旧車の再生と維持

S30Zの維持費&初期費用はいくら?メンテナンス代と燃料代、税金について解説
旧車の再生と維持 2025.06.23

S30Zの維持費&初期費用はいくら?メンテナンス代と燃料代、税金について解説

日産を代表するスポーツカーとして長い歴史をもつフェアレディZ。そのなかでも高い人気を誇るのが初代フェアレディZのS30型、通称「S30Z」です。ロングノーズ・ショートデッキの流麗なボディラインに魅せられ、購入を検討している方も多いのではないでしょうか。 しかし、S30Zは発売から半世紀近くも経過する、いわゆる“旧車”です。憧れの気持ちが強い一方で、いざ所有する際に自分で維持できるのだろうかと不安を感じる方も少なくないでしょう。 そこで今回は、S30Zの維持費と購入時の初期費用について解説します。 S30Zの維持費の内訳 まずはS30Zの維持にかかるおおよその費用について、燃料代、自動車税、任意保険、車検代、メンテナンス代の5項目にわけて解説します。 今回は、1969年に発売されたベースグレードの情報をもとに維持費を算出します。 <S30Z 1969年発売 ベースグレード 情報> エンジン L20 排気量 1,998cc 車輌重量 975kg 燃料代 S30Zの平均的な燃費は、6〜7km/L程度といわれています。発売された当初のカタログには15km/Lと記載されていましたが、当時の測定方法は現在ほど正確ではないため、実際に走行した場合の数値とは大きく差がある場合も珍しくありません。 また、S30Zは馬力を上げるためにエンジンを載せ替えている方が多い傾向にあります。なかでも目立つのは、日産のL型エンジンの最大排気量 2.8Lを誇るL28への載せ替えです。発売当初のベースグレードに比べると1.5倍近くも排気量がアップすることになり、結果としてメーカーが想定していた燃費より悪化してしまいます。 ここから、実際にかかる燃料代をシミュレーションしてみましょう。 燃費6km/Lとして、1ヶ月あたり300km走行した場合、使用するガソリンは50Lです。2024年6月30日時点のハイオクガソリンの平均価格182.2円/Lをもとに燃料代を算出すると、1ヶ月で9,110円、1年間で10万9,320円かかることになります。 自動車税 自動車税は、エンジンの排気量によって税額が変わるだけでなく、初年度登録から13年以上経過していると重課されます。 そのため、S30Zの自動車税は、5万1,700円(2L超〜2.5L未満、重課後の税額)です。 任意保険 S30Zの自動車保険料を大手のネット型保険でシミュレーションしました。 【条件】年齢:26歳等級:6F等級使用目的:日常・レジャー走行距離:3,000km超5,000km以下主な使用地:東京都運転者:本人限定 【補償内容】対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円車両保険:なし 上記の条件でシミュレーションしたところ、自動車保険料は年間約4万2,000円でした。ただし、この保険料には車両保険が含まれていないため、車輌トラブルが発生した場合には保険が適用できないことに注意しなければなりません。 車検代 続いて車検代について解説します。 まず、S30Zは発売から50年以上経過するモデルのため、ディーラーでは車検を受け付けていない可能性が高いです。民間の整備工場でも、古いクルマは断られる場合があるため、対応可能かどうかを事前に問い合わせてから依頼しましょう。 【民間車検の場合】自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:2万5,200円(24ヶ月)※初度登録年月から18年以上経過している場合印紙代:2,300円 ※認証工場の場合車検基本料金:6万円 ※点検・検査・代行費用合計:10万5,150円※車検基本料金は内容や整備工場などにより変動します S30Zは古いクルマであり、重量税が重課されるものの車輌重量が比較的軽いため、同年代の他のクルマよりは負担を抑えられます。しかし、旧車であるために、車検のたびに複数箇所の部品交換や整備に費用がかかる可能性があることは覚えておきましょう。 メンテナンス費用 S30Zのメンテナンスには、次のような項目があります。 ・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・冷却水の交換・グリスアップ・ディストリビューターのパーツ交換・キャブレター調整・ボディのワックスがけ、錆とり など 金額にすると、年間でおおよそ10万円です。エンジンオイルや冷却水の交換など近年のクルマでもメンテナンス必須な項目に加え、旧車だからこそ定期的にチェックしなければならない箇所があります。 たとえば、グリスアップはパーツ同士の摩耗を防ぐために実施します。最近のクルマのベアリングには事前にグリスが封入されているため人の手で行う必要はありません。しかし、発売から数十年も経過しているクルマの場合、定期的にグリスアップしないとパーツが摩耗して焼付きを起こしてしまう可能性があります。 また、ボディのワックスがけや錆とりなど外装のメンテナンスも重要です。 特に下回りは錆つきやすいため、こまめに点検しましょう。 S30Zの年間維持費はいくら? ここまでS30Zの年間維持費の内訳について解説しました。すべてあわせるといくらになるのでしょうか。 【S30Zの年間維持費】・燃料代:10万9,320円・自動車税:5万1,700円・任意保険:約4万2,000円・車検代:5万2,575円(2年ごとのため10万5,150円の半分)・メンテナンス代:10万円合計:35万5,595円 月々に換算すると約2万9,000円です。今回算出したのは、あくまで最低限かかる金額のため、突発的な故障が発生したり、走行距離が伸びたりするとさらに費用がかかるでしょう。 購入後のレストアにはいくらかかる? S30Zの年間維持費について解説しました。しかし、S30Zを購入するにあたっては、維持費だけではなく初期費用についてもしっかりと見積もっておく必要があります。 繰り返しお伝えしているとおり、S30Zは半世紀近く前に発売されたクルマです。何も手を加えずに当時の状態のまま走行させるのは非常に難しいといわれています。現に、多くのS30Zオーナーの方がレストアしてその力を復活させるばかりか、よりパワーアップさせてドライブを楽しんでいます。 主に修理・修復の対象だといわれるのは以下の項目です。 ・エンジンのオーバーホールや載せ替え・トランスミッションの換装・外装の再塗装・内装の張替え など すべてレストアすると500万円程度の費用がかかります。個体によっては丸々修理せずに走行できる場合もあるため、購入するS30Zの状態を事前に把握し、どの程度の初期費用が必要なのか見積もっておきましょう。 まとめ S30Zの維持費と購入時の初期費用について解説しました。 S30Zは、旧車といわれるクルマのなかでも、年式が古いほうに分類されます。そのため、維持費も初期費用も決して安いとはいえない金額です。しかし、絶大な人気を誇るフェアレディZの歴史の始まりといえる名車を所有する満足感と考えれば、見合う金額だといえるのかもしれません。 今回紹介した情報を参考に必要な費用を見積もり、S30Z購入の準備にお役立てください。

