旧車メンテナンス

車のドアの修理はどこに依頼すればいい?依頼先や特徴を解説
旧車メンテナンス 2023.11.21

車のドアの修理はどこに依頼すればいい?依頼先や特徴を解説

車のドアがいつの間にか傷ついていたり、ぶつけられたりしていた経験がある方もいるのではないでしょうか。今回は、車のドアが傷ついた時の修理依頼先や修理費用の目安などを紹介します。車のドアを修理しようと考えている方は参考にしてみてください。 車のドア修理の依頼先 車のドアの修理は、ディーラーや修理業者、カー用品店などに依頼できます。ここからは、車のドアの修理依頼先の特徴やメリット・デメリットなどを解説します。 ディーラー ディーラーでは車のドアの修理を受け付けています。 ディーラーは、そのメーカー・車種を専門に取り扱っているため、質の高い修理が期待できます。また、ドアを交換する場合には正規の新品に交換するため、安心感や信頼性が高いこともメリットです。ただし、工賃や修理費用が高くなる傾向があります。 修理業者 修理業者でも車のドアの修理を実施しているところがあります。 修理業者は、ディーラーよりも工賃や部品代を安く抑えられる場合が多いことが特徴です。また、ドアの交換が必要になった場合に中古部品で対応してくれるケースもあります。そのため、予算が限られている場合に向いているでしょう。 ただし、正規品を使わずに修理した場合には、仕上がりが悪くなる可能性があります。修理業者にドアの修理を依頼する際は、技術が十分にあるか、これまで車のドアの修理をした経験があるかなど、入念に下調べをしましょう。 カー用品店 カー用品店でも車のドアの修理を受け付けているところがあります。 カー用品店では、汎用品を使った修理になるケースが多いため、ディーラーや修理業者より安い価格で修理できるでしょう。ただし、正規品を使わない修理の場合、他のパーツとのわずかなデザインの差が気になる可能性があります。 また、ドアの交換には対応していない場合があるため、ドアの破損状況を伝え、修理が可能かどうか確認しましょう。 車のドアの破損の種類 車のドアの破損には、さまざまなタイプがあります。ここからは、車のドアの破損の種類について紹介します。 傷 傷は、爪によるひっかき傷や洗車する際についてしまう線キズなどがあります。これらの浅い傷はドアの塗装表面であるクリア層だけに留まっているケースが多いため、自分で修理しやすいでしょう。 へこみ へこみは、走行中の飛び石や落下物・飛散物などによってできる傷のほかに、駐車中に隣の車にぶつけられることでできることもあります。修理費用は、へこみの範囲や深さによって異なります。また、無理にへこみを自分で戻そうとすると、凹凸になることもあるため、へこみができたときはディーラーや修理業者などのプロに任せたほうがよいでしょう。 車のドアの修理費用の目安 車のドアの修理費用はどのくらいかかるのでしょうか。ここからは、傷の種類別の修理費用の目安を紹介します。 傷 爪のひっかき傷や洗車する時にできてしまった線キズは、数千円〜数万円程度で直せることがほとんどです。また、塗装表面のクリア層にとどまっている傷であれば、自分で修理することもできます。 へこみ へこみを直す場合の費用の目安は、数万円〜数十万円がほとんどです。また、直し方によっても費用や時間が異なるため、ディーラーや修理業者などに見積もりを出してもらってから修理依頼を決めるとよいでしょう。 車のドアは自分で修理できる? 車のドアの修理は、自分でできるものもあれば、専用の道具がなければできないものもあります。そのため、車のドアの損傷具合に応じて、自分で直すか業者に依頼するかを決めましょう。 車のドア交換が必要になるケースと費用目安 車のドアの破損がひどい場合には、ドアの交換が必要となる場合があります。たとえば、車のドアの表面が裂けてしまっている場合や復元できないほど潰れてしまっている場合にはドアの交換が必要です。 ドア交換の費用は数十万円かかることもあります。また、ドアを交換すると売却時の査定にも影響するため、ドア交換をするかどうかは慎重に判断しましょう。 車のドア修理の費用を抑える方法 車のドアの修理費用を抑えたい場合は、複数の業者で見積もりを取ることがポイントです。また、ドア交換の場合には中古部品を使うことも費用を抑えるコツとなります。ここからは、車のドアの修理の費用を抑える方法を詳しく紹介します。 相見積もりを取る 車のドアの修理をする時は、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。 ディーラー、近所の修理業者、口コミや評判が良い業者、カー用品店など、少なくとも2社以上の会社から見積もりを取り、どの業者に依頼するか検討することをおすすめします。 ドア交換の場合は中古ドアを使う ドア交換が必要になるほどドアが破損している場合には、中古部品での対応が可能かどうか確認しましょう。 中古部品であれば、新品より安く手に入れることができます。部品代が安くなれば、修理費用も抑えられるため、ドア交換の際は中古部品での対応の可否についても聞いておきましょう。 車のドアの傷を放置するとどうなる? 車のドアは、人が乗り降りする機能だけでなく、乗員を外部の衝撃から守るという役割も担っています。 そのため、車のドアが損傷したまま放置するのは避けましょう。また、ドアの傷を放置すると、酸化が進み、サビが広がってしまうことがあります。見た目では分からなくても内部でサビが進行している場合もあるため、車のドアの傷もそのままにしておくことは避けたほうがよいでしょう。 車のドアの修理にかかる期間 車のドアの修理にかかる期間は、傷やへこみ、損傷具合によって異なります。そのため、詳しい修理期間については見積もりを取る際に聞いておくとよいでしょう。 おおよその目安は、傷であれば数日から1週間程度、へこみやドア交換であれば1〜2週間程度です。あくまでも目安であるため、詳しくは各業者に問い合わせてください。 車のドアの破損の原因 車のドアに傷がついたり、破損したりする原因はさまざまです。ここからは、ドア破損の主な原因を紹介します。 飛び石 走行中の飛び石によってドアに傷やへこみができることがあります。飛び石を回避するのは難しいことではありますが、車間距離を長めに取ったり、2車線以上ある道路で隣の車と並走する時間を短くすると飛び石の被害を受けにくくなります。 洗車 洗車による線キズやひっかき傷は、洗車する際の道具または洗車機の種類や拭き上げする際のクロスの種類・圧力などが原因です。少しでも洗車による傷を減らすためには、力を込めて擦らないようにすることがポイントとなります。また、拭き上げの際には、傷がつきにくいマイクロファイバークロスなどを使うようにしましょう。 いたずら いたずらにより車やドアに傷をつけられてしまうことがあります。いたずらを避けるのは難しいことではありますが、人通りが多い場所への駐車を避けたり、人の立ち入りが最小限に抑えられる場所(立体駐車場、地下駐車場、パスがなければ入れない駐車場など)へ車を止めることで、いたずらによる被害を防ぐことができるでしょう。 まとめ 車のドアの傷の原因はさまざまです。車のドアの傷に気がついたときは、傷の深さや種類などに応じて適切に対処する必要があります。もし、車のドアの傷に気がついたときは、まずディーラーや修理業者などに相談し、今以上に被害が拡大しないよう早めに対処しましょう。    

