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クルマは、初度登録から13年経過した時点で各種税金がが重課されます。18年経過した場合には、さらにもう1段階重課されて税額が高くなります。そのため、維持費の負担が増えることに抵抗を覚え、クルマを乗り換えるべきか悩む方も多いでしょう。 なお、初年度登録から13年と18年で重課されるのは自動車重量税であり、自動車税種別割が重課されるのは初年度登録から13年が経過したときのみです。 この記事では、13年・18年経過したクルマの自動車税種別割と自動車重量税の早見表や、乗り換えを検討した方がよい理由などを紹介します。 13年・18年経過したクルマの自動車税種別割 自動車税種別割は、4月1日時点の所有者に毎年課税され、クルマの排気量に応じて税額が決まります。ただし、初度登録から13年経過した場合は重課され、標準の税額より高くなります。 たとえば、排気量2,000ccのクルマの税額は4万3,500円(2019年10月1日以降にに新規登録した場合)ですが、初度登録から13年経過すると、5万1,700円に重課されます。 また、18年経過するとさらに重課されると思われがちですが、実際に重課されるのは13年が経過した場合のみであることに留意してください。 13年経過したクルマの自動車税種別割の税額は、以下のとおりです ※ディーゼルは11年経過。 排気量 2019年9月30日以前 2019年10月1日以降 13年経過 1,000cc以下 29,500円 25,000円 33,900円 1,000cc超〜1,500cc以下 34,500円 30,500円 39,600円 1,500cc超〜2,000cc以下 39,500円 36,000円 45,400円 2,000cc超〜2,500cc以下 45,000円 43,500円 51,700円 2,500cc超〜3,000cc以下 51,000円 50,000円 58,600円 3,000cc超〜3,500cc以下 58,000円 57,000円 66,700円 3,500cc超〜4,000cc以下 66,500円 65,500円 76,400円 4,000cc超〜4,500cc以下 76,500円 75,500円 87,900円 4,500cc超〜6,000cc以下 88,000円 87,000円 101,200円 6,000cc超 111,000円 110,000円 127,600円 軽自動車 7,200円※2015年3月31日以前 10,800円※2015年4月1日以降 12,900円 なお、クルマを初度登録した時期によっても自動車税額が異なります。車検証に記載されている初度登録年月日を確認して、税額をチェックしましょう。 18年経過のクルマの自動車重量税 自動車重量税とは、車輌重量に応じて、新車登録時に3年分、以降は車検時にまとめて2年分支払う税金のことです。初度登録から13年経過したら重課され、18年経過するとさらに税額が高くなります。 たとえば、車輌重量が〜1.5tの場合、本来の税額は2万4,600円です。初度登録から13年、18年経過した場合の税額は以下のように重課されます。 ・13年経過 3万4,280円・18年経過 3万7,800円 車輌重量ごとの税額は以下のとおりです。 車輌重量 標準 13年経過 18年経過 〜0.5t 8,200円 11,400円 12,600円 〜1.0t 16,400円 22,800円 25,200円 〜1.5t 24,600円 34,200円 37,800円 〜2.0t 32,800円 45,600円 50,400円 〜2.5t 41,000円 57,000円 63,000円 〜3.0t 49,200円 68,400円 75,600円 軽自動車 6,600円 8,200円 8,800円 車検証に記載されている車輌重量をもとに、該当する税額をチェックしてください。 18年が経過したクルマは乗り換えを検討した方がよい理由 18年経過したクルマは、税金が高いうえにメンテナンスコストがかかるため、乗り換えを検討する方も多いでしょう。 続いて、18年経過したクルマは乗り換えた方がよい理由を詳しく紹介します。 税金が高い 18年経過したクルマは、税金が高くなるため乗り換えを検討してした方がよいでしょう。そもそも重課される理由は、年式が古いクルマの排気ガスは地球温暖化に影響を与えると考えられているためです。 一方、環境に優しい電気自動車やプラグインハイブリッド自動車などは「グリーン化特列」が適用されるため、自動車税種別割を抑えられます。さらに、車種によっては「エコカー減税」が適用され、自動車重量税が減税されます。 税金を抑えたい場合は、年式が新しいクルマか環境に優しい電気自動車やハイブリッドカーなどを選ぶとよいでしょう。 メンテナンスコストがかかる 18年経過しているクルマは、さまざまな部品が劣化している可能性が高いため、メンテナンスコストがかかります。 年式が新しいクルマであれば、エンジンオイルやブレーキフルード、ラジエータ液などの消耗品を交換すれば問題なく走行できるでしょう。交換が必要な消耗品が少ないため、メンテナンスコストはそれほどかかりません。 一方、年式が古いクルマは部品の劣化により故障や不具合を起こすため、メンテナンスコストが高額です。たとえば、タイミングベルトの断絶や各種オイル漏れ、ミッション関係の不具合などが発生すると、数万以上の交換・修理費用がかかります。 メンテナンスコストを抑えたい場合は、新車または年式が比較的新しいクルマに乗り換えるとよいでしょう。 まとめ 自動車税種別割は、初度登録から13年経過すると重課されます。自動車重量税も初度登録から13年経過すると重課され、18年経過するとさらに税額が高くなることに留意してください。 また、18年経過したクルマは税金が高いうえに、部品の劣化によりメンテナンスコストもかかります。維持費を抑えたい場合は、環境に優しい車種を選んだり年式が新しいクルマに乗り換えたりすることを検討しましょう。 なお、18年経過したクルマを手放す際は、旧車に精通した買取店に売却すると高額買取の可能性が高まります。少しでも多く乗り換え費用に充てられるよう、旧車の価値を理解した買取店にクルマを売却しましょう。
新しい車に乗り換えたとき、車庫証明は必要なのでしょうか。今回は、車を乗り換えたときに車庫証明を準備する必要があるのか解説するとともに、車庫証明を取得するタイミングや取得方法についても紹介します。車を乗り換えるときの参考にしてみてください。 クルマを乗り換えた際も車庫証明の手続きが必要 車庫法(自動車の保管場所の確保等に関する法律)の第4条により、クルマを乗り換える際には、車庫証明を取得することが義務付けられています。 「道路運送車両法第四条に規定する処分、同法第十二条に規定する処分(使用の本拠の位置の変更に係るものに限る。以下同じ。)又は同法第十三条に規定する処分(使用の本拠の位置の変更を伴う場合に限る。以下同じ。)を受けようとする者は、当該行政庁に対して、警察署長の交付する道路上の場所以外の場所に当該自動車の保管場所を確保していることを証する書面で政令で定めるものを提出しなければならない。」 引用元:e-Gov法令検索「自動車の保管場所の確保等に関する法律」 車庫証明の役割は、「新しいクルマの特定」と「駐車スペースの確認」です。そのため、古いクルマの抹消登録が完了していなければ、受理されません。 しかし、乗り換え手続きの関係で、古いクルマの抹消登録前に新しいクルマの車庫証明を申請するケースもあります。