旧車市場動向

アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ
旧車市場動向 23.05.31

アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ

アメリカ「25年ルール」と聞いて、何となくわかるけど説明するとなるとイマイチわからないという方は多いのではないでしょうか?ここでは、アメリカ「25年ルール」の中身やアメリカ・の日本それぞれの事情についてご紹介させていただきます。 25年ルールって何なのか? アメリカには、通称「25年ルール」と呼ばれるクラシックカー登録制度が存在します。通常、アメリカでは右ハンドル車の輸入を認めておりません。したがって、日本やイギリスで走っているクルマをアメリカで乗ることは出来ないのです。但し、製造から25年が経過していれば、アメリカ国内におけるクラシックカーとして認められるため、右ハンドル車であっても輸入できるようになるのです。更に関税や排ガス規制までも対象外となりますので、一石三鳥です。 もう少しわかりやすくご説明させていただくと、アメリカ合衆国運輸省(NHTSA)が、初年度登録から25年以上経過したクルマであれば、右ハンドル車の走行を法律で禁止しているにもかかわらず、輸入することを認めるという特別ルールです。 名車の流出とアメリカ側の背景とは? 1970年代以降のアメリカでは、たくさんの日本車が売られています。よって日本車をアメリカで購入することは比較的簡単に出来るのです。また、いわゆるUSDMと呼ばれる日本車をカスタムする文化は昔からありました。しかし、近年アメリカの若者の間でJDMと呼ばれる右ハンドル車が人気を集めています。JDMとは、直訳すると「日本の国内市場」という意味となりますが、実際にはアメリカに入ってきた右ハンドルの日本車のことを指しています。これが「25年ルール」によるアメリカ側の背景であり、名車が日本から流出している原因です。 もちろん、ただ右ハンドルの日本車に乗っても大したメリットはありませんので、「25年ルール」ではアメリカでは手に入らない日本のスポーツカーに人気が集まっていることは言うまでもありません。そして、そこにはゲーム「グランツーリスモ」や人気カーアクション映画「ワイルド・スピード」が大きく影響しています。ワイルド・スピードシリーズの顔でもあった今は亡き俳優のポール・ウォーカーが、スカイラインGT-Rとスープラを所有していたことはあまりにも有名な話しであり、当時「ワイルドスピード」を見ていた世代の間では今なお語り草となっているのです。 名車の流出を招いた日本側の背景とは? アメリカ「25年ルール」により名車が流出する原因は日本側にもあります。それは、平成27年5月から始まった年式の古いクルマに対して税金を重くする重課税制度です。これは環境性能に優れたクルマに対するエコカー減税の導入に合わせて税収の均衡を図るために設定されたものであり、各排気量ごとに概ね15%の重い負担が課せられます。その他にも2年に1回の車検制度のおかげで、中古車市場には優良な個体が比較的豊富にあるため、アメリカの若者に好まれる要因のひとつになっています。こうした日米双方の原因が重なって相場の急騰が起きていると言われています。 「25年ルール」により相場が高騰しそうな車種 近年、アメリカ国内で注目されているJDMは、スカイラインGT-RのR33・R34、マーク2のJZX90・JZX100、オートザムAZ-1、ランサーエボリューション、インプレッサWRX STIといったところだそうです。しかし、スカイラインGT-RのR34が輸入解禁になるのは2024年ですし、インプレッサWRX STIの人気車種のGDBもあと5年待たなければなりません。つまり、アメリカのバイヤーやJDMを愛する若者は何年か先を見ているということです。最近は、アメリカ「25年ルール」の象徴的なモデルと言われたスカイラインGT-R R32が、大きく値落ちしていると聞きますので、まさにこの仮説を証明した出来事と言えるのではないでしょうか?そしてJDMの最大の魅力は、何といっても日本車は壊れにくいということと、カスタマイズのパーツや情報が豊富であることです。

トヨタのコンパクトFRセダン「アルテッツァ」のリセールバリューを分析!高く売るコツや魅力を紹介
旧車市場動向 23.05.29

トヨタのコンパクトFRセダン「アルテッツァ」のリセールバリューを分析!高く売るコツや魅力を紹介

アルテッツァは、トヨタのコンパクトFRスポーツセダンとして今でも人気が高い車輌です。そんなアルテッツァのリセールバリューは高いのでしょうか。今回は、アルテッツァのリセールバリューの傾向や高く売るコツなどを紹介します。 アルテッツァのリセールバリューのポイント トヨタ アルテッツァのリセールバリューは、グレードによって大きく異なります。 人気の高性能スポーツグレード(RS200)であれば、高価買取される可能性が高いでしょう。アルテッツァは、1998年にデビューし、2005年まで販売されたコンパクトFRスポーツセダンです。1世代限りの販売であったものの中古車市場では今でも人気があります。 リセールバリューでは、グレードが重要視されているため、買取価格の幅が広くなっています。 アルテッツァを高く売る方法 アルテッツァを高く売るためには、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか。ここからは、アルテッツァを高く売る方法を紹介します。 走行性能に関わる部分を中心にメンテナンスを欠かさない 走行性能に関わる部分を中心に、車輌全体のメンテナンスを欠かさないことが高価買取のポイントです。 アルテッツァは、コンパクトFRスポーツセダンとしてトヨタから販売されていただけでなく、トヨタの高級ブランド「レクサス」のエントリーセダンとしても販売されていました。そのため、スタイリングや内装の質感、走りの性能などあらゆる面にこだわっていることが特徴です。 アルテッツァを少しでも高く売りたいのであれば、エンジンやトランスミッションなど走行に関わる機関だけでなく、外装や内装などのメンテナンスもしておくことがポイントとなります。 カスタムパーツをアピールする アルテッツァは、カスタマイズされている車輛も多く存在します。これらのカスタム車輛は、中古車市場で人気があるため査定の時にはカスタムパーツが装着されていることをスタッフにアピールしてください。カスタマイズパーツは、純正・社外問わず人気があるため、カスタムした場合には、どのパーツを取り付けたのかしっかりと伝えましょう。 グレードを明確に伝える アルテッツァを高く売りたいのであれば、グレードを明確に伝えましょう。アルテッツァはグレードによって買取額が異なります。そのため、グレードを明確に伝えられるよう、所有しているアルテッツァのグレードは事前に調べておきましょう。 アルテッツァの魅力と歴史 トヨタ アルテッツァは、1998年にデビューしたコンパクトサイズのFRスポーツセダンです。「操り、走る」心地よさを追求したクルマとして開発されました。 ベースとなるプラットフォームは、コンパクトプレミアムセダンの「プログレ」ですが、ホイールベースを110mm短縮し、トレッドを前20mm/後25mm拡大させています。また、エンジンをフロントミッドシップに搭載し、バッテリーや燃料タンクなどの重量物を車輌の中心に寄せたパッケージングを採用。さまざまな工夫により優れた走行性能を実現しています。また、レクサス「IS」として海外で同時販売していました。 エンジンは、2.0L直列4気筒200ps(MT車は210ps)、2.0L直列6気筒160psの2種類。トランスミッションは、4速AT(直列6気筒モデル)/5速AT(4気筒モデル)/6速MTの3種類を用意しています。アルテッツァの中でも特に人気なのは、高出力な直列4気筒エンジンを搭載した「RS200」シリーズです。   【アルテッツァ(RS200/6速MT)の主なスペック】 サイズ:全長4,400mm×全幅1,725mm×全高1,410mmエンジン:2.0L直列4気筒DOHC(3S-GE)最高出力:210ps(154kW)/7,600rpm最大トルク:22.0kgm(216Nm)/6,400rpm乗車定員:5人ボディタイプ:4ドアセダン

