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【相談例】
● 車売却のそもそもの流れが分からない
● どういった売り方が最適か相談したい
● 相続で車を売りたいけど売り方が分からない
● 二重査定や減額について知りたい
など
中古車を買取に出す時は、より高い査定額が期待できる中古車買取店を選びたいものです。そんな時に基準となるのが中古車査定士の存在といえます。中古車を査定する際に資格は必要ありません。しかし、正確な知識と高い査定技術を持った中古車査定士を選ぶ方が安心できるでしょう。今回は中古車査定士とは何か、資格の内容や査定を依頼するメリットなどについて解説します。中古車の査定を検討している方は参考にしてください。 中古車査定士とは 中古車査定士とは、正式名称を「中古自動車査定士」といい、一般財団法人日本自動車査定協会(JAAI)が主催する「中古自動車査定士技能検定」の合格者に与えられる民間資格です。受験のためには一定以上の業務経験が必要となり、所定の講習修了と学科・実技試験に合格した者のみが資格を与えられます。 中古車査定士の種類 中古車査定士の種類は、「小型車査定士」と「大型車査定士」の2つがあります。小型車査定士は「乗用車、商用車及び最大積載量4t未満の貨物車」、大型車査定士は「小型車査定士の対象車以外の大型貨物車、バスなど」が対象となり、それぞれ適正な査定が実施できるよう試験内容が大きく異なります。 中古車査定士に査定を依頼するメリット 中古車査定士に査定を依頼する最大のメリットは、正当性が高い査定が期待できることです。中古車査定士は、消費者保護の観点から自動車の適正な査定をするだけでなく、事故車の正確な判定も目的にしています。修復の有無から事故車扱いになるかどうかの判断や、二重査定による契約後の大幅減額から消費者を保護する目的も担っている資格です。 中古車査定士は、中古自動車査定制度に基づいて査定を実施します。査定には自動車に関する正しい知識と豊富な実務経験が必要なため、中古車査定士資格は車買取のプロであることを証明する資格と言えるでしょう。また、コンプライアンスを重視している中古車買取店は不正等の防止や適切な業務遂行のため、実務を行う者に対して中古車査定士の資格取得を強く推奨しています。 買取金額は査定に基づいて算出します。中古車査定士は、経済産業省や国土交通省の指導を受けたJAAIの管理のもと高水準な査定を行います。正確な査定から車種やカラー、オプション品などの有無で市場のニーズに合わせた加点を行うため、より高い査定額が期待できるでしょう。 中古車査定士の試験概要 続いて、中古車査定士の試験概要について解説します。 受験資格 中古自動車査定士技能検定の受験には、「自動車運転免許(小型車査定士受験者は普通運転免許以上、大型車査定士受験者は大型第1種運転免許以上)保有者」「自動車の販売もしくは整備等の経験が半年以上の者」「査定協会所定の講習修了者」の3つの資格が必要です。 試験日程 試験日程は、小型車査定士は6月中旬頃(申請期間4月上旬~4月下旬)と12月中旬頃(申請期間9月中旬~10月上旬)の年2回、大型車査定士は6月中旬頃(申請期間4月上旬~4月下旬)の年1回です。 受験料 受験料は、小型車査定士が18,150円(受験料、研修料、教材費用含む)で、別途諸費用も必要です。大型車査定士受験料については未公表(JAAIにお問い合わせください)となります。 試験内容 中古車査定士の試験内容は、学科と実技試験の2つに分かれています。学科試験の内容は「中古自動車査定制度」「中古自動車査定基準、同細則及び加減点基準」「自動車の構造、機能及び取扱い」「保安基準、その他自動車に関する法規」「その他査定に関する事項」の5つ、実技試験は「査定の実技(ペーパーテスト)」です。 資格の有効期限 中古車査定士資格の有効期限は、小型車査定士・大型車査定士ともに3年間です。中古車査定士証の更新には、技能向上研修会の受講が義務付けられています。更新する際はディーラーや中古車買取店など、査定業務を日常的に行う店舗に所属していることが必要です。 難易度 中古車査定士資格の難易度は、それほど高くはありません。実務で培った知識と、受験前に必須参加となる研修の内容をしっかりと理解していれば合格できるといえます。小型車査定士は2018年79%、2020年72%の合格率です。
中古車の売却には手間や時間がかかります。初めての方は「事前に何を準備すれば良いのかわからない」「どこに売却すればいいのか?」と悩むこともあるでしょう。売却価格も、事前準備や売却先次第で数万円から数十万円の差が出る場合があります。今回は中古車の売却に必要な準備や高く売却する方法について解説します。中古車の売却を検討中の方は参考にしてください。 中古車売却の事前準備 中古車の査定額は、売却のタイミングによって大きく左右されるケースがあります。最適なタイミングで売却できるように、事前準備をしっかり行いましょう。それでは、中古車売却の事前準備について詳しく解説していきます。 買取価格の相場を知る 中古車の買取価格は相場に大きく左右されます。車種だけでなくグレードや走行距離、車検残などでも買取金額が変わるため、複数のディーラーや買取専門業者に査定依頼して相場を確認しましょう。インターネットでも大まかな買取相場を知ることはできます。しかし、中古車は個々のコンディションによって正確な金額を把握することが難しいので、実店舗での査定がおすすめです。 売却先を選ぶ インターネットや電話による一括査定申込みの広告を目にする機会が増えてきました。多くの業者に合い見積りしてもらうとより高い査定額が出るとの印象を持つものです。しかし、中古車の買取価格は実際に査定してもらい、見積りで出たものでしか正確な金額はわかりません。 多くの業者との電話対応や査定立会いは相当な労力がかかります。満足できる中古車売却を実現するためには、売却したい中古車の買取に強く、信頼性が高い業者を数社選定することが重要です。二重査定や名義変更といった事後のトラブルに巻き込まれないためにも売却先はしっかりと選びましょう。 中古車の売却先 中古車は、売却先によって売却額が異なります。売却先別に特徴を解説します。 中古車買取業者 中古車買取業者は、その名の通り中古車の買取を専門としている業者です。中古車は売却時のタイミングや走行距離によって価値が変動するため、適切なタイミングで速やかに査定を依頼しなければなりません。 なるべく早く査定を依頼できるように、必要に応じて代車を用意してくれたり迅速に無料の出張査定をしてくれたりする業者も存在します。 中古車買取業者の強みは、オークションや提携している中古車販売店、輸出や中古パーツ取扱い業者など、多岐に渡る売却ルートを持っていることです。多くのニーズを抱えており、その先にいるエンドユーザー(購入希望者)の数も圧倒的といえます。こういった事情から、他の業者と比較して高額査定が出るケースも多くなっています。 ディーラー 新車の購入時に下取車として無料査定してもらえることや、新しい車の納車に合わせて中古車を手放すことができるのが最大の強みです。代車も必要なく、下取り後の手続きについても信頼できるので、手間を少なく安心して中古車を売却したい方に向いています。 