その場合、車庫証明申請時に「代替車両引取および引き渡し顛末書」を警察署へ提出すれば申請が可能です。 軽自動車の場合は不要なケースがある 軽自動車の場合には、原則として車庫証明が不要です。ただし、使用の本拠の位置(使用する地域)によっては、警察署への届出(自動保管場所届出書)が必要な場合があります。届出の有無がわからない場合は、ディーラー・販売店や管轄する警察署に問い合わせて確認してください。 ▼軽自動車における車庫証明取得についてはこちらで詳しく解説しています。軽自動車は車庫証明がいらないのは本当?必要なケースも紹介 車庫証明を取得するタイミングは契約後 車庫証明を取得するタイミングは、クルマの購入契約後です。 多くの場合、購入の契約が成立すると、登録に必要な書類の説明があります。その説明の中に車庫証明に関することも含まれていることがほとんどです。車庫証明は、運輸支局に登録するために必要となる書類であるため、購入の契約をしたら速やかに必要書類の準備をしましょう。 車庫証明の取得方法 車庫証明の取得方法は、次の2つです。 ・自分で警察署の窓口で手続きする・ディーラーや販売店のスタッフ、家族、友人などに手続きを代行してもらう ディーラーや販売店に手続きを代行してもらうと手数料が発生します。そのため、車庫証明の取得費用を抑えたい場合には、自分で申請したり、家族に頼んだりするとよいでしょう。 ここからは、車庫証明を取得するために必要な書類や流れについて紹介します。 必要書類 車庫証明を取得するために必要な書類は4種類あります。それぞれの取得場所と備考は下記のとおりです。 種類名称 取得場所 備考 自動車保管場所証明申請書 ・警視庁ホームページ ・都道府県警ホームページ ・カーディーラー、販売店 クルマの所有者が居住する場所と保管場所の所在地を記載 保管場所標章交付申請書 同上 警察署で車庫証明書の配布と同時に発行されるシールの申請書 保管場所の使用権原を疎明する書類 同上 ・保管場所が自己所有または自己管理の場合は「保管場所使用権原疎明書面」・保管場所が他人の所有または他人管理の場合は「保管場所使用承諾証明書」※都道府県によって書式が異なる 保管場所の所在図・配置図 同上 保管場所付近の道路や目印となる建物などを記載(地図の写しでも可) 手続きの流れ 車庫証明の手続きの流れは下記のとおりです。 1.必要書類の準備2.書類の記入3.管轄の警察署(交通課)で申請4.手数料の支払い5.車庫証明書の受け取り6.車庫証明書の提出 車庫証明の取得にかかる期間は、申請後3〜4営業日程度です(土日祝を除く)。 ▼車庫証明の発行期間や有効期間については下記の記事で詳しくまとめているため、あわせてご覧ください。車庫証明の発行にかかる期間は?有効期限や申請方法なども紹介 車庫証明の取得費用 警察署の交通課へ書類を提出する前に、隣接している「交通安全協会」で収入印紙を購入し申請手数料を支払います。申請手数料は2,500円〜2,900円程度で、地域によって異なります。 車庫証明の取得費用の内訳は、下記のとおりです。 ・収入証紙(地域による):2,100円〜・標章代:500円〜※軽自動車は標章代のみ 手数料が地域によって異なるのは、都道府県の定めに準拠するためです。クルマを乗り換えるタイミングで引っ越した場合、手数料が想定とは異なる可能性があるため、事前に確認しておきましょう。 ------------------------------------------- ▼車庫証明に関する記事一覧車庫証明の発行にかかる期間は?有効期限や申請方法なども紹介車庫証明は本人じゃなくても取得できる!代理人による手続き方法を紹介車庫証明の取得費用はいくら?支払い方法や取得する流れも紹介 -------------------------------------------
都道府県をまたいだ引越しをした際は、所有している車のナンバープレートの変更が必要です。このように法的にナンバープレートの変更が必要になるケースと、希望の番号やご当地ナンバーに変更するために手続きを行うケースがあります。本記事ではナンバープレートの変更手続きについて詳しく解説します。 クルマのナンバーの変更費用 ナンバーの変更費用は変更手段によって異なります。変更方法別に、必要な費用について詳しく見ていきましょう。 自分で手続きする場合は2,000~5,000円以上 ナンバー変更手続きを全て自分で行う場合は、2,000~5,000円程度の費用がかかります。指定された番号に変更する場合は最安で2,000円程度、希望の番号に変更する場合は5,000円程度必要です。なお、希望のナンバーに変更する場合は、変更手続きにかかる期間が10日程度と比較的長くかかります。 ディーラーに任せる場合は1万~2万円程度 クルマのことで困ったら、まずはディーラーに相談するのがよいでしょう。クルマのナンバープレートの変更をディーラーに任せる場合、費用は1万〜2万円程度かかります。また、クルマの所有者がディーラーになっている場合には、ディーラーから委任状をもらうための費用が発生します。車の所有者がディーラーになっているのは、車をローンや残価設定プログラムなどで購入した場合です。 代行業者に依頼する場合は1万~4万円程度 ナンバー変更手続きを代行してくれる業者もあります。ナンバー変更手続きは運輸支局や陸運局で行いますが、受付は平日のみです。平日に時間を確保できない方は、代行業者に依頼するのもよいでしょう。費用の相場は1万〜4万円程度とかなり幅があります。ウェブサイトで近くの業者を探し、費用や時間を確認しながら選定しましょう。 クルマのナンバーの変更方法 クルマのナンバーの変更手続きの方法は、希望ナンバーがあるかどうかで異なります。希望ナンバーがある場合は「1.希望番号申込サービスから申し込む」、希望番号がない場合は「2.必要な書類を用意する」以降を参考にしてください。 また希望番号申し込み以降の手続きは、”自動車保険関係手続きのワンストップサービス”(OSS)を利用するのが便利です。細かい手続きは内容によって異なりますが、OSSの質問に答えると、目的に沿った手順を行うことができます。以下では大まかな概要をお伝えします。 1.希望番号申込サービスから申し込む 希望の番号へ変更したい場合は、「希望番号申込サービス」から申し込みます。なお、希望のナンバーがない場合は「2.必要書類を用意する」からお読みください。 希望番号には2種類があり、どちらを選ぶかによって申込完了後の手続きが一部異なります。 「抽選対象希望番号」は、特に人気が高い番号のために、抽選制になっている番号です。毎週日曜日の21時までに申し込んだ希望について、月曜日に抽選が行われます。抽選対象希望番号は、希望番号申込サービスのウェブサイトで確認できるので、ご希望の番号が該当するのか、まず確認するとよいでしょう。 「一般希望番号」は、抽選対象希望番号以外の全ての番号で、全て払い出されていない限り取得できます。全て払い出されて使えなくなった番号は、上記サイトにて確認できます。また希望番号申込サービスへの申込方法は2つあります。全国にある予約センターの窓口で申し込む方法と、インターネットで申し込む方法を選ぶことができます。 申し込み先のWebサイトは「希望番号・図柄ナンバープレート申込サービス」です。 2.必要書類を用意する クルマのナンバー変更の必要書類は、手続きする理由によって異なります。手続きの理由別に、必要書類を紹介します。 紛失や盗難によるナンバー変更 クルマのナンバーを紛失したり盗難されたりした場合は、下記の書類が必要です。 