミホイールや大型ロアスカートが装着され、本格派スポーツセダンとして十分に仕上がっているモデルです。内装においても、レカロ社製バケットシートやMOMO社製本革巻ステアリングホイールなど、走りの楽しさを追求するための装備が用意されています。 初代であるCL1型が発売された2年後には、2代目のCL7型がリリースされました。エンジンが2L K20A型 直列4気筒 DOHC VTECエンジンに変更されます。排気量は小さくなりましたが、最高出力220psをキープし変わらない高い走行性能で人気を博しました。一方で2次バランサーによってエンジンの振動を軽減させ、先代よりも静粛性が向上。走りだけではなく快適性にも力を注いで開発されたモデルです。 アコード ユーロRの価格は高騰している? アコード ユーロRの価格は、直近2〜3ヶ月で横ばいの状態が続いており、目立って高騰していません。しかし、コンディション次第では100万円を超える価格で買い取りされることもあるため、その人気は健在であるといえるでしょう。※2024年9月時点の情報です。 アコード ユーロRの現在の買取相場 続いて、アコード ユーロRの2024年9月時点の買取相場を紹介します。 初代(CL1型) 初代のCL1型の買取相場は5万〜130万円程度です。新車価格が255万3,000円のため、残価率はおよそ40%。一般的な残価率は5年落ちで40〜50%で、アコード ユーロRが20年以上前のモデルだと考えると、大変高く評価されていることがわかります。 2代目(CL7型) 2代目のCL7型の買取相場は、前期モデルで5万〜120万円程度、後期モデルで5万〜150万円程度です。残価率は初代とほぼ同じで、世代問わず高い価値が見込まれています。 アコード ユーロRを高く売るにはどうしたらよい? 続いて、アコード ユーロRをより高く売るためのポイントを解説します。 こまめにメンテナンスをする こまめにメンテナンスされているアコード ユーロRは高値がつきやすいです。 アコード ユーロRのようなスポーツタイプのクルマは定期的なメンテナンスが非常に大切です。メンテナンスを怠ると、スポーティーな走りを楽しめなくなったり、各パーツの寿命が早く訪れてしまったりと、さまざまな問題が発生します。 アコード ユーロRはサーキットで使用するケースも多いモデルです。パフォーマンスを最大限に発揮できる、コンディションが良好な1台を求めるユーザーが多いため、メンテナンスの重要度は大変高いといえます。 走行距離を抑える 中古車市場では走行距離が短いほうが高く評価される傾向にあります。あまり走っていない分、各部品が傷んでいないとみなされるためです。アコード ユーロRのスポーティな走りに魅せられて走り込んでいる方は多いですが、売却を検討する時期に差し掛かったらなるべく走行する距離を抑えましょう。 内装のコンディションを保つ アコード ユーロRは、優れた走行性能だけではなく、セダンとしての快適性や扱いやすさが追求されたモデルです。スポーツ走行を極めるにあたって、クルマのリアシートを外したりロールバーを取り付ける方もいますが、アコード ユーロRにおいてはあまり大胆に内装をカスタムすると査定額が下がる可能性があります。「乗り心地のよいセダン」としての特色を損なわない程度にカスタムし、メンテナンスも怠らないようにしましょう。 アコード ユーロRを売るなら買取実績・知識豊富な業者へ 高い走行性能と快適な乗り心地を両立しているアコード ユーロR。中古車市場で求める方は未だに多いため、コンディション次第では100万円を超える価格で売却できます。しかし、アコード ユーロRは発売からすでに20年以上が経過しており“旧車”に該当するモデルです。その価値を見極めて適正な価格を算出するには豊富な経験と知識が必要です。売却する際には、買取実績をチェックしてアコード ユーロRに対してどのくらい詳しい業者なのかをチェックすることをおすすめします。 旧車王は、古いクルマに特化した買取サービスです。もちろんアコード ユーロRを取扱った実績も数多くございます。 ▶アコード ユーロRをお譲りいただいたお客様からの口コミはこちら 20年以上にわたって旧車を専門としているため、旧車に対する知識ならどこにも負けない自信があります。アコード ユーロRの売却をご検討されている方は、ぜひ旧車王にご相談ください。
