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セリカは、長い歴史を誇るトヨタのスポーツクーペです。実際に所有した場合に、どの程度の維持費がかかるのか気になっている方もいるのではないでしょうか。セリカはいわゆる旧車に該当し、年式が少し古いだけのクルマとは異なるポイントがあります。 今回は、セリカの維持費について項目別に分けて解説するとともに、維持費が高い場合の対処法も紹介します。 セリカの特徴 セリカは日本初のスペシャリティカーとして登場し、1970年から2006年までの長い期間にわたり製造・販売されました。 セリカの特徴のなかで特に注目されるのは、そのデザインです。初代から最終世代に至るまで、セリカは常に時代の最先端を行くスタイリッシュな外観をもち、若者を中心に幅広い層から支持されてきました。また、身軽さを活かしたスポーティーな走りも大きな魅力です。 軽量でバランスの取れたボディと、高性能なエンジンの組み合わせにより、優れた加速性能と安定したハンドリングを実現。特に後輪駆動(FR)のモデルは、ドライビングの楽しさを存分に味わえると評価されています。また、GT-FOUR(四輪駆動モデル)は、ラリーシーンでの活躍もあり、高い走破性とダイナミックな走りが特徴です。 長い歴史のなかで、多くの改良と進化を遂げたセリカは、スペシャリティカーとして、今もなお多くの人々に愛され続ける不朽の名車といえるでしょう。 セリカの維持費の内訳 セリカを所有した際にかかる維持費について、5項目に分けて解説します。なお、今回は「GT-FOUR(1989年式)型式:E-ST185」を例に挙げて試算します。 燃料代 1989年式のGT-FOURのカタログ燃費は、10・15モードで9.8km/L。実燃費だと7km/L程度といわれています。走りが楽しめるスペシャリティカーとしては、納得できる数字といえるのではないでしょうか。 燃料代のシミュレーション結果は以下のとおりです。 1ヶ月通勤で1,000キロ走行したと仮定した場合、消費するガソリンは142.8Lです。1989年式のGT-FOURの使用燃料はハイオクガソリンのため、燃料代は2万5,175円(*1)かかります。年間換算で30万2,100円(*2)ほどです。 *1 燃費は7km/Lで算出*2 2024年4月7日のハイオクガソリン176.3円/Lで算出 自動車税 1989年式のGT-FOURには、2.0Lのエンジンが搭載されています。自動車税における総排気量は1,500cc以上2,000cc以下に該当し、税額は3万9,500円/年です(2019年9月30日以前に登録されている場合)。さらに、1989年式のモデルの場合、初年度登録から13年以上経過している可能性が高いため、15%重課されて4万5,500円/年かかります。 ▼13年以上経過したクルマの自動車税が高くなる理由について、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。【旧車いじめ?】13年以上経過車の自動車税はいくらかかる? 任意保険 大手のネット型保険で1989年式のGT-FOURの保険料をシミュレーションしたところ、約4万6,000円/年でした。 条件と補償内容は以下のとおりです。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 30代のネット型保険の相場は約4万円〜6万円といわれているため、セリカで加入した場合も相場の範囲内です。 ただし、時価相当額で設定される「車両保険」は付帯できない可能性が高い点に注意が必要です。車両保険を付帯できるかどうかは保険会社によって異なるため、事前に問い合わせるとよいでしょう。 車検 セリカを自家用自動車で登録した場合の車検代は、10万7,750円です。詳細は以下のとおりです。 自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出自賠責保険料:1万7,650円(24ヶ月)印紙代:2,300円 車検料:5万円合計:10万7,750円 ※車検料は、内容や整備工場によって増減します セリカは、最終型(2006年式)でも18年を経過するため、自動車重量税が重課されます。そのほかの項目は最近のクルマと変わりません。2年ごとですが安い金額ではないため、計画的に準備しましょう。 メンテナンス費用 メンテナンス費用は約5万円/年です。基本的な項目は以下のとおりです。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・エンジンオイル交換代・エアフィルター交換代・ブレーキパッド交換代 ただし、車齢が高い、走行距離の長いなどの車輌は、予期せぬ故障が発生する可能性があります。