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クルマのバッテリー交換は車検や法定点検のときに業者に任せているという人は多いかもしれません。クルマのバッテリーの品質が向上している影響で突然バッテリー上がりのトラブルに見舞われるケースが増加しています。 この記事では、クルマのタイプ別の使用年数の目安やバッテリーの寿命を延ばす方法などについて解説します。クルマのバッテリートラブルが不安な人は参考にしてください。 クルマのバッテリーの交換タイミングとは クルマのバッテリーの寿命は、使用環境によって大きく異なるものの、平均2~3年程度といわれています。 しかし、最近のバッテリーは前兆が把握しにくい傾向にあります。エンジンがかかりにくい、ヘッドライトが暗い、もしくはパワーウィンドウの開閉が遅いなどが、バッテリーの寿命のサインだといわれていますが、実はそのときは時すでに遅しです。 突然のバッテリー上がりや立ち往生などといった不要なトラブルに陥らないためにも、バッテリーの定期的な交換が必要です。 クルマ【タイプ別】の使用年数の目安 「一般的なガソリン車」「アイドリングストップ車」「ハイブリッド車」の3つにわけて、バッテリーの寿命について解説します。 それぞれのタイプの仕組みや特徴を把握することで、バッテリー上がりなどのトラブルを防げるでしょう。 一般的なガソリン車 一般的なガソリン車のバッテリーの寿命は4〜5年、使用状況によっては2〜3年といわれています。 エンジンがかかっている状態ではオルタネーターが作り出した電力が直接電装品に供給され、余った電力がバッテリーに充電されるため、バッテリーの電力が消費されるのはエンジンの始動時くらいです。バッテリーの劣化に大きな影響を与える程ではありませんが、年に2万km以上走行したり、逆に極端に使用頻度が低かったりする場合は、2年程度で交換が必要です。クルマの平均的な走行距離は1,000km/月、もしくは1万km/年といわれているため、あまり走行距離が延びると劣化が早まります。一方で、クルマのバッテリーは長時間放電状態のままでいると劣化が進むという特性があるため、走行距離が少な過ぎる場合でもバッテリーの寿命は短くなります。 アイドリングストップ車 アイドリングストップ車のバッテリーの寿命は2〜3年です。 アイドリングストップ車は、バッテリーに最も負荷のかかるエンジンの始動を走行中に何度も繰り返すため、寿命が短くなります。さらに、アイドリングストップ時の電装品への電力供給も行わなければならないため、より寿命が縮まりやすいです。 アイドリングストップはバッテリーに寿命が迫ると作動しないため、急にバッテリーが上がるというトラブルは起こりませんが、他のタイプより寿命が短い点については注意が必要です。 ハイブリッド車(補機バッテリー) ハイブリッド車のバッテリー(補機バッテリー)の寿命は4〜5年といわれています。 ハイブリッド車は、バッテリーに最も負荷がかかるエンジンの始動に、駆動用のモーターを使用します。そのため、他のタイプよりは比較的寿命が長い傾向にあります。ただし、エンジンが停止している間のコンピューター(ECU)、カーナビゲーションシステム、ETC、ドライブレコーダーなどへの電力供給は補機バッテリーが行うため、全くバッテリーに負荷がかからないわけではない点について覚えておきましょう。 また、走行距離や使用頻度が寿命に関係することについては一般的なガソリン車と同様です。 クルマのバッテリーの寿命を判断するポイント クルマのバッテリーは、日常的に点検したり状態をチェックしたりすることによって、寿命が近いかどうかを判断できます。 ここでは、クルマのバッテリーの寿命が尽きそうなときのサインについて解説します。 バッテリーの電圧が低くなっている 一般的なクルマに搭載されているバッテリーの正常な電圧は「12.5V〜14V」です。走行中はオルタネーターが作動しているため14Vまで上昇しますが、エンジンが停止しているときの電圧は12.5V〜13Vです。 「バッテリーの電圧は12Vが正常値」といわれることもありますが、実質12Vはほぼ下限値といってよいため、この数値を下回っている場合は、寿命に近づいている可能性があります。 バッテリーの電圧を測る方法はいくつかありますが、バッテリーに電圧計を直接つないで測る方法が最も簡単で確実です。 バッテリーの端子に白い粉が付着している 端子が白い粉を吹いている状態は「サルフェーション」と呼ばれ、バッテリーが寿命を迎えた際の症状の1つといわれています。 白い粉は、バッテリー液(希硫酸)の気化等により再結晶化した硫酸鉛です。端子に付着しているとバッテリー内部の電極板にも付着しており、サルフェーションは絶縁物質のため、電気の流れが悪くなります。 つまり、バッテリーの性能の低下を意味する現象であり、寿命が近いと認識してよいでしょう。 アイドリングストップの頻度が減る アイドリングストップ車のアイドリングストップの頻度は、バッテリーの寿命を知るうえでわかりやすい判断ポイントといえるでしょう。 アイドリングストップ車は、バッテリーの劣化が進むとアイドリングストップの頻度が極端に少なくなり、ほとんど作動しなくなる場合もあります。 コンピューター(ECU)の方でかなりのマージンを取っているため、アイドリングストップの頻度が減ってもそのまましばらくは乗ることができますが、前回のバッテリー交換から2年以上経過しているような場合は早めの点検や交換が必要です。 前回の交換時期から年数が経過している 前回の交換から年数が経過しているバッテリーは寿命が近くなってる可能性が高いといえるでしょう。 適切な時期にバッテリー交換を行うためには、マーカーペン(ホワイト)などで交換時期を記載しておくことが大切です。マーカーペン(ホワイト)などで交換時期を記載しておくと、バッテリー交換後の使用期間を正確に把握できます。 バッテリーのトラブルの多くは、交換時期を忘れてしまったり、使用期間自体がわからなかったりすることから発生します。年間の走行距離やクルマのタイプを考慮したうえで、バッテリーの交換時期を決めることも大切です。中古車で前回の交換時期がわからない場合は、なおさら早めの交換をおすすめします。 クルマのバッテリーを長持ちさせる方法 クルマのバッテリーは、乗り方などを工夫することで長持ちさせることができます。 ここでは、クルマのバッテリーを長持ちさせる方法を紹介します。 定期的に十分な距離を走行する クルマのバッテリーの寿命を延ばす方法は、定期的に十分な距離を走行することです。 クルマを運転しない間も、バッテリーはコンピューター(ECU)やセキュリティシステムなどに対して、常に電力供給を行っています。また、蓄えられた電力は時間の経過と共に減少していきます。バッテリーのサイズや電装品の数にもよりますが、3〜4週間程度でバッテリー上がりを起こしてしまう場合もあります。 そのため、最低でも週に一度はクルマを動かすとよいでしょう。距離としては10km以上、時間にすると30分程度の走行が1つの目安です。街中などの渋滞やストップアンドゴーが多い道では充電が不十分になる可能性があるため、ドライブコースを工夫することをおすすめします。 エンジン停止状態での長時間の電装品の使用は避ける エンジンを停止した状態で電装品を長時間使うことは避けたほうがよいです。 エンジン停止状態で、何度も電装品を長時間使うと、バッテリーに大きな負荷がかかります。どうしても電装品の長時間の使用が必要な場合は、アイドリングが可能な場所を探しましょう。 