旧車売買の豆知識

MR-Sはエンジンスワップで最強スポーツカーに生まれ変わる! スワップにおすすめのエンジンもあわせて紹介
旧車売買の豆知識 2022.12.23

MR-Sはエンジンスワップで最強スポーツカーに生まれ変わる! スワップにおすすめのエンジンもあわせて紹介

トヨタ MR-Sは、軽量ボディにMRレイアウトというスポーツカーに必要な要素を備えた理想的な2シーターのオープンスポーツカーです。しかし、唯一の弱点は非力なエンジンパワーと言われています。そこで、有効なチューニングメニューとして挙げられるのが、エンジンスワップです。軽量なボディと相まって、名車MR2にも引けを取らないパワフルなマシンに仕上げることができます。 今回は、MR-Sの魅力を最大限に引き出せるエンジンスワップについて詳しく解説します。 名車MR2の後継車として登場したMR-S トヨタ MR-Sは、1980年代から生産されていたMR2の後継車です。ライトウェイトなボディだけではなく、国産唯一のMRレイアウトを採用したオープン2シーターという点でもスポーツカー好きの心を惹きつけました。まずはそんなMR-Sの魅力について詳しく見ていきましょう。 唯一の国産オープン2シーターMRスポーツカー トヨタ MR-Sは、1999年に発売されたライトウェイトスポーツカーです。同年に販売が終了したMR2の後継車種として登場し、2シーターのオープンカーにMRという、当時の国産大衆車にはないユニークな存在でした。(MRとしては同時期にホンダ NSXが販売されていたが基本パッケージはクーペ) 国産量産車として初めて、シーケンシャルマニュアルトランスミッションを搭載し、スポーツカーとして意欲的に仕上げられています。内装も独立配置されたメーターや本革巻き3本スポークステアリングなど、スポーツカーならではの満足感を十分に得られるクルマです。 軽量安価でベース車両として最適 MR-Sの最大の特徴は、軽量コンパクトなパッケージングです。コンパクトカー“ヴィッツ”の基本コンポーネントを流用したプラットフォームに1.8Lの1ZZ-FE型エンジンを搭載し、車重は1tを切るわずか970kgに抑えられていました。(安全装備の変更により最終的に1,020kgに増加) また、登場時の新車価格は200万円を切り「MR」「オープン」「スポーツカー」という要素を考えると破格の設定でした。軽量なうえに安価、チューニングのベース車両として、MR-Sは最適な条件をそろえたクルマです。 エンジンスワップでMR-Sを高性能化 MR-Sは、エンジンスワップによってさらに戦闘力の高いマシンに生まれ変わります。加えて、純正で搭載されている1ZZ-FEエンジンの後継エンジンなら、作業も比較的容易です。 MR-Sのエンジンスワップ事情について詳しく紹介します。 MR-Sはエンジンスワップ例が多い MR-Sの弱点は、搭載された1ZZ-FE型エンジンの最大出力が140馬力とやや非力な点です。しかし、車両そのものが安価なこともあり、エンジンを載せ替えて乗っているユーザーも少なくありません。 軽量なMRレイアウトというスポーツカーとして理想的なパッケージングは、チューニングベースとしても人気です。、ホンダ製2リッターVTECのK20型エンジンや同じトヨタ製の3S-GTE型エンジンに載せ替えたチューニングカーが作られています。 名機3S-GEの正統な後継エンジン2ZZ-GE MR-Sに載せ替えるエンジンとしておすすめなのは、2ZZ-GE型エンジンです。2ZZ-GE型Jはトヨタのスポーツエンジンの名機、4A-GEと3S-GE型エンジンの後継機として開発されました。連続可変バルブタイミング・バルブリフト機構(VVTL-i)を搭載していて、わずか1.8Lで190馬力を発生するハイパフォーマンスエンジンです。 最終型のMR2に搭載された3S-GE型エンジンが、2.0Lで200馬力(NA)ということを考えると、ほぼ同等のパワーを200ccもダウンサイジングしたエンジンで実現していることになります。 MR-Sの車重が1tとして、190馬力の2ZZ-GE型エンジンを搭載した場合のパワーウエイトレシオは約5.26kg/PS。(1ZZ-FE型エンジンの場合は7.14kg/PS)最終型MR2が約5.1kg/PS(ターボ5MTモデル)であることを考えると、公道で気持ちよく走るスポーツカーとしては十分なパワーです。 また、2ZZ-GE型エンジンはMR-Sに搭載されている1ZZ-FEをベースに開発されているため、大規模な加工をせずに比較的簡単に載せ替えられます。 MR2と同等性能をより年式の新しいクルマでしかも安価に手に入れる 国産MR車両として人気の高いMR2。しかし、MR2は1999年に製造終了しており、最終型でもすでに20年以上が経過しています。また、中古車価格もMR2のほうが高く、多くが300〜400万円前後、大手中古車情報サイトでもっとも高いものは、1997年式のSW20型MR2で695万円の値がついていました。 一方、MR2と入れ替わりに登場したMR-Sの販売は2000年代以降が中心で、最終型は2007年式です。中古車価格も100〜200万円台が中心で、もっとも高い車両でも約300万円。100万円以下と価格を押さえた車両も複数確認できたため、エンジンスワップをする前提であれば、あえて安い個体を購入するのもおすすめです。 MR2に比べて10年前後も高年式で、公道で気持ちよく走るには必要にして十分なパワーを安価に実現できるMR-Sのエンジンスワップをぜひ検討してみてくださいね。 ※価格や経過年数は2022年12月記事執筆時のもの

