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定期的に受ける「車検」では、部品の交換をすすめられることがあります。車検で部品交換を提案された際は、本当に実施したほうがよいかどうかを見極める必要があります。今回は、車検時に部品交換をしたほうがいいのか、交換することが多い部品や断れるのかなどについて解説します。 車検で交換することが多い部品 車検で部品交換をすすめられることは決して珍しくありません。クルマの状態に応じて推奨される部品交換には、交換が必須なもの以外に、今すぐに交換する必要はないもののおすすめされるものや、クルマの状態を良好に保つために交換をすすめられるものもあります。 ここでは、車検のタイミングで交換を推奨される部品について解説するとともに、交換頻度や費用の目安について紹介します。 クーラント液 クーラント液は、エンジンをはじめとする部品の冷却に使われる冷却水です。一般的なクーラント液は2年ごとに交換することが推奨されています。最近では、スーパーLLCといわれるロングライフの冷却水を充填しているクルマが増えてきており、交換サイクルも7年〜10年と長くなっています。 クルマによって充填されているクーラント液が異なるため、詳しくは各車種の取扱説明書などで確認してください。なお、クーラント液の交換費用は1,000〜5,000円程度です。 ブレーキオイル ブレーキオイルは、ブレーキを作動させるために使われるオイルです。ブレーキオイルは、クルマの減速や停止など制動に関わる部分であるため、車検ごとに交換しておくとよいでしょう。交換費用は、2,000円〜5,000円程度です。 エンジンオイル エンジンオイルは、エンジン内部の潤滑・密閉・冷却などに影響する重要なオイルです。そのため、走行距離や時間の経過に応じた適切なタイミングでの交換が必要となります。車検とともにオイル交換を提案されることが多いものの、車検直前にオイル交換をしているのであれば車検時にオイル交換をする必要はないでしょう。 交換費用は、エンジンオイルの種類や使用量によって異なりますが、5,000〜1万円程度が相場です。また、オイルフィルター(エレメント)を交換した場合は、フィルター代や交換工賃などが加算されます。 バッテリー バッテリーは、3年〜4年ごとに交換したほうがよい部品です。バッテリーの電圧が下がったり放電したりすると、エンジンがかからなくなったり、電装品が動かなくなったりします。交換費用はバッテリーのサイズや種類によって異なり、本体代が4,000〜4万円程度、工賃が500〜3,000円程度です。 ブレーキパッド ブレーキパッドは、使用環境や乗り方などによって摩耗状態が異なるため交換時期もクルマによって変わります。ただし、パッドの残量が一定量を下回ったら交換が必要です。交換費用は、パッドの種類や大きさなどによって異なりますが、1万〜2万円程度(4輪分)が相場といえるでしょう。 点火プラグ 点火プラグは、ガソリン車にのみ使用されている部品です。定期的な交換が必要で、プラグの種類や走行距離によって交換するタイミングが異なるため、車検時に交換が必要か確認してもらいましょう。交換費用の相場は1万5,000円程度です。 デフオイル デフオイル(ディファレンシャルギアオイル)は、車検ごとに交換することが推奨されている駆動関係のオイルです。クルマの走行に影響するオイルであるため、推奨されているとおりのスパンで交換しておきましょう。交換費用は、5,000円〜1万円程度です。 クーラント添加剤 クーラント添加剤は、冷却水の防錆・防食性能を復活させ、冷却水の寿命を延ばす添加剤で、年数が経過したクルマへの使用が推奨されています。交換費用は数千円程度です。 エアエレメント エアエレメントは、エアフィルターとも呼ばれる部品です。エンジンに取り込む空気をろ過して不純物が入らないようにする役割があるため、定期的に清掃や交換を実施しなければなりません。車種によって交換費用は異なりますが、5,000千円程度が相場です。 タイヤ タイヤは、残り溝が一定量(1.6mm以下だと車検に通らなくなります)を下回ったり、ひび割れや硬化が進んだりしたときに交換します。サイズや銘柄によって価格が異なるため、見積もりをとってライフスタイルや乗り方に合うタイヤを装着しましょう。 ファンベルト ファンベルトは、エンジンの動力を周りの機器に伝える部品です。ベルトという名称からもわかるように、ゴム製であるため定期的に交換する必要があります。交換費用は取り替えるベルトの数や種類によって異なりますが、1万円程度です。 タイミングベルト タイミングベルトは、10年または10万kmごとに交換が必要な部品です。エンジンの動作に影響する重要な部品であるため、適切な時期に交換しましょう。エンジンの一部を分解して交換するため、交換費用は2万〜5万円程度と高額です。 10万km超で交換が必要なケースが多い部品 走行距離が10万kmを超えると、交換する部品が多くなる傾向があります。走行距離が伸びたときに交換が必要な主な部品は次のとおりです。 ・タイミングベルト・ジョイントブーツ・ショックアブソーバー・オルタネーター・ブレーキキャリパー・ブレーキディスクローター など これらは、部品代と工賃の両方が高額になりやすいため、費用をなるべく抑えたい場合は複数の業者から見積もりを取って比較してから依頼先を決めるとよいでしょう。 車検の部品交換は断ることが可能 車検のタイミングですすめられる部品やサービスは、断ることが可能です。ただし、検査に影響がない部品やサービスに限ります。 たとえば、車検のタイミングですすめられるサービスの1つに、クルマのコーティングがあります。このクルマのコーティングは、コーティング専門店で施工したり、自分で施工したりできるため、車検と同時に行わなければならないわけではありません。 そのため、車検の見積もりに「コーティング(再施工)」などの項目が入っているときは断ることもできます。 車検の部品を持ち込むことで費用を抑えられる 車検の際に部品を持ち込むことで、部品代を安く抑えられる場合があります。ただし、部品の持ち込みが可能かどうかは業者によって異なるため、持ち込みを検討しているときは、事前に問題ないか確認しておきましょう。 まとめ 車検では、さまざまな点検や検査と同時に部品の交換をすすめられます。推奨部品の中には、必須ではないものもあるため、それぞれの部品にどのような役割があるのか、交換が必須なのかなどを確認し、交換するか判断しましょう。
TJラングラーは、ジープらしさが表現されたフロントデザインが特徴のクルマです。実際に所有した場合の維持費が気になっている方もいるのではないでしょうか。どれだけ魅力的なクルマでも、経済的な負担を考慮しなければ後悔することになりかねません。 今回は、TJラングラーの維持費を5つの項目に分けて解説します。所有した際の具体的なイメージが持てるようになるため、最後までご覧ください。 TJラングラーの特徴 TJラングラーは、1996年から2006年にかけて製造されたジープラングラーシリーズの第2世代モデルです。ジープのアイコニックなデザイン、特に丸いヘッドライトと独特なフロントグリルを受け継ぎつつ、現代的なタッチが加えられました。 四輪駆動システム、高い地上高、新開発されたクォドラコイル・サスペンションにより、困難な地形も難なく乗り越えられるオフロード性能を発揮します。 内装は、オフロード性能を最優先しながらも乗員の快適性を重視した設計で、基本的な快適装備を備えており、日常使いからアウトドアまで対応できます。さらに、乗員を守る頑丈な構造とデュアルエアバッグなどの安全装備も申し分ありません。 最終型である2006年モデルには、6速MTを搭載し、走行時の騒音低減や燃費向上を実現しています。 TJラングラーはジープの伝統を継承しながらも、現代の技術と快適性を融合したオフロード車の新たなスタンダードを確立したモデルです。 TJラングラーの維持費の内訳 TJラングラーの維持費を5項目に分けて解説します。複数のモデルがありますが、今回は、型式「E-TJ40S(1996年式)」で試算します。 燃料代 TJラングラーは、輸入車では珍しいレギュラーガソリンモデルです。10モード/10・15モードの燃費は7.1km/L、実燃費は約5km/Lとの声が多くあがっています。排気量が4Lクラスのモデルのため、及第点といえる数字でしょう。 燃料代のシミュレーション結果は、以下のとおりです。 1ヶ月あたりの走行距離を1,000kmだと仮定すると、消費するガソリンは200L、燃料代は3万3,840円(*1)、年間換算で40万6,080円(*2)です。 *1 燃費は5km/Lで算出*2 2024年4月9日時点のレギュラーガソリン全国平均価格169.2円/Lで算出 自動車税 TJラングラーは総排気量3,959ccのため、3.5L〜4L以下のクラスに区分されます。2009年9月30日以前に新車登録した場合の税額は6万6,500円ですが、車齢13年以上の可能性が高いクルマのため、15%重課されて7万6,400円が支払額となります。 任意保険 大手ネット型保険で見積もりをとった結果、保険料は約6万3,000円/年でした。詳しい条件は以下のとおりです。 <条件>年齢:30歳等級:6等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり 30代のネット型保険の相場は約4万円〜6万円といわれているため、TJラングラーの保険料は、おおよそ相場どおりです。 なお、今回の見積もりでは、車両保険が付帯できました。一般的に、車両保険は時価相当額で設定されるため、新車登録から18年が経過したモデルとしては希少といえます。 車検 TJラングラーを自家用自動車で登録した場合の車検代は、12万350円です。詳細は以下のとおりです。 自動車重量税:5万400円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)印紙代:2,300円車検料:5万円合計:12万350円 ※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します TJラングラーは2006年で製造を終了、2024年時点で18年経過しており、自動車重量税の重課対象です。決して低額ではないため、資金を計画的に準備しましょう。 メンテナンス費用 メンテナンス費用は、年間10万円程度です。基本的な項目は以下のとおりです。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライトバルブ交換代・エンジンオイル交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 車齢の高いクルマですが、ラダーフレーム構造でボディが強いため、細かくメンテナンスすれば大きな故障につながりにくい傾向があります。しかし、エアコンやオルタネーターなどは弱点といわれており、交換が必要となればトータルで数十万円もの費用がかかることになりかねません。 TJラングラーの年間維持費はいくら? TJラングラーの年間維持費は、約70万円〜です。内訳は以下のとおりです。 ガソリン代:40万6,080円自動車税:7万6,400円任意保険:6万3,000円車検:6万175円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費用:10万円(パーツの修理有無で増減)合計:70万5,655円 1ヶ月あたり約6万円必要です。ローンで購入した場合は返済額、駐車場を借りる場合は駐車場代が上乗せされます。 TJラングラーの維持費が高いと思った時の対処法 TJラングラーは、ミリタリーな雰囲気が満載の独自の世界観が楽しめるクルマです。しかし、排気量4Lでガソリン代や自動車税の負担が大きい点は否めず、維持費が負担に感じるかもしれません。 そのようなときは、売却するのも1つの方法です。TJラングラーは、コンパクトなボディサイズで走りやすく、それでいて個性が光るデザインが評価されています。こまめにメンテナンスされていれば、高く売却できるかもしれません。 まとめ TJラングラーは、販売が終了してから18年が経った今でも、古さを感じない魅力溢れるクルマです。本格的なオフロード性能で走る道を選ばず、個性的なデザインと相まって、所有満足度の高い1台といえるでしょう。 一方で、維持費は年間約70万円と覚悟が必要なクルマでもあります。所有する楽しさよりも負担のほうが大きいと感じた場合は、手放すのも1つの選択肢です。旧車とは思えない独自性の高いデザインや性能、機能は、中古車市場でも評価されています。 売却の際には、旧車としての価値、クルマに備わった魅力を十分に理解している専門業者に相談するのがおすすめです。
セリカは、長い歴史を誇るトヨタのスポーツクーペです。実際に所有した場合に、どの程度の維持費がかかるのか気になっている方もいるのではないでしょうか。セリカはいわゆる旧車に該当し、年式が少し古いだけのクルマとは異なるポイントがあります。 今回は、セリカの維持費について項目別に分けて解説するとともに、維持費が高い場合の対処法も紹介します。 セリカの特徴 セリカは日本初のスペシャリティカーとして登場し、1970年から2006年までの長い期間にわたり製造・販売されました。 セリカの特徴のなかで特に注目されるのは、そのデザインです。初代から最終世代に至るまで、セリカは常に時代の最先端を行くスタイリッシュな外観をもち、若者を中心に幅広い層から支持されてきました。また、身軽さを活かしたスポーティーな走りも大きな魅力です。 軽量でバランスの取れたボディと、高性能なエンジンの組み合わせにより、優れた加速性能と安定したハンドリングを実現。特に後輪駆動(FR)のモデルは、ドライビングの楽しさを存分に味わえると評価されています。また、GT-FOUR(四輪駆動モデル)は、ラリーシーンでの活躍もあり、高い走破性とダイナミックな走りが特徴です。 長い歴史のなかで、多くの改良と進化を遂げたセリカは、スペシャリティカーとして、今もなお多くの人々に愛され続ける不朽の名車といえるでしょう。 セリカの維持費の内訳 セリカを所有した際にかかる維持費について、5項目に分けて解説します。なお、今回は「GT-FOUR(1989年式)型式:E-ST185」を例に挙げて試算します。 燃料代 1989年式のGT-FOURのカタログ燃費は、10・15モードで9.8km/L。実燃費だと7km/L程度といわれています。走りが楽しめるスペシャリティカーとしては、納得できる数字といえるのではないでしょうか。 燃料代のシミュレーション結果は以下のとおりです。 1ヶ月通勤で1,000キロ走行したと仮定した場合、消費するガソリンは142.8Lです。1989年式のGT-FOURの使用燃料はハイオクガソリンのため、燃料代は2万5,175円(*1)かかります。年間換算で30万2,100円(*2)ほどです。 *1 燃費は7km/Lで算出*2 2024年4月7日のハイオクガソリン176.3円/Lで算出 自動車税 1989年式のGT-FOURには、2.0Lのエンジンが搭載されています。自動車税における総排気量は1,500cc以上2,000cc以下に該当し、税額は3万9,500円/年です(2019年9月30日以前に登録されている場合)。さらに、1989年式のモデルの場合、初年度登録から13年以上経過している可能性が高いため、15%重課されて4万5,500円/年かかります。 ▼13年以上経過したクルマの自動車税が高くなる理由について、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。【旧車いじめ?】13年以上経過車の自動車税はいくらかかる? 任意保険 大手のネット型保険で1989年式のGT-FOURの保険料をシミュレーションしたところ、約4万6,000円/年でした。 条件と補償内容は以下のとおりです。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 30代のネット型保険の相場は約4万円〜6万円といわれているため、セリカで加入した場合も相場の範囲内です。 ただし、時価相当額で設定される「車両保険」は付帯できない可能性が高い点に注意が必要です。車両保険を付帯できるかどうかは保険会社によって異なるため、事前に問い合わせるとよいでしょう。 車検 セリカを自家用自動車で登録した場合の車検代は、10万7,750円です。詳細は以下のとおりです。 自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出自賠責保険料:1万7,650円(24ヶ月)印紙代:2,300円 車検料:5万円合計:10万7,750円 ※車検料は、内容や整備工場によって増減します セリカは、最終型(2006年式)でも18年を経過するため、自動車重量税が重課されます。そのほかの項目は最近のクルマと変わりません。2年ごとですが安い金額ではないため、計画的に準備しましょう。 メンテナンス費用 メンテナンス費用は約5万円/年です。基本的な項目は以下のとおりです。