長期間乗らない時はバッテリーを充電する クルマに長期間乗らない場合は、バッテリー上がりのリスクが高まりますが、バッテリーチャージャーを使って充電をすることでベストなコンディションを維持できます。 バッテリーチャージャーは、バッテリーターミナルをつないだまま充電可能なため、安全で手間がかかりません。基本的にバッテリーにつなぎ電源をコンセントに挿すだけで充電ができます。 ただし、家庭用の100V電源の確保が必要なため、マンションや月極駐車場の場合は難しいかもしれません。電源の確保が難しい場合は、バッテリーを外して充電しましょう。 バッテリー交換はどこに依頼すればいい? バッテリーの交換は、ディーラーや整備工場、カー用品店やガソリンスタンドなど、基本的にどこでも依頼できます。 バッテリー代に加えて作業工賃と廃棄費用がかかりますが、1万5,000円〜6万円程度で交換できます。高価格帯のバッテリーが必ずしも高性能であるとは限らないため、なるべく費用を抑えたいというユーザーはバッテリーに詳しい整備士やスタッフに質問や相談をしてみるとよいでしょう。 バッテリー交換は自分でできる? 車種にもよりますが、バッテリー交換は自分でもできます。バッテリー交換は比較的簡単な作業のため、必要な工具と正しい手順の知識さえあれば誰でもできます。ただし、端子の接触によるショートやバッテリーの横倒しなどによるバッテリー液(希硫酸)漏れなどがあるため、自信がない人は整備工場やディーラーに依頼するようにしましょう。 まとめ バッテリーの寿命ついて解説してきました。最も大切なのは、バッテリー上がりを起こさないことです。一度バッテリー上がりを起こすと元には戻らないうえに、部品自体の交換が必要になります。バッテリーの交換には、高額な費用がかかるため、適切に寿命を把握してバッテリー上がりを防ぎましょう。 クルマに使用されているいわゆる鉛バッテリーは、スマートフォンなどに使用されているリチウムイオンバッテリーとは特性が異なり、放電を繰り返し行ったり、長時間放電したりすると寿命が縮まってしまいます。 定期的な長距離運転を心がけたり、余裕を持ったバッテリー交換を行ったりして、トラブルを未然に防ぎましょう。
車のガラスが割れたりキズが入った場合、どうすればよいか悩む人も多いでしょう。ガラス傷は放置しておくと広がることもあり、状態によっては車検に通らなくなります。今回は、車のガラスが割れる・傷つく原因や、車のガラスが破損したときの対応方法などについて解説します。車のガラス修理を検討中の人は参考にしてください。 車のガラスが割れる・傷つく原因 車のガラスが割れる・傷つく原因は、そのほとんどが走行中の飛び石が原因です。車のガラスは衝撃に強いため、飛び石で大きな破損におよぶことはほとんどありません。しかし、時間経過とともにキズが広がり、状態によっては車検に通らなくなる可能性があるため注意が必要です。 車のガラスが破損したときの対応方法 車のガラスが破損したときの対応方法について詳しく解説します。 破損状況を確認する まずは破損状況を確認しましょう。安全な場所に車を駐車してからキズの大きさや深さをチェックし、走行に支障が出ると判断したときはJAFや加入している保険会社のレッカーサービスに連絡することをおすすめします。フロントガラスが大きく破損した状態での走行は道路交通法違反となるため注意が必要です。 必要に応じて応急処置をする すぐに修理や点検に出せない場合は、必要に応じて応急処置をしておきましょう。ガラスのキズは放置しておくと広がる可能性があるため、カー用品店で販売されているリペアキットや保護シールを利用した応急処置がおすすめです。 専門店でガラスを修理・交換する 車のガラス傷は小さいからと放置しておくと、振動や風圧で広がって走行中に視界を妨げる大きさになる可能性があります。早期に修理しておくことで走行時の安全確保や修理費用を抑える効果もあるため、早めに専門店に修理や交換を依頼しましょう。 車のガラスの部分的な修理はできる? 車のガラスの部分的な修理は状態によって可否が決まります。 修理できるケース ガラス傷のサイズが500円玉硬貨よりも小さく、フロントガラス枠から5cm以上、下端部から20cm以上離れていれば(車種によってフロントガラスの傾斜角の影響などで前後します)修理できる可能性が高いです。 交換になるケース ガラス傷のサイズが500円玉硬貨よりも大きい場合や、ガラスの表面がえぐれているキズは交換が必要です。また、運転席からの視界を遮る場所にあるキズは、修理しても歪みや再発する可能性があるため交換を勧められる可能性があります。 車のガラスの修理・交換費用 車のガラスの修理・交換費用は、依頼先や修理内容などで大きく異なります。 自分で補修・修理する キズの状態によっては自分で修理できる場合があります。DIYによる補修・修理は市販されているガラス傷用リペアキットで行うことができるため、費用は数千円もあれば可能でしょう。また、車を修理工場に入庫しなくてもよいため、時間や休日の予定を気にすることもありません。ただし、修理・補修が不十分となるリスクがあるため、自己責任で行ってください。 ディーラーで補修・修理する ディーラーに依頼する最大のメリットは、状況に応じたガラス傷の補修・修理を提案してくれることです。また、ガラス交換となったときは純正のガラス部品を使用するため、品質や保証については申し分ないといえるでしょう。ただし、修理費用は他の業者と比べると割高なため、専門業者と相見積もりをとって比較検討することをおすすめします。 修理は2万円〜、交換が必要な場合は10万円〜が費用の目安となり、いずれの場合も最低1〜2日間は車を預ける必要があります。 自動車ガラス修理工場 自動車ガラス修理工場に依頼する最大のメリットは修理費用の安さです。交換が必要な場合でも中古品や社外品のガラスを提案してくれることもあるため、ディーラーよりもコストを抑えることができます。 また、修理なら30分〜1時間程度、交換なら半日程度で完了させる業者もあるため、毎日車を使う人にとっては時間の融通がききやすいといえるでしょう。修理は8千円〜、交換が必要な場合は7万円〜が費用の目安です。 車のガラスの修理・交換には車両保険を利用できる 車のガラスの修理・交換には車両保険を利用できます。ただし、加入している保険内容によっては全額自己負担となる可能性もあるため、事前に保険会社に確認しましょう。また、車両保険を利用することで次年度の保険等級や事故有係数が変化するため、将来的な保険料の割増を見据えると利用しない方がよいケースもあります。 車のガラスは自分で修理できる? 車のガラスは自分で修理できます。DIYでのガラス修理に使えるガラスリペアキットやリキッドコンパウンドはカー用品店などで販売されており、補修作業の手順も動画を参考にすることが可能です。ただし、補修できないガラス傷もあるため、事前に確認した上で必要に応じて専門業者に補修や交換を依頼しましょう。