MR-Sは、MR2の後継車種として1999年10月から2007年7月まで販売されました。コンパクトなミッドシップスポーツカーとして人気を博しましたが、どのくらいの金額で中古車市場に流通しているのでしょうか。今回は、MR-Sの魅力を紹介するとともに、現在の相場と直帰の価格推移について解説します。 MR-Sとは トヨタ MR-Sとは、1999年10月に販売を開始したコンパクトサイズのミッドシップオープンスポーツカーです。車種名のMR-Sは「Midship Runabout Sports」を意味しています。 MR2の後継車種としてデビューしたMR-Sは、車輌重量1t以下の軽量スポーツカーとして設計されました。ルーフには、ガラス製のリアウィンドウを採用したソフトトップを装備しています。また、オプションで脱着式のハードトップを設定していました。 エンジンは、座席すぐ後ろに1.8L直列4気筒DOHCを搭載しています。エンジンスペックは最高出力140ps/6,400rpm、最大トルク17.4kgm/4,400rpmと、パワフルではないものの、軽量なボディや重量物が前後輪(ホイールベース)の間に集中していることから軽快な走りが楽しめます。2000年には、日本初となるシーケンシャルトランスミッションを搭載したモデルが追加されました。 2000年6月にはモデリスタから150台の限定車「カセルタ」を販売。さらに、同年8月にはTRDと共同開発したコンプリートカー「VM180 TRD」を発売しました。続く2001年1月にはザガートが手がけた100台の限定車「VM180"ZAGATO"」を販売しています。 2002年にはトランスミッションを6速に変更。その後2007年に販売した特別仕様車「ファイナルバージョン(限定1000台)」を最後に生産を終了しました。MR-Sは、約8年にわたり販売され、1世代で幕を閉じたコンパクトサイズのミッドシップオープンスポーツカーです。 MR-Sの価格は高騰している? MR-Sの価格は、直近2〜3ヶ月は目立って高騰していません。中古車販売サイトを確認すると、むしろ若干価格が落ちているグレードもあります。2020年頃に巻き起こった旧車ブームの影響は落ち着いてきたと捉えてもよいでしょう。 MR-Sの現在の買取相場 MR-Sの価格推移について解説しましたが、実際にどのくらいの値がついているのでしょうか。ここでは、2024年9月時点でのMR-Sの買取相場をグレード別に紹介します。 グレード トランスミッション 買取相場 ベースグレード 6AT/6MT 5万~70万円 Sエディション 6AT/6MT 5万~180万円 Vエディション 6AT/6MT 5万~120万円 Vエディション・ファイナルバージョン 6AT/6MT 5万~170万円 新車価格が200万~250万円程度であったため、残価率は35~60%ほどです。20年以上前に発売されたモデルだと考えると、十分に高く評価されているといえるでしょう。 MR-Sを高く売るにはどうしたらよい? MR-Sの買取相場を解説しましたが、より高く売却するためにはどういった点に注意したらよいのでしょうか。ここでは、MR-Sを売るにあたっておさえておきたいポイントを紹介します。 こまめにメンテナンスされている 隅々までメンテナンスが行き届いていると、査定時に高く評価されやすいです。売却を検討している場合は、エンジンオイルやクラッチなどのパワートレイン、タイヤやサスペンションなどの足まわり、キズ・へこみやフレームのサビなどのボディに不具合がないよう定期的に点検しておきましょう。 走行距離を抑える 走行距離が短いクルマのほうが、さまざまな機関や部品へのダメージが少ないとみなされて高く評価される傾向にあります。売却を検討しているのであれば、クルマの使用を最低限に抑えてなるべく走行距離を伸ばさないようにしましょう。 ただし、ワンオーナー車や、後述する限定モデルの場合には、走行距離が長くても高い価格で買取される場合があります。 コンプリートカーは希少性をアピール 2000年〜2001年にかけて、MR-Sをベースにしたコンプリートカーがモデリスタより3つ発売されています。「カセルタ(CASERTA)」、「VM180 TRD」、「VM180"ZAGATO"(ザガート)」です。いずれも台数が限られていることから、高値がつきやすい傾向にあります。売却時にその希少性をアピールすると、より高く評価されるかもしれません。 150台限定の「カセルタ(CASERTA)」 2000年に販売されたカスタマイズモデルの「カセルタ」は、大人のためのミッドシップオープン2シーターで、ラテンテイストを基調とするスタイリング、走行性能に対するこだわりが盛り込まれた限定車となっています。 ボディサイズは、全長4,040mm、全幅1,840mm、全高1,235mmと、ベースモデルよりも全長が155mm長く、全幅が145mm広くなったワイドなスタイリングが特徴です。