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● どういった売り方が最適か相談したい
● 相続で車を売りたいけど売り方が分からない
● 二重査定や減額について知りたい
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車をローンで購入する方は多いでしょう。車のローンには種類があり、それぞれ特徴が異なります。今回はカーローンの種類や選び方、それぞれのメリットについて解説します。車をローンで購入することを検討中の方は参考にしてください。 車のローンの種類 車のローンには、大きく分けて2つの方式があります。 従来のローン……全額を自己資金と分割で支払い完済すると所有権が自分に移る残価設定型ローン……ローンを一定期間支払った後に、残額を支払うか、車を返却するか、同ディーラーで別の車に乗り換えるかを選ぶ 借入先についても銀行や信販会社、ディーラーがあり、それぞれ特徴が異なります。 銀行のカーローン 銀行のカーローンは、金利の低さが魅力です。また、借入中も所有権は購入者に帰属するので、返済途中で車を買い替えたりローンを借換えたりできます。審査や契約までに比較的時間を要するので、車の購入を計画したら早めに相談しましょう。 信販会社のカーローン 信販会社のカーローンは、審査の早さと通りやすさが特徴です。銀行に比べると金利は少し高めとなり、返済中の所有権は信販会社に帰属します。多くの中古車販売店が提携しており、審査に必要な書類も年収証明などが原則不要で利用しやすいといえます。 ディーラーのカーローン ディーラーのカーローンは、メーカー直系のクレジット会社を利用します。信販会社と同様に審査の早さと通りやすさが特徴です。返済中の所有権はディーラーとなり、所有権留保という形で返済が不能となった場合は車を担保として回収します。 車のローンのそれぞれのメリット 続いて、車のローンのそれぞれのメリットについて解説します。 銀行のカーローン 銀行のカーローンは、金利の低さや優遇枠が最大のメリットといえます。信販会社やディーラーのカーローンに比べて金利が低く設定されており、銀行によってはカーローン契約者の銀行利用状況(住宅ローン契約や給与振り込み口座設定の有無など)によって別途優遇枠を設けています。 また、所有権が購入者に帰属するため、ローン返済途中での車の売却や買換えが可能です。また、購入する車が決まる前に審査申し込みが可能なうえにローンの返済期間も長く設定できるので、購入や返済の計画を立てやすいでしょう。 信販会社のカーローン 信販会社のカーローンは、審査の早さや通りやすさ以外にも手続きの簡単さがメリットです。役所や会社で取得するような書類は不要であることが多いため、車の契約と同時に審査やローン契約手続きを行うことができます。 ディーラーのカーローン ディーラーのカーローンは、メーカー直系のクレジット会社を利用するため、新車の特定車種で特別金利を利用できるのが最大のメリットです。また、ローンの窓口も車の営業担当が行うため、個別の手続きや連絡などを行う煩わしさがありません。信販会社同様に審査の早さや通りやすさも魅力のひとつといえます。 車のローンの選び方 車のローンの選び方について解説します。カーローンの利用をご検討中の方は参考にしてください。 金利を確認する ローンを利用する際にはまず金利を確認しましょう。金利が高ければ総支払額が高くなります。金利には変動金利と固定金利があり、固定金利はローン契約時の金利が返済終了まで変わりません。変動金利は一定期間毎に金利が見直されるので、将来的に返済額が上がる可能性があります。 信販会社やディーラーのカーローンは概ね固定金利を採用しています。変動金利は、銀行のカーローンで通常よりも安い利率を設定するために適用されるケースが一般的です。支払計画が立てやすい固定金利を選ぶ方が安全ですが、数年先に景気が大幅に上昇する気配がなければ利率の低い変動金利を選ぶメリットも大きいといえます。 与信情報から審査に通りそうなローンを選ぶ 与信情報で審査に落ちることや借入額が制限されることもあります。事前に与信情報を照会し、審査に通りそうなローンに申し込むのも1つの方法です。また、金融機関のWebサイトで仮審査を受けることで信用状況をチェックすることもできます。ただし、仮審査に通っても本審査で通るとは限りません。 他のローンやキャッシングでの借入で延滞履歴が気になる人は、個人信用情報機関に情報開示を請求して信用情報を確認しましょう。個人信用情報機関は本人を識別するための情報や利用記録、クレジット情報などを管理している機関です。 主な機関はクレジット会社の加盟がメインの株式会社シー・アイ・シー(CIC)、貸金業者の加盟が多い指定信用情報機関 株式会社日本信用情報機構(JICC)、多くの銀行が加盟する一般社団法人 全国銀行個人信用情報センター(KSC)の3つで、それぞれに開示請求手続きと手数料(500~1,000円)が必要です。 残価設定にするべきかどうか考える 残価設定とは、下取り価格(残価)を予め設定して車両本体価格からその分を据え置いた金額を分割支払いで組むローンです。最終返済時には3つの方法があり、「車を返却する」「残価を一括支払いして買い取る」「再び残価分でローンを組み直して返済する」の中から選ぶことができます。 メリットは次のとおりです。 ・金利も安く毎月の返済額を抑えることができる・下取り価格が保証(走行距離や車の状態に条件有り)される・短い期間で新車の乗換えがしやすい 一方、デメリットは最終的に買取りを選択する場合は総支払額が高くなることです。 月々の返済負担が少なくなるローンを選ぶ カーローンは同じ返済回数でも金利によって総支払額や毎月の返済額は大きく変わります。特別金利やキャンペーンの活用を考慮しながら、可能な限り低金利で利用するのがおすすめです。金融機関のWebサイトや販売店での返済シミュレーションを参考にしながら条件の良いカーローンを選びましょう。