車のサビの修理はできる?自分で直せるのかも解説
旧車メンテナンス 2023.11.21

車のサビの修理はできる?自分で直せるのかも解説

車には多数の金属部品が使われており、保管環境や使い方などによってはサビてしまうことがあります。今回は、車がサビる原因、サビを放置するとどうなるか、サビを直す方法、サビないための対策について紹介します。 車のサビの原因 車のサビは、金属部品が酸化することで発生します。 一般的に車には、塗装や防錆剤などが塗布されているため、時間が経過してもサビにくくなっています。しかし、塗料が剥がれたり防錆剤が取れたりすると、またたく間にサビてしまい、時間の経過とともに広がっていきます。 車が錆びないようにするためには、金属と空気(酸素)が直接触れないようにすることがポイントです。 車のサビを放置するとどうなる? 車の一部がサビてしまい、そのサビを放置すると、徐々にサビの範囲が広がっていきます。わずかなサビでも時間の経過とともに内部からサビが広がっていくため、車のサビを放置するのは避けましょう。 車のサビを自分で直せるケース・直せないケース 車のサビは、小さなものであれば自分で直すことも可能です。ただし、自分で直せる自信がないときは、無理に自分で直そうとせず、プロに任せたほうがよいでしょう。 また、サビの範囲が広かったり、車のフレームまでサビていたりする場合は自分で直すのが難しいです。このようなときは、速やかにディーラーや整備工場など板金塗装をしている業者に修理を依頼しましょう。 車のサビを自分で直す方法 車のサビを自分で直すときは、サンドペーパー、パテ、塗料などの道具を用意します。 サビを直すときは、サビを落として面をなめらかにし、パテで段差を埋めたうえで塗装や表面のクリア塗装をして、面を慣らすといった順序で実施します。 ただし、プロの施工のように上手く仕上げられないこともあるため、見た目を気にするようであれば、無理に自分で直そうとせず、ディーラーや整備工場などに依頼するとよいでしょう。 車のサビの修理の依頼先 車のサビの修理は、ディーラーや整備工場など、板金塗装をしている業者に依頼できます。プロに依頼することで、きれいに仕上げられるため、見た目を気にする場合や目に付きやすい部分のサビを直すときは、プロに依頼したほうがよいでしょう。 車のサビの対策法 車のサビは、日頃の手入れである程度防止することができます。ここからは、車のサビの対策について紹介します。 こまめに洗車する 洗車をこまめにすることで、車のサビを防止できる場合があります。車のサビは、水分や塩分が付着した状態のままにしておくことで発生しやすくなります。 このようなサビの原因を取り除くことで、サビを防止することが可能です。特に、海沿いの道や凍結防止剤が撒かれた道路を走行したあとは、塩分が車に付着している場合が多いため、速やかに洗車しておくことをおすすめします。 また、洗車後はワックスやコーティングを施し、車の表面を保護しておくとよいでしょう。 アンダーコート施工をする アンダーコートを施工することで下回りのサビを防止できます。 車の下回りは車の中でもサビやすい部分です。この下回りを保護するアンダーコートを施工しておくことで、サビを防止できます。点検や車検の際には、アンダーコートが必要か聞き、必要であれば施工しておくとよいでしょう。 傷を放置しない 車の傷を放置すると時間の経過とともに徐々に広がっていきます。そのため、傷を見つけたら放置することなく、速やかに修理しましょう。いち早く車のサビを見つけるためにも、日頃から車の点検や洗車などをして、早期発見を心がけましょう。 まとめ 車のサビを放置すると取り返しがつかないほど被害が拡大する可能性があります。車のサビを見つけた時は早めに修理し、今以上にサビの範囲が拡大しないよう注意してください。 車がサビているかどうかは、入念に車を確認しなければわかりません。いち早くサビを見つけるためにも、日頃から洗車をしたり、定期点検を欠かさずに受けたりすることをおすすめします。

車のバンパー修理はいくらかかる?費用の相場や依頼先などを紹介
旧車メンテナンス 2023.11.21

車のバンパー修理はいくらかかる?費用の相場や依頼先などを紹介

車の前後に取り付けられているバンパーには、事故の際に衝撃を吸収したり、空力をコントロールしたりする役割があります。バンパーが傷ついてしまい修理が必要になったときは、どの程度の費用がかかるのでしょうか。 今回は、車のバンパーの修理にかかる費用や修理の依頼先などについて紹介します。 車のバンパーの修理の依頼先 車のバンパーの修理を業者に依頼する場合、どこに依頼するか悩む方も多いのではないでしょうか。ここからは、バンパーの修理を依頼できる業者とそれぞれの特徴を紹介します。 整備工場 整備工場は、車の整備や修理などを専門としているため、車のバンパーの修理に対応できます。また、整備工場ではさまざまなメーカーの車の修理を受け付けているため、修理の相談をしやすいでしょう。 整備工場によっては、ディーラーと同等のクオリティに仕上げてくれることもあるため、ディーラー・販売店への修理依頼と合わせて検討するとよいでしょう。 ディーラー ディーラーは、車の販売だけでなく、点検や車検などのアフターサービスも実施しているため、車のバンパーの修理も受け付けてくれる場合がほとんどです。車種に合わせた最適な修理を実施してくれるため、質の高い仕上がりになることが特徴です。ただし、費用は高めになる傾向があります。 カー用品店 カー用品店でも車のバンパーの修理を受け付けている場合があります。メーカー・車種問わず修理を受け付けてくれるのがカー用品店のメリットです。修理費用は、ディーラーや整備工場より安い傾向にあります。ただし、修理の質は担当する整備士によるため、ディーラーや整備工場より劣るケースもあるでしょう。 車のバンパーの修理費用の目安 車のバンパーの修理費用は、傷の範囲や深さ、修理方法や塗料の料金などによって異なります。ここからは、車のバンパーの修理費用の目安を紹介します。ただし、ここで紹介しているのはバンパーのみの修理費用の目安です。車のバンパーに埋め込まれているセンサーや運転支援システムなどの調整費用は含まれていません。センサーの脱着や調整費用が別途かかることがあります。 すり傷は数千円〜数万円 車のバンパーのすり傷の修理費用の目安は数千円〜数万円です。傷の範囲が小さければ、数千円〜1万円前後で修理することができるでしょう。一方、傷の範囲が広範囲の場合は、数万円かかることもあります。 へこみは数万円 バンパーがへこんでいる場合の修理費用の目安は数万円です。へこみも範囲や深さなどによって費用が異なるため、一度見積もりを出してもらうとよいでしょう。 内部の変形は数十万円 車のバンパーだけでなく、内部まで損傷してしまった場合は、数十万円の費用がかかるでしょう。また、衝撃の受け方によっては車のフレームにまで被害が及んでいる場合があります。バンパーが大きく変形したり、割れたりしている場合は、まずディーラーや整備工場に持ち込み、見積もりを出してもらうとよいでしょう。 車のバンパーの修理にかかる時間 車のバンパーの修理にかかる時間は、傷の付き方や範囲などによって異なります。そのため、修理することになった場合はいつから入庫できるのか、期間がどのくらいかかるのか、車を預けている間の代車を用意してもらえるかなどを確認しておきましょう。 車のバンパーの修理と交換の判断基準 車のバンパーの修理は、板金塗装だけでなく、バンパーそのものを交換する方法もあります。 バンパーの修理と交換のどちらにするか悩んだ場合は、修理の費用と交換の費用を比較しましょう。費用を比べると、どちらの方が費用を抑えられるのかが明らかとなります。 車のバンパーの破損を放置するとどうなる? 昔の車のバンパーは金属製のタイプもありましたが、近年の車の多くは樹脂製です。そのため、傷ついても錆びたり、傷が広がったりすることはほとんどありません。 しかし、バンパーが損傷したままだと、車本来の走行性能を発揮できなかったり、バンパーに埋め込まれているセンサーが機能しなかったりします。そのため、バンパーが破損した時は早めに修理しましょう。 車のバンパーは自分で修理できる? 損傷の状態にもよりますが、車のバンパーを自分で修理しようと考える方もいるのではないでしょうか。 バンパーの傷が浅いすり傷ほどであれば自分で直すことも可能です。自分で直す場合には、タッチペンやコンパウンドなどを使って直します。ただし、ディーラーや整備工場など、プロのようなきれいな仕上がりにするのは至難の業です。修理後の見た目を気にするのであれば、無理に自分で直そうとせず、プロに任せたほうがよいでしょう。 また、バンパーの傷が深い場合や穴が空いたり割れたりしている場合は、自分で直すのは難しいケースがほとんどです。そのため、バンパーの損傷がひどい場合は、ディーラーや整備工場などプロに任せることをおすすめします。 まとめ 車のバンパーは、車の最前または最後端に位置する部分であるため、傷をつけやすい箇所です。バンパーの修理は、浅い傷かつ狭い範囲であれば自分で行うこともできます。しかし、プロのような仕上がりにならない可能性が高いでしょう。もし、修理後の見た目を気にするようであれば、無理に自分で直そうとせず、ディーラーや整備工場に任せることをおすすめします。 また、先進的な技術が豊富に搭載されている車には、バンパーにセンサーが取り付けられていたり、バンパーの内側に機器が装着されていることもあります。そのため、車のバンパーを傷つけてしまったときは、一度ディーラーや整備工場に持ち込んで損傷の程度を確認し、どのような修理が必要か相談するとよいでしょう。