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・エンジンオイル交換代・エアフィルター交換代・ブレーキパッド交換代 ただし、車齢が高い、走行距離の長いなどの車輌は、予期せぬ故障が発生する可能性があります。特に、エンジンやトランスミッション、サスペンションなどの重要部品の修理・交換費用は高額です。また、製造が終わってしまったパーツの代替品探しは、金額と時間がかかります。 定期的なメンテナンスにかかる費用に加えて、年間数万円から十数万円程度を見込んでおくとよいでしょう。 セリカの年間維持費はいくら? セリカの年間維持費は以下のとおりです。 ガソリン代:30万2,100円自動車税:4万5,500円 任意保険:4万6,000円車検:5万3,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費用:5万円(パーツ交換費用の有無で変動)合計:49万7,475円 1ヶ月換算で約4万1,400円です。加えて、ローンで購入した場合、車輌本体の返済額と駐車場を借りる場合は駐車場代が上乗せされます。また、モデルによって燃料代や自動車税が変動するため、あくまで目安として覚えておきましょう。 セリカの維持費が高いと思った時の対処法 セリカはスペシャリティカーでありながら、軽量かつ排気量も2.0L以下のため、現実的な維持費用に収まることが判明しました。ただし、車齢の高いクルマは定期的なメンテナンスが必要なうえに、交換するパーツ選びにも手間がかかる可能性があります。 同じカテゴリーでも環境性能に優れたモデルは数多くあり、燃料代や税制上のメリットを受けることで維持費の削減が可能です。 セリカの維持にコストがかかり過ぎると感じた場合は、売却を考えてみるのもよいでしょう。かつては、購入から10年が経過し、走行距離が10万kmを超えたクルマは価値がないとされていました。しかし、旧車への興味関心は右肩上がりの状況で、市場からの需要があるため、高価で売却できる可能性があります。 まとめ セリカは、長い歴史をもっていながら、古さを感じないスタイリッシュなデザインが特徴のクルマです。 しかし、維持費は年間約50万円と、ある程度の予算が必要です。ガソリン代や洗車代に加えて、パーツの交換代や修理代などのメンテナンス費用がかかることも十分に考慮する必要があります。 維持費が高く所有が難しいと感じた場合には、売却も1つの方法です。スペシャリティカーとして支持されているモデルであり、特に今回見積もりで用いた「GT-FOUR」は、特別なモデルとして査定で評価される可能性があります。売却する際には、セリカの旧車としての価値を熟知している古いクルマ専門の買取業者に相談するとよいでしょう。
車検の有効期限が切れた場合、延長できるのか気になる方もいるでしょう。車検は基本的に有効期限内に受けなければならないものの、延長が認められるケースもあります。 この記事では、車検の延長が認められるケースや、車検切れになった場合の対応方法などについて紹介します。 車検の有効期限 車検の有効期限は、車種や用途によって異なります。日常生活で使用している自家用車の車検の有効期限は、新車で登録してから3年後、以降は2年ごとです。 業務で使用されている商用車は走行距離が長くなることを想定し、新車で登録してから2年後、以降は1年ごとと自家用車よりも短い期間が定められています。 車検はどのような事情があっても、期限内に受けなければなりません。たとえば、病気による入院や海外に滞在していても、期限内に車検を受ける必要があります。 なお、車検の有効期限は車検証やフロントガラスに貼られている車検ステッカーで確認できます。 車検の延長が認められるケース 地震や豪雨などの自然災害によって被害を大きく受けた地域に在住している場合は、車検の延長が認められるケースがあります。たとえば、2019年10月の台風19号により被害を受けた宮城県全域と福島県の一部では、車検の有効期限が延長されました。 2020年には新型コロナウィルスの蔓延により、車検の有効期限が延長されました。なお、車検と同時に加入する自賠責保険もあわせて有効期限に猶予が設けられました。 ただし、自然災害や感染症が流行しても国土交通省が判断しない限り、車検の延長は認められません。このように車検の延長は原則認められておらず、必ず期限内に受けなければならないことに留意してください。 参考:車検有効期間を再延長 東北運輸局 台風19号の被災地・報道発表資料:自動車検査証の有効期間を伸長します ~新型コロナウイルス感染症対策~ 車検の延長が認められなかった場合の対応方法 有効期限の延長は原則認められていないため、期限までに業者に依頼して車検を受ける必要があります。忙しい場合は、車検切れの車をいったん保管して、時間があるときに受けることも可能です。 続いて、車検の延長が認められなかった場合の対処法を紹介します。 業者に一任する 延長が認められなかった場合は、業者に車検を一任しましょう。積載車で引き取りに来てくれる業者を選べば、工場まで車検切れの車を持ち込む手間を削減できます。ただし、業者によっては車検費用とは別に引取費用が発生するため、事前に金額を問い合わせましょう。 また、当日に車検が終了する「1日車検」を実施している業者もいます。車検は切れていないものの、有効期限までの猶予が短い場合は、1日車検を活用してみてください。 車検切れの車を保管して時間があるときに受ける 延長が認められなかった場合は、いったん車を保管しておき、時間があるときに車検を受ける方法もあります。ただし、車検切れでも自動車税は毎年課税されます。長期間保管しておく場合は、陸運局で車の登録を一時的に抹消して税金の支払いを止めましょう。 また、経年劣化により車検費用が高額になりそうなときは、車を売却することも1つの方法です。買取業者によっては、車検切れの車を引き取りに来てくれるケースもあるため、査定時に相談しましょう。 車検切れになったら公道を走行できない 車検切れの車は公道を走行できません。車検切れの状態で公道を走行した場合、以下の罰則が科せられます。 ・違反点数:6点・懲役/罰金:6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金 参考:道路運送車両法「第58条」「第108条の1」 違反点数が6点を超えると、30日間の免許停止です。前歴や累計点数がある場合は、免許停止期間が延びたり、免許取消処分が下るケースもあります。 また、車検が切れた場合、自賠責保険の有効期限も満了するケースがほとんどです。自賠責保険とは、被害者に最低限の補償をする強制保険のことで、車検満了日の1ヶ月後に切れるように保険期間が設定されています。 たとえば、車検満了日が2024年5月30日の場合、自賠責保険の保険期間は2024年6月30日までです。車検と自賠責保険の両方が切れている状態で公道を走行すると、併合罪にあたるため1年6ヶ月以下の懲役または80万円以下の罰金が科せられます。 より厳しい罰則が下されるため、車検切れの車を運転しないよう注意しましょう。 参考:刑法「第47条」「第48条」 車検切れになった場合の対応方法 車検切れの車は公道を走行できないため、業者に車を持ち込む際は、仮ナンバーを取得する必要があります。仮ナンバーとは、取り付けると一時的に公道への走行が許可されるナンバープレートのことです。 仮ナンバーは、役所で申請した当日に入手できます。ただし、最大5日しか申請できないため、使用期間を考慮したうえで車検の段取りを組みましょう。 また、故障により自走させて業者まで車を持ち込めない場合は、レッカー移動を業者に依頼しなければなりません。レッカー移動は、けん引している車の前輪もしくは後輪を道路上に転がすため、公道を走行していることになります。レッカー移動でも、仮ナンバーが必要なことに留意してください。 なお、積載車はレッカーとは異なり、車体を完全に荷台へ積めるため仮ナンバーが不要です。仮ナンバーを取得する手間を減らしたい場合は、積載車を利用できる業者に依頼しましょう。 まとめ 車検の有効期限は車種や用途によって定められており、日常生活で使用している自家用車は2年ごとに受ける必要があります(新車の場合は初回のみ3年)。自然災害や感染症の流行により、有効期限が延長されるケースがあるものの、原則は期限内に車検を受けなければなりません。 延長が認められなかった場合は、業者に一任するか車をいったん保管して、時間があるときに車検を受ける方法もあります。ただし、保管している間も自動車税は課税されるため、陸運局で一時的に車の登録を抹消したり売却したりして税金の支払いを止めましょう。
