旧車メンテナンス

クルマのコンデンサーが壊れてエアコンが効かない!壊れたときの症状や対応方法を解説
旧車メンテナンス 2024.07.26

クルマのコンデンサーが壊れてエアコンが効かない!壊れたときの症状や対応方法を解説

クルマの冷房が効かないと感じた場合、コンデンサーが故障している可能性があります。今回は、エアコンのコンデンサーが故障したときの症状や修理費用の目安、自分で修理できるのかなどについて詳しく解説します。冷房の効きが悪いと感じている方は、ぜひ最後までご覧ください。 クルマのコンデンサーが壊れたときの症状 コンデンサーは、エアコンガスを冷却する装置です。家庭用エアコンで言うところの室外機にあたります。そのため、クルマのコンデンサーが故障すると、冷房が効かなくなり、生ぬるい風が出てきます。 エアコンを作動させてからしばらく経っても冷たい風が出てこない場合は、コンデンサーが壊れているかもしれません クルマのコンデンサーの交換の費用と依頼先 クルマのコンデンサーが故障したときは、修理ではなく交換が必要になる場合が多いです。コンデンサー交換にかかる費用は、部品代(2万〜4万円)と工賃(1万〜1万5,000円程度)で、合計3万〜5万円程度です。 ただし、コンデンサートラブルの原因によっては洗浄することで問題が解決する場合があります。たとえば、冷房の効きが悪くなっている原因がコンデンサーの表面部分の目詰まりであれば、コンデンサーの洗浄によって冷房の機能が改善する場合があります。コンデンサー洗浄にかかる費用の目安は、1万〜2万円前後です。 コンデンサーの交換や洗浄は、ディーラーや整備工場などに依頼できます。具体的な費用は車種や依頼先によって異なるため、見積もりを出してもらい、対応の質や評判なども比較したうえで依頼先を決めることをおすすめします。 コンデンサー以外の故障が原因の場合もある エアコンの不調や故障などは、コンデンサー以外のコンプレッサー、エバポレーター、各配管からのガス漏れなどが原因の場合もあります。そのため、冷房が効かないからコンデンサーが原因と決めつけるのではなく、ディーラーや整備工場など整備士が在籍している業者で不調や故障の原因を探ってもらい、原因を明らかにして修理や部品交換を実施しましょう。 コンデンサーの交換は自分でできる? エアコンのコンデンサーの修理を自分で行うのは難しいでしょう。 整備士やカーエアコンメーカーのエンジニアなど専門的な知識と技術をもつ方であれば自分で修理できるかもしれませんが、専門知識や工具などがない場合、修理するのは難しいため業者に依頼したほうがよいでしょう。 なお、コンデンサーの洗浄であれば洗車のついでに行うことができます。ただし、コンデンサーを洗浄するときは、網目状の部品を傷つけたり曲げたりしないよう注意してください。 まとめ クルマの冷房が効かなくなる原因はさまざまです。今回紹介したコンデンサー以外が原因でエアコンが効かなくなっている場合もあるため、エアコンの調子が悪いときは早めにディーラーや修理工場などにクルマを持ち込み、原因を探ってもらいましょう。