運輸支局で入手できる書類 自分で用意する書類 ・申請書 第3号様式・理由書・自動車税申告書・希望番号予約済証 ※希望ナンバーにする場合、運輸局近くの予約センターにて受け取る ・車検証 参考:国土交通省「Q8.ナンバープレートを紛失しましたが、どうすればよいですか?」 理由書とは、ナンバー変更が必要な理由や経緯をまとめる書類のことです。 ナンバーが盗難された場合は「受理番号」を理由書に記入する必要があります。まずは警察に被害届を提出し、受理番号を控えてからナンバー変更の手続きをしましょう。 なお、ナンバープレートが破損した場合も上記の書類で手続きが可能です。 引っ越しによるナンバー変更 引っ越しにより運輸支局の管轄が変わる場合は、下記の書類を用意します。 運輸支局で入手できる書類 自分で用意する書類 ・申請書 第1号様式・手数料納付書(350円分の収入印紙を貼付する)・自動車税申告書・希望番号予約済証 ※希望ナンバーにする場合、運輸局近くの予約センターにて受け取る ・車検証・車庫証明書・旧ナンバープレート・委任状 ※所有者がローン会社の場合・住所の移り変わりが確認できる書類(住民票や戸籍謄本など)※クルマが法人名義の場合は、商業登記簿謄本や商業閉鎖登記簿謄本が必要 参考:国土交通省「住所変更等(変更登録)」 車庫証明書は、クルマの保管場所を管轄する警察署で申請します。交付までに3日〜4日かかるため、時間に余裕を持って申請しましょう。 クルマをローンで購入していて残債がある場合は、所有者であるローン会社の委任状も必要です。ローン会社に引っ越しによりナンバー変更する旨を伝えて、委任状を発行してもらいましょう。 3.運輸支局に行く 手続きに必要な書類が揃ったら、お住まいの地域を管轄する運輸支局・検査登録事務所にクルマを持ち込んで手続きを行いましょう。お住まいの地域を管轄する運輸支局や検査登録事務所は、下記ページで確認できます。 全国運輸支局等のご案内|国土交通省|自動車検査登録総合ポータルサイト クルマの保管場所が変わる場合は保管場所標章交付手数料を納付し、保管場所商標等の交付物を受け取ります。 なお、道路運送車両法によりナンバーがない状態で公道を走行するのは禁止されています。 紛失や盗難が理由でナンバー変更する場合は、仮ナンバーを取り付けて運輸支局まで持ち込まなければなりません。役所で事前に仮ナンバーを申請し、ナンバーがない状態で公道を走行しないようにしましょう。 参考:道路運送車両法「第19条・第73条」 ▼仮ナンバーの取得の詳細については、こちらの記事をご覧ください。車検切れのクルマを動かすには仮ナンバーが必要?取得方法や注意点を紹介 クルマの保管場所が変わる場合には保管場所標章交付手数料を納付し、保管場所商標等の交付物を受け取ります。 4.自動車税事務所に申告する 自動車税事務所は、各地域に所在している自動車税を扱う機関です。所在地や連絡先について詳しくは地域行政のホームページや運輸支局・検査登録事務所で確認しましょう。 一例として、関東と近畿の自動車税事務所は下記のページで確認できます。 自動車税のお問合せについて - 関東運輸局自動車税事務所一覧表 5.新しいナンバープレートに付け替える ナンバーセンターの窓口で旧ナンバープレートを返却し、新ナンバープレートを受け取って自分で付け替えます。ナンバーセンターでドライバーを貸し出しているため、持っていなくても購入する必要はありません。ただし、さび付いている場合はスパナを使用します。 また、普通車は新ナンバープレートの取り付け後に封印が必要です。ナンバープレートの封印は、運輸支局の敷地内にある「封印取り付け所」で行えます。 封印とは、ナンバープレートのボルトの上に被せるアルミ状のキャップのことで、盗難を防ぐ役割があります。封印されていない状態で公道を走行すると、6ヶ月以下の懲役もしくは30万円以下の罰金が科されることに注意が必要です。 参考:道路運送車両法「第11条5項・第108条の1」 また、ナンバープレートの封印は、運輸支局または封印受託者しかできません。新ナンバープレートを取り付けたら、必ず所定の場所で封印してもらいましょう。 クルマのナンバーを変更するケース 車のナンバーを変更するケースには大きく4つあります。それぞれ手続きに違いがあるので、自分がどのケースに該当するのかを確認することから始めましょう。 運輸支局の管轄が変わった 都道府県をまたぐ引越しなど、所有するクルマを管理する場所の都道府県が変わった場合には、ナンバープレートの変更が必要です。 保管する都道府県が変わってもナンバープレートを変更しないでいると、道路輸送車両違反に問われる可能性があります。ただし令和4年から、変更は次回車検時まで猶予されることになりました。この特例は個人が引越しを伴い、所有者本人が返納登録申請をマイナンバーカードを用いて、自動車ワンストップサービス(OSS)によって行う手続きが対象となります。 ただし、所有者と使用者が異なる場合などには、この特例は適用されないため注意しましょう。 好きなナンバーに変更したい 引越しをしなくても、好きなナンバーに変えたい場合は、まず希望番号申込サービスで希望番号を予約することから始めましょう。番号によっては抽選になることもあります。 ナンバープレートを盗まれた ナンバープレートを盗まれてしまうケースもあるかもしれません。盗難事件に該当するので、警察署に連絡して対応しましょう。 図柄入りのナンバープレートに変更したい 図柄入りプレートは「日本を元気に」というコンセプトをもとに、平成30年10月より導入され、現在68種類が用意されています。最近では大阪・関西万博特別仕様ナンバープレートの交付が始まっています。手続きは「図柄ナンバー申込サービス」から申し込みます。
車は一般的な資産と同様に、相続時には相続税がかかる可能性があります。ただし、相続税には基礎控除が設けられており、他の資産との合計額が基礎控除よりも低い金額の場合は、相続税はかかりません。まずは、車の資産価値を計算し、相続税がかかるかどうか確認が必要です。。そこで今回は、相続税を把握するための計算方法についてくわしく解説します。 車を相続する際の評価額の計算方法 車を相続する際の評価額(相続税の対象となる金額)は、所有者が亡くなられた時点での売買実例価額や精通者意見価格を参考に算出します。車で言うところの売買実例価格は、同じ車種や型式の車のオークションなどでの売買価格です。一方、精通者意見価格は中古車買取業者が出した買取金額のことを指します。基本的にはこれら2つを元に評価額を算出しますが、どちらも不明な場合にはこれから解説する減価償却方法で計算します。 自動車は一般動産に該当 自動車は一般動産として扱われます。一般動産とは、不動産以外の財産である「動産」のなかでも機械や家具、衣服など、いわゆる一般的なものを指します。この中に車も属しているため、一般動産の評価方法にて計算を行います。 償却費を確認する 一般動産の減価償却方法での評価額は、同じ車種や型式の車の小売価格から償却費の合計額または減価の額をマイナスします。そのため、まずはマイナスする償却費を確認する必要があります。償却費を算出するためには、現在の車の耐用年数を把握しなければなりません。現在の車の耐用年数の計算方法は以下のとおりです。 (*車の耐用年数ー経過年数)+経過年数×0.2 *新車の場合6年中古車で6年以上経過している場合2年 計算結果の一年未満は切り捨てます。そして計算した結果出た数字を下記の表に当てはめてどのくらい価値が減っているのかを表す償却率を確認します。 