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ホンダの名車として今でも人気の高いS2000は、2024年4月にアメリカ25年ルールの対象となります。今回は、アメリカ25年ルールやS2000の概要、25年ルールに伴う値動きについて解説します。
2024年4月にS2000が25年ルール解禁!
2024年4月、ホンダの名車の1つであるスポーツカー「S2000」の製造・販売開始から25年が経過します。アメリカの25年ルールの対象となり、値段が上がる可能性が高くなっています。そもそも25年ルールに伴って値上がりする理由は何なのでしょうか。まずは、25年ルールの詳細を紹介します。
そもそも25年ルールとは?
アメリカにおける輸入車関係法令の例外として定められているのが「25年ルール」です。
アメリカでは、原則的に右ハンドルの車を輸入できませんが、製造から25年が経過したクルマであれば、クラシックカーとしての登録が可能となり、右ハンドル車の輸入ができるようになります。これが「25年ルール」です。
つまり、製造から25年が経過した日本車をそのままアメリカへ輸出できるようになります。
2000年代に入ってから、日本国内で名車といわれるクルマや日本車全盛期に製造されたクルマが次々と25年を迎え、かつて日本国内やアメリカ以外の国・地域だけが対象だった中古車市場に、巨大な自動車マーケットのアメリカが加わります。
そのため、中古車市場が広がり、製造から25年が経過したクルマの価格が急に高騰したり、値上がりしたりすることがあるのです。
▼25年ルールについては、以下でも詳しく解説しています。
アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ
25年ルール解禁でS2000は値上がりする?
アメリカ25年ルールの解禁によって、ホンダの人気スポーツカーS2000が値上がりする可能性はあるといえます。
必ずしも値上がりするとは限りませんが、アメリカでの日本車人気、ホンダ人気、2シーターのオープンスポーツカーという個性などを踏まえると、これまで以上に人気が高くなる可能性は十分に考えられるでしょう。
25年ルール解禁間近のS2000の魅力
S2000は、1999年4月15日から販売が開始されたリアルオープンスポーツカーです。走る楽しさ、操る喜び、高い衝突安全性を兼ね備えています。
FR(フロントエンジン・リアドライブ)の2シーターオープンスポーツカーのS2000に搭載される2.0L直列4気筒自然吸気エンジンは、最高出力が250ps、最大回転数が9,000rpmと世界最高水準の高出力エンジンです。
2005年11月にはマイナーモデルチェンジを実施し、中・低速回転域から力強いトルクを発生する2.2Lエンジンを新たに搭載しました。また、リニアで自然なアクセルフィールを実現するDBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)の採用により、日常での走りの質感を高めたことも注目ポイントです。
1999年から販売を開始したS2000は、2009年まで販売され、1世代限りで歴史に幕を下ろしました。
S2000以外で2024年に25年ルールが解禁される車種一覧
ここまで、ホンダ S2000がアメリカ25年ルールの解禁対象となることについて述べてきましたが、2024年に25年を迎える車は他にもあります。ここでは、2024年に25年を迎える日本車の一部を紹介します。
・日産 スカイライン R34 GT-R:2024年1月
・日産 シルビア S15:2024年1月
・三菱 ランサーエボリューションVI:2024年1月
・トヨタ レジアスエース H100系:2024年7月
・トヨタ クラウン 17系:2024年9月
このように名車として今でも人気のモデルが続々と25年を迎えています。
まとめ
ホンダ S2000はホンダを代表する人気スポーツカーです。そして、2024年4月に製造開始から25年が経ちます。製造から25年経過したことに伴って、アメリカ25年ルールの解禁対象となり、中古車市場での注目度も上がるでしょう。このタイミングでS2000の売却を検討される方も多いかもしれません。製造から25年も経っていると、いわゆる「旧車」の領域に入るため、手放す際には古いクルマを専門としている業者へのご相談をおすすめします。
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