スノータイヤとは?他のタイヤとの違いや主要メーカー、保管方法を解説
旧車売買の豆知識 2022.12.22

スノータイヤとは?他のタイヤとの違いや主要メーカー、保管方法を解説

冬が近づいてくると「スノータイヤ/冬用タイヤへ履き替えましょう」といった言葉をよく耳にします。そこで今回は、スノータイヤ/冬用タイヤとは、どのようなタイヤなのか、スタッドレスタイヤとの違いがあるのかなどを解説します。スノータイヤ/冬用タイヤの購入をするときの参考にしてみてください。 スノータイヤとは スノータイヤ/冬用タイヤとは、どのようなタイヤを意味しているのでしょうか。ここからは、ノーマルタイヤ/夏用タイヤとの違いやスタッドレスタイヤとの違いについて紹介します。 ノーマルタイヤとの違い ノーマルタイヤとは、夏用タイヤとも呼ばれるタイヤです。ノーマルタイヤ/夏用タイヤは、スノータイヤの一種であるスタッドレスタイヤより、ゴムが硬く、溝が細くて浅く、タイヤ表面の切り込み(サンプ)が少ないといった特徴があります。 一方、スタッドレスタイヤは、ノーマルタイヤより、ゴムが柔らかく、溝が太くて深く、サンプが多いタイヤです。そのため、雪や氷の上で高いグリップ力を発揮します。 スタッドレスタイヤとの違い スノータイヤ/冬用タイヤは、スタッドレスタイヤを含む雪道や凍結路面に適したタイヤの総称です。スノータイヤ/冬用タイヤには、スタッドレスタイヤ、スパイクタイヤ、オールシーズンタイヤの3種類となります。 スノータイヤの種類 ここからは、スノータイヤ/冬用タイヤの種類について解説します。 スパイクタイヤ スパイクタイヤは、タイヤの表面に金属の鋲が打ち込まれているタイヤです。サッカーのスパイクのような表面を持つタイヤとなります。スパイクタイヤは、かつて冬用タイヤの代名詞でした。しかし、乾燥した路面を走行すると、アスファルトを削って粉塵公害を引き起こすことから、1991年から原則的に使用禁止となっています。 スタッドレスタイヤ スタッドレスタイヤは、鋲を使わないスノータイヤ/冬用タイヤのことです。今やスノータイヤ/冬用タイヤ=スタッドレスタイヤといわれるほど普及しました。スタッドレスタイヤは、雪道や凍結した路面でも滑らず安全に走行できることが特徴です。 オールシーズンタイヤ オールシーズンタイヤは、通年使用できるタイヤのことです。ノーマルタイヤ/夏用タイヤとスノータイヤ/冬用タイヤの両方の機能を持つため、季節ごとにタイヤを履き替える必要がありません。 ただし、オールシーズンタイヤは、スタッドレスタイヤと比較すると雪道・凍結路面での性能が低いことがあるため、オールシーズンタイヤで雪道や凍結路面を走る場合には、スノータイヤ/冬用タイヤよりも慎重な運転を心がける必要があるでしょう。 スノータイヤとノーマルタイヤの見分け方 スノータイヤ/冬用タイヤとノーマルタイヤ/夏用タイヤの見分け方は、タイヤのサイドウォールの「STUDLESS」の表記でわかります。また、オールシーズンタイヤには、「M&S」や「M+S」といった表記がされています。 スノータイヤの買い換えのタイミング スノータイヤ/冬用タイヤの買い換えのタイミングは、おおよそ3年〜4年が目安となります。 ただし、この年数は、タイヤの保管状態が良い場合です。タイヤの保管方法や使用状況によっては寿命、つまり買い換え時期が短くなります。そのため、タイヤの残り溝の深さ、サイドウォールのひび割れ、ゴムの硬化具合などを自分でチェックして、買い換え時期を見極めてください。 自分でタイヤの買い換え時期の判断ができないときは、販売店やカー用品店などスノータイヤ/冬用タイヤを取り扱っている店舗にタイヤを持ち込んで、買い換え時期を見てもらいましょう。 スノータイヤの平均価格 スノータイヤ/冬用タイヤの平均価格は、サイズによって異なりますが、1本あたり1万円〜2万円となっています。車1台分、つまり4本を購入した場合は4万円〜8万円です。ここで表記した価格は、あくまでも平均価格であるため、参考程度にお考えください。 スノータイヤの注意点 ここからは、スノータイヤ/冬用タイヤの注意点を紹介します。 夏場の使用は控える スノータイヤ/冬用タイヤは、雪道や凍結路面に適したゴムや構造となっているため、乾いた路面や夏場の使用には向いていません。スタッドレスタイヤでも乾いた路面を走行することは可能ですが、制動距離が延びたり、走行安定性が低くなったりします。そのため、夏場はノーマルタイヤ/夏用タイヤを使用しましょう。 スノータイヤ/冬用タイヤの保管方法 スノータイヤ/冬用タイヤは、保管方法に注意が必要です。保管するときは、直射日光や雨が当たらない場所に保管しましょう。また、油や熱などの近くに置くのは危険であるため控えてください。ホイールに装着した状態で保管する場合は、横置きに保管すると接地部の変形を抑えられます。 スノータイヤを取り扱う主要メーカー スノータイヤ/冬用タイヤを取り扱う主要メーカーには、ミシュラン、ブリヂストン、ダンロップ、トーヨータイヤ、コンチネンタル、ピレリ、ハンコックなどがあります。 スノータイヤの購入方法 スノータイヤ/冬用タイヤは、カー用品店やタイヤ専門店などの店舗で購入したり、インターネットで買ったりできます。また、数日間だけスノータイヤ/冬用タイヤが必要な場合には、レンタルという方法もあります。毎シーズン・頻繁に運転するのか、数日間だけ必要なのかなどの使用方法によって、購入するかレンタルするか決めるとよいでしょう。