耐用年数 償却率(定率法) 2 1.000 3 0.667 4 0.500 5 0.400 6 0.333 7 0.286 8 0.250 9 0.222 10 0.200 11 0.182 12 0.167 例えば新車の場合、計算すると耐用年数は6年となり、償却率は0.333になります。そして取得価額(新車・中古車の購入価格)に0.333かけたものが償却費となります。(新車価格300万円の場合 300万×0.333=99万9千円) 小売価格から償却費や減価をマイナスする 償却費や減価がわかったら小売価格からマイナスします。先ほどの新車の例だと新車の取得価格=小売価格となるため、 300万円ー99万9,000円=200万円1,000円 が評価額です。この金額が相続税の対象となります。 車にかかる相続税の申告漏れに注意 車は相続可能な財産ということを知らない人は多く、相続税の申告をする際に漏れがちな項目です。特に車の評価額が大きくなればなるほど計上漏れした金額も多くなるのでペナルティも重くなってしまいます.。思わぬ多額の税金が発生する恐れもありますので注意しましょう。 車の相続税対策 償却費が高くなればなるほど、評価額が低くなります。なるべく相続税を抑えたい場合は中古車を購入した方が節税にはなるでしょう。ただし、新車でも、現金で残すよりは相続税の対象となる額が少なくなるので、相続税対策にはなります。 相続による自動車税の手続き 自動車税は毎年、その年の所有者にかけられるものなので相続しただけでは非課税ですが、相続した際に手続きが必要です。運輸支局に隣接する自動車税申告窓口にて全部で以下の3つの書類が必要となります。 ・自動車税(環境性能割・種別割)申告書・遺産分割協議書の写し等・元の所有者と新しい所有者の相続関係がわかる書類(戸籍謄本など) 遺産分割協議書は相続人全員が参加した遺産分割協議にて、新しい所有者に相続することに全員が同意したという旨を記した書類で、自動車税の手続きをする際はその写しが必要です。これらの書類を揃えて提出すれば、相続の自動車税に関しての手続きは完了です。
BRZはスバルがトヨタと共同開発したFRの2ドアクーペです。1980〜1990年代に日本中が熱狂したスポーツカーを彷彿とさせるモデルとして、2012年に彗星の如く登場しました。 流麗でありながらも風を切るような印象を受けるシャープなボディラインをもち、低重心かつ軽量でコンパクトな水平対向エンジンを搭載する、トヨタ 86の兄弟車である矜持を感じるBRZ。「いつかは自分も乗ってみたい」と憧れを抱いている方も多いのではないでしょうか。 しかし、実際にクルマを所有する際に気になるのは維持費の金額です。特にスポーツカーは維持するのが大変だといわれています。そこで今回は、BRZを維持するためにかかる費用の内訳と、維持費を抑える方法を解説します。 BRZ ZC6型の維持費の内訳 クルマを維持するためには、燃料代、高速代、自動車税、車検代など、さまざまな費用がかかります。ここからは、以下のモデルを例にあげてBRZ ZC6型を所有する際にかかる維持費の内訳を解説します。 年式:2014年グレード:R ※標準グレードトランスミッション:6MT排気量:1,998cc車輌重量:1,210kg 燃料代 例にあげたモデルの、カタログに記載されている燃費は13km/Lです。 たとえば、毎週末に往復100kmほどドライブした場合、月に約400km走行することになります。燃料を約30L使用するため、ハイオクガソリン1Lあたり183.9円(※)だとすると、月間で5,517円の燃料代がかかります。1年間に換算すると、6万6,204円です。 ※2024年7月10日時点のハイオクガソリン全国平均価格 自動車税種別割 自動車税種別割とは、1年に1回納めなければならない税金です。クルマの排気量によって税額が異なり、今回例にあげたモデルは1,998ccであるため、1,500cc〜2,000cc以下の区分に該当し、3万9,500円かかります。(2019年9月30日以前に新規登録されている場合) ▼排気量別の自動車税種別割の税額については、以下の記事で詳しく解説しています。クルマの維持費はどのくらいかかる?クルマを保有する際にかかる費用の一覧を解説 任意保険料 続いて任意保険料について解説します。任意保険とは、自動車保険とも呼ばれる、万が一の事故の際に修理費用を補償してくれる保険です。申し込みは強制ではありませんが、クルマを所有する多くの人が加入しています。 乗っている車種、契約者の年齢や使用場所によって保険料が変わります。今回は、初めてのクルマとしてBRZ ZC6型を購入した18歳という設定で金額をシミュレーションしました。さらに詳しい条件は以下のとおりです。 【条件】年齢:18歳等級:6S等級使用目的:日常・レジャー運転者:本人・同居している親族 【補償内容】対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約:あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円車両保険(保険金額):175万円免責金額(1回目-2回目以降):5万円-10万円 任意保険料は年間で約34万円と算出されました。月額にすると2万8,000円ほどです。 少々高く感じるかもしれませんが、任意保険料は年齢が上がるごと、等級が上がるごとに安くなります。等級とは保険料の割引もしくは割増する率を決めるための区分です。1年間無事故であれば1等級上がります。たとえば、18歳からBRZ ZC6型に25歳まで無事故で乗り続けた場合、13等級にまで上がり、任意保険料は約9万4,000円まで下がります。 ただし、人を巻き込む事故を起こしたり、クルマを物にぶつけて傷つけてしまったりすると、事故歴として記録が残り、等級が下がってしまいます。等級が下がると任意保険料は上がるため、留意しておきましょう。 車検代 続いて、車検にかかる費用について解説します。 車検は2年に一度実施しなければならない、クルマの検査です。安全に公道を走行できるかどうかを、保安安全基準に則ってチェックします。ディーラーや中古車販売店、整備工場にて実施可能です。 今回はディーラーで車検を行った場合の費用を試算しました。 【ディーラー車検の場合】自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:2万4,600円(24ヶ月)印紙代:1,800円車検基本料金:6万円合計:10万4,050円 2年に一度で上記の金額がかかるため、1年に換算すると5万2,025円です。 自賠責保険とは、クルマを購入する際に必ず加入しなければならない保険です。「強制保険」とも呼ばれます。自家用なのか事業用なのか、乗用車なのか貨物自動車なのかなど、クルマの使用用途によって金額が異なります。今回は自家用の乗用車のため、2年で1万7,650円かかります。 自動車重量税とは、車輌重量によって税額が異なる税金です。車検のタイミングで有効期限分をまとめて納める必要があります。今回例にあげたモデルの車輌重量は1,210kgで、〜1,500kgの区分に該当し、2年で2万4,600円かかります。 印紙代とは、国に対して車検の検査手数料を納める際に使用する印紙と証紙にかかる費用です。整備工場には「指定工場」と「認証工場」の2種類があり、どちらに依頼するかによって印紙代が変わります。指定工場では工場内で車検を完結できますが、認証工場では完結できないため運輸支局や車検場に持ち込んで車検を実施します。このフローの違いによって証紙の有無が異なり、費用にも差があります。具体的な金額は、指定工場が1,800円、認証工場は2,300円です。