「車売却ってそもそもどんな流れなのか」「車の相続について相談したい」など車売却をご検討の際に出てくる悩みに無料でお答えいたします!
【相談例】
● 車売却のそもそもの流れが分からない
● どういった売り方が最適か相談したい
● 相続で車を売りたいけど売り方が分からない
● 二重査定や減額について知りたい
など
何らかの理由によって車を廃車するとき、どのような手続きがあるかご存じでしょうか。廃車を大きく分類すると、「車の使用を中止する手続き」と「車を完全に解体してから行う手続き」の2パターンがあります。今回は、廃車とはどのような定義やどのようなときに廃車にすべきなのか解説します。 廃車とは 廃車とは、「車籍(登録)」を抹消することです。廃車手続きをして車籍を消さなければ自動車税を払い続けることになります。 もし、何らかの理由によって車に乗ることができなくなり、車庫に放置し続けていても、抹消登録つまり廃車手続きをしない限りは自動車税の支払通知書が届いてしまうため、車に乗ることがなくなったら速やかに廃車手続きをしましょう。 では、売却や解体と廃車にはどのような違いがあるのでしょうか。ここからは、売却や解体との違いについて解説します。 売却との違い 売却とは、車を売って手放すことです。買取業者の中には、不動車や事故車など、動かすことができない車の買取を専門としているところもあります。そのため、動かすことができなくなった車を手放すときは、即廃車と考えるのではなく、不動車や事故車などの買取業者に売却できないか相談してみるとよいでしょう。 解体との違い 解体とは、物理的に車を分解することです。一般的にはスクラップといわれる状態にすることを指します。ただし、車を物理的に解体したとしても車籍は消えません。そのため、車を解体処分した場合であっても抹消登録(廃車)手続きが必要です。 廃車の種類 廃車(抹消登録)には、大きく分けると「永久抹消登録」と「一時抹消登録」の2種類があります。また、一時抹消後に車を解体処分した場合は「解体届出」が必要です。では、それぞれの廃車手続きについて詳しく説明します。 永久抹消登録 永久抹消登録は、自動車をリサイクル事業者に引き渡し、適正に解体処分した場合の手続きです。 陸運支局での手続きに必要な書類は以下のとおりです。 ・申請書・手数料納付書・印鑑証明書(所有者のもので発行後3ヶ月以内のもの)・自動車検査証(車検証)・ナンバープレート・委任状(代理人による申請の場合に必要) など 一時抹消登録 一時抹消登録は、海外出張など自動車の使用を一時的に中止する場合の手続きです。 陸運支局での手続きに必要な書類は次のとおりです。・申請書(所有者本人が直接申請する場合は実印を押印)・手数料納付書(自動車検査登録印紙を添付)・印鑑証明書(所有者のもので発行後3ヶ月以内のもの)・自動車検査証(車検証)・ナンバープレート・委任状(代理人による申請の場合に必要) など 解体届出 解体届出は、一時抹消登録している自動車をリサイクル法に基づき適正に解体処理した場合に必要な手続きです。 陸運支局での手続きに必要な書類は次のとおりです。・届出書(解体にかかわる移動報告番号・解体報告記録日を記載)・手数料納付書・登録識別情報等通知書(一時抹消登録証明書)・所有者の住所を証する書面(所有者の氏名・名称または住所に変更がある場合に限り必要)・所有権を証する書面(所有者の変更があった場合に必要) など 廃車で受け取れる還付金 廃車手続きをすると、払いすぎた「自動車税」「自動車重量税」「自賠責保険料」が戻ってきます。ただし、返還の条件があったり、各所への手続きが必要になったりするため、廃車手続きをする際に業者や陸運支局に確認しましょう。 廃車を選んだ方がいいケース 一時抹消登録を選んだ方がいいケースは、海外出張や車をコレクションとして保管しておくときなどです。一方、永久抹消登録を選んだ方がいいケースは、修理できないほど損傷したときや修理代の方が高額になるときなどとなります。ただし、廃車業者の多くは、無料で引き取ってくれるケースが多いため、永久抹消登録を考えているときは、まず業者に相談した方がよいでしょう。 売却を選んだ方がいいケース 売却を選んだ方がいいケースは、再利用できる部品がある場合です。例えば、後ろから追突されて車両そのものは大きく破損したものの、エンジンやトランスミッションなどの部品の損傷が最小限だった場合には、売却した方がよいでしょう。 廃車手続きの代行の依頼方法 廃車手続きを依頼する際は、業者に問い合わせて、一時抹消登録の代行や永久抹消登録を依頼したい旨を伝えましょう。ここからは、業者に依頼した際に必要となる書類や手続きの流れなどを解説します。 必要書類 廃車手続きに必要となる主な書類は次のとおりです。・自動車検査証(車検証)・自賠責保険証・リサイクル券・印鑑証明書(普通車の場合)・実印・身分証明書 これらの書類が確実にあるかチェックしてから廃車手続きの依頼をしましょう。 手続きの流れ 一般的な廃車手続きの流れは、次のようになります。 1.業者に解体の依頼2.解体報告記録日、解体報告番号、ナンバープレートを受け取る3.陸運支局で必要な廃車手続き書類を揃える4.ナンバープレートの返却と書類手続き5.税金等の還付手続き 廃車が必要になる原因 ここからは、どのようなときに廃車が必要となるのか解説します。 事故 事故によって車が大きく破損した場合は廃車となります。事故の大きさや車の損傷部位にもよりますが、大破した場合の多くは永久抹消登録になるのが一般的です。 メンテナンス不足 メンテナンスが不足していたために、不動車になった場合も廃車が必要になるケースがあります。一般的にメンテナンス不足による故障であれば、修理することで再び乗れる場合が多いです。修理代があまりにも高い場合は、高額の修理費を払ってまで乗る必要があるか考え、修理するか、廃車するかを決めましょう。 保管環境の問題 塩害や錆びなどによって廃車せざるを得ないことがあります。沿岸部や雨風に晒される環境で車を保管するときは、塩害や錆びに注意しましょう。
