旧車メンテナンス

法定整備とは。車検との違いやかかる費用なども解説
旧車メンテナンス 22.05.27

法定整備とは。車検との違いやかかる費用なども解説

法定整備は、その名の通り法で定められた整備です。法定整備と聞くと車検のことをイメージする方も多いですが、実は内容が大きく異なります。車を安全に走行させるためには定期的な点検整備が必要です。特に中古車を購入する際には法定整備の有無がその後の費用負担や車の寿命を左右するため、納車前に実施されるかどうかの確認は必要といえます。今回は法定整備の詳しい内容と、車検との違いやかかる費用などについて解説します。 法定整備とは 法定整備とは、国土交通省が法で定めた定期点検のことです。法定整備は保安基準に適合した自動車であることを検査するだけでなく、不具合があった場合の整備も実施する必要があります。それでは法定整備について詳しく解説します。 車検との違い 法定整備よりも重要と考えられやすいものに車検があります。車検は正式名称を「自動車検査登録制度」もしくは「自動車継続検査」といい、道路運送車両法の保安基準を満たしているか検査をすることです。車検は検査のみとなり、「公道の走行」「整備状況と環境基準」のそれぞれに問題がないかを検査します。 車検切れの車を公道で走らせると違反点数と罰金が課せられますので注意が必要です。法定整備よりも罰則の有無で車検の方が重視されやすい傾向にあります。しかし車検とは最低限の基準に適合しているかを見る検査ですので、安全安心に運転するためにも法定整備は重要です。 必要性 法定整備は、国土交通省が使用者(運転者)の義務として定めています。法定整備を行わないで不測の事態に陥ることは整備不良による罰則を受ける可能性があり、その責任は運転者が対象です。整備不良と判定された場合、道路交通法第62条「整備不良車両の運転禁止」に抵触し、3ヶ月以下の懲役もしくは5万円以下の罰金が科せられます。 法定整備の内容 法定整備は、12ヶ月点検と24ヶ月点検の2種類があります。詳しい整備内容について解説していきます。 12ヶ月点検 12ヶ月点検は、点検整備で車の故障を未然に防ぐためのものです。26項目の点検箇所をチェックするもので主にエンジンルームや室内、足回りや下回りの点検が実施されます。未実施による罰則はありませんが、故障や事故で周囲の人に被害を及ぼさないための使用者の義務です。 24ヶ月点検 24ヶ月点検は、車検時に同時に行われるのが一般的です。車検整備のことだと勘違いされることが多いようですが、実際には別の点検作業のことで12ヶ月点検よりも多い56項目について実施されます。12ヶ月点検と同様に未実施による罰則はありません。ユーザー車検の場合は、安全上24ヶ月点検だけディーラーや民間整備工場などに依頼することがおすすめです。 法定整備込・別・無の違い 中古車を購入する際は納車時に法定整備をされているか否かは重要です。法定整備がされていれば納車後の部品交換や修理といった費用負担や、不具合による危険が減るといえます。中古車販売店のプライスボードに表記されている「法定整備込・別・無」について解説していきます。 法定整備込 「法定整備込」と表記されているものは、車両価格に法定整備費用が含まれています。一般的に中古車販売店での法定整備は12ヶ月点検に則したもので、「法定整備別・無」の車よりも車両価格が高いです。納車後の追加料金が発生しにくい点がメリットと言えるでしょう。 法定整備別 「法定整備別」と表記されているものも、納車前に法定整備を実施してくれます。車両価格とは別途で諸費用として見積りに追加され、その分車両価格が抑えられている場合がほとんどです。購入を検討する場合は、法定整備費用が相場と比べて妥当か確認する必要があります。中古車保証が付く車両はこの法定整備を受けることが前提といえます。 法定整備無 「法定整備無」と表記されているものは、中古車販売店での法定整備はありません。現状渡しとも呼ばれますが、古い車や故障が多い車種の扱いといえます。納車後に不具合が生じる可能性が法定整備を実施した車よりも高いので、車両価格が安くても詳しい説明を聞いた上で購入を検討するべきでしょう。 法定整備にかかる費用 法定整備は、専門的な技術や知識が必要となり国の認証を受けた整備工場に依頼するのが一般的です。費用は車種や入庫する業者などによって異なります。12ヶ月点検で10,000~20,000円程度、24ヶ月点検は20,000~50,000円程度が相場です。整備点検に加えオイルなどの消耗品や部品の交換作業が伴う場合は別途費用が必要です。また、24ヶ月点検と同時に車検を受ける場合は、その費用が追加で発生します。 法定整備にかかる時間 法定整備にかかる時間は点検を行う業者によって様々です。一般的に12ヶ月点検で2時間~半日程度、24ヶ月点検で車検も合わせて1~2日程度といえます。部品の交換が伴う場合や大がかりなメンテナンスが必要な場合は、在庫の有無にも影響しますがさらに時間が必要です。 法定整備は自分でできる? 法定整備は自分ですることも可能です。「道路運送車両法」で定められた点検箇所を項目に沿って行い、外回りや運転席、エンジンルームや下回りの点検を実施します。しかし、自分で行うにもリフトアップできる環境や工具なども必要ですので、自信がない場合やリフトなどの設備が用意できない場合は無理せずにプロに任せた方が良いといえます。    

