「車売却ってそもそもどんな流れなのか」「車の相続について相談したい」など車売却をご検討の際に出てくる悩みに無料でお答えいたします!
【相談例】
● 車売却のそもそもの流れが分からない
● どういった売り方が最適か相談したい
● 相続で車を売りたいけど売り方が分からない
● 二重査定や減額について知りたい
など
クルマを売却するにあたって、買取店を選んでからクルマを手放すまでにさまざまな工程や手続きの準備などがあります。初めてクルマを売却する方や、売却の手続きに不慣れな方は事前に確認しておきましょう。 ここでは、クルマを売却する流れとともに、注意点やより高く売却するためのポイントについて解説します。 クルマの売却の流れ クルマの売却の流れを知ることで、手続きをスムーズに行えます。クルマの売却は、下記のとおり7つのステップを踏んで手続きします。 各ステップについて詳しく解説します。 1.査定を依頼する買取店を選ぶ クルマの売却に不慣れな方は、買取店に相談することをおすすめします。最近ではオークションやフリマアプリの利用者が増えており、個人での売買も可能です。しかし、クルマの売却では大きなお金が動くとともに、さまざまな手続きが伴います。金銭の授受、手続きの漏れなどでの不用意なトラブルが起こりがちです。そのため、不安な方は買取店に依頼しましょう。 買取店を選ぶ際は複数の店に相談しましょう。買取価格はクルマの状態によって差が生じるほか、買取店ごとに得意なモデル、不得意なモデルがあります。ご自身の車にあった販売店を見つけることで、より高く売却できる可能性が高まります。 2.必要書類をそろえる クルマを売却するにあたって、いくつかの書類を用意する必要があります。普通車と軽自動車で書類が異なるため、下記を参考に漏れなく準備しましょう。 <必要書類一覧> 普通車 軽自動車 1.車検証2.自賠責保険証3.自動車税納税証明書4.リサイクル券5.譲渡証明書6.委任状7.印鑑登録証明書8.実印 1.車検証2.自賠責保険証3.自動車税納税証明書4.リサイクル券5.認印 3.査定の予約をする 書類をそろえたら査定の予約を行います。ほとんどの買取店がWebで申し込み可能です。サイトの申込みフォームに必要事項を入力すると、折り返しでメールが届いたり電話がかかってきたりするため、その連絡で査定日の調整を行います。 査定方法は、店舗にクルマを持ち込む方法と、査定員へ出張査定を依頼する方法の主に2つです。買取店によってサービス形態が異なるため、事前に確認しておきましょう。また、出張査定の場合は、査定場所を自宅以外の駐車場などに指定できることもあります。 査定・売買契約にかかる時間は30分〜2時間程度です。余裕をもってその時間を確保できる日時を指定しましょう。 4.査定をしてもらう 予約日当日を迎えたら、査定員に査定をしてもらいます。車輌をチェックするほかに、いくつか状態について質問を受ける可能性があるため、適宜対応しましょう。また、大事にしてきたポイントなどをアピールすると、査定の評価にプラスの影響があるかもしれません。 5.売買契約を締結する 査定後、提示された価格に納得できた場合は売買契約を締結します。自賠責保険証や自動車税納税証書など用意した書類はこの段階で査定員に渡します。後々のトラブルを防ぐためにも、契約内容についてわからない点はしっかりと査定員に確認しましょう。 6.クルマを引き渡す 売買契約時にクルマの引き渡し日を決めます。引き渡しまでに故障や事故が起きると査定額が下がる場合があるため、売却金額の確定後はクルマの使用をなるべく控えましょう。 また、引き渡した後に車内の忘れ物に気づいても取り戻せないため、私物を置いたままにしていないか、ナビの個人情報を登録したままにしていないかを確認しておいてください。 7.入金を確認する 入金方法は、手渡しか銀行振り込みですが、一般的には銀行振り込みが指定されます。振込予定日になったら、契約した金額が振り込まれているか確認しましょう。売買契約から振り込みまでには、最短で2〜3日ほど、通常は1週間程度かかります。 クルマを売却する際の注意点 クルマを売却するにあたって、ローン返済中の場合は名義を確認したり、事故歴・修復歴を申告したり、諸経費を把握しておいたりするなど、いくつかの注意点があります。5つのポイントについて解説するので、売却前に把握しておきましょう。 ローン返済中の場合は名義を確認 ローンでクルマを購入していて残債がある場合は、売却前に名義を確認しましょう。自分の名義なら返済中でも売却可能ですが、他の人やローン会社やディーラーの名義なのであれば、売却前にローンを完済して名義変更しなければなりません。名義が誰なのかわからない場合は、車検証の「所有者」欄を確認しましょう。 ディーラーや中古車販売店で購入したクルマの場合、ローン会社や信販会社の名義であることがほとんどです。そのため、売却したい場合には該当する会社に連絡して、ローン完済と名義変更の手続きをする必要があります。 銀行系ローンだと自分の名義であるケースが多いですが、ローン返済中の売却が禁止されていることがあるため、事前に契約内容を確認しましょう。また、もし家族の名義の場合には名義変更しなければなりません。 ▼ローン返済中の売却については下記の記事で詳しく解説しています。ローン中でもクルマを売却できる!流れや手続きのポイントまで徹底解説 ▼クルマの名義変更については下記の記事で詳しく解説しています。クルマの名義変更とは?必要書類や手続きの流れ・期限などを紹介 事故歴・修復歴は申告する 事故歴と修復歴があると査定額は下がってしまいますが、見た目でわからないからといって隠すのは避けましょう。 あえて申告しなかったことが後から発覚した場合、買取店とのトラブルに発展しかねません。事故歴と修復歴がある場合は査定時にしっかりと伝えておくほうが、スムーズにクルマを売却できます。 売却の諸経費を確認しておく 売却の際は、下記のとおり各種書類の取得や車輌の引き取りなどに費用がかかります。売却前に把握しておくと、売却代金と照らし合わせてどのくらい手元に残るのか確認できます。 書類準備時にかかる費用 売却時にかかる費用 1.印鑑証明書の発行手数料(数百円程度)2.住民票の発行手数料(数百円程度)※1 1.査定料(無料の場合が多いですが、取られる場合にはいくらか確認しましょう)2.名義変更料(移転登録手数料500円程度)3.印紙代(500円)4.名義変更手数料(1万~2万円程度)※25.ナンバープレート交付費用(2,000円程度)※36.引き取り料(距離によっては数万円かかることも)7.ローン残債(ローン残債がなければかかりません。)※48.クルマ売却費用(かからない場合が多いが数万円と高額ケースも)※5 ※1 車検証と印鑑証明書の住所が異なる場合のみ必要※2 2、3を使って名義変更に運輸局まで出向いて手続きをする代行料※3 ナンバーの管轄が異なる場合のみ※4 車検があり自分でお店に引き渡しに行く場合は不要※5 さまざまな手数料名目でかかるケースがありますが、不明瞭な費用を数万円請求がされることもあるため、何の費用なのか確認しましょう クルマの売買はクーリング・オフできない クーリング・オフ制度とは、契約の申し込みをした後でも一定期間内であれば、契約を撤回できる制度です。たとえば、高額な商品やサービスを購入したり契約したりしたが、再考のうえ不要と判断、もしくは詐欺を懸念してクーリング・オフします。 しかし、クルマは制度の対象外のため、売買契約後にキャンセルしたいと思ってもクーリング・オフできません。キャンセルについては買取店ごとの取り決めに準じる必要があります。 買取店のキャンセル規程を確認しておく 前述のとおり、クルマの売買はクーリング・オフ制度の対象外のため、買取店ごとにキャンセル規程が取り決められています。ただし、キャンセルを不可としている買取店が多いのが実情です。どうしてもキャンセルしたいのであれば手数料を請求するという場合もあります。 一方で、車輌の引き渡し当日もしくは翌日までは無料でキャンセルを受け付けている買取店もあるため、規程について契約時に確認するとよいでしょう。 二重査定をしないかどうか確認しておく 二重査定とは、クルマの売買契約後に事故歴・修復歴が発覚したことを理由に査定額を減額する行為です。