「車売却ってそもそもどんな流れなのか」「車の相続について相談したい」など車売却をご検討の際に出てくる悩みに無料でお答えいたします!
【相談例】
● 車売却のそもそもの流れが分からない
● どういった売り方が最適か相談したい
● 相続で車を売りたいけど売り方が分からない
● 二重査定や減額について知りたい
など
台風や豪雨で車が水没してしまって、どう処理したらよいのかわからずに困っていませんか。そのままにしておいて大丈夫なのか、また動かせるようになるのかと悩んでいる方は多いでしょう。そこで今回の記事では、水没車を放置するとどうなるのか、どうやって処理するのがよいのかを紹介します。愛車が思わぬトラブルに見舞われてお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。 水没した車はどうなる? 車内が水浸しになってしまうとどういったトラブルが発生するのでしょうか。車は何千、何万の部品から構成される精密な乗り物です。たとえ水が乾いたとしても、正常に動くとは限りません。まずは、水没車に起こりやすい故障・トラブルを紹介します。 カビや雑菌が繁殖する 水没してしまった車はなかなか乾かず、もし乾いたとしても多湿状態が続きます。特にシートは分厚くて中まで水が染み込みやすく、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。車内に悪臭が染み付いてしまうだけでなく、カビによって新たに部品が故障するケースも少なくありません。衛生面のみならず安全面への深刻なダメージにも発展しかねないトラブルです。 電気系統が故障する 車の床下には、さまざまな設備・装置の配線が通っています。エンジンやエアバックなどの制御装置が取り付けられている場合も多く、水没してしまうとこれらの電気系統がショートしてしまいます。最悪の場合は火災に発展するかもしれません。また、海水は淡水よりも電気が通りやすいためにさらに危険です。 パーツが腐食する 海水に浸かった場合に起こりやすいトラブルです。車のパーツは塩分に触れるとすぐに錆びてしまいます。冬に凍結防止剤が巻かれた道路を走行した後、足回りが錆びてしまったという経験をされた方もいるのではないでしょうか。この現象も凍結防止剤に含まれる塩分が原因です。 水と酸素によって鉄錆は発生しますが、乾燥すれば腐食は止まります。しかし、塩分が加わるとその保湿性によって鉄は水分を保有し続けてしまい、どんどん腐食が進んでしまいます。海水による被害を受けた場合には特に注意しましょう。 水深30cmでも要注意 「水没したと言っても車内が水浸しになったわけでもないから大丈夫だろう」と油断してはいけません。水深30cmでも十分に冠水する可能性があります。 マフラーの排気口は地面から約30cmの高さにあり、ここから水が侵入して排気できなくなるとエンストしてエンジンが止まります。そのままエンジンが壊れてしまうと、修理できない、できたとしてもかなり高額な費用がかかります。マフラーあたりまで水に浸ってしまった場合には、故障の可能性を十分に視野に入れて対処しましょう。 水没車はどうやって処理する? 水没車に起こりやすいトラブルを解説しましたが、車をどのように処理したらよいのでしょうか。修理・廃車・売却、それぞれのケース別に紹介します。 修理 修理したい場合には、ディーラーや整備工場に依頼できます。しかし、水没車は修理費用が高額になりやすいです。故障箇所にもよりますが、フロアまで浸水しているのであればエンジンルームがダメージを受けている可能性が高く、修理するのに100万円以上かかるかもしれません。また、たとえ修理できたとしても車内に悪臭が染み付いて消えないという場合もあります。シートをクリーニングすれば緩和できますが、3〜5万円ほどの費用がかかります。 どうしても愛着があって乗り続けたいのであれば一度修理の見積もりをとってみてもよいでしょう。しかし、手放しも視野に入れているのであれば費用的に考えて得策とは言い難いかもしれません。 廃車 修理できないと断られた、もしくはもう乗る予定がないのであれば廃車も一つの方法です。廃車には一時抹消登録と永久抹消登録の2つがありますが、今回想定されるのは後者でしょう。 永久抹消登録とは、車を二度と使用せず解体する際に実施する手続きです。車輌はバラバラに解体されて、使える部品は洗浄した後に再利用されます。解体費用が2〜3万円ほどかかるうえに、書類準備や手続きも基本的にはすべて自分で行わなければなりません。廃車の手続きを代行する廃車買取業者も存在しますが、車としての価値ではなく部品ごと、そしてスクラップとしての価値で査定額を算出するため、中古車市場の相場とは価格が大きく異なります。 売却 「水没車だから車として値段がつかないのでは?」と思っている方も多いでしょう。しかし、中古車の査定額は車輌そのもの価値と状態に左右されます。査定してもらったら意外にダメージが軽くて予想以上の価格がついた、というケースも想定できます。 また、内部を詳細に確認しないままに水没車を動かすのは非常に危険です。車を動かせなくても、出張査定を依頼できる業者であればスタッフが自宅まで訪問してくれます。レッカーで車を動かす手間・費用を省けるのもメリットです。 水没車に車両保険は使える? 水没車にも車両保険は使えますが、条件が設けられていることが多いです。 台風や豪雨による水没は全損でない限り補償の対象に含まれます。全損とは、修理不可能な場合と修理費用が保険金額を超えてしまう場合です。一方、地震や津波による予測できない災害による水没は補償対象外です。被害が甚大になりやすく、保険料の設定が難しいために補償してもらえません。 また、車両保険は車の時価相当額を上限に支払われます。発売されたばかりの新車は時価相当額が高いですが、初年度登録から10年以上経過している車は金額が下がってしまいます。いわゆる古いクルマに乗っている場合だと、充分な補償を受けられずにかえって損をする可能性が高いでしょう。 長く乗っているクルマが水没してしまったら「旧車王」にご相談ください! 修理・廃車・売却と選択肢を紹介しましたが、長い時間をともにした愛車だと処理に悩んでしまうでしょう。長年の相棒の未来を考えるのであれば、ぜひ「旧車王」にお譲りいただけないでしょうか? 旧車王は古いクルマに特化した買取サービスです。整備工場をもっており、自社内で車輌を修理・修復して再流通させる仕組みが整っています。20年以上の実績をもち、一般的に修理の難しいクルマも数多く手掛けてきました。 たとえば、もう修理できないと近くの整備工場にいわれたり、修復が難しいから価格がつかないと他社に断られた水没車であっても、自社内で車の価値を上げる仕組みをもつ旧車王であれば高額買取が可能です。 また、いわゆる名車や希少車も、部品ごとに査定する廃車買取業者だと車の価値は一切価格に反映してもらえません。しかし、旧車王は水没という未曾有のトラブルに遭った車輌でも、クルマそのものの魅力・価値をしっかりと見極めます。さらにはお客様が愛車にかけてきた想いも含めて価格をお出しいたします。 お客様の大事なおクルマ、ぜひ私たち旧車王にお任せください。
