旧車売買の豆知識

2024年9月に17系クラウンが25年ルール解禁!今後値上がりする?
旧車売買の豆知識 2025.06.10

2024年9月に17系クラウンが25年ルール解禁!今後値上がりする?

2024年9月に、17系クラウンがアメリカの25年ルール解禁の対象となります。本ルールの解禁によって、中古車の価格がどのように変わるのか、気になっている方もいるでしょう。 今回は、17系クラウンの価格動向や25年ルールについて解説します。 2024年9月に17系クラウンが25年ルール解禁! 2024年9月に、17系クラウンの25年ルールが解禁されます。クラウンはトヨタを代表するセダンです。特に17系は、スポーティモデル「アスリート」やステーションワゴン「エステート」など、ラインナップが充実した世代として知られています。 17系クラウンは国内の流通量が少なくなってきているため、25年ルール解禁によりさらに入手が困難になる可能性があります。 そもそも25年ルールとは? 25年ルールは、アメリカにおける輸入車規制の緩和措置です。アメリカでは右ハンドル車の輸入を許可していませんが、製造から25年以上経過した車輌は通常の輸入規制を免除され、クラシックカーとして登録・輸入が可能になります。 25年ルールの解禁により、右ハンドルしか用意されていなかった日本専用車もアメリカ国内に輸入できるようになります。17系クラウンの25年ルールが解禁されるのは、2024年9月です。 製造から25年経過した時点で順次、本ルールが適用されるため、年を追うごとに対象車種も増えます。 ▼25年ルールについてより詳しい内容は、以下の記事でまとめているためぜひご覧ください。アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁で17系クラウンは値上がりする? 25年ルール解禁により、17系クラウンは値上がりすることが予想されます。アメリカでは、同じセダンのカムリが販売されており一定の人気を博しています。また、2022年には新型クラウンも販売がスタートし、旧モデルが注目される可能性は低くないでしょう。 17系クラウンは、国内の中古車市場でも流通量が多くありません。実際に、大手の中古車販売サイトで「17系クラウンアスリート」を検索しても2024年8月時点で50台を下回る状況です。 流通台数の少ないなかで今後需要が高まれば、値上がりする可能性はあります。売却を検討する場合は、動向に注目するとよいでしょう。 25年ルールが解禁された17系クラウンの魅力 17系クラウンは、1999年から2003年まで販売された11代目にあたるモデルです。10代目まで採用されたハードトップスタイルからセダンスタイルへ変更しつつ、センターピラーのブラックアウト処理で往年の風格を維持しています。 クラウンらしさともいえる充実した内装装備は、25年経過した現在でも魅力的です。ゆったりと座れる大型のシートや左右独立で温度調整可能なフルオートエアコン、電動リヤサンシェードなど、乗る人すべてが快適な空間が広がっています。 さらに、走りの部分も見逃せません。2.5L、2.5Lターボ、3.0Lと3つのエンジンがランナップされ、しなやかな足回りとともにスムーズな加速と安定した走りが体感できます。 12代目クラウンからはデザインが刷新されるため、セダンらしさを求める方にとって17系は魅力あるモデルといえるでしょう。 17系クラウン以外で2024年に25年ルールが解禁される車種一覧 17系クラウンは2024年9月に25年ルールが解禁されますが、2024年はそのほかにも、魅力的なモデルが解禁されました。 該当車種と解禁年月は下記のとおりです。・スカイライン R34 GT-R:1月・ランサーエボリューションVI:1月・シルビア S15:1月・トヨタ ヴィッツ:1月・S2000:4月・レジアスエース H100系:7月・MR-S:10月 どのモデルも日本市場において、ファンの多い名車です。なかでも、スカイラインGT-Rやランサーエボリューションは世界的な人気を誇ります。25年ルール解禁によって、中古車市場にどのような影響が出るのか動向が注目されます。 まとめ 17系クラウンは、セダンとしての快適性と走りの楽しさを体感できるモデルです。25年ルール解禁により、今後アメリカのファンからの熱い視線が期待されます。 流注量が少ないクルマのため、今後の中古車市場の動向から目が離せません。クルマの売却はタイミングが重要なため、最新情報をチェックしたうえで、売る時期を見極めましょう。

2024年7月にレジアスエース H100系が25年ルール解禁!今後値上がりする?
旧車売買の豆知識 2025.06.10

2024年7月にレジアスエース H100系が25年ルール解禁!今後値上がりする?

