車庫証明は、車を購入したときに必要になる書類の1つです。警察署の窓口で手続きすることで取得できますが、平日の日中でなければ窓口が開いていません。自分で車庫証明を取得するのが難しい、面倒といった場合は、代理人に任せてはいかがでしょうか。今回は、車庫証明の手続きを代理人に依頼するときのポイントを紹介します。
車庫証明は代理人による手続きが可能
車庫証明は、代理人による申請と受け取りが可能です。
車庫証明だけを取得したい場合は警察署の窓口に申請しますが、車庫証明から検査や登録・納税までを一括で手続きしたい場合はオンライン手続きの「ワンストップサービス(OSS)」を利用できます。
▼車庫証明の取り方についてはこちらで詳しく解説しています。
車庫証明の取り方とは?取得の流れや必要書類などを解説
車庫証明の代理人申請では委任状があるとなおよし
車庫証明を代理人が手続きする際は、可能な限り委任状を用意しておきましょう。仮に申請書類に不備があった場合、委任状がないと代理人による訂正ができません。
車体番号が1文字間違っていた場合でもその場で訂正できず、申請者に再度記入してもらう必要があります。車庫証明手続きをスムーズに行うためにも、委任状を用意しましょう。
なお、代理人が手続きする場合でも、申請者の直筆で記入する必要があることに注意してください。
また、代理人が手続きする際でも本人が申請するときと同じく、下記の必要書類を用意しなければなりません。
■自動車保管場所証明申請書
■保管場所標章交付申請書
■権原書面(いずれか1通)
・車庫が自己所有の場合:保管場所使用権原疎明書面(自認書)
・車庫が他人所有の場合:保管場所使用承諾証明書
■所在図および配置図
なお、車庫証明の必要書類は警察署ですべて入手できます。ただし、警察署によっては、申請者の免許証や公共料金の領収書のコピーなど「申請者の使用の本拠の位置を確認できるもの」の添付が必要なため、事前に問い合わせましょう。
車庫証明の委任状の書き方
車庫証明の委任状は、下記のように書きます。
1.受任者:代理人の住所と氏名(代理人が記入しても可)
2.委任事項:委任する内容
3.自動車登録番号又は車体番号:クルマのナンバーまたは車体番号
4.日付:委任状を作成した日
5.委任者:申請者の氏名(名称)や住所、押印
委任事項には、下記のように委任する内容を具体的に記入します。
「自動車保管場所標章交付申請に関わる書類の作成や提出、受け取りおよび必要な修正や変更を含む一切の手続きを委任します」
用紙やフォントサイズなどに指定はありませんが、ひな型を利用するのが便利です。
車庫証明の委任状のひな型は、こちらのページでダウンロードできます。
車庫証明手続きの代理人になれる人
車庫証明の申請や受け取りなどの代理人は誰でもなれます。ただし、申請書に記載する内容には個人情報が含まれているため、信頼できる人に依頼したほうがよいでしょう。では、どのような人に依頼するとよいのか紹介します。
ディーラーや中古車販売店のスタッフ
誰に頼んでよいのか悩んだときは、車を購入したディーラーや販売店のスタッフに依頼するとよいでしょう。
ただし、ディーラーや販売店のスタッフに代理人を依頼した場合、手続き代行の手数料がかかることがほとんどです。相場は1万〜2万円程度です。そのため、車庫証明だけを取得したいのであれば、自分で取得したり、家族や友人に頼んだりしたほうが手数料を抑えられます。
しかし、車庫証明の取得や検査・登録など、自動車保有関係手続きのすべてが必要な場合は、ディーラーや販売店のスタッフに任せたほうがよいでしょう。
家族
車庫証明の代理人は、妻や子どもなどの家族でもなれます。妻や子どもが平日の日中に警察署で手続きできるのであれば、代理を頼むとよいでしょう。
ただし、妻や子どもは家族とはいえ、友人やディーラーなどに依頼した場合と同様に、委任状がなければ申請書類の修正ができません。車庫証明手続きをスムーズに行うためにも、委任状を作成しておきましょう。
友人
頼れる友人に車庫証明の取得を依頼することも可能です。平日の日中に警察署へ手続きに行くことができる友人に頼む場合にも、委任状を作成しておくことをおすすめします。
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▼車庫証明に関する記事一覧
車庫証明の発行にかかる期間は?有効期限や申請方法なども紹介
車を乗り換えたら車庫証明の手続きが必要!取得するタイミングや方法も紹介
車庫証明の取得費用はいくら?支払い方法や取得する流れも紹介
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