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旧車の売買と鑑定市場

車の一括査定とは?よくあるトラブルや信頼性の高い一括査定サイトの選び方についても解説
旧車の売買と鑑定市場 2022.10.24

車の一括査定とは?よくあるトラブルや信頼性の高い一括査定サイトの選び方についても解説

買取業者ごとに査定してもらうよりも、一括で査定を依頼する方が効率的と感じる方も多いでしょう。車の一括査定を利用することにはメリットとデメリットがあります。今回は車の一括査定や、よくあるトラブルについて解説します。車の一括査定を検討中の方は参考にしてください。 車の一括査定の注意点 車の一括査定とは、サイトに査定情報を登録するだけで複数の業者に一括して査定依頼ができるサービスです。多くの買取業者に相見積もりを出す場合、依頼先探しと業者とのやり取りに相応の手間や時間がかかります。また、査定を依頼する業者ごとに個人情報を送信したりアンケートを回答したりする必要もあり、それだけでも煩わしく感じてしまうものです。 一括査定の強みは、このような手間と時間を削減できることです。ただし、査定はインターネットや電話だけで完結するわけではありません。効率的に見えて実は余計な労力がかかるケースもあるため、仕組みを十分に理解したうえで利用を検討しましょう。 それでは、車の一括査定の注意点を詳しく解説します。 しつこい営業電話が来る場合がある 一括査定サイトに店舗情報を掲載すると、費用がかかります。そのため、サイトへの掲載費用の回収や営業ノルマの達成などを目的に、依頼主へしつこく営業電話をかける場合があります。 一括査定サイトの利用者は一番最初に対応してくれた買取業者に依頼する傾向があるため、昼夜問わずに電話をしてくる業者も少なくありません。また、アポイントの約束や買取が成立するまでしつこく連絡をしてくることも多く、国民生活センターや消費生活センターに苦情が寄せられる案件にもなっているので注意が必要です。 複数の買取業者と連絡を取り合うことになる 一括査定を利用すると、そのサイトと提携している複数の買取業者と連絡を取り合うことになります。車の査定は店舗や出張査定により行われるため、時間や場所決めのアポイントが必須です。また、買取りが成立した後も断りの連絡をすべての業者に入れる必要があります。 地域によっては十分な数の業者の査定を受けられない 地域によっては十分な数の業者に査定を受けられない可能性もあります。また、業者の営業活動範囲から外れていると、場合によっては出張査定に費用が発生することや買取時に車の陸送費を別途で請求されてしまうこともあるので注意しましょう。 車の一括査定でよくあるトラブル 続いて、車の一括査定でよくあるトラブルについて解説します。 契約後に査定額が下がる 契約後に査定額が下がるケースは通常の買取でも発生します。悪質なケースでは、他社よりも早く契約するために高額な査定額を提示し、契約後に「車に不具合があった」と意図的に査定額を下げてくることもあります。契約書面に二重査定についての項目があり、同意の上で契約すると後のキャンセルに高額な違約金が発生する場合もあるので契約前にしっかりと確認しておきましょう。 二重査定とは.........買取契約が成立した後に業者が再度査定を行い、瑕疵(大きな不具合や欠陥)が発見された場合に買取査定額が減額されることです。その旨が記載された契約書面の内容を読んだり説明を受けた後で契約を行うと同意した上での契約と見なされます。 焦らされて不利な契約をしてしまう 車の買取価格は社会情勢や相場に大きく影響を受けやすく、短い期間で大幅に価値が変わってしまうこともあります。買取業者によっては、そういったことを逆手にとって「今だけこの査定額で契約できます」と焦らせて不利な契約を急がせることもあるので注意が必要です。 高額なキャンセル料を請求される 一度契約してしまうと、他の買取業者で高い査定額が出てもキャンセルされないように高額なキャンセル料を請求する業者も存在します。契約書にその旨の記載がある場合は、法的にも有効となるので契約時にしっかりと確認しておく必要があります。ただし、あまりにも法外なキャンセル料となる場合は、消費者契約法に違反する可能性もあるので消費者ホットラインなどに相談するようにしましょう。 信頼性が高い一括査定サイトの選び方 信頼性が高い一括査定サイトの選び方について解説します。一括査定サイトの利用を検討中の方は、未然にトラブルを回避できるよう参考にしてください。 業者の運営会社を入念に確認する 業者の運営会社を入念に確認することは重要です。業者のホームページや他サイトなどで過去の実績やレビューなどを詳しく検索して、その業者が信用できるか判断しましょう。また、アポイント取得時の電話の応対で最低限のことしか伝えてこない業者は要注意です。あいさつや今後の流れの説明などを丁寧にしてくれるかどうかをポイントにしてください。 個人情報を他の用途で使われないか確認する 一括査定サイトでは車の情報以外に必ず個人情報の入力が必要です。その個人情報の取扱いがどのようにされるかは事前に利用条件を確認しておくといいでしょう。買取業者に個人情報がすべて渡り、いきなり自宅に訪問されたというケースも発生しています。 連絡手段をメールに限定できるか 連絡手段をメールに限定できるかどうかは重要です。それほど急ぎの連絡でもないのに仕事中や家族との時間に電話が何度もなるのは煩わしさしかありません。一括査定サイトに登録した瞬間に何社もの買取業者から電話が入るといった事態を避けるために、業者からの連絡手段をメールに限定できるサイトを選ぶこともできます。 また、メールは記録として残せるため、買取業者の説明に不備がありトラブルに発展した際に、証拠として活用できます。こまかい質問やその回答などもメールで残しておくとよいでしょう。 一括査定を受ける以外の選択肢 一括査定を受ける以外の選択肢について解説します。一括査定を利用するのが不安だと思う方は参考にしてください。 ディーラーの下取りを利用する ディーラーの下取りでは、購入する車の商談中に査定を受け、納車時に引き取ってもらえるため、自分で中古車買取業者を探して持ち込む手間を削減できます。買取業者との連絡や商談などは不要となるので煩わしさは一切ありません。ただし、査定額は買取業者よりも低くなる可能性があるため、下取り額を確認したうえで処分の方法を検討しましょう。 中古車買取業者と直接交渉する 一括査定サイトを利用せずに近隣の中古車買取業者と直接交渉する場合、複数の業者の店舗に一日でまわるという手段があります。その中で最も査定額が高くて信頼できそうな業者と売買契約を結ぶのも1つの方法です。契約を迫られても「他の買取業者に査定の予約をしている」と伝えれば無理な引き止めもされません。 事前に相場や信頼できそうな中古車買取業者を調べておくことや、相見積もりが出ればすぐに契約先を選んで売却するという気持ちで挑めば、短期間で済ませることができます。ただし、どれだけ急いでいたとしても、疑問点や不安点は契約前に解消しておくことが大切です。 廃車にする 一括査定サイトの利用や買取業者とのやり取りに煩わしさを感じるなら、廃車にすることもひとつの手段です。ただし、廃車にも費用が発生するので、査定額があまり出ないと思う車でも買取業者に相場額を確認するといいでしょう。電話で「こういった車でも買取はしてもらえますか」と確認するだけなら、個人情報を伝えなくても対応してくれる買取業者も存在します。 査定額が出る車なら詳細査定が必要という回答が出るので、そこから査定依頼を検討してみるといいでしょう。査定額が出ない車なら「廃車費用が発生する」「自動車税や自賠責保険の還付金との相殺で無料で引取ります」などの回答が出ることもあるので試されてみてはいかがでしょうか。