台風や集中豪雨などの水害で車が水没してしまった際に、どうすればいいのか悩む方は多いかと思います。深刻な水没被害に遭った車は、果たして修理できるのでしょうか。また、もし手放したい場合にはどのような方法があるのでしょうか。今回は、水没車を修理できる場合とできない場合、そして修理費用を紹介するとともに、手放す方法について紹介します。車が水没して困っている方や、河川近くで高低差があり水害の被害に遭いやすいといわれる地域にお住まいの方は参考にしてください。 水没車とは? 水没車とは、「集中豪雨や洪水などにより、室内フロア以上に浸水したもの、または、その痕跡により商品価値の下落が見込まれるもの」であると一般社団法人日本自動車査定協会(JAAI)に定義されています。端的にいえば、車内が浸水するなど通常では起こりえない水害を受けた状態です。 車は想定内の雨や水には対応できる防水構造になっています。しかし、エンジンや室内が浸水すると、重要な部品のサビや電気系統のトラブルに発展する可能性が高いといわれています。最悪の場合、走行中にエンジンが止まるなどの重大なトラブルにつながるかもしれません。 水没車は修理できる? 想定外の水害を受けた車を水没車と呼びますが、果たして修理できるのでしょうか。直せるかどうかは車輌の状態によって変わるため、ここからは修理できるケースと難しいケースを紹介します。 水没車を修理できるケース タイヤの下半分もしくは上半分までの浸水であれば修理できる可能性が高いです。 タイヤの下半分までの浸水であれば、室内には水が侵入していないことが多いといわれています。そのため、タイヤやブレーキ周り(ローターやディスク)の分解清掃や交換で解決できます。ただし、車高の低い車はエンジンや室内が浸水しているかもしれません。不安な場合は業者に点検整備を依頼しましょう。 上半分まで浸水した場合も、ドライブシャフトの交換でおおむね解決するといわれています。修理できるとはいっても、ドライブシャフトはエンジンの動力を車輪に伝える重要なパーツ。水没により潤滑油が流れ落ちて故障していたり、泥の付着で機能不全を引き起こすかもしれないため、放置せずに必ず修理しましょう。また、下半分までの浸水のケースと同様に車高の低い車だと他の箇所にも水が侵入しているかもしれません。こちらの場合も点検整備をおすすめします。 水没車で一般的に修理が難しいケース 続いて、修理が難しい状態を3つのケース別に紹介します。 排気口以上の浸水 排気口以上に浸水すると、エンジンが全壊してしまう可能性があります。 排気口を通じて水がエンジン内に吸い上げられると「ウォーターハンマー」という現象が起こります。ウォーターハンマーとは、ガソリンと違って圧縮できない水がシリンダー内部に入ることでピストンの反動を受け、コンロッドというパーツが破壊されるトラブルです。 ウォーターハンマーが発生した場合、エンジンの修理は難しいといわれています。修理できなくても交換は可能ですが、数十万〜100万円程度の費用がかかるため、あまり現実的ではありません。 シートの上部まで水没している シートの上部まで水没している場合は、修理ではなく買い替えもしくは手放しを検討しましょう。前述の通りエンジンにトラブルが起こる可能性が高く、シート全体が水没していると車内に雑菌が発生してしまいます。乾燥したとしても臭いやカビ、サビが残りやすいため、乗り続けるのは難しいでしょう。 電気系統にトラブルが起きている 電気系統にトラブルが起きている場合は、買い替えもしくは手放すことを検討しましょう。水没による電気系統へのダメージによって、走行中に急に停止してしまう場合があります。 また、海水に水没した場合はさらに危険です。海水は淡水とは違って電気を通すため、最悪の場合は車体が炎上する恐れがあります。ハイブリッドカーや電気自動車は漏電する可能性も高いです。 水没車の修理費用は高い? 故障の程度によって変動しますが、定義通り室内フロア以上の浸水している場合、高額な費用がかかる可能性が高いです。 エンジンが修理できる状態だとしても、費用はなんと数十万〜100万円ほど。足回りの分解清掃やパーツ交換を実施するのであれば、数万円〜数十万円が上乗せされます。室内クリーニングを実施するにも数万円ほどかかります。 被害が深刻なのであれば思い切って手放すのも一つの方法です。まずは業者に点検整備を依頼して、修理が可能かどうか見積りから判断しましょう。 水没車を手放すにはどうしたらよい? 修理が難しい、もしくは費用が高くて修理を諦めざるを得ない場合は、水没車を手放すことになるでしょう。手放す際の2つの選択肢を紹介します。 廃車にする 廃車には一時抹消登録と永久抹消登録の2つがありますが、水没で修理を諦めた車が対象であれば後者が該当するでしょう。 永久抹消登録とは、車を二度と使用せず解体する際に実施する手続きです。バラバラに解体されて部品ごとに再利用されます。解体に2〜3万円ほどの費用がかかるうえ、書類準備や手続きも基本的にはすべて自分で行います。 売却する 中古車買取業者に売却するのも一つの方法です。「水没車だから値段がつかないのでは?」と思っている方も多いかもしれません。しかし、価格はあくまで状態に左右されるため、水没車だからという理由で諦めるのは勿体ないでしょう。 また、エンジンの故障で動かない車であっても、出張査定を依頼できる業者であればスタッフが自宅まで訪問してくれます。レッカーで車を動かす手間・費用を省けるのもメリットといえるでしょう。 水没車ってどこに売ればよい? 「廃車は手続きが面倒くさそう」「解体されるのは心苦しい」という方には、売却がおすすめです。しかし、中古車買取業者は数多く存在し、どこに依頼すればよいかわからない方も多いでしょう。 水没車、とりわけ修理が難しいといわれた車輌は、並大抵の知識・スキルでは正しく取り扱えません。経験の浅い業者だと、値段がつかないといわれたり、そもそも査定自体を断られる場合もあります。 水没車を売却するなら、実績豊富な業者に依頼しましょう。たとえば、私たち旧車王は、20年以上にわたって買取サービスを展開しています。長年にわたってさまざまな車輌を「鑑定」してきました。水没車や故障車、不動車も多く買い取っており、積み重ねた実績は私たちの自信です。 水没車なら旧車王にぜひお譲りください! 私たち旧車王は、20年以上古いクルマに特化して買取サービスを展開してきました。多くの車輌を見る中で、水没車も何度も鑑定しています。長年で培った知識とノウハウで、あなたのお車の価格をしっかりと見極めます。 また、旧車王の大きな特徴の一つが、自社で整備工場をもっていることです。自社で修理・修復して価値を上げて再流通させる仕組みがあるため、他社よりも高い価格で買い取りできます。これまで数え切れないほどの自動車を「再生」させてきた実績をもつため、修理が難しいといわれた車輌にもしっかりと向き合います。 水没車の売却先にお悩みの際は、ぜひ旧車王にご相談ください!
