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2025年12月に、スズキ グランドエスクードが25年ルール解禁となります。発売当時からその高い走破性と実用性で評価されてきたグランドエスクードは、25年ルール解禁に伴い、中古車相場に変化が生じる可能性があります。 今回は、グランドエスクードの25年ルール解禁の背景と、このモデルの魅力について詳しく解説します。海外輸出の可能性やこれからの価格動向の参考としてぜひお役立てください。 2025年12月にグランドエスクードが25年ルール解禁! 2025年12月に、スズキ グランドエスクードの25年ルールが解禁されます。グランドエスクードは2000年12月から販売が開始された本格的なSUVです。 特にその優れた走破性と実用性から、アウトドア愛好家や悪路走行が必要なユーザーから高い支持を得てきました。V6 2.7Lエンジンを搭載し、4WDシステムを備えたグランドエスクードは、日本のSUV市場において独自のポジションを確立したクルマです。 25年ルール解禁により、このモデルが海外、特にアメリカ市場へ輸出される可能性が高まっています。日本車の信頼性と本格的なオフロード性能を兼ね備えたグランドエスクードは、アメリカのアウトドア志向の強いユーザーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。 そもそも25年ルールとは? 25年ルールとは、製造から25年以上経過した右ハンドルのクルマをアメリカ国内にそのまま輸入できる法律の例外にあたる特別ルールのことです。アメリカでは厳しい安全基準や排ガス規制を設けており、通常右ハンドル車をそのまま輸入することはできません。 しかし、製造から25年が経過したクルマは、クラシックカーとして登録することが可能となるため、右ハンドル車である日本車をそのままの状態で輸入できるようになります。加えて、関税や排ガス規制なども対象外となるため、輸入のハードルが大幅に下がるのです。 このルールにより、本来であればアメリカ市場での販売が難しかったグランドエスクードのような日本国内向けモデルも、2025年12月以降は製造から25年が経過したものに限り、アメリカへの輸入が可能となります。日本車ファンにとって、待ち望んでいた瞬間が迫っているといえるでしょう。 ▼詳しくはこちらアメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でグランドエスクードは値上がりする? 25年ルールの解禁により、グランドエスクードの中古車価格に上昇傾向が見られる可能性があります。特に状態のよい個体や希少なグレード、低走行車などは、アメリカからの需要が高まることで価格の上昇が予想されます。 ただし、グランドエスクードの場合、すでに生産から20年以上が経過しており、現在の中古車市場での流通量も多くはありません。また、経年による状態の劣化や部品の入手性の問題から、すべての個体が大幅に値上がりするとは限らないでしょう。 価格の上昇は、主に状態の良い個体や、純正パーツがしっかりと残っているオリジナル度の高いモデルに限られる可能性が高いです。また、特別仕様車は、コレクター的な価値も高まる可能性があります。グランドエスクード所有者は、自身のクルマの状態や市場の動向をよく見極めて、売却のタイミングを検討することをおすすめします。 25年ルールが解禁されるグランドエスクードの魅力 グランドエスクードの最大の魅力は、本格的なオフロード性能と日常使いの快適性を高い次元で両立している点です。2.7LのV6エンジンは、最大出力84psを発揮し、悪路でも力強い走りを実現します。また、4WDシステムと、シャシー剛性の高さにより、オンロードでも安定した走行性能を備えています。 デザイン面では、四角いボディラインと高い最低地上高が特徴で、SUVらしい力強い存在感を放っています。インテリアは、当時のSUVとしては珍しく高級感のある内装と、広々とした室内空間を提供し、長距離ドライブでも疲れにくい快適性を実現しました。 実用面での魅力も大きく、最大5人乗りの広々とした室内と十分な荷室スペースにより、アウトドアレジャーやファミリーユースにも対応できる汎用性の高さを持っています。また、高い信頼性と耐久性は、スズキ車の特徴そのものであり、現在でも多くのユーザーから支持される理由となっています。 グランドエスクード以外で2025年に25年ルールが解禁される車種一覧 2025年は、グランドエスクード以外にも多くの人気モデルが25年ルール解禁を迎えます。それぞれの解禁時期と特徴は以下のとおりです。 ・トヨタ 2代目 エスティマ(1月解禁)2代目エスティマは、革新的な空力デザインと広々とした3列7〜8人乗りの室内空間を両立させた先進的ミニバンです。2.2Lや3.0Lエンジン、4WDモデルも用意され、実用性と走行性能を高次元で融合したモデルです。 ・トヨタ WiLL Vi(1月解禁)クラシックと未来を融合した独創的なデザインをもつモデル。丸みを帯びたボディライン、バブルのようなヘッドライト、円形のリアランプが特徴的で、内装も丸型メーターなど個性的です。 ・トヨタ bB(2月解禁)トヨタ bBは2000年に登場した独特なボックス型デザインが特徴のコンパクトカーです。四角いフォルムと広い室内空間を持ち、カスタマイズ性の高さから若者に人気を集めました。1.3Lと1.5Lエンジンを搭載し、実用性とスタイリッシュさを両立させた革新的なモデルです。 ・ダイハツ アルティス(3月解禁)ダイハツ アルティスは、トヨタ カムリのOEMモデルとして登場した高級セダン。2.2L 直4エンジンによる滑らかな走りと快適な乗り心地、高い信頼性が特徴です。広い室内空間も魅力です。 ・トヨタ 2代目RAV4(5月解禁)2代目RAV4は、初代の成功を発展させたクロスオーバーSUVです。拡大したボディサイズと室内空間を持ちながらも取り回しの良さを維持しています。2.0L/1.8Lエンジンを搭載し、洗練されたデザインと実用性を兼ね備え、日常からアウトドアまで幅広く活躍します。 ・トヨタ オーパ(5月解禁)オーパは、2000年5月に発売された5ドアハッチバックです。コンパクトなサイズながらも広々とした室内を有し、ファミリー層から人気を博しました。 ・ホンダ アコード ユーロR CL1型(6月解禁)ホンダの高性能セダンとして人気の高いモデルです。2.2L DOHC VTECエンジンを搭載し、最高出力220馬力という当時のセダンとしては驚異的なパワーを誇りました。スポーティな走りと実用性を兼ね備えた名車として、多くのファンに支持されています。 ・ダイハツ アトレー7(7月解禁)アトレー7は、コンパクトなボディに7人乗りの3列シートを実現した実用的なミニバンです。1.3Lのエンジンを搭載し、スライドドアや折りたたみ可能な後部座席など、日常使いに便利な機能を備えています。 ・スバル インプレッサ WRX STI GDB型(8月解禁)スバルのラリー技術を結集した高性能4WDスポーツモデルです。水平対向エンジンと全輪駆動による優れたコーナリング性能が魅力で、世界中のモータースポーツファンから熱い支持を集めています。特に限定モデルは希少価値が高く、高額での取引が予想されます。 ・ダイハツ YRV(8月解禁)コンパクトながらも広い室内空間と個性的なデザイン、スポーティな走りを兼ね備えた実用性の高いモデルです。 ・30セルシオ(8月解禁)30セルシオは、2000年8月から製造されたトヨタのフラッグシップ高級セダン。4.3L V8エンジンを搭載し、世界トップレベルの静粛性と快適な乗り心地が特徴です。 ・9代目カローラ(8月解禁)9代目カローラは、2000年から2017年まで製造された大衆車です。空力性能を重視した流麗なデザインと、1.3L、1.5L、1.8Lのエンジンによる力強い走りを両立させています。 ・ホンダ スマートシビック(9月解禁)ホンダ シビックの7代目モデルです。先代よりも一回り以上大きくなったボディで、ミニバンを思わせる外観をもちます。 ・ホンダ 3代目シビックフェリオ(9月解禁)走行性能、実用性、どちらにもこだわってつくられたコンパクトカーです。VTECエンジンを搭載し、小さいボディながらハイパワーを誇ります。 ・トヨタ 110系 マークⅡ(10月解禁)高級感あるセダンフォルムと多彩なパワーユニットが特徴のモデルです。ツアラーVに搭載された1JZ-GTEターボエンジンによる280psの走行性能は多くのファンを魅了しています。 ・ホンダ ストリーム(10月解禁)スポーティな走りと3列シートの実用性を両立させたミニバンです。低床設計と洗練されたスタイリングが特徴で、若いファミリー層から支持されました。 ・トヨタ オリジン(11月解禁)トヨタ生産台数1億台突破を記念して約1,000台のみ製造された限定車です。初代クラウンをモチーフにした豪華セダンとして注目を集めました。 ・マツダ トリビュート(11月解禁)マツダとフォードの共同開発によって生まれた、実用性と優れた走行性能を兼ね備えた小型クロスオーバーSUVです。 ・日産 エクストレイル(11月解禁)初代エクストレイルは最高280psのエンジンと「ALL MODE 4×4」で本格オフロード性能と日常の使いやすさを両立。スクエアなボディによる大容量荷室と実用的装備、優れた視界と収納で、クロスオーバーSUVの先駆けとして魅力的なモデルです。 ・トヨタ クルーガー(11月解禁)クルーガーは、2000年発売のSUVです。セダンの快適性とSUVの実用性を高次元で融合し、高い走行性能と乗り心地を実現しました。 まとめ 2025年12月に25年ルール解禁を迎えるスズキ グランドエスクードは、その高い走破性と実用性から、アメリカ市場での需要が高まる可能性があります。特に状態のよい個体や希少なグレードは、価格上昇が期待できるでしょう。 グランドエスクードの魅力は、本格的なオフロード性能と日常使いの快適性の両立、そして高い信頼性にあります。これらの特徴は、アウトドア志向の強いアメリカのユーザーにとっても大きな魅力となるはずです。 また、2025年には他にもホンダ アコード ユーロRやスバル インプレッサ WRX STIなど、日本を代表する名車が25年ルール解禁を迎えます。これらの車種も含め、日本の中古車市場は今後さらに活性化することが予想されます。 お持ちのクルマの売却をご検討の際は、旧車専門の買取業者である旧車王にぜひご相談ください。10年以上経過したクルマの買取に特化した旧車王なら、適正価格での高価買取が期待できます。最短当日、無料で日本全国どこでも出張査定を行っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
2023年5月にスカイラインR34の25年ルールが解禁されました。25年ルールの解禁により、今後スカイラインR34が値上がりするかどうか、気になる方もいるでしょう。 この記事では、今後スカイラインR34が値上がりするかどうかや、2023年に25年ルールが解禁された他の車種などを紹介します。 2023年5月にスカイラインR34が25年ルール解禁! 2023年5月にスカイラインR34の25年ルールが解禁されました。1998年に発売されたスカイラインR34は、優れた走行性能や強力なエンジンが大きな魅力の、スポーツカーファンから熱く支持されているモデルです。 アメリカでもスカイラインR34は人気があるものの、輸入規制によって現地では長らく販売されていませんでした。そのため、スカイラインR34の25年ルールの解禁を待ち望んでいるアメリカファンも多く存在することでしょう。 そもそも25年ルールとは? アメリカで定められている25年ルールとは、並行輸入の全面禁止の緩和措置として1988年に導入された制度のことです。アメリカが日本車を輸入する場合、米国が定める排ガス規制や安全基準をクリアしなければなりません。 しかし、25年ルールが適用されると排ガス規制や定められた安全基準をクリアしていなくても、日本車の輸入が可能になります。つまり、製造から25年経過しているスカイラインR34を、右ハンドルで日本仕様のままアメリカが輸入できるということです。 ▼25年ルールについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でスカイラインR34は値上がりする? 25年ルールの解禁により、スカイラインR34は値上がりすることが予想されます。大きな理由として、アメリカでの19日本のスポーツカー人気の高さが挙げられます。特に1990年代に発売されたモデルの需要は非常に高いため、25年ルールが解禁されたクルマの価値はさらに高まるでしょう。 アメリカへ輸入が積極的に行われると、国内での希少価値がさらに高まるため、スカイラインR34は値上がりするでしょう。 しかし、中古車価格は需要と供給のバランスの影響を受けるため、必ずしも値上がりするわけではありません。また、有名なオークションでスカイラインR34が低額で落札されたような場合は、それが偶発的なものだったとしても、R34は高額で落札すべきクルマではないとの認識が広がり、価格が上昇しにくくなる可能性があります。 とはいえ、スカイラインR34は世界中で人気がある車種です。状態がよくクルマ本来の性能が保たれているのであれば、極端に値上がりしなかったとしても今後も高値で売買できる可能性が高いでしょう。 25年ルールが解禁されたスカイラインR34の魅力 1998年5月に販売されたスカイラインR34は、R32から続く第2世代最後のモデルです。 前モデルのR33は、角が丸められたボディデザインや内装があまり評価されませんでした。そのため、スカイライン本来の魅力を取り戻せるよう改良のうえ開発されたのがR34です。ボディを小型化し、直線基調のシャープなデザインを採用しました。細部まで整合性を取るために、ヘッドライトもシャープな印象になるよう設計されています。 