【完全ガイド】中古車購入の流れ!必要書類・注意点も解説

目次
1.中古車購入の流れ 2.中古車と新車で購入の流れに違いはある? 3.中古車購入時の必要書類 4.中古車購入時の注意点

中古車購入の際は、どのような流れで車選びや店舗選び、手続きを進めればよいのでしょうか。この記事では、中古車を購入するときの一連の流れを解説すると共に、必要書類や中古車を購入するときの注意点も紹介します。中古車の購入を検討中の方は、参考にしてみてください。

中古車購入の流れ

中古車を購入するときの流れは次のとおりです。

1.車種やグレードを決める
2.購入店や購入方法を調べる
3.見積もり依頼をする
4.契約を締結する
5.保険の手続きなどを進める
6.代金を振り込む
7.納車
新車購入の流れと似ていますが、契約の締結から納車までの日数が短いという違いがあります。

新車の場合、契約から納車まで早ければ数週間〜数ヶ月、遅い場合1年以上待つこともあります。しかし、中古車であれば、すでに車がその場にあるため、契約から納車まで1ヶ月以内であることがほとんどです。

ここからは、中古車購入の流れをより詳しく解説します。

1.車種・グレードを決める

まず、購入する車種やグレードを決めましょう。

車の使い方、乗車する人数や載せる荷物の量、走行する場面・環境などに応じたモデルを選定する必要があります。

広い室内空間の車で家族旅行を楽しみたい場合やアウトドア・キャンプ・車中泊など人や荷物を多く載せたいのであれば、アルファードやセレナなどのミニバンがおすすめです。

週末・休日のアクティビティを楽しんだり、舗装されていない道・悪路を走行する予定がある場合は、ランドクルーザーやCX-5などのSUVがよいでしょう。

通勤や買い物、送迎など日常使いにおいての使いやすさや運転のしやすさを重視するのであれば、ヤリスやフィットなどのコンパクトカーが適しています。

上質感ある室内空間・乗り心地を求める場合やフォーマルなシーンにも合う車が欲しいのであれば、クラウンやLSなどのセダンがおすすめです。

1人〜2人の乗車人数でラグジュアリーなドライビングを楽しみたいときはスカイラインクーペやLCなどのクーペ、自然の空気を感じながらドライブをしたいときはロードスターやコペンなどのオープンカーがよいでしょう。

優れた動力性能や運転そのものを楽しみたいときは、GT-Rやスープラなどのスポーツカーがおすすめです。

このように、車の使い方や目的などによって、車のボディタイプおよび車種が異なります。そのため、どのような車が欲しいのか明確にしてから車種を選びましょう。

車種が決まったら、グレードを絞り込みます。ベーシックなタイプから上級モデルまで用意されている車種がほとんどです。また、中古車の場合、オプション装備が充実していたり、カスタマイズされていたりする車両もあります。装備や性能の条件を満たしている車をインターネットで調べたり中古車販売店で探してもらったりしましょう。

2.購入店や購入方法を調べる

車種・グレードが決まったら、どこで購入するか、どのような方法で購入するか決めましょう。

中古車の販売店は、インターネットで検索すると見つけられます。また、自宅付近の中古車販売店を訪ねたり、新車ディーラーで中古車を販売しているか聞いたりするのもよいでしょう。

ただし、中古車の購入店を決めるときは、複数の販売店に問い合わせをしたり、訪問したりすることをおすすめします。販売店ごとに在庫数や販売している車両が異なるため、複数の店舗に問い合わせたり、車を見に行ったりすることで、自分にぴったりの車両を見つけることができるでしょう。

購入方法は、主に「一括払い」と「分割払い(ローン)」の2種類です。ローンは中古車販売店ごとに分割回数や利子が異なるため、無理のない返済回数や金額を設定できる店舗で購入しましょう。

3.見積もりを依頼する

中古車を購入する店舗を複数ピックアップしたら、見積もりを依頼しましょう。

見積もりを出すと、車両本体価格だけでなく、登録や名義変更するための費用や税金などの諸費用も含まれた支払総額が明らかとなります。

税金や登録手数料など法律により決められた費用(法定費用)は値引きすることができません。一方、車両本体価格や納車整備費用などは、交渉することで値引きできる可能性があります。
また、ほぼ同一条件の中古車の見積もりを複数の店舗で出すことで、競合させることもできます。複数の店舗で見積もりを出せば、値引き交渉をしやすくなることもあるため、中古車の購入をするときは、複数の店舗に見積もりを依頼するとよいでしょう。