車を現金一括払いで購入するメリットは?ローンとの比較についても解説
旧車の売買と鑑定市場 2022.10.20

車を現金一括払いで購入するメリットは?ローンとの比較についても解説

車の購入時の支払いを、現金一括払いか残価設定型も含めたローンのどちらにするか悩む人は多いのではないでしょうか。今回は車を現金一括払いで購入するメリットや、ローンでの支払いとの違いについて解説します。車の購入を検討中の方は参考にしてみてください。 車を現金一括払いで購入するメリット 車を現金一括払いで購入するメリットとは何でしょうか。販売業者との商談で、残価設定型も含めたローンの方がメリットが大きいとすすめられることも多いかもしれません。漠然としたものではなく、しっかりとその内容を把握しておくことが重要です。まずは車を現金一括払いで購入するメリットについて詳しく解説します。 利息がかからない 車を現金一括払いで購入すると利息がかかりません。利息とは、お金を借りる行為に対する対価として、貸してくれた人に支払うお金のことです。車を現金一括払いで購入すると、原資は自らの貯金などからまかなわれるため利息は発生しません。金利や支払い回数によっては数十万円もの利息がかかるため、利息がかからないことは現金一括払いの大きなメリットです。 車の所有者が自分になる 現金一括払いで購入すると車の所有者は自分になります。ローンの場合は車検証の所有者名義欄にローン会社や販売業者名が記載され、残金を一括で返済した上で所有権解除の手続きをしなければ所有者としては認められません。ローンの途中で売却や名義変更を行う場合は先に残金を支払う必要があります。現金一括払いではこのような制約がありません。 毎月のローンを支払う必要がない 車を現金一括払いで購入すると、毎月のローンを支払う必要がありません。車は税金や整備費用、駐車場代といった維持費がかかるので、それに加えてローンの負担が重なると車に関する月々の支出は増大します。次に車を買い換えるための貯金も現金一括払いの方が捻出しやすいといえるでしょう。 車を現金一括払いで購入するデメリット 続いて、車を一括払いで購入するデメリットについて解説します。 貯金を切り崩すことになる場合が多い 家族などから借金をする場合を除き、車の購入代金は貯金を切り崩して捻出することがほとんどです。その場合は貯金が大きく減ることになるため、病気や災害などへの備えに影響が及ぶ可能性があります。 多額の現金を引き出すのに手間がかかる ATMでの出金は限度額が設けられており、車を購入するほどの金額になると銀行の窓口に出向く必要があります。銀行窓口は平日にしか開いておらず、週末が休日の人なら手間や時間がかかるといえるでしょう。販売業者が振込手数料を負担してくれたとしても、モバイルバンキングなどに申し込んでいなければ銀行に足を運ばなければならないのに変わりはありません。 車をローンで購入するメリット 続いて、車をローンで購入するメリットについて解説します。 お金の負担を分散できる ローンを利用することでお金の負担が分散できます。貯金は万一に備えての資金でもあり、車の購入時に切り崩すといざというときに困ってしまう可能性も考慮しましょう。ローン返済中での一括返済も可能で、低金利のものを利用するとリスクヘッジにもなります。 現金がなくても車を購入できる ローンを利用すると現金がなくても車を購入できるのが強みです。現金で車を購入するためには何年にも渡る貯金が必要となり、突発的な災害や事故により車の買い換えを余儀なくされた場合などにはローンが非常に強い味方となってくれます。 低金利のローンなら総返済額があまり変わらない 低金利のローンなら総返済額は現金一括払いとあまり変わりません。ローンには車の販売業者が斡旋しているカーローン以外にも、銀行や信用金庫などといった低金利の借入先があります。就業先や金融機関の利用状況によっては優遇金利が適用されるため、チェックしておくとよいでしょう。 車をローンで購入するデメリット 続いて、車をローンで購入するデメリットについて解説します。 利息によっては総支払額がかなり高くなる ローンの利息によっては総支払額がかなり高くなります。ローンは低金利のものほど審査が厳しく、反対に利息が高いものほど審査に通りやすい傾向があります。毎月の内訳ではそれほど大きな差はなくても、総支払額で考えると金利(割賦手数料)の総額は数十万円単位で異なることもあるので注意しましょう。 他のローンの審査に通りにくくなる 車をローンで購入すると他のローンの審査に通りにくくなります。車のローンは総量規制(借入可能な金額は年収の1/3までとされる制度)の対象外です。しかし、一般的にほとんどのローンは信用情報機関に照合が行われたうえで審査が実施されるため、返済状況によっては他のローンの審査申し込み時に影響する可能性があります。 車の所有者がローン会社になる ローン返済中は車の所有者がローン会社になります。原則としてローンの支払いが終わるまでは買い換えや名義変更はできなくなり、転居時の住所変更もすぐにはできません。また、ローンの契約者が亡くなった場合は、ローンの返済も相続人が引き継ぐ必要があります。 審査に落ちて計画が崩れる可能性がある 車のローンの審査に落ちると資金計画が崩れてしまう可能性があります。すぐに車が必要な場合でもローンの審査に通らなければ購入はできません。また、審査時の信用情報機関の記録は6ヶ月間残ります。一度審査に落ちたからといって、何社にもローンの申し込み手続きを行うと、その記録を見たローン会社が不審に思い、無条件で審査に落としてしまう恐れがあります。 現金一括払いとローンのどちらが向いている? 現金一括払いとローンのどちらが向いているかは、貯金額やライフスタイルによって異なります。詳しく解説します。 現金一括払いが向いている人 現金一括払いが向いている人は、貯金に余裕がある人です。車の購入で貯金を切り崩しても万一の際の備えとして問題がなく、長期的に見て少しでも総支払額を抑えたいのであれば現金一括払いがおすすめといえます。利息の支払い分がなくなるだけでなく、査定金額が一番高い時に車を売却して買い換えることも可能です。 ローンが向いている人 ローンが向いている人は、貯金に余裕がなかったり万一の備えとして切り崩したくない人です。低金利のローンが利用できる場合は、金利負担も抑えられてデメリットも生じにくいという側面もあります。短い期間で車を買い換えたい人は残価設定型ローンをうまく活用するのもいいでしょう。

車の個人売買でローンを利用できる?注意点や利用できないケースも紹介
旧車の売買と鑑定市場 2022.10.20

車の個人売買でローンを利用できる?注意点や利用できないケースも紹介

個人売買は、車の価値や輸送費などが価格に必ず反映されるわけではないため、希望の車を安く購入できる可能性があります。しかし、現金一括で購入できる価格がつくとは限りません。現金一括で購入できない場合、個人売買でもローンを利用できるか気になる方が多いのではないでしょうか。結論から言うと、個人売買でローンを使えるかどうかはケースバイケースです。この記事では、車の個人売買でローンを利用できるケースとできないケース、注意点などについて詳しく解説します。 個人売買ではカーローンを利用できない 個人売買では、基本的にカーローンを利用できません。なぜなら個人売買は、ディーラーなどの販売店とは違い、取引される金額が妥当かどうかをローン会社が判断しにくいためです。また車の購入以外の目的でカーローンを不正に利用される可能性があるため、個人売買では借入を許可していません。 ただし、「JA」や「労働金庫」などの一部の金融機関は、個人売買でカーローンを利用できる可能性があります。これらの金融機関のカーローンは比較的低金利のため、総支払額を抑えたい方はぜひ利用してみてください。 車の個人売買でまとまったお金を用意する方法 カーローン以外に、フリーローンやキャッシングを使えば、まとまったお金を用意できます。続いて、フリーローンやキャッシングについて解説します。 フリーローンを利用する 銀行のフリーローンを利用すると、まとまったお金を用意できます。フリーローンは、借入したお金の用途が問われない(事業資金は対象外)ため、車の購入費に充てることが可能です。ただし、保証人や担保が不要なため、他のローンと比べて審査が厳しい傾向があります。 また、フリーローンはカーローンよりも金利が高い点に注意が必要です。ため利息をなるべく支払いたくない場合は、ディーラーや販売店で車を購入しましょう。 キャッシングでお金を借りる クレジットカードやカードローンのキャッシングでお金を借りれば、ある程度のまとまったお金を用意できます。また、借入時は審査が不要のため、すぐに利用できる点はメリットと言えるでしょう。ただし、キャッシングは金利が高く、人によって借入限度額が低い点に注意が必要です。また、キャッシングで借りたお金を返済できる目処があるかどうか、今一度考えたうえで利用を検討しましょう。 車の個人売買で銀行のローンを利用する際の注意点 続いて、車の個人売買で銀行のローンを利用する際の注意点を紹介します。利用する前に注意点を押さえて、スムーズに車を購入できるようにしましょう。 借入可能額を事前に確認しておく 借入可能額は、年収や収入の安定性、金融事故の有無、家族構成など、さまざまな要因で決まります。いくらまで借りることができるかは、車の購入を決める前に確認しておきましょう。全額をローンで支払えない場合は、貯金を切り崩したり他のローンで補填したりする必要があります。 例えば、車の購入金額が100万円で、銀行からは70万円しか借りられなかった場合、30万円が不足します。この30万円を支払えなければ車は購入できないため、全額用意できることを確認のうえで車の購入を決めましょう。また、50万円以上を借りる場合は、金融機関から「収入証明書」の提出を求められる場合があります。収入証明書は、源泉徴収票や住民税決定通知書、納税通知書、所得証明書、給与明細書などです。 仮審査を通過してから車を購入する 銀行のローンを利用する場合は、仮審査を通過してから車を購入しましょう。なぜなら仮審査に落ちるとお金を借りられず、売主側に迷惑をかけてしまうからです。 また、「取引を中止した場合は違約金が発生する」などの契約を交わしている場合は、キャンセル料を支払う必要があります。 審査日数を踏まえて代金の支払期日を決める 銀行のローンを利用して個人売買する場合は、審査日数を踏まえて代金の支払い期日を決める必要があります。なぜなら審査は1〜2週間程度かかり、すぐに借入できるわけではないからです。銀行のローンを利用する前に、審査日数や借入したお金がいつ振り込まれるかなどを確認しておくと、売主側とスムーズに取引を行えます。 車の個人売買でローンを利用できないケース 車の個人売買で借入を許可している金融機関はいくつかありますが、ローンを利用できないケースもあるので注意してください。続いて、車の個人売買でローンを利用できないケースを紹介します。 車の購入が目的であることを証明できない 個人売買は、車の購入が目的であることを証明しにくいため、ローンを利用できないケースがあります。金融機関では「車の購入費用」として利用者に借入を許可しているため、証明として契約書の提示を求められるでしょう。個人売買でローンを利用する場合は、下記の事項を記載した契約書を提示します。 ・車の情報(車種、車台番号、型式)・買主と売主の個人情報・売却金 ブラックリストに入っている 支払いの未納や滞納を繰り返し行うと、信用情報機関に記録が残ります。この状態を「ブラックリスト入り」といい、審査時に確認されることで審査落ちの可能性が高まります。なぜなら、未納や滞納を繰り返し行う人は、返済能力がないとみなされるからです。ただし、未納や滞納を解消してから5年経過していれば、信用情報期間から金融事故の記録が消えている可能性があります。自分の信用情報を確認したい場合は、開示請求をしてみましょう。開示請求は1,000円程度で行えます。 担保となる車の価値が低い 担保となる車の価値が市場相場より低いと、ローンを利用できない可能性があります。ローン会社や金融機関は、車を担保にして利用者に借入を許可しています。しかし借入金額が市場相場より高いと、利用者が返済できなかった際に、債券を回収できないためローンを断られるでしょう。また「車の購入費以外の借入をしようとしている」と思われてしまうことも、ローンを断られる理由の1つです。 個人売買はお互いが同意したうえで契約が成立するため、市場相場から離れた金額で取引が行われるケースがあります。個人売買でローンの利用を検討している場合は、購入金額が市場相場から逸脱していない車を選ぶとよいでしょう。

