車購入時に気をつけたい「車庫飛ばし」 故意に行われるケース、過失によるケースも解説

目次
1.車庫飛ばしとは 2.車庫飛ばしの罰則 3.車庫飛ばしの手口 4.車庫飛ばしが行われている理由 5.過失で車庫飛ばしをしてしまうケース 6.車庫飛ばしが発覚するケース

車を登録する際に「車庫飛ばし」と呼ばれる行為が行われることがあります。車庫飛ばしは目的があって行われるケースと、過失によって行われているケースがありますが、いずれも犯罪行為になります。この記事では、車庫飛ばしとは何か解説するとともに、罰則や手口などについて詳しく解説します。

車庫飛ばしとは

車庫飛ばしとは、車を購入する際に警察署に届け出る「車庫証明」の申請内容とは異なった場所で、車を保管する行為のことを指します。

車の保管は、その車の所有者の自宅など「使用の本拠地」から、直線距離で2km以内の場所に車庫を設けなければなりません。さらに、その場所は「車庫証明」という申請で、地域の警察署に届け出る必要があります。しかし、自宅などから遠く離れた場所に、車庫を届け出をすることがあり、この状態を車庫飛ばしと呼びます。

なぜこの行為がいけないかというと、車庫証明の申請は、法律に基づいて行われるものだからです。法律に基づく申請が事実と異なれば、違法行為となります。

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車庫飛ばしの罰則

車庫証明の正式名称は「自動車保管場所証明書」といい、「自動車の保管場所等の確保に関する法律」によって定められています。故意に虚偽の申請をしたとみなされた場合には、最大20万円以下の罰金が課せられます。故意ではないと認められた場合でも、最大10万円以下の罰金を支払わなければなりません。

ただし、実際には車庫飛ばしは実害がなければ、厳しい取り締まりは行われていません。厳しい取り締まりがないので、故意に車庫飛ばしが行われているケースがあります。

車庫飛ばしの手口

故意に行われる車庫飛ばしのやり方は、以下の通りです。

手順1. 車庫証明を取得したい地域に住民票を移す、またはその地域の人に名義を借りる。
解説:名義を借りるというのは、車の使用者を、車庫証明を取得したい地域の人の名前にすることです。その際に、所有者まで変更する必要はありません。

手順2. 希望する地域の警察署で、車庫証明を取得する。

手順3. 取得した車庫証明の地域を管轄する陸運支局で、ナンバープレートを取得する。

手順4. その後住民票や名義を戻すことで、車庫飛ばしが成立します。

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車庫飛ばしが行われている理由

車庫飛ばしが行われている理由は、主に以下の3つが挙げられます。

駐車場代を抑えるため

自宅などが都心部にあれば、駐車場代は郊外よりも高額なのが一般的でしょう。駐車場代を安くするために、自宅から2km以上離れた場所に駐車場を借りて、車庫証明を取得するケースがあります。

一部自治体のディーゼル規制を逃れるため

東京都や神奈川県など、一部地域では「ディーゼル車規制条例」が制定されています。この条例は、環境規制に適合しないディーゼル車の使用を、対象地域内において禁止するものです。この規制を回避するために、車庫飛ばしが行われるケースがあります。

他地域のナンバープレートを使用したいため

車の所有者の住所とは違う地域のナンバープレートを使用したい場合に、車庫飛ばしが行われることがあります。2006年から導入された「ご当地ナンバープレート」は、地域おこしや観光客集めを目的としており、他の地域からの取得を希望する人もいます。

過失で車庫飛ばしをしてしまうケース

続いて、過失によって車庫飛ばしになってしまう例をご紹介します。

引っ越し時に手続きをしていない

引っ越しによって住所が変わり、住民票も移したものの陸運支局にてナンバープレートの変更を行わなかった場合は車庫飛ばしに該当します。

親族に車を譲渡した

親族の間で車を譲渡した場合、住所が離れていて管轄の陸運支局が異なるのであれば、ナンバープレートの変更を申請しなければなりません。

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車庫飛ばしが発覚するケース

先述の通り、車庫飛ばしについては厳しい取り締まりは行われていませんが、発覚するケースもあります。

ケース1. 同じアパートなど、近くで生活する人から通報される。
解説:明らかに遠い地域の車が長期間駐車していれば、車庫飛ばしを疑う地域住民の方がいるかもしれません。

ケース2. ディーゼル車規制条例の対象地域で、周辺住民から通報される。
解説:ディーゼル車に関する規制条例がある地域で、古いディーゼルエンジンを搭載した車が日常的に使われていれば、車庫飛ばしが疑われることがあります。

ケース3. 他の交通違反で発覚する。
解説:例えばスピード違反、一時停止違反などの交通違反によって警察に呼び止められた場合、免許証と車検証を確認されてるので、車庫飛ばしが発覚します。

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よくある質問

ここでは車庫飛ばしについて、よくある質問についてお答えします。

Q.車庫飛ばしって何?

車庫飛ばしとは、実際に車を使用する場所とは遠く離れた場所に保管場所を申請している状態を指します。自動車の保管場所の申請は法律で定められているので、虚偽があれば犯罪になります。詳しくはこちらをご覧ください。

Q.車庫飛ばしをするとどんな罰則を受けるの?

故意に車庫飛ばしをしていると見なされれば、20万円以下の罰金に処せられます。故意ではく過失だとしても、10万円以下が課せられます。詳しくはこちらをご覧ください。

Q.車庫飛ばしをうっかりしてしまうケースって?

引っ越しや親族に車を譲渡して車の保管場所が変わった際、陸運支局にナンバープレートの変更をうっかり忘れてしまうことがあります。詳しくはこちらをご覧ください。

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