旧車売買の豆知識

全損とはどのような状態?保険金の支払額や全損車輌の取り扱いも紹介
旧車売買の豆知識 2024.05.28

全損とはどのような状態?保険金の支払額や全損車輌の取り扱いも紹介

事故の規模や内容によっては、愛車が「全損」になる場合があります。全損になった場合、どのように補償されるのか気になる方もいるでしょう。 また、全損になると修理できないケースがあるため、全損車輌の適切な取り扱い方法も把握しておく必要があります。この記事では、クルマの全損の意味や保険金の支払額、全損車輌の取り扱いなどについて紹介します。 一般的な意味での「全損」とは 一般的な意味での全損とは、クルマの損傷が大きく物理的に修理できない状態のことです。事故によりクルマが大破したり、車輌の骨格部分であるフレームが歪んだりした場合が該当します。 修理が可能なものの、修理費が時価額を上回る場合も全損に該当します。たとえば、クルマの時価額が70万円で、修理費が120万円だった場合です。 クルマの時価額とは、同等の車種を現時点で再度購入した際の値段のことです。時価額は年式や走行距離、クルマの状態なども考慮されています。 クルマの時価額は、有限会社オートガイドが発行する「レッドブック」に記載された中古車市場価格を基準に認定されます。 なお、修理費が時価額を下回った場合は「分損」といいます。事故後のクルマの状態は、全損と分損の2種類があることに留意してください。 車両保険における「全損」とは 車両保険における全損とは、クルマが物理的に修理できない状態、もしくは修理費用が車輌保険金額を上回った場合を指します。 物理的に修理できない状態は「物理的全損」、修理費が車両保険金額や時価額を上回ることは「経済的全損」と呼ばれます。 車両保険金額とは、車両保険で補償される保険金の支払限度額です。たとえば、クルマの車両保険金額が150万円で自損事故の修理費が200万円だった場合、経済的全損に該当します。 車両保険金額は保険の契約時の時価額を基準に設定するため、契約者が自由に金額を決められるわけではありません。ただし、設定できる金額は130万〜160万円のように幅があり、その範囲内で車両保険金額を決められます。 盗難も全損扱いになる クルマの盗難も全損扱いになるため、車両保険を付帯していれば、設定した車両保険金額を限度に保険金を受け取れます。クルマが盗難されたら、警察に盗難届を提出し、加入している保険会社に連絡しましょう。 一定期間内にクルマが見つかり、受け取った保険金を返戻すれば、盗難されたクルマの引き取りが可能です。返戻の期間や引き取りが可能かどうかは保険会社によって異なります。 なお、保険金を受け取った場合、クルマの所有権を保険会社名義に変更する必要があります。 全損時の保険の支払額 全損時の保険の支払額は、クルマの時価額を基準に補償されます。加害者が負う法律上の損害賠償責任は「時価額まで」とされているため、修理費全額が補償されるわけではありません。 加害者が対物賠償保険の限度額を無制限にしていても、時価額を基準に補償されます。たとえば、長年大事に乗ってきた愛車の修理費用が70万円でも時価額が20万円の場合は、20万円しか補償されません。 修理する場合、差額の50万円を自己負担する必要があります。経済的全損になった場合は、修理費用の全額が補償されるわけではない点に注意してください。 ただし、加害者が「対物超過特約」を付帯していれば、泣き寝入りせずにクルマを修理できます。対物超過特約とは、相手側のクルマの修理費と時価額の差額を補償する特約のことです。 差額を補償してもらえるとはいえ、支払われる保険金の限度額は一般的に50万円程度です。具体的な金額を保険会社に確認しましょう。 また、クルマの時価額は、必ずしも中古車市場と一致しているわけではありません。同等のクルマを購入できないケースもあるため、経済的全損の場合は被害者が泣き寝入りする場合があります。 「全損時諸費用特約」や「新車特約」などを付帯していれば、買い替え費用に充てられるため、必要に応じて加入しておくとよいでしょう。なお、車両保険を使って保険金を受け取る際は、契約時に設定した車両保険金額を限度に補償を受けられます。 全損時の残存物の取り扱い 全損と判断され、時価額の全額を保険金として受け取った場合、クルマの所有権は保険会社に移ります。法律により、債権者が損害賠償として損害の全額の支払いを受けたら、債務者はその物の所有権をもつことができると定められています。 参考:民法「第422条 損害賠償による代位」 つまり、損害賠償を支払った保険会社に所有権が移るため、債権者である元所有者が勝手にクルマを処分してはいけません。全損でもクルマには残存価値があるため、保険会社は車輌や再利用できるパーツを売って、支払った保険金分を回収しています。 以下のような理由で勝手に処分すると、保険会社とトラブルになる可能性があります。 ・全損車輌を保管している自動車販売店に迷惑がかかるから早く処分したい・知り合いの買取店で全損車輌を売却して、少しでもお金を受け取りたい なお、所有権が保険会社に移ることを承諾しないと、保険金を受け取れない場合があります。保険金の受け取りを希望する場合は、保険会社の指示に従いましょう。 車両保険で全損した車が補償されないケース 車両保険に加入していても以下に該当する場合、全損したクルマは補償されません。 1.故意または重大な過失による損害2.飲酒運転や無免許運転などの違法運転による損害3.地震や噴火、津波によって生じた損害4.法律で禁止されている改造を施した部品に生じた損害5.パンクのみに生じた損害6.クルマの欠陥や摩減など自然の摩耗による損害7.競技や曲技による損害 参考:東京海上日動公式Webサイト「保険金をお支払いしない主な場合」 車輌保険にはほとんどの事故が対象な「一般型」と、補償範囲が限定されている「エコノミー型(車対車+α)」があります。一般型でも上記の場合は、補償されない点に注意してください。 また、違法運転の場合、車両保険は補償対象外ではあるものの、対人や対物賠償保険は適用されるため被害者の補償は行われます。 契約者や被保険者が意図的に起こした事故も車両保険の対象外です。しかし、違法運転とは異なり対人や対物賠償保険は適用されないため、高額な賠償金を負担しなければなりません。 なお、地震や噴火、津波によって生じた損害を補償できる特約に加入できる保険会社もあります。不安な場合は特約の詳細を保険会社に確認し、万が一のために加入を検討するとよいでしょう。 全損したクルマの取り扱い 事故の状況や保険の手続き次第では、全損したクルマが手元に残るため、廃車にしたり修理したりすることは所有者の自由です。続いて、全損した車の取り扱いについて紹介します。 廃車 物理的全損の場合は、修理できないため廃車にするケースがほとんどです。解体業者にクルマのスクラップを依頼した後、運輸支局や軽自動車検査協会で、永久抹消登録(廃車手続き)を行いましょう。 なお、永久抹消登録をすると未経過分の以下の還付金を受け取ることが可能です。 ・自動車税・重量税・自賠責保険 また、自動車販売店や廃車業者に廃車手続きを依頼できます。場合によっては処分ではなく、クルマが買取されるケースもあります。買取してくれるうえに、手続きの手間を省けるため各業者に相談してみましょう。 修理 経済的全損の場合は、修理すれば再び愛車に乗れます。しかし、年式が低い場合は時価額が低いため受け取れる保険金が少なく、自己負担金が多い傾向にあります。 自己負担金がかかっても愛車に乗り続けたい場合は、保険金を受け取って修理するとよいでしょう。 保管 全損したクルマを保管しておくことも可能です。ただし、保管しているだけでも自動車税は発生するため、税金の支払いを止めたい場合は「一時抹消登録」をしなければなりません。 一時抹消登録とは、クルマの登録を一時的に抹消する手続きのことです。修理して再登録を行えば、公道での走行が可能になります。 なお、駐車場を契約している場合は駐車場代も発生します。一時抹消登録により税金の課税は止まっても、駐車場代がかかることに留意してください。 まとめ クルマの全損は、修理が不可能な状態の「物理的全損」と、修理費が時価額や車両保険金額を上回った場合の「経済的全損」の2種類があります。経済的全損の場合、時価額や車両保険金額を基準に保険金が支払われるため、修理費の全額が補償されるわけではないことに留意してください。 また、時価額や車両保険金額の全額を受け取った場合、クルマの所有権は保険会社に移ります。保険会社の指示に従わず、勝手にクルマを処分した場合は、トラブルに発展する可能性があります。 ただし、保険を使わなかった場合、全損したクルマは手元に残ります。廃車手続きをする時間がない場合は、自動車販売店や廃車業者に代行を依頼しましょう。

