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シビックタイプRといえば、ホンダを代表するホットハッチです。1997年にデビューし、現在は6代目が販売されています。中でも初代のEK9は非常に人気が高いモデルです。しかし購入しようと思っても「20年以上前の旧車は維持費が大変そう……」と心配の方も多いですよね。この記事ではシビックタイプR(EK9)にかかる維持費について解説いたします。
シビックタイプR(EK9)の特徴
EK9は初代シビックタイプRです。185PS/8,200rpmを発揮するB16B型エンジンを搭載しています。発売当時は1.6Lエンジンでは世界最高レベルのスペックを誇っていました。また、タイプR専用のレカロシート、エアロパーツ、シフトノブ、ステアリングが施されたことも大きな特徴です。
現行型の6代目の新車価格は500万円ほどですが、EK9は200万円ほどで購入できました。スペックを考慮すると今では信じられないほどのバーゲンプライスです。
シビックタイプR(EK9)維持費の内訳
シビックタイプR(EK9)の維持費について、5項目に分けて解説します。
燃料代
シビックタイプR(EK9)には1.6LのNAエンジンを搭載しています。10.15モードのカタログ燃費は13.6km/Lで、実燃費は10km/Lほどです。
ここからは金額をシミュレーションします。
シビックタイプR(EK9)を通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ハイオクガソリンを約100L使用(*1)し燃料代は17,480円(*2) かかります。この条件で1年間走行した場合は、209,760円(*2)です。
*1 燃費は10km/Lで算出
*2 2023年5月26日のハイオクガソリン1L当たりの平均価格174.8円で算出
自動車税
2023年5月現在、1.5L超~2.0L以下(自家用)の自動車税は39,500円/年です。シビックタイプR(EK9)は車齢が13年超えのため重課税され45,400円/年かかります。
任意保険
シビックタイプR(EK9)の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。
<条件>
年齢:30歳
等級:6E
使用目的:通勤・通学
運転者:本人限定
<補償内容>
対人賠償(1名につき):無制限
対物賠償(1事故につき):無制限
対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり
人身傷害:あり(車内のみ補償)
人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円
入院諸費用特約:なし
車両保険:あり
車両保険(保険金額):20万円
車両保険免責金額(1回目-2回目以降):5〜10万円
上記内容でシミュレーションしたところ、総額は約91,000円/年でした。車両保険は20万円まで補償されます。
車検
シビックタイプR(EK9)の車検代について見ていきましょう。
<ディーラー車検の場合>
自賠責保険:17,650円(24か月)
自動車重量税:37,800円(24か月)※初年度登録から18年経過で算出
印紙代:2,300円
車検料:60,000円
合計:117,750円
※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します
車重は1.0トン超〜1.5トン以下の区分で、車齢は18年超えのため二段階重課税されます。また、古いクルマになるため整備箇所が多い場合は車検代が跳ね上がるかもしれません。
メンテナンス費用
最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。シビックタイプR(EK9)のメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。
・洗車代
・ワイパーゴム交換代
・ウォッシャー液交換代
・冷却水補充代
・エアコンフィルター交換代
・ヘッドライト交換代
・エンジンオイル交換代
・オイルフィルター交換代
・ブレーキオイル交換代
・エアクリーナー交換代
1年間でこれらの費用が発生します。50,000円ほどを見込んでおけば良いでしょう。シビックタイプR(EK9)のタイヤ交換が発生する場合はスポーツタイヤになるので+10万以上かかるケースもあります。
シビックタイプR(EK9)年間維持費はいくら?
維持費の内訳を見てきましたが、合計でいくらかかるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。
<自家用車登録のシビックタイプR(EK9)年間維持費>
ガソリン代:209,760円
自動車税:45,400円
任意保険:91,000円
車検:58,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)
メンテナンス費:50,000円
合計:455,035円
月額では37,900円ほどかかります。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げられるでしょう。ローンで購入した場合はさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。
シビックタイプR(EK9)の維持費が高いと思った時の対処法
旧車の維持にはお金がかかるものです。もし、シビックタイプR(EK9)の維持費が高いと思ったら手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。売却するなら、古いクルマを専門に扱う買取業者がおすすめです。発売から20年近く経過したクルマは取り扱いが難しく、その価値を正しく見極められる業者は多くありません。古いクルマ、“旧車”に特化した業者への売却をぜひ検討しましょう。
※2023年5月26日時点のデータ
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