欲しいクルマがあるとしよう。なぜだか分からないけれど、たいがいは「おいそれとは手が届かない対象だけど、頑張れば何とかなる(かもしれない)存在」だったりする。 フェラーリ250GTOに憧れても、人生を賭けて本気で欲しいと思う人は稀だろう。 何らかのきっかけで大金が転がり込んできたとしても手が届く存在ではないし、このクルマに相応しい生活や保管環境がある。 さらにいえば人格だって求められるかもしれない。 それはさておき、「おいそれとは手が届かない対象だけど、頑張れば何とかなる(かもしれない)存在」を手に入れるには? いまより所得を上げるか、何らかの形で大金を手に入れる(用意する)必要がある。 仮にAさんとしよう。憧れのクルマを手に入れるべく、転職して、ゆくゆくは起業するという。 それも夢物語ではなく具体的なプランとして進めている。夢を現実にしようと行動を起こしているのだ。 あくまでも直感だが、Aさんは憧れのクルマを手に入れることができるような気がするし、実際にそうであってほしい。 そして、Bさんという人にも憧れのクルマがある。 周囲がお膳立てしても、あれこれと理由をつけて「自分には無理」と決めつけてしまっているフシがある。 それでいて欲しいという気持ちに変わりはないし、いまの愛車にも結構なお金をつぎこんでいる。 そんなお金があれば本当に欲しいクルマを買えばいいのに・・・と周囲の誰もが思っている。 結局、それだけの覚悟がないのだろう。 「おいそれとは手が届かない対象だけど、頑張れば何とかなる(かもしれない)存在」を手に入れるのは、それなりのリスクが伴う。 貯金をすべて使うか、転職や起業して稼ぎを増やすか、どこかの誰かに貢いでもらうか。日々、ただ漫然と過ごしているだけでは手に入らない。 どこかで覚悟を決め、一念発起するしかないのだ。それが分かっていて行動に移せないのだから、やがて「結局、アイツは買う気がないんだな」と思われてしまう。 そして、いくつもの「いい話」が目の前を過ぎ去り、結局チャンスを逃す。 「おいそれとは手が届かない対象だけど、頑張れば何とかなる(かもしれない)存在」を何としても手に入れたいのなら・・・人生を賭けるくらいの覚悟があってもいいかもしれない。 湾岸ミッドナイトに登場する「ブラックバード」こと島達也が、主治医である北見淳との会話のなかで「じゃ、なんでお前はこんなの乗れんだ?」と聞かれ、「カンタンですヨ。全部つぎこんでいるからですヨ」と答える場面がある。 欲しいクルマが買える人と買えない人の決定的な差とは? 貯金をゼロにしてでも買うべきなんてとてもいえないけれど、それに近い『覚悟』がなければ「おいそれとは手が届かない対象だけど、頑張れば何とかなる(かもしれない)存在」は手元にやってきてくれない。 それはいつの時代も変わらないのかもしれない。 [ライター・撮影/松村透]
誰もが振り返るほどの存在感を持つランドクルーザー 60系は、多くの人を魅了してきました。リセールバリューが高ければ所有したいと思う人も多いことでしょう。世界的に見てもタフな車の代名詞ともいえるランドクルーザー 60系のリセールバリューは高いのでしょうか。今回は、ランドクルーザー 60系のリセールバリューの相場や、高く売却する方法について解説します。同車の購入や売却を検討中の方は参考にしてください。 ランドクルーザー 60系のリセールバリューの相場 ランドクルーザー 60系のリセールバリューの相場は非常に高い状況が続いています。ランドクルーザー 60系は根強い人気があり、相場は常に高値で推移していました。世界的にも知名度の高いモデルで、アウトドアブームや旧車人気でさらにプレミアム価格となっています。 過酷な環境下でも壊れにくいタフな車というイメージが強く、ランドクルーザー 60系はSUVの本場であるアメリカでも大人気です。日本国内の生産が終了した後の1992年にベネズエラで作られた1台は、アメリカのオークションで約600万円の値がつきました。通常のモデルでも状態のよい車は400万円台の値がつきます。 国内でもメーカーであるトヨタがランドクルーザー 40系から順次復刻パーツを供給するプロジェクトを立ち上げているため、近い将来に不具合を心配することなく所有することが可能になるでしょう。こういった状況が背景にあり、ランドクルーザー 60系のリセールバリューは今後も高値安定が予測されます。 ランドクルーザー 60系のリセールバリューが決まるポイント ランドクルーザー 60系のリセールバリューが決まるポイントを解説します。 走行距離が少ない 走行距離が少ないランドクルーザー 60系はリセールバリューが高いです。最終モデルでも初度登録より30年以上を経た車のため、一般的な中古車のように数万kmといった車両は少ないでしょう。 頑丈なフレームでタフなランドクルーザー 60系は10万km以上走行していても価値が高く、リセールバリューに影響することはほとんどありません。しかし、走行距離が30万kmを超えてくると販売が鈍る傾向にあるため、リセールバリューは低下傾向にあります。 レストアされている ランドクルーザー 60系は、しっかりとメンテナンスされているとリセールバリューが高くなります。頑丈で壊れにくいことで有名な車とはいえ、日々のメンテナンスや消耗品の適切な交換は車の寿命を高めます。また、整備点検記録簿が保管されており、12ヶ月ごとの法定点検を毎回受けている車は査定評価も高くなるでしょう。 ボディカラーが人気色 ランドクルーザー 60系は、ホワイトとトラディショナル・ベージュのボディカラーが圧倒的な人気を誇ります。メーカー設定色は上記の2色に加えてフリーボーンレッドとフィールライクブルー、後期型の上級グレードに追加されたワイルドステージ・トーニングとベージュメタリックの計6色です。 ボディカラーによる価格差は数十万〜百万円単位となることもあります。また、中古車市場では全塗装された車両もあるため、メーカー設定色と異なるボディカラーの場合は注意が必要です。 ガソリンエンジンモデルであること ランドクルーザー 60系のディーゼルエンジンは、すべてNOx規制対象車となるため規制対象地域では登録できません。そのため、価格相場的にガソリン車よりも低い傾向にあり、リセールバリューを考えるとガソリン車の一択といえます。ただし、走行距離が多い場合はガソリンエンジン車の方が寿命が短いため、状態によってはレストアや換装が必要です。 ランドクルーザー 60系を高く売却する方法 続いて、ランドクルーザー 60系を高く売却する方法について詳しく解説します。 ランドクルーザー 60系の買取が得意な業者を選ぶ ランドクルーザー 60系の買取が得意な業者を選ぶことで高く売却できます。ランドクルーザー 60系は、流通価格にプレミアがつく車です。一般的な中古車買取業者はオークション相場を参考に買取価格を設定しているため、専門業者に比べて査定額が低くなります。 専門業者はランドクルーザー 60系の購入希望者を抱えていることも多く、車体やメンテナンスの状況も加味して査定を実施します。豊富な取扱い経験から、必要な整備箇所を把握した上で査定してくれるため高額査定が期待できるでしょう。 こまめにメンテナンスする ランドクルーザー 60系は、悪路を走破することを想定して開発された車です。しかし、車体が頑丈であっても、コンディションを保つためにはこまめなメンテナンスが必須といえるでしょう。各種オイルや消耗品を始め、耐久品についても適切な時期に交換していることが高く売却する際に重要視されます。 レジャーに使用後は車内の清掃や換気を行う ランドクルーザー 60系は、レジャーで使用されることが多い車です。ウィンタースポーツやキャンプなどでの車内汚れや湿気を残してしまうと、臭いや雑菌・ダニの繁殖につながります。レジャーに使用した後は車内の清掃をしっかりと行い、湿気を残さないように晴れた日に窓を全開にしたり乾燥材を使用するなど除湿を忘れずに行いましょう。