金額に納得したうえで契約を締結した後のため、本来であればどんな理由でも減額してはいけません。しかし、「お客様が事故歴・修復歴を隠していた」として後から減額交渉する買取店が後を絶えず、トラブル事例が多いのが実情です。 クルマを売却する際には、二重査定を一切行わずクリーンかつ適正に査定を実施する買取店を選びましょう。Webサイトや広告で「二重査定なし」と断言しているかどうかをチェックすることに加え、JPUC加盟店であるかどうかも確認すると安心です。 JPUCとは一般社団法人日本自動車購入協会の略称で、中古車業界の健全化実現のために活動している団体です。厳しい審査を通過した買取店のみが加盟店に選ばれるため、売却先選びの1つの指標とするとよいでしょう。 ▼二重査定についてはこちらの記事で詳しく解説しています。契約後に減額される中古車売買トラブル「二重査定」とは?定義や対策について解説 クルマを高く売却するためのポイント 今まで大切にしてきた愛車を少しでも高く売りたいと考える方は多いのではないでしょうか。売却前にクルマを清掃しておく、メンテナンスノートを用意しておくなどのコツをおさえればクルマを高く売ることができます。ここでは、5つのポイントについて解説します。 クルマを可能な限り清掃しておく クルマの売却査定を受ける際は、車内を清掃しておくことをおすすめします。汚れや臭いなどによる査定額の減額を防げるためです。ただし、清掃をしても査定額の大幅アップは期待できません。査定額に大きく影響するのは破損や傷などです。これらは清掃をしても消すことはできません。 また、売却後の車を引き渡す前にも、可能な限り清掃をすることをおすすめします。綺麗にして渡さなくても査定が終わっているので売却額には影響はありませんが、清掃することで床やシートの間など含めて、忘れ物などのトラブルを防ぐことができます。 メンテナンスノートを用意する メンテナンスノートとは、新車購入時に渡される書類である「メーカーの保証書」と「点検整備記録簿」のことです。点検整備記録簿には、車検時のメンテナンス内容やリコールの修理履歴などが記載されています。メンテナンスノートは、車内に置いておくことが法律で義務づけられていますが、保管していなくても罰則がありません。また、紛失していても売却ができるため、メンテナンスノートがどこにあるのかわからなくなっているケースが少なくないのです。 一方、点検記録簿は、車の履歴書のようなもので、メンテナンスの履歴を確認できる重要な書類です。査定時に点検記録簿がないと、いくら消耗品などを交換したと言っても証拠がありません。そのため、整備をしていないのと同じものとみなされ、査定額が大きく減額される恐れがあります。 ▼点検記録簿についてはこちらで詳しく解説しています。記録簿って何?中古車売買で必要な理由と入手方法を解説 取り外した純正パーツを用意する ノーマルの状態でドライブを楽しむ方がいる一方で、さまざまな社外品のパーツでクルマをカスタムしている方も多いです。売却の際には、取り外した純正パーツを用意しておきましょう。 純正パーツは、質が高いだけではなくメーカーとして適合が確認されているという安心感があります。社外パーツでカスタムしていても、よほど人気のあるパーツでない限りプラス査定されないため、純正パーツをあわせて用意しておくことで査定額のアップに期待できます。 愛車の価値を理解している買取店を選ぶ 自分のクルマの価値を熟知している買取店に査定を依頼すると、より高値を提示してもらえるでしょう。 たとえば、30年以上前の古いクルマは現在のクルマと作りが大きく異なります。近年のクルマだけに精通している買取店の場合、その価値を適正に見極められず、安い査定額を提示されるかもしてません。スーパーカーやキャンピングカーなどの特殊なクルマでも同様です。 自分のクルマと同じ特徴をもつクルマについて豊富なノウハウ・知識をもつ買取店を選ぶことで、高く売却できるでしょう。依頼する前にWebサイトで買取実績をチェックし、どんなクルマを取っているかを確認することをおすすめします。 【まとめ】10年以上経過したクルマを売るなら「旧車王」へ クルマを売却する流れと注意点、高く売るポイントを解説しました。 クルマを売却するおおまかな流れは、下記の7ステップです。 1.査定を依頼する買取店を選ぶ2.必要書類をそろえる3.査定の予約をする4.査定をしてもらう5.売買契約を締結する6.クルマを引き渡す7.入金を確認する また、売却にあたってはローン返済中の場合は名義を確認したり、事故歴・修復歴を申告するなどの注意点をおさえておきましょう。高く売りたい場合には、事前にクルマを清掃したりメンテナンスノートや純正パーツを用意しておいたりするほか、愛車の価値を正しく理解している買取店に依頼することも大切です。 旧車王は、10年以上経過した古いクルマ専門の買取サービスです。ネオクラシックカーから本格派クロカン、国内に数百台しか存在しない希少車まで、さまざまなクルマを取扱っております。 JPUC加盟店であり、二重査定も一切行っておらず、クリーンで公正な取引を徹底しております。また、旧車王では査定を「鑑定」と呼び、お客様の大事なおクルマの状態を、そこにこめられた想いも踏まえて丁寧にチェックいたします。 長年大事に乗られたおクルマを安心して売却したいという方は、ぜひ一度旧車王にお問い合わせください。全国無料で、ご指定の場所まで出張鑑定いたします。
クルマの所有者が亡くなって、その後の対応に悩んでいる方もいるでしょう。乗り続ける方がいなければ、買取業者に売却して手放すことも選択肢の1つです。 本記事では、所有者が亡くなったクルマの売却について、手続き内容や必要書類、費用や注意点を解説します。クルマを売るかどうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。 所有者が亡くなったクルマを売る手順 所有者の方が亡くなったクルマを売るまでの手順を詳しく解説します。 1.クルマの名義を確認する クルマの名義が誰なのかによって手続き内容が変わります。乗っていた本人の名義だろうと思っていても実際は異なる場合があるため、必ずチェックしましょう。名義人の名前と住所は、車検証の「所有者」欄に記載されています。 亡くなったご本人の場合 亡くなったご本人の名義の場合は、特別な手続きや確認事項はありません。そのまま「2.相続人を決める」段階に進みましょう。 ローン会社の場合 ローンを組んで購入し、なおかつ残債のあるクルマの場合は、ローン会社の名義になっている可能性があります。ローン会社名義の場合、残債を返済しないとクルマを売却できません。 相続人がローンを引き継いで支払うことも可能ですが、すぐにでも売りたいのであれば一括で精算する必要があります。まずはローン会社に債務者が亡くなった旨を連絡し、残債がいくらあるのかを確認しましょう。 リース会社の場合 カーリースでクルマを借りている場合は、リース会社の名義になっています。そもそもリース会社から借りているクルマであるため、相続も売却もできません。今後使用しないのであればリース契約を解除しましょう。 ▼関連記事はこちらクルマをリースしている契約者が死亡したら相続できる?解約時の違約金も紹介 2.相続人を決める 名義の確認後に、誰がクルマを相続するのかを話し合いましょう。法的に有効な遺言状があれば、原則としてはその内容に従って相続人を決定します。 遺言状が残されていない場合は、法定相続人同士で相談して決めなければなりません。民法上では常に配偶者が相続すると定められており、配偶者以外の相続順位は下記のとおりです。 ・第1順位 死亡した人の子供・第2順位 死亡した人の直系尊属(父母や祖父母など)・第3順位 死亡した人の兄弟姉妹 出典:No.4132 相続人の範囲と法定相続分|国税庁 ただし、他の財産を含めての分配を加味したり、そのほかにもさまざまな事情が介在したりすることが多いため、必ず法定相続人全員で話し合い、必要に応じて弁護士や税理士などの専門家にサポートを依頼しながら慎重に進めましょう。 3.遺産分割協議書を作成 遺産分割協議書は、遺産分割の方法と相続の割合を記載する書類です。亡くなった方の名義を相続人名義に変更するにあたって作成しなければなりません。なお、クルマの相続専用の遺産分割協議書があります。