旧車の維持費が高い理由とコストを抑える方法を解説
旧車メンテナンス 22.02.17

旧車の維持費が高い理由とコストを抑える方法を解説

独自のデザインやレトロなスタイリングなどにより人気がある旧車は、維持が大変だと聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。今回は、旧車の維持費が高くなる理由やコストを抑える方法を解説します。旧車の購入を検討していて、維持費を気にしている方は、参考にしてみてください。 旧車とは 旧車には明確な定義はないものの、一般的に製造年から25年~30年以上経過した車を指します。また、製造から10年以上経過した車、レトロなデザインの車、ノスタルジックな雰囲気の車を旧車と呼ぶこともあります。 旧車を明確に定義するのは難しいものの、共通しているのは、すでに生産が終了している車という点です。つまり、現在販売されている車も生産が終了すれば、いずれ旧車になるということです。 旧車の維持費が高い理由 旧車は、維持が大変だったり、多額の費用がかかったりすることがあります。なぜ古い車は維持費が高くなるのでしょうか。ここからは、旧車の維持費が高くなる理由について解説します。 頻繁な修理が必要 旧車は新しい車と比べると、金属部品のサビや損傷、ゴムパーツの劣化などの不具合・故障が多く、頻繁な修理が必要になるため、維持費が高くなりやすいです。また、オリジナル部品を活用した修理の場合、部品調達や作業に時間がかかり、パーツ代や工賃が高くつきます。そのため、トータルの修理代が高くなり、維持費が高いと言われるのです。 パーツの希少価値が上がっている 旧車のパーツは、メーカーの部品生産が終了したり、同型車両の現存数が減少したりするため、調達が難しくなっていきます。流通するパーツの数が少ないと希少価値が高くなり、部品代が高くなります。旧車を維持するときには、部品の調達ができるかどうか確認しておくとよいでしょう。 近年では、メーカーが復刻パーツを再販売することが増えてきており、人気のある旧車の部品を入手しやすくなっています。ただし、再販売パーツの数量が限られていたり、すでに再販売が終了していたりすることもあるため、注意が必要です。旧車の購入を検討するときは、その車の故障しやすい部位のパーツが入手できるか確認しておくことをおすすめします。 税金が高くなる 年式が古い車の税金は割高です。自動車税は、初年度登録年月から13年(ガソリン車の場合)が経過すると約15%の重課となります。自動車重量税は、初年度登録年月から13年以上経過すると重課され、18年以上経過するとさらに税金が高くなります。初年度登録年月から13年以上経過している旧車の購入を検討する際は、税金が通常よりも高いことを考慮しましょう。 保管場所が限られる 旧車は、パーツの入手が難しかったり、希少価値が高かったりするため、車両の保管に気を付けなければなりません。 日光が当たる場所や雨風の影響を受けやすい駐車場に保管しておくと、部品の劣化が進行してしまい、車が動かなくなったり、部品が錆びたりすることがあります。価値ある旧車に長く乗り続けるためにも、屋根付きガレージに保管するといった工夫が必要です。 また、人気が高い旧車や流通台数が少ない車は、中古車市場で高値で取引されるため、盗難の恐れもあります。手に入れた旧車を盗まれないようにするためにも、保管場所に気をつけましょう。 旧車の維持費を少しでも抑える方法 旧車は、税金が高かったり、車両の保管に気を遣ったりする必要があるため、維持費が高くなりやすいです。旧車の維持費を少しでも安く抑える方法はあるのでしょうか。ここからは、旧車の維持費を抑える方法を解説します。 こまめにメンテナンスをする 旧車に限らず、車は定期的なメンテナンスが必要です。オイル交換や部品交換などのメンテナンスを適切に行っていれば、故障するリスクが減り、車検や点検などのタイミングでかかる費用を抑えることができます。定期的に点検や部品交換をして、不具合や故障などを未然に防ぎ、メンテナンスコストを最小限に抑えられるようにすると維持費を抑えられます。 車への負荷を減らす 適切なメンテナンスをしている旧車であっても、急発進、急ブレーキ、急ハンドルなどは、車に大きな負荷がかかります。負荷がかかると車が傷んだり、故障したり、不具合が起きたりすることがあるため、丁寧な運転を心がけましょう。 旧車の維持費に影響を及ぼす要素 旧車の維持費は、市場の人気や車両の流通数、年式などによって変動することがあります。ここからは、車の人気や流通数、年式が維持費に影響する理由を解説します。 市場の流通数 旧車の市場流通数は、車両や部品の値段に影響します。流通数が少なくなれば、車両や部品の希少価値が高くなり、価格が高騰します。 旧車は現在生産されていない車であることから、流通数が減少する一方です。そのため、旧車の維持費を少しでも抑えたい場合は、流通数が多い車を選ぶとよいでしょう。 また、近年では人気がある旧車のパーツをメーカーが再販売するケースもあります。人気の旧車であれば、メーカーやアフターパーツメーカーから部品を調達しやすいため、維持費を抑えられるでしょう。 年式 旧車の年式は、新しい方が故障するリスクが低いことが多いです。維持費を抑えるためには、年式が新しい車を選ぶとよいでしょう。 一方、年式が古い車は、故障のリスクが高かったり、部品の調達が難しかったりするため、維持費が高くなります。旧車を購入するときは、年式や部品の調達のしやすさも考慮しておくと良いでしょう。  

あこがれの旧車に乗りたい方必見!旧車に安く乗る方法教えます!
旧車メンテナンス 22.02.10

あこがれの旧車に乗りたい方必見!旧車に安く乗る方法教えます!

空前の旧車ブームと言われておりますが、維持費や将来の部品供給などは誰しもが不安を感じる部分ではないでしょうか?ここでは、維持費を抑えて旧車に乗る方法や今現在メーカー取り組んでいる部品の再供給などについてご紹介させていただきます。 どんな旧車が維持しやすいのか? あこがれの旧車やネオクラシックカーに乗りたいけど維持費が気になるという方は多いのではないでしょうか?単純に維持費を考えた場合に、当然ですが年式は新しい方が安く済みます。したがって、1990年代のネオクラシックカーが一番維持費が安く済み、1970年代~1980年代の旧車はある程度維持費を覚悟しなければならないと言えるでしょう。 但し、1990年代の車は走り屋さん好みのクルマが多く、状態の見極めが非常に重要です。極端な話し本格的に走り込んでいた個体は廃車同然です。そのような観点で考えた場合、少し不人気だったモデルがお勧めです。理由は、誰しもが人気のクルマで峠やサーキットを走りたいと考えるので、少し不人気だったクルマは単なるファミリーカーとして使われている傾向が強いからです。つまり、痛みが少なくお値段もお手頃なので一石二鳥というわけです。とは言っても、プレミアが付いていることには変わりなく、十分に魅力的なクルマばかりです。 具体的には、マツダのNBロードスターや日産のS14シルビアです。先ずユーノスロードスターのブームで存在感が薄くなりがちなNBロードスターは、既に100万円切っている個体が多数存在していて、基本的にマツダ車は造りがしっかりしているので、普通の中古車の感覚で乗ることが出来ます。次に、S14シルビアですが、こちらはドリフトで人気のS13/S15の影に隠れてしまったモデルになりますので、その分程度がよい個体が手に入ります。例えば、オリジナルコンディションの K'sのマニュアルで150万円を切っています。最近では、S13のK'sでも200万円近い値が付いていますので、これは本当にお買い得です。維持費も日産車はエンジンのヘタリが少なく、つまらない故障が多いと言われますが、肝心ところは丈夫に出来ていますので大きな心配はいりません。その他にも、最後のチェイサーの人気で唯一の2番人気になってしまった100系マーク2もお勧めです。人気のチェイサーよりも安く手に入るだけでなく、やはりトヨタ車は壊れませんので、当たり前ですが維持費が安く抑えられます。そして、どんなクルマにも言えることは、オートマの個体を選択すれば痛みが少なく購入費用も安く抑えられるということです。 旧車を安く維持するためのコツ 旧車を安く維持するためのコツは、単純にオリジナルコンディションを保ち負担のかかるサーキット走行などは避けることです。ただ、それではつまらない話しになってしまいますので、どうしてもサーキットを楽しみたいという方は、先ずは面倒を見てくれるショップを探すことです。そして、人間関係やネットワークが出来てくれば、部品が安く手に入ったり、工賃などの相談もしやすくなります。また、出来る限りDIYで整備を行えば維持費を安く抑えることが出来ます。 その昔、86やシルビアが今のように高騰していなかった時代は、部品取り車を1台購入して維持費を安く抑えるという方法がありました。今でも例えば100系マーク2であれば標準車のグランデが15万以下で手に入りますので、部品取り車まで考えてクルマ選びをすることも旧車を安く維持するためのコツかもしれません。 維持費だけではない!部品の供給も大事 旧車は維持費以外にも大きな問題があります。それは、部品の供給が可能なのかどうかです。基本的に車の部品の保管期間はモデルの生産終了から10年間とされています。つまり、比較的年式が新しいネオクラシックカーを購入したとしても、とっくに部品の生産は終わっており、在庫がなくなり次第販売を終了となってしまうわけです。 この問題は非常に深刻でネオクラシックカーの代表的なモデルと言えるスカイラインGT-Rが純正部品の欠品に直面しています。スカイラインGT-Rは、最も新しいR34型でも生産終了から18年が経過しており、R32型だけでも約2万台が存在していると言われています。なおかつサーキット走行を楽しむユーザーが多いGT-Rにとっては存在自体が危ぶまれる死活問題です。 その状況を改善すべく、日産は2017年11月に「NISMOヘリテージ」を立ち上げ、スカイラインGT-Rの部品の再供給を行うことを発表しました。そして、同じ取り組みはマツダのユーノスロードスターでも行われており、なんとあのトヨタまでも旧型スープラ向け供給部品の「GRヘリテージパーツプロジェクト」をスタートさせているのです。そして、この流れが加速すれば、魅力的な旧車を安く維持することが可能となり、ひいてはクルマ離れに歯止めをかけることにも繋がるのです。 もし維持できなくなったらどうすればいいのか? ここまで、旧車を安く維持する方法や将来の部品の供給についてご紹介させていただきましたが、それでも最も新しいモデルで20年以上が経過している旧車はどうしてもお金がかかります。ましてやハコスカやS30などの究極の旧車を手にした場合は、青天井の出費に繋がります。 したがって、旧車を維持することが難しくなってしまうユーザーが出てきてしまうのはある意味仕方がないことでもあるのです。そんなときは是非旧車王にご相談ください。長きにわたり世界各国の旧車を買取ってきた豊富な実績はお客様のお役に立つこと間違いなしです。そして、空前の旧車ブームはちょっとしたバブルと言われており、つまり今が一番の売り時ということです。 [ライター/旧車王編集部]