個人 ネットオークションやアプリを利用すれば、個人でも手軽に中古車を個人売買できます。買取や下取り金額より高い価格で売却できる可能性があります。しかし、重要な手続きを相手に任せる不安も大きく、修復の有無や詳細なコンディションへの認識違いによるトラブルが頻発しているのが実情です。 中古車を高く売却する方法 中古車を高く売却する方法を解説します。中古車の売却を検討されている方は参考にしてください。 買取希望の車の査定を得意とする業者を選ぶ メーカーや車種、タイプを踏まえ、その車の買取を得意とする業者を選びましょう。そのような業者を選ぶことで、より高額で売却できる可能性が高まります。ドレスアップやチューンアップ車を得意とする業者も存在し、装着しているアフターパーツで査定額が増額するケースもあります。 内装・外装ともに汚れを落としておく 内装・外装ともに汚れは可能な限り落としておきましょう。査定時の印象をよくするためだけではなく、傷の誤認識を防ぐ効果もあります。きれいで清潔な車は「大事に乗っていた」という印象を与え、査定額に大きく影響することがあります。外装の細かな線傷はワックスやコンパウンドで落とせる場合もあるので、洗車後に試してみましょう。 純正オプションをアピールする メーカーオプションのカーナビや純正のオプション品装着車は査定時に高く評価されやすいといえます。外品に交換している場合でも、保管している純正オプション品があるなら一緒に添えると心証が良くなるでしょう。また、取扱説明書や整備手帳はプラス査定となるケースもあります。 こまめに消臭する ペットやタバコの臭いなどは中古車の商品価値を著しく下げます。臭いはこびりつくとすぐには落ちないので、普段からこまめに消臭することが重要です。消臭スプレーでは一時的な効果しかないため、窓ガラスや内張りは定期的に専用洗剤で拭きましょう。また、フロアマットは取り外してモップブラシで洗浄して日干し、シート生地は専用洗剤で洗うことができます。 中古車売却の必要書類 中古車の売却には複数の書類が必要です。中には公的機関で発行が必要なものもあるので早めに準備しておくとよいでしょう。普通車は車検証、自賠責保険証明書、納税証明書、印鑑登録証明書、印鑑(実印)、リサイクル券、振込口座情報が必要です。住所や婚姻などで名字が変更になっている場合は別途住民票か戸籍謄本が必要となります。 中古車売却の流れ 続いて、中古車売却の流れについて解説していきます。 1.売却先の決定 中古車の売却のためには、まず査定依頼を出す業者の選定が必要です。インターネットや口コミで調べて2~3社に絞り依頼しましょう。中古車買取を依頼する業者は、当日の売買契約を望むことが多いです。同日に選定したすべての業者で査定を受けて見積りを受け取ることが望ましいでしょう。 2.来店・出張査定 来店ではなく出張による査定が可能な業者も数多くいます。どちらが良いかは状況に応じて異なります。選定した業者の店舗が近くに密集しているのであれば来店、遠くて分散している場合は出張を依頼するとよいでしょう。 3.買取価格の交渉 最初から希望の査定額が出ない可能性もあります。査定や買取価格の交渉前にアンケートやヒアリングが入ることも多く、他の業者でも査定を依頼しているかどうかや当日に売買契約を交わす意思の有無を確認されることが大半です。正直に伝えて売却の意思を見せ、必要書類も持参しましょう。 4.売買契約 提示された買取価格が希望に沿えば売買契約へ進みます。この時に注意点や重要事項の説明をしっかりと確認して、疑問や不安点があれば質問しましょう。複数の業者で査定を受けていて査定額が同じ場合は、二重査定の有無や業者の信頼度で売却先を決定します。代車が必要な場合や自動車税・自賠責保険などの還付金については契約前に確認するようにしてください。
中古車の納車時にガソリンがどれくらい入っているのか気になる人は多いでしょう。納車時にガソリンを満タンにして欲しいという要望は受け入れられるのでしょうか。今回は中古車の納車時にガソリンはどのくらい入っているのか、満タンではない理由についても解説していきます。中古車の購入を検討中の方は参考にしてください。 中古車の納車時にガソリンはそれほど入っていない 中古車の納車時にガソリンはそれほど入っていません。これは、一般的に点検整備や納車時に自走が必要なこともあり、そのために一定の量があれば事足りるためです。入庫時から大量に入っている場合は別として、10リットルも入っていればよいと考えましょう。目安としては給油ランプが点灯しないレベルです。 中古車の納車時にガソリンを満タンにしない理由 中古車の納車時にガソリンを満タンにしない理由はいくつかあります。中古車販売店でガソリンを入れると、その分の経費が発生し利益が減少します。納車時に入っているガソリン量は、自走で納車に出向く距離やお客様が給油に行くまでに十分な量であることが想定されています。 また、近年では納車を店頭受取に変更する中古車販売店が増えています。これはコンプライアンスの観点から、納車前の車を運転して事故に巻き込まれないための防衛策です。契約後に中古車販売店側が事故を起こし、傷や破損を修復しなければいけない事態が発生すると大きな責任問題となります。社会情勢に即した対応の変化もガソリン量に影響しているといえるでしょう。 中古車の納車費用にガソリン代は含まれている 中古車の納車費用に必要最低限のガソリン代は含まれます。納車費用には中古車の納車前清掃や自走による回送時の保険(販売用自動車保険)など、中古車販売店が必要とする様々な経費が含まれており、納車までに必要なガソリン代も計上されています。 納車時に「ガソリンを満タンにして欲しい」という要望は多いでしょう。しかし、中古車販売店にとってガソリンは自社で取り扱うサービスではありません。利益もなく金額の調整もできない完全なる経費となります。「ガソリン満タンサービス」を中古車の契約条件とするならば、その金額相当分を値引きで交渉される方が中古車販売店も対応しやすいといえます。 中古車の納車後は早めにガソリンを入れよう 中古車の納車時に入っているガソリンは5~10リットル程度です。これは給油ランプが点灯しないレベルといえます。一般的に給油ランプはガソリンタンクの総容量の15%以下になると点灯し、走行距離にして50kmは走れるという基準に設定されていることが多いです。給油ランプが点灯する前に、中古車の納車後は早めにガソリンを入れましょう。