中古車を選ぶときに「修復歴あり」の車を避けたほうがいいと聞くことがあるでしょう。今回は、修復歴がある中古車にどのようなリスクやメリットがあるのか解説します。修復歴がある中古車を選ぶかどうか悩んでいる方は参考にしてみてください。 修復歴がある車とは 修復歴がある車とは、交通事故や災害などにより、走行性能や安全性に影響する骨格(フレーム)部分を修復した車です。一般的に「事故車」と呼ばれる車は、自動車業界では「修復歴車」となります。 一般社団法人日本自動車査定協会によると査定において、修復歴と認められる部位は次の8つとなります。 ・フレーム(サイドメンバー)・クロスメンバー・インサイドパネル・ピラー・ダッシュパネル・ルーフパネル・フロア・トランクフロア ただし、ネジ止めの部位は骨格に含まれません。また、ラジエーターコアサポートは、コアサポートが交換され、隣接するパネルやメンバーに曲がりやへこみなどがある場合に修復歴がつきます。 つまり、乗員の保護性能や走行性能に影響するボディ骨格の一部を交換したり、修復(修正や補修)したりすると修復歴車となるのです。 修理歴がある車との違い 修理歴がある車とは、何らかの修理をした車です。そのため、擦りキズや小さなへこみを直した場合も修理歴がある車となります。修理歴がある車は、修復歴として認められる部位の損傷がないため、修復歴車にはなりません。 修復歴がある中古車を選ぶリスク 修復歴がある車を選ぶリスクとは何なのでしょうか。ここからは、どのようなリスクがあるか解説します。 安全性が低い可能性がある 車のボディ骨格の修復があるため、安全性が低いことがあります。 車のボディ骨格は、走行性能や乗員保護性能に影響する重要な部分です。修復歴があると、車体の歪みやボディ剛性が低下するため、安全性が下がってしまいます。 修復歴がある中古車を選ぶときは、どの部位を修復したのか、どの程度の被害があったのか確認しましょう。 売却時の査定で不利になる可能性がある 修復歴がある中古車は、売却するときに厳しい評価になることが多いです。一般的に、安全性やボディ剛性が下がった修復歴車を購入しようと考える人は多くいません。そのため、査定時に厳しい評価となるのです。 ランニングコストが高くなる場合がある 修復歴がある車は、購入後に追加で修復や修理などをしなければならないことがあります。そのため、購入費用は抑えられても、高額な修理代がかかることがあるのです。修復歴がある中古車を購入するときは、追加修理・修復が必要ない車を選びましょう。 修復歴がある中古車のメリット 修復歴がある中古車は、値段が安いことがメリットです。 車種・年式・走行距離など、ほぼ同条件の修復歴なしの中古車と比べた場合、修復歴ありの方が安くなります。ただし、極端に値段が安い場合は、安い理由があるため、どのような修復歴があるのか、走行に影響がないのかなど、細かく確認しましょう。 修復歴がある中古車の選び方 ここからは、修復歴がある中古車の選び方について解説します。 修復の程度や箇所に注目する どの部位を修復したのか注目しましょう。 修復歴があるといっても、1ヶ所だけとは限りません。何ヶ所の修復があったのか、どの程度の被害があった車なのかなど、修復歴について細かく担当者に聞きましょう。 また、ドアやトランク・バックドアなどを開閉して、引っかかりや閉まり具合をチェックしたり、ボディパネル同士の隙間の間隔が均等になっているかなどを見て、ボディにゆがみがないか確認したりしておきましょう。 試乗で異常がないことを確認する 試乗ができる場合は、実際に運転して走行に異常がないか確認しましょう。 試乗するときは、直進安定性、ステアリングを動かしたときの引っかかりや違和感、段差を乗り越えたときの軋みや歪み、走行中に隙間風が入ってこないかなど、走行に支障がないか確かめます。走行に異常があった場合は、購入を見送った方がよいでしょう。 信頼性が高い販売店を選ぶ 信頼性が高い販売店で購入しましょう。 修復歴がある車を購入するときは、販売店の担当者に修復前の車の状態や修復部位などについて聞きましょう。 細かく明確な回答を得られれば、隠していることがないと判断できます。明確な説明がない場合には、事故の状況や修復の状態を把握していない可能性が高いです。また、購入後のトラブルがあったとき、適切な対応をしてくれない可能性があります。そのため、別の販売店で購入することも視野に入れた方がよいでしょう。
自然災害のニュース中継で水没した車を見たことがある方も多いでしょう。そんな水没車は中古車として市場に流れるのでしょうか。今回は水没車とは何か、見分け方や避けるべき理由について解説していきます。中古車の購入をご検討中の方は参考にしてください。 水没車とは 水没車とは、台風や集中豪雨といった自然災害により床上浸水した車のことです。電気系統のショートによる出火や爆発などの要因にもなります。車はある程度の冠水や浸水には耐えられるような構造になっており、水没しても自走できるケースも多いようです。 水没車以外に冠水車や水害車とも呼ばれています。一般社団法人日本自動車査定協会(JAAI)では呼称についての明確な線引きはされておらず、いずれも床上以上が水没した車として購入には注意が必要です。 水没車に表示義務はない 水没車は、中古車販売店に商品として並ぶことが多いです。浸水の程度によって清掃や簡単な修理で問題なく自走できるケースもあり、JAAIの査定基準にも水没のレベルに応じた減点内容が記載されています。中古車販売店のプライスボードにも水没車である表示義務はなく、契約後に発覚してもクーリングオフで対応してもらえないことが多いといえます。 水没車の見分け方 続いて、水没車の見分け方について解説します。中古車の購入を検討中の方は参考にしてください。 相場よりも安すぎる 水没車は、相場よりも安すぎる販売価格を掲示しています。中古車は一般的に相場に合わせた販売価格の設定がされます。修復歴もなく走行距離も年式相応なのに、極端に安い中古車は水没車の可能性があるといえるでしょう。価格が安いからと確認せずに購入すると、後に大きな出費を伴うこともあるので注意が必要です。 異臭がする 水没車は、浸水の影響で車内で異臭がします。水没した状況により臭いの原因は様々で、海水や土砂によるものや後に発生した細菌による臭いが一般的といえます。シートの内部や内張りの奥まで消臭することは難しいため、異臭を感じた場合は注意が必要です。 サビや腐食が見られる 水没車は、特にエンジンルーム内でサビや腐食が見られます。ボルトのサビやアルミ製の部品が腐食や変色していることも多く、内装ではシートレールにサビや腐食が見られるといえます。また、トランクルーム内にある工具にもサビや腐食が発生しやすいため、その辺りを重点的に確認しましょう。 シミや汚れがある 水没車は、シミや汚れが残っています。特にシートやシートベルトに一定の高さでシミや変色が見られることが多く、水に含まれる土砂汚れが残っているケースもあります。運転席と助手席のシートベルトを引き出して、同じような変色や汚れが一定部分にある場合は水没車の可能性が高いといえます。 湿気がこもっている 水没車は、車内に湿気がこもっています。一度でも水没すると完全に乾燥させることは難しく、車内に入ると湿気がこもっていることが多いといえます。気温や季節によっては他の車は正常なのに、水没車だけが窓を締め切った状態でガラスの内側が曇っていることもあります。 