また、スポーツカーとしてのイメージを高めるために、ホイールベースを短くし、ボディ剛性も大幅に改善されました。社内測定では、ベンツやBMWなどの高級車を上回るほどのボディ剛性を実現したといわれています。 しかし、排ガス規制によりR34はわずか3年(GT−R以外)で生産が廃止され、販売台数は6万4,623台(GT-Rの1万1,344台を含む)と、他の世代に比べて流通台数は多いとはいえません。 アメリカにおける国産スポーツカー人気はまだまだ続くと予想されているため、スカイラインR34は今後さらに希少価値が高まっていくでしょう。 ▼関連記事日産 R34型GT-RとER34の違いとは?同じR34型なのに中古車価格はひと桁違う! スカイラインR34以外で2023年に25年ルールが解禁された車種一覧 スカイラインR34以外で、2023年に25年ルールが解禁された車種は以下のとおりです。 ・ランサーエボリューションⅤ:1月ランサーエボリューションⅤは、1998年に三菱自動車から発売されたスポーツカーです。当時国内で販売されていた280psクラスの中でも、高い加速性能と安定性を誇っています。 ・ランドクルーザー 100系:1月ランクル100は、1998年に発売されたトヨタが世界に誇るクロスカントリー車です。タフさを高めつつ、高級車の要素を取り入れたプレミアムSUVへと進化し、国内では「オフロード界のセルシオ」と称されるほどの人気を博しました。 ・アルテッツァ:10月アルテッツァは、1998年〜2005年まで販売されたトヨタのスポーツセダンです。高い運動性能と欧州でも評価される高級感を兼ね備えています。 ・ジムニーJB23:10月ジムニーJB23は、1998年にスズキから発売された軽四輪駆動車です。これまでの箱型から丸みを帯びたデザインに大きく変更されたほか、オンロードでの安定性とオフロードでの走破性が向上しました。 ・レガシィBE型:12月レガシィBE型は、1998年にスバルから発売されたスポーツセダンです。優れた走行性能と洗練されたデザインを持ち、レガシィ最後の5ナンバーサイズとして人気を博しました。 まとめ 2023年5月に、1998年に販売されたスカイラインR34の25年ルールが解禁されました。アメリカは、25年ルールが解禁された90年代の国産スポーツカーを積極的に輸入しているため、スカイラインR34の値上がりが予想されます。 ガレージに眠っているスカイラインR34を高く売却したい場合は、市場の動向をチェックしてから手放すとよいでしょう。
アリスト160系は、2022年8月に25年ルールが解禁されました。25年ルール解禁により、アリスト160系の値動きについて調べている方もいるでしょう。 この記事では、25年ルールによる中古車価格の変動や、アリスト160系の魅力などについて紹介します。 2022年8月にアリスト160系が25年ルール解禁! アリストは、トヨタを代表するラグジュアリースポーツセダンとして1997年〜2005年まで販売されていました。2代目である160系はアリストの最終モデルです。海外ではトヨタが国外で展開していた高級ブランドのレクサスから「GS」として発売され、2005年以降は国内でも同様にレクサス「GS」として販売が続けられています。 アリストは、カスタムやチューニングのベース車輌としての人気が高く、ドリフト走行を目的としてMTに改造されている個体も存在しています。そんなアリストが、アメリカの25年ルール解禁によって多く輸出されると、国内の中古車市場にも影響が出るでしょう。 そもそも25年ルールとは? 25年ルールとは、アメリカの右ハンドル車輸入規制の緩和措置のことです。本来、アメリカでは日本やイギリスで流通している右ハンドルのクルマを輸入できません。 しかし、製造から25年経過したクルマは、アメリカでクラシックカーとして登録できるため右ハンドル車でも輸入できます。さらに、関税や排ガス規制の対象外にもなるため、アメリカにとっては輸入しやすいといえます。 ▼アメリカの25年ルールについて、より詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。アメリカの「25年ルール」とは?名車の中古車相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でアリスト160系は値上がりする? 25年ルールの解禁により、アリスト160系の中古車価格が値上がりする可能性があります。これまで以上にアメリカがアリスト160系を輸入した場合、国内での希少価値が高まるため、価格が高騰することが予想されます。 ただし、中古車価格はさまざまな要因で左右されるため、必ず高騰するとは限りません。たとえば、クルマのコンディションや内外装の状態が悪いと、高値での取引は難しいでしょう。 しかし、査定してもらわないと実際の金額がわからないため、正確な金額を知りたい場合には買取業者への査定依頼をおすすめします。 25年ルールが解禁されたアリスト160系の魅力 アリスト160系は、直列6気筒の3L ツインターボエンジンを搭載しています。 最高出力は当時の自主規制値いっぱいの280psを誇っており、走行性能が優れている点が大きな魅力です。大排気量により「国産車最速セダン」とも呼ばれていました。 内外装ともにラグジュアリーなテイストで、日産「シーマ」と競合していました。また、トヨタの高級セダン「クラウンマジェスタ」の姉妹車でもあり、初代までは共通のプラットホームを使用していたものの、2代目からは新開発のものが採用されています。 新開発のプラットホームの採用により、クルマの前後の突き出し部分を短くし、エンジンの搭載位置が変わったため重量のバランスが最適化されました。その結果、ハンドリング性が大幅に向上し、運転しやすいうえに滑らかで、より安定したドライブを楽しめるようになりました。 アリスト160系は、力強い走りを楽しめる走行性能と、長距離ドライブでも疲れを感じさせない優れた乗り心地が両立したモデルです。バランスの取れた性能により今でも多くの愛好家から高く評価されています。 ▼関連記事アリストのベースグレードとどこが違う?今も人気のベルテックスエディションを詳しく紹介 アリスト160系以外で2022年に25年ルールが解禁された車種一覧 アリスト160系以外にも、2022年に25年ルールが解禁された車種があります。 該当車種と解禁年月は以下のとおりです。 ・2代目 センチュリー:4月2代目 センチュリーは、1997年〜2017年までトヨタで販売されていた最高級乗用車です。誕生から30年を経て初めてモデルチェンジが行われたものの、アイデンティティである重圧なスタイリングも継承されています。 ・ハイエースレジアス:4月ハイエースレジアスは、1997年〜1999年までトヨタで販売されていたワンボックスミニバンです。ハイエースをベースにしており、4WDも設定されていました。 ・ローレル C35型:5月ローレル C35型は、1997年〜2003年まで日産で販売されていた4ドアハードトップです。