ランクル70は維持できない旧車?年収いくらで乗り続けられるか徹底検証
旧車の再生と維持 2025.06.23

ランクル70は維持できない旧車?年収いくらで乗り続けられるか徹底検証

ランドクルーザーは、トヨタの人気モデルの1つであり、世界各国から信頼されているクルマとして知られています。とりわけ人気が高いのが70(ナナマル)です。 ランクル70は、悪路走行に適したヘビーデューティ仕様のランドクルーザーです。世界中の過酷な環境下での多様な用途に応え続けてきたランクルとして今でも高い人気を誇り、2023年には伝統を継承しつつ時代に合わせて進化させたランドクルーザー“70”の販売を開始しました。 ランクル70に憧れを抱いている方は多いですが、所有するにあたって気になるのは維持できるのかどうかという点です。発売から40年近く経過しているクルマであるだけに、維持費は不安を感じる方は少なくないでしょう。 そこで本記事では、ランクル70の維持費の内訳を解説するとともに、いくら程度の年収があれば乗り続けられるのかを解説します。ランクル70の購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。 ランクル70の維持費の内訳 クルマを維持するのに必要なのは、主に下記の5つの費用です。 ・燃料代・自動車税・任意保険料・車検代・メンテナンス費用 今回は、1999年発売のランクル70 ZX 4ドアを例にあげてそれぞれの費用をシミュレーションします。 燃料代 ランクル70はディーゼルモデルであるにもかかわらず燃費が悪く、実燃費は6km/Lといわれています。 たとえば、1ヶ月に1,000km走行する場合燃料は166L(小数点以下切り捨て)必要です。1Lあたりの軽油単価が160円だとすると、1ヶ月あたりの燃料代は2万6,560円。1年に換算すると31万8,720円です。 ディーゼルモデルなのに燃費が悪い 一般的に、ディーゼルモデルはガソリンモデルよりも燃費がよいといわれています。しかし、車輌やエンジンが重いと、クルマを動かすのにかなりのパワーを使うため燃費が悪くなります。 ランクル70は悪路走行に特化してつくられたクルマであるため、車輌重量は2,000kgを超え、搭載されているエンジンも重くて頑丈です。オフロード走行用であるがゆえに、燃費がどうしても悪くなってしまうのです。 自動車税(種別割) 自動車税(種別割)は年に一度の納付が義務付けられてる税金です。普通乗用車である3ナンバーの場合は排気量によって税額が決まりますが、ランクル70は貨物自動車である1ナンバーもしくは4ナンバーとして登録します。1ナンバーおよび4ナンバーの場合は排気量に加えて最大積載量によって自動車税(種別割)の税額が決まります。 今回例にあげているランクル70は1ナンバーに該当するクルマです。最大積載量は1t以下で排気量が1,500cc超、なおかつ新車登録から11年を超えているため、自動車税(種別割)は1万7,600円です。 自動車税(種別割)には、新規登録から13年を超えると重課されるという制度がありますが、ディーゼルモデルの場合は11年で重課されます。この制度の影響で、古いクルマであればあるほど維持費の負担が大きくなってしまいます。 任意保険料 任意保険は、万が一の事故に備えて加入が推奨されている保険です。損害保険料率算出機構の調査によると、2023年度の任意保険の普及率は82.6%(※)でした。クルマを所有するほとんどの方が加入していることがわかります。 ※損害保険料率算出機構「自動車保険の概況」 任意保険料は年齢や使用用途などの条件により異なります。今回は下記の条件にて、大手ネット型保険のサイトでシミュレーションを実施しました。 【条件】年齢:25歳等級:6B等級クルマの年式:1999年使用目的:日常・レジャー運転者:本人限定 【補償内容】対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円車両保険:25万円免責金額(1回目-2回目以降):5万円-10万円 保険料は年間10万9,368円でした。車両保険は25万円まで補償されます。しかし、万が一の事故の際、ランクル70ほど古いクルマだと修理代が高くなります。25万円ではまかなうことができない可能性が高いため、事故には気をつけましょう。 車検代 車検には、自賠責保険料、自動車重量税、印紙代、車検基本料がかかります。車検基本料は依頼するディーラーや整備工場によって異なります。今回はディーラーで車検を受けたと仮定してシミュレーションしました。 なお、1ナンバーの場合は車検は1年ごとに受けなければなりません。そのため、下記の費用は毎年かかります。 自賠責保険:1万6,900円 ※2025年1月時点の保険料自動車重量税:1万8,900円 ※新車登録から18年経過している場合印紙代:1,800円車検基本料金:7万円(点検・検査・代行費用)合計:10万7,600円 今回注目したいのは自動車重量税です。普通乗用車である3ナンバーだと車輌重量で税額が算出されますが、1ナンバーの場合は乗員と積載量もあわせた車輌総重量によって税額が決まります。 自動車税(種別割)と同様に、新規登録から一定期間が経過していると重課されます。13年超えで一段階、18年超えでさらにもう一段階税額が上がり、1999年発売のランクル70だと18年を超えるため二段階重課されます。 メンテナンス費用 車輌の状態によりメンテナンスする箇所は異なりますが、今回は一般的に年に1〜2回交換が必要な箇所について解説します。 交換内容 頻度 費用 エンジンオイル&エレメント交換 半年に一度 2万円/年 ※1回あたり1万円 エアフィルター交換 1年に一度 3,000円/年 ワイパーゴム交換 1年に一度 3,000円/年 合計で2万6,000円程度かかります。ただし、ランクル70は古いクルマであるうえに悪路走行でダメージを負った個体が多いため、この他にもメンテナンスが発生する可能性は非常に高いです。あくまでも最低限の金額として認識しておきましょう。 ランクル70の年間維持費 ランクル70を維持するためにかかる費用をまとめると次のようになります。 【ランクル70の年間維持費】・燃料代:31万8,720円・自動車税(種別割):1万7,600円・任意保険:10万9,368円・メンテナンス費:2万6,000円・車検代:10万7,600円合計:57万9,288円 年間で約58万円の維持費がかかります。これはランクル70を維持するためにかかる最低限の費用です。ローンでクルマを購入したり、駐車場を借りたりすると、別途費用がかかることに留意しましょう。 ランクル70は年収600万で維持できる! 年間で約58万円の維持費がかかるランクル70は、いくらくらいの年収があれば所有できるのでしょうか。一般的に、クルマの維持費は年収の10〜15%が望ましいといわれています。そのため、ランクル70の場合は最低でも600万円程度の年収が必要です。 今回はあくまでも最低限の維持費としてシミュレーションしたため、駐車場代やローン返済、突発的な故障への対応を加味するともう少し収入に余裕があったほうが安心かもしれません。 ランクル70の維持費を節約するために ランクル70を購入するのに、維持費の面でハードルが高いと感じた方もいるでしょう。しかし、いくつかのポイントをおさえれば費用を抑えられます。ここでは、賢い節約のコツを紹介します。 車検の相見積もりをとる 車検の基本料金は、ディーラーや整備工場によって異なります。複数の販売店や工場で相見積もりをとって費用を比較すると、車検代を節約できる可能性があります。 また、4WD車やディーゼルモデルを得意とする工場では、純正部品の使用有無や、交換が必要な部品の判断基準など、細かい部分まで相談に応じてくれる場合があります。基本料金が同じ金額でもメンテナンスの丁寧さが違えば、その後の維持費にも差が出るでしょう。 そのため、見積もりを取る際は、整備士の経験年数、過去のランクル整備実績などの確認をおすすめします。 任意保険の相見積もりをとる 保険会社によって保険料の算出基準や特約の内容は異なるため、複数の保険会社で相見積もりをとりましょう。特に、使用状況や年間走行距離、車輌の使用目的などを正確に申告すると、適切な保険料の見直しが可能になります。 また、インターネット契約割引や、複数台割引、長期契約割引など、各種割引制度を活用すれば、年間で数万円の節約も可能です。 急加速・急停止に注意する ランクル70は4,000cc以上の大排気量エンジンを搭載しているため、急加速や急停止は燃費に大きく影響します。 アクセルワークは穏やかに行い、早めのシフトアップを心がけることで、燃費の改善が見込めます。また、急発進や急ブレーキは、タイヤやブレーキパッドの摩耗も早めるため、部品交換の頻度も増えるでしょう。交差点での緩やかな減速や、高速道路での定速走行を心がけることで、燃料費だけでなく、消耗品の交換費用も抑えられます。 まとめ ランクル70は、その堅牢性と優れた走破性から世界中で愛され続けている名車です。しかし、その維持には年間約58万円という決して少なくない費用が必要となります。 特に1999年のモデルは、11年超過による重課税の影響や、実燃費6km/Lという燃費の悪さなど、維持の負担は軽くありません。そのため、安定した維持管理には年収600万円以上が望ましいと考えられます。 ただし、車検や保険の相見積もり、効率的な運転による燃費改善など、いくつかの工夫で維持費を抑えることも可能です。堅実な維持管理計画を立てることで、名車との長いカーライフを楽しめるでしょう。

