旧車と名車が甦るメディア

旧車の売買と鑑定市場

旧車専門店オーナーが伝えたい「旧車購入の5つの落とし穴」とは?
旧車の売買と鑑定市場 2023.03.01

旧車専門店オーナーが伝えたい「旧車購入の5つの落とし穴」とは?

筆者は25年前、1998年からフェアレディZ、Z32専門店を営んでいます。 気づけばZ32もすっかり旧車になってしまいました。 それら平成初期のクルマは一時期人気がガタ落ちしましたが、ここ数年で空前の旧車大ブームになっていることはご存知のとおりです。 海外と国内のW需要で、相場が急騰。 R32〜R34型スカイラインGT-Rを筆頭に、信じられない価格になっています。 カーセンサーやグーを見れば憧れのクルマたちがまだ買えるとあって、購入を急ぐ方も多いことでしょう。 いい方は悪いですが、ここだけの話し、そこに「落とし穴」が潜んでいることも事実です。 専門店の私たちからのアドバイスは一言。 『思い込みで旧車を買わないこと』です。 その思い込みは、固定概念や心理から生まれるもので、どのようなものが多いのか下記に挙げてみました。 これから旧車を購入される方々のヒントになればと思います。 ■落とし穴1:販売価格が高いから程度が良いと思い込んでしまう 販売価格が安いクルマは、程度が悪く見えます。 「販売価格が高い=価値が高い」と思い込んでしないがちです。 販売価格と、程度は比例するとはいい切れません。 「販売価格が高い=仕入れが高い」可能性もあるのです。 ■落とし穴2:見た目が良いから程度が良いと思い込んでしまう 見た目が悪いクルマは、程度が悪く見えます。 見た目が良いと、大事にされてきたと思い込んでしまいがちです。 見た目と程度が比例するとはいい切れません。 見た目が良いのは、表面上、そのように見せているからかもしれません。 ■落とし穴3:走行距離が少ないから程度が良いと思い込んでしまう 走行距離が多いクルマは、程度が悪く見えます。 走行距離が少ないと、劣化や傷みが少ないと思い込んでしまいがちです。 走行距離と、程度は比例するとはいい切れません。 走行距離が少ないのは、単に長年動いていなかったかもしれません。 ■落とし穴4:ノーマル車だから程度が良いと思い込んでしまう 改造車やいじったクルマは、程度が悪く見えます。 ノーマル車は、大事にされてきたと思い込んでしまいがちです。 状態と、程度は比例するとはいい切れません。 ノーマル車は、実は元々改造車だったかもしれません。 ■落とし穴5:今買わなければなくなってしまう、もっと高くなると思い込んでしまう タマ数が減ってくると、欲しい欲求が高まります。 「今買わなければなくなってしまう」「今買わなければもっと高くなってしまう」と思い込んでいるからです。 希少性と価値は比例しません。 旧車は、焦って買うものではありません。 どうかこれだけは覚えておいてください。 ・ホームページhttp://www.Z32-Zone.com/ ・Facebookhttps://www.facebook.com/pages/Fairlady-Z32-Proshop-Zone/286263454768481 ・Instagramhttps://www.instagram.com/Z32_Zone.omura/ ・YouTubehttps://www.youtube.com/user/ZoneZ32 [ライター・撮影/小村英樹(Zone代表)]

ボンゴフレンディのリセールバリューのポイントは?高く売る方法や魅力と歴史についても解説
旧車の売買と鑑定市場 2023.02.28

ボンゴフレンディのリセールバリューのポイントは?高く売る方法や魅力と歴史についても解説

車中泊ブームの影響でボンゴフレンディのリセールバリューが気になる人も多いでしょう。今回は、「ボンゴフレンディのリセールバリューのポイント」「ボンゴフレンディを高く売る方法」「ボンゴフレンディの魅力と歴史」について詳しく解説します。ボンゴフレンディの売却を検討中の人は参考にしてください。 ボンゴフレンディのリセールバリューのポイント ボンゴフレンディのリセールバリューのポイントは、独自性の強い装備の有無です。カタログモデルとしては希少な「オートフリートップ」や、レジャーで人気の高い4WDとディーゼルエンジンを組み合わせたモデルは車中泊ブームで人気が再燃しています。 ボンゴフレンディはプレミア価格がつく車ではなく、オートキャンプや車中泊に最適なモデルのひとつとして高評価を得ている車です。そのため、走行距離10万km以下でオートフリートップやディーゼルエンジン、4WDのモデルの場合は需要も高いといえるでしょう。それ以外のグレードに関しては年式相応のリセールバリューになります。 ボンゴフレンディを高く売る方法 続いて、ボンゴフレンディを高く売る方法について詳しく解説します。 基本的なメンテナンスを欠かさない ボンゴフレンディは、基本的なメンテナンスを欠かさないことで高額査定となる可能性が高まります。レジャー目的で使用する人が多い車のため走行距離が伸びやすく、定期的なオイルや消耗品の交換は必須です。また、車検だけでなく法定点検もきっちりと受けて、整備記録簿にその記載があることも査定額に影響するでしょう。 高年式・低走行 高年式・低走行のボンゴフレンディは高額査定となる可能性があります。販売終了から既に15年以上が経過している車のため、最終型モデルや低走行か否かが査定額に大きく影響するといってよいでしょう。 オートフリートップは完動するように故障個所を修理する ボンゴフレンディの最大の魅力はオートフリートップです。ルーフ部分を電動でポップアップさせるモーターが経年劣化で故障し、付属しているテント部分のネットも破れてしまうため交換が必要となります。買取査定時に不具合が出ないように、しっかりと点検や修理を行いましょう。 ボンゴフレンディの魅力と歴史 ボンゴフレンディは、1995~2006年に販売されたマツダのミニバンです。衝突安全性を考慮して外観上はボンネット部分が存在するセミキャブオーバータイプのシルエットで、構造的にはエンジンを運転席下に配置したキャブオーバータイプで設計されています。 最大の特徴は、「オートフリートップ」などレジャーに特化した装備が充実していることです。ルーフの前部が開閉する「オートフリートップ」は、屋根裏に大人2人が寝ることのできる空間を生み出して車中泊を快適にします。電動カーテンやハイパースライドシートなど、オートキャンプでの使い勝手を考えた汎用モデルのキャンピングカーといえるでしょう。 <基本スペック> 乗車定員 5~8名 駆動方式 FR/4WD エンジン ・2.0L 直4ガソリン仕様・2.5L V6 ガソリン仕様・2.5L 直4 ディーゼル仕様   