車の個人売買はトラブルが多い?売り手と買い手のトラブル事例や注意点を解説
旧車の売買と鑑定市場 2022.10.19

車の個人売買はトラブルが多い?売り手と買い手のトラブル事例や注意点を解説

車の個人売買は業者を介さないため、高く売れて安く買える傾向があります。しかし、代金が支払われなかったり、事故車・盗難車を買ってしまったりするなどのトラブルもあるため、良い点と悪い点の両方を把握しておくことが大切です。今回は、車の個人売買で起きるトラブルや注意点について紹介します。 【売り手編】車の個人売買で発生するトラブル 車の個人売買における売り手側のトラブルを紹介します。個人売買で車を売却しようとしている方は参考にしてみてください。 車の代金が支払われない 個人売買では、車を渡したものの代金が支払われないというトラブルが多いです。基本的に一括払いとなる車の個人売買では、買い手側が購入費を用意できず、支払いがされないまま連絡が途絶えてしまうことがあります。このようなトラブルを避けるためにも、支払いの確認ができてから車を渡すようにしましょう。 購入が決まってから減額や修理代の支払いを求められる 売買契約が成立した後に、費用の減額や修理代の支払いを求められることがあります。このようなトラブルを避けるために、購入後の減額や修理については応じない旨を契約書に記載しておきましょう。 名義変更してくれない 個人売買の場合、名義変更をしてくれないトラブルも発生しやすいです。名義変更をしなかったり、名義変更の時期が遅くなったりすると、自動車税の納付書が前所有者である売り手に届いてしまいます。名義変更をしないことによるトラブルを避けるためには、売り手と買い手が一緒に運輸支局で手続きをするとよいでしょう。 【買い手編】車の個人売買で発生するトラブル 車の個人売買における買い手側のトラブルを紹介します。個人売買で車を購入しようとしている方は参考にしてみてください。 購入した車が短期間で故障した 個人売買の場合、中古車販売店や修理工場などを仲介しないことが多いため、基本的に現状販売となります。そのため、購入後すぐに車が故障することがあるでしょう。個人売買で車を購入するときは、購入後に不具合や故障が発生するリスクがあることを理解しておく必要があります。 事故車や盗難車であることが発覚した 事故車や盗難車であることを隠して、車を個人売買していることがあります。事故車や盗難車など、何らかの不具合や不都合がある車は、一般的な相場より安く売られているケースが多いです。そのため、中古車の相場より安すぎる車を個人売買で見つけたときには、慎重に購入を検討する必要があります。 購入後に高額な輸送費を請求された 高額な輸送費を請求されることがあります。一般的な輸送費より高額な場合は、買い手側で輸送の手配をしたり、自分で車を取りに行ったりするとよいでしょう。 車の個人売買でのトラブルを防ぐためのポイント ここからは、個人で車を売買するときのトラブルを防ぐ方法について紹介します。 契約書の細部まで確認したうえでサインする 親しい人との個人売買であっても、契約書を作成して、サインしましょう。口約束で車の個人売買をすると、トラブルに発展しやすいです。そのため、契約書を作成し、内容をしっかりと確認して、署名や捺印をしておくことがトラブルを防ぐ方法となります。 車の状態を細部まで確認する 車の状態は細部まで確認しましょう。現状販売になることが多い車の個人売買は、業者による査定をしないケースがほとんどです。そのため、車の状態を細部まで確認してから購入を決めるようにしましょう。 車検証に不備がないか確認する 車検証に不備がないか確認しましょう。車の売却は、車検証上の所有者でなければ行うことができません。そのため、車検証の所有者が売主本人なのか確認しておくことが大切です。もし、所有者がローン会社やディーラーの場合には、所有権解除が必要となります。 自動車税の負担割合を決めておく 自動車税の負担割合は事前に決め、契約書に自動車税の負担について明記しておきましょう。例えば、5月下旬に車の受け渡しをした場合、4月から5月までの2ヶ月分は売り手が負担し、残り10ヶ月分を買い手が負担するというような分割をするとトラブルを避けられます。 名義変更の期限や方法を確認する 名義変更の期限や方法を確認しておきましょう。名義変更の期限を定めておかなければ、自動車税の納付書が売り手に届いてしまうなどのトラブルが発生します。いつまでに名義変更するのか、名義変更は買い手が行うのか、それとも売り手と買い手が一緒に運輸支局に行くのかなど、期限や方法を取り決め、契約書に記載しておきましょう。 個人売買はトラブルのリスクが高い 車の個人売買は、代金の未払いや名義変更がされないなど、さまざまなトラブルが発生しやすい取引です。高く売れて安く買えるというメリットはあるものの、トラブルが起きるリスクが高いことから、あまりおすすめできる方法ではありません。そのため、売却額が少し安くなったり、購入時の手数料がかかってしまったりしても、買取業者を通じて売却し、中古車販売店で購入した方が安心だといえるでしょう。