ハイエースの維持費をナンバー別に比較!税金・保険料・メンテナンス費用まで解説
旧車の再生と維持 2025.06.23

ハイエースの維持費をナンバー別に比較!税金・保険料・メンテナンス費用まで解説

ハイエースは業務用から家族での使用まで幅広い用途に対応できる人気のクルマです。しかし、購入を検討する際に気になるのが維持費ではないでしょうか。実はハイエースの維持費は、ナンバーの種類によって異なります。 この記事では、3ナンバー、1ナンバー、4ナンバーそれぞれの維持費について、税金や保険料、メンテナンス費用まで詳しく解説します。ファミリーカーとしての使用を考えている方から、ビジネスでの活用を検討している方まで、ぜひ参考にしてください。 ▼モデル別の維持費はこちらトヨタ ハイエース(100系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説トヨタ ハイエース(200系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説 ハイエースの特徴と種類 ハイエースは、トヨタが製造・販売する商用車の代表格です。用途に応じて1ナンバー、3ナンバー、4ナンバーから選択できます。 各ナンバーの違いと特徴 ハイエースのナンバーは、クルマの大きさと用途によって区分されています。3ナンバーは全長4,701mm以上、全幅1,701mm以上、全高2,001mm以上、排気量2,001cc以上いずれかを満たす乗用車です。ハイエースのワゴンが該当し、家族での使用に適しています。 1ナンバーは貨物車として登録される商用タイプで、バンが該当します。4ナンバーは小型貨物車として区分され、主にバンの標準ボディが該当します。各ナンバーは税金体系や保険料が異なるため、用途に応じた選択が重要です。 用途による選び方のポイント 用途に応じたナンバー選びのポイントは、主に乗車人数と荷物スペースのバランスです。3ナンバーは、10人乗りまでのグレードが選択可能で、家族での使用に最適といえます。室内空間も広く、チャイルドシートの設置も容易です。 1ナンバーと4ナンバーは、法人使用や個人事業主の方に適しており、大容量の荷室を確保できます。ただし、乗車定員は3〜5人のため、ファミリーカーとしては不向きです。選択の際は、日常的な使用シーンを具体的にイメージしましょう。 ハイエースの維持費の内訳 ハイエースを維持するためには、燃料代や税金、車検・点検整備費用など、さまざまな費用がかかります。ここからは、ハイエースの維持費の内訳や費用の目安について解説します。 燃料代 ハイエースには、ガソリン車とディーゼル車が用意されています。それぞれの燃費は以下のとおりです。今回は004年以降に販売されている200系ハイエースの一部モデルを例にして算出しました。 ・ガソリン:9.1〜11.4kmL・ディーゼル:10.6〜11.4km/L 1ヶ月に1,000km走る場合、ガソリン車では87L〜109Lの燃料が必要となり、ディーゼル車では94L〜109Lの燃料が必要です。1Lあたりのガソリン単価が180円、軽油の単価が160円とした場合、1ヶ月あたりの燃料代は、ガソリン車が1万5,660円〜1万9,620円、ディーゼル車が1万3,920円〜1万7,440円。1年に換算するとガソリン車では18万7,920円〜23万5,440円、ディーゼル車では16万7,040円〜20万9,280円かかります。 自動車税(種別割) 自動車税(種別割)は、登録ナンバーによって税額が異なります。3ナンバー、1ナンバー、4ナンバーそれぞれ確認していきましょう。 3ナンバー 3ナンバーの場合、排気量で税額が決まります。200系ハイエースは2,693ccのため、2019年10月1日以降に新規登録している場合は5万円です。ただし、新規登録より一定年数が経過すると重課されます。 ガソリン車の場合は13年、ディーゼル車の場合は11年経つと重課され、5万8,600円に税額が上がります。 1ナンバー・4ナンバー 1ナンバーと4ナンバーの場合は、最大積載量と乗車定員で税額が決まります。グレードによって異なりますが、たとえばスーパーGLの場合、最大積載量1t以下、乗車定員4人以上に該当するため、1万6,000円です。(自家用の場合)ただし、3ナンバーと同じくガソリン車の場合は新規登録から13年、ディーゼル車の場合は11年経つと重課され、1万7,600円に税額が上がります。 任意保険料 任意保険料について、以下の条件で大手ネット型保険でシミュレーションを行いました。 【条件】年齢:40歳等級:6E等級使用目的:通勤・通学年式:2010年
運転者:本人限定 3ナンバー、1ナンバー・4ナンバーそれぞれで算出しましたが、平均で年間9万円程度でした。車両保険は70〜80万円程度です。 車検代 車検にかかる費用についても、ナンバーごとに異なります。それぞれの費用についてみていきましょう。 3ナンバー 自賠責保険料:1万7,650円(24ヶ月)※2025年1月時点の保険料自動車重量税:4万5,600円 ※車輌重量2t以下に該当するグレードで、新規登録より13年経過した場合印紙代:1,800円車検基本料金:7万円(点検・検査・代行費用)合計:13万5,050円※車検基本料金は内容や整備工場などにより変動します 3ナンバーの自動車重量税は、車輌重量によって税額が決まります。自動車税(種別割)と同様に新規登録より一定年数が経過すると重課されます。13年経過で一段階、18年経過するとさらにもう一段階税額が上がる仕組みです。古い車種であればあるほど負担が大きくなるため留意しましょう。 なお、3ナンバーの車検は2年に一度のため、年間に換算すると6万7,525円です。 1ナンバー・4ナンバー 自賠責保険料:1万6,900円(1ナンバー)or1万2,850円(4ナンバー)自動車重量税:2万2,800円 ※車輌総重量4t以下に該当するグレードで、新規登録より13年経過した場合印紙代:1,800円車検基本料金:7万円(点検・検査・代行費用)合計:11万1,500円or10万7,450円※車検基本料金は内容や整備工場などにより変動します 1ナンバーと4ナンバーの自動車重量税は車輌総重量によって税額が決まります。こちらも新規登録から13年及び18年経過すると重課される仕組みです。 メンテナンス費用 ハイエースのメンテナンスには、次のような項目があります。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液・冷却水の補充・エアコンフィルターの交換・ヘッドライトのバルブ交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・ブレーキオイル交換・エアクリーナー交換 など 合わせると、年間10万円程度のメンテナンス費用がかかります。また、タイヤ交換をしたときは、追加で10万円ほどかかると考えておきましょう。 ハイエースでよくある故障 ハイエースならではの故障ポイントと修理費用も把握しておくと、より具体的に維持費をイメージできます。 ハイエースは高い耐久性で知られる一方、走行距離が20万kmを超える車輌では、故障が発生しやすい傾向にあります。特に注意が必要なのは、オルタネーター、ディーゼル車特有のDPF(排気フィルター)、サプライポンプ、リアリーフスプリング、エアコン関連部品です。 オルタネーター交換で6万〜11万円、DPF関連の修理で50万円、サプライポンプ関連の修理には35万円が必要です。また、足回りのリアリーフスプリングは14万円、エアコン関連の修理には部品の状態に応じて10万〜30万円ほどの費用がかかります。 これらの故障を予防するためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。購入時には、車輌の状態確認とともに、使用目的に合った選択を心がけましょう。 ▼詳しくはこちらハイエースの故障は多いのか?よくあるトラブルと気になる修理費用を詳しく解説 ハイエースのナンバー別の比較 ここまで説明したハイエースの維持費の内訳をナンバーごとに表にまとめました。 登録ナンバー 燃料代 自動車税(種別割) 任意保険料 車検代 メンテナンス費用 合計 3ナンバー 23万5,440円 5万8,600円 9万円 6万7,525円 10万円 55万1,565円 1ナンバー 23万5,440円 1万7,600円 9万円 11万1,500円 10万円 55万4,540円 4ナンバー 23万5,440円 1万7,600円 9万円 10万7,450円 10万円 55万490円 1ナンバーと4ナンバーは3ナンバーよりも自動車税(種別割)が安いですが、車検が1年ごとのため結果としてあまり差はありません。使い勝手や使用用途を主軸に購入車種を選ぶのがよいでしょう。 まとめ ハイエースの年間維持費を総合的に比較すると、維持費は4ナンバー、3ナンバー、1ナンバーの順で安いですが、その差は年間数千円程度です。また、実際の使用における維持費は、使用目的や走行距離によって大きく変わってきます。 ファミリーカーとして使用する場合は、乗車定員や快適性を重視して3ナンバーを選択することをおすすめします。商用利用の場合は、積載量や税制面での優遇を考慮して1ナンバーまたは4ナンバーが適しているでしょう。 今回紹介した維持費を参考に、自身にあうハイエースをぜひ検討してみてください。

トヨタランドクルーザーの維持費は高い?ランクルを維持する費用や内訳を解説
旧車の再生と維持 2025.06.23

トヨタランドクルーザーの維持費は高い?ランクルを維持する費用や内訳を解説

トヨタ ランドクルーザーは、1951年にデビューしてから人々の生活を支える信頼性の高い車として世界各国から支持されています。歴史が長く、今でも人気のランドクルーザーの維持費はどの程度かかるのでしょうか。今回は、ランドクルーザーの維持費や内訳、費用の目安を解説します。   ▼モデル別の維持費はこちらで解説しています。トヨタ ランドクルーザー(60系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説トヨタ ランドクルーザー(70系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説トヨタ ランドクルーザー(80系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説トヨタ ランドクルーザー(100系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説トヨタ ランドクルーザー(200系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説 ランドクルーザーの特徴 トヨタ ランドクルーザーは、1951年8月に誕生してから現在までモデルチェンジを繰り返しながら販売を継続している人気のクロスカントリー車です。それぞれの時代に合わせたスタイリングやラインナップを展開し、今ではラグジュアリーなSUVとして不動の地位を確立しています。 ランドクルーザー最大の特徴は、「どこへでも行き、生きて帰ってこられること」です。このような特徴を持つことから、路面が荒れている地域、安全面により一層の配慮が必要な地域などを含め、世界各地で人の命、暮らし、人生を支える存在となっています。 また、ランドクルーザーの本質である「信頼性・耐久性・悪路走破性」を世界中の使用実態に基づいて鍛え、現行のランドクルーザーに受け継がれています。 ランドクルーザーの維持費の内訳 トヨタ ランドクルーザーを維持するためには、燃料代やメンテナンス費用、車検費用など、さまざまな費用がかかります。ここからは、ランドクルーザーを維持するためにかかる費用の内訳や目安を解説します。 ※ランドクルーザー60から200までの主要モデルで算出 燃料代 ランドクルーザーは歴史の長いモデルのため、年式によって異なりますが、燃費はおおむね7km/L程度です。 1ヶ月に1,000km走行するとした場合、燃料が142L必要です。1Lあたりのガソリン単価が175円の場合、1ヶ月あたりの燃料代は2万4,850円。1年に換算すると29万8,200円です。 自動車税 自動車税は、エンジン排気量によって税額が異なります。ランドクルーザーはどの世代も大排気量であるため、税額は7万6,400円〜10万1,200円かかります。 任意保険 ランドクルーザーの自動車保険料について見てみましょう。ここでは次の条件で自動車保険料を算出します。 【条件】年齢:30歳等級:6等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 【補償内容】対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円車輌保険:年式より異なる 上記の条件で各モデルをシミュレーションしたところ、自動車保険料は年間約6万円〜10万円でした。ただし、古いモデルの場合は車輌保険がつきません。車輌にトラブルが発生した場合、保険で直そうとしても保険を使えないことに注意してください。 車検 車検費用についてみていきましょう。 【ディーラー車検の場合】自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)※2023年時点の保険料自動車重量税:5万400円〜6万3,000円(24ヶ月)印紙代:1,800円車検基本料金:8万円(点検・検査・代行費用)合計:14万9,850円〜16万2,450円 ※車検基本料金は内容や整備工場などにより変動します 初年度登録から13年もしくは18年以上経過している場合、自動車重量税が重課されて費用がかさんでしまいます。 メンテナンス費用 ランドクルーザーのメンテナンスには、次のような項目があります。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液・冷却水の補充・エアコンフィルターの交換・ヘッドライトのバルブ交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・ブレーキオイル交換・エアクリーナー交換 など これらの費用がかかるため、年間10万円程度のメンテナンス費用がかかると考えておくとよいでしょう。また、タイヤ交換をしたときは、タイヤの銘柄などにもよりますが、10万円〜20万円程度の追加費用がかかります。 ランドクルーザーの年間維持費はいくら? ランドクルーザーを維持するためにかかる年間費用をまとめると次のようになります。 【ランドクルーザーの年間維持費】・燃料代:29万8,200円・自動車税:7万6,400円〜10万1,200円・任意保険:6万円〜10万円・メンテナンス費:10万円〜20万円・車検:7万4,925円〜8万1,225円(2年毎のため16万2,450円の半額分)合計:約60万9,525円〜約78万625円 ここで試算した年間維持費は、車を維持するためにかかる最低限の費用です。車をローンで購入したり、駐車場を借りたりした場合は別途費用がかかります。 ランドクルーザーの維持費が高いと思った時の対処法 ランドクルーザーは、エンジン排気量が大きく、重量も重いため、維持費が高くなる傾向があります。また、初年度登録から時間が経過すると税金が重課されるため、年式が古いランドクルーザーほど維持費が高くなるといえるでしょう。 ランドクルーザーの維持費が高く、保有し続けるのが大変だと感じたら、手放すことを検討するとよいでしょう。ランドクルーザーは、日本のみならず世界各国で信頼されているモデルであるため、高価買取される可能性が高いです。 ランドクルーザーを少しでも高く買い取ってもらうためには、ランクルの歴史やモデルの詳細に詳しい業者に査定を依頼することをおすすめします。旧車王なら、年式が古いランドクルーザーから新しいモデルまで幅広く対応可能です。ランドクルーザーを高く売りたいと思ったら、旧車王にお問い合わせください。