S2000・部品供給の状況&再販はあるのか?
旧車メンテナンス 22.02.10

S2000・部品供給の状況&再販はあるのか?

S2000だけに限らず、日本で販売された車には「供給年限」として、修理や点検で必要となる部品を在庫として各メーカーが保管しています。 基本的には生産終了してから10年間ほどを「供給年限」としているメーカーが多くなっています。 S2000は2009(平成21)年9月に生産が終了し、すでに10年を過ぎているため、部品供給に対して不安を感じているオーナーも多いでしょう。 今回の記事では「S2000・部品の供給状況、再販」について詳しく解説していきます。 S2000の部品供給状況は? 現在、S2000は生産終了から10年を越えてきているため、部品の供給がいつ終了してもおかしくはない状況です。 しかし、S2000はホンダ車の中でも人気のある車種なので、今の所は「部品が手に入らない」という状態にはなっていません。 2020年、ホンダ公式のカスタムパーツが発売 注目すべきは「20年目のマイナーチェンジ」とされるS2000純正アクセサリーの発売でしょう。 S2000が現行販売されていたころの純正アクセサリーとしてラインナップされていた部品や、「20年目のマイナーチェンジ」を表現するにふさわしい、当時にはなかったアクセサリーまで用意されています。 全部で8アイテムのラインナップとなっていますが、販売方法は「期間限定受注生産」と「販売個数限定」の2つに分かれているため、販売個数限定に関してはすでに売り切れが出てきています。 その他は値上がり部品が多く欠品後の再販目処も今のところなし 「20年目のマイナーチェンジ」で用意されているのは、あくまでカスタムパーツとなるアクセサリーです。 消耗品ではない外装部品などは徐々に欠品も出始め、ホンダによる再販の目処は立っていません。 また、備品によっては現行販売されていた時よりも価格は上がり始めているため、そう遠くない将来にS2000の部品が供給されなくなる可能性もあるでしょう。 部品供給に関するホンダの傾向 部品供給という面ではホンダも他のメーカーと同じで、生産終了から10年ほどは在庫を持っています。 しかし、ビートに始まり、S2000と今後も人気車種や古い車種でも人気の高い車種の純正部品の再販はあるかもしれません。 一部車種を除き、再販されない 現在では「ビート」のパーツカタログが開示され、純正部品の再販が始まっています。 ビートは今でもオーナーが多く、多くの声が集まったからこその再販と言えるでしょう。 ただし、あくまでビートのような人気車種によるもので他の車種で純正部品は再販されていません。 2020年、ホンダがパーツカタログの開示を決定 今でも人気があるS2000オーナーのために、「パーツカタログ」が2020年に開示されることがホンダから発表されました。 当初の予定 ホンダは当初、「2020年6月」にパーツカタログの開示を予定していました。 補修部品の施策として、純正部品を網羅したカタログになるとのことで、S2000オーナーからは喜びの声が上がっていました。 しかし、新型コロナの影響で延期に 当初は2020年の6月に公開される予定だったパーツカタログですが、公式サイトでは未だに公開されていません。 これは2020年の初めに流行し始めた「新型コロナウイルスの影響である」と公式サイトでも発表されています。 具体的に延期の理由は示されておらず、今後もどの程度の延期になるのかは未定のままです。 現在も公開日は決まっておらず、無期限の延期になるでしょう。 一連の動きから見て取れるS2000の部品供給と将来の再販 S2000は人気もあり、「20年目のマイナーチェンジ」や「パーツカタログの開示」など、まだまだホンダが手を入れていきたい車種であることが分かります。 そもそも、パーツカタログの開示自体が「部品供給が心配なオーナーのために」とされていますので、今後も重要な部品は供給され続ける可能性は高いでしょう。 また、最近では軽自動車「ビート」のパーツカタログが開示され、一部、純正部品が再販されています。 S2000もビートと同じ流れになることが予想されますので、パーツカタログが開示され次第、部品の再販となるでしょう。 結局S2000に乗り続けることができるのか? 今後もS2000の純正部品やアクセサリーは販売される可能性があるため、乗り続けることは可能でしょう。 ただし、現在でも一部の純正部品は値上がりをしているものもあり、修理箇所によっては手に入らない部品も出てきます。 生産終了から10年以上経過しているため、乗り続けるためには現行車とは違い、費用や部品入手の難しさに直面することになります。 もし、厳しいと思った場合の対処法 大事な愛車でも費用面や部品供給次第では乗り続けることが厳しくなる場合もあります。 どうしても、乗り続けることが厳しいと思った場合には手放すことも1つの選択肢に入れてみてください。 ディーラー下取りを利用する 前提として、「下取り」と「買取り」は別物です。 ディーラーは次の車を購入することを条件に現在の車を下取りという形で引き取ります。 あくまで、「新しい車を購入する」という前提があっての下取りということを理解しておきましょう。 一般的にディーラー下取りの場合は「価格が安くなる」と思われがちですが、ディーラーとしては次の車を購入してもらえるため、新車の割引に近い形で下取り価格を高くする場合があります。 ただし、S2000のように特殊な車であれば販路が広い買取専門店のほうが高くなる可能性があるかもしれません。 一括査定に出す 今までは一般的な車を手放す方法として、買取専門店へ出向いて査定してもらうことが普通でした。 最近では車種の情報を登録するだけで、買取専門店数十社へ一度に見積もりを出してもらうことが出来るようになっています。 一見すると便利ですが、実際には一般的な買取専門店であれば車種によって買取相場を決めているため、どの買取店でも金額に大きな差が出ることはありません。 また、詳細な金額を知るためには、実際に依頼して査定をしてもらう必要があるため、手間もそれなりにかかり、想像している一括査定とは違ってくるでしょう。 S2000が得意な買取専門店に相談する 一番おすすめしたいのは「S2000を得意としている買取専門店」です。 S2000は一般的なファミリーカーではなく、年式も10年を越えているため、乗用車をメインとしている買取専門店では高額買取にはなりません。 S2000の価値を分かっている買取専門店であれば、下取りや乗用車メインの買取専門店よりも高額になる可能性があります。 まとめ 今回の記事では「S2000・部品の供給状況、再販」について解説してきました。 S2000は「供給年限」を過ぎている車種なので、部品供給は難しくなってくる頃です。 しかし、「20年目のマイナーチェンジ」や「パーツカタログの開示」などで、ホンダがS2000に乗り続けてもらいたいと考えていることが伝わってきます。 それでも純正部品は当時よりも値上がりしているものや、廃止になったものも出てきているため、「維持が厳しい」と考えるオーナーも多いでしょう。 もし、S2000を手放すのであれば、価値を十分に分かっている買取専門店がおすすめです。 旧車王では旧車やスポーツカーの買取を得意としている買取専門店なので、一度、無料査定を申し込んでみてはいかがでしょうか。 [ライター/旧車王編集部]