新車のみならず中古車でも、できる限り試乗してから購入した方がよいでしょう。試乗することで、見た目だけではわからない乗り心地やハンドル・ペダル操作などを確認できます。今回は、中古車を購入する際に試乗できるのか、試乗するときに確認すべきポイントなど解説します。中古車を購入するときの参考にしてみてください。 中古車は試乗できる? 中古車は、試乗できることもあれば、試乗できないケースもあります。試乗できるかどうかは車ごとに異なるため、気になっている中古車を見つけたら、試乗できるか販売店に確認しましょう。 中古車の試乗ができないケース 中古車で試乗できないケースは、任意保険に加入していなかったり、車検が切れていたりする場合です。ここからは、試乗ができない中古車の理由について解説します。 任意保険に加入していない 任意保険である自動車保険に加入していないため、試乗できないことがあります。中古車を試乗する場合、公道を走行することがほとんどです。そのため、もしも事故を起こした場合、多額の損害賠償を支払わなければなりません。このようなリスクを回避するために任意保険未加入の中古車は試乗ができないのです。 車検切れ 車検が切れている車は、公道の走行ができません。ただし、規模が大きい中古車販売店であれば私有地のテストコースで走行できることもあるようです。 車の整備ができていない 車の整備ができていない中古車は、試乗を断られることがあります。これは、整備できていない車は安全に走行することができないためです。 中古車の試乗の内容 中古車の試乗には、実際に走行できる場合と座るだけしかできない場合があります。それぞれの試乗の違いについて解説します。 走行 中古車で走行による試乗ができる場合、外装や内装、エンジンやペダル操作などを一通り確認します。また、走行中はエンジン音やステアリング操作時に異音や不具合などがないか確認しましょう。走行による試乗のときは、見た目だけでなく、違和感なく走行できるかもチェックすることが大切です。 座るだけ 座るだけの試乗の場合、外装・内装、エンジンのかかり具合、ペダルを踏んだ感覚に違和感がないか確認しましょう。また、エアコンやナビ・オーディオ、パワーウィンドウなどの動作に不具合がないかも確認しておくことが重要です。 中古車の試乗に必要なもの 中古車に試乗するときは、運転するために持参していかなければならないものがあります。ここからは、試乗に必要なものを紹介します。 運転免許証 運転免許証は、必ず持参しましょう。運転免許証の不携帯は違反となるため、忘れないようにしてください。 必要に応じて眼鏡・コンタクトレンズ 人によっては、免許に条件が付されている場合があります。特に忘れやすいのは、メガネやコンタクトなどです。これらのものを忘れると運転できないため、忘れないようにしましょう。 また、運転しやすい靴で試乗に行くことも大切なポイントです。サンダルやヒールなどで試乗に行かないよう注意してください。もし、体調が優れない場合は試乗を控えるようにしましょう。また、アルコールが残っている状態で試乗するのは絶対にやめてください。 中古車の試乗の流れ 中古車の試乗の流れは、事前予約から始まり、見積もりを依頼するまでが一般的な流れです。ここからは、試乗の流れについて順を追って解説します。 1.予約 中古車の試乗を希望するときは、販売店に事前予約しましょう。中古車は、すべてが一点物です。新車のような試乗車は基本的に用意されていません。そのため、販売店に試乗したい旨や日時などを伝え、スケジュール調整をします。 2.販売店に行き試乗する 試乗予約日になったら、予約した時間より少し早めに販売店へ向かいましょう。試乗するときは、運転免許証の確認をしたり試乗の同意書に署名したりと、さまざまな手続きが必要になるケースがほとんどです。そのため、予約した時間より少し早めに販売店へ向かい、手続きや注意点などの説明を受けてから試乗します。 3.必要に応じて見積もりを依頼する 試乗が終わったら、必要に応じて見積もりを依頼しましょう。 購入の見込みがある場合は見積もりを出してもらうことをおすすめします。しかし、試乗したときにイメージしていた乗り心地や運転感覚と違いがあり購入を見送る場合は、見積もりをとらず、買わない旨を丁寧に伝えましょう。 中古車の試乗で見るべきポイント 中古車の試乗では、どのようなことをチェックすればよいのでしょうか。ここからは、中古車を試乗するときに確認しておくべきポイントについて紹介します。 エンジンやマフラーなどの異常がないか エンジンのかかり具合やアイドリング、加速や吹け上がりなどに異常がないか確認しましょう。また、マフラーから煙や大量の白煙が出続けていないか確認することをおすすめします。エンジン始動直後は、多少の白煙が出ても問題ありません。しかし、エンジンを吹かした時や試乗後も白煙が出続ける場合には、エンジントラブルが起きている可能性が高いです。 乗り心地・運転のしやすさ 乗り心地は、サスペンションやタイヤに異常がないか確かめる上で重要なポイントです。ゴツンという突き上げるような乗り心地であったり、ロードノイズがひどかったりする場合は、サスペンションやタイヤに不具合が起きているかもしれません。 また、試乗のときには交差点の右左折や駐車などをして、ハンドル、ギア、ブレーキ、アクセルなどの操作に異常がないか確認しましょう。操作するときに引っかかるような感覚や変速ショックなどが大きい場合にはメカニズムに不具合が起きているかもしれません。 内装の傷や汚れ 内装の傷や汚れも確認しておきましょう。内装は、運転席まわりだけでなく、助手席や後席、ラゲッジルームなども確かめておくことをおすすめします。座席まわりの内装の状態を確かめるときは、それぞれの席に座り、周囲を見渡し、手が触れる部分に異変がないか確認しておくようにしましょう。特に、ゴム製の部品やレザーは傷や汚れが付きやすかったり、劣化しやすかったりします。日が当たるダッシュボードまわりや窓まわりに傷や汚れがないか重点的に確認しましょう。 また、ナビやオーディオ、エアコン、パワーウィンドウなどの電装品に不具合がないかも確認が必要です。
中古車を購入するときに、「車検あり」や「車検なし」という表記を目にすることがあるのではないでしょうか。中古車を購入するときは、この車検の有無に関する表記にも注目しておきましょう。今回は、車検を受ける頻度や車検表示の見方、車検にかかる費用や検査を受ける場所などを解説します。中古車の車検について気になることがある方は、この記事の内容を参考にしてみてください。 中古車の車検を受ける頻度 中古の乗用車の車検頻度は、初回の登録から1年以上経過している場合、2年ごとに受けなければなりません。 ただし、バスやタクシーなど車の種類によっては、1年ごとに車検になることもあります。乗用車以外の車の購入を検討している方は、中古車販売店やディーラーなどで何年車検なのか確認しておきましょう。 一般的な車(乗用車)や軽自動車(乗用車)の多くは、初回(新車)3年、以降2年ごとです。そのため、乗用車の中古車を検討している方は、2年ごとと覚えておけばよいでしょう。 中古車購入時に車検が残っているか確認する方法 中古車を購入するときは、車検が残っているか確認しておきましょう。 車検残は、主にフロントガラスの中央上部に貼ってある車検のステッカーで確認できます。大きな数字で「月」、小さい数字で「年」が表記されています。「年月」だけを確認したいのであれば、車両の外側からフロントガラスの中央上部を見ましょう。また、年の表示は、令和や平成などの「和暦」で表記されているため、西暦と間違えないよう注意してください。 車検期限を詳しく知りたい場合は、車検ステッカーの裏面を見ましょう。ステッカーの裏面には「年月日」が記載されています。車検証にも車検期限が記載されていますが、盗難防止の観点から展示されている中古車に車検証が備え付けられていないことがあります。そのため、展示車の車検期限を知りたいときは、車検ステッカーの裏面を見るとよいでしょう。 