また、縦長のヘッドライトや丸型のリアコンビランプなどエクステリアをオリジナルデザインへ変更。さらに、ラグジュアリー仕様を選べば、タンカラーの本革シートやドアトリムなどのインテリアが装備されます。 カセルタは希少な限定車で、流通台数が非常に少ないため、高値になりやすいでしょう。 100台限定の「VM180 TRD」 2000年8月に発売された「VM180 TRD」は、MR-SをベースにチューンナップメーカーのTRDとモデリスタが共同開発したコンプリートカーです。エアロパーツを装着してスポーティな見た目に仕上げたほか、最高出力を15psアップするなど、MR-Sの走行性能により磨きがかかりました。わずか100台しか製造されなかったため、中古車市場では希少価値の高いモデルとして評価されています。 100台限定の「VM180"ZAGATO"」 2001年に販売された限定車「VM180"ZAGATO"」は、イタリアのカロッツェリア(デザイン工房)のZAGATO(ザガート)が手がけた100台限定のカスタマイズモデルです。 ヘッドライトから回り込むフロントバンパー、3眼のヘッドライトユニット、縦型のリアコンビランプなど大胆で流麗なエクステリア、コーディネートされたインテリア、チューニングされたサスペンションなどが特徴です。 生産数100台のVM180"ZAGATO"は希少なモデルであるため、高値で取引される可能性が高いでしょう。 MR-Sを売るなら実績・知識豊富な業者へ 軽量かつコンパクトなミッドシップスポーツカーとして人気を博しているMR-S。価格は目立って高騰していないものの、多くのファンが存在することは事実です。売却する際には、その魅力や価値を熟知している買取業者に査定依頼し、適正な価格を算出してもらいましょう。特に限定モデルは、誕生の経緯や生産台数の少なさによる希少性を理解していないと、正しく査定できません。 MR-Sを売る際には、多くの買取実績をもち、豊富な知識を有する買取業者に依頼することをおすすめします。 なお、旧車王は20年以上経過した古いクルマに特化して買取事業を行っており、これまでにMR-Sをはじめとする多くのクルマを取扱った実績をもっております。ご売却を検討される場合には、ぜひ一度旧車王にお問い合わせください。
シルビアは日産を代表するスポーツクーペとして1965年に誕生しました。2002年に登場した7代目に至るまで37年間にわたり、多くのユーザーを虜にしてきました。 今回はシルビアの特徴や魅力、現在の買取相場、今後の価格の見通しなどについて解説します。シルビアを所有している方や、購入を検討している方は参考にしてください。 シルビアとは シルビアは、日産自動車が1965年にクーペとして発表してから2002年まで生産・販売していたモデルです。現代ではスポーツ車として知られていますが、実はスポーツ車として花開くようになったのは1980年代に入ってからです。 また、当時は斬新なデザインで話題を呼びましたが、販売価格が高かったことや乗り心地に対する不評などの影響で、販売台数は伸びませんでした。 世界情勢などの影響を鑑み、紆余曲折を経て7年ぶりとなる1975年に2代目が登場しました。海外向けに、「セクレタリーカー(秘書の乗る車)」をコンセプトとして生産されました。丸目2灯式ヘッドランプやファストバックスタイルで、主に北米からの支持獲得を狙ったデザインに仕上げられています。また、翌年には電子制御式燃料噴射装置を備えたシリーズが追加されています。 1979年に3代目S110型ハードトップが登場しました。センターピラーレスのデザインや直線的なボディラインが当時のトレンドとマッチしたことにより、人気に火が着きます。翌年にはモータースポーツ車として参戦し始めます。 1983年に4代目S12型が登場します。マッシブなデザインのリトラクタブルヘッドライトを採用したクーペとして開発されました。1,800cc、2,000cc、2,000ccターボなど多彩なエンジン設定をラインナップしていました。 1988年に5代目となるS13型が登場します。2ドアクーペとして他メーカーの対抗馬として設計されました。 流れるようなデザインは女性のみならず、当時のスポーツカー愛好家たちからも人気を得て、歴代最高の30万台を販売します。 初期設定は1,800cc、1,800ccターボでしたが、マイナーチェンジで2,000ccと2,000ccターボに変更されました。 1993年に6代目S14シルビアが登場します。 