クルマのナンバーの変更費用は?変更方法別の目安も紹介
旧車の売買と鑑定市場 2022.10.19

クルマのナンバーの変更費用は?変更方法別の目安も紹介

都道府県をまたいだ引越しをした際は、所有している車のナンバープレートの変更が必要です。このように法的にナンバープレートの変更が必要になるケースと、希望の番号やご当地ナンバーに変更するために手続きを行うケースがあります。本記事ではナンバープレートの変更手続きについて詳しく解説します。 クルマのナンバーの変更費用 ナンバーの変更費用は変更手段によって異なります。変更方法別に、必要な費用について詳しく見ていきましょう。 自分で手続きする場合は2,000~5,000円以上 ナンバー変更手続きを全て自分で行う場合は、2,000~5,000円程度の費用がかかります。指定された番号に変更する場合は最安で2,000円程度、希望の番号に変更する場合は5,000円程度必要です。なお、希望のナンバーに変更する場合は、変更手続きにかかる期間が10日程度と比較的長くかかります。 ディーラーに任せる場合は1万~2万円程度 クルマのことで困ったら、まずはディーラーに相談するのがよいでしょう。クルマのナンバープレートの変更をディーラーに任せる場合、費用は1万〜2万円程度かかります。また、クルマの所有者がディーラーになっている場合には、ディーラーから委任状をもらうための費用が発生します。車の所有者がディーラーになっているのは、車をローンや残価設定プログラムなどで購入した場合です。 代行業者に依頼する場合は1万~4万円程度 ナンバー変更手続きを代行してくれる業者もあります。ナンバー変更手続きは運輸支局や陸運局で行いますが、受付は平日のみです。平日に時間を確保できない方は、代行業者に依頼するのもよいでしょう。費用の相場は1万〜4万円程度とかなり幅があります。ウェブサイトで近くの業者を探し、費用や時間を確認しながら選定しましょう。 クルマのナンバーの変更方法 クルマのナンバーの変更手続きの方法は、希望ナンバーがあるかどうかで異なります。希望ナンバーがある場合は「1.希望番号申込サービスから申し込む」、希望番号がない場合は「2.必要な書類を用意する」以降を参考にしてください。 また希望番号申し込み以降の手続きは、”自動車保険関係手続きのワンストップサービス”(OSS)を利用するのが便利です。細かい手続きは内容によって異なりますが、OSSの質問に答えると、目的に沿った手順を行うことができます。以下では大まかな概要をお伝えします。 1.希望番号申込サービスから申し込む 希望の番号へ変更したい場合は、「希望番号申込サービス」から申し込みます。なお、希望のナンバーがない場合は「2.必要書類を用意する」からお読みください。 希望番号には2種類があり、どちらを選ぶかによって申込完了後の手続きが一部異なります。 「抽選対象希望番号」は、特に人気が高い番号のために、抽選制になっている番号です。毎週日曜日の21時までに申し込んだ希望について、月曜日に抽選が行われます。抽選対象希望番号は、希望番号申込サービスのウェブサイトで確認できるので、ご希望の番号が該当するのか、まず確認するとよいでしょう。 「一般希望番号」は、抽選対象希望番号以外の全ての番号で、全て払い出されていない限り取得できます。全て払い出されて使えなくなった番号は、上記サイトにて確認できます。また希望番号申込サービスへの申込方法は2つあります。全国にある予約センターの窓口で申し込む方法と、インターネットで申し込む方法を選ぶことができます。 申し込み先のWebサイトは「希望番号・図柄ナンバープレート申込サービス」です。 2.必要書類を用意する クルマのナンバー変更の必要書類は、手続きする理由によって異なります。手続きの理由別に、必要書類を紹介します。 紛失や盗難によるナンバー変更 クルマのナンバーを紛失したり盗難されたりした場合は、下記の書類が必要です。 運輸支局で入手できる書類 自分で用意する書類 ・申請書 第3号様式・理由書・自動車税申告書・希望番号予約済証 ※希望ナンバーにする場合、運輸局近くの予約センターにて受け取る ・車検証 参考:国土交通省「Q8.ナンバープレートを紛失しましたが、どうすればよいですか?」 理由書とは、ナンバー変更が必要な理由や経緯をまとめる書類のことです。 ナンバーが盗難された場合は「受理番号」を理由書に記入する必要があります。まずは警察に被害届を提出し、受理番号を控えてからナンバー変更の手続きをしましょう。 なお、ナンバープレートが破損した場合も上記の書類で手続きが可能です。 引っ越しによるナンバー変更 引っ越しにより運輸支局の管轄が変わる場合は、下記の書類を用意します。 運輸支局で入手できる書類 自分で用意する書類 ・申請書 第1号様式・手数料納付書(350円分の収入印紙を貼付する)・自動車税申告書・希望番号予約済証 ※希望ナンバーにする場合、運輸局近くの予約センターにて受け取る ・車検証・車庫証明書・旧ナンバープレート・委任状 ※所有者がローン会社の場合・住所の移り変わりが確認できる書類(住民票や戸籍謄本など)※クルマが法人名義の場合は、商業登記簿謄本や商業閉鎖登記簿謄本が必要 参考:国土交通省「住所変更等(変更登録)」 車庫証明書は、クルマの保管場所を管轄する警察署で申請します。交付までに3日〜4日かかるため、時間に余裕を持って申請しましょう。 クルマをローンで購入していて残債がある場合は、所有者であるローン会社の委任状も必要です。ローン会社に引っ越しによりナンバー変更する旨を伝えて、委任状を発行してもらいましょう。 3.運輸支局に行く 手続きに必要な書類が揃ったら、お住まいの地域を管轄する運輸支局・検査登録事務所にクルマを持ち込んで手続きを行いましょう。お住まいの地域を管轄する運輸支局や検査登録事務所は、下記ページで確認できます。 全国運輸支局等のご案内|国土交通省|自動車検査登録総合ポータルサイト クルマの保管場所が変わる場合は保管場所標章交付手数料を納付し、保管場所商標等の交付物を受け取ります。 なお、道路運送車両法によりナンバーがない状態で公道を走行するのは禁止されています。 紛失や盗難が理由でナンバー変更する場合は、仮ナンバーを取り付けて運輸支局まで持ち込まなければなりません。役所で事前に仮ナンバーを申請し、ナンバーがない状態で公道を走行しないようにしましょう。 参考:道路運送車両法「第19条・第73条」 ▼仮ナンバーの取得の詳細については、こちらの記事をご覧ください。車検切れのクルマを動かすには仮ナンバーが必要?取得方法や注意点を紹介 クルマの保管場所が変わる場合には保管場所標章交付手数料を納付し、保管場所商標等の交付物を受け取ります。 4.自動車税事務所に申告する 自動車税事務所は、各地域に所在している自動車税を扱う機関です。所在地や連絡先について詳しくは地域行政のホームページや運輸支局・検査登録事務所で確認しましょう。 一例として、関東と近畿の自動車税事務所は下記のページで確認できます。 自動車税のお問合せについて - 関東運輸局自動車税事務所一覧表 5.新しいナンバープレートに付け替える ナンバーセンターの窓口で旧ナンバープレートを返却し、新ナンバープレートを受け取って自分で付け替えます。ナンバーセンターでドライバーを貸し出しているため、持っていなくても購入する必要はありません。ただし、さび付いている場合はスパナを使用します。 また、普通車は新ナンバープレートの取り付け後に封印が必要です。ナンバープレートの封印は、運輸支局の敷地内にある「封印取り付け所」で行えます。 封印とは、ナンバープレートのボルトの上に被せるアルミ状のキャップのことで、盗難を防ぐ役割があります。封印されていない状態で公道を走行すると、6ヶ月以下の懲役もしくは30万円以下の罰金が科されることに注意が必要です。 参考:道路運送車両法「第11条5項・第108条の1」 また、ナンバープレートの封印は、運輸支局または封印受託者しかできません。新ナンバープレートを取り付けたら、必ず所定の場所で封印してもらいましょう。 クルマのナンバーを変更するケース 車のナンバーを変更するケースには大きく4つあります。それぞれ手続きに違いがあるので、自分がどのケースに該当するのかを確認することから始めましょう。 運輸支局の管轄が変わった 都道府県をまたぐ引越しなど、所有するクルマを管理する場所の都道府県が変わった場合には、ナンバープレートの変更が必要です。 保管する都道府県が変わってもナンバープレートを変更しないでいると、道路輸送車両違反に問われる可能性があります。ただし令和4年から、変更は次回車検時まで猶予されることになりました。この特例は個人が引越しを伴い、所有者本人が返納登録申請をマイナンバーカードを用いて、自動車ワンストップサービス(OSS)によって行う手続きが対象となります。 ただし、所有者と使用者が異なる場合などには、この特例は適用されないため注意しましょう。 好きなナンバーに変更したい 引越しをしなくても、好きなナンバーに変えたい場合は、まず希望番号申込サービスで希望番号を予約することから始めましょう。番号によっては抽選になることもあります。 ナンバープレートを盗まれた ナンバープレートを盗まれてしまうケースもあるかもしれません。盗難事件に該当するので、警察署に連絡して対応しましょう。 図柄入りのナンバープレートに変更したい 図柄入りプレートは「日本を元気に」というコンセプトをもとに、平成30年10月より導入され、現在68種類が用意されています。最近では大阪・関西万博特別仕様ナンバープレートの交付が始まっています。手続きは「図柄ナンバー申込サービス」から申し込みます。

GRB・GVB型インプレッサ WRX STIは今が買い!中古車事情を解説
旧車の売買と鑑定市場 2022.10.07

GRB・GVB型インプレッサ WRX STIは今が買い!中古車事情を解説

インプレッサ WRX STIは、同モデルのトップグレードであり、スバルを代表するスポーツカーです。水平対向エンジンとバランスの良いシャーシを持ち、ファンの多いインプレッサ WRX STI。その中でも、GRB/GVB型の3代目インプレッサ WRX STIは、ボディやエンジン唯一ハッチバックボディを採用するなど、多くのバリエーションを持つモデル車でした。今回はそんな3代目インプレッサ WRX STIを紹介します。 GRB/GVB型 3代目インプレッサ WRX STI の概要 スバル インプレッサ WRXは、「スバルと言えばラリー」というイメージを初代レガシィから引き継ぎ、WRCで勝つため、毎年、毎モデル進化し続けてたモデルです。国内トップクラスの走行性能を持ち、スバリストだけでなく多くのスポーツカー好きから注目を集めました。しかし、3代目インプレッサ WRX STI は、同モデルのスポーツタイプとして大きな転換点を迎えることになります。 ラリーに勝つための“ハッチバック”から販売開始 3代目インプレッサ WRX STIには、2007年から2014年まで発売された5ドアハッチバック(GRB型)と2010年から2014年まで販売された4ドアセダン(GVB型)の2つのボディタイプが存在します。当初はハッチバックのみの設定でしたが、「WRXといえばセダン」というファンの声に応える形でセダンタイプが追加されました。ハッチバック・セダンともに2Lターボに6MTが組み合わされています。 そして、2012年には2.5Lターボエンジン+5速ATのAラインが追加されました。5速ATのAラインは、ハッチバックの(GRF型)とセダンの(GVF型)が用意され、エンジンとミッション以外MTモデルと共通という非常にユニークな車種です。 先代まではセダンのみだったWRX STIですが、3代目ではハッチバックが採用されています。その理由は3代目インプレッサ WRX STIがWRC(FIA 世界ラリー選手権)での王者奪還を目指し、旋回性を重視したことにほかなりません。セダンは高速安定性やボディ剛性に優れますが、ラリーのように多くのコーナーを駆け抜ける場面ではリアオーバーハングの短いハッチバックの方が有利です。その証拠に現在のWRCでは、ほとんどのクルマがハッチバックを採用しています。 WRCからの撤退とWRXの転換点 スバルは3代目インプレッサ WRX STIをベースに、WRCで王者奪還を目指したものの、思ったような戦績を残すことができませんでした。さらに都会的なイメージを目指すスバルに、オフロードのイメージが合わなくなってきたこともあり、スバルは2008年にWRCから撤退します。 その後はニュルブルクリンク24時間耐久レースをはじめとしたオンロードレースを重視するようになり、メーカーとしてだけでなく“WRX”ブランドとしての大きな転換点を迎えます。この変化を受けて、4代目インプレッサ以降はインプレッサとWRXは切り離され、インプレッサ名義のスポーツタイプはこのモデルを最後に姿を消すことになったのです。 歴代インプレッサでもっともパワフルなEJ20型エンジン 3代目インプレッサ WRX STIには、限定車を除く歴代インプレッサの中で最もパワフルなEJ20型水平対向エンジンが搭載されています。スペックは最高出力308ps、最大トルク43.0kgmを発生。メカニズム面では、可変バルブタイミング機構であるAVCSを吸気・排気ともに採用し、先代に引き続きツインスクロールターボが採用されています。 また、先代にくらべホイールハウスを拡大したことで、太いタイヤを履けるようになりました。さらに、ボディ剛性が向上したことで、大きなパワーを受け止められるようになっています。 EJ20型水平対向エンジンは、今では珍しいショートストロークの高回転型エンジンです。回転の上昇に伴って得られるターボの存在感と、8,000回転までよどみなく回る官能的なフィーリングは、ダウンサイジングされた近年のエンジンでは感じることができません。 より強化された電子制御デバイス バランスの良さやクルマ本来のコントロール性を重視するスバルですが、3代目インプレッサ WRX STIでは電子制御も充実しています。 このモデルから「SI-DRIVE」と呼ばれる車両特性を変更出来るシステムが搭載されました。最もエコなインテリジェントモード(Iモード)からスポーティなスポーツモード(Sモード)、さらにレスポンスを高めたスポーツシャープモード(S#モード)まで3種類のモードをスイッチ1つで変更できます。 また、センターデフの差動制限を調整するDCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)も、自動もしくは手動で調整できるマルチモードDCCDへ進化しました。自動を選択した場合は、「AUTOモード」に加えて旋回重視の「AUTO-」とトランクション重視の「AUTO+」を任意に選択可能。ユーザーの好みに合わせ、FRのような挙動から安定志向まで変更でき、速さと使いやすさを高次元で両立しています。 3代目インプレッサ WRX STI が狙い目の理由 3代目インプレッサ WRX STIの中古車は、国産スポーツカーの中でも特に狙い目の車種となっています。 3代目インプレッサ WRX STIが新車販売されていた2007年は、各自動車メーカーがスポーツモデルをラインナップしていた時代です。そのため、スポーツカー氷河期と言える現在、同世代のスポーツモデルの需要が増え、中古車価格が軒並み上昇しています。 たとえば、長年ライバルとしてシノギを削ってきた三菱 ランサーエボリューションを見てみると、同世代のIXやXのMTモデルは、11万km走行した個体でも220万円以上で販売されています。 対して、3代目インプレッサ WRX STIのMTモデルの販売価格は、走行距離が10万kmの個体で130万円以内です。同じ高性能なAWDモデルで、尚且つ走りをとことん走りを楽しめるMTモデルと考えれば、3代目インプレッサ WRX STIがいかにコストパフォーマンスに優れているかお分かりいただけるのではないでしょうか。(※どちらも2022年9月の原稿執筆時、修復歴ナシのデータ) また、中古車として狙い目であるにもかかわらず、旧車王では、2010年式で約6万kmの個体を195万円で買い取っています。2009年式、約11万kmのスペックCグレードでも、130万円の価格がつきました。 まとめ 3代目インプレッサ WRX STIを最後にインプレッサ名義のスポーツモデルは姿を消し、4代目インプレッサ以降は環境性能や安全性を重視したモデルへと変化を遂げました。つまり、3代目インプレッサ WRX STIは、インプレッサベースのスポーツカーとしての集大成と言えるモデルです。 2022年現在、スバルはMT仕様のAWDスポーツカーを販売していません。(AT仕様のWRX S4のみ販売) 今後もMT仕様のスポーツモデルが発売されることは考えにくく、3代目インプレッサ WRX STIの価格が高騰する可能性があります。ハイパワーのAWDスポーツカーを検討中の方は、急いだほうがいいかもしれません。