トヨタ クレスタのリセールバリューは高い!クレスタを高く売る方法や魅力などもあわせて解説
旧車市場動向 23.05.29

トヨタ クレスタのリセールバリューは高い!クレスタを高く売る方法や魅力などもあわせて解説

トヨタ クレスタは、姉妹車のマークIIやチェイサーとともに高い人気を誇っていたミドルサイズハードトップ/セダンです。今回は、クレスタのリセールバリューのポイントや高く売るためのコツを紹介します。クレスタを保有していて、売却を検討している方は参考にしてみてください。 クレスタのリセールバリューのポイント トヨタ クレスタのリセールバリューは、旧車人気の影響もあって高い水準で推移しています。世代・年式やグレード、車輌の状態によって買取額に違いがあるものの、販売終了から20年以上が経過した今でも査定額がつくケースがほとんどです。とくに人気が高いのはハイパフォーマンスエンジンを搭載したスポーティなグレードで、車輌の状態がよければ200万円以上の査定額になることもあります。 クレスタを高く売る方法 トヨタ クレスタを高く売るためには、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか。ここからは、クレスタをより高く売るためのコツを紹介します。 走行距離をむやみに増やさない クレスタの売却を検討しているのであれば、走行距離をなるべく伸ばさないようにしましょう。クレスタは、最終モデルの販売終了から時間が経過しているため、走行距離が15万kmを超えていることも珍しくありません。そのため、走行距離が短いクレスタは希少価値が高く、高価買取に期待できるでしょう。 メンテナンスを欠かさない クレスタには、ベーシックなグレードからターボエンジンを搭載したスポーティなモデルまで用意されています。グレードに関係なく外装や内装、エンジンをはじめとした走行に関わるパーツのメンテナンスをしておくと、高額査定されやすいでしょう。少しでも高く売りたいと考えているのであれば、定期的に車を動かすとともに、メンテナンスを欠かさないことが大切です。 クレスタの魅力と歴史 トヨタ クレスタは、1980年にデビューしたミドルサイズの4ドアハードトップです。また、クレスタが登場した1980年にオープンした販売チャネル「ビスタ店」の最上位モデルでもあります。 1984年に2代目となり、ハードトップからセダンに変更しました。また、姉妹車であるマークIIやチェイサーより高級感ある内装になっているのも特徴です。 1988年には、3代目へフルモデルチェンジしました。3代目クレスタは、従来の直線基調で角張ったスタイリングから丸みを帯びたデザインとなっています。 1992年に登場した4代目では、ボディが3ナンバーサイズに拡大しました。また、スポーティグレードは「GTツインターボ」から「ツアラー」へ変更され、6気筒エンジンを搭載する「スーパーデラックス」は「スーパールーセント」へ集約されたこともトピックです。 1996年にデビューした5代目は、フォーマルなセダンという位置付けになり、居住性を優先したパッケージングになりました。グレードは、スポーティモデルが「ツアラー」から「ルラーン」へ変更され、最上級グレードは「エクシード」となっています。 どの世代でもエレガントな上級モデルとであることがクレスタの魅力です。   【クレスタ(2代目:GX71)の主要スペック】サイズ:全長4,690mm×全幅1,690mm×全高1,385mmエンジン:直列6気筒2.0L(1G-GTEU)最高出力:185ps/6,200rpm最大トルク:24.0kgm/3,200rpm駆動方式:2WD(FR) ※2代目クレスタ「2000GTツインターボ」の主要スペック