車のキュルキュル音は放置しないで!原因と修理料金を解説
旧車メンテナンス 2023.11.10

車のキュルキュル音は放置しないで!原因と修理料金を解説

アクセルやブレーキを踏んだとき、エアコンをつけたときなどにキュルキュル音が発生する場合、部品が劣化している可能性があります。 この記事では、車のキュルキュル音の原因をさらに詳しく解説するとともに、修理料金や修理の依頼先などについてもお伝えします。 車のキュルキュル音の原因 車からキュルキュル音が聞こえる原因は、主に以下の3つです。 ・ファンベルトの劣化 ・ブレーキの劣化 ・マグネットクラッチの劣化 それぞれ詳しく解説します。 ファンベルトの劣化 車のキュルキュル音の原因としてまず考えられるのが、ファンベルトの劣化です。 ファンベルトはほとんどの車に1〜3本ついているゴム製の輪状部品で、車の動力源となるエンジンの力を他のパーツに伝える役割を果たします。ファンベルトの他に、Vベルトやリブベルトとも呼ばれることがあります。 このファンベルトが劣化すると、エンジンのかけ始めやアクセルを踏んだときなどにキュルキュルと音が鳴ります。 また、ファンベルトは他のパーツの動力源となるだけでなく、エンジンの冷却やバッテリーの充電、パワステやエアコンコンプレッサーの作動に大きく関わっているため、劣化すると車自体が故障してしまう可能性もあります。 ファンベルトには寿命があり、3〜5年に1回、または3〜10万kmに1回が交換の目安です。キュルキュル音が聞こえるようになったらファンベルトが劣化していないか確認しましょう。 ブレーキの劣化 ブレーキの劣化も、車のキュルキュル音の原因の1つです。多くの車のフットブレーキには、ブレーキパッドとディスクブレーキが使用されています。 ディスクブレーキは名前のとおり円盤状になっており、ブレーキペダルを踏むとシリンダー内のピストンが油圧によって押し出され、ブレーキパッドがディスクブレーキを挟むことでタイヤの回転が停止します。ブレーキには摩擦が生じるため、ブレーキパッドも定期的な交換が必要です。 運転をしていてフットブレーキを踏んだときにキュルキュルと音がする場合は、ブレーキの劣化が考えられます。ブレーキの不具合をそのままにしていると、車が故障するだけでなくドライバーや同乗者、歩行者などの命に関わる大きな事故を引き起こす可能性があるため、早めに交換か修理をしましょう。 マグネットクラッチの劣化 マグネットクラッチの劣化も車のキュルキュル音の原因として考えられます。マグネットクラッチは、車のエアコンのコンプレッサーを回すための部品です。エンジンを動力源とし、ファンベルトを介して動きます。 車のエアコンを使用しているときにキュルキュルと音がしている場合には、マグネットクラッチが劣化している可能性があります。マグネットクラッチが故障するとエアコンから冷気が出ず車内が冷えません。 また、マグネットクラッチに負荷がかかりすぎて焼き付いてしまった場合にはクラッチの切り替えが効かなくなってしまうこともあるため、早めの交換または修理をおすすめします。 車のキュルキュル音を放置するとどうなる? 車のキュルキュル音が聞こえてきたときは、劣化部品を早めに交換か修理をしましょう。キュルキュル音を放置するのは大変危険です。 たとえば、ファンベルトが劣化しているとエンジンが停止してしまうかもしれません。ブレーキが劣化している場合はブレーキの効きが悪くなるため、事故につながる恐れがあります。マグネットクラッチの劣化も、突然エアコンが効かなくなってしまう可能性があり、どの部品の劣化も命に関わる重大な事故の原因となってしまうことがあります。 「少しくらいなら問題ないだろう」と思い込んで放置せず、キュルキュル音が聞こえるようになった場合には、すぐに点検を依頼し必要に応じて修理や交換を行いましょう。 車のキュルキュル音の修理の依頼先  車からキュルキュル音が聞こえるようになった場合、修理を依頼できるのは主に以下の2つです。 ・整備工場 ・ディーラー それぞれ詳しく解説します。 整備工場 整備工場は地方運輸局長の認定を受けた工場で、資格をもつ整備士による修理が受けられます。 整備工場の特徴として、ディーラーに比べて修理料金が安い傾向があります。ディーラーを介さずに直接工場に依頼するため、中間コストがかかりません。また、中古部品や汎用部品など純正部品でないものも取り扱っていることが多く、その点でも費用を抑えられます。 基本的にどんなメーカーの修理にも対応してもらえますが、輸入車や旧車王、スーパーカー、カスタムカーなど取扱いの難しい車に関しては、受け付けてもらえない場合があります。自分の車の修理に対応しているかどうか事前に問い合わせると安心でしょう。 ディーラー ディーラーでは、車の購入のみならず修理やメンテナンスの相談も受け付けています。ディーラーで車を購入している場合メーカー保証が付いていることがあります。保証期間内の不具合の場合は、修理や交換が無料、または安く済むこともあるため、事前に確認しましょう。 車の修理や交換には純正部品が使われるため、品質が高い傾向にありますその分他の業者より修理料金が高額になるため、事前に見積もりを取ると安心です。 車のキュルキュル音の修理にかかる費用 車のキュルキュル音の修理料金は、原因によって異なります。 ファンベルトの劣化の修理料金は1本で1万円前後、ブレーキの劣化の修理料金は1台4箇所で5,000〜1万円前後が目安です。マグネットクラッチの劣化の修理料金は3〜6万円前後で、エアコンのコンプレッサーを丸ごと交換しなければならない場合には、10万円以上かかることもあります。 修理料金をなるべく抑えたいのであれば、いくつかの業者に見積もりを依頼することをおすすめします。 車のキュルキュル音の修理に車輌保険は使える? 車輌保険の対象となるものは、事故による契約車輌の損害です。もし、事故やいたずらによって部品が修理が必要なほど壊れているのであれば、車輌保険が使えます。 しかし、車輌保険を使用すると等級が下がって保険料が上がる可能性も考えられます。キュルキュル音の修理は、上述のとおり数千円で済む場合もあるため、本当に保険を使う必要があるのかどうかはしっかり検討しましょう。 車のキュルキュル音の予防方法 車のキュルキュル音を予防するために重要なのは、日々のメンテナンスです。キュルキュル音の原因となる、ファンベルトやブレーキ、マグネットクランチはどれも定期的な交換が必要な部品です。 車検だけでなく日頃からセルフメンテナンスを行い、もし不安に感じることがあれば、整備工場やディーラーなどに相談してみましょう。 まとめ 今回は車のキュルキュル音の原因について解説しました。キュルキュル音を放置しておくとブレーキの効きが悪くなることもあり危険なため早急に修理を行いましょう。 また、修理の依頼先は、何を優先するかによって最適な選択肢が変わります。純正部品を使った高品質な対応を求めるならディーラー、なるべく費用を抑えたい場合には整備工場がおすすめです。まずは見積もりを依頼してみましょう。 もし、想定以上に費用や時間がかかって、そろそろ乗り換えを検討する時期なのであれば売却も視野にいれてよいかもしれません。  