ミッドシップは理想のエンジンレイアウト!MRは今後希少車になる!?
旧車の売買と鑑定市場 2022.10.07

ミッドシップは理想のエンジンレイアウト!MRは今後希少車になる!?

理想的なエンジンレイアウトともいわれるミッドシップは、これまでスポーツカーを中心に多くのモデルに採用されてきました。しかし、そんなミッドシップも技術革新によってその優位性は下がりつつあります。今回はミッドシップの優れているポイントや弱点といった基本的な情報をおさらいしつつ、近年採用車種が増えているフロントミッドシップについても詳しく掘り下げます。 ミッドシップの特徴 「FF」や「FR」「RR」そして「MR」というよく聞くアルファベット2文字は、クルマのエンジン搭載位置と駆動方式を表したものです。1文字目がエンジン搭載位置で、2文字目が駆動輪の位置となります。「F」がフロント、「R」がリヤ、そして「M」がミッドシップの略号です。 ここからは、クルマのカタログや解説サイトなどでよく出てくる「ミッドシップ」という言葉の定義を改めて確認しつつ、特徴についても詳しく解説します。「ミッドシップ=MR」という誤解についても触れているので、曖昧に理解している方もぜひご覧ください。 「ミッドシップ」とは車軸に対するエンジン搭載位置 エンジンの搭載位置は、車軸に対する位置関係で区分されています。ミッドシップとはエンジンの搭載位置を示す言葉で、前後の車軸の間にエンジンを搭載しているエンジンレイアウトです。 一般に販売されているクルマの多くはFFかFRで、駆動輪の場所は車種によって前か後か異なりますが、エンジンはフロント、つまり車両の前車軸側に搭載されています。 トラディショナルなスーパーカーやスポーツカーで採用されているMR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)は、後車軸の前方、居住スペース後方にエンジンを搭載しているケースがほとんどです。 誤解されやすいのですが、ミッドシップは“MR”だけではありません。「ミッドシップ」とはあくまで前後車軸の間にエンジンが搭載されているレイアウトを示すので、前寄りにエンジンを搭載した「フロントミッドシップ」もミッドシップの一種です。最近では日産 R35GT-Rに代表される高性能車や、身近なところではキャブオーバー仕様の軽トラックもフロントミッドシップに分類できます。 MRスポーツカーの高い旋回性能 ミッドシップ最大のメリットは、旋回性能が高い点です。車軸の間に重量物であるエンジンを搭載することで、ハンドリングに対してクルマが素直に反応してくれます。 クルマの旋回とは、直進方向に働いていた慣性力を曲がる方に向けるという動作です。しかし、前方に重量物であるエンジンを搭載しているフロントエンジン車では、重い部分に大きな遠心力と慣性力が働いて曲がりにくくなってしまいます。 対して、ミッドシップは前後車軸にかかる荷重(重さ)の偏りを抑え、4つのタイヤに対して均一な荷重をかけやすくタイヤのグリップ力を効率よく使用できます。そのため、スーパーカーなどのハイパフォーマンスカーは、重量のある大排気量のエンジンを搭載しても、MRレイアウトの採用によって高い旋回性能を発揮するのです。 MRの優位性はやや下がってきている 適切な重量配分を実現しやすいMRは、スポーツカーやさらに高い運動性能を求められるスーパーカーに広く採用されてきました。 しかし、近年の技術革新によってMRの優位性は下がってきています。ミッドシップは今後どうなっていくのか、MRの構造的問題とともに解説していきます。 MRが抱える構造的問題 MR車両が抱える構造的な問題は、居住空間と収納スペースです。クルマの重量バランスを考えるとMRは理想的なエンジンレイアウトですが、運動性能以外の多くの部分が犠牲となります。 MRは運転席後方と後車軸の間にエンジンを設置するため、後部座席のスペースが十分に確保できません。一部には後部座席を設けているMR車両もありますが、ほとんどが2シーターです。 また、クルマの収納スペースとして重要なトランクも、エンジンに追いやられる形で限られたスペースしか確保されていません。フロント側にも収納は可能ですが、クルマは本来流線形に作られているので、高さが不十分なうえ、ブレーキのマスターシリンダーやウォッシャータンクなどもあるので収納として利用できるスペースは限られています。 フロントミッドシップという選択肢 技術革新によって小型のハイパワーエンジンが開発されるようになった現在、理想的なエンジンレイアウトの1つとして注目されているのがフロントミッドシップです。 フロントミッドシップであれば車室空間や収納スペースも確保もできるので、快適性をそのままに運動性能に影響する重量バランスを最適化できます。 フロントミッドシップには、前車軸とバルクヘッド(車室とエンジンルームの隔壁)の間の限られたスペースにエンジンを搭載するという設計上のハードルがありました。しかし、排気量に頼らなくてもハイパワーを実現できるようになったことや、エンジンの小型化でフロントミッドシップの設計が容易になりました。こうした背景から、高い走行性能と引き換えに居住性を犠牲にしているMRの優位性は失われつつあります。 また、フロントミッドシップであれば、さらなる重量バランスの最適化が可能です。GTカーやR35GT-Rでは、後車軸側に変速機とディファレンシャルを搭載した「トランスアクスル」という構造にすることで重量物を前後に分散し、最適な前後重量バランスを保っています。 今でも人気の高いMR車両 技術革新によってさらに性能の高いクルマが開発されることは喜ばしいですが、特別感のあったMRが減っていくのは寂しくもあります。国産車として、唯一販売されていたホンダ S660は2022年3月で販売終了となり、現在新車として購入できるMRは、フェラーリやランボルギーニといった輸入車のスーパーカーしかありません。 そのため、MR車両に乗りたい場合は中古車から探す必要があります。ただし、中古車でもMRの人気は高く、高値で取り引きされている傾向があるので注意しましょう。 たとえば、1997年式のトヨタ MR2(SW20型)で699万円、フロントミッドシップである2007年式のホンダ S2000は980万円もの価格がついていました。旧車王でも、初代NSX タイプR(NA1)には、2550万円もの価格での買取実績があります。 スーパーカーのように趣味性を追求したモデルより、燃費が良く使い勝手の優れたモデルが重宝されるなか、MR車両は年々減少しています。中古相場の高騰はしばらく続くことが予想されるため、購入したい方も手放したい方も相場の動向には注意してください。 ※中古車相場は2022年9月原稿執筆現在

日産 R34型GT-RとER34の違いとは?同じR34型なのに中古車価格はひと桁違う!
旧車の売買と鑑定市場 2022.10.03

日産 R34型GT-RとER34の違いとは?同じR34型なのに中古車価格はひと桁違う!