ハイエースの故障は多いのか?よくあるトラブルと気になる修理費用を詳しく解説
旧車メンテナンス 2024.07.25

ハイエースの故障は多いのか?よくあるトラブルと気になる修理費用を詳しく解説

ハイエースは、広い室内空間と高いリセールバリューが魅力のクルマですが、故障が多いのではないかと不安に感じる方も多いでしょう。 今回は、ハイエースのよくある故障箇所と修理費用の目安を詳しく解説します。ハイエースの購入を検討中の方はぜひ参考にしてください。 ハイエースのよくある故障箇所と修理費用の目安 耐久性が高いといわれるハイエースですが、走行距離が20万kmをはるかに超えるような個体では、どうしても故障や不具合が多くなります。 ここでは、ハイエースのよくある故障事例と修理費用の相場を紹介します。 オルタネーターの発電不良 オルタネーターは、10年もしくは10万kmごとに交換が必要な消耗品といわれています。オルタネーターが故障するとバッテリーが電力不足に陥るため、最悪の場合エンジンがかからなくなります。 交換費用の相場は、リビルト品を使用した場合で6万〜7万円程度、新品で11万円程度です。 吸排気系へのカーボンの堆積とDPFの目詰まり ハイエースをはじめとするディーゼルエンジンを搭載する商用車は、発ガン性があるといわれる有害な粒子状物質(PM)、いわゆる煤の大気中への排出量を低減するために、「DPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)」が装着されています。なお、トヨタでは、「DPR」と呼んでいます。「DPR」は、「Diesel Particulate Active Reduction System」の略称で、基本的な役割は「DPF」と変わりません。 ディーゼルエンジンから出る煤は、エンジンを動かしていればDPF内に蓄積されますが、一定量溜まると自動でエンジンの回転数が上がり、煤の燃焼と除去が行われます。これをDPFの「自動再生」といいます。 ところが、汚れがある一定のラインを超えると、その「自動再生」ができなくなり、最終的に「DPF」を交換するしかなくなります。交換にかかる費用は、部品代だけで37万2,900円(税込/純正品の場合)と非常に高額です。また、後方に装着されているエキゾーストガスコントロールバルブが同時に不具合を起こすことがあり、部品代だけで8万4,590円(税込/純正品の場合)かかります。「DPF」とエキゾーストガスコントロールバルブを一緒に交換・修理する場合、工賃を含めて50万円近くの修理費用がかかる可能性があります。 さらにハイエースの場合は、スロットルボディ、EGRバルブ、インテークマニホールドなどのカーボンの堆積が原因で、一度消えた警告灯が再び点灯することがあります。カーボンの堆積だけであれば、専門店などが行っているエンジン洗浄システムで対応が可能ですが、それでもプラスの費用として30万円程度を覚悟しなければなりません。 サプライポンプの不具合 現代のディーゼルエンジンはコモンレール式を採用しており、ハイエースにおいても例外ではありません。 従来のディーゼルエンジンでは、インジェクションポンプと呼ばれるいわゆる燃料噴射ポンプで高圧燃料を燃焼室に噴射していました。それに対してコモンレール式は、燃料タンクからきた燃料をサプライポンプと呼ばれるポンプで超高圧に圧縮し、コモンレールと呼ばれる蓄圧室に蓄圧します。さらにその蓄圧された燃料は、緻密な制御が可能な電子制御式のインジェクターで精密にシリンダー内に噴射されます。 サプライポンプは走行距離20万kmを超えるあたりから不具合が起こりやすいといわれています。速度が出なかったり燃料漏れが発生したりするほか、最悪の場合はエンジンが始動できなくなります。 修理する場合には、サプライポンプに加えて、インジェクター、コモンレール、インジェクターパイプ、ヘッドカバーパッキン、燃料フィルターなどの交換が必要で、サプライポンプとインジェクターにリビルト品を使用したとしても35万円程度かかります。 リアリーフスプリングの破損 ハイエースは、商用車(バン)のため、サスペンションにリーフスプリングを採用しています。リーフスプリングは高負荷に耐えられるだけでなく、コイルスプリングに比べて圧倒的に高い耐久性をもっています。 しかし、いくら頑丈なリーフスプリングでも、走行距離や使い方によっては折れることがあります。部品代は、左右あわせて10万円程度です。さらに工賃やUボルト、シャックルなどの小パーツの費用が加わるため、トータルでは14万円程度かかります。 エアコンの効きが悪い ハイエースに限ったことではありませんが、エアコンは経年劣化によるコンプレッサーの不具合が多く発生します。コンプレッサーに加えて、エバポレーター、コンデンサーなどの交換が必要な場合もあり、故障の状態に応じて修理費用は変動します。 コンプレッサーの交換は10万円程度、エバポレーターやコンデンサーからエアコンガスの漏れがあった場合は、さらに5万〜20万円程度の修理費用がかかります。 また、リアクーラーが装着されている場合は、風が出ないなどの症状で、ブロアモーターとレジスターの交換が必要になることがあります。ハイエースのリアクーラーには2個のブロアモーターが使用されており、両方とも交換するケースが一般的です。レジスターとあわせて8万〜10万円程度の交換費用がかかります。 まとめ ハイエースは、頑丈なエンジンと堅牢なシャーシにより、メンテナンスさえ怠らなければ100万km以上走ることも可能だといわれています。 しかし、メンテナンスせずに極端に長い距離を走ったり大きな荷物を載せすぎたりすると、車輌にダメージが蓄積し、ここで紹介したような故障が発生する可能性が高くなります。建築関係や配送業などで、長距離を運転したり多くの荷物を載せたりする場合には、故障に対する備えを計画的に行う必要があるでしょう。 また、ガソリン車を選択すると修理費用を抑えられる可能性があります。ディーゼルエンジンの不具合による故障が多いためです。ただし、耐久性はディーゼルエンジンのほうが高いため、ガソリン車が推奨されるのは走行距離が短い場合です。年間の走行距離が2万km程度であれば、ガソリン車を選択肢にいれてもよいでしょう。 ハイエースを購入する際には、もともとの車輌の状態をチェックしておくと同時に利用シーンにあっているかどうかもふまえて検討することをおすすめします。