ディーラーは一般的に指定工場のため、今回は1,800円でシミュレーションしましたが、認証工場に依頼した場合は金額が高くなることを覚えておきましょう。 車検基本料金とは、クルマの点検や検査、車検の代行のためにかかる費用です。名前のとおり、車検を実施するのに必要な基本的な料金です。依頼先によって金額に大きな差があり、ディーラーよりも民間の整備工場のほうが安い傾向にあります。 そのほか、車検時に整備や部品交換、修理が発生した場合には別途費用がかかります。 メンテナンス費用 次に、BRZ ZC6型のメンテナンスにかかる費用について解説します。一般的に1年に1回交換や点検が必要な項目は以下のとおりです。 ・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・エアコンフィルター交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代 など そのほか、洗車をガソリンスタンドやコイン洗車場で行う場合には別途洗車代がかかります。全てあわせておおむね5万円程度です。 BRZ ZC6型の年間維持費は約62万円! ここまでBRZ ZC6型の維持費の内訳について解説しました。合算すると、年間で約62万円かかるという結果になりました。 【BRZ ZC6型年間維持費】・燃料代:6万6,204円・自動車税種別割:3万9,500円・任意保険:34万円・車検:5万2,025円(2年ごとのため10万4,050円の半額分)・メンテナンス費:5万円合計:54万7,729円 月額で約4万6,000円です。加えて、クルマをローンで購入した場合や月極駐車場を契約する場合は、別途ローンの支払いや駐車場代がかかります。 BRZ ZC6型の維持費を抑える方法 年間で約62万円、月額で約5万1,000円は決して安い金額ではありません。しかし、金額を理由にBRZ ZC6型を諦めきれない方も多いでしょう。そこで、維持費を抑える方法やポイントを紹介します。 DIYでメンテナンスする 自分自身でBRZ ZC6型を整備をすれば、メンテナンスにかかる費用を抑えられます。たとえば、以下の箇所はDIYでの整備が可能です。 ・洗車・エンジンオイル交換・ワイパーゴム交換 など DIYでのメンテナンスと聞いてハードルが高く感じる方がいるかもしれませんが、洗車は自宅の庭など、水の使えるスペースがあれば専門技術がなくても取り組めます。そのほかの箇所も比較的難しくないため、外注する費用が気になる場合には自身で整備するとよいでしょう。 任意保険の条件を見直す 任意保険の条件の再検討も維持費を抑えるために有効です。 たとえば、運転者の範囲が狭ければ狭いほど任意保険料が安くなります。今回シミュレーションした条件のうち、運転者を「本人限定」にした場合、約32万円にまで金額が下がります。 また、同じ車種であっても保険会社が違うと任意保険料が異なる場合があります。申し込みの際には、複数の会社から見積もりを取り寄せたり、ネットでシミュレーションしたりしましょう。なお、国内損保よりもネット型保険のほうが安い傾向にあります。 なるべく費用の安い工場に車検を依頼する 維持費を抑えるためには、車検の依頼先も慎重に検討する必要があります。 車検基本料金は店舗や工場によって異なり、ディーラーよりも民間の整備工場のほうが安い傾向にあります。民間車検の利用も視野にいれながら、いくつか見積もりをとって検討するとよいでしょう。 まとめ BRZ ZC6型の維持費について解説しました。 年間で約62万円と気軽に手を出しにくい金額かもしれませんが、任意保険を見直したり車検の依頼先をよく検討したりすれば、費用を抑えられる可能性があります。また、ドライブする頻度が少なければ、燃料代や高速代も抑えられるでしょう。ご自身の想定している利用シーンと照らし合わせ、BRZ ZC6型を購入するかどうか決めることをおすすめします。 ※掲載されてる情報は2024年7月10日時点のものです。
車庫証明は、車を購入したときに必要になる書類の1つです。警察署の窓口で手続きすることで取得できますが、平日の日中でなければ窓口が開いていません。自分で車庫証明を取得するのが難しい、面倒といった場合は、代理人に任せてはいかがでしょうか。今回は、車庫証明の手続きを代理人に依頼するときのポイントを紹介します。 車庫証明は代理人による手続きが可能 車庫証明は、代理人による申請と受け取りが可能です。 車庫証明だけを取得したい場合は警察署の窓口に申請しますが、車庫証明から検査や登録・納税までを一括で手続きしたい場合はオンライン手続きの「ワンストップサービス(OSS)」を利用できます。 ▼車庫証明の取り方についてはこちらで詳しく解説しています。車庫証明の取り方とは?取得の流れや必要書類などを解説 車庫証明の代理人申請では委任状があるとなおよし 車庫証明を代理人が手続きする際は、可能な限り委任状を用意しておきましょう。仮に申請書類に不備があった場合、委任状がないと代理人による訂正ができません。 車体番号が1文字間違っていた場合でもその場で訂正できず、申請者に再度記入してもらう必要があります。車庫証明手続きをスムーズに行うためにも、委任状を用意しましょう。 なお、代理人が手続きする場合でも、申請者の直筆で記入する必要があることに注意してください。 また、代理人が手続きする際でも本人が申請するときと同じく、下記の必要書類を用意しなければなりません。 ■自動車保管場所証明申請書■保管場所標章交付申請書■権原書面(いずれか1通)・車庫が自己所有の場合:保管場所使用権原疎明書面(自認書)・車庫が他人所有の場合:保管場所使用承諾証明書■所在図および配置図 出典:警視庁公式サイト「車庫証明について」 なお、車庫証明の必要書類は警察署ですべて入手できます。ただし、警察署によっては、申請者の免許証や公共料金の領収書のコピーなど「申請者の使用の本拠の位置を確認できるもの」の添付が必要なため、事前に問い合わせましょう。 車庫証明の委任状の書き方 車庫証明の委任状は、下記のように書きます。 1.受任者:代理人の住所と氏名(代理人が記入しても可)2.委任事項:委任する内容3.自動車登録番号又は車体番号:クルマのナンバーまたは車体番号4.日付:委任状を作成した日5.委任者:申請者の氏名(名称)や住所、押印 委任事項には、下記のように委任する内容を具体的に記入します。 「自動車保管場所標章交付申請に関わる書類の作成や提出、受け取りおよび必要な修正や変更を含む一切の手続きを委任します」 用紙やフォントサイズなどに指定はありませんが、ひな型を利用するのが便利です。 車庫証明の委任状のひな型は、こちらのページでダウンロードできます。 車庫証明手続きの代理人になれる人 車庫証明の申請や受け取りなどの代理人は誰でもなれます。ただし、申請書に記載する内容には個人情報が含まれているため、信頼できる人に依頼したほうがよいでしょう。では、どのような人に依頼するとよいのか紹介します。 ディーラーや中古車販売店のスタッフ 誰に頼んでよいのか悩んだときは、車を購入したディーラーや販売店のスタッフに依頼するとよいでしょう。 ただし、ディーラーや販売店のスタッフに代理人を依頼した場合、手続き代行の手数料がかかることがほとんどです。相場は1万〜2万円程度です。そのため、車庫証明だけを取得したいのであれば、自分で取得したり、家族や友人に頼んだりしたほうが手数料を抑えられます。 しかし、車庫証明の取得や検査・登録など、自動車保有関係手続きのすべてが必要な場合は、ディーラーや販売店のスタッフに任せたほうがよいでしょう。 家族 車庫証明の代理人は、妻や子どもなどの家族でもなれます。妻や子どもが平日の日中に警察署で手続きできるのであれば、代理を頼むとよいでしょう。 ただし、妻や子どもは家族とはいえ、友人やディーラーなどに依頼した場合と同様に、委任状がなければ申請書類の修正ができません。車庫証明手続きをスムーズに行うためにも、委任状を作成しておきましょう。 友人 頼れる友人に車庫証明の取得を依頼することも可能です。平日の日中に警察署へ手続きに行くことができる友人に頼む場合にも、委任状を作成しておくことをおすすめします。 ------------------------------------------- ▼車庫証明に関する記事一覧車庫証明の発行にかかる期間は?有効期限や申請方法なども紹介車を乗り換えたら車庫証明の手続きが必要!取得するタイミングや方法も紹介車庫証明の取得費用はいくら?支払い方法や取得する流れも紹介 -------------------------------------------