2024年7月、トヨタのバン「レジアスエース(H100系)」がアメリカ25年ルール解禁の対象車となります。レジアスエースは、さまざまな用途に使えるバンとしてハイエースとともに高い人気を誇るモデルです。今回は、レジアスエースの25年ルールの解禁による中古車価格への影響を含め、今後の動向について考察します。 2024年7月にレジアスエース H100系が25年ルール解禁! 2024年7月、世界各国で信頼されているトヨタのワンボックスカー「ハイエース」の兄弟車である「レジアスエース」が製造から25年を迎えます。この節目に伴い、アメリカ25年ルールが解禁され、レジアスエースがアメリカ市場へ流通することとなります。 また、巨大な市場であるアメリカへの輸出が解禁されれば、中古車市場が動く可能性が高いです。なぜ、25年が経過するとアメリカ市場がオープンになり、中古車市場が動く可能性があるのでしょうか。 アメリカ25年ルールとは? アメリカの輸入車関係法令の例外(通称 25年ルール)は、クラシックカーとして右ハンドルのクルマを登録できる制度です。 アメリカでは、原則として右ハンドルのクルマを輸入できません。しかし、製造から25年が経過したクルマであれば、クラシックカーとしての登録が可能となるため、右ハンドルのクルマをそのままアメリカへ輸入することができます。 このアメリカ25年ルールにより、製造から25年以上経過した日本の名車たちがアメリカに多く流通しているのです。 ▼アメリカの25年ルールについてはこちらの記事で詳しく解説しています。アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でレジアスエース H100系は値上がりする? アメリカへの輸入解禁に伴い、レジアスエースの中古車価格は動く可能性があります。 ただし、値上がりするか、維持となるか、値下がりするか、正確な動向は誰にもわかりません。そのため、実際に査定に出さなければ正しい売却価格を把握できないのです。 もし、レジアスエースを少しでも高く売りたいのであれば、25年ルールが解禁されたこのタイミングで一度査定してみることをおすすめします。 25年ルールが解禁されたレジアスエース H100系の魅力 レジアスエース(H100系)は、ビスタ店の専売車として1999年にデビュー。ラインナップは、バンのみ、標準ルーフのみの設定でしたが、ボディは標準ボディとロングボディの2種類が用意されていました。 ハイエースの兄弟車ということもあり、実用性や使い勝手、優れた耐久性はお墨付きです。レジアスエースは、広く知れ渡ったハイエースのモデル名違いであるため目立つ存在ではありませんが、ハイエースと同等の性能や耐久性を持つバンとして一定の人気があります。 レジアスエース H100系で2024年に25年ルールが解禁される車種一覧 レジアスエース H100系以外にも2024年に25年を迎えるモデルは数多くあります。ここで、その一部を紹介します。 ・2024年1月:スカイライン GT-R R34「スカイライン」の名を冠する最後のGT-R。直列6気筒ツインターボエンジンと強靭なボディにより現在でも優れた性能を発揮する高性能スポーツカーです。 ・2024年1月:ランサーエボリューションVI三菱を代表するスポーツセダン。スバル インプレッサWRXのライバルとして日本国内でも高い人気を誇っていました。 ・2024年1月:シルビア S15日産のFRスポーツカーとして人気のシルビア。最後のシルビアであるS15も2024年にアメリカ25年ルールの解禁対象となりました。 ・2024年1月:トヨタ ヴィッツ ヴィッツは1999年に発売されたトヨタのコンパクトカーで、小さなボディに広い室内空間を実現した革新的な設計が特徴です。優れた燃費性能と高い信頼性を誇り、日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した名車です。 ・2024年4月:S2000ホンダの2シーターオープンスポーツカー。ホンダの本格スポーツカーは生産が終了した現在でも多くのファンが存在し高い人気を誇ります。 ・2024年9月:17系クラウントヨタの高級車「クラウン」の11代目。13系にあったスポーティモデル「アスリート」の名が復活した世代のクラウンです。 ・2024年10月:MR-SトヨタMR-Sは1.8L直列4気筒エンジンを搭載した軽量ミッドシップスポーツカーです。約1,000kgの車体と理想的な重量配分により優れたコーナリング性能を発揮します。電動開閉式ハードトップも特徴で、高い信頼性と走る楽しさを両立しています。 まとめ レジアスエースは、ハイエースほど知名度は高くないものの、ハイエースの兄弟車であるため、優れた耐久性が特徴です。2024年にアメリカ25年ルールの解禁車となり、今後の値上がりを期待している方もいるかもしれません。しかし、どのような値動きをするかは予想が難しいため、売却を検討している方は中古車市場の動きをこまめにチェックすることをおすすめします。

2024年1月にランエボⅥが25年ルール解禁!中古価格は上がっている?
旧車売買の豆知識 2025.06.10

2024年1月にランエボⅥが25年ルール解禁!中古価格は上がっている?

2024年は、ランサーエボリューションⅥ(ランエボⅥ)がアメリカの25年ルール対象になった年です。解禁されて中古車の価格が変わるかどうか、気になっている方も多いでしょう。実は、2024年はほかにも注目のモデルが25年ルール解禁を迎えます。 今回は、ランエボⅥが25年ルール解禁による価格の変動について解説します。25年ルールの概要から、解禁を控えたモデルまでお伝えするため、今後の動向を把握する際に役立ててください。 2024年1月にランエボⅥが25年ルール解禁! 2024年1月、ランエボⅥが、アメリカの自動車輸入に関する規制緩和「25年ルール」に基づき、輸入が解禁されました。日本仕様車しかないモデルのファンにとって待望の瞬間となったでしょう。 ランエボは、Ⅷからアメリカ市場に導入され、それ以前のモデルは右ハンドル車の解禁を待つしかありませんでした。そのようなモデルはJDM(Japanese Domestic Market)と呼ばれ、多くのファンから支持されています。 なかでもランエボⅥは、高い走行性能と歴代モデルを踏襲しつつ洗練されたデザインで、人気のモデルです。今回ランエボⅥが解禁されたことをきっかけに、ライバル車にも人気に火がつき、市場がより盛り上がりをみせると予想されます。 そもそも25年ルールとは? 25年ルールとは、アメリカ合衆国の輸入規制に関する規定のことです。本ルールにより、製造から25年が経過した海外の自動車はアメリカへの輸入が許可され、安全基準や排ガスなどの環境規制の適用が免除されます。 ▼25年ルールについてより詳しく知りたい方は、以下の記事で解説しているためぜひご覧ください。アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でランエボⅥは値上がりしている? 2024年8月現在、大手中古車販売サイトでのランエボⅥの中古価格は300万円程度です。新車価格と同じ、もしくは少し高値の個体が散見されます。また、ここ1〜2ヶ月程度で大幅に高騰しているランエボⅥは確認できていません。少なくとも現在はまだ25年ルールの影響をあまり受けていないと言ってよいでしょう。 しかし、アメリカではJDMモデルの人気が非常に高いため、新規登録より25年経過した個体がどんどん増えることで価格が上昇する可能性は十分に考えられます。また、世界ラリー選手権(WRC)という大きな舞台で活躍したランエボⅥは、投資やコレクションの観点から魅力的な選択肢になり得ます。状態がよく、車本来の性能を保ったランエボⅥは、価格が上昇する可能性は高いでしょう。 また、2025年にはランエボシリーズのなかで最も高額なトミ・マキネン・エディションの25年ルールが解禁されます。三菱のラリードライバーであるトミ・マキネンの4年連続チャンピオン獲得を記念して作られた特別仕様車です。日本ではわずか3,000台弱しか生産されなかった貴重なモデルで、1,000万円以上の価格で取引されるケースも珍しくありません。ただでさえ希少価値の高い「トミマキ」も、25年ルール解禁でさらなる高値がつく可能性があります。 ただし、価格の上昇は複数の要因に左右され、必ずしも高騰するとは限りません。購入を検討されている方は、市場の動向をこまめにチェックしておくとよいでしょう。 25年ルールが解禁されたランエボⅥの魅力 続いて、25年ルールが解禁されたランエボⅥの魅力を改めて振り返ります。 ランエボⅥは、“ランエボ第2世代”の集大成のモデルです。高い走行性能を象徴するような力強いデザインで、大きなフロントエアダムやリアスポイラーなどが特徴です。内装には、レカロ製のスポーツシートやMOMO製のステアリングホイールなど、運転する楽しさを追求した装備が満載です。 世界ラリー選手権(WRC)での活躍もランエボⅥを語るうえでは欠かせません。ランエボⅥの最大の特徴でもあった2段式リヤウイングをレギュレーション違反だと国際自動車連盟に指摘され改善を余儀なくされたものの、三菱が夢にまで見たモンテカルロラリーで優勝を獲得。その後もトミ・マキネンによって2勝し、さらに第12戦のラリーサンレモも制してシリーズランキングで単独首位に立ち、4年連続でドライバーズタイトルを手にしました。 仕様変更の指示をもろともせずに勝利を掴んだランエボⅥは、三菱はもちろんスポーツカーの歴史に色濃くその名を刻んだ名車です。記録にも記憶にも残る、後世に永く語り継がれていく1台であることは間違いありません。 ▼ランエボⅥを含む第2世代の魅力はこちらでも解説しています。第2世代ランサーエボリューションがなぜ人気なのか? 高い戦闘力に込めた三菱の想いに迫る ランエボⅥ以外で2024年に25年ルールが解禁される車種一覧 2024年はランエボⅥだけでなく、ほかにも多くの魅力的な日本車が25年ルール解禁を迎えます。具体的な車種名と解禁される月は以下のとおりです。 ・日産 スカイラインGT-R R34:2024年1月・日産 シルビアS15:2024年1月・トヨタ ヴィッツ :2024年1月・ホンダ S2000:2024年4月・トヨタ レジアスエース H100系:2024年7月・トヨタ クラウン 17系:2024年9月・トヨタ MR-S:2024年10月 スカイラインGT-R R34は、日本車のアイコンとして広く知られている1台です。特に映画「ワイルド・スピード」シリーズに登場し、国際的な知名度は抜群です。 シルビアS15はスタイリッシュな外観なうえにドリフトが楽しめるため、スポーツファンからの人気が高いモデルです。 S2000は、ホンダを代表するオープントップのスポーツカー。バランスの取れたハンドリングと高回転型エンジンで、ドライビングの楽しさが評価されている1台です。 レジアスエースH100系は、商用車でありながら独特なスタイルと実用性の高さで、キャンピングカーのベース車輌として人気があります。 クラウン17系は、いわずと知れたトヨタのフラッグシップセダンです。上質な乗り味とブランドの信頼性で、多くのファンを抱えています。 ランエボⅥを含めた魅力的なモデルが25年ルール解禁を迎え、中古車市場の動向が変化する可能性は高いといえます。 まとめ 2024年の25年ルール解禁は、ランエボⅥをはじめとする数々の日本車がアメリカの地で再び輝きを放つ年となります。なかでも、ランエボⅥは世界的人気のモデルのため、25年ルール解禁をきっかけに国内市場の価格にも影響をもたらすかもしれません。ランエボⅥを狙っている方は、今後の動向に注目しましょう。