ランクル70でよくある故障事例5選!修理費用の相場も詳しく解説
旧車メンテナンス 2024.06.27

ランクル70でよくある故障事例5選!修理費用の相場も詳しく解説

ランドクルーザー70は1984年にデビューした現在でも人気の高いクロスカントリー車です。現在では「ヘビーデューティ系」に分類され、未舗装路でも難なく走行できる高い走破性や優れた耐久性が特徴のモデルです。 しかし、発売開始されたのが約40年前のクルマであるため、購入を検討しているものの、故障を心配している方、壊れた場合に高額な修理費用がかかるのではないかと不安な方は多いのではないでしょうか。 この記事では、ランクル70でよくある故障事例5つと修理費用を解説します。 ランクル70のよくある故障事例と修理費用の相場 耐久性が高いといわれるランクルですが、何十年も前に登場したモデルともなれば、やはり故障や不具合が多くなります。ランクル70が発売されたのは1984年で約40年前です。さまざまな箇所に故障や不具合がみられてもおかしくありません。 ここでは、ランクル70のよくある故障事例と修理費用の相場を紹介します。 オルタネーターの発電不良 オルタネーターはいわゆる発電器のことで、バッテリーの充電及びさまざまな電装部品への電力供給を行います。一般的に10年~15年、もしくは10万km〜15万kmが寿命といわれており、発売から40年近く経過したランクル70でも、故障に気をつけなければならない箇所です。 ランクル70のオルタネーターの修理費用の相場は、リビルト品で6万円程度、新品部品で12万円程度です。しかし、依頼する業者や使用するパーツによって金額は異なります。 なお、リビルト品とは、パーツ交換やクリーニングを実施し、完全に機能する状態に組み立てられたパーツのことを指します。廃車になったクルマなどから取り外したパーツが使われるため、新品部品ではありませんが、手頃な価格で手に入れられる高品質なパーツです。 ラジエーターからの冷却水漏れ ラジエーターの交換時期は10年または10万kmといわれています。中古のランクル70だと、走行距離が30万kmを超える個体も多いため、交換を避けて通ることはできないでしょう。 年式によっては新品、中古品ともにパーツがないため、専門業者に現物を持ち込んで修理を依頼することになります。 修理費用の相場は、新品(社外品)への交換場合で8万~10万円程度、現物修理の場合で10万円程度です。 燃料噴射ポンプからの燃料漏れ ランクル70には、ディーゼルエンジンを搭載したモデルがラインナップされています。 ディーゼルエンジンは、圧縮した空気に燃料を噴射して動作するエンジンです。ディーゼルの燃料噴射ポンプは非常に丈夫に作られていますが、長年の使用によって磨耗したり、内部のパーツが劣化したりしてパーツに隙間ができてしまい、燃料漏れを起こすことがあります。 燃料噴射ポンプの修理費用の相場は、リビルト品を使用した場合で20万円程度です。依頼する業者によって金額は異なりますが、いずれにしても高額な交換費用を覚悟しなければなりません。 エアコンの効きが悪い 一般的にエアコンの寿命は7年〜10年といわれています。使用状況によっては10年以上使える場合もありますが、ランクル70は最も年式が新しい個体でも20年近くが経過しているため、仮に今正常に作動していてもいつエアコンが効かなくなるかわかりません。 修理費用の相場は、コンプレッサーの交換の場合で10万円程度です。しかし、エバポレーターや配管からエアコンガスの漏れがあった場合は、さらに10万〜20万円程度の費用がかかります。理由は、ダッシュボードの裏側などの交換作業が難しい場所に設置されているためです。交換作業は非常に複雑なため、かかる費用の半分以上が工賃になることも珍しくありません。 フロントアクスルからのデフオイル漏れ ランクル70のフロントアクスルには、ナックルという部品が装着されています。ナックルとは、クルマのステアリングシステムを構成する部品の1つで、ランクル70の場合はそのナックルの内部がグリスで満たされています。また、ナックル内部にはグリスとデフオイルが混ざらないようにオイルシールが設けられています。 しかし、長年の走行でそのオイルシールが消耗するとグリスとデフオイルが混ざりはじめます。グリスとデフオイルが混ざるとキングピンベアリングの固着やナックルからのデフオイル漏れが起こり、最悪の場合は走行できなくなります。 修理費用の相場は、オイルシールに加えて、キングピンベアリングの交換も行った場合で、13万円程度です。 まとめ ランクル70は、30万km以上の走行にも耐える耐久性があるといわれているものの、発売からかなりの年数が経過しているために故障や不具合を避けられないクルマです。消耗品という捉え方で対処するオーナーの方もいますが、初めて古いクルマに乗る方や、クルマが故障した経験が少ない方にとっては、不安を感じるでしょう。 今回紹介した故障事例をもとに、あらかじめ壊れた際の依頼先を検討しておいたり、修理費用を見積もっておくと安心したランクル70ライフを送れるかもしれません。

クルマのサンバイザーの修理方法は?故障の原因や交換についても解説
旧車メンテナンス 2024.06.25

クルマのサンバイザーの修理方法は?故障の原因や交換についても解説

サンバイザーは、運転中の眩しい日差しを遮るためのアイテムです。また、サンバイザーの内側にバニティミラーと呼ばれる鏡(車種によっては照明付き)が装備されているものは、メイク直しや髪型のチェックなどにも役立ちます。 サンバイザーが故障したときは、どうすればよいのでしょうか。今回はサンバイザーの故障のパターンや原因、修理・交換の方法について解説します。 クルマのサンバイザーの故障パターン・原因 クルマのサンバイザーの主な故障パターンとして挙げられるのは、ぐらつきや脱落です。まずは故障のパターンとそれぞれの原因について解説します。 ぐらついている サンバイザーの取り付けパーツが緩んだりヒビが入ったりするとぐらつきます。サンバイザーは頻繁に使用されるアイテムであり、開閉を繰り返すことでヒンジ部分が摩耗し、緩んだり壊れたりすることがあります。 サンバイザーがぐらついている場合、落ちる一歩手前の状態である可能性も考えられます。運転中に落下して思わぬ事故につながらないようにするためにも、ぐらつきに気付いたら早めに修理・交換しましょう。 落ちてくる サンバイザーの取付部が損傷すると、落下する可能性があります。サンバイザーが落ちてきたときは、そのままにせず早めに修理したり交換したりしましょう。 バニティミラーの故障 サンバイザーの内側に取り付けられている鏡をバニティミラーといいます。サンバイザーそのものではなく、バニティミラーが故障してしまう事例も少なくありません。付属の照明がつかなくなってしまったり、付け根が割れてしまったりすることがあります。 クルマのサンバイザーが壊れたら交換する クルマのサンバイザーが壊れた場合、部品交換または丸ごと交換する必要があります。 サンバイザーを修理して使い続けることも不可能ではありませんが、一度ガタついたりヒビが入ったりした部品を使い続けると、修理して間もないうちに再び故障する可能性があります。そのため、部品交換またはサンバイザーのユニットごと交換したほうがよいでしょう。 クルマのサンバイザーの交換の手順 クルマのサンバイザー交換は、自分でもできます。サンバイザーの交換手順は次のとおりです。 1.サンバイザーを取り外す2.サンバイザーの故障原因である部品の交換や修理を行う3.サンバイザーを取り付ける ただし、取り外す際に無理やり取り外すと天井の内張りまで剥がしてしまう可能性があるため、作業に自信がないときはディーラーや整備工場などに任せたほうがよいでしょう。 クルマのサンバイザーの交換費用 サンバイザーの交換費用は、車種や素材などによって異なります。サンバイザーそのものの金額は、国産車であれば9,000円程度、輸入車だと3万〜5万円程度です。(いずれも純正品の場合) 業者に交換を依頼した場合は工賃が発生するため、部品代に加えて5,000円程度かかるでしょう。サンバイザー交換を業者に依頼しようと考えているときは、見積もりを取ってから部品代や工賃などを確認することが大切です。 まとめ クルマのサンバイザーは、あると便利なアイテムの1つで、多くのクルマに装備されています。この便利なサンバイザーに不具合やトラブルが発生したときは、思わぬ事故になる前に修理や交換することをおすすめします。