清潔な車内の車は査定時の内装評価で加点され、高額査定が出やすくなります。 ボディや下回りの防サビ対策を行う ランドクルーザー 60系は、雪道や海岸沿いを走ることも多い車です。塩害の可能性のある道を走った後は、防サビ対策のためにすぐに洗車を行うようにしましょう。ボディにサビが発生していると査定額は大きく下がります。 ランドクルーザー 60の魅力と歴史 ランドクルーザー 60系は、1980〜89年にトヨタが販売した5代目のランドクルーザーです。このモデルから細かいグレード設定が行われ、乗用車としての快適性が追求されました。外観デザインでは前期モデルは丸目、後期モデルは角目4灯でまったく異なる雰囲気を持つのが特徴です。クラシカルさとワイルドさを持つデザインから感じ取れる存在感は、他の車を圧倒するといってよいでしょう。 頑丈で壊れにくく、どんな過酷な道でも走破する4WDとして世界中を魅了した車です。パーツ類のほとんどは世界中で調達が可能なように統一化されており、新車販売当時は「いつかはロクマル」といわれるほど絶大な人気を誇っていました。 現在でも国内外問わずに人気が高く、オフローダーやドレスアップ車として何十年と乗り続けているオーナーが多い車です。中古車市場ではプレミアム価格で流通しているなど、その人気は経年するほどに高くなっています。 基本スペック販売期間........1980~1989年乗車定員........5~8名駆動方式........パートタイム4WDエンジン........6気筒 4.2ℓ 2F型(ガソリン仕様)、6気筒 4.0ℓ 3F型(ガソリン仕様)、6気筒 4.0ℓ 3F-E型(電子制御燃料噴射化ガソリン仕様)、6気筒 4.0ℓ 2H型(ディーゼル仕様)、4気筒 3.4ℓ 3B型(ディーゼル仕様)、6気筒 4.0ℓ 12H-T型(ディーゼル直噴ターボ仕様)
スピードの速さ、スタイリングの良さ、エンジン音。スポーツカーには多くの魅力が詰まっています。しかし、スポーツカーは普通車よりも早く廃車になりやすいという事実をご存じですか?この記事ではスポーツカーがなぜ廃車になりやすい理由と廃車にしないで高く売るための方法を紹介します。 そもそもスポーツカーってどんなクルマ? まずはスポーツカーの特徴をつかんでおきましょう。 高性能なエンジンを搭載している スポーツカーの大きな特徴としてあげられるのは、高速走行を可能にするための高性能なエンジンが搭載されている点です。ターボをつけたり回転数を高めることで馬力を上げています。軽自動車は64馬力のものが多いですが、スポーツカーになると300馬力以上出るモデルも珍しくありません。 よく曲がり、よく止まる クルマの速度が上がると、カーブで曲がりづらくなるほか、ブレーキの制動距離も伸びてしまいます。そのため、スポーツカーはハンドリングをよくするためにハンドルの遊びを減らし、空気の力で車体を地面に押さえつけてグリップ力を稼ぐように設計されています。また、制動距離を短くするために強力なブレーキが搭載されている点もスポーツカーならではのポイントでしょう。 乗りこなすためには高度なテクニックが必要 高性能なスポーツカーは一般車と比較するとアクセル操作、ハンドル操作、ブレーキ操作が難しいです。サーキットやラリーなどのレースで勝つためのクルマであるため、日常の速度域では扱いづらくなっています。また、車高が低く運転席からの視界が悪いスポーツカーも少なくありません。 なぜスポーツカーは廃車になることが多いの? スポーツカーの特徴を紹介しましたが、なぜ廃車になることが多いのでしょうか。ここからはよくある原因を解説します。 一般車よりもエンジンに負荷がかかる スポーツカーはその力を最大限まで引き出して走行する場面も多く、エンジンにどうしても大きな負荷がかかってしまいます。エンジンはクルマのパーツの中でも特に高価で、万が一壊れてしまうと驚くべき金額を提示されるかもしれません。故障のリスクとメンテナンス費用の2つの観点から維持が難しく、廃車になってしまうケースが多いようです。 車体にも大きな負荷がかかる 高速域でクルマを意のままに操るため、空力やブレーキによる大きな力が車体にかかってしまいます。走っているだけで車体にダメージが蓄積されていきます。一般車よりもスポーツカーは強固に作られているものが多いですが、比例して負荷も大きくなりがちです。そのため、不具合や故障が発生しやすく、維持が難しいといわれています。 事故車が多い スポーツカーは任意保険が高くなるという話を聞いたことはありませんか?任意保険料は車種ごとに事故率を考慮して算出されるため、事故の多いクルマは保険料が高くなってしまいます。逆に考えると、保険料の高さは事故率の高さを表しているともいえるのです。。低速度域での事故であれば修理して引き続き乗れますが、先述の通りスポーツカーは高速度域での走りを楽しむクルマです。そのため、事故を起こしてしまうと廃車になる可能性が上がってしまいます。 スポーツカーを高く売るなら旧車王 一般車よりも負荷がかかり事故率も高いスポーツカー。もし乗る機会が少なくなったとしても、廃車以外に売却するという選択肢もあります。旧車王にお任せいただければスポーツカーの高価買取が可能です。ここからはその理由を説明します。 スポーツカー買取実績が豊富である 今、国産スポーツカーブームが起きています。人気映画ワイルド・スピードをきっかけにスープラやスカイラインGT-R、マツダRX-7など1990年代〜2000年代あたりに発売された少し年式の古いスポーツカーは需要が高いです。特にマニュアル車や限定車だと買取価格が跳ね上がる場合もあります。旧車王はスポーツカーの買取実績が豊富でクルマの評価ポイントを熟知しているため、高価買取することが可能になります。 自社でパーツ供給から修理・修復まで可能である 一般買取店だと、不具合があるスポーツカーは査定額が低く見積もられてしまうことがあります。故障した状態だと、市場で値上がりしない可能性が高いからです。しかし、旧車王のグループにはパーツ供給部門と整備部門があります。そのため、スポーツカーに不具合があっても、自社での修理・修復が可能です。ただ故障箇所を直すだけではなくより価値を高めてから市場に流通させるため、買取時にも他社より高い金額を提示できます。高。 改造車でも買い取ることが可能 スポーツカーはカスタムをしてさらに性能を上げている個体が多いです。一般的に改造車は査定額が低くなるといわれています。しかし、旧車王ならカスタムに熟知している鑑定士が在籍しているため人気メーカーのカスタムパーツが使われている場合は高額査定につながることもあります。