ハイラックスの維持費はどのくらい?内訳と節約方法まで解説!
旧車の再生と維持 2025.06.23

ハイラックスの維持費はどのくらい?内訳と節約方法まで解説!

ハイラックスは、長年にわたって愛される日本が世界に誇るピックアップトラックです。事業用としても個人のレジャー用としても活用できるハイラックスに憧れ、購入を検討している方は多いでしょう。しかし、所有するにあたって気になるのは維持費です。特に、ハイラックスのように大型のクルマは毎月の維持費の負担になるのではないかと懸念している方も少なくないでしょう。 そこでこの記事では、ハイラックスの年間維持費の内訳を解説します。所有するにあたっての年収の目安、維持費を抑えるコツも紹介するため、購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。 ▼関連記事はこちらトヨタ 3代目ハイラックスサーフ(185系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説 ハイラックスの特徴 ハイラックスは1968年の発売開始以降、約180の国や地域で販売されているピックアップトラックです。 日本では2004年に販売を終了しましたが、多くのユーザーから復活を求める声が挙がったため、2017年に日本での販売を再開しました。ハイラックスの累計世界販売台数は、2017年時点で約1,730万台です。この数字からも多くのユーザーに愛用されていることがわかります。 また、日本国内のみならず、世界各国で愛用しているユーザーが多くいるうえに、販売から50年以上が経過した現在も一定の人気を維持しています。 ハイラックスの維持費の内訳 ハイラックスを維持し続けるためには、燃料代や税金の支払いだけでなく、毎年車検を受けたり、定期的な点検や整備を受けたりしなければなりません。ここでは、ハイラックスの維持費の内訳や費用の目安を解説します。 なお、今回は、2001年に発売された「ハイラックス スポーツピックアップ エクストラキャブ 標準ボディ(型式:GC-RZN152H)」を例に挙げて各費用をシミュレーションします。 燃料代 ハイラックスは7km/L程度とあまり燃費がよくありません。使用する燃料は軽油です。 仮に月間400km走行し、レギュラーガソリンの単価を180円/Lとする場合、1ヶ月あたりにかかる燃料代は1万260円です。年間に換算すると12万3,120円かかります。 自動車税(種別割) 自動車税(種別割)は、クルマの登録ナンバーによって税額が異なります。ハイラックスはトラックの1種のため、普通乗用車の3ナンバーではなく、1ナンバーとして登録されます。 1ナンバーの自動車税(種別割)の税額が決まる要素は、最大積載量、乗車定員、排気量の3つです。今回例に挙げたスポーツピックアップ エクストラキャブ 標準ボディは最大積載量250kg、乗車定員4名、排気量1,998ccのため、1万6,000円の自動車税(種別割)がかかります。さらに、新規登録から13年以上経過している場合は重課されるため、2001年発売の今回のモデルの自動車税(種別割)は、1万7,600円です。 任意保険料 大手ネット型保険にて、以下の条件でハイラックスの任意保険料をシミュレーションしました。 【条件】年齢:30歳等級:6F等級使用目的:日常・レジャー運転者:本人限定 【補償内容】対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円車両保険:15万円免責金額(1回目-2回目以降):5万円-10万円 シミュレーションの結果、年間の任意保険料は5万8,797円でした。古いクルマのため、車両保険の金額はあまり高くないようです。 契約者の年齢やこれまでの事故の有無などで金額は変動するため、正確な金額を知りたい方は自身の条件を入力したうえで算出してみましょう。 車検代 車検費用についてみていきましょう。 【ディーラー車検の場合】自賠責保険:1万6,900円(12ヶ月)自動車重量税:8,800円(12ヶ月)印紙代:1,800円車検基本料金:7万円(点検・検査・代行費用)合計:9万7,500円 1ナンバーの自動車重量税は車輌総重量を基準に税額が決まります。車輌総重量とは、車輌重量に乗車定員の重さと最大積載量を加えた数値です。今回例に挙げているハイラックスの場合は2t以下に区分され、さらに新規登録から18年以上経過している分重課されて8,800円かかります。 3ナンバーに比べると自動車重量税が随分と安いですが、1ナンバーは毎年車検を受けなければなりません。毎年9万円近い出費があると考えると、2〜3年に一度の車検で使用できる3ナンバー車とそこまで大きく負担は変わらないでしょう。 メンテナンス費用 トヨタ ハイラックスのメンテナンスには、次のような項目があります。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液・冷却水の補充・ヘッドライトのバルブ交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・ブレーキオイル交換・エアフィルター交換 など クルマを使う頻度や走行する場所によって異なりますが、年間10万円程度のメンテナンス費用がかかると考えておくと安心です。また、タイヤ交換をしたときは、追加で10万円程度かかると考えておくとよいでしょう。 ハイラックスの年間維持費はいくら? ハイラックスを維持するためにかかる費用をまとめると、以下のとおりです。 【ハイラックス年間維持費】燃料代:12万3,120円自動車税(種別割):1万7,600円任意保険料:5万8,797円車検代:9万7,500円メンテナンス費用:10万円合計:39万7,017円 年間で約40万円です。この維持費は、クルマを維持するためにかかる最低限の費用です。クルマをローンで購入したり、駐車場を借りたり、カスタマイズや修理をしたりすると、追加で費用がかかります。 ハイラックスは年収いくらで所有できる? ハイラックスの年間維持費の目安がわかりましたが、維持するのにどれだけの収入があればよいのか気になる方もいるでしょう。クルマの維持費は、年収の10%程度が望ましいといわれています。その基準で考えると、400万円程度の年収は必要です。 ただし、前述のとおり今回紹介した維持費は必要最低限の費用のみを計算したものです。ローンの返済や駐車場の賃料がかかるとさらに高くなるため、最低限必要な年収が400万円と認識しておきましょう。 ハイラックスの維持費を抑える方法 ハイラックスの年間維持費を把握し、購入するのにハードルが高いと感じた方もいるでしょう。ここでは、なるべく維持費を抑えてハイラックスに乗るための方法を紹介します。 車検を民間の工場に依頼する ハイラックスの車検をディーラーで行うと、純正部品の使用や技術料の高さから費用が高額になりがちです。代わりに、民間の整備工場に依頼すると大幅に費用を削減できます。 軽整備に強い工場では基本点検と必要最低限の部品交換のみで対応してくれるため、無駄な部品交換による出費を避けられます。さらに、車検と同時に行う定期メンテナンスの内容を吟味し、本当に必要な整備だけを依頼するとよいでしょう。 任意保険を相見積もりする 任意保険料は、同じハイラックスでも会社によって金額が異なります。毎年の更新時には必ず複数の保険会社から見積もりを取り、比較検討しましょう。 さらに、補償内容を自分の実情に合わせてカスタマイズするとより費用を削減できます。たとえば、車両保険の有無や免責金額の設定変更によって大きく保険料が変わってきます。インターネット契約の割引や、複数台所有による割引、長期契約による割引などの特典も活用するとよいでしょう。 自分でメンテナンスする ハイラックスのような丈夫な車輌は、基本的なメンテナンスを自分で行うことで大幅な維持費削減が可能です。特にオイル交換、エアフィルター交換、ワイパーゴムの交換などは専門知識がなくても十分に対応できます。インターネットには詳細な手順を解説した動画やマニュアルが多数あり、これらを参考にすれば安全に作業を進められるでしょう。 また、セルフメンテナンスを通じてクルマの状態を把握できるため、小さな問題を早期に発見し、大きなトラブルや修理を未然に防げます。ただし、ブレーキ系統や電装系統など安全に関わる部分は無理をせず、プロに任せましょう。 まとめ ハイラックスは世界180ヶ国以上で愛されている日本が誇るピックアップトラックです。2017年に日本での販売が再開され、事業用・レジャー用どちらにも活用できる魅力があります。 年間維持費は約40万円で、燃料代が12万3,120円円(燃費7km/L、月間400km走行)、自動車税が1万7,600万円、任意保険料が5万8,797円、車検代が9万7,500円、メンテナンス費用が約10万円という内訳です。 ハイラックスの所有には年収400万円以上が目安とされています。維持費を抑える方法としては、民間整備工場での車検、任意保険の相見積もり、基本的なメンテナンスの自己対応などが効果的です。 1ナンバー登録のため毎年車検が必要ですが、自動車重量税は安く抑えられるため、3ナンバー車と比較しても維持費の総額に大きな差はありません。大型車ならではの魅力を考慮すれば、コストパフォーマンスは十分といえるでしょう。