2024年1月にシルビアS15が25年ルール解禁!今後値上がりする?
旧車売買の豆知識 2025.06.10

2024年1月にシルビアS15が25年ルール解禁!今後値上がりする?

日産のスポーツカーとして今でも高い人気を誇るシルビアS15。2024年1月にアメリカ25年ルールの対象となりました。今回は、アメリカ25年ルールとは何なのか、シルビアS15の概要や値上がり予測などを含めて解説します。 2024年1月にシルビアS15が25年ルール解禁! 2024年1月に日産のスポーツカーとして高い人気を誇るS15シルビアの製造開始から25年が経過し、アメリカ25年ルールの対象となりました。そもそも、アメリカ25年ルールとは何なのでしょうか。まずはその詳細から解説します。 そもそも25年ルールとは? アメリカにおいて、輸入車に関連する法律の例外として定められているのが「25年ルール」です。 アメリカでは、原則として右ハンドルの車を輸入できません。しかし、製造から25年が経過したクルマの場合、クラシックカーとして登録が認められ、右ハンドル車を輸入できるようになります。これが「25年ルール」と呼ばれるものです。 2000年以降、日本の名車と言われるクルマや日本車全盛期に製造されたクルマが次々と25年を迎え、中古車市場に巨大な自動車マーケットをもつアメリカが参入。従来は、日本国内とアメリカ以外の国・地域が対象でしたが、そこにアメリカが加わることにより中古車市場が活性化しました。 アメリカ25年ルールに伴い中古車市場が広がることで、製造から25年が経過した車の価格が高騰したり、値上がりしたりする場合があります。 25年ルールについては、以下でも詳しく解説しています。■アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でシルビアS15は値上がりする? アメリカ25年ルールに伴って、日産のコンパクトスポーツカー S15シルビアは値上がりする可能性があるでしょう。 ただし、必ず値上がりすると断言はできません。しかし、アメリカにおける日本車の人気や信頼性、スポーツカー人気などにより、これまで以上にS15シルビア人気が高くなり、値上がりする可能性があるといえます。 25年ルール解禁間近のシルビアS15の魅力 シルビアS15は、「見て、乗って、走って、エモーションを感じる軽快コンパクトなスポーティクーペ」をコンセプトに開発された2ドアクーペです。 スピード感と軽快な走りを感じさせるエクステリア、FRの走りを表現した踏ん張り感のあるリヤフェンダー、タコメーターをメーターパネルの中央に配置しドアを開けた瞬間にスポーツマインドをかきたてるインテリアなどが特徴となっています。 エンジンは、250psを発生させる2.0L直列4気筒インタークーラーターボエンジン(SR20DET)と自然吸気の2.0L直列4気筒エンジン(SR20DE)の2種類をラインナップ。S15シルビアは、5ナンバーサイズのコンパクトなFRスポーツクーペとして、現在でも高い人気を誇るスポーツカーです。 シルビアS15以外で2024年に25年ルールが解禁される車種一覧 ここまで、シルビアS15がアメリカ25年ルールの解禁対象となることについて述べてきましたが、2024年に25年を迎える車は他にもあります。以下が2024年に25年を迎えるクルマの一部です。 ・日産 スカイライン R34 GT-R R34:2024年1月・三菱 ランサーエボリューションVI:2024年1月・トヨタ ヴィッツ :2024年1月・ホンダ S2000:2024年4月・トヨタ レジアスエース H100系:2024年7月・トヨタ クラウン17系:2024年9月・トヨタ MR-S:2024年10月 このように今でも人気が高い名車が続々と25年を迎えています。 まとめ シルビアS15は、日産のコンパクトFRスポーツカーとして生産が終了した今でも高い人気を誇るモデルです。日本国内でも人気のシルビアS15は、製造開始から25年が経過し、アメリカ25年ルールの解禁対象となり、中古車市場が大きく動くことが予想されます。そのため、このタイミングで売却を検討している方も多いのではないでしょうか。25年も前に誕生したクルマの価値を見極めるには、専門知識と経験が不可欠です。手放す際には、旧車を専門に扱う買取業者へのご相談をおすすめします。

2023年12月にレガシィBE型が25年ルール解禁!今後値上がりする?
旧車売買の豆知識 2025.06.10

2023年12月にレガシィBE型が25年ルール解禁!今後値上がりする?