95プラドは、トヨタの人気SUVであるランドクルーザープラドの2代目モデルです。国内外を問わず中古車市場で人気があります。今回は、95プラドのリセールバリューの相場や高く売るためのコツ、ポイントなどについて解説します。95プラドの売却を検討している方は参考にしてみてください。 95プラドのリセールバリューの相場 95プラドのリセールバリューは、約90万円~370万円と幅広い価格帯で推移しています。リセールバリューに幅があるのは、外装や内装、走行距離や年式など車両の状態が異なるためです。 また、95プラドはカスタマイズのベース車両として人気があります。さらに、国内外問わず需要があるため、リセールバリューが高い傾向となっています。 95プラドを少しでも高く売りたいのであれば、外装、内装、エンジン、足まわりなど車両の状態を良い状態に維持しておくことがポイントといえるでしょう。 95プラドのリセールバリューが決まるポイント 95プラドのリセールバリューは、車両の状態やカスタマイズの有無・内容などによって決まります。ここからは、95プラドのリセールバリューが決まる主なポイントを紹介します。 外装や内装の状態 外装や内装の状態は、リセールバリューを決める重要なポイントです。 外装のキズ・へこみ・塗装の剥がれ、シートの穴あきや擦りきれなどがあると査定時にマイナス評価になってしまいます。そのため、定期的に洗車や車内清掃をして、きれいな状態を維持しておきましょう。 エンジンや足まわりなどのコンディション エンジンやトランスミッション、サスペンションや下まわりのコンディションを整えておくとリセールバリューが高くなりやすいです。そのため、定期的な点検や消耗部品の交換は欠かさずに実施しましょう。 また、下まわりや足まわりが錆びたり劣化したりすると、査定時にマイナス評価となります。リセールバリューを良くするためにも車両のコンディションは整えておきましょう。 カスタマイズの有無・内容 3ドア車に標準装備されている丸型のヘッドライトが装備されていたり、オーバーフェンダーが装着されたりするなど、カスタマイズされている95プラドはリセールバリューが高い傾向が見られます。 また、ボディを再塗装または新たにオールペイントしても、きれいな状態であればリセールバリューが高くなるため、カスタマイズしたときはそのままの状態で査定に出すことをおすすめします。 95プラドを高く売却する方法 ここからは、95プラドを高く売るためのポイントを解説します。 95プラドを正しく評価できる業者を選ぶ 95プラドは生産が終了してから時間が経過しているモデルです。そのため、95プラドを正しく評価できる業者を選んで売却することが高く売るためのポイントとなります。 95プラドを売却するときは、ランドクルーザーやプラドを専門とする業者だけでなく、旧車の買取に特化している業者やカスタマイズ車両の査定も得意としている業者にも査定申し込みをして評価してもらうとよいでしょう。 こまめにメンテナンスする 95プラドは、SUVらしい悪路走破性能と乗用車らしい乗り心地を両立していることが特徴です。 そのため、こまめなメンテナンスで不具合やトラブルを予防・修理し、95プラドの魅力が損なわれないようにする必要があります。洗車や車内清掃だけでなく、エンジンオイルの交換や消耗品の交換などもしっかりと行っておきましょう。 そもそも95プラドの魅力とは 95プラドは、1996年にデビューした2代目ランドクルーザープラドの5ドアモデルです。存在感のあるワイド&ローのスタイリングが特徴で、標準ボディとワイドボディの2タイプがあります。エンジンは、V6ガソリンエンジンと直列4気筒ディーゼルターボエンジンの2種類。トランスミッションは4速ATまたは5速MTで、駆動方式はフルタイム4WDです。また、オンロード/オフロード問わず優れた操縦性・走行安定性・快適な乗り心地を実現しています。 5ドアの95プラドは、角型のヘッドライトや横長のフロントグリルが標準装備されるタイプです。この標準タイプも人気がありますが、3ドア車に標準装備される丸型ヘッドライトや四角いヘッドライト&カラーレンズのウインカーが装備されたカスタマイズ仕様も中古車市場で人気となっています。 このように、3ドアモデルに装備されるヘッドライトに変えたり、カスタマイズできたりすることが95プラドの魅力です。
ランドクルーザーといえば、日本が世界に誇るトヨタのクロスカントリーモデルだ。 1951年の初期モデルの販売から現在に至るまで、約70年もの間、愛され続けているキング・オブ・SUVである。 なかでも1984年に発売開始された40系の後継モデルである70系ランドクルーザーは、2004年に日本国内での発売が終了となった。 しかし、復活を望むファンの強い要望に応え、2014年から1年ほど「30周年記念モデル」として発売された。 今回は世界でもいまだに根強い人気を誇っている70系ランドクルーザーについて解説していく。 ■ランドクルーザーの歴史 ランドクルーザーの初期モデルの誕生は1951年、米軍と警察予備隊(現在の自衛隊)からの要請により軍用車両として開発され、当時は「トヨタ・ジープBJ」という名で誕生した。 「BJ」の由来は、水冷直列6気筒B型エンジンとJ型シャーシを採用したことからこの名が付けられた。 結果的に軍用車としては三菱ジープが採用されたものの、トヨタジープは富士山の6合目まで登頂に成功し、警察のパトロールカーとして採用されることになった。 しかしジープという名はアメリカのウィリス・オーバーランド社に商標登録されたため1954年に「ランドクルーザー」へと改名し、現在のランクルという愛称で親しまれるようになった。 ■ランドクルーザーのもっとも売れたモデルは? ランドクルーザーシリーズ全モデルの世界累計販売台数(トヨタ調べ)は、2019年8月に1,000万台を超え、現在では世界170ヵ国で年間約40万台が販売されている。 1955年の20系ランドクルーザーの発売以降、本格的に海外輸出を開始した。 当初年間100台にも見たなかった輸出台数は10年後の1965年には年間1万台を超え、1960年に発売された3代目ランクル、通称40系は北米で記録的な大ヒットとなった。 当時アメリカでもっとも売れたクルマがこの40系ランクルである。 1960年〜1984年と、24年間も生産され続けた。 その結果、世界販売台数は100万台を突破するほどの超ロングセラーかつ大ヒットモデルである。 しかし、日本国内で断トツで売れたモデルはデビュー11年目を迎えたランドクルーザープラドだ。 日本で販売されているランドクルーザーのうち、9割近くがランドクルーザープラドという驚異的な人気を誇っている。 ■ランドクルーザーが世界中で愛される理由とは? ランドクルーザーは開発思想である「信頼性、耐久性、悪路走破性」を最重要視し、お客様のニーズに応えるクルマづくりを一貫して守り続けた。 これはトヨタQDR:Quality(品質)、Durability(耐久性)、Reliability(信頼性)の象徴であると同時に、「世のため、人のため」というトヨタのクルマづくりの原点でもある。 仕事、生活を営むための心強い相棒として「人の命や物を運び、移動の夢を叶えるクルマ」であり「行きたいときに行きたいところに行って、必ず帰って来られるクルマ」、それがランドクルーザーである。 