脳天までしびれる高回転エンジンをオープンエアで堪能!ホンダ S2000の維持費をご紹介
旧車メンテナンス 22.02.10

脳天までしびれる高回転エンジンをオープンエアで堪能!ホンダ S2000の維持費をご紹介

1990年代は名車と呼ばれるスポーツカーが数多く発売されましたが、その中でも、今なお大きな存在感を示しているのがホンダ S2000です。ロングノーズのやや柔らかい印象の外観とは裏腹に、許容回転数9,000rpmという超高回転型のVTECエンジンを搭載。その本格的な走りと完成度は日本のみならず海外からも高く評価されています。 そこで今回は、そんなS2000に気持ち良く乗り続けるための維持費がどれくらいかかるかご紹介していきます。 驚きの超高回転!ホンダの名車「S2000」とは ホンダ S2000は、本田技研工業創立50周年記念車として1999年に登場した2シーターのオープンスポーツカー。FFスポーツに力を入れてきたホンダですが、約29年ぶりに復活したFRレイアウトとあって、当時な話題となりました。 注目すべきポイントは、250PS、そして9,000rpmという驚きの許容回転数を誇る超高回転型エンジンを搭載したこと。2L直列4気筒VTECエンジン「F20C」は、市販車として世界最高水準ともいえる性能を有しています。また、オープンカーでありながらクーペ並みの高剛性を実現し、クローズドにも劣らない本格的な走りが特徴です。 なお、生産台数は約10年の販売期間で21,662台と少なく、現在では中古車価格が高騰しています。 年式で変わる!ホンダ S2000にかかる維持費 S2000は発売から20年あまり経っていますが、生産終了は10年ほど前で、その購入時期によって税金の重課額が大きく変わってきます。 ここで、S2000に乗る上で必要になる維持費を見ていきましょう。 税金 【自動車税】F20C型(排気量1,500cc超~2,000cc以下)・2019年9月までに購入:39,500円・新車登録から13年経過:45,400円F22C型(排気量2,000cc超~2,500cc以下)・2019年9月までに購入:45,000円・新車登録から13年経過:51,750円【自動車重量税(車検時)】・新車登録から13年未満:24,600円・新車登録から13年経過:34,200円・新車登録から18年経過:37,800円※車両重量1000kg超~1500kg以下の場合 車検費用 ・自動車重量税:24,600円(新車登録から13年未満)/34,200円(13年超)/37,800円(18年超)・自賠責保険料:21,550円・印紙代:1,000円(自賠責保険が電子化されていない場合1,200円)・点検料:29,425円・検査料:20,240円【合計】約96,815円~110,215円※車両重量1000kg超~1500kg以下の場合※点検・検査料はディーラー車検の参考価格 メンテナンス S2000の代表的なメンテナンス費としては、まずエンジンオイルが挙げられます。一般的にオイル交換は走行距離5,000kmごとなどとも言われますが、超高回転型エンジンを搭載するS2000は、3,000km程での交換がおすすめ。またオイルは高級グレード品が望ましく、その場合約10,000円~15,000円ほどかかります(エレメント交換代含まず)。 その他、タイヤ交換での目安金額は1本15,000円ほど(サイズ:前205/55R16、後225/50R16)、バッテリー交換には約5,000円(サイズ:B19L、VGS非装着車)をみておきましょう。(※消耗品の交換委は別途交換工賃がかかります。) 修理費用 S2000の魅力は、なんといっても超高回転型エンジンをフロントミッドシップに搭載するFRレイアウトによる、素直で切れの良いハンドリングです。そのため、スポーツ走行で酷使されてきた個体も少なくありません。 特に負担が大きいのは、リアの足回り。特にブレーキによる熱やコーナリング時の横Gをもろに受けるリアハブはダメージを負いやすく、重量配分が理想的な50:50であるS2000ならではのポイントです。また、フロントサスペンションアームやリアナックルもスポーツ走行のダメージを受けやすいポイント。2003年のマイナーチャン時で補強されるほどの弱点で、2003年以前のモデルを購入する場合には注意が必要です。 一方、常に安全運転に徹してきた個体や、距離を走っていない個体も要注意。エンジンは人間の体と同じで、動いていなければ調子が悪くなるものです。最高回転9000rpmというS2000のVTECエンジンは特にその傾向が強いと言われているため、適度に走行している個体を探し、さらにエンジンの吹け上りが鈍くないか確認すると良いでしょう。 S2000が欲しい!購入の際に注意すべきこと 生産台数が2万台あまりということもあり、今なお中古車市場が高騰しているS2000。 購入する際に気をつけたいことは、やはりその走行性能です。車の性格上かなり酷使されている個体が多いですが、逆にあまり乗っていないものもエンジンに負担がかかっている場合があります。修復歴なども含め、思い通りの走りができるかどうかは事前によく確認しておきたいところ。またオープンカーは雨漏れなどがあるため内装にも注意が必要です。 これらの点を踏まえ、購入にあたっては信頼できる販売店を選び、納得いくまで自分の目で確かめて買うのがいいでしょう。あわせて、相談しやすい整備工場や専門ショップも把握しておくと安心です。 乗らなくなったS2000は売却し、次の乗り手へ 1999年から2009年まで販売されたS2000ですが、初期に購入した車体は登録から20年ほど経過しており、税金や車検費用もかなりかさんできます。また、やはりその特徴である高回転域の気持ちの良い吹け上がりを維持するためには、エンジンまわりのこまめなメンテナンスも欠かせません。 故障などでしばらく放っていたり、乗らずに眠らせていると余計にエンジンにダメージを与えてしまうため、売却を考えるのも一つの手。その際は、価値を適正に見極められる旧車専門店に相談するのがおすすめです。 [ライター/旧車王編集部]

