レガシィツーリングワゴンといえば、スバルの高性能ステーションワゴンとして1989年にデビューしたモデルです。フルタイム4WDやターボエンジンの搭載など、従来のステーションワゴンのイメージを一新しました。なかでも歴代最高との呼び声が高いのが、2003年〜2009年に販売されていた4代目BP系です。しかし「フルタイム4WDの大排気量車は維持費が大変そう……」と心配の方も多いですよね。この記事ではレガシィツーリングワゴン(BP系)にかかる維持費について解説いたします。 レガシィツーリングワゴン(BP系)の特徴 レガシィツーリングワゴン(BP系)は、スバルで初めてカー・オブ・ザ・イヤーを受賞したモデルです。3ナンバーでありながらもワイドボディを維持し、先代から約100kgもの軽量化を実現した点が高く評価され、2003年12月には国内販売台数が100万台を突破しました。水平対向ディーゼルを搭載しているために走行性も安定しており、内外装のデザインも美しく、どの側面からみても魅力が光っています。歴代最高と呼ばれるに相応しいスバルの代表者の一つといえるでしょう。 レガシィツーリングワゴン(BP系)維持費の内訳 レガシィツーリングワゴン(BP系)の維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 代表的な3種類のガソリンエンジンで燃費をみていきましょう。 ガソリン 3.0L:9.8〜11.6km/Lガソリン 2.5L:13.0km/Lガソリン 2.0L:12.0〜14.0km/L 10.15モードのカタログ燃費で比較しました。実燃費はそれぞれカタログ値より2kmほど低くなるといわれています。 ここからは金額をシミュレーションします。主力モデルである2.0Lを例にみてみましょう。 レガシィツーリングワゴン(BP系)を通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは100リットル使用(*1)し燃料代は1万8,820円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合の総額は、22万5,840円(*2)です。 *1 燃費は10km/リットルで算出(実燃費)*2 2023年8月10日のハイオクガソリン1Lあたりの平均価格188.2円で算出 自動車税 2023年8月現在、新車登録が2019年9月30日以前の1.5L超~2.0L以下(自家用)の自動車税は3万9,500円/年です。レガシィツーリングワゴン(BP系)は2003年にデビューしているため、多くの個体が車齢13年を超えており、自動車税は重課税されて4万5,400円かかります。 任意保険 レガシィツーリングワゴン(BP系)の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):45万円免責金額(1回目-2回目以降):5~10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額は約9万5,000円/年でした。車両保険では45万円までカバーできます。 車検 次にレガシィツーリングワゴン(BP系)の車検代についてみていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)印紙代:2,300円車検料:5万円合計:10万7,750円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 今回は1.0t超~1.5t以下に区分されるモデルで重量税を計算しました。同区分の一般的な現行モデルの重量税は2万4,600円ですが、レガシィツーリングワゴン(BP系)の初期モデルだと初年度登録からすでに18年以上経過しています。そのため、二段階に重課税されて3万7,800円かかります。また、古いクルマは故障が多く交換部品や整備が必要なことが予想されるため車検代は高額になるかもしれません。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。レガシィツーリングワゴン(BP系)のメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけばよいでしょう。レガシィツーリングワゴン(BP系)のタイヤ交換が発生する場合はスポーツタイヤを購入すると追加で10万円以上かかるケースもあります。 レガシィツーリングワゴン(BP系)年間維持費はいくら? レガシィツーリングワゴン(BP系)の維持費は合計でいくらぐらいになるのでしょうか。ここまで紹介した税額や保険料をあわせて計算してみましょう。 <自家用車登録のレガシィツーリングワゴン(BP系)年間維持費>燃料代:22万5,840円自動車税:3万9,500円任意保険:9万5,000円車検:5万3,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:46万4,215円 月額では3万8,600円ほどかかります。通勤で使用しない場合は燃料代と任意保険料を下げられるでしょう。また、ローンで購入するとさらに月々の返済が発生するほか、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代が毎月かかります。 レガシィツーリングワゴン(BP系)の維持費が高いと思った時の対処法 レガシィツーリングワゴン(BP系)は発売から20年近く経過するモデルのため、各種税金が高くなってしまいます。また、ハイオク仕様のため燃料代がかさんでしまうほか、古いクルマのためにメンテナンス費も跳ね上がってしまうでしょう。 レガシィツーリングワゴン(BP系)の維持費が高いと思ったら、手放しを検討してみてはいかがでしょうか。10年以上経過している個体であれば、ぜひ旧車王にご相談ください。 ※2023年8月10日時点のデータです