中古車の売買をするときに多いトラブルのひとつに「二重査定」があります。二重査定とは、車の売却契約・車両の引き渡し後に再査定し、キズやへこみ、修復歴が見つかったなどの理由により、買取価格の減額を求められることです。今回は、二重査定について詳しく解説します。また、二重査定がどのような理由で起きるのか、トラブルにならないための対策も説明しますので、車の売買契約をするときの参考にしてみてください。 二重査定とは 二重査定とは、買取契約をして車両を引き渡した後に、買取業者が再度査定をし、キズやへこみ、修復歴などの欠陥が見つかったとして買取額の減額を求めることです。 二重査定により減額の連絡を受けた売主(ユーザー側)は、「再度価格交渉をする」、「売買契約をキャンセルする」、「減額を受け入れる」のいずれかの選択を迫られます。 買取額の減額に納得ができず、売買契約をキャンセルしようとした際、法外なキャンセル料を請求してくる業者もいるようです。そのため、二重査定によるトラブルは絶えず、中古車の売買において大きな問題となっています。 二重査定の問題点 二重査定の問題点は、「買取金額が低くなる」や「実際の車の価値よりも低評価になる」などです。ここからは、二重査定の問題点について詳しく解説します。 想定していた金額よりも低くなる恐れがある 二重査定により減額されると、当初の査定評価額や想定していた買取金額よりも、低い価格で車が買い取られてしまう恐れがあります。売却額を新しい車の購入やローン残債の相殺に充てようとしていた場合、予定が変わってしまうことがあります。 実際の価値よりも低い金額をつけられる場合がある 二重査定により本来の車の価値より低い評価になることがあります。悪質な買取業者の場合、売手が実車確認できないことを利用して、正当な理由なく市場価値や一般的な相場よりも低い金額を提示してくることもあるようです。 二重査定が起きる原因 二重査定が起きてしまうのには、どのような理由があるのでしょうか。ここからは、中古車売買で多いトラブルの二重査定の原因を解説します。 持ち主が嘘をついた 持ち主である売手側が嘘をついていた場合に、二重査定で減額されることがあります。これは、瑕疵担保責任を問われるケースです。 瑕疵担保責任とは、キズや修復歴などの欠点があるものを売った場合に負う責任です。例えば、事故を起こしてフレームを直したのにもかかわらず、修復歴がないと申告して売却し、再度査定したとき減額されるといったケースです。この場合は、売手側に責任があるため、減額を受け入れるか、契約をキャンセルするしかないでしょう。 少しでも高く評価されるように、キズや修復歴などを隠したくなるかもしれませんが、買取業者の査定士は毎日のように車を査定しているプロです。嘘をついてもバレてしまうため、事故の修理や修復歴は正直に申告をしましょう。 細部の故障を発見した 細部の故障が見つかった場合、減額される可能性があります。売却契約をして車両を引き渡した後、買取業者が再度査定をしたとき、エンジンや電装品などに故障が見つかり、減額をしてくる場合があります。しかし、故障の発見は査定士の見落としであるため、売主(ユーザー)側の責任ではないといえるでしょう。 査定士の判断ミス 査定士の評価判断ミスにより、減額を要求してくる場合があります。この場合は、売主(ユーザー)側の責任ではないため、減額に応じる必要はないでしょう。 悪徳業者による故意 悪質な買取業者は、故意に減額を要求してくる場合があります。買取契約をして車両を引き渡した後に「再度査定をしたら欠陥が見つかった」と減額の連絡をしてくる業者もいるようです。正当な理由がなく減額してきたり、買取業者側のミスにより買取金額を下げたりする場合には、悪徳業者である可能性が高いでしょう。 二重査定をしない業者の選び方 二重査定によるトラブルを防ぐためには、業者の信頼性を見極める必要があります。どのような業者に買取を依頼すべきなのでしょうか。ここからは、二重査定を防ぐための業者の選び方について解説します。 二重査定をしないことを明言している業者を選ぶ 「正当な理由なく二重査定による減額をしない」と明言している業者を選びましょう。また、一般社団法人日本自動車購入協会(JPUC)や日本自動車流通研究所(JADRI)などに加盟している業者がおすすめです。これらの第三者機関に加盟している業者は、正当でクリーンな取引をしています。 買取実績が豊富で担当者が信頼できる業者を選ぶ 買取実績や査定経験が豊富な業者を見極めることが大切です。査定件数が多く、買取実績が豊富であれば、適正な車の評価をしてもらえるでしょう。買取業者を選ぶときは、実績を公開していたり、口コミ評価が高いところに査定依頼することをおすすめします。 二重査定があったときの対処法 二重査定の連絡を受けたときには、評価が下がる理由を説明してもらうことが大切です。明確な理由がある場合には、納得するまで価格の再交渉をするとよいでしょう。しかし、正当な理由がなく減額してくる場合には、買取契約をキャンセルしたり、消費者生活センターに相談したりすることをおすすめします。ここからは、二重査定によって減額の連絡を受けたときの対処法を解説します。 キャンセルする 二重査定の連絡があったときは、契約をキャンセルできる場合があります。ただし、契約をキャンセルするためには、「売主側の瑕疵担保責任がないこと」が前提です。 また、買取業者が査定時の見落としや評価ミスなどを売主の責任に転嫁した場合、消費者契約法第10条「消費者の利益を一方的に害する条項の無効」に該当するケースが多いため、契約をキャンセルできる可能性があります。 買取業者によっては、キャンセルの際に法外なキャンセル料を請求してくることもあるようです。キャンセル料に疑問を感じたときには、JPUC自動車売却消費者相談室や消費者生活センターなどに相談しましょう。 再交渉する 減額に正当な理由がある場合には、買取額の再交渉をしてもよいでしょう。交渉した結果、金額に納得できない場合には、契約のキャンセルをしたり、JPUC自動車売却消費者相談室や消費者生活センターなどに相談したりすることをおすすめします。 消費者生活センターに相談する 正当な二重査定かどうかわからない場合には、消費者生活センターやJPUC自動車売却消費者相談室に相談しましょう。消費者生活センターでは、消費生活全般の苦情や問合せなどを受け付け、専門の相談員が相談にのってくれます。JPUC自動車売却消費者相談室では、自動車の買取に関する困りごとや相談、意見に相談員が対応してくれます。 それぞれの問い合わせ先は次のとおりです。 ・消費者生活センター(消費者ホットライン):118(局番なし)・JPUC自動車売却消費者相談室:0120-93-4595(平日9:00~17:00) 旧車王は絶対に二重査定いたしません 私たち「旧車王」は20年以上にわたって古いクルマを専門に買取サービスを展開しています。数十年前の輸入車からバブル期に人気を博したスポーツカー、さらには大型のバンまでさまざまなクルマを買い取ってきました。 旧車王は「二重査定一切なし」を約束として掲げております。何かと理由をつけて契約後に減額交渉を持ちかける業者がまだまだ多いなかで、私たちは後から見つかった事故歴(修復歴)や故障に対して、絶対にお客様に責任を問いません。 そもそも私たちは、一度の査定で正確にクルマの状態を隅々まで把握し、正確に価格をお出しする自信をもっています。長年培ったクルマの知識と査定の技術が何よりの強み。豊富な経験を活かして、どんなクルマも一度で価値を見極めます。万が一にも後から不具合が発覚した場合は、一度の査定で状態を確かめられなかった私たちに責任があります。 安心して大事なおクルマを売却したいという方は、ぜひ旧車王までご依頼ください。長年あなたが愛車とともにした時間と愛情もふまえて、丁寧に隅々まで「鑑定」いたします。