車を快適に使うためにはエンジンオイルの交換が欠かせません。また交換したエンジンオイルは正しい方法で廃棄する必要があります。エンジンオイルの正しい廃棄方法は地域によって異なることから、本記事ではエンジンオイルの正しい捨て方について解説します。 エンジンオイルは捨て方を確認してから廃棄する エンジンオイルの捨て方は、住んでいる自治体によって異なります。またエンジンオイルの収集をしていない自治体も多くあります。自分でエンジンオイル交換をする際には事前に住んでいる地域のエンジンオイルの捨て方を確認しましょう。 ここからは、エンジンオイルの捨て方を紹介します。 自治体に回収してもらう エンジンオイルを回収している自治体でも、捨て方が指定されていることがほとんどです。布や紙にしみ込ませる方法や、市販の凝固剤で個体化するよう求められている場合もあります。エンジンオイルを凝固剤で固める際には食用油用の凝固剤ではなく、エンジンオイル用の凝固剤を使いましょう。 オイルを固める際は捨てやすいオイル処理ボックスがおすすめです。オイル処理ボックスはダンボール製で捨てやすく、オイルを固めた後に封をするための結束バンドや作業時に使えるニトリル製の手袋がセットの製品もあります。 なおエンジンオイルを回収している自治体であっても、有料になる場合があります。必ず自治体の公式情報を確認してから捨てましょう。 エンジンオイルを購入した店舗で引き取ってもらう お住まいの自治体でエンジンオイルの回収をしていなければ、エンジンオイルを購入した店舗で引き取ってもらえるか確認するとよいでしょう。 カー用品店ではエンジンオイルの交換をしていることが多く、エンジンオイル購入者へのサービスとして、お客さんが交換した古いオイルを回収・処理してくれるお店もあります。 ガソリンスタンドに引き取ってもらう もしエンジンオイルを通信販売などで購入し、回収してくれる店舗がなければガソリンスタンドに相談してみてください。引き取りが有料のケースが多いため、お店に直接料金を問い合わせましょう。またガソリンスタンドによっては、回収できない店舗もあるため注意してください。 廃油回収業者に依頼する 近くに回収できるガソリンスタンドがなければ、廃油回収業者を探して廃棄を依頼するとよいでしょう。産業廃棄物の回収・処理を行っている専門業者であれば、適切な方法で処理してくれます。 エンジンオイルの捨て方として不適切なこと エンジンオイルには、動作部分の潤滑、発熱した部分の冷却、燃料の燃焼によって膨張する気体の密封、燃焼カスの洗浄、金属部品の防錆といった役割があり、基油と呼ばれるオイルに、さまざまな添加物が加えられていることがほとんどです。そのため、適切な方法で処理しなければなりません。 ここからは、エンジンオイルの捨て方として不適切なことを紹介します。 自然環境を汚さない もしエンジンオイルを河川に流してしまったり、土壌にしみ込ませてしまったりすると自然環境破壊となってしまいます。エンジンオイルが自然環境に混ざってしまうと、河川や土壌に住む動植物に大きな影響を与えるため、自然環境を汚さない方法で処理しましょう。 不法投棄もダメ エンジンオイルに限らずゴミを適切に処理しない行為は、不法投棄という犯罪行為に該当します。不法投棄した人物には懲役や罰金を科せられます。加えて、汚してしまった自然環境を元に戻すために莫大な費用と労力がかかるため、適切な方法で処理しましょう。 オイル缶の捨て方 エンジンオイルを自分で交換した場合、古くなったオイルだけでなくオイル缶の捨て方にも注意が必要です。エンジンオイルと同様に、オイル缶の捨て方についても、まずはお住まいの自治体での回収可否や回収方法を確認しましょう。 オイル缶の中身を拭き取ってから捨てる オイル缶を捨てる際には、必ず中のオイルをしっかりと拭き取りましょう。中身をそのままに処分すると環境汚染の原因となります。オイル缶を捨てるときは、新聞紙など吸収性の高い紙類を使って綺麗にしてから処分しましょう。 中身を拭き取れないときは自治体の捨て方に従う どうしても中身を拭き取れない場合には自治体に相談しましょう。オイル缶は資源ゴミや燃えるゴミとして回収されることが多いですが、中身がそのままだと分類が変わる可能性があります。自治体に問い合わせて指示に従って処分してください。
チェイサーといえば、1977年から2001年まで生産されたトヨタを代表するミドルクラス高級セダンです。なかでも最終型のJZX100はモータースポーツにも参戦し、2023年現在もスポーツカー好きから高い支持を得ています。購入を検討している方も多いかもしれません。しかし「20年以上前の旧車は維持費が大変そう……」と心配になりますよね。そこで本記事ではチェイサー(JZX100)にかかる維持費について解説します。 チェイサー(JZX100)の特徴 チェイサー(JZX100)は6代目で最終型のチェイサーです。マークⅡ・クレスタ・チェイサーはマークⅡ3兄弟と呼ばれています。3兄弟の中でスポーティな位置づけがチェイサーです。そのためスポーツグレードの「ツアラーV」が最も売れました。また、ツアラーVのうち約3割は5速マニュアルだったようです。280馬力エンジン・FR・マニュアルの組み合わせは高級セダンというよりスポーツカーといってよいでしょう。 チェイサー(JZX100)維持費の内訳 1JZ-GTE型 2.5L 直6エンジンを搭載したチェイサー(JZX100)の維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 チェイサー(JZX100)の実燃費は7〜8km/L程度。ガソリンはハイオク限定です。 ここからは金額をシミュレーションします。 通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約133リットル使用(*1) し、燃料代は23,360円(*2) です。この条件で1年間走行した場合、280,320円(*2) かかります。 *1 燃費は7.5km/Lで算出*2 2023年5月30日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格175.2円で算出 自動車税 チェイサー(JZX100)ツアラーVの排気量は2,491ccです。自動車税は45,000円ですが、チェイサー(JZX100)は車齢が13年以上経過しているため重課税され、51,700円かかります。(2019年9月30日以前に新車登録した場合) 任意保険 チェイサー(JZX100)の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし車両保険(保険金額):25万円免責金額(1回目-2回目以降):5万円~10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額は約92,000円/年でした。車両保険の保険金額は25万円だけです。チェイサー(JZX100)ツアラーVは新車価格以上で取り引きされることが多いクルマです。しかし一般的な保険会社ではプレミア価格を考慮した保険料の算出ができません。そのため、保険金額が少なくなってしまいます。 車検 チェイサー(JZX100)の車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:17,650円(24か月)自動車重量税:37,800円(24か月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:2,300円車検料:50,000円合計:107,750円 ※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 注目すべきポイントは自動車税の重課税です。1トン超~1.5トン以下の重量税は24,600円ですが、初年度登録から18年以上経過した車両は二段階重課税され、37,800円かかります。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。