4.契約を締結する

複数の店舗で見積もりを出し、値引き交渉や支払方法を決めたら、契約を締結します。

契約をしたら納車準備を経て晴れて納車となります。そこで必要になるのが、車庫証明書や委任状、印鑑証明書などの書類です。また、任意保険(自動車保険)の切り替えも必要となります。

必要な書類や任意保険の切り替えなどは、店舗の担当者に聞くと教えてくれるため、わからないことはしっかりと確認しておきましょう。

初めての車として中古車を購入する場合は、車をどこに駐車するのか事前に決めておくことをおすすめします。車庫証明は、原則として自宅から直線距離で2km以内でなければなりません。駐車場を借りる場合は、自宅から駐車場まで直線距離2km以内の範囲で用意できるか確認しておきましょう。

5.保険加入などの手続きをする

車の保険には、強制保険と言われる「自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)」と任意保険の「自動車保険」があります。

自賠責保険は、どの車も加入しなければなりません。そのため、強制的に加入することになります。

一方、自動車保険は任意であるため、加入するかどうかはユーザー次第です。しかし、任意保険である自動車保険には、加入しておくことを強くおすすめします。実際の事故の判例では、損害額が数億円になっているケースもあります。そのため、自動車保険には加入しておいた方がよいでしょう。

すでに、自動車保険に加入していて、新しい車に乗り換える場合は、「車両入替」の手続きが必要です。詳しくは、加入している保険会社に問い合わせをして、車両入替の手順や流れを確認しましょう。

6.代金を振り込む

車の契約をしたら、代金を支払います。一括払いで購入する場合、振り込みで入金することがほとんどです。ローンの場合は、頭金の有無によって振り込みがあるかどうか異なります。

7.納車

書類の準備・提出、代金の支払いなどの手続きが済んだら、いよいよ納車です。

納車されると、すぐにでも乗り出したくなりますが、一旦落ち着いて、車の状態をしっかりと確認しましょう。

納車の際には、契約時になかったキズやへこみ、納車までに直しておいてもらう予定だった部分などが修理されているか確認してください。

納車後にキズやへこみなどを見つけても、補償対象外となってしまうこともあるため、納車のときは車の状態をしっかりチェックしてから受け取りましょう。

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中古車と新車で購入の流れに違いはある?

中古車と新車の購入の流れには、大きな違いはありません。

新車の場合、好みの装備を選ぶことができ、使用や劣化による不具合がないことが特徴です。しかし、納車までの日数が長くなってしまうことがあります。また、近年では世界的な半導体不足の影響により、納車まで1年以上待つことも珍しくありません。いち早く車を欲しいのであれば、中古車の方がよいでしょう。

中古車は、すでに市場に出回っている車であるため、好みの装備を付けられなかったり、使用や劣化による不具合が起きたりする可能性があります。しかし、現に実車があるため、納車までの時間が短いことが特徴です。車検の時期が近づいてしまいすぐにでも乗り換えたい場合や車の故障により早く車が欲しい場合には、中古車がおすすめといえるでしょう。

中古車購入時の必要書類

中古車を購入するときの必要書類は次のとおりです。

・車検証(販売店が用意)
・自賠責保険証(販売店が用意)
・車庫証明書(普通車、警察署で取得するか販売店に代行してもらう)
・印鑑証明書(普通車、役所などで取得)
・実印(軽自動車の場合には印鑑/認印)
・委任状(販売店が用意)
・住民票(軽自動車、役所などで取得)

普通車と軽自動車で必要書類が異なるため、中古車を購入する際は販売店にどのような書類が必要なのか、しっかりと確認しておきましょう。

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中古車購入時の注意点

中古車を購入するときは、販売店選びや保証の有無・補償内容に注意しましょう。

販売店によっては、保証がない場合や保証があっても補償内容が充実していないことがあります。中古車は、新車よりも故障するリスクが高いことが多いため、補償内容が充実している販売店を選ぶようにしましょう。

また、保証を付ける場合、期間が十分にあるか確認することも大切です。保証期間は、なるべく長い方がよいでしょう。保証期間が長く、補償内容が充実していれば、故障したときにも安心です。

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