災害が多い日本では、防災グッズを常備しておくことが推奨されています。家に防災グッズを用意しておくことはもちろん、避難時に使う可能性がある車にも防災アイテムを積んでおくと、避難時の安全性が高まるでしょう。今回は、車に積んでおきたい防災グッズや車に載せてはいけないアイテムを紹介します。 災害時に車に乗っていた場合に起こり得るトラブル 車に乗っているときに災害に遭ったときは、その場から身動きがとれなくなる可能性があります。 災害時は、幹線道路や主要道路などが緊急車両優先となり、一般車両の通行が制限されるケースがほとんどです。そのため、数多くの一般車両が主要道路以外の道を走ることになり、渋滞や事故が発生しやすくなります。また、停電が発生した場合は信号機が作動しないため、交差点を通行するのにも苦労するでしょう。 このように、災害が発生したときはさまざまな理由により身動きがとりにくく、長時間にわたり車内に居続けなければならなくなる可能性が高いのです。 車に積んでおきたい防災グッズ ここからは、車に積んでおきたい防災グッズについて紹介します。 飲食物 飲食物を積んでおく場合は、保存期間が長いものを選びましょう。また、定期的に期限をチェックして、必要に応じて入れ替えるようにしてください。 飲食物の中でも重要なのは「水」です。水を一切飲まない場合は5日程度で亡くなるといわれているため、最低でも9L(1日3L×3日分)以上は用意しておきましょう。 食品は、高温状態でも保存ができる缶詰めやクッキーなどを用意しておくことをおすすめします。また、食べるときに必要な箸や先割れスプーン、食べ終わった後のゴミをまとめておくポリ袋なども用意しておきましょう。小さな子供がいる場合には液体ミルクも積んでおくことを忘れないようにしてください。 給水バッグ 給水バッグは、救援が来たときや給水所で必要となります。ペットボトルでも代用できますが容量が小さいため、折り畳みができる給水バッグを用意しておくとよいでしょう。 簡易トイレ 簡易トイレは、車内での身動きが取れないときや避難先などで役立つアイテムです。コンパクトなものをトイレットペーパーと一緒に常備しましょう。子供がいる場合は、オムツも忘れずに用意してください。月齢とともにサイズが合わなくなるため、そのときに合ったサイズのオムツに交換しておくことが大切です。 常備薬 日頃から服用している薬がある場合には、常備薬も車に積んでおきましょう。ただし、車内は高温になることもあるため、常備薬が高温保存でも問題ないか薬剤師に確認しておきましょう。 ライトやラジオ ライトは、夜間に必要となるアイテムです。手回しやソーラーなどで充電できるタイプを用意しておくと良いでしょう。また、ラジオも受信できるタイプの場合、車のエンジンを切っても情報収集が可能となります。手回し充電やソーラー充電ができるラジオ&ライトは、用意しておきましょう。 ブランケット 夜間は気温の低下に伴って車内の温度も下がります。そのため、ブランケットを用意しておきましょう。ブランケットは、防寒グッズとして役立つだけでなく、スタックしたときに抜け出すアイテムとしても利用できます。ブランケットは、複数枚用意しておくと良いでしょう。 レインコート レインコートは、雨のときに役立つだけだなく、防寒アイテムとしても利用できます。家族の人数分用意しておきましょう。 スマートフォンの充電器 現代において必須のスマートフォンの充電器も用意しておきましょう。車から充電するときは、車に装備されるUSBコネクターやシガーソケット(USBへの変換器が必要)から充電することがほとんどです。また、近年では、1500Wのコンセントが装備されているHEVやPHEVもあります。そのため、USBケーブル、シガーソケットUSB、USBコンセントを用意しておきましょう。 サンシェード サンシェードは、遮光するだけではなく車内の覗き見防止にも役立ちます。近年ではキャンプや車中泊などが流行しているため、車用のカーテンも純正オプションで用意されることが多くなりました。防災グッズのひとつとして、サンシェードやカーテンを用意しておくとよいでしょう。 脱出用ハンマー 災害時には、車が水没することもあります。水没した車から一刻も早く脱出するために「脱出用ハンマー(ベルトカッター付)」を用意しておきましょう。 JAFの窓割りテストでは、脱出用ハンマーでなければガラスが割れないことが明らかとなっています。水没時に役立つ脱出用ハンマーは運転席から手が届く場所(グローブボックスやドアポケットなど)に収納しておきましょう。 車に積まない方がよいもの ここからは、車に積まない方がよいものについて紹介します。車に積んでおくと事故の原因にもなるため、注意してください。 電池 電池は、可燃性が高く、爆発する危険性が高いです。車に積むのはやめましょう。 カセットボンベやライター カセットボンベも爆発の危険性が高いアイテムです。エンジンがかかっていない夏場の車内は、50℃以上になることもあります。そのため、ガスボンベやライターなど爆発する可能性が高いものは短時間であっても車内に放置しないようにしましょう。 アルコール消毒液 アルコールも発火する危険性が高いため、車内に置くのは控えましょう。
ボンゴフレンディといえば1995年〜2006年まで約11年に渡り製造・販売されたマツダのミニバンです。車中泊できるミニバンとして高い人気を誇ります。しかしボンゴフレンディは最終型でも15年以上前のクルマ。「古いクルマは維持費が大変そう……」と心配の方も多いのではないでしょうか。この記事ではボンゴフレンディにかかる維持費について解説します。 ボンゴフレンディの特徴 ボンゴフレンディは標準でポップアップルーフである「オートフリップ」を搭載しており、広げると室内高が拡大し部屋が出現します。高速道路のSAやPA、オートキャンプ場でオートフリップを広げて車中泊する方も多いです。 初期型にはギャレーを装備した「RF-Vキャンパー」というグレードもありました。アウトドア好きのファミリー層から支持されたクルマです。 ボンゴフレンディ維持費の内訳 ボンゴフレンディの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 ボンゴフレンディのモデルには、ガソリン仕様が2種類とディーゼル仕様が1種類あります。それぞれの燃費を見ていきましょう。 ガソリン 2.0L:8.4km/Lガソリン 2.5L:7.9〜8.2km/Lディーゼル 2.5L:9.0〜9.6km/L 10.15モードのカタログ燃費で比較しましたが、実燃費はカタログ値より1〜2kmほど低くなる場合が多いようです。ガソリン車はかなりの大食いですね。救いはレギュラーガソリン対応のところです。燃費の良いディーゼルエンジン車は排ガス規制で都市部には乗り入れできません。 ここからは金額をシミュレーションします。比較的燃費の良い2.0Lガソリンエンジンでみていきましょう。 ボンゴフレンディを通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約133L使用(*1)し燃料代は2万2,557円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合、1年間の燃料代は27万684円(*2)です。 *1 燃費は7.5km/Lで算出(実燃費)*2 2023年7月11日のガソリン1L当たりの平均価格169.6円で算出 自動車税 燃費に続き、自動車税も2.0Lガソリンモデルを例に価格を算出します。