車のローンを解消するため、債務整理を検討している方もいるでしょう。債務整理を行うと車のローンの返済義務はなくなるものの、信用情報機関に履歴が残るというデメリットがあります。そのため、任意整理するかどうかはよく検討したうえで判断しなければなりません。この記事では、債務整理後の車のローンの扱いや、残債の返済が難しい場合の対処法を紹介します。 車のローンの扱いは債務整理の種類によって異なる 債務整理を行うと、所有権留保されている車は引き上げられるため、自動車ローンの返済義務がなくなります。所有権留保とは、残債を完済するまでローン会社や信販会社が所有者となり、車を担保にすることです。車をローンで購入すると所有者はローン会社や信販会社になっているケースが多く、残債を完済するまで自分名義に変更できません。万が一残債を返済できなくなった場合、ローン会社や信販会社は車を引き上げることで、未回収額を補填します。 ただし、債務整理の種類によっては車を残せるケースがあるため、必ず引き上げられるわけではありません。まずは、債務整理の種類ごとの車のローンの扱いを紹介します。 任意整理 自動車ローンの返済ができなくなった場合に任意整理を行うと、車は引き上げられるため、返済の義務がなくなります。任意整理とは、返済の負担を軽くできるよう、支払う必要がある「利息」や「遅延損害金」をカットして借金を減額する方法です。 また、任意整理はすべての債権者に平等に対応する必要がありません。他の借り入れが負担となり、車のローンを返済できない場合は、自動車ローンを除いて任意整理すれば手元に残すことも可能です。任意整理を行なっても、車が引き上げられるケースがあることも把握しておきましょう。 個人再生 個人再生とは、すべての債権者からの借金をまとめて大幅に減額し、原則的に「3年」または「5年」で返済する方法です。任意整理が各債権者との交渉が必要であるのに対し、個人再生は裁判所の判断のもとで可否が決まります。 個人再生を行うと、所有権留保されている車は引き上げられるため、自動車ローンの返済義務がなくなります。任意整理とは異なり、すべての債権者に平等に対応する必要があるため、自動車ローンだけを除くことはできません。 自己破産 自己破産とは、すべての債務者からの借金を裁判所を介した手続きによって全額免除する方法のことです。個人再生でも返済ができないほどに経済的に破綻している場合にのみ利用できます。 自己破産を行うと、基本的に車は引き上げられるため、自動車ローンの支払い義務がなくなります。自己破産した場合、衣類や家電以外の「99万円以上」の財産は換価処分されるため、車も手放す必要があります。ただし、ローンを完済していて車の価値が「20万円以下」の場合は、換価処分されないため自己破産しても手元に残せるでしょう。 債務整理のデメリット 債務整理を行うと数年間はローンを組めないほか、クレジットカードの作成に制限がかかるというデメリットもあります。続いて、債務整理のデメリットを紹介します。 数年間はローンを組めなくなる 債務整理を行うと、数年間はローンを組めなくなります。なぜなら、債務整理した履歴は信用情報機関に登録され、ローン会社や金融機関に返済能力がないと判断されるためです。信用情報機関とは、個人の返済状況や借入状況などを管理している機関のことです。ローン会社や金融機関は、申込者に返済能力があるかどうかを審査するため、信用情報機関に登録されている情報を参照します。 信用情報機関の履歴が消えるには、借金を完済してから5年以上はかかるため、数年間はローンを組めなくなることを把握しておきましょう。 クレジットカードの作成に制限がかかる 債務整理を行うと、クレジットカードの作成に制限がかかります。ローンを組めなくなることと同様に、信用情報機関に債務整理した履歴があると「安定した返済は望めない」と判断されるため、クレジットカードを作成できません。借金を完済し、信用情報機関から履歴が抹消されたら、新たにクレジットカードを作成できる可能性があります。 また、債務整理後は現在持っているクレジットカードは即日で利用できなくなり、すべて解約扱いになることを把握しておきましょう。 車のローンの返済が難しい場合の債務整理以外の対処法 車のローンの返済が難しい場合、債務整理ではなく売却したりローンを借り換えたりする方法もあります。続いて、車のローン返済が難しい場合の債務整理以外の対処法を紹介します。 売却する ローン返済が難しい場合は、車を売却することで残債の負担を減らせる可能性があります。ただし、ローン中で所有権留保されている車は、基本的に残債を完済して自分名義に変更しないと売却できません。つまり、ローン中の車を売却するには残債を完済することになるため、まとまった資金が必要です。 なかには、ローン中で所有権留保されている車を買取してくれる業者もいるため、売却できるか問い合わせてみましょう。 また、車を売却したとはいえ売却額が残債を下回った場合は、差額を返済する必要があります。売却額が残債に達するよう、少しでも高く売却できる業者に車を売却しましょう。 なお、売却したい車に精通している買取業者に査定してもらうと、高く売却できる可能性があります。たとえば、スポーツカーは「スポーツカー専門店」クラシックカーの場合は「旧車専門店」と専門の業者に売却することで、売却額が残債を上回るケースもあるでしょう。 借り換える 車のローン返済が難しい場合は、ローンを借り換える方法もあります。金利が低い金融機関のローンを組めば、返済の負担を軽減できます。 ただし、ローンの借り換えは収入や他社への借り入れ状況などが審査されるため、通過しなければ利用できません。収入に対して借入額が多く、複数社でローンやキャッシングしている場合は、審査に通過しない可能性があります。借入額を減らしたり、他社のローンを少しでも返済したりすれば、審査に通過できる可能性があるため参考にしてください。 まとめ 債務整理を行うと、所有権留保されている車は引き上げられるため、ローンの返済義務がなくなります。ただし、ローンが数年間組めなくなるほか、クレジットカードの作成の制限がかかるデメリットがあります。車のローンを解消したい場合は、債務整理ではなく「売却」や「借り換え」も視野に入れておきましょう。 なお、高く売却できる買取業者に車を手放せば、売却額が残債を上回るケースもあります。ローン中で所有権留保されている車でも業者によっては買い取りしてくれるため、まずは相談してみましょう。