トヨタ 100系ハイエースのリセールバリューは高い?買取の動向や高く売る方法などを解説
旧車市場動向 23.05.29

トヨタ 100系ハイエースのリセールバリューは高い?買取の動向や高く売る方法などを解説

トヨタを代表するワンボックスカー「ハイエース」は、日本国内のみならず海外でも高い人気を誇る車輌です。今回は、高級志向のグレードも用意されていた100系ハイエースのリセールバリューのポイントや高く売るコツを紹介します。100系ハイエースの売却を検討している方やリセールバリューの動向を調べている方は参考にしてみてください。 ハイエース100系のリセールバリューのポイント ハイエース100系のリセールバリューは高値で推移しています。100系ハイエースの販売が終了した2004年から20年近く経過しているものの、査定額がつかないことはほとんどありません。ただし、車両の状態やグレードによって買取額や相場が異なるため、詳しい査定額については業者に問い合わせましょう。 ハイエース100系を高く売る方法 100系ハイエースを高く売るためには、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか。ここからは、100系ハイエースを高く売るポイントを紹介します。 内装をきれいにしておく 100系ハイエースは、内装をきれいにしておくと高く売ることができるでしょう。 ハイエース100系は、ボディバリエーションが多く、商用・乗用・レジャーなど、さまざまな用途に使われていました。そのため、車の使い方によっては内装の状態が悪く、査定額が低くなる要因となり得ます。とくに、荷物を多く載せたり、頻繁に物を出し入れしたりすると、内装が汚れたり傷ついたりします。このような汚れや傷・凹みは査定時の評価が下がる要因であるため、100系ハイエースを高く売りたいのであれば、汚れや傷をつけないよう丁寧に扱いましょう。 走行距離の短さをアピールする ハイエースは、モデルに関係なく走行距離が長い車輌が多く流通しています。そのため、走行距離が短い車輌は査定額が高くなりやすいと言えます。 走行距離が短い100系ハイエースを売りたい場合は、査定の申し込みをする際や査定時に、走行距離が短いことをスタッフにアピールしましょう。 グレードを明確に伝える 査定の際は、グレードも明確に伝えましょう。ハイエースは、バンやワゴンなどバリエーションが豊富なだけでなくグレードも多数あります。100系ハイエースの売却を考えているときは、あらかじめグレードを把握しておくことが大切です。 ハイエース100系の魅力と歴史 トヨタ 100系ハイエースは、1989年から2004年までの15年にわたり販売が続けられたロングライフモデルです。4代目にあたる100系ハイエースは、高級志向が高まっている時期にデビューしたことも影響し、外装・内装ともに豪華な仕上げとなっています。 とくに、上級グレードの「スーパーカスタムリミテッド」では、高級車並みの豪華な装備を装着し、高級ワンボックスとしての地位を確立しました。また、1995年には、トヨタの高級車「セルシオ」用V8エンジンを搭載した高規格救急車「トヨタ ハイメディック」を設定したことも話題となりました。   【トヨタ 100系ハイエースの主なスペック(スーパーカスタムリミテッド)】 サイズ:全長4,615mm×全幅1,690mm×全高1,980mmエンジン:2.0Lガソリン/2.4Lガソリン/2.4Lディーゼルターボ/3.0Lディーゼルターボ駆動方式:2WD(FR)/4WD乗車定員:7人/8人特徴的な装備:トリプルムーンルーフ

トヨタ ハイエースの価格高騰はもう終わり!?ハイエースの概要と中古車事情を解説
旧車市場動向 23.05.24

トヨタ ハイエースの価格高騰はもう終わり!?ハイエースの概要と中古車事情を解説

トヨタ ハイエースは、日本のみならず世界中で信頼される、人気のワンボックスカーです。そんなハイエースは、中古車価格が高騰し値段が下がりにくい状態が続いていました。しかし、中古車市場の変化によりさらなる値上がりは期待できないと言われています。 今回は、ハイエースのモデル概要や中古車市場の動向について解説します。ハイエースの売却を検討するときの参考にしてみてください。 ハイエースとは トヨタ ハイエースは1967年に登場し、日本をはじめアジア、中近東、オセアニア、アフリカ、中南米など世界中の国々で使用され、高い信頼性と広い室内や優れた使い勝手が高く評価されるワンボックスタイプのバンです。 2004年には200系4代目となり、広い室内と高い衝突安全性能を確保し、豊富なボディバリエーションや快適性・利便性を高める機能や装備などが採用されました。 2007年のマイナーチェンジ(2型)では、ディーゼルエンジン車に可変ノズル式ターボチャージャーを装備した高性能3.0L直噴ディーゼルターボエンジン(1KD-FTV型)を搭載し、さらに粒子状物質(PM)を浄化するDPR(Diesel Particulate active Reduction system)触媒を新たに採用しました。その結果、環境性能と動力性能を高次元で両立させることに成功しました。同時に、「平成17年(新長期)排出ガス規制」に対応できたのです。 2012年の一部改良では、盗難防止システムであるエンジンイモビライザーシステムが全車に標準装備となっています。 2013年のマイナーチェンジ(3型)では、フロントバンパーやグリル、ヘッドランプ、リヤコンビネーションランプなどの意匠を変更。また、一部グレードにガラスアンテナが採用されました。さらに、LEDヘッドランプ(ロービーム)や鋭角的なラインのアルミホイールを全車にオプション設定しています。 2017年の一部改良では、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P(後のToyota Safety Sense)」を標準装備し、安全性を向上。また、ディーゼル車は、2.8Lクリーンディーゼルエンジンの「1GD-FTV型」に変更し、6速ATを組み合わせたことで、従来型よりも燃費性能が向上しています。 2020年の一部改良では、車両後方のカメラ映像を映し出すデジタルインナーミラーが全車オプションとなり、車両を上から見たような映像をナビ画面へ表示するパノラミックビューモニターがAT車のオプションとして設定されました。また、オプティトロンメーターに4.2インチTFTカラーのマルチインフォメーションディスプレイを採用。視認性や利便性を向上させました。 2022年には、パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)を標準装備し、安全性能を高めています。 ハイエースは、これまでにマイナーチェンジや改良を繰り返しており、現代においても高い人気を誇ります。 ハイエースの価格はどう変動する? 日本のみならず世界各国で絶大な信頼と人気を誇るハイエースは「どれだけボロボロになっても値段がつく」とまで言われていました。中古車市場で高値で取引されている車両が多くみられましたが、今後のさらなる値上がりは期待できないでしょう。詳しい理由は、この後説明します。 ハイエースはもう値上がりしない? 所謂「旧車バブル」でハイエースの価格は高騰していました。しかし、そのバブルが崩壊するのも間もなくと言われています。新型コロナウイルスの蔓延による外出の自粛で、旧車や腕時計、骨董品など、目で見るだけでも楽しめるものにお金をつかう方が増えました。この消費行動の変化が、旧車の価格高騰にも大きな影響を与えたと言われています。しかし、昨今では外出の自粛要請も緩和されて人々の生活は元に戻りつつあり、コロナ禍で価格が高騰したものがどんどん値下がる可能性があります。事実、アメリカの中古車販売大手の「カーバナ(Carvana)」の株価は、新型コロナウイルス流行初期に比べて99%も下落しました。(※2022年12月時点)日本にとっても決して対岸の火事とは言えません。ハイエースの売却をご検討されているのであれば、値下がり前の今がチャンスです。 価格が高くなりやすいハイエースの特徴 さらなる価格高騰は期待できないとお伝えしましたが、そんな中でもどんな車両に高値がつくのでしょうか。価格が高くなりやすいハイエースの特徴を紹介します。 こまめにメンテナンスをしている こまめにメンテナンスしているハイエースは、売却するときの価格が高くなりやすいです。また、外装や内装の装備が充実しているハイエースは、売却するときに高く評価される傾向にあります。 さらに、エンジンやトランスミッションなどの機械系の手入れがされ、いつでも不具合なく動かせる状態になっていると高評価されやすいです。 加えて、カスタマイズされているハイエースであってもメンテナンスが行き届いていれば価値が高まります。 内装と外装が魅力的な「ハイエースバン200系4型」 ハイエースバン200系4型は、スタイリッシュになったスタイリングや利便性を高める装備が充実していることから、高い価格になりやすいです。 ハイエース200系は、2013年のマイナーチェンジで4型になりました。 外装では、フロントバンパーとグリル、ヘッドランプ、リヤコンビネーションランプなどの意匠を変更しています。また、一部グレードにガラスアンテナを採用しました。さらに、LEDヘッドランプ(ロービーム)や鋭角的なラインのアルミホイールなどをオプション設定しています。 内装は、エアコンのボタンやダイヤルなど、センタークラスターパネルの意匠を変更。平均燃費や外気温度などの情報を表示するマルチインフォメーションディスプレイを全車に標準装備しています。 ハイエースバン200系4型は、外装・内装のデサイン変更によりスタイリッシュなスタイリングになり、充実した装備によって利便性がよくなったことが評価され、中古車市場で価格が高くなりやすいと言えるでしょう。 ディーゼルエンジンが大幅改良された「ハイエースバン200系2型」以降 ハイエースバン200系2型以降のディーゼルエンジン搭載モデルは、環境性能と動力性能を両立させていることから高く評価されています。 ハイエース200系は、2007年のマイナーチェンジで環境性能と動力性能を両立したディーゼルターボエンジン(1KD-FTV型)を搭載。2017年には2.8Lクリーンディーゼルエンジン(1GD-FTV型)を搭載し、6速ATを組み合わせたことで、従来よりも燃費性能を向上させました。 ディーゼルエンジンは、トルクが太く、重量がある時でも力強い走りをすることが特徴です。ハイエースは、多くの荷物を載せたり、キャンピングカーに架装したりする場合があるため、パワフルなディーゼルエンジンの方が高い評価になることがあります。 ハイエースを売るなら実績・知識豊富な業者へ 使い勝手のよいバンとして世界で広く愛されているハイエース。1967年の発売開始から、たくさんのモデルがリリースされました。それぞれに特徴が異なり、市場価値にも差があります。 売却を検討する際には、モデルごとの価値の違いをしっかりと理解している業者を選びましょう。どんな歴史をもち、それぞれどういった部分が長年愛されているのかを知っている買取業者であれば高額買取に期待できます。ハイエースはもちろん、さまざまな車、特に古いクルマに特化したサービスに査定を依頼するのがおすすめです。