ハイラックスサーフ215の維持費を5つの項目でシミュレーション!高いと感じた時の対処法も解説します
旧車売買の豆知識 2024.05.24

ハイラックスサーフ215の維持費を5つの項目でシミュレーション!高いと感じた時の対処法も解説します

トヨタの本格的なオフロードSUVハイラックスサーフ215は、ハイラックスシリーズのなかでも特に人気の高いモデルです。乗り心地や積載性などに優れたクルマですが、維持費が高いと感じている方も多いのではないでしょうか。 今回は、ハイラックスサーフ215の維持費について、実際にシミュレーションして具体的な金額を算出します。5つの項目ごとに維持費の内訳を紹介するので、参考にしてみてください。 ハイラックスサーフ215の特徴 ハイラックスサーフ215は「スタイリッシュSUV」をテーマに、2002年11月に4代目モデルとして登場しました。ランドクルーザープラドの姉妹車としても知られており、シーンを問わない走行性能、力強さを象徴するデザイン性が特徴です。215は大きく5つの型式に分類されており、搭載されているエンジンが以下のように異なります。 ・CBA-TRN215W:2.7L水冷直列4気筒DOHCガソリンエンジン・CBA-GRN215W:4L水冷V型6気筒DOHCガソリンエンジン・TA-VZN215W:3.4L水冷V型6気筒DOHCガソリンエンジン・KN-KDN215W:3L水冷直列4気筒DOHCICディーゼルターボ・LA-RZN215W:2.7L水冷直列4気筒DOHCガソリンエンジン 装備面では、パーキングブレーキが足踏み式となり、リヤのブレーキが従来のドラムからベンチレーテッドディスクに変更されています。 さらに、2005年8月のマイナーチェンジでフロントのグリルとバンパー、ヘッドランプ、リヤのコンビネーションランプなどをデザイン変更し、ヘッドランプのロービームにプロジェクター式、リヤコンビネーションランプのストップランプにLEDを採用したことで、よりクルマとしての魅力が増しました。 なお、215を最後にハイラックスサーフは2009年をもって日本国内での販売が終了しました。希少性が高まっていることから、特別なクルマとして現在でも人気の1台です。なかでも、廉価グレードのアメリカンバージョンは、樹脂パーツの採用によるカスタムのしやすさが注目されており、高値がつく可能性があります。 ハイラックスサーフ215の維持費の内訳 ハイラックスサーフ215の維持に必要な費用を5つに分けて解説します。今回は、ハイラックスサーフ215の歴代モデルのうち、SSR-X 型式:LA-RZN215W(2002年式)を例にして維持費をシミュレーションしました。 <該当モデルスペック>車輌重量:1,830kg総排気量:2,693cc使用燃料:レギュラーガソリン10モード/10・15モード燃費:8.7km/L 燃料代 ハイラックスサーフ215の燃費は、10モード/10・15モード燃費で8.7km/L、実燃費7km/L程度といわれています。カタログ値と実燃費との乖離がそれほど大きくないのが特徴です。 1ヶ月に1,000kmを走行したと仮定した場合、142.8L(*1)のガソリンを消費することになり、燃料代は2万4,242円(*2)かかります。1年に換算すると約29万円必要です。 *1 実燃費7km/Lで算出*2 2024年5月7日レギュラーガソリン:169.7円/L 自動車税 ハイラックスサーフ215は総排気量2,693ccのため、2.5L〜3L以下クラスに該当し、税額は5万1,000円です(2019年9月30日以前に新車登録した場合)。 しかし、今回試算した2002年式モデルは、新車登録から13年以上経過している可能性が高く、その場合は重課されて5万8,600円となります。 任意保険 大手ネット型保険で見積もりをとったところ、任意保険料は約7万8,000円でした。条件と補償内容は以下のとおりです。 <条件>年齢:30歳等級:6等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身障害:あり(車内のみ補償)人身障害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり なお、市場販売価格相当額が10万円未満のクルマでは、車両保険は付帯できない可能性があります。ハイラックスサーフ215は20年を経過した今でも人気があり、その裏付けとして車両保険が付帯できたと考えられます。 今回の見積もり額は、相場の4万円〜6万円よりも割高です。1年ごとに必要なため、予算の確保は必至といえます。 車検 車検費用は約11万円必要です。内訳は以下のとおりです。 自動車重量税:5万400円(24ヶ月)※初年度登録から18年経過で算出自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)印紙代:2,300円車検料:5万円合計:12万350円 ※車検料は内容や整備工場によって増減します ハイラックスサーフ215は車輌重量が1,830kgのため、2t未満クラスに該当します。しかし、新車登録から18年以上経過した重課対象の可能性が高いため、費用負担も多くなる点に注意が必要です。 メンテナンス費用 メンテナンス費用は、年間10万円程度が見込まれます。項目は以下のとおりです。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液補充・冷却水補充・エアコンフィルター交換・ヘッドライトバルブ交換・エンジンオイル交換・オイルエレメント交換・ブレーキオイル交換・エアクリーナー交換 ハイラックスサーフ215は堅牢な作りが特徴なため、適切なメンテナンスで長く乗れるクルマです。手をかければ、その分評価される可能性も高まるでしょう。 ハイラックスサーフ215の年間維持費はいくら? ハイラックスサーフ215の年間維持費は、これまでの5項目を合計すると約60万円です。項目ごとの金額は以下のとおりです。 燃料代:約29万円自動車税:5万8,600円任意保険:約7万8,000円車検:6万175円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費用:10万円合計:約58万6,775円 なお、今回算出した金額は、維持するために最低限必要なものだけです。車輌本体のローンや駐車場代など、維持に必要な費用は別途上乗せされます。 ハイラックスサーフ215の維持費が高いと思った時の対処法 ハイラックスサーフ215は、年間60万円近くの維持費が必要なため、気軽に乗り続けるのは難しいと感じる方もいるかもしれません。燃料代を抑える方法もありますが、劇的に維持費を抑えることはできないでしょう。そのため、維持が難しい場合には売却するのも1つの方法です。 ハイラックスサーフ215は都会的な印象とアウトドアの雰囲気を兼ね備えたSUVとして、中古車市場で高い人気を誇ります。特に新車登録から時間が経過したクルマは、走行距離やパーツの経年劣化などが買取価格に大きな影響を及ぼすため、高額で売却するには時期を見極めることが大切です。 まとめ ハイラックスサーフ215は、登場から20年以上が経った今でも色褪せない存在感を放つモデルです。力強い走行性能はもちろん、古さを感じないデザインに加え、7km/Lという実燃費は排気量を考えると納得できる数値でしょう。その証拠として、中古車市場では大きな金額がつくケースも見受けられます。 一方で、年間約60万円の維持費は決して安いとはいえません。維持が難しいと感じた場合は売却も方法の1つです。評価されているクルマだからこそ、走行距離や車輌の状態がポイントになります。 旧車を専門とする旧車王でも、ハイラックスサーフ215の鑑定を実施しています。全国どこでも出張で鑑定いたしますので、お気軽にご相談ください。

【旧車いじめ?】13年以上経過車の自動車税はいくらかかる?
旧車売買の豆知識 2024.05.22

【旧車いじめ?】13年以上経過車の自動車税はいくらかかる?

大切に乗ってきた愛車の自動車税を見て驚かれたことがある方は多いのではないでしょうか。現在、日本では13年を超えた車の自動車税と重量税を増税する重課制度が存在します。 ここでは、割増制度が始まった理由や増税後の税金について解説していきます。また、自動車税の支払い方法についても紹介していますので、参考にしてください。 初度登録13年経過の車に適用されるグリーン化税制 グリーン化税制とは、排出ガス及び燃費性能の優れた環境負荷の小さい自動車はその環境性能に応じて税率を軽減(軽課)し、新車新規登録から一定年数を経過した環境負荷の大きい自動車は税率を重く(重課)する税率の特例措置です。 現在行わている重課制度では、ガソリン車で13年超、ディーゼル車で11年超(いずれも新車新規登録時から)を超えた車両について、自家用乗用車で自動車税が15%アップします。 【おかしい!?】初度登録13年経過の車は自動車税が割増に 私たちは「物を大切にしなければいけない」と言われながら育ったはずです。ところが、現在のグリーン化税制は、古い自動車に重い税金を課して廃棄を促すという教えに逆行したものです。 古い自動車を増税して廃棄に導く目的は、地球温暖化や大気汚染の防止と言われますが、これにも矛盾した部分があります。 その理由は、自動車は製造、流通、使用、廃棄などの全ての場面において、環境に負担を与えて、なおかつ二酸化炭素も排出するためです。したがって、13年を超えた自動車に重い税金を課して新車を買わせることが、必ずしもエコとは限らないのです。 割増制度はいつから始まったのか? 現在の割増制度( 重課税率)は平成27年から始まっています。しかし、最初から現在の15%増だったわけではなく、制度導入当初の平成13年は10%の割増だったのです。年々、古い車に対する風当たりが厳しくなっていますので、今後さらなる増税もあるかもしれません。 割増制度はなぜ始まったのか? 自動車メーカーは、環境対応車はもちろんのこと、ゼロエミッション車の開発を加速させ量産体制を整えつつあります。平成13年には自動車環境対策を目的とした自動車税の重課制度が始まります。この割増制度が始まった理由は、国が環境負荷が大きい古い車から環境性能に優れた新車への乗り換えを促すことが、地球温暖化や大気汚染の防止に繋がると考えたためです。 対象外の車種はあるのか? 11~13年超であっても増税対象にならない車両が存在する。適用外となるのは電気自動車、ハイブリッド車などの環境に配慮した車です。例えば、ハイブリッド車のプリウスや電気自動車のリーフは対象外になります。 この他にも、天然ガス自動車やメタノール自動車も適用外となります。また、意外と知られていない車で一般乗合バスや被牽引車、いわゆるトレーラーも適用外となるのです。 排気量別・13年経過の車の自動車税はいくら? 自動車税の増額を以下の通り表にまとめましたのでご覧ください。 参考:https://www.pref.kanagawa.jp/documents/54501/jouyou.pdf 一括納付の場合 自動車税は毎年4月1日時点の所有者に自動的に支払い義務が発生します。自動車税は5月上旬に送付される納税通知書による一括納付が基本です。自動車税の支払い方法には以下の方法があります。 ・納付書による現金払い (指定金融機関の窓口、コンビニエンスストアなど)・電子マネー(一部のコンビニエンスストア)・口座振替・Pay-easy(ペイジー)(ネット、ATM)・クレジットカード(ネット) 月割納付の場合 自動車税の納付は、支払いが難しい状況に置かれた場合、納税の猶予が認められ、原則として1年以内の分割納付が認められます。 但し、「地方税法 第15条 徴収猶予の要件等」に当てはまる以下の内容に限ります。 ・車が災害(震災、水害、火災など)を受けたり、盗難にあったとき・納税者や生計をともにする親族が病気や負傷をしたとき・廃業したり、事業を休止したとき・事業に著しい損失を受けたとき・法定納期限後1年を過ぎてから課税されたとき 自動車税だけではない!18年経過の車は重量税も増額 エコカー減税対象車ではない自動車が初度登録年月から13年以上又は18年以上経過すると重量税も増税されます。 具体的には、0.5t超~1t以下(2年のごとの車検実施時)の場合で、13年未満では16,400円のところが13年経過だと22,800円になります。さらに18年経過だと25,200円となり、自動車税と合わせて考えると負担がとても大きくなると言えます。 重量税も増税の車はどうするか? 18年が過ぎさらに重量税が増税になると、いよいよ売却を真剣に考えなければなりません。一般的には、18年経過している車は価値が低いと思われがちですが、車によっては思わぬ査定額が付くことがあります。もちろん、車検通したり、整備を行うことで、大切な愛車を末長く乗ることも選択肢のひとつです。 乗り続ける 13年、もしくは18年経過した車を乗り続けることは、重課制度のことを除けは、それほど難しいことではありません。理由は、昨今の旧車・ネオクラシックカーブームにより、日本にもヨーロッパのような古い車を大切にする文化が根付きつつあるためです。 例えば、ブログやSNSなどのソーシャルメディアが普及し、旧車・ネオクラシックカーの価値観を分かち合う場が増えたことなどは、分かりやすい変化と言えるのではないでしょうか。 手放す 重課制度などにより、大切な愛車を売却する決心をしたとします。その際にお勧めしたいのが、旧車専門買取の旧車王です。 旧車王で取り扱っている車種は、13年超はもちろんのこと、20年以上経過した旧車・ネオクラシックカーがほとんどです。つまり、ユーザー様の税金などのお困りごとを解決するために、日々大切な愛車を買取することでお役に立っているということです。 13年超の古い車の買取のことなら旧車王にお任せください! [ライター/旧車王編集部]