今や希少となったFRスポーツクーペ!日産 シルビアの維持費をご紹介
旧車メンテナンス 22.02.10

今や希少となったFRスポーツクーペ!日産 シルビアの維持費をご紹介

日産最後のFRスポーツクーペ、シルビアは昭和から平成にかけ、オシャレなデートカーとして若者を中心に大ヒットしました。その人気の秘密は、女性からも支持される優雅なシルエットと、初代から一貫したFRレイアウトによる素直なハンドリングが走り好きの心も掴んだことでしょう。 また、今となってはほとんど見られなくなった希少モデルの小型FRスポーツクーペでもあり、今なお中古車は高値で取引されています。 そこで今回は、そんな日産 シルビアに乗り続けるための維持費をご紹介しましょう。 デートカーでありつつ、走り屋にも愛された日産 シルビア 日産 シルビアは1965年にデビューした2ドアクーペで、2002年に生産終了したスペシャルティカーです。特に1988年に発売された5代目S13型は、当時一世を風靡していたホンダ プレリュードの人気を上回るデートカーとして大ヒットし、曲線が美しいシルエットは女性からも高い支持を得ていました。 また、シルビアの特徴であるFRレイアウトとターボエンジンというスポーツ性能は走り屋の間でも話題となり、S14、S15ともドリフト走行やチューニングベース車としても高い人気を誇ったのです。 このように、デートカーとしてのお洒落な顔と、走り屋御用達のカスタムカーとしての顔を持つシルビアは、中古車人気も衰え知らず。今なおファンから次期型が期待されているモデルです。 シルビアの維持費はどのくらい? 2002年の生産終了から約20年を迎えようとしているシルビア。その維持費を考えると、自動車税では新車登録から13年経過、自動車重量税においては登録から18年経過による重課(増税)となっており、注意が必要です。 では、今後シルビアに乗る上で重要な維持費を見ていきましょう。 税金 ・自動車税:45,400円(新車登録から13年経過の金額)・自動車重量税(車検時):37,800円(新車登録から18年経過の金額) ※排気量1,500cc超~2,000cc以下、車両重量1000kg超~1500kg以下の場合 車検費用 ・自動車重量税:37,800円(新車登録から18年経過の金額)・自賠責保険料:24,950円・印紙代:1,100円・点検料:15,855円・検査料:21,000円【合計】約100,705円 ※車両重量1000kg超~1500kg以下の場合※点検・検査料はディーラー車検の参考価格 メンテナンス費用 シルビアのメンテナンス費用として、代表的な消耗品費を挙げておきましょう。 エンジンオイル交換では、エレメント交換ナシ、普通グレードのオイルを使用した場合で約6,000円程かかります。また、タイヤ交換はシルビア S15ターボグレードで1本約15,000円(サイズ:205/55R16)、バッテリー交換はS15ターボグレード(AT)で約7,000円(サイズ:B24R)程です。(※消耗品の交換委は別途交換工賃がかかります。) 修理費用 修理費用については、シルビア特有のウイークポイントがあります。まず挙げられるのは、S13の後期型(正確にはKS13)から搭載されるSR20エンジン。火花を点火するために使用されるイグニッションコイルは、エンジン内の熱や振動によって劣化しエンジン不調の原因となります。劣化具合によっては晴れた日には不具合が出ない場合もあり、購入後に発覚することも少なくありません。 また、チューニングベースとして酷使されている個体が多いため、ボディ全体に歪みが生じている個体もあります。特にS13型はボディの剛性不足が有名で、修復歴がない個体を選ぶのはもちろん、左右でドアのすき間を見比べて大きく差がないかなどを確認すると良いでしょう。 さらに、チューニングベースであることに加えて年式が古いこともあり、足回りのゴムブッシュが硬化しヘタっている個体も多く見受けられます。ブッシュのヘタリによる不具合は、実際に走行してみなければわからないだけじゃなく、運転になれた方でなければ気が付かないことも少なくありません。 そのため、しっかりとシルビアの特性を理解した販売店やショップから購入するのがおすすめです。 シルビアを購入する上での注意点とは 5代目S13型がグッドデザイン賞も受賞しているシルビアは、今の時代においても古臭さを感じさせない外観を持ち、現役で乗りたいユーザーも数多く存在します。 しかし、人気の高いS13は1988年~1993年式、最も新しいS15であっても2002年式と、やはり経年劣化による古さは否めません。また、チューニングベースとされることもある性質上、さまざまなカスタムが施された車両や、修復歴のある車両が多いのも特徴。車いじりの初心者には少しハードルが高いモデルとも言えるでしょう そのため購入に際しては、信頼できる販売店から購入するのはもちろん、いつでも相談できる整備工場や専門ショップを見つけておくのがおすすめです。 ガレージに眠っているシルビアは、売却も考慮に これまで見てきたように、やはり年式が古いシルビアは税金や車検費用も最近のモデルに比べてぐっと高くなり、税金や保険料など、たとえ走っていなくても高額の維持費がかかってきます。 また、安心・快適に乗り続けるためには相応のメンテナンス代や修理費用の出費に加え、部品の取り寄せといった手間や労力も必要となるでしょう。 維持費が高くつくなと感じたり、あまり乗らなくなって売却を考えているシルビアオーナーの方は、きちんと価値を見極められる旧車専門店に相談してみてはいかがでしょうか。 [ライター/旧車王編集部]

トヨタ MR2の維持費はいくら?国産初のミッドシップスポーツに今乗りたい!
旧車メンテナンス 22.02.10

トヨタ MR2の維持費はいくら?国産初のミッドシップスポーツに今乗りたい!