ランドクルーザープラドの維持費はどのくらい?費用の内訳や目安を解説
旧車の再生と維持 2025.06.23

ランドクルーザープラドの維持費はどのくらい?費用の内訳や目安を解説

トヨタの人気SUVランドクルーザーシリーズの1つである「プラド」は、ランドクルーザーが持つ高い信頼性と走破性能に加え、オンロード・オフロードでの快適性を追求したモデルです。今回は、ランドクルーザープラドの維持費がどのくらいかかるのか、内訳や費用の相場を含めて解説します。プラドを検討中の方は参考にしてみてください。   ▼モデル別の維持費はこちらで解説していますトヨタ ランドクルーザープラド(78プラド)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説トヨタ ランドクルーザープラド(95プラド)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説 トヨタ ランドクルーザープラド(120系プラド)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説トヨタ ランドクルーザープラド(150系プラド)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説 ランドクルーザープラドの特徴 ランドクルーザープラドは、「プラド」とも呼ばれるトヨタのSUVです。 1990年にランドクルーザーのロングホイールベースの5ドア・ワゴンモデルとして登場したプラドは、乗用車としての性能も持ち合わせるランドクルーザーとして登場しました。また、走破性能や信頼性をランドクルーザーから受け継ぎながら、日常使いでのユーティリティを追求しているのもプラドの魅力です。 プラドは、ランドクルーザーが築き上げたオフロードの性能と乗用車としての使い勝手を持ち合わせている信頼性の高いSUVとなっています。 ランドクルーザープラドの維持費の内訳 ランドクルーザープラドを維持するためには、燃料代や税金などの支払だけでなく、自動車保険の契約や車検・メンテナンスも必要です。ここからは、維持費の内訳や費用の目安を紹介します。 燃料代 トヨタ ランドクルーザープラドの燃費を、世代別にみてみましょう。※全てディーゼルモデルの数値です。 70系プラド 6.5〜10km/L90系プラド 9.8km/L(直4 3.0L 1KD-FTV型ディーゼルエンジン)120系プラド 10.8~11.2km/L(直4 3.0L 1KD-FTV型ディーゼルターボエンジン)150系プラド 11.2km/L(直4 2.8L 1GD-FTV型ディーゼルターボエンジン) ランドクルーザープラドで1ヶ月1,000km走行する場合、燃料は89〜153L必要です。1Lあたりの燃料単価が150円の場合、1ヶ月あたりの燃料代は1万3,350円〜2万2,950円。1年に換算すると16万200円〜27万5,400円かかります。 自動車税 自動車税は、エンジン排気量によって税額が変わります。こちらも世代別に確認していきましょう。※全てディーゼルモデルの数値です。 70系プラド 排気量 2.4L〜3.0L 5万1,700円〜5万8,600円90系プラド 排気量 3.0L 5万8,600円120系プラド 排気量 3.0L 5万8,600円150系プラド 排気量 2.8L 5万1,000円 5万1,000円〜5万8,600円かかることがわかりました。150プラド以外は初年度登録から13年以上経過して重課された場合の税額を記載しています。 ただし、上記とは排気量が異なるグレードもあるため、プラドを購入するときは、エンジン排気量や使用燃料を確認してください。 任意保険 ランドクルーザープラドの自動車保険料を大手ネット保険で見積もりしました。次の条件で、世代別に自動車保険料を算出します。 【条件】年齢:30歳等級:6等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 ■70系プラド【補償内容】対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円車輌保険:なし 年間約6万5,000円 ■90系プラド【補償内容】対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円車輌保険:あり車輌保険(保険金額):45万円車輌保険免責金額(1回目-2回目以降):5〜10万円 年間約8万2,000円 ■120系プラド対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円車輌保険:あり車輌保険(保険金額):100万円車輌保険免責金額(1回目-2回目以降):5〜10万円 年間約9万2,000円 ■150系プラド対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円車輌保険:あり車輌保険(保険金額):285万円車輌保険免責金額(1回目-2回目以降):5〜10万円 年間約11万3,000円 70系は古いモデルのため車輌保険を付帯できません。単独事故や自然故障などでの修理費は実費となります。車輌保険をつけたいのであれば、年式が古い車も取り扱っている保険会社の保険に加入しましょう。 車検 車検費用についてみていきましょう。 【ディーラー車検の場合】自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)※2023年時点の保険料自動車重量税:4万1,000円〜6万3,000円(24ヶ月)印紙代:1,800円車検基本料金:7万円(点検・検査・代行費用)合計:13万450円〜15万2,450円 ※車検基本料金は内容や整備工場などにより変動します ランドクルーザープラドは、世代によって初年度登録から18年もしくは13年以上経過している場合があります。この場合は自動車重量税が重課されるため、プラドを購入するときは初年度登録がいつなのか確認しておくことをおすすめします。 メンテナンス費用 ランドクルーザープラド(120系・ディーゼル車)のメンテナンスには、次のような項目があります。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液・冷却水の補充・エアコンフィルターの交換・ヘッドライトのバルブ交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・ブレーキオイル交換・エアクリーナー交換 など 上記あわせて年間10万円程度のメンテナンス費用がかかると考えられます。また、タイヤ交換をしたときは、タイヤの銘柄などにより異なりますが、10万円〜20万円程度の追加費用がかかると考えておくとよいでしょう。 ランドクルーザープラドの年間維持費はいくら? ランドクルーザープラドの維持費をまとめると次のようになります。 燃料代:16万200円〜27万5,400円自動車税:5万1,000円〜5万8,600円任意保険:約6万5,000円〜約11万3,000円メンテナンス費:約10万円〜30万円車検:6万5,225円〜7万6,225円(2年ごとにかかる費用の半額分)合計:約44万1,425円〜82万3,225円 ここで算出した維持費は、車を維持するためにかかる最低限の費用です。ローンで車を購入したり駐車場を借りたりした場合は別途費用がかかります。 ランドクルーザープラドの維持費が高いと思った時の対処法 ランドクルーザープラドの維持費は、燃料単価が安いディーゼル車であってもそれなりの費用がかかります。また、エンジン排気量が大きく、重量が重いプラドの場合は、今回試算した金額以上の維持費がかかるため、プラドを購入する際は維持費の概算を事前に計算しておくことをおすすめします。 もし、ランドクルーザープラドの維持が大変だと感じたときは、プラドを売却し、新しい車に乗り換えるのも選択肢の1つです。プラドは、日本国内のみならず、世界各国で人気があるSUV。そのため、売却する際は高価買取される可能性が高いでしょう。 ランドクルーザープラドを売却するときは、プラドに詳しく、古い年式のモデルも得意としている買取業者で査定や買取してもらうことをおすすめします。古い年式のプラドを高く売りたいのであれば、年式が古いSUVの買取も得意としている旧車王がおすすめです。プラドを売却する際は、ぜひ旧車王にご相談ください。