スカイラインとプラットホームやエンジンが共通であり、ハイオーナーカーとしても人気を博していました。 ・シビックタイプR EK9型:8月シビック タイプR EK9型は、1997年からホンダで発売されたシビックタイプRの初代モデルです。B16B型エンジンを搭載し最高出力185psを誇る、ホンダを代表するスポーツカーの1つとして知られています。 ・トルネオ:9月トルネオは、1997年〜2002年の間にホンダで発売された4ドアスポーツセダンです。姉妹車のアコードより販売台数が多い実績があります。 まとめ 国産車最速セダンと呼ばれていたアリスト160系は、2022年8月に25年ルールが解禁されました。アメリカがこれまで以上にアリスト160系を輸入した場合、国内での希少価値が高くなるため、中古車価格が高騰するでしょう。 アリスト160系の売却を検討している場合は、今後の値動きに注目し、最適なタイミングで手放しましょう。なお、アリスト160系を少しでも高く売却したい場合は、旧車に精通した買取店がおすすめです。
2022年8月、ホンダのスポーツモデルであるシビックタイプR EK9型が製造開始から25年が経過し、アメリカの25年ルールの対象となりました。この記事では、25年ルールの概要、初代シビックタイプRのEK9型の特徴、今後の相場の動向などについて解説します。 2022年8月にシビックタイプR EK9型が25年ルール解禁! シビックタイプRの初代モデルとして現在でも高い人気を誇るEK9型は、2022年8月に製造開始から25年が経過し、アメリカ25年ルール解禁となりました。これにより、アメリカへの輸出が盛んになり、中古車相場にも動きが見られる可能性が高くなっています。 そもそも25年ルールとは? アメリカの25年ルールとは、アメリカの輸入車関係法令の例外ルールのことで、製造から25年が経過したクルマの登録区分がクラシックカーとして認められる制度です。 原則としてアメリカでは右ハンドルのクルマの輸入ができません。ただし、製造から25年が経過したクルマであれば、クラシックカーとして登録できるようになります。クラシックカー扱いとなった右ハンドルのクルマは、そのままアメリカへ輸入することが可能になります。 このルールにより、製造から25年以上経過した日本車がアメリカに多く輸出されるようになる可能性があります。 ▼アメリカの25年ルールについては、こちらの記事で詳しく解説しています。アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でシビックタイプR EK9型は値上がりする? アメリカ25年ルールの解禁に伴い、シビックタイプR EK9型の中古車相場が変動する可能性があります。 シビックタイプRは、日本国内のみならず海外でも人気が高いモデルです。そのため、初代シビックタイプRであるEK9型の買取相場や中古車市場価格などが変化する可能性が高いといえるでしょう。 必ず値上がりするとは断言できませんが、買取額や査定額が変化すると予想されます。 25年ルールが解禁されたシビックタイプR EK9型の魅力 初代シビックタイプRであるEK9型は、FF車の2ボックスという新しいマーケットを開拓したシビックのスポーツモデルです。「より多くの方に走る歓びを存分に味わっていただきたい」というホンダの熱い思いから誕生しました。 ホンダの代名詞とも言えるVTECエンジンを搭載するEK9型タイプRは、1.6Lという小さな排気量でありながら、1.0Lあたりの出力が100PSを超える高性能エンジンとなっています。 高性能エンジンを搭載する初代シビックタイプRは、鋭敏な動力性能とコントローラビリティを両立させたコンパクトなスポーツモデルとして現在でも高い人気を誇るモデルです。 シビックタイプR EK9以外で2022年に25年ルールが解禁された車種一覧 シビックタイプR EK9型の他にも、2022年に25年ルールが解禁されたクルマがいくつもあります。主なモデルは次のとおりです。 解禁年月 名称 特徴 2022年4月 2代目 センチュリー 国産車唯一のV12エンジンを搭載する乗用車 2022年4月 ハイエースレジアス 5ナンバーサイズの3列シートミニバン 2022年5月 ローレル C35型 ローレルの最終モデルとなる8代目 2022年8月 アリスト160系 2代目アリスト。直列6気筒エンジン+FR、4灯ヘッドランプやリアコンビランプが特徴 2022年9月 トルネオ アコードの姉妹車でプリモ店とベルノ店で販売された まとめ ホンダを代表するスポーツモデルとして度々注目されるシビックタイプRの初代モデルであるEK9型は、アメリカの25年ルールの解禁に伴い、市場の相場も変化する可能性が高いです。また、今後、流通台数が減少すれば希少価値も高くなる可能性もあるでしょう。シビックタイプR EK9型を売却したい方や手に入れたい方は、注目が集まっている今がチャンスかもしれません。 旧車王では、このような需要の変化を的確に捉え、適正な鑑定を徹底しておりますので、売却を検討されている方はお気軽にご相談ください。
2021年9月、チェイサー100系が製造から25年が経過したため、アメリカの25年ルールの対象車となりました。この記事では、25年ルール解禁となった100系チェイサーについて解説するとともに、25年ルールの概要もあわせて紹介します。 2021年9月にチェイサー100系が25年ルール解禁! チェイサーは、2021年9月に製造開始から25年が経過したスポーツセダンです。これにより、アメリカの25年ルールが解禁となり、アメリカで右ハンドルのチェイサーの輸入が可能となります。 製造開始から25年が経過した現在でもFRスポーツセダンとして人気のチェイサーは、中古車市場で高値で取引されることがある人気モデルです。25年ルールの解禁によって、チェイサーの中古車価格や査定額などに影響が出る可能性があります。 そもそも25年ルールとは? 25年ルールとは、アメリカの輸入車関係法令の例外のことです。 アメリカでは、原則として右ハンドルのクルマを輸入できません。しかし、製造から25年が経過したクルマであれば、クラシックカーとしての登録が可能となります。そのため、右ハンドルのクルマをそのままアメリカへ輸入することができるのです。 ▼アメリカの25年ルールについては、こちらの記事で詳しく解説しています。アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でチェイサー100系は値上がりする? アメリカの25年ルール解禁により、チェイサー100系の中古車価格や査定額などが変化する可能性は高いでしょう。 日本国内でも人気のFRスポーツセダンのチェイサーは、日本国内だけでなく、海外でも人気が高くなることが予想されるモデルです。そのため、アメリカ25年ルールの解禁に伴い、価額の変動が見られる可能性が高いといえるでしょう。 