レガシィBE型は、最後の5ナンバーとして国内で人気を博したモデルです。2023年12月にアメリカの25年ルール対象車となり、再び注目されています。 今回は、レガシィBE型が25年ルール解禁によってどのように値動きするのか考察します。レガシィBE型の売買を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。 2023年12月にレガシィBE型が25年ルール解禁! 2023年12月にスバルのレガシィBE型がアメリカで25年ルールの対象車種として解禁されました。このルールにより、製造から25年経過した車輌はアメリカへの輸入が許可され、多くの自動車愛好家が長年待望していたモデルを入手できるようになります。 レガシィBE型はその独特の魅力と性能で知られ、今回の解禁によりさらなる注目を集めています。スバルの名車がもつ魅力が、中古車市場で改めて評価されるでしょう。 そもそも25年ルールとは? アメリカには、「25年ルール」と呼ばれる自動車輸入制度が存在します。25年ルールとは、原則としてアメリカで右ハンドル車の輸入と走行が認められていないなかで、製造から25年以上経過した車輌であれば輸入と走行が許可されるというものです。 さらに、25年ルールの対象車は、現行の排ガス規制を満たしていなくてもアメリカへの輸出が可能で、関税も免除されます。自動車コレクターや日本車愛好家にとっては魅力的な制度です。 ▼25年ルールの中身について以下の記事でより詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でBE型レガシィは値上がりする? 25年ルールの解禁は、レガシィBE型の価格に大きな影響を与える可能性があります。特に、限定モデルは高値で取引される可能性があるでしょう。 BE型には「BLITZEN(ブリッツェン)」や「S401 STi Version」などの特別な限定モデルが存在します。これらの限定モデルは、もともと希少価値の高い存在でしたが、25年ルールの解禁によってさらに需要が高まることが予想されます。 ただし、正確な価値は車輌の状態によって異なります。たとえ限定モデルであっても、事故歴や修復歴のある個体だと高値での売買は難しいでしょう。具体的な金額を知りたい場合は、査定を依頼するのが確実です。 25年ルールで解禁されたレガシィBE型の魅力 レガシィBE型は、1998年12月に登場したスポーツセダンです。同年6月に発売されたワゴン版に遅れてのデビューでしたが「B4」のサブネームが与えられ、セダンモデルならではの個性を打ち出しました。 BE型で特筆すべきなのは、自主規制値ギリギリの280psを発揮するEJ20ターボエンジンを搭載したMT車がラインナップされていること。スバルの象徴である水平対向エンジンと相まって、力強い加速と鋭いレスポンスを両立しました。また、リアサスペンションをストラットからマルチリンクに変更し、高速走行時の安定性とコーナリング時の車輌挙動を向上させています。 BE型のもう1つの魅力は、特別仕様車の種類が豊富なことです。1999年12月には、ポルシェデザインと共同開発したエアロパーツを装着した特別仕様車「BLITZEN(ブリッツェン)」を発売。2001年のマイナーチェンジでは、2.5Lエンジン搭載の「RS25」や、3Lエンジン搭載の「RS30」を追加するなど、ラインナップの拡充が図られました。 そして、モデル末期の2002年11月には、究極の3代目レガシィB4ともいえる「S401 STi Version」が登場。手作業によるエンジンパーツのバランス取りや、6速MTの採用など、全域にわたって手が加えられた400台限定のコンプリートモデルとして、高い人気を誇ります。 レガシィBE型は、スバルのスポーツセダンとしての理想を追求した1台であり、25年ルール解禁は多くの日本車愛好家にとって朗報といえるでしょう。 レガシィBE型以外で2023年に25年ルールが解禁された車種一覧 2023年は、レガシィBE型だけでなく、他の人気車種も25年ルールの対象となりました。解禁された主な車種と時期は以下のとおりです。 ・トヨタ ランドクルーザー100系:2023年1月・三菱 ランサーエボリューションⅤ:2023年1月・日産 スカイラインR34:2023年5月・トヨタ アルテッツァ:2023年10月・スズキ ジムニー JB23:2023年10月 どれも日本の自動車史に名を残す名車です。それぞれ独自の特徴と魅力をもち、熱狂的なファンを獲得してきました。25年ルールが解禁されてから、今後アメリカでどのように受け入れられるのか大きく注目されています。 レガシィBE型を高く売るためのポイント レガシィBE型を高く売るためのポイントは、主に次の2点です。 旧車の価値を理解している業者に相談する 旧車の価値を理解している業者に売却の相談をすると、レガシィBE型を高く売却できるでしょう。 買取業者によっては、機械的に年式と走行距離を元に基準となる査定額を算出し、車輌の状態に応じてプラスまたはマイナス評価をする場合があります。このような評価方法では、レガシィBE型の本当の価値が評価されません。 クルマとしての価値を正しく評価してもらいたいのであれば、旧車の価値に詳しく、国内外の市場の動きを査定額に反映できる買取業者に依頼するのがおすすめです。 レガシィBE型を高く売りたいのであれば、買取業者選びから慎重に行いましょう。 足回りを入念にメンテナンスしておく レガシィBE型は、サスペンション構造が変更されたことによって走行フィールや乗り心地などが変わりました。前型と比べて複雑なサスペンション構造となっているため、足回りのメンテナンスは入念に実施することがトラブルや不具合の防止につながります。 トラブルや不具合を未然に防ぎ、良好な状態を維持することで高く売却できるでしょう。 まとめ レガシィ最後の5ナンバーサイズとして日本国内で人気を博したBE型が、ようやく25年ルール解禁を迎えました。レガシィBE型は優れた走行性能と洗練されたデザインをもち、特に限定モデルの希少性から価格上昇が予想されます。 ほかの人気車種も解禁され、アメリカ市場で日本車の価値と魅力が再認識される機会となっています。レガシィBE型の売却を検討する場合は、今後の動向を注視しておくとよいでしょう。 また、25年も前のクルマであるため「旧車」のジャンルにカテゴライズされます。売却される際には、旧車に関する豊富な知識をもつ専門業者に相談するとよいでしょう。

2023年1月にランエボⅤが25年ルール解禁!今後値上がりする?
旧車売買の豆知識 2025.06.10

2023年1月にランエボⅤが25年ルール解禁!今後値上がりする?