エブリイのリセールバリューのポイントは?高く売る方法を解説
旧車の売買と鑑定市場 2023.02.28

エブリイのリセールバリューのポイントは?高く売る方法を解説

エブリイはスズキの商用軽自動車として、日本で広く知られている車です。製造元のスズキだけでなく、日産ではNV100クリッパー、三菱はミニキャブ バン、マツダからはSCRUM VANとしてそれぞれ車名を変えて販売されており、日本のビジネスを支えている車とも言っても過言ではないでしょう。また乗用車タイプのエブリイワゴンも、日常生活やレジャー用に人気があります。 本記事では、エブリイのリセールバリューのポイントや高く売る方法などについて詳しく解説します。 エブリイのリセールバリューのポイント エブリイのリセールバリューのポイントは、高年式の低走行車であることです。エブリイは40年ほどの歴史があり、エブリイワゴンの現行モデルも2015年から販売されています。市場に流通している台数も多いので、リセールバリューは高年式で走行距離が短い車で高くなる傾向があります。 エブリイを高く売る方法 エブリイを高く売るための方法は、基本的なメンテナンスをしておくことと、他車との仕様差をアピールすることです。 エブリイとエブリイワゴンはそれぞれ目的や仕様が違うので、年式や状態が同じであっても買取価格が異なります。しかし高く売却するためのポイントは同じと考えてよいでしょう。 基本的なメンテナンスをしておく 車を良好なコンディションに保つためには、日頃の基本的なメンテナンスが大切です。例えばエンジンをよい状態に保つためには、定期的なオイル交換がポイントになります。商用車として使うのであれば、高価なエンジンオイルを使うよりも、安価なエンジンオイルを定期的に交換したほうがよいでしょう。 オプション・カスタマイズをアピールする 商用バンの現行モデルは2015年に登場しました。歴史が長く販売台数も非常に多い車です。売却を希望する車にオプションやカスタマイズされていれば、買取業車に強くアピールしましょう。同年式、同レベルの他車に対して差別化を強調することが、高く売却する上でのポイントになります。 エブリイの魅力と歴史 エブリイの最大の魅力は、長い販売実績に裏付けられた品質の高さがあることです。どのような車であっても、新しく開発されて市場に出ると、予期せぬ不具合や弱点になる部位が見えてくることがあります。自動車メーカーでは外観に大きな変化がなくても、目に見えない細かい改良を繰り返しながら、車の品質を高めています。現行エブリイはすでに販売期間が長く、他の自動車メーカーからも販売されており、日本の道路を知り尽くした車とも言えるでしょう。 広い室内空間はもちろん、スズキが独自に開発した5AGSという自動変速機も魅力の一つです。5AGSはマニュアルトランスミッションのクラッチ操作を自動化した、いわばオートM/Tとも呼べる自動変速機です。 燃費がよいのはもちろん、マニュアル変速操作もできます。現行のエブリイワゴンは5M/Tまたは4速のA/Tですが、商用のエブリイの2WDモデルには現在でも5AGSが搭載されています。 CVTやA/Tが主流の日本車において、気軽にマニュアルトランスミッションの楽しさを味わいたい旧車ファンにとっては、大きな魅力になるでしょう。

第3世代ランエボの違い!熟成と進化を遂げた3つのモデルを比較
旧車の売買と鑑定市場 2023.02.28

第3世代ランエボの違い!熟成と進化を遂げた3つのモデルを比較

三菱 ランサーのスポーツモデル・ランサーエボリューションは、“ランエボ”の愛称でファンから絶大な支持を集めました。1992年の初代登場から2016年の最終型まで実に24年間に渡って続いたランエボの歴史の中で、最強との呼び声が高いのが第3世代である2000年代に登場した3つのモデルです。 熟成と進化の結果生み出され、現在でも高い人気を誇るランエボVII・VIII・IXの3モデルの違いを詳しくお伝えします。 2000年代に登場した第3世代ランエボ 第3世代ランエボはベースであるランサーのモデルチェンジに伴って、2001年に登場しました。 新開発のボディや各種装備など、大幅なポテンシャルアップを果たした第3世代ランエボについて詳しく紹介します。 ベースとなったのはランサーセディア 第3世代ランエボのベース車両は、6代目ランサーとして2000年に発売された“ランサーセディア”です。先代ランサーから大型化された新開発のボディには、スポット溶接の追加や取付部の補強に加え、専用レインフォースメントまで装備され、剛性面で圧倒的な進化を遂げます。 また、HIDヘッドライトやアクティブ・センター・ディファレンシャル(ACD)という先進装備の採用も積極的に行われました。特にACDは、各種センサーから読み取った「車両の旋回状況」に合わせて前後輪の差動制御を電子的に実施するという、運動性能向上につながる画期的な装備です。 4G63エンジン搭載最後のモデル 第3世代ランエボは、三菱の名機の一つである4G63型エンジンを搭載する最後のシリーズになりました。 2.0L直列4気筒ターボの4G63型エンジンはすでに完成の域に達しつつありましたが、第3世代ランエボでさらなる熟成を重ねます。最高出力こそ先代と同様の280psだったものの、モデルを追うごとにトルクの向上が図られました。最大トルクは、ランエボVIIで先代から1.0kg・m増の39.0kg・m、VIIIで40.0kg・m、最終モデルのIXでは41.5kg・mにも達します。 エンジンのもつポテンシャルが限界まで高められていることは、第3世代ランエボが最強と呼ばれる理由の一つです。 ランエボ史上“初”のバリエーションが加えられた 幅広いユーザー層を取り込むため、第3世代ランエボには史上初のバリエーションが2つラインナップに追加されました。 一つは、ランエボVIIに追加された初のAT採用モデルです。INVECS-IIと呼ばれるスポーツモード搭載の5速ATが搭載されました。エンジンの出力こそ272psに抑えられていたものの、最大トルクの発生をMTモデルよりも500rpm低い3,000rpmに設定。低中回転域のトルクを重視した扱いやすい特性に仕上げられていました。 もう一つが、ランエボIX発売後に投入された初のワゴン仕様車です。ランエボIXをベースに、ランサーワゴンの設計を流用して開発されました。エンジンを始め多くの仕様はランエボIXを踏襲しており、ステーションワゴンながら高い性能を発揮。ワゴン化によって低下した剛性もスポット溶接の追加で補っており、280psを発生する4G63型エンジンのパワーを十分にいかせるモデルでした。 ランエボVII・VIII・IXの違い 第3世代ランエボは、すべて同型のランサーセディア(2003年以降の名称は「ランサー」)をベース車両として開発されています。また、4G63型エンジンを採用している点も共通です。 しかし、それぞれのモデルを改めて比較してみると、実はいくつかの違いがあります。ここからは第3世代ランエボのモデルごとの違いについてチェックしていきましょう。 2度の大きな方向転換をしたグリル形状 第3世代ランエボの外観上の違いでもっとも特徴的なポイントはグリル形状です。ランエボVIIのグリルは、比較的スタンダードな長方形に近い形状を採用していました。しかし、ランエボVIIIでは大きなデザイン変更が施されます。 三菱が新しく迎えたデザイナー、オリビエ・ブーレイが三菱車共通のアイデンティティとして提唱した、通称“ブーレイ顔”と呼ばれる富士山のような意匠を中央に配置したデザインに変更。しかし、ブーレイ顔への変更は、冷却性能の低下や空気抵抗の増大を招くなど発売当時大きな不評を買いました。 ランエボIXでは、不評だった“ブーレイ顔”を廃止。再びコンサバティブなグリルデザインに変更されます。ただし、下部に丸みをもたせるなど現代的でシャープな印象のグリルになりました。 性能はモデルごとに着実に進化 ランエボVIIからVIIIへの変更で大きく変わったポイントは、不評だったグリルだけではありません。トランスミッションがシリーズ史上初めて6速化され、向上したトルクを最大限いかせるようになりました。 ランエボIXでは、性能面でさらなる進化を遂げました。型式こそ4G63型と、同型エンジンですが、ランエボとしては初めて、三菱の連続可変バルブタイミング機構である“MIVEC”を搭載したエンジンを採用します。さらに、ターボについても性能向上が図られました。コンプレッサーハウジングの見直しやコンプレッサーホイールの素材をマグネシウム合金に変更。最大トルクをランエボVIIIから1.5kg・mも向上させ41.5kg・mとしたうえ、発生回転数も500rpm低い3,000rpmまで下げました。 高騰する第3世代ランエボ クルマとしての基本性能が高められ正統進化を遂げた第3世代ランエボは、三菱の名機4G63型エンジンが搭載された最後のモデルということもあり、現在でも高い人気を集めています。 大手中古車サイトで確認したところ、状態によって価格にばらつきはあるものの、全体的に高騰している様子でした。高値の車両でみると、2001年式のランエボVIIで498万円、2003年式のVIIIだと958万円、2006年式のIXも950万円もの価格がつけられていました。 また、旧車王でもランエボIX MRを350万円で買い取った実績があるほか、買取価格の上限は、ランエボVIIが250万円、VIIIが380万円、IXでは500万円にものぼります。 最強のランエボを手に入れたい方は、ぜひ早めに探してみてください。手元にあるランエボを手放したい方は、価格が高騰している今がチャンスです。 ※価格は2023年2月執筆時  