車のローン残債がある状態で、乗り換えたい方もいるでしょう。結論からいうと、車のローン残債がある状態でも乗り換えは可能です。ただし、車の所有者が誰なのかによって手続き方法が異なります。この記事では、車のローン残債がある状態で乗り換える方法や、注意点などを紹介します。 車のローン残債がある状態で乗り換える方法 車の所有者が「自分」の場合と「自分以外」とで、乗り換えるときの対応が異なります。車検証の所有者欄をチェックして、所有者が誰なのかを確認してみましょう。 まずは、車のローン残債がある状態で乗り換える方法を紹介します。 自分が所有者の場合 車の所有者が自分の場合は、以下の方法で乗り換えが可能です。 1.自分が持っているお金でローンを完済し、新しい車に乗り換える2.車を売却したお金でローン返済や乗り換え費用に充てる 金融機関のローンを組んで車を購入すると、所有者は自分になっているケースがあります。自分が所有者の場合は、自由に車を売却できる権利があり、特別な手続きが不要なためスムーズに乗り換えることが可能です。 ただし、完済前の売却を禁止している金融機関もあります。完済前に売却してもよいのか、ローンを組んでいる金融機関に問い合わせてみましょう。 自分以外が所有者の場合 車の所有者が自分以外の場合は、自分が持っているお金でローンを完済し、新しい車に乗り換えることができます。 ローンで購入した車の所有者は、基本的にディーラーや信販会社です。ディーラーや信販会社でローンを組んでいる場合は「所有権留保」されているため、残債を完済するまで車を売却できません。所有権留保とは、万が一返済が滞った際に未回収額を補填できるよう、車を担保にすることです。 残債を完済した後に、ディーラーや信販会社から自分名義に変更する「所有権解除」を行えば、車を売却できます。残債を完済したら、ローン会社に所有権解除したい旨を伝えて、手続き方法や必要書類を案内してもらいましょう。 また、自分以外が所有者の場合でも車を売却できる買取業者もいるため、自分が持っているお金で残債を完済せずに乗り換えることも可能です。たとえば、90万円の残債がある車に100万円の査定額を提示されたとします。買取額のうち、残債である90万円をローン会社に支払い、所有権解除をした後に買取業者名義に変更します。残りの10万円は、売却金として受け取ることが可能です。車の所有者が自分以外でも、買取してもらえるのかを業者に確認しましょう。 車のローン残債がある状態で乗り換える際の手続きの流れ 手続きの流れを事前に把握しておくと、スムーズに車を乗り換えられます。続いて、車の残債がある状態で乗り換える際の手続きの流れを紹介します。 1.所有権解除 車の所有者が自分以外の場合、まずは使用者が住んでいる地域を管轄する「運輸支局」で所有権解除の手続きをしなければなりません。 手続きする際は以下の書類が必要なため、漏れがないよう揃えておきましょう。 ■完済後にローン会社に送付してもらう書類・ローン会社の印鑑証明書・譲渡証明書・委任状 ■自分で用意する書類・使用者の印鑑証明書・自動車税納税証明書・申請書(第1号様式)・手数料納付書・車検証・実印 また、実印を押印した委任状を用意すれば、ディーラーやローン会社に所有権解除の代行を依頼できます。ただし、1万円程度の代行費用が発生するため、費用を抑えたい場合は自分で手続きしましょう。 2.売却 所有権解除によって所有者が自分名義になれば、残債がある車を売却できます。車買取専門店で査定してもらうと、高い金額で手放せる可能性があります。なぜなら、価値を理解していることにより車を適正に評価できるほか、高く売却できる販売ルートを持っているからです。外車は「輸入車専門店」クラシックカーの場合は「旧車専門店」のように、売却する車の専門店に査定を依頼してみましょう。 3.新しく購入する 乗り換え後もローンを組んで車を購入するには、新たにローン会社と契約しなければなりません。車の売却金を返済に充てても残債を完済できなかった場合、新たに契約するローンに上乗せしなければならないため、家計に負担がかかるケースもあるでしょう。家計に負担がかかる場合は、購入する車のグレードを下げるほか、取り付けるオプション品も見直してみてください。 また、金利が低い金融機関のローンを組むと、家計への負担を軽減できます。ただし、金利が低い分、審査基準が厳しい傾向にあるため、必ずローンを組めるわけではないことを把握しておきましょう。 ローン残債がある車を売る際の注意点 残債がある車を売却する際は、売却額に注意して手放す必要があります。続いて、残債がある車を売る際の注意点を紹介します。 売却ではローンを完済できない場合がある 車の状態によっては、売却してもローンを完済できない場合があります。なぜなら、売却する際に傷やへこみがあったり走行距離が多かったりすると、査定額が低くなるためです。査定額が残債を下回った場合は、不足分を一括返済する必要があります。たとえば、ローン残債が120万円で車の査定金額が100万円だった場合、不足分の20万円を一括返済しなければなりません。 一括返済が難しい場合は、乗り換え時に組むローンに上乗せして返済する方法もあります。ただし、上乗せする金額によっては乗り換え後の返済額が増えるため、家計に負担がかかります。残債を少しでも減らすには、車を高く売却することが大きなポイントです。 時期によって売却額が異なる 中古車の市場価格は常に変化しているため、時期によっては売却額が異なります。たとえば、2020年の新型コロナウィルス蔓延により、車を生産するために必要である「半導体」が不足した時期です。新車の生産が間に合っていなかったため、中古車の需要が上がり、車を高く売却できる時期がありました。また、1〜3月は4月に新生活を始める方が多く、中古車の需要が上がる傾向にあるため、高く売却できるでしょう。 一方で、中古車の需要がない時期に売却すると査定額が低くなるケースもあります。ローン残債を少しでも減らせるよう、売却するタイミングを見極めることも、重要なポイントです。 まとめ 車の残債がある状態でも、乗り換えが可能です。ただし、車の所有者がローン会社や信販会社になっている場合は、残債を完済した後に自分名義へ変更しないと基本的に売却できません。とはいえ、中には残債を完済しなくても車を売却できる買取業者がいるため、自分名義以外でも買取してもらえるのかを確認しましょう。 また、査定額によっては残債を「一括返済」もしくは「乗り換えるローンに上乗せ」する必要があります。少しでも残債を減らせるよう、車の価値を理解した業者に売却してみてください。
2022年10月末、「走行距離課税」がニュースやSNSで話題となりました。車が走った分だけ課税される仕組みの走行距離課税とは、具体的にどのような制度なのでしょうか。今回は、自動車に関する税金「走行距離課税」について解説します。 政府が走行距離税の導入を検討している 走行距離課税とは、走行距離に応じて課税される税制です。 もともと検討されていた税制でしたが、2022年10月末の参議院予算委員会にて財務大臣が「走行距離課税はひとつの考え方である」と述べたことで再度話題となりました。また、電気自動車はガソリン車よりも重量が重く、道路にかかる負担が大きいことも走行距離課税を検討する理由となっています。 日本では、2030年代半ばまでに新車販売される乗用車を100%電動車にする「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」が策定されているため、2030年代から走行距離課税の導入が開始される可能性が高いでしょう。 ただし、走行距離課税については、現時点(2022年現在)で検討段階の税制です。そのため、具体的な内容や開始時期については、今後の予算委員会で決まっていくでしょう。 走行距離課税の問題点 走行距離課税の問題点は主に3つです。ここからは、走行距離課税の問題点を解説します。 