アフリカのブルンジではマラリアに罹った子供を病院に移送したり、ウガンダの難民キャンプでは診療所に患者を運んだり・・・。 さらには人道支援の面でも活躍し、オーストラリアでは亜鉛、銅鉱山の地1,600メートルの坑内の移動車として、また兵庫県とほぼ同じ広さを持つ広大な牛放牧牧場で牛の追い込みに使われるクルマも存在する。 中米コスタリカでは、標高3,500メートルの人が立つのもやっとという急斜面でニンジンの収穫の足として活躍し「畑まで入っていけるのはランドクルーザーだから」と信頼を寄せていただいている地域もある。 ランドクルーザーがないと生活が成り立たない場所が地球上にはまだまだたくさん存在している。 その信頼性と耐久性の高さから現在に至るまで世界中で愛され続ける唯一無二の存在となった。 ■まとめ:中東でランドクルーザーに求められる役割とは? ランドクルーザーは特に中東、オーストラリア、アフリカで絶大な人気を誇っており、現在も70系ランクルやFJクルーザーが新車で販売されている。 これは生活で必要なためであり、日本での自家用車とは違い、主に商用車として活躍しているそうだ。 1951年の初期モデル誕生から70周年を迎えた2021年、フラッグシップモデルのランドクルーザー(ランクル300)はフルモデルチェンジし大きな話題を呼んだ。 現在、新型ランクルの納期は4年待ちとまでいわれており、注文を一時停止するほどに世界各国から注文が殺到しているようだ。 常に進化を続けるトヨタのランドクルーザーはこれからも世界中で活躍し続け、人々の助けとなり、生活必需品として、また相棒として愛され続けるであろう。 まさに「キング・オブ・SUV」の名に相応しいクルマである。 [ライター/高岡ケン]
過走行車とは、平均的な走行距離よりも長距離を走行している車のことです。消耗部品が激しく劣化している可能性がある一方で、エンジンのように定期的に動かした方が良いパーツは状態が良好な傾向があります。 本記事では過走行車の特徴やメリット、リスクから選び方まで詳しく解説します。 過走行車とは 過走行車に明確な定義はありませんが、「一般財団法人日本自動車査定協会」では車の標準的な走行距離の目安を1年に1万km程度としています。 中古車市場では、1年に1万km程度よりも多く走行している車のほか、年式にかかわらず10万キロを超えた車も過走行車として扱われることが一般的です。 過走行車が壊れやすいって本当? 過走行車だからといって、必ずしも壊れやすいわけではありません。走行距離が多ければ、タイヤやブレーキパッドといった消耗部品の劣化は進んでいることが考えられますが、部品を交換すれば安全に走行することができます。壊れることよりも、メンテナンス時の部品交換に費用がかかる点に注意すべきでしょう。 また、樹脂製の部品や塗装の劣化によるボディの錆などは、走行距離だけではなく車の使用環境や時間経過の影響を受けます。そのため、過走行車だから壊れやすいとは限りません。 過走行だけではなく低走行にもリスクがある 過走行とは反対に、極端に走行距離が少ない車にもリスクがあります。例えば、走行時に発生するエンジンやトランスミッションの汚れは、オイルが循環することで浄化されます。低走行車の場合、オイルの循環による浄化作用が少ないため、調子が悪くなりやすいでしょう。車には、日常的にほど良く使われていた方が良好な状態を維持しやすいという特徴があります。 過走行のメリット 全ての過走行車に当てはまるわけではありませんが、主なメリットは次のとおりです。 価格が安い 一般的に、走行距離が長くなればなるほどに価格が安くなります。これは、走行距離が延びるにつれて中古車市場における人気が低くなるためでしょう。ただし、走行距離の価格への影響度は車によって異なるため、同じ走行距離でも年式やその他のパーツの状態などが異なれば価格にも差が生じます。 エンジンなどの調子が良い 日常的に走行している車は、エンジンのオイル循環による汚れの浄化作用が高いため、銚子が良いケースが多いでしょう。ただし、オイル交換のようなメンテナンスは必須です。エンジンのメンテナンスが適切に行われていれば、10万キロ程度の走行で調子が悪くなる心配はほとんどこともありません。 過走行車を選ぶときのポイント 中古の過走行車を選ぶ際は、以下の3つのポイントに注意しましょう。 高年式の車体を選ぶ 高年式車とは、新車登録されてからの期間が短い車のことで、特に初めての車検を受ける前の車を指します。まだ一度も車検を受けていない車であれば、新車登録から3年以内の車になります。使用期間が短ければ、太陽の紫外線による樹脂部品の劣化が少ないと判断できます。 サビを確認する ボディや下回りなどの鉄部品のサビの発生に関係するのは、走行距離ではなく車の使用期間や使用環境です。例えば沿岸部であれば潮風の影響によって、比較的短期間でサビが発生します。ドアやハッチを開けたときに見える部分や、下回りなどのサビの有無を重点的にチェックしましょう。 整備記録簿からメンテナンスについて確認する 車の整備記録簿から、過去に行われたメンテナンスの内容を確認しましょう。エンジンオイルやフィルター、トランスミッションのオイルが定期的に交換されていれば、良好な状態であると考えられます。 過走行車の重点的にメンテナンスすべきところは? 過走行車で重点的にメンテナンスすべきところは、走行することで劣化が進む部品です。例えば次のようなメンテナンスを検討しましょう。 ・ラジエーターの水漏れがないか確認する・振動が気になる場合はエンジンマウントなどの交換を検討する・電気系なら補機用のバッテリー交換、場合によってはオルタネーターの交換も検討する ハイブリッド車であれば、走行用のバッテリーの劣化もチェックしましょう。この点については、カーメーカーのディーラーに相談するとよいでしょう。
伝説の2シーターオープンスポーツカーであるトミーカイラZZを、ピュアEVとして復活させたトミーカイラZZ EV。99台しか生産されず、まさに幻のスポーツカーと言える存在です。旧車王では2022年11月に350万円という高価格で買取っています。今回は、そんな超希少な国産ピュアEVオープンスポーツカーのトミーカイラZZ EVの登場した経緯と特徴を紹介します。 トミーカイラZZ EVとは トミーカイラZZ EVはエンジンを持たないピュアEVで、2015年10月から99台限定で販売されました。ここでは前身となったガソリンエンジンのトミーカイラZZを振り返りながら、誕生の経緯を紹介します。 前身となったトミーカイラZZ 前身となったトミーカイラZZは、京都の小さな自動車メーカー「トミタ夢工房」から1997年に発売されました。創業者であり開発者の富田義一さんと解良喜久雄さんは「二人の爺さん(爺爺)(ZZ)が開発したからZZと名付けた」と語っており、2人の夢と遊び心が詰まったスポーツカーであることが分かります。 