旧車をガレージで長期保管するときのポイントとは?誤った方法で保管するリスクについても解説
旧車売買の豆知識 2022.12.22

旧車をガレージで長期保管するときのポイントとは?誤った方法で保管するリスクについても解説

旧車を購入しても多忙でなかなか運転できないという方も多いでしょう。旧車は動かさないと調子の低下や不具合が出ることも多いうえに、長期の保管ともなるとさまざまな点に注意が必要です。今回は、旧車をガレージで長期保管するときのポイントや、誤った方法で保管するリスクについて解説します。旧車の長期保管を検討中の方は参考にしてください。 旧車をガレージで長期保管するときのポイント 旧車はデリケートで、動かさなければ本来の調子を維持できずに劣化が進みます。旧車をガレージで長期保管するときのポイントや注意点を解説します。 たまに窓を開けて換気する 旧車を長期保管するときは、たまに窓を開けて換気しましょう。長期間使用せずに旧車を放置すると、室内に湿気が溜まりカビやダニが発生してしまいます。内装にカビが発生すると業者に車内クリーニングをしてもらう必要があるため、経済的にも衛生面でも大きな問題となります。 保管前だけではなく、定期的に掃除機をかけて拭き掃除も行いましょう。また、カー用品店やホームセンターで販売されている除湿剤を設置して、湿気が高くならないように対策することをおすすめします。 タイヤの空気圧を調整しておく 旧車を長期保管するときは、タイヤの空気圧を高めに調整しておきましょう。定位置で動かさずに保管すると、車両重量の負荷によりタイヤの変形やひび割れ引き起こします。また、足回りのパーツにも負担がかかり劣化するため、その対策としてタイヤの空気圧調整は必須です。可能であれば、リジッドラックなどでジャッキアップして保管することをおすすめします。 ゴム製品には保護材を使用する 旧車を長期保管するときは、ゴム製品に保護材を使用しましょう。ゴム製品は自然劣化するため、そのまま保管するとすぐにひび割れを起こします。塗布するタイプやシリコンオイルスプレーなど、パーツによって使い分けると便利です。ドアや窓まわりのウェザーストリップ以外に、エンジンルーム内のラバーホース類やドライブシャフトブーツなどにも保護膜を与えて劣化を防ぎましょう。 定期的にエンジンをかけてギアやクラッチの固着を防ぐ 旧車を長期保管するときは、定期的にエンジンをかけてギアやクラッチの固着を防ぎましょう。可能であれば定期的にガレージの周辺を走らせることがベストです。走行が難しい場合はエンジンをかけて水温計が正常位置に動くまで待ち、オイルを循環させるようにしましょう。また、すべての段にシフトチェンジを行うことでギアやクラッチの固着を予防できます。 ガソリンを満タンにしておく 旧車を長期保管するときは、ガソリンを満タンにしておきましょう。旧車のガソリンタンクは金属製であることが多く、ガソリンが少ないとガソリンタンク内で水分が発生して内部がサビます。また、ガソリンは空気に触れていると腐ってしまい、金属を腐食させる原因となるため注意が必要です。 バッテリー端子を外す 旧車を長期保管するときは、バッテリーのマイナス端子を外しておきましょう。端子をつなげたまま長期保管すると、暗電流という微弱な電流が放出されてバッテリーあがりの原因となります。また、気温の高いところでは自己放電を促進させてしまうため、涼しい所で保管するとよいでしょう。 カバーをかけて汚れを防ぐ 旧車を長期保管するときは、カバーをかけて汚れを防ぎましょう。旧車には古い部品が使われており、塗装面も経年劣化で薄弱となっている可能性があります。鳥の糞や酸性雨による汚れ、直射日光による紫外線は大敵です。車体に傷がつかないように、裏面に起毛などの処理が施されたカバーシートで保護しましょう。 旧車はビルトインガレージに保管するのが理想 旧車はビルトインガレージに保管するのが理想です。旧車は防サビ効果が低くなっていることが多く、雨や風にさらされたり地面からの水蒸気で下回りにサビを発生させます。また、直射日光でゴム部品や内装の劣化を促進させてしまうため、屋内で保管することが適切でしょう。 雨風や直射日光にさらされず、バッテリーの自己放電も抑制できる温度を維持するとなると、ビルトインガレージで保管するのがベストです。屋内保管が難しい場合は、塗装面が傷つかない処理が施されたカバーシートや、地面からの水蒸気を抑えるガレージマットで保護しましょう。 旧車を誤った方法で保管するリスク 旧車を誤った方法で保管すると、劣化により車の価値が低下します。エンジンやガソリンタンク内にサビが発生することもあり、適切な保管をしていなかったことで廃車となる可能性もあるため注意しましょう。また、長期保管中でもメンテナンスはこまめに行って、いつでも走行できる状態を維持するようにしておく必要があります。

旧車のレストアにかかる費用の相場とは?費用を抑える方法やメリットについても解説
旧車売買の豆知識 2022.12.22

旧車のレストアにかかる費用の相場とは?費用を抑える方法やメリットについても解説

旧車が欲しくても安全に走行できるか不安だという人も多いでしょう。旧車は経年による劣化で故障が多い場合もありますが、レストアすることで安心して運転できるようになります。今回は、旧車のレストアにかかる費用やメリットについて解説します。旧車の購入を検討中の方は参考にしてください。 旧車のレストアにかかる費用の相場 レストアは、一般的に旧車を修理して正常に運転できるようにすることです。一言にレストアといっても、機械部分からエクステリアやインテリアまで幅広い箇所で必要な場合があります。どこまでするのかで費用は大きく変わり、国産中型車のエクステリアやインテリアを新車時に近づけるだけで300~500万円程度はかかるでしょう。 また、エンジンのレストアには大きく分けてふたつの種類があります。 ファインチューニング........エンジンを純正のまま活用してポート研磨やピストンなどのバランス取りを行うこと。劣化して低下した出力を新車当時に近いものに戻す。オーバーホール........部品単位まで分解して清掃や再組立てを行い、新車当時の性能に近づけること。 このどちらかにより性能が新車時に近づくのであれば問題ありません。しかし、旧車は個々に状態が異なり、部品の摩耗や破損度合いによっては交換が必要となるケースがあります。また、廃番となっている部品も多いため、状態によっては代替え部品を探すか作ってもらう必要に迫られることもあるでしょう。最悪の場合は同じ型式のエンジンを探して換装する必要があります。 旧車のレストアにかかる費用の相場は、車の状態や実施する箇所によって異なることを認識しておきましょう。 旧車のレストアは、こだわり過ぎると数千万円単位の費用がかかります。まずは安全に走行できるように、必要な箇所に重点をおいて計画的に実施することが重要です。 旧車のレストアにかかる費用が決まる要因 旧車のレストアにかかる費用が決まる要因について詳しく解説します。 フルレストア済みの場合 前オーナーや販売業者がフルレストアを施している場合は、基本的に追加費用が発生することなく旧車に乗れます。旧車専門の販売業者はオーナーと信頼関係を築いていることに加え、長年整備してきた車の売却にも関わることが多いです。そのような車に出会うことができれば、乗り出してすぐに高額なレストア費用が発生することは少ないでしょう。 過去にレストアや必要な箇所の部品が交換されている場合 過去に劣化している箇所の部品交換やレストアがされている場合は、数十万円程度の費用に抑えられるケースがあります。ただし、車のサビ落としや全塗装が必要であれば、100万円以上の費用が発生する可能性を考慮しましょう。 フルレストアが必要な場合 フルレストアとはエクステリアの塗装からインテリアの補修、エンジンなどの機械部品に至るまでを問題なく使用できるようにすることです。この場合は車の状態によって必要となる費用は大きく変わります。総額で1,000万円以上かかる場合もあるため、一般的な中古車販売業者で安い保証なしの車を購入するときは注意が必要です。 旧車のレストアにかかる費用を抑える方法はある? 旧車のレストアにかかる費用を抑える方法は、可能な限りDIYで行うことです。レストアにかかる費用の中でも作業工賃は1時間あたり10,000円前後かかり、旧車のレストアとなると数カ月から1年以上という長期に渡ります。簡単な作業はインターネットで部品を購入して自ら作業するとよいでしょう。ただし、機械部分や危険がともなう作業はプロに任せることをおすすめします。 旧車をレストアするメリット 続いて、旧車をレストアするメリットについて詳しく解説します。 走行や鑑賞をより一層楽しめる レストアは、旧車を新車当時と同等の状態に戻すことです。レストアを施すことで内外ともに新車のように修復するため、走行や鑑賞をより一層楽しめるようになるでしょう。最近ではパワーウィンドウやクーラーなどの快適装備を後付け装着してくれる業者もいるため、旧車乗りの悩み解決としてレストアと同時に依頼することもおすすめです。 高額で売却できる可能性が高まる レストア済みの旧車は、高額で売却できる可能性が高まります。人気の車種は相場が高騰してプレミア価格で流通しており、レストアを施していることは買取価格に加算されるでしょう。条件によってはレストアにかかった多額のコストを上回る利益を得ることができます。 旧車のレストアをする際の注意点 旧車のレストアは、部品や作業工賃などで高額な費用が発生する可能性があります。旧車を安く手に入れてもレストア費用で大きな負担がかかるケースもあるため、最初から専門業者でレストア済みの車を購入する方が結果的に安い場合があると考えましょう。また、旧車の専門知識をもった業者でなければレストアや整備は難しいため、業者選定はしっかりと行う必要があります。