車種に関係なく走行距離に応じて税金がかかる 走行距離課税は、走行した距離に応じて課税される税金となります。そのため、全ての車が対象となり、走った分だけ税金を支払わなければなりません。 運送業界や交通業界への悪影響 走行距離課税が導入された場合、物流や公共交通機関に大きく影響するでしょう。輸送トラックやバス・タクシーなどは、走行距離が非常に長く、大型トラックの年間走行距離は10万km以上となることも珍しくありません。そのため、走行距離課税が導入されれば、物価の上昇は避けられないでしょう。 個人情報漏えいのリスク 走行距離課税が導入された場合、誰がどこを走ったのか記録しなければなりません。そのため、自宅やよく行く場所などの個人情報が漏洩する可能性があるでしょう。また、東京都主税局の報告書でも留意点として、プライバシー・データセキュリティ保護が挙げられています。 走行距離課税の導入検討に至った背景 走行距離課税は、車の電動化によりガソリン税による税収の減少が見込まれているため導入が検討されています。 燃料を使わないEVや燃費性能が良いプラグインハイブリッド(PHEV)・ハイブリッド(HEV)などが普及し、燃料から税金を徴収するのが難しくなり、税収が減少してきたため、走行距離に応じて税金を課し、安定した財源を確保しようとしているようです。 一部の国・州では走行距離課税が導入されている 走行距離に応じた課税制度は、一部の国や州ですでに導入されています。ただし、課税対象を貨物車のみとしているところが多いのが実情です。 走行距離課税の導入で得をする人 走行距離課税が導入された場合、走行距離が短いユーザーの税負担が少なくなるでしょう。 走行距離課税の導入で損をする人 走行距離課税が導入された場合、物流業界や地方の居住者など、さまざまな人の負担が大きくなります。また、車を所有していないカーシェアユーザーやレンタカーユーザーなど車を所有していない人も税金を支払わなければならなくなるでしょう。
車にダニが発生する原因についてご存知の方は少ないのではないでしょうか。ダニといえば寝具に多く生息するというイメージを持つ方が多いでしょう。しかし、寝具よりも車の方がダニが多く発生するケースもあり、健康への被害も気になるところです。今回は車にダニが発生する原因や健康への影響、車のダニ対策について解説します。車のダニの発生に不安を持つ人は参考にしてください。 車にダニが発生する原因 車にダニが発生する原因は、「人のフケや髪の毛」「食べかす」「花粉」などです。これらはダニにとって格好のエサとなり、温度(20〜30℃)や湿度(70%以上)の条件を満たすことで大繁殖する可能性があります。 ダニはどこにでも生息しています。新車であっても衣服やペットに付着して入り込むので、侵入を完全に防ぐことは難しいでしょう。繁殖すると健康被害をもたらす可能性が高いため、普段から対策が必要です。 車のダニによる健康への影響 車のダニによる健康への影響は、ぜんそくやアトピーなどのアレルギーや刺されることによるかゆみです。車の中で特に発生しやすいのは以下の3種類のダニで、それぞれに特徴が異なります。 ・チリダニ………0.2〜0.5㎜の大きさで乳白色。生きている間は人に被害を与えません。死骸やフンがぜんそくやアトピーなどのアレルギー症状の原因となります。 ・ツメダニ………0.3〜1㎜の大きさで薄黄からオレンジ色。チリダニをエサとして侵入し、人の柔らかい皮膚部分を刺して強いかゆみを引き起こします。 ・タカラダニ………1〜2.7㎜の大きさで赤色。コンクリートに生息して花粉をエサにします。人に健康被害は与えませんが、その見た目から不快な気分になる方もいます。 それでは、車に発生するダニによる健康への影響について詳しく解説します。 吸い込むことによるアレルギー反応 「ダニの死骸」「フン」「抜け殻」などを吸い込むことでアレルギー反応が起きる場合があります。これらはダニアレルゲンと呼ばれ、許容量を超えて接触や吸引するとアレルギーやぜんそくを引き起こします。一度発症すると症状が数年も続く場合もあるため、単なるダニアレルギーと思って油断してはいけません。 刺されることによる患部の腫れ 主にツメダニが皮膚を指すことで腫れを引き起こします。また、強いかゆみも現れますが、かきむしると水ぶくれが起きたり周囲に広がったりするため、なるべくかかないようにしましょう。症状は7〜10日程度も続くため、生活に支障をきたす恐れもあります。なるべく早く皮膚科を受診して、適切な治療を受けてください。 車のダニが発生しやすい箇所 車のダニが発生しやすい箇所は、エサがあり湿度が高く暗い場所です。座席シートやフロアマットの下、エアコンが最も繁殖しやすい場所といえます。 ・座席シート………人の体温でシートが蒸れやすく、付着している皮脂や髪の毛などがダニのエサになります。光が当たる表面よりも内部に潜みやすい。 ・フロアマットの下………ダニのエサである人の髪の毛や食べかすが溜まりやすい。 ・エアコン………カーエアコンの内部にエバポレーターという装置があり、結露により湿気が溜まりやすい。 車のダニ対策 続いて、車のダニ対策について解説します。車のダニ対策に不安を持つ人は参考にしてください。 こまめに掃除する こまめに掃除することでダニのエサを除去します。エサがなくなるとダニも減り、死骸やフンの除去もできるのでアレルギー対策としても有効です。吸引力の高いハンディクリーナーで定期的に掃除するだけで高い効果があります。 空気を入れ換える ダニは湿度の高い場所を好むため、湿度を下げる(55%以下ならダニの大半は死滅する)必要があります。窓を開けて空気を入れ換えることが効果的で、梅雨や害虫の侵入が気になる時期は車用の除湿剤を使用するのもおすすめです。 ダニ対策グッズを使う ダニ対策グッズを使うことも効果的です。ダニ用の殺虫剤や予防スプレー、捕獲シートなど専用のグッズが市販されており、カー用品店やネットショッピングで気軽に購入できます。ただし、家庭用の燻煙薬は車で使用すると殺虫成分が残留し、人体への悪影響が懸念されるので控えましょう。
車に黄色い粉状の汚れが付着しているのを見たことがある人も多いでしょう。花粉の飛散は、車が汚れるだけでなく傷やシミの原因になります。今回は、車についた花粉が落ちにくい理由や、車になるべく花粉がつかないようにする方法について解説します。花粉による車の汚れにお悩みの方は参考にしてください。 車についた花粉が落ちにくい理由 車についた花粉が落ちにくい原因は、花粉に含まれるペクチンが強い粘着性で張り付くためです。ペクチンは水分で染み出して塗装に浸透するため、最悪の場合はシミや塗装の変形といった取り返しのつかない事態に発展します。濡れタオルで拭いたくらいでは取ることができないため注意が必要です。 花粉は春先がもっとも飛散する季節だと考えている人も多いでしょう。しかし、車の塗装に一番被害を与えるスギ花粉は、東北以南では2月上旬頃から飛散が始まり4月下旬頃まで続きます。また、秋の気温が高いと狂い咲きで11〜12月頃に飛散することもあるため、年によっては半年近くスギ花粉で被害を受ける可能性があります。 スギ花粉以外にも黄砂やヒノキ花粉による被害は5月まで続きます。スギ花粉は黄色や褐色なのに比べ、黄砂は白色、ヒノキ花粉はやや赤みがかった黄色です。いずれも塗装面を傷つけるため、対策や予防はしっかりと行う必要があります。 車についた花粉を放置するとどうなる? 