雪道でスタックしたときどうすればいい?対策や対処法を紹介

目次
1.スタックとは 2.スタックする原因 3.スタックしたときの対処法 4.雪道でスタックしないための対策 5.雪道でのスタックに備えて車に積んでおきたいもの 6.まとめ

雪道を走行しているときに車がスタックすると、焦って適切な対処ができない場合があります。雪道で車がスタックしたときは、どのように対処すればよいのでしょうか。この記事では、車がスタックする原因や対処法などを紹介します。

スタックとは

スタックとは、雪や泥のぬかるみなどにタイヤがはまり、タイヤが空回りして車が進まなくなることです。

車がスタックすると立ち往生してしまうため、渋滞や事故の原因となります。そのため、車がスタックしたときは、いち早く脱出することがポイントです。

しかし、適切に対処しなければ、さらに深みにハマり身動きが取れなくなることがあります。

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スタックする原因

スタックする原因は、主に次の2つです。

・タイヤと路面の摩擦力が失われ、駆動力が路面に伝わらなくなることで空回りしてしまう
・タイヤが路面に接地しないことで発生する

スタックしたときの対処法

車がスタックしたら、どのように対処すればよいのでしょうか。ここからは、スタックの状況別に正しい対処法を紹介します。

スリップしたときは足場を固める

タイヤがスリップしたときは、路面とのグリップを回復させることがポイントです。タイヤのグリップを回復させる方法は、主に次の6つです。

・車を小刻みに前後に動かして路面の雪を踏み固める
・チェーンを巻く
・緊急脱出用のヘルパー(樹脂製の板)や布などを敷き、ゆっくりとアクセルを踏む
・同乗者や周囲の人に車を押してもらう
・タイヤの空気を少し抜いて路面との接地面を増やす(脱出後は空気圧を適正に戻す)
・タイヤの下と周辺に砂をまいて脱出する

新雪に埋もれたときは雪を固める

降ったばかりのふわふわとした新雪の場合は、スリップしたときと同様に、タイヤを路面にしっかりとグリップさせることがポイントです。新雪に埋もれたときは、次の方法で脱出を試みましょう。

・車を小刻みに前後に動かして雪を踏み固める
・タイヤ前後の雪を取り除いたり踏み固めたりする

雪の塊に乗り上げたときは雪を除去する

雪の塊に車を乗り上げてしまったときは、タイヤと路面が接地するよう雪を取り除くことがポイントです。

雪を除去するときは、少しずつ雪を崩していきましょう。タイヤが路面に接地するまで雪を取り除いたら、車を動かし脱出します。もし、雪を取り除いたのに脱出できないときは、振子のように車を小刻みに前後に動かして脱出できるか試してみるとよいでしょう。

脱輪したときは無理せずロードサービスを呼ぶ

脱輪したときは無理に自分で動かそうとせず、ロードサービスに救援を依頼しましょう。

前輪駆動(FF)車で軽度の脱輪であれば、脱出したい方向にハンドルを切ってアクセルを強く踏むと脱出できる場合があります。ただし、アクセルを強く踏むため、勢いよく車が飛び出してさらなる事故に発展しかねません

そのため、運転に自信がない場合はロードサービスを呼んで救援してもらいましょう。

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雪道でスタックしないための対策

雪道でスタックしないためには、どのような運転を心がければよいのでしょうか。ここからは、スタックしないための対策を紹介します。

急ブレーキ・急発進を避ける

雪道では、急ブレーキ・急発進・急ハンドルといった急な操作を避けましょう。

急な操作は、雪道ではない道路でも危険ですが、雪道の場合はさらにリスクが高くなり、スリップしたり、止まれなくなったりします

車間距離をしっかりとる

雪道では、車間距離を長めにとっておきましょう。

雪道では、タイヤと路面が接地していても、摩擦力が低いため止まりにくくなります。前の車に追突したり、スリップしたりしないためにも、車間距離を長めにとっておきましょう。

ロービームとフォグライトを使う

夜間の雪道では、ヘッドライトをロービーム(下向き)にしましょう。ハイビーム(上向き)にすると、光が雪に反射して前方が見づらくなってしまいます

また、フォグランプを点灯させて目の前の状況をしっかり把握したり、周囲の車に自車の存在をアピールしたりするのも有効な手段です。

轍から少しずれたところを走行する

轍(車が通った道に残っている跡)から少しズレたところを走行するのも効果的です。

轍は、すでに雪が踏み固まり、氷(アイスバーン)になっていることも珍しくありません。氷は、雪より滑りやすくグリップしにくいため、凍っていない部分を通ることでスタックのリスクを軽減できます

雪道でのスタックに備えて車に積んでおきたいもの

雪道でスタックするかどうかは、その場の状況によって異なります。

車がスタックしたときに立ち往生しないためにも、雪道を走るときに備えておきたいアイテムを紹介します。

・スコップ(雪の掻き出しに使う)
・チェーン(スタッドレスタイヤを履いていてもチェーンを着けなければならないことがある)
・牽引用ロープ(スタックや脱輪などのときに使う)
・緊急脱出用のヘルパーや毛布・砂などの脱出用具(スタック時に使う)

このようなアイテムを用意しておくと、雪道でスタックしたときに適切に対処できるでしょう。

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まとめ

雪道では、身動きが取れなくなる「スタック」が発生する可能性があります。

もし、車がスタックしたときは、いち早く脱出することがポイントです。ただし、スタックから脱出するためには、状況に応じて適切な方法をとらなければなりません。

状況に応じた適切な対処をするためにも、スタックの原因や対処法を覚えておくとよいでしょう。

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