ロングノーズショートデッキとリトラクタブルヘッドライトがカッコいい!豪華で速かったA70スープラ

目次
1.A70スープラはトヨタスポーツカーの歴史の礎 2.A70スープラの中古車相場について 3.まとめ

ロングノーズのワイドボディ、リトラクタブルヘッドライトによるワイド&ローデザイン。
いかにもスポーツカーという風格を漂わせるトヨタ A70スープラは、初期モデル発売から30年以上が経過した今でも素直にカッコいいと見とれてしまう車のひとつです。海外で80年代以降のスポーツカー人気が高まっている現在、A70スープラも例外ではなく注目を集めています。今回は、今でも車好きを魅了するA70スープラの詳細と、現在の中古車相場についてご紹介します。

A70スープラはトヨタスポーツカーの歴史の礎

トヨタ スープラは、トヨタを代表するスポーツカーシリーズです。その中でも1986年から1993年まで販売されたA70スープラは、現在に続くスープラの歴史の基礎と言っても過言ではありません。

A70スープラはどんな車だったのか、開発時の状況や進化の歴史を振り返ってみましょう。

セリカを脱却しピュアスポーツへの転換

A70スープラは、それまで海外で「SUPRA」の名称で販売されていた、A60型セリカXXの後継車として開発されました。

Z20ソアラと共通のプラットフォームを採用し、セリカから脱却。国内販売の車名もスープラに統一され、先代から続くスポーツ路線をより明確にしたモデルとして登場しました。

エンジンは全グレード直列6気筒エンジンを採用し、最上位モデルとなる3L 6気筒ターボエンジン7M-GTEUでは230psを発生。これは、当時国内最強だったZ31型フェアレディZに搭載されたVG30ETエンジンと同等の出力で、トヨタがスポーツカーとしての地位確立を強く意識していたことがうかがえます。

高級スポーツカーの名に恥じないスタイリング

スタイリングは、先進的でスポーツカーライクなデザインを採用し、スポーツカー路線へと舵を切った先代A60で採用されたリトラクタブルヘッドライトを踏襲。ロングノーズショートデッキというスタイリングは、スポーツカーとしての戦闘力の高さを期待させ、当時としては先進的なデザインでした。

一方で、内装は高級車ソアラの兄弟車ということもあり、高級感溢れるデザインと快適性も注目ポイント。例えば、当時まだほとんど馴染みのなかった人間工学に基づいて設計されたシートは、電動の調整機能も含む各種調整機能を持ち、ワンランク上の乗り心地を実現しました。

エンジン含め数々のマイナーチェンジを繰り返した7年間

A70スープラは、発売後も精力的に開発が続け、販売されていた7年の間に、ボディバリエーションの追加、マイナーチェンジなど数々の仕様変更を繰り返しています。特にエンジンは、グレード別も含めてNA、ターボ合わせて実に9種ものエンジンを搭載しました。

外装で特に大きな変更は、1988年の3L車の全車ワイドボディ化と、1989年のツインターボ版1G-GTEへのワイドボディ仕様の追加。輸出仕様と同様のワイドボディによって、より堂々とした風格を醸し出しました。

エンジンでは、1988年にターボエンジンのハイオク仕様への変更を行ったのが最初の大きな進化です。2Lの1G-GTEUが185psから210psに、3Lの7M-GTEUが230psから240psに進化しました。

モデル末期となる1990年の最後のマイナーチェンジでは、2.5Lながら国内自主規制いっぱいの280psを発生する1JZ-GTE型エンジンを最上位グレード「2.5GTツインターボ」に採用。まさにトヨタだけでなく、日本を代表するスポーツカーとなったのです。

A70スープラの中古車相場について

大手中古車サイトでA70スープラの現在の中古車価格を調べたところ、2020年8月の原稿執筆時点で、走行距離が30万km近くの最安値の2Lツインターボでも130万円以上。低走行でほぼ純正仕様のままという2.5Lツインターボで、なんと1,000万円近くの価格の車両もありました。

もちろん、旧車王での買取価格もA70スープラの人気を表しています。発売から既に30年以上が経っているにも関わらず、2Lのモデルでも最高200万円、2.5Lや3Lモデルでは、最高900万円もの買取価格がつくほどの人気ぶり。今後も高値が続くことが予想されますが、中古車相場は水物です。

また古い車であることには違いないため、保存状態や経年劣化の具合で査定が下がってしまう可能性も否定できません。もしA70がお手元にあるなら、高値が続く今こそ、一度見積もりだけでも出してみることをおすすめします。