国土交通省のWebサイト(こちら)よりダウンロードして用意しましょう。 遺産分割協議書には、相続人全員の直筆署名、実印の押印が必要です。そのため、相続人同士の住まいが離れていたり、なかなか連絡をとれない状況であったりすると、書類作成に時間がかかることが多いです。書類が完成したら、印鑑証明書を添付し相続人全員が書類を1通ずつ所持します。 査定額が100万円以下なら「遺産分割協議成立申立書」でも可 相続するクルマの価格が100万円以下の場合には、遺産分割協議書ではなく「遺産分割協議成立申立書」の使用が可能です。遺産分割協議成立申立書とは、クルマの相続特有の書類で、相続人1名の署名のみで作成できます。 遺産分割協議書のように相続人全員の署名と捺印は必要ありません。なお、遺産分割協議申立書も国土交通省のWebサイト(こちら)からダウンロードできます ただし、遺産分割協議成立申立書にはクルマの価格が100万円以下であると証明する査定書を添付する必要があります。査定証明書は日本自動車査定協会に作成を依頼します。ディーラーや買取業者でも作成を受け付けている場合があるため、一度問い合わせてみてもよいでしょう。 ▼関連記事はこちらクルマの相続には査定書が必要。遺産分割協議成立申立書と共に必要な書類や書類の取得方法を解説 4.必要書類を用意 続いて、クルマの名義変更に必要な書類を用意します。状況によって何を用意するのかが変わるため、単独相続、共同相続、第三者の相続、それぞれのケース別に紹介します。 単独相続(相続人が1名)の場合 単独相続の場合、下記の書類が必要です。 書類名 備考 除籍謄本 所有者が亡くなった事実を確認できる 改製原戸籍 相続人全員の記載が必要 【クルマの価格が100万円以上】 遺産分割協議書 【クルマの価格が100万円以下】 遺産分割協議申立書+価格が100万円以下である証明書 印鑑証明書(発行から3ヶ月以内) 申請相続人のもの 実印 申請相続人のもの(必ず印鑑証明と同じ実印であること)/相続人が手続きできない場合は、実印を押印した委任状を用意 車検証 車庫証明 申請相続人の住所が車検証に記載の本拠の位置と異なる場合のみ ナンバープレート(実車) クルマの管轄地域が変わる場合のみ/普通車の場合はナンバープレートだけではなくクルマそのものを持ち込む 共同相続(相続人が複数)の場合 複数名で相続する共同相続の場合は、下記の書類が必要です。 書類名 備考 除籍謄本 所有者が亡くなった事実を確認できる 改製原戸籍 相続人全員の記載が必要 【クルマの価格が100万円以上】 遺産分割協議書 【クルマの価格が100万円以下】 遺産分割協議申立書+価格が100万円以下である証明書 印鑑証明書(発行から3ヶ月以内) 共同相続する人全員分 委任状 共同相続する人全員分/全員とも実印で押印する必要がある(必ず印鑑証明と同じ実印であること) 車検証 車庫証明 申請相続人の住所が車検証に記載の本拠の位置と異なる場合のみ ナンバープレート(実車) クルマの管轄地域が変わる場合のみ/普通車の場合はナンバープレートだけではなくクルマそのものを持ち込む 第三者の場合 第三者にクルマを譲りたい場合は、まず法定相続人の名義に変えた後に、再度名義変更の手続きをする必要があります。法定相続人への名義変更に必要な書類は前述のとおりで、そのほかに下記を用意しましょう。 新所有者=第三者前所有者=一度名義になった法定相続人 ※新所有者が手続きすることを想定した場合の内容です。 書類名 備考 印鑑証明書(発行から3ヶ月以内) 新所有者のもの 実印 新所有者のもの/必ず印鑑証明と同じ実印であること 譲渡証明書 前所有者の記入事項あり 委任状 前所有者の記入事項あり 車検証 車庫証明 ナンバープレート(実車) クルマの管轄地域が変わる場合のみ/普通車の場合はナンバープレートだけではなくクルマそのものを持ち込む ▼関連記事はこちら初めてでも安心!中古車の名義変更の手順・必要書類・費用を解説 5.名義変更する 書類を揃えたら管轄の陸運局(軽自動車の場合は軽自動車検査協会)で名義変更を行います。受付時間は平日の8:45〜16:00であるため、土日祝日や夜間には手続きできないことに留意しておきましょう。 名義変更は代行依頼してもOK 相続にともなう名義変更は、行政書士やディーラー、中古車販売店に代行してもらうことも可能です。行政書士であれば、各種書類の作成・取得から依頼できます。陸運局の受付時間内に都合をあわせにくい方や、自分で手続きするのが不安な方は検討するとよいでしょう。 ただし、依頼にあたっはて代行費用がかかります。おおよその目安金額は下記のとおりです。 ・行政書士 1万5,000〜6万円 ※書類の作成・取り寄せから依頼すると+数万円かかる場合あり・ディーラー 3万〜8万円・中古車販売店 3万〜5万円 ▼関連記事はこちら相続に伴うクルマの名義変更の代行費用は?各業者の目安を紹介 6.買取業者に査定を依頼 名義変更の手続きが完了したら、買取業者に査定を依頼します。売却するにあたっては、下記の書類が必要です。査定当日までに準備しておくとスムーズに手続きを進められるでしょう。 普通車 軽自動車 ・車検証・自賠責保険証・自動車税納税証明書・リサイクル券・譲渡証明書・委任状・印鑑登録証明書・実印 ・車検証・自賠責保険証・自動車税納税証明書・リサイクル券・認印 ▼関連記事はこちらクルマ売却の流れ7ステップ!注意点や必要書類も丁寧に解説します 7.売却する 査定当日を迎え、査定士から提示された金額に納得したら売買契約を締結します。契約後2日〜10日程度で入金されます。 亡くなった方のクルマの相続にかかる費用 クルマを相続するにあたって、下記の書類発行および申請費用がかかります。 書類名 費用 除籍謄本 750円/通 改製原戸籍 750円/通 車庫証明 2,500~3,000円 移転登録手数料(印紙代) 500円 ナンバー変更手数料※クルマの管轄地域が変わる場合のみ 1,500~2,000円※図柄入りは4,000~5,000円 合計で7,000円程度です。名義変更の手続きを行政書士やディーラー、中古車販売店に依頼する場合は、追加で代行費用がかかります。 亡くなった方のクルマ売却時の注意点 亡くなった方のクルマを売るには、決められた期日までに名義変更し、自動車税の納付状況を確認しておく必要があります。それぞれの注意点の詳細を解説します。 名義変更は15日以内に行う 道路運送車両法では、所有者が変わってから15日以内に名義を変更するようにと定められています。万が一違反した場合には6ヶ月以下の懲役もしくは30万円以下の罰金が科せられます。 参考:道路運送車両法「第13条」「第109条2項」 他の財産の相続がある場合、時間の確保が難しいかもしれませんが、なるべく早めに手続きしましょう。 自動車税が未納だと売却できない クルマを売却する際に、自動車税の納付を証明する「自動車税納税証明書」を提出する必要があります。つまり、自動車税を納めていないと必要な書類が揃わないため、売却できません。事前に自動車税の納付状況を確認し、もし未納があった場合には相続人による支払い後に売却が可能となります。 まとめ 亡くなった方のクルマの売却について解説しました。 亡くなった方のクルマを売りたい場合には、まずは名義を変更しなければなりません。名義変更にあたっては、除籍謄本や改製原戸籍など、あまり馴染みのない書類を用意しなければならないため、手続きに手間取ってしまう方が多いのが実情です。とはいえ、名義変更を行政書士やディーラーに依頼すると、数万円単位の代行費用がかかります。 なるべくスムーズに、なおかつ費用を抑えておクルマを売りたい場合には、ぜひ「旧車王」にご相談ください。まだ名義変更の手続きをする前でも、必要書類の案内からはじまり、おクルマをお譲りいただくまで、スタッフが丁寧に応対いたします。査定当日には車輌の状態はもちろん、おクルマに詰まった想いも含めて“鑑定”し、価格に反映いたします。 また、旧車王は、自動車再生メーカーとして、おクルマの価値をさらに上げて市場に再流通させております。長年大事にされた1台、しっかりと次のオーナー様におつなぎいたしますので、ご売却をご検討の際はぜひ旧車王にお問い合わせください。