レトロな車のおすすめは?特徴や選び方・探し方まで詳しく解説
旧車の売買と鑑定市場 2023.02.21

レトロな車のおすすめは?特徴や選び方・探し方まで詳しく解説

レトロな車を街中で見かけると自分も乗ってみたいと思う人も多いでしょう。かわいくおしゃれで、クラシックなデザインが逆に新鮮に映るのがレトロな車の特徴です。今回は、レトロな車の魅力や選び方、おすすめのレトロな車6選について解説します。レトロな車の購入を検討中の方は参考にしてください。 レトロな車の魅力 レトロな車の魅力は、量産車にはない個性や独特なフォルムにあります。内外装のクラシックなデザインや強い存在感は、乗るだけで非日常な気持ちへと誘ってくれます。また、限定生産の車も多く、他の車とは一風変わった特別感を持つことができます。レトロな車のオーナーが強い愛着を持ち、長年に渡って所有する人が多いのはそのためです。 レトロな車の選び方 レトロな車の選び方について詳しく解説します。 ランニングコスト レトロな車のランニングコストは、古い車であるほど高い傾向にあります。故障したときに部品の流通量が少なく修理費用もかさんでしまうこともあり、年式に応じて自動車税も高くなります。しかし、古い車ばかりがレトロな車ではなく中には新車で購入できるものもあるため、車種の選択次第でランニングコストは大きく異なるでしょう。 デザイン レトロな車のデザインは、一般的にはクラシックカーをイメージして作られた丸基調の車です。丸いヘッドライトにメッキパーツが多用されたやわらかい曲線の外観と、ウッド調で丸い計器類の内装が特徴といえるでしょう。しかし、明確な定義は存在していないこともあり、昔のアメリカのビッグセダンスタイルこそがレトロな車と考える人もいます。共通しているのはメッキやウッドを多用している点でしょう。 乗りやすさ レトロな車の乗りやすさは、車種によって大きく異なります。最新のモデルをベースとした新車であれば、乗りやすさにストレスを感じることはないでしょう。しかし、古い年式の車の場合、シートのクッション性が損なわれていたりエンジンが非力でパワーステアリングやパワーウィンドウといった装備がない車もあります。 価格 レトロな車の価格は、車種によって数十万円から数百万円と大きく幅があります。数量限定生産で販売された車の場合、プレミアがついて現在では一千万円を超える車種も存在するため予算を決めて選択するとよいでしょう。完全受注生産でも200〜300万円台で購入できる新車もあるため、同クラスの新車を購入するときの選択肢の1つとしてもよいのではないでしょうか。 おすすめのレトロな車6選 続いて、おすすめのレトロな車を6つ紹介します。 日産 パオ 日産 パオは、1989〜1991年に日産が期間限定で販売したコンパクトハッチバックです。約3ヶ月で5万台以上の受注があり、納車には1年半以上かかることもあるほど人気でした。K10型 マーチをベースにしながらも、ボディ外板には熱加堕性樹脂や熱硬化性樹脂など日本初採用となる技術が採用されたことでも話題です。 丸基調の計器類に細いレバーやステアリングのインテリア、服飾ブランドのバナナ・リパブリックのコンセプトを反映させた個性的な外観デザインは異彩を放ち多くの人を魅了しました。車名のパオは中国語の包が由来で、モンゴルの遊牧民が暮らすゲルを意味しています。 基本スペック新車価格 122~135万円(税別)サイズ 全長3740mm 全幅1570mm 全高1475~1480mm乗車定員 5名エンジン 1.0ℓ 直4 OHC 日産 フィガロ 日産 フィガロは、1991〜1992年に日産が発売したオープンカーです。あまりの人気に当初8000台であった販売台数は2万台に引き上げられ、日本限定販売にも関わらずイギリスでも大人気となりました。手動開閉のオープントップや本革シートに加え、クラシックデザインの内外装は今でも多くの愛好家たちを魅了しています。 基本スペック新車価格 187万円(税別)サイズ 全長3740mm 全幅1630mm 全高1365mm乗車定員 4名エンジン 1.0ℓ 直4 SOHCターボ ダイハツ ミラジーノ L700S ダイハツ ミラジーノ L700Sは、1999〜2004年に販売されたダイハツの軽自動車です。L700Sはミラ・クラシックの後継車として5代目ミラに設定されたグレードで、ミラ・ジーノの中古車専門店ができるほど人気を得ています。ウッドステアリングやウッド調パネル、専用シートが装備されターボ使用には5MTも設定されていることから幅広い層に人気です。 基本スペック新車価格 91~138万円(税込)サイズ 全長3395mm 全幅1475mm 全高1425mm乗車定員 4名エンジン 0.6ℓ 直3 DOHC、0.6ℓ 直3 DOHCターボ※新車価格は最終型の価格 光岡自動車 レイ 光岡自動車は、従来の自動車メーカーとは異なり日本の自動車メーカーの車を改造して新しいコンセプトの新車を販売しています。国からの認可を受けた国内10番目の国産自動車メーカーで、輸入車や中古車の販売を行うBUBUグループも経営している車の専門商社です。 光岡自動車 レイは、1996〜2004年に光岡自動車が数量限定もしくは完全受注生産で販売した軽自動車です。初代はマツダ キャロル、2代目はマツダ キャロル(スズキ アルトOEM)、3代目はダイハツ ミラジーノをベースに作られ、メッキパーツが多用されたクラシカルなデザインに改造されています。※基本スペックは各ベース車両に準じます 光岡自動車 ビュート 光岡自動車 ビュートは、1993年から光岡自動車が販売したパイクカーです。イギリスのジャガー Mk2をモチーフにしたクラッシックスタイルのハンドメイド車両で、現在は3代目が新車販売(ベース車両のマーチ生産終了に伴い、完売次第中古車ベースでの生産に移行)されています。 初代はK11型 マーチをベースにセダン、ハッチバック、オープンの3タイプ、2代目はK12型 マーチをベースにセダン、3代目はK13型 マーチをベースにセダンとハッチバックがラインナップされており、累計販売台数は30年間で13000台です。 基本スペック(3代目セダン)新車価格 289~349万円(税込)サイズ 全長4515mm 全幅1680mm 全高1550mm乗車定員 5名エンジン 1.2ℓ 直3 DOHC BMW MINI R56 BMW MINI R56は、日本で2007〜2014年にBMWから販売された2代目MINIです。BMW MINI R56は、先代モデルに比べるとトラブルが少なく、2007年2月からはBMW製(BMWとフランスのPSAグループ共同開発)エンジンが初めて実装されました。 内外装ともにクラシカルなデザインで、タイヤを車体の四隅に配置したゴーカートのような乗り味が魅力です。また、カスタムパーツも豊富にあり中古車価格もお手頃なため、選びやすいと言えるでしょう。 基本スペック新車価格 220~403万円(税込)サイズ 全長3700mm 全幅1685mm 全高1430mm乗車定員 5名エンジン 1.4ℓ 直4 DOHC、1.6ℓ 直4 DOHC、1.6ℓ 直4 DOHCターボ、1.6ℓ 直4 ディーゼルターボ レトロな車はどこで探せばいい? レトロな車は、車種によって探し方が異なります。現在でも新車で販売されている光岡自動車 ビュートは直営店や販売特約店に問い合わせましょう。それ以外の車については専門店や中古車販売店、インターネットで在庫車両を探せます。車によっては年式が古くなることもあるため、必ず実車の状態を見て検討するようにしましょう。