サーモスタットとは何?交換の必要性やタイミング解説!
旧車メンテナンス 2023.11.09

サーモスタットとは何?交換の必要性やタイミング解説!

「メーターの水温警告灯が赤色になっている」「エアコンから冷たい風しか出ない」といった症状がある場合、サーモスタットが故障しているかもしれません。 サーモスタットとは、エンジンの温度を一定に保つために調整を行っている部品のことです。サーモスタットの異常をそのままにしていると、エンジンが故障して事故やトラブルが起こる可能性があります。 そこで今回は、サーモスタットの概要や交換のタイミングや必要性、その方法について詳しく解説します。あわせてサーモスタットの交換費用についても紹介します。 サーモスタットとは サーモスタットとは、先に述べたように車のエンジンの温度調整を行っている部品のことです。車のエンジンにはオーバーヒートを防ぐためにラジエーターや冷却水(クーラント)が取り付けられており、サーモスタットは、エンジンを循環する冷却水の温度を検知し、エンジンの状態に合わせてラジエーターに冷却水を送り、温度を調整します。 エンジンが高温になりすぎると、オーバーヒートを起こして走行不能になるだけでなく、エンジンが故障する恐れもあります。 車のサーモスタットは冷却水の温度によってバルブが開いたり閉じたりする構造のものが多く、温度が低いときはバルブが閉じられます。冷却水の温度が上がってくるとバルブが少しずつ開き、ラジエーターに冷却水を循環させるという仕組みです。 サーモスタットの交換の必要性 サーモスタットは消耗品のため、年数が経ったら交換が必要です。正常に作動しているときは冷却水の水温を70〜90℃になるように調整しています。しかし、経年劣化でバルブが作動しなくなるとエンジンの適温を保てなくなるため、新しいものに取り換えましょう。 閉じっぱなしの場合はオーバーヒートの原因に バルブが閉じたままだととラジエーターに冷却水が送られません。その結果、エンジンがオーバーヒートを起こす可能性があります。 オーバーヒートはエンジンの破損につながり、非常に危険です。また、エンジンが故障すると車の修理費用が高額になるだけでなく、最悪の場合エンジンが炎上したり、爆発したりするかもしれないため、早めに取り換えましょう。 開きっぱなしの場合はオーバークールの原因に バルブが開きっぱなしの場合は冷却水が流れ続けるため、エンジンが温まらない「オーバークール」という症状が起こります。 オーバークールでエンジンが故障することはないものの、車の内部にあるコンピューターがエンジンの温度が低いと判断するため、燃料の噴射量が増えて燃費が悪くなるでしょう。 エンジン始動後にエアコンの暖房がなかなか暖まらないときは、オーバークールになっている可能性があるため、サーモスタットの異常が考えられます。 サーモスタットの交換時期 サーモスタットは使用開始から10年または走行距離が約10万㎞を超えた時点で交換するのが一般的です。 これはあくまで目安であって、実際は車の使用環境によって異なるため、交換時期はタイミングベルトの交換時期と合わせるのがよいでしょう。 タイミングベルトとはエンジン内部にあるクランクシャフトとカムシャフトを結ぶ部品のことです。タイミングベルトは一般的に走行距離10万㎞が限界といわれており、メーカーごとに交換時期の目安を定めています。 メーカーが定めるタイミングベルトの交換時期が来たときに一緒にサーモスタットも新しくしておくと、エンジンの故障や事故を防げるでしょう。 サーモスタットの寿命の見極め方 水温計の温度に異常がみられるときはオーバーヒートを起こしている可能性があります。しかし、冷却水が不足している可能性もあるため、まずは冷却水が規定量入っているかを確認しましょう。 リザーバータンクが破損して冷却水が漏れている可能性もあるため、リザーバータンクの残量の確認も必要です。どちらも問題なければ冷却水の量の問題ではないため、サーモスタットに異常があると考えられます。 オーバークールの症状が出ているときは、エアコンの温度を一番高い温度に設定してみて、温風が出るかを確認しましょう。 温風が出ない場合、エンジンルームの中にあるラジエーターホースを触り、熱くなっているかを確認します。このときエンジンルームの他の部品や配管が非常に熱くなっている可能性があるので、他のものには触らないように気をつけましょう。 ラジエーターホースを触ったときに高温になっていれば問題ありませんが、触っても温度が高くなっていない場合はサーモスタットに問題があると判断できます。 サーモスタットの交換方法  サーモスタットは自分で交換する方法と整備工場やディーラーに任せる方法があります。それぞれの方法について詳しくみていきましょう。 自分で交換する サーモスタットは、手順をしっかり守れば自分で交換することは可能です。交換に必要な部品はホームセンターやカー用品店で購入できます。自分の車に適合する部品かどうか確認してから購入しましょう。 整備工場やディーラーに任せる 自分で交換するのが難しい場合や不安なときは整備工場やディーラーに任せましょう。自分で交換するのに比べて部品代に加えて工賃がかかるため費用は高くなりますが、プロの手で交換するため安心感があるでしょう。 整備工場とディーラーではディーラーのほうが費用が高い傾向にあります。また、交換を依頼する際には見積もりを取ってから依頼するとよいでしょう。 サーモスタットを自分で交換する方法 自分で交換する際の交換手順は以下のとおりです。 1.冷却水を抜く 2.ラジエーターホースを外す 3.新しいサーモスタットに交換する 4.冷却水を入れる 5.ラジエーターキャップを開けてしばらくアイドリング運転をおこなう 6.アイドリング運転で減った分の冷却水を補充する 7.ラジエーターのエア抜きをする 8.冷却水が規定量入っているか、漏れていないか再度チェックする 9.ラジエーターキャップを締めて完了 まずはエンジンが冷えているか確かめてから、冷却水を抜きましょう。サーモスタットは、ジグルバルブが上を向くように付けます。取り付け方を間違えると事故を起こす危険があるため、交換するときは手順を守り細心の注意を払いましょう。 サーモスタットの交換費用 本体は2,000円〜3,000円程度です。交換に必要な部品と冷却水は1,000円〜3,000程度かかるため、自分で交換する場合の費用は3,500円〜7,500円程度です。 ディーラーや整備工場に依頼した場合は車種によって異なりますが、工賃が5,000円前後かかるため、部品代と合わせると1万2,000円前後になるでしょう。 まとめ 今回はサーモスタットの交換について解説しました。 サーモスタットは年月が経てば交換が必要なため、車を利用する以上は定期的に確認する必要があります。故障をそのままにしておくと重大な事故にも発展しかねないため、異常を感じたらすぐに交換しましょう。 自分での交換も可能ですが、ディーラーや整備工場に依頼するとより安心です。費用が気になる場合には見積もりをとり、あまりにも高額でもうそろそろ乗り換えを検討する時期なのであれば、売却を検討してもよいかもしれません。