ただし、中古車の中には、車検ステッカーが貼られていない車もあります。車検ステッカーが貼られていない車は車検が切れている車です。ただし、車検切れの車であっても、車検ステッカーを剥がさずに放置している場合があるため、ステッカーがあるからといって油断せず、期限を確実に確認しましょう。 中古車の車検が切れている場合どうなる? 中古車の車検が切れている場合、公道を走行することができません。 車検を通さずに公道を走行すると罰則が課せられます。そのため、車検を通してから公道を走るようにしてください。また、車検が切れていると、自賠責保険の期限も切れていることが多いです。加入が義務付けられている自賠責保険の期限が切れている状態で車を走らせると、罰則が課せられるため、自賠責保険の加入も忘れずにしておきましょう。 車検が切れている中古車の購入を検討するときは、車検も同時に通せるか、費用がどのくらいかかるのかなどを確認しましょう。 中古車購入時に確認したい車検表示 中古車の車検に関する表示は、主に「車検あり」、「車検整備付き・車検整備2年付き」、「車検整備なし・車検なし」の3つです。それぞれどのような違いがあるのか解説します。 車検あり 「車検あり」は、車検の有効期限がある中古車となります。つまり、いつでも公道を走行できる状態にあるということです。そのため、車検ありの中古車を購入するときの手続きは名義変更のみとなります。 名義変更は後でも良いと考える方もいますが、名義変更をせずに販売店の名義や前オーナーの名義のまま走行すると、事故のときにトラブルになったり、リコールなどの重要な通知が届かなかったりします。 そのため、名義変更は確実に行わなければならないのです。 名義変更にかかる費用は、すべて自分で行う場合は5,000円ほど、販売店やディーラーに委託した場合は1万円〜3万円ほどです。名義変更の手続き費用は、販売店やディーラーなどによって異なるため、詳しい費用は購入する店舗に確認しましょう。 車検整備付き・車検整備2年付き 「車検整備付き・車検整備2年付き」の中古車は、車検が切れた車両であるものの、購入するときに車検を通してから納車されます。そのため、納車から2年間の車検有効期限があります。 ただし、表示価格に車検整備以外の諸費用が含まれていないことがあるため、総支払額の見積もりを出してもらうことを忘れないようにしましょう。 また、「車検あり」と「車検整備付き・車検整備2年付き」のどちらの中古車にしようか悩んでいるときは、最終的な支払い金額を比べて、どちらの方がお得に買えるのか検討することをおすすめします。 車検整備なし・車検なし 「車検整備なし・車検なし」の中古車は、車検に関する整備や検査がされません。そのため、中古車購入後に自分自身で車検を通したり、業者に車検を依頼したりする必要があります。 「車検整備なし・車検なし」の中古車は、「車検あり」の車と比べると車両本体を安く購入できることから魅力的に感じるでしょう。しかし、車検を販売店やディーラー、車検を専門とする業者などに依頼すると、最終的な支払額が「車検あり」の車より高くなることもあります。車検の費用は、業者や車の状態によって異なるため、車検がいくらかかるのか確認しましょう。 「車検整備なし・車検なし」の中古車を検討しているときは、公道を走れるようになるまでの総支払額がいくらになるのか見積もりを出してから購入することをおすすめします。 中古車の車検にかかる費用 中古車の車検にかかる費用は、おおよそ10万円以上かかるでしょう。ここからは、車検にかかる費用を詳しく解説します。 法定費用 車検の法定費用とは、自動車重量税、自賠責保険料、検査手数料の3つの費用のことです。この法定費用は、法律により金額が決まっているため、どの業者で車検を受けても金額に違いはなく、必ずかかる費用となります。 自動車重量税は、車両重量に応じて課税される税金です。自家用車で2年(継続検査)の場合、0.5tあたり8,400円の税金がかかります。一般的な乗用車は、1.0t〜2.5t程度が多いため、自動車重量税は24,600円〜41,000円となります。軽自動車は、一律6,600円です。 自賠責保険料(令和3年4月1日時点)は、自家用乗用車が20,010円(24ヶ月)、軽自動車が19,730円(24ヶ月)となります。 検査手数料は、印紙で支払う手数料です。1,700円程度が相場となっています。 車検の法定費用の合計は、軽自動車が28,030円、普通車が46,310円〜62,710円です。 車検基本費用 車検基本費用は、24ヶ月定期検査料、測定検査料、車検代行手数料などを合計した金額となります。ただし、車検を受ける場所によって、車検基本費用が異なるため、車検の見積もりを出したときには、基本料金がいくらなのか、内訳がどのようになっているのか確認しましょう。 一般的には、ディーラーや販売店などの車検基本費用が5万円程度です。格安で車検を通すことができる業者では、車検基本費用を2万円程度に抑えることもできます。 部品交換費用 保安基準に適合しない場合、部品交換をして基準を満たします。この部品交換にかかったパーツ代と工賃の合計が部品交換費用です。 部品交換費用は、車の状態やパーツの劣化具合などによって、大きく異なります。 古い車の場合、部品の生産が終了していたり、部品が見つからなかったりするため、部品代が高額になることがあるでしょう。また、数年間動かしていない車の場合、部品はあるものの、交換しなければならない部位が多くなる可能性が高いです。そのため、部品点数が多くなったり、分解が必要になると工賃も高額になったりする傾向があります。 中古車を買うときは、部品交換費用のことまで考えてから購入しましょう。 中古車の車検を受ける場所 中古車の車検は、ディーラーや販売店、整備工場、ガソリンスタンドなどで受けられます。どこで車検を受ける方が良いのでしょうか。ここからは、車検を受ける場所について解説します。 ディーラー ディーラーでは、質が高く、専門的な整備を受けられることが特徴です。中古車であっても、正規ディーラーで車検を受けることができます。ディーラーで中古車の車検を受けようとするときは、事前に受け付けてくれるか確認しておきましょう。ただし、ディーラーでの車検は、費用が高くなることが多いです。部品交換が少なく、必要最低限の整備のみにした場合であっても、15万円ほどになるでしょう。 整備工場 整備工場は、自動車整備を専門とする業者です。 整備工場には、検査まで実施できる「指定工場」と、整備のみを行い陸運支局など検査ラインがある場所に持ち込んで車検を通す「認証工場」があります。いずれも自動車整備を専門としているため、メーカー・車種問わず車検を受け付けてくれることがほとんどです。 費用は、ディーラーよりも安く済むことが多いでしょう。また、中古部品やリビルト部品などを使うことで部品交換費用を抑えることもできます。 ガソリンスタンド ガソリンスタンドは、併設の整備工場で車検を行うケースと車検を他の業者に委託するケースがあります。いずれも、費用を安く抑えられることがメリットです。 ただし、ガソリンスタンドは自動車整備が専門ではないため、整備に時間がかかることがあります。また、車検を他の業者に委託するガソリンスタンドの場合、委託先の業者がわからないことから、整備の質が不明瞭です。質の高い整備を求めるのであれば、整備工場やディーラー・販売店で車検を通したほうが良いでしょう。