2022年12月現在、排気量1.5L超~2.0L以下(自家用)の自動車税は3万9,500円/年です。ボンゴフレンディは最終モデルを2006年に発売しており、車齢が13年を超えます。そのため、自動車税は重課税され4万5,400円です。(2019年9月30日以前に新車登録した場合)旧車の場合、新車の自動車税と比較すると1年で5,900円も高くなってしまいます。 任意保険 2002年式ボンゴフレンディ2.0Lガソリンモデルの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):20万円車両保険免責金額(1回目-2回目以降):5〜10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約7万円/年でした。車両保険は20万円まで補償されます。 車検 次に2002年式ボンゴフレンディ2.0Lガソリンモデルの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:5万400円(24ヶ月)※初年度登録から18年経過で算出印紙代:2,300円車検料:10万円合計:17万350円※車検料は内容、整備工場などにより増減します ボンゴフレンディの重量税は、1.5t超~2.0t以下に区分され、同区分の現行モデルの多くは3万2,800円です。しかし、初年度登録から18年以上経過した個体は2段階の重課税により5万400円かかります。また、古いクルマは故障が多く交換部品や整備が必要であると予想されるため、車検代は高額な可能性が高いです。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。ボンゴフレンディについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。ボンゴフレンディのタイヤ交換が発生する場合は追加で数万円かかるケースもあります。 ボンゴフレンディ年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、ボンゴフレンディの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のボンゴフレンディ年間維持費>ガソリン代:27万684円自動車税:4万5,400円任意保険:7万円車検:8万5,175円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:5万円合計:52万1,259円 月額では4万3,400円ほどかかります。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げることが可能です。ローンで購入した場合は、さらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。 ボンゴフレンディの維持費が高いと思った時の対処法 旧車の維持には自動車税と重量税が重課税されるために費用がかさんでしまいます。もし、ボンゴフレンディの維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。 ※2023年7月11日時点のデータです
ダットサントラックといえば1935年〜2012年まで製造・販売されていた日産(ダットサン)のピックアップトラックです。日産の歴史の中で最も長く続いたモデルとして知られています。特に国内向け最終モデルの10代目ダットサンピックアップは、中古市場で大変人気な車輌です。しかし「ピックアップトラックは維持費が大変そう……」と心配の方も多いのではないでしょうか。この記事では10代目ダットサンピックアップにかかる維持費について解説します。 10代目ダットサンピックアップの特徴 10代目ダットサンピックアップは、国内向け最後のレジャー向けモデルとして1997年に登場しました。2012年まで15年にわたり製造・販売されたロングセラーモデルです。ピックアップにはダブルキャブ(4ドア)が採用されました。大人4人が快適に移動できる使い勝手の良さが特徴です。 ダットサンピックアップ維持費の内訳 ダットサンピックアップの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 最もリーズナブルな2.4Lガソリンモデルで燃費を見てみましょう。カタログ燃費は10.15モードで8.5〜9.5km/Lほどです。実燃費はカタログ値より1〜2kmほど低くなる場合が多いといわれています。 ここからは金額をシミュレーションします。2.4Lガソリンモデルのダットサンピックアップを通勤で使用し月間1,000km走行した場合、燃料は約143L使用(*1)し、燃料代はおよそ2万4,252円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合、1年間の燃料代は29万1,033円(*2)ほどです。*1 燃費は7km/Lで算出(実燃費)*2 2023年7月11日のレギュラーガソリン1L当たりの平均価格169.6円で算出 自動車税 燃費に続き、自動車税も2.4Lガソリンモデルを例に価格を算出します。2023年7月現在、最大積載量1t以下、排気量1.5L超のトラック(貨客兼用車)自動車税は1万6,000円/年です。ただし、ダットサンピックアップの一部個体は車齢が13年を超えます。そのため重課税対象車(2019年9月30日以前に新車登録した場合)として扱われ、自動車税は1万7,600円です。 任意保険 ダットサンピックアップ2.4Lガソリンモデルの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約7万2,000円/年でした。車両保険はつけられません。 車検 次にダットサンピックアップ2.4Lガソリンモデルの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万8,230円(12ヶ月)自動車重量税:1万2,300円(12ヶ月)※初年度登録から13年経過で算出印紙代:2,300円車検料:5万円合計:8万2,830円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します ダットサンピックアップの重量税は2.0t超~2.5t以下に区分され、同区分の現行モデルの多くは9,900円です。しかし、初年度登録から13年以上経過した個体は重課税により1万2,300円かかります。また、古いクルマは故障が多く交換部品や整備が必要であると予想されるため、車検代は高額な可能性が高いです。