まとめ

作るからにはジャンルを問わず他社より優れた車を作る。A70スープラはトヨタの自動車メーカーとしてのプライドを感じるモデルです。

先進的なデザインに、当時としては珍しい人間工学まで取り入れた高級感溢れる内装、そして素性のいいエンジンが生み出す高い運動性能。細部にこだわって作り込んだ車種だからこそ、30年以上が経った今でも人気で、高値がつくのも頷けます。

今後、高値が続くことも予想されていますので、手に入れたい方はぜひ早めに探してみてはいかがでしょうか。

[ライター/増田真吾]

画像1 画像2
画像ギャラリー(全2枚)を見る

この記事をシェアする

旧車王ヒストリアは
旧車買取No.1の旧車王
が運営しています

旧車売るなら旧車王

旧車王は、「自動車文化遺産を次世代へ」という信念のもと、旧車・クラシックカーに特化して22年、年間11,000台以上の査定申込をいただいております。改造車から希少車まで、適正価格を見極めて買取させていただきます。弊社所属の鑑定士が最短当日全国無料出張査定いたします。ご契約後の買取額の減額や不当なキャンセル料を請求する二重査定は一切ありません。特別なそして価値ある希少車の買取こそ、確かなノウハウと実績を持つ旧車王にお任せください!

関連する記事

空冷よりもポルシェらしい!?初の水冷エンジンを搭載した996型ポルシェ911

空冷よりもポルシェらしい!?初の水冷エンジンを搭載した996型ポルシェ911

旧車の魅力 2022-05-11
一般市場だけじゃなくレースでも無敵!日本の大衆車市場を切り開いた日産 サニー

一般市場だけじゃなくレースでも無敵!日本の大衆車市場を切り開いた日産 サニー

旧車の魅力 2022-05-09
シビックはtypeRだけじゃない!EG6シビックSiRの底力!

シビックはtypeRだけじゃない!EG6シビックSiRの底力!

旧車の魅力 2022-05-02
鉄仮面ことR30型スカイラインは日産の技術力で時代背景をも打ち破った車種だった

鉄仮面ことR30型スカイラインは日産の技術力で時代背景をも打ち破った車種だった

旧車の魅力 2022-04-20
最高出力150psのフレンチホットハッチ!ルノー・クリオ・ウィリアムズの魅力に迫る

最高出力150psのフレンチホットハッチ!ルノー・クリオ・ウィリアムズの魅力に迫る

旧車の魅力 2022-04-13
80万円で買えるMT車は実力派ぞろい!?初心者から上級者まで楽しめるMT車5選

80万円で買えるMT車は実力派ぞろい!?初心者から上級者まで楽しめるMT車5選

旧車の魅力 2022-04-06
いすゞ117クーペは「カーデザイン」の革命児

いすゞ117クーペは「カーデザイン」の革命児

旧車の魅力 2022-03-31
詰め込まれた最新技術と豪華な内装がスゴイ!日産 430型セドリック

詰め込まれた最新技術と豪華な内装がスゴイ!日産 430型セドリック

旧車の魅力 2022-03-24

記事ランキング

1
JDMとは?海外の若者が熱狂する日本車文化

JDMとは?海外の若者が熱狂する日本車文化

旧車売買の豆知識 2022-02-16
2
これぞ名機!根強い人気を保つ日産「L型」エンジンの魅力に迫る

これぞ名機!根強い人気を保つ日産「L型」エンジンの魅力に迫る

旧車の魅力 2022-02-09
3
JDMとは?海外の若者が熱狂する日本車文化

JDMとは?海外の若者が熱狂する日本車文化

旧車売買の豆知識 2022-02-16
4
アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ

アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ

旧車市場動向 2022-02-16
5
トヨタ MR2の維持費はいくら?国産初のミッドシップスポーツに今乗りたい!

トヨタ MR2の維持費はいくら?国産初のミッドシップスポーツに今乗りたい!

旧車メンテナンス 2022-02-10
6
4ドアになってもFF最強!FD2型シビックタイプRの中古車事情とは?

4ドアになってもFF最強!FD2型シビックタイプRの中古車事情とは?

旧車市場動向 2022-02-16
7
免許返納をしたらタクシーの特典を受けられるのか解説

免許返納をしたらタクシーの特典を受けられるのか解説

旧車コラム 2022-01-31
8
オークションでは1億円越えで落札!国内最高峰のスーパースポーツカー、レクサス LFAとは?

オークションでは1億円越えで落札!国内最高峰のスーパースポーツカー、レクサス LFAとは?

旧車の魅力 2022-02-10

カテゴリ一覧

# 旧車ニュース # 旧車コラム # 旧車の魅力 # 旧車売買の豆知識 # 旧車市場動向 # 旧車メンテナンス # エディターズノート # ライタープロフィール