RX-7 FC3Sの維持費を旧車専門店が徹底解剖!気をつけたいポイントも紹介

目次
1.FC3Sの特徴 2.FC3Sの維持費の内訳 3.FC3Sの年間維持費はいくら? 4.FC3Sの維持費が高いと思った時の対処法 5.まとめ

RX-7 FC3Sは、ロータリーエンジン搭載の代表的なスポーツカーの1つです。購入したものの予想以上に維持費がかかり、手放してしまうケースもあります。80年代から90年代のスポーツカーの魅力が詰まったモデルですが、乗り続けるには多くの維持費がかかることを理解しておくことが不可欠です。

今回は、FC3Sの維持費について詳しく解説します。ロータリーエンジンならではの注意点や詳しい内訳も紹介しますので、維持が可能かどうかの判断にぜひ役立ててください。

FC3Sの特徴

1985年から1992年にかけて販売された2代目サバンナRX-7 FC3S。力強いロータリーエンジンとキビキビしたハンドリングが特徴のピュアスポーツカーです。短めのホイールベースが優れたコーナリング性能をもたらし「曲がる・走る・止まる」のバランスに優れています。

人気漫画「頭文字D」での活躍や、塊感のあるデザインと近年のモデルではみられないリトラクタブルライトが、多くの人の心を掴みました。また、年式による大胆なデザイン変更やエンジン出力の向上、特別仕様車の設定など7年間で進化を遂げたモデルでもあります。

ファンから「FC(エフシー)」の愛称で親しまれており、登場から30年以上が経過した今でも高い人気を誇る1台です。

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FC3Sの維持費の内訳

ここからは、FC3Sの維持費について5項目に分けて紹介します。具体的な費用のイメージを掴むために役立ててください。

燃料代

FC3Sはレギュラーガソリンモデルです。燃費は10・15モードで7.7km/L、実燃費で6.51km/L程度といわれています。燃費が悪いことで知られるロータリーエンジンを搭載したピュアスポーツカーとしては、及第点ではないでしょうか。

燃料代のシミュレーション結果は以下のとおりです。

1ヶ月通勤で1,000キロ走行したと仮定した場合、消費するガソリンは153.61L、ガソリン代は2万6,129円(*1)、年間換算で31万3,548円(*2)ほどになる計算です。

*1 燃費は6.51km/Lで算出
*2 2024年3月12日のレギュラーガソリン1Lあたりの平均価格170.1円で算出

自動車税

FC3Sは総排気量1,308ccですが、ロータリーエンジンは高出力の特性上、1.5倍で計算します。つまり、1,308×1.5=1,962ccとなり、1クラス上の1.5L〜2.0L以下の自家用自動車に該当します。2024年3月現在の基本税額は3万9,500円/年です(新車登録が2019年9月30日以前の場合)。

しかし、1985年〜1992年が初年度登録の場合、13年以上経過した15%の重課対象のため、4万5,400円/年がかかります。スペックだけでは見えにくい部分のため、購入を検討する際には注意が必要です。

任意保険

FC3Sの任意保険料を、大手ネット型保険で見積もりをとった結果、約4万1,000円でした。設定した条件と補償内容は以下のとおりです。

<条件>
年齢:30歳
等級:6E
使用目的:通勤・通学
運転者:本人限定

<補償内容>
対人賠償(1名につき):無制限
対物賠償(1事故につき):無制限
対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで)
人身障害:あり(車内のみ補償)
人身障害(保険金額/1名につき):3,000万円
入院諸費用特約:なし
車輌保険:なし

今回の見積もりでは、車輌保険をつけられませんでした。車輌保険は、クルマの時価を参考に保険金を決めるのが一般的です。FC3Sは時価がごく少額であり、希少性があるものの保険においては考慮されないケースがほとんどです。なお、車輌保険をつけられる可能性がゼロではないため、気になる場合は加入する保険会社に確認しましょう。

車検

FC3Sを自家用自動車で登録した場合の車検代は、10万7,750円です。内訳は以下のとおりです。

自賠責保険(24ヶ月):1万7,650円
自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出
印紙代:2,300円 ※認定工場の場合
車検料:5万円
合計:10万7,750円

※車検料は、内容や整備工場などによって増減します

FC3Sは最終型でも30年以上経過したクルマのため、自動車重量税が重課されます。また、ロータリーエンジンは構造の特性上専門知識が必要です。納税は2年ごとですが、信頼できる店舗を複数探し相見積もりを取るなど、計画的に準備して負担を減らすように工夫しましょう。

メンテナンス費用

FC3Sのメンテナンス費用は、年間15万円程度です。具体的な項目は以下のとおりです。

・洗車代
・ワイパーゴム交換代
・ウォッシャー液交換代
・エンジンオイル交換代
・プラグ交換代
・ブレーキオイル交換代
・オイルフィルター交換代
・冷却水交換代
・エアコンフィルター交換代

そのほか、走りが魅力のクルマゆえ、以下の項目が追加になる可能性があります。

・リトラクタブルライトモーター交換代
・タイヤ交換代
・ハンドル交換代
・Vベルト交換代
・ブーツ交換代
・オイル漏れ修理代
・水漏れ修理代

リトラクタブルライトのモーター交換やタイヤ交換が必要となった場合、5万円以上はかかるでしょう。メンテナンスのための費用は、計画的に用意することが大切です。

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FC3Sの年間維持費はいくら?

FC3Sの年間維持費は、約60万円〜です。項目ごとの金額は以下のとおりです。

ガソリン代:31万3,548円
自動車税:4万5,400円
任意保険:4万1,000円
車検:5万3,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)
メンテナンス費用:15万円(パーツ交換費用の有無で変動)
合計:60万3,823円

1ヶ月に換算すると約5万円です。さらに、ローンで購入した場合は車輌本体の返済額が、駐車場を借りる場合は駐車場代がかかります。

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FC3Sの維持費が高いと思った時の対処法

FC3Sはロータリーエンジンの力強い走りが魅力のピュアスポーツカーです。しかし、30年以上前のロータリーエンジン搭載車であるため、自動車税や自動車重量税が重課されます。維持するには相応の経済的余裕が必要です。

実際に所有しており維持費が高いと感じている場合は、手放すことも検討しましょう。FC3Sは多くのファンをもつクルマです。中古車市場で出回っている数も限られており、高く売却できる可能性があります。

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まとめ

FC3Sは操る楽しさを味わえる1台です。小気味よいハンドリングや、ロータリーエンジンならではのトルクフルな加速は、長く憧れの存在として輝きを放っています。

ただし、維持費は年間60万円以上と、簡単に維持できるクルマとはいえません。ガソリン代や車検代など、最低限必要な費用だけでなく、各パーツの交換費用が追加される可能性もあります。

維持が難しい場合は、思い切って手放すのも1つの手段です。ファンから支持されているモデルのため、予想を大きく超える高額査定となるかもしれません。今回紹介した維持費を目安に、購入や売却を検討してみてください。

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