故障した車を放置するとどうなる?車の修理の依頼先や修理費用の目安についても解説

目次
1.故障した車を放置するとどうなる? 2.車の修理の依頼先 3.車の修理費用の目安 4.車の修理を依頼する際のポイント 5.車の故障のサイン 6.車が故障して動かせないときの対応方法 7.車を修理するか買い換えるかの判断基準 8.車が故障したときにやってはいけないこと

車が突然故障すると、どうすればよいのかわからない人も多いでしょう。自走で帰宅できても、修理に出さなければ車が使用できなくなる恐れがあります。今回は、故障した車を放置するとどうなるのかや、車の修理の依頼先や費用などについて解説します。車の故障が発生したときに焦らず対処できるよう参考にしてください。

故障した車を放置するとどうなる?

故障した車を放置すると、大きな問題に発展することがあるため注意が必要です。走行中に車が不具合を起こしたからといって路上に放置すると、駐車違反や後続車両が追突するなど事故の原因となる可能性があります。

また、自宅の車庫や駐車場に長期間放置しておくと、バッテリーあがりやガソリンの酸化劣化で不動車になるかもしれません。電気自動車やハイブリッド車についても補機バッテリーだけでなく駆動用バッテリーあがりの可能性も出てくるため、故障時は早めに修理に出しましょう。

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車の修理の依頼先

車の修理の依頼先の特徴やメリット・デメリットについて解説します。

ディーラー

特徴........メーカー独自の認定整備士資格者を有しており、整備技術力が高い。
メリット........取扱車種の知識や不具合情報が豊富なため安心感が強い。保証期間内であれば規定範囲内で無償修理が受けられる。
デメリット........鈑金などは外部の提携工場に依頼することもあり、修理期間が長くかかることがある。メーカー廃番となった部品の取り寄せや代替品の確保が難しい場合がある。有償修理は修理費が高額である。

カー用品店

特徴........様々なメーカーに対応する部品を取り扱っている。
メリット........修理代が安い。年末年始やお盆休暇期間中でもオープンしている。
デメリット........簡単な修理しか対応できない場合が多く、エンジンなど重要な機構は基本的に修理対応しない。

整備工場

特徴........部品交換ではなく修理をメインに行っている。
メリット........技術力や経験値が高い整備士が在籍していると頼りになる。純正部品が手に入らなくても中古品やリンク品(使用済みパーツをオーバーホールした部品。安価で保証付)など様々な提案をしてくれる。ディーラーよりも安い。
デメリット........整備工場ごとに対応の幅が異なる。人員が少ないため、すぐに対応してもらえず修理期間が長くなる場合がある。

車の修理費用の目安

車の修理費用の目安は、故障箇所や状態によって大きく異なります。

故障修理にかかる費用の目安
エンジン........修理対応で済む場合は10〜20万円、エンジンの交換が必要な場合は30〜100万円。
マフラー........修理対応で1万円前後、交換が必要な場合は3〜10万円程度。
エアコン........ガス切れ1万円程度、故障修理(修理箇所の点検費用が1万円前後)1〜10万円、交換15〜20万円。
※車種や年式、修理依頼先によって修理費用は前後します。

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車の修理を依頼する際のポイント

続いて、車の修理を依頼する際のポイントについて詳しく解説します。

保険やメーカー保証の適用可否を確認する

車を修理に出すときは、保険やメーカー保証の適用可否を確認しましょう。保険では、相手がいる事故や自損事故、盗難、天災による修理費用などが補償される可能性があります。ただし、劣化や自然故障に関しては適用外です。

メーカー保証は、「新車」と「新車保証を継続した中古車」に適用されます。いずれも初度登録から期間もしくは走行距離が決まっているため、故障修理に適用できるか販売店に確認しましょう。

【メーカー保証(国産車)の種類】
一般保証........初度登録より3年もしくは走行距離60,000kmのいずれか早い方まで。消耗品などを除くほとんどの部品が対象。
特別保証........初度登録より5年もしくは走行距離100,000kmのいずれか早い方まで。エンジンなどの重要部品についてのみ対象。
ボディ塗装のサビや穴あき........初度登録より1〜5年。車種によって異なる。

中古車については中古車販売店ごとの保証が適用となる可能性があるため、保証内容の確認が必要です。

費用が気になるときは複数店舗で見積もりを取る

費用が気になるときは複数店舗で見積もりを取りましょう。ディーラーに関しては部品や工賃がメーカー規定で全国一律(離島などを除く)であることが多いため、ディーラー同士の相見積もりは必要ありません。しかし、カー用品店や整備工場に依頼する場合は、それぞれに修理費用が異なるため複数店舗で見積りを取って比較するとよいでしょう。

修理にかかる期間を確認する

修理の依頼先を決める前に、修理にかかる期間を確認しましょう。時期によっては部品の手配が難しく、予想以上に修理期間がかかります。その間に車が必要になるとレンタカーの手配が生じ、修理以外の費用がかかるかもしれません。。代車を用意してもらえるかどうかも確認しておくと安心です。

車の故障のサイン

車の故障にはサインがあります。普段とは異なる異音や異臭、振動の大きさなどを感じたら、不具合が出る予兆と考えましょう。特に10万kmを超える走行距離の多い車や初度登録から10年以上経過している車は、早めに点検に出すとよいでしょう。

代表的な故障のサインと故障内容
異音........ベルトの劣化、冷却水不足、エンジンオイル不足、エンジン内の摩耗や破損、マフラーの劣化など
異臭........燃料漏れ、冷却水漏れ、エンジンオイル漏れ、マフラーの破損など
振動........足回りの破損、点火系統やエンジンの故障など

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車が故障して動かせないときの対応方法

車が故障して動かせないときは、ディーラーや中古車販売店に連絡しましょう。積載車やレッカー車を所有している業者であれば、有償無償のどちらかで修理工場に搬送してくれる可能性があります。また、契約している自動車保険のレッカーサービスが使える場合はそちらに連絡しましょう。いずれも対応が難しい場合は、JAFや民間のレッカー会社を利用してください。

車を修理するか買い換えるかの判断基準

車を修理するか買い換えるかの判断基準は、修理費の負担が大きいかどうかです。メーカー保証や保険で修理費が補償されない場合は、修理費が同クラスの中古車を購入できるほどの金額になる可能性があります。

走行距離が長い車や年式が古い車は同じ個所が何度も故障する可能性もあるため、将来的な安心を考えるなら買い替えを前向きに検討しましょう。

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車が故障したときにやってはいけないこと

車が故障したときにやってはいけないことは、自分や他者に危険が及ぶ行為をしないことです。車通りの多い路上に車を放置することは衝突事故の原因となります。また、路上で車を停車させて状況を確認しようと周りをうろうろすることも危険です。走行中に違和感を感じたら、すぐに安全な場所に車を止めるようにしましょう。

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