ドイツでもっとも人気のSUVトップ3「日本車編」

目次
1.■2022年のドイツにおけるSUVの日本車モデル別乗用車新規登録台数 2.■まとめ

著者がドイツで生活を始めて一年以上が経過した。

この国で生活をしていると、いかにSUVが人気かを思い知らされる。

今やクロスカントリー、SUVは世界的に人気が高く、各メーカーも続々とSUVモデルを発表している。

最近では、コンパクトモデルから大型モデルまでラインナップは豊富で、消費者が多くの選択ができるようになった。

日本車も世界的に有名なトヨタ ランドクルーザーをはじめ、人気のSUVモデルは数多く存在する。

かの有名な超高級メーカーのランボルギーニが、初のSUVモデル、ランボルギーニ ウルスを発表したのも記憶に新しい。

そんな世界的大ブームのなかで、日本のSUVはどのように評価されているのか。

また自動車大国で人気の日本メーカーSUVは何なのか?

今回はドイツ本国から現地調査をおこなった。

■2022年のドイツにおけるSUVの日本車モデル別乗用車新規登録台数

●第3位 マツダ CX-5(7,610台)

マツダの代表的なSUVであり、2011年に登場して以来、世界的な大ヒットを記録したモデルだ。

マツダの2022年度販売台数2位を記録したマツダ3から2倍の差を付けて、好調な売れ行きとなっている。

2011年から2017年までが第一世代、2017年から現在のモデルが第二世代となっている。

ドイツでは特に2.2リッターのディーゼルエンジンを搭載したスカイアクティブDが人気だという。

●第2位 日産 キャシュカイ(11,042台)

日本ではあまり聞き馴染みのないこのモデル。

それもそのはず。

日本ではかつてデュアリスとして販売されていたコンパクトSUVだが、現在は販売終了となったモデルだからだ。

実はこのモデル、ドイツでの人気は非常に高く、安全性や快適性などを含め非常に高い評価を得ている。

ドイツでは2007年から販売されており、全長4377mm、幅1806mm、高さ1590mmのコンパクトボディながら、ゆとりある室内空間と充実した装備が人気の理由となっている。

また2021年にモデルチェンジを迎え、第3世代へと切り替わった際にこれまでのディーゼルエンジンを廃止。

1.3リッターのマイルドハイブリッドモデルと1.5リッターのハイブリッドモデルの2車種のみとなった。

●第1位 三菱 エクリプスクロス(18,852台)

全SUVモデルの中で、日本車SUVトップは13位という結果になった。

このモデルは2018年に販売開始となった比較的新しいモデルであり、アウトランダーよりも一回り小さいのが特徴的だ。

豊富なグレードラインナップが揃っており、1.5リッターのガソリン、2.2リッターのディーゼル、そしてプラグインハイブリッドと幅広い選択が可能となっている。

細長いヘッドライトに迫力のあるグリルが近未来的なクルマをイメージさせるデザインとなっており、インテリアも高級感あふれるデザインとなっている。

最新のインフォテイメントシステムや安全機能が装備されていながら、安価な価格設定が人気の秘訣となっているそうだ。

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■まとめ

これらのランキングを見ていただいたら分かるとおり、人気SUVモデルの上位にランクインしているのはどれもコンパクトモデルばかりだ。

まさに世はコンパクトSUV時代。

2022年度のランキングでは、メルセデス・ベンツ GLBやアウディ Q2、BMW X2など、並いる強豪を抑えて日本車メーカーがランクインしていた。

特にドイツでは日本車に対するイメージが好意的で、壊れにくい、維持費が安いなどの理由から家族層や若者層に多く選ばれているようだ。

今後もこの熾烈なSUV争いはどうなっていくのか。

また日本車メーカーがトップ10入りを果たす日がくるのか。

今後のドイツにおけるSUV市場に目が離せない。

[画像・日産、マツダ、三菱/ライター・高岡 ケン]

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