下取りに出した車の自動車税は還付される?受け取り方法やその他の税金についても解説
旧車の売買と鑑定市場 2023.02.21

下取りに出した車の自動車税は還付される?受け取り方法やその他の税金についても解説

自動車税は1年分をまとめて納税するため、年度途中で下取りに出した場合、未経過分の自動車税が還付されるのか気になる方もいるでしょう。未経過分の自動車税が還付されるかどうかは、下取り後にどのような手続きをするかによって決まります。この記事では、下取りに出した際の自動車税の還付について解説します。 下取りに出した際の自動車税(種別割)の還付について 下取りに出した際の自動車税は、基本的に廃車した場合のみ還付されます。ただし、店舗によっては下取り金額に未経過分を上乗せしてくれることもあるため、廃車しなくても自動車税が返還されるケースもあるでしょう。 ここでは、下取りに出した際の自動車税の還付について解説します。 廃車の場合のみ還付される 下取りに出した際の自動車税は、廃車した場合のみ還付されます。下取り後に中古車として再販されたり、譲渡して他の人が使用したりする場合は、基本的に還付されません。 また還付金は、車を所有しない残りの期間を月割にして返還されます。例えば12月に廃車にした場合、翌年1〜3月の3ヶ月分が還付される仕組みです。なお、軽自動車には自動車税の還付制度がないため、残りの期間があったとしても返還されません。 還付金を受け取るまでの流れ 還付金を受け取る際は、管轄の運輸支局で抹消登録(廃車)手続きをします。抹消登録手続きは、下取りに出したディーラーや販売店で代行してくれることがほとんどです。 手続き完了後、2〜3ヶ月程度で印鑑証明書に記載された住所へ「還付通知書」が届きます。「還付通知書」と身分証明書や印鑑を指定された金融機関の窓口へ持参し、申請することで還付金を受け取れます。地域によって、手渡しか口座振込かが異なるため、還付通知書に記載されている内容を確認しましょう。 交渉次第で下取り金額への上乗せも可能 ディーラーや中古車販売店などで売却した場合、交渉次第で下取り金額への上乗せも可能です。そのため廃車にしなくても、実質的には未経過分の自動車税が還付されることがあります。ただし、前述した方法は法的に定められていないため、上乗せしてくれるかは業者次第です。下取りに出す前に、未経過分の自動車税をどのように受け取れるのか事前に確認しましょう。 その他の還付・返還の可能性がある税金・お金 下取りに出した際、自動車税以外に還付の可能性がある税金やお金があります。続いて、その他の還付・返還の可能性がある税金やお金を紹介します。 自動車重量税 下取りに出した車が「永久抹消登録」になれば、自動車重量税が還付されます。永久抹消登録は、車を解体した後に行う手続きです。下取りに出した車が解体されることが確実であれば、未経過分の自動車重量税が還付されます。「一時抹消登録」や「車検の残り期間が1ヶ月未満」のケースは還付の対象にならないため注意してください。 なお還付金は、車検の残り期間を月割にして返還されます。 リサイクル預託金 下取りに出した後、車が永久抹消登録にならなければリサイクル預託金が還付されます。リサイクル預託金は車を解体するための費用であり、購入時に支払う費用です。永久抹消登録をしない場合は車を解体しないため、リサイクル預託金は不要となり還付されます。 自賠責保険料 自賠責保険料は、下取りに出した車が「永久抹消登録」または「一時抹消登録」となれば、残りの保険期間を月割りにして還付されます。公道を走行するのに必須な保険のため、新しい所有者へ名義変更するだけでは還付の対象になりません。また、保険の残り期間が1ヶ月以下の場合も、還付の対象にならないため注意してください。 また自賠責保険料の還付を受けるには、加入している保険会社で解約手続きをする必要があります。解約手続きには、抹消登録時に発行された「一時抹消登録証明書」や「登録事項等証明書」の提出を求められるため、紛失しないよう管理しておきましょう。 自動車取得税・環境性能割は返還なし 自動車取得税は、50万円以上の車を取得するのにかかる税金のため、廃車にしても還付されません。なお、自動車取得税は現在廃止されており、燃費がよい車ほど税金が軽減される「環境性能割」が導入されています。環境性能割も自動車取得税と同様に、還付されないことを把握しておきましょう。