スカイラインの価格高騰はもう終わり!?スカイラインの概要と中古車事情を解説
旧車市場動向 23.05.24

スカイラインの価格高騰はもう終わり!?スカイラインの概要と中古車事情を解説

日本が誇る名車「スカイライン」。数々のレースで勝利を量産してきたポテンシャルは世界中の多くのファンを魅了しています。そんなスカイラインの中古価格を気にされている方も多いのではないでしょうか。今回は、最新の中古車市場の動向を踏まえてスカイラインの価格について解説します。 スカイラインとは スカイラインは、日産のスポーツセダンです。日本を代表する名車として国内外を問わずに高い人気を誇っています。初代は元航空技術者を数多く擁した富士精密工業(後のプリンス自動車工業)で誕生しており、レースでの活躍を目指して開発されました。その結果、第1回日本アルペンラリーで優勝するなど輝かしいスタートを切っています。 2代目のGTは通称「スカG」と呼ばれ、第2回日本グランプリでポルシェ904を抜き去る場面を見せています。続く3代目は新たに設定されたGT-Rがレースで圧倒的な強さを見せて伝説化し、絶大な人気を獲得しました。しかし、排ガス規制の影響もあり、後に続く4代目のGT-Rがわずか3ヶ月間で販売を終えてしまい、その後の16年間はGT-Rの名が途絶えます。 1989年のR32でGT-Rは復活します。4WDシステムなど当時最新の技術を搭載して再びレースで圧倒的な強さを誇り、以降は現行型に至るまでGT‐Rグレードが設定されました。現行のR35GT-Rはこれまでの伝統を引き継いでいますが、車名からスカイラインの名称が外れています。 スカイラインの価格は下がっていく!? スカイラインは、旧車フリークから熱い支持を得ているクルマです。なかでもR32とR33のGT-Rは海外の人気を受けて大きく価格が上がり、さらにR34は生産台数の少なさで国内でもプレミアム価格がつけられていました。 しかし、今後の中古車市場の変化によって、さらなる高騰は見込めないのではないかといわれています。その人気の高さからどれほど市場の影響を受けるか定かではありませんが、スカイラインの購入・売却を検討されている方は今後の動向を注視しておきましょう。 スカイラインはもう値上がりしない? 所謂「旧車バブル」でスカイラインの価格は高騰していました。しかし、そのバブルが崩壊するのも間もなくといわれています。新型コロナウイルスの蔓延による外出の自粛で、旧車や腕時計、骨董品など、目で見るだけでも楽しめるものにお金をつかう方が増えました。この消費行動の変化が、旧車の価格高騰にも大きな影響を与えたと言われています。しかし、昨今では外出の自粛要請も緩和されて人々の生活は元に戻りつつあり、コロナ禍で価格が高騰したものがどんどん値下がる可能性があります。事実、アメリカの中古車販売大手の「カーバナ(Carvana)」の株価は、新型コロナウイルス流行初期に比べて99%も下落しました。(※2022年12月時点)日本にとっても決して対岸の火事とは言えません。売却をご検討されているのであれば、値下がり前の今がチャンスです。 値上がりしそうなスカイラインの特徴 値上がりしそうなスカイラインについて解説していきます。 希少性が高く圧倒的な人気を誇る「R32」 R32は、1989年に誕生した8代目です。このモデルで16年ぶりに復活した3代目GT-Rはレースのために開発されました。1990年にレースデビューすると異次元の強さで世界中を席巻し、GT-R伝説を神話に変えたとも言われています。現在でもその人気は衰えず当時の新車価格を上回る価格で取引きされ、状態によっては1,800万円を超えるほど高値です。 多くのファンがいる通称ハコスカ「C10型」 C10型は、1968年から1972年に販売された3代目で通称「ハコスカ」と呼ばれています。レースで通算52勝の記録を残したGT-Rは伝説として語り継がれており、現在のスカイラインの礎となったといえます。絶大な人気があり、市場では2,000万円を下りません。 195台しか販売されなかったハードトップ2000GT-R(KPGC110型) KPGC110型は、4代目となる通称「ケンメリ」をベースとしています。販売は1973年の3ヶ月間だけで195台のみという極少数のため、市場に出回ると6,000万円の値がつくといわれています。GT-Rとしては2代目となりますが、レースへの投入はなく不遇な存在として名を残しています。 スカイラインを売るなら実績・知識豊富な業者へ 日本が世界に誇る名車であるスカイライン。長い歴史の中で数多くのモデルがリリースされました。世代ごとに特徴が異なり、市場価値にも差があります。 売却を検討する際には、モデルごとの価値の違いをしっかりと理解している業者を選びましょう。どんな歴史をもち、それぞれどういった部分が長年愛されているのかを知っている買取業者であれば高額買取に期待できます。スカイラインはもちろん、さまざまな車、特に古いクルマに特化したサービスに査定を依頼するのがおすすめです。