昭和のバブル期、1980年代に登場した数々のスポーツカーの中でもある意味で異質といえるのがトヨタ MR2です。当時の豊田社長が発した「常識破りのクルマを!」との声で開発されたMR2はまさしく常識を越え、国内初のミッドシップレイアウトの市販車として誕生。1984年の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。1999年に生産終了しましたが、未だに根強いファンを持つ名車です。今回は、そんなMR2に乗るための維持費をご紹介しましょう。 日本初のミッドシップスポーツ、トヨタ MR2 1984年、トヨタ MR2は日本初の市販ミッドシップスポーツカーとして、社長の肝いりで華々しく登場しました。車名のMR2とは「Midship Runabout 2seater」(ミッドシップ ラナバウト ツーシーター)の頭文字であり、まさにそのキャラクターを体現しています。 外観の特徴は、リトラクタブルヘッドライトにスリムなフロント、直球なスポーティさと美しさを併せ持つサイドビュー。初代(AW型)はカクカクと四角さがありますが、2代目(SW型)はやや丸みを帯び、また排気量もアップして初代を超えるセールスを記録しました。 トヨタ MR2の気になる維持費 MR2は1999年に生産終了となり、最も新しい年式のものでも自動車税では新車登録から13年以上が経過、自動車重量税では登録から18年経過による重課となっています。では、今後MR2に乗る上で欠かすことのできない「税金」と「車検費用」について見ていきましょう。 トヨタ MR2に関する税金 初期型であるAW11型、そして2代目となるSW20型のどちらも販売終了から20年以上が経過しており、毎年支払う自動車税は13年経過、車検時に支払う重量税は18年経過となり、どちらも重課(増税)されます。排気量はAW11型が1.6L、SW20型が2.0Lのため基本の自動車税は39,500円ですが、重課されて45,500円。また、車検時に支払う重量税も18年超経過の37,800円となります。 トヨタ MR2の車検費用 首都圏にあるトヨタディーラーに車検を出した場合、トヨタ MR2は車両重量1.5t以下のカテゴリーに属します。基本料金39,930円(定期点検料19,030円、完成検査料11,000円、代行手数料9,900円)、法定費用60,350円(自動車重量税37,800円、自賠責保険料21,550円、印紙代1,000円)の計98,150円となります。 ただし、上記の料金は追加整備が必要のない場合であり、年式の古いMR2は、経過年数相応の修理やメンテナンスを覚悟しておかなくてはなりません。 トヨタ MR2のメンテナンス MR2はなんといっても古い車であり、乗り続けるには車の知識や各部品の入手経路の確保が必要です。なるべく長く乗り続けるためにも、こまめなお手入れで良い状態を保ちましょう。特に気を付けたいのがエンジンオイル。古く汚れたオイルはエンジン不調の原因になるのはもちろん、オイル漏れなどの原因になります。交換費用はターボモデルで1台約8,000円が目安です(エレメント交換代含まず)。 また、もともと持っているシャープなハンドリングを維持するために欠かせないのがタイヤ交換。価格は銘柄によっても異なりますが、1本15,000円程度を目安にしましょう。※別途交換工賃がかかります。 修理費用 初代であるAW型で人気なのは、センター部分を残して屋根を取り外すことのできつTバールーフ。しかし、開放的なドライブとは裏腹に、経年劣化によってルーフのパッキンが硬化し、雨漏れを起こしている個体も少なくありません。もちろん、Tバールーフという特殊な形状であるため、雨漏れは仕方がない内容ですが、車内のにおいなど日常使いに支障がある場合もあるため、購入する際は実車確認が必須です。 そして、比較的年式が新しい2代目SW型には、初代(AW型)には無かったパワステが装備されています。このパワステがSW型の持病とも言える弱点。もっとも安価な場合はパワステリレーの接触不良で、軽くショックを与えれば復活することもありますが、そうでない場合はコントロールユニットの交換になる場合もあります。 また、ミッドシップレイアウトであるため、エンジンルームに熱がこもりやすく、ゴムホースなどの劣化やオルタネーターなどの電気部品がダメージを受けている個体も少なくありません。 MR2を買う上での注意点 1984年に登場し、初代が5年間で約4万台、2代目は10年間という長期で約8万台と順調な売れ行きを見せたMR2。性能としてはマイナーチェンジを経るごとにアップしているものの、入手困難な初代も未だに需要があるモデルです。車の性格上、酷使されていたり修復歴の多い個体も多いため、購入の際には状態をよくチェックした方がいいでしょう。 今MR2を検討しようという方は相当思い入れやこだわりがあることと思いますので、MR2に詳しい信頼できる販売店から購入するのがおすすめです。また部品の取り寄せや定期点検にあたって、相談できる整備工場や専門ショップをあらかじめ見つけておくと安心ですよ。 乗らなくなったMR2を手放す時は 日本初の量産ミッドシップ車として登場したMR2も、生産終了から20年以上経ち、乗り続けるのが難しくなってきた名車の一つでもあります。税金や車検だけでなく、部品の調達やこまめなメンテナンスなど維持費以外に手間や労力がかさむことも否めません。また、若い頃のような乗り方をしなくなったからと、手放すことを検討している方もいるのではないでしょうか。 もし売却を考えた際は、車体の状態をきちんと吟味し、適正な見極めができる旧車専門店を見つけるのがよいでしょう。 [ライター/旧車王編集部]

JZX100系ツアラーVの維持費は?今だからほしいかつて存在した激速セダンの代名詞!
旧車メンテナンス 22.02.09

JZX100系ツアラーVの維持費は?今だからほしいかつて存在した激速セダンの代名詞!