クルマのウインカーの修理はどこに依頼したらいい?主な故障や修理依頼先について解説
旧車メンテナンス 2024.06.25

クルマのウインカーの修理はどこに依頼したらいい?主な故障や修理依頼先について解説

ウインカーは、クルマの運転に欠かせない重要な部品の1つです。そのため、故障した際には、なるべく早めに修理に出しましょう。 今回は、クルマのウインカーの主な故障パターンや修理の依頼先、修理費用の目安や修理にかかる時間などを解説します。 クルマのウインカーの故障パターン クルマのウインカーの故障には、さまざまなパターンがあります。ここでは、クルマのウインカーの主な故障パターンについて解説します。 ランプ切れ ウインカーのランプが切れるとウインカーが点滅しなくなります。いわゆる球切れの状態となるため、ランプ交換をすることでウインカーが直ります。 ランプの寿命は白熱球で約1,000~2,000時間、LEDで約5万時間とされていますが、頻繁に使用する場合や不良品であれば一般的な寿命よりも早く切れることがあります。 レンズ割れ 強い衝撃や交通事故など、外的要因によってレンズが割れた場合も修理が必要です。レンズ割れの場合、ヘッドランプやテールランプも損傷している可能性が高いため、修理費用も高額になります。 バッテリー切れ バッテリーが切れる(いわゆるバッテリー上がりの状態)とランプ類が点灯・点滅しなくなります。また、エンジンの始動もできなくなります。エンジンの始動ができず、ランプ類が点灯または点滅しないときはバッテリー交換をしましょう。 ジャンプスターターでエンジンを始動できたとしてもバッテリーそのものが劣化している場合があるため、クルマが動かせるうちディーラーや修理工場などでバッテリーの状態を確認してもらい、必要に応じて交換しましょう。 ヒューズ切れ ヒューズが切れているとウインカーが点滅しなくなります。ウインカーが点滅しない場合は、球切れだけでなく、ヒューズが切れが原因の可能性もあるため、ウインカーが点滅していないことに気がついたときは早めに点検・修理をしましょう。 ウインカーレバーの異常 ウインカーレバーに異常が発生するとウインカーが機能しなくなります。ハザードは点滅するものの、ウインカーレバーを操作したときにウインカーが点滅しないときは、ウインカーレバーの故障も考えられるため、早めにディーラーや整備工場にクルマを持ち込み、点検や修理をしましょう。 クルマのウインカーの修理の依頼先 クルマのウインカーの修理は、ディーラーや整備工場、カー用品店やガソリンスタンドなどに依頼できます。 レンズ割れやウインカーレバーの故障など、ユニットの修理や交換が必要な場合は、ディーラーや整備工場に依頼をしましょう。ユニットの修理や交換は、専門的な知識や技術などが必要なため、信頼性の高いディーラーや整備工場がおすすめです。 一方、ランプ切れやヒューズ切れなど部分的な故障であれば、ディーラーや整備工場だけでなく、カー用品店やガソリンスタンドでも修理が可能です。故障したパーツや損傷の度合いなどによって、修理の依頼先を決めましょう。 クルマのウインカーの修理費用 クルマのウインカーの修理費用は、修理する部分によって異なります。修理費用のおおよその目安は次のとおりです。 ・ランプ切れ(球切れ):約1,000円〜・ヒューズ交換:約1,500円〜・バッテリー交換:約1万円〜・ウインカーレバー交換:約1万5,000円〜・レンズの交換:約2万円(片側)〜 上記の費用はあくまでも目安です。車種や交換部品によって修理費用が異なるため、修理や部品交換をする際は複数の業者から見積もりを取って比較することをおすすめします。 クルマのウインカーの修理にかかる期間 ウインカーの修理にかかる時間は、修理・交換部品によって異なります。おおよその目安は次のとおりです。 ・ランプ交換/ヒューズ交換/バッテリー交換:数十分程度(最短10分〜)・レンズ交換/ウインカーレバー交換:数日程度(最短1日〜) 上記は、修理するためのパーツや交換部品がその場にあった場合の修理・交換時間です。部品を取り寄せる場合は、それだけ修理・交換に時間がかかります。 クルマのウインカーの故障を防ぐ方法 クルマのウインカーのトラブルのタイミングを自分で予想するのは非常に困難です。そのため、定期的に点検し、少しでも不調がみられた場合はプロに相談するとよいでしょう。 また、走行前にウインカーをはじめ、ヘッドランプやブレーキランプ、ナンバー灯やポジションランプなどのライト類が確実に点灯・点滅するか確認することも大切です。 ライトまわりのチェックは、ライト類に起因する交通事故の防止にもつながります。安全な走行をするためにも、定期的にライト類の状態を確認するようにしましょう。 まとめ クルマのウインカーは、進む方向を周囲に知らせるだけでなく、停止していることや発進することを伝えるなど、さまざまな場面で使用します。適切に点灯・点滅しないと、他者を巻き込む重大な事故につながりかねません。 そのため、ウインカーの故障や不具合が発生したときは早めに修理したり部品を交換したりする必要があります。交通の安全のためにも、ウインカーをはじめ、ランプ類の点検やチェックは定期的に行いましょう。