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。ダットサンピックアップについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。ダットサンピックアップのタイヤ交換が発生する場合は追加で数万円かかるケースもあります。 ダットサンピックアップ年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、ダットサンピックアップの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のダットサンピックアップ年間維持費>ガソリン代:29万1,033円自動車税:1万7,600円任意保険:7万2,000円車検:8万2,830円メンテナンス費:5万円合計:51万3,463円 月額では4万2,800円ほどかかります。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げることが可能です。ローンで購入した場合は、さらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。 ダットサンピックアップの維持費が高いと思った時の対処法 旧車の維持には自動車税と重量税が重課税されるために費用がかさんでしまいます。また、貨物は税金の優遇がありますが毎年車検を受けなければなりません。もし、ダットサンピックアップの維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。 ※2023年7月11日時点のデータです
S2000といえばホンダを代表するオープンスポーツカーです。本田技研工業の創立50周年記念として1999年に発売されました。ホンダが29年ぶりに開発をしたFRスポーツということで当時多くの話題を集めました。 なかでも、9,000回転までまわるF20C型のエンジンを搭載し、ピーキーに仕上げられたAP1は多くの車好きから熱い支持を得ています。中古車で狙っている方も多いと思いますが、発売から20年近く経ったクルマは維持費が心配になりますよね。そこでこの記事ではS2000 AP1にかかる維持費について解説いたします。 S2000 AP1の特徴 S2000 AP1は1999年4月~2005年11月に製造・販売されていた前期型のS2000です。最大の特徴は9,000回転までまわる超高回転型エンジン。レブリミットまでまわした際に奏でるホンダミュージックはファンを魅了しました。低回転域でのトルクが細かく街乗りしづらいというデメリットはあるものの、今もなお走り好きのドライバーの心を掴んでいるクルマです。 S2000 AP1維持費の内訳 S2000 AP1の維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 S2000 AP1のエンジンは2.0リットル 直4 F20C型です。燃費は10・15モードのカタログ数値で11.8〜12.0km/リットル。実燃費は7〜8km/リットルほどです。 ここからは金額をシミュレーションします。 仮に通勤で月間1,000km走行した場合、ガソリンを約133リットル使用(*1) することになり、燃料代は23,266円(*2) かかります。年間で計算すると279,199円(*2) です。 *1 燃費は7.5km/リットルで算出*2 2023年5月12日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格174.5円で算出 自動車税 2023年5月現在、1.5リットル超~2.0リットル以下の自動車税は39,500円/年です。(2019年9月30日以前に新車登録した場合)S2000 AP1は最終モデルでも車齢13年を超えるため、自動車税は45,400円に上がります。 任意保険 S2000 AP1の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):45万円免責金額(1回目-2回目以降):5~10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額は約87,400円/年でした。任意保険は事故率や盗難率を加味して算出するため、スポーツカーの場合は保険料が高くなる傾向にあります。 車検 S2000 AP1の車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:17,650円(24ヶ月)自動車重量税:37,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:2,300円車検料:60,000円合計:117,750円 ※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 注目すべきポイントは自動車税の重課税です。1トン超~1.5トン以下の重量税は24,600円ですが、初年度登録から18年以上経過した車両は二段階重課税され37,800円になります。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。S2000 AP1のメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけばよいでしょう。S2000 AP1のタイヤ交換が発生する場合はスポーツタイヤのため10万以上追加でかかるケースもあります。 S2000 AP1年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、S2000 AP1の場合、合計でいくらかかるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のS2000 AP1年間維持費>ガソリン代:279,199円自動車税:45,400円任意保険:87,400円車検:58,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:520,874円 月額に換算すると43,400円ほどです。ローンで購入した場合はさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約すると別途駐車場代が毎月かかります。 ※掲載している情報はすべて2023年5月12日時点のものです。 S2000 AP1の維持費が高いと思った時の対処法 超高回転型エンジンのハイオク限定車は、維持費がどうしても高額になってしまいます。また、AP1のほとんどの個体は車齢18年超のため、こまめにメンテナンスする必要がありお金がかかります。 S2000 AP1の維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。売却するなら、古いクルマを専門に扱う買取業者がおすすめです。発売から20年近く経過したクルマは取り扱いが難しく、その価値を正しく見極められる業者は多くありません。古いクルマ、“旧車”に特化した業者への売却をぜひ検討しましょう。