シャーシにはアルミモノコック、ボディはFRPで作られており、エンジンは日産製SR20DEが搭載されています。エンジン出力は185psと目を見張るほどの数値ではありませんが、車重は690~740kgと超軽量なため、まさにレーシングカーと呼ぶにふさわしい車でした。 トミーカイラZZはイギリスで生産されており、輸入車の衝突安全基準が改正された関係で1999年に生産終了。その生産台数は、206台(海外を含めると220台)にとどまっています。 トミーカイラのブランドを受け継ぐGLM そんな幻のスポーツカー、トミーカイラZZをEVとして復活させたのは、京都大学発の次世代車開発ベンチャーとしてスタートしたGLM株式会社です。 新型車を検討する際、トミーカイラの創始者である富田義一氏と出会い、ZZ EVの開発が開始されることとなります。 新型車の開発初期、当時GLMの代表だった小間裕康氏は、トミーカイラZZが同じ京都で開発・発売された車だということを知ります。 「とにかく、とんがったクルマを世に送り出したかった」という小間氏は「トミーカイラ創業者の冨田義一氏にZZのEVを作りたい」と直訴。富田義一氏は快く依頼を受け入れ、ピュアEVスポーツカーの開発が開始されました。 実際の開発に際しては、元祖トミーカイラZZの販売当時とは安全基準が変わっていたため、モノコックをイチカから作り直し、フロント周りの意匠が大きく変更されています。 EVらしさをダイレクトに感じられるソリッドなスポーツカー トミーカイラZZ EVはスパルタンで伝統的なスポーツカーらしさと、EVらしさ兼ね備えたスポーツカーです。ここでは、そんなトミーカイラZZ EVの特徴と魅力を詳しく紹介します。 航続距離はわずか120km!?実用性皆無のレーシングモデル トミーカイラZZ EVに乗り込むと、見慣れたナビはおろかオーディオやエアコンスイッチすら見当たりません。リクライニング機能のないバケットシートは最大限まで低く設定され、ヒップポイント280mmです。 そこはまさにレーシングカーの世界そのもので、スタートはEVらしく無音ですが、その未来感とは裏腹にパワステやブレーキブースターは装備されていません。ブレーキは初期制動が弱いためガツンと踏み込まなければならず、慣れるまでは注意が必要です。 ルーフもサイドウインドウも装備されておらず、ドアは内側からしか開けられません。航続距離も120kmと短く、長距離移動はおろか近距離のドライブでも心もとないレベルです。まさに実用性は皆無ですが、この車の魅力は、その不便さをも超えて余りあまる走りの楽しさにあります。 超軽量ボディにハイパワーモーター 実用性を犠牲にしてまで手に入れたのは、スポーツカーとして他に類を見ないモーター+軽量ボディというパッケージングです。 トミーカイラZZ EVの車両重量は850kgしかなく、組み合わされるモーターの最高出力は305ps、最大トルクは42.3㎏・m。軽自動車よりも軽い車体に、高性能な2Lターボを上回る出力を備えていると考えれば、トミーカイラZZ EVがいかに俊足かは容易に想像できるでしょう。スタートから時速100kmに到達するまでの時間は、わずか3.9秒です。 もちろん、トラクションコントロールやABSは装備されておらず、そのパフォーマンスを引き出せるかどうかは全てドライバーにかかっています。「レーシングカーを公道で操る」これこそ、トミーカイラZZ EVの持つ魅力です。 トミーカイラZZ EVの中古車市場 トミーカイラZZ EVの販売台数は、先祖であるトミーカイラZZを下回る99台で、中古車としては極めて希少な車種と言えます。大大手中古車販売サイトを確認したところ、原稿執筆時の2022年12月現在、わずか1台のみですが、690万円で販売されていました。 実用性がほとんどなく趣味性が極めて高いため、誰しもが飛びつく車種ではないのかもしれません。 まとめ テスラやポルシェなど、今ではEV+スポーツカーの組み合わせはそれほど珍しい存在ではありません。しかし、トミーカイラZZ EVが発売された2015年は、まだまだ一般的ではありませんでした。 そんな時代に発売されたトミーカイラZZ EVは、先祖であるトミーカイラZZに込められた「夢」と、現代の最先端技術である「EV」を組み合わせた日本のモノづくり精神を象徴する唯一無二の存在です。
事故を起こしてしまったクルマは、買い替えか修理をするかで悩む人も多いでしょう。「事故車は修理せずに売却できるのか」「買い替えるにはどうしたらよいのか」を万一に備えて知っておくことが大切です。今回は、事故車の買い替えと修理の判断ポイント、事故車を買い替えずに乗り続けるメリットやデメリットについて解説します。事故車の買い替えや修理を検討中の方は参考にしてください。 事故車とは 事故車とは、一般的に事故を起こした車であると思う人が多いでしょう。しかし、事故車の定義は修復歴車であることです。修復歴車とは、事故などで自動車の骨格部分に損傷を受けたものや、その損傷部を修理や交換で修復したものを指します。 事故車(修復歴車)の定義は、自動車公正取引協議会や日本自動車査定協会、日本中古車販売協会連合会の規約で定められています。事故により擦過傷やへこみができて修理した車は、骨格に損傷がなければ事故車の扱いを受けません。ただし、客室を守る安全強化ボディ構造のクルマは、事故の衝撃が骨格に分散するため軽微な損傷でも修復歴がつくケースもあります。 事故車の買い替えと修理の判断ポイント 事故車の買い替えと修理の判断ポイントについて詳しく解説します。 修理費 修理費が100万円を超える場合は、買い替えを検討したほうがよいでしょう。なぜなら、中古車購入が検討できる価格帯といえるためです。 具体的には下記のような要素で修理費が変動します。 ・事故の規模:クルマのダメージが大きいほど高額になる・破損部位:フレームやエンジンなど基幹部位は高額になる・車種特性:ハイブッド車や高級車、外車は普通車より高額になる たとえば、フロントバンパーの修理であれば10万円未満で収まることが多いでしょう。一方、フレーム修理の場合は100万円を超えることも珍しくありません。 クルマへの愛着を優先し直して乗り続けるか、新しい転機として乗り換えるかを考えるうえで、修理費は判断材料の1つです。 保険の等級 加入している任意保険を使うと等級が下がり、次年度以降の保険料が上がります。ただし、保険等級が変わらないノーカウント事故もあります。 等級が下がる事故を起こしたものの修理費が少額な場合は、保険を使わないほうが長期的にみると経済的といえるかもしれません。なお、保険の等級は無事故なら毎年1つずつ上がります。 どの保険等級と保険料がどの程度変わるのか、10等級年間保険料2万7,750円を例に挙げて紹介します。 ・1等級ダウン事故:翌年度は9等級になり年間保険料は4万9,670円(約1.8倍)・3等級ダウン事故:翌年度は7F等級になり年間保険料は5万1,780円(約1.9倍) 参考:SBI損保「自動車保険の等級 下がるとどうなるの?