クルマのビビリ音の原因とは?対策方法もあわせて解説
旧車メンテナンス 2024.06.24

クルマのビビリ音の原因とは?対策方法もあわせて解説

エンジンをかけたときや走行しているときに聞こえるクルマのビビリ音は、一度気になってしまうと解消するまで快適なドライブができなくなることがあります。 そこで今回は、クルマのビビリ音の原因やビビリ音の原因の探し方、ビビリ音を抑える方法などについて解説します。クルマのビビリ音が気になっている方は参考にしてみてください。 クルマのビビリ音の原因 クルマのビビリ音は、部品同士の干渉によって発生します。ただし、発生原因はさまざまです。ここでは、クルマのビビリ音が発生する原因の詳細について解説します。 部品の劣化や変形 クルマのビビリ音は、部品の劣化や変形が原因で、部品同士が干渉して発生します。また、部品を固定していた器具の劣化・破損によって部品同士が干渉することも原因の1つです。 積載物など クルマの積載物とクルマの一部が接触してビビリ音が発生することがあります。荷物の近くや後付けしたパーツ付近から音が聞こえる場合には、荷物を降ろしたり、パーツを取り外したりしてみましょう。接触がなくなることでビビリ音が消える可能性があります。 クルマのビビリ音の原因を調べる方法 どのあたりから音が聞こえているのか耳を澄ましてみると、ビビリ音の発生原因を突き止められることがあります。 こもるような音の場合は、クルマのパネルの間や配線を通しているトンネルなど、表面上から確認できない部分に原因がある可能性が高いため、ディーラーや整備工場に持ち込んで、原因を調べてもらいましょう。 クルマの修理が必要なケース クルマの部品の一部が変形していたり、取り付けパーツが劣化・損傷していたりするときは修理が必要になることがあります。 ただし、修理や部品交換が必要かどうかは原因によって異なるため、まずはビビリ音が発生している原因を突き止め、パーツの変形や部品の劣化・損傷がビビリ音の原因かどうかを明らかにしましょう。 パーツの変形や部品の劣化・損傷によってビビリ音が発生している場合には、修理や部品交換をすることでビビリ音が解消されます。 クルマのビビリ音を抑える方法 クルマのビビリ音は、市販の消音アイテムによって抑えられる場合があります。 ダッシュボードとフロントガラスの隙間からビビリ音が聞こえたり、ドアまわりからビビリ音が発生したりするときは、モールやパッチを使用することでビビリ音を解消できるでしょう。 部品同士の干渉が原因の場合は、部品の間にスポンジやフェルトを挟み込むことでビビリ音が解消されます。 まとめ クルマのビビリ音は、さまざま原因によって発生します。また、ビビリ音は部品の劣化・損傷のサインの1つでもあります。そのため、そのまま放置せず、早めに原因を探り、対処することが重要です。 市販のビビリ音対策アイテムを使用する際には、ビビリ音が発生している原因を明らかにしてから購入しましょう。原因を明らかにしなければ、対策アイテムを使ってもビビリ音は解消されません。 クルマからビビリ音が聞こえるときは、どの付近から音が聞こえているのか、音がこもっているのかどうかなどの発生場所を明らかにして、発生原因に合った対策を行う必要があります。

クルマのスピーカーが故障したときの修理依頼先はどこがいい?
旧車メンテナンス 2024.06.24

クルマのスピーカーが故障したときの修理依頼先はどこがいい?

クルマのスピーカーは、車内で音楽を聴いたり交通情報をラジオで収集したりするために欠かせないアイテムです。クルマのスピーカーが故障してしまったときは、どこに修理を依頼すればよいのでしょうか。 今回は、クルマのスピーカーが故障したときの症状や修理・交換の依頼先について解説します。 クルマのスピーカーの故障パターン クルマのスピーカーが故障すると、ビビリ音が発生したり音割れしたりします。また、スピーカーに接続されている配線に接触不良が起きたり断線したりすると、音が途切れたり音が出なくなったりします。 故障したときの症状が明確なため、故障に気づきやすいでしょう。 ただし、音楽やラジオ・テレビを視聴する際の音量が小さい、またはオーディオを日常的に使わない場合は、スピーカー関連の故障に気づくのが遅れる可能性があります。そのため、定期的な電装品のトラブルチェックの際に音楽やラジオを流して、正常かどうか確認しましょう。 クルマのスピーカーは修理できる? クルマのスピーカーのトラブルや不具合は修理できますが、修理が可能かどうかはスピーカートラブルの種類によって異なるため、まずはプロに相談することが大切です。また、故障の程度や故障箇所によっては多額の費用がかかります。そのままにしておくか修理するかは費用対効果を踏まえて判断しましょう。 クルマのスピーカーの修理・交換の依頼先 クルマのスピーカーの修理・交換は、ディーラー、修理工場、カー用品店に依頼できます。ここからは、それぞれの特徴を解説します。 ディーラー ディーラーでは、スピーカーをはじめとする電装品の修理が可能です。ただし、修理に伴う部品交換やスピーカー交換で使用する部品は純正品のため、部品代や工賃が整備工場やカー用品店などと比べて高額になる傾向があります。 純正品を希望しているが自分では取り寄せることが難しい場合や、整備工場やカー用品店にパーツを持ち込む選択肢がない場合は、ディーラーに修理を依頼しましょう。 整備工場 整備工場では、電装品の修理や部品交換が可能です。また、社外品やリビルト品への交換も可能なため、ディーラーよりも費用を抑えられる傾向にあります。 カー用品店 カー用品店では、スピーカーの取り付け・交換などを行っています。スピーカーが故障したタイミングでスピーカーユニットごと交換したいと考えているのであれば、種類が豊富なカー用品店に依頼するとよいでしょう。 クルマのスピーカーの修理・交換費用 クルマのスピーカーの修理・交換費用は、原因によって異なります。そのため、4,000〜5,000円程度で済む場合もあれば、1万〜2万円以上の費用がかかることもあります。 そのため、スピーカーやスピーカー関連の部品にトラブルや不具合が起きたときは、ディーラーや整備工場などにクルマを持ち込み、見積もりを出してもらいましょう。 クルマのスピーカーは自分で修理できる? スピーカーの修理は、電装品に関する知識や工具・部品があれば、自分で行うことも可能です。ただし、自分で修理した場合には、何が起きても自己責任となるため、作業に不安があるときはクルマのオーディオ関連の整備も実施している業者に依頼したほうがよいでしょう。 クルマのスピーカーの修理・交換のおおよその手順は下記のとおりです。 1.問題箇所の特定 2.必要な道具と材料の準備 3.クルマのバッテリーを切る 4.ドアパネルの取り外し 5.スピーカーの取り外し 6.配線のチェック 7.スピーカーの修理または交換 8.ドアパネルの再取り付け 9.バッテリーの復旧(バッテリーを切断したときに電装品関連がリセットされてしまった場合は再設定もする) このように単純にスピーカーだけを外せばよいというわけではありません。また、スピーカーを分解して部品を交換しなければならない場合があったり、ディスク機器やアンプなどのスピーカー以外の部分に故障の原因があったりする場合もあります。 クルマの修理や整備の経験がある方なら対応できますが、専門の知識や技術がないのであれば、やはりプロへ依頼するのがベストでしょう。 まとめ クルマのスピーカーは、経年劣化や使用環境の影響などにより、トラブル・不具合が発生したり故障したりします。スピーカーから発せられる音に違和感を感じたり、音が途切れたり、ビビリ音が聞こえたりしたときは、故障範囲が拡大する前に点検やトラブルシューティングをしてもらい、必要に応じて修理や交換を依頼しましょう。

