中古車査定士とは?資格内容・試験概要と査定士の強みを紹介

目次
1.中古車査定士とは 2.中古車査定士の種類 3.中古車査定士に査定を依頼するメリット 4.中古車査定士の試験概要

中古車を買取に出す時は、より高い査定額が期待できる中古車買取店を選びたいものです。そんな時に基準となるのが中古車査定士の存在といえます。中古車を査定する際に資格は必要ありません。しかし、正確な知識と高い査定技術を持った中古車査定士を選ぶ方が安心できるでしょう。今回は中古車査定士とは何か、資格の内容や査定を依頼するメリットなどについて解説します。中古車の査定を検討している方は参考にしてください。

中古車査定士とは

中古車査定士とは、正式名称を「中古自動車査定士」といい、一般財団法人日本自動車査定協会(JAAI)が主催する「中古自動車査定士技能検定」の合格者に与えられる民間資格です。受験のためには一定以上の業務経験が必要となり、所定の講習修了と学科・実技試験に合格した者のみが資格を与えられます。

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中古車査定士の種類

中古車査定士の種類は、「小型車査定士」と「大型車査定士」の2つがあります。小型車査定士は「乗用車、商用車及び最大積載量4t未満の貨物車」、大型車査定士は「小型車査定士の対象車以外の大型貨物車、バスなど」が対象となり、それぞれ適正な査定が実施できるよう試験内容が大きく異なります。

中古車査定士に査定を依頼するメリット

中古車査定士に査定を依頼する最大のメリットは、正当性が高い査定が期待できることです。中古車査定士は、消費者保護の観点から自動車の適正な査定をするだけでなく、事故車の正確な判定も目的にしています。修復の有無から事故車扱いになるかどうかの判断や、二重査定による契約後の大幅減額から消費者を保護する目的も担っている資格です。

中古車査定士は、中古自動車査定制度に基づいて査定を実施します。査定には自動車に関する正しい知識と豊富な実務経験が必要なため、中古車査定士資格は車買取のプロであることを証明する資格と言えるでしょう。また、コンプライアンスを重視している中古車買取店は不正等の防止や適切な業務遂行のため、実務を行う者に対して中古車査定士の資格取得を強く推奨しています。

買取金額は査定に基づいて算出します。中古車査定士は、経済産業省や国土交通省の指導を受けたJAAIの管理のもと高水準な査定を行います。正確な査定から車種やカラー、オプション品などの有無で市場のニーズに合わせた加点を行うため、より高い査定額が期待できるでしょう。

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中古車査定士の試験概要

続いて、中古車査定士の試験概要について解説します。

受験資格

中古自動車査定士技能検定の受験には、「自動車運転免許(小型車査定士受験者は普通運転免許以上、大型車査定士受験者は大型第1種運転免許以上)保有者」「自動車の販売もしくは整備等の経験が半年以上の者」「査定協会所定の講習修了者」の3つの資格が必要です。

試験日程

試験日程は、小型車査定士は6月中旬頃(申請期間4月上旬~4月下旬)と12月中旬頃(申請期間9月中旬~10月上旬)の年2回、大型車査定士は6月中旬頃(申請期間4月上旬~4月下旬)の年1回です。

受験料

受験料は、小型車査定士が18,150円(受験料、研修料、教材費用含む)で、別途諸費用も必要です。大型車査定士受験料については未公表(JAAIにお問い合わせください)となります。

試験内容

中古車査定士の試験内容は、学科と実技試験の2つに分かれています。学科試験の内容は「中古自動車査定制度」「中古自動車査定基準、同細則及び加減点基準」「自動車の構造、機能及び取扱い」「保安基準、その他自動車に関する法規」「その他査定に関する事項」の5つ、実技試験は「査定の実技(ペーパーテスト)」です。

資格の有効期限

中古車査定士資格の有効期限は、小型車査定士・大型車査定士ともに3年間です。中古車査定士証の更新には、技能向上研修会の受講が義務付けられています。更新する際はディーラーや中古車買取店など、査定業務を日常的に行う店舗に所属していることが必要です。

難易度

中古車査定士資格の難易度は、それほど高くはありません。実務で培った知識と、受験前に必須参加となる研修の内容をしっかりと理解していれば合格できるといえます。小型車査定士は2018年79%、2020年72%の合格率です。

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