日産 R34型GT-RとER34の違いとは?同じR34型なのに中古車価格はひと桁違う!
旧車売買の豆知識 2024.05.21

日産 R34型GT-RとER34の違いとは?同じR34型なのに中古車価格はひと桁違う!

昨今新車販売価格を大きく超える価格で取引されているBNR34型スカイラインGT-Rに対し、同じエンジンパワーのER34型スカイラインは現実的な価格で取引されています。なぜ同じR34型で価格がこれだけ違うのか?R34型スカイラインの開発コンセプトと併せて、BNR34(GT-R)とER34の違いを詳しくご紹介します。 R34型スカイラインを振り返る コンパクトなボディにハイパワーエンジンとアテーサ4WDを搭載することで大成功だったR32型スカイラインに対し、大型化されたR33型スカイラインは市場の支持を得られませんでした。そんな中、第2世代スカイラインの3代目にして、最後モデルとなったR34型スカイラインは、日産の開発陣が満を辞して開発。また、R34型スカイラインには、最上位グレードで人気のGT-Rだけではなく、ユーザー層に合わせて多くのモデルが用意されていました。 R34型の使命はスカイラインの復権 R34型スカイラインは、R32型から続く第2世代最後のモデルとして1998年に登場しました。前作のR33型のセダンライクな大柄なボディデザインや内装が不評だったため、R34型の開発には”スカイライン”の復権という使命が課せられます。 スカイライン本来の魅力を取り戻すべく開発されたR34型で、大きく変更されたのはボディです。「ボディは力だ!ドライビングボディ」のキャッチコピーのもとに開発されたボディはR33からダウンサイジングされ、直線基調のシャープなデザインに生まれ変わりました。つり目となったヘッドライトデザインも含めて、鋭敏な印象に仕上がっています。 また、進化したのはデザインだけではありません。スカイライン本来の走行性能を実現するためにボディ剛性も徹底的に高められています。一般的にボディ剛性を高めると重量は増加しますが、R34型スカイラインはR33型とほぼ同じ重量に抑えられています。 エンジン性能などはグレードによって異なるものの、ボディの刷新によりR34型はスカイライン本来の魅力を取り戻します。しかし、R34型スカイラインは、排ガス規制などの時代背景もあり結果的に第2世代GT-Rの最後のスカイラインとなりました。 走りを意識した「R34」はGT-Rだけじゃない スカイラインを代表するグレードは“GT-R”です。しかし、R34型スカイラインにはグレードによって「BNR34」「ER34」「ENR34」「HR34」の4種の型式があります。このうち、最上位グレードであるGT-RはBNR34型です。 型式に含まれる「R」の文字は“GT-R”の「R」と誤解されがちですが、実は”スカイライン”を示す文字で、全ての型式に記載されています。R以外の文字の意味は、先頭の文字「B」「E」「H」が搭載エンジンで、2文字目に「N」が入っている場合は四輪駆動です。つまり、GT-RであるBNR34とER34は、エンジンと駆動方式が異なるモデルとなります。 BNR34とER34がよく比較される理由は、R34型スカイラインのなかでこの2種のみがスポーツグレードだからです。 ENR34はエンジンのベースこそER34と同じRB25型ですが、ターボが非搭載のため出力は200馬力に抑えられています。HR34はそもそもエンジンの排気量もパワーも最下位のグレードです。 R34型スカイラインのなかで、ER34だけがGT-Rと比肩する280馬力を発生するターボエンジンを搭載するグレードが存在していました。エンジンパワーに合わせて対向ピストンブレーキや電動SUPER HICASなどもも採用されていて、さらに2ドアだけではなく4ドアという選択肢があったのも特徴です。 戦闘力のBNR34かバランスのER34か R34型GT-Rを詳しく見ていくと、クルマの持つポテンシャルを最大限発揮するために開発されたことがよく分かります。一方で、ER34も扱いやすさと性能のバランスが取れた優秀なクルマです。両車の圧倒的な性能の違いは当然価格差に表れていますが、どちらも価格では図れない魅力をもっています。 馬力は同じでも特性がまったく異なるエンジン R34型GT-RであるBNR34に搭載されているエンジンは、2,600cc直列6気筒ツインターボのRB26DETTです。最上位グレードにふさわしく自主規制いっぱいの280馬力を発生し、トルクも40.0kgmまで引き上げられています。ターボエンジンながら、レッドゾーンは8,000回転という高い耐久性を誇る高回転型エンジンで、チューニングベースとしても注目を集めました。 一方、ER34に搭載されたRB25DETエンジンは、シングルタービンながらRB26DETTと同様の280馬力を発生します。しかし、エンジン特性はGT-Rと大きく異なり、日常的な扱いやすさを意識して、低回転域からトルクがマイルドに立ち上がる味付けとされていました。 とにかく速さにこだわったBNR34型 BNR34(GT-R)とER34で決定的に異なるのは、クルマの魅力と性能を最大限引き出す装備です。スポーツグレードとはいえ一般での日常使いも意識して開発されたER34に対し、日産スポーツカーの最上位グレードであるR34型GT-Rは、目一杯“速さ”を追求しています。 R34型GT-Rに搭載されたタービンやインタークーラーは、レースでの使用も見越した600馬力まで対応可能です。さらに、専用開発された6速マニュアルのトランスミッションでエンジンパワーを余すことなく発揮します。 足回りは、専用設計のサスペンションに、純正では異例となる鍛造の18インチ6本スポークホイールが装備されていました。ブレーキも容量の大きいブレンボ製が標準搭載され、そのままサーキット走行できるほど充実した装備でした。 外装には、空力性能をとことん追求し、ベースグレードであっても一般的な乗用車の3分の1のリフトフォース(揚力)に押さえられています。また、上級グレードのVスペックには、アドバンスドエアロシステムを採用。下部のエアフローの改善を意識し新開発された専用のフロントバンパーやリアカーボンディフューザーを装備し、日本車初のマイナスリフトを達成しています。 車内の装備が充実しているのも34型GT-Rの特徴で、水温、ブースト圧などの車両情報をデジタル表示できるマルチファクションディスプレイがインパネ中央部に搭載されました。 扱いやすさと楽しさが共存するFRのER34型 性能や装備ではGT-Rのほうが圧倒的に充実していますが、日常使いからスポーツ走行まで幅広く使用できるのがER34の魅力です。 たとえば、四輪駆動のGT-Rに対してER34は2輪駆動のFRなので、トラクション性能では劣ります。つまり、絶対的な速さではGT-Rには敵いません。しかし、ドライブや買い物といった日常使いから、サーキットでのスポーツ走行で車を操る感覚を楽しめます。 また、チューニングベースとしてもER34は優秀なクルマです。エンジンのRB25DETは、RB26DETT同様耐久性に優れたエンジンのため、チューニングの余地があり、足回りやブレーキなどにも手を入れる余地が残されています。 クルマとして完成されたGT-Rではどこかをチューニングするとバランスが崩れてしまう可能性もありますが、ER34は自分なりにカスタムやチューニングを楽しむことのできるモデルです。 さらに、ボディタイプは2ドアに加えて4ドアモデルもあるため、用途に合わせて選べるでしょう。全長が長く迫力のある4ドア車をあえてドリフトなどのスポーツ走行に使用する人もいます。 R34型GT-Rは無理でもER34の中古車なら狙える R34型GT-Rの中古車価格は、高騰の一途をたどっています。新車価格でも600万円前後でしたが、大手中古車サイトで調査したところ、2002年式R34型GT-Rで5,500万円もの価格がついている車両もありました。 ER34型スカイラインは、一部のチューニングされた車両は500万円前後です。一方2000年式の4ドアモデルでは120万円程度で、現実的な価格推移をしています。 ただし、20年ほど前のクルマなので、市場に出回る台数の減少とともに価格が高騰する可能性は十分にあります。手に入れたい方は早めに検討する必要があるでしょう。 ※中古車相場は2022年9月原稿執筆現在