クルマのサイドステップの修理はどこに依頼すればいい?傷を防ぐ方法を合わせて解説!
旧車メンテナンス 2024.06.24

クルマのサイドステップの修理はどこに依頼すればいい?傷を防ぐ方法を合わせて解説!

サイドステップとは、クルマのサイド部分に装着するパーツです。駐車場で隣のクルマや壁にぶつけたり、道路の凹凸や段差によって擦れてしまったりして、傷がついてしまうことがあります。 ここでは、クルマのサイドステップに傷をつけてしまったときの修理の依頼先や修理費の目安について解説します。また、傷を防ぐ方法も紹介するため、クルマのサイドステップを傷つけないように対策したい方もぜひ最後までチェックしてください。 クルマのサイドステップの破損の種類 サイドステップは、クルマの両サイド下部にあるパーツのことで、サイドシルに並行して取り付けられています。 サイドシルより外側に張り出しているパーツであるため、傷がつきやすいパーツです。 また、サイドステップはクルマのボディサイドに取り付けられるステップ(踏み段)を意味する言葉ですが、サイドスカートやサイドスポイラーなどのエアロパーツやドレスアップパーツもサイドステップと呼ばれることがあります。 また、エアロパーツやドレスアップパーツも外側に張り出しているパーツのため、傷つけてしまいやすいパーツです。 それでは、サイドステップ(エアロパーツやドレスアップパーツを含む)の破損にはどのような種類があるのか詳しくみていきましょう。 すり傷 すり傷は、走行中にサイドステップが障害物に接触することによってできる傷です。速度が速かったり、接触に気づくのが遅れたりすると、長く深いすり傷ができてしまいます。 へこみ傷 へこみ傷は、クルマの乗り降りや段差を乗り越えたときなどにできる傷です。サイドステップの形状や素材によっては割れてしまう場合もあります。 クルマのサイドステップの傷は放置してもいい? クルマのサイドステップを傷つけてしまったときは、そのまま放置しないようにしましょう。 クルマは、走行中に揺れたり振動が発生したりします。わずかな揺れや振動であってもサイドステップが外れてしまう可能性があるため、破損に気がついたときは早めに修理しましょう。 また、エアロパーツとしての機能をもつサイドステップ(サイドスカートやサイドスポイラー)は、破損すると走行が不安定になることもあります。事故につながる可能性もあるため、破損したらすぐに修理しましょう。 クルマのサイドステップの修理費用の目安 クルマのサイドステップの修理費用は、修理の依頼先によって異なります。ここからは、ディーラー、整備工場、カー用品店のそれぞれの特徴と修理費用について解説します。 ディーラー ディーラーは、取り扱いメーカーの正規販売店のため、高い専門技術によって修理してくれます。また、正規品を使用して修理や塗装を行うため、再塗装した部分の色が目立つ心配もありません。ただし、純正品を使用して優れた技術力をもって修理をする分、費用が高額になる傾向にあります。 ディーラーでの修理費用目安は2万円~(費用は修理箇所や範囲によって異なります)です。 整備工場 整備工場ではクルマの修理・整備・点検・車検を行います。車種を問わずに対応可能な点が特徴です。また、「自動車整備士」の資格をもつ整備士が所属しているため、専門資格が必須の複雑で難しい修理も実施してもらえます。 なお、整備工場によって技術力が異なるため、修理の依頼先は慎重に選ぶ必要があります。修理費用はディーラーよりも安い場合が多く、1万円~(費用は修理箇所や範囲によって異なります)が目安です。 カー用品店 車検や点検などの整備も行っているカー用品店でも、サイドステップを修理できる場合があります。ただし、必ず修理できるとは限らないため、事前にサイドステップの修理が可能か確認しておきましょう。 カー用品店での修理は、ディーラーや整備工場などよりも費用が安く、修理時間が短い場合が多いです。損傷がひどくない場合は、カー用品店に依頼するのもよいでしょう。 カー用品店での修理費用目安は5,000円〜(費用は修理箇所や範囲によって異なります)です。 クルマのサイドステップは自分で修理できる? 小さなすり傷や深さが浅い傷であれば、カー用品店で販売されている修理キットを使って自分で修理できます。ただし、損傷が広範囲に広がっていたり、傷が深かったりする場合は、整備工場やディーラーに修理を依頼しましょう。 クルマのサイドステップの傷を防ぐ方法 クルマのサイドステップが傷つかないようにするためには、サイドステップをぶつけたり擦ったりしないように気をつけましょう。特に、道路の段差はサイドステップをうっかり擦ってしまうことが多いため、より一層の注意が必要です。 また、擦ってしまったときに傷つかないようにするために、フィルムを貼り付けたり、ラバー製の小さなスポイラーを使用したりするのもよいでしょう。 まとめ クルマのサイドステップは、クルマのフレームであるサイドシルより外側に張り出しているため、傷をつけてしまう可能性が高いパーツです。サイドステップを傷つけてしまったときは、放置せずになるべく早く修理に出して損傷範囲の拡大や部品の脱落を防ぎましょう。