雪国で車が錆びやすい理由は?サビの除去や車を錆びさせない方法についても解説
旧車メンテナンス 2023.11.08

雪国で車が錆びやすい理由は?サビの除去や車を錆びさせない方法についても解説

雪国で使用されている車が錆びやすいのをご存知の方も多いでしょう。今回はなぜ雪国では車が錆びやすいのか、サビの除去方法や錆びさせない方法について解説します。雪国への転居を予定している方やウィンターレジャーで車を運転する方は参考にしてください。 雪国で車が錆びやすい理由 雪国で車が錆びやすい理由は、融雪剤(凍結防止剤)が道路に散布されているからです。道路で使用されている融雪剤は塩化ナトリウムや塩化マグネシウム、塩化カルシウムなどが主に使用されています。この融雪剤が車の金属パーツ、特に下回り部分にサビや腐食を発生させる塩害の原因といえるでしょう。 融雪剤は雪を融かすために道路に撒かれます。この融雪剤による雪解け水が道路に溜まり、走行した車のボディに塩分が付着し停滞することでサビが発生するのです。融雪剤が付着したまま放置されている車は、知らない間に下回り部分にサビが発生して広がるので対策が必須といえます。 サビは一度発生すると広がり、車の寿命を縮めます。また、塩化カルシウムは水に溶けると発熱し車の塗装面にシミを発生させる原因となるので、車の外観にダメージを負う可能性も考慮しなければなりません。中古車として売却するときの査定にも影響するので注意が必要です。 雪国特有の理由によるサビの除去方法 雪国特有の理由によるサビの除去方法は、サンドペーパーで削るかサビ取りクリームを使用します。サビが小さい場合はサビ取りクリームだけでも除去が可能です。しかし、面積が大きくなるとサンドペーパーで削り落としてサビ取りクリームを併用する必要があります。サビがきれいに取れたらタッチペンやスプレーで再塗装して傷を保護しましょう。 サビは一度発生すると広がるので早めの処置が必要です。毎回業者に施工を依頼するのはコスト的にも難しいのでDIYによるサビの除去方法となり、仕上がり的にはあまり良い方法とはいえません。しかし、放置しておくと確実に車の寿命を縮め、最悪の場合は重要なパーツに穴が開き走行時の大きなトラブルに発展する可能性もあるので必ず対策しましょう。 雪国で車を錆びさせない方法 雪国で車を錆びさせない方法は、こまめに車の下回りを中心に洗浄することです。コイン洗車場やガソリンスタンドの洗車機で「下部洗浄」のオプションを利用したり、家庭で高圧洗浄機を用いて融雪剤の塩分を洗い流すことを意識しましょう。融雪剤が含まれた雪解け水は雨や道路清掃車(散水車)が洗い流すまで残るため、春先まではこまめに洗浄することをおすすめします。 雪国に住む人が新車購入時に利用することの多い塩害ガード(アンダーコート)も有効です。防錆塗装という本格的なサビ予防サービスで、車を手放す際のリセールバリューにも影響します。DIYで車用の防錆スプレーを使うことは、車をリフトアップして下部全体に塗布漏れがないように行うという点であまり現実的ではありません。雪国に長期滞在や定住する方にはアンダーコートがおすすめといえるでしょう。 車検ごとに行うシャーシブラックの施工で十分と思う方も多いかもしれません。しかし、シャーシブラックは塗膜が薄く剝がれやすいので、塩害とは無縁の地域で小傷からのサビを抑制するレベルといえます。アンダーコートは厚い塗膜となるため防錆効果が大幅に向上します。ただし、アンダーコートも車の下回りを擦ると塗膜が剥がれるので定期的な点検や塗り直しは必要です。 また、ホイールについても融雪剤の影響を受けやすく、表面に腐食やサビが発生するだけではなくセンターハブ部分のサビに発展する可能性もあります。洗浄時にはホイールのセンターハブや同じく錆びやすいディスクブレーキ部分も念入りに洗浄しましょう。スタッドレスタイヤ用に塩害対策塗装が施されたアルミホイールを装着することもおすすめです。