中古車でも運転支援システムを使いたい!後付けできるかについても詳しく解説
旧車売買の豆知識 2022.12.22

中古車でも運転支援システムを使いたい!後付けできるかについても詳しく解説

最近の自動車業界では「自動運転」が大きく取り上げられていますが、以前より自動運転の前段階の技術として、「先進運転支援システム」の開発が行われてきました。この運転支援システムは比較的新しいもののため、中古車のモデルや年式によっては搭載されていません。そこで気になるのが、中古車にも運転支援システムを後付けできるのかどうかではないでしょうか。この記事では先進運転支援システムの特徴や中古車への後付けについて詳しく解説します。 先進運転支援システムとは 先進運転支援システムとは、ADAS (エーダス:Advanced Driving Assistant System)とも呼ばれる「ドライバーの運転操作を車が支援してくれる装置」のことです。スバルのアイサイトで有名な自動ブレーキをはじめとして、ADASには10以上の支援機能が含まれます。 名前に”先進”とありますが、決して最近の技術ばかりではありません。例えば自動ブレーキは、2003年にホンダが「追突軽減ブレーキ」として世界で初めて実用化した技術です。 先進運転支援システムは中古車に後付けできる 先進運転支援システムはすでに多くの中古車に搭載されていますが、購入を希望する車に搭載されているとは限りません。一部の先進運転支援システムは後付けが可能です。 後付けできる先進運転支援システムの例 後付けできる先進運転支援システムとして最もお手軽なのは、ドライブレコーダーの付属機能でしょう。映像記録用のカメラの画像から、前方の車間距離が急に詰まるなど、追突の可能性がある場面、車線の逸脱が考えられる場合などに警告してくれます。専用の後付け装置としては、以下のようなシステムが販売されています。 衝突防止補助システム 専用の車載カメラの映像から、前方衝突の可能性がある際に警報を発してくれる装置です。自動運転や自動ブレーキにも採用されている検知システムを採用した信頼性の高い警報システムです。例えば、エムコの「モービルアイ570」があります。 側方衝突警告システム 側方衝突とは、大型車の左折時などに死角に入ってしまった歩行者などを巻き込んでしまう事故のことです。前方のカメラに加えて左右に取り付けられたカメラによって、システムが右左折時の死角に歩行者や自転車が存在すると判断した際に、ドライバーに対して警告してくれます。例えば、エムコの「モービルアイ・シールドプラス」があります。 誤発進抑制装置 誤発進とは、アクセルとブレーキの踏み間違いのことです。特に高齢者ドライバーのアクセルとブレーキの踏み間違い事故が多く、社会問題にもなりました。誤発進抑制装置は、ドライバーがアクセルとブレーキを踏み間違えたと判断された際に、エンジンの出力を制限することによって加速を抑制してくれます。あくまでも加速の抑制であり、自動でブレーキが作動するものではありません。 先進運転支援システムを中古車に後付けする方法 先進運転支援システムを中古車に後付けする際には、装置を販売しているカー用品店や、ディーラーなどに依頼するのが良いでしょう。衝突防止補助システムや側方衝突警告システムは、カメラを正しい位置と向きに取り付けなければ、本来の機能を発揮できません。誤発進抑制装置は、車と信号をやりとりする為の配線接続が必要です。カー用品店やディーラーなど、専門知識を持ったお店で取り付けてもらいましょう。 先進運転支援システムを中古車に後付けするメリット 先進運転支援システムを中古車に後付けするメリットは、重大な事故を予防できる可能性が高まることでしょう。人間である以上、ヒューマンエラーという見逃しや過失は起こるものであり、大きな事故へとつながる可能性は否定できません。 人を死傷させるリスクが減る 先進運転支援システムを後付けする一番のメリットは、人身事故が発生するリスクを低減できることです。先進運転支援システムは、ほんのわずかな不注意から、人を死傷させてしまうような不幸が起こる可能性を低くしてくれます。 単独事故による出費のリスクが減る 他の人を死傷させることがない単独事故であったとしても、自分の車の修理費や物損の損害による出費が発生します。自身が怪我をしてしまったら治療費はもちろん、仕事や日常生活にも支障が生じてしまうでしょう。思わぬ出費の可能性を低減させることにも、先進運転支援システムを取り付ける価値はあります。 安心感が増す 装置を取り付けて、運転ミスによる事故の発生を減らすことによって運転に対する安心感が生まれます。安心感が高まれば運転に対する心の余裕が生まれ、結果的に安全運転につながるでしょう。

トヨタ ランドクルーザー(100系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説
旧車売買の豆知識 2022.12.20