車は一般的な資産と同様に、相続時には相続税がかかる可能性があります。ただし、相続税には基礎控除が設けられており、他の資産との合計額が基礎控除よりも低い金額の場合は、相続税はかかりません。まずは、車の資産価値を計算し、相続税がかかるかどうか確認が必要です。。そこで今回は、相続税を把握するための計算方法についてくわしく解説します。 車を相続する際の評価額の計算方法 車を相続する際の評価額(相続税の対象となる金額)は、所有者が亡くなられた時点での売買実例価額や精通者意見価格を参考に算出します。車で言うところの売買実例価格は、同じ車種や型式の車のオークションなどでの売買価格です。一方、精通者意見価格は中古車買取業者が出した買取金額のことを指します。基本的にはこれら2つを元に評価額を算出しますが、どちらも不明な場合にはこれから解説する減価償却方法で計算します。 自動車は一般動産に該当 自動車は一般動産として扱われます。一般動産とは、不動産以外の財産である「動産」のなかでも機械や家具、衣服など、いわゆる一般的なものを指します。この中に車も属しているため、一般動産の評価方法にて計算を行います。 償却費を確認する 一般動産の減価償却方法での評価額は、同じ車種や型式の車の小売価格から償却費の合計額または減価の額をマイナスします。そのため、まずはマイナスする償却費を確認する必要があります。償却費を算出するためには、現在の車の耐用年数を把握しなければなりません。現在の車の耐用年数の計算方法は以下のとおりです。 (*車の耐用年数ー経過年数)+経過年数×0.2 *新車の場合6年中古車で6年以上経過している場合2年 計算結果の一年未満は切り捨てます。そして計算した結果出た数字を下記の表に当てはめてどのくらい価値が減っているのかを表す償却率を確認します。 耐用年数 償却率(定率法) 2 1.000 3 0.667 4 0.500 5 0.400 6 0.333 7 0.286 8 0.250 9 0.222 10 0.200 11 0.182 12 0.167 例えば新車の場合、計算すると耐用年数は6年となり、償却率は0.333になります。そして取得価額(新車・中古車の購入価格)に0.333かけたものが償却費となります。(新車価格300万円の場合 300万×0.333=99万9千円) 小売価格から償却費や減価をマイナスする 償却費や減価がわかったら小売価格からマイナスします。先ほどの新車の例だと新車の取得価格=小売価格となるため、 300万円ー99万9,000円=200万円1,000円 が評価額です。この金額が相続税の対象となります。 車にかかる相続税の申告漏れに注意 車は相続可能な財産ということを知らない人は多く、相続税の申告をする際に漏れがちな項目です。特に車の評価額が大きくなればなるほど計上漏れした金額も多くなるのでペナルティも重くなってしまいます.。思わぬ多額の税金が発生する恐れもありますので注意しましょう。 車の相続税対策 償却費が高くなればなるほど、評価額が低くなります。なるべく相続税を抑えたい場合は中古車を購入した方が節税にはなるでしょう。ただし、新車でも、現金で残すよりは相続税の対象となる額が少なくなるので、相続税対策にはなります。 相続による自動車税の手続き 自動車税は毎年、その年の所有者にかけられるものなので相続しただけでは非課税ですが、相続した際に手続きが必要です。運輸支局に隣接する自動車税申告窓口にて全部で以下の3つの書類が必要となります。 ・自動車税(環境性能割・種別割)申告書・遺産分割協議書の写し等・元の所有者と新しい所有者の相続関係がわかる書類(戸籍謄本など) 遺産分割協議書は相続人全員が参加した遺産分割協議にて、新しい所有者に相続することに全員が同意したという旨を記した書類で、自動車税の手続きをする際はその写しが必要です。これらの書類を揃えて提出すれば、相続の自動車税に関しての手続きは完了です。
故障車を売却しようとしている人は、当然のことながら自分の車が壊れていることを理解しています。しかし、事故や経年劣化により走行に支障をきたすような故障が起きてしまった場合は、売り先を見つけることが困難になります。 ここでは、故障車を売却する際の買取業者の選び方と注意点を詳しく紹介します。 故障車でも買い取りしてもらえるのか? 故障車の売却でユーザーが一番気になるのは、そもそも買い取ってもらえるのかという部分ではないでしょうか。 結論からいうと、原形をとどめていないような場合を除き、基本的には買い取りが可能です。故障車の場合は、当然のことながら通常の買取よりは価格が下がってしまうが、売り方さえ間違わなければ自分で廃車にするよりは大きな金額を受け取ることができます。しかし、売り方によって手に入る金額が異なります。 故障車買取業者の選び方 実際に故障車を売却する際の方法は大きく3つに分けることができます。ここでは、それぞれの特徴やメリット・デメリットをご紹介します。 ・中古車専門の買取業者 中古車の扱いに長けているため、故障者の扱いに関しても経験や実績がある場合がほとんどです。また、業者ごとに独自の販売ルートを持っているため、比較的高い値段をつけることができます。しかし、故障車の買取は選ぶ業者によって得意、不得意があり、見極めるのも決して簡単ではありません。したがって、業者を選びの難しさはデメリットのひとつといえるでしょう。 ・ディーラーの下取り 仕事の都合などで買い取りしてもらえる業者を探すのが難しい場合は、ディーラーで下取りをしてもらうという方法があります。しかし、仮に価値のある車だとしても査定がゼロ円になるケースや、逆に廃車費用として手数料を取られたりするケースもあるため注意が必要です。 ・廃車専門業者 廃車専門業者の依頼は、中古車買取業者で買い取りをしてもらえなかったり、ディーラーでも廃車扱いになり手数料を取られてしまったりする場合の最後の手段といえるでしょう。廃車にするしかないような車でも買い取ってもらうことができ、手数料もゼロ円で引き取ってもらうことができます。ただし例外もあるので、ホームページなどで事前確認を行い費用を把握しておく必要があります。 以上のことから、中古車専門の買取業者が最も高く買い取ってくれることがわかります。もちろん、全てのケースに当てはまるわけではありませんが、まずは中古車専門の買取業者に査定を依頼することをおすすめします。 故障車を売る際の注意点 故障車を売る際には、事前にやっておいた方がいい準備と、逆にやらない方がいい準備が存在します。 事前にやっておいた方がいい準備のわかりやすい例としては、必要書類の準備がありますが、車を売却するときには必ずいくつかの書類を用意する必要があります。紛失していた場合などは再発行に申請が必要なものもあるので、予め準備しておくことで売却がスムーズになります。 売却の際に必要な書類は以下のとおりです。 ・自動車検査証・自賠責保険証・自動車税納税証明書・実印・印鑑証明書・リサイクル券(預託済みの場合)・住民票(車検証の住所が異なる揚合、ただし2回以上転居されている場合は戸籍の附票等も必要になります。) やらない方がいい準備については、故障箇所の修理があります。仮に整備工場に修理を依頼してプラス査定が望める状態であっても、大金をつぎ込むのであればそのまま売却した方がよいでしょう。理由は、売却価格より修理費用の方が高くなる可能性があるからです。 まとめ ここまで、故障車を高く買い取ってもらう方法について、様々な角度から解説してきました。 故障車の中でも「外装に大きな傷もなく、走行に支障が出るような不具合もそれほどないが、さすがにそろそろ買い換えよう」と考えている人は比較的苦労が少ないかもしれません。一方で、「事故や経年劣化により走行に支障をきたすような故障をしてしまい、やむを得ず買い替えなければならない」という人は、この記事に書いてあることを実践する必要があります。 いずれの場合であっても、旧車王であれば親身に相談に乗ってくれるので、査定の申し込みを検討してみるのもよいかもしれません。 旧車を買い続けて20年以上!目利き鑑定士の納得買取なら旧車王https://www.qsha-oh.com/ [ライター/旧車王編集部]