水位線がある 水没車は、ボディの塗装面や内装、エンジンやトランクルームの内側に水位線が残っていることがあります。かすかな状態で断続的に見えることもあり、一定の高さで確認できる車は水没車の可能性が高いといえます。特にシートや内張りの布地部分には顕著に現れやすいです。 水没車を避けるべき理由 水没車を避けるべき理由について解説します。 衛生的に問題がある 水没車は、路上や駐車場で災害にあうことで起こります。洪水や海水によって浸水したものがほとんどで、後にカビや細菌・害虫が数多く発生するケースが高いといえます。どれだけ清掃してもシートや内装の内部まで洗浄することは難しく、衛生的な問題が残ります。 故障のリスクが高い 水没車は、故障のリスクが高いといえます。海水や凍結防止剤・融雪剤などにはサビや腐食の原因となる成分が多く含まれており、それらの成分が溶け込んだ水が車の故障の原因となります。目に見えない電気系統にも影響を与え、「エンジンがかからない」「走行中に急に動かなくなる」といった故障に至る可能性もあります。
車を所有すると、購入費や税金など、さまざまなコストがかかります。車を購入しようとしたとき、まず悩むのは新車と中古車のどちらの方がコストパフォーマンスが良いのかということでしょう。今回は、新車と中古車では、どちらの方がコスパがよいのか比較します。車を購入するときの参考にしてみてください。 新車と中古車のコスパ比較 新車と中古車は、どちらの方がコスパがよいのでしょうか。ここからは、購入費用や税金、燃費やメンテナンス費など、それぞれのコスパの良さを比較します。 購入価格 購入価格は、中古車の方が安いです。そのため、車の装備やカラーなどに強いこだわりがないのであれば、中古車の方がコスパがよいといえます。 一般的には、現行型モデルであっても、新車より中古車の方が購入価格が安いです。 例えば、トヨタ プリウスの場合、4代目モデルの新車販売価格(2022年8月時点)が259万7,000円〜364万円となっています。一方、4代目プリウスの中古車(2022年8月時点)は、約90万円〜約350万円です。このように、販売台数が多く一定の人気があるモデルでも新車より中古車の方が安くコスパがよいといえるでしょう。 ただし、車種やグレード、特別仕様車や限定車など、希少価値が高いモデルの場合は、新車販売価格を上回ることもあります。そのため、新車販売価格と中古車相場を比較してから車の購入を決めることをおすすめします。 価格だけを比較するとコスパがよい中古車ですが、欲しい機能が装備された好みのボディカラーの車が見つかるかはわかりません。装着する装備・ボディカラーなどに強いこだわりがある場合や最初のオーナーになりたい場合には、新車を購入した方がよいでしょう。 ローンの金利 ローンの金利は、借入金額が低い中古車の方が安く抑えられます。 利率(金利)は、銀行ローンと販売店・ディーラーなどと提携しているローン会社で異なります。車をローンで購入するときは、金利がどのくらいなのか確認しましょう。 自動車保険料 自動車保険料は、型式別料率クラス、等級、補償内容などによって異なるものの、車の型式で基本的な保険料が決まるため、新車と中古車で大きな違いはないでしょう。 ただし、補償だけを比較すると、新車の方が手厚い内容です。 新車には、一定期間受けられるメーカー保証があり、メーカー保証の対象となる修理があった場合は修理代を抑えることができます。一方、メーカー保証が切れた中古車の場合、車の修理代は基本的にユーザー負担です。補償内容だけを比較すると、中古車より新車の方が手厚いと考えることもできます。 税金 車の所有者または使用者が納税する「自動車税」と「自動車重量税」は、新車と中古車で基本的に違いがありません。 自動車税は、排気量によって決まる税金です。自動車重量税は、車両重量に応じて課税されます。そのため、新車でも中古車でも基本的な税額に違いがありません。 ただし、自動車税・自動車重量税ともに、初年度登録年月から13年経過(ディーゼル車の自動車税は11年経過)すると税額が上がります。中古車を購入するときは、初年度登録年月から何年経過しているのかを確認しましょう。 購入するときにかかる税金には、取得価額50万円超の新車・中古車に課税される「自動車環境割」があります。この自動車環境割は、かつて自動車取得税として課税されていた税金です。環境性能割は、車の環境性能に応じて税率が変わる税金で、環境性能が良いほど税率が安くなります。 維持費 車の維持費は、中古車よりも新車の方が安く抑えられます。 一般的に車の維持費といわれる費用は、法定点検や車検、燃料代、税金、メンテナンス費などです。これらの中でも、法定点検・車検や税金など法律で定められている費用はユーザーにとって大きな負担となります。 車検では、保安基準に適合するよう部品交換や調整など点検・整備が行われます。これらの部品交換や整備は、部品の劣化状況に応じて実施されるため、中古車の方が交換部品点数や調整などが多くなり、維持費が高くなるのです。 車は、時間の経過と使用によって部品が劣化します。そのため、定期的に部品交換や調整などの整備を行わなければなりません。中古車はすでに使用された車であるため、部品が劣化しています。 劣化した部品は新品の部品よりも劣化するのが早いため、どうしても中古車の方がメンテナンス費用が高くなるのです。さらに、部品交換や修理代金は基本的にユーザー負担となります。一方、新車は中古車のように部品が劣化していないため、メンテナンスの頻度を抑えることができます。また、メーカー保証の補償範囲内であれば、多額の費用を負担することもありません。 燃費 燃費は、新車の方が優れているでしょう。 車は機械部品の集合体であるため、時間の経過とともに機械や部品が劣化し、燃費が悪化します。また、ハイブリッドカーやプラグインハイブリッドカーなどバッテリーを搭載した車は、使っていくうちにバッテリー性能が低下し、燃費が徐々に悪くなるため、中古車よりも新車の方が燃費性能に優れているといえるのです。 メンテナンス費 メンテナンス費は、新車の方が安く抑えられます。 メンテナンス費とは、オイル交換、バッテリー交換、タイヤ交換など、消耗品のコストです。車は、時間が経つほどパーツの劣化が進み、交換部品が増えます。そのため、中古車よりも新車の方がメンテナンス費を安く抑えられるのです。 新車がおすすめな人 新車がおすすめな人は、「装備品やボディカラーなどにこだわりがある人」や「最初のオーナーになりたい(中古に抵抗がある)」など、こだわりが強い場合です。 中古車は、メーカーオプションを装備することができず、好みのボディカラーやインテリアカラーを組み合わせることができません。また、最初のオーナーになりたい場合や誰かが使った後の車を所有することに抵抗がある場合は、新車を選ぶことになります。このようなこだわりや中古への抵抗がある場合には、新車がおすすめです。 中古車がおすすめな人 中古車がおすすめな人は、コスパ重視で車を購入したい方や強いこだわりがない人です。 装備やボディカラー・インテリアカラーの組み合わせをさほど気にせず、なるべく安く車を買いたい場合は、中古車が最適な選択肢といえるでしょう。