25年ルールが解禁されたチェイサー100系の魅力 トヨタ チェイサー 100系は、1996年6月にデビューした6代目モデルです。4ドアハードトップのチェイサーは、当時「ダイナミックなスポーツセダン」として登場しました。 チェイサーの中でも高い人気を誇るのは、スポーティラインの「ツアラー」です。その他にもラグジュアリーラインの「アバンテ」もラインナップされていましたが、時間が経過してもなお人気が高いのはツアラー系です。 走り好きに人気のチェイサーは、ラグジュアリー感あるスポーツセダンという側面だけでなく、走り好きも満足する高い走行性能を備える貴重なモデルとなっています。 チェイサー100系以外で2021年に25年ルールが解禁された車種一覧 2021年に製造から25年が経過するモデルは、チェイサーだけではありません。その他にも名車として知られる日本車がアメリカ25年ルールの解禁対象となりました。その一部を紹介します。 解禁年月 名称 2021年1月 10代目ブルーバード 2021年3月 4代目レパード 2021年5月 90プラド 2021年5月 初代ステップワゴン 2021年6月 3代目シーマ 2021年8月 ランエボⅣ 2021年8月 8代目ギャラン 2021年10月 初代ステージア 2021年11月 5代目プレリュード まとめ FRスポーツセダンとして現在でも高い人気を誇るチェイサーは、製造から25年が経過し、アメリカの25年ルールの対象となりました。スポーティーなクラシックカーが好きな人たちに人気のチェイサーは、アメリカでも人気になる可能性が高いでしょう。そのため、買取価格も大きく変動する可能性があります。売却を検討している方は、人気が高い今が売り時といえるでしょう。チェイサー100系を手放そうかと考えている方は一度査定してみてはいかがでしょうか。
2020年1月にアメリカ25年ルールが解禁されたR33 GT-Rは、今なお高い人気を誇る日産のスポーツモデルです。この記事では、アメリカの25年ルールの概要、R33 GT-Rの特徴、25年ルールが解禁された後の相場の傾向などを解説します。R33 GT-Rの動向について調べている方は参考にしてみてください。 2020年1月にR33 GT-Rが25年ルール解禁! 2020年1月、日産を代表するスポーツモデルのR33 GT-Rが発売から25年を迎えました。これに伴い、25年ルールが解禁され、アメリカでも右ハンドルのR33 GT-Rが走れるようになりました。 アメリカの25年ルールの影響によって中古車市場にどのような影響があるのでしょうか。ここからは、25年ルールの概要や中古車市場への影響について解説します。 そもそも25年ルールとは? 25年ルールは、アメリカの輸入車関係法令の例外で、登録の区分がクラシックカーとなる制度です。 原則として、アメリカでは右ハンドル車の輸入ができません。しかし、製造から25年が経過したクルマの場合、クラシックカーとしての登録ができるようになるため、右ハンドルのクルマをそのままアメリカへ輸入できます。 このルールによって、製造から25年以上経過した日本の名車がアメリカに多く輸出されるようになるため、買取価格や中古車価格に影響を及ぼすのです。 ▼25年ルールの詳しい内容は、下記の記事でまとめているためぜひご覧ください。アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でR33 GT-Rは値上がりする? R33 GT-Rの中古車市場は、アメリカの25年ルールの解禁によって、大きく動く可能性が高いです。 日本国内のみならず、アメリカをはじめとする海外でも人気があるGT-Rは、常に需要があるモデルです。そのため、アメリカの25年ルールの解禁によって、流通経路がさらに増えるため、中古車市場に影響を及ぼすと考えられます。 実際の買取価格は、査定して確認することとなりますが、中古車市場の動きからも評価が高まる可能性があるといえるでしょう。 25年ルールが解禁されたR33 GT-Rの魅力 R33 GT-Rは、1995年1月に発売されたスポーツモデルです。スポーツセダンであるスカイラインの派生車種ともいわれますが、内外装、エンジン、足回り、走行性能など、さまざまな点で専用チューニングがされています。 また、R33 GT-Rには、R32 GT-Rから搭載される名機2.6L直列6気筒ツインターボエンジン(RB26DETT)の進化版が搭載されています。その他にも、ボディ構造や足回りなど、ボディサイズだけでなくメカニズムも従来モデル(R32 GT-R)から進化していることが特徴です。 ▼関連記事はこちらR32&R33 GT-Rの違いって何?人気の理由をそれぞれ解説 R33 GT-R以外で2020年に25年ルールが解禁された車種一覧 R33 GT-R の他にも国産スポーツモデルが2020年にアメリカ25年ルール解禁となりました。 ・ランサーエボリューションIII(解禁日:2020年1月)・初代インテグラタイプR(解禁日:2020年10月) 日本の名車といわれるスポーツモデルが25年ルール解禁によって、続々とアメリカへ輸出されています。今後も、多くの名車がアメリカへ輸出され、中古車市場が大きく変わっていく可能性があります。 まとめ 日産を代表するスポーツモデルであるR33 GT-Rは、デビュー当初さまざまな意見がありましたが、現在中古車市場で高く評価されているため、名車と呼べるモデルになっているといえるでしょう。 日本車の歴史の1ページに名を残すGT-Rの売却を考えている方は、人気が高い今が売り時かもしれません。今の価値や買取価格が気になったときは、まず査定してみることをおすすめします。
2020年10月、ホンダのスポーツモデル初代インテグラタイプR(通称 インテR)が製造開始から25年を迎えました。これにより、アメリカの25年ルールが解禁され、アメリカ市場への輸出が開始されることとなります。 この記事では、25年ルールの概要、インテグラタイプRの特徴、中古車市場の変化の予測などを解説します。インテグラタイプRの今後について気になっている方は参考にしてみてください。 2020年10月に初代インテグラタイプRが25年ルール解禁! インテグラタイプRは、ホンダのスポーツモデルとして高い人気を誇ります。NSXタイプRに続くタイプR第2弾モデルとして登場したインテグラタイプRは、多くのホンダファンやスポーツモデルファンを魅了しました。 インテグラタイプRは、1995年10月の発売から25年が経過し、2020年10月にアメリカの25年ルールが解禁されました。今後中古車市場に動きが出る可能性が非常に高いモデルです。 それでは、アメリカの25年ルールとは何なのか、なぜ中古車市場に影響するのか詳しく解説します。 そもそも25年ルールとは? 25年ルールとは、アメリカにおける輸入車に関連する法令の例外のことです。 アメリカでは、原則として右ハンドルのクルマを輸入できません。