シビックの価格高騰はもう終わり!?シビックの概要と中古車事情を解説
旧車市場動向 23.05.24

シビックの価格高騰はもう終わり!?シビックの概要と中古車事情を解説

今年発売50周年を迎えたシビック。1972年に初代が発売されて以降モデルチェンジを繰り返し、2021年には11代目が発売されました。ホンダの基幹モデルといえるシビックはどのような車なのか、中古車市場での価格の変動について解説していきます。シビックを所有されている方や購入を検討されている方はぜひ参考にしてください。 シビックとは シビックは、当時はコンパクトカーの分類でしたが、8代目以降はボディサイズが拡大されています。最近ではTYPE Rのイメージが強く、スポーツカーだと考えられることも多いですが、発売当初は大衆車の代表格といえる車でした。現在では170を超える国で販売されており、特に北米では年齢を問わずに幅広い世代から高い人気を得ています。 シビックは代々直列4気筒エンジンと前輪駆動を基本としています。初代は当時の流行を打ち破るデザインと厳しい排ガス規制及びオイルショックという時代の情勢に後押しされ、世界的な大ヒットとなりました。当時、四輪事業撤退をささやかれていたホンダの救世主とも言える存在です。 1979年に発売された2代目には、初代の外観を継承しながらも新しい試みが取り入れられました。また、チューンアップされたホットモデル「CX」が登場しています。このモデルからワンメイクの「シビックレース」が開催されることになり、後のスポーツカーのイメージを育んだといえます。 3代目以降は大衆車として様々なボディタイプを展開しながらも、全日本ツーリングカー選手権などに用いられるスポーツカーとしての技術も導入されています。その後、ライバル車に対抗できるパワーエンジンの開発もあり、6代目からTYPE Rを追加して現在の「世界戦略車」という地位を築きあげました。 シビックの価格は下がっていく!? シビックは、新型の11代目が発売されたことも影響し、価格が高騰していました。しかし、中古車市場に今後訪れる変化によって、さらなる値上がりは見込めないのではないかといわれています。 シビックはもう値上がりしない? 所謂「旧車バブル」でシビックの価格は高騰していました。しかし、そのバブルが崩壊するのも間もなくと言われています。新型コロナウイルスの蔓延による外出の自粛で、旧車や腕時計、骨董品など、目で見るだけでも楽しめるものにお金をつかう方が増えました。この消費行動の変化が、旧車の価格高騰にも大きな影響を与えたと言われています。しかし、昨今では外出の自粛要請も緩和されて人々の生活は元に戻りつつあり、コロナ禍で価格が高騰したものがどんどん値下がる可能性があります。事実、アメリカの中古車販売大手の「カーバナ(Carvana)」の株価は、新型コロナウイルス流行初期に比べて99%も下落しました。(※2022年12月時点)日本にとっても決して対岸の火事とは言えません。売却をご検討されているのであれば、値下がり前の今がチャンスです。 価格が高くなりやすいシビックの特徴 価格が高くなりやすいシビックについて解説していきます。 こまめにメンテしている シビックは、やはりスポーツモデルが人気です。高性能な仕様のためにオイルや消耗品の定期的な交換は必須といえます。こまめにメンテナンスを行っている車両は機能を衰えにくくするだけでなく、車の寿命を伸ばす効果を高め、中古車としての価値を向上させるでしょう。 VTECを搭載したシビック シビックは、VTECを搭載したモデルが人気です。VTECとはエンジンの可変バルブ機構のひとつで「パワー」と「環境性能」を両立させています。シビックには4代目から採用されました。自然吸気でもモデルによっては排気量1Lあたりで100馬力以上を実現するほどに高性能です。FFライトウェイトスポーツシビックの象徴として高い人気を維持しています。 ハイスペックなスポーツモデル「TYPE R」 TYPE Rは6代目シビックから追加されたスポーツモデルです。専用のチューニングが施されたホットハッチとして国内外問わずに絶大な人気を誇り、海外のレースでも活躍している世界最速クラスのFFスポーツカーといえます。流通量の少なさも影響して新車価格よりも高い相場のモデルがあるほどに人気です。 シビックを売るなら実績・知識豊富な業者へ 1972年から、あまりにも長い歴史をもつシビック。半世紀のなかでいくつものグレード・モデルがリリースされました。年代や特徴によって市場価値は異なります。 売却を検討する際には、モデルごとの価値をしっかりと理解している業者を選びましょう。どんな歴史をもち、どういった部分が長年愛されているのかを知っている買取業者であれば高額買取に期待できます。シビックはもちろん、さまざまな車、特に古いクルマに特化したサービスに査定を依頼するのがおすすめです。