中古車を選定する際に、どの程度の走行距離の車が自分に適しているのかがわからず悩む方は多いのではないでしょうか。中古車には走行距離によって、キズなどの外観の劣化、今後必要となるメンテナンス費用、故障リスクの大きさが異なります。この記事では中古車の走行距離から、車の状態や故障リスクなどを予測する際のポイントや中古車価格の傾向などについて解説します。 中古車の走行距離を見るときのポイント 中古車の走行距離からは、新車登録されてから、どのような使われ方をされたのかがわかります。通常の走行の場合、1年に1万kmが目安です。例えば、新車登録されてから3年が経過していれば3万km、5年が経過していれば5万kmであれば、一般的な使われ方をされたであろうと推測できます。 年式と走行距離のバランスを見る 中古車の走行距離が1年1万kmよりも長ければ長距離を走行しているため、メンテナンス部品の交換が必要だったり、故障する可能性が高いと考えられます。。例えば5万km以上にもなれば、タイヤやブレーキパッドといった、車が走行するに連れて摩耗する部品の劣化状況について、入念にチェックが必要でしょう。 それでは、走行距離が目安よりも短ければ安心かというと、必ずしもそうとは言い切れません。走行距離が極端に短ければ、たまにしか走っていない可能性があります。車は長期間の保管によって、かえってダメージを受けてしまうこともあります。そのため、年式と走行距離のバランスを見ることが大切です。 10万kmを超えていても走行可能 現在の車は、10万kmをはるかに上回る耐久性が確保されるように設計・開発されています。そのため、しっかりとメンテナンスさえされていれば、10万kmを超えていても、状態の良い中古車はあります。 走行距離に応じて適切にメンテナンスされているか 車のメンテナンスは、点検整備記録簿で確認できます。走行距離に応じて、必要な部品が交換されているか確認しましょう。よくわからないという方は、販売店のスタッフの方に相談し、1項目ずつ確認することをおすすめします。 メーターが改ざんされていないか 走行距離メーターが改ざんされていたら、車の状態について間違った判断をしてしまいます。現在は車体番号で走行距離を管理するシステムなどの対策も行われていますが、完全には防止できていません。通常メーターが交換、または改ざんされると、運転席側のセンターピラーにシールが貼られます。そのため、このシールの有無を確認しましょう。点検整備記録簿に交換履歴が残っている、記録簿に記載された走行距離よりもメーターの表示が短い、といった場合も改ざんされた可能性が高いでしょう。 しっかりメンテナンスされているか メンテナンス記録があっても、作業が正しく行われていなければ車を良い状態に保つことはできません。実際に試乗してみて、おかしなところがないか確認しましょう。試乗の際には例えば異音がしたり、不快な振動がないか、運転操作をする際に違和感がないかなどがポイントになります。 中古車の走行距離ごとの特徴 ここからは中古車の走行距離ごとの特徴について、それぞれ解説します。 状態の良さを求めるなら~3万km 走行距離が3万km程度までであれば、あまり使われていない車だと判断できます。キズがある車体も少ないのではないでしょうか。年式が古くても走行距離が短ければ、コンディションが良い場合もあります。 価格とのバランスを考えるなら5万km 走行距離が5万kmを超えると、一般的に中古車価格は下がってきます。年式も5年を超えていれば、新車から2回目の車検を迎えたタイミングで買い替えを理由に売却された車かもしれません。走行距離5万kmは、価格とコンディションのバランスが取れた車と言えるでしょう。 安さを求めるなら10万km 10万kmを超えると、中古車価格は一部の人気車種を除いてかなり安くなります。前述したとおり、現在の車は10万kmを超えても走行できる耐久性があります。定期的なメンテナンスを欠かさなければ、安く状態の良い車を選ぶことが可能です。
中古車の購入を検討しているが、諸費用がどの程度かかるか気になっている人もいるでしょう。諸費用の相場を把握していれば、予算内に収まる車を見つけやすくなります。この記事では、中古車諸費用の相場を詳しく解説します。中古車諸費用を抑える方法も解説するので、ぜひ参考にしてください。 中古車の諸費用の相場 中古車の諸費用の相場は、車両本体価格の10〜20%です。そのため200万円の中古車を購入するには、20〜40万円程度の諸費用を準備しておく必要があります。 諸費用は大きく分けると税金や保険などの「法定費用」、陸運局や車庫証明の手続きをするための「代行費用」が発生します。 法定費用 法定費用とは税金や保険料のことで、購入する車や加入する期間によって金額が異なります。続いて、法定費用の相場を解説します。 自動車税(種別割) 自動車税(種別割)は、排気量によって税額が異なり、購入してから翌年3月分まで支払う必要があります。自家用車の排気量ごとの年額(12ヶ月分)は下記のとおりです。 660cc(軽自動車) 10,800円 〜1,000cc 25,000円 1,001〜1,500cc 30,500円 1,501〜2,000cc 36,000円 2,001〜2,500cc 43,500円 2,501〜3,000cc 50,000円 3,001〜3,500cc 57,000円 3,501〜4,000cc 65,500円 4,001〜4,500cc 75,500円 4,501〜6,000cc 87,000円 6,001cc〜 110,000円 引用元:令和4年(2022)年度自動車税(種別割)税率早見表 例えば1,500ccの車を5月に購入した場合、法定費用は25,400円(計算式:30,500円÷12×10ヶ月)です。上記の年額を参考に、購入する車の自動車税(種別割)を月割りで計算してみてください。また中古車でも新品未使用車や試乗車の場合は、エコカー減税が適用され安くなるケースもあるので、販売店に確認してみてください。 自動車重量税 車検ありの中古車を購入した場合、車検取得時の所有者が全額支払う必要があるため、重量税を納税する必要はありません。一方、車検なしの中古車を購入した場合は、下記の重量税を納税する必要があります。 〜0.5t 8,200円 〜1t 16,400円 〜1.5t 24,600円 〜2t 32,800円 〜2.5t 41,000円 〜3t 49,200円 引用元:自動車重量税の税額一覧表【乗用|2年自家用】 また重量税は「13年経過」「18年経過」のタイミングで増税されるため、古い車ほど税金が発生することも把握しておきましょう。一方、登録してから間もない車は、エコカー減税が適用され重量税が安くなるケースもあるので、販売店に確認してみてください。 環境性能割 環境性能割(旧取得税)は、購入する車の年式によって金額が異なり、取得金額が50万円以上の場合は納税する必要があります。計算式は下記のとおりです。 車両価格×90%=課税標準基準額課税標準基準額×残価率=取得価格(1,000円未満は切り捨て)取得価格×税率=環境性能割 課税標準基準額は、税務署で使われている「自動車取得税の課税標準基準額及び税額一覧表」で、車の型式やグレードを基に定められた税金です。