なお高い人気を保つ「JZX100系ツアラーV」。ヤマハとトヨタが共同開発した名機「1JZ-GTE」2,500ccターボチャージャー付きエンジンを搭載し、ドリフト走行を好む若いセダン好きや、子育てを終えた腕に覚えのある壮年ドライバーが、いま血眼になって程度の良い個体を探し回っています。とはいえ、生産終了から20年を迎える車両だけに、車両購入代はもちろん、実際に所有するためにかかるランニングコストは大いに気になるところ。憧れのスポーティセダンの維持費についてご紹介します。 20年経っても色褪せないJZX100系ツアラーVの魅力 日本が誇る劇速スポーティセダンとして、世界中のファンから愛されているJZX100系ツアラーV。かつてトヨタが販売会社別に設定していたマークll、チェイサー、クレスタのいういわゆる「マークll 3姉妹」の最上級スポーティグレードとして君臨しており、2.5リッターターボ×5MT(※クレスタを除く)を流麗なセダンスタイルで味わえるとして好評を博しました。 そんな3姉妹の最終型「JZX100系ツアラーV」に搭載されていたのが、最高出力280馬力、最大トルク38.5kg・mを叩き出す「1JZ-GTE」エンジンを搭載。高級セダン然とした内装演出や充実の装備も相まって、国産車史上でも群を抜いた存在感を放っています。 JZX100系ツアラーVの気になる維持費 そんなJZX100系ツアラーVを気持ちよく乗り続けるために重要となるのが、ランニングコスト=維持費。まずは、JZX100系ツアラーV維持していくうえで避けることのできない税金や車検費用などの維持費を見ていきましょう。 JZX100系ツアラーVに関する税金 2019年に大きく改定された税制で、長らく存在していた自動車取得税が廃止され、代わりに環境性能割が導入されました。他にも自動車税、自動車重量税(※車検毎ごと)、消費税が課税されますが、JZX100系ツアラーVだからといって支払う税金の種類が増えるということはありません。 ただし、JZX100系ツアラーVのような低年式の車には新規登録から13年超で始まる重課税があるため、注意しなければなりません。まず自動車税が15%程度重課(増税)され52,000円となります。また、重量税も13年が過ぎると重課されますが、18年が経過でさらなる増税があり、2001年に生産を終了しているJZX100系ツアラーVは全てが対象です。よって、13,200円重課(増税)され37,800円となりますが、車に何も不具合がなかったとしても維持費がかかるのが旧車の大きなデメリットです。 JZX100系ツアラーVの車検費用 首都圏にあるトヨタ系ディーラーの場合、排気量2,500cc以下/車両重量1.5t以下の「JZX100系ツアラーV」は、基本料金42,790円(定期点検料21,890円、完成検査料11,000円、代行手数料9,900円)、法定費用60,350円(自動車重量税37,800円、自賠責保険料21,550円、印紙代1,000円)の計103,140円となります。 JZX100系ツアラーVのメンテナンス費用 前述した車検費用はあくまで個体になんら問題がない状態で、生産終了から20年を経た「JZX100系ツアラーV」の場合は、個体ごとにもはや別物といえるほどコンディションが異なっていて当然です。油脂類やタイヤ、バッテリーに代表されるメンテナンス費用をあらかじめ見込んでおく必要があります。いずれにしろ交換時には別途工賃がかかることをお忘れなく。 JZX100系ツアラーVで注意したいトラブル 生産から20年が経過したZX100系ツアラーVを維持していくなら、通り一遍のメンテナンスだけではなく、特有のトラブルや症状を踏まえて、早め早めのケアを心がける必要があります。耐久性に優れた「1JZ-GTE」エンジンといえども経年劣化からは免れず、かつ廃番となった純正部品もいくつか現れはじめています。 メインコンピュータのチェックは早急に!! 最終年式が2001年となるJZX100系ツアラーVは、搭載されているメインコンピュータに内部にある半導体の液漏れなどといった不具合抱えていることも少なくありません。それに起因するトラブルとしては、アイドリングの不調やエアコンの誤作動が多く報告されています。不具合が出てからではなく、車両購入と同時に診断および修理を行うべき喫緊の問題といっていいでしょう。 サブスロットルコンピュータも見逃しなく メインコンピュータと同じく、サブスロットルコンピュータももはや新品を手にすることは不可能。トラクション制御をつかさどる“TRC”や後輪のスリップ防止用の“ETCS”の警告灯がつきっ放しになっていることもあります。年数を経た車の場合、エンジンをはじめ各部は、デジタルとアナログの過渡期にあり、トラブルシューティングに基づく抜本的処置こそが肝要、と覚えておくべきです。 JZX100系ツアラーVは初期年式から25年の今が買いどき! 今ではすっかり見なくなった、直6ターボエンジンを搭載したスポーツセダンであるJZX100系ツアラーV。年式がもっとも新しい個体でも20年選手となるため、現行モデルに比べ維持費が割高になるのは仕方ありません。 しかし、最初期となる1996年式のJZX100系ツアラーVは、今年2021年で25年を迎え、いわゆる“25年ルール”の対象になります。日産スカイラインGT-Rが“25年ルール”から外れた途端、北米バイヤーが殺到して国内中古車市場の価格があっという間に高騰したのは、自動車好きならばご存知の通り。 要するに、「JZX100系ツアラーV」を賢く購入するならば、あらゆる意味でいまこそがラストチャンスなのかもしれません。 [ライター/旧車王編集部]

トヨタ 80スープラの維持費はどれくらい?鳴く子も黙る大排気量FRスポーツ!
旧車メンテナンス 22.02.08

トヨタ 80スープラの維持費はどれくらい?鳴く子も黙る大排気量FRスポーツ!

トヨタ スープラは、2019年5月に17年ぶりに5代目が復活したことで、にわかに活気づいています。中でも最も人気が高いのが、2002年に排ガス規制の影響で生産終了となった4代目A80型です。「80スープラ」の愛称で親しまれるそのFRスポーツは、流れるようなデザインや3L直6エンジンの力強さも特徴で、映画「ワイルド・スピード」がその人気に拍車をかけ、海外人気もうなぎのぼりとなっています。 今回は、そんな80スープラに乗るための維持費をご紹介しましょう。 「ワイルド・スピード」で人気爆発!80スープラとは 1978年、北米での人気を得るべく開発されたトヨタ 初代スープラは、元々セリカの派生として生まれました。その後1993年、4代目のA80型スープラはトヨタが誇るグランドツーリングFRスポーツとして、「THE SPORTS OF TOYOTA」をキャッチコピーに登場します。馬力は自主規制いっぱいの280PSで、当時としては国内初となる6速MTを搭載するなど大きな話題となります。 3L直列6気筒のエンジンをフロントに搭載し、スタイルは長いボンネットを持つロングノーズショートデッキです。もともと北米向けということもあり、豪快な見た目と走りが魅力です。 また、映画「ワイルド・スピード」に登場したことでその人気が爆発。誕生から25年経った2018年からアメリカで“本場日本仕様”の輸入が可能となり、昨今さらに需要が高まっています。 大排気量が高くつく!トヨタ 80スープラの維持費 80スープラは2002年に惜しまれつつも生産を終え、もっとも新しい年式のものでも自動車税では新車登録から13年経過、自動車重量税では登録から18年経過による重課となっています。 では、今後80スープラに乗る上で重要な維持費を具体的に見ていきましょう。 税金 【自動車税】58,600円※新車登録から13年経過の金額※排気量2500cc超から3000cc以下の場合【自動車重量税(車検時)】・車両重量1,000kg超~1,500kg以下:37,800円・車両重量1,500kg超~2,000kg以下:50,400円※新車登録から18年経過の金額 車検費用 ・自動車重量税:37,800円(1,500kg以下)/50,400円(1,500kg超)・自賠責保険料:21,550円・印紙代:1,000円・点検料:21,890円・検査・代行手数料:20,900円【車検費用合計】約103,140円~115,740円※点検・検査料はディーラー車検の参考価格 メンテナンス 80スープラは年式が古く、走り込まれた個体も多いため、購入後はさまざまなメンテナンスが欠かせません。 たとえばエンジンオイル交換では1台15,000円(高級グレード/エレメント交換代含まず)が目安。頻度はNAであれば6ヶ月、ターボは3ヶ月を目安にに行うのが理想的です。(オイル交換の頻度は使用状況によって異なります。) またタイヤ交換では1本30,000円程(サイズ:前235/45R17/後255/40R17)かかるほか、バッテリーは非寒冷地仕様で約7,000円(サイズ:B24L)ほど。都度の修理費も合わせると、良質な走りを保つためにはそれなりの維持費がかかってきます。※別途交換工賃がかかります。 修理費用 80スープラは、もともとつくりの良さに定評のあり、“壊れやすい”という印象はないモデルです。しかし、年式的に現役時代には考えられなかったトラブルが発生します。 まず注意したのが電気系のトラブルです。コンピューターなどの電子部品に多く使用されているコンデンサーや各配線類は、熱や振動で劣化します。コンデンサーであれば液漏れ、配線類であれば被覆が切れることによる断線やショートが考えられます。また、6速MT車に採用されているゲドラグのトランスミッションも弱点の一つです。さらに、年式が古い個体にありがちなのがダッシュボードなどの浮きや剥がれです。 年式が古い80スープラは、当然純正部品の入手が困難で、一部はGRヘリテージパーツとして再販されていますが、決してすべてのパーツが揃っているわけではありません。 購入後に後悔しないためには、できるだけ実車の確認をおすすめします。 80スープラ購入で気をつけたい点 2019年5月に5代目が登場したこともあり、スープラ人気はさらに高まりを見せています。生産台数が3万台あまりしかない80スープラはその価値も高く、若者から中高年、そして海外からの需要も衰えていません。 そんな80スープラを購入する際に気をつけたいことは、やはり走りを重視した車であるため、酷使されたり修復歴が多い固体が多いということです。また、大排気量のため毎年の自動車税は高く、燃費がよくない点も押さえておくべきでしょう。 さらに、選ぶ際はNAとターボ、MTとATなどグレード等も様々あり、状態やカスタム具合もピンキリ。購入にあたっては80スープラに詳しい信頼できる販売店を見つけ、またあわせてアフターケアを相談できる整備工場や専門ショップも探しておくのがおすすめです。 売却は慌てず、慎重に 新車登録から13年超、18年超となった80スープラは、税金の重課もかさみ、燃費の悪さも相まって維持費が馬鹿にならないのも事実です。購入当初はその走りを存分に楽しんでいた方も、年を経てあまりそのような乗り方をしなくなり、そろそろ手放そうかと考えている方もいるのではないでしょうか。 売却を考えた際は、型式やグレードだけでなく車体の状態を的確に見極めた上で値付けができる、信頼できる旧車専門店に相談するのがおすすめです。 旧車を買い続けて20年以上!目利き鑑定士のスープラ納得買取なら旧車王https://www.qsha-oh.com/maker/toyota/supra/ [ライター/旧車王編集部]

