180SX(通称:ワンエイティ)は、日産のコンパクトFRスポーツカーとして人気が高いモデルです。ファストバックスタイルのクーペボディやリトラクタブルヘッドライトを装備し、兄弟車であるシルビアと差別化されています。今回は、そんな180SXのモデル概要と最新の中古車事情、高い価格になる180SXの特徴について解説します。
180SXとは
日産 180SXとは、1989年〜1999年まで販売されていた5ナンバーのコンパクトサイズのFR(フロントエンジン・リアドライブ)ファストバッククーペです。日産のS13シルビアの兄弟車の180SXは、リトラクタブルヘッドライトやファストバッククーペスタイルにすることでシルビアと差別化されています。
1989年のデビュー時は、1.8Lターボエンジンを搭載したコンパクトスポーツとして販売を開始。1991年にエンジン排気量を2.0Lへアップし、中期モデルとなりました。1993年に兄弟車のシルビアがS14へフルモデルチェンジしましたが、180SXはフルモデルチェンジされることなく販売を継続。1994年に、グレード名を「タイプI/タイプII/タイプIII」から「タイプX/タイプR」という表記へ変更しています。
1996年以降は、自然吸気エンジンを搭載するグレード「タイプS/タイプG」を追加し、後期型になりました。最終的にターボエンジンの「タイプX/タイプR」と自然吸気エンジンの「タイプS/タイプG」の4グレードになり、1999年に販売を終了しています。
5ナンバーのファストバックFRスポーツカーである180SXは、扱いやすいボディサイズであることや駆動方式にFRを採用していることから、走り好きから支持され、現在では日産の名車として高い人気を誇ります。
180SXの価格はどう変動していく?
2022年4月時点の中古車販売価格は150万円〜250万円でした。グレードや車両の状態によっては、180SXの当時の新車販売価格(約200万円〜270万円)を上回る金額で取引されることもありましたが、さらなる値上がりは見込めないのではないかといわれています。
180SXはもう値上がりしないって本当?
所謂「旧車バブル」で180SXの価格は高騰していました。しかし、そのバブルが崩壊するのも間もなくと言われています。
新型コロナウイルスの蔓延による外出の自粛で、旧車や腕時計、骨董品など、目で見るだけでも楽しめるものにお金をつかう方が増えました。この消費行動の変化が、旧車の価格高騰にも大きな影響を与えたと言われています。しかし、昨今では外出の自粛要請も緩和されて人々の生活は元に戻りつつあり、コロナ禍で価格が高騰したものがどんどん値下がる可能性があります。事実、アメリカの中古車販売大手の「カーバナ(Carvana)」の株価は、新型コロナウイルス流行初期に比べて99%も下落しました。(※2022年12月時点)日本にとっても決して対岸の火事とは言えません。180SXの売却をご検討されているのであれば、値下がり前の今がチャンスです。
価格が高くなりやすい180SXの特徴
さらなる価格高騰が見込めないとお伝えしましたが、そんな中でもどのような個体が高く評価されやすいのでしょうか。高値がつきやすい180SXを紹介します。
こまめにメンテナンスをしている
こまめにメンテナンスしている車両は価格が高くなりやすいです。
法定1年点検や車検、定期的なオイル交換など、走行に関するメンテナンスをしていると、買取額が高くなりやすいです。また、外装や内装の手入れをして、きれいな状態を維持しておくと、高く評価を受けやすくなります。
修復歴がない
どんなに外装や内装がきれいでメンテナンスが行き届いていても、修復歴があると買取価格が大幅に下がってしまいます。逆に言うと、事故を起こしたことがなければ高い評価を受ける下地があるということです。売却を検討していながらも現在も尚180SXに乗っている方は、十分に事故に気をつけて走行しましょう。
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