レトロな車のおすすめは?特徴や選び方・探し方まで詳しく解説

目次
1.レトロな車の魅力 2.レトロな車の選び方 3.おすすめのレトロな車6選 4.レトロな車はどこで探せばいい?

レトロな車を街中で見かけると自分も乗ってみたいと思う人も多いでしょう。かわいくおしゃれで、クラシックなデザインが逆に新鮮に映るのがレトロな車の特徴です。今回は、レトロな車の魅力や選び方、おすすめのレトロな車6選について解説します。レトロな車の購入を検討中の方は参考にしてください。

レトロな車の魅力

レトロな車の魅力は、量産車にはない個性や独特なフォルムにあります。内外装のクラシックなデザインや強い存在感は、乗るだけで非日常な気持ちへと誘ってくれます。また、限定生産の車も多く、他の車とは一風変わった特別感を持つことができます。レトロな車のオーナーが強い愛着を持ち、長年に渡って所有する人が多いのはそのためです。

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レトロな車の選び方

レトロな車の選び方について詳しく解説します。

ランニングコスト

レトロな車のランニングコストは、古い車であるほど高い傾向にあります。故障したときに部品の流通量が少なく修理費用もかさんでしまうこともあり、年式に応じて自動車税も高くなります。しかし、古い車ばかりがレトロな車ではなく中には新車で購入できるものもあるため、車種の選択次第でランニングコストは大きく異なるでしょう。

デザイン

レトロな車のデザインは、一般的にはクラシックカーをイメージして作られた丸基調の車です。丸いヘッドライトにメッキパーツが多用されたやわらかい曲線の外観と、ウッド調で丸い計器類の内装が特徴といえるでしょう。しかし、明確な定義は存在していないこともあり、昔のアメリカのビッグセダンスタイルこそがレトロな車と考える人もいます。共通しているのはメッキやウッドを多用している点でしょう。

乗りやすさ

レトロな車の乗りやすさは、車種によって大きく異なります。最新のモデルをベースとした新車であれば、乗りやすさにストレスを感じることはないでしょう。しかし、古い年式の車の場合、シートのクッション性が損なわれていたりエンジンが非力でパワーステアリングやパワーウィンドウといった装備がない車もあります。

価格

レトロな車の価格は、車種によって数十万円から数百万円と大きく幅があります。数量限定生産で販売された車の場合、プレミアがついて現在では一千万円を超える車種も存在するため予算を決めて選択するとよいでしょう。完全受注生産でも200〜300万円台で購入できる新車もあるため、同クラスの新車を購入するときの選択肢の1つとしてもよいのではないでしょうか。

おすすめのレトロな車6選

続いて、おすすめのレトロな車を6つ紹介します。

日産 パオ

日産 パオは、1989〜1991年に日産が期間限定で販売したコンパクトハッチバックです。約3ヶ月で5万台以上の受注があり、納車には1年半以上かかることもあるほど人気でした。K10型 マーチをベースにしながらも、ボディ外板には熱加堕性樹脂や熱硬化性樹脂など日本初採用となる技術が採用されたことでも話題です。

丸基調の計器類に細いレバーやステアリングのインテリア、服飾ブランドのバナナ・リパブリックのコンセプトを反映させた個性的な外観デザインは異彩を放ち多くの人を魅了しました。車名のパオは中国語の包が由来で、モンゴルの遊牧民が暮らすゲルを意味しています。

基本スペック
新車価格 122~135万円(税別)
サイズ 全長3740mm 全幅1570mm 全高1475~1480mm
乗車定員 5名
エンジン 1.0ℓ 直4 OHC

日産 フィガロ

日産 フィガロは、1991〜1992年に日産が発売したオープンカーです。あまりの人気に当初8000台であった販売台数は2万台に引き上げられ、日本限定販売にも関わらずイギリスでも大人気となりました。手動開閉のオープントップや本革シートに加え、クラシックデザインの内外装は今でも多くの愛好家たちを魅了しています。

基本スペック
新車価格 187万円(税別)
サイズ 全長3740mm 全幅1630mm 全高1365mm
乗車定員 4名
エンジン 1.0ℓ 直4 SOHCターボ

ダイハツ ミラジーノ L700S

ダイハツ ミラジーノ L700Sは、1999〜2004年に販売されたダイハツの軽自動車です。L700Sはミラ・クラシックの後継車として5代目ミラに設定されたグレードで、ミラ・ジーノの中古車専門店ができるほど人気を得ています。ウッドステアリングやウッド調パネル、専用シートが装備されターボ使用には5MTも設定されていることから幅広い層に人気です。

基本スペック
新車価格 91~138万円(税込)
サイズ 全長3395mm 全幅1475mm 全高1425mm
乗車定員 4名
エンジン 0.6ℓ 直3 DOHC、0.6ℓ 直3 DOHCターボ
※新車価格は最終型の価格

光岡自動車 レイ

光岡自動車は、従来の自動車メーカーとは異なり日本の自動車メーカーの車を改造して新しいコンセプトの新車を販売しています。国からの認可を受けた国内10番目の国産自動車メーカーで、輸入車や中古車の販売を行うBUBUグループも経営している車の専門商社です。

光岡自動車 レイは、1996〜2004年に光岡自動車が数量限定もしくは完全受注生産で販売した軽自動車です。初代はマツダ キャロル、2代目はマツダ キャロル(スズキ アルトOEM)、3代目はダイハツ ミラジーノをベースに作られ、メッキパーツが多用されたクラシカルなデザインに改造されています。
※基本スペックは各ベース車両に準じます

光岡自動車 ビュート

光岡自動車 ビュートは、1993年から光岡自動車が販売したパイクカーです。イギリスのジャガー Mk2をモチーフにしたクラッシックスタイルのハンドメイド車両で、現在は3代目が新車販売(ベース車両のマーチ生産終了に伴い、完売次第中古車ベースでの生産に移行)されています。

初代はK11型 マーチをベースにセダン、ハッチバック、オープンの3タイプ、2代目はK12型 マーチをベースにセダン、3代目はK13型 マーチをベースにセダンとハッチバックがラインナップされており、累計販売台数は30年間で13000台です。

基本スペック(3代目セダン)
新車価格 289~349万円(税込)
サイズ 全長4515mm 全幅1680mm 全高1550mm
乗車定員 5名
エンジン 1.2ℓ 直3 DOHC

BMW MINI R56

BMW MINI R56は、日本で2007〜2014年にBMWから販売された2代目MINIです。BMW MINI R56は、先代モデルに比べるとトラブルが少なく、2007年2月からはBMW製(BMWとフランスのPSAグループ共同開発)エンジンが初めて実装されました。

内外装ともにクラシカルなデザインで、タイヤを車体の四隅に配置したゴーカートのような乗り味が魅力です。また、カスタムパーツも豊富にあり中古車価格もお手頃なため、選びやすいと言えるでしょう。

基本スペック
新車価格 220~403万円(税込)
サイズ 全長3700mm 全幅1685mm 全高1430mm
乗車定員 5名
エンジン 1.4ℓ 直4 DOHC、1.6ℓ 直4 DOHC、1.6ℓ 直4 DOHCターボ、1.6ℓ 直4 ディーゼルターボ

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レトロな車はどこで探せばいい?

レトロな車は、車種によって探し方が異なります。現在でも新車で販売されている光岡自動車 ビュートは直営店や販売特約店に問い合わせましょう。それ以外の車については専門店や中古車販売店、インターネットで在庫車両を探せます。車によっては年式が古くなることもあるため、必ず実車の状態を見て検討するようにしましょう。

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