旧型フィットの燃費はどれくらい?初代〜2代目モデルの燃費と維持費を徹底調査

目次
1.旧型フィットの実燃費一覧 2.旧型フィットを維持するのにいくらかかる? 3.旧型フィットの魅力 4.旧型フィットはこんな方におすすめ! 5.まとめ

フィットはコンパクトながらも広い室内空間をもつ、ホンダの人気モデルの1つです。中古のフィットは価格が安いということもあり、購入を検討されている方も多いのではないでしょうか。

しかし、購入時の費用が安かったとしても、所有するにあたって重要なのは維持費です。なかでも燃料代は、維持費のなかでももっとも大きなウェイトを占めます。そこで本記事では旧型フィットの燃費および維持費を紹介します。

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旧型フィットの実燃費一覧

まずは旧型フィットの燃費を紹介します。

燃費の数値はカタログに掲載されていますが、実際に走行した際のデータとの乖離が大きいのが実情です。そこで今回は「e燃費」と「みんカラ」2つのWebサイトの情報をもとに実燃費を紹介します。いずれもユーザーの実データがもとになっています。

ただし、走行環境や走り方、エンジンの排気量、駆動方式やハイブリッドシステムの有無によっても変わるため、世代ごとの燃費の差を比較したものだとご認識ください。

※e燃費は排気量別の中央値を掲載
※みんカラは排気量や駆動方式等の区分けなし、レギュラーガソリンの平均値を掲載

初代 フィット(2001年~2007年) GD1/2/3/4型

・e燃費:14.21km/L(1,300cc)13.85km/L(1,500cc)・
・みんカラ平均値:15.64km/L

2代目 フィット(2007年~2013年) GE6/7/8/9型

・e燃費 中央値:14.48km/L(1,300cc)  14.31km/L(1,500cc)
・みんカラ平均値 :14.88km/L

初代も2代目も、実燃費はおおむね14〜15km/L程度のようです。10〜20年近く前に発売されたモデルだと考えると、充分に優れた数値だといえるでしょう。通勤でクルマを使用する場合でも、趣味で長距離ドライブを楽しみたい場合でも、深刻に燃料代を気にしなくてもよいモデルです。

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旧型フィットを維持するのにいくらかかる?

旧型フィットの燃費を紹介しましたが、燃料代を含む維持費はどの程度かかるのでしょうか。ここでは、初代と2代目それぞれ1つずつモデルを例にあげて、維持費をシミュレーションします。

初代 フィット(2001年~2007年)GD1/2/3/4型

以下のタイプ、条件のモデルを例に初代の年間維持費を算出します。

タイプ:A ※ベーシックなグレード
排気量:1,300cc
駆動方式:FF
車輌重量:1,000kg
年式:2006年

<初代フィットの年間維持費>
燃料代:14万4,648円(※1)
自動車税種別割:3万9,600円(新規登録から13年超)
任意保険:約5万8,000円(30歳/10等級/車両保険あり)
車検代:4万2,325円(※2)
メンテナンス代:2万円(エンジンオイル交換、冷却水交換、ワイパーゴム交換、オイルフィルター交換など)
合計:30万4,573円 

※1 2024年7月3日時点のレギュラーガソリン全国平均価格172.2円をもとに、燃費14.21km/L、毎月1000km走行すると想定して算出
※2 自賠責保険 1万7,650円+自動車重量税 2万5,200円(新規登録から18年超)+印紙代 1,800円+車検基本料4万円=8万4,650円としてその半額(車検は2年に一度のため)

2代目 フィット(2007年~2013年)GE6/7/8/9型

続いて、2代目の年間維持費を算出します。以下のタイプ、条件のモデルを例にシミュレーションします。

タイプ:13G ※ベーシックなグレード
排気量:1,300cc
駆動方式:FF
車輌重量:990kg
年式:2011年

<2代目フィットの年間維持費>
燃料代:14万2,572円 (※1)
自動車税種別割:3万9,600円(新規登録から13年超)
任意保険:約5万6,000円(30歳/10等級/車両保険あり)
車検代:4万1,125円(※2)
メンテナンス代:2万円(エンジンオイル交換、冷却水交換、ワイパーゴム交換、オイルフィルター交換など)
合計:29万9,297円