車の走行距離10万キロを寿命の目安と考える方も少なくありません。中古車情報を検索すると走行距離10万キロの車も数多く掲載されています。実際に購入すると問題なく走れるのでしょうか。今回は走行距離10万キロの車は廃車寸前なのか、購入する際のメリットやデメリットはどういったものかについて解説します。中古車の購入を検討中の方は参考にしてください。 走行距離10万キロの車は廃車寸前? 走行距離10万キロの車は、中古車の購入対象から外すべきだと考える方も多いでしょう。一昔前は車の寿命と考えられ、廃車寸前の状態だと感じたかもしれません。消耗品や必要な部品を定期的に交換して、こまめなメンテナンスがされている車は、走行距離が10万キロを超えていても日常の走行に問題はありません。 中古車選びでは走行距離がひとつの目安となります。ただし、走行距離が極端に少なければ良いという訳ではありません。年式相応の走行距離の車は、車庫に長年放置されていた車よりもエンジンの状態が良いといえます。販売価格もリーズナブルなため、十分にメンテナンスされてさえいればコストパフォーマンスは高いといえるでしょう。 走行距離10万キロの中古車を購入するメリット 走行距離10万キロの中古車を購入するメリットについて詳しく解説していきます。中古車の購入を検討中の方は、走行距離10万キロの車が選択肢となるのか参考にしてください。 費用を抑えられる 走行距離10万キロの車は、中古車相場が大幅に下がります。走行距離5〜7万キロの同車種の中古車と比べると、数十万円から100万円単位で販売価格が安くなることもあります。走行距離が10万キロを超えていても、状態の良い中古車は購入の費用を抑えられるメリットがあるといえるでしょう。 上のグレードの車を狙いやすい 走行距離10万キロの車は、中古車の販売価格がリーズナブルに設定されます。そのため、限られた予算であっても、上のグレードの車を狙いやすいでしょう。装備の充実やスペックを一段階上げたい時は、状態の良い走行距離10万キロの中古車を探すことも検討しましょう。 丁寧にメンテナンスされているものもある 走行距離10万キロの車は、前述したように丁寧にメンテナンスされたものもあります。定期的なオイルや消耗品の交換などがしっかりとされている車は、走行距離10万キロ以上でも不具合は発生しにくいでしょう。 走行距離10万キロの中古車を購入するデメリット 続いて、走行距離10万キロの中古車を購入するデメリットについて解説していきます。 状態が悪い車を選ぶリスクがある 走行距離10万キロの中古車の中には、状態が悪い車もあります。走行距離が短い車と比べて状態が悪い車の比率が上がるため、購入時には丁寧なメンテナンスがされているか、不具合がないかなどを慎重に見極めなければなりません。定期的なメンテナンスを怠っていると、経年劣化以外にも部品の摩耗が激しくなり不具合が頻発します。各種オイルやベルトなどの交換を定期的に行っていない場合は、後に大きなトラブルに発展する可能性が高いでしょう。 13年目から税金が高くなる 初度登録から13年を超えた車は増税の対象です。走行距離10万キロの車は年式が古いものも多いため、13年以上が経過していないか確認しましょう。経過年数1年につき1万キロの走行距離が適正と考えられる中古車市場では、走行距離10万キロ超の車は増税対象車の可能性が高いといえます。 増税についてさらに詳しく解説します。ハイブリッド車と電気自動車を除き、自動車は初度登録から13年(ディーゼル車は11年)が経過すると自動車税及び重量税の税率が上がります。自動車税が約15%(軽自動車は約20%)、重量税が約39%(軽自動車は約24%)の負担増となります。 交換部品が廃盤になっている可能性がある 走行距離10万キロの車は、交換部品が廃盤になっている可能性があります。自動車の補修部品の最低保管期間については法や業界の取り決めがありません。多くのメーカーでは生産終了から10年程度とされているのが実情です。例外として、一部の名車についてはメーカー側が特例措置を設けていることもあります。 走行距離10万キロの車は高く売れるのか 走行距離10万キロの車は、車種やグレードによっては高く売れます。ミニバンやSUV・スポーツカーなどは車種の特性から走行距離が伸びやすい傾向です。そのために耐久性の高い構造体を備え、走行距離が10万キロを超えていても実用的には問題なくリセールバリューが高い車が多いといえます。 走行距離10万キロの中古車を購入する際に見るべきポイント 走行距離10万キロの中古車を購入する際に見るべきポイントについて解説していきます。走行距離10万キロの中古車の購入を検討中の方は参考にしてください。 走行距離と年式 一般的に車の走行距離は1年に1万キロが適正値とされています。これは日本自動車査定協会(JAAI)が定める査定の評価基準です。極端に負荷のかかる走行でなければエンジンや車体への負担が少なく、メンテナンスをしっかりと行えば問題のない走行距離とされています。 丁寧にメンテナンスされているか 走行距離10万キロの車は、丁寧にメンテナンスされているかどうかで状態が大きく変わります。定期点検整備記録簿や、オイルやベルトなどの交換時期ステッカーの記載をチェックすることでメンテナンス状態を確認できます。タイミングベルト式の車は、10万キロが交換目安となるので合わせて確認しましょう。 走行時の安定性に問題がないか 走行距離10万キロの中古車を検討する際はなるべく試乗しましょう。短距離でも運転すると、走行時の安定性に問題がないか確認できます。エンジンを始動させたときの振動が極端に大きい場合はエンジンマウントの劣化、変速時の異音や振動が大きい場合はミッションの不具合が考えられます。 直進時にハンドルがとられる場合はアライメントの調整が必要です。ハンドルを大きく回して足回りに断続的な異音が発生すれば、ドライブシャフトの交換も必要でしょう。試乗して、このような症状が多い場合は別の車を検討する方が無難です。販売店がすべて無償で修理してくれることはほとんどなく、自費で修理すると一ヶ所につき数万円の費用負担となります。 修復歴がないか 修復歴の有無をチェックすることは一般的には難しいといえるでしょう。中古車販売業者は自動車公正競争規約に基づき修復歴の表示を義務付けられています。自動車公正競争規約を運用している自動車公正取引協議会の会員店(約2万社)や同等組織である日本中古自動車販売協会連合会(JU)の加盟店(約1万社)を選べば虚偽表示の不安は少ないといえます。 事故車と修復歴車の違いについても注意が必要です。中古車販売店に義務付けがあるのは「修復歴の有無」についてのみとなります。修復歴とは、車の骨格部分に交換や修正を行った経緯のある車体が該当します。これはJAAIや自動車公正取引協議会などの統一基準となり、事故で骨格部分以外を修理していても販売店に表示義務はありません。