5代目を踏襲しつつボディコンポーネントを拡大したもののS13型の様な軽快な走りを得ることが難しく、スポーツ車としては人気を獲得できませんでした。また、RVブームに入ったことも販売台数が伸びなかった理由の1つです。 1999年に7代目S15型が登場します。 スポーティクーペの座を取り戻すべく開発された最終バージョンです。グレードはスペックSとスペックRの2グレードが設定されました。 時代に合わせ、安全装備としてABSとブレーキアシスト、デュアルエアバックを標準装備しました。 2002年に最終特別限定車としてVパッケージを発売します。同年、市場の変化や排気ガス規制などに伴い、惜しまれつつも生産・販売を終了しました。 シルビアの価格は高騰している? シルビアの価格は高騰している状況です。特に直近数ヶ月は、年式を問わず右肩上がりの傾向を示しています。停滞や下降した時期もありましたが、改めて市場から評価されているといえるでしょう。 高騰の背景には、S15の25年ルール解禁が考えられます。生産終了後も日本国内で高い人気を誇っていましたが、さらに需要が高まった可能性があります。※2024年9月時点の情報です。 ▼25年ルール解禁による影響については、下記の記事で解説しているため、ぜひご覧ください。2024年1月にシルビアS15が25年ルール解禁!今後値上がりする? シルビアの現在の買取相場 シルビアの現在の買取相場は、10万〜370万円程度です。個体差による金額差はありますが、生産終了から20年経過したモデルでありながら高値で取引されています。 2024年9月現在の型式ごとの相場は、下記のとおりです。 型式 買取相場 S13 10万〜250万程度 S14 5万〜250万円程度 S15 10万〜370万円程度 どの型式も、ターボとMTを組み合わせたグレードの買取相場が高くなっています。2L・直列4気筒ターボのSR20DETのエンジンを搭載している点が買取相場に大きな影響を与えている可能性があります。 シルビアを高く売るにはどうすればよい? 続いて、シルビアを高く売るためのポイントを紹介します。 こまめにメンテナンスする&事故を起こさない 一番価格に影響があるのは修復歴の有無です。シルビアはスポーツ車ということもあり、フレームの修復歴の有無が価格に大きな影響を及ぼします。きちんと修復されていて機能的に問題が無くても、市場での「傷物」という評価は免れません。 またチューニングやカスタムが行われているクルマも価格に影響がでるでしょう。そして、こまめなメンテナンスで良好な状態が保たれているシルビアも、当然ながら価格が高くなりやすいです。 13K’sは排気量やターボであることをアピールする 販売台数30万台を記録した5代目シルビアのターボモデルです。モデルは2ドアクーペだけの販売となりました。マイナーチェンジに際して前期型の1,800ccから2,000ccへ排気量がアップされ、ターボ車は205psになりました。 S15 スペックRの高い性能をアピールする S15 スペックRは、マニュアルトランスミッション車で250ps/6400rpmをマークするレーシンググレードとも言うべきスポーティクーペです。 スポーツ走行を視野に入れたボディは剛性がアップされました。16インチホイール装着車はスポーツチューン・サスペンションが装備されています。 ブレーキも強化され、全ベンチレーテッド・ディスクを採用し、フロントキャリパーは4ポッド対向ピストン方式です。またブレーキブースターもサイズアップされています。
GX71 マークⅡは、市場に流通してから30年以上経過しているものの、現在も人気が高い車種です。幅広い世代から人気があるため、中古車市場での需要が高く、よい条件で売却できる可能性があります。そんなGX71 マークⅡの、リセールバリューや高く売るコツを知りたい方もいるでしょう。この記事では、GX71 マークⅡのリセールバリューのポイントや高く売るコツなどを紹介します。 GX71 マークⅡのリセールバリューのポイント GX71 マークⅡは、兄弟車の「チェイサー」や「クレスタ」と共に、1980年代の「ハイソカーブーム」をけん引したモデルで、現在でも中古車市場で需要があります。マークⅡは誰もが憧れる名車でもあり、ハイソカーブームを体験していない若い世代に人気があることも、中古車市場で需要がある理由の1つです。 また、GX71 マークⅡの査定額は安定している傾向にあり、どのグレードも高く売れる可能性があります。なかでも純正5MTやツインターボエンジンが搭載されたグレードは、車輌の状態次第では驚くような査定額になるケースも珍しくありません。 