下がる事故とは?」 仮に5万円程度の修理費用に保険を使って等級が下がると、次年度以降の保険料上昇額が修理費を上回る可能性があります。 判断に迷った際は、加入している保険会社に問い合わせ、等級ダウンの有無や年間保険料の変動について確認しましょう。 ▼なお、保険を使うべきかどうかの判断基準については、下記で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。クルマの修理に保険を使う判断基準は?保険を使えるケースや等級数も紹介 走行距離 走行距離が10万kmを超えるクルマは、修理よりも買い替えを検討したほうがよいでしょう。具体的には、下記のような問題が生じる可能性が高いためです。 ・査定額が大幅に下がる・経年劣化による故障リスクの高まり・主要部品の寿命が近い たとえば、走行距離12万kmのクルマに50万円の修理費をかけても、修理後の市場価値が50万円以上になる可能性は低いでしょう。また、修理箇所以外の部分から故障するリスクも考えられます。 走行距離が10万km未満の場合は、修理費を乗り換えの頭金にした場合と天秤にかけると比較しやすくなります。将来的な維持費も含めて検討しましょう。 年式 年式が10年を超えている場合、買い替えが第一候補になるでしょう。下記のような不利といえる点があるためです。 ・保険での評価額がほぼ0円・補償金額が心許ない・純正部品の入手が困難・最新の安全性能が備わっていない 修理費や維持費など将来的な負担を考えると、年式が10年以上か未満かを目安にするとよいでしょう。 事故車を買い替えずに乗り続けるメリット 事故車に乗り続けると、経済面や精神面でメリットがあります。具体的な内容を解説します。 修理費だけで済む 軽度から中程度の損傷であれば、修理費だけで済ませるほうが経済的です。具体的な修理費のイメージは下記のとおりです。 ・ミラーの破損:約2万〜5万円・バンパーの凹み:約2万〜3万円(交換が必要な場合、5万円以上)・ドアの擦り傷:約2万〜3万円(交換が必要な場合、10万円以上) 任意保険を使えば、自己負担分はさらに少なく済みます。短期的な出費をおさえたい場合、特に大きなメリットといえるでしょう。 愛着のあるクルマに乗り続けられる 大切に乗ってきた愛車を元の状態に戻せるのなら、できるだけ修理したいと考えるのが多くのオーナーの心情でしょう。 クルマは単なる乗り物ではなく、特別な価値を感じられる資産になり得ます。そのようなクルマに乗り続けることで、幸福感を得られる方は少なくありません。 手間がかからない クルマを買い替える際は、下記のような対応に手間がかかります。 ・乗り換えるクルマ選び・手続き書類の準備・廃車や売却の手続き 日頃忙しい方にとって、手間を減らせることは大きなメリットです。 修理して乗り続けたほうがお得な場合もある 条件が合えば、修理のほうがお得です。たとえば、新車で購入したばかりのクルマは、修理したほうが経済的な負担をおさえられます。 その理由は、メーカー保証で多くの部品交換をまかなえるためです。条件はメーカーによりますが、新車登録後3年以内、走行距離6万km以内が一例です。 事故車を買い替えずに乗り続けるデメリット 事故車を修理して乗り続けることには、デメリットもあります。安全面や将来的な価値の問題を踏まえて、総合的に判断しましょう。 安全性に不安が残る 事故車は、見た目は元通りになっていても、構造的なダメージが残っている可能性があります。 具体的には、下記のような懸念が挙げられます。 ・目に見えない金属疲労・フレームのわずかな歪み・衝撃吸収部品の強度低下 特に、フロント部分で大きな損傷を負ったクルマは、わずかな衝突で想定以上の損傷を被るリスクがあります。安全性の不安は、金銭面では補えないデメリットといえるでしょう。 売却額がさらに下がる 修復歴のあるクルマは、将来売却する際に大幅な減額査定を受けます。減額幅の目安は30万円程度です。状態が悪ければ、さらなる減額もあるでしょう。 クルマを資産として捉えるのであれば、見逃せないデメリットといえます。 次回の保険料が高くなることがある 事故により保険を使うと、保険料が上昇します。保険を使うかどうかは、下記の点を確認するとよいでしょう。 ・修理内容の詳細確認(部位、損傷の程度)・保険を使った場合のシミュレーション算出 保険等級が下がれば、年間保険料が約2倍になることもあります。短期的な負担と長期的な負担のどちらを優先するか、慎重に判断しましょう。 事故車を買い替えるメリット 事故車を修理しないメリットは複数あります。乗り続ける場合と何が違うのか、具体的にみていきましょう。 安全性の高い新しいクルマに乗れる ここ数年で、国内外問わず先進安全装備の充実や、堅牢なボディ構造のクルマが充実しています。事故に遭った不安な気持ちを和らげつつ、安心して運転できるでしょう。 事故車は、修理をしてもエンジンやフレームなど、運転に影響する部分の不安をゼロにはできません。心にもたらすメリットは大きいといえます。 トータルコストを抑えられる場合がある 全損や大規模修理が必要な事故車の場合、買い替えを選んだほうが経済的です。また、事故車専門の買取業者を利用すれば、想定よりも多く資金回収ができることもあります。次に乗るクルマの頭金にあてれば、車種の選択肢が広がり経済的負担も軽減できます。 保険適用によって買い替え費用の負担を軽減できる 車両保険は修理だけでなく、買い替えにも適用できます。自分が加害者か被害者かによって受け取れる保険金は異なりますが、どちらも資金面をサポートしてくれる存在です。 具体的に、加害者と被害者では下記の違いがあります。 ・加害者:自身が加入している対物損害賠償保険から支払い・被害者:相手が加入している対物損害賠償保険から受取り・相手方が無保険:自賠責保険でまかなえない金額は、損害賠償請求をしたうえで賠償請求額を受け取る 保険会社や保険代理店に相談したうえで対応方法を決めましょう。 事故車を買い替えるデメリット 事故車を買い替える場合のデメリットについて、詳しくみていきましょう。 買い替えに伴うコストがかかる 買い替えには、ある程度の資金が必要です。コストは下記のとおりです。 ・新車購入資金・事故車のローン残債 なお、クルマの所有権はローンを完済するまではローン会社やディーラーです。そのため、完済するまでは原則的に売却できません。 手続きや買い替えのための時間と手間がかかる 事故車の処分と乗り換え手続きには、ある程度の時間と手続きが必要です。ディーラーに一括で対応してもらえますが、代行費用が高めです。廃車専門業者は、自分で探す必要はありますが、ディーラーよりも費用をおさえられます。 (費用の違い)・ディーラー:1万〜8万円程度・廃車専門業者:0〜2万円程度 何を優先するかで、依頼先は変わります。費用だけではなく、手間や時間の価値も考慮して総合的に判断しましょう。 ▼手続きに関する時間は下記の記事でより詳しく解説しています。あわせてご覧くださいクルマの売却手続きにかかる時間はどのくらい?事前準備のポイントと必要書類も解説 事故車を買い替えるときの注意点 事故車を買い替えるときの注意点について解説します。 二重ローンを避ける 事故車のローンが返済中であると、自動車保険の保険金も一括返済のために充当するケースがほとんどです。ローンの残債を残したまま新たな車を購入すると、二重ローンとなり毎月の返済額も高額化するため注意しましょう。ローン残高を確認して返済計画を決めてから買い替えを検討する必要があります。 事故車であることを隠さない 事故車を買取や下取りに出す場合は、査定時に事故車であることを隠さないようにしましょう。後に発覚すると瑕疵担保責任を追及され、結果として多額の損害賠償を請求される可能性があります。瑕疵担保責任とは、売主が契約内容にそぐわない欠陥品を売却した場合に負う責任のことです。 事故車を買い替えるときの流れ 続いて、事故車を買い替えるときの流れについて詳しく解説します。 1.修理と事故車買取の見積もりを依頼 修理と事故車買取の見積りを並行して依頼しましょう。自動車保険を契約している修理業者の場合は、保険会社ともやり取りをしてくれるので負担が減ります。別の修理業者に依頼する場合は、保険会社に業者の情報を伝えることで見積りの正当性確認と補償額の算出をしてくれます。また、修理中の代車はレンタカーを自己負担で借りるケースが多いため、自動車保険に代車費用特約があるかも確認しましょう。 事故車専門の買取業者には入庫先の修理工場に出張査定に訪れてくれるところもあるため、査定を依頼する場合は修理工場に承諾を得る必要があります。また、カーナビゲーションやアルミホイールなどを買い替える車に使用する場合はその旨も伝えましょう。買い替えを検討している新車や中古車の見積りも依頼しておくと検討材料になります。 2.買い替えor修理を選択する 修理代や買取査定金額、保険金の見積りがすべてそろった時点で買い替えか修理を選択します。事故車がローン返済中の場合は、ローン残高や返済期間も考慮しましょう。また、修理にかかる期間や買い替え時の納車予定日も判断材料の1つになります。 3.保険を使用する場合は保険会社に連絡 車両保険を使用する場合は保険会社に連絡します。保険金は修理業者に直接入金される場合と、保険契約者口座に振り込みの場合があるため確認しましょう。次年度の自動車保険料について知りたい場合は、保険契約の窓口となっている保険代理店に見積りを依頼する必要があります。 4.修理または売却する 修理または売却をします。修復歴が出る損傷の場合は修理工場に車を預けているケースが多いため、業者に修理申し込みをするか買取業者が引取りに訪れる旨の連絡を入れましょう。自宅に車を保管している場合は、自分で業者に届けるか引取りを依頼する必要があります。 5.売却した場合は新しい車を購入する 事故車を売却した場合は新しい車を購入しましょう。納車までに一定期間が必要なため、事前に商談を進めておくと納車までスムーズです。事故車の売却金額や保険金を新しい車の購入費用に充当する場合は、それぞれの入金時期を確認しておく必要があります。
プラド120系の売却を検討するにあたり、どのくらいの価格で買い取ってもらえるのか気になっている方は多いでしょう。オフロードはもちろん、オンロードでも高い走行性能を発揮するプラド120系は、発売から20年以上経過した今でもなお、中古車市場で高い人気を誇っています。 そこで今回は、プラド120系のリセールバリューと買取相場、高値がつきやすいプラド120系の特徴、より高く売却する方法について解説します。 【グレード別】プラド120系のリセールバリュー・買取相場 プラド120系のリセールバリューと買取相場をグレード別に紹介します。 ※2024年8月時点の情報です。 TX 2.7L ガソリンモデル 〜160万円3.0L ディーゼルモデル 〜120万円3.4L ガソリンモデル 〜120万円4.0L ガソリンモデル 〜130万円 TXリミテッド 2.7L ガソリンモデル 〜160万円3.0L ディーゼルモデル 〜120万円3.4L ガソリンモデル 〜120万円4.0L ガソリンモデル 〜130万円 TZ 3.0L ディーゼルモデル 〜100万円3.4L ガソリンモデル 〜130万円4.0L ガソリンモデル 〜120万円 TZ Gセレクション 3.4L ガソリンモデル 〜130万円4.0L ガソリンモデル 〜120万円 プラド120系は新車価格が300万~400万円だったため、残価率は30〜50%程度です。一般的には3年落ちで残価率50~60%といわれるため、20年以上前に発売されたモデルと考えるとリセールバリューは十分に高いといえるでしょう。 高値がつきやすいプラド120系の特徴 プラド120系のリセールバリューと買取相場を紹介しましたが、どのような特徴をもつモデルが特に高く売却できるのでしょうか。ここでは、高値がつきやすいモデルについて解説します。 後期型のガソリンモデル プラド 120系は、途中でガソリンエンジンがリニューアルされています。V6 3.4L 5VZ-FE型がV6 4.0L 1GR-FE型へ、直4 2.7L 3RZ-FE型が直4 2.7L 2TR-FE型へと後期型で変更されました。 特に2.7Lモデルは、同排気量ながらもフィーリングや動力性能が大幅に向上しているため人気が高いです。 走行距離が10万km以下 プラド120系は長距離の移動に用いられることが多いクルマです。20万~30万km走っているケースが珍しくないなかで、走行距離10万km以下の個体は希少価値が高いといえます。もし2万kmを切るほど走行距離が短いのであればさらに高く評価され、相場以上の価格がつく可能性があります。 プラド120系を高く売却する方法 高値がつきやすいモデルの特徴を紹介しましたが、自身が所有するプラド120系をより高く売る方法を知りたい方も多いでしょう。ここでは、プラド120系を高く売却するためのポイントについて解説します。 プラド120系を正しく評価できる買取業者に依頼する プラド120系を売却するときは、その価値を正しく評価できる買取業者を選びましょう。プラド120系について理解していない買取業者に査定を依頼すると、誤った評価をもとに価格を提示されてしまう可能性があります。 プラド120系は20年以上前に発売された高性能なクロカン4WDです。古い4WDの取扱い実績が多い業者に依頼すると、適正な価格で買取してもらえるでしょう。 こまめにメンテナンスする プラド120系は、長距離移動に使われることが多いクルマです。耐久性の高い車体ではあるものの、エンジンオイルや消耗品などの交換は推奨時期ごとにしっかりと行うことが重要といえます。 また、ディーゼルエンジンの場合はカーボンが堆積しやすいという特徴があるため、なるべくグレードの高いエンジンオイルを使いましょう。