チェイサー(JZX100)のメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって50,000円ほどを見込んでおけば良いでしょう。チェイサー(JZX100)のタイヤ交換が発生する場合は数万円追加でかかるケースもあります。 チェイサー(JZX100)年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、チェイサー(JZX100)の場合、合計でいくらぐらいかかるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <チェイサー(JZX100)年間維持費>ガソリン代:280,320円自動車税:51,700円任意保険:92,000円車検:53,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:527,895円 月額では44,000円ほどかかる計算です。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げられます。 ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代が毎月かかります。 チェイサー(JZX100)の維持費が高いと思った時の対処法 チェイサー(JZX100)のような古いクルマは自動車税、重量税が重課税され維持費が高額になります。また、こまめにメンテナンスする必要がありお金がかかります。 チェイサー(JZX100)の維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。売却するなら、古いクルマを専門に扱う買取業者がおすすめです。発売から20年近く経過したクルマは取り扱いが難しく、その価値を正しく見極められる業者は多くありません。古いクルマ、“旧車”に特化した業者への売却をぜひ検討しましょう。 ※2023年5月31日時点のデータです
ビートといえばホンダが製造・販売していた軽自動車規格のオープンスポーツカーです。1991年にデビューし1996年まで生産は続きました。軽自動車でありながら軽量かつコンパクトな本格的オープンスポーツということで現在も中古市場で人気があります。しかし「30年以上前にデビューした古い車は維持費がいくらになるんだろう……」と心配の方も多いですよね。そこでこの記事ではホンダ ビートにかかる維持費について解説いたします。 ホンダ ビートの特徴 ホンダ ビートは、軽自動車ながら量産車として世界初のミッドシップでフルオープンモノコックボディを採用したクルマです。全高は1,175mmと低く着座位置も低いため体感速度が速く感じられました。レッドゾーンは8,500rpmと高回転に設定されています。トランスミッションはMTのみで運転する楽しさを存分に味わえました。 ホンダ ビート維持費の内訳 ホンダ ビートの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 ホンダ ビートは直3 SOHC 656ccのエンジンを搭載しています。10.15モードのカタログ燃費は17.2km/L。実燃費は14km/Lほどで、ガソリンはレギュラー仕様です。 ここからは金額をシミュレーションします。 ホンダ ビートで月間1,000km走行した場合、ガソリンは約71リットル使用(*1)し燃料代は11,416円(*2)ほどかかります。この条件で1年間走行した場合の総額は、約137,000円(*2)です。 *1 燃費は14km/リットルで算出 ※実燃費で算出*2 2023年5月30日のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均価格160.8円で算出 自動車税 2023年5月現在、軽自動車の自動車税は10,800円/年です。ホンダ ビートは車齢が13年を超えるために重課税され、12,900円かかります。 任意保険ホンダ ビートの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約54,600円/年でした。車両保険は古いクルマのためつけられません。中古市場で高値で取り引きされていても一般的な保険会社ではプレミア価格を考慮してくれないため、事故には十分注意しましょう。 車検 ホンダ ビートの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:17,540円(24か月)自動車重量税:8,800円(24か月)※初年度登録から18年経過で算出印紙代:2,200円車検料:50,000円合計:78,540円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します ホンダ ビートは、重量税が軽自動車に区分されます。初年度登録から18年以上経過した個体の税額は8,800円です。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。ホンダ ビートのメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって30,000円ほどを見込んでおけばいいでしょう。ホンダ ビートのタイヤ交換が発生する場合は数万円以上かかるケースもあります。 ホンダ ビート年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、ホンダ ビートの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のホンダ ビート年間維持費>燃料代:137,000円自動車税:12,900円任意保険:54,600円車検:39,270円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:30,000円合計:273,770円 月額では22,800円程度です。通勤で使用しない場合は燃料代と任意保険料を下げられるでしょう。また、ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代がかかります。 ホンダ ビートは維持費が安いスポーツカーで大人気 軽自動車は車齢18年超えで重量税になっても、大幅に負担は増えません。そのため、中古市場で大人気のクルマです。しかし、ビートの売却を検討されている方のなかには「昔のクルマに値段がつくのだろうか」と不安に感じている方もいるでしょう。ビートを売るなら、古いクルマを専門に扱う買取業者がおすすめです。発売から20年近く経過したクルマは取り扱いが難しく、その価値を正しく見極められる業者は多くありません。古いクルマ、“旧車”に特化した業者への売却をぜひ検討しましょう。 ※2023年5月30日時点のデータ
