車を名義変更すると基本的に贈与税がかかる!車と贈与税の関係について解説

目次
1.車の名義変更で贈与税がかかるケース 2.車の名義変更で贈与税がかからないケース 3.車にかかる贈与税の計算方法 4.車の贈与税をかけない方法

車の名義変更をすると、基本的に贈与税がかかります。ただし、必ずしも贈与税が発生するというわけではありません。今回は、車の名義変更をするとかかる場合がある贈与税について解説します。車と贈与税の関係を知りたい方は参考にしてみてください。

車の名義変更で贈与税がかかるケース

車にかかる贈与税は、第三者へ車を譲り渡したときだけでなく、親から子に車を譲渡したときや夫婦間で譲渡したときにも発生する場合があります。ここからは、親子間と夫婦間における車の贈与税について解説します。

親子間

車を譲渡したり買い渡したりしたときは、基本的に贈与税が発生します。高級モデルのように嗜好性や趣味性が高い車などの場合には、贈与税がかかる可能性が高いです。

夫婦間

車を譲渡したり買い渡したりすると、夫婦間であっても贈与税が発生することがあります。セカンドカーとして嗜好性や趣味性が高い車などを購入した場合には、贈与税が発生する可能性が高いです。

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車の名義変更で贈与税がかからないケース

ここからは贈与税が発生しない場合について紹介します。

親子間

生活に車が必要という場合は、贈与税がかかることなく名義変更できます。通学や日常生活における移動手段として車が必要な場合は、贈与税が発生することはありません。

夫婦間

通勤や買い物など日常生活に車が必要な場合は、贈与税がかかりません。

車にかかる贈与税の計算方法

車にかかる贈与税の計算方法は、次の通りです。

「基礎控除後の課税価格(計算式:財産の額-110万円)×税率−控除額=税額」

基礎控除後の課税価格は、車の金額から基礎控除額110万円を引いた額です。

税率と控除額は、国税庁ホームページに記載されている「贈与税の速算表」を参照します。

贈与税の速算表には、「一般贈与財産用」と「特例贈与財産用」の2パターンがあり、どちらに該当するかは誰から誰に贈与されたのかという状況によって異なります。

■「一般贈与財産用」と「特例贈与財産用」の違い
・一般贈与財産用:特別贈与以外
・特例贈与財産用:父母や祖父母などから子や孫に贈与された場合
※贈与された人が贈与を受けた年の1月1日において18歳(令和4年3月31日以前の贈与については20歳)以上の場合

■基礎控除後の課税価格と税率と控除額

【贈与税の速算表:一般贈与財産用】
表記:基礎控除後の課税価格/一般税率/控除額
・200万円以下/10%/なし
・300万円以下/15%/10万円
・400万円以下/20%/25万円
・600万円以下/30%/65万円
・1,000万円以下/40%/125万円
・1,500万円以下/45%/175万円
・3,000万円以下/50%/250万円
・3,000万円超/55%/400万円

【贈与税の速算表:特例贈与財産用】
表記:基礎控除後の課税価格/特別税率/控除額
・200万円以下/10%/なし
・400万円以下/15%/10万円
・600万円以下/20%/30万円
・1,000万円以下/30%/90万円
・1,500万円以下/40%/190万円
・3,000万円以下/45%/265万円
・4,500万円以下/50%/415万円
・4,500万円超/55%/640万円

車の金額と上記の計算式と速算表を使って贈与税を計算します。

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車の贈与税をかけない方法

ここからは、車の贈与税をかけない方法について紹介します。

名義変更しない

名義変更をしなければ贈与税はかかりません。つまり、車の名義はそのままで、配偶者や子が車を使います。

ただし、名義変更をしない場合は、任意保険(自動車保険)の「運転者限定」や「運転者年齢条件」など、限定や条件を確認しておきましょう。

評価額が110万円以下になってから贈与する

110万円以下の場合は贈与税がかかりません。そのため、車の価格が110万円以下になるまで待てば贈与税がかからずに済みます。

 

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