ランエボの愛称でファンから親しまれているランサーエボリューションは、世界ラリー選手権のWRCで輝かしい成績を残したモデルです。なかでも、第2世代に該当するランエボⅤは、三菱初となる「マニュファクチャラーズタイトル」を獲得しています。 25年ルールの解禁により、ランエボⅤの中古車価格が値上がりするのか調べている方もいるでしょう。この記事では、25年ルール解禁による今後の値動きや、ランエボⅤの魅力などについて紹介します。 2023年1月にランエボⅤが25年ルール解禁! 2023年1月にランエボⅤの25年ルールが解禁されました。ランエボVは、1998年1月に三菱自動車が販売したセダン型のスポーツカーで、世界ラリーWRCトップカテゴリーの「グループA」で活躍するために開発されたモデルです。 グループAは改造の制限が厳しかったものの、改造範囲が広いWRカー規定の車輌を圧倒しました。また、WRCの強力なライバルに対抗するため、ボディのワイド化が行われランエボ初の3ナンバーとなりました。 走りに特化したランエボVは海外でも人気があるため、WRCファンやアメリカの旧車ファンにとって、25年ルール解禁は待望の瞬間だったことでしょう。 そもそも25年ルールとは? 25年ルールとは、アメリカのクラシックカー登録制度のことです。本来、一定の安全基準や排ガス性能などの規定を満たしている日本車しかアメリカには輸入できません。 ただし、25年以上経過した日本車は25年ルールによりクラシックカーとして扱われるため、規定を満たしていなくてもアメリカに輸入できます。つまり、製造から25年以上経過したランエボⅤはハンドルの位置を含め、アメリカのさまざまな基準を満たしていなくても、改造を施すことなくアメリカへの流通が可能となります。 なお、25年ルールは並行輸入の全面禁止を緩和する措置として、1988年に導入されました。 ▼25年ルールについて詳しく知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でランエボⅤは値上がりする? 25年ルールの解禁により、国内でのランエボⅤの中古車価格が高騰する可能性があります。ランエボⅤは希少価値が高いクルマであり、国内での中古車価格も高値で推移しています。 25年ルールによりアメリカがランエボⅤを輸入すると国内での希少価値がより高まるため、中古車価格はさらに高騰するでしょう。 ただし、中古車価格はさまざまな要因に左右されるため、必ずしも高騰するとは限りません。たとえば、トレンドやスポーツカーに対する世間の印象などの影響で需要と供給のバランスが変化し、高騰しない可能性があります。 とはいえ、ランエボⅤは世界中で人気があるクルマです。走行性能に問題がなく状態がよければ、25年ルールにより高騰しなかったとしても高額で売却できるケースが多いでしょう。 25年ルールが解禁されたランエボⅤの魅力 ランエボⅤはWRCの強力なライバルに対抗するため、先代の弱点が改良されたモデルです。まず、オーバーフェンダーを備えて全幅を1,690mmから1,770mmまで拡幅しました。 全幅が広くなったことにより、タイヤサイズが205/50R16から225/45R17に変更されたため、走行性能とブレーキ性能が向上しています。 また、エンジンの最高出力は先代モデルと同様に280psであるものの、以下の改良により最大トルクを36.0kg・mから38.0kg・mまで引き上げています。 ・タービンノズルの面積を拡大・従来よりも大容量のインタークーラーを採用・ピストンの軽量化 最大トルクの向上により、低回転でも高い加速性能を実現しました。大型リヤスポイラーには、角度を4段階に変更できる「迎角調整式」を採用しており、走行シチュエーションに応じて調整できます。 ランエボⅤはこれらの改良により、三菱初となるマニュファクチャラーズタイトルを獲得しています。 ランエボⅤ以外で2023年に25年ルールが解禁された車種一覧 ランエボⅤ以外に、以下のクルマも2023年に25年ルールが解禁されています。 【ランクル100:1月】ランクル100は、1998年〜2007年まで販売されたトヨタのクロスカントリー車です。ランクル80の後継車として生産され、優れたオンロードとオフロード性能に加えて、高級感のある内装で多くの人々に支持されました。 【スカイライン R34:5月】スカイライン R34は、1998年〜2001年まで販売された日産のスポーツカーです。走行性能が高く強力なエンジンを搭載しており、スポーツカーファンから熱く支持されました。 【アルテッツァ:10月】アルテッツァは、1995年〜2005年までトヨタで販売された小型のFRセダンです。操る楽しさを感じられるクルマとして、多くのファンに支持されました。 【ジムニーJB23:10月】ジムニーJB23は、1998年〜2018年まで販売されたスズキのオフロード四輪駆動車です。軽自動車のため、大型SUVでは苦労しそうな狭い悪路でも運転しやすい点に魅力があります。 【レガシィBE型:12月】レガシィBE型は、1998年〜2003年まで販売されたスバルのスポーツセダンです。レガシィ最後の5ナンバーサイズとして、国内での人気を博しました。 まとめ 世界ラリーで大活躍したランエボⅤは、2023年1月に25年ルールが解禁されました。25年ルールにより、国内での高騰が予想されるため、売却を検討している場合は今後の値動きに注目しましょう。 売却する際は、2023年1月以前の相場と比較して売却時期を見極めてください。少しでも高く売却したい場合は、旧車を適正に評価してくれる業者に相談することをおすすめします。

2023年1月にランクル100が25年ルール解禁!今後値上がりする?
旧車売買の豆知識 2025.06.10

2023年1月にランクル100が25年ルール解禁!今後値上がりする?

