ドイツの自動車はどのように変化しているのか?

目次
1.■ドイツにおける自動車のはじまり 2.■現在のドイツではEV化が進んでいる 3.■おわりに

こんにちは!西尾菜々実です。

ドイツへ移住して現地のクルマを見ると、自動車とはどうやって発明されたのか気になってきました。

みなさんは、どの国でガソリンで自走するクルマが発明されたかご存知ですか?

私は産業革命で有名なイギリスだと考えていたのですが、エンジンで走行する自動車は、1879年の年末に初めて単シリンダーのエンジンが駆動したことによって、ドイツのカールベンツが発明しました。

現在は自動車道路が普及しているため、遠く離れた土地へでも移動できます。

また、普段の買い物や旅行など、多様な機会に移動する目的でクルマを使うことができます。

そして、自動車が存在する現在人の移動や、物の移動が広範囲で可能となりました。

今回は、エンジンで走行する自動車が発明された、ドイツのクルマについて触れてみたいと思います。

■ドイツにおける自動車のはじまり

1886年1月29日、カールベンツは、ガスエンジンの働きによる交通乗り物を特許に登録。

同年の7月には、新聞で初めて公開となった、3人乗りのベンツエンジン自動車の特許を報じました。

その後、たくさんの自動車が開発されていくことになるのです。

現在ではメルセデス・ベンツと肩を並べるブラントとなったBMWでは、1932年にBMW AM1が、バイエルンのモーターベルケAG初の独自の設計をした自動車として誕生します。

外観がクラシックで映画に出てきそうな自動車です。

エンジンが発明されて以降、世界各国で開発が進んでいくことになります。

ベルリンで1926年に開催されたインターナショナル自動車展示会「IAA」では、8シリンダーシリーズの例としてPkw(Personenkraftwagen=乗用車の意) Horch 8 Typ が展示されました。

エンジンが始動している間は、

・吸気
・圧縮爆発と膨張
・排気

のサイクルがおこなわれています。

内燃機関、いわゆるエンジンの発明がされたことによって多種多様な自動車が生み出され、現在では種類も豊富になりました。

旧車王バナー旧車王バナー

■現在のドイツではEV化が進んでいる

しかし、現在ドイツでの自動車は、電動化が進んでいます。

皆さんもハイブリッド自動車やEV車をご存知かと思います。

現在のエンジン車は、電気はあくまでも補助的なもの。

対してEV車は、バッテリーに電気を充電することでモーターを動かします。

モーターによって電気を駆動力に変換しているのです。

モーターに電気を供給するのが駆動用バッテリーで、現在よく使われているのがリチウムイオン電池です。

コントローラーによって、バッテリーからモーターへ送られる電気の形を調節します。

モーターに流す電流を制御することで駆動力を制御するため、スイッチを使用するだけで電流が流れます。

そのため駆動力を制御しやすく、加速がスムーズにおこなえます。

EV車には外部からの充電と、回生による充電が可能です。

外部からの充電とは、コンセントを使用する普通充電と、短時間で充電する急速充電があります。

回生とは、減速するときに、走っている運動エネルギーを電気エネルギーに変えて利用することをいいます。

EV車のメリットとして

・走行時の排気ガスが排出されない
・パーツが少なくデザインでの制限が少ない
・駆動力が制御しやすいため加速がしやすい
・電気で自動車の走行をコントロールするためふさわしい

などがあげられます。

(EVの定義として、記事中では『電気自動車』としています)

現在、日本ではミニバンのEV車が発売されていませんが、ドイツのフォルクスワーゲンからは2022年12月にミニバンが発表されました。

また、セダンなどに比べて車高を高く設計できるSUVは、無理なく車体にバッテリーを搭載できます。

SUVと同様に、ミニバンもEV車にふさわしい車種のひとつではないでしょうか。

■おわりに

私は免許を日本で取得するときに、ハイブリッド車を用いて講習をおこないました。

ハイブリッド車は走行が静かで、これが新しい自動車なんだと驚愕した記憶があります。

乗り心地も軽やかな印象でした。

現在はドイツに住んでいるので、近い将来電気自動車も運転する機会があるかもしれないと、ちょっとワクワクしています。

電気自動車と聞くと、近未来感があってクールな印象を感じます。

次から次へと新しいテクノロジーが生み出されるので、未来の自動車はどのように進化していくのか想像ができません。

日本車でも電気自動車がラインナップされていますので、みなさんにもこの記事が参考になればと思います。

[ライター・画像 / 西尾 菜々実]

 

画像1 画像2 画像3 画像4
画像ギャラリー(全4枚)を見る

旧車王のLINE友だち登録
カンタン査定申し込み!