雹害車を修理するならまずこれをチェック!方法・依頼先・費用を紹介
旧車売買の豆知識 2024.05.17

雹害車を修理するならまずこれをチェック!方法・依頼先・費用を紹介

クルマを運転しているときや屋外駐車場に停めているときに雹が降ると、ボンネットやルーフがへこんだりガラスが割れたりする可能性が高く、非常に危険です。雹とは、積乱雲から降る氷の塊のことです。直径5mm未満の粒をあられというのに対して、雹は5mm以上のものを指し、年々増加傾向にあります。 今回は、雹害の修理方法と依頼先、費用、車両保険の適用について紹介します。愛車が雹害に遭って困っている方は今後の対応の参考にしてみてください。 雹害車の修理方法 雹害車の修理方法は、「デントリペア」「板金塗装」「パーツ交換」の3つです。まずは、それぞれの特徴について解説します。 デントリペア デントリペアとは、クルマにできたへこみを裏から押し出して元の状態に戻す方法です。ヨーロッパで誕生しアメリカで育った技術で、日本に入ってきたのは20年程前といわれています。クルマの修理技術としての歴史はまだ浅いものの、近年の雹害の増加に伴って普及しつつある方法です。 デントリペアの大きなメリットは再塗装をしないで済むことです。たとえば、板金塗装だとへこんだ箇所を引っ張ったり叩いたりしたうえで再塗装する必要があります。 再塗装でボディの色味が変わってしまうケースも多く、ムラがあると売却時に査定額が下がってしまいます。デントリペアであれば塗装には手を加えないため、クルマ本来の価値を維持できるでしょう。 また、外装修理の工程で一番費用がかかるのは塗装であるため、再塗装せずに済むデントリペアでは修理代を大幅に抑えられます。 しかし、被害箇所の数が多いとかえって費用がかさんでしまう点に注意しましょう。へこみ1個単位で修理代が算出されるケースがほとんどであるため、被害が数百箇所にも及ぶ場合は非常に高額な費用がかかる可能性があります。 板金塗装 板金塗装とは、板金と塗装の2つの工程からなる方法です。ボディの鉄板を引っ張ったり叩いたりすることでへこみをなくし、そこに塗装を施してクルマを修復します。また、なかなか直らないへこみや傷の段差を埋めるのにパテを使用する場合もあります。 軽度の被害はもちろんのこと中程度の被害にも対応可能です。デントリペアでは修理が難しいといわれるピラー部分も問題なく修理できます。 パーツ交換 パーツ交換とは、その名の通りクルマのパーツを交換する方法です。デントリペアや板金塗装でも対応ができないほど重大な被害にあってしまった場合に行います。デントリペアや板金塗装では、歪みやへこみなどが完全に元通りにならないケースも見受けられますが、パーツ交換であれば基本的に新品パーツに取り替えるため、仕上がりを心配する必要もありません。 なお、雹によって被害にあいやすいパーツとしては、ボンネット、ルーフパネル、トランクフード、フロントガラス、ヘッドライトなどが挙げられます。 雹害車の修理を依頼できる業者 雹害車の修理を依頼できる業者は、以下の4つです。 ・ディーラー・整備工場・板金修理工場・デントリペア専門店 新車の場合は、購入したディーラーに修理を依頼するのが一般的です。工場に依頼するのであれば、整備工場でも板金修理工場でも問題ありません。 デントリペア専門店とは、その名の通りデントリペアを専門に行う業者です。デントリペアに特化しているため、知識と経験を活かした質の高いサービスに期待できるでしょう。ただし、デントリペアは非常に難しい技術です。経験の浅い業者に依頼してしまうとかえって仕上がりが悪くなってしまうため、慎重に業者を選びましょう。 雹害車の修理費用 雹害の修理費用はクルマの状態によって異なります。被害状況別に修理費用の相場をみていきましょう。 軽度な被害 軽度な被害であればデントリペアで修理できる可能性があります。軽度な被害とは、1個のへこみの大きさが1~2cm程度でぱっと見では雹害だとわかりにくく、被害箇所が数箇所程度の状態です。1箇所あたり1〜3万円ほどの修理費用がかかります。 中程度の被害 中程度の被害にあってしまった場合は板金塗装での修理がよいでしょう。中程度の被害とは、1個のへこみの大きさが2~3cm程度で一目で雹害とわかる状態です。ルーフパネル、ボンネット、トランクフードまで板金塗装した場合で、15万〜30万円程度が相場です。 重度な被害 重度な被害の場合は、パーツを丸ごと交換しなければなりません。重度の被害とは、1個のへこみの大きさが3cmを超え、クルマ全体がボコボコの状態を指します。各パーツの交換費用の目安は以下のとおりです。 ・ルーフパネル 10万〜30万円・ボンネット 6万〜10万円・トランクフード 10万〜15万円・ドアパネル(1枚あたり) 10万〜30万円 雹害車には車両保険が使える 深刻な雹害にあった場合、クルマの修理もしくはパーツの交換費用は高額になってしまいます。車両保険が使えるのかどうか不安な方もいるかと思いますが、結論からいうと使用可能です。ここからは、雹害にあった際の車両保険の特徴や注意点について解説します。 雹害車は「エコノミー型」でも補償される 車両保険には「一般型」と、保険料が安い「エコノミー型」の2種類があります。補償範囲が限定的な「エコノミー型」にも「飛来・落下物との衝突」が含まれており、雹害への補償が可能です。 なお、クルマが全損だった場合は、免責金額は引かれずに、設定された車両保険金額が保険金として支払われます。全損には、クルマが大破して修理不可能な状態の「物理的全損」と、修理費用が保険金額を超えた場合の「経済的全損」の2種類があります。たとえば、修理が可能ではあるものの保険金額が100万円で修理費用が120万円だった場合は、経済的全損の対象です。 雹害で保険を使うと1等級ダウンする 雹害で車両保険を使った場合、翌年は1等級ダウンします。また、事故あり係数適用期間が1年加算されます。なお、他のクルマとの衝突事故や単独事故の場合は3等級ダウンです。雹害などの自然災害による被害は、人為的な判断ミスや運転ミスによる事故ではないため、1等級ダウンだけで済みます。 また、1等級ダウンの場合は事故あり係数適用期間が2年後にはリセットされるため、車両保険を利用するメリットは大きいといえるでしょう。 保険の請求期限は「事故発生から3年以内」 雹に限らず、車両保険の請求期限は損害を受けてから3年です。つまり、雹が降った日から3年以内に請求しなければ、保険金を受け取ることができません。 また、期限ギリギリに請求すると雹とクルマの損傷の関連性が十分に認められず、保険金が減ってしまう場合があります。損害の程度にかかわらずなるべく早めに手続きしましょう。 修理しなくても保険を使ってOK クルマを修理せずに保険金のみを受け取ることも可能です。保険金は修理費用としてではなく、クルマの買い替えの資金や他の用途にも使えます。ただし、保険金を確定させる必要があるため、整備工場もしくは板金塗装工場に概算見積もりをしてもらわなければなりません。工場によっては見積もり費用が発生するケースもあるため、事前に料金を確認しておきましょう。 また、受け取った保険金でクルマを買い替える場合は、納車されるまでの間に代車が必要なケースもあります。たとえば、雹害によりフロントガラスが割れてしまった場合、そのまま公道を走ると違反行為とみなされます。(道路交通法「62条」) 走行に支障をきたす故障や不具合がある場合には、代車を手配しなければなりません。保険会社によっては代車を手配する特約を用意している場合もあるため、ご自身が契約した内容を確認してみてください。 注意!雹害で修理すると「修復歴あり」になる可能性あり 雹害で修理した場合、クルマが「修復歴あり」扱いになる可能性があります。 雹は大きいものだとゴルフボール程度の大きさで、時速100km以上もの速度で落下します。ルーフパネルやリアフェンダーなどのいわゆる骨格と呼ばれる部分にも深刻なダメージを与えるケースも多く、前述の通りパーツを丸ごと交換することも珍しくありません。骨格部分を交換すると「修復歴あり」になってクルマの価値が落ちてしまいます。将来的に売却する際の査定額にマイナスな影響が出てしまうため、留意しておきましょう。 次から気をつけたい!雹害への備え 雹害への備えとしておすすめしたいのは、以下の2つです。 ・カーポートの設置・毛布や厚手のボディカバーで覆う 持ち家にお住まいなのであれば、カーポートを設置すると安心です。設置費用は高額ですが、雹以外にも花粉や紫外線などから守ってくれるため、クルマの良好な状態を維持するために有効です。カーポートを設置できず、屋内駐車場に停めるのも難しい場合は、毛布や厚手のボディカバーでクルマを覆うと雹害を防止できるでしょう。 運転中に雹が降ってきた場合には周囲の状況を確認しつつクルマを道の端に寄せて停車し、雹が降り止むまで待機しましょう。雹の大きさや量によっては命に関わる重大な事故に発展しかねません。無理な運転は避けましょう。 また、1年のなかで雹が最も降りやすいのは5月~7月の初夏です。大気の状態が不安定で、雹を降らせる積乱雲や入道雲が発生しやすいためです。雹害に備えておくなら、初夏の前には準備しておきましょう。 まとめ 雹害車の修理方法と費用、依頼できる業者、車両保険について解説しました。 雹害車の修理方法は、先述の通り「デントリペア」「板金塗装」「パーツ交換」の3つがあります。被害の程度によって適切な修理方法や費用が異なりますが、雹害にあうと高額な費用がかかってしまうケースが多いです。しかし、車両保険に加入していれば補償されるため契約内容を確認したうえで、修理と手続きを進めましょう。 しかし、数十年も前に発売された古いクルマだと車両保険を付帯できないケースが多いです。パーツも少なく修理するにも費用がかさむ可能性もあるため、思い切って売却するのも1つの方法といえるでしょう。