中古車をローンで購入するとき、頭金を必ず用意しなければならないのか気になる方は多いでしょう。また、どの程度の頭金を出すべきか悩む方もいるはずです。そこで今回は、中古車を買うときの頭金の有無やローンを組むときの注意点などを解説します。ローンを組んで中古車を購入しようとしている方は参考にしてみてください。 中古車は頭金なしでも購入できる 中古車は、頭金なしでも購入できます。頭金とは、車を購入するときに最初に支払うお金のことです。 頭金を用意することで、ローンの借入金額を少なくできますが、まとまった金額を用意する場合は家計や貯蓄に支障をきたす可能性があります。頭金を用意する場合は、生活に影響がない程度の金額にしましょう。 中古車の頭金の相場 中古車の頭金の相場は、購入金額の20%〜30%が目安です。例えば、200万円の中古車を買う場合は、40万円〜60万円が頭金となります。ただし、購入金額の20%〜30%は、あくまでも一般的な目安です。そのため、目安の金額より少なかったり多かったりしても問題はありません。 中古車を頭金なしで購入する際の注意点 頭金なしで中古車を買うときの注意点はあるのでしょうか。ここからは、頭金なし(フルローン)で中古車を購入するときに確認しておきたいポイントを解説します。 審査に通過しにくくなる 頭金なしで中古車を購入しようとした場合、審査に通過しにくくなります。ローン会社は、勤務先や雇用形態、年収など、さまざまな情報をもとに、契約者の返済能力をチェックします。 頭金なしの場合は、借入金額が大きくなり、収入に見合った返済が難しいと判断される可能性があることから、ローンの審査に通過しにくいのです。 返済期間が長くなる 頭金なしで中古車を購入すると、返済期間が長くなります。また、月々の返済額を抑えようとすると返済期間を延ばさなければなりません。さらに、他のローンと被ることで月々の返済負担が大きくなったり、審査に通過しにくくなったりする点に注意が必要です。 車は適切なメンテナンスをすれば長期にわたり乗り続けられますが、機械であるため劣化したり故障したりすることがあります。劣化によって部品交換をしたり故障を修理したりすると、ローンの返済に加え、部品交換・修理費用がかかり多額の出費を強いられることになります。また、劣化や故障がひどい場合には、購入からわずかな期間で新しい車へ乗り換えなければならない事態になることもあるでしょう。そのため、購入しようとする中古車の年式や車両の状態などに応じて、適正な返済期間を決めることが大切です。 総返済額が高くなる 頭金なしで中古車を購入した場合、返済の総額が高くなります。ローンの金利は、借入金額に対してかかるため、借入金額が多いほど総支払額も高くなるのです。支払総額を少しでも減らしたいのであれば、頭金を用意しましょう。 月々の返済額が高くなる 頭金なしにすると、頭金を用意した場合よりも、月々の返済額が高くなります。毎月の返済額を抑えたい場合には、頭金を用意して、借入金額を少なくすると良いでしょう。 中古車の頭金の支払方法 中古車を購入するときの頭金は、納車日までに指定の口座へ振込みましょう。店舗に現金を持ち込むこともできますが、防犯の観点から振込みの方がよいといえます。 支払い方法や支払うタイミングは、契約時に販売店と相談してください。頭金を複数回に分けて支払う場合は、契約時にどれだけの頭金の支払いが必要か確認しておきましょう。 中古車の頭金の額を決める際のポイント 中古車の頭金の金額を決めるときは、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。ここからは、頭金の額を決めるときのポイントを紹介します。 他のローンと返済が被らないようにする 他のローンと支払いが重なる期間をなるべく短くしましょう。 例えば、現在住宅ローンを支払っていて、追加で車のローンを契約しようとした場合、一定期間にわたり住宅ローンと車のローンの二重ローンを組むことになります。このように複数のローンを組もうとした場合、新たに契約しようとしているローンの審査が通りにくくなる可能性が高いです。 複数のローンを組もうとしているときは、頭金をなるべく多くして、二重ローンの期間を短くするとよいでしょう。 生活費が圧迫されない金額にする 頭金を用意するときは、家計を圧迫しない金額に設定しましょう。 貯蓄の全額を頭金にすると、生活費の捻出ができなくなり、生活が厳しくなります。そのため、頭金は食費や水道光熱費などの支払いに困らない金額に設定しましょう。 ローン会社に頭金の下限額がないか確認する ローン会社に頭金の下限額がないか確認しておきましょう。 ローン会社によっては、「頭金として総額の〇%を支払う」といった契約になる場合があります。そのため、契約しようとしているローン会社に頭金の下限額がないか事前に確認しておきましょう。
後輪を滑らせながら高速でコーナーを駆け抜けていくドリフト走行。競技などの動画をみると操作が難しそうなうえ、特殊な車両を使っているかのように感じます。しかし、ドリフトはクルマさえあればどなたでも楽しめるモータースポーツです。ドリフトに適したクルマ選びや必要なパーツなどを詳しくご紹介します。 ドリフトは敷居の低いモータースポーツ ドリフト走行は、いくつか公式な競技団体が存在するほど、現在ではモータースポーツの1カテゴリとして広く認知されています。また、一方でアマチュアレベルでのドリフトシーンも活発で、モータースポーツのなかでも手軽にはじめられるカテゴリの1つです。 ドリフト走行とは Drift(ドリフト)は、直訳すると「流れ漂う」という意味です。コーナーなどで意図的にリアタイヤを滑らせ、スピンをしないようにカウンターステア(曲がる方向とは逆方向にハンドルを切る)をあてながら走行します。コーナーの角度以上に横を向き、スピン寸前の不安定な状態をコントロールするという技術がドリフトの大きな見どころ。D1、フォーミュラドリフトといった競技では、コーナーへの進入速度、ドリフトアングル(横を向く角度)などを得点化して優劣を競っています。 