車検を受けるのを忘れたり、故意に車検を受けなかったりすると、いずれは車検が切れて公道を走行できなくなります。再び公道を走行したい場合は、再車検を受けましょう。 ただし、再車検を受ける際は自分で仮ナンバーを取得して運輸支局や整備工場に持ち込むか、業者に引き取りを依頼しなければなりません。この記事では、再車検を受ける方法やポイント、費用などについて紹介します。 車検が切れたら再車検を受ける 車検切れの車を公道で走行させるには、再車検を受ける必要があります。自動車税は毎年課税されるため、車検切れに気づいたらなるべく早く再車検を受けましょう。 なお、車検切れの状態で公道を走行した場合は、行政罰のほかに罰金刑や懲役刑を受ける可能性があるため注意が必要です。 再車検を受ける方法 再車検を受ける方法は、「自分で車を運輸支局に持ち込む」と「車検業者に依頼する」の2パターンがあります。続いて、それぞれの方法を紹介します。 運輸支局に持ち込む 自分で保安基準に適合しているかをチェックし、運輸支局内の自動車検査上に車を持ち込んで再車検を受ける方法があります。保安基準とは、車検の検査基準のことであり、走行上の安全や環境を保全するために定められています。 運輸支局に持ち込んで車検を受けることは「ユーザー車検」ともいい、車検業者に依頼する費用を抑えられるものの、交換が必要な部品を自分で取り替えなければなりません。 たとえば、溝の深さが1.6mm未満のタイヤは保安基準に適合していないため、ユーザー車検を受ける前に自分で交換する必要があります。複雑な部品の交換がある場合は、業者に依頼するとよいでしょう。 また、運輸支局の周辺には、車が保安基準に適合しているかをチェックしてくれる「テスター屋」(予備検査場)があります。車が保安基準に適合しているか不安な場合は、運輸支局に持ち込む前にテスター屋で予備検査を受けるとよいでしょう。 なお、ユーザー車検は「自動車検査インターネット予約システム」から予約できます。 車検業者に依頼する 運輸支局に出向く時間がないときや、車に関する知識がない場合は、車検業者に依頼して再車検を受けましょう。保安基準に適合しているかどうかの判断や書類作成のほか、運輸支局での手続きも代行してくれるため、車の知識がなくても車検を受けられます。 また、業者によっては法定24ヶ月点検も行えます。法定24ヶ月点検とは、車検の検査項目に加えてブレーキの消耗や排気ガスの環境性能などの点検を行うことです。 ただし、車検業者に依頼した場合は、車検基本料金や検査料などが発生することに留意してください。なお、車検基本料金や検査料は業者によって料金設定が異なります。費用を抑えたい場合は、複数社を比較して最も料金設定が低い業者に依頼しましょう。 車検を再度受けるときのポイント 車検切れの状態では公道を走行できないため、自分で運転して運輸支局や車検業者に持ち込むには、仮ナンバーを取得する必要があります。また、車検業者に依頼する場合は予約が必要です。 続いて、再車検を受けるときのポイントを紹介します。 必要に応じて仮ナンバーを取得する 自分で運転して運輸支局や車検業者に車を持ち込む場合は、仮ナンバーを取得する必要があります。仮ナンバーは、以下の書類を揃えて役所で取得します。 ・自動車臨時運行許可申請書 ※役所で入手・車検証・自賠責保険 ・身分証明書・認印・申請手数料 750円程度 自賠責保険は、仮ナンバー使用期間中に有効なものが必要です。保険期間が過ぎている場合は、再度加入する必要があるため、保険会社の窓口や代理店で手続きしましょう。 また、仮ナンバーは最大で5日までしか取得できません。使用期間が終わってから5日以内に役所へ返却する必要があるため、日数を考慮して車検の予定を組みましょう。 なお、自動車臨時運行許可申請書には、申請者や車の情報のほかに目的地までの経由地を記入します。 業者に依頼する場合は連絡して打ち合わせる 業者に依頼する場合は、車を持ち込む日や再車検にかかる日数などを連絡して打ち合わせましょう。業者によっては、所有している積載車で車検切れの車を引き取りに来てくれます。積載車は車体を完全に荷台へ載せるため、仮ナンバーを取得する必要がありません。 また、積載車ではなくディーラーナンバーを使って、整備工場まで車を回送してくれるケースもあります。ディーラーナンバーとは、運輸支局から貸与されているナンバープレートのことです。ディーラーナンバーを取り付けた車は、車検切れでも公道を走行できます。 ただし、業者によっては引取料金が発生するケースがあるため、打ち合わせ時に、引取料金の有無や金額を確認しましょう。 再車検の費用 再車検は、通常の車検と同様に以下の費用が発生します。 ■法定費用・自動車重量税:0円〜7万5,000円程度(車輌重量や経過年数、エコカー減税対象かによって異なる)・自賠責保険:1万7,650円 ・印紙代:1,800〜2,300円程度(車種・工場の種類によって異なる)※いずれも2024年3月時点の情報 ■整備費用・車検基本料金:1万円〜8万円程度(車種や業者によって異なる)・部品代:交換する部品によって異なる・工賃:交換する箇所によって異なる 法定費用は法律に基づいて定められており、どの業者に依頼しても金額は同じです。一方、整備費用は業者によって料金設定が異なります。 なかでも、車検基本料金は業者によって数万円の差が出る場合もあります。車検費用を抑えたい場合は、車検基本料金を低く設定している業者に車検を依頼しましょう。 また、車検切れの状態で長い間放置していると、消耗品や部品の劣化により整備費用が高くなる可能性があります。消耗品の交換は数千円〜数万円程度で済むものの、ブレーキやエンジンなどの主要部分は、作業が複雑なため10万円を超えるケースも珍しくありません。 外車は部品を海外から取り寄せなければならない場合があるため、国産車に比べて高い傾向があります。車検の事前見積もりを実施している業者もいるため、再車検を受けるか手放すかどうか判断してみてください。 なお、ユーザー車検の場合、自分で車の整備を行うため車検基本料金と工賃は発生しません。 車検切れの車で公道の走行はできない 車は、2年に1度は車検を受けなければ公道を走行できないことが道路運送車両法で定められています(※新車は登録してから3年後)。車検が切れた状態で公道を走行した場合、6ヶ月以下の懲役もしくは30万円以下の罰金が科せられます。 違反点数は6点加算されるため、30日間の免許停止です。累計点数が多かったり前歴があったりする場合は、免許取消処分が下されることに留意してください。 参考:道路運送車両法「第58条」「第108条の1」 また、車検のほかに自賠責保険の有効期限も切れていると併合罪になるため、1年6ヶ月以下の懲役もしくは80万円以下の罰金が下されます。免許停止期間は90日と、処分がさらに重くなるため注意が必要です。 参考:刑法「47条」「48条」 ただし、車検が切れているだけの状態で、公道を走行しないのであれば罰則はありません。たとえば、自宅の敷地内や駐車場などに車検切れの車を保管したまま走行させていないのであれば、罰則の対象外です。 なお、車検切れでも自動車税は毎年課税されます。車に乗る予定がない場合は、運輸支局で一時的に車を抹消したり売却したりして税金を止めましょう。 車検を受けるときの必要書類 車検を受けるときに必要な書類は、継続検査か新規検査によって異なります。車検が切れた車の再車検をする際は、継続検査をします。一方、運輸支局で一時的に車の登録を抹消している場合は、新規検査に該当するため混同しないようにしましょう。 続いて、継続検査と新規検査の必要書類を紹介します。 継続検査 継続検査に必要な書類は以下のとおりです。 ■業者に依頼する場合1.車検証2.自賠責保険証明書3.自動車税納税証明書4.認印 ■ユーザー車検の場合1.車検証2.自賠責保険証明書 ※新旧の2枚3.自動車税納税証明書4.定期点検整備記録簿5.自動車検査票6.申請書 第3号様式7.手数料納付書8.自動車重量税納付書 9.認印 5〜8は運輸支局で入手できるため当日に入手して、記入例を参考にしながら作成しましょう。 また、自動車税を納税していないと車検の更新手続きを受け付けてもらえません。運輸支局で手続きする際は、直近で支払った自動車税納税証明書を忘れないようにしてください。 ただし、運輸支局や車検を行うタイミングによっては電子的に納税確認を行えるため、自動車税納税証明書が不要なケースがあります。各自治体の公式Webサイトで、自動車税納税証明書が必要かどうか確認しましょう。 なお、キャッシュレス決済で手数料や自動車重量税を支払う場合、手数料納付書と自動車重量税納付書が不要です。 新規検査 新規検査に必要な書類は以下のとおりです。 ■業者に依頼する場合1.登録識別情報等通知書2.