カーエアコンは春先にしっかりとチェックして快適な夏を迎えよう
旧車の売買と鑑定市場 2023.02.16

カーエアコンは春先にしっかりとチェックして快適な夏を迎えよう

夏を迎えて、いざエアコンを使おうと思ったら涼しい風がまったくでてこない……という経験をされた方も多いのではないでしょうか。真夏にクルマでエアコンが使えないと、修理工場まで持ち込むのも大変です。カーエアコンは、冬が終わった春先に一度チェックしておきましょう。 今回は、エアコントラブルの主な原因の一つである“ガス漏れ”を中心に原因や対処方法を詳しく解説します。また、旧車で起こりがちな故障原因も紹介するので、エアコンの不調を感じたらぜひ参考にしてください。 カーエアコンは早期点検が重要 カーエアコンの故障は、できるだけ早く原因を突き止めて修理をすることが重要で、冬場を超えた春先での点検をおすすめします。 ここからは、寒い時期を過ぎた後での点検が良いとされる理由とガス漏れによる影響について紹介します。 カーエアコンを春先に点検したほうがいい理由 カーエアコンを点検する時期として春先をおすすめする理由は、単純に故障に気がつくのが春以降になりやすいためです。冬場の車内暖房は、エンジンで温められた冷却水の熱を利用します。エアコンのスイッチを入れなくても十分にクルマの中が暖かくなるのです。そのため、エアコンが故障してもなかなか気がつきません。 そしてもう1つの理由が、長期間使用しない点と寒さによる悪影響です。動かさないことによってコンプレッサーが固着したり、温度変化によってパッキン類の劣化してしまう事例も少なくありません。 カーエアコンが効かなくなる主な原因はガス漏れ カーエアコンが効かなくなる主な原因は、漏れによるガス(冷媒)不足です。エアコンは、圧縮したガスが気化する際に空気中の熱を奪うことで冷却します。しかし、ガスが不足すると気化する量が減少し、十分に圧縮できません。 ガス漏れしやすい箇所は、コンプレッサー、コンデンサー、配管の継ぎ目です。コンプレッサーは稼働時に大きな力がかかるため、軸受や本体の歪みによってガスが漏れやすくなります。コンデンサーは、熱を持ったエアコンガスを冷却するラジエーターのような形状の部品です。フロントバンパーの裏側にあるため、走行中に小石などがぶつかると破損してしまいます。 ガス漏れはコンプレッサーのダメージにつながることもある カーエアコンのガス漏れは、コンプレッサー本体のダメージにつながる場合もあるので注意しましょう。コンプレッサーが故障してしまうと、部品を丸ごと交換しなければならない場合も多く、修理費用が高額になってしまいます。 ガス漏れがコンプレッサーの破損につながる理由は、ガスと同時にオイルも漏れてしまうためです。カーエアコンの配管内は、コンプレッサーやシール剤やパッキンを保護するオイルもガスと一緒に循環しています。高負荷のかかるコンプレッサーにとって、潤滑と冷却を行うオイルは欠かせません。オイルが不足すると、最悪の場合コンプレッサーが焼き付いて使用できなくなってしまいます。 ただし、コンプレッサーには保護機能も備わっています。ガスを補充しても圧力が上がらないほどの大きな破損であれば、保護機能によってコンプレッサー自体が動作しません。 注意が必要なのは、軽微な漏れの場合です。ガスを補充すればエアコンの効きは改善されるため、漏れの修理はおこなわずガスだけを繰り返し補充しがちです。しかし、ガス漏れの箇所からオイルも漏れ続けているため、オイル不足になる恐れがあります。 旧車のエアコンで起こりがちな故障原因 カーエアコンの故障原因について紹介しました。乗っているクルマが旧車の場合は劣化の進みがよりはやいでしょう。ここからは旧車のエアコンが故障した際に、確認したほうがいいポイントを紹介します。 電磁クラッチの不具合 旧車のエアコンが故障する原因の一つが、電磁クラッチの不具合です。カーエアコンは、スイッチが入るとエンジンで回転するプーリーとコンプレッサーの回転軸が磁力で圧着し、力が伝わる仕組みになっています。電磁クラッチが正しく動作しないと、コンプレッサーで冷媒を圧縮できません。 長年使用し続けると、摩耗によって電磁クラッチとプーリーのすき間が広くなってしまい、磁力に引き寄せられなくなってしまいます。また、万が一圧着面にサビが発生すると十分な圧着力を維持できないでしょう。 電磁クラッチに不具合が起こった場合は、基本的にはコンプレッサーを交換する必要があります。ただし、クリアランスの調整やサビを落とすことでそのまま使える場合もあるので、修理工場に相談してみましょう。  エバポレーター内の漏れ 旧車でエアコンが故障した際に見落とされがちなのが、エバポレーター内のガス漏れです。エバポレーターは車内側にある熱交換器のため、小石や砂利などといった外部の影響による漏れはあまり発生しません。 しかし、長年使用した旧車では、配管の継ぎ目に使用されるゴムパッキンの劣化が進んでいます。また、可能性はあまり高くありませんが、クルマの保管状態によっては金属が腐食して、熱交換器本体が破損していることもあるので慎重に確認しましょう。 修理工場で適切な検査と修理をおこなう カーエアコンの主な故障原因である“ガス漏れ”は、目視ではなかなかわかりません。また、エアコンの効きが悪いからといって、安易にエアコンガスの補充だけを行ってもオイル不足につながる恐れがあり危険です。 ガス漏れの修理方法として、最近注目されているのが“漏れどめ”です。ガスが漏れている場合は基本的に部品交換しなければならず、修理費用が高くなってしまいます。しかし、漏れどめを使用すれば、エアコンガスの補充を含めても2〜3万円程度で修理できます。大きな破損には対応できないかもしれませんが、エアコン修理の選択肢の一つとして検討してみてください。 エアコンの不調を感じたら専門の工場で検査をおこない、必要に応じて修理をしてもらいましょう。

