1980年代のハイソカーブームをけん引したモデルであるGX71 チェイサー。長年の愛車として連れ添い、そろそろ売却を検討している方もいるのではないでしょうか。車を売るときに気になるのはリセールバリューや高く売るコツです。
GX71 チェイサーは中古車市場で需要があるため、状態によっては高く売却できる可能性があります。また、日頃からメンテナンスしているとプラス査定になるため、より高く愛車を手放すことが可能です。
この記事では、GX チェイサーのリセールバリューのポイントや高く売るコツなどを紹介します。
GX71 チェイサーのリセールバリューのポイント
GX71 チェイサーは、トヨタの「スポーツラグジュアリーセダン」のイメージを作り上げた車種であり、中古車市場で需要があります。1980年代には自動車業界の「ハイソカーブーム」が起こり、該当車種であったことも中古車市場で需要がある理由の1つです。
ハイソカーとは「High society car」の略称で、高級感がある上級車種のことです。トヨタでは、GX71 チェイサーのほかに「マークⅡ」や「クレスタ」も、ハイソカーブームをけん引していました。
また、GX71 チェイサーにはツインカムエンジンとツインターボエンジンを搭載した、2つのモデルがあります。買取において、どちらのモデルもコンディションが重視されるため、走行に問題がなく内外装がきれいな状態に保たれていれば高く売れるでしょう。
GX71 チェイサーを高く売るコツ
メンテナンスをしっかり行い、査定前に内外装をきれいにすると、GX71 チェイサーを高く売ることができます。続いて、GX71 チェイサーを高く売るコツを紹介します。
メンテナンスしておく
GX71 チェイサーを高く売るためには、走行に問題がないよう日頃からメンテナンスしておく必要があります。エンジンオイルの交換やファンベルトの緩みなどを定期的に点検し、問題なく走行できる状態を保ちましょう。
また、1年に1回実施が義務化されている「法定点検」を受けていると、プラス査定になるためより高く売却できるでしょう。日本自動車査定協会の査定基準には、査定日から1年以内に法定点検を受けているかチェックする項目があり、実施していると査定額が上がる可能性があります。法定点検は、罰則がないことにより点検を見送るドライバーが多い傾向にあるため、高く売りたい場合は法定点検を受けておくとよいでしょう。
ただし、メンテナンスしていることで査定額がどのくらい上がるかは、売却する業者によって異なります。GX71 チェイサーの場合は、旧車やスポーツカーに特化した業者に売却すると、他社より評価してくれる可能性が高くなります。買取業者を選ぶ時の参考にしてください。
内外装をきれいにしておく
内外装をきれいにしておくと、査定員によい印象を与えられるため、GX71 チェイサーをより高く売却できるでしょう。なぜなら、内外装がきれいだと車を大切に扱ってきたとアピールできるためです。
また、メンテナンスをしっかり行っていたという印象を査定員に与えることもできます。
そのため、日頃から車をきれいな状態に保つことを意識し、必ず洗車してから査定を受けましょう。
整備記録簿を残しておく
整備記録簿を残しておくと、GX71 チェイサーをより高く売れる可能性があります。
整備記録簿とは、車検や法定点検(12ヶ月点検)の結果や、整備した内容を記録する書類のことです。過去の整備記録をみれば、消耗部品の交換時期を判断できるほか、整備に携わった工場の情報を確認できます。
ただし、整備記録簿がないと結果的に「メンテナンスされてない」と判断されるため、マイナス査定になる可能性があります。整備記録簿のほかに「保証書」や「取扱説明書」がない場合も、マイナス査定になるため、整備記録簿、保証書、取扱説明書は紛失しないよう注意してください。
GX71 チェイサーの魅力や歴史
GX71 チェイサーは、1984年8月22日に発売された3代目のモデルに該当します。2代目モデルまでラインナップされていた4ドアセダンは廃止され、4ドアハードトップのみの展開になりました。
兄弟車であるマークⅡやクレスタに比べて全長は短いものの、斜め格子のグリルやシャープで力強いサイドビューにより、2車種とは異なる雰囲気を演出しています。ラグジュアリーな「アバンテ」グレードを始め、ハイソカーブームによりチェイサーは全体的にラグジュアリー志向にシフトした世代でもあります。
また、1985年10月には当時のレーシングカーに採用されていたツインカム・ツインターボエンジン搭載の「GTツインターボ」グレードが追加されました。5MTで装備を簡略化した「GTツインターボS」もラインナップされていたため、幅広いユーザーから人気を獲得していました。
GX71 チェイサーのスタイリッシュな外観とスポーティーな走行性能は、旧車ファンにとって今も魅力的な存在です。
【GX71 チェイサーを代表するグレードのスペック】
■2000EFI ツインカム24・アバンテ
型式 | E-GX71-DTMGF |
エンジン | 直列6気筒縦置DOHC |
ボディサイズ | 全長4,630mm×全幅1,690mm×全高1,385mm |
車輌重量 | 車輌重量 |
排気量 | 1,988cc |
駆動方式 | FR |
乗車定員 | 5名 |
■2000EFI・アバンテ
型式 | E-GX71-DTMGE |
エンジン | 直列6気筒縦置OHC |
ボディサイズ | 全長4,630mm×全幅1,690mm×全高1,385mm |
車輌重量 | 1,240kg |
排気量 | 1,988cc |
駆動方式 | FR |
乗車定員 | 5名 |
■1800・XL
型式 | E-SX70-DTMNS |
エンジン | 直列4気筒縦置OHC |
ボディサイズ | 全長4,560mm×全幅1,690mm×全高1,385mm |
車輌重量 | 1,090kg |
排気量 | 1,832cc |
駆動方式 | FR |
乗車定員 | 5名 |
まとめ
GX71 チェイサーは、中古車市場で需要がある車種のため、高く売却できる可能性があります。買取時は、車輌のコンディションが重視されており、走行に問題がなく内外装がきれいな場合は特に高く売却できるでしょう。
また、査定日の1年以内に法定点検を実施しているとプラス査定になるため、売却を検討している場合は点検を受けることを検討してもよいかもしれません。ただし、プラス査定される金額は業者によって異なるため、売却先を見極める必要があります。
GX71 チェイサーをより高く売却したい場合は、GX71 チェイサーの買取に特化した旧車専門店への依頼をおすすめします。
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