フォレスターといえば、スバルを代表するSUVモデルです。1997年にデビューし、現在では5代目が販売されています。なかでも2代目にあたるSG9ではSTiバージョンが登場し人気に火がつきました。中古市場でも需要が高く、狙っている方も多いのではないでしょうか。しかし「SUVのスポーツモデルは維持費が大変そう……」と心配の声もよく聞くモデルです。そこでこの記事ではフォレスターSTiバージョン(SG9)にかかる維持費について解説します。 フォレスターSTiバージョン(SG9)の特徴 SG9は2代目のフォレスターです。2004年にはスポーツグレードの「STiバージョン」が登場し、多くのスバルファンから注目を集めました。265馬力の2.5L4気筒水平対向エンジンを搭載し、スポーツカーにも負けない走行性能を発揮します。 また、STiバージョンはエクステリアに専用の力強いエアロパーツが装着されたことで、スポーツカー好きからも高い支持を得ました。 フォレスターSTiバージョン(SG9)維持費の内訳 フォレスターSTiバージョン(SG9)の維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 フォレスターSTiバージョン(SG9)には2.5Lの水平対向エンジンが搭載されています。10.15モードのカタログ燃費は10km/Lです。実燃費は8km/Lほどだといわれています。スポーツグレードのためガソリンはハイオク限定です。 ここからは金額をシミュレーションします。フォレスターSTiバージョン(SG9)を通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ハイオクガソリンを約125L使用(*1)し、燃料代はおよそ2万2,813円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合の総額は、27万3,756円(*2)ほどです。 *1 燃費は8km/Lで算出*2 2023年7月27日のハイオク1L当たりの平均価格182.5円で算出 自動車税 2023年7月現在、2.0L超~2.5L以下(自家用)の自動車税は4万5,000円/年です。SG9のSTiバージョンは車齢が13年超えのため重課税され、5万1,700円/年かかります。(2019年9月30日以前に新車登録した場合) 任意保険 フォレスターSTiバージョン(SG9)の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):45万円車両保険免責金額(1回目-2回目以降):5〜10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約8万2,700円/年でした。車両保険は45万円まで補償されます。 車検 フォレスターSTiバージョン(SG9)の車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年経過で算出印紙代:2,300円車検料:6万円合計:11万7,750円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します SUVでありながら車重は1.0t超〜1.5t以下に区分されます。現行モデルの重量税は2万4,600円ですが、初期モデルの場合は発売から18年経過するため二段階に重課税されて3万7,800円かかります。また、古いクルマのため整備箇所が多い場合は車検代が跳ね上がる可能性も高いでしょう。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。フォレスターSTiバージョン(SG9)のメンテナンスには下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。フォレスターSTiバージョン(SG9)のタイヤ交換が発生する場合は、大きなタイヤのため追加で10万円以上かかるケースもあります。 フォレスターSTiバージョン(SG9)年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のフォレスターSTiバージョン(SG9)年間維持費>ガソリン代:27万3,756円自動車税:5万1,700円任意保険:8万2,700円車検:5万8,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:5万円合計:51万7,031円 月額では4万3,080円ほどかかります。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げることが可能です。フォレスターSTiバージョン(SG9)は車齢18年以上のクルマであるため自動車税、重量税が重課税されます。 ローンで購入した場合は、さらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかってきます。東京都内で維持していくには、23区内の築浅1kマンションの家賃レベルで維持費がかかるかもしれません。 フォレスターSTiバージョン(SG9)の維持費が高いと思った時の対処法 旧車の維持にはお金がかかるものです。もし、フォレスターSTiバージョン(SG9)の維持費が高いと思ったら手放しを検討してみてはいかがでしょうか。※2023年7月27日時点のデータ