クルマの修理と買い替えはどっちがよい?悩んだときの解決方法を紹介
旧車売買の豆知識 2024.05.17

クルマの修理と買い替えはどっちがよい?悩んだときの解決方法を紹介

クルマを使っていると、故障したり事故を起こしたりするリスクがあります。何らかのトラブルによってクルマが破損した場合、修理したほうがよいのか、買い替えたほうがよいのか悩む方は多いのではないでしょうか。 今回は、クルマが破損したときの対応の判断基準について解説します。クルマを修理するか買い替えるか悩んだ場合に参考にしてみてください。 クルマを修理するか買い替えるかの判断基準 クルマを修理するか買い替えるか判断するときは、修理費用やリセールバリューへの影響などを考える必要があります。ここからは、修理と買い替えの判断基準について解説します。 修理費用 修理の見積もりを出してもらったときに、予想以上に高額になった場合は買い替えも視野にいれるとよいでしょう。 クルマがキズついたり破損したりしたときは、修理できるか相談すると同時に修理費用の見積もりを出してもらえることが多いです。算出してもらった見積額が予想以上に高く、修理に多額の費用がかかるのであれば、修理してもらう予定だった費用を新しいクルマの頭金に充てるほうがよいでしょう。 ただし、クルマに愛着があったり、ローンの残債が多く残っていたりする場合は、修理に出したほうがよいでしょう。 現在の経済状況やクルマに関する支払い、クルマに対する想いなどと修理費用のバランスを総合的に考えて、修理するか買い替えるか決めることが大切です。 リセールバリューへの影響 クルマを売却するときのことも考えて修理するかどうかを決めましょう。 クルマの修理には、リセールバリューに大きく影響する修理(クルマのフレームなどの修理)とあまり影響しない修理(すりキズや凹みなどの修理)があります。もし、リセールバリューに影響する修理をする場合は、いつまで今のクルマに乗り続けるか、いつ頃に売却する予定なのかなど、先々のプランまで考えてから修理するか判断しましょう。 クルマを修理したほうがよいケース ここからは、クルマを修理したほうがよいケースについて解説します。ここで解説する条件に当てはまる場合は、多少修理費用が高くても、クルマを修理したほうがよいでしょう。 メーカー保証を利用できる メーカー保証を利用できる場合は修理したほうがよいでしょう。メーカー保証で修理できる内容や範囲は限られていますが、適用できる修理であれば費用を負担する必要がありません。そのため、走行に関わる重要な機関に関する不具合が発生したり故障したりしたときは、メーカー保証が適用できるか確認しましょう。 走行距離が短い 走行距離が短かったり年式が新しかったりするクルマや、購入して間もないクルマであれば修理したほうがよいでしょう。クルマは時間が経過しても一定の価値を維持し続け、資産としての価値が残ります。 ただし、購入して間もない時期は、購入額より売却額のほうが低いケースが多いです。また、買ってから数年しか経過していない新車の場合は、メーカー保証で修理できる可能性があります。そのため、購入してからの日が浅く走行距離が短い場合は、修理して乗り続けたほうが出費を抑えられるでしょう。 ローン残債が多い クルマをローンで購入している場合で、残債が多い時期の故障や損傷は、修理したほうがよいでしょう。ローンの残債が多い状態でクルマを買い替えると、返済分と新たなクルマを購入費用が重なり、修理費用以上の出費になる可能性が高いです。 クルマの売却によって返済額を多少減らすことはできますが、残債を相殺するだけの査定額にならない場合もあります。そのため、ローン残債が多いときは、修理したほうがよいでしょう。 車検を通して間もない 車検を通して間もないときの故障や損傷は修理したほうがよいでしょう。車検を通したばかりのタイミングで買い替えても、車検費用分が査定額に上乗せされることはあまりなく、車検費用分を損してしまう可能性が高いです。 そのため、車検直後の故障や損傷は修理したほうがよいといえるでしょう。ただし、流通台数の限られている希少車や名車は、売却時にプレミア価格がつく可能性が高いです。よって、車検直後の売却が必ず損になるわけではありません。 消耗品の劣化が少ない 消耗品の劣化が少ない場合は、修理したほうがよいでしょう。クルマは、時間が経過するほど部品が劣化します。言い替えれば、新車や点検・整備した直後であれば、部品の劣化が少なく、この先もしばらく乗り続けられる状態ということです。このような場合は、買い替えよりも修理のほうが出費を抑えられる可能性があります。修理費用と査定額を比べて、安く抑えられるほうを選択するとよいでしょう。 経済的に余裕がない 経済的に余裕がない場合は修理したほうがよいでしょう。修理費用が高額な場合、買い替えも視野に入れる方も少なくありません。しかし、買い替え費用(ローンの一括返済等を含む)が修理費用より高額な場合や多重ローンを組む可能性がある場合は修理のほうがよいといえます。 クルマを買い換えたほうがよいケース ここからは、買い替えしたほうがよいケースについて解説します。 初年度登録から10年以上が経っている 初年度登録から10年以上経過している場合は、買い替えを検討するとよいでしょう。必ず買い替えたほうがよいわけではありませんが、初年度登録から10年以上経過すると、交換部品やメンテナンス・調整すべき部品が増えます。そのため、買い替え費用より修理費用のほうが高いケースが増えます。 修理費用が予想以上に高額になる場合や新しいクルマに乗り換えたほうがメンテナンスが楽になる場合は、買い替えたほうがよいでしょう。 走行距離が10万kmを超えている 走行距離が10万kmを超えている場合も、初年度登録から10年以上経過している場合と同じように、交換部品や調整・メンテナンス部品が増えます。そのため、買い替えを検討するとよいでしょう。 買い換えるクルマの価格と修理費用に大きな差がない 修理費用の見積もりを出したときに、買い替え費用との差が小さい場合は、買い替えを検討するとよいでしょう。直して乗り続けたいほど愛着がある場合は修理したほうがよいですが、新しいクルマに買い替えて心機一転したいと考えているのであれば買い替えをおすすめします。 水没した クルマが水没した場合は、買い替えを検討したほうがよいでしょう。水没すると走行に重大な問題が発生する可能性があるだけではなく、室内に悪臭が残ったり修理後のトラブル率が高くなったりする恐れがあります。そのため、水没した場合は、クルマを買い替えて新しいクルマでカーライフを再開したほうがよいでしょう。 骨格部分が大きく損傷している クルマの骨格部分が大きく損傷した場合も、買い替えたほうがよいです。クルマの骨格は、走行性能のみならず、事故の際の乗員保護性にも影響します。そのため、クルマの骨格が大きく変形したり損傷したりするなどのダメージを受けた場合は、安全性を確保する意味でも買い替えをおすすめします。 クルマの修理費用の目安 クルマの修理費用は、場所や部品によって異なため、一概に◯◯万円と断言できません。あくまで目安となる修理費用を紹介します。 ・小さなキズや凹み:数千円〜数万円・ガラス交換を含む修理:5万円程度〜・センサー類の調整:1万〜3万円程度・パネル(ドアパネルやボンネットなど)の交換を含む修理:20万円〜50万円程度・骨格部分の損傷を含む修理:30万円程度〜・エンジンや電装品交換を含む修理:10万円程度〜 運転支援システムが搭載されているクルマや複数のセンシング装置が装着されているクルマの場合は、細かな調整や設定、微調整などが必要なため、プラス10万円以上かかると考えておくとよいでしょう。 まとめ クルマの修理費用は、損傷した箇所によって大きく異なります。そのため、現在の経済状況やクルマに対する愛着、年式や走行距離などに応じて、修理するか買い替えるか検討しましょう。悩んだときは、修理業者や販売店など、クルマに関するプロに相談して決めることをおすすめします。