特に、エンジンやトランスミッション、サスペンションなどの重要部品の修理・交換費用は高額です。また、製造が終わってしまったパーツの代替品探しは、金額と時間がかかります。 定期的なメンテナンスにかかる費用に加えて、年間数万円から十数万円程度を見込んでおくとよいでしょう。 セリカの年間維持費はいくら? セリカの年間維持費は以下のとおりです。 ガソリン代:30万2,100円自動車税:4万5,500円 任意保険:4万6,000円車検:5万3,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費用:5万円(パーツ交換費用の有無で変動)合計:49万7,475円 1ヶ月換算で約4万1,400円です。加えて、ローンで購入した場合、車輌本体の返済額と駐車場を借りる場合は駐車場代が上乗せされます。また、モデルによって燃料代や自動車税が変動するため、あくまで目安として覚えておきましょう。 セリカの維持費が高いと思った時の対処法 セリカはスペシャリティカーでありながら、軽量かつ排気量も2.0L以下のため、現実的な維持費用に収まることが判明しました。ただし、車齢の高いクルマは定期的なメンテナンスが必要なうえに、交換するパーツ選びにも手間がかかる可能性があります。 同じカテゴリーでも環境性能に優れたモデルは数多くあり、燃料代や税制上のメリットを受けることで維持費の削減が可能です。 セリカの維持にコストがかかり過ぎると感じた場合は、売却を考えてみるのもよいでしょう。かつては、購入から10年が経過し、走行距離が10万kmを超えたクルマは価値がないとされていました。しかし、旧車への興味関心は右肩上がりの状況で、市場からの需要があるため、高価で売却できる可能性があります。 まとめ セリカは、長い歴史をもっていながら、古さを感じないスタイリッシュなデザインが特徴のクルマです。 しかし、維持費は年間約50万円と、ある程度の予算が必要です。ガソリン代や洗車代に加えて、パーツの交換代や修理代などのメンテナンス費用がかかることも十分に考慮する必要があります。 維持費が高く所有が難しいと感じた場合には、売却も1つの方法です。スペシャリティカーとして支持されているモデルであり、特に今回見積もりで用いた「GT-FOUR」は、特別なモデルとして査定で評価される可能性があります。売却する際には、セリカの旧車としての価値を熟知している古いクルマ専門の買取業者に相談するとよいでしょう。
TJラングラーは、ジープらしさが表現されたフロントデザインが特徴のクルマです。実際に所有した場合の維持費が気になっている方もいるのではないでしょうか。どれだけ魅力的なクルマでも、経済的な負担を考慮しなければ後悔することになりかねません。 今回は、TJラングラーの維持費を5つの項目に分けて解説します。所有した際の具体的なイメージが持てるようになるため、最後までご覧ください。 TJラングラーの特徴 TJラングラーは、1996年から2006年にかけて製造されたジープラングラーシリーズの第2世代モデルです。ジープのアイコニックなデザイン、特に丸いヘッドライトと独特なフロントグリルを受け継ぎつつ、現代的なタッチが加えられました。 四輪駆動システム、高い地上高、新開発されたクォドラコイル・サスペンションにより、困難な地形も難なく乗り越えられるオフロード性能を発揮します。 内装は、オフロード性能を最優先しながらも乗員の快適性を重視した設計で、基本的な快適装備を備えており、日常使いからアウトドアまで対応できます。さらに、乗員を守る頑丈な構造とデュアルエアバッグなどの安全装備も申し分ありません。 最終型である2006年モデルには、6速MTを搭載し、走行時の騒音低減や燃費向上を実現しています。 TJラングラーはジープの伝統を継承しながらも、現代の技術と快適性を融合したオフロード車の新たなスタンダードを確立したモデルです。 TJラングラーの維持費の内訳 TJラングラーの維持費を5項目に分けて解説します。複数のモデルがありますが、今回は、型式「E-TJ40S(1996年式)」で試算します。 燃料代 TJラングラーは、輸入車では珍しいレギュラーガソリンモデルです。10モード/10・15モードの燃費は7.1km/L、実燃費は約5km/Lとの声が多くあがっています。排気量が4Lクラスのモデルのため、及第点といえる数字でしょう。 燃料代のシミュレーション結果は、以下のとおりです。 1ヶ月あたりの走行距離を1,000kmだと仮定すると、消費するガソリンは200L、燃料代は3万3,840円(*1)、年間換算で40万6,080円(*2)です。 *1 燃費は5km/Lで算出*2 2024年4月9日時点のレギュラーガソリン全国平均価格169.2円/Lで算出 自動車税 TJラングラーは総排気量3,959ccのため、3.5L〜4L以下のクラスに区分されます。2009年9月30日以前に新車登録した場合の税額は6万6,500円ですが、車齢13年以上の可能性が高いクルマのため、15%重課されて7万6,400円が支払額となります。 任意保険 大手ネット型保険で見積もりをとった結果、保険料は約6万3,000円/年でした。詳しい条件は以下のとおりです。 <条件>年齢:30歳等級:6等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり 30代のネット型保険の相場は約4万円〜6万円といわれているため、TJラングラーの保険料は、おおよそ相場どおりです。 なお、今回の見積もりでは、車両保険が付帯できました。一般的に、車両保険は時価相当額で設定されるため、新車登録から18年が経過したモデルとしては希少といえます。 車検 TJラングラーを自家用自動車で登録した場合の車検代は、12万350円です。詳細は以下のとおりです。 自動車重量税:5万400円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)印紙代:2,300円車検料:5万円合計:12万350円 ※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します TJラングラーは2006年で製造を終了、2024年時点で18年経過しており、自動車重量税の重課対象です。決して低額ではないため、資金を計画的に準備しましょう。 メンテナンス費用 メンテナンス費用は、年間10万円程度です。基本的な項目は以下のとおりです。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライトバルブ交換代・エンジンオイル交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 車齢の高いクルマですが、ラダーフレーム構造でボディが強いため、細かくメンテナンスすれば大きな故障につながりにくい傾向があります。しかし、エアコンやオルタネーターなどは弱点といわれており、交換が必要となればトータルで数十万円もの費用がかかることになりかねません。 TJラングラーの年間維持費はいくら? TJラングラーの年間維持費は、約70万円〜です。内訳は以下のとおりです。 ガソリン代:40万6,080円自動車税:7万6,400円任意保険:6万3,000円車検:6万175円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費用:10万円(パーツの修理有無で増減)合計:70万5,655円 1ヶ月あたり約6万円必要です。ローンで購入した場合は返済額、駐車場を借りる場合は駐車場代が上乗せされます。 TJラングラーの維持費が高いと思った時の対処法 TJラングラーは、ミリタリーな雰囲気が満載の独自の世界観が楽しめるクルマです。しかし、排気量4Lでガソリン代や自動車税の負担が大きい点は否めず、維持費が負担に感じるかもしれません。 そのようなときは、売却するのも1つの方法です。TJラングラーは、コンパクトなボディサイズで走りやすく、それでいて個性が光るデザインが評価されています。こまめにメンテナンスされていれば、高く売却できるかもしれません。 まとめ TJラングラーは、販売が終了してから18年が経った今でも、古さを感じない魅力溢れるクルマです。本格的なオフロード性能で走る道を選ばず、個性的なデザインと相まって、所有満足度の高い1台といえるでしょう。 一方で、維持費は年間約70万円と覚悟が必要なクルマでもあります。所有する楽しさよりも負担のほうが大きいと感じた場合は、手放すのも1つの選択肢です。旧車とは思えない独自性の高いデザインや性能、機能は、中古車市場でも評価されています。 売却の際には、旧車としての価値、クルマに備わった魅力を十分に理解している専門業者に相談するのがおすすめです。
