ここ数年古い車の価格が高騰しておりますが、新聞や雑誌などでも取り上げられているのでご存知の方も多いのではないでしょうか?しかし、その基準や買取におけるメリットについては、まだまだ知られていないのが現状です。ここでは、意外と査定額が付くクルマや買取のメリットについてご紹介させていただきます。
一般的には知られていない旧車ブーム
ここ数年は空前の旧車ブームと言われておりますが、旧車というのはクルマ好き、もしくはカーマニアが主に使う言葉と言えます。したがって、仮に旧車に興味がない普通のユーザーが、いわゆる旧車やネオクラシックカーと言われる希少車を所有していた場合は、その価値に気付かず極端な話し廃車にしてしまう場合があるのです。もしくは、お車を乗り換えの際にディーラーで値段が付きませんと言われて、そのまま査定0円で下取りに出してしまうケースもあります。
ではなぜ、そのようなことが起きるかと言いますと、ハコスカスカイラインやダルマセリカのような誰でも知っている旧車ではなく、昔はとくに人気がなく一回価値がなくなってしまったマイナーなクルマが旧車やネオクラシックカーとして取り扱われている場合があるためです。もちろん、長く乗れば例え当時400万円以上で購入した高級車でも査定は0円になるわけですから、全部が全部というわけではありません。希少車を査定0円で下取りするディラーも本来は価値がゼロなわけですから悪徳な商売をしていることにはならないのです。
一般的には、1980年代後半から2000年代前半に製造された自動車で、大事に乗られていた状態のよい個体に値段が付く傾向がみられますが、中古車市場は非常に流動的で、なおかつケースバイケースとなりますので、先ずは自分のクルマの本当の価値を知ることが大切なのではないでしょうか。
ボロボロのクルマでも買取可能なのか?
例えば、15万キロ乗って車検で30万円以上かかると言われたマイナーなクルマに値段は付くのでしょうか?その答えは概ねノーです。しかし、その時の相場や車種によっては、30~50万円程度で買取出来る場合があるのが、昨今の旧車・ネオクラシックカーブームの特徴です。そして、中古車市場は常に動いていますので、普段多くの取引きを行っている我々でもマイナーなクルマなどは見過ごしてしまう場合があるのです。とくに1990年代後半から2000年代前半のモデルにその傾向が強く、13年以上経過している場合は下取りよりも優位になる可能性が高くなります。
また、1990年代後半から2000年代前半のモデルにその傾向が強い理由も、このくらいの年代のクルマはユーザーに旧車やネオクラシックカーに乗っているという意識があまりなく、買取や下取りのことなど気にせず普段の足として使っている場合が多くあるためです。つまり、買取が難しいかもしれませんが、先ずは旧車王にお問い合わせいただき、概算のお値段を確かめていただきたいということです。
最近は、過走行でもとくにsuvのモデルに値段が付く傾向が強く、下取りが15万円程度だったのに対して、買取が30万円以上付いたというようなケースがよくあります。その他では、マニュアル車はジャンル問わず値段が付く可能性が高く、昔から商用バンは距離や年数で値段が落ちにくいと言われています。
先ずはクルマの価値を知ることが大切
クルマの価値を知ると言っても中古車は基準になるものがひとつではありませんので、非常に難しい部分があるのが実情です。一番代表的なものはディーラーが基準にしている各自動車メーカーが展開している基本価格表です。その他、車両保険に入る際に保険会社から指定される「50~70万円」のようなものもひとつの価値の基準と言えるでしょう。そして、一番問題なのは買取専門店が査定した場合にそれらと大きな乖離が生まれることがあることです。
とくに、ディーラーの基本価格表は、例えば増税対象の13年以上経過したクルマなどは一部の車種を除き0円になりますので、仮に中古車価格が高騰していたとしても殆ど考慮されないケースが多く見られます。したがって、愛車を少しでも高く売るためには、クルマ本来が持つ価値を知っている買取専門店に査定を依頼することが最も重要な要素と言えるのです。そして、旧車王には国産車を中心に世界中の旧車・ネオクラシックカーを長年に渡り取り扱ってきたノウハウの蓄積がございますので、必ずお客様のお役に立てると自負しております。
意外と査定額が付くクルマ3選
ホンダ インテグラ DC1
ホンダ・インテグラ DC1は、初代のタイプRとして有名なDC2型の標準車になります。販売されていた期間は1993年から2001年となりますので、名車であるインテグラ・タイプRのベース車と言えども、査定0円が確実です。しかし、稀にタイプRに近い金額で取引されている個体が存在します。その理由はいくつか考えられますが、ひとつは昔からUSDMと言われるアメリカ本土におけるカスタムでホンダ車が絶大な人気を誇っていることです。そして、USDMに影響を受けた日本の若者がカスタムベース車として購入したり、年式的に「アメリカ25年ルール」で輸出されている個体もあるはずです。
また、USDMのカスタムは基本的に速く走ることが目的ではありませんので、わざわざタイプRを選択する必要がないわけです。もしくは、USDMはマイナーな車種を選択するユーザーが多い傾向があり、かえって標準車に価値があるのかもしれません。この辺りは、文化の違いもありなかなか理解が難しい部分ではありますが、ひとつ言えることはホンダ車は全般的に価値が落ちにくいということです。
日産 マーチ K12 ボレロ
マーチ・ボレロは、通常のマーチをベースに福祉車両などを開発・製造・販売を行っているオーテックジャパンが制作したクラシカルなデザインの特別仕様車です。そして、オーテックジャパンは日産自動車の子会社となりますので、マーチ・ボレロは自動車メーカーが販売をするカスタムカーということになります。
ベースとなるマーチは、K11系から始まり現行のK13系までありますが、すでに20年以上経過した個体がほとんどのK11系や2010年に生産終了したK12系はとっくに査定が0円になっています。しかし、ボレロはそのレトロ調な内外装と希少性の高さから値段が付く場合があるのです。とくにK11系にその傾向が強く、それでも下取りに出した場合は査定0円がほぼ確実と言えますので、買取という選択をご検討していただく価値があるかもしれません。
トヨタ 130系&185系 ハイラックスサーフ
トヨタには、ランドクルーザーに影に隠れてしまったハイラックスサーフという名車が存在します。2009年には、RAV4やハリアーの台頭で生産終了となりましたが、130系と言われる2代目と185系と言われる3代目がいまだに根強い人気があり、ランドクルーザーに引けをとらない高値で取引されています。
しかし、ランドクルーザーのあまりの人気と高いブランド力の影響で、ハイラックスサーフを買う側も売る側も忘れがちな傾向が見てとれます。また、モデル自体が廃止になってしまったことも影響しているかもしれません。したがって、取り扱う買取業者がランドクルーザーほど多くなく、本来の価値よりも大幅に低い価格で下取りに出されてしまっている可能性が十分あるものと考えられます。つまり、ハイラックスサーフこそ意外と査定額が付く代表的なモデルと言えるのです。
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[ライター/旧車王編集部]
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