ハイラックスサーフの維持費はどのくらい?費用の内訳と費用の目安を紹介
旧車の再生と維持 2025.06.23

ハイラックスサーフの維持費はどのくらい?費用の内訳と費用の目安を紹介

トヨタを代表するSUVにまで成長したハイラックスサーフは、トヨタの小型ピックアップトラックをベースにしたSUVです。今回は、ハイラックスサーフの維持費の目安について、燃料費や自動車税、保険料など細分化して詳しく解説します。   ▼モデル別の維持費はこちらで解説しています。トヨタ 3代目ハイラックスサーフ(185系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説 ハイラックスサーフの特徴 トヨタ ハイラックスサーフは、1984年にデビューしたSUVです。ワゴンボディならではの積載性とピックアップトラックの走破性を併せ持つことが特徴となっています。 モデル名からもわかるように、ハイラックスサーフのベースモデルはトヨタの小型ピックアップトラックであるハイラックスです。ピックアップトラックの荷台にキャノピーを乗せてSUVにしたモデルとなっています。 初代はキャノピーがFRP製でしたが、1989年に登場した2代目からスチールボディになりました。1995年には3代目となり、2002年に4代目となっています。4代目ではプラットフォームをランドクルーザープラドと共用していることが特徴です。 日本国内の販売は4代目で終了しましたが、海外では4RUNNERの名で販売を継続しています。 ハイラックスサーフの維持費の内訳 ハイラックスサーフの維持費には、燃料代や自動車税、車検・メンテナンスなどがあります。ここからは、ハイラックスサーフの維持費の内訳や費用の目安を解説します。ハイラックスサーフを検討している方は参考にしてみてください。 燃料代 ハイラックスサーフの燃費は、世代やエンジンのタイプによって異なります。今回は、130系、180系、210系(ガソリンモデルのみ)を例に挙げてシミュレーションします。 130系 6.4〜9.1km/L180系 7.7〜9.1km/L210系 8.3〜8.9km/L 1ヶ月1,000km走行する場合に必要となる燃料は109〜156L。1Lあたりの燃料単価が175円の場合、1ヶ月あたりの燃料代は1万9,075円〜2万7,300円です。1年に換算すると22万8,900円〜32万7,600円かかります。 自動車税 自動車税は、エンジン排気量によって税額が変わります。今回シミュレーションするハイラックスサーフのエンジン排気量は以下のとおりです。(ガソリンモデルのみ) 130系 2.0〜3.0L180系 2.7〜3.4L210系 2.7〜4.0L 130系と180系、そして210系の一部モデルは初年度登録から13年以上が経過している可能性が高いため、自動車税は4万5,400円〜7万6,400円かかります。 任意保険 自動車保険料を大手ネット保険で見積もりしてみましょう。ここでは次の条件で自動車保険料を算出します。 【条件】年齢:30歳等級:6等級使用目的:日常・レジャー運転者:本人限定 ■130系【補償内容】対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):5,000万円車輌保険:なし 年間約9万3,000円 ■180系【補償内容】対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):5,000万円車輌保険:なし 年間約7万6,000円 ■210系【補償内容】対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):5,000万円車輌保険:なし 年間約10万円 自動車保険料は年間約7万6,000円〜10万円でした。ただし、この保険料には車輌保険が含まれていないため、単独事故や自然故障などによる車両トラブル発生時に保険を使えません。車両保険に加入したいのであれば、年式が古い車も対象となる保険会社で契約するとよいでしょう。 車検 車検費用について見てみましょう。 【ディーラー車検の場合】自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)※2023年時点の保険料自動車重量税:4万5,600円〜5万400円(24ヶ月)印紙代:1,800円車検基本料金:7万円(点検・検査・代行費用)合計:13万5,050円〜13万9,850円 ※車検基本料金は内容や整備工場などにより変動します 今回例に挙げたハイラックスサーフはいずれも車輌重量2.0t未満に区分されます。(ガソリンモデルのみ)また、初年度登録から13年以上または18年以上経過している可能性があるため、重課された税額で自動車税を試算しました。 ここでのシミュレーションは必要最低限の車検費用です。そのため、部品交換や整備・調整をした場合、追加料金がかかります。 メンテナンス費用 ハイラックスサーフのメンテナンスには、次のような項目があります。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液・冷却水の補充・エアコンフィルターの交換・ヘッドライトのバルブ交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・ブレーキオイル交換・エアクリーナー交換 など これらの費用がかかるため、年間10万円程度のメンテナンス費用がかかる可能性があります。また、タイヤ交換をしたときは、タイヤの銘柄により異なりますが、10万円〜20万円程度の費用が追加でかかると考えておきましょう。 ハイラックスサーフの年間維持費はいくら? ハイラックスサーフの維持費をまとめると次のようになります。 燃料代:22万8,900円〜32万7,600円自動車税:4万5,400円〜7万6,400円任意保険:約7万6,000円〜約10万円メンテナンス費:約10万円〜30万円車検:6万7,525円〜6万9,925円(2年ごとにかかる費用の半額)合計:約51万7,825円〜87万3,925円 ハイラックスサーフは、年間50万円以上の維持費がかかります。ただし、この維持費は、あくまでも車を維持するためにかかる最低限の費用です。車をローンで購入したり、駐車場を借りたりする場合、別途費用がかかります。 ハイラックスサーフの維持費が高いと思った時の対処法 ハイラックスサーフは、 最低でも年間50万円以上、毎月4万円以上の維持費がかかります。この維持費が高いと感じたときは、ハイラックスサーフを手放して、新しい車に乗り換えるのも手段の1つです。 もし、ハイラックスサーフを売却するときは、ハイラックスサーフに精通し、日本国内だけでなく海外における車の需要も考慮してくれる業者に査定を依頼しましょう。 ハイラックスサーフは、日本国内でも人気ですが、海外での人気が非常に高いモデルです。そのため、日本国内のみならず海外の人気の高さも査定額に反映してくれる業者の方が高価買取されやすいといえます。 旧車王であれば、年式が古い車だけでなく、海外での人気が高い車の査定も得意としています。ハイラックスサーフの売却を検討し始めたときは、旧車王にお問い合わせください。

ジープ ラングラーの維持費は高い?維持費の内訳や費用の目安を解説
旧車の再生と維持 2025.06.23

ジープ ラングラーの維持費は高い?維持費の内訳や費用の目安を解説

日本国内でも高い人気を誇り、ジープを代表するモデルでもあるラングラー。オフローダーらしい無骨なスタイリングが魅力の1つです。このラングラーの維持費はどのくらいなのでしょうか。今回は、ラングラーの維持費の内訳や費用の目安を解説します。 ラングラーの特徴 ジープ ラングラーは、ジープの「どこへでも行ける。何でもできる。」というブランドスピリットを体現したモデルとして1987年に誕生しました。デビュー以降、ジープらしさを感じられるモデルとして日本国内だけでなく、世界各国で人気を博しています。 2018年に日本での販売を開始した4代目では、ラングラーシリーズ初となるハイブリッドモデルも登場しました。時代の変化に合わせパワーユニットの変更やアップグレードがされているものの、ジープらしい無骨なスタイリングは現在も受け継がれています。 ラングラーの維持費の内訳 ラングラーを維持するためには、定期的なメンテナンス、車検、燃料代や任意保険料などの費用がかかります。ここからラングラーの維持費の内訳を細かくみていきましょう。 燃料代 ラングラーの燃費は、世代やグレード、エンジンタイプなどによって異なります。今回は、2代目のTJラングラーと3代目のJKラングラーを例にして試算します。 TJラングラー 6.2〜7.1km/LJKラングラー 7.1〜7.3km/L ※2011年モデルまで 1ヶ月1,000km走行する場合、TJラングラーだと140〜161L、JKラングラーだと136〜140Lの燃料が必要です。 TJラングラーはレギュラーガソリン仕様であるため、1Lあたりの燃料単価が175円の場合、1ヶ月あたりの燃料代は2万4,500円〜2万8,175円。2011年までのJKラングラーはハイオク仕様のため、1Lあたりの単価を185円とすると、2万5,160円〜2万5,900円です。 1年に換算するとTJラングラーは29万4,000円〜33万8,100円、JKラングラーは30万1,920円〜31万800円かかります。 自動車税 自動車税は、エンジン排気量によって金額が変わります。 TJラングラーの排気量は4.0Lで、販売期間が1996年〜2007年のため初年度登録より13年以上経過している重課対象である可能性が高いです。そのため、自動車税は7万6,400円かかります。 2011年までのJKラングラーは排気量が3.6〜3.8L。こちらも一部モデルが重課対象の可能性があるため、自動車税は6万6,500円〜7万6,400円です。 任意保険 ラングラーの自動車保険料を大手ネット保険で見積もりしてみましょう。ここでは次の条件で自動車保険料を算出します。 【条件】年齢:30歳等級:6等級使用目的:日常・レジャー運転者:本人限定 ■TJラングラー【補償内容】対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):5,000万円車輌保険:なし 年間約8万1,000円 ■JKラングラー【補償内容】対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):5,000万円車輌両保険:なし 年間約10万7,000円 上記の条件でシミュレーションしたところ、自動車保険料は年間約8万1,000円〜約10万7,000円でした。TJラングラーは古いモデルのため車輌保険を付帯できませんでした。JKラングラーも車輌保険なしでシュミレーションしているため、追加で申し込む場合には更に保険料が上がるでしょう。 契約内容や付帯条件によって保険料は変わるため、自分の条件でシミュレーションしてみることをおすすめします。 車検 車検費用について見てみましょう。 【ディーラー車検の場合】自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)※2023年時点の保険料自動車重量税:3万2,800円〜3万7,800円(24ヶ月)印紙代:1,800円車検基本料金:約7万円(点検・検査・代行費用)合計:12万2,250円〜12万7,250円 ※車検基本料金は内容や整備工場などにより変動します 自動車重量税は車輌重量によって税額が決まります。TJラングラー、2011年までのJKラングラーともに2.0t未満に区分され、一部モデルは初年度登録から13年以上または18年以上経過している可能性があるため、重課の対象であるケースが考えられます また、ここでのシミュレーションは必要最低限の車検費用です。部品交換や整備・調整をした場合、追加料金がかかります。 メンテナンス費用 ラングラーのメンテナンスには、次のような項目があります。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液・冷却水の補充・エアコンフィルターの交換・ヘッドライトのバルブ交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・ブレーキオイル交換・エアクリーナー交換 など これらの費用がかかるため、年間10万円程度のメンテナンス費用がかかると考えられます。また、タイヤ交換をしたときは、10万円〜20万円程度の費用が追加でかかると考えておきましょう。 さらに、部品を取り寄せる場合、部品代が割高となる可能性もあるため、メンテナンス費は多めにかかると考えておくことが大切です。 ラングラーの年間維持費はいくら? ラングラーの維持費をまとめると次のようになります。 燃料代:29万4,000円〜33万8,100円自動車税:6万6,500円〜7万6,400円任意保険:約8万1,000円〜約10万7,000円メンテナンス費:約10万円〜30万円車検:6万1,125円〜6万3,625円(2年ごとにかかる費用の半額分)合計:約60万2,625円〜約88万5,125円 上記の維持費の合計は、あくまでも車を維持するためにかかる最低限の費用です。ローンで車を買ったり、駐車場を契約したりする場合、別途費用がかかります。 ラングラーの維持費が高いと思った時の対処法 ラングラーは、ジープらしい無骨でタフなスタイリングと懐かしさを感じる独特な世界観を持つ魅力的なSUVです。また、ジープブランドの名に恥じないオフロード性能を備えているのもラングラーの特徴となっています。 魅力的な部分が多い一方で維持費がそれなりにかかるため、維持し続けるのが大変だと感じる方も多いでしょう。そのようなときは、ラングラーを手放して新しい車に乗り換えるのも1つの方法です。 ラングラーは、日本国内のみならず世界的に人気と信頼性が高いモデルのため高価買取が期待できます。ただし、売却先によっては、ラングラーの魅力を十分に買取額に反映できないこともあるため業者選びが重要です。 旧車王なら、歴史あるラングラーの魅力を最大限に評価できるスタッフが査定をします。そのため、高価買取してもらえる可能性が高いしょう。ラングラーを手放すときは、ぜひ旧車王にご相談ください。