JKラングラーは、ジープ伝統のデザインに快適性が加わり、10年以上にわたって製造された人気モデルです。実際に所有する場合の維持費について関心をもっている方もいるのではないでしょうか。 今回は、JKラングラーの維持費の内訳を解説するとともに、実際にいくらかかるのかシミュレーションします。 JKラングラーの特徴 JKラングラーは、2007年から2018年まで製造されたジープの代表的なSUVです。先代モデルには設定のなかった4ドアの「アンリミテッド」モデルが導入されたことで、自動車としての魅力がさらに増しました。 このモデルは、従来の2ドア版に加えて、家族やグループでの使用にも適した広いキャビンを備えています。後席へのアクセスが向上しただけではなく、大きなラゲッジスペースも確保されています。乗車定員が5名に増えたうえ、さらに多くの荷物の搭載が可能になり、SUVとしての汎用性が大幅に強化されました。 内装においては、従来のラフな印象から一新され、洗練されたデザインへと進化しました。質感の高い素材が使われ、快適性が向上した座席、そしてエルゴノミクスに配慮したコックピットレイアウトが、長時間のドライビングでも疲れにくい環境を実現しています。 日本市場では、特にアンリミテッドモデルが実用性とブランドイメージで多くのファンを獲得し、ジープ全体の販売台数増加に大きく貢献しました。。複数の要素が融合したJKラングラーは、アウトドアユーザーだけでなく、ファミリーカーとしても高く評価されています。 JKラングラーの維持費の内訳 JKラングラーの維持費を5項目で解説します。なお、製造期間が長いモデルのため、今回は、アンリミテッドの4AT(2007年式)でシミュレーションします。 <車輌スペック>車輌重量:1,980kg総排気量:3,782cc使用燃料:ハイオク燃費:10モード/10・15モード燃費7.1km/L 燃料代 JKラングラーの燃費は、10モード/10・15モードで7.1km/L、実燃費は6km/L程度といわれています。2007年式の排気量3.8Lクラスであることを考えると、納得できる数字でしょう。 燃料代のシミュレーション結果は、以下のとおりです。 通勤で1ヶ月1,000km走行を仮定すると、消費するガソリンは166L、ハイオクガソリンの料金は2万9,299円(*1)、年間換算で35万1,588円(*2)でした。 *1 燃費は6km/Lで算出*2 2024年4月13日時点のハイオクガソリン全国平均価格176.5円/Lで算出 自動車税 JKラングラーは総排気量3,782ccのため、3.5L〜4L以下クラスに該当し、税額は6万6,500円です。(2019年9月30日以前に新車登録した場合)しかし、今回シミュレーションした2007年式のモデルは新車登録から13年以上経過している可能性が高いため、15%重課されて7万6,400円となります。 任意保険 大手ネット型保険で見積もりをシミュレーションした結果、保険料は10万670円/年でした。詳しい条件は以下のとおりです。 <条件>年齢:30歳等級:6等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり 30代のネット型保険の相場は約4万円〜6万円といわれているため、JKラングラーの保険料は相場よりも割高です。 なお、今回の見積もりでは、車両保険が付帯できました。一般的に、車両保険は時価相当額で設定されるため、製造年数が2007年から2018年と長いことが車両保険の付帯に影響していると考えられます。 車検 JKラングラーを自家用自動車で登録した場合の車検代は、11万5,550円です。詳細は以下のとおりです。 自動車重量税:4万5,600円(24ヶ月)※初年度登録から13年以上18年未満で算出自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)印紙代:2,300円車検料:5万円合計:11万5,550円 ※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 今回シュミレーションした2007年式のモデルは、13年以上の重課対象となる可能性が高いです。ただし、車検のタイミングによっては、18年以上の重課で5万400円に上がるかもしれません。 なお、実際の車検代は、国土交通省の「次回自動車重量税額照会サービス」で把握可能です。 参考:国土交通省「次回自動車重量税照会サービス」 メンテナンス費用 メンテナンス費用は、年間10万円程度です。基本的な項目は以下のとおりです。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライトバルブ交換代・エンジンオイル交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 JKラングラーは、ラダーフレーム構造でボディが強いため、メンテナンスさえすれば大きなトラブルに発展しにくいのが特徴です。しかし、シフトレバーのワイヤーが抜け落ちてしまう故障が発生しやすいといわれており、修理費用は多少余裕をもって見積もっておく必要があります。 JKラングラーの年