※1 2024年7月3日時点のレギュラーガソリン全国平均価格172.2円をもとに、燃費14.48km/L、毎月1000km走行するとして算出
※2 自賠責1万7,650円+自動車重量税 2万2,800円(新規登録から13年超)+印紙代 1,800円+車検基本料 4万円=8万2,250円としてその半額(車検は2年に一度のため)

 

初代も2代目も月々に換算すると約2万5,000円ほどかかります。10〜20年経過している世代のため、自動車税種別割と自動車重量税が重課される可能性が高いことに留意しましょう。

また、車検の依頼先や整備したり修理したりする箇所によって車検代とメンテナンス代は変動します。あくまで一例としてお考えください。

▼クルマの維持費の各項目の詳細はこちらの記事で解説しています。
クルマの維持費はどのくらいかかる?クルマを保有する際にかかる費用の一覧を解説

旧型フィットの魅力

ここまで旧型フィットの燃費と維持費を解説しました。購入を検討するにあたって、諸経費だけではなく旧型フィットの特徴や優れている機能も把握しておきたいポイントです。

そこでここでは旧型フィットの魅力を3つ紹介します。

安全性の高さ

旧型フィットには、事故を未然に防ぐための優れた機能が搭載されています。

初代には、急ブレーキ時に車輌の安定性を確保するABS(アンチロック・ブレーキシステム)や、見通しをよくするためにより広範囲かつ長い距離を明るく照らすディスチャージヘッドライト(※1)が備わっています。2代目には、それらの機能に加えて車輌の横滑りを防ぐVSA(車両挙動安定化制御システム)(※2)が搭載されました。

運転者自身の安全だけではなく同乗者の安全も守る装備が揃っているため、複数人で出かける際にも安心して走行できるでしょう。

※1 特別仕様車のみ
※2 メーカーオプション

広い室内空間

旧型フィットの2つ目の魅力は、室内の広さです。

初代では、前席の下に燃料タンクを配置するセンタータンクレイアウトを採用したことで、コンパクトカーでありながらも広々とした室内空間を実現しました。2代目では初代モデルのイメージを残しつつ、ボディサイズはひと回り大きくなり、初代からさらに室内空間を拡大させています。

加えて、ラゲッジスペースが広いのも大きな特徴です。特に2代目のモデルは、ラゲッジスペースを上下に分割できたり、床下に収納スペースがあったりするなど、他社を凌ぐほどの容量があります。

扱いやすいサイズを保ちながら余裕のある空間をもつ旧型フィットは、普段の買い物やちょっとした遠出にぴったりのクルマだといえるでしょう。

ストレスフリーな走行

旧型フィットの3つ目の魅力は、ストレスのない走行を実現できる点です。

初代でも2代目でもトランスミッションにCVTを採用しており、変速ショックやパワーロスの少ない、快適な走りが可能となります。主な移動手段にクルマを使っている方にとっては、大きなメリットだといえるでしょう。

 

▼フィットの魅力をさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
「コンパクト」カテゴリーの開拓者、初代フィットは新たな国民車となった!

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旧型フィットはこんな方におすすめ!

旧型フィットの魅力を紹介しました。具体的にはどのような方に適したモデルなのでしょうか。

安全性の高さと広い室内空間を有することから、家族でのドライブが多い方におすすめだといえるでしょう。4人家族でちょっとした買い物に行く際にも、スペックとしては問題ありません。

また、ストレスなく走行できるために、日々の通勤でクルマを使う方にもぴったりだといえます。快適な走りを実現できるフィットであれば、毎日の運転も苦にならないでしょう。

まとめ

旧型フィットの燃費と維持費、魅力を解説しました。

旧型フィットはコンパクトでありながら広い室内空間をもち、なおかつ燃費にも優れている、まさに乗りやすいモデルだといえるでしょう。今回紹介した情報をもとに、現在のライフスタイルに合うかどうかを確認し、旧型フィットの購入をご検討ください。

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