車の雪下ろしをせずに走る危険性とは?雪下ろしの道具や手順も紹介

目次
1.車の雪下ろしが必要な理由 2.車の雪下ろしの方法 3.まとめ

車に積もった雪を下ろすのには手間も時間もかかるため、面倒に感じる方も多いでしょう。もし、雪を下ろさずに車を走らせてしまうとどのような危険があるのでしょうか。今回は、車の雪下ろしの必要性、雪下ろしに必要な道具や手順を紹介します。

車の雪下ろしが必要な理由

車に積もった雪を下ろさずに走るのは非常に危険です。ここからは、どのような危険があるのか紹介します。

車がへこんだりガラスが割れたりする

雪はフワフワしているため軽そうに見えますが、降り積もると非常に重くなります。その重さは、粒の目が粗いざらめ雪の状態で1m3あたりで300〜500kgほどです。

そのため、定期的に雪下ろしをしないと、車が雪の重さに耐えられなくなり、ボディがへこんだり、ガラスが割れたり、部品が取れたりすることがあります

このようなことから、しばらく車に乗ることがなくても、定期的に雪下ろしをしなければなりません。

車が錆びやすくなる

雪によって車が錆びやすくなることがあります。

雪は水でできているため、金属を多く使っている車に雪が触れたまま放置すると、錆びる可能性があります。また、傷ついた金属部分に雪が積もったり、濡れたまま放置したりすると、すぐに錆びてしまいます。放置すれば錆の範囲が広がることもあるでしょう。

そのため、雪下ろしをして水分を定期的に取り除く必要があります。

オイルが劣化する

雪が降るほどに気温が低いときは、車のオイルにとって過酷な環境です。

エンジンオイルは、油温が適温になることで本来の性能を発揮します。つまり、雪が降るほど低い気温のときは、エンジンオイルが温まりにくく、オイル本来の性能を発揮しづらいのです。

また、オイルが適温になる前にエンジンを切ると、エンジン内部に結露が発生する場合があります。エンジン内部で結露が発生すると、エンジンオイルと結露で発生した水が混ざり、オイルが早く劣化します。

このようなことから、冬はオイルが劣化しやすくなります。

燃費が悪くなる

車の雪下ろしをしないと車にかかる重量が重くなるため、燃費が悪化します。燃料消費を抑えるためにも、雪下ろしをしてから走行しましょう。

暖房が効きにくくなる

車に降り積もった雪を下ろさずに走行すると暖房が効きにくくなったり、エアコンの風量が弱まったりすることがあります。

車に積もっている雪を放置すると車全体が冷えてしまうため、車内を暖めるのに時間がかかります。また、エアコンの空気を取り入れるダクトが雪で塞がっていると、空気を取り込めなくなるため、エアコンの風量が弱まるかもしれません。

暖房を効率よく効かせるためにも、雪下ろしをしてから暖房をつけるようにしましょう。

事故の原因になる

雪を下ろさずに走ると、事故発生の可能性も高まってしまいます。

ルーフに積もった雪は、加速時に後方へ飛び、減速時にフロントガラス側へ流れ落ちます。後方に雪が飛んだり落ちたりすると、後続車の視界を妨げたりスリップを誘発したりする可能性があるため危険です。

また、減速時にルーフの雪がフロントガラスに流れ落ちてくると前方の視界が塞がり、運転が続けられなくなるでしょう。さらに、流れ落ちてきた雪は水分を含んでいるため非常に重く、ワイパーで拭き取れないために、立ち往生してしまうこともあります。

このように、雪下ろしをしないことによって事故を起こしたり誘発させたりすることがあるため、車を動かす前は必ず雪下ろしをしましょう。

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車の雪下ろしの方法

車に積もった雪を下ろすときは、道具を用意して、適切な手順で下ろしましょう。ここからは、雪下ろしに必要な道具や手順を紹介します。

必要な道具

雪下ろしをするときは、「スノーブラシ」や「スコップ」などを用意します。

スノーブラシは、長めの柄の先にブラシが取り付けられている道具です。スノーブラシを使うときは、車に傷がつかないよう優しく雪を下ろします。

スコップは、車から下ろした雪や通り道の雪を取り除くときに使います。

手順

雪下ろしをするときの手順は次のとおりです。

1.ルーフ
2.窓
3.ボンネットやトランクリッド
4.車の前後

雪は、上の方からおろします。その後、車が通る道やマフラーまわりの雪を取り除きます。

まとめ

車の雪下ろしをするのは、手間と時間と体力が必要なため、面倒だと感じるかもしれません。しかし、雪を下ろさずに走り出すと、思わぬ事故やトラブルに遭うことがあります。そのため、車に積もった雪は必ず下ろしてから走り出すようにしましょう。

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