クラウンの価格高騰はもう終わり!?クラウンの概要と中古車事情を解説
旧車市場動向 23.05.24

クラウンの価格高騰はもう終わり!?クラウンの概要と中古車事情を解説

長年にわたって愛されているトヨタの高級セダン・クラウン。クラウンの売却や購入を検討している方も多いのではないでしょうか。そこで今回はクラウンの中古車事情がどう変化していくのかを詳しく解説します。 クラウンとは クラウンは、トヨタが1955年に発売した4ドアセダンです。高級乗用車として世間に認知されており、「いつかはクラウン」というキャッチコピーがあるほどに、庶民の憧れの的でした。クラウンは発売されてから現在まで、15代ものモデルが販売されています。クラウンのモデルには、最高級モデルの「マジェスタ」や乗り心地が良い「ロイヤル」、スポーティなデザイン・スペックの「アスリート」があります。 クラウンの価格は下がっていく!? 発売から65年以上の歴史があるクラウン。「プレミアな旧車」として価格の高騰も囁かれていましたが、中古車市場の変化によってむしろ価格が下がっていく可能性があるといわれています。市場にどのような変化が訪れるのかは、次で説明します。 クラウンはもう値上がりしない? 所謂「旧車バブル」でクラウンの価格は高騰していました。しかし、そのバブルが崩壊するのも間もなくと言われています。新型コロナウイルスの蔓延による外出の自粛で、旧車や腕時計、骨董品など、目で見るだけでも楽しめるものにお金をつかう方が増えました。この消費行動の変化が、旧車の価格高騰にも大きな影響を与えたと言われています。しかし、昨今では外出の自粛要請も緩和されて人々の生活は元に戻りつつあり、コロナ禍で価格が高騰したものがどんどん値下がる可能性があります。事実、アメリカの中古車販売大手の「カーバナ(Carvana)」の株価は、新型コロナウイルス流行初期に比べて99%も下落しました。(※2022年12月時点)日本にとっても決して対岸の火事とは言えません。今後、クラウンの中古車価格は下降へと向かうことが予想されるでしょう。売却をご検討されているのであれば、値下がり前の今がチャンスです。 価格が高くなりやすいクラウンの特徴 続いて、価格が高くなりやすいクラウンの特徴について解説します。 こまめにメンテナンスをしている こまめにメンテナンスをしているクラウンは価格が高くなりやすいでしょう。こまめなメンテナンスで良好な状態が保たれている車は、本来のパフォーマンスを発揮できます。また、中古車として販売する前に、時間と労力がかかるメンテナンスをする必要もありません。反対に、状態が悪ければ、メンテナンスに時間と労力がかかるうえに、走行にも悪影響が出ている可能性もあります。 特にエンジンルーム内は、査定価格に大きく影響されるため、こまめなメンテナンスが必要です。こまめにメンテナンスがされていて、クラウンの状態が良ければ、相場よりも高く売却できる可能性もあります。 130系 1987年に発売された130系クラウン(8代目)は、価格が高くなりやすいです。130系クラウンは、1989年に発売されたセルシオに負けないくらいの根強いファンがいます。電子制御エアサスペンションなどの装備が導入されており、現在でも人気があるため、130系クラウンは価格が高くなりやすいのです。130系クラウンの中でも、最上級グレードの4.0ロイヤルサルーンGは高額査定が期待できるでしょう。 ノーマルタイプ ノーマルタイプのクラウンも価格が高くなりやすいでしょう。ノーマルタイプのクラウンは、特別仕様車とは異なり、豪華で快適な装備はありませんが人気があるため需要が高いです。排気量は2L〜4L、V8エンジンまでと、幅広い範囲で高額査定が期待できます。さらに、低年式で走行距離が10万kmを超えているノーマルタイプでも、状態が良ければ100万円以上で販売されているケースもあります。 クラウンを売るなら実績・知識豊富な業者へ トヨタの伝統的モデルの一つともいえるクラウン。その歴史はあまりにも長く、グレードも多岐にわたります。それぞれ個性や特徴が異なり、市場での価値にも差があります。 売却を検討する際には、クルマとしての価値をしっかりと理解している業者を選びましょう。どんな歴史をもち、どういった部分が長年愛されているのかを知っている買取業者であれば高額買取に期待できます。クラウンはもちろん、さまざまな車、特に古いクルマに特化したサービスに査定を依頼するのがおすすめです。