一般には公開されていませんが、目安は車両価格の90%になります。また経過年数ごとの残価率と税率は下記のとおりです。 【残価率】 1年 0.681 1.5年 0.561 2年 0.464 2.5年 0.382 3年 0.316 3.5年 0.261 4年 0.215 4.5年 0.177 5年 0.146 5.5年 0.121 6年 0.100 【税率】 自家用普通自動車 3% 軽自動車 2% 営業用自動車 2% 引用元:中古車の取得税計算方法 例えば3年式の250万円の中古車を購入した場合、下記の環境性能割が発生します。 250万円×0.9=225万円(課税標準基準額)225万円×0.316(残価率)=71万1,000円(取得価格)71万1,000円×0.03(税率)=21,330円 自賠責保険料 自賠責保険料は、加入する期間によって料金が異なります。車検が残っている場合は、「自賠責保険経過相当額」という項目で残額を月割りで払う必要があります。車検なしの場合は、24ヶ月または25ヶ月で加入する必要があるため注意してください。 12ヶ月 11,500円 13ヶ月 12,010円 24ヶ月 17,650円 25ヶ月 18,160円 引用元:【自賠責保険】自賠責保険に加入したいのですが、保険料を教えてください。 | よくあるご質問(FAQ) | 東京海上日動火災保険 上記は普通自動車の自賠責保険料です。諸費用を算出するときの参考にしてください。 リサイクル料金 リサイクル料金の相場は、7,000〜18,000円程度です。リサイクル料金とは、「自動車リサイクル法」で定める費用で、廃車処分時に前払いする必要があります。車を売る場合は、リサイクル料金が戻ってくるので、売却時の査定金額に含まれているか確認しましょう。 代行費用 代行費用は販売店に手続きを依頼した場合に発生します。販売店によって設定されている費用が異なるので、車を購入する店舗によって金額が変わることが特徴です。続いて、代行費用の相場を解説します。 車両登録代行費 車両登録代行費の相場は3万円程度です。登録に必要な書類作成や、陸運局での手続きを販売店に代行してもらう際に支払います。陸運局は平日しか手続きを行えないため、代行してもらう人が少なくありません。 車庫証明代行費 車庫証明代行費の相場は2万円程度です。警察署で行う車庫証明の発行手続きを販売店に代行してもらう際に支払います。発行には3日程度かかり、申請時と発行後の合計2回、警察署に出向く必要があります。。また陸運局と同様に、平日しか手続きが行えないので、販売店に代行してもらう人が多いでしょう。 納車費用 納車費用の相場は、販売店から近い場合は1万円程度、遠方の場合は3万円程度と納車場所によって異なります。納車費用は、購入者が指定する場所まで車を届けてもらう際にかかる費用です。販売店によっては納車整備費用も含むため、契約時に内訳を確認しておきましょう。 洗車費/クリーニング費 洗車費やクリーニング費の相場は、5万円程度です。中古車は新車とは異なり、内装や外装をきれいにするため、洗車費やクリーニング費が発生します。車の状態によって費用が変動するため、契約時に確認してみてください。 中古車の諸経費を抑える方法 登録手続きを自分でしたり、車を店舗まで取りに行ったりすれば、代行費用を抑えられます。また車検ありの車を選べば、自動車重量税を抑えることも可能です。頭金に充てられるお金が少なく、諸費用を抑えたい人はぜひ試してみてください。続いて、中古車の諸経費を抑える方法を解説します。 手続を自分で行う 陸運局での登録や、車庫証明の発行手続きを自分で行えば、車両登録代行費と車庫証明代行費を抑えられます。しかし陸運局や警察署は、平日しか手続きを行えないため、土日しか出向けない人には向いていません。家族や友人に、代行手続きをしてもらうことも可能なので、周りの人に相談してみましょう。 店舗へ取りに行く 店舗へ車を取りに行くと、納車費用を抑えられます。納車費用は、指定する場所まで車を届けるサービスのため、店舗へ取りに行けば費用は発生しません。しかし車を届けるだけでなく、納車整備費用を含んでいる店舗では、納車費用をカットできない可能性があるため注意してください。 車検ありの車を選ぶ 車検ありの車を選べば、法定費用の自動車重量税をカットできます。なぜなら自動車重量税は、車検取得時の所有者が全額払う必要があり、次のユーザーは自動車税(種別割)のように月割りで納税しなくてもよいためです。また車検なしで自賠責の保険期間を過ぎた車は、通常の24ヶ月ではなく25ヶ月で加入する必要もあるため、さらに費用がかかります。
中古車は新車に比べてリーズナブルな価格が魅力といえます。新車は値引きが一般化していますが、実は中古車も値引きできる場合があることをご存じでしょうか。今回は中古車の値引きや値引き交渉を成功させるコツについて解説します。中古車の購入を検討中の方は参考にしてください。 中古車はどれぐらい値引きできる? 中古車は値引きしてもらえないと思っている方も多いようです。実際に「総額の端数を値引いてもらった」という方も少なくありませんが、その値引き額は数千円から2~3万円程度であることがほとんどです。中古車は新車のように明確な原価計算のできる商品ではないため、数十万円という大幅な値引きは難しいでしょう。 中古車の値引き相場は仕入原価や車のコンディション、納車前の点検整備や保証の有無でも大きく左右されるため、一概には言えません。値引き目標として、車両本体価格が100万円未満なら5%程度、100万円以上なら10万円としてみましょう。過度な値引き交渉は売り手側から敬遠されるため注意が必要です。 中古車の値引きについて知っておきたいポイント 続いて、中古車の値引きについて知っておきたいポイントを解説します。 1.他店と競合させても大きな値引きは期待できない 中古車の値引きは、新車とは異なり他店と競合させても大きな値引きは期待できません。在庫限りの中古車は全て一点ものです。点検整備渡しの場合は消耗品やパーツの交換コストなどに差があり、販売後の無償保証のリスクも考慮すると他店と大幅な値引き競争をして販売するといった手法は取らないといえます。 2.購入総額がわからない車は選ばない 一般的な商品とは異なり車の購入には様々な諸費用がかかります。それに加えて点検整備や納車のための架装や修理交換にかかる費用は一般的にわかりにくい内容です。このような不透明な部分が不当な価格表示や契約後のトラブルに発展するケースもあり、中古車購入の難しさともいえます。現状では購入総額が明確にわからない車は選択肢から外すのが賢明でしょう。 車両価格を相場よりも大幅に安く掲示して集客を募り諸費用やオプションに金額を上乗せするケースや、「点検整備時に高額なパーツ交換や修理が必要であることが判明した」として追加料金を請求する中古車販売店も残念ながら存在します。無用なトラブルを避けるためにも冷静に判断しましょう。 このようなトラブルに対応するために、自動車公正取引協議会が中古車価格の支払総額表示義務化に動いています。