アメリカンマッスルカーの代表格であるダッジチャレンジャーは一部の層から高い人気を誇ります。リセールバリューが高ければ、一度は乗ってみたいという人も多いでしょう。今回は、ダッジチャレンジャーのリセールバリューのポイントや高く売る方法、ダッジチャレンジャーの魅力と歴史について解説します。ダッジチャレンジャーの購入や売却を検討中の人は参考にしてください。
ダッジチャレンジャーのリセールバリューのポイント
ダッジチャレンジャーのリセールバリューは世代によって大きく異なります。高い価値を持つのは初代と現行型の3代目で、ともにアメリカンマッスルカーの代表格といえるでしょう。初代は1970年に発売されたオールドカーで、現在でも愛好家に絶大な人気があるため安定的に高い相場水準を維持しています。
3代目は世界最強のマッスルカーの異名を持つ量産型上級グレードのSRTヘルキャットや、限定車のSRTデーモンが世界的に有名です。SRTデーモンは国内の中古車市場ではほとんど流通されていないと考えられるため、「SRTヘルキャット」「R/T」「SRT8」の3グレードが市場の中心になるといってよいでしょう。
SRTヘルキャットは2015年モデルからの登場のため流通量は少なく、R/TとSRT8は10年落ちでも高値で取引されています。3代目ダッジチャレンジャーは現行モデルでもあり、アメ車ファンからの人気も高いため今後も相場は高水準を維持するでしょう。
ダッジチャレンジャーを高く売る方法
続いて、ダッジチャレンジャーを高く売る方法について詳しく解説します。
基本的なメンテナンスをしておく
ダッジチャレンジャーを高く売るためには、基本的なメンテナンスをしておくことが重要です。エンジンオイルや各種消耗品の定期的な交換を始め、アメ車に多い油脂漏れなども日常的にチェックしておくとよいでしょう。また、専用のテスターやパーツの在庫を確保しているディーラーや修理業者を探しておくことで、不具合の早期発見や対処を行うことが可能です。
整備記録簿を用意する
ダッジチャレンジャーを高く売るためには、整備記録簿が必要です。定期点検整備記録簿がなければ一般の整備工場で点検したものと考えられるため、買取業者が整備内容に不安を感じる可能性があります。中古車で購入したときから欠品の場合もあるため、なければ早めに発行してもらいましょう。点検整備記録簿は指定工場や認証工場で発行してもらうことが可能です。
日本仕様車であること
並行輸入車はヘッドライトやテールランプなどがアメリカ仕様のままという車両も少なくありません。日本の保安基準に適合していないと買取価格は大幅に下がってしまうため、信頼できる業者に点検を依頼して必要に応じて日本仕様に変更してもらいましょう。
ダッジチャレンジャーの取扱い実績が豊富な買取業者を選ぶ
ダッジチャレンジャーを高く売るためには、ダッジチャレンジャーの取扱い実績が豊富な買取業者を選ぶことが重要です。アメ車は専門の知識が必要でモデルごとの特徴を理解している業者でなければ買取価格が安くなる傾向にあります。国内大手の自動車買取専門チェーンよりもアメ車やダッジチャレンジャーの買取を得意とする専門業者に査定を依頼しましょう。
ダッジチャレンジャーの魅力と歴史
ダッジチャレンジャーは1970年に登場しました。1966年型ダッジチャージャーをデザインしたカール・キャメロンがボディデザインを担当し、約4年間の販売で累計販売台数165,000台以上を記録しています。ハリウッド映画「バニシング・ポイント」や「ナイトクローラー」での登場により、アウトローが乗るワイルドな車との印象で発売から50年以上を経た今でも人気を博しています。
初代の発売終了後から3年後に復活した2代目は、三菱ギャランラムダのOEMとして供給されました。アメ車らしからぬ5ナンバーの2ドアクーペとして異彩を放ち、約6年間の販売で生産終了となりました。
2008年に復活した3代目はアメリカンマッスルカーの代名詞ともいうべきV8エンジンを搭載。初代を彷彿させるスタイリングで再び脚光を浴びました。設計がダイムラークライスラー時代のため、サスペンションなどメルセデスベンツの車両に採用されたコンポーネントが流用されています。
ハイパワーモデルは2015年モデルから登場したSRTヘルキャットが有名で、2017年にはドラッグレース出場車レベルに高性能化させた3300台限定(米国3000台、カナダ300台)販売のSRTデーモンがラインナップとして登場します。
2023年3月27日には世界最強のマッスルカーと呼ばれる1025馬力 6.2ℓ HEMI V8エンジン搭載のダッジチャレンジャーSRTデーモン170が市販(予約開始、生産は2023年夏。予定生産数は明確にされておらず3300台以下となる予定)されました。
<基本スペック>
■初代
販売期間 | 1970~1974年 |
乗車定員 | 5名 |
ボディサイズ | 全長2,800mm 全幅1,930mm 全高1,290mm |
エンジン |
・3.2L スラント6型 直6 |
■2代目
販売期間 | 1977~1983年 |
乗車定員 | 5名 |
駆動方式 | FR |
ボディサイズ | 全長4,525mm 全幅1,675mm 全高1,345~1,355mm |
エンジン |
・1.6L 4G32型 直4SOHC |
■3代目
販売期間 | 2008年~ |
乗車定員 | 5名 |
駆動方式 | FR |
ボディサイズ | 全長5,022mm 全幅1,923mm 全高1,415~1,460mm |
エンジン |
・3.5L SOHC V6 |
旧車の買取なら「旧車王」におまかせ!
長い時間を共にした愛車だからこそ、売却先にもこだわりたいという方は多いのではないでしょうか。
旧車王は、旧車に特化して20年以上買取を続けております。旧車に関する実績と知識なら、どこに負けない自信があります。また、ご契約後の買取額の減額や不当なキャンセル料を請求する「二重査定」も一切ございません。誠実にお客さまのクルマと向き合い、適正に査定いたします。
全国どこでも無料で出張査定にうかがいますので、大事な愛車の売却先にお悩みの方はぜひ「旧車王」にご相談ください。