マークⅡといえば、トヨタを代表するハイソカーです。1984年にデビューした5代目マークⅡ(GX71)はバブル時代を駆け抜けたモデルです。当時では珍しいエンジンと高級感あふれるデザインをあわせ持ち、現在でも高い人気を誇ります。中古市場では200万円以上の個体も珍しくはありません。狙っている方も多いのではないでしょうか。しかし「旧車は維持していくのが大変そう……」と悩みますよね。この記事ではマークⅡ(GX71)にかかる維持費について解説します。 マークⅡ(GX71)の特徴 GX71は1984年に発売された5代目のマークⅡです。現代のセダンにはない直線的なデザインが施されています。中でも日本初のツインカムターボエンジンを搭載したモデルは、ハイソカーブームを牽引するほどの人気を誇りました。 内装は高級ラウンジを連想させるワインレッドが人気です。手のこんだ豪華な作りによって、今でもファンの心を魅了し続けています。 マークⅡ(GX71)維持費の内訳 1G-GTEU型 直6エンジンを搭載したマークⅡ(GX71)の維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 マークⅡ(GX71)の実燃費は6〜9km/Lほどといわれています。ガソリンについては、レギュラーよりもハイオクがおすすめです。 ここからは金額をシミュレーションします。 仮に通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約133L使用(*1) し、燃料代は2万3,780円(*2) です。この条件で1年間走行した場合は、28万5,364円(*2) かかります。 *1 燃費は7.5km/Lで算出*2 2023年7月5日のハイオクガソリン1L当たりの平均価格178.8円で算出 自動車税 マークⅡ(GX71)の排気量は1,988ccで自動車税は3万9,500円ですが、車齢が13年以上経過しているため、4万5,400円と約15%重課税されます。(2019年9月30日以前に新車登録した場合) 任意保険 マークⅡ(GX71)の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約4万1,000円/年でした。車両保険は付帯できません。前述の通り、マークⅡ(GX71)は200万円以上で取り引きされるクルマです。しかし一般的な保険会社ではプレミア価格を考慮した保険料の算出ができないため、車両保険には入れません。 車検 マークⅡ(GX71)の車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:2,300円車検料:8万円合計:13万7,750円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 注目すべきポイントは自動車税の重課税です。1t超~1.5t以下の重量税は2万4,600円ですが、初年度登録から18年以上経過した車両は二段階重課税され、3万7,800円かかります。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。マークⅡ(GX71)のメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。マークⅡ(GX71)のタイヤ交換が発生する場合は数万円追加でかかるケースもあります。 マークⅡ(GX71)年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、マークⅡ(GX71)の場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <マークⅡ(GX71)年間維持費>ガソリン代:28万5,364円自動車税:45,400円任意保険:4万1,000円車検:6万8,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:5万円合計:49万639円 月額では4万800円ほどかかります。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げることが可能です。 ローンで購入した場合はさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。 マークⅡ(GX71)の維持費が高いと思った時の対処法 マークⅡ(GX71)のような旧車は、自動車税と重量税が重課税されるため維持費がtoかさみます。また、こまめにメンテナンスする必要がありお金がかかります。ハイオク限定で燃費が悪いことも維持費を押し上げる要因です。マークⅡ(GX71)の維持費が高いと思ったら、手放しを検討してみてはいかがでしょうか。 ※2023年7月5日時点の情報です。
チェイサーといえば、1977年から2001年まで生産されたトヨタを代表するミドルクラス高級セダンです。なかでも最終型のJZX100はモータースポーツにも参戦し、2023年現在もスポーツカー好きから高い支持を得ています。購入を検討している方も多いかもしれません。しかし「20年以上前の旧車は維持費が大変そう……」と心配になりますよね。そこで本記事ではチェイサー(JZX100)にかかる維持費について解説します。 チェイサー(JZX100)の特徴 チェイサー(JZX100)は6代目で最終型のチェイサーです。マークⅡ・クレスタ・チェイサーはマークⅡ3兄弟と呼ばれています。3兄弟の中でスポーティな位置づけがチェイサーです。そのためスポーツグレードの「ツアラーV」が最も売れました。また、ツアラーVのうち約3割は5速マニュアルだったようです。280馬力エンジン・FR・マニュアルの組み合わせは高級セダンというよりスポーツカーといってよいでしょう。 チェイサー(JZX100)維持費の内訳 1JZ-GTE型 2.5L 直6エンジンを搭載したチェイサー(JZX100)の維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 チェイサー(JZX100)の実燃費は7〜8km/L程度。ガソリンはハイオク限定です。 ここからは金額をシミュレーションします。 通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約133リットル使用(*1) し、燃料代は23,360円(*2) です。この条件で1年間走行した場合、280,320円(*2) かかります。 *1 燃費は7.5km/Lで算出*2 2023年5月30日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格175.2円で算出 自動車税 チェイサー(JZX100)ツアラーVの排気量は2,491ccです。自動車税は45,000円ですが、チェイサー(JZX100)は車齢が13年以上経過しているため重課税され、51,700円かかります。(2019年9月30日以前に新車登録した場合) 任意保険 チェイサー(JZX100)の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし車両保険(保険金額):25万円免責金額(1回目-2回目以降):5万円~10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額は約92,000円/年でした。