クルマのマフラーは修理できる?応急処置もあわせて紹介
旧車メンテナンス 2024.06.10

クルマのマフラーは修理できる?応急処置もあわせて紹介

クルマを走行させている最中に排気音が異常に大きいと感じた場合、マフラーが損傷している可能性があります。そのままにしておくと重大な事故につながる危険があるため、速やかにクルマを止めてマフラーが壊れていないか確認しなければなりません。 今回は、マフラーが壊れている場合にどのような修理が必要なのか、修理方法や応急処置方法を紹介します。 クルマのマフラーの故障の種類 ここでは、マフラーの主な故障・損傷の原因について紹介します。 ・腐食(マフラーの内部で発生した水分や路面から跳ね上げられた水などによって腐食して穴が空く)・損傷(段差や石などにぶつけて損傷して穴が空く)・塩害(塩水や潮風によって腐食して穴が空く) この他にも、さまざまな理由で損傷しますが、主な故障原因は上記の3つです。走行中の音が大きいと感じたときは、クルマの下を覗き込んでマフラーを確認してみてください。 クルマのマフラーの応急処置 マフラーが損傷していると、排気音が大きくなり、近隣住民に迷惑がかかる可能性があります。マフラーの損傷に気がついたときは、応急処置として市販の修理キットを利用するとよいでしょう。 なお、市販の修理キットで対応できるマフラーのトラブルは、部分的に穴が空いているケースのみです。マフラー全体が錆びていたり、穴が空いている箇所が複数あったりする場合には、業者に依頼して修理や交換してもらいましょう。 クルマのマフラーの修理の依頼先 マフラーの修理は、ディーラーや整備工場など、クルマの点検・整備をしているところに依頼できます。ここでは、修理の依頼先について解説します。 ディーラー ディーラーではマフラーの修理が可能です。また、正規品への交換が可能なため、交換する場合でも安心してクルマを預けられます。ただし、ディーラーならではの高い技術で修理したり正規品へ交換したりするため、費用が高額になる傾向があります。 整備工場 整備工場でもマフラーを修理できます。整備工場では、部分的な修理や溶接など、さまざまな方法での対応が可能なため、要望にあう修理をしてもらえるでしょう。ただし、クルマからマフラーを取り外すなど、専門性の高い修理を依頼すると、費用が高額になる可能性があります。 カー用品店 カー用品店でもマフラーの修理ができる場合があります。また、修理だけでなく、アフターパーツへの付け替えも可能です。 修理と付け替えのどちらにするかは、修理費用や付け替え費用の見積もりによって決めることとなるでしょう。マフラーが損傷したタイミングでアフターパーツに交換したいと考えているときは、カー用品店への相談をおすすめします。 クルマのマフラーの修理費用 マフラーの修理内容別の費用相場は次のとおりです。 ・マフラーの穴埋め:5,000円〜・複数箇所の修理:1万円〜・マフラー交換:5万円〜 上記はあくまでも目安です。車種やマフラーのタイプによって費用が異なるため、修理の際は見積もりを出してもらってから修理するか交換するか判断しましょう。 マフラーの交換が必要なケース マフラーを交換するかどうかは、劣化や損傷具合によって異なります。修理で対応できないほど錆びていたり劣化していたりする場合は、マフラーの交換が必要です。そのため、クルマの下を覗き込んだときに明らかにマフラー全体が錆びているときは、ディーラーや整備工場に相談して、どのように対応をするか決めましょう。 まとめ クルマのマフラーは、使用環境や使用方法によって錆びたり劣化したり壊れたりします。もし、走行中の排気音が大きくなったと感じたときは、マフラーに穴が空いていないか、錆びていないかなどをチェックしてみてください。対応方法がわからない場合は、無理に自分で修理しようとせずに業者に相談しましょう。