トヨタ ランドクルーザー(100系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説

ランドクルーザー(以下、ランクル)といえば、タフさと悪路走破性の高さから世界中で人気のモデルです。1998年1月~2007年8月まで販売されていた100系ランクルは高級車を凌駕するクルマになりました。新車価格は最上級グレードで651万円と、トヨタ自動車が販売するクルマの中でもセンチュリーを除くと最高峰の価格に。そんなランクル100ですが、中古市場では100万円台で購入できる個体も出てきました。しかし「古いランクルは維持費が大変そう……」と心配している方もきっと多いですよね。この記事では100系ランクルにかかる維持費について解説いたします。 100系ランクルの特徴 100系ランクルは80系ランクルの後継として開発されました。80系でクラウン級に高級車化されましたが、100系ではよりラグジュアリーな路線にシフト変更。世間では「高級車を凌駕する」と言われるほどです。また、100系にはシグナスという最高級モデルも登場し「セルシオのオフロードカー」と呼ばれていました。北米ではシグナスがレクサスブランドで販売されていました。代替わりするたびに高級路線に進むランクルですが、走行性能も一切妥協をしていません。オフロードコースに持ち込めば、ゴツゴツとした未舗装路や急坂もものともせず進むことができます。100系の後継は200系、300系と続いています。 100系ランクル維持費の内訳 100系ランクルの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 100系ランクルにはガソリンエンジンとディーゼルエンジンがラインナップされています。それぞれの実燃費を見ていきましょう。 ガソリン:約4~5km/リットル(街乗り)ガソリン:約6~7km/リットル(高速)ディーゼル:約6~7km/リットル(街乗り)ディーゼル:約8~9km/リットル(高速) 実燃費で比較しましたが、ガソリン車はかなりの大食いですね。できたらディーゼルを選びたいところですが、排ガス規制対象地域には乗り入れることができません。都市部に在住の方はガソリン車しか選択肢がありません。 ここからは金額をシミュレーションします。 仮にガソリンエンジン搭載の100系ランクルを通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約222リットル使用(*1) し燃料代は38,561円(*2) かかります。この条件で1年間走行した場合の費用は、462,737円(*2) です。*1 燃費は4.5km/リットルで算出*2 2022年11月27日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格173.7円で算出 年間のガソリン代は驚愕の金額に……。ちなみに日本人の平均手取り額は24万円ほどといわれているため、約2か月分の給料がガソリン代として1年間で消費される計算になりますね……。 自動車税 都市部でも走行可能な排気量4,663ccのガソリン車を例に自動車税を見ていきましょう。2022年11月現在、新車登録が2019年10月1日以降の4.5リットル超~6.0リットル以下(自家用)の自動車税は87,000円/年です。4,663㏄のガソリンエンジンを搭載した100系ランクルの場合は車齢13年超えのため重課税され、101,200円/年です。この金額があれば4人家族で1泊2日の国内旅行が楽しめます。 任意保険 100系ランクルの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし弁護士特約:あり車両保険:あり車両保険(保険金額):70万円免責金額(1回目-2回目以降):5万~10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約80,000円/年でした。月々だと7,000円ほどかかる計算です。等級が上だったりゴールド免許だったりする場合はもう少し安くなります。 車検 自家用車登録100系ランクルの車検代はいくらになるのでしょうか。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:20,010円(24ヶ月)自動車重量税:57,000円(24ヶ月)※初年度登録から13年経過で算出印紙代:1,800円車検料:80,000円合計:158,810円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します ここで注目するポイントは重量税です。100系ランクルの枠である2.0トン超~2.5トン以下区分の自家用車の場合、重量税は41,000円ですが、初年度から13年経過した車両については増額され57,000円になります。増額分は+16,000円……。二人でそこそこおいしい焼き肉を食べることのできる金額です。また、古いクルマの場合は車検時に部品交換等の整備が発生する可能性が高く、車検代が一般的に高くなってしまうケースが多いです。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。100系ランクルワゴンタイプのメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。100系ランクルワゴンタイプのタイヤ交換が発生する場合は大きなタイヤになるので+10万以上かかるケースもあります。 100系ランクル年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録の100系ランクルワゴンタイプ年間維持費>ガソリン代:462,737円自動車税:101,200円任意保険:80,000円車検:79,405円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:773,342円 月額では64,445円ほどかかる計算です。東京都の府中駅周辺の1k平均家賃と同じぐらいのランニングコストですね。2022年11現在、ガソリン価格が高騰しているため、燃費の悪いガソリンエンジン車乗りの財布には大きなダメージを与えます。100系からガソリン車はハイオク限定になったのも痛いところ。また、自動車税も重課税されてしまいます。 ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。東京都内で維持していくには10万円以上の維持費が必要かもしれません。 100系ランクルの維持費が高いと思った時の対処法 旧車の維持には、現代のクルマよりもお金がかかるものです。特に100系ランクルのような大排気量で大型の車種は自動車税、重量税がかさむために費用が高くなります。さらに、古いクルマのため故障が増えて修理費用などが別途発生する可能性があるでしょう。もし、100系ランクルの維持費が高いと思ったら手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないと言われていました。しかし、現在は空前の旧車ブームです。高く売却できる可能性があります。 ※2022年11月27日時点のデータです

トヨタ ランドクルーザー(200系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説
旧車売買の豆知識 2022.12.20

トヨタ ランドクルーザー(200系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説

ランドクルーザー(以下、ランクル)といえば、耐久性と悪路走破性の高さから世界中で愛されているオフロード車です。2007年9月~2021年3月まで製造されていた200系ランクルは、センチュリーを除いてトヨタブランドの最高級車種としてあこがれの的となりました。そんな200系ランクルですが、デビューから15年が経過し中古市場では200万円台で購入できる個体も出てきています。しかし「古いランクルは維持費が大変そう……」と心配している方もきっと多いですよね。この記事では200系ランクルにかかる維持費について解説いたします。 200系ランクルの特徴 200系ランクルは100系ランクルの後継として開発されました。100系でも「セルシオのオフロードカー」と呼ばれていましたが、200系ではさらに上質な高級車に仕上がりました。上級グレードは本革シートに木目パネルをあしらう内装など、インテリアだけ見るとオフロード車とは全く思えないでしょう。代替わりするたびに高級車化するランクルですが、走行性能も一切妥協していません。オフロードコースに持ち込めば、ゴツゴツとした未舗装路や急坂もものともせず走行します。200系の後継は300系ですが、注文から納車までは3~5年待ちになることもあるようです。 200系ランクル維持費の内訳 200系ランクルの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 200系ランクルはV8のガソリンエンジンのみです。燃費はどのくらいなのでしょうか。 約4~5km/リットル(街乗り)約6~7km/リットル(高速) 実燃費で比較しましたが、かなりの大食いですね。しかもハイオク限定です。高級燃料をゴクゴク飲み込んでしまいます……。 ここからは金額をシミュレーションします。 仮に200系ランクルを通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約222リットル使用(*1) し燃料代は38,561円(*2) かかります。この条件で1年間走行した場合の費用は、462,737円(*2) です。*1 燃費は4.5km/リットルで算出*2 2022年11月27日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格173.7円で算出 年間のガソリン代は驚愕の金額に!この金額を貯蓄に回せば、2年ほどで100万円溜まりますね……。 自動車税 200系ランクルの排気量は4.6リットル超です。自動車税を見ていきましょう。2022年11月現在、新車登録が2019年10月1日以降の4.5リットル超~6.0リットル以下(自家用)の自動車税は87,000円/年です。200系ランクルの場合は、初期に販売されたモデルでは車齢13年超えのため重課税され、101,200円/年にかかります。つい最近まで販売されていたモデルですが、ランクルはモデルチェンジのサイクルが長いので初期モデルは旧車の域に達します。 任意保険 200系ランクルの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし弁護士特約:あり車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約60,000円/年でした。月々だと5,000円ほどになる計算です。ただ、この金額には車両保険が付帯されていません。旧車は車両保険がつけられないことがありますが、200系ランクルの場合盗難被害が頻発しており、つけられないケースが多いそうです。もし車両保険を付帯できる保険に入れたとしても、それなりの負担額を覚悟しておいたほうがいいでしょう。 車検 200系ランクルの車検代はいくらになるのでしょうか。自家用車登録の場合で計算してみましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:20,010円(24ヶ月)自動車重量税:57,000円(24ヶ月)印紙代:1,800円車検料:60,000円合計:138,810円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します ここで注目するポイントは重量税です。200系ランクルの枠である2.0トン超~2.5トン以下区分の自家用車の場合、重量税は41,000円ですが、初年度から13年経過した車両については57,000円かかります。初期モデルの場合は13年経過してきますので注意が必要です。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。200系ランクルワゴンタイプのメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。200系ランクルワゴンタイプのタイヤ交換が発生する場合は大きなタイヤになるので+10万以上かかるケースもあります。 200系ランクル年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録の200系ランクル年間維持費>ガソリン代:462,737円自動車税:101,200円任意保険:60,000円車検:69,405円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:743,342円 月額では62,000円ほどかかります。名古屋駅周辺の1k平均家賃より少し高めのランニングコストですね。2022年11現在、ガソリン価格が高騰しているため、燃費の悪いガソリンエンジン車乗りの財布には大きなダメージを与えます。200系からガソリン車はハイオク限定なところも痛いポイント。また、初期モデルの場合は13年経過した場合、自動車税と重量税も重課税されてしまいます。 ローンで購入した場合は、さらに月々の返済が発生します。月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。東京都内で維持していくには10万円以上の維持費が必要かもしれません。 200系ランクルの維持費が高いと思った時の対処法 旧車の維持には、現代のクルマよりもお金がかかるものです。特に200系ランクルのような大排気量で大型の車種は自動車税、重量税がかさむために費用が高くなります。さらに、古いクルマのため故障が増えて修理費用などが別途発生する可能性があるでしょう。もし、200系ランクルの維持費が高いと思ったら手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないと言われていました。しかし、現在は空前の旧車ブームです。高く売却できる可能性があります。 ※2022年11月27日時点のデータです