8ナンバー車の車検は何年ごとに受ける?車検の内容や費用を紹介
旧車売買の豆知識 2024.04.26

8ナンバー車の車検は何年ごとに受ける?車検の内容や費用を紹介

8ナンバー車の車検のサイクルは自家用車と異なります。適切な頻度で受けるためにも、8ナンバー車の車検のサイクルを把握しておきましょう。 この記事では、8ナンバー車の車検の期間や内容、費用も紹介します。 8ナンバー車の基準 8ナンバー車とは、ベースの車輌を改造して特殊な設備を備えたクルマのことです。ナンバープレートの地名の横に記載されている2〜3桁の頭の数字が8から始まる場合、8ナンバー車に該当します。 自動車の用途は「特種用途自動車」に区分され、全部で78種類の車体形状があります。たとえば、救急車や消防車などの緊急車輌のほかに、特殊な設備が備えられた以下のクルマも8ナンバー車です。 ・郵便車(13形状)・アスファルト運搬車(15形状)・車いす移動車(2形状)・キャンピングカー(3形状) 自家用車を改造して8ナンバーとして登録することもできます。ただし、8ナンバーとしてクルマを登録するには、条件をクリアしたうえで構造変更手続きをしなければなりません。 8ナンバー車の車検は何年ごとに受けるのか 8ナンバー車は、新車で登録してから2年後に初回車検、以降も2年ごとに車検を受ける必要があります。貨物自動車(1ナンバー車や4ナンバー車)は、新車で登録してから2年後に初回車検、以降は1年ごとに受けなければなりません。(一部を除く) 8ナンバー車は2年に1回で済むため、車検にかかる費用や手間を抑えられます。なお、日常で使用している自家用乗用車(3ナンバー車や5ナンバー車)は、新車で登録してから3年後に初回車検、以降は2年ごとに車検を受けます。 8ナンバー車の車検費用 8ナンバー車にかかる車検費用は、他の用途のクルマと異なります。ここから、8ナンバー車の車検費用について詳しく紹介します。 車検料金 車検料金は、依頼先の業者によって異なります。8ナンバー車は、特殊な設備が備えられているため、自家用乗用車より車検費用が高く設定されているケースが多い傾向にあります。 また、特殊な設備が備えられていることにより、車検を受け付けてもらえないケースも少なくありません。購入店またはベース車輌のディーラーに、8ナンバー車の車検が可能かどうか確認してみてください。 なお、車検料金のほかに整備箇所の部品代や工賃もかかります。 自賠責保険料 自賠責保険料は用途や車種、契約期間によって保険料が異なります。自賠責保険料とは、事故発生時に被害者を補償する保険のことであり、公道を走行する際に必ず加入しなければなりません。 8ナンバー車は2年ごとに車検を受ける必要があるため、基本的に24ヶ月で加入します。8ナンバー車の自賠責保険料は以下のとおりです。 ■24ヶ月・3輪以上の自動車(キャンピングカーなど):1万9,980円・軽自動車(検査対象車):1万1,290円・緊急自動車:7,470円・霊きゅう自動車:7,930円・教習自動車:7,930円 ■25ヶ月・3輪以上の自動車(キャンピングカーなど):2万580円・軽自動車(検査対象車):1万1,530円・緊急自動車:7,560円・霊きゅう自動車:8,040円・教習自動車:8,040円 ※離島以外の地域(沖縄を除く) 出典:損害保険料率算出機構「2.基準料率 (その5 28〜21ヶ月契約)」 自家用乗用車の24ヶ月分の自賠責保険料は1万7,650円です。一部のクルマを除いて、8ナンバー車のほうが保険料が高いことに留意してください。 なお、8ナンバー車であることは任意保険料に影響しません。8ナンバー車でも、自家用車と同様の方法で任意保険料が算出されます。ただし、保険会社によっては8ナンバー車の任意保険を取り扱っていない場合がある点に注意しましょう。 重量税 4ナンバー車の重量税は、車輌総重量によって税額が決まります。税額は以下のとおりです。 ■〜1t:8,200円13年経過:1万1,400円・18年経過:1万2,600円 ■〜2t:1万6,400円13年経過:2万2,800円・18年経過:2万5,200円 ■〜3t:2万4,600円13年経過:3万4,200円・18年経過:3万7,800円 ■〜4t:3万2,800円13年経過:4万5,600円・18年経過:5万400円 ■〜5t:4万1,000円13年経過:5万7,000円・18年経過:6万3,000円 出典:国土交通省「2023年5月1日からの自動車重量税の税額表」 なお、自動車税に関しては自家用乗用車より税額が安くなっています。排気量2L〜2.5Lの場合、8ナンバー車は3万4,800円、自家用乗用車は4万3,500円です。 参考:千葉県ホームページ「令和5年度自動車税種別割税率及び月割税額早見表」 印紙代 8ナンバー車の印紙代は、依頼する業者が「指定工場」か「認証工場」かによって、金額が異なります。 各工場ごとの印紙代は、以下のとおりです。 ・指定工場:1,800円・認証工場:2,300円  指定工場は、自社の工場で車検の検査を行えます。「保安基準適合証」を交付できる工場のため、運輸支局に車輌を持ち込む必要がありません。 一方、認証工場では車検の検査を実施できません。車輌を運輸支局に持ち込む必要があります。印紙代を抑えたい場合は、指定工場の認証を受けている業者に依頼しましょう。 なお、ほとんどのディーラーや車検専門店、自動車販売店は指定工場の認証を受けています。 参考:国土交通省「登録・検査手数料一覧表」 8ナンバーのメリット・デメリット 8ナンバー車のメリットとデメリットは、以下のとおりです。 ■メリット・自動車税が自家用車より安い・貨物車(1ナンバー車や4ナンバー車)より車検のサイクルが長い ■デメリット・自賠責保険料が高い・任意保険を扱っていない保険会社もある 8ナンバー車は自賠責保険料が高く、任意保険を取扱っている保険会社が限られているものの、税金の納付額や車検の回数を抑えられます。そのため、8ナンバーに登録し直せばクルマの維持費を抑えられる場合があります。 たとえば、4ナンバーとして登録しているハイエースをキャンピングカーに改造して、8ナンバーを取得するといった方法です。ただし、8ナンバーを取得するには定められた条件をクリアしたうえで、構造変更手続きを運輸支局で行う必要があります。 構造変更手続きには書類審査と実車審査があり、厳しい審査に合格しなければ8ナンバーを取得できません。過去に節税目的で不正に8ナンバーを取得するユーザーが増えたために、構造変更手続きが厳格化されました。8ナンバーへの登録を検討される場合には、条件と手続きの手間を十分に理解したうえで行いましょう。 まとめ 8ナンバー車は、新車で登録してから2年後に初回車検、以降は2年ごとに車検を受けます。車検費用の内訳は他のクルマと同じではあるものの、自動車税が安いため、8ナンバーに登録し直せばクルマの維持費を抑えることが可能です。ただし、8ナンバーに登録し直すには車輌を改造して、運輸支局で構造変更手続きをしなければなりません。 しかし、構造変更手続きは厳しくなっており、容易に8ナンバーを取得できない可能性もあります。8ナンバーの構造変更を検討している場合は、改造や手続きの手間を考慮しましょう。  

4ナンバー車の車検は何年ごと?5ナンバー車との維持費も比較
旧車売買の豆知識 2024.04.26

4ナンバー車の車検は何年ごと?5ナンバー車との維持費も比較

4ナンバー車は、自家用乗用車とは異なり1年ごとに車検を受ける必要があります。費用も異なるため、4ナンバー車の車検を受ける前に正しい情報を知っておくとよいでしょう。 この記事では、4ナンバー車の車検期間や費用について紹介します。 4ナンバー車の基準 4ナンバー車とは、自動車のナンバープレートの地名の横に記されている分類番号が「4」から始まるクルマのことです。 分類番号はクルマの用途や大きさなどによって分けられており、4ナンバーは「小型貨物自動車」または「軽貨物自動車」に該当します。たとえば、貨物運送を目的としたワゴン車や軽トラックなどがあります。 参考:国土交通省「ナンバープレートについて(登録部門)」 荷物を運ぶためのクルマであることから、以下の基準を満たさないと4ナンバー車として登録できません。 ・車輌の荷物積載スペースの床面積が1㎡以上ある(軽自動車は0.6㎡以上)・後部座席より荷物を乗せるスペースが広い・積載可能重量が乗車定員重量より重い(乗員一人55kgとして計算)・荷物の積降口が横80cm以上、高さ80㎝以上ある(軽自動車は横60cm以上、高さ80cm以上)・荷物を乗せるスペースと人が乗る席の間に壁や保護仕切りがある 出典:国土交通省「自動車の用途等の区分について(依命通達)」 また、4ナンバー車は以下の車輌サイズや排気量の基準を満たす必要があります。 ・全長:4,700mm以下(軽自動車は3,400mm以下)・全幅:1,700mm以下(軽自動車は1,700mm以下)・全高:2,000mm以下(軽自動車は2,000mm以下)・排気量:660cc以上〜2,000cc以下             上記の基準を1つでも満たない場合は、4ナンバー車ではなく1ナンバー車(普通貨物自動車)として登録しなければなりません。 4ナンバー車の車検は何年ごとに受けるのか 4ナンバー車は、事業用や自家用などの用途を問わず、以下のとおりに車検を受けます。 ・車輌総重量8t未満:1年ごと(初回車検は新車登録してから2年後)・車輌総重量8t以上:1年ごと・軽自動車:2年ごと 4ナンバー車であっても、車種によって車検の有効期限が異なることに留意してください。 なお、8ナンバー車は新車で登録してから2年後、以降も2年ごとに車検を受ける必要があります。8ナンバー車とは特種用途自動車のことで、消防車や救急車などの緊急自動車のほかに、ゴミ収集車やキャンピングカーも該当します。 4ナンバー車の車検費用・税金 4ナンバー車は、貨物自動車として登録されているため、日常で使用している自家用乗用車(3ナンバー車や5ナンバー車)とは車検費用や税金が異なります。 続いて、4ナンバー車の車検費用や税金を紹介します。 車検料金 4ナンバー車の車検料金は車種や依頼する業者によって異なり、目安は2万〜5万円程度です。車検料金とはクルマの整備費用のことで、部品代や工賃のほかに保安基準に適しているかどうかの検査費用も含まれています。 費用を抑えたい場合は、車検料金を低く設定している業者に依頼するとよいでしょう。なお、近年では車種を問わず車検料金を一律にしている業者もいます。 自賠責保険料 4ナンバー車の車検にかかる自賠責保険料は、以下のとおりです。 【小型貨物自動車】■12ヶ月・自家用:1万2,850円・営業:1万5,830円■24ヶ月・自家用:2万340円・営業:2万6,240円 【軽貨物自動車(検査対象車)】■24ヶ月:1万7,540円 出典:自動車損害賠償責任保険基準料率表_2023年1月18日届出 4ナンバー車は、長距離走行が多いと想定されており、事故のリスクが高いため保険料が高く設定されています。現に自家用乗用車の24ヶ月分1万7,650円に対して、4ナンバー車は2万340円と、2,690円の差があります。 重量税 3ナンバー車や5ナンバー車の場合、重量税は車輌重量をもとに算出されますが、4ナンバー車は車輌総重量によって税額が決まります。また、車齢が13年または18年を超えた場合は、それぞれ重課されます。 4ナンバー車の1年あたりの重量税は、以下のとおりです。 【自家用4ナンバー車】 ・1t以下:3,300円・1t超2t以下:6,600円・2t超3t以下:9,900円・3t超4t以下:1万3,200円・4t超5t以下:2万500円・5t超6t以下:2万7,500円・6t超7t以: 2万8,700円・7t超8t以下:3万2,800円 【事業用4ナンバー車】 ・1t以下:2,600円・1t超2t以下:5,200円・2t超3t以下:7,800円・3t超4t以下:1万400円・4t超5t以下:1万3,000円・5t超6t以下:1万5,600円・6t超7t以下:1万8,200円・7t超8t以下:2万800円 【軽貨物自動車(検査対象車)】・一律 6,600円 出典:国土交通省「継続検査等時における自動車重量税の税額」 印紙代 4ナンバー車の印紙代は、どこで車検を受けるかによって金額が異なります。クルマの整備工場には「指定工場」と「認証工場」があります。 指定工場は自社の工場で車検の検査を行えるため、検査終了後に発行する保安基準適合書を運輸支局に提出すれば、更新後の車検証が交付されます。一方、認証工場は自社の工場で車検の検査を行えないため、クルマを運輸支局の車検検査場に持ち込まなければ更新後の車検証が交付されません。 指定工場と認証工場で車検を受けた場合、印紙代は以下のとおりです。 ・指定工場:1,800円・認証工場:2,200円 出典:国土交通省「検査手数料」 印紙代を抑えたい場合は、指定工場で車検を依頼するとよいでしょう。なお、多くのディーラーや整備工場は指定工場の認証を受けています。 車検に関する4ナンバー車のメリット・デメリット 4ナンバー車は貨物自動車に分類されるため、自家用乗用車と比べて車検制度や税金などが異なります。車検に関する4ナンバー車のメリットとデメリットは以下のとおりです。 メリット 4ナンバー車のメリットは、自動車税が安い点です。 自動車税は基本的にクルマの排気量に応じて税額が変わるものですが、4ナンバー車は最大積載量で金額が決まります。4ナンバー車と自家用乗用車の自動車税の違いは、以下のとおりです。 ・4ナンバー車:最大積載量1t以下 排気量1.5L以上(4人乗り以上) 1万6,000円・自家用乗用車:総排気量1.5L〜2L以下 3万6,000円 デメリット 4ナンバー車のデメリットは、車検の頻度が高いことです。車輌総重量が8t未満の場合、初回車検以降は1年ごとに車検を受ける必要があるため、その分維持費がかかります。また、自家用乗用車よりも自賠責保険料が高いため、より費用がかさんでしまいます。 ただし、車検の頻度が高いほどクルマを点検する機会が増えるため、安心感を得られるでしょう。 なお、軽貨物自動車の初回車検以降は、自家用乗用車と同様に2年ごとに車検を受けます。4ナンバー車の維持費を抑えたい場合は、軽自動車を選択するとよいでしょう。 5ナンバー車と4ナンバー車の車検の違い 5ナンバー車と4ナンバー車の車検内容の違いは以下のとおりです。 ・自賠責保険料が異なる・重量税が異なる・車検の頻度が異なる 上記により、5ナンバー車と4ナンバー車では車検にかかる費用が異なります。 続いて、5ナンバー車と4ナンバー車の2年間でかかる維持費を比較してみましょう。 【5ナンバー車】2年に1回車検を実施モデル例:トヨタ ノア X スペシャルエディション(2013年式)排気量:1,986cc 車輌重量:1,590kg ■自動車税:7万2,000円(2年分)※3万6,000円×2 ■車検費用:10万2,650円(1回分)(車検費用の内訳)・車検料金:5万円・自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月分)・重量税:3万2,800円・印紙代:2,200円 5ナンバー車の2年間の維持費は17万4,650円程度です。 【4ナンバー車】1年に1回車検を実施モデル例:トヨタ ハイエースバン スーパーGL(2010年式)最大積載量:1,000kg 車輌総重量:2,140kg ■自動車税:1万6,000円(2年分)※8,000円×2 ■車検費用:14万9,900円(2回分)(車検費用の内訳)・車検料金:5万円・自賠責保険:1万2,850円(12ヶ月分)・重量税:9,900円・印紙代:2,200円 4ナンバー車の2年間の維持費は16万5,900円程度です。   ※モデルや用途によって金額は変動します。 まとめ 4ナンバー車は、以下の間隔で車検を受けます。 ・車輌総重量8t未満:初回2年、以降1年ごと・車輌総重量8t以上:1年ごと・軽自動車:2年ごと 4ナンバー車は、自動車税を抑えられるメリットがある一方、車検の頻度が多く自賠責保険料が高いデメリットがあります。 4ナンバー車を登録する際は、メリットとデメリットを理解したうえで、自分のライフスタイルやニーズに合っているかどうかを判断することが重要です。とくに、車検や保険料などは長期的に考えると大きな負担になるため、しっかりと確認しておきましょう。