シビックタイプRといえば、ホンダを代表するホットハッチです。1997年にデビューし、現在は6代目が販売されています。中でも初代のEK9は非常に人気が高いモデルです。しかし購入しようと思っても「20年以上前の旧車は維持費が大変そう……」と心配の方も多いですよね。この記事ではシビックタイプR(EK9)にかかる維持費について解説いたします。 シビックタイプR(EK9)の特徴 EK9は初代シビックタイプRです。185PS/8,200rpmを発揮するB16B型エンジンを搭載しています。発売当時は1.6Lエンジンでは世界最高レベルのスペックを誇っていました。また、タイプR専用のレカロシート、エアロパーツ、シフトノブ、ステアリングが施されたことも大きな特徴です。 現行型の6代目の新車価格は500万円ほどですが、EK9は200万円ほどで購入できました。スペックを考慮すると今では信じられないほどのバーゲンプライスです。 シビックタイプR(EK9)維持費の内訳 シビックタイプR(EK9)の維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 シビックタイプR(EK9)には1.6LのNAエンジンを搭載しています。10.15モードのカタログ燃費は13.6km/Lで、実燃費は10km/Lほどです。 ここからは金額をシミュレーションします。 シビックタイプR(EK9)を通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ハイオクガソリンを約100L使用(*1)し燃料代は17,480円(*2) かかります。この条件で1年間走行した場合は、209,760円(*2)です。 *1 燃費は10km/Lで算出*2 2023年5月26日のハイオクガソリン1L当たりの平均価格174.8円で算出 自動車税 2023年5月現在、1.5L超~2.0L以下(自家用)の自動車税は39,500円/年です。シビックタイプR(EK9)は車齢が13年超えのため重課税され45,400円/年かかります。 任意保険 シビックタイプR(EK9)の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):20万円車両保険免責金額(1回目-2回目以降):5〜10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額は約91,000円/年でした。車両保険は20万円まで補償されます。 車検 シビックタイプR(EK9)の車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:17,650円(24か月)自動車重量税:37,800円(24か月)※初年度登録から18年経過で算出印紙代:2,300円車検料:60,000円合計:117,750円 ※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 車重は1.0トン超〜1.5トン以下の区分で、車齢は18年超えのため二段階重課税されます。また、古いクルマになるため整備箇所が多い場合は車検代が跳ね上がるかもしれません。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。シビックタイプR(EK9)のメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。50,000円ほどを見込んでおけば良いでしょう。シビックタイプR(EK9)のタイヤ交換が発生する場合はスポーツタイヤになるので+10万以上かかるケースもあります。 シビックタイプR(EK9)年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、合計でいくらかかるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のシビックタイプR(EK9)年間維持費>ガソリン代:209,760円自動車税:45,400円任意保険:91,000円車検:58,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:455,035円 月額では37,900円ほどかかります。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げられるでしょう。ローンで購入した場合はさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。 シビックタイプR(EK9)の維持費が高いと思った時の対処法 旧車の維持にはお金がかかるものです。もし、シビックタイプR(EK9)の維持費が高いと思ったら手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。売却するなら、古いクルマを専門に扱う買取業者がおすすめです。発売から20年近く経過したクルマは取り扱いが難しく、その価値を正しく見極められる業者は多くありません。古いクルマ、“旧車”に特化した業者への売却をぜひ検討しましょう。 ※2023年5月26日時点のデータ
RX-7といえばマツダが世界に誇るスポーツカーです。最も有名なFD3S型は1991年から2003年にかけて販売されていました。中古市場でも人気が高く新車価格を上回る個体も多いです。 しかし、購入を検討していても「古いスポーツカーは維持費やメンテナンスの負担が大きいのでは?」と心配の方も多いでしょう。そこでこの記事ではRX-7にかかる維持費やメンテナンスについて解説いたします。 RX-7の特徴 RX-7は「サバンナRX-7」の名称で1978年に登場し2003年まで製造・販売されたスポーツカーです。最も有名なモデルは3代目のFD3S型で、曲線を多用した流線型のラインが美しく、現在でも絶大な人気を誇ります。世界でも希少なロータリーエンジンを搭載しており、デビュー当初の最高出力は255psでしたが、1996年のマイナーチェンジで265ps、1999年のマイナーチェンジでは当時の国内メーカー自主規制値の280psまでアップしました。 RX-7はレース活動でも多くの功績を残し、FD3S型では全日本GT選手権で5勝をあげています。その乗り味に憧れるファンは後を絶たず、現在もなおサーキットで目にする機会が多いモデルです。 ▼RX-7 FD3S型の魅力はこちらで詳しく解説しています。マツダ FD3S型RX-7が個性的なスタイリングを手に入れた理由とは? 1型~6型の違いも解説 RX-7の維持費の内訳 FD3S型のRX-7の維持費について、燃料代、自動車税(種別割)、任意保険料、車検代、メンテナンス費用の5項目に分けて解説します。古いスポーツカーのためメンテナンスや修理にかかる負担が大きいため、メンテナンス費用については特に重点的に解説します。 燃料代 280psを捻出する、FD3S型最終モデルを例に燃料代を算出します。 1,308ccのロータリーエンジンの燃費は、10.15モードのカタログ燃費で7.2km〜8.1km/Lです。実燃費は4〜6km/Lほどだといわれています。「燃料計が動いているのがわかる」と揶揄されるほどの大食いです。 ここからは金額をシミュレーションします。 RX-7で月間1,000km走行した場合、ガソリンを約200L使用(*1)するため、燃料代は3万6,000円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合の総額は43万2,000円(*2)です。 *1 燃費は5km/Lで算出(実燃費)*2 ハイオクガソリン1L当たり180円として算出 自動車税(種別割) ロータリーエンジンが搭載されている車種の場合、排気量を1.5倍に計算したうえで自動車税(種別割)の区分と税額が決まります。 RX-7の排気量は1,308ccで、1.5倍の1,962ccとみなされるため、1.5L超~2.0L以下の区分に該当します。