中古車を購入後の点検について具体的にどうすればよいかわからない人も多いでしょう。中古車は新車とは異なり、経年劣化による部品交換や車両ごとの状態で不具合が発生する可能性があるため、定期的に点検しておくことが重要です。今回は、「中古車は定期的な点検が必要」「中古車の点検の依頼先」「日常の中古車点検のポイント」などについて解説します。中古車の点検について検討中の人は参考にしてください。 中古車は定期的な点検が必要 中古車は定期的な点検が必要です。中古車は以前の所有者が使用しており、経年による劣化や走行・保管状態により消耗品の交換や調整などが必要な場合があります。また、納車時に販売業者が点検を行っている場合でも、どのような点検を行っているか詳しく知っておく必要もあるでしょう。販売業者が行う法定整備の有無についてはプライスボードに明示されています。 納車時に「法定整備無し」で購入した場合は、中古車保証があっても必要最低限の点検整備のみ行われていると考えた方がよいでしょう。法定整備は国土交通省が定めた定期点検のことで、国の認証を受けた整備工場で実施されます。車の安全走行に支障が出る状態かどうか判別してくれるため、中古車購入時には有償でも受けておくことをおすすめします。 また、納車後の中古車についても定期的に法定点検を受け、1ヶ月に1回以上の日常点検はかかさないようにしましょう。走行中の車にトラブルが発生すると、乗員や歩行者に甚大な被害が出ることも想定されます。安全に中古車を使用するためには定期的な点検は必須です。 中古車の点検の頻度 中古車の点検の頻度は、「日常点検は1ヶ月ごと」「法定点検は1年ごと」です。日常点検は任意で行うとはいえ、法定点検と同じくドライバーの義務であると法律が定めています。点検を怠ったときの罰則はないとはいえ、命を守るために必要な未然のトラブル防止策として意識しましょう。 中古車の点検の依頼先 中古車の点検の依頼先について詳しく解説します。 ディーラー併設の整備工場 ディーラー併設の整備工場は国土交通省に認められた指定工場のため、すべての点検整備が可能です。メーカーが有する情報や純正部品をスムーズに確保できる環境であるため、メーカー保証やリコール対応なども安心して任せることができます。ただし、費用が他の依頼先に比べて高い傾向にあるうえに、純正以外の持ち込み部品の取付けを受け付けてくれない場合があります。 一般の整備工場 一般の整備工場は全メーカーに対応しているうえに、比較的安価で整備を受けることができます。整備に関する経験や知識も豊富なことが多く、整備工場ごとの特徴が合えば心強い業者といえるでしょう。ただし、整備工場ごとに得意分野は異なるため、事前に情報収集しておく必要があります。 カー用品店 全国チェーンのカー用品店は年末年始でも営業している店舗が多く、オリジナルブランドのオイルやタイヤを低価格で販売するなど利用しやすいことが特徴です。ただし、複雑な技術が必要とされる箇所については知識や情報が限られているため、修理や整備内容によっては受け入れてくれない可能性があります。 ガソリンスタンド 給油で訪れることが多いガソリンスタンドでも、車検や点検整備に力を入れる大型店舗が増えつつあります。キャンペーンによるポイント付与や割引の利用もしやすいため、利便性が高いのが特徴です。しかし、取扱いできる整備内容は少なく、受け付けてから外注に出すこともあるため費用やサービス内容は事前に確認しておきましょう。 中古車の点検項目 中古車の点検項目について以下にまとめています。 エンジンオイル 汚れや減少がないかをチェックしましょう。水平な場所で車のエンジンを切り、エンジンルーム内のオイルレベルゲージで確認します。前回の交換時期についてはステッカーなどで明示されていることが多いため、オイルフィルターの交換時期についても確認しておきましょう。 タイヤ 溝の深さや偏摩耗、損傷がないかチェックしましょう。偏摩耗がある場合はタイヤローテーションやアライメント調整が必要な可能性も考えられます。空気圧のチェックは1ヶ月に一度が目安のため、同時にタイヤ関連の点検も行うとよいでしょう。 ブレーキオイル ブレーキオイルの分量や劣化具合をチェックしましょう。ブレーキオイルが不足したり劣化すると、走行時に大きな危険が及ぶ可能性があります。4年ごとが交換時期の目安となるため、車検時の点検で必要に応じて交換してもらうとよいでしょう。 エアクリーナー エアクリーナーはエンジンに異物や埃を侵入させないためにあります。目詰まりするとエンジン性能が低下するため、汚れがひどい場合は交換しましょう。2万kmもしくは2年ごとの交換が目安です。 エアコンフィルター エアコンフィルターは車内への埃や花粉の侵入を防ぎます。汚れが溜まることでカビが発生して異臭の原因となり、さらにエアコンの効率を低下させるため中古車購入時に新品に交換するのもよいでしょう。 日常の中古車点検のポイント 日常の中古車点検を自分で行う場合のポイントについて詳しく解説します。 点検頻度........1カ月に一度(長距離や高速走行、雪国に行く予定があるときは随時) ①エンジンルーム内を点検ウィンドウォッシャー液、ブレーキオイル、バッテリー液、エンジンオイルの分量を確認 ②車の周囲を回って点検タイヤ........空気圧や亀裂・損傷・異常な摩耗、溝の深さを確認ランプ類........点灯・点滅状況、レンズの汚れや損傷がないか確認 ③運転席で点検ブレーキペダル.......踏みしろやブレーキの利きに異常がないか確認パーキングブレーキレバー........引きしろに異常がないか確認ウィンドウォッシャー........噴射状態を確認ワイパー........拭き取り状態を確認エンジン........かかり具合や異音、走行時に低速や加速の状態を確認 車検と点検の違い 車検のときに法定点検整備も一緒に受ける人が多いため、混同してしまうケースが多いのが現状です。車検は公道を走行するために安全上問題がないかチェックする制度で、法定点検は自家用車であれば1年ごとに27項目、2年ごとに57項目の点検を実施します。 車検はあくまでチェックが主体となり、検査基準をクリアしていれば将来的に交換が必要な部品があってもそのままで問題ありません。対して、法定点検は不備があった箇所はすべて整備し、将来的に交換が必要な部品もチェックするため、安全に車を走行させる上で車検よりも重要な点検といえるでしょう。