キャブ車の点火装置はメンテナンスが必要なの?構造と具体的な方法を徹底解説
旧車メンテナンス 2023.11.08

キャブ車の点火装置はメンテナンスが必要なの?構造と具体的な方法を徹底解説

キャブ車の点火装置のメンテナンスについてお悩みの方はいませんか?メンテナンスしないとどうなるのかも気になるところでしょう。今回は点火装置の基本構造と整備について解説します。キャブ車を所有している方や学びたい方はぜひ参考にして下さい。 点火装置とは 点火装置とは、気化し燃焼室内で混ざりあったガソリンと酸素に電気火花を付ける装置のことです。今回は高圧電気点火法の中から接点式について解説します。 キャブ車の点火装置の構成 接点式点火装置の部品構成は、バッテリー、負圧式ダイヤフラム、外付き抵抗器、イグニッション・コイル、ディストリビューター、ハイテンションコード、スパークプラグです。 知っておきたい電気の流れ スパークプラグに高電圧を生み出す電気の流れについて解説します。バッテリーから流れた電気は、外付き抵抗器を通ってイグニッション・コイル一次側コイルに流れ、電磁エネルギーを貯えます。一次側コイルの先にはブレーカーポイントと呼ばれる接点があり、マイナスアースに電気が流れます。ブレーカーポイントはエンジンの動力によって働き、電流の通電および遮断を行います。 ブレーカーポイントにて電気が遮断されると一次側コイルの電気は流れ続けようとして高電圧を生み出します。約300V~500Vの起電力を発生します。二次側のコイルは流れ続けようとする300V~500Vの起電力に誘導され、約15,000~40,000Vの高電圧を発生し、ディストリビューターへ供給されます。ディストリビューターは点火時期に応じて先ほどの高電圧をハイテンションコードを介してスパークプラグに配電し、スパークプラグ先端にて電気火花となります。 キャブ車の点火装置の整備 点火装置に必要な整備を解説します。 バッテリー……十分な供給電力があるのかテスターで確かめます。 負圧式ダイヤフラム……キャブレーターからの負圧回路をバキューム・テスターで調べ、ゴムチューブに亀裂がないか確認すると共にダイヤフラムが負圧によって作動するか確認します。 イグニッション・コイル……熱を発生させる部品なので取付場所に注意する。開磁路型の場合は油漏れなどがないか点検する。 ディストリビューター……ディストリビューターキャップの外側や内側に電気スパークが逃げた跡がないか目視します。ハイテンションコードへ繋がるサイド・エレクトロードとセンター・コネクター・ピースの状態を確認し、摩耗があれば交換が必要です。 点火時期に応じて電気を配電するディストリビューター・ローターのローターアームも目視点検を行い、ヒビや欠けの有無、電極部の損耗状態が悪ければ交換が必要です。これらは定期的に交換するのが理想です。ディストリビューター内にあるブレーカーポイントは消耗品です。電気接点のポイントと駆動部分のヒールは摩耗するので調整や交換が必要になります。ブレーカーポイントを交換する時は、コンデンサーも同時に交換するのが理想です。 ブレーカーポイントを固定するプレートは負圧式ダイヤフラムによって回転するので、動きが良いか確認し、またブレーカーポイントのアースが断線していないか確認します。 ハイテンション・コード……イグニッションコイルからディストリビューターに接続しているセンターコードとディストリビューターからスパークプラグに接続しているハイテンションコードの抵抗値を測定します。規定の抵抗値であれば良好と判断し、無限大であれば断線しているので交換が必要です。 スパークプラグ……取り外しを行い、絶縁碍子上に線上に高電圧が逃げた跡やヒビ、欠けなどがないか点検します。スパークプラグ先端には中心電極と接地電極があり、その間隙(ギャップ)が規定値にあるかギャップ・ゲージなどで測定します。摩耗している場合は交換が必要です。また接地電極にプラチナやイリジウムを使用しているスパークプラグは金属ブラシなどで清掃してしまうと削れてしまうので行いません。 キャブ車の点火装置のメンテナンスを怠るとどうなるの? 接点式点火装置の点検は5,000km~10,000kmで行う必要があります。特にディストリビューター内にあるブレーカーポイントの隙間の調整とヒール部の給油です。ブレーカーポイントはベークライトと呼ばれる樹脂性のヒール部分が金属カムに接触するため摩耗します。 そのためブレーカーポイントの開き方が少なくなります。開き方が少なくなるとイグニッション・コイルにて十分な起電力が得られなくなり失火の原因となります。不具合の症状としては点火タイミングが遅れてくる、馬力が落ちるなどの症状がでてきます。 さらにブレーカーポイントの接点が長く電流を流すことになり、イグニッションコイルが熱を持つようになり内部に充填されている絶縁油が漏れだす恐れがあります。

旧車の夏対策してますか?エアコンがない旧車に乗るときの暑さ対策を紹介
旧車メンテナンス 2023.11.08

旧車の夏対策してますか?エアコンがない旧車に乗るときの暑さ対策を紹介

旧車にはエアコンがない場合が多いため、真夏日や猛暑日は暑さによって気分が悪くなったり、場合によっては熱中症になったりします。そのため、旧車は現代の車以上に十分な暑さ対策が必要です。今回は、夏にエアコンが装着されていない旧車に乗るときの対策を紹介します。旧車オーナーやエアコンがない旧車の購入を検討している方は参考にしてみてください。 エアコンなしの旧車は暑さ対策が必須 エアコンがない旧車に乗るときは、暑さ対策が必須です。 JAFのテストによると、35℃以上の猛暑日の炎天下に車を停車して30分後には、車内の温度は40℃を超えるという結果になりました。 体温以上の温度である40℃以上の中に人がいると、熱中症や脱水症状といった体調不良は避けられません。また、物を置いておくと故障や不具合が起きることもあります。 このようにエアコンがない車の室内は、外気温よりも高温になりやすく、生命の危機にさらされるといっても過言ではないほど危険な場所に早変わりします。そのため、暑い日にエアコンが装着されていない旧車に乗るときは、暑さ対策が必須なのです。 旧車の夏の暑さ対策 エアコンがない旧車の暑さ対策には、どのような方法があるのでしょうか。ここからは、暑さ対策について紹介します。 氷枕で体を冷やす 体を冷たいもので冷やすと暑さ対策になります。氷枕や凍らせた飲み物などを用意し、自分の体にあてて冷やすと暑さが軽減されます。氷枕や凍らせた飲み物などを体にあてるときは、タオルや手ぬぐいなどを使い、氷が直接体に当たらないよう注意しましょう。 こまめに水分補給をする こまめに水分補給をするのも暑さ対策のひとつです。夏場は、気温だけでなく、湿度も高くなります。こまめに水分補給をして熱中症や脱水症状にならないよう気をつけましょう。 車を温めないように日陰に駐車する 車を停めるときに日陰を選ぶことで、車内の温度の上昇を抑えることができます。車の室内の温度は、炎天下よりも日陰の方が上昇しにくいです。そのため、車を停める場所に気を遣うのも暑さ対策のひとつとなります。 サンシェードを使う サンシェードを使うと、車内の温度上昇を抑えられます。JAFのテストでは、サンシェードがあると直射日光の車よりも車内温度が5℃ほど低くなるという結果になっています。そのため、サンシェードを有効に使って、車の室内温度が上昇しないようにするとよいでしょう。 エアコンを後付けする エアコンの後付けは、車内温度の上昇を抑える最も有効な手段です。後付けエアコンは、費用がかかりますが、費用以上の快適性を手に入れられます。猛暑日などが続く近年では、後付けでもよいので、エアコンを装着しておきましょう。 夏は乗らなくて済むようにセカンドカーを持つ 夏に旧車に乗らないというのも暑さ対策のひとつです。ただし、日常使いの車(セカンドカー)を用意しておくことをおすすめします。