ランクル100のリセールバリュー・買取相場を解説!売り時・高く売る方法も紹介
旧車の売買と鑑定市場 2023.01.31

ランクル100のリセールバリュー・買取相場を解説!売り時・高く売る方法も紹介

トヨタのランクル100(ランドクルーザー100系)は、1998年から2007年まで販売されていました。最新の300系からは2世代前のモデルですが、現在もなお中古車市場に人気車種として流通しています。 今回はランクル100のリセールバリューおよび買取相場と、人気のカラーとオプション、売り時の見極め方、高く売るための方法を紹介します。ランクル100の売却を検討している方はぜひ参考にしてください 【グレード別】ランクル100のリセールバリュー・買取相場 ランクル100は中古車市場において高い人気を誇る本格クロカンで、買取相場も高値で推移しています。走行距離が20万km超の個体でも100万円以上の価格で取引されることがあるほどです。 まずは、ランクル100の買取相場についてグレード別に紹介します。 ※2024年7月時点の情報です。 VX 標準グレードであるVXの買取相場は、〜200万円ほどです。ただし、直列6気筒のターボエンジンを搭載したディーゼルモデルの場合は〜350万円ほどに跳ね上がります。ディーゼル車はガソリン車よりもパワフルな走りを実現できるため、本格的なオフロード走行を楽しみたい方からの需要の高さが影響していると考えられるでしょう。 VXリミテッド 上級グレードのVXリミテッドの買取相場は、〜200万円ほどです。VXと同様にディーゼルモデルへの評価が高く、買取相場は〜350万円ほどに上がります。 VXリミテッド Gセレクション 最上級グレードのVXリミテッド Gセレクションの買取相場は、ガソリンモデルで〜200万円ほど、ディーゼルモデルではなんと〜400万円ほどです。ディーセルモデルのもともとの魅力に加えて、最上級らしい豪華な装備への評価が価格に反映されています。 ランクル100の人気カラー・人気オプション 続いて、ランクル100で人気のカラーとオプションを紹介します。ここで紹介するカラーのモデルだったり、該当のオプションを装備したりしている場合にはさらなる高額査定に期待できるでしょう。 人気カラー ランクル100で人気のカラーは、ホワイトパール系のカラーです。 前期モデルと中期モデル(1998年〜2005年)では「ホワイトパールマイカ」、後期モデル(2005年〜2007年)では「ホワイトパールクリスタルシャイン」が該当します。 洗練された色味によってランクル100の高級感がさらに際立っている点が人気の理由と考えられます。なお、いずれもオプションカラーとしてリリースされています。 人気オプション 次に、ランクル100で人気のオプションを3つ紹介します。 ・電動デフロック(リヤ)デフロックとは、万が一悪路で滑ったり泥濘みにはまったりした際に、脱出できるようにデフ(デファレンシャルギヤ)をロックする機能です。センターデフロックは標準装備されていますが、リヤにもデフロックもつけることで、より安心して悪路を走行できます。 オフロードでの走りを楽しむために購入されるケースが多いランクル100にとっては、必要不可欠なオプションの1つといえます。 ・ムーンルーフムーンルーフとは、開閉可能なクルマの屋根です。昼間には陽の光が差し込んで室内が明るくなり開放感が生まれるほか、夜にはクルマにいながら星空観賞を楽しめます。まさしくアウトドアにうってつけの装備であるために、人気の高いオプションの1つです。 ・本革シート+シートヒーターランクル100ならではの価値をさらに向上させるオプションです。革素材で室内の高級感が増すほか、シートヒーターによって快適なドライブを実現できます。高級感を志向してランクル100を選ぶ方も多いため、注目の集まりやすいオプションの1つです。なお、本革シートはVXリミテッド Gセレクションにしか装備できません。 ランクル100の売り時を見極めるには? 高値がつきやすいランクル100ですが、より高く売却するタイミングを見極めるにはどうしたらよいのでしょうか。ここでは、ランクル100の売り時を知るために方法について解説します。 買取相場をこまめにチェックする ランクル100に限ったことではありませんが、中古車の買取相場は日々変動しています。同じクルマだとしても、1年後には価格が大きく変わっていたというケースも珍しくありません。また、一度価格が落ちてしまうとなかなか値上がりしない場合もあります。そのため、こまめにランクル100の買取相場をチェックし、自分の希望に届きそうな金額になったタイミングで売却するとよいでしょう。 アメリカの25年ルール解禁の時期を知る ランクル100は、年式によってはすでにアメリカの25年ルールの対象に含まれているクルマです。 アメリカでは原則として右ハンドル車の輸入を禁止していますが、新規登録から25年経過したクルマはクラシックカーとして輸入が可能になります。この輸入の緩和措置が「25年ルール」です。 ランクル100は1998年に発売されているため、すでに25年経過している個体もあり、これからどんどん25年ルール解禁になるモデルが増えていきます。もともとランクルは世界的な人気を誇るクロカンです。アメリカで輸入可能になれば、国外への流通数が増え、国内市場での価値が高まり、買取価格が上がる可能性が考えられます。 自分の所有しているランクル100がいつ25年ルールの対象となるのかを知っておくと、損なく売却できるかもしれません。 ▼ランクル100の25年ルールについてはこちらでも解説しています。2023年1月にランクル100が25年ルール解禁!今後値上がりする? ランドクルーザー100系を高く売る方法   ランクル100の売り時の見極め方を解説しました。ここでは、さらに高くランクル100を売るための方法を紹介します。 ランクル100の特徴を理解している業者を選ぶ ランクル100を売却する際には、ランクル100の特徴をしっかりと理解している業者を選びましょう。 業者の買取実績を調べることはもちろん、オフロードカーの取扱実績が多い業者を検討するのもおすすめです。オフロード走行したクルマならではのダメージの特徴を理解している業者であれば、あなたの車の状態についても適正に評価してくれるはずです。 なお、10年以上経過したクルマ専門の買取サービス・旧車王でも多くのランクル100を買取しております。旧車専門だからこその豊富な知識と知見を活かし、お客様のおクルマの価値を丁寧に“鑑定”しております。 ランクル100をご売却の際には、ぜひ旧車王をご検討いただけますと幸いです。 ▼旧車王にランクル100をご売却いただいた皆様からの口コミはこちらで紹介しています。【旧車王】トヨタ ランドクルーザー100買取の口コミ・評判 | 旧車王 定期的にメンテナンスする 車輌のコンディションは査定額に大きく影響します。そのため、定期的にメンテナンスを実施して、良好なコンディションを維持しておきましょう。 ランクル100は、最終モデルでも新車から15年ほどが経過しています。エンジンやトランスミッション、足回りなどの走行性能に関わる部分以外にも、ボディやヘッドライトの黄ばみなど、外観の劣化も進行しているはずです。もしボディに錆などが発生していたら、進行しないように早めに対処するとよいでしょう。 社外パーツは純正パーツに戻す ランクル100は、カスタムを楽しみたい方にも人気のモデルですが、社外パーツを取り付けている場合は、売却前に純正パーツに戻すことが望ましいでしょう。社外パーツは好みが分かれるため、中古車市場ではプラス評価にならない場合があります。また、ランクルは海外でも人気の車種ですが、国外の市場においても純正パーツの方が好まれる傾向があります。 まとめ ランクル100のリセールバリューと買取相場について解説しました。 高級感溢れる本格クロカンとして人気のあるランクル100の買取相場は、依然として高値で推移しています。売る時期を見極め、なおかつ売却先についてもじっくり検討することでより高値で売却できるかもしれません。また、定期的なメンテナンスで車輌のコンディションを保ち、社外パーツを取り付けている場合は手放す前に純正パーツに戻しておくとよいでしょう。