改造車やカスタムカーは、売却の際に不利になるという話しを良く聞きます。しかし、果たしてそれは本当なのでしょうか? ここでは、改造車やカスタムカーの売却について解説しますが、カスタマイズは今や当たり前になりつつあります。つまり、改造車やカスタムカーの売却の方法さえわかれば、カスタマイズを思う存分楽しめるということです。 改造車、カスタムカーは買取時に不利になるのか 改造車は一般的に安い値段で買い取られてしまうという印象がもたれています。実際、自分好みにカスタムしすぎてしまった結果、売却時の買取価格が大幅に下がってしまったというケースが多々あります。しかし、改造車の査定金額が大幅にアップし、オリジナルコンディションに比べて倍近い金額になったという事例もあります。 ここでは、改造車、カスタムカーの種類や査定の依頼先について紹介します。また、高く売るコツについても解説しますので、参考にしてください。 改造車、カスタムカーの種類 ひとことに改造車といっても、その改造の方法は様々です。ここでは代表的な改造車である「ドレスアップカー」と「チューニングカー」について紹介します。 ドレスアップカー ドレスアップカーは、その言葉のとおり見た目を重視した改造車のことをいいますが、カスタムカーと呼ばれることもあります。基本的に見た目を重視したカスタムを行うため、エンジンは控えめなチューニングでも問題ありませんが、外装パーツがどのブランドなのかが査定額に大きく影響します。もちろん、ドレスアップというくらいなので、外装が綺麗なことが求められます。したがって、エアロパーツの割れやホイールのガリ傷は査定額を大きく下げる要因になります。 チューニングカー チューニングの本来の目的は、車の持つ本来のスペックを引き出すことです。しかし、実際には性能を向上させるためのパーツの交換や加工をチューニングと呼んでいます。つまり、速く走るための改造で、外観は二の次になります。とはいえ、買取の際はトータルバランスも求められるので、エンジンや足回りの改造箇所に加えて、エアロパーツやアルミホイールのデザインも大切な要素になります。そして、最も大切なことは、いかに良いコンディションが保たれているかということです。 改造車、カスタムカーを売るときは誰に頼めばいい? 改造車を買取してもらう方法としては、「専門業者」「個人間での売買」「ディーラー」などが挙げられます。ここでは、これらの3つの売却方法のメリットとデメリットと、売却の際の注意点を紹介します。 専門業者 専門業者は顧客の確保や販路がしっかりとできているため、高く買い取りしてもらえる可能性があります。また、改造車の買取に対する実績やノウハウを豊富に持っているため、パーツ一つ一つに対して評価することが可能です。しかし、選ぶ業者によって得意・不得意があるため、業者選びが難しいというデメリットがあります。 個人間での売買 オークションサイトなどの個人間での売買は、手数料がかかるというデメリットがありますが、自分の売りたい金額で売ることができるというメリットがあります。自分の売りたい金額で売れる主な理由は、中間マージンを大幅に省くことができるためですが、中古車には故障がつきものですので、トラブルに対応する能力を身につけておく必要があります。 ディーラー ディーラーは、ノーマル部品があり、なおかつノーマルに戻せる状態なら買い取りが可能です。ただし、次の車をその店舗で購入することが前提となります。したがって、基本的には改造車を売る場所としては適していませんが、同じメーカーの高年式の車両に関しては、他の売却方法よりもメリットを発揮することがあります。 改造車、カスタムカーを高く売るコツ 改造車を少しでも高く売却したいと考えるのであれば、ユーザー自身の工夫も必要になります。その一例として、純正パーツの準備が挙げられますが、車検に通らない可能性がある場合などは高価買取に繋がる材料のひとつになります。また、チューニングショップなどの請求明細書も大きな武器になります。特にチューニング箇所が多岐にわたる場合は、漏れなく査定スタッフに伝えられのはもちろんのこと、改造費がいくらかかったかの証明にすることもできます。 まとめ ここまで、改造車、カスタムカーの売却について様々な角度から解説してきました。 改造車やカスタムカーの売却は、多少のデメリットがあるものの、専門業者が最も強みを持っていることは明らかです。中でも旧車買取専門店の旧車王は、豊富な改造車の買取実績があるので、高価買取が期待できます。 改造車の売却に迷ったり、悩んだりしたときには、ぜひ旧車王への査定申し込みを検討してみてください。 [ライター/旧車王編集部]
旧車は憧れで買ってはみたのの、4~5年乗ると寿命を迎えるというケースも少なくありません。しかし、いざ売却するとなると、「旧車を高く買い取ってもらう方法がわからない」や、そもそも「どこに売ったらよいかわからない」など、何かと頭を悩ませることが多くあります。 ここでは、旧車王の買取事例を中心に旧車を高く売却する方法や業者選びのポイントを紹介します。 旧車でも売れるのか 旧車とは、生産終了から長い年月が経過したにもかかわらず、価値が残っている車のことをいいます。また、1980年代後半から2000年代前半にかけて生産されたモデルはネオクラシックカーと呼ばれることもあります。 どのような車に価値が残っているかといいますと、最もわかりやすい例がハコスカGT-Rなどの特別に高い性能を持ったスペシャルモデルです。このようなモデルは生産台数が少なく、当然のことながら希少価値が高くなります。もちろん、スポーツモデルの価格だけが高騰するわけではありませんが、一般的なモデルが旧車になり得るかどうかは紙一重なところがあります。 最近の傾向としては、テレビドラマや映画の影響による中古車価格の高騰が挙げられますが、劇中車に使われていた車両に関しては、ボディタイプにかかわらず軒並み高値で取り引きされています。 旧車は、海外やコレクターの間でも需要があります。特にここ数年は、アメリカ市場におけるネオクラシックカーの需要が急増しており、1990年代のスポーツモデルの海外流出が増加しています。 旧車の買取相場・事例 買取相場を知りたい場合は、専門店などが掲載している買取事例を見るのが一番の近道となります。ただし、必ずしもその金額で買い取ってもらえるとは限りません。特に旧車は、状態次第で大きく金額が変わるため、期待外れの査定額になることも珍しくありません。とはいえ、ひとつの目安になることには変わりなく、後はいかによいコンディションを保てるかが高価買取のポイントになります。 旧車王の買取事例は以下のとおりです。 ダットサンサニー 1200GL 査定時期:2021年5月 年式:1976年走行距離:77,000km買取金額:150万円 アンフィニ RX7 タイプR バサースト 査定時期:2021年5月 年式:1995年走行距離:141,700km買取金額:215万円 GX61 マークⅡ グランデ 査定時期:2021年5月 年式:1982年走行距離:105,300km買取金額:70万円 アルシオーネSVX 査定時期:2021年4月 年式:1996年走行距離:35,800km買取金額:150万円 レパード XSターボ 査定時期:2021年5月 年式:1990年走行距離:88,000km買取金額:80万円 上記のとおり、たとえ年式が古くなったとしても高額で売却できる可能性があることがわかります。因みに、最後のレパードは、人気テレビドラマの劇中車だったことが買取金額に大きく影響しています。 旧車を高く売る方法 旧車を高く売る方法、大きく分けて3つです 1つ目は、「専門業者」で、スポーツモデルや1970年代~1980年代のセダンや四駆モデルに強みを持っています。 2つ目は、「一括査定」で、比較的流通台数が多いスポーツモデルやセダン・ワゴンに強みを持っています。 3つ目は、「ネットオークション」で、基本的にどんな車種でも対応可能ですが、専門知識が必要になります。 以上のことから、希少車の買取は「専門業者」が強いことがわかります。さらに、旧車王であればメーカー・車種を問わず対応してくれます。一例としては、年代物の輸入車が挙げられますが、国産も輸入車も対応している「専門業者」はそうそうありません。 業者選びのポイント 旧車を高く売るためには、先程述べた3つの旧車を高く売る方法の特徴を理解した上で、買取業者を選定しなければなりません。特に大切なのは「一括査定業者」と「専門買取業者」の違いを理解することです。 まず「一括査定業者」は、一度の査定申し込みで何社もの見積を取ることが可能で、最も高い査定額が出たところに売却することができます。ただし、希少車に弱い傾向があり、再販の際のリスクを恐れて低く見積もるケースが多く見られます。 一方「専門買取業者」は、高い技術を持った専門の査定スタッフが査定を行い、基本的に一社のみがお客様のご自宅に伺います。したがって、「一括査定業者」に比べて丁寧な査定を受けることができ、本来高値がついたはずなのに安い価格で売ってしまったという事態を避けることができます。 まとめ ここまで、旧車を高く買い取ってもらう方法について、様々な角度から解説してきました。 旧車王は、本来の車の価値を見落とさないのはもちろんのこと、日々刻々と変わる買取相場を正確に読むことができます。さらに、スピード対応を売りにしているため、 市場価値が高い状態での再販が可能になり、買取金額という形でお客様に還元することができます。 ぜひ希望額での買取が実現した際には、比較的メンテナンス費用がかからない2000年代のスポーツモデルやSUVなども検討してみてください。 旧車を買い続けて20年以上!目利き鑑定士の納得買取なら旧車王https://www.qsha-oh.com/ [ライター/旧車王編集部]