同区分の2024年10月現在の自動車税(種別割)は3万9,500円/年ですが、RX-7の最終モデルは2002年に発売されており、車齢が13年を超えるため、重課税されて4万5,400円かかります。 任意保険料 FD3S型のRX-7の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:24歳等級:6B使用目的:日常・レジャー運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):30万円車両保険免責金額(1回目-2回目以降):5万-10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額は約10万円/年でした。 中古市場ではプレミア価格で取引されるRX-7ですが、車両保険は30万円しかつかないようです。事故には十分注意しましょう。 車検代 RX-7の車検代についてみていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)※2024年10月時点自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年経過で算出印紙代:1,800円 ※指定工場の場合車検基本料:6万円 ※内容、整備工場などにより増減合計:11万7,250円 FD3S型のRX-7は、重量税が1t超〜1.5t以下の区分に該当します。同区分の現行モデルの重量税は2万4,600円ですが、初年度登録から18年以上経過しているクルマは、2段階の重課税により3万7,800円かかります。また、古いクルマは故障が多く交換部品や整備が必要なことが予想されるため高額になる可能性があります。 メンテナンス費用 RX-7のメンテナンスには、おおよそ6万円/年かかります。ロータリーエンジンを搭載している車種特有のトラブルが発生しやすいため、購入前にメンテナンス項目をあらかじめ知っておくと安心です。RX-7の主なメンテナンス項目とその費用について、1つ1つ詳しく確認しておきましょう。 エンジンオイル交換 RX-7のエンジンオイルは、3,000〜5,000kmごとに交換するのがよいとされており、1回あたり8,000〜1万円程度かかります。年間1万km程度走行する場合、1年で2回交換するとして費用の合計は2万円程度です。 ロータリーエンジンには、通常のエンジンよりもオイルが劣化しやすいという特徴があります。オイルの劣化により発生するのがカーボンデポジットという燃料の燃えカスです。カーボンデポジットエンジン内部に蓄積すると故障につながりやすいため、適切なタイミングでのオイル交換が推奨されています。 オイルエレメント交換 オイルエレメントとは、エンジンオイルをろ過するフィルターです。基本的にオイル交換2回につき1回交換します。交換費用は2,000円程度です。年間で1万km走行して2回エンジンオイルを交換するのであれば、実施するのは1年に一度でよいでしょう。 スパークプラグ交換 スパークプラグとは、エンジンのシリンダー内に発生した混合気に火をつける装置です。6,000〜8,000kmで交換するとよいとされており、費用は1万円程度かかります。 スパークプラグが故障すると火花を飛ばすことができなくなります。ロータリーエンジンのスパークプラグにトラブルが起こると燃費悪化やパワーダウンにつながり、症状がさらに悪化するとエンジンそのものが壊れてしまいます。エンジンを丸ごと載せ替える場合には100万円近くもの費用がかかるため、適切なタイミングでスパークプラグを交換しておきましょう。 その他パーツ交換費用 ここまでで紹介した項目以外にも、消耗品に該当するパーツは都度交換する必要があります。たとえば、ワイパーゴムやエアコンフィルター、ブレーキパッドなどです。クルマの状態によって交換箇所は異なりますが、費用としては3万円/年程度見積もっておくとよいでしょう。 【知っておきたい】購入後一度はメンテナンスする箇所 ここまで、1年間にかかるメンテナンス費用について解説しました。この他にも、RX-7を購入するにあたって最初にメンテナンスが必要な箇所、長いスパンで交換が必要な箇所がいくつかあります。数年単位での対応になりますが、購入前に確認しておきましょう。主な項目は下記のとおりです。 ・エンジンオーバーホールオーバーホールとは、エンジン本来の性能を取り戻すためにパーツを分解と洗浄、パーツ交換をして再度組み立てる作業です。10万km以上走っているRX-7だとエンジンにダメージが蓄積しているケースが多く、その走行性能を十分に発揮させたいのであれば、購入後に一度はオーバーホールする必要があるでしょう。 個体によって費用は異なりますが、安くても30万円程度、細かなパーツの研磨や交換が必要な場合は100万円以上かかることもあります。 ・ブレーキオーバーホールエンジンオーバーホールと同様に、ブレーキの分解と洗浄、パーツの交換を実施して再度組み立てる作業です。RX-7は最終モデルの発売からすでに20年以上が経過している古いクルマのため、こちらも購入後一度は実施する必要があるでしょう。実施頻度の目安は、走行距離10万km、もしくは4〜5年に1回といわれています。費用は1回あたり2万円程度です。 ・クラッチ交換クラッチとは、エンジンとトランスミッション(変速機)の間にある動力伝達装置です。故障してしまうと、クラッチが滑ったり重くなったりして走行に支障をきたします。交換費用は社外品を使った場合で5万〜10万円程度です。交換目安は5万〜10万km、もしくは7〜8年に一度といわれているため、RX-7をはじめとする旧車の場合は購入後に1回は交換する必要があるでしょう。 ・デフマウントブッシュ交換デフマウントブッシュとは、デファレンシャルギア(動力伝動装置の1つ)を収納するデフケースをクルマに固定するためのゴム製のパーツです。一般的なクルマであればあまり劣化しませんが、RX-7のようにサーキット走行を繰り返すクルマの場合は激しく消耗します。 ブッシュが劣化すると走行中に乗り心地が悪くなるだけではなく、走行中にふらつくこともあるため放置すると危険です。交換時期の目安は走行距離10kmで、費用は1回あたり2万円程度かかります。 RX-7の年間維持費はいくら? ここまででRX-7の維持費の内訳について解説しました。年間でどの程度の費用がかかるのか、合計額をみていきましょう。 <RX-7の年間維持費>燃料代:43万2,000円自動車税(種別割):4万5,400円任意保険:10万円車検:5万8,625円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:6万円合計:69万6,025円 月額では5万8,000円程度かかります。東京都郊外のワンルームマンションの家賃相場とあまり変わらない金額です。また、ローンで購入するとさらに月々の返済が発生するほか、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代が毎月加算されます。 まとめ RX-7の年間維持費の内訳について解説しました。 毎月5万8,000円程度かかると考えると、維持できない旧車とは断言できないものの、気軽に所有できるスポーツカーともいえません。また、購入して間もなくエンジンやブレーキのオーバーホールを行うのであれば、かなり高額の初期費用がかかります。ランニングコストとだけではなく初期費用の工面についても検討したうえで購入するかどうか決めるとよいでしょう。