車についた花粉を放置すると、シミの原因になります。花粉に含まれるペクチンは、飲料やジャムに粘性を与えるために使用する成分です。この成分が水に溶け出すと車の塗装に浸透してシミを作ります。車に付着した花粉に雨がつくとペクチンが流れ出してシミを作るため、定期的に水で花粉を洗い流すことをおすすめします。 特に、屋根がないところに車を保管している場合は雨にさらされやすいため、こまめに洗車した方がよいでしょう。 花粉は車のどこにつく? 花粉は車の表面にまんべんなく付着し、アルミホイールやホイールキャップの塗装面にもシミを作る場合があります。また、外気導入でエアコンを使用するとエアコンフィルターにも花粉が付着するため、特に花粉症の方はエアコンフィルターの清掃や交換も検討するとよいでしょう。 間違った方法で花粉を落とすとボディに傷がつくことも 間違った方法で花粉を落とすと、ボディに傷がつく場合があります。花粉はそれほど硬くはありませんが、粒子の細かいコンパウンドと同じ原理でボディに傷がつく可能性も否定できません。 車についた花粉の正しい落とし方 車についた花粉の正しい落とし方について詳しく解説します。 車を洗う手順を間違えない 花粉を落とすために洗車して車がキズだらけになったという事例も少なくありません。これは手順を考えずに洗車を行い、花粉を塗装面に擦りつけるように洗った結果です。車を傷つけずに洗うためには以下の手順で行うことが重要です。 (1)水で花粉を洗い流す。大量の水でボディに付着した花粉を洗い流します。勢いのあるスチームではなく、ホースやシャワー付きホースでルーフから下にかけて洗い流しましょう。水に勢いのあるスチームでは付着した花粉で塗装面にキズを付ける可能性があります。大量の水で洗い流した後に塗装面に小さな粒が残っている場合は、再度水で洗い流しましょう。 (2)泡で洗車カーシャンプーをバケツで泡立て、表面の泡だけを使って洗車します。バケツの底には埃やゴミが沈殿しているため、泡だけを使うようにしましょう。シャンプーを塗装面に置いて優しく移動させるように洗うと、擦過傷がつきにくく水洗いで流せなかった花粉も流れ落ちます。 (3)水で洗い流す水洗いのときと同じようにルーフから下にかけて水で流し、すすぎ残しがないように念入りに行いましょう。ここで花粉が残ってしまうと、シミの原因や拭き上げ時に擦過傷ができてしまうため慎重に行う必要があります。 (4)拭き上げカーシャンプーを洗い流した後はすぐに拭き上げましょう。濡れたまま放置しておくと、せっかく洗車した車にまた花粉が付着します。自然乾燥や走行による風で水分を飛ばす行為は、再び花粉を付着させることになるため控えましょう。 黄砂による汚れも、同じ手順で洗車するとキズをつけずに洗い流せます。 洗車道具にこだわる 花粉を洗い流すときに塗装面をキズつけないため、洗車道具にはこだわりましょう。洗車するためのスポンジは、目の細かいウレタンスポンジかマイクロファイバークロスが最適です。カーシャンプーもボディカラーに合った泡立ちのよいものを選びましょう。 また、拭き上げ時には吸水性の高いタオルや高吸水性特大マイクロファイバータオルを車の表面に広げて、水分を吸収させる方法がおすすめです。洗車に適さない道具を使うと塗装を傷つけてしまうため、正しく選ぶ必要があります。 シミができてしまったときの対策 定期的な洗車ができずシミができてしまった場合は、クロスを50℃のお湯に浸してシミを拭き取ってみましょう。それでも落ちない場合は、お湯の温度を上げて(80℃以下までで調整)シミ部分にクロスを置き、少し蒸らしてから拭き取ります。この方法で効果がなければ業者に依頼しましょう。 花粉のペクチンは、タンパク質であるため熱で分解します。春に花粉でシミになった車の塗装が、夏場になると目立たなくなるのはそのためです。夏場の車のボディ表面は70℃以上の高温になるため、塗装に浸透したペクチンが分解されます。 しかし、季節が変わるまで放置しておくわけにはいかないため、早めに対処しましょう。また、80℃以上の高温になると、バンパーなどの樹脂パーツが変形するおそれがあるため注意が必要です。 車になるべく花粉をつかないようにする方法 続いて、車になるべく花粉をつかないようにする方法について詳しく解説します。 ワックスやコーティング剤を使う ワックスやコーティング剤を使うことで、塗装の表面に被膜が形成されます。被膜は花粉のペクチンが塗装に浸透するのを防ぐだけでなく、キズの防止や洗い落としやすくする効果があるためおすすめです。ワックスやコーティング剤は製品によって効果の持続期間が異なるため、洗車のたびに塗装面の水の流れを見て必要に応じてかけなおしましょう。 撥水加工する 撥水加工は、塗装面に被膜を形成して撥水効果をもたらします。花粉によるペクチンの浸透を抑え、洗い流しやすくなるためおすすめです。撥水効果のあるカーシャンプーやコーティング剤などでDIYすることも可能で、コストパフォーマンスにも優れています。 こまめに水洗いする こまめに水洗いすることは、花粉による汚れやシミ対策に効果的です。定期的にワックスやコーティングをしている車であれば、水をかけて洗い流すだけでペクチンの浸透を抑止できるでしょう。ただし、水洗い後は水分による花粉の再付着を防ぐため必ず拭き上げを行う必要があります。 車カバーを使う 車になるべく花粉をつかないようにする最適な方法は、屋内ガレージを利用することです。屋内ガレージの使用が難しい場合は、車カバーを使うと花粉の付着を抑えることができます。車カバーはボディとの擦過によってキズがつく可能性があるため、裏起毛のものを使用するとよいでしょう。また、花粉がついた状態で車カバーをするとキズやシミを抑止できないため、必ず洗車や拭き上げを行ってからにしましょう。
タイヤは車の消耗品の中でも高価なため、中古品で費用を抑えたいと考える方も多いのではないでしょうか。しかし中古タイヤにはメリットだけではなくデメリットもあります。自身の価値観や考え方に中古タイヤが適しているかどうか確認しましょう。 また、中古タイヤは中古車と同様に、その品質を十分に見定めなければなりません。今回は中古タイヤとは何か、メリットやデメリットから選ぶときのチェックポイントまで詳しく解説します。 中古タイヤとは 中古タイヤとは、一度使用されたタイヤです。廃車になったとしても、タイヤを取り外して中古タイヤとして販売したり、他の業者に売却したりすることがあります。また、冬用タイヤのように、特定の時期やタイミングでのみ使用するタイヤは、購入したもののあまり使わずに売却するケースがあります。 さらに、新車購入時に純正タイヤ以外のタイヤに交換されたことで、ほぼ新品の純正タイヤが市場に出回ることもあります。 ほぼ新品に近いものもあります。このように一言で中古タイヤと言っても、状態や種類はさまざまです。 中古タイヤのメリット まずは中古タイヤのメリットを、2点お伝えします。 新品に比べて安価 中古タイヤのメリットは、新品を購入するよりも、コストを安く抑えられることです。ただし、これは状態が良いタイヤを選ぶことができた場合に限って言えることです。摩耗や劣化が激しい中古タイヤを選んでしまうと短期間で交換することになり、トータルコストが上がります。 慣らし運転が不要 新品タイヤに交換した際に、本来の性能を発揮できるまで100km程度の鳴らし運転が必要です。具体的には、急な操作を避ける、高速道路を避ける、1週間程度で空気圧を再調整することです。