昨今新車販売価格を大きく超える価格で取引されているBNR34型スカイラインGT-Rに対し、同じエンジンパワーのER34型スカイラインは現実的な価格で取引されています。なぜ同じR34型で価格がこれだけ違うのか?R34型スカイラインの開発コンセプトと併せて、BNR34(GT-R)とER34の違いを詳しくご紹介します。 R34型スカイラインを振り返る コンパクトなボディにハイパワーエンジンとアテーサ4WDを搭載することで大成功だったR32型スカイラインに対し、大型化されたR33型スカイラインは市場の支持を得られませんでした。そんな中、第2世代スカイラインの3代目にして、最後モデルとなったR34型スカイラインは、日産の開発陣が満を辞して開発。また、R34型スカイラインには、最上位グレードで人気のGT-Rだけではなく、ユーザー層に合わせて多くのモデルが用意されていました。 R34型の使命はスカイラインの復権 R34型スカイラインは、R32型から続く第2世代最後のモデルとして1998年に登場しました。前作のR33型のセダンライクな大柄なボディデザインや内装が不評だったため、R34型の開発には”スカイライン”の復権という使命が課せられます。 スカイライン本来の魅力を取り戻すべく開発されたR34型で、大きく変更されたのはボディです。「ボディは力だ!ドライビングボディ」のキャッチコピーのもとに開発されたボディはR33からダウンサイジングされ、直線基調のシャープなデザインに生まれ変わりました。つり目となったヘッドライトデザインも含めて、鋭敏な印象に仕上がっています。 また、進化したのはデザインだけではありません。スカイライン本来の走行性能を実現するためにボディ剛性も徹底的に高められています。一般的にボディ剛性を高めると重量は増加しますが、R34型スカイラインはR33型とほぼ同じ重量に抑えられています。 エンジン性能などはグレードによって異なるものの、ボディの刷新によりR34型はスカイライン本来の魅力を取り戻します。しかし、R34型スカイラインは、排ガス規制などの時代背景もあり結果的に第2世代GT-Rの最後のスカイラインとなりました。 走りを意識した「R34」はGT-Rだけじゃない スカイラインを代表するグレードは“GT-R”です。しかし、R34型スカイラインにはグレードによって「BNR34」「ER34」「ENR34」「HR34」の4種の型式があります。このうち、最上位グレードであるGT-RはBNR34型です。 型式に含まれる「R」の文字は“GT-R”の「R」と誤解されがちですが、実は”スカイライン”を示す文字で、全ての型式に記載されています。R以外の文字の意味は、先頭の文字「B」「E」「H」が搭載エンジンで、2文字目に「N」が入っている場合は四輪駆動です。つまり、GT-RであるBNR34とER34は、エンジンと駆動方式が異なるモデルとなります。 BNR34とER34がよく比較される理由は、R34型スカイラインのなかでこの2種のみがスポーツグレードだからです。 ENR34はエンジンのベースこそER34と同じRB25型ですが、ターボが非搭載のため出力は200馬力に抑えられています。HR34はそもそもエンジンの排気量もパワーも最下位のグレードです。 R34型スカイラインのなかで、ER34だけがGT-Rと比肩する280馬力を発生するターボエンジンを搭載するグレードが存在していました。エンジンパワーに合わせて対向ピストンブレーキや電動SUPER HICASなどもも採用されていて、さらに2ドアだけではなく4ドアという選択肢があったのも特徴です。 戦闘力のBNR34かバランスのER34か R34型GT-Rを詳しく見ていくと、クルマの持つポテンシャルを最大限発揮するために開発されたことがよく分かります。一方で、ER34も扱いやすさと性能のバランスが取れた優秀なクルマです。両車の圧倒的な性能の違いは当然価格差に表れていますが、どちらも価格では図れない魅力をもっています。 馬力は同じでも特性がまったく異なるエンジン R34型GT-RであるBNR34に搭載されているエンジンは、2,600cc直列6気筒ツインターボのRB26DETTです。最上位グレードにふさわしく自主規制いっぱいの280馬力を発生し、トルクも40.0kgmまで引き上げられています。ターボエンジンながら、レッドゾーンは8,000回転という高い耐久性を誇る高回転型エンジンで、チューニングベースとしても注目を集めました。 一方、ER34に搭載されたRB25DETエンジンは、シングルタービンながらRB26DETTと同様の280馬力を発生します。しかし、エンジン特性はGT-Rと大きく異なり、日常的な扱いやすさを意識して、低回転域からトルクがマイルドに立ち上がる味付けとされていました。 とにかく速さにこだわったBNR34型 BNR34(GT-R)とER34で決定的に異なるのは、クルマの魅力と性能を最大限引き出す装備です。スポーツグレードとはいえ一般での日常使いも意識して開発されたER34に対し、日産スポーツカーの最上位グレードであるR34型GT-Rは、目一杯“速さ”を追求しています。 R34型GT-Rに搭載されたタービンやインタークーラーは、レースでの使用も見越した600馬力まで対応可能です。さらに、専用開発された6速マニュアルのトランスミッションでエンジンパワーを余すことなく発揮します。 足回りは、専用設計のサスペンションに、純正では異例となる鍛造の18インチ6本スポークホイールが装備されていました。ブレーキも容量の大きいブレンボ製が標準搭載され、そのままサーキット走行できるほど充実した装備でした。 外装には、空力性能をとことん追求し、ベースグレードであっても一般的な乗用車の3分の1のリフトフォース(揚力)に押さえられています。また、上級グレードのVスペックには、アドバンスドエアロシステムを採用。下部のエアフローの改善を意識し新開発された専用のフロントバンパーやリアカーボンディフューザーを装備し、日本車初のマイナスリフトを達成しています。 車内の装備が充実しているのも34型GT-Rの特徴で、水温、ブースト圧などの車両情報をデジタル表示できるマルチファクションディスプレイがインパネ中央部に搭載されました。 扱いやすさと楽しさが共存するFRのER34型 性能や装備ではGT-Rのほうが圧倒的に充実していますが、日常使いからスポーツ走行まで幅広く使用できるのがER34の魅力です。 たとえば、四輪駆動のGT-Rに対してER34は2輪駆動のFRなので、トラクション性能では劣ります。つまり、絶対的な速さではGT-Rには敵いません。しかし、ドライブや買い物といった日常使いから、サーキットでのスポーツ走行で車を操る感覚を楽しめます。 また、チューニングベースとしてもER34は優秀なクルマです。エンジンのRB25DETは、RB26DETT同様耐久性に優れたエンジンのため、チューニングの余地があり、足回りやブレーキなどにも手を入れる余地が残されています。 クルマとして完成されたGT-Rではどこかをチューニングするとバランスが崩れてしまう可能性もありますが、ER34は自分なりにカスタムやチューニングを楽しむことのできるモデルです。 さらに、ボディタイプは2ドアに加えて4ドアモデルもあるため、用途に合わせて選べるでしょう。全長が長く迫力のある4ドア車をあえてドリフトなどのスポーツ走行に使用する人もいます。 R34型GT-Rは無理でもER34の中古車なら狙える R34型GT-Rの中古車価格は、高騰の一途をたどっています。新車価格でも600万円前後でしたが、大手中古車サイトで調査したところ、2002年式R34型GT-Rで5,500万円もの価格がついている車両もありました。 ER34型スカイラインは、一部のチューニングされた車両は500万円前後です。一方2000年式の4ドアモデルでは120万円程度で、現実的な価格推移をしています。 ただし、20年ほど前のクルマなので、市場に出回る台数の減少とともに価格が高騰する可能性は十分にあります。手に入れたい方は早めに検討する必要があるでしょう。 ※中古車相場は2022年9月原稿執筆現在

クルマを個人売買する際の必要書類は?注意点や再発行の方法も合わせて紹介!
旧車の売買と鑑定市場 2022.09.30

クルマを個人売買する際の必要書類は?注意点や再発行の方法も合わせて紹介!