オイル交換のタイミングがよくわからないという人も多いでしょう。「車の取扱説明書では10,000kmと記載されているのにディーラーでは5,000kmを目安にと言われた」など、何を基準にすべきか迷うという声も聞きます。 今回は、オイル交換のタイミングやオイル交換をせずに放置するリスク、交換費用などについて解説します。エンジンオイルの交換時期について詳しく知りたい人は参考にしてください。 オイル交換のタイミング はじめに、オイル交換のタイミングについて詳しく解説します。 3,000~5,000km走行した オイル交換時期の基準として、走行距離3,000~5,000kmごとが1つの目安とされています。エンジンオイルは走行距離がかさむごとに劣化や減少するため、本来の効果が低下してしまうことが理由です。エンジンオイルには、「潤滑」「冷却」「気密」「清浄分散」「防錆防食」などの重要な役割があります。 エンジンの負担を減らし正常に稼働させるためのオイルが劣化すると、エンジンを傷めるなど大きなリスクが発生するため定期的な交換は非常に重要です。また、エンジンオイルの劣化具合はターボの有無や走行内容などによって個体差が生じます。 そのうえで走行距離で考えるならNAエンジンは5,000km、よりエンジンに負担がかかりやすいターボ車なら3,000kmを目安にするとよいでしょう。 ただし、サーキット走行はもちろんのこと、「短距離運転を繰り返す」「時速30km以下の低速走行しかしない」「アイドリング時間が非常に長い(1日2時間以上)」「悪路や急斜面での走行が多い」「高速道路を長時間に渡って走行する」などといった車はエンジンへの負担も大きいため、こまめにエンジンオイルの交換をすることをおすすめします。 メーカー推奨の交換時期を迎えた 「メーカー推奨の時期」とは、車の取扱説明書やメンテナンスノートなどに記載されているオイル交換時期の目安です。車輌が生産された時期やエンジンのタイプによって異なり、「10,000km、または1年」などの記載がされています。 メーカー推奨時期は一般的な使い方をした場合の目安であり、街乗り中心やアップダウンの激しい道ばかりを走行しているケースはオイルの劣化が早まる可能性があります。エンジンへの負担が大きいと車の寿命を縮める結果となるため、早めのオイル交換がおすすめです。 前回のオイル交換から3~6ヶ月経過している 走行距離を目安にオイル交換を行う人も多いでしょう。しかし、エンジンオイルは「頻繁に運転しない」「短い距離しか走行しない」場合の方が劣化しやすいといわれています。走行距離は短くても、エンジンのコンディションを保つためには3~6ヶ月ごとを目安にオイル交換することがおすすめです。 車にほとんど乗らなくてもオイル交換は必要? 車にほとんど乗らなくてもオイル交換は必要です。数ヶ月に渡って車を乗らずに放置しておくとバッテリー上がりのリスクもあるため、短距離でも走らせている方も多いでしょう。しかし、短い距離でも走行している場合はむしろオイルの劣化が早まるため、最低でもメーカー推奨時期ごとのオイル交換は行うべきです。 オイル交換の時期を早めるべきケース オイル交換の時期を早めるべきなのはシビアコンディションで車を運転するときです。シビアコンディションとはエンジンの負担が大きい過酷な状況のことで、走行距離の30%以上の内容が下記のいずれかに該当する場合はオイル交換の時期を早める必要があります。 シビアコンディションの例・悪路や雪道での走行が多い・年に20,000km以上走行する・山道や登降坂路での走行が多い・短距離の運転が多い・30km/h以下の速度での運転が多い・外気温が氷点下での走行が多い・アイドリング時間が長い・高速道路での走行が多い オイル交換をせずに放置するリスク 続いて、オイル交換をせずに放置するリスクについて詳しく解説します。 燃費が悪くなる オイル交換をせずに放置すると燃費が悪くなります。オイルが劣化すると本来の潤滑や冷却、密封効果が減少して燃料の燃焼効率が下がると考えましょう。同時にエンジンへの負担も増してしまうため、こまめなオイル交換がおすすめです。 異音や騒音が発生する オイル交換をせずに放置しておくと異音や騒音が発生します。オイルの劣化や減少で潤滑がうまくいかずに発生する異常音のため、放置しておくと大きな損壊につながる可能性もあります。エンジンをかけていつもと違う音がする場合は早めに点検を依頼しましょう。 エンジンが壊れる オイル交換をせずに放置すると、エンジンが壊れてしまう可能性があります。オイルの劣化や減少が進むと最悪の場合はエンジンが焼き付いて全壊となり、修理費用(エンジン乗せ換え)に数十万円単位の金額が必要となるケースも少なくはありません。特に日々の走行距離が長い人はこまめにオイル交換をするようにしましょう。 オイル交換にかかる費用 オイル交換にかかる費用は、作業工賃とエンジンオイル代です。エンジンオイルは品質と必要量で大きく変わります。一般的な国産車であれば2,000〜5,000円程度が目安といえるでしょう。 オイルフィルターも定期的に交換が必要 オイルフィルターも定期的に交換が必要です。オイルフィルターは、エンジンオイルの汚れを取り除く濾過の役割を果たしています。通常ではオイル交換2回に1度が目安となり、オイル交換時期を大幅に超えてしまっている場合は毎回交換するとよいでしょう。
旧車のバッテリー上がりを不安に思っている人も多いでしょう。走行中に突然エンジンが止まったり、キーを回してもエンジンがかからなかったりすると、焦って不安になります。今回は、旧車のバッテリーが上がる主な原因と、旧車のバッテリーが上がりにくくするための方法について詳しく解説します。旧車のバッテリー上がりに不安な人は参考にしてください。 旧車のバッテリーが上がる主な原因 まず始めに、旧車のバッテリーが上がる主な原因について詳しく解説します。 オルタネーターの発電量 旧車でオルタネーターの発電量不足によるバッテリー上がりは、よくあるトラブルといってよいでしょう。「経年劣化により交換したばかりのオルタネータでもなぜかバッテリーが上がってしまう」という症状は、アクセサリーや電装系の追加パーツの電力消費量が発電量を上回ることにより発生します。 これはカーナビゲーションやドライブレコーダーなど、近年主流となったカーアクセサリーが主な原因です。オルタネーターの交換はリビルト品や中古品を用いるのが一般的で、新車発売当時の標準的な発電量しかありません。対策として「過剰な電装パーツを取り付けない」こと以外に「外品で販売されている発電量の高いハイパワータイプのオルタネーターと交換する」ことで解消できます。ただし、車検対応の有無や対象車種については事前に調べておく必要があるでしょう。 バッテリーやハーネスの劣化 旧車のバッテリー上がりの原因として、オルタネーターの劣化と同様に多いのがバッテリーやハーネスの経年劣化です。バッテリーやハーネスも消耗品であるため、劣化具合によっては送電や充電ができなくなることがあります。 旧車の場合、ハーネスに関してはメーカー廃番となっているものも多く、新品への交換というのは容易ではありません。経年により配線が硬化して抵抗が高くなることで送電に支障が出てしまうため、定期的な点検と必要に応じた修理や在庫があれば交換が必要です。また、ヒューズも経年劣化により同様の症状が出るため定期的に交換しておきましょう。 バッテリーは古くなると液量が減少したり、極版の劣化で従来の性能を発揮できないことがあります。