印鑑証明書3.車庫証明書4.実印 ■ユーザー車検の場合1.登録識別情報等通知書2.自賠責保険証明書 ※保険期間25ヶ月3.印鑑証明書 ※発行から3ヶ月以内4.譲渡証明書 ※所有者に変更がある場合のみ5.車庫証明書6.実印7.自動車検査票8.申請書 第1号様式9.手数料納付書10.自動車重量税納付書11.自動車税申告書12.委任状 ※代理人が手続きする場合 新規検査は、車検に加えて一時的に抹消されている車を再登録する必要があるため、継続検査より多く書類を揃えなければなりません。車庫証明書は取得するまでに3〜4日程度かかるため、余裕をもって申請しましょう。 また、自賠責保険は車検満了日をカバーしなければならないため、24ヶ月ではなく「25ヶ月」で加入する必要があります。 自賠責保険と車検の満了日には以下の時間のずれがあり、1ヶ月多く加入することにより、手続きの遅れや整備のトラブルがあっても無保険な状態を防げます。 ・車検満了日:期限当日の23時59分まで有効・自賠責保険満了日:正午12時まで有効 なお、自賠責保険は月単位でしか加入できないため、プラス1日ではなく25ヶ月で契約する必要があります。 まとめ 車検が切れても再車検を受ければ、再び公道を走行できます。ただし、再車検を受ける際は仮ナンバーを取得してから、運輸支局や車検業者に車を持ち込まなければなりません。仮ナンバーを取得せずに公道を走行した場合、行政罰に加えて罰金刑もしくは懲役刑が下されるため注意しましょう。 また、車検業者によっては、積載車やディーラーナンバーを所有している可能性があります。仮ナンバーを取得せずに車検業者へ車を持ち込めるため、役所に出向く手間を省けます。業者に車検を依頼する場合は、車検切れの車の引き取りが可能かどうか、問い合わせてみましょう。
イタリアを代表するスーパースポーツカーメーカーのランボルギーニ。高性能なモデルを製造するランボルギーニを維持するためにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。今回は、ランボルギーニの維持費や内訳、費用の目安について解説します。 ランボルギーニの特徴 ランボルギーニ(Automobili Lamborghini)は、世界的に高い人気を誇るスーパースポーツカーを製造しているイタリアの自動車メーカーです。 半世紀以上にわたる歴史の中で350 GT、Miura、Espada、Countach、Diablo、Murciélago、Reventón、Sesto Elemento、Veneno、Centenarioなど、さまざまなモデルを販売してきました。 2019年に発表された限定生産63台のLamborghini Sián FKP 37では、初めてハイブリッド技術を導入。スーパースポーツカーならではの卓越したパフォーマンスをそのままに、環境にも配慮したモデルとなっています。 ランボルギーニは、時代の変化に対応しながら、今もなおスーパースポーツカーを作り続けています。 ランボルギーニの維持費の内訳 ランボルギーニを維持するためには、燃料代、税金、任意保険、メンテナンス、車検など、さまざまな費用がかかります。ここからは、ランボルギーニを維持するためにかかる費用の内訳について解説します。 燃料代 燃料代は車種や使用燃料などによって変わりますが、ここではランボルギーニを代表するモデル「ガヤルド(2003年式)」でシミュレーションします。 ガヤルドの燃費は、年式やグレード、走り方などによって異なりますが、平均するとおおよそ6.0km/Lです。1年間に1万km走行する場合、必要な燃料は1,666L。ハイオクガソリンの単価180円だとした場合、1年間にかかる燃料代は29万9,880円です。燃料代だけで1年に約30万円かかることになります。 自動車税 自動車税は、エンジン排気量によって税額が決まる税金です。初年度登録から13年以上が経過すると重課の対象となります。古い年式のランボルギーニを購入するときは、自動車税の重課にも注意してください。 ランボルギーニ「ガヤルド(2003年式)」は、エンジン排気量が4,961cc、初年度登録から13年以上経過しているため、自動車税は10万1,200円です。 任意保険 自動車保険(任意保険)の保険料を大手ネット保険で見積もりしてみましょう。条件は次のとおりです。 【条件】年齢:30歳等級:6等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 【補償内容】対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円車輌保険:あり(限定タイプ) 上記の条件で見積もりしたところ、自動車保険の保険料は1年間で約12万円でした。なお、グレードや年式が異なる場合は保険料も変わるため参考程度にお考えください。 車検 車検の費用について見てみましょう。下記は、ディーラーで車検を受けた場合のシミュレーションです。 【ディーラー車検の場合】自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)※2024年時点、離島以外の地域の場合自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)※車輌重量1.5t未満印紙代:1,800円車検基本料金:約8万円(点検・検査・代行費用)合計:13万7,250円 ※車検基本料金は内容や整備工場などにより変動します 上記の車検費用は、初年度登録から18年以上経過しているモデルで試算した金額です。年式やグレードが異なる場合は、車検費用も異なることに注意してください。また、この車検費用は車検にかかる最低限の費用のため、部品交換や整備・調整をした場合は別途追加料金がかかります。 メンテナンス費用 ランボルギーニのメンテナンスには、次の項目があります。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液・冷却水の補充・エアコンフィルターの交換・ヘッドライトのバルブ交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・ブレーキオイル交換・エアクリーナー交換 など このような費用がかかることから、年間10万円程度のメンテナンス費用がかかります。また、タイヤ交換をしたときは、20〜30万円程度の費用が追加で必要です。 ランボルギーニの年間維持費はいくら? ランボルギーニの維持費をまとめると次のようになります。 ・燃料代:約30万円・自動車税:10万1,200円・任意保険:約12万円・メンテナンス費:約10万円〜40万円・車検:約7万円(2年毎のため約14万円の半額分)合計:約69万1,200円〜99万1,200円 この試算合計は、車を維持するためにかかる最低限の費用です。ローンで車を購入したり、駐車場を契約したりすると、別途費用がかかります。 ランボルギーニの維持費が高いと思った時の対処法 ランボルギーニの維持費は、一般的な乗用車と比べると高いため、維持するのが大変だと感じる方も多いでしょう。ランボルギーニを維持するのが大変だと思ったときは、車を売却して新しい車に乗り換えるのも1つの方法です。 ランボルギーニを売却する際は、ランボルギーニの歴史や各モデルの特徴に詳しく、古い年式のモデルの査定・買取も得意としている買取店に依頼すると高く売れる可能性が高くなります。 まとめ イタリアを代表するスーパーカーであるランボルギーニは、お金に変えられない魅力がある車です。しかし、ランボルギーニを維持するためには多額のお金が必要となります。今まで頑張ってランボルギーニを維持し続けてきたものの、「もう維持するのは無理」と思ったときは、売却して新しい車に乗り換えるので検討するとよいでしょう。