レクサスの維持費は高い?維持するための費用の内訳や目安を解説
旧車の再生と維持 2025.06.23

レクサスの維持費は高い?維持するための費用の内訳や目安を解説

日本を代表する高級車ブランド「レクサス」。2005年に日本市場に導入されて以降、幅広い世代から支持されています。今回はレクサスの維持費がどのくらいかかるのか解説します。 ▼モデル別の維持費はこちらで解説していますレクサスのフラッグシップ「LS」の維持費はどのくらい?内訳や目安を解説レクサスISの維持費を徹底解説!年間でいくらかかる? レクサスの特徴 レクサス(LEXUS)は、1989年に北米で誕生したトヨタ自動車の高級車部門(ラグジュアリーブランド)です。日本では、2005年に提供開始されました。レクサスは、従来以上の個性やプレミアム感を重視し、21世紀の新しいグローバルプレミアムブランドを目指しているラグジュアリーブランドです。 日本市場への導入と同時に販売が始まったのは、グランドツーリングセダン「GS」とスポーツクーペ「SC」の2車種です。日本でレクサスブランドの販売が始まった約1ヶ月後には、スポーツセダン「IS」の販売を開始しました。 その後、フラッグシップセダンの「LS」、プレミアムクロスオーバーの「RX」など、順次ラインナップを拡大し、日本国内でもその存在感を強めていきました。 また、スポーツモデル「F」シリーズも展開していることもレクサスの特徴です。レクサスの「F」シリーズは、BMW「M」や「Mスポーツ」、メルセデス・ベンツの「メルセデスAMG」や「AMGライン」、アウディの「RS」や「Sライン」などと同じ立ち位置のモデルとなっています。 「F」シリーズには、各車種に展開されているスポーティモデルの「F SPORT」、高性能スポーツモデルの「IS F」・「GS F」・「RC F」、最高峰スポーツモデルの「LFA」があります。 中でも最高峰スポーツモデルの「LFA」は、「天使の咆哮」ともいわれる甲高いエキゾーストサウンドが特徴で、世界限定500台と限られた台数のみ生産された歴史に残る名車です。生産が終了した今でも高値で取引されています。 レクサスは、日本発のグローバルプレミアムカーとして世界的に認知され国内外問わず人気があるブランドとなっています。 レクサスの維持費の内訳 レクサスを維持するためには、燃料代、税金や保険料、メンテナンス費などが必要です。高額な費用がかかるため、維持が大変と感じる方もいるでしょう。ここからは、レクサスを維持するためにかかる費用の内訳について解説します。 燃料代 レクサスの燃料代を車種別に整理しました。ガソリン車とハイブリッド車に分け、レギュラーガソリン仕様とハイオクガソリン仕様でガソリン料金を区別しています。 1ヶ月に1,000キロ走行を仮定した場合、燃料代は下記の表のとおりです。※()内の発売年は最初に発売された年とは限りません。マイナーチェンジ・モデルチェンジされた年も含みます。 【ガソリン車】 車種名(発売年) カタログ燃費 燃料代(年間概算) GS350(2013年)ハイオク 10.0km/L 1万7,340円(年間20万8,080円) SC430(2009年)ハイオク 8.7km/L 1万9,931円(年間23万9,172円) IS250(2013年)ハイオク 11.6km/L 1万4,948円(年間17万9,376円) RX270(2013年)レギュラー 10.0km/L 1万6,850円(年間20万2,200円) 【ハイブリッド車】 車種名(発売年) カタログ燃費 燃料代(年間概算) GS450h(2012年)ハイオク 18.2km/L 9,527円(年間11万4,324円) IS300h(2013年)レギュラー 23.2km/L 7,262円(年間8万7,144円) RX450h(2013年)ハイオク 16.8km/L 1万321円(年間12万3,852円) HS250h(2013年)レギュラー 20.6km/L 8,179円(年間9万8,148円) CT200h(2012年)レギュラー 30.4km/L 5,542円(年間6万6,504円) ※2024年10月6日時点のレギュラーガソリン全国平均価格、168.5円/Lで算出※2024年10月6日時点のハイオクガソリン全国平均価格、173.4円/Lで算出 自動車税(種別割) レクサスの自動車税(種別割)を車種別に整理しました。なお、ガソリン車は新規登録から13年を超えると、約15%重課され負担が重くなるため維持費をシミュレーションする際には注意してください。重課対象の車種は()に課税後の納税額を表記しています。 【ガソリン車】 車種名(発売年) 排気量 自動車税(種別割) ※()内は重課後 GS350(2013年) 3,456cc 5万8,000円(6万6,700円) SC430(2009年) 4,292cc 7万6,500円(8万7,900円) IS250(2013年) 2,499cc 4万5,000円(5万1,750円) RX270(2013年) 2,671cc 5万1,000円(5万8,600円) 【ハイブリッド車】 車種名(発売年) 排気量 自動車税(種別割) GS450h(2012年) 3,456cc 5万8,000円 IS300h(2013年) 2,493cc 4万5,000円 RX450h(2013年) 3,456cc 5万8,000円 HS250h(2013年) 2,362cc 4万5,000円 CT200h(2012年) 1,797cc 3万9,500円 ※ハイブリッド車は重課の対象外 任意保険料 任意保険の保険料を大手ネット保険で見積もりしてみましょう。条件は次のとおりです。 【条件】年齢:30歳等級:6等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 【補償内容】対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円車輌保険:あり(限定タイプ) 上記の条件で見積もりしたところ、自動車保険料は1年間で11万1,850円でした。なお、今回は、GS450h(GWS191型)を例にしてシュミレーションしています。車種・グレード・年式が異なる場合は、保険料も異なるため、参考程度に考えてください。 車検代 車検の費用について見てみましょう。ここでは、ディーラーで車検を受けた場合のシミュレーションとなっています。 【ディーラー車検の場合】自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)※2024年時点、離島以外の地域の場合自動車重量税:4万5,600円(24ヶ月)※車両重量2t未満の場合印紙代:1,800円車検基本料金:約7万円(点検・検査・代行費用)合計:13万5,050円※車検基本料金は内容や整備工場などにより変動します 上記はあくまで目安の金額です。車種やグレードが異なったり、初年度登録から18年以上経過したりする場合は、車検費用も異なるためご注意ください。また、この車検費用は車検にかかる必要最低限の費用です。部品交換や整備・調整をした場合、追加料金がかかります。 メンテナンス費用 レクサスのメンテナンスには、次の項目があります。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液・冷却水の補充・エアコンフィルターの交換・ヘッドライトのバルブ交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・ブレーキオイル交換・エアクリーナー交換 など 上記を合わせると、年間10万円程度のメンテナンス費用がかかるでしょう。また、タイヤ交換をしたときは、10万円〜20万円程度の費用が追加で必要です。 レクサスの年間維持費はいくら? レクサスの年間維持費は、車種によりますが約45万〜68万円程度が予想されます。内訳はそれぞれ以下のとおりです。 ・燃料代:6万6,504円〜23万9,172円・自動車税(種別割):3万9,500円〜8万7,975円・任意保険:11万1,850円・メンテナンス費:約10万円〜30万円・車検:6万7,525円(2年分13万5,050円の半額)合計額:38万5,379円〜80万6,522円 ここで紹介した費用は最低限必要なものです。車輌本体のローンや月極駐車場代など、状況によって別途費用がかかります。参考としてお考えください。 レクサスの維持費が高いと思った時の対処法 レクサスの維持費が高く、所有し続けるのが大変と感じたときは、レクサスを手放して新しい車に乗り換えるのも1つの方法です。 レクサスを売却するときは、レクサスの歴史や車種・グレードごとの特徴を理解している業者に依頼すると、相場より高く売ることができるかもしれません。 まとめ レクサスは、日本国内のみならず、海外でも人気があるプレミアムブランドです。プレミアムカーは、時間が経過しても価値が落ちにくいカテゴリーであるため、売却先によって高値で売れるかどうかが変わります。 レクサスを少しでも高値で売りたいのであれば、レクサスに詳しく、プレミアムカーの価値を適正に評価できる旧車王にお任せください。