昨今、90年代国産スポーツカーの価格が高騰していますが、シビック タイプR EK9も当然高騰しています。実際、弊社では21万キロ走行にも関わらず300万円で買い取りした事例もあります。20年落ち、21万キロ越えとは思えない金額です。なぜここまで高い金額で取引されるのでしょうか?理由を詳しく見ていきます。 シビック タイプR EK9スペックとそのすごさ そもそもタイプRのRはレーシングの頭文字から来ています。そのため、大前提として‘‘走り‘‘が悪いとタイプRは名乗れません。これは開発者側もユーザー側も共通認識になっています。だからこそ、決してその名前に恥じない走りができるように多くの技術がタイプRには詰め込まれています。つまり、ホンダの本気が垣間見えるモデルと言えるのです。 例えばEK9には、B16Bという自然吸気VTECエンジンが搭載されています。自然吸気エンジンにおいて排気量1,000ccあたり、100馬力あれば高性能といわれているなか、このエンジンは当時としては世界最高峰であるリッター当たり116psを叩き出しました。 ホンダはその性能を達成するため、ベースのB16Aエンジンから型式が変わってしまうほど、多くの技術を詰め込みB16Bエンジンを作りあげました。変更点は、熟練職人の手作業によるポート研磨やバルブ類の強化、コンロッドの軽量化、吸排気の流入量を上げるためのチューニングなど多数に及びます。また数値に表れにくい、澄み渡る甲高いサウンドや、気持ちよく高回転まで回るといった官能性の部分にもさらに手を加えました。 さらに走行性能においては、サーキットを走りこむことによってタイプR専用のエアロパーツや足回りを開発しました。そのおかげで走行性能を大幅に上げることができ、結果としてFF車は曲がらないという常識を覆すほど、よく曲がる車に仕上げられました。 EK9にも搭載されたVTECエンジンの仕組みをおさらい VTECとはパワーと環境性能を両立させるための技術のことです。正式名称を「バリアブル (V) バルブタイミング (T) アンドリフト・エレクトリック (E) コントロール (C) システム」と言います。 車は空気をどれだけ多く吸い込めるかがパワーアップの重要なポイントになります。そして、その空気はバルブという部品の隙間から燃焼室に入っていきます。つまりバルブの開く量を変えることで、パワーなどに直結する空気の吸気量を変えることができるということです。そこでVTECは、エンジン回転数に応じて大きさの異なるカムシャフト(リフト量)と油圧ピンで低回転用と高回転用が切り替わるロッカーアームを動かすことにしました。 これは、回転数が低い時は、そこまでパワーを求めていないのでバルブを閉じ目にします。逆に高回転まで回している時はパワーを求めているので、バルブを開きます。したがって、回転数が上がると、VTECの切り替えポイントがあるのです。このポイント(回転数)を超えると、俗に言う「ンバァァァ」という表現をされるエンジンサウンドになります。 VTECエンジンが登場した1980年代半ばとしては、このエンジンはとても革新的でした。実際、VTECエンジン登場後には同様の可変バルブタイミングエンジンが他メーカーでもさらに開発されていきました。その結果、現在では多くのメーカー、車種に搭載されています。その状況をみると、VTECが可変バルブタイミングエンジンの草分け的存在だったといえるでしょう。そんな技術の結晶ともいえるVTECエンジンの最高峰のひとつが、タイプRに搭載されたB16Bなのです。 シビック タイプR EK9がなぜ人気か そして現在のリセール状況について 近年、80~90年代のネオクラシック国産スポーツカーが高騰していることは皆さんも記憶に新しいのではないでしょうか。現代の車にはない、デザインや性能、雰囲気が人気の理由です。もちろん、EK9も例外ではありません。実際に旧車王ではサンライトイエロー、21万キロ走行のEK9を300万円で買取した事例があります。このように、現在EK9は非常に高い買取額が期待できます。 現行シビックタイプRは、ついにターボを採用しました。ターボを採用したことで、これまでよりも更なるパワーを得ることができました。しかし、従来の自然吸気VTECがもつ最大の醍醐味であるエンジンを高回転まで回すことや、甲高いサウンドという楽しみは大幅に薄れました。また、EK9は車体のサイズも扱いやすく、車重もとても軽量です。大きく、重くなった現行車にはない、軽快さがEK9にはあります。しかし様々な規制から、B16BのようなエンジンやEK9の車両サイズでの再販は不可能と考えられます。 しかし、裏を返せば、それだけEK9の価値は高まるばかりだということです。もう二度とEK9は作られないということは、EK9の台数がこれ以上増えることはありません。むしろ減っていく一方です。需要があるのに、供給は減る一方なのです。すると経済学の理論通り当然、価値はどんどんあがっていきます。また、EK9は右ハンドル仕様しか生産されませんでした。よって北米には正規輸出されていません。そのため25年ルール(アメリカでは25年経過した車は輸入規制が大幅に緩和される)が適用される来年2022年には今以上に取り引きが活発になるかもしれません。 スポーツカーを売るのに旧車王がおすすめの理由 歴代のシビックタイプRの中で、EK9は一番人気の高いモデルです。人気車種がゆえ、買取に関する情報が多すぎて、どこに査定を出せばよいか迷っていらっしゃる方も多いかもしれません。 旧車王ならEK9に特化したスタッフがしっかりと査定を行います。EK9は製造終了から20年以上経過しました。今もお乗りのあなたは、きっとEK9に大きな愛情をもっているはずです。そんなあなたの愛情のこもったEK9をぜひ一度見せていただけませんか。必ずや他店に負けない、高価買取を実現してみせます。 旧車を買い続けて20年以上!目利き鑑定士の納得買取なら旧車王https://www.qsha-oh.com/ [ライター/旧車王編集部]