また、旧車にドライブレコーダーやセキュリティシステムを搭載していると、イグニッションスイッチがOFFでも暗電流によってバッテリーが上がりやすくなるため注意しましょう。 自然放電 バッテリーは長期間車に乗らないなどの理由によって自然放電します。バッテリーのサイズや外気温、車載の電装品などによって差はあれど、3〜4週間程度放置しておくとバッテリー上がりを起こすと考えましょう。 旧車のバッテリーが上がりにくくするための方法 続いて、旧車のバッテリーが上がりにくくするための方法について詳しく解説します。 消費電力をおさえる 旧車のバッテリーが上がりにくくするためには、消費電力をおさえることが重要です。エアコンの設定を弱めにしたり、停車したときにライトをオフにするなど、電力の消費をなるべく抑えることを常に心がけましょう。また、シガーソケットからのスマートフォンの充電や空気清浄機の使用などにも注意が必要です。 定期的な点検や整備を徹底する 旧車のバッテリーが上がりにくくするための方法として、定期的な点検や整備を徹底するのが効果的です。バッテリーの寿命やハーネスの経年劣化が見受けられるときは、早めに点検や交換をしましょう。また、ハーネスの部品確保には時間がかかることも多いため、計画的な整備を心がけることが重要です。 車を頻繁に動かして充電する バッテリーが自然放電しないよう車を頻繁に動かしましょう。最低でも週に一度は30〜60km/hの速度で、30〜60分程度走行することをおすすめします。チョイ乗りが多い場合や多忙で運転する時間があまりない人は、充電受入性能の高いバッテリーに交換することがおすすめです。
RVブームで一世を風靡したパジェロを購入したいけど故障のリスクが心配と考える人も多いでしょう。パジェロのようなクロスカントリーSUVにありがちな過走行や経年劣化による故障は修理費用が高いため、事前に詳しく知っておくと安心です。 この記事では、パジェロのよくある故障箇所や修理費用の目安などについて解説します。パジェロを所有している人や購入を検討中の人はぜひ参考にしてください。 パジェロのよくある故障箇所 クロスカントリーSUVとして十分な実績のあるパジェロですが、走行距離が10万kmを超えるような個体では、どうしても故障や不具合が多くなります。 ここでは、パジェロのよくある故障事例と修理費用の相場を紹介します。 エアコンの効きが悪い パジェロに限らず、エアコンは経年劣化や過走行により故障や不具合が発生します。エアコンの不具合は、コンプレッサーの焼き付きやコンデンサーからのガス漏れなどがよく知られています。 また、配管の連結部に目に見えないほどの小さな穴や亀裂が発生し、ガス漏れの原因になることもあります。そのような場合はエアコンガスの補充などを行ってもすぐにエアコンが効かなくなってしまいます。 修理費用は、コンプレッサーの交換で10万円程度、コンデンサーの交換で5万円程度です。しかし、それに加えて、インストルメントパネルの裏にあるエバポレーターやその周辺の配管からガス漏れがあった場合は、ハンドル周りの部品をほとんど外すことになるため、追加で10万円〜20万円程度の費用がかかります。 オルタネーターの発電不良 オルタネーターはクルマの発電機です。パジェロに限らず、経年劣化や多走行で故障や不具合が発生するため「ヘッドライトやメーターパネルが暗くなった」「バッテリー交換をしてもエンジンかかりにくい」などの症状が出た場合は早めに点検に出しましょう。 オルタネーターの不具合を放置すると、走行中にエンジンが止まる恐れがあるため、大事故にも繋がりかねません。少しでも異常を感じたら速やかにディーラーや整備工場に持ち込んで点検しましょう。 修理費用は、古い世代のパジェロで5万円程度、2006年に登場した最終モデルで10万円程度かかります。いずれもリビルド品を使用した場合の目安の価格です。 タイミングベルトの寿命 最近はタイミングチェーンを使用したクルマが多いですが、パジェロの最終モデルのガソリン車にはタイミングベルトが採用されています。タイミングベルトは、クルマにとって非常に重要な部品です。クランクシャフトとカムシャフトのタイミングを合わせる役割を担っており、万が一切れるとピストンとバルブが正常に作動しなくなり、状況によってはエンジンが致命的なダメージを負ってしまいます。 タイミングベルトは寿命を迎えても目立った症状が出ません。一般的に10万kmが目安といわれているため、中古で購入する際には走行距離を確認し、もし10万km近い個体なのであればタイミングベルトの状態を事前に確認しておきましょう。 なお、タイミングベルトを交換する際にはウォーターポンプの交換も推奨されます。ウォーターポンプはタイミングベルトの奥に設置されており、もしタイミングベルトを交換した後にウォーターポンプが故障してしまうと、再度タイミングベルトを外して作業をする必要があり、無駄な工賃が発生するためです。タイミングベルトとウォーターポンプの同時交換には、最終モデルのパジェロで20万円程度かかります。 DPFの目詰まり DPF(Diesel Particulate Filter)は、排気ガスに含まれるPM(Particulate Matter)を捕集し、自動的にPMを燃焼(DPF再生)処理する装置で、最終型のパジェロに搭載されています。 このDPFが目詰まりを起こすと警告灯が点灯し、最悪の場合は交換が必要になります。PM、いわゆる煤を自動処理(燃焼)する機能が備わっていますが、ストップアンドゴーや渋滞が多い短時間の走行や15万kmを超えるような過走行車で発生する可能性が多い不具合です。 交換費用は、部品代だけで26万2,900円(税込/純正品)、そこにガスケットやナットなどの小さなパーツ代や工賃が入るため、あわせて30万程度かかります。 また、最近ではDPF交換と同時にエンジンクリーニングを行うのが一般的です。理由は、スロットルボディ、EGRバルブ、インテークマニホールドなどのカーボンの堆積が原因で、DPFを交換してもすぐに目詰まりを起こす場合があるからです。ただし、1回のエンジンクリーニングで30万円程度の費用がかかるため、専用オイルを使用する、1日30分以上は走行する、走行距離をしっかり管理するなど、なるべくカーボンを堆積させないための工夫が必要です。 GDIエンジンの不具合 パジェロは、1997年5月のマイナーチェンジで世界初の直噴エンジン、いわゆるGDIエンジンが搭載され、2006年9月まで継続して採用されていました。このGDIエンジンは、4万〜6万km程度の走行で、エンジンストール、黒鉛、アイドリング不調などのトラブルが頻繁に発生します。 専門店にエンジンクリーニングを依頼すると、2万~5万5,000円程度の費用で対応してもらえます。しかし、GDIエンジンの不具合は三菱のリコールが出ているため、乗り換えを考えなければならないほどの深刻な事態への発展も想定しておく必要があります。 まとめ ここまでパジェロのよくある故障箇所と修理費用の目安について解説してきました。 パジェロは多くのモデルがリリースされているため、故障について一概にいえない部分があります。たとえば、最終モデルのV93W型はGDIエンジンも搭載していないシンプルなガソリンエンジンのため、トラブルは起きづらいといえるでしょう。逆に、同じく最終モデルのV98W型は、中身が一新されているクリーンディーゼルエンジンを搭載しているため、ある程度のトラブルは覚悟しなければなりません。 パジェロの中古車は、トラブルへの対応や自分のライフスタイルを考慮した上で、正しく選びましょう。