友だち追加

この記事をシェアする

旧車王ヒストリアは
旧車買取20年以上の旧車王
が運営しています

旧車売るなら旧車王

旧車王は、「自動車文化遺産を次世代へ」という信念のもと、旧車・クラシックカーに特化して23年、年間11,000台以上の査定申込をいただいております。改造車から希少車まで、適正価格を見極めて買取させていただきます。弊社所属の鑑定士が最短当日全国無料出張査定いたします。ご契約後の買取額の減額や不当なキャンセル料を請求する二重査定は一切ありません。特別なそして価値ある希少車の買取こそ、確かなノウハウと実績を持つ旧車王にお任せください!

関連する記事

オープン2シーターとして人気のホンダ S2000!世界一を目指したSシリーズの歴史と魅力に迫る

オープン2シーターとして人気のホンダ S2000!世界一を目指したSシリーズの歴史と魅力に迫る

旧車の魅力 2023-11-30
車のミラーの修理はどこに依頼する?修理にかかる費用・時間も解説!

車のミラーの修理はどこに依頼する?修理にかかる費用・時間も解説!

旧車メンテナンス 2023-11-29
車の塗装剥がれの修理費用と防止方法

車の塗装剥がれの修理費用と防止方法

旧車メンテナンス 2023-11-29
ハイブリッド車は冬に弱い?燃費が落ちる理由や抑える方法を紹介

ハイブリッド車は冬に弱い?燃費が落ちる理由や抑える方法を紹介

旧車売買の豆知識 2023-11-28
車は冬に燃費が悪くなる?原因や燃費低下を抑える方法を紹介

車は冬に燃費が悪くなる?原因や燃費低下を抑える方法を紹介

旧車売買の豆知識 2023-11-28
車の修理にローンは使える?使えなかった場合の対応方法も紹介

車の修理にローンは使える?使えなかった場合の対応方法も紹介

旧車売買の豆知識 2023-11-28
旧きから現行まで、憧れの対象スーパーカー、ハイパーカーが芦ノ湖スカイラインに集結!GOGOmtgレポート<前編・ポルシェ特集>

旧きから現行まで、憧れの対象スーパーカー、ハイパーカーが芦ノ湖スカイラインに集結!GOGOmtgレポート<前編・ポルシェ特集>

イベントレポート 2023-11-28
ニュージーランドは旧車にも優しい!驚きの自動車税と車検制度とは

ニュージーランドは旧車にも優しい!驚きの自動車税と車検制度とは

海外現地レポ 2023-11-28

記事ランキング

1
車庫証明は本人じゃなくても取得できる!代理人による手続き方法を紹介

車庫証明は本人じゃなくても取得できる!代理人による手続き方法を紹介

旧車売買の豆知識 2023-11-13
2
アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ

アメリカ「25年ルール」とは?名車の中古相場が急騰するしくみ

旧車市場動向 2023-09-11
3
固着したネジでも諦めないで!回らないネジの緩め方アラカルト

固着したネジでも諦めないで!回らないネジの緩め方アラカルト

ライフスタイル 2023-09-14
4
運転免許が期限切れでも返納はできる?免許返納のメリットについても解説

運転免許が期限切れでも返納はできる?免許返納のメリットについても解説

旧車売買の豆知識 2023-11-13
5
車庫証明は直線距離2km以内が原則!取得の要件や例外などを解説

車庫証明は直線距離2km以内が原則!取得の要件や例外などを解説

旧車売買の豆知識 2023-11-13
6
ドイツでレクサスLFAが3台も販売中!?その驚きの価格とは!

ドイツでレクサスLFAが3台も販売中!?その驚きの価格とは!

ドイツ現地レポ 2023-08-11
7
日産 R34型GT-RとER34の違いとは?同じR34型なのに中古車価格はひと桁違う!

日産 R34型GT-RとER34の違いとは?同じR34型なのに中古車価格はひと桁違う!

旧車売買の豆知識 2023-11-14
8
免許返納をした後の証明書「運転経歴証明書」の交付方法やメリットを解説

免許返納をした後の証明書「運転経歴証明書」の交付方法やメリットを解説

旧車コラム 2023-07-04

カテゴリ一覧

# 旧車コラム # 旧車の魅力 # 旧車売買の豆知識 # 旧車市場動向 # 旧車メンテナンス # エディターズノート # ライタープロフィール # イベントレポート # ライフスタイル # 加藤久美子&博人の見識 # ドイツ現地レポ # ライター愛車レポート # タイレルP34を追え! # オーナーインタビュー # 名車&迷車烈伝 # マツド・デラックスの世界 # 海外現地レポ