故人が所有していた車は、残された家族が相続するのが一般的です。しかし、中には故人が多額の負債を抱えているなど、相続そのものを拒否したい場合もあるでしょう。ただし、この場合その車の名義は故人のまま残ってしまい、処分方法を間違えると相続放棄できなくなってしまう可能性があります。 そこで、この記事は、相続人全員が相続を拒否し、相続人がいない車を処分する方法について解説していきます。 車は持ち主が亡くなっていても勝手に処分できない 車は衣服や電化製品などと違い、法律で所有権が保証された“財産”だということです。そのため、例えその車の持ち主が亡くなったとしても、勝手に売却したり廃車にすることはできません。 もしあなたが故人の財産を相続する権利を持っているなら、必要書類を揃えたうえで名義変更の手続きを行い、車の所有者を変更します。軽自動車、登録車(普通車)問わず、その車に関わる手続きを行う権利を持っているのは所有者だけ。そのため、名義を変更したうえで売却や廃車を行いましょう。 車の所有者が亡くなった場合の名義変更で必要になる書類について、詳しく知りたい方は「これで解決!車の所有者が死亡した場合の名義変更」をご覧ください。 相続したくない=財産放棄をする場合の対処方法 車が法律で所有権が保証された財産である以上、前提としてその車は相続の対象となります。通常は家族である相続人で話し合い、誰が相続するのか、また、相続後どう処分するのかを決めるというのが一般的です。しかし、その車のローンが残っている場合や、車以外に負債(借金)があり、相続そのものを放棄するということもあるでしょう。 以下より、車を財産として相続しない場合の対処方法について、様々なケースごとに解説していきます。 ケース1:車が古く廃車にしたい 長年故人が所有していた車であっても、もう何年も使っていない、または古すぎてまともに使えないなど、廃車にするしかない場合もあると思います。この場合、車に本当に価値がなければ処分しても問題ありません。しかし、実は値段が付く車だったということが後から発覚した場合は裁判所から指摘を受ける可能性があります。 なぜなら、財産的価値のある車を勝手に処分してしまうと、単純承認したものとみなされてしまい、財産放棄をしなかった事になってしまう可能性があるためです。そうならないようにするためには、その車が財産として価値がないことを証明しなければなりません。 車の価値を判断する方法として有効なのは、査定を受けることです。一般的に査定額が0(ゼロ)の車は財産的価値がないと判断されますので、査定額を証明できる書類はしっかり保管しておきましょう。 ケース2:財産的価値はあるが相続したくない ローンの残債もなく、その車が故人の所有物である場合、相続放棄するためには、まず、車を含めすべての財産を放棄する手続きを行う必要があります。相続放棄の手続きは、故人(被相続人)の死亡から3か月以内に、被相続人の最後の住所地を管轄する家庭裁判所へ申告します。 相続放棄とは、その名のとおり相続することを拒否することです。相続放棄が裁判所に認められた後は、相続人としての地位そのものがなくなり、法的に相続人として扱われることはなくなります。また、相続放棄によって、マイナスの財産(負債)だけでなく、プラスの財産もすべて放棄することになります。 つまり、仮に故人に負債があった場合でも、その借金を肩代わりする必要がなく、車を相続人が処分する必要もありません。 ただし、繰り返しになりますが、勝手に車を処分してしまうと、すべての財産放棄が認められなくなるため、誤って処分してしまわないよう注意しましょう。 まとめ 故人が大切にしていた車の場合、可能なら遺品として保管しておきたい気持ちになるかもしれません。しかし、車は走行していなくても税金が掛かります。また、負債などの問題で一切の財産を相続したくない場合もあるでしょう。 相続する家族が複数人いる場合は、故人の車をどう処分するのが良いのかしっかりと話し合い、ケースに応じた手続きや処分方法を選ぶことが大切です。 [ライター/増田真吾]
「車を手放したい」と考えた時に「手放す方法」について悩むことは多いでしょう。 ただ手放すだけでも、次に新しい車に乗り換える場合でも、買取価格は高いほうが良いですし、面倒な作業はしたくないものです。 車自体が大きな買い物ですから、手放す時も悩んで当然。今回は、「車の買取・査定」を中心に、おすすめの方法を紹介していきます。 中古車買取にはどんなやり方があるのか? 車の買取には大きく分けて4つの方法があります。 それぞれにメリット・デメリットがあるため、「自分に合っている方法」「売りたい車に合っている方法」を選ぶことが大切です。 詳しく紹介していきます。 ディーラー下取り 車を買い替える場合に選ぶことが多いのが「ディーラー下取り」です。 ディーラーでは買取だけを行うことはなく、次に新しい車を買う場合に、今乗っている車を下取りに出す形になります。 また、新しい車の購入と今乗っている車の買取が同時にできるため、手間も少なく済むでしょう。 10年落ち以内の新しい車に向いている ディーラー下取りを利用する場合のポイントは「10年落ち以内」です。 比較的新しい車であれば、ディーラーも自社の系列で販売することが可能なため、値段がつきやすくなるでしょう。 高額買取の秘訣は、同じメーカーのディーラーで売ること 売りたい車のメーカーと違うディーラーでも下取りは可能ですが、買取価格には少なからず影響が出るでしょう。 ほとんどのディーラーは自社の中古車販売の店舗を持っているため、自社の車であれば、そのまま系列店舗で販売が可能です。 自社系列で販売するため、余分な経費がかからないため、その分を下取り価格に上乗せすることができます。 しかし、他社メーカーの車であれば、オークションなどへ売りに出すことになるため、必要経費がかかる分、下取り金額も抑えるしかありません。 次に乗りたい車が別のメーカーであれば仕方ありませんが、下取りは「同じメーカーのディーラー」にすることが、下取り価格を高くする秘訣です。 大手買取店 大手の買取店は中古車の買取を専門に行っており、自社で中古車の販売もしていることがほとんどです。 ディーラー下取りとは違い、「車の買取のみ」に対応しているため、「新しい車を買う予定はないけど、車を手放したい」という場合に有効な買取方法になります。 大手買取店も、比較的新しい車に強い 大手買取店も自社で中古車の販売やオートオークションへの出品を行うため、売りやすい車に良い値段をつけます。 中古車市場でも人気のある車であれば買い取っても、すぐに売れる可能性が高いため、古い車よりも、万人受けする新しい車のほうが査定額は高くなる傾向と言えるでしょう。 ディーラーよりも高く売れる傾向にある 一般的にディーラーの下取りよりも、買取店のほうが高く売れる傾向にあります。 大手の買取専門店は中古車市場に精通している分、販売ルートが多く査定項目も細かくなっています。 車種によっては純正オプションの金額も上乗せになることから、ディーラーよりも高い査定額になることがあります。 車の知識というより営業力で買うため、無理な営業も多い 大手買取店は自社で車種ごとの平均価格を設けています。 平均価格から車の状態次第で査定額を決めていくことがほとんどでしょう。 そのため、車の知識を持って買取金額を決めていることは少なく、その車の上限額以内で買取をすることになります。 買取店もできるだけ低い金額で買い取ったほうが利益は大きくなるため、営業力で買取を行うと思っておいたほうが良いでしょう。 一括査定 最近ではインターネットでよく見かけるようになったのが「一括査定」です。 今までのように、何社も買取店を回る必要がなくなった便利なサービスです。 様々な買取店に一括で査定申し込みができる 売りたい車の情報を記載するだけで、数十社以上に同時査定を申し込むことができるため、とても便利なサービスと言えます。 特に車を査定に持って行くような時間がない場合には簡単に自分の車の相場を知ることができるでしょう。 しつこい営業電話が鳴り止まない 一括査定で多くの人が困っているのが「営業電話」です。 一括査定に申し込んでいる以上、買取をしたい買取店から営業電話がかかってくることは当然ですが、査定を申し込んでから、しばらくは電話が鳴り続けるという覚悟は必要でしょう。 ネットオークション 今では誰でもインターネットが使える時代になったため、車をネットオークションで売る人もいます。 面倒な作業もあるため、人によって向き不向きがある方法になります。 中間マージンがないため、高い値段で売れる ディーラーや買取店であれば、当然、自社の利益や経費が必要になるため、買取価格には限界があります。 しかし、ネットオークションであれば全て自分で行うため、第三者に中間マージンを取られる必要がありません。 ただし、その分、自分で行わなければいけない作業が多いことを理解しておきましょう。 売れるまでに時間がかかることも 需要の高い車種であれば出品してから、すぐに売れることもあります。 しかし、適正な価格設定ではなかったり、同じ車種で他に程度の良い車が多ければ中々売れないという可能性もあるでしょう。 ジャンルごとの買取専門店 ディーラーや大手買取店とは違った買取専門店があります。 例えば、4WD・スポーツカー・クラシックカー・旧車といった車の中でも特殊なジャンルを取り扱っています。 