中古タイヤであれば、このような慣らし運転をする必要はありません。 中古タイヤのデメリット 中古タイヤのデメリットは、状態によっては結局は短い期間しか使用できず、むしろ割高になってしまう恐れがあることです。そのため、慎重に選ぶ必要があります。 摩耗、劣化、傷などが少なからずある どんなに状態がよく見えても、タイヤは一度でも使用すれば摩耗しますし、時間が経過すれば劣化が進行します。よって新品と全く同じパフォーマンスが発揮できるわけではありません。 保証がない 新品タイヤであれば、万が一タイヤにパンクなどのトラブルが発生した際の保証をつけることが可能です。しかし中古タイヤには保証がないので、買ってすぐにパンクしてしまい、新たな出費につながるリスクもあります。 中古タイヤを選ぶときのチェックポイント ここからは、中古タイヤを選ぶときのチェックポイントを、3つご紹介します。 溝 タイヤは、残っている溝の深さから、使用できる期間を確認できます。タイヤは走行によって必ず摩耗し、溝の深さは浅くなります。溝が極端に浅くなれば、雨の日に道路とタイヤとの間の雨水が十分に排出されず、滑りやすくなり危険です。道路交通法では、タイヤの溝の深さは1.6mm未満のタイヤの使用を禁止しています。一般的な新品タイヤの溝深さは8mmあり、走行による摩耗によって浅くなっていきます。溝が浅い中古タイヤは、購入しても長く使うことはできません。 製造年月 タイヤの寿命は使われ方で変わってきますが、一般的には5年と言われています。タイヤにはメーカー名やサイズなどの情報に加えて製造年月が記されています。タイヤの側面に、アルファベットに続いた4桁の数字を見つけることができます。この4桁の数字のうち下2桁が、製造された西暦の下2桁を表し、上2桁が製造された週番号を示しています。 週番号は日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、1年の始まりから終わりまで、各週に順番に割り振られた番号です。例として4桁の数字が1620であれば、そのタイヤは2020年の第16週(4月末頃)に製造されたことを示しています。 劣化状態 タイヤ表面のゴムは、太陽光の紫外線によって劣化していきます。劣化が進むと、タイヤにとって大切な弾力性が低下したり、ひび割れしてくることもあります。浅いひび割れなら問題ありませんが、深く進行してカーカスと呼ばれるタイヤ内部で強度を保つための部材にまで達すると、バーストと呼ばれる破裂状態に至る可能性もあります。 中古タイヤは使用しても大丈夫だが選び方に注意が必要 中古タイヤは先述の、3つのポイントを確認した上でお選びください。溝深さが十分にあり、ひび割れも無いか非常に浅い、製造から5年以内であって価格が見合うようであれば、購入しても良いでしょう。
毎年1年分をまとめて支払う自動車税ですが、廃車を行った場合はどういった扱いになるのでしょうか。新しい車を購入したのに重複して支払うのだろうかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。今回は廃車時の自動車税と還付や手続きについて解説します。車の廃車や乗り換えを考えている方は参考にしてください。 廃車にすると自動車税の一部が戻ってくる 自動車税は、12ヶ月分を一括で前払いする仕組みのため、年度途中で廃車登録すると一部が還付されます。ただし、下取りや買取に出した場合は廃車に該当しないため、基本的に自動車税の還付はありません。 例外として車検の有効期限が間近な場合に業者が廃車登録手続きを行うことはありますが、還付金相当額を下取りや買取代金に差額計上するのが通例です。また、廃車登録を3月に行った場合は還付金は発生しません。 廃車時の自動車税の還付を受ける方法 廃車時の自動車税の還付を受けるためにはどういった手続きが必要で、受け取れる時期はいつ頃になるのでしょうか。廃車時の自動車税の還付を受ける方法を解説します。 手続きは不要 自動車税の還付には手続きは不要です。廃車登録を行った時点で自動的に手続きが進められるため、申請等は必要ありません。ただし、一部の地方自治体によっては別途書類が必要になる場合もあるため、事前に業者や自動車税事務所に確認しておきましょう。 受け取る時期は1~3ケ月後 自動車税の一部が還付されるのは、廃車登録の手続きから通常1〜3ケ月後が目安とされています。還付金の受け取りに口座振込みを希望して記載内容に不備があった場合は、さらに時間がかかるので注意が必要です。 廃車時の自動車税の還付金額 廃車時の自動車税の還付金額は、自動車の総排気量による自動車税額を基準に月割計算されます。廃車登録手続きの翌月から3月までの期間が対象となり、廃車のタイミングによっては1ヶ月分の還付金額が前後する可能性もあります。 廃車時の自動車税の還付に関する注意点 自動車税の還付金額は廃車のタイミングによって異なります。円滑な手続きができるように、廃車時の自動車税の還付に関する注意点を解説していきますので参考にしてください。 月をまたがないようにする 自動車税は月割課税です。廃車時の還付額についても廃車登録された翌月が起算月となります。排気量の大きな車ほど月割の金額も大きくなりますので、可能な限り月をまたがないように廃車手続きを行いましょう。業者に依頼するときは、月内に手続きが完了するかを事前に確認しておくことをおすすめします。 3月は混雑するから避けた方が良い 3月は1年の中で自動車販売数が最も多い月です。それに比例して自動車の名義変更や廃車等の手続きが増加するため、業者や陸運支局の登録窓口も混雑することで廃車登録が4月に持ち越す可能性もあります。4月1日は課税基準日となるため、還付金額が減少してしまわないよう早めの対応が必要です。 自賠責保険の還付には手続きが必要 廃車すると自動車税以外にも自賠責保険も還付対象となります。自動車税は廃車登録が完了すれば特別な手続きなしで還付を受けられます。しかし、自賠責保険については廃車時の登録事項等証明書や本人確認証を持参もしくは郵送しての還付手続きが必要です。廃車を依頼した業者が代行してくれる場合もあるため事前に確認しておきましょう。 軽自動車の場合は還付されない 月割課税の自動車税とは異なり、軽自動車税は年税のために年度途中で廃車しても月割の還付はありません。自賠責保険と解体返納(永久抹消登録)による廃車の場合は重量税も還付されます。自動車検査証返納(一時使用中止)の場合に重量税は還付されないため注意が必要です。 廃車したのに自動車税を請求された時の対処法 廃車したのに自動車税納税通知書が届いたときは、廃車登録の登録事項等証明書が手もとにあれば登録の日付を確認しましょう。ない場合は廃車を依頼した業者に確認して廃車の登録日を把握することが重要です。3月31日時点で抹消登録が完了していれば課税対象外となるため、自動車税事務所に相談しましょう。 廃車を依頼するときに廃車登録時の登録事項等証明書を郵送か手渡しでもらえるように話しておくとトラブルを回避できます。また、自動車税の課税は4月1日現在の所有者が対象となるため、それまでに業者に抹消登録するように依頼しましょう。また、廃車解体で永久抹消登録よりも先行して解体が実施された場合は、使用済自動車引取証明書があれば解体した日にさかのぼって永久抹消登録できる可能性もあるため、自動車税事務所に相談しましょう。