基本的にFR車両ならなんでもOK ドリフト走行にもっとも適しているのは、駆動方式がFRの車両です。車種は日産 シルビアや180SX、トヨタ AE86やスープラなどのスポーツカーのほうが適していますが、重要なのは駆動方式なのでFRであればスポーツカーである必要はありません。実際、JZX100型のチェイサーやアリストなど、セダンタイプの車両を使用しているプロドライバーもたくさんいます。ミッション形式についてはMTが断然おすすめです。ドリフト走行はクルマに通常とは違う動きをさせるので、コンピューターで制御するATだとコーナー内でうまくギアが合わないこともあります。ただし、ATでもドリフト走行を楽しんでいる方はたくさんいるので、とりあえず手持ちのクルマがATであってもドリフト走行は可能です。 ドリフト走行の基本的なやり方 ドリフト走行で重要なのは、リアタイヤを滑らせるきっかけ作りです。きっかけの作り方は、ブレーキング、フェイント、クラッチ蹴り、サイドブレーキなどいくつかの方法があります。初心者のうちはサイドブレーキでのきっかけ作りがおすすめです。コーナー進入時にブレーキングをしてクルマの向きが変わった瞬間にサイドブレーキを使ってリアを滑らせれば、低い速度域で安全にドリフト走行ができます。そして、リアが滑り出したらアクセルを踏みこんで車体の向きをコントロールしてみましょう。基本的にはアクセルを踏み込むとよりリアが流れ、アクセルを離すとドリフトがおさまります。(※一気にアクセルを戻すと反対にスピンを起こす原因になるので注意) ドリ車に必要なパーツ3選 極端なことを言えば、ノーマル車両のままでもとりあえずドリフト走行はできます。しかし、本格的にドリフト走行を楽しみたいのであればいくつか後付けパーツが必要です。後付けパーツを導入した方がコントロール幅も広がり上達しやすいのはもちろん、よりレベルの高いドリフトを楽しめます。 LSD(リミテッドスリップディファレンシャルギア) LSDはドリフト車両に欠かせないパーツのひとつです。クルマの駆動輪には、コーナリング時の内外輪差を吸収しエンジンの力(トルク)を適切に配分するために、ディファレンシャルギア(差動装置=以下デフ)が取り付けられています。しかし、純正のデフはアクセルを踏んだ際に負担のかかっていない車輪が空転してしまうため、トルクが路面にうまく伝わりません。そこで、スポーツ走行時に左右の差動動作を制限するLSDを使用します。また、ドリフトをする目的でクルマを選ぶ際には、後付けのLSDがラインナップされている車種を選ぶことをおすすめします。 車高調整式サスペンション 車高調整式サスペンションも、ドリフトをするのであれば装着しておきたいパーツの1つです。ブレーキングでのピッチ(車体の前後の高さ変化)やコーナリング時のロール(車体の左右の傾き変化)を最小限にしておいたほうが、クルマの姿勢が掴みやすくコントロールもしやすくなります。もちろん、純正の足回りでもドリフト走行は可能です。しかし、純正の足回りだともともとの車高が高いこともあり、ピッチやロールの変化が大きくなるため、姿勢のコントロールがしにくくなります。テレビCMなどで見かける、純正の足回りのままで行うドリフトは、かなりのテクニックが無ければできません。 ちなみに、最近は若干フロントを高めにしてコントロール幅を大きくとるセッティングがトレンドです。 バケットシート レーシングカーなどに装着されているバケットシートは、ドリフト初心者にこそおすすめのパーツです。純正のシートは快適性を重視してゆとりのある作りになっているため、クルマを大きく横向きに流すドリフト走行をすると、ドライバーの体も流れてしまいます。姿勢を保持するために余分な力が必要になると、運転操作に集中できないばかりか操作できる幅も狭まってしまい思うようにドリフト走行ができません。まだクルマのコントロールに慣れていない初心者こそ、運転操作に集中できるバケットシートを装着すると上達も早くなります。 FFや4WDでもドリフトは可能 ドリフト走行に適したクルマは間違いなくFR車両ですが、FFや4WDといったFR以外の駆動方式でドリフトを楽しんでいる人もたくさんいます。どんなクルマでも楽しむだけなら、すぐに挑戦できるのもドリフト走行の魅力の1つです。 FFでドリフトをする FFでドリフトをする場合も、ドリフトのきっかけ作りはFRと同様です。コーナー進入時にサイドブレーキでリアタイヤをロックして後輪を意図的に滑らせます。FFでドリフトをする場合のポイントは、リアタイヤのグリップ力をいかに落とすかということ。できるだけ細くグリップ力の低いタイヤを使いましょう。FFでのドリフトは「Fドリ」と呼ばれ、一定数の愛好家がいます。Fドリは、軽自動車からセダンまで幅広い車種で楽しんでいる方が多いのも特徴です。 4WDでドリフトをする 基本的に4WDは安定性が高いことが特徴なので、意図的にリアタイヤを滑らせるドリフト走行に向いていない駆動方式です。コーナーでの限界能力の高い4WDでリアタイヤを滑らせるには、一定のテクニックとある程度の高い速度が必須。コツはカウンター(進行方向と逆にハンドルを切る)を当てすぎず4輪すべてを滑らせながらコーナーを抜けるイメージです。ラリーの世界では結果的に4WDドリフトを駆使する場面が多く、世界最高峰のWRCでは限界を超えた大迫力のドリフトが見られます。 まとめ 速度と角度を追求するプロレベルから、自分の技量にあわせて楽しむアマチュアレベルまで、幅広い層がドリフト走行を楽しんでいます。また、使用するクルマをレーシングカーのように作り込まなくても、最低限の装備でとりあえずはじめられるのもドリフトの魅力です。なお、誰でも手軽にはじめられるドリフト走行ですが、公道でのドリフト走行は当然禁止されています。ドリフトの練習は必ずサーキットなど許可された場所で行いましょう。自分の技量と安全面に配慮して、ドリフト走行を楽しんでください。