ランドクルーザー 80系のリセールバリューの相場は?高く売却する方法についても解説
旧車の売買と鑑定市場 2023.01.31

ランドクルーザー 80系のリセールバリューの相場は?高く売却する方法についても解説

ランドクルーザー 80系のリセールバリューが高ければ、一度は乗ってみたいと思う人も多いでしょう。世界的にも悪路走破性の高さや頑丈さは認知されており、生産終了から20年以上が経過した現在でも数多くのファンを魅了する車です。今回は、ランドクルーザー 80系のリセールバリューや高く売却する方法について解説します。ランドクルーザー 80系の購入や売却を検討中の方は参考にしてください。 ランドクルーザー 80系のリセールバリューの相場 ランドクルーザー 80系のリセールバリューの相場は、非常に高い状態が続いています。世界的にも人気のモデルであるため、アメリカのオークションでは2021年に約1500万円で落札された車体もありました。国内でも状態のよい車体は中古車で200万円台が主体となり、走行距離が短いものや査定評価の高い車体は600万円前後のプレミア価格がついています。 走行距離が少なく、状態のよい車体は200〜300万円の査定額となるケースが多いです。新車販売当時の車両本体価格が350〜450万円だったことから、残価率も非常に高い車だといえるでしょう。ただし、年式が古い車となるため、走行距離や車体の状態などでその価値は大きく異なります。 ランドクルーザー 80系のリセールバリューが決まるポイント ランドクルーザー 80系のリセールバリューが決まるポイントについて詳しく解説します。 走行距離が少ない 走行距離が少ないランドクルーザー 80系はリセールバリューが高いです。頑丈なフレームでタフなランドクルーザー 80系は、走行距離が20〜30万kmでも十分に性能を発揮します。ただし、リセールバリューを考えると、走行距離15万kmを境に相場に大きな変動が見られるため、ひとつの目安と考えるとよいでしょう。 エンジンタイプ ディーゼルエンジン仕様車は、排ガス規制によりリセールバリューは期待できないと考える人も多いでしょう。しかし、ランドクルーザー 80系は、現在でも海外で非常に人気が高いモデルです。ガソリンよりもディーゼルエンジン仕様車の方が買取相場が高く、そのほとんどは海外へ輸出されます。ただし、ランドクルーザー 80系のディーゼルエンジン車は国内では登録できない地域もあるため、購入時には注意が必要です。 メーカー純正仕様車 ランドクルーザー 80系は、カスタムベースとしても人気が高い車です。しかし、外品パーツでカスタマイズされた車はリセールバリューが低くなる傾向にあります。モデルの特性上、悪路走破性を発揮できるか否かが、リセールバリューに大きく影響します。 バンよりもワゴンタイプ ランドクルーザー 80系は、国内では1ナンバーとなるバン仕様車が維持費も経済的で人気です。しかし、リセールバリューを考えると、3ナンバーのワゴンタイプの方が高値を維持しています。これはランドクルーザー 80系が海外に輸出されることが多いためです。 海外の国々ではワゴンやバンという仕様の違いではなく排気量100cc単位やCO2排出量、馬力などで自動車税の課税基準を決めることが多く、同じ税額なら豪華装備のワゴンタイプが選ばれることが相場に影響しています。 ランドクルーザー 80系を高く売却する方法 続いて、ランドクルーザー 80系を高く売却する方法について解説します。 ランドクルーザー 80系の魅力を理解している業者を選ぶ ランドクルーザー 80系を高く売却するためには、ランドクルーザー 80系の魅力を十分に理解している業者を選ぶ必要があります。一般的な買取業者やディーラーは、オークションの相場を基準に買取額を設定しています。特殊な車両であるランドクルーザー 80系は、専門店などモデルの知識や取扱い経験の豊富な業者を選ぶことで高額売却の可能性が高まるでしょう。 こまめにメンテナンスする ランドクルーザー 80系のリセールバリューを高くするには、こまめなメンテナンスが必要です。非常に頑丈な車体のランドクルーザー 80系は、レジャーや長距離走行に用いられることが多いため各種オイルや消耗品の定期的な交換は欠かせません。また、耐久品についても経年による劣化対策をしっかりと行い、必要に応じて部品の交換などをしていくことでよい状態が保てます。 純正部品は保管しておく ランドクルーザー 80系は、カスタマイズされた車体も数多く流通しています。しかし、カスタマイズ車は価値評価が大きく分かれてしまい、状態によっては査定額が大幅に低くなるケースがあるため注意が必要です。カスタマイズしていても純正パーツの保管さえしていれば、買取査定前にメーカー純正仕様に戻せるため問題はありません。 ランクル80の魅力と歴史 ランドクルーザー 80系は、1989〜1997年にトヨタが販売したSUVです。先代60系よりも一回り大きくなったボディサイズの80系は、それまでのクロカンテイストから高級SUVへ変貌を遂げました。 ランドクルーザー 80系は高い悪路走破性や耐久性だけでなく、ランドクルーザーシリーズで初となる快適性や静粛性を備えたモデルです。また、ガソリンエンジンではランドクルーザー歴代史上最強の215psを発生する4.5ℓ 直6エンジンを搭載したことも話題となりました。 ランドクルーザー 80系は、本格オフローダーだけでなく豪華仕様となったことでタウンユーザーからも高い支持を得ています。世界中で人気の高かった先代60系の約41万台という累計生産台数と比較しても、80系は約55万台というベストセールスを記録しました。 基本スペック販売期間........1989~1997年乗車定員........5~8名駆動方式........フルタイム4WD(バンモデルの一部でパートタイム4WDを設定)エンジン........直6 4.0ℓ 3F-E型(1990~92年ガソリン仕様)、直6 4.5ℓ 1FZ-FE型(1992~97年ガソリン仕様)、直6 4.2ℓ 1HZ型(1990~97年ディーゼル仕様)、直6 4.2ℓ 1HD-T型(1990~95年ディーゼル仕様)、直64.2ℓ 1HD-FT型(1995~97年ディーゼル仕様)

軽自動車の売却時の必要書類は?売却の流れも紹介
旧車の売買と鑑定市場 2023.01.31

軽自動車の売却時の必要書類は?売却の流れも紹介

軽自動車を売却するには、複数の書類を揃える必要があります。必要書類をあらかじめ確認しておくと、スムーズに売却できるでしょう。この記事では、軽自動車の売却時の必要書類や取得方法などを解説するとともに、売却するときの流れを紹介します。 軽自動車の売却時の必要書類 軽自動車を売却する際の必要書類は普通車の場合と比べて少ないうえに、実印と印鑑証明書が不要です。まずは、軽自動車の売却時の必要書類を1つずつ解説します。 リサイクル券 軽自動車の売却には、リサイクル券が必要です。リサイクル券は、廃車時の解体費用を前払いしたことを証明する書類で、車検証入れに保管されているケースがほとんどです。 紛失した場合は以下の方法でリサイクル券を印刷してください。 1.自動車リサイクルシステムにアクセス2.自動車ユーザー向け3.自動車リサイクル料金の預託状況4.印刷 軽自動車納税証明書 軽自動車の売却には、軽自動車納税証明書が必要です。軽自動車税を支払ったときに、領収印が押された納税証明書を受け取れます。名義変更時は不要ですが、車検や売却時に必要です。 紛失した場合は、各自治体の役所で再発行できます。再発行時は、身分証明書や印鑑が必要なため持参しましょう。 またクレジットカードで納税した場合は、納税証明書が発行されないため、紛失したときと同様に各自治体の役所で発行してもらう必要があります。 自賠責保険証明書 軽自動車の売却には、自賠責保険証明書が必要です。強制保険とも呼ばれており、公道を走行するのに必要な書類です。自賠責保険証明書は、車検証入れに保管されているケースが多いため、車内を確認しましょう。 紛失した場合は、加入している保険会社で再発行の手続きをします。どこの保険会社かわからないときは、車を購入したディーラーや販売店に問い合わせてみてください。 自動車検査証(車検証) 軽自動車の売却には、自動車検査証(車検証)が必要です。自賠責保険証明書と同様に、常時携帯が義務付けられているため、車検証入れに保管されているケースがほとんどです。 紛失した場合は、管轄の軽自動車検査協会で再発行の手続きをします。再発行には申請依頼書と使用者の押印が必要で、300円程度の手数料が発生することも把握しておきましょう。 自動車検査証記入申請書 軽自動車の売却には、自動車検査記入申請書が必要です。次の所有者へ名義変更するための書類であり、署名と捺印をします。 自動車検査記入申請書は、売却先で用意してくれるケースがほとんどです。軽自動車検査協会で入手できるほか、こちらからダウンロードも可能なため、ぜひ活用してください。 印鑑 軽自動車の売却には印鑑が必要です。印鑑は実印である必要がなく、朱肉を使う認印でも問題ありません。ただしシヤチハタなどのネーム印は、認められないため注意してください。 住民票 現住所と車検証上の住所が異なる場合は、住民票が必要です。住民票は各自治体の役所で取得できます。自治体によってはマイナンバーカードを使って、コンビニに設置されているキオスク端末でも取得が可能です。住所が変わっていなくても、住民票を求められるケースがあるため買取店に確認してみてください。 また車検証上の住所から2回以上変更した場合は、住民票に加えて「戸籍の附票」が必要になることも把握しておきましょう。 戸籍謄本 婚姻により苗字が変わった場合は、変更前後の氏名を確認するため戸籍謄本が必要です。戸籍謄本は本籍地の役所で入手できます。マイナンバーカードを所有していれば、コンビニのキオスク端末で取得することも可能です。ただし、本籍地がコンビニ交付に対応していない場合は取得できません。 委任状 名義変更または廃車手続きを買取店に代行してもらうため、委任所が必要です。氏名と住所を記入し、捺印して売却先に提出します。 委任状は売却先で用意してくれることが多いですが、こちらでも書式をダウンロードできるため、せび活用してください。 軽自動車を売却するときの流れ 軽自動車を売却するときの流れを把握しておくと、スムーズに手放せるでしょう。続いて、軽自動車を売却するときの流れを解説します。 1.売却先を決める 車の売却先を決めて査定依頼します。「しつこく営業された」「契約後に買取金額を減額された」などと、店舗によって対応が異なるため、口コミや評判などを参考に売却先を選びましょう。また売却先によって、得意とするメーカーや車種が異なり、車に合った店舗で査定してもらうと高価買取が期待できます。 2.査定を受ける 売却先と日程を調整し、査定を受けます。直接出向く「来店査定」の他に、自宅や職場まで来てもらう「出張査定」を実施している店舗もあるため、自分に合った方法を選んでください。出張査定は、店舗に出向く手間を省けるため時間がない人におすすめです。 また査定前に洗車しておくと、車を大事にしている印象を売却先に与えられるため、高価買取につながる可能性があります。 3.必要書類を提出する 査定金額に納得し、売却の契約を交わした後は、上述した必要書類を揃えて提出します。不備があると手続きが進まず、売却金の入金が遅れてしまう可能性があるため、必要書類に漏れがないよう注意してください。 4.車両を引き渡す 必要書類の提出後は車両を引き渡します。ETCカードなど車内に忘れ物がないか確認してから。車両を引き渡しましょう。またカーナビに登録していた個人情報の削除も忘れないようにしてください。 5.入金を確認する 必要書類と車両を引き渡したら、売却先からの入金を待ちます。入金のタイミングは店舗によって異なるため、具体的な日にちを事前に確認しておくと安心です。入金予定日を過ぎた場合は、すぐに売却先へ問い合わせてみてください。

旧車王マガジンは
旧車王
が運営しています

旧車王は、「買取は10年以上の旧車だけ」というコンセプトのもと、旧車・クラシックカーに特化して25年、 累積15,000台以上を買取させていただいております。改造車から希少車まで、適正価格を見極めて買取させていただきます。弊社所属の鑑定士が最短当日で全国無料出張査定いたします。ご契約後の買取額の減額や不当なキャンセル料を請求する二重査定は一切ありません。特別なそして価値ある希少車の買取こそ、確かなノウハウと実績を持つ旧車王にお任せください!

すぐ査定依頼が可能!

Web査定申込はこちら

まずは車について気軽に相談したい

LINEで売却相談する

カテゴリ一覧

# 旧車の魅力と知識 # 旧車の売買と鑑定市場 # 旧車の再生と維持 # 旧車のイベント # 旧車の愛好家たち