しかし、製造から25年が経過したクルマの場合、クラシックカーとしての登録が可能となるため、右ハンドルのクルマをそのままアメリカ市場へ輸入できるのです。 このルールにより、製造から25年以上経過した日本車がアメリカに流通することとなり、日本車を求める動きが活発になるため、古車市場に影響を及ぼす可能性があります。 ▼詳しくはこちらアメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁で初代インテグラタイプRは値上がりする? 25年ルール解禁により、アメリカの中古車市場にもインテグラタイプRが流通することが予想されます。インテグラタイプRの流通経路が増えれば、それだけ需要が高まります。 そのため、インテグラタイプRの中古車価格は値上がりする可能性が高いでしょう。 なお、アメリカでは下記の要因によってインテグラタイプRの人気が高い状況が続くと考えられます。 ・アメリカでは日本車が人気・ホンダ車であることも人気の理由の1つ・スポーツモデルの「タイプR」に付加価値がある ただし、実際の買取価格は、査定をしてみないとわかりません。そのため、買取価格が気になったら一度査定してみることをおすすめします。 25年ルールが解禁された初代インテグラタイプRの魅力 初代インテグラタイプRは、1995年8月に発表され、10月に販売を開始したスポーツモデルです。 先に発売されたNSXタイプRと同じようにレーシングカーのテイストを取り入れ、圧倒的なドライビングプレジャーを実現する究極のFFスポーツモデルを目指して開発されました。優れたパフォーマンスを発揮するエンジンや心地よいステアリングフィール、スポーティな内外装が特徴です。 エンジンは、1.8L直列4気筒VTECで、タイプR専用に開発されています。また、最高出力200psを発生させ、1.0Lあたり111psを発揮する優れたパフォーマンスも魅力です。 ▼関連記事はこちら庶民にも手が届く本格ライトウェイトスポーツ!ホンダ 初代インテグラタイプRの魅力と中古車相場 初代インテグラタイプR以外で2020年に25年ルールが解禁された車種一覧 インテグラタイプRの他にも、2020年にアメリカ25年ルールが解禁されたモデルがあります。ここでは、その一例を紹介します。 ・スカイライン R33 GT-R(解禁日:2020年1月)・ランサーエボリューションIII(解禁日:2020年 1月) このように、日本の自動車史に名を残す名車たちが続々とアメリカ市場に輸出されています。 まとめ NSXタイプRに続く「タイプR」第2弾モデルとして登場したインテグラタイプRは、FFスポーツの歴史を切り開いたモデルといっても過言ではありません。 25年ルールの解禁によって、アメリカにも輸出されるようになったインテグラタイプRは、今現在も高い人気を維持し続けています。 もし、初代インテグラタイプRの売却を考えているなら、人気が高まっている今が売り時かもしれません。買取額が気になった時は、一度査定してみることをおすすめします。
1966年から1972年まで製造されたランボルギーニ・ミウラ。大排気量のV型12気筒エンジンを横置きでミッドシップレイアウトにおさめた元祖スーパーカーとして、革新的なデビューを飾りました。 FRが主流だったロードゴーイングGTの世界に、MRパッケージで彗星のごとく現れたミウラの開発秘話とすべてのモデルの歴史を紐解いていきます。 ベアシャーシでの初披露から始まったランボルギーニ・ミウラ 初代ランボルギーニ・ミウラの前身、TP400がトリノ・オートショーで初披露されたのは1965年。しかし、その姿はボディがなくV型エンジンを載せたベアシャーシのみでした。 そして、翌1966年にマルチェロ・ガンディーニ氏による架装が施され、新鋭ランボルギーニ・ミウラ P400は、ついにジュネーブショーで初披露されます。流れるような流線美が注目の的となったミウラの開発秘話を紹介します。 フェラーリを超えるために生み出された元祖スーパーカー ミウラの特徴といわれる3.9LのV型12気筒エンジンは、1960年中盤に生産が始まったFR車、ランボルギーニ350GT/400GTに搭載されていました。しかし「フェラーリを超える車をつくりたい」と考えていた開発責任者のジャンパオロ・ダラーラは、4Lに迫るこの大型エンジンをコックピット後方に搭載する決断をします。 当時はミッドシップレイアウトそのものが珍しく、3Lクラスのエンジンとなると、フェラーリ 250LMのみでした。大型エンジンを搭載するMR車両が当時は他になく開発は難航しましたが、ダラーラは横置き配置にするという斬新な方法で解決。3.9LのV型12気筒エンジンを搭載するミッドシップスーパーカー「ランボルギーニ・ミウラ」を誕生させました。 当時、唯一無二といわれたこのミッドシップスポーツカーは、その後多くのGTカー開発を追随し「元祖スーパーカー」といわれる存在になりました。 横置きレイアウトでコンパクトなプロポーションを実現 ミウラの代名詞である横置きエンジンは、イギリスの自動車開発者のアレック・イシゴニスが設計したBMCミニからヒントを得て開発されました。 ミニは、エンジンの下にギアボックスを配置していましたが、ダラーラはトランスミッションをエンジンの後方、ディファレンシャルギアをセンター寄りにレイアウトすることで全高を抑え、低重心化を図りました。 ミウラは、ダラーラの画期的なアイディアで安定感のある重量配分とコンパクトなプロポーション、そして快適なキャビンスペースを実現しました。 奇才のデザイナーとトップエンジニアたちによって結成された開発プロジェクト ミウラの開発プロジェクトは、イタリアの若き奇才デザイナーとトップエンジニアたちによって布陣を固められました。 自動車メーカーのランボルギーニ社をベースに、シャシー設計は数々の名車を生み出していたダラーラ社が担当。ボディ設計及びデザインは、アルファロメオやフィアットの設計にも携わったベルトーネ社が手腕を振るったといいます。 当時のイタリアを代表する自動車関連メーカー3社による、最強の布陣だったからこそ、まだどこも開発していなかった唯一無二のミウラが生まれました。 車名「ミウラ」のルーツは闘牛牧場 「ミウラ」とは、スペイン最古の闘牛牧場「ミウラ牧場」が由来です。 ランボルギーニのエンブレムを、自身の星座である牡牛座に由来し闘牛をモチーフにしたフェルッチオは、ほかにも「ランボルギーニ・ディアブロ」「ランボルギーニ・ムルシエラゴ」「ランボルギーニ・アヴェンタドール」と、勇ましい闘牛の名前を車名にしました。 ランボルギーニ・ミウラ P400からP400SVへの歴史 人口わずか7,300人ほどの小さな町、サンタガータ・ボロネーゼの工場で出荷されたミウラ。 初代P400は、さまざまな課題を解決しながらP400S、P400SVへと、一台一台生産するごとに改良を重ねていきました。 3シリーズそれぞれの歴史と特徴を紹介します。 P400 (1966〜1968) 1965年のベアシャーシモデル TP400の発表からわずか1年後の1966年、初代ミウラであるP400型が登場しました。