夏はレジャーなどで車に乗る機会が増える季節ですが、車のトラブルが多くなる傾向があります。そのため、夏の車のトラブルに備えて、自動車保険の見直しを検討している人もいるでしょう。この記事では、夏に起こりやすいトラブルや、支払われる保険金などについて解説します。保険を使った場合の等級の変化や、トラブルによる被害を抑えるためのポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。 夏に起こりやすい車のトラブル エアコンを使うとガソリンの消費が増加します。そのため、夏にエアコンを使う頻度が多くなると、ガス欠を起こすリスクが上がります。また、台風や豪雨などで車が損傷したり乗っている人が怪我をしたりと、予想外なことが起こりやすいでしょう。夏に起こりやすいトラブルを事前に把握し、回避できるよう備えることが大切です。続いて、夏に起こりやすいトラブルを解説します。 ガス欠 夏になるとエアコンを使う場面が増えるため、ガス欠による車のトラブルが増加します。エアコンが作動するためのコンプレッサー装置は、エンジンで動かしているため、通常よりガソリンの消耗が早くなります。また地方の高速道路はガソリンスタンドが少ないので給油のタイミングを逃したり、長時間の渋滞で一歩も動けなかったりと、予想外なことも起こりやすいでしょう。 特に高速道路上でガス欠のトラブルが多く、JAFの主な出動理由TOP10の2位に「燃料切れ」が入っています。 引用元:JAFロードサービス 主な出動理由TOP10 台風・豪雨による車の損傷 夏は台風が上陸する機会が増えるため、豪雨によって車が水没または冠水する可能性があります。低地やガード下は、雨が降り続けたときに冠水しやすいため、車に被害が及ぶ確率が高くなります。また、河川が氾濫すると堤防が決壊し、海抜の低い場所に車を停めていると水没したり、最悪の場合は洪水で流されたりする恐れもあります。 台風による飛来物による怪我 台風による飛来物で、乗っている人が怪我をする可能性もあります。例えば台風による飛来物がフロントガラスに当たって、乗っている人が負傷したり、車が冠水した際の脱出時に怪我をしたりするケースが挙げられます。台風や豪雨の中では、車に乗っている人にも被害が及ぶことを把握しておいてください。 車両保険に入っていれば夏のトラブルにも安心 台風や豪雨などによって車が損傷しても、車両保険に入っていれば保険金が支払われます。自然災害で受けた被害に対しては、「一般型」と「エコノミー型」の両方が保険金の支払い対象になります。 また、人身傷害保険や搭乗者傷害特約つきの保険であれば、車に乗っていた人の怪我による入院や通院などに対応可能です。さらに、自動車保険によってはロードサービスが自動で付帯されており、ガス欠を起こした場合に有料のレッカーサービスを呼ばずに済むケースもあります。加入している自動車保険にロードサービスが付帯されているか事前に確認しておきましょう。 夏のトラブルで支払われる保険金額 車が冠水または水没すると、修理費全額を車両保険金として受け取れます。自己負担分の「免責額」を設定している場合は「修理費−免責額=車両保険金」となります。ただし、修理費が車の時価額を超えた場合は「全損」扱いになり、自動車保険の契約時に設定した車両保険金額しか受け取れません。・例 車両保険金額が150万円の車に対して200万円の修理費が発生 上記のように車両保険金額が低いと、買い替えや修理費が足りなくなるケースもあるので、「車両新価保険特約」や「車両全損修理時特約」をつけておくとより安心できます。 夏のトラブルに保険を使った場合の等級の変化 車が冠水または水没した際に保険を使うと、通常の3等級ではなく、1等級ダウンになるため保険料が上がることをあまり気にせず保険を利用できます。通常の事故で保険を使った場合は基本的に3等級下がりますが「自分自身が原因で発生した被害」ではないので、1等級ダウンで済みます。 ・火災や爆発・飛来物と衝突・盗難・落書きなどのいたずらによる被害 上記は1等級ダウンで済む事故なのでぜひ参考にしてください。ただし津波による被害は、自動車保険で補償されないので注意が必要です。 また車に乗っている人が負傷した場合に使う「人身傷害保険」や「搭乗者傷害特約」はノーカウント事故として扱われるため、等級は下がりません。 夏の車のトラブルによる被害を抑えるためのポイント 高速道路に乗る前にガソリンを満タンにしておくと、ガス欠のリスクを抑えられます。また車で地方や慣れない場所に行く際は、事前に付近のガソリンスタンドを確認しておくことも、ガス欠を防ぐ1つの方法です。台風が上陸している日は海岸などの水辺から離れ、冠水している道路を無理に走行せず、なるべく高い場所に車を停めましょう。
真夏日や猛暑日の車内は、外気温の1.5倍以上の温度になることもあります。そんなときに必須なのがエアコンです。今回は、旧車にエアコンを取り付けられるのか解説します。また、旧車にエアコンを取り付けたときに起こりやすいトラブルについても紹介します。旧車を所有していて、エアコンの取り付けを検討中の方は参考にしてみてください。 旧車にエアコンがついているかどうかは車種で異なる 旧車にエアコンが取り付けられているかどうかは、車種によって異なります。 年式が古いクラシックカーの場合、エアコンが装備されていないことが多いでしょう。エアコンが装備されている旧車では、効きが悪かったり、冷風が出なかったりすることがあります。 旧車でのドライブを楽しむためにも、エアコンは取り付けておいたほうがよいでしょう。また、近年では、25℃以上の夏日、30℃以上の真夏日、35℃以上の猛暑日になることも珍しくありません。旧車の運転中に熱中症や脱水症状など、体調不良にならないためにもエアコンの取り付けをおすすめします。 旧車にエアコンを取り付けられる? 旧車にエアコンを後付けすることは可能です。 ただし、取り付ける部品の数が多く、車体の加工が必要になることがあるため、時間や費用がかかることがあります。また、エアコンは多くの電力を消費する装置です。そのため、エンジンの出力不足やオーバーヒートなどのトラブルが起こりやすくなります。 旧車にエアコンを後付けすることはできるものの、取り付けに費用がかかったり、トラブルが発生しやすくなったりすることに留意が必要です。 旧車のエアコン取り付けは業者に依頼しよう 旧車へのエアコン取り付けは、業者に依頼しましょう。エアコンは自分で取り付けることも可能ですが、専門的な知識や工具が必要です。知識の習得や工具の準備、故障のリスクなどを踏まえると、旧車の扱いや整備に慣れている業者にエアコンの取り付けを依頼した方がよいでしょう。 旧車のエアコンのよくあるトラブル 旧車のエアコンは、冷えない・効かないといったトラブルがよくあります。ここからは、旧車のエアコントラブルについて紹介します。 エアコンの排水によるカビ エアコンの排水によって、フロアにカビが発生することがあります。 エアコンは、液体が気化するときの気化熱によって冷たい風を作り出す構造です。そのため、気化するときの温度差で水滴が発生します。何らかの理由により、エアコンの排水が車内の床やエンジンルーム・トランクルームのフロアなどに溜まってしまうとカビが発生するのです。 旧車のエアコンを使ったときは、車内のフロア、エンジンルームやトランクルームのフロアにエアコンの排水が溜まっていないか時々チェックしましょう。もし、排水が溜まりやすいのであれば、修理することをおすすめします。 エバポレーターの汚れがひどい エバポレーターの汚れがひどいと、エアコンが効かなくなります。 エバポレーターは、熱交換器と呼ばれることもある部品で、車外から取り込んだ空気を冷やすパーツです。このエバポレーターが汚れていたり、目詰まりしていると、エアコンが正しく機能しなくなり、エアコンの効きが悪くなります。 エアコンの効きが悪くなったときは、エバポレーターの洗浄や部品交換をしましょう。 エアコンが効かない エアコンが効かない原因は、先述したエバポレーターやエアコンガスなどさまざまです。エアコンの効きが悪くなったときは、ディーラーや修理工場などで原因特定をしてもらい、適切な処置をしましょう。