トヨタ MR2の価格高騰はもう終わり!?MR2の概要と中古車事情を解説
旧車市場動向 23.05.24

トヨタ MR2の価格高騰はもう終わり!?MR2の概要と中古車事情を解説

国産小型乗用車初のミッドシップ車MR2は、1984年6月に初代がデビューし、1989年10月に2代目にフルモデルチェンジを実施、1999年8月まで販売されました。今回は、MR2がどのような車だったのか紹介するとともに、中古車市場での価格動向について解説します。 MR2とは トヨタ MR2とは、1989年6月にデビューした国産小型乗用車初のミッドシップ車です。車種名の「MR2」は、座席すぐ後ろにエンジンを搭載するミッドシップの2人乗り小型車を意味する「Midship Runabout 2 Seater」が由来となっています。 MR2は、コンパクトスポーツカーを連想させるスタイリングですが、「スポーティコミューター」という新しいジャンルを開拓しようとして開発されているため、乗降性、シートの高さ、ラゲッジスペースなどの使い勝手が考慮されていることが特徴です。また、初代MR2は、1984年-1985年日本カーオブザイヤーを受賞しました。 初代MR2のエクステリアはリトラクタブルヘッドライトを備えるウェッジシェイプで、インテリアは平面のダッシュボードと四角く囲われたメーターフードによる独自のスタイリングとなっています。 ボディサイズは、全長3,925mm、全幅1,665mm、全高1,250mmの5ナンバーサイズです。エンジンは、FFのカローラから流用された1.5L直列4気筒と、カローラレビン/スプリンタートレノと同じ1.6L直列4気筒(4A-GELU型)を搭載しています。 1986年のマイナーチェンジでは、最高出力145PS/6,400rpm、最大トルク19.0kgm/4,400rpmスーパーチャージャーを装着した1.6L直列4気筒(4A-GZE型)エンジンを搭載した高性能モデルを追加。また、左右にルーフを分割して脱着できるTバールーフ仕様をオプション設定しました。 1989年10月に2代目へフルモデルチェンジ。2代目では、初代のコンセプト(スポーティコミューター)を受け継ぎながらスポーツカーとしての性格を強めました。エクステリアはリトラクタブルヘッドライトを初代に続いて採用し、流麗なスタイルに一新しています。インテリアは、水平基調の滑らかな面で構成されるダッシュボードやインテリアパネルが特徴です。 ボディサイズは、全長4,170mm、全幅1,695mm、全高1,240mmと初代よりひとまわり大きくなりました。エンジンは、トヨタのスポーツカー「セリカ」と同じ2.0L直列4気筒自然吸気(グレード:G/Gリミテッド)とセラミックターボ(グレード:GT/GT-S)の2種類を用意しています。 2代目MR2は、1999年8月まで約10年にわたり販売されました。また、販売が終了するまでの間に4度の大きなマイナーチェンジが実施されています。 マイナーチェンジの遍歴は、2代目デビュー当初の「I型」、ピーキーなハンドリングを改善し足まわりの見直しをした1991年からの「II型」、外装・内装の変更やエンジンのパワーアップをした1993年11月からの「III型」、スポーツABSの四輪独立制御への変更やトラクションコントロールの変更がされた1996年6月からの「IV型」、自然吸気エンジンの出力向上や外装・内装の変更がされた1997年12月からの「V型」です。 1984年6月から1999年8月まで2世代にわたり販売されたMR2は、後継車種のMR-Sにモデルチェンジして長い歴史に幕を閉じました。 MR2の価格は下がっていく!? 2022年3月時点におけるMR2の中古車の車両価格は、初代が約100万円~300万円程度、2代目が約50万円~350万円程度でした。しかし、今後のさらなる高騰は予想しにくいと言われています。その理由は次に説明します。 MR2はもう値上がりしない? 所謂「旧車バブル」でMR2の価格は高騰していました。しかし、そのバブルが崩壊するのも間もなくと言われています。新型コロナウイルスの蔓延による外出の自粛で、旧車や腕時計、骨董品など、目で見るだけでも楽しめるものにお金をつかう方が増えました。この消費行動の変化が、旧車の価格高騰にも大きな影響を与えたと言われています。しかし、昨今では外出の自粛要請も緩和されて人々の生活は元に戻りつつあり、コロナ禍で価格が高騰したものがどんどん値下がる可能性があります。事実、アメリカの中古車販売大手の「カーバナ(Carvana)」の株価は、新型コロナウイルス流行初期に比べて99%も下落しました。(※2022年12月時点)日本にとっても決して対岸の火事とは言えません。 価格が高くなりやすいMR-2の特徴 現在以上の価格高騰は見込めないとお伝えしましたが、そんな中でもどのような個体が評価されやすいのでしょうか。ここからは高値がつきやすいMR-2の特徴を解説します。 こまめにメンテナンスされている MR2に限ったことではありませんが、メンテナンスが行き届いている個体は高く評価されやすいです。売却を検討しているのであれば、外装・内装をきれいに保つ、エンジンオイルやトランスミッションなどの不具合を防ぐために部品交換しておくなど、定期的に手入れしておきましょう。 SW20(2代目)のターボ 2代目MR2(SW20型)の「GT」や「GT-S」グレードは、2.0Lターボエンジンを搭載するハイパフォーマンスモデルであるため、高値で買取されている傾向にあります。車両の状態が良好であれば200万円以上の価格で買取される場合もあるでしょう。 AW11(初代)のスーパーチャージャー 初代MR2(AW11型)の1.6L直列4気筒スーパーチャージャーエンジンを搭載しているモデルは、高性能なモデルであるため高額買取されるケースが多いです。車両が良い状態に保たれていれば、走行距離が伸びていても150万円以上の価格で買取されることもあります。 MR2を売るなら実績・知識豊富な業者へ 国産小型乗用車初のミッドシップ車であるMR2。俊敏な走りが光るモデルとして、旧車の中でも高い人気を誇ります。 売却を検討する際には、クルマとしての価値をしっかりと理解している業者を選びましょう。どんな歴史をもち、どういった部分が長年愛されているのかを知っている買取業者であれば高額買取に期待できます。MR2はもちろん、さまざまな車、特に古いクルマに特化したサービスに査定を依頼するのがおすすめです。