旧車買取専門店 旧車は車種によっては高い金額で取引されることもありますが、有名でなければ廃車という選択を取る買取店が多いでしょう。 しかし、旧車を得意としている買取店であれば、一般的な買取店よりも知識が多く、旧車の価値を理解しているため、値段がつくことがあります。 古い車に詳しいので、他社ではタダの車も、値段がつくことがある 古い車に詳しい分、ディーラーや大手の買取店でタダだったような車でも値段がつくことがあります。 旧車の中には一般的には価値がなくても、一部のマニアからは評価を得ている車種があります。 旧車の買取専門店であれば、旧車に詳しく、一部のニーズでも把握しているため、ディーラーや買取店では値段がつかなかった車でも値段がつく場合があるでしょう。 ネットオークションに比べてスピーディでノーリスク 人気のある旧車であればネットオークションでも高額で落札される可能性があります。 しかし、旧車であれば、あとあとのクレームに繋がる可能性も高く、リスクがあるでしょう。 旧車買取専門店であれば、高い買取金額だけではなく、トラブルなどのリスクも減り、取引もスピーディに終わることになります。 大手のような強引な営業がこない 大手買取店では車の知識で買取をするのではなく、営業力で買取を行っています。 高く売れる車であれば、折り合いがつかなくても中々帰らせてもらえない強引な営業を受けることもあるでしょう。 旧車買取専門店は旧車に詳しい分、無理な金額での提示がなく、あくまで車の価値をもとにする買取になります。 営業電話がしつこくない 一括査定などであれば、営業電話に悩まされることもありますが、旧車買取専門店では、あくまで営業力ではなく、査定士の知識で査定をしています。 オーナーが納得できていないのに無理に営業電話で買い取ろうということがありません。 まとめ 今回は「車の買取・査定」について紹介していきました。 車は大きな買い物なので、売るときには納得して売りたいものです。 旧車王では、ネオクラシックカーや旧車の買取を専門としているため、一般的な買取店よりも高く、質の良い買取が可能になっています。 車の買取で悩んでいる場合は一度、旧車王も選択の1つに入れてみてください。 [ライター/旧車王編集部]
日本車は海外での人気が高いというのは誰でも一度は聞いたことがあるでしょう。今乗っている車も日本では価値がなく、買取価格も低いという場合には「人気がある海外に輸出してみよう」と考える人がいるかもしれません。 しかし、車の輸出は簡単ではなく、個人で行うにはハードルの高いものになっています。ここでは海外で日本車人気の理由と輸出が大変な理由を解説していきます。 海外で日本車人気の理由 当たり前のように海外で日本車が人気というイメージがありますが、主な人気の理由は「壊れにくい」「安い」の2つでしょう。「なぜ日本車が人気なのか」を詳しく解説していきます。 壊れにくい 日本では2年(初回3年)に1回の車検が義務付けられています。定期的なメンテナンスを行うことで重大な故障になる前に修理されるため、各部品が大きく破損することもなく、消耗品も定期的に交換されています。 極端に破損する前にメンテナンスされるため、車が良い状態で保たれていることで「壊れにくい車」になっていると言えるでしょう。 日本の道路事情が良いから 日本の道路は世界で見てもトップクラスに整備されています。道路事情が良い分、車にかかる負担も少なく、足回りなどの重要な部品が破損なく保たれています。 足回りが破損してしまっては修理をしても多少のガタは残ってしまいます。綺麗な道路で走っている日本車だからこそ、中古車でも品質が保たれ、長く乗れる要因の1つになっていると言えるでしょう。 外装も綺麗に保たれている 日本人は世界で見ても物を大切にする人が多い国です。車も同じで、定期的に洗車をしたり、傷もつかないように気をつけています。海外では車を実用の道具と考えていて、傷や汚れを気にしていないユーザーが少なくありません。 日本車は乗っているユーザーが車を大切にしている分、古くなっても外装が綺麗に保たれ、海外でも評価される1つの要因になっています。 価格が安い 日本国内では車に対して10年10万㎞という言葉が根付いています。これは、車の寿命や価値の基本になっていますが、納車から10年か走行距離が10万㎞を超えた車は寿命で市場価値がなくなるという意味を持っています。 実際には、しっかりとメンテナンスをしていれば、まだまだ乗れる車でも、車としての価値はなくなってしまい、低い金額での買取か廃車になってしまうでしょう。 しかし、海外で見れば、まだまだ乗れる状態にあるため、日本国内では値段のつかない車にも値段が付くことになります。日本で値段がつかない分、安く仕入れることができ、海外での販売価格も安くなるため、10年10万㎞を超えた車でも重要があると言えるでしょう。 古い車種は部品取りに使うことも 例えば、エンジンや足回りなど、走行が不可能な車でも車種によっては海外で部品取りとして買い取られることがあります。 ボディパーツや内装のパーツなど、海外では新品のパーツを取り寄せるよりも使える中古部品を使うことが多いため、日本で廃車になった車にも需要があります。 個人の輸出は簡単ではない 日本車は海外で人気があるということが分かりましたが、そうなると「自分が乗っている車も海外に輸出したほうが高く売れるのでは」と考えると思います。 車種によっては日本国内よりも高く売れるでしょう。しかし、個人で輸出となれば国内で車を売るように簡単にはいきません。 主に輸出が簡単ではない理由を3つ解説していきます。 古物商許可証が必要 これは各都道府県が発行しているものになりますが、中古車を輸出する際には絶対に必要になる許可証です。古物商許可証を取得せずに輸出を行なった場合には法律に違反することになるため十分に注意が必要です。 古物商許可証自体は警察署で発行してもらえるため、難しい手続きは必要ありません。しかし、所有している中古車を販売するためだけに取得するのは少し面倒にも感じるでしょう。 必要書類が多い 次に必要書類ですが、日本からの輸出用と販売先の輸入用に分かれます。輸出ができても輸入側の国で必要になる書類は別に必要な場合もあります。 ・インボイス・パッキングリスト・船荷証券・輸出抹消登録証明書・船積前検査証明書 輸出には最低でもこの5つの書類が必要になりますが、輸出先の国によってはさらに必要な書類が増えることもありえます。あくまで輸出用は日本で定めている書類になりますが、輸入用の書類は国ごとに違う場合もあるため、輸出先のバイヤーに確認を取る必要があります。 バイヤーを見つける必要がある 国内で買取を依頼する場合には買取専門店に査定と買取をしてもらえば、全てが完了します。しかし、輸出する場合には個人でも買取店でも、車を買ってくれる人を自分で一から探す必要があるため、それなりの英語力や時間をかけることになるでしょう。 また、バイヤーを見つけた後も金額の調整や支払い時期など、バイヤーと調整すべき事は多くあります。 買取専門店を利用する 海外への輸出は「高く売れる」というイメージだけが先行していますが、個人で行うには難しい事も多く、簡単にはいきません。しかし、日本国内でも古い車の価値を分かっている買取専門店であれば、海外へ輸出するよりも高く買い取ってもらえる場合があります。 特に旧車王では旧車やクラシックカーの買取を得意としているため、値段がつかず、国内での販売を諦めていた場合でも、海外へ輸出する前に候補の1つに入れてみてください。 まとめ 日本車は海外で人気があり、輸出すれば国内よりも高く売れる可能性があります。日本には買取専門店も数多くありますが、基本的に古い車の買取価格は低かったり、値段がつかない事もあるため、人気のある海外へ輸出した方が高く売れると考えることもあると思います。 しかし、個人での海外輸出は決して簡単なものではなく、必要な許可証や書類も多く、費用対効果としては見合っていない事も多いでしょう。日本国内でも古い車の価値を分かっている買取店であれば、輸出するよりも高い査定額がついたり、同じような金額でも輸出の手間やリスクを考えれば得をする可能性もあるでしょう。 旧車王は旧車を得意としているからこそ、他の買取店とは違う査定額になる場合があります。輸出をする前に旧車王に無料査定を依頼してみてはいかがでしょうか。 [ライター/旧車王編集部]