トヨタ ハリアー(30系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説
旧車売買の豆知識 2022.12.19

トヨタ ハリアー(30系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説

トヨタハリアーといえば、高級クロスオーバーSUVブームの火付け役として1997年から発売されており、今も大人気の車種です。ハリアーの中でも2003年~2013年まで製造・販売されていた30系ハリアーからはハイブリッドの設定が登場し大きな話題を集めました。最終モデル販売から約10年が経過し新車価格で400万円を超えていたハイブリッドモデルでも中古市場では100万円台で購入できる個体も出てきています。しかし「10年以上前の中古車は維持費が大変そう……」と心配している方もきっと多いですよね。この記事では30系ハリアーにかかる維持費について解説いたします。 30系ハリアーの特徴 30系ハリアーでは、なんといっても2005年に登場したハイブリッドモデルが大きな話題になりました。2022年現在の今でこそトヨタの販売するほとんどの車種にハイブリッドモデルが設定されていますが、当時は珍しいモデルでした。また、当時は「ハイブリッド=燃費が良い」という認識でしたがハリアーハイブリッドの登場でエンジン+モーター出力のシステム合計パワーで馬力が語られ、走りの面でもハイブリッドのメリットが強く打ち出されたモデルです。 30系ハリアー維持費の内訳 30系ハリアーの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 30系ハリアーはガソリンモデルとハイブリッドモデルの2種類があります。それぞれの燃費を見ていきましょう。 3.5L ガソリン車:9.0~9.7km/リットル3.0L ガソリン車:9.1~9.7km/リットル2.4L ガソリン車:10.6~11.0km/リットルハイブリッド車:17.8km/リットル 10・15モードの燃費で比較しましたが、ガソリン車とハイブリッド車では大きな差がありますね。実燃費は2kmほど低くなるようです。 ここからは金額をシミュレーションします。 仮に30系ハリアーハイブリッドを通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約63リットル使用(*1) し燃料代は10,994円(*2)ほど かかります。この条件で1年間走行した場合の費用は、131,924円(*2) です。*1 燃費は15.8km/リットルで算出(実燃費)*2 2022年11月27日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格173.7円で算出 30系ハリアーハイブリッドはハイオク限定車ですが、燃費がそこそこ良いのでガソリン代は大きな負担にはならなさそうです。 自動車税 30系ハリアーハイブリッドの排気量は3,310ccです。自動車税を見ていきましょう。2022年11月現在、新車登録が2019年10月1日以後の3.0リットル超~3.5リットル以下(自家用)の自動車税は57,000円/年です。30系ハリアーハイブリッドの場合、車齢13年超えのものは重課税され、66,700円/年にかかります。 任意保険 30系ハリアーハイブリッドの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし弁護士特約:あり事故時レンタカー特約(1事故につき日額5,000円まで):あり車両保険:あり車両保険(保険金額):65万円免責金額(1回目-2回目以降):5万円~10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約105,000円/年でした。月々だと9,000円ほどになる計算です。車両保険を付帯すると28,000円ほど年間で保険料が上がるため、つけずに費用を下げるという選択肢もありですね。 車検 30系ハリアーハイブリッドの車検代はいくらになるのでしょうか。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:20,010円(24ヶ月)自動車重量税:45,600円(24ヶ月)※車齢13年以上で算出印紙代:1,800円車検料:60,000円合計:127,410円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します ここで注目するポイントは重量税です。30系ハリアーハイブリッドの枠である2.5トン超~2.0トン以下区分の自家用車の場合、重量税は32,800円ですが、初年度から13年経過した車両については45,600円かかります。初期モデルの場合はそろそろ18年経過するものも出てきますが、この場合の重量税は50,400円にもなります。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。30系ハリアーハイブリッドのメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。30系ハリアーハイブリッドのタイヤ交換が発生する場合は大きなタイヤになるので+10万以上かかるケースもあります。 30系ハリアーハイブリッド年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録の200系ランクル年間維持費>ガソリン代:131,924円自動車税:66,700円任意保険:105,000円車検:63,705円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:417,329円 月額では34,780円ほどかかる計算です。2022年11現在、ガソリン価格が高騰しているため、ハイオク限定車乗りの財布には大きなダメージを与えるでしょう。また、初期モデルの場合は18年経過した場合、重量税も二段階の重課税があります。 ローンで購入するとさらに月々の返済が発生するうえ、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代が毎月かかります。東京都内で維持していくには10万円以上の維持費がかかるかもしれません。 30系ハリアーハイブリッドの維持費が高いと思った時の対処法 旧車の維持には、現代のクルマよりもお金がかかるものです。特に30系ハリアーハイブリッドのような大排気量の車種は自動車税がかさむために費用が高くなります。さらに、古いクルマのため故障が増えて修理費用などが別途発生する可能性があるでしょう。もし、30系ハリアーハイブリッドの維持費が高いと思ったら手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないと言われていました。しかし、現在は空前の旧車ブームです。高く売却できる可能性があります。 ※2022年11月27日時点のデータです  