ホンダ NSXの価格高騰はもう終わり!?NSXの概要と中古車事情を解説
旧車市場動向 23.05.24

ホンダ NSXの価格高騰はもう終わり!?NSXの概要と中古車事情を解説

ホンダ 初代NSXは、ミッドシップのピュアスポーツカーとして高い人気を誇るモデルです。今回は、初代NSXがどのような車なのか紹介するとともに、中古車の価格帯やNSXをより高く売るポイントを解説します。 NSXとは ホンダ NSXは、1990年9月にデビューし、2005年12月まで販売されたミッドシップのピュアスポーツカーです。オールアルミニウムのボディを採用し、座席すぐ後ろにエンジンを搭載するミッドシップの2シーターモデルであることがおおきなポイントといえるでしょう。 デビュー当初のボディサイズは、全長4,430mm、全幅1,810mm、全高1,170mmとワイド&ロースタイルです。エクステリアは、リトラクタブルヘッドライトを備える低いボンネット、前側にレイアウトされたキャビン、広い視界を確保しているキャノピーデザインにより、ミッドシップスポーツカーらしいスタイリングとなっています。インテリアは、運転席と助手席がセンターコンソールで分離されています。また、インテリアパネルが乗員を取り囲むような造形になっているのも特徴です。 エンジンは、3.0L V型6気筒DOHC VTEC自然吸気で、最高出力が280PS/7,300rpm(ATは265PS/6,800rpm)、最大トルク30.0kgm/5,400rpmを発生します。トランスミッションは、5速MTと4速ATの2種類を用意。駆動方式は、座席すぐ後ろにエンジンを搭載して、後輪を駆動させるMRとなっています。 1992年11月には、車両重量の軽量化やエンジンの精度を高めて運動性能を際立たせたピュアスポーツモデル「タイプR」を追加しました。 1995年3月にはオープントップモデル「タイプT」を追加。1997年2月には、MT車のエンジン排気量を3.2Lへ拡大(最高出力:280PS/7,300rpm、最大トルク:31.0kgm/5,300rpm)し、トランスミッションを6速へ変更しました。また、ボディを軽量化し、サスペンションチューニングをした「type S」を設定。1999年9月のマイナーチェンジでは、安全・環境性能を向上させました。 2001年12月には、ヘッドライトを固定式へ変更するとともに、走行性能を進化させています。2002年には、カーボンパーツを使用したピュアスポーツモデル「NSX-R」を発売。 さまざまな改良や変更、バリエーションの拡充をしてきたNSXは、2005年12月に販売を終了しました。 NSXの価格は下がっていく!? NSXは時間が経過しても価格が下がらず、高値で取引されている状態が続いていました。2022年3月時点のNSXの中古車販売価格は、なんと約600万円~2,000万円。依然として高い人気を誇るモデルではありますが、現在以上の価格高騰は見込めないと言われています。詳細は次での項目で詳しく説明します。 NSXはもう値上がりしない? 所謂「旧車バブル」で中古車の価格は高騰していました。しかし、そのバブルが崩壊するのも間もなくと言われています。新型コロナウイルスの蔓延による外出の自粛で、旧車や腕時計、骨董品など、目で見るだけでも楽しめるものにお金をつかう方が増えました。この消費行動の変化が、旧車の価格高騰にも大きな影響を与えたと言われています。しかし、昨今では外出の自粛要請も緩和されて人々の生活は元に戻りつつあり、コロナ禍で価格が高騰したものがどんどん値下がる可能性があります。事実、アメリカの中古車販売大手の「カーバナ(Carvana)」の株価は、新型コロナウイルス流行初期に比べて99%も下落しました。(※2022年12月時点)日本にとっても決して対岸の火事とは言えません。 価格が高くなりやすいNSXの特徴 現在以上の価格高騰は見込めないとお伝えしましたが、そんな中でもどんな個体が評価されやすいのでしょうか。ここからは、売却時に高値がつきやすいNSXの特徴を解説します。 こまめにメンテナンスされている メンテナンスが行き届いているNSXは高く評価されやすいです。外装、内装、エンジン、トランスミッション、サスペンション、電装品などが良好な状態だと、より高値がつきやすいでしょう。 また、リフレッシュプランを実施しているとプラス評価になることがほとんどです。リフレッシュプランとは、NSXに精通したメーカーの技術者が車両総点検を行い、診断・計測・調整、テストコースでの走行検査を実施するメンテナンスのことです。エクステリアやインテリア、エンジンやサスペンションなど、隅々までメンテナンスすることができます。NSXを良い状態に保ち続けるためにも、リフレッシュプランを受けておくとよいでしょう。 走行距離が短い 走行距離が短いNSXは、高額買取されやすいです。外装や内装、動かせるかどうか、修復歴があるかなど、評価額が決まる要因はさまざまですが、中でも走行距離が短い車両は高額査定に繋がりやすいでしょう。 NSXの売却を検討する際は、走行距離が長くならないうちに査定に出すことをおすすめします。 初代NSX 初代NSXは、価格が高くなりやすいです。アルミボディを採用したミッドシップのピュアスポーツカーであることや操る楽しさを追求している初代NSXは、生産が終了してから時間が経過しているものの、依然として高い評価を受けています。 評価が高い理由は、純粋に走行を楽しめる国産本格スポーツカーであることや高回転までスムーズに吹け上がるエンジン性能の高さが好評であることなどです。新しい車では味わえない車本来の操る楽しさを感じられるのは、初代NSXならではの価値です。そしてその価値は時間が経過しても損なわれることはありません。そのため、初代NSXは中古車市場で当時の新車販売価格よりも高値で取引されるケースもあります。 NSX タイプR NSXタイプRやNSX-Rは、車両重量の軽量化やエンジンの精度を高めたピュアスポーツモデルです。ホンダのスポーツモデルを象徴する「タイプR」のトップに君臨するNSXタイプR/NSX-Rは、流通台数が少ないことやフラッグシップスポーツカーの性能を極めたモデルであることから、中古車市場で高い価格となっています。車両のコンディションが良好であれば、当時の新車販売価格よりも高値で売却できるでしょう。 NSXタイプR/NSX-Rの新車販売価格は970万円~1,255万円でしたが、中古車販売価格は3,000万円以上になることもあります。新車販売価格の倍以上の値段になっていることからも、NSXタイプR/NSX-Rは売却時に高値になるのがほぼ確実といえるでしょう。 NSXを売るなら実績・知識豊富な業者へ 魅惑のデザイン・レイアウト、高い走行性能が人気のNSX。ホンダの技術力が光るモデルとして、旧車の歴史に名を刻んでいます。 売却を検討する際には、クルマとしての価値をしっかりと理解している業者を選びましょう。どんな歴史をもち、どういった部分が長年愛されているのかを知っている買取業者であれば高額買取に期待できます。NSXはもちろん、さまざまな車、特に古いクルマに特化したサービスに査定を依頼するのがおすすめです。

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