海外からも熱視線!R32 スカイラインGT-Rの部品再販でオーナー歓喜!
旧車メンテナンス 22.01.18

海外からも熱視線!R32 スカイラインGT-Rの部品再販でオーナー歓喜!

日産の名車の中でも特に人気が高いのが、R32 スカイラインGT-Rです。レースでの勝利を念頭に開発され、高性能のエンジンとを最先端の装備を搭載。その輝かしい戦歴により、1994年に生産終了した後も国内のみならず海外にも多くの根強いファンを持ち、中古車市場でも今なお価値の高いモデルです。 ただ、旧車オーナーにとっては各種部品の廃版が悩みの種でしたが、「NISMOヘリテージパーツ」がその救済に乗り出し、R32GT-Rの部品再販を開始。誕生から30年余、純正部品の再供給が始まったことで再び活気づいたR32GT-Rの魅力と、再販についてご紹介していきましょう。 生産終了から20年以上経っても人気が衰えないR32 スカイラインGT-R 日産 R32 スカイラインGT-R(通称、R32GT-R)は、スカイラインの最上級グレード「GT-R」の3代目として1989年に誕生しました。16年ぶりのGT-R復活となり、日産の最先端技術が惜しげもなく投入。搭載されたエンジンは、日産の名機とも言われるRB型で、R32GT-Rのために専用設計されたことでも名高いツインターボ「RB26DETT」。当時の自主規制により馬力は280PSながら、チューニングによっては500馬力以上にも耐え得る性能を有していました。 他にも電子制御トルクスプリット4WDシステム「アテーサE-TS」や四輪操舵システム「Super HICAS」など当時の最新技術を備えますが、これらはみな“レースに勝つ”という目的のためでもありました。 勝利という宿命を背負ったR32GT-Rは、実際に全日本ツーリングカー選手権(JTC)で1990年からの4シーズン全29戦で29勝という不敗伝説を残します。熱狂を生んだその走りは、現在でも国内外を問わず根強い人気を誇っています。 オーナー感涙!R32GT-R用部品の再販を開始 このように今なお人気の高いR32GT-Rですが、当然のことながら、長く乗っていれば内外装に不調も出てきます。しかし一般的に、自動車の部品はその車種の生産終了から10年前後で製造を終えてしまうものであり、R32GT-Rという人気車種であっても、オーナーはその補修部品の調達に苦労していました。 しかし、末永く乗り続けたいというオーナーの熱い思いを汲み、日産とNISMOが動き出したのです。なんと、既に廃止となっていたR32GT-Rの純正補修部品を「NISMOヘリテージパーツ」として復活させ、再販を開始。メーカーも当時の生産設備や原材料が揃わない中、ただ人気車種だからという理由でこのような再販をすることは滅多になく、非常に稀な例と言えるでしょう。 なお、NISMOはR32GT-Rに続き、R33、R34の部品再販も開始しています。 NISMOヘリテージパーツの概要 「NISMOヘリテージ」は日産、NISMO、オーテックの3社が共同で、製造廃止となった純正補修部品やリプレイス品などの再供給を行う取り組みのこと。車検や走行に不可欠な部品、メーカーでないと製造できない部品を優先し、2017年12月からハーネス、ホース・チューブ、エンブレム、外装部品などの再販を開始しました。 またそれでも復刻困難なパーツについては、限りなく純正に近づけたNISMOリプレイス品のほか、修理も受け付けています。 シリンダーブロック R32GT-RのエンジンであるRB26DETTはチューニングベースにされることも多く、その性能と強度から1000馬力超のチューニングがなされたこともあります。しかしその分故障の可能性も高く、流通しているエンジンの数も限りがあるため修理が困難な状況。 エンジンの主要部品であるシリンダーブロック、ならびにシリンダーヘッド単体が購入可能となったことで、修理やチューニングがしやすくなりました。 フロントドアハーネス 車内の電気や信号を伝えるためのハーネスは、人間でいうと血管や神経にも例えられる重要な配線部分です。樹脂の被膜で覆われていますが、時が経つにつれ劣化や腐食により断線やショートを起こしやすいため、補修用であっても中古品は避けたい部品でした。 今回はコネクター部分に当たるカプラーもセットでの再販となり、信頼性も高くなっています。 トランク用ウエザーストリップ ドアとボディの隙間を埋めるパッキンの役割をするウエザーストリップは、雨風や埃、振動を防ぐ部品のこと。柔らかい樹脂性ですが、年数が経過すると弾性が失われて硬化やひび割れを起こすと雨漏りの原因にもなります。 地味ながら、車種や部分ごとに異なる形状であり、これまではなかなか効果的な補修方法がなく、再販により新品が入手できるのはかなりありがたいことです。 R32スカイラインGT-Rが欲しいなら今がチャンス!? 純正部品が再販売されることは、その車のオーナーやファンにとって朗報以外の何物でもないでしょう。これで日本の名車が1台でも多く延命されるのはうれしい限りです。 また、これまで修理が困難だったことで、中古車市場で比較的安く販売されていた個体でも、「NISMOヘリテージパーツ」の再販によって修復され、再び高値で売買されることがあるかもしれません。現在R32スカイラインGT-Rの価値は年々上昇し、今や当時の新車価格を上回る価格で売買されるのが当たり前。少しでも手ごろな個体を探し、NISMOヘリテージパーツを使って徐々にコンディションを整えていくのもいいかもしれませんね。 [ライター/増田真吾]

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