スタッドレスタイヤの保管方法とは?気をつけるべき点について詳しく解説
旧車売買の豆知識 2022.12.16

スタッドレスタイヤの保管方法とは?気をつけるべき点について詳しく解説

季節の変化に応じて夏タイヤと冬タイヤを使い分ける場合、交換したタイヤは適切に保管する必要があります。タイヤはゴム製品なので保管環境によって、ひび割れなどの劣化が進行しやすい性質があるからです。この記事では、季節の変わり目に交換した夏タイヤや、スタッドレスタイヤの正しい保管方法について、詳しく解説します。 スタッドレスタイヤの保管場所の条件 スタッドレスタイヤを適切に保管するために、まずは適切な保管場所を選ぶ必要があります。タイヤの保管場所としては屋内の方が望ましいのですが、屋外で保管しなければならない方もいらっしゃるでしょう。ここからは屋内に保管する場合と屋外に保管する場合に分けて、詳しく説明します。 風通しがいい冷暗所 屋内で保管するなら、風通しがいい冷暗所を選びましょう。タイヤは熱と直射日光によって劣化が進行しやすくなります。風通しがよくて熱がこもらず、直射日光を受けない場所で保管してください。 直射日光が当たらない屋外 屋外で保管するなら、直射日光が当たらない場所を選びましょう。建物の北側で常に日陰になる場所などがおすすめです。またタイヤには雨がかからないようにしましょう。軒先などの雨を凌げる場所を選ぶか、タイヤケースやタイヤカバーを使う方法があります。タイヤケースやタイヤカバーは、ホームセンターやカー用品店で、1,000〜2,000円程度で入手可能です。 スタッドレスタイヤの保管方法 スタッドレスタイヤの保管場所が決まったら、適切な保管方法について確認しましょう。スタッドレスタイヤはゴム製品なので、不適切な置き方で長期間放置しておくと、変形してしまう恐れがあります。 空気を少しだけ抜く スタッドレスタイヤをホイール付きで保管するなら、空気を少しだけ抜くようにしましょう。空気圧を下げることによって、空気圧からタイヤが受けるストレスを低減させます。空気圧は、適正値の半分程度が目安です。 立てて保管する スタッドレスタイヤをホイールから外してタイヤ単体で保管するなら、タイヤは立てて保管しましょう。横積みにすると、タイヤサイドがタイヤの重さを受け続けることによって変形してしまう恐れがあります。縦置きのタイヤラックを使うと、タイヤを立てることができるだけでなく、タイヤの重さを受ける部分が2箇所に分散し、負担を軽減させることにもつながります。 ホイール付きの場合は横に寝かせる スタッドレスタイヤをホイール付きで保管する場合には、タイヤは横に寝かせて置きましょう。タイヤを立てた状態で長期保管すると、タイヤの接地面にはタイヤ自体の重さと、ホイールの重さが常時かかり続け、フラットスポットという部分的な変形が発生することがあります。また横に寝かせる際には、タイヤのサイドウォールやホイールへの傷つき防止、床面の変色を防止するためにも、厚めの段ボールなどを敷くようにしましょう。 カバーをかけて汚れを防ぐ 先に屋外で保管する場合には、タイヤケースやタイヤカバーを使うことを紹介しました。屋内で保管する場合でも、カバーをかけて汚れや埃の付着を防ぎましょう。カバーすることによって、タイヤのゴムに含まれる油分の揮発を抑制し、ひび割れなどの進行を遅らせることにも繋がります。ただし熱がこもってしまわないように注意しましょう。カバーは専用品でなくとも、ビニールやストレッチフィルムなどでも構いません。 スタッドレスタイヤの間違った保管方法 スタッドレスタイヤを保管する上で、避けるべき注意点があります。間違った保管方法について3つご説明します。 高湿度・直射日光の環境 スタッドレスタイヤは、高湿度や直射日光が当たる環境では保管しないようにしましょう。高い湿度も直射日光も、タイヤのゴムを劣化させてひび割れの発生につながります。なるべく風通しがいい冷暗所を選びましょう。 洗わずに長期保管する スタッドレスタイヤを洗わずに長期保管することも、タイヤの劣化に繋がります。タイヤの使用によって付着した泥や化学成分などによって、ゴムの劣化が促進される恐れがあるからです。スタッドレスタイヤを長期保管する際には、必ず洗うようにしましょう。 タイヤワックスを直前に使用する スタッドレスタイヤを保管する直前に、タイヤワックスを使用することは避けましょう。タイヤワックスはタイヤの艶を出すためのものであり、タイヤの劣化を防止する機能はありません。タイヤワックスには油性と水性のものがありますが、油性製品の一部にはタイヤの劣化を促進させる成分が含まれているものもあります。 スタッドレスタイヤを保管する前のケア スタッドレスタイヤを良い状態で保管するためには、保管前のケアも重要です。具体的には丁寧に水洗いした上で、十分に乾燥させましょう。これまでに解説してきたとおり、保管するスタッドレスタイヤに汚れやタイヤワックスが残っていると、ゴムの劣化が促進する可能性があります。水洗いでは洗剤を使いたくなるかもしれませんが、洗剤に含まれる成分もゴムを劣化させる可能性があるため、洗剤の使用は極力最小限にし、最後は水で十分に洗いましょう。 スタッドレスタイヤを保管ではなく破棄した方がよいケース 冬季に使用したスタッドレスタイヤは、次の冬に備えて保管の準備をする前に、破棄した方がよいケースもあります。 スタッドレスタイヤを保管する前のチェックを行い、保管するのか破棄するのか判断してください。チェックする内容は以下のとおりです。 50%以上摩耗している スタッドレスタイヤの保管前のチェックとして、まずは溝の摩耗を確認しましょう。自動車用のタイヤは、道路輸送車両の保安基準第9条という法律によって、タイヤの使用限度は残り溝1.6mmと定められています。ただしスタッドレスタイヤでは、滑り止め効果を維持するために、50%以上の摩耗をしたタイヤの使用を禁止している県もあります。多くのタイヤメーカーでも、スタッドレスタイヤの使用限度を「溝深さ50%まで」としています。 プラットホームの露出がある 上記の50%以上の摩耗を判断するために、プラットホームの露出について確認しましょう。スタッドレスタイヤのプラットホームとは、スタッドレスタイヤの溝の摩耗を判断するために付けられた、溝部分の突起のことです。プラットホームの原理は、夏用タイヤにも設けられているスリップサインと同様と考えて構いません。プラットフォームが露出したら、このタイヤは使用限度に達したと判断しましょう。 なおスタッドレスタイヤには、プラットホームとスリップサインの両方が設けられています。冬用タイヤとして使う場合には、プラットホームの露出を確認しましょう。 ひどくひび割れている スタッドレスタイヤの表面がひどくひび割れていたら、タイヤは保管ではなく破棄しましょう。タイヤのヒビ割れは溝底やサイドウォールに発生します。いずれもタイヤがヒビ割れしたまま走行を続けると、バーストという走行中にタイヤが突然破裂する事故になりかねません。 変形している タイヤの変形とは、タイヤ側面の局部的な膨らみや、タイヤ接地面の局部的な平坦形状を指します。 タイヤの側面部分の局部的な変形は、タイヤを縁石などにぶつけてしまったために、内部のコードが切れて発生します。コードが切れれば、空気圧や路面からの衝撃にタイヤが耐えられなくなります。 タイヤの接地面の変形は、空気圧が不適切なまま使用した場合の偏摩耗や、急ブレーキが多く使われた場合に発生する変形などが挙げられます。いずれの現象も修復はできず、交換するしかありません。