トヨタを代表するクロスカントリー車として世界各国で高い人気を誇るランドクルーザーの100系は、2023年1月にアメリカの25年ルールの解禁対象となりました。25年ルールの解禁がランクル100の中古車市場での価値におよぼす影響について気になる方は多いのではないでしょうか。 今回は、アメリカの25年ルールの解禁に伴うランクル100の買取への影響について考察します。 2023年1月にランクル100が25年ルール解禁! 2023年1月に中古車市場でも高い人気を誇るランクル100がアメリカの25年ルールの対象車種となりました。ランクル100は、日本国内のみならず世界各国で信頼されているモデルであるため、今後、買取相場や中古車価格が変動する可能性が高いでしょう。 なぜ製造・販売開始から25年が経過すると中古車市場に動きがあるのでしょうか。まずは、アメリカ25年ルールについて解説します。 そもそも25年ルールとは? 25年ルールとは、アメリカにおける輸入車関係法令の例外として定められているルールです。 アメリカでは、原則として右ハンドルのクルマを輸入できません。しかし、製造から25年が経過したクルマであれば、クラシックカーとしての登録が可能となります。そのため、右ハンドル車をそのまま輸入することができます。 この条件付きで右ハンドル車を輸入できるようになるルールが「25年ルール」です。 ▼25年ルールについては以下の記事で詳しく解説しています。アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でランクル100は値上がりする? 25年ルールの解禁によってランクル100は値上がりする可能性が高いでしょう。ただし、どのような状態のクルマでも必ず値上がりするわけではありません。 買取相場や中古車価格が値上がりする条件が整うことで値上がりする可能性が高いと予想されるだけであるため、過度な期待は禁物です。実際の買取額は査定してみないことにはわかりません。 25年ルールが解禁されたランクル100の魅力 ランクル100は、それまでランクルが培ってきた走りの基本性能を向上させつつ、ラグジュアリー要素をより高めたモデルです。 エクステリアやインテリアは、ランクルらしい無骨さを残しながら、上質感や高級感を感じさせるデザインとなっています。 ランクル100は、プレミアムSUVとしての方向性をさらに高めた世代のランクルとして、今も高い人気を維持しているモデルです。 ランクル100以外で2023年に25年ルールが解禁された車種一覧 ランクル100以外にも2023年に誕生から25年が経過するモデルがあります。主なモデルは次のとおりです。 ・三菱 ランサーエボリューションV:2023年1月ランエボVは、WRCでの勝利を目指して開発された4WDスポーツカーで、高い走行安定性と優れたハンドリング性能を誇るモデルです​。 ・日産 スカイライン R34:2023年5月スカイライン R34は、優れた走行性能と扱いやすさ、そしてベンツやBMWを凌ぐほどのボディ剛性を兼ね備えたスポーティなモデルです​。 ・トヨタ アルテッツァ:2023年10月アルテッツァは、FRレイアウトと6速MTを採用し、スポーティなドライビングができるクルマです​。 ・スズキ ジムニーJB23:2023年10月ジムニーJB23は、軽量コンパクトなボディに優れたオフロード性能を持ち、悪路走破性に定評があります。 ・スバル レガシィBE型:2023年12月レガシィBE型は、水平対向エンジンとシンメトリカルAWDシステムを搭載し、高い安定性と快適な乗り心地を実現しています。 まとめ ランクル100は、製造から25年経過したことやアメリカへの輸出規制解禁に伴って、今後さらに中古車市場で注目されるでしょう。もし、25年ルール解禁のタイミングでランクル100の売却を検討している方は、古いクルマを専門としている業者へ相談したり査定依頼したりすることをおすすめします。

2023年5月にスカイラインR34が25年ルール解禁!今後値上がりする?
旧車売買の豆知識 2025.06.10

2023年5月にスカイラインR34が25年ルール解禁!今後値上がりする?

2023年5月にスカイラインR34の25年ルールが解禁されました。25年ルールの解禁により、今後スカイラインR34が値上がりするかどうか、気になる方もいるでしょう。 この記事では、今後スカイラインR34が値上がりするかどうかや、2023年に25年ルールが解禁された他の車種などを紹介します。 2023年5月にスカイラインR34が25年ルール解禁! 2023年5月にスカイラインR34の25年ルールが解禁されました。1998年に発売されたスカイラインR34は、優れた走行性能や強力なエンジンが大きな魅力の、スポーツカーファンから熱く支持されているモデルです。 アメリカでもスカイラインR34は人気があるものの、輸入規制によって現地では長らく販売されていませんでした。そのため、スカイラインR34の25年ルールの解禁を待ち望んでいるアメリカファンも多く存在することでしょう。 そもそも25年ルールとは? アメリカで定められている25年ルールとは、並行輸入の全面禁止の緩和措置として1988年に導入された制度のことです。アメリカが日本車を輸入する場合、米国が定める排ガス規制や安全基準をクリアしなければなりません。 しかし、25年ルールが適用されると排ガス規制や定められた安全基準をクリアしていなくても、日本車の輸入が可能になります。つまり、製造から25年経過しているスカイラインR34を、右ハンドルで日本仕様のままアメリカが輸入できるということです。 ▼25年ルールについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でスカイラインR34は値上がりする? 25年ルールの解禁により、スカイラインR34は値上がりすることが予想されます。大きな理由として、アメリカでの19日本のスポーツカー人気の高さが挙げられます。特に1990年代に発売されたモデルの需要は非常に高いため、25年ルールが解禁されたクルマの価値はさらに高まるでしょう。 アメリカへ輸入が積極的に行われると、国内での希少価値がさらに高まるため、スカイラインR34は値上がりするでしょう。 しかし、中古車価格は需要と供給のバランスの影響を受けるため、必ずしも値上がりするわけではありません。また、有名なオークションでスカイラインR34が低額で落札されたような場合は、それが偶発的なものだったとしても、R34は高額で落札すべきクルマではないとの認識が広がり、価格が上昇しにくくなる可能性があります。 とはいえ、スカイラインR34は世界中で人気がある車種です。状態がよくクルマ本来の性能が保たれているのであれば、極端に値上がりしなかったとしても今後も高値で売買できる可能性が高いでしょう。 25年ルールが解禁されたスカイラインR34の魅力 1998年5月に販売されたスカイラインR34は、R32から続く第2世代最後のモデルです。 前モデルのR33は、角が丸められたボディデザインや内装があまり評価されませんでした。そのため、スカイライン本来の魅力を取り戻せるよう改良のうえ開発されたのがR34です。ボディを小型化し、直線基調のシャープなデザインを採用しました。細部まで整合性を取るために、ヘッドライトもシャープな印象になるよう設計されています。 また、スポーツカーとしてのイメージを高めるために、ホイールベースを短くし、ボディ剛性も大幅に改善されました。社内測定では、ベンツやBMWなどの高級車を上回るほどのボディ剛性を実現したといわれています。 しかし、排ガス規制によりR34はわずか3年(GT−R以外)で生産が廃止され、販売台数は6万4,623台(GT-Rの1万1,344台を含む)と、他の世代に比べて流通台数は多いとはいえません。 アメリカにおける国産スポーツカー人気はまだまだ続くと予想されているため、スカイラインR34は今後さらに希少価値が高まっていくでしょう。 ▼関連記事日産 R34型GT-RとER34の違いとは?同じR34型なのに中古車価格はひと桁違う! スカイラインR34以外で2023年に25年ルールが解禁された車種一覧 スカイラインR34以外で、2023年に25年ルールが解禁された車種は以下のとおりです。 ・ランサーエボリューションⅤ:1月ランサーエボリューションⅤは、1998年に三菱自動車から発売されたスポーツカーです。当時国内で販売されていた280psクラスの中でも、高い加速性能と安定性を誇っています。 ・ランドクルーザー 100系:1月ランクル100は、1998年に発売されたトヨタが世界に誇るクロスカントリー車です。タフさを高めつつ、高級車の要素を取り入れたプレミアムSUVへと進化し、国内では「オフロード界のセルシオ」と称されるほどの人気を博しました。 ・アルテッツァ:10月アルテッツァは、1998年〜2005年まで販売されたトヨタのスポーツセダンです。高い運動性能と欧州でも評価される高級感を兼ね備えています。 ・ジムニーJB23:10月ジムニーJB23は、1998年にスズキから発売された軽四輪駆動車です。これまでの箱型から丸みを帯びたデザインに大きく変更されたほか、オンロードでの安定性とオフロードでの走破性が向上しました。 ・レガシィBE型:12月レガシィBE型は、1998年にスバルから発売されたスポーツセダンです。優れた走行性能と洗練されたデザインを持ち、レガシィ最後の5ナンバーサイズとして人気を博しました。 まとめ 2023年5月に、1998年に販売されたスカイラインR34の25年ルールが解禁されました。アメリカは、25年ルールが解禁された90年代の国産スポーツカーを積極的に輸入しているため、スカイラインR34の値上がりが予想されます。 ガレージに眠っているスカイラインR34を高く売却したい場合は、市場の動向をチェックしてから手放すとよいでしょう。