車のへこみ修理はどこに依頼すればいい?自分で修理する方法も解説
旧車メンテナンス 2023.11.07

車のへこみ修理はどこに依頼すればいい?自分で修理する方法も解説

車のへこみの修理は、どこに依頼すればよいかわからない人も多いでしょう。また、へこみの場所や程度によっては自分で直せるケースもありますが、そのことを知らない人も少なくありません。 この記事では、車のへこみの修理の依頼先や費用相場、自分で直す方法などについて詳しく解説します。 車のへこみの修理はどこに依頼すればいい? 事故でついてしまったへこみは、見た目が悪いだけでなく、防錆の役割を担っていた塗装がはがれてボディーの錆びつきを促進したり、そのために後で修理する際の費用がかさむ原因になったりするため、早めに修理をしたほうがよいでしょう。安心な方法は、専門業者に依頼することです。主な依頼先とそれぞれの特徴について解説します。 自動車整備工場 修理を専門に扱っている業者のため、経験豊富で安心できる依頼先です。ディーラーに依頼するより安いのが特徴です。 仲介業者を介さないため手数料は発生せず、部品交換より修理を優先する傾向があるため、総費用を抑えられるでしょう。また、多くの整備工場が純正パーツにこだわらず、コストパフォーマンスにこだわってパーツを選ぶことも費用が安い理由です。 また、自動車整備工場は地方運輸局長の認証を受けており、資格を持った整備士が在籍しているため、専門的な修繕も期待できます。柔軟な発想であらゆる修理に対応してもらえる可能性が高いでしょう。 ディーラー 車のへこみ修理は、ディーラーにも依頼できます。ディーラーは修理を別の工場に外注することが多く手数料が発生し、また新品の純正パーツに交換することが多いため、総費用は高額になるのが一般的です。 ただし、ディーラーは特定の自動車メーカーからの指導やトレーニングを受け、専門ツールや修理用設備も備えているため、一定水準以上の技術力を期待できるのが魅力です。 ガソリンスタンド 軽微なへこみ修理であれば、ガソリンスタンドでも修理を依頼できる場合があります。このケースではガソリンスタンドのスタッフが直接対応してくれることが多いです。ペイントレスデントリペア(PDR)と呼ばれる方法で、専用の道具を駆使し、へこみを押し出しながら修理してもらえます。 また、これらの方法の他にもカー用品店に修理の依頼を頼める場合があります。年中無休や長時間営業だったりする店舗が多いため、早く修理したい場合に検討しましょう。 車のへこみの修理費用の相場 一般的なへこみの修理費用の相場は、数万円から数十万円です。10cmに満たない小さなへこみであれば2〜3万円で済む場合もあります。 また、へこみのサイズは同じでも、場所によって値段が変わることがあると覚えておきましょう。たとえばバンパー部分は安く、ボンネットやルーフだと高くなる傾向があります。さらに、輸入車は国産車に比べて高額な傾向があることにも注意が必要です。 車のへこみの修理に保険を使えるケース 入っている保険を利用して車のへこみを修理できる場合があります。保険が適用されるケースは以下の4パターンです。 1. 事故によるへこみ交通事故に巻き込まれ、他の車や物体と接触してへこみが生じた場合は、保険が適用される可能性があります。この場合、自動車保険の事故被害者補償(対物賠償)によって修理費用がカバーされます。相手の過失が認められた場合は、相手方の自動車保険を利用することもあるでしょう。 2. 盗難や窃盗によるへこみ車が盗まれたり窃盗に遭ってへこみが生じたのであれば、自動車保険の窃盗被害補償によって修理費用がカバーできる可能性があります。 3. 自然災害によるへこみ自然災害によって車にへこみが生じた場合、自動車保険によっては、修理費用をカバーできる可能性があります。ただし、具体的な自然災害(例: 雹、台風、洪水)に対する補償の適用は、保険契約によって異なります。 4. 駐車場事故駐車場で他の車と接触し、へこみが生じた場合、自動車保険の駐車場事故補償によって修理費用がカバーされる可能性があります。 自分で補修できる場合もある 車のへこみ修理は基本的に業者に依頼するのが安心ですが、小さなへこみであれば自分で直せる可能性があります。自分で補修するメリットは専門業者に依頼するよりも安く抑えられること、デメリットは完璧に補修するのが難しいということです。 修理作業には失敗のリスクが伴うことも念頭におき、自分で修理するかどうかを決めましょう。自分で補修する場合のやり方をご紹介します。 【吸盤式工具で引っ張る】自分で車のへこみを修理する方法 強力なバキュームリフターをはじめとする吸盤式工具をへこみ部分に接着し、引っ張る方法です。へこみの大きさに合った工具を選びましょう。 引っ張る前にへこみ部分を温めると直しやすいとの意見がありますが、逆に車を傷める原因になり得るとの意見もあるため、おすすめはできません。 なお、ボンネットのように平面部分の軽度のへこみに適した修繕法であり、車の角のへこみや複雑に歪んだへこみの補修には不向きです。 【複数の道具を使う方法】自分で車のへこみを修理する方法 他にも複数の道具を使って直す方法があります。必要なものと手順は以下のとおりです。 ■ 必要なもの下記の道具や材料をカー用品店やオンラインショッピングなどで入手しましょう。 ・ペン(最初に補修範囲をマークするため)・耐水サンドペーパー・シリコンオフ・パテ・プラサフスプレー・マスキング用テープ・塗装料 ■ 手順手順は以下のとおりです。 1. へこみ部分周囲の汚れを落とし、補修範囲をペンでマーキングする2. 耐水サンドペーパーを使って補修範囲の塗料を取り除き、シリコンオフで油分を取り除く3. 補修範囲にパテを塗布したら、耐水サンドペーパーでパテを研磨4. シリコンオフで油分を取り除き、マスキングテープで補修範囲より少し広めにマスキングをする5. プラサフスプレーを吹き付ける。塗装の下地を作る6. サンドペーパーで研磨して、プラサフ部分と周囲の段差をなくす。細めのコンパウンドで塗装の下地を作る7. シリコンオフで油分を取り除く8. 広めにマスキングをしたのち、スプレーなどで塗装する9.乾燥 (約1週間) まとめ この記事では、車のへこみ修理はどこに依頼すればよいのかを解説しました。主な依頼先は以下のとおりです。 ・自動車整備工場・ディーラー・ガソリンスタンドやカー用品店 へこみの修理費用の相場は、数万円から数十万円、10cmに満たない小さなへこみであれば2〜3万円で済む場合もあります。業者に依頼する際は、修理に保険を適用できるかどうかも確認した上で、ニーズに合った業者を選定するとよいでしょう。