最高出力350ps、最大トルク37.5kg-mを誇る3.9L V型12気筒エンジンがわずか980kgの車体に搭載され、最高速度は280km/hを記録。流線型の美しいボディデザインとともに市場に衝撃を与え、シリーズ中もっとも多い475台が生産されました。 一方で、PT400のあまりの反響に開発を急いだため、見切り発車での発売となった感は否めない仕様も見受けられます。たとえば、スポーツ走行に欠かせないLSD(リミテッド・スリップ・デフ)の採用は見送られ、高速走行時の安定性が課題として残りました。 P400S(1968〜1971) 2代目のミウラはP400S型、チューニングをしたという意味を込めて「S」=Spintoが付け加えられました。エンジン出力は370psまで引き上げられ、装備の追加などで車両重量が1,050kgに増加したにもかかわらず、最高速度は285km/hを記録します。 ベンチレーテッド・ディスク・ブレーキ、等速ジョイント、リアサスペンションの強化とエンジンパワーの向上に合わせて全体にチューニングが施されました。また、パワーウィンドウやエアコンといった快適装備を充実させたのもP400Sの特徴です。1968年から1971年の3年間で140台が生産されました。 P400SV(1971〜1972) ミウラの最終進化型であるP400SVは、シリーズ史上最高となる385psまで出力を引き上げたエンジンで、最高時速は300km/hに到達。インテークの拡大やバルブタイミングの変更、さらにはキャブレターの仕様変更など意欲的なチューニングが施されました。 外観では、9インチホイールへの変更に伴ってリアをワイドフェンダー化したほか、ヘッドライトのトレードマークだった“まつ毛”と呼ばれるフィン状のパーツが取り外され、フロントグリルの形状も変更。P400SVは、シリーズのなかでもっとも見た目の変更が加えられました。生産台数は150台です。 旧車王は超希少車種ランボルギーニ・ミウラP400Sの買取実績あり 1960年代のロードゴーイングGT界に新風を巻き起こした、元祖スーパーカー「ランボルギーニ・ミウラ」。V型12気筒横置きエンジンを包み込む美しく流れるようなフォルムのミッドシップスポーツカーは、今もなお魅力的な一台です。 ミウラは、1960年代から70年代初頭のわずか6年間のみの生産で、3シリーズ合わせても750台前後しか販売されなかった希少車種です。中古車サイトでもほとんど見かけることはありません。 しかし、旧車王では2023年1月に1969年製ミウラ P400Sの買取実績があります。初代P400よりも生産台数が少ないモデルですが、旧車王だからこその高価買取が実現しました。希少車でも買取可能な旧車王にぜひご相談ください。 ※価格や経過年数は2023年2月記事執筆時のもの
スカイラインGT-Rの売却を検討するうえで、リセールバリューが気になっている方は多いのではないでしょうか。人気車種だからこそ買取価格にばらつきが出やすく、売却先によって大きな差が生じます。 そこで本記事では、スカイラインGT-Rのリセールや高く売るコツ、売却におすすめの業者について詳しく解説します。愛車を少しでも高く売りたい方はぜひ最後までご覧ください。 スカイラインGT-Rとは スカイライン GT-Rは、日産自動車の代表的なスポーツカーであり、スカイラインシリーズの最上級グレードです。 1969年に初代「ハコスカGT-R」、その後「ケンメリGT-R」が製造され、長い歴史をスタートさせました。 「ケンメリGT-R」から16年の空白期間を経て、1989年にR32型として復活を遂げたGT-Rは、2.6L直列6気筒ツインターボエンジンと4WDシステム「アテーサE-TS」を搭載し、全日本ツーリングカー選手権で29連勝を記録しました。 続くR33型では、ボディサイズの拡大とボディ剛性の強化が図られました。エンジンはR32型と同じものでありながら、最大トルク37.5kgmを達成しました。 ただし、ボディサイズが大型化したことで、取り回しの悪さなどが指摘され、不評を買ったモデルでもあります。 1999年に登場したR34型は、R33型の課題を解消し、全長を75mm、ホイールベースを55mm短縮したボディ構造で設計されています。エンジンはR32型から熟成されたRB26DETTを搭載し、280psを維持しつつ最大トルクは40kgmに向上しました。 R34型では、Mスペック ニュルやVスペックⅡ ニュルなど、多彩なグレードが展開され「スカイラインGT-R」としての幕を閉じています。 スカイラインGT-Rの買取相場 スカイラインGT-Rは、日産を代表するスポーツカーであり、常に高い人気があります。そのため、中古車市場でも高値で取引されています。ここでは、R32型からR34型までの買取相場について詳しくみていきましょう。 ※2024年6月時点の情報 R32型スカイライン GT-R R32型スカイラインGT-Rのベースグレードは、現在の中古車市場において〜700万円前後で取引されています。さらに、Vスペック N1やVスペックⅡ N1の場合、その価格は〜1,500万円前後にまで跳ね上がります。 R32型は、GT-Rの復活モデルとして人気が高く、今なお根強いファンに支持されているモデルです。 R33型スカイライン GT-R R33型スカイラインGT-Rのベースグレードの買取相場は、〜650万円前後です。また、LMリミテッドといった特別仕様車は、〜800万円前後で取引されています。 R33型は、ボディサイズの大型化などが当時は不評を買い、販売台数は約1万6,000台にとどまりました。しかし、現在では販売台数の少なさが希少価値を高める要因の1つとなっています。 R34型スカイライン GT-R R34型スカイラインGT-Rの買取相場は、ほかの型式を大きく上回ります。 ベースグレードでも〜2,000万円前後、VスペックII N1やVスペックII ニュルでは、〜4,500万円前後で取引されます。さらに、Mスペック ニュルに至っては〜5,000万円前後の高値がつくケースも珍しくありません。 R34型の販売台数はR33型よりもさらに少なく、約1万1,000台にとどまりました。そのため、現在の中古車市場ではR32型やR33型を上回る価格で取引されています。 R34型は、GT-Rの最終モデルとして、希少性と人気の高さから、今後も高値で推移すると予想されます。 スカイラインGT-Rのリセールバリューが高い理由 ここでは、スカイラインGT-Rのリセールバリューが高い理由について、2つのポイントから詳しく解説していきます。 根強いファンがいる スカイラインGT-Rは、高い走行性能とスポーティなデザインが特徴です。また、1969年の初代モデル発売以来、長年培われてきたスカイラインのブランド力も、多くのファンを惹きつけて止みません。 特にR33型とR34型は、販売台数が少なく希少性が高いため、ファンからの評価が高くなっています。 