中古車を購入するとき、オプションを装着できるか気になっている方も多いのではないでしょうか。今回は、中古車にオプションをつけられるのか、後付できるオプション例、装着時の注意点を解説します。中古車を買うときや購入後にオプションを装着できるか気になっている方は参考にしてみてください。 中古車に後付けできるのはディーラーオプションのみ 中古車のオプションで装着できる装備は、ディーラー(販売店)オプションのみです。 車のオプションには、メーカーオプションとディーラー(販売店)オプションの2種類があります。メーカーオプションは、車を製造する過程で装着する装備であるため、工場出荷後に装着することができません。ディーラー(販売店)オプションは、車を購入する店舗(ディーラーや販売店)に車両が到着したあとに装着する装備となっています。そのため、中古車は、ディーラー(販売店)オプションのみ装着できるのです。 中古車に後付けできるオプション例 中古車に後付けできるオプションは、ETC車載器やドライブレコーダーなどです。ここからは、中古車を購入した後に装着できるオプション装備の代表例を紹介します。 ETC車載器 ETC車載器は、高速道路やバイパスなどの有料道路で料金を自動で支払えるETCカードを使用するための機器です。ETC車載器は後付けできます。高速道路やバイパスなどの有料道路を利用する機会がある場合は、装備しておくとよいでしょう。また、ETC 2.0やスマートインターチェンジなどの普及が進んでいるため、装備しておいて損はないといえます。 中古車を購入したとき、古いタイプのETC車載器や2.0に対応していない車載器が装備されていたら買い替えておくとよいでしょう。ただし、有料道路を一切使わないのであれば、ETC車載器を装着するメリットがありません。有料道路の利用の有無でETC車載器の装着や買い替えを検討しましょう。 ドライブレコーダー ドライブレコーダーは、後付けタイプがほとんどです。ドライブレコーダーが装着されていない場合は、装備しておくことをおすすめします。ドライブレコーダーで撮影した映像は、近年話題となっているあおり運転や万が一の事故のときの証拠として役立ちます。 社外ナビ 社外ナビは、純正オプションとして設定されているナビ以外のナビゲーションのことで、ダッシュボードに組み込む「インダッシュタイプ」とダッシュボード上に装着する「ポータブルナビ」があります。いずれも車を購入した後に取り付けることが可能です。車種に適合したインダッシュナビや前方視界の妨げにならない大きさのポータブルナビを選びましょう。 フロアマット フロアマットは、車内の床面に敷くマットで、正規のディーラー(販売店)やカー用品店などで購入できます。フロアマットを購入するときは、車種に適合したマットを選びましょう。 シートカバー シートカバーは、装着されているシートの上から被せるカバーで、シート生地を手軽に変えられるアイテムです。購入した中古車に装備されているシートがファブリックであっても、レザー調のシートカバーを付ければ、簡単に車内の雰囲気を変えることができます。シートカバーは、室内の印象を簡単に変えられるアイテムです。自分好みのシートカバーを装着して、オリジナリティある車に仕上げてみてはいかがでしょうか。 内装のドレスアップパーツ 内装のドレスアップパーツには、ステアリングやシフトレバーのカバーやインテリアの照明などがあります。内装のカスタマイズパーツを装着すると、車内の雰囲気が変わります。パーツ代も安価なものが多いため、手軽にカスタマイズできるでしょう。 アルミホイール 外装のイメージを変えられるパーツのアルミホイールは、ホイールだけを変更する場合とホイール+タイヤを交換する場合があります。アルミホイールは、カスタマイズパーツの中でも高額の場合が多いため、購入するときは慎重に検討しましょう。 サイドバイザー ドアバイザーとも呼ばれるサイドバイザーは、窓枠に付けるパーツです。雨の日でも窓を少し開けられるため、車内の換気に役立ちます。 プラスチック製のサイドバイザーは、時間の経過とともに劣化するパーツです。そのため、中古車を購入したときに色褪せていたり、ひび割れていたりすることもあるでしょう。劣化していたときには、取り外したり付け替えたりすることをおすすめします。 バックモニター バックモニターは、駐車するときに後方視界のサポートをしてくれるアイテムです。近年の乗用車に装備されることが多く、今や必須アイテムとなっています。購入した中古車にバックモニターが装備されていない場合には、装着しておくとよいでしょう。 中古車のオプションの後付けに関する注意点 ここからは、中古車にオプションを後付けするときの注意点を解説します。 先進安全装備は後付けできない 衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報・抑制機能といった先進的なサポートシステムや安全装備は後付けできません。近年普及している先進的な支援機能は、レーダーやカメラで認識した情報をコンピュータで処理して運転をサポートをします。先進的な運転支援機能は、複雑なシステムであるため、後付けすることができないのです。 内装イメージが変わることがある 後付けするアイテムによって、内装のイメージが変わることがあります。インテリアのカスタマイズをするときは、パーツを慎重に選びましょう。 必須なオプションがついた車種を選ぶべき 中古車は、製造過程で装着されるメーカーオプションを後付けできません。そのため、どうしてもほしい装備がメーカーオプションの場合、希望するアイテムが装着さている車を選びましょう。 取り付け工賃が発生する オプションの後付けを業者に依頼すると、パーツ代に加えて工賃が発生します。後付けパーツを自分で取り付ければ工賃を省けますが、インダッシュタイプのナビや前後録画タイプのドライブレコーダーなど、専門的な知識や工具が必要な場合には、業者に依頼しなければなりません。オプションを装着するときは、パーツ代だけでなく、工賃も含めて予算を決めましょう。