個人売買では販売価格を自分で設定できるため、車を高く売却できる可能性があります。 このようなメリットがある一方で、売却後の名義変更や、手続きに必要な書類を自分たちで揃える必要があることに注意が必要です。 この記事では、個人売買の必要書類を解説するとともに、書類をなくした場合の再発行の仕方や各種手続き方法も紹介します。 クルマの個人売買で必要な書類 クルマの個人売買において必要な書類は「買売側」と「売主側」で変わります。 必要書類を事前に把握し、手続きをスムーズに行えるよう事前に準備しておきましょう。 買主側 買主側が準備しておく必要書類は下記のとおりです。 ・車庫証明 ※軽自動車は地域によって不要・住民票 ※軽自動車のみ・実印・印鑑証明書 ※発行から3ヶ月以内 車庫証明は、取得するまでに3〜4日程度かかるので、余裕を持って申請しましょう。 また軽自動車の場合は、地域によって車庫証明がなくても名義変更できるケースがあるため、管轄の陸運局に問い合わせてください。 売主側 売主側が準備しておく必要書類は下記のとおりです。 ・譲渡証明書 ※実印を押印・委任状 ※実印を押印・印鑑証明書 ※発行から3ヶ月以内・住民票 ※車検証に記載されている住所に変更がなければ不要・自動車税納税証明書 ※場合によっては不要・車検証 書類に不備があると、再度陸運局に行く手間が増えるため、必要書類をしっかり準備しておきましょう。 自動車税納税証明書は、車検時や廃車するときに必要な書類であり、個人間で名義変更するだけなら不要です。 しかし軽自動車の場合は、車検時に自動車税納税証明書がないと継続手続きができないため、注意してください。 近日中に買取店へ売却または廃車にする予定がある場合は、自動車税納税証明書が必要です。 必要書類を明確にするためにも、買主側に今後のプランを確認しておきましょう。 加えて売却時は、リサイクル券と自賠責保険証明書を買主側に渡す必要があるため、車検証入れなどに入っていないか確認してみてください。 クルマの個人売買で必要な書類をなくしたら? 譲渡証明書や委任状は陸運局、印鑑証明書は各自治体で簡単に取得できます。 しかし車検証や自賠責保険証明書を再発行するには、所定の場所で手続きする手間や手数料が発生するため注意してください。 車検証 車検証は車を登録している管轄の陸運局で再発行の手続きをする必要があり、300円程度の手数料が発生します。 必要書類は下記のとおりです。 ・本人確認書類 ※運転免許証など・申請書・手数料納付書 ※陸運局の窓口で入手 車検証の再発行を業者に代行してもらうことは可能ですが、上記以外に押印してある委任状と理由書の他に、代行費用も発生するので注意してください。 自賠責保険証明書 自賠責保険証明書は加入している保険会社または代理店で再発行が可能で、手数料は発生しません。 必要書類は下記のとおりです。 ・本人確認書類 ※運転免許証など・申請書 ※保険会社の窓口で入手可能・印鑑 ※シャチハタ以外 売却後は、保険契約者を買主側に名義変更するために保険会社の窓口で手続きが必要なことも覚えておきましょう。 自動車税納税証明書 自動車税納税証明書は、各都道府県の納税事務所で再発行できます。手数料は基本的に不要ですが地域によっては数百円程度発生します。 軽自動車の場合は、納税事務所ではなく各自治体の役所での再発行手続きとなるため注意しましょう。 必要書類は下記のとおりです。 ・本人確認書類・印鑑・車検証 ※ナンバーや車体番号を記載する必要があるため クルマによって手続きを行う場所が異なるので、注意してください。 リサイクル券 リサイクル券は再発行できません。しかし自動車リサイクルシステムの「預託状況」を印刷して代用することが可能です。 リサイクル料金検索→車輌情報を入力すると、預託状況を確認できるので、紛失した場合はぜひ活用してください。 クルマの個人売買の各種手続き方法 クルマを個人売買した場合、車庫証明の発行や名義変更の手続きを自分たちで行う必要があります。 各種手続き方法を事前に把握しておけば、スムーズに進められるので、ぜひ参考にしてください。 車庫証明 車庫証明を発行する手順は下記のとおりです。 1.管轄の警察署に出向く2.申請書類を記入3.窓口で収入印紙を購入し申請書類と一緒に提出4.指定された日に車庫証明を受け取りに行く(3〜4日程度) 賃貸に住んでいて月極の駐車場に車を停める場合は、不動産会社や大家が発行した「保管場所使用承諾証明書」を提出する必要があります。 不動産会社や大家によっては、発行されるまで数日かかる可能性があるため、余裕を持って準備しておきましょう。 名義変更 名義変更の手続き手順は下記のとおりです。 1.必要書類を持って管轄の陸運局へ2.申請書類を記入して窓口で収入印紙(移転手数料)を購入3.申請書類と必要書類を窓口へ提出4.新車検証を受け取る 旧所有者と新所有者で管轄の陸運局が異なる場合は、旧ナンバープレートを返却する必要があるため注意してください。 個人売買でクルマを売却する際は書類以外に費用も発生 クルマを個人売買で売却する際には、書類の準備だけでなく、各種手続きに伴う費用もかかる点を忘れてはいけません。 個人売買はディーラーや買取業者を介さないため、中間マージンがかからない一方で、自分で手続きを行う必要があり、その際にいくつかの費用が発生します。 具体的な費用について詳しく見ていきましょう。 手続きにかかる費用の目安 クルマの名義変更の手続きは、運輸支局で「移転登録」として行います。 この際に必要な手続き費用は以下の通りです。 内訳 費用 移転登録手数料 500円 車庫証明書取得費用 2,500円~3,000円 ナンバープレート交付手数料 約2,000円 また、車輌の種類や取得価額によっては「環境性能割」という税金が課される場合もあります。 環境性能割は、車の燃費性能などによって異なるため、詳細は各都道府県税事務所に問い合わせることをお勧めします。 書類の再発行にかかる費用の目安 必要な書類が手元にない場合は再発行が可能です。 以下に書類の再発行にかかる手数料の目安をまとめました。 書類 手順 費用 自動車検査証(車検証) 自動車検査証(車検証) 350円 自動車納税証明書 各都道府県税事務所で申請 無料 自賠責保険証 契約保険会社へ問い合わせ 基本無料(保険会社による)  印鑑証明書   印鑑証明書  300円 リサイクル券 再発行不可(要確認)   リサイクル券は再発行ができないため、紛失には注意が必要です。 紛失した場合は、自動車リサイクルシステムのホームページで車輌情報を入力し、預託状況を確認したうえで、再度リサイクル料金を支払う必要があることもあります。 クルマの個人売買の流れを紹介 個人売買でクルマを売却する際には、必要な書類を揃えてスムーズに手続きを進めることが重要です。 ディーラーや業者を通さない場合、すべての手続きは自分で行うため、事前に流れを把握しておきましょう。 ここでは、名義変更や車庫証明の手続きの流れについてご紹介します。 名義変更の手続きの流れ クルマの名義変更する手続きは、買主が管轄の運輸支局で行います。以下の手順に従って進めましょう。 必要書類と費用を準備 名義変更には、車検証や印鑑証明書などの必要書類を揃え、手数料の準備もしておきます。 1.申請書の記入・提出運輸支局で申請書に必要事項を記入し、揃えた書類とともに窓口に提出します。 2.新しい車検証を受け取る名義変更が完了すると、新しい車検証が発行されます。 3.税金や手数料の支払い自動車税や環境性能割の申告書を提出し、必要な費用を支払います。 4.ナンバープレートの変更旧ナンバープレートを返却し、新しいナンバープレートを取得します。 車庫証明の手続きの流れ 車庫証明は、居住地域の警察署で申請します。事前に駐車場を確保し、以下の手順で進めます。 申請書の記入 警察署のサイトから申請用紙をダウンロードし、必要事項を記入します。 1.書類の提出記入漏れがないか確認し、警察署に書類を提出します。 2.書類の交付指定された日に車庫証明書を受け取ります。 上記の流れに沿って、スムーズに手続きを進めましょう。 個人売買で車を売却する際の注意点を紹介 クルマの個人売買は、書類の準備や手続きだけでなく、さまざまな注意点があります。 特に、業者を通さない取引では、買主や売主とのトラブルが発生する可能性が高くなるため、慎重な対応が必要です。 ここでは、個人売買で車を売却する際に発生しやすいトラブルと、その対処法を紹介します。 買主側のリスク 買主側の主なリスクとして、代金を支払ったにもかかわらず車が納品されない、もしくは、車輌に傷や故障が発見されるといった問題が挙げられます。特に、第三者機関による客観的な査定がないため、購入後に問題が発覚することが多いです。このようなトラブルを防ぐため、知人や家族間の取引であっても、契約書を必ず作成し、車輌の状態を正確に伝え合うことが重要です。 売主側のリスク 売主側が直面するリスクの1つに「名義変更をしない買主」があげられます。 名義が変更されないままだと、税金の請求が売主に届いたり、買主が事故を起こした際に売主が責任を問われたりする可能性があります。 このため、名義変更が完了したかどうか、しっかり確認することが重要です。 契約書の作成と詳細な情報記載 個人売買では、口約束によるトラブルが多発するため、取引の際には必ず詳細な契約書を作成しましょう。契約書には、売買代金や受け渡し時期、車輌の状態など、細かく記載することがポイントです。フォーマットはインターネットで検索できるほか、専門家に依頼する方法もあります。 相手の身元確認 取引相手が連絡を無視するリスクを減らすため、事前に相手の身元をしっかり確認しましょう。 公的書類(免許証やマイナンバーカード)で住所や氏名を確認し、電話番号やメールアドレスが実際に機能しているかも確かめると安心です。 車輌の状態を正確に伝える 中古車の売買では、車輌の傷や故障、事故歴などの情報を正確に伝えることが大切です。現車確認が難しい遠方の取引でも、できる限り詳細な情報を提供し、トラブルを未然に防ぎましょう。 引き渡しまで車輌の状態を維持する 取引が成立してから車輌を引き渡すまで、確認時の状態を保つことが重要です。 走行距離が増えたり新たな傷ができたりするとトラブルに発展する恐れがありますので、必要な場合は事前に買主に説明しましょう。 個人売買においてトラブルが発生した場合は、弁護士や日本自動車購入協会(JPUC)など、専門家や第三者機関に相談することも考慮しておくと安心です。