プラド120系の売却を検討するにあたり、どのくらいの価格で買い取ってもらえるのか気になっている方は多いでしょう。オフロードはもちろん、オンロードでも高い走行性能を発揮するプラド120系は、発売から20年以上経過した今でもなお、中古車市場で高い人気を誇っています。 そこで今回は、プラド120系のリセールバリューと買取相場、高値がつきやすいプラド120系の特徴、より高く売却する方法について解説します。 【グレード別】プラド120系のリセールバリュー・買取相場 プラド120系のリセールバリューと買取相場をグレード別に紹介します。 ※2024年8月時点の情報です。 TX 2.7L ガソリンモデル 〜160万円3.0L ディーゼルモデル 〜120万円3.4L ガソリンモデル 〜120万円4.0L ガソリンモデル 〜130万円 TXリミテッド 2.7L ガソリンモデル 〜160万円3.0L ディーゼルモデル 〜120万円3.4L ガソリンモデル 〜120万円4.0L ガソリンモデル 〜130万円 TZ 3.0L ディーゼルモデル 〜100万円3.4L ガソリンモデル 〜130万円4.0L ガソリンモデル 〜120万円 TZ Gセレクション 3.4L ガソリンモデル 〜130万円4.0L ガソリンモデル 〜120万円 プラド120系は新車価格が300万~400万円だったため、残価率は30〜50%程度です。一般的には3年落ちで残価率50~60%といわれるため、20年以上前に発売されたモデルと考えるとリセールバリューは十分に高いといえるでしょう。 高値がつきやすいプラド120系の特徴 プラド120系のリセールバリューと買取相場を紹介しましたが、どのような特徴をもつモデルが特に高く売却できるのでしょうか。ここでは、高値がつきやすいモデルについて解説します。 後期型のガソリンモデル プラド 120系は、途中でガソリンエンジンがリニューアルされています。V6 3.4L 5VZ-FE型がV6 4.0L 1GR-FE型へ、直4 2.7L 3RZ-FE型が直4 2.7L 2TR-FE型へと後期型で変更されました。 特に2.7Lモデルは、同排気量ながらもフィーリングや動力性能が大幅に向上しているため人気が高いです。 走行距離が10万km以下 プラド120系は長距離の移動に用いられることが多いクルマです。20万~30万km走っているケースが珍しくないなかで、走行距離10万km以下の個体は希少価値が高いといえます。もし2万kmを切るほど走行距離が短いのであればさらに高く評価され、相場以上の価格がつく可能性があります。 プラド120系を高く売却する方法 高値がつきやすいモデルの特徴を紹介しましたが、自身が所有するプラド120系をより高く売る方法を知りたい方も多いでしょう。ここでは、プラド120系を高く売却するためのポイントについて解説します。 プラド120系を正しく評価できる買取業者に依頼する プラド120系を売却するときは、その価値を正しく評価できる買取業者を選びましょう。プラド120系について理解していない買取業者に査定を依頼すると、誤った評価をもとに価格を提示されてしまう可能性があります。 プラド120系は20年以上前に発売された高性能なクロカン4WDです。古い4WDの取扱い実績が多い業者に依頼すると、適正な価格で買取してもらえるでしょう。 こまめにメンテナンスする プラド120系は、長距離移動に使われることが多いクルマです。耐久性の高い車体ではあるものの、エンジンオイルや消耗品などの交換は推奨時期ごとにしっかりと行うことが重要といえます。 また、ディーゼルエンジンの場合はカーボンが堆積しやすいという特徴があるため、なるべくグレードの高いエンジンオイルを使いましょう。
S2000といえばホンダを代表するオープンスポーツカーです。本田技研工業の創立50周年記念として1999年に発売されました。ホンダが29年ぶりに開発をしたFRスポーツということで当時多くの話題を集めました。 なかでも、9,000回転までまわるF20C型エンジンを搭載しピーキーに仕上げられたAP1型は多くのクルマ好きから熱い支持を得ています。中古車で狙っている方も多いと思いますが、発売から20年近く経ったクルマは維持費が心配になりますよね。そこでこの記事ではS2000 AP1にかかる維持費について解説いたします。 関連記事:オープン2シーターとして人気のホンダ S2000!世界一を目指したSシリーズの歴史と魅力に迫る関連記事:18年・33万キロを駆けぬけてきた愛車、ホンダS2000の3つの魅力とは? S2000 AP1型の年間維持費は40万〜55万円ほど S2000 AP1型の年間維持費はおおよそ44万〜56万円ほどです。 <S2000 AP1型 年間維持費の内訳>燃料代:6万1,205円〜15万3,105円自動車税:4万5,400円任意保険:2万8,000円〜5万4,000円車検:5万8,625円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:25万円合計:44万3,230円〜56万1,130円 各項目の内容について、ここから詳しく解説します。 燃料代 まずは燃料代について解説します。 S2000 AP1型には1,997cc 直4 F20C型エンジンが搭載されており、カタログ燃費は10・15モードで11.6〜12km/Lです。 ここでは燃費を12km/L、ハイオクガソリンの価格を1Lあたり183.8円(2024年7月16日時点の全国平均)として、走行距離別に燃料代を算出します。 走行距離 年間4,000km 年間走行距離が4,000kmの場合は、1年間で約333Lの燃料を使うことになり、燃料代が6万1,205円かかります。休日のドライブや近場での買い物をメインにクルマを使用する方が該当するでしょう。 走行距離 年間7,000km 年間走行距離が7,000kmだと、1年間で約583Lの燃料を使うことになるため、燃料代が10万7,155円かかります。毎日1時間弱ほどクルマに乗る方が当てはまるでしょう。 走行距離 年間10,000km 年間走行距離が10,000kmの場合は、1年間で約833Lの燃料を使うことになり、15万3,105円の燃料代がかかります。往復1時間かかる距離を、毎日走行する方が該当するでしょう。 自動車税種別割 続いて、自動車税種別割について解説します。 S2000 AP1型は最終モデルでも車齢13年を超えるため、自動車税種別割の重課対象に含まれます。2024年7月時点での、新規登録から13年以上した排気量1,500cc超〜2,000cc以下のクルマの自動車税種別割は4万5,400円です。 任意保険料 次に、任意保険料について解説します。大手ネット型保険にて、年間走行距離別にシミュレーションしました。条件と補償内容は以下のとおりです。 <条件>年齢:32歳等級:17運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):55万円免責金額(1回目-2回目以降):5万円-10万円 走行距離 3,000km超5,000km以下 休日のドライブや近場への買い物に使用する方が多く該当するため、使用目的を「日常・レジャー」としてシミュレーションしました。1年間の保険料は2万8,000円ほどです。 走行距離 7,000km超10,000km以下 毎日の移動で1時間ほど運転する方が該当することが多いため、使用目的を「通勤・通学」としました。1年間の保険料は4万5,000円ほどです。 走行距離 10,000km超12,000km以下 毎日の1時間以上走行する方が多く該当するため、7,000km超10,000km以下の区分と同様に、使用目的を「通勤・通学」としてシミュレーションしました。1年間の保険料は5万4,000円ほどです。 車検 続いて、車検代です。車検には、自賠責保険料、自動車重量税、印紙代、車検基本料がかかります。 <ディーラー車検の費用>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)印紙代:1,800円車検基本料:6万円合計:11万7,250円 それぞれの項目について詳しく解説します。 自賠責保険料 自賠責保険料とは、クルマの所有者が加入を義務付けられている保険で、「強制保険」とも呼ばれます。2024年7月現在、乗用車の税額は一律で1万7,650円です。 自動車重量税 自動車重量税は車輌重量によって税額が異なる税金です。S2000 AP1型は1t超~1.5t以下の区分に該当し、新規登録から18年以上経過していると重課されるため、3万7,800円かかります。 印紙代 印紙代とは、車検の際に国に納める検査手数料です。依頼先の工場の種類によって金額は異なり、2024年7月時点だとディーラーの場合は1,800円かかります。 車検基本料 車検基本料には、点検料や代行手数料などが含まれており、依頼先によって金額に差があります。S2000 AP1型をディーラー車検に出した場合には、6万円ほどかかるでしょう。販売店によって価格が異なる可能性があるため、事前に問い合わせすると安心です。 メンテナンス費用 次に、メンテナンス費用について解説します。基本的なメンテナンス費用とS2000 AP1型ならではの故障箇所の修理費用をあわせると、25万円ほどかかります。それぞれの内容について詳しくみていきましょう。 基本的なメンテナンス箇所 S2000 AP1型に限らず、一般的なクルマのメンテナンス項目は以下のとおりです。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液交換・エアコンフィルター交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・ブレーキオイル交換・エアクリーナー交換 など 高く見積もって年間5万円ほどのメンテナンス費用を見込んでおけばよいでしょう。 S2000 AP1型ならではの故障箇所 S2000 AP1型は「壊れやすいクルマ」といわれることがあります。古いスポーツであるためにダメージが蓄積されている個体が多いのは事実ですが、定期的にメンテナンスしておけば長く所有できるモデルです。また、あらかじめ故障しやすい箇所を把握しておけば費用も見積もりしやすいでしょう。 S2000 AP1型で故障しやすいといわれている箇所は以下のとおりです。 ・激しいオイル消費・ハブベアリング劣化・ドライブシャフト故障・プロペラシャフト故障 など メンテナンス費用は多く見積もって20万円ほどでしょう。 上記はあくまで一例で、車輌の状態によってこのほかの箇所が故障する可能性も十分に考えられます。購入を検討している場合には、契約前に細かな箇所までチェックすることをおすすめします。 関連記事:16年目・25万キロ超え。愛車ホンダ S2000のエンジンをリフレッシュ S2000 AP1型の維持費を抑える方法 ここまでS2000 AP1型の維持費の内訳について解説しました。負担が大きいと感じた方に向けて、維持費を抑える方法を3つ紹介します。 任意保険を見直す 任意保険の契約先を見直すと、維持費を抑えられる場合があります。 クルマや条件が同じでも、保険会社によって金額が異なることがあります。複数社から見積もりを取り寄せたり、いくつかのネット型保険でシミュレーションしたりして、保険料を比較してみましょう。なお、国内損保よりもネット型保険のほうが安い傾向にあります。 車検の依頼先を見直す 車検の依頼先の見直しも維持費を抑えるのに有効です。 前述のとおり、車検基本料は依頼先によって異なります。一般的にはディーラー車検よりも民間車検のほうが安く、民間の工場でもそれぞれ金額に差があります。車検の際には、事前に複数の工場から見積りを取り寄せて、車検基本料を比較するとよいでしょう。 DIYでメンテナンスする 一部のメンテナンスを自分で行えば、その分外注費用を減らせます。DIY可能なメンテナンス項目の一例は以下のとおりです。 ・洗車・エンジンオイル交換・ワイパーゴム交換 など 上記は比較的簡単なメンテナンス項目です。自身でクルマをいじった経験がある方であれば、対応できる範囲はさらに広がるでしょう。 まとめ S2000 AP1型の維持費について解説しました。 玄人好みのピーキーな乗り味が特徴のS2000 AP1型に憧れを抱いている方は多いでしょう。所有したいけれど維持費に不安を抱いているという場合には、ぜひ今回の情報を参考に自身が維持できるかどうかを検討してみてください。
車を動かしたあとに残っている黒ずんだ真新しいシミや、雨の日に車の下から流れ出てくる虹色のシミの原因は、車輌から漏れたオイルであることがほとんどです。今回は、車輌からオイルが漏れる原因や放置するとどうなるのかについて解説します。虹色のシミは一見キレイに見えますが、危険のサインでもあるため放置しないようにしましょう。 虹色のシミの正体は車輌から流出したオイル 雨の日の駐車場に現れることがある虹色のシミの原因は、車輌から漏れ出したオイルです。一言で「オイル」といっても、車にはさまざまなオイルが使われています。そのため、駐車場のどのあたりに虹色のシミが現れたのか覚えておきましょう。また、車を修理に出したときは、オイルのシミ(虹色のシミ)が駐車場のどのあたりについていたのか伝えるようにしてください。 車輌からオイルが漏れる原因 車輌からオイルが漏れる原因は、経年劣化や部品の損傷など、さまざまです。また、エンジンから漏れることもあれば、トランスミッションから漏れることもあります。いずれにしても、車に不具合が発生している可能性が高いため、虹色のシミを見つけたときは一度点検してもらいましょう。 オイル漏れによる車輌への影響 ここからは、オイル漏れが車輌に及ぼす影響について紹介します。 ブレーキが効かなくなる ブレーキオイルが漏れていると、ブレーキが効かなくなる可能性があります。ブレーキが効かない車は非常に危険であるため、ブレーキオイルが漏れている可能性がある場合や警告灯が点灯しているときは、いち早く点検してください。 変速できなくなる トランスミッションのオイルが漏れているとギアの変速ができなくなります。変速するときのショックが大きかったり異音がしたりするときは、トランスミッションに不具合が発生している可能性があるため、走行ができなくなる前に点検しましょう。 車検に通らない オイル漏れがあると、車検に通らないことがあります。そのため、オイル漏れを見つけたときは、早めに点検に出し、原因を突き止めて修理してもらいましょう。修理が遅れると、エンジンやトランスミッション、ブレーキなどの故障範囲が広がり、修理期間が長くなったり、修理代が高くなったりします。 火災の原因になることも オイル漏れを放置しておくと、エンジンから発生する熱などが原因で引火する可能性もあります。そのため、オイル漏れは放置せず早めに対処しましょう。 車輌の下に虹色のシミがあったときの対処法 車輌を停めていた場所にオイルシミを見つけたときは、早めに修理工場に持ち込み直してもらいましょう。自走するのが難しい場合は、ロードサービスを呼んで車を運んでもらい修理してください。 オイル漏れを放置すると、車に不具合が生じたり、車両火災になったりすることがあるため、早めに工場で点検や修理することをおすすめします。 雨の日に見られる虹色のシミはオイルが1滴または2滴ほどであるため、早急に対処が必要というわけではありません。ただし、急ぐ必要がないからといって放っておかないようにしてください。