自動車公正競争規約の改正案を決定し、中古車販売店へのルールの明確化と罰則の強化により中古車市場の信頼性向上につなげる方針です。この改正案が公正取引委員会に認定・承認されて施行されると、より安心安全に中古車を購入できるようになるでしょう。 3.値引き率には市場での人気が関係している 中古車の値引き率は市場での人気に大きく左右されます。人気のある車種は仕入原価も販売価格も共に高く、販売店側も無理に値引きしてまで売ろうとはしません。これは、相場に見合った車両本体価格であれば、値引きしなくても他のお客様に販売できるためです。逆に、不人気車種や在庫過多の車は元々の価格設定が安いか、値引き率が高くなる傾向にあります。 4.月末は値引き交渉に成功しやすい 大手の中古車販売店やディーラーの中古車部門では、毎月の目標達成の追い込みのために月末の方が値引きの上乗せをする傾向にあります。また、新車の取扱いをしているディーラーでは3月の繁忙期を過ぎると下取りした車で在庫が増えるため、中古車選びの選択肢が広がり、値引き交渉がしやすくなる可能性もあります。 中古車の値引き交渉を成功させるコツ 続いて、中古車の値引き交渉を成功させるコツについて解説します。 購入する意思を見せる 中古車販売店での商談は短期(即日)決戦が基本です。中古車はそれぞれが一点もので、売れてしまえば売る側も買う側も交渉の余地がなくなります。「今日中に決めるつもりで来た」というスタンスで購入する意思を見せることで、売る側も本気で対応してくれます。 また、「値引きをがんばれば即決してくれる」という印象を相手に与えることが最も重要です。なお、たとえ前向きに検討している意味であったとしても、「検討します」という言葉は、中古車販売店において断り文句として認識されます。 予算は少なめに申告する 予算を少なめに申告することで、売り手側はお客様の希望に可能な限り近づけようと、限界値引きを早い段階で提示してくれる可能性があります。ただし、相場と乖離した予算申告をすると、値引きではなく自動車ローンを提案する方針で対応されてしまうでしょう。 オプションをつける形で値引き交渉する 中古車でもナビゲーションや新しいフロアマットの追加は可能で、さらに傷や凹みの補修を依頼することもできます。事前にそういった要望を伝えておくことで、それらを含めた値引き交渉が可能となります。ナビゲーションの取付け費用を値引きしてくれたり、傷の補修費用をサービスしてもらえることもあるため、試してみてはいかがでしょうか。 事前に価格相場をチェックする 中古車販売店に行く前に希望の車種やグレードの価格相場をチェックしておきましょう。中古車の車両本体価格は相場に照らし合わせて設定されるのが一般的です。適切な価格であるかを見極めるためには重要なポイントといえます。 明らかに安すぎる車は諸費用やオプションが割高なケースもあり注意が必要です。逆に高すぎる車はその理由について確認するようにしましょう。希少な限定車や重要パーツの交換がされているなどお買い得車である可能性もあります。 諸費用を節約するのも1つの方法 自分で手続きすることで節約できる諸費用もあります。代表的なものとしては、車庫証明の手続きを自分で行うことで代行費用である1~3万円程度を削ることが可能です。また、下取りがある場合は買取業者に出すことも視野に入れましょう。査定額が同じであれば買取業者では下取り代行手続き費用が不要なケースも多いので、その分が節約できるといえます。
中古車の年式は、購入を検討する際の重要な指標となります。年式ごとに特徴や中古車選びのポイントが存在するため、それぞれのメリットデメリットを理解した上で検討が必要です。今回は中古車の年式や購入時のチェック方法について解説します。中古車の購入を検討している方は参考にしてください。 中古車の年式とは 中古車の年式とは、新車を初めて登録した初度登録年のことです。製造されてから登録されるまでに越年する場合もあるため、正確な年式を知りたいときは注意しましょう。また、モデルチェンジ後に在庫車である旧モデルを購入した場合は、年式とモデルが合致しないこともあります。 購入する中古車の年式を決める際のチェックポイント 続いて、購入する中古車の年式を決める際のチェックポイントについて解説します。 年式=新車登録日 中古車の年式には、新車登録日の情報も含まれます。製造年と新車登録日が異なるケースもありますが、中古車価格の相場は初度登録年をベースに考えられています。年式は中古車販売店のプライスボードに記載されていますのでそちらを参照しましょう。 車検証には初度登録年月と記されており、製造されてから初めて運輸支局で登録された日が該当します。似たような項目で登録年月日の欄もあり、こちらは現在の車検証に記載された情報を登録した年月日です。 中古車のプライスボードは、一般社団法人「自動車公正取引協議会」が定める自動車公正競争規約に基づき、正しく表記することが義務付けられています。不当表示が発覚すると罰則を受ける恐れがあるため、年式や販売価格、走行距離などは正確に記載されていると考えてよいでしょう。情報が不明瞭な場合は、その販売店での購入を避けた方が良いといえます。 年式が古いほどに相場が下がる 中古車は年式が古いほど相場が下がるのが一般的です。これは、年式が古くなればなるほどに故障のリスクやメンテナンス費用が上がり、同時に需要が低下するためです。リセールバリューの高い車は別として、新車価格が高い車ほど下落額が大きくなる可能性が高いです。 走行距離や状態もチェックしよう 年式は中古車選びの目安の1つです。年式だけではなく、走行距離や内外装の状態もチェックしましょう。走行距離は1年で1万kmが基準として考えられているため、それを基に走行距離が長すぎないか確認します。また、外装の凹みや傷は現状渡しとなるのか修復してもらえるのか、内装にも過度な汚れや傷み・悪臭などがないかもしっかりと見ておきましょう。 13年落ち以降は税金が高くなる 車は初度登録から13年(ディーゼルエンジン搭載車は11年)が経過すると税金が高くなります。自動車税及び車検時の重量税が高くなり、維持費の負担が大きくなるので注意が必要です。税金は自動車税で約15%(軽自動車は約20%)、重量税で約39%(軽自動車は約24%)が負担増となります。 増税の理由は、環境に配慮した燃費の良い車への乗り換えを促すためです。車の年式が10年を経過すると、税負担だけでなく劣化によるパーツの交換や修理にも費用負担が増えます。長く乗れる車を探すのであれば、購入価格が少し高くても高年式だと後の維持費の節約となり結果的にコストが安くなる場合があります。 中古車の年式別の特徴 中古車の年式別の特徴を解説します。中古車の購入を検討している方は参考にしてください。 3年落ち 3年落ちは、新車購入から初回車検のタイミングで下取りや買取をされた車です。新車保証のエンジンなどの重要部分をカバーする特別保証の継承が可能なため、安心して購入できる車が多いでしょう。流通量は少なめですが、状態が良いものが多く、購入のリスクが低いと言えます。 なお、新車保証の継承については正規販売店(ディーラー)での保証継承の点検整備が必要です。対象の車を購入したい場合は販売業者に詳細を確認しましょう。業者によっては独自の保証しか付けてもらえない場合もあります。