2024年1月にヴィッツが25年ルール解禁!今後値上がりする?
旧車売買の豆知識 2025.06.10

2024年1月にヴィッツが25年ルール解禁!今後値上がりする?

2024年1月に、トヨタの人気コンパクトカー「ヴィッツ」が25年ルール解禁となりました。1999年から販売開始されたヴィッツは、コンパクトながらも高い実用性と燃費性能で国内外から高い評価を獲得したクルマです。 25年ルール解禁により、アメリカ市場への輸出が可能となったヴィッツは、その優れた品質と信頼性から海外でも注目を集める可能性があります。今回は、ヴィッツの25年ルール解禁の意味と今後の市場動向について詳しく解説します。 2024年1月にヴィッツが25年ルール解禁! 2024年1月、初代ヴィッツが製造から25年を迎え、アメリカの25年ルール解禁となりました。1999年に発売されたヴィッツは、トヨタが世界戦略車として開発したコンパクトカーで、「Bセグメント」と呼ばれる小型車カテゴリーにおいて革新的な存在でした。 当時のヴィッツは、コンパクトなボディサイズでありながら室内空間を最大限に確保した設計思想が特徴で、日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、その完成度の高さが評価されました。また、1.0Lと1.3Lエンジンを搭載し、優れた燃費性能と扱いやすさを両立していたことも大きな魅力です。 そもそも25年ルールとは? 25年ルールとは、製造から25年以上経過した右ハンドルのクルマをアメリカ国内にそのまま輸入できる法律の例外にあたる特別ルールのことです。アメリカでは、原則として右ハンドル車を輸入できません。つまり、日本車やイギリス車などをそのまま輸入することができないのです。 しかし、製造から25年が経過したクルマであれば、クラシックカーとしての登録が可能となるため、右ハンドル車である日本車やイギリス車をそのまま輸入できるようになります。また、関税や排ガス規制も対象外になることも25年ルールの特徴です。 ▼詳しくはこちらアメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でヴィッツは値上がりする? 25年ルール解禁によるヴィッツの価格変動については、慎重に見たほうがよいでしょう。スポーツカーとは異なり、ヴィッツはコンパクトカーという実用車としての性格が強いため、劇的な価格高騰は考えにくいです。 ただし、ヴィッツには海外市場で注目される要素があります。まず、トヨタブランドの信頼性の高さです。「日本車は壊れにくい」という評価は世界共通であり、特にヴィッツのような小型車は燃費性能と維持費の安さで海外ユーザーにとって魅力的なモデルです。 また、初代ヴィッツの中でも、RS(スポーツグレード)やターボ仕様などの特別なモデルについては、一定の価格上昇が見込まれる可能性があります。これらのモデルは生産台数が限られており、スポーツ性能を重視するアメリカの日本車ファンからの需要が期待できるためです。 25年ルールが解禁されるヴィッツの魅力 ヴィッツの最大の魅力は、コンパクトカーの常識を覆した革新的なパッケージングにあります。全長およそ3,600mm、全幅1,660mmというコンパクトなボディサイズでありながら、室内長およそ1,800mm、室内幅およそ1,400mmという広々とした室内空間を実現しました。 エンジンは1.0L直列4気筒と1.3L直列4気筒を設定し、いずれも優れた燃費性能を発揮しました。特に1.0Lエンジンは、10・15モードで22.0km/Lという当時としては驚異的な数値を記録し、環境性能の高さも注目されました。 また、ヴィッツは安全性能にも配慮されており、衝突安全ボディ「GOA(Global Outstanding Assessment)」を採用し、コンパクトカーでありながら高い安全基準をクリアしていました。 デザイン面では、シンプルで親しみやすいフォルムが特徴です。丸みを帯びたボディラインと大きなヘッドライトが愛らしい印象を与え、幅広い年齢層から支持を獲得しました。この普遍的なデザインは、25年が経過した現在でも古さを感じさせません。 ヴィッツ以外で2024年に25年ルールが解禁される車種一覧 2024年は、ヴィッツ以外にも多くの名車が25年ルール解禁を迎える記念すべき年です。特に注目される車種を紹介します。 ・シルビア S15(1月)・ランサーエボリューション Ⅵ(1月)・スカイライン R34 GT-R(1月)・S2000(4月)・レジアスエース H100系(7月)・クラウン 17系(9月)・MR-S(10月) まとめ 2024年1月にヴィッツの25年ルールが解禁され、アメリカ市場への輸出が可能になりました。スポーツカーほどの劇的な価格高騰は期待できませんが、トヨタブランドの信頼性と優れた実用性により、海外市場でも一定の需要が見込まれます。 特に、初代ヴィッツは日本のコンパクトカーの歴史を変えた記念すべきモデルであり、そのパッケージング技術と環境性能は現在でも色あせることがありません。RS グレードやターボ仕様などの特別なモデルについては、希少性から価格上昇の可能性もあるでしょう。 ヴィッツの売却をご検討の方は、25年ルール解禁による市場の変化を見極めながら、適切なタイミングで査定を受けることをおすすめします。旧車王では、10年以上経過したクルマの価値を適正に評価し、納得の査定価格をご提示いたします。お気軽にお問い合わせください。