車のフレームの種類は?修理が必要なケースも紹介
旧車メンテナンス 2023.10.31

車のフレームの種類は?修理が必要なケースも紹介

車の運転中に誤って物にぶつけてしまったり、事故に遭った際に、車のフレームが損傷する場合があります。車のフレームが損傷した場合、買い替えるか修理で直すか悩む方は多いのではないでしょうか。 この記事では、車のフレームの基本的な構造や、フレームの損傷によってどのような影響が出るのかについて詳しく解説します。 修理費用や修理にかかる期間も紹介するので、車のフレームを修理するか迷っている人はぜひ参考にしてみてください。 車のフレームとは 車のフレームとは、車の骨組み・土台部分のパーツのことです。車のボディの形状を保ち、走行時の安定性に影響を与えます。 フレームは車体の安全面でも重要な役割を担っているため、フレームが損傷したまま運転すると車が真っすぐに走れず、安全性に大きな影響を与えます。そのため、フレームに傷がついてしまった場合は、細部までチェックしましょう。 また、車検でもフレームの状態は検査対象です。フレームの損傷を修復していないと安全性が低いと評価されて車検に通らない可能性があるため注意しましょう。 車のフレームの種類 現在、多くの車のメーカーが採用しているフレームはラダーフレーム構造とモノコック構造の2種類です。それぞれの構造の特性について詳しく解説します。 ラダーフレーム構造  ラダーフレーム構造とは、はしご(ラダー)のような形をしたフレームを、ボディと組み合わせて車体を完成させる構造のことです。フレームとボディの両方にある程度の耐久性が備わっているため、外部からの衝撃に対して強いとされています。 ラダーフレーム構造の車は、衝突したり横転しても故障しにくいため、クロスカントリーモデルやトラックなどに多く利用されています。 デメリットは、フレーム自体が重くなりやすいことです。車輌が重くなると燃費にも影響するため、モノコック構造と比較すると燃費効率が悪くなりやすいでしょう。 モノコック構造  モノコック構造とはボディとフレームが一体化した構造で、車体が箱のような形をしています。組み立てるときに使用する部品が少なく、軽量化を実現しやすいというメリットがあります。また、車が衝突しても車体全体に衝撃を分散できるため、運転者や同乗者への衝突の影響を和らげる効果も期待できるでしょう。 デメリットは、強い刺激に耐えられずフレームが大きく損傷する可能性があるところです。高い安全性が見込まれる構造ですが、車をぶつけてしまったときに想像よりも大きな損傷が発生する危険があります。 車のフレームの修理が必要になるケース 車のフレームの修理が必要なケースは以下のとおりです。 ・側溝への脱輪 ・縁石への衝突 ・車同士の衝突 それぞれのケースの例を紹介します。 側溝への脱輪  車の車輪が側溝にはまってしまい脱出不能になってしまうと、フレームに歪みが生じ、修理が必要なケースがあります。 見た目でフレームの損傷がわからない場合も、車を走らせたときに、車が左右どちらかに曲がってしまう場合はフレームに異常があると考えられるため、修理が必要です。 また、側溝へ脱輪したときに車の下から液体が漏れている場合は、車を走行させてはいけません。レッカーサービスを要請し、修理工場に運んで修理してもらいましょう。 縁石への衝突 車が縁石へ衝突した場合も車のフレームの修理が必要な場合があります。見た目には損傷がないように見えても、フレームが損傷している可能性があります。 縁石へ衝突した後に、運転していてハンドルのアライメントがズレているなど、走行中に違和感を覚えたら修理が必要です。 また、縁石に衝突した場合は、物損事故として扱われるため、警察に報告しましょう。警察に報告しなければ、交通事故証明書を発行してもらえません。交通事故証明書がないと、損害賠償や修理費用が発生した場合、自費で支払うことになってしまいます。必ず警察に報告しましょう。 車同士の衝突 車同士が衝突した場合もフレームが歪む可能性があります。他のケースと同様に、見た目で損傷がわからない場合も、走行したときに左右どちらかに曲がるといった異常があれば、修理業者に見てもらいましょう。 車のフレームがダメージを受けたときのサイン 見た目ではフレームの損傷がわからない場合でも、先に述べたように車を走行しているときに真っすぐ走らないといった異常が発生します。 真っすぐ走らない以外の車のフレームがダメージを受けたときのサインは以下のとおりです。 ・凹凸の激しい路面を走るときに普段よりも安定して走れない ・タイヤのすり減り方が均等でない ・思うようにハンドル操作できない フレームが損傷し車体のバランスが崩れると車体が傾くため正常に走りづらくなります。これらの異常があるときは、修理業者に点検を依頼しましょう。 車のフレームを修理すると修復歴がつく  車のフレームを修理すると修復歴がつきます。中古車として売却する際に、一般的な相場に比べて売却額が安くなる可能性があります。 しかし、修復歴をつけたくないからといってフレームの損傷を放置すると、大きな事故に発展する可能性があるため、必ず修理業者に点検を依頼しましょう。  車のフレームは修理工場に依頼することが一般的 車のフレーム修理は、板金加工ができる修理工場へ依頼することが一般的です。修理工場以外にも、ガソリンスタンド、カー用品店へ依頼できます。普段からお世話になっているディーラーがいれば、そちらに依頼するのもよいでしょう。 ただし、ディーラーやガソリンスタンド・カー用品店に依頼する場合、板金加工が必要な修理は下請けの専門業者へ依頼するため、中間マージンがかかってしまい、修理費用が高額になります。 また、軽い歪みならDIYで直せると考える人もいると思いますが、フレームの修理には車の専門的な知識と板金加工の技術がないとできません。専用の機械を使って繊細な作業を行うため、プロであっても熟練の技術がなければ失敗する可能性があります。車の整備や修理の経験がない人は、DIY修理はやめておきましょう。 車のフレームの修理費用 フレームは他の部品よりも修理に手間がかかるため、小さな損傷でも10万円以上かかることが多いです。損傷がひどい場合や、モノコックフレームのように使われている部品が少ないモデルだと100万円前後かかる場合もあります。 修理費用次第では、買い替えも視野に入れたほうがよいでしょう。もし同じ車に乗り続けたい場合は、高額になることを理解したうえで、事前に見積もりをしてから修理を依頼しましょう。  車のフレームの修理期間 車のフレームの修理は即日では完了しません。最短でも数日程度はかかります。また、損傷具合がひどい場合は作業工程が増えるため、数週間から1ヶ月程度かかることもあるでしょう。 日頃の移動手段が車しかない場合や、仕事の都合で車移動しなければならない場合は、修理期間中の代車の手配も検討しましょう。  まとめ  車のフレームは車の土台・骨組みの部分です。そのため、車のフレームが損傷すると安全に車を走行できません。見た目でわからなくても、歪んでいる可能性はあるため、車を側溝に脱輪させたり、物や車に衝突させてしまったりしたときは、修理業者に点検に出しましょう。 フレームの修理は手間がかかるため、費用が高額になることがあります。フレームの損傷がひどい場合は、買い替えを検討したほうがよい場合もあるでしょう。また、修理には最短でも数日、損傷具合がひどい場合は数週間から1ヶ月程度かかることがありますので、車がないと生活に支障が出る人は代車の手配を検討しましょう。     

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