RX-7 FC3Sは、ロータリーエンジン搭載の代表的なスポーツカーの1つです。購入したものの予想以上に維持費がかかり、手放してしまうケースもあります。80年代から90年代のスポーツカーの魅力が詰まったモデルですが、乗り続けるには多くの維持費がかかることを理解しておくことが不可欠です。 今回は、FC3Sの維持費について詳しく解説します。ロータリーエンジンならではの注意点や詳しい内訳も紹介しますので、維持が可能かどうかの判断にぜひ役立ててください。 FC3Sの特徴 1985年から1992年にかけて販売された2代目サバンナRX-7 FC3S。力強いロータリーエンジンとキビキビしたハンドリングが特徴のピュアスポーツカーです。短めのホイールベースが優れたコーナリング性能をもたらし「曲がる・走る・止まる」のバランスに優れています。 人気漫画「頭文字D」での活躍や、塊感のあるデザインと近年のモデルではみられないリトラクタブルライトが、多くの人の心を掴みました。また、年式による大胆なデザイン変更やエンジン出力の向上、特別仕様車の設定など7年間で進化を遂げたモデルでもあります。 ファンから「FC(エフシー)」の愛称で親しまれており、登場から30年以上が経過した今でも高い人気を誇る1台です。 FC3Sの維持費の内訳 ここからは、FC3Sの維持費について5項目に分けて紹介します。具体的な費用のイメージを掴むために役立ててください。 燃料代 FC3Sはレギュラーガソリンモデルです。燃費は10・15モードで7.7km/L、実燃費で6.51km/L程度といわれています。燃費が悪いことで知られるロータリーエンジンを搭載したピュアスポーツカーとしては、及第点ではないでしょうか。 燃料代のシミュレーション結果は以下のとおりです。 1ヶ月通勤で1,000キロ走行したと仮定した場合、消費するガソリンは153.61L、ガソリン代は2万6,129円(*1)、年間換算で31万3,548円(*2)ほどになる計算です。 *1 燃費は6.51km/Lで算出*2 2024年3月12日のレギュラーガソリン1Lあたりの平均価格170.1円で算出 自動車税 FC3Sは総排気量1,308ccですが、ロータリーエンジンは高出力の特性上、1.5倍で計算します。つまり、1,308×1.5=1,962ccとなり、1クラス上の1.5L〜2.0L以下の自家用自動車に該当します。2024年3月現在の基本税額は3万9,500円/年です(新車登録が2019年9月30日以前の場合)。 しかし、1985年〜1992年が初年度登録の場合、13年以上経過した15%の重課対象のため、4万5,400円/年がかかります。スペックだけでは見えにくい部分のため、購入を検討する際には注意が必要です。 任意保険 FC3Sの任意保険料を、大手ネット型保険で見積もりをとった結果、約4万1,000円でした。設定した条件と補償内容は以下のとおりです。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで)人身障害:あり(車内のみ補償)人身障害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車輌保険:なし 今回の見積もりでは、車輌保険をつけられませんでした。車輌保険は、クルマの時価を参考に保険金を決めるのが一般的です。FC3Sは時価がごく少額であり、希少性があるものの保険においては考慮されないケースがほとんどです。なお、車輌保険をつけられる可能性がゼロではないため、気になる場合は加入する保険会社に確認しましょう。 車検 FC3Sを自家用自動車で登録した場合の車検代は、10万7,750円です。内訳は以下のとおりです。 自賠責保険(24ヶ月):1万7,650円自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:2,300円 ※認定工場の場合車検料:5万円合計:10万7,750円 ※車検料は、内容や整備工場などによって増減します FC3Sは最終型でも30年以上経過したクルマのため、自動車重量税が重課されます。また、ロータリーエンジンは構造の特性上専門知識が必要です。納税は2年ごとですが、信頼できる店舗を複数探し相見積もりを取るなど、計画的に準備して負担を減らすように工夫しましょう。 メンテナンス費用 FC3Sのメンテナンス費用は、年間15万円程度です。具体的な項目は以下のとおりです。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・エンジンオイル交換代・プラグ交換代・ブレーキオイル交換代・オイルフィルター交換代・冷却水交換代・エアコンフィルター交換代 そのほか、走りが魅力のクルマゆえ、以下の項目が追加になる可能性があります。 ・リトラクタブルライトモーター交換代・タイヤ交換代・ハンドル交換代・Vベルト交換代・ブーツ交換代・オイル漏れ修理代・水漏れ修理代 リトラクタブルライトのモーター交換やタイヤ交換が必要となった場合、5万円以上はかかるでしょう。メンテナンスのための費用は、計画的に用意することが大切です。 FC3Sの年間維持費はいくら? FC3Sの年間維持費は、約60万円〜です。項目ごとの金額は以下のとおりです。 ガソリン代:31万3,548円自動車税:4万5,400円任意保険:4万1,000円車検:5万3,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費用:15万円(パーツ交換費用の有無で変動)合計:60万3,823円 1ヶ月に換算すると約5万円です。さらに、ローンで購入した場合は車輌本体の返済額が、駐車場を借りる場合は駐車場代がかかります。 FC3Sの維持費が高いと思った時の対処法 FC3Sはロータリーエンジンの力強い走りが魅力のピュアスポーツカーです。しかし、30年以上前のロータリーエンジン搭載車であるため、自動車税や自動車重量税が重課されます。維持するには相応の経済的余裕が必要です。 実際に所有しており維持費が高いと感じている場合は、手放すことも検討しましょう。FC3Sは多くのファンをもつクルマです。中古車市場で出回っている数も限られており、高く売却できる可能性があります。 まとめ FC3Sは操る楽しさを味わえる1台です。小気味よいハンドリングや、ロータリーエンジンならではのトルクフルな加速は、長く憧れの存在として輝きを放っています。 ただし、維持費は年間60万円以上と、簡単に維持できるクルマとはいえません。ガソリン代や車検代など、最低限必要な費用だけでなく、各パーツの交換費用が追加される可能性もあります。 維持が難しい場合は、思い切って手放すのも1つの手段です。ファンから支持されているモデルのため、予想を大きく超える高額査定となるかもしれません。今回紹介した維持費を目安に、購入や売却を検討してみてください。
プレミアムブランドであるレクサスのフラッグシップモデル「LS」は、高級感に溢れ、走行性能や静粛性などに優れているセダンです。今回は、レクサス LSの維持費用やその内訳について解説します。プレミアムセダンのLSを検討中の方は参考にしてみてください。 ▼関連記事はこちらレクサスの維持費は高い?維持するための費用の内訳や目安を解説レクサスISの維持費を徹底解説!年間でいくらかかる? レクサスLSの特徴 レクサス LSは、レクサスブランドの理念である「高級の本質」を追求し、ときめきとやすらぎに満ちた時間を提供するために、乗る人の心に響く車づくりを念頭に開発されたフラッグシップセダンです。 外装・内装のデザインに強いこだわりがあるだけではなく、エンジン、トランスミッション、プラットフォーム、サスペンションなど、さまざまな部分に先進システムを取り入れています。優れた生産技術と熟練の匠の技によって細部までこだわって作られたモデルです。 レクサスLSの維持費の内訳 レクサス LSの維持には、燃料代、税金、任意保険、メンテナンス、車検など、さまざまな費用がかかります。レクサス LSを維持するためにかかる費用や内訳を解説します。 燃料代 燃料代は、年式やグレードなどによって変わります。ここでは、初代LSの初期モデル「LS460(2006年式)」でシミュレーションします。 LS460の燃費は9.1km/Lで、使用燃料はハイオクガソリンです。1年間に1万km走行する場合、必要な燃料は1,098L。ハイオクガソリンの単価を180円とした場合、1年間にかかる燃料代は19万7,640円です。 自動車税 自動車税は、エンジン排気量によって税額が決まります。また、初年度登録から13年以上が経過すると重課の対象となり、自動車税が割高になります。古い年式のLSを購入するときは、自動車税の重課にも注意してください。 LS460はエンジン排気量が4,608ccで、初年度登録から13年以上経過しているケースが多いため、自動車税は10万1,200円かかるでしょう。 任意保険 自動車保険(任意保険)の保険料を大手ネット保険で見積もりしてみましょう。条件は次のとおりです。 【条件】年齢:30歳等級:6等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 【補償内容】対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円車輌保険:あり(限定タイプ) 上記の条件で見積もりしたところ、自動車保険の保険料は1年間で12万4,103円でした。なお、グレードや年式が異なる場合、保険料が変わるため参考程度にお考えください。 