2023年10月にジムニーJB23が25年ルール解禁!今後値上がりする?
旧車売買の豆知識 2025.06.10

2023年10月にジムニーJB23が25年ルール解禁!今後値上がりする?

2023年10月に、ジムニーJB23の25年ルールが解禁されました。25年ルールの解禁により、中古車価格の動向が気になる方もいるでしょう。 本記事では、25年ルールの概要やジムニーJB23の価格の動向、25年ルールが解禁されたジムニーJB23の魅力について紹介します。 2023年10月にジムニーJB23が25年ルール解禁! 2023年10月にジムニーJB23の25年ルールが解禁されました。ジムニーJB23は、1998年〜2018年にかけて製造されたオフロード四輪駆動の軽自動車で、歴代のモデルのなかで3代目に該当します。 同クラスのSUVと比べて比較的安価なため、コストパフォーマンスに優れたクルマの需要が高いアメリカ市場において、魅力的な存在です。また、アメリカでは1世代前のJA22とJB23の販売はされていなかったため、小型オフロード四輪駆動車を好む方にとっては待望の瞬間となったでしょう。 また、ロサンゼルスのオートショー2018で兄弟車であるジムニーシエラに注目が集まっていたことからも、ジムニーJB23への人気の高まりが感じられます。 そもそも25年ルールとは? アメリカ25年ルールとは、アメリカの自動車輸入に関するルールのことで、並行輸入車の全面禁止を緩和する措置として1988年に導入されました。アメリカは、米国環境保護庁が定める排出ガス規制と米国運輸省の自動車安全基準に適合した車輌に限り、日本車の輸入を許可しています。 しかし、25年ルールにより、アメリカの排ガス規制や自動車安全基準に適合していなくても、製造から25年以上経過していれば輸入が許可されます。そのため、製造から25年以上経過しているジムニーJB23は、日本仕様のままアメリカへの輸出が可能です。 ▼25年ルールについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ 25年ルール解禁でジムニーJB23は値上がりする? 25年ルールの解禁により、ジムニーJB23の中古車価格が値上がりすると予想されています。 ジムニーJB23は、販売期間が長く流通台数が多いため、国内での希少価値は高いとはいえません。しかし、25年ルールにより輸出されると国内での希少価値が高まるため、値上がりする可能性があります。 ただし、絶対に国内での価格が値上がりするというわけではありません。中古車価格は、需要と供給のバランス、車輌の状態、オプション装備品の数や取引時期によって変動するため、値上がりするとは断言できないことに留意してください。 25年ルールが解禁されたジムニーJB23の魅力 ジムニーJB23は、悪路走破性やシンプルな構造、丸みを帯びた愛らしいデザインから多くのファンを魅了してきました。なかでも最大の魅力は、高い悪路走破性です。    ラダーフレーム構造とパートタイム4WDシステムを採用しており、悪路でも安定した走行を実現しています。ラダーフレーム構造は、本格的4WDシステムを持つ「ランドクルーザー」にも採用されており、一般的なクルマの構造より剛性や耐久性があります。  軽量な車体と短いホイールベースにより、小回りが利きやすいため、大型SUVが苦労しそうな狭い悪路でも運転しやすい点もジムニーJB23の魅力です。 また、内装はシンプルなもののカラーバリエーションが豊富なため、自分の個性を演出できます。アフターパーツも豊富に販売されており、自分好みにカスタムできる点も、ジムニーJB23の魅力といえるでしょう。 ジムニーJB23以外で2023年に25年ルールが解禁された車種一覧 2023年は、ジムニーJB23以外にも25年ルールが解禁された車があります。解禁された月と、車種の特徴は以下のとおりです。 ・ランサーエボリューションⅤ:1月1998年に発売された三菱自動車の高性能スポーツセダンです。世界ラリー選手権での優勝を目指して開発されたエボシリーズの中でも、特に人気が高いモデルの1つとして知られています。 ・ランドクルーザー 100系:1月ランドクルーザー 100系は、1998年〜2007年まで製造されたトヨタの本格クロスカントリー車です。ランドクルーザー 80系の後継車種として登場し、高いオンロード性能とオフロード性能、高級感のある内装で人気を博しました。 ・スカイライン R34:5月スカイラインR34は、1998年〜2001年(GT-Rは2002年まで)にかけて製造された日産の4ドアセダンです。ボディの剛性が大幅に向上し「DRIVING BODY」と呼ばれるほどの走行性能を持っています。 ・アルテッツァ:10月アルテッツァは、1998年〜2005年まで販売されていたFRスポーツセダンです。当時では珍しいフロントミッドシップレイアウトを採用し、高い操縦性と洗練されたデザインで人気を集めました。 ・レガシィBE型:12月レガシィBE型は、1998年に販売されたスバルのスポーツセダンです。スバルのシンボルである「水平対向エンジン」により、力強い加速と鋭いレスポンスの両立を実現しました。 まとめ ジムニーJB23は、2023年10月に25年ルールが解禁となりました。同クラスのSUV車と比べて比較的安価なため、コストパフォーマンスの高いクルマを求めるアメリカ市場にとって、魅力的な存在といえるでしょう。 25年ルールの解禁により国内での希少価値が上がることが見込まれるため、中古車価格も高騰する可能性があります。ジムニーJB23の売却を検討している場合は、今後の市場の動向をチェックしましょう。

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