R35 GT-R 前期・後期の違いとは?デザインや機能などの違いを解説

目次
1.R35 GT-Rの前期・後期の分類 2.R35 GT-Rの前期・後期の違い 3.R35 GT-Rの前期・後期の選び方

2007年にデビューしたR35 GT-Rは、モデルイヤー制によって毎年進化を続けている車輌です。長きにわたる歴史の中でも前期型と後期型では、さまざまな点に違いがあります。今回は、R35 GT-Rの時期ごとの違いについて解説します。

R35 GT-Rの前期・後期の分類

R35 GT-Rの前期・後期の分類方法は、メディアやジャーナリストなどによって異なります

2007年から続くR35 GT-Rの歴史の中で大きな転機となった出来事のひとつに開発責任者が変わったことが挙げられるでしょう。開発責任者は、基本設計や開発から2013年モデルまでが水野和敏氏、2014年モデルからは田村宏志氏となっています。

前期

R35 GT-Rの基本設計・デザイン・開発など全責任を一任され「日産 GT-R」をデビューさせたのは水野和敏氏です。

ニュルブルクリンク北コースでのタイム計測や走行テストなどを実施し、世界に通じるマルチパフォーマンススーパーカーをゼロから作り上げました。R35 GT-Rの生みの親である水野和敏氏は、PM(プレミアム・ミッドシップ)パッケージや3.8L V型6気筒ツインターボエンジン(VR38DETT)など、現在のGT-Rにも受け継がれている基本設計を手がけた天才エンジニアと言われる人物です。

水野和敏氏が携わったR35 GT-Rは、2013年モデルまでとなっています。

後期

水野和敏氏からR35 GT-Rの開発を受け継いだのは田村宏志氏です。田村宏志氏は、2014年モデル以降のR35 GT-Rの開発を手がけています。

2014年モデルからは、グランドツーリング性能を重視したGT-Rとなりました。また、サーキット走行や走りそのものを楽しめるNISMOをラインナップしたことも注目すべきポイントです。

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R35 GT-Rの前期・後期の違い

R35 GT-Rは、デビューから基本的なパッケージやエンジン型式などを変更することなく、モデルイヤーやマイナーチェンジを通じて、性能向上やバリエーションの変更などをしてきました。ここからは、前期と後期の違いについて深掘りしていきます。

デザイン

エクステリアやインテリアのデザインは、デビュー当時から基本的に変わっていません。ただし、ヘッドライト内のポジショニングランプ、バンパー形状、リアウィングなどのディテールに違いがあります。

特に大きく変わったのは、2014年モデルと2017年モデルと2024年モデルです。

2014年モデルでは、ヘッドライト内のポジショニングランプに稲妻のようなラインが入れられました。また、2017年モデルでは、フロントバンパーのデザインを変更しワイド感と安定感を演出する造形が取り入れられています。

2024年モデルでは、フロントバンパーやLEDデイライトのデザイン、リアウィングの形状が変更されました。

馬力

エンジンの出力は、2007年の販売開始当初は480馬力でしたが、モデルイヤーやマイナーチェンジのタイミングで徐々に向上させてきました。R35 GT-Rの中で最も高出力なモデルは、高性能スポーツグレードであるNISMOです。その最高出力は、600馬力となっています。

2024年モデルでは、ベーシックな「ピュアエディション」でも570馬力を発生させます。デビュー当時と比較すると90馬力も出力が向上していることから、GT-Rの進化を感じることができるでしょう。

機能

機能の面では、パドルシフトがステアリングと連動するようになったり、Apple CarPlayに対応したりするなど、時代の変化とともに快適性を向上させています。

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R35 GT-Rの前期・後期の選び方

R35 GT-Rは、デビュー以降絶えず進化を続け、世界中の車好きを魅了してきたモデルです。そのため、どのモデルでも十分に満足できる走りを体感できるといえるでしょう。

ここまで解説してきた前期型と後期型のどちらを選ぶか悩んだ場合は、何を基準に選べばよいのでしょうか。

世界に通じる走りを楽しむなら前期型

世界一過酷なサーキットといわれるニュルブルクリンク北コースでの性能を基準とした走りを楽しみたいなら、水野和敏氏が開発責任者として携わっていた2007年モデルから2013年モデルである前期型がおすすめです。

日常をスポーツドライブにしたいなら後期型

日頃の運転をスポーツドライビングにしたり、遠出をするときの快適性(グランドツーリング性)を求めたりするなら2014年モデル以降の後期型がおすすめです。

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