車検の頻度が3年に1回のクルマは?3年目の車検の特徴や費用も紹介
旧車売買の豆知識 2024.04.26

車検の頻度が3年に1回のクルマは?3年目の車検の特徴や費用も紹介

クルマは2年ごとに車検を受けないと、公道を走行できません。ただし、クルマによっては登録してから3年後に車検を受ける場合もあります。 適切な頻度で受けられるように車検のサイクルについての知識を深めましょう。この記事では、車検の頻度が3年のクルマや、初回車検の費用の目安について紹介します。 車検の有効期限が初回3年のクルマ 車検の有効期限が初回3年のクルマは、自家用乗用車と自家用軽自動車です。 もともと自家用乗用車の初回車検は、新車で登録してから2年後でしたが、昭和58年に3年へ延長されました。 ここでは、車検の有効期限が初回3年のクルマの詳細を紹介します。 自家用乗用車(普通・小型) 自家用乗用車とは、人の移動のために利用される、定員10人以下のクルマのことです。買い物や通勤など日常で使用しているクルマであり、普通車(3ナンバー車)や小型車(5ナンバー車)が該当します。 普通車と小型車の規格は、以下のとおりです。 ▪︎普通車・排気量:2,001cc以上・全長:4,701cm以上・全幅:1,701mm以上・全高:2,001mm以上 ▪︎小型車・排気量:660cc〜2,000cc以下・全長:4,700mm以下・全幅:1,700mm以下・全高:2,000m以下 ただし、自家用乗用車でも、レンタカーは新車で登録してから2年後に初回車検を受けます。個人が所有する自家用乗用車とは初回車検の時期が異なることに留意してください。 自家用軽自動車 自家用軽自動車とは、黄色のナンバープレートが取り付けられている、人の移動のために利用されるクルマのことです。自家用乗用車と同様に普段の日常で使用されているクルマであり、以下の規格が定められています。 ・排気量:660cc以下・全長:3,400mm以下・全幅:1,480mm以下・全高:2,000mm以下 出典:軽自動車検査協会「軽自動車の規格のはじまり」 新古車は3年よりも短くなることに注意 新古車とは、試乗車や展示車として使うため、もしくは販売ノルマ達成のために販売店やディーラーが自社名義で登録しているクルマです。新車の場合は購入時点で名義を登録するため、そこから3年が車検の有効期間になります。しかし、新古車の場合は購入より前に名義が登録されているため、買ってから初回車検までの期間が3年よりも短くなってしまいます。 たとえば、以下の新古車を2024年4月に購入しても、初度登録年月日から3年後の2026年10月25日までに受ける必要があります。 ・初年度登録月日:2023年10月25日・車検満了日:2026年10月25日 新古車の初回車検は、購入してからぴったり3年後ではないことに留意してください。 2回目以降の車検は2年ごとに受ける 自家用乗用車の2回目以降の車検は、2年ごとに受けます。たとえば、2024年4月30日に初度登録をした場合、クルマの車検のサイクルは以下のとおりです。 ・初回車検:2027年4月30日まで・2回目の車検:2029年4月30日まで・3回目の車検:2031年4月30日まで・4回目の車検:2033年4月30日まで・5回目の車検:2035年4月30日まで・以降も2年ごと 自家用乗用車の初回車検は3年、以降は2年ごとと覚えておきましょう。 初回の車検の有効期限が1年・2年のクルマ クルマによっては、新車で登録してから1〜2年後に初回車検を受ける場合もあります。 初回車検の有効期限が1年のクルマの一例は、以下のとおりです。 【自家用】・貨物自動車 ※8t以上・大型特殊貨物自動車 ※8t以上・幼児専用バス ※定員10人以下・マイクロバス ※定員11人以下【運送事業用】・旅客自動車(バス、タクシー、ハイヤー)・貨物自動車 ※8t以上 初回車検の有効期限が2年のクルマの一例は、以下のとおりです。 【自家用】・貨物自動車 ※8t未満 以降1年ごと・軽貨物自動車 以降2年ごと・特種用途自動車 以降2年ごと(貨物用の一部は初回車検が1年)・大型特殊自動車 以降2年ごと(貨物用の一部は初回車検が1年)【運送事業用】・旅客自動車(軽自動車) 以降2年ごと・貨物自動車 ※8t未満 以降1年ごと【レンタカー】・乗用車(普通・小型・軽自動車) 以降1年ごと 事業用や使用頻度が多いクルマは、自家用乗用車より走行距離が延びやすく、部品の消耗が早い傾向にあります。そのため、新車で登録してから1〜2年後に初回車検を受ける必要があり、自家用乗用車と車検のサイクルが異なります。 3年目の車検の特徴 3年目の車検は初回車検にあたり、異常がないケースが多いため、整備しなくても車検に通ることがほとんどです。ただし、クルマの使い方や状態によっては、多くの部品交換を業者に提案される可能性があります。 たとえば、以下のような部品があげられます。 ■エンジンオイル・交換目安:3,000〜5,000km(3ヶ月〜6ヶ月)に1回 ■エンジンオイルフィルター・交換目安:エンジンオイル交換2回のうち1回 ■バッテリー交換目安:2〜3年に1回 ■ブレーキフルード・交換目安:2年に1回 ■ブレーキパッド・交換目安:3万km〜5万kmに1回 ■スパークプラグ・交換目安:1万5,000km〜2万kmに1回 ■クーラント液・交換目安:2年に1回 ■エアコンフィルター・交換目安:1年に1回 ■ワイパーゴム・交換目安:1年に1回 提案された部品を交換しておけば、良好なコンディションで運転できるうえに、クルマの故障を防げます。売却時に高値がつく可能性も高くなるでしょう。 業者に提案されたとはいえ、部品の劣化は車検に響くわけではないため、交換を見送ることも可能です。しかし、以下のような状態では保安基準を満たしていないため、交換もしくは整備しなければ車検に通りません。 ・タイヤの溝の残量が1.6mm以下・ライト類の球切れ・オイル類の漏れ 3年目の車検の費用の目安 3年目の車検の費用の目安は、以下のとおりです。 ・軽自動車:5万5,940円〜9万5,940円程度・5ナンバー車:7万円4,050円〜13万4,050円程度・3ナンバー車:9万8,450円〜15万2,250円程度 車検費用の内訳や各クルマのシミュレーションをみていきましょう。 費用の内訳 車検の費用は「法定費用」と「整備費用」の2つに分けられます。法定費用は以下の3つで構成されており、どこの業者に依頼しても金額は変わりません。 ・自動車重量税(2年分)※車輌重量や年式で異なる・自賠責保険料(24ヶ月または25ヶ月分)・印紙代 一方、整備費用には以下3つがあり、車検を依頼する業者やクルマの状態で金額が変わります。 ・車検基本料・部品代・工賃 なかでも車検基本料は、業者によって数万円程度の差があります。各業者ごとの車検基本料の目安は、以下のとおりです。 ・ディーラー 3万円〜8万円程度・整備工場 2万円〜6万円程度・カー用品店 1万円〜4万円程度・ガソリンスタンド 1万5,000円〜3万円程度・車検専門店 1万円〜3万円程度 費用を抑えたい場合は、車検基本料を低く設定している業者に車検を依頼するとよいでしょう。 ただし、車検基本料が低く設定されている場合、最低限の項目しか整備を実施しないケースがあります。愛車のコンディションを良好に保ちたい場合は、ディーラーや整備工場に依頼しましょう。 シミュレーション 3年目の車検の費用がどれくらいかかるのか、シミュレーションしてみましょう。各車種の目安の金額は、以下のとおりです。 【軽自動車】N-BOXやタントなど ■法定費用自動車重量税:6,600円自賠責保険料:1万7,540円印紙代:1,800〜2,300円 ■整備費用車検基本料:1万円〜5万円程度部品代:1万5,000円程度工賃:5,000円程度 ■合計:5万5,940円〜9万6,440円程度 【5ナンバー車】アクアやノートなど ■法定費用自動車重量税:2万4,600円 ※車種によって変動自賠責保険料:1万7,650円印紙代:1,800〜2,300円 ■整備費用車検基本料:1万円〜7万円程度部品代:1万5,000円程度工賃:5,000円程度 ■合計:7万円4,050円〜13万4,550円程度 【3ナンバー車】VOXYやステップワゴンなど ■法定費用自動車重量税:3万2,800円 ※車種によって変動自賠責保険料:1万7,650円印紙代:1,800〜2,300円 ■整備費用車検基本料:1万円〜8万円程度部品代:1万5,000円程度工賃:5,000円程度 ■合計:8万2,250円〜15万2,750円程度 参考:国土交通省「2023年5月1日からの自動車重量税の税額表 /三井住友海上「自賠責保険 保険料例(本土用)」/国土交通省「登録・検査手数料一覧表」 3年目の車検は、エコカー減税の対象になるケースが多く、重量税が減免または減税されます。愛車がエコカー減税の対象かどうかは、こちらからチェックしてください。 まとめ 初回車検が登録から3年後のクルマは、自家用乗用車と自家用軽自動車です。初回車検以降は、2年ごとに車検を受けます。 ただし、新古車の場合はすでに登録されているため、初回車検は購入してから3年後ではありません。新古車の初回車検は、初度登録日から3年後のため間違えないようにしましょう。 また、クルマの使い方や状態によっては、初回車検時に部品交換を多く提案されるケースがあります。提案された部品をすべて交換しないと車検に通らないわけではないため、交換目安やクルマの状態に応じて判断しましょう。