車両保険の保険金額は25万円だけです。チェイサー(JZX100)ツアラーVは新車価格以上で取り引きされることが多いクルマです。しかし一般的な保険会社ではプレミア価格を考慮した保険料の算出ができません。そのため、保険金額が少なくなってしまいます。 車検 チェイサー(JZX100)の車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:17,650円(24か月)自動車重量税:37,800円(24か月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:2,300円車検料:50,000円合計:107,750円 ※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 注目すべきポイントは自動車税の重課税です。1トン超~1.5トン以下の重量税は24,600円ですが、初年度登録から18年以上経過した車両は二段階重課税され、37,800円かかります。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。チェイサー(JZX100)のメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって50,000円ほどを見込んでおけば良いでしょう。チェイサー(JZX100)のタイヤ交換が発生する場合は数万円追加でかかるケースもあります。 チェイサー(JZX100)年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、チェイサー(JZX100)の場合、合計でいくらぐらいかかるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <チェイサー(JZX100)年間維持費>ガソリン代:280,320円自動車税:51,700円任意保険:92,000円車検:53,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:527,895円 月額では44,000円ほどかかる計算です。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げられます。 ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代が毎月かかります。 チェイサー(JZX100)の維持費が高いと思った時の対処法 チェイサー(JZX100)のような古いクルマは自動車税、重量税が重課税され維持費が高額になります。また、こまめにメンテナンスする必要がありお金がかかります。 チェイサー(JZX100)の維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。売却するなら、古いクルマを専門に扱う買取業者がおすすめです。発売から20年近く経過したクルマは取り扱いが難しく、その価値を正しく見極められる業者は多くありません。古いクルマ、“旧車”に特化した業者への売却をぜひ検討しましょう。 ※2023年5月31日時点のデータです
ローレルといえば、1968年から2003年まで製造・販売されていた日産を代表するミドルクラスの高級車です。中でも2代目ローレル(ブタケツ)は、C110型スカイラインの姉妹車として人気があります。2023年現在でもローレル(ブタケツ)の人気は高く、狙っている方も多いのではないでしょうか。しかし「ローレル(ブタケツ)のような旧車は維持していくのが大変そう……」と悩みますよね。この記事ではローレル(ブタケツ)にかかる維持費について解説します。 ローレル(ブタケツ)の特徴 ブタケツとは、1972年~1977年に発売された2代目のローレル(C130型)です。バンパー内にコンビランプを収めた独特のデザインとウェッジシェイプの形状から「ブタケツ」という愛称で呼ばれています。姉妹車であるケンメリの人気に隠れていますが、総販売台数は34万台にまでのぼりました。 ローレル(ブタケツ)維持費の内訳 ローレル(ブタケツ)の維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 ローレル(ブタケツ)の実燃費は5~7km/Lほどです。ガソリンについては、レギュラーよりもハイオクの給油をおすすめします。 ここからは金額をシミュレーションします。通勤で使用、月間1,000km走行した場合、ガソリンは約167L使用(*1) し、燃料代は2万9,810円(*2) です。この条件で1年間走行した場合は、35万7,720円(*2) になります。*1 燃費は6km/Lで算出*2 2023年07月03日のハイオクガソリン1L当たりの平均価格178.5円で算出 自動車税 排気量2Lのモデルで見ていきましょう。1.5〜2.0Lの自動車税は3万9,500円ですが、ローレル(ブタケツ)は車齢が13年以上経過しているため、4万5,400円と約15%重課税されます。 任意保険 ローレル(ブタケツ)の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約6万5,000円/年でした。月額だと5,500円程度です。車両保険を付帯できないため注意が必要です。ローレル(ブタケツ)はプレミア価格で取引されるクルマですが、一般的な保険会社ではプレミア価格を考慮した保険料の算出ができません。そのため、年式が古く価値のないクルマとして扱われ車両保険には入れないのです。 車検 ローレル(ブタケツ)の車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:2,300円車検料:5万円合計:10万7,750円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 注目すべきポイントは自動車税の重課税です。1t超~1.5t以下の重量税は2万4,600円ですが、初年度登録から18年以上経過した車両は二段階重課税され、3万7,800円かかります。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。ローレル(ブタケツ)のメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。ローレル(ブタケツ)のタイヤ交換が発生する場合はスポーツタイヤのため10万円以上追加でかかるケースもあります。 