その際は所有者自身が保証継承の手続きに出向きましょう。 5年落ち 5年落ちは、2度目の車検時に下取りや買取をされた車です。モデルチェンジによる型落ち車となっている可能性も高く、3年落ちよりも相場はかなり下がっているので購入しやすいでしょう。経過年数により劣化や走行距離が増える傾向にあるため、許容範囲であるかの見極めが必要です。 7年落ち 7年落ちは、3度目の車検時に下取りや買取をされた車です。昨今の新車乗り換えサイクルは平均で8年前後といわれているため、比較的流通量が多い年式といえます。相場も大幅に下がるものの、多走行車や車庫で放置されていた車などもあるため、メンテナンスが行き届いているか確認が必要です。 中古車の年式の確認方法 中古車の年式の確認方法は、プライスボードの情報を確認することです。車検証の記載に関しては個人情報保護法の兼ね合いで見せてもらえる可能性が低いため情報源が少ないといえます。自動車公正取引協議会の会員である中古車業者なら不当表示は行いませんのでその記載があるかもプライスボードでチェックしましょう。 車検証 車検証は、車の詳細情報そのものです。中古車の年式である「初度登録年月」を始め、いつのモデルかを知ることのできる「型式」やどのグレードかを知るための「類別区分番号」などが正確に記載されています。この車検証の記載内容が中古車販売店のプライスボードに記載されている情報の基です。 新車保証書 新車保証書は、メーカーや販売店が新車購入時に付けてくれる保証書です。新車保証には3年間の一般保証と5年間の特別保証が存在し、その保証内容や無償のメンテナンスなどについて記載されています。新車登録時から5年以内の車は新車保証の継承にも必要となるため、紛失しないように保管しましょう。
ダットサン(DATSUN)は、小型ピックアップトラックの製造・販売を行っていた日産自動車の前身となる会社です。今回は、ピックアップトラックが代表的なモデルだったダットサンのピックアップの車両概要やリセールバリューについて解説します。歴史あるダットサンの売却を検討中の方は参考にしてみてください。 ダットサンピックアップとは ダットサン ピックアップは、日本のみならず世界的にも支持されている小型のピックアップトラックです。1934年の初代モデルデビュー以降、60年以上にわたり日本を含む世界各国で販売されていました。日本では、1997年に登場したモデルを最後に販売が終了しています。 ダットサンピックアップの歴史 ダットサン ピックアップは、1934年に初代モデルが登場し、以降モデルチェンジを繰り返しながら、2002年まで日本で販売を続けていました。 最後のモデルとは1997年にデビューし、RVとしての力強さと快適性を両立したスタイリッシュなパーソナルピックアップをコンセプトに開発されています。エクステリアは力強く頼もしいスタイリングで、インテリアは快適性を重視したデザインを採用しました。エンジンは、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの2種類をラインナップ。 バリエーションは、シングルキャブ・ロングボディの「DX」、シングルキャブ・セミロングボディの「DX」と「DX-L」、ダブルキャブの「AD」「AD-L」「AX」「AX LIMITED」の7タイプです。 ダットサンピックアップは希少? ダットサン ピックアップは、希少といえるでしょう。希少な理由は、日本市場におけるピックアップトラックの需要が少なく、さらにダットサンブランドが販売を終了しているためです。実際、中古車市場を見ても、80台未満(2022年7月時点)しか出回っていません。 ダットサンピックアップのリセールバリューの相場 ダットサン ピックアップのリセールバリューは、約50万円〜約250万円と幅広い価格帯となっています。 リセールバリューの価格に幅があるのは、車両の状態が異なるためです。車両の状態が良ければ、高値で買取される可能性があります。しかし、ダットサン ピックアップは、車両の状態が悪くても世界的に支持されているモデルであり、需要があることから買取額が提示されるケースがほとんどです。そのため、ダットサン ピックアップは、状態が悪くても売れる車と言えます。売却を考えているときは、一度査定に出してみるとよいでしょう。 ダットサンピックアップを高く売る方法 ダットサン ピックアップを高く売るためには、どうすればいいのでしょうか。ここからは、ダットサン ピックアップを高く売るポイントを解説します。 外装や内装などをきれいな状態にしておく ダットサン ピックアップは、年式が古く、走行距離が長くても売れやすい車です。また、外装や内装がきれいな状態であれば、それだけ車の価値が上がるため、買取額が高くなるでしょう。 動かせる状態にしておく ダットサン ピックアップは、日本市場のみならず世界的に需要があるモデルです。そのため、いつでも動かせる状態にしておけば、すぐに買い手が見つかる可能性が高いため、高値で売れるでしょう。エンジンやトランスミッション、サスペンションやタイヤ、電装品などは、定期的にメンテナンスをして、不具合やトラブルがないようにしておくことをおすすめします。 ダットサンピックアップの高価買取ができる業者の特徴 ダットサン ピックアップを高価買取できる業者にはどのような特徴があるのでしょうか。ここからは、ダットサンを適正に評価できる業者の特徴を解説します。 二重査定をしない ダットサン ピックアップを売却するときは、二重査定をしない業者で売りましょう。 二重査定とは、業者が買取後に車両を引き取った後、不具合や故障などがあった場合に買取額の減額を求めることです。二重査定は車の買い取りで大きな問題になっているため、二重査定を行わないことを明言している業者を選ぶとよいでしょう。 旧車の買取実績が豊富 ダットサン ピックアップは、流通台数が少ない希少な車です。そのため、旧車の買取実績が豊富な業者で売却したほうが、より高く売却できるでしょう。 現在販売されていない旧車は、新車と比較できないことから、適切な評価をするのは困難です。そのため、旧車の買取実績が豊富な業者の方がダットサン ピックアップを高く買い取ってくれるでしょう。 クロカンを正しく評価できる ピックアップトラックであるダットサン ピックアップは、商用車や本格SUV(クロスカントリー)を正しく評価できる業者で売却することをおすすめします。 商用車や本格SUV(クロスカントリー)は、乗用車とは異なるボディ骨格や構造を採用していることも珍しくありません。そのため、あらゆるボディ骨格の評価に精通した査定士でなければ、ダットサン ピックアップを適切に評価するのは難しいでしょう。 そのため、ダットサン ピックアップは商用車や本格SUV(クロスカントリー)を正しく評価できる業者で売却したほうが良いのです。 ダットサンピックアップの売却なら旧車王がおすすめ ダットサン ピックアップを売るなら旧車王がおすすめです。 旧車王は、ピックアップトラックのダットサン ピックアップを正しく評価できる査定士が車をチェックします。そのため、正確な価値を算出することができるのです。 ダットサン ピックアップを売るなら、ピックアップトラックの買取りも得意としている旧車王が最適でしょう。