JKラングラーの維持費はどれぐらい?シミュレーションしてみました
旧車売買の豆知識 2024.04.25

JKラングラーの維持費はどれぐらい?シミュレーションしてみました

JKラングラーは、ジープ伝統のデザインに快適性が加わり、10年以上にわたって製造された人気モデルです。実際に所有する場合の維持費について関心をもっている方もいるのではないでしょうか。 今回は、JKラングラーの維持費の内訳を解説するとともに、実際にいくらかかるのかシミュレーションします。 JKラングラーの特徴 JKラングラーは、2007年から2018年まで製造されたジープの代表的なSUVです。先代モデルには設定のなかった4ドアの「アンリミテッド」モデルが導入されたことで、自動車としての魅力がさらに増しました。 このモデルは、従来の2ドア版に加えて、家族やグループでの使用にも適した広いキャビンを備えています。後席へのアクセスが向上しただけではなく、大きなラゲッジスペースも確保されています。乗車定員が5名に増えたうえ、さらに多くの荷物の搭載が可能になり、SUVとしての汎用性が大幅に強化されました。 内装においては、従来のラフな印象から一新され、洗練されたデザインへと進化しました。質感の高い素材が使われ、快適性が向上した座席、そしてエルゴノミクスに配慮したコックピットレイアウトが、長時間のドライビングでも疲れにくい環境を実現しています。 日本市場では、特にアンリミテッドモデルが実用性とブランドイメージで多くのファンを獲得し、ジープ全体の販売台数増加に大きく貢献しました。。複数の要素が融合したJKラングラーは、アウトドアユーザーだけでなく、ファミリーカーとしても高く評価されています。 JKラングラーの維持費の内訳 JKラングラーの維持費を5項目で解説します。なお、製造期間が長いモデルのため、今回は、アンリミテッドの4AT(2007年式)でシミュレーションします。 <車輌スペック>車輌重量:1,980kg総排気量:3,782cc使用燃料:ハイオク燃費:10モード/10・15モード燃費7.1km/L 燃料代 JKラングラーの燃費は、10モード/10・15モードで7.1km/L、実燃費は6km/L程度といわれています。2007年式の排気量3.8Lクラスであることを考えると、納得できる数字でしょう。 燃料代のシミュレーション結果は、以下のとおりです。 通勤で1ヶ月1,000km走行を仮定すると、消費するガソリンは166L、ハイオクガソリンの料金は2万9,299円(*1)、年間換算で35万1,588円(*2)でした。 *1 燃費は6km/Lで算出*2 2024年4月13日時点のハイオクガソリン全国平均価格176.5円/Lで算出 自動車税 JKラングラーは総排気量3,782ccのため、3.5L〜4L以下クラスに該当し、税額は6万6,500円です。(2019年9月30日以前に新車登録した場合)しかし、今回シミュレーションした2007年式のモデルは新車登録から13年以上経過している可能性が高いため、15%重課されて7万6,400円となります。 任意保険 大手ネット型保険で見積もりをシミュレーションした結果、保険料は10万670円/年でした。詳しい条件は以下のとおりです。 <条件>年齢:30歳等級:6等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり 30代のネット型保険の相場は約4万円〜6万円といわれているため、JKラングラーの保険料は相場よりも割高です。 なお、今回の見積もりでは、車両保険が付帯できました。一般的に、車両保険は時価相当額で設定されるため、製造年数が2007年から2018年と長いことが車両保険の付帯に影響していると考えられます。 車検 JKラングラーを自家用自動車で登録した場合の車検代は、11万5,550円です。詳細は以下のとおりです。 自動車重量税:4万5,600円(24ヶ月)※初年度登録から13年以上18年未満で算出自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)印紙代:2,300円車検料:5万円合計:11万5,550円 ※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 今回シュミレーションした2007年式のモデルは、13年以上の重課対象となる可能性が高いです。ただし、車検のタイミングによっては、18年以上の重課で5万400円に上がるかもしれません。 なお、実際の車検代は、国土交通省の「次回自動車重量税額照会サービス」で把握可能です。 参考:国土交通省「次回自動車重量税照会サービス」 メンテナンス費用 メンテナンス費用は、年間10万円程度です。基本的な項目は以下のとおりです。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライトバルブ交換代・エンジンオイル交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 JKラングラーは、ラダーフレーム構造でボディが強いため、メンテナンスさえすれば大きなトラブルに発展しにくいのが特徴です。しかし、シフトレバーのワイヤーが抜け落ちてしまう故障が発生しやすいといわれており、修理費用は多少余裕をもって見積もっておく必要があります。 JKラングラーの年間維持費はいくら? JKラングラーの年間維持費は、約69万円〜です。内訳は以下のとおりです。 ガソリン代:35万1,588円自動車税:7万6,400円任意保険:10万670円車検:5万7,775円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費用:10万円(パーツの修理有無で増減)合計:68万6,433円 1ヶ月あたり約5万7,000円、ローンで購入した場合は返済額、そして駐車場を借りる場合は駐車場代が上乗せされます。 JKラングラーの維持費が高いと思った時の対処法 JKラングラーは、優れたオフロード性能と実用性で知られるジープの代表的なモデルです。しかし、年間維持費は約69万円と決して安くはなく、経済的な負担が大きいと感じる場合もあるでしょう。 JKラングラーの多機能性と堅牢な作りは、ほかのクルマにはない魅力ですが、維持費が重荷になる場合、クルマの売却を検討することも選択肢の1つです。 JKラングラーには多くのファンが存在し、特にアンリミテッドは市場で高い人気を誇ります。適切な時期に売りに出せば、期待以上の価格で売却できるかもしれません。 まとめ JKラングラーは、オフロード性能と日常使用のバランスに優れたSUVとして人気のモデルです。独特の世界観をもつクルマのため、飽きずに長く所有できる1台といえます。 ただし、維持費は年間約69万円と気軽に乗り続けられる金額とはいえません。維持費が負担になっている場合は、乗り換えも検討しましょう。 特に、この世代から導入された4ドアモデルは実用性が高く、中古車市場でのリセールバリューも優れています。旧車専門店であれば高価買取が期待できるため、売却を検討する際はぜひ旧車王へご相談ください。

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