日産 スカイラインの維持費はどのくらい?費用の内訳や目安を解説
旧車の再生と維持 2025.06.23

日産 スカイラインの維持費はどのくらい?費用の内訳や目安を解説

日産を代表するスポーツセダン「スカイライン」。長い歴史をもつ、日本を代表する名車の1つです。今回は、日産の代表車種のスカイラインの維持費がどのくらいかかるのか解説します。「スカイライン」の購入を検討している方は参考にしてみてください。 ▼モデル別の維持費はこちらで解説していますR30 スカイラインの維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説R31 スカイラインの維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説R32 スカイラインの維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説R33 スカイラインの維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説R34 スカイライン GT-R の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説R35 スカイラインGT-Rの維持費はどのくらい?内訳と安く押さえる方法を解説 スカイラインの特徴 日産 スカイラインは、1957年の初代誕生から半世紀以上の歴史があり、多くのユーザーから「憧れのクルマ」として愛されてきたプレミアムスポーツセダンです。また、スカイラインは最先端技術を採用し、進化し続けているのも特徴となっています。 ここで、各世代のスカイラインの特徴を振り返っていきましょう。 1957年 初代(ALSI型)スカイライン:最高出力の60馬力エンジンを搭載し、当時の国産車最速の最高速度125km/hを誇ったモデル。「運転する喜び」を感じられるセダンは、人々の憧れの存在でした。 1963年 2代目(S50型)スカイライン:1964年の第2回日本グランプリに出場した「スカイラインGT」は、ポルシェ904GTSを7周目で抜き去るという離れ業を成し遂げました。「羊の皮を着た狼」ともいわれる世代です。 1968年 3代目(C10型)スカイライン:3代目スカイラインは、グランドツーリングを楽しむクルマというイメージが定着したモデル。そのボクシーなスタイリングから、「ハコスカ」の愛称で親しまれています。 1972年発売 4代目(C110型)スカイライン:「ケンとメリーのスカイライン」の広告シリーズがヒットし、「ケンメリ」とも呼ばれるスカイライン。累計販売台数は歴代最高の約67万台を記録し、ベストセラーとなりました。 1977年発売 5代目(C210型)スカイライン:「SKYLINE JAPAN」のメッセージとともにデビューした5代目スカイライン。1980年にはターボエンジン搭載車を追加し、省燃費・高性能・低公害・静粛性を妥協なく追及し、80年代が求める新しいGTの姿を実現しました。 1981年発売 6代目(R30型)スカイライン:ポール・ニューマンを広告キャラクターに起用した世代。「走りを追い求める真のGT」の道を歩みました。また、8年ぶりとなる4バルブDOHCエンジン搭載の2000RSを追加したことで「走りのスカイライン」が復活しました。 1985年発売 7代目(R31型)スカイライン:高級スポーティサルーンを目指し、C10以来搭載されてきたL20型からRB20エンジンに変更されました。また、世界初の4輪操舵システム「HICAS(ハイキャス)」を搭載しています。 1989年発売 8代目(R32型)スカイライン:走行性能の徹底的に追求し、ボディサイズを縮小して躍動感のある斬新なスタイリングのボディになりました。また、4輪マルチリンクサスペンションをはじめとする新機軸を多数搭載。16年ぶりに「GT-R」が復活し、レースで再び無敵の存在となりました。 1993年 9代目(R33型)スカイライン:居住性と快適性にスポーツ性を合わせ持つ「卓越した走りの本流グランドツーリングカー」をコンセプトとし、ボディサイズを拡大しながらも、軽量化や重量配分の改善を行いました。 1998年 10代目(R34型)スカイライン:ホイールベースと全長を短縮して剛性を向上させました。新たなボディは"DRIVING BODY"と名づけられ、現在でも車好きから高く評価されています。 2001年 11代目(V35型)スカイライン:従来のスポーツの概念を一変させたスカイラインです。どのような走行状況や路面状況でも常にフラットな姿勢を保ちつつ、快適に速く走るフラットライド思想をもとに、コンパクトなV型6気筒エンジンをフロントミッドシップに搭載した新世代「FMパッケージ」を採用。「プレミアムスポーツセダン」として劇的に進化しました。 2006年 12代目(V36型)スカイライン:「魅惑・洗練・高性能」をコンセプトに、新たに「VVEL」を組み込んだV型6気筒エンジンを搭載。高剛性ボディやアルミ高強度材を多用した新設計のサスペンション、世界初の4輪アクティブステア(4WAS)など、スカイラインらしさを取り入れました。 2014年 13代目(V37型)スカイライン:世界初のステアバイワイヤーを実現した「ダイレクトアダプティブステアリング」や圧倒的な走行性能とトップレベルの環境性能を両立した「インテリジェントデュアルクラッチコントロール」によるハイブリッドパワートレインを採用した13代目スカイライン。日産のセーフティシールドコンセプトを体現する「全方位運転支援システム」を全グレードに標準装備し、世界最高レベルの安全性能も実現しました。 スカイラインの維持費の内訳 日産 スカイラインを維持するためには、燃料代・自動車税・任意保険料の支払い、車検やメンテナンスなどを受けなければなりません。ここからは、スカイラインの維持費の内訳を解説します。 燃料代 燃料代は、世代やエンジンごとに異なりますが、各世代の燃費を平均すると10km/L弱です。1年間に1万キロ走行する場合、燃料が1,000L以上必要となるため、燃料代は17万5,000円以上かかるでしょう。運転の仕方やモデルによって燃費は異なるため参考程度に考えてください。 自動車税 自動車税は、エンジンの排気量によって税額が決まります。日産 スカイラインのエンジン排気量は、1.5L〜3.8Lと幅広く、世代やグレードによって自動車税額が異なります。ここでは、エンジン排気量別の自動車税額を一覧にしました。スカイライン購入時に参考にしてみてください。 【エンジン排気量別自動車税額(初年度登録から13年以上経過して重課された場合)】・1.0L超〜1.5L以下:3万9,600円・1.5L超〜2.0L以下:4万5,400円・2.0L超〜2.5L以下:5万1,700円・2.5L超〜3.0L以下:5万8,600円・3.0L超〜3.5L以下:6万6,700円・3.5L超〜4.0L以下:7万6,400円 このように年式が古いスカイラインになると自動車税が重課され、税額が割高になります。スカイラインを購入するときは初年度登録から何年経過しているのかを事前に調べておきましょう。 任意保険 任意保険の保険料を大手ネット保険で見積もりしてみましょう。 【条件】年齢:30歳等級:6等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 上記の条件で各世代ごとに見積もりしたところ、自動車保険料は1年間で約4万〜8万円でした。なお、GT-Rのほうが保険料が高い傾向にあります。車種・グレード・年式が異なる場合は、保険料も異なるため、参考程度に考えてください。 車検 車検の費用について見てみましょう。 【ディーラー車検の場合】自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)※2023年時点、離島以外の地域の場合自動車重量税:3万2,800円〜5万400円(24ヶ月)印紙代:1,800円車検基本料金:約8万円(点検・検査・代行費用)合計:約13万2,250円〜14万9,850円 ※車検基本料金は内容や整備工場などにより変動します スカイラインは長い歴史をもつモデルのため、世代によっては初年度登録から13年もしくは18年経過していて、重量税が重課されている場合があります。また、この車検費用は車検にかかる必要最低限の費用です。部品交換や整備・調整をした場合、追加料金がかかります。 メンテナンス費用 スカイラインは、次のメンテナンスをしながら維持することになります。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液・冷却水の補充・エアコンフィルターの交換・ヘッドライトのバルブ交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・ブレーキオイル交換・エアクリーナー交換・イグニッションコイル交換・MFD液晶パネルの交換 など これらの費用がかかるため、年間10万円程度のメンテナンス費用がかかるでしょう。また、タイヤ交換をしたときは、10万円〜20万円程度の費用が追加で必要となります。なお、メンテナンス費やタイヤ交換代金は、世代やグレードなどによって異なるため参考程度にお考えください。 スカイラインの年間維持費はいくら? スカイラインの維持費をまとめると次のようになります。 ・燃料代:約17万5,000円・自動車税:3万9,600円〜7万6,400円・任意保険:約4万〜8万円・メンテナンス費:約10万円〜30万円・車検:約6万6,125円〜7万4,925円(2年毎のため約13万2,250円〜14万9,850円の半額分)合計:約42万725円〜70万6,325円 上記は、車を維持するためにかかる最低限の費用です。ローンで車を買ったり、駐車場を契約したりした場合、別途費用がかかります。また、年式やグレードなどが異なる場合は、それぞれの費用が異なります。 スカイラインの維持費が高いと思った時の対処法 スカイラインの維持費が高いと感じたときは、スカイラインを売却して新しい車に乗り換えるとよいでしょう。 日本を代表するスポーツセダンのスカイラインの買取額は、世代やグレードによって異なります。スカイラインの中でも人気が高いのは、ハコスカやケンメリなどの旧車、スポーツモデルのGT-Rです。これらのスカイラインは、購入したときの金額以上の査定額になる可能性もあります。そのため、スカイラインを専門としている業者に売却することで、より高値で売却できるでしょう。 まとめ 日本を代表するスポーツセダンのスカイラインは、長い歴史があるだけでなく、レースでの実績や映画で使われるなど、世界的に知られているモデルです。 ただし、スカイラインを維持するためには、さまざまな面でお金がかかるため、保有し続けるのが大変だと感じる方も多いでしょう。維持費が大変だと思ったときは、スカイラインを売却して新しい車に乗り換えるのも検討してみてください。 スカイラインは、世代やグレードにより異なりますが、高値で売却できる可能性が高いモデルです。旧車を専門としている買取店なら高価買取が期待できるため、スカイラインを売却するときは旧車王にご相談ください。

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