GX71 マークⅡを高く売るコツ GX71 マークⅡの査定額は安定しているものの、より高く売りたい方もいるでしょう。続いて、GX71 マークⅡを高く売るコツを紹介します。 メンテナンスしておく GX71 マークⅡは市場に流通してから30年以上経過しており、走行できる状態かどうかで査定額が大きく変わります。走行に問題がある場合は、大幅に査定額が低くなるため、より高く売りたいのであれば、エンジンオイルや各種消耗品交換など、定期的なメンテナンスを欠かさずに実施しておきましょう。 また、日本自動車査定協会の査定基準には、査定日から1年以内に「法定点検」を受けているかどうかのチェック項目があります。法定点検を実施していると査定額が上がるケースもあるため、高く売りたい場合は点検を受けておくとよいでしょう。 ただし、メンテナンスや点検の実施などによって査定額がどのくらい上がるかは、業者によって異なります。GX71 マークⅡをより高く評価してもらいたいのであれば、旧車専門店などGX71 マークⅡを得意としている業者に査定してもらうとよいでしょう。 内外装をきれいにしておく 内外装をきれいにしておくと、査定員によい印象を与えられるため、プラス査定になる可能性があります。内外装がきれいな場合、車を大切に扱ってきたことが伝わるほか、メンテナンスが行き届いているという印象を与えることが可能です。 一方、汚れたまま査定に出すと、売却後に何かしらのトラブルが発生するのではないかとマイナスな印象を与えてしまいます。極端に査定額は上がらないものの、少しでも高く売却したい場合は、査定前に車をきれいにしておくとよいでしょう。 整備記録簿を残しておく 今までの整備内容を記録してきた整備記録簿があれば、より高くGX71 マークⅡを売却できます。整備記録簿は、今までの整備内容を確認できるほか、しっかりメンテナンスしてきたこと証明することができる書類です。 ただし、整備記録簿がない場合は「メンテナンスされていない」とみなされるため、マイナス査定になる可能性もあります。なお保証書や取扱説明書がない場合もマイナス査定になるため、整備記録簿・保証書・取扱説明書は紛失しないようしっかり保管しておきましょう。 GX71 マークⅡの魅力や歴史 GX71 マークⅡは1984年8月22日に発売された5代目に該当します。本来の車名は「コロナ マークⅡ」だったものの、5代目よりコロナの名称が外され、「マークⅡ」になりました。 現代のセダンにはない直線的で角ばったボディが魅力であり、高級ラウンジを連想させる内装も、ユーザーの心を魅了し続けています。エンジンは水冷直列6気筒ツインターボを搭載し、5速MTも設定されていたため、運転を楽しみたいユーザーからも支持を得ていました。以下のボディータイプが設定されており、自分のニーズに合わせて購入できることもマークⅡの魅力の1つです。 ・セダン・ハードトップ・ワゴン・バン GX71 マークⅡは、どの世代にも人気がある車種であり、今でも旧車ファンとって憧れられる存在です。 【GX71 マークⅡを代表するグレードのスペック】 ■2000EFI・ツインカム24・GRANDE 型式 E-GX71-XTMGF エンジン 水冷直列6気筒DOHC-EFI ボディサイズ 全長4,690mm×全幅1,690mm×全高1,385mm 車輌重量 1,280kg 排気量 1,988cc 駆動方式 FR 乗車定員 5名 ■2000EFI・ターボ・GRANDE 型式 E-MX71-XTPGT エンジン 水冷直列6気筒OHC-EFI ボディサイズ 全長4,690mm×全幅1,690mm×全高1,385mm 車輌重量 1,330kg 排気量 1,988cc 駆動方式 FR 乗車定員 5名 ■2000・EFI 型式 E-GX71-XTMGE エンジン E-GX71-XTMGE ボディサイズ 全長4,690mm×全幅1,690mm×全高1,385mm 車輌重量 1,240kg 排気量 1,988cc 駆動方式 FR 乗車定員 5名 まとめ GX71 マークⅡは、中古車市場で人気があるため、高く売却できる可能性があります。中でも純正5MTやツインターボエンジンを搭載していて、車輌の状態がよい場合は、驚くような査定額になる可能性もあるでしょう。 また、日頃からメンテナンスを行い、整備記録簿や保証書・取扱説明書を揃えておくと、より高く売却できる可能性があります。ただし、査定額がいくら上がるかは買取店によって異なるため、業者選びも車を高く売却する重要なポイントです。GX71 マークⅡを売却する時は古いクルマの価値を理解している旧車専門店に査定を依頼するとよいでしょう。