クルマは平均7年以上乗ってから買い替える!乗り換え検討時期・お得な月も紹介
旧車の売買と鑑定市場 2022.09.28

クルマは平均7年以上乗ってから買い替える!乗り換え検討時期・お得な月も紹介

クルマは、不動産の次に高価な買い物だといわれており、愛着や思い入れをもって長く乗っている方が多いでしょう。一方で、燃費や安全性が向上した新車が年々発売されており、買い替えをしようか悩んでいる方も少なくないはずです。 それでは、クルマのベストな買い替え時期はいつなのでしょうか。本記事では、クルマの平均的な買い替え年数や、検討すべきタイミングと、乗り換える際に注意する点について解説します。 クルマは平均7年で買い替える 一般社団法人日本自動車工業会が2023年度に実施した「乗用車市場動向調査」によると、クルマの平均保有年数は7.2年です。そのうち10年以上乗り続けている方の割合はおよそ2割という結果でした。なお、新車の平均保有年数は7.7年、中古車の平均保有年数は6.2年です。 参考:2023年度乗用車市場動向調査 おおむね7年を過ぎてから買い替えしている方が多いことがわかります。 クルマの買い替えを検討する時期とは クルマを平均7年で買い替える方が多いようですが、そのほかにも目安のタイミングがあります。走行距離や自動車税(種別割)、保証などさまざまな面での買い替え時期について解説します。 走行距離10万km以上 クルマに不具合が起こりやすくなるタイミングとして「走行距離10万km」が1つの目安だといわれています。実際に、中古車では走行距離10万kmを超えているか超えていないかで、大きな価格差が生まれる場合も少なくありません。 一般社団法人日本自動車工業会が2023年度に実施した「乗用車市場動向調査」によると、月間走行距離の平均は362kmです。年間に換算すると4,300kmほどで、新車の場合は23年ほど乗り続けられる計算となります。しかし、週末に長距離ドライブしていたり、毎日の通学・通勤でクルマを使用していたりすると、走行距離が年間で1万〜1万5,000kmに達する場合があります。メーターを確認しつつ使用状況を考慮しながら、買い替えのタイミングを検討するとよいでしょう。 参考:2023年度乗用車市場動向調査 自動車税(種別割)が上がる前 自動車税(種別割)は、クルマの所有者が支払う税金です。クルマの新規登録から13年を超えると(ディーゼル車の場合は11年)、10〜15%税額が高くなります。自動車税(種別割)は毎年支払う必要があるため、10%ほどの重課も積み重なると大きな負担になりかねません。そのため、重課の前に買い替えする方が多い傾向にあります。 なお、自動車重量税も13年を超えると重課されるほか、18年経過するとさらに税額が高くなるため留意しておきましょう。 ▼関連記事はこちら【13年・18年経過】自動車税種別割・重量税の早見表|乗り換えた方がよい理由も紹介 メーカー保証が切れる直前 メーカー保証が切れてしまうと、万が一の故障の際に高額な修理費用が発生する可能性があります。修理内容によっては数十万円に上るため、「これなら少し負担が増えても新しいクルマに乗り換えればよかった」と後悔する可能性もゼロではありません。 部品によって保証期間は異なりますが、一般的に、新車から3年目、5年目、または10万km走行までなどと決められています。あらかじめ確認し、買い替えを検討する目安にしましょう。 ライフステージが変化するとき ライフステージの転換期も、クルマを買い替えるタイミングの1つです。 たとえば、結婚や出産で家族が増えるときに、大人数で乗車可能で多くの荷物を運び込める、室内が広いSUVやミニバンへの乗り換える方が多い傾向にあります。そのほかにも、年齢を重ねてクルマの運転への不安が大きくなったため、安全性の高いクルマに買い替えるというケースもあるでしょう。 ライフステージの変わり目は、さまざまな手続きが重なって時間に追われてしまいがちです。時間が経過するうちにお目当てのクルマを買い逃してしまう可能性もあるため、本格的に生活が変わる前から準備するとよいでしょう。 使用頻度が変わるとき 使用頻度が変化する時期も、買い替えを検討するタイミングといえるでしょう。 たとえば、転勤や引越しなどで、クルマ通勤の距離が変わったり、クルマ通勤が必要になったりすることもあるでしょう。転勤や引越しがなくても、ライフスタイルの変化で、公共交通機関を使うようになるかもしれません。 毎日クルマを使う距離が長くなった、使用頻度が減った、または普段はクルマを使わない生活になったなど、クルマの使用頻度が変わったときに、買い替えを検討すると良いでしょう。 クルマをお得に買い替えできる時期 クルマを買い替えるタイミングについて解説しました。それでは、実際に買い替えるにあたって、いつがお得に購入できる時期なのでしょうか。 1月〜3月 1年間のうちでおすすめな時期は、1月〜3月です。4月には就職や転勤で新生活をスタートさせる方が増えるため、そのタイミングに間に合うように年始から3月にかけてクルマの需要が高まります。販売店でセールを実施したり、下取り価格が高くなったりする可能性があるため、狙い目の時期といえるでしょう。 車検前 車検が迫っているタイミングで買い替えを検討している方もいるかもしれませんが、車検を受ける前のほうがお得にクルマを買い替えられます。 車検にかかる費用は、依頼先の工場やディーラー、車種によって異なるものの、一度で10万〜15万円程度かかります。万が一お金をかけて車検を通しても、直後に買い替えをしたらもったいなく感じるかもしれません。気になるクルマがあるのであれば、車検前の買い替えをおすすめします。 モデルチェンジ前 お得にクルマを買い替えたい場合は、モデルチェンジ前に検討しましょう。モデルチェンジされた後だと、現在乗っているクルマがひと世代前のモデルとみなされ、買取価格や下取り価格が下がる可能性があります。現行モデルであるうちに手放したほうが高値がつきやすいです。 ただし、車種によっては古いからこそ価値があると評価される場合があります。いわゆる「旧車」は、専門業者に依頼したほうが高価買取されやすいため、古いクルマを手放す際には慎重に売却先を検討しましょう。 クルマの買い替え前に確認すること 実際にクルマを買い替える時期を迎えたら、新しいクルマを購入する前にいくつか確認する事項があります。ここでは、事前に確認しておきたい項目3つについて解説します。 ローンの残債 現在のクルマのローンの残債を確認しましょう。下取りするにも売却するにも、残債がある場合は精算する必要があります。下取り金額および買取金額が残債を上回れば問題ありませんが、下回った場合には足が出た分を一括で支払わなければなりません。ローンの残債はローン会社のWebサイトや電話窓口にて確認できるため、新しいクルマの購入前にチェックしましょう。 ▼関連記事はこちらクルマのローン残債を確認するには?ローンを早く減らす方法や乗り換え時の注意点を解説! 自動車税(種別割)の納付状況 自動車税(種別割)を滞納していると、クルマを買い替えできません。下取りもしくは売却時に納税証明書を提出する必要があるためです。滞納分を納めた後に買い替え可能になるため、不安な方は納付状況を確認し、必要に応じて納税してから新しいクルマの購入を検討しましょう。 クルマの買取相場 現在のクルマの買取相場もチェックしておくとよいでしょう。中古車市場の買取相場は日々変化しています。数ヶ月前と現在で、数万円もの価格差が出る場合も少なくありません。 新型コロナウイルス流行時に中古車価格が高騰したように、社会情勢にも大きく左右されます。損をせずに買い替えるためには、クルマがどのくらいの価値があるのかをチェックし、本当に今売るべきなのかを検討するとよいでしょう。 クルマを買い替えるときに実施すること 実際にクルマを買い替える際に何を実施するのかも覚えておきましょう。主なポイントを2つ解説します。 買い替えに必要な書類を準備 クルマの買い替えにあたって、下記の書類を用意する必要があります。 <現在のクルマを下取りor売却するときの書類> 普通車 軽自動車 ・車検証・自賠責保険証・自動車税納税証明書・リサイクル券・譲渡証明書・委任状・印鑑証明書・実印 ・車検証・自賠責保険証・軽自動車税納税証明書・リサイクル券・認印 <新しいクルマを購入するときの書類> 普通車 軽自動車 ・運転免許証 ※ローンで購入する場合のみ・印鑑証明書・実印・車庫証明・任意保険の証券・委任状 ・運転免許証 ※ローンで購入する場合のみ・車庫証明・任意保険の証券・認印 印鑑証明書や車庫証明など、取得までに時間がかかる書類もあります。また、申請先である役所や警察署は、基本的に平日の日中しか窓口があいていません。あらかじめスケジュールを立てて書類を用意すると手続きをスムーズに進められるでしょう。 ▼関連記事はこちらクルマ売却の流れ7ステップ!注意点や必要書類も丁寧に解説しますこれでOK!中古車購入の必要書類ガイド|準備の手順も解説 任意保険の切り替え クルマの買い替え時に忘れてはいけないのは、任意保険の切り替えです。 自賠責保険は自動的に切り替わりますが、自ら申し込んだ任意保険は自分で手続きする必要があります。納車日が決まったら保険会社に連絡し、買い替える旨を伝えましょう。万が一切り替えを忘れてしまって、買い替え後に事故に遭った場合、対象の車輌と異なるという理由で補償されません。重大なトラブルを回避するために、必ず手続きをしましょう。 まとめ クルマの買い替えにおすすめの時期について解説しました。 平均的に7年で買い替える方が多い傾向にありますが、走行距離や所有年数、生活の変化の有無で、正確なタイミングはそれぞれ異なるでしょう。また、新しいクルマの購入には、1月〜3月の間、車検前、モデルチェンジ前といくつかのお得なタイミングがあります。現在のクルマの買取相場をチェックしつつ、ベストな時期を見極めましょう。 現在のクルマを10年以上所有していて、売却先に悩んでいるという場合には、ぜひ「旧車王」にご相談ください。旧車王は古いクルマに特化した買取サービスです。他社では値段のつかないクルマも、丁寧に“鑑定”して価格をご提示いたします。「随分古くなってしまって、買い取ってもらえるのだろうか」とご不安な方は、旧車王までお気軽にお問い合わせください。

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