車検 車検の費用について見てみましょう。ここでは、ディーラーで車検を受けた場合のシミュレーションとなっています。 【ディーラー車検の場合】自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)※2024年時点、離島以外の地域の場合自動車重量税:4万5,600円(24ヶ月)※車両重量2t未満印紙代:1,800円車検基本料金:約8万円(点検・検査・代行費用)合計:14万5,050円 ※車検基本料金は内容や整備工場などにより変動します 上記の車検費用は、初年度登録から13年以上経過した場合の金額です。年式やグレードが異なる場合は、車輌重量や重量税額が変わるため注意してください。また、この車検費用は車検にかかる必要最低限の費用です。部品交換や整備・調整をした場合は、別途料金がかかります。 メンテナンス費用 レクサス LSのメンテナンスには、次の項目があります。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液・冷却水の補充・エアコンフィルターの交換・ヘッドライトのバルブ交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・ブレーキオイル交換・エアクリーナー交換 など 上記を踏まえると、年間10万円程度のメンテナンス費用がかかるといえます。また、タイヤ交換をしたときは、追加で20万円程度の費用がかかるでしょう。 レクサスLSの年間維持費はいくら? レクサス LSの維持費をまとめると次のようになります。 ・燃料代:約20万円・自動車税:10万1,200円・任意保険:約12万円・メンテナンス費:約10万円〜30万円・車検:約7万5,000円(2年毎のため約15万円の半額分)合計:約59万6,200円〜79万6,200円 上記は、車を維持するためにかかる最低限の費用です。ローンで車を購入した場合や駐車場を契約した場合は、別途費用がかかります。 レクサスLSの維持費が高いと思った時の対処法 レクサス LSの維持費は、時間が経過すると税金が重課されたり、交換しなければならない部品が増えたりするため、維持するための費用が年々高くなっていきます。 LSを維持するのが大変だったり、維持費が高いと感じたりしたときは、車を売却して新しい車に乗り換えることも検討してみてはいかがでしょうか。 LSは、高級感があるフラッグシップセダンという側面だけでなく、レクサスブランドならではの高い信頼性により、時間が経過しても高額査定となりやすいモデルです。もし、LSを売却しようと考え始めたときは、LSの歴史に詳しく、古い年式のモデルの買取を得意としている買取店で売却するとよいでしょう。 まとめ レクサスのフラッグシップセダン「LS」は、プレミアムブランドのラグジュアリーセダンと比較されるほどの質感と走りを兼ね備えているモデルです。しかし、プレミアムセダンらしい質感や走りを維持し続けるためには、定期的な点検やメンテナンス、車検や部品交換などの維持費をかける必要があります。 LSの維持費は、他の乗用車と比べると高い傾向にあることから、維持し続けるのが大変だと思う方も多いでしょう。LSの維持が大変で、売却を検討される際には、年式が古いクルマやラグジュアリーカーを得意としている業者へのご依頼をおすすめします。
イタリアに本拠地を置く自動車メーカーのマセラティは、個性的なスタイリング、ラグジュアリーなインテリア、優れた走行性能などが魅力の車を数多く生み出しています。マセラティの車を維持するためにかかる費用はどのくらいなのでしょうか。今回は、マセラティの維持費の目安と内訳を紹介します。 マセラティの特徴 マセラティ(Maserati)は、唯一無二の個性的な車を生産しているイタリアの自動車メーカーです。マセラティならではのスタイル、テクノロジー、高級感などにより多くの人々を魅了しています。広く知られているモデルは、デザインをはじめ、パフォーマンス、快適性、優雅さ、安全性など、さまざまな観点から高く評価されており、イタリアを代表するラグジュアリースポーツカーとして今でも高い人気を誇ります。 かつては、スポーツカーをメインとしていましたが、近年ではSUVやセダンなどラインナップを拡大しています。 マセラティの維持費の内訳 マセラティを維持するためにかかる費用は、燃料代、税金、任意保険、メンテナンス、車検などです。ここからは、マセラティを維持するためにかかる費用の内訳について解説します。 燃料代 燃料代は、車種や使用燃料などによって変わりますが、マセラティを代表するモデル「グラントゥーリズモ」、「グランカブリオ」、「3200GT」などでは、ハイオクガソリンを使用します。 燃費は各モデルごとに異なりますが、平均すると約6.0km/L前後です。1年間に1万km走行する場合、必要な燃料は1,666L。ハイオクガソリンの単価180円だとした場合、1年間にかかる燃料代は29万9,880円です。燃料代は、運転方法や走る場所によって変わるものの、約30万円はかかるでしょう。 自動車税 自動車税は、エンジン排気量によって税額が決まります。また、初年度登録から13年以上が経過すると重課の対象となるため、年式が古いマセラティを購入するときは注意してください。 ここでは、マセラティを代表するモデル「グラントゥーリズモ」、「グランカブリオ」、「3200GT」の自動車税を紹介します。 ・3200GT(エンジン排気量:3,216cc/1998年式 ベースグレード):6万6,700円(重課後の税額)・グラントゥーリズモ(エンジン排気量:4,691cc/2009年式 Sオートマチック):10万1,200円(重課後の税額)・グランカブリオ(エンジン排気量:4,691cc/2010年式 ベースグレード):10万1,200円(重課後の税額) このように初年度登録から13年以上経過したモデルは、通常の税額より割高となります。マセラティの自動車税額は、モデルによって異なりますが、おおよそ10万円前後かかるといえるでしょう。 任意保険 自動車保険(任意保険)の保険料を大手ネット保険で見積もりしてみましょう。条件は次のとおりです。 【条件】 年齢:30歳等級:6等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 【補償内容】対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円車輌保険:なし 上記の条件で見積もりしたところ、自動車保険の保険料は1年間で6万〜8万円程度でした。(※)なお、今回のシミュレーションでは、車輌保険を付帯していません。車輌保険を付帯すると保険料が変わるため注意してください。なお、車種・グレード・年式が異なる場合や車両保険の有無で保険料は異なります。 ※「自動車税」で例に挙げたモデルでシュミレーションを実施しております。 車検 車検の費用について見てみましょう。ここでは、ディーラーで車検を受けた場合のシミュレーションしています。 【ディーラー車検の場合】自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)※2024年時点、離島以外の地域の場合自動車重量税:4万5,600円または5万400円(24ヶ月)※車両重量2t未満印紙代:1,800円車検基本料金:約8万円(点検・検査・代行費用)合計:14万5,050円〜14万9,850円 ※車検基本料金は内容や整備工場などにより変動します 「自動車税」で例に挙げたモデルをもとに、初年度登録から13年および18年以上経過していると仮定して試算しました。車種やグレードが異なる場合は、車検費用も異なるため注意してください。また、こちらは車検にかかる必要最低限の費用です。部品交換や整備・調整をした場合は追加料金がかかります。 メンテナンス費用 マセラティの主なメンテナンス項目は、次のとおりです。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液・冷却水の補充・エアコンフィルターの交換・ヘッドライトのバルブ交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・ブレーキオイル交換・エアクリーナー交換 など これらの費用がかかるため、年間10万円程度のメンテナンス費用がかかると考えられるでしょう。また、タイヤ交換をしたときは、20万〜30万円程度の費用が追加で必要です。 マセラティの年間維持費はいくら? マセラティの維持費をまとめると次のようになります。 ・燃料代:約30万円・自動車税:約10万円・任意保険:約6〜8万円・メンテナンス費:約10万円〜40万円・車検:約7万5,000円(2年毎のため約15万円の半額分)合計:約63万5,000円〜95万5,000円 ここでの試算の合計は、車を維持するためにかかる最低限の費用です。ローンで車を買ったり、駐車場を契約したりした場合、別途費用がかかります。また、車種やグレードなどが異なる場合は、それぞれの金額が異なります。 マセラティの維持費が高いと思った時の対処法 マセラティは、ガソリン代や税金などが高くなりやすく、年式が古いモデルほどかかる費用が高くなります。そのため、マセラティを維持するのが年々大変になっていく可能性があります。どうしても維持が難しい場合には、売却するのも1つの手でしょう。 マセラティを高く売りたいのであれば、年式が古い車の査定や買取を専門としていて、マセラティの走行性能や高級感を高く評価できる買取店で売却することをおすすめします。 まとめ マセラティは、優れた走行性能や高級感などを両立している高級車です。しかし、マセラティを維持し続けるためには、多額の費用がかかるため、維持するのが大変だと感じる方もいるでしょう。マセラティの維持が大変だと思ったときは、売却も視野に入れてよいかもしれません。せっかくの愛車を手放すのであれば、その価値を熟知している買取店に依頼しましょう。
「都市工学スカイライン」のキャッチコピーでハイソカー路線へ舵を切ったR31スカイライン。実際に手にした際の維持費が気になる方もいるのではないでしょうか。どれだけ魅力的なモデルでも、維持費がいくらかかるのかを理解せずに購入すると、維持できずに結局は手放すことになりかねません。 そこで今回は、R31スカイラインの維持費について詳しく解説します。燃料代や自動車税、保険料といった内訳も詳しく紹介しますので、現実的に維持できそうかどうかの判断に役立ててください。 R31スカイラインの特徴 R31スカイラインは、1980年代の日産を象徴するモデルです。1985年に4ドアセダンとして発表され、1986年には2ドアクーペのGTSが登場しました。当時のトレンドを反映した直線的なボディラインと、スポーツクーペを体現したデザインが特徴です。 Bピラーによってボディ剛性を高めつつ、サッシレスなドアでスタイリッシュさを強調しています。また、4ドアセダンモデルと変わらないホイールベースにより、クーペでありながら後席に十分な居住性を実現しました。 エンジンは直列6気筒DOHCで、2,000ccのニッサンECCS(電子制御燃料噴射システム)を採用し、低燃費とパフォーマンスの両立を実現しています。ターボチャージャーのタービンに軽量なセラミックを採用したセラミックターボを搭載することにより、ターボラグの軽減に成功しました。 GT-Rグレードが存在しない時代のモデルでありながら、現在でも熱狂的なファンをもつR31スカイラインは、80年代を象徴するデザインとモータースポーツへの参戦により、スカイラインの歴史や伝統の根幹を作る役割を果たしました。 また、限定生産モデルや高性能グレードのラインナップは、コレクターズアイテムとして高い価値を持ちます。 R31スカイラインの維持費の内訳 ここからは、R31スカイラインの維持費について、5つの項目に分けて詳しく金額を解説します。 ※金額は、1988年式 GT 型式:E-HR31を例に算出 燃料代 R31スカイラインGTは、レギュラーガソリンモデルです。燃費のベンチマークである10・15モードは1991年に定められたためカタログ数値は不明ですが、実燃費は9km/L程度といわれています。登場から30年以上経過した旧車のなかでは、十分な燃費といえるでしょう。 具体的な燃料代をシミュレーションした結果は、以下のとおりです。 1ヶ月通勤で1,000キロ走行したと仮定すると、消費するガソリンは111.1L、ガソリン代は1万8,977円(*1)、年間で換算すると22万7,724円(*2)ほどかかる計算です。 *1 燃費は9km/Lで算出*2 2024年3月4日のレギュラーガソリン1Lあたりの平均価格170.8円で算出 自動車税 R31スカイラインは、1.5L〜2L以下の自家用自動車に該当するため、2024年3月現在の基本税額は3万6,000円/年です。(新車登録が2019年10月1日以降の場合)しかし、1988年が初年度登録の場合、13年以上経過した15%の重課対象のため、4万5,400円/年がかかります。 任意保険 R31スカイラインの任意保険料を、大手のネット型保険で見積もりをとった結果、約4万2,400円/年でした。見積もりの条件と具体的な補償内容は以下のとおりです。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約:なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院時諸費用特約:なし車輌保険:なし 一般的な補償内容を付けても、大きな負担になるような金額にはなりませんでした。しかし、車輌保険が付帯できない可能性があります。中古車市場では評価の高いR31スカイラインですが、一般的な任意保険では、その価値は考慮されないため0円と算出されるケースが多々みられます。以上の内容から、車輌保険は付帯できない場合がある点には注意が必要です。 車検 R31スカイラインを自家用乗用車で登録した場合の車検代は、10万7,750円です。それぞれの金額は以下のとおりです。 自賠責保険(24ヶ月):1万7,650円自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:2,300円 ※認定工場の場合車検料:5万円合計:10万7,750円 ※車検料は、内容や整備工場などによって増減します R31スカイラインは、30年以上の歴史をもつクルマのため、自動車重量税の重課対象です。納税の頻度は2年に1回なものの、予想以上に高額な納税が必要にならないように、あらかじめ確認しておきましょう。 メンテナンス費用 R31スカイラインのメンテナンス費用は、年間5万円程度が目安です。メンテナンスの主な内容は以下のとおりです。 ・洗車代・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液絵交換・エンジンオイル交換・ブレーキオイル交換・オイルフィルター交換・冷却水交換・エアコンフィルター交換・オイル漏れ修理・水漏れ修理 なお、購入したクルマの状態によっては、以下の内容も追加で必要になる可能性があります。 ・ドア周りのゴム交換・エンジンベルト交換・タイミングベルト交換・バッテリー交換・タイヤ交換 製造から30年以上が経過した旧車は、より丁寧なメンテナンスが必要です。加えて、R31のパーツは探すこと自体が困難なケースも想定されます。取り寄せたり、ほかのパーツで代用したりすれば、費用はかさむでしょう。 R31スカイラインの年間維持費はいくら? R31スカイラインの年間維持費は、約41万円〜です。項目別の金額は以下のとおりです。 <自家用車登録のR31スカイライン年間維持費>ガソリン代:22万7,724円自動車税:4万5,400円任意保険:4万2,400円車検:5万3,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費用:5万円(パーツ交換費用の合算有無で変動)合計:41万9,399円 1ヶ月あたり3万4,950円ほどです。さらに、ローンや駐車場代などの費用を見積もって、維持費を計算する必要があります。 R31スカイラインの維持費が高いと思った時の対処法 R31スカイラインの維持費は、旧車としては現実的な範囲といえます。しかし、快適に乗り続けるためには、手を掛ける必要があるのも事実です。ガソリン代やオイル交換など、乗り方でおさえられる部分はありますが、全体からみるとわずかな金額です。 想定外の出費がかさんでしまったり、維持費が負担に感じたりした場合、思い切って手放すことも考えてみましょう。R31スカイラインは、1980年代のレトロな雰囲気と高い走行性能により、多くのファンがいるモデルです。中古車市場での需要は衰えを知らず、高く売却できる可能性を秘めています。 まとめ R31スカイラインは、当時の日産の技術を集約したクルマです。その魅力は、R32や33、34とGT-Rがグレードに設定されたモデルにも負けないものがあります。また、フロントから真っ直ぐに伸びたボディラインは、見ていて飽きがきません。 なお、維持費は3万4,950円と、近年のモデルよりも負担が大きいです。実際に手にしてみて、負担に感じる場合は乗り換えることも選択肢の1つでしょう。