ローレル(ブタケツ)年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、ローレル(ブタケツ)の場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のローレル(ブタケツ)年間維持費> ガソリン代:35万7,720円自動車税:4万5,400円任意保険:6万5,000円車検:5万3,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:5万円合計:57万1,995円 月額では4万7,666円ほどかかります。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げることも可能です。ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかってきます。 ローレル(ブタケツ)の維持費が高いと思った時の対処法 ローレル(ブタケツ)のような旧車は自動車税と重量税が重課税されるため、維持費が高額です。また、こまめにメンテナンスする必要がありお金がかかります。ハイオク限定で燃費が悪い点も維持費を押し上げる要因です。 ローレル(ブタケツ)の維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。ローレル(ブタケツ)は希少性も高いため、走行や多少ダメージがあっても高く売却できるかもしれません。
ヴァナゴンといえば世界的人気を誇るフォルクスワーゲンのバンです。その中でもT4はFFレイアウトで多彩なシートアレンジが可能で、日本国内でも高い支持を得ました。「デザインがおしゃれで他の人と被らないバンがほしい!」と狙っている方も多いのではないでしょうか。しかしヴァナゴンT4は日本に上陸したのが1995年のクルマ。「古い外車は維持費が大変そう……」と心配の方も多いでしょう。そこでこの記事ではヴァナゴンT4にかかる維持費について解説します。 ヴァナゴンT4の特徴 ヴァナゴン(VANAGON)とはVAN+WAGONの文字を組み合わせた造語です。バンのように多くの積載量がありながら、ワゴンのように快適な乗り心地を実現しています。1994年に日本に上陸し、1997年まで販売が続きました。また、現代のクルマにはない、素っ気ないカクカクとしたクラシカルなデザインが特徴です。日本国内では特にサーファーからの支持が高く、オリジナルにカスタムして楽しむオーナーも多く存在します。 ヴァナゴンT4維持費の内訳 ヴァナゴンT4の維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 ヴァナゴンは2,460ccのガソリンエンジンを搭載しており、燃料は無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)指定です。カタログ燃費は10.15モードで7.6km/L。実燃費はカタログ値より1〜2kmほど低くなる場合が多いようです。 ここからは金額をシミュレーションします。 ヴァナゴンT4を通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約153L使用(*1)し燃料代は2万7,586円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合、1年間の燃料代は33万1,032円(*2)です。 *1 燃費は6.5km/Lで算出(実燃費)*2 2023年7月10日のハイオク1L当たりの平均価格180.3円で算出 自動車税 2023年7月現在、2.0L超~2.5L以下(自家用)の自動車税は4万5,000円/年です。ヴァナゴンT4は最終モデルが1997年に発売されており、車齢が13年を超えるため、自動車税は重課税されて5万1,700円かかります。 任意保険 ヴァナゴンT4の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約5万円/年でした。車両保険は付帯できません。プレミアム価格がついているクルマでも、保険会社はその価値を加味せずに保険料を算出します。そのため、一般的な保険会社では旧車に車両保険を付帯できないケースが非常に多いです。 車検 次にヴァナゴンT4の車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:5万400円(24ヶ月)※初年度登録から18年経過で算出印紙代:2,300円車検料:12万円合計:19万350円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します ヴァナゴンの重量税は、1.5t超~2.0t以下に区分され、同区分の現行モデルの多くは3万2,800円です。しかし、初年度登録から18年以上経過したモデルは2段階の重課税により5万400円かかります。。また、古い外車は故障が多く、交換部品や整備が必要であると予想されるため、車検代が跳ね上がる可能性が高いです。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。ヴァナゴンT4のメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけばよいでしょう。ヴァナゴンT4のタイヤ交換が発生する場合は追加で数万円かかるケースもあります。 ヴァナゴンT4年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、ヴァナゴンT4の場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のヴァナゴンT4年間維持費>ガソリン代:33万1,032円自動車税:5万1,700円任意保険:5万円車検:9万5,175円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:5万円合計:57万7,907円 月額では4万8,000円ほどかかります。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げることが可能です。ローンで購入した場合は、さらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。 ヴァナゴンT4の維持費が高いと思った時の対処法 旧車の維持では、自動車税と重量税が重課税されるため費用がかさんでしまいます。さらに外車だと整備費用が国産車より高くなるため車検代が高額です。もしヴァナゴンT4の維持費が高いと思ったら、手放しを検討してみてはいかがでしょうか。 ※2023年7月10日時点のデータです 【関連車種】メーカー:フォルクスワーゲン車種:ヴァナゴン