さらに、R32型以降のモデルは、レースでの圧倒的なパフォーマンスを誇り、世界中のクルマ愛好家から高い評価を受けています。 海外でも人気がある スカイラインGT-Rは、日本国内だけでなく、海外でも高い人気を誇っています。映画「ワイルド・スピード」やゲームなどの影響で、特にR34型を中心に知名度が向上しました。 また、ランボルギーニやフェラーリなどのスーパーカーに匹敵する加速力がありながら、それらより安価であることも、海外での人気の理由の1つです。 さらに、アメリカでは25年ルールにより、25年以上前に製造された車輌はクラシックカーとして認定され、輸入が可能になります。本ルールによって、スカイラインGT-Rの需要がさらに高まっています。 ▼なお、25年ルールについては以下の記事で詳しく解説しています。アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ2024年1月にスカイラインR34 GT-Rが25年ルール解禁!今後値上がりする? スカイラインGT-Rを高く売る方法 スカイラインGT-Rを少しでも高く売るためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。ここでは、特に気をつけたい2点について詳しく解説します。 カスタムした箇所をアピールする スカイラインGT-Rは、カスタマイズを楽しむ方が非常に多いモデルです。カスタマイズしている場合は、自身のこだわりポイントやどのメーカーのカスタムパーツを使用したのかをアピールすることが大切です。 特に、純正のオプションや装備は、クルマの価値を大幅に向上させる要因です。カスタムは、クルマの性能や外観をさらに引き立てるため、査定時にプラス評価を受けやすくなるでしょう。 ただし、スカイラインGT-Rの買取経験が乏しい業者の場合、カスタムの価値を適切に評価できない可能性があります。そのため、スカイラインGT-Rの買取に強い業者を選ぶことも重要です。 点検記録簿を残しておく スカイラインGT-Rを高く売るためには、点検記録簿を残しておくことも大切です。査定業者は、エンジンやトランスミッションなどの重要部品の状態を重視します。点検記録簿があれば、各パーツが良好な状態に保たれていると証明でき、高い査定額につながるでしょう。 特に高性能車であるスカイラインGT-Rの場合、適切なメンテナンスが行われていることは新しいオーナーにとっても気になる点です。 スカイラインGT-Rの売却は旧車王へご相談ください スカイラインGT-Rを売却する際は、旧車買取の専門店である旧車王への相談がおすすめです。旧車王は、20年以上にわたって旧車を専門に扱ってきた実績があり、GT-Rの買取実績も豊富です。 旧車王では、GT-Rの特徴を熟知したプロのスタッフが知見やノウハウをもとに、カスタムや装備、クルマの状態を適切に評価します。 また、旧車王では全国どこでも無料で出張査定に対応しています。ご自宅や指定の場所まで担当者が伺うため、店舗までクルマを持ち込む必要がありません。さらに、売却に関する手続きの諸費用も無料です。 スカイラインGT-Rの売却を検討する際には、ぜひ旧車王までお気軽にご相談ください。
頭文字(イニシャル)D人気によってコアなファンから熱狂的に人気のあるAE86。そんなAE86の中古価格を気にされている方も多いでしょう。そこで今回は、AE86の概要と最新の中古車市場の動向を踏まえた価格変動について解説します。 AE86とは AE86は通称「ハチロク」と呼ばれ、1983年にトヨタ自動車が販売したコンパクトタイプのスポーツクーペです。リトラクタブルヘッドライトのスプリンタートレノとカローラレビンの2車種があります。価格が安価ながらボディ剛性が高く、FRでパワーもあったため多くの若者の間で人気を博しました。また、スプリンタートレノは頭文字Dに登場し、主人公が乗っていた車としても高い人気を誇ります。 AE86の価格は高騰している? AE86の価格は、2020年から2023年にかけて上昇傾向にありました。2020年以降は新型コロナウィルスの影響で外出が制限され、旅行やレジャーに費やしていた資金が車や腕時計などの高級品に向けられたため、希少価値が高い旧車の価格が上昇したと考えられます。 旧車は現行車にない独自のデザインや性能などにより、趣味性やコレクション性が高いほか、資産価値として扱われていたことも価格上昇を後押しした要因でしょう。 なかでも「スプリンタートレノ GT APEX(ハッチバック)」が値上がりしており、直近1年間で100万円程度価格が上昇しています。 ただし、現在は元の生活に戻りつつあるため、上昇したものが徐々に下がる可能性があります。(※2024年時点)売却を検討している場合は、価格が大きく下落する前に売ることをおすすめします。 価格が高くなりやすいAE86の特徴 現在以上の価格高騰が見込めない中でも、どういった特徴を持つ個体が高値がつきやすいのでしょうか。価格が高くなりやすい3つのポイントを紹介します。 こまめにメンテナンスをしている AE86に限った点ではありませんが、やはりこまめにメンテナンスされている個体は高く評価されやすいです。走り好きなドライバーたちとともに山道や峠を駆け抜け、その爽快な思い出とともにダメージが残っているAE86も多いことでしょう。そのため、他のクルマ以上にメンテナンスの度合いと状態のよさが買取価格に大きく影響します。 修復歴がない 「頭文字D」の影響もあってAE86は走り込まれた個体が多く、あちこちに古傷を負っている場合も少なくありません。もともと希少性の高いクルマですが、修復歴ゼロの個体はさらに珍しいです。そのため、一度も事故を起こしていない、どこも修理していないAE86は高く評価されます。 フルノーマル AE86はドリフト好きに愛されるクルマのため、カスタムされた個体が非常に多く存在します。中古車市場でもカスタムされたクルマが多く、フルノーマルで売られているものは数少ないです。そのため、フルノーマル車は希少価値があり価格が高くなりやすいといえます。 AE86の新車価格は? 当時と現在の物価の違いにより比較しにくいものの、AE68は比較的手が届きやすい価格帯で販売されていました。当時の代表的なモデルの価格は、下記のとおりです。 車種・グレード 新車価格 カローラレビン 3ドア 1600GT APEX 157万8,000円 スプリンタートレノ 3ドア 1600GT APEX 159万8,000円 上記を参考に、AE86を売却するか判断してみてください。 AE86を売るなら実績・知識豊富な業者へ 高いボディ剛性を誇るFR車として人気を集めるAE86。数ある旧車・名車の中でも強い存在感を放っているモデルです。 売却を検討する際には、クルマとしての価値をしっかりと理解している業者を選びましょう。どんな歴史をもち、どういった部分が長年愛されているのかを知っている買取業者であれば高額買取に期待できます。AE86はもちろん、さまざまな車、特に古いクルマに特化したサービスに査定を依頼するのがおすすめです。