クルマの冷却水漏れの原因は?対処法や放置する問題点などを紹介
旧車メンテナンス 2024.05.29

クルマの冷却水漏れの原因は?対処法や放置する問題点などを紹介

冷却水が漏れるとクルマはオーバーヒートを起こし、エンジンがかからなくなる場合があります。エンジンが壊れる可能性もあるため、クルマの冷却水漏れの原因を突き止めて、なるべく早く対処しましょう。 この記事では、クルマの冷却水が漏れる原因や対処法、放置する問題点などを紹介します。 クルマの冷却水が漏れる原因 クルマの冷却水が漏れる主な原因は、ラジエーターの損傷と関連部品の劣化です。クルマの冷却水が漏れる原因を詳しく紹介します。 ラジエーターの損傷 ラジエーターが損傷するとクルマの冷却水が漏れます。ラジエーターとは、走行により熱くなったエンジンを冷やす部品のことです。 ナンバープレートの裏あたりに取り付けられており、車種によってはフロントグリルの隙間からラジエーターが見える場合もあります。外に剥き出しになっているため飛び石を受けやすく、衝撃により穴が開くことが冷却水漏れの主な原因です。 また、経年劣化により樹脂部分にヒビが入ったり腐食したりして、冷却水が漏れるケースもあります。 ガスケットの劣化・メカニカルシールの劣化 ガスケットやメカニカルシールの劣化も、クルマの冷却水漏れの原因です。 ガスケットは、部品と部品のつなぎ目に使用されているパッキンのようなものです。ウォーターポンプとエンジンの隙間にも取り付けられており、ここのガスケットが劣化すると気密性が保てなくなり、冷却水が漏れてしまいます。 また、ウォーターポンプの軸部には、エンジン内に冷却水の侵入を防ぐメカニカルシールが取り付けられています。長年の使用により、シール面から冷却水が漏れることも珍しくありません。メカニカルシールの劣化が原因で冷却水が漏れている場合は、ウォーターポンプ自体の交換が必要です。 ラジエーターホース・ヒーターホースの劣化 ラジエーターホースやヒーターホースの劣化でも、クルマの冷却水が漏れてしまいます。ラジエーターホースとは、冷却水の通り道となるホースのことです。一方、ヒーターホースは高温になった冷却水の通り道であり、暖房装置に熱を供給する役割があります。 ホースには耐久性が高い合成ゴムが採用されているものの、長く使用すると劣化し、本来密着している箇所に隙間が生じるため、冷却水が漏れます。10万km以上走行すると亀裂が入ったり破れたりする可能性があります。 シリンダーヘッドガスケットの劣化 シリンダーヘッドガスケットの劣化も、クルマの冷却水が漏れる原因です。シリンダーヘッドガスケットとは、エンジンの骨格部分である「シリンダーヘッド」と「シリンダーブロック」の間に挟み込まれているガスケットのことです。 気密性を維持する役割があり、冷却水の漏れや外部からの異物の混入を防ぎます。劣化すると気密性を維持できなくなり、隙間が生じて冷却水が漏れます。 クルマの冷却水漏れの対処法 クルマの冷却水漏れに対処するには、原因となる部品の交換が必要です。それぞれの部品を交換した際にかかる費用は、以下のとおりです。 ・ラジエーター:4万〜12万円・ウォーターポンプ:2万〜7万円・ラジエーターホース/ヒーターホース:5,000〜1万5,000円・シリンダーヘッドガスケット:4万5,000〜11万円 上記はあくまでも目安の費用です。エンジンが大きいほど、部品代や工賃が高くなることに留意してください。 また、ラジエーターは社外品が販売されているため、活用することにより部品代を抑えられるでしょう。ただし、極端に安い社外ラジエーターに交換した場合、短期間で冷却水漏れが起きる可能性があります。 修理工場と相談をしつつ、適切なラジエーターに交換しましょう。なお、ディーラーではなく修理工場やカー用品店に依頼すると、作業工賃を抑えられます。 クルマの冷却水が漏れたときは走行してもいい? 冷却水の漏れが少量であれば、自走で整備工場にクルマを持ち込めます。ボンネットを開けて、冷却水が入っている「リザーバータンク」を見て、量を確認しましょう。 リザーバータンクには「MAX/MIN」や「FULL/LOW」といったメモリがあり、目視で冷却水の量を確認できます。メモリの間に水面がある場合、漏れは少量と判断できるため短い距離であれば自走しても問題ありません。 ただし、大幅に冷却水が減少している場合は、走行中にオーバーヒートを起こす可能性があります。明らかに冷却水が少ないと判断した場合は無理に自走せず、JAFや自動車保険のロードサービスを利用して、クルマを修理工場に持ち込みましょう。 なお、オーバーヒートを起こしている場合、ボンネットやエンジンルーム内は高温になっています。火傷をするおそれがあるため、注意して開けましょう。 クルマの冷却水漏れを放置する問題点 クルマの冷却水漏れを放置すると、エンジンがオーバーヒートを起こし、エンジンの歪みが起こったり潤滑機能が失われたりして、最終的にはエンジンが壊れる可能性があります。 オーバーヒートでエンジンに歪みが生じると、ヘッドガスケットに大きな負荷がかかってしまい、破損につながります。ヘッドガスケットが破損することでエンジンの出力が低下し、本来の力を発揮できなくなります。すぐにエンジンが壊れるわけではありませんが、気を付けておくべき症状の1つです。 一方、潤滑機能が失われると金属同士が擦れ合うため、摩擦によって部品が焼きついてしまいます。エンジンが焼きつくと乗せ替えが必要であり、100万円程度の高額な修理費を支払わなければなりません。状態次第では廃車を余儀なくさせるでしょう。 また、エンジンが焼きついた場合、クルマが途中で止まったりエンジンルーム内から大量の煙が発生したりします。最悪の場合は車輌火災が起こるおそれもあるため、クルマの冷却水漏れに気づいたらなるべく早く専門業者に相談し、修理や交換をしましょう。 冷却水は少しずつ減少するため点検が必須 冷却水は漏れていなくても少しずつ減少するため、定期的に点検を行うことによってオーバーヒートを防げます。 まずは、車内の水温計で冷却がしっかり行われているかを確認しましょう。運転席メーター内の水温計には「H」と「C」が記載されており、針が真ん中を指していれば問題なく冷却が行われています。 ボンネットを開けてリザーブタンク内の冷却水の量も定期的に確認しましょう。リザーブタンクは、ウォッシャー液が入っているウォッシャータンクと間違われやすい傾向にあります。 リザーバータンクのキャップには「冷却水」や「COOLTANK」などの表記があるため、ウォッシャータンクと混同しないよう注意してください。 また、冷却水が漏れるとピンクや緑色の液体が下に流れます。駐車場の地面が濡れているのを発見したら、冷却水が漏れているかどうか確認しましょう。 まとめ クルマの冷却水が漏れる主な原因は、ラジエーターの損傷と部品の劣化です。冷却水漏れを修理するには、原因となる部品を交換しなければなりません。 冷却水の漏れが少量の場合は、自走で修理工場に持ち込めます。ただし、冷却水が明らかに減っていたりほとんど入っていなかったりする場合は、走行中にオーバーヒートを起こす可能性が高いため、ロードサービスを利用しましょう。 また、冷却水漏れを放置するとエンジンが壊れるため、高額な修理費用を払わなければなりません。定期的に点検を行い、冷却水漏れに気づいたらなるべく早く対処しましょう。

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