レースタイヤの保管場所とは?保管の条件や破棄した方がよいケースについても解説
旧車売買の豆知識 2022.12.13

レースタイヤの保管場所とは?保管の条件や破棄した方がよいケースについても解説

レースタイヤは、サーキットを走行しないから関係がないと思う人も多いでしょう。本格的なスポーツカーに標準装備されている場合もあり、タイヤ交換時期に業者からすすめられて公道対応のレースタイヤに交換するケースもあります。今回は、レースタイヤの保管場所の条件や破棄した方がよいケースについて解説します。レースタイヤに限らず、冬用との交換でタイヤを長期保管する場合の参考にしてください。 レースタイヤの保管場所の条件 レースタイヤは、高いグリップ力が特徴です。サーキットやラリーなど、限定された環境で高いパフォーマンスを出すために作られています。一方、公道におけるタイヤに求められる条件は全天候で安定走行ができることです。そのために縦横に溝が存在し、悪天候時でも問題が起きないように設計されています。 レースタイヤの多くは環境に適した高い性能を引き出すかわりに、一般公道では条件によって走行が不安定になります。また、摩耗が激しく経済的な面でも不利となるため、スポーツラジアルタイヤが一般化するまでは従来のタイヤに履き替えて保管しておくのが一般的でした。 レースタイヤの種類と特徴スリックタイヤ........グリップ力を高めるために溝がなく、走行時の摩擦熱でゴムを溶かして粘着力を増すセミレーシング(スリック)タイヤ........溝があり公道でも走れるレースタイヤラリータイヤ........一般のタイヤよりも溝が広くて深いものが主流で、土などに食い込ませてグリップを生むせん断力を得る。接地面の圧を上げるために細いタイヤが多いレインタイヤ........排水用の溝があり、低温時にも高い摩耗でグリップできる仕様。ドライ用タイヤとは素材が異なるスポーツラジアルタイヤ........街乗りとサーキット走行の両方に適したタイヤ。ジムカーナレースなどでセミレーシングタイヤの仕様が禁止になったことで需要が高まっている。本格的なスポーツカーに標準装備されることも多い※スリックタイヤ以外は基本的に公道での走行が可能 レースタイヤは一般的なタイヤ以上に熱に弱く、湿気や油分(タイヤワックスも長期保管時は使用不可)でも劣化を促進します。また、腐食性が高いオゾンを発生するバッテリーなどの近くに置くと、ひび割れの原因になるため注意が必要です。 保管するときは、雨風や日光のあたらない風通しがいい屋内が最適です。屋内保管が難しい場合は、劣化しないように厳重に保護した上で冷暗所での保管が望ましいでしょう。 レースタイヤの保管方法 続いて、レースタイヤの保管方法について詳しく解説します。 エアー圧を若干下げる レースタイヤに限らず、一般的なタイヤでも保管時にはエアー圧を若干下げましょう。タイヤ内の空気圧が高いと内圧で負荷がかかります。指定空気圧の半分程度の数値まで減らしておくと、ゴムやワイヤーの変形を抑えて劣化を最小限にできるでしょう。 ラッピングとカバーで汚れを防ぐ タイヤの劣化を抑制するためにラッピングとカバーで汚れを防ぎましょう。ラッピングには、ホームセンターなどで販売されているストレッチフィルムや布団用真空圧縮袋がおすすめです。また、カバーは紫外線を防ぎ密封性の高いものを使用するといいでしょう。 レースタイヤの間違った保管方法 レースタイヤの間違った保管方法について解説します。おろそかにするとタイヤの寿命を一気に縮めてしまうため注意が必要です。 じめじめ・直射日光の環境 じめじめ・直射日光の環境はレースタイヤの保管に適していません。水分はタイヤ内部のスチールコードを錆びさせる原因となり、さらにカビを発生させます。また、直射日光はゴムのひび割れやタイヤの形状を保つ繊維(タイヤコード)を劣化させる原因です。風通しのよい冷暗所に保管するようにしましょう。 タイヤコード........タイヤはゴム以外に硫黄やカーボンブラックなどを合わせた混合ゴムを使用し、ポリエステルやナイロンなどの糸で補強しています。この補強材をタイヤコードといいます。 洗わずに保管する レースタイヤに限らず、タイヤを長期的に保管するときは必ず洗いましょう。泥や埃以外にタイヤワックスや油汚れもしっかりと洗浄し、乾燥させてから保管することが重要です。タイヤワックスなどの油汚れは長期間の保管時にゴムを浸食する恐れがあり、洗剤の残留物質もタイヤを劣化させるため注意しましょう。 レースタイヤを保管ではなく破棄した方がよいケース レースタイヤは、一般的なタイヤと比べてグリップ力が高いため寿命が短いのが特徴です。レースで十分な性能を発揮できなくなるタイミングはタイヤによって違うため、メーカーの推奨値を参照しましょう。寿命や劣化したレースタイヤの使用は危険も伴うため、保管ではなく廃棄した方がよいでしょう。 公道での走行に対応しているレースタイヤは、摩耗してスリップサイン(溝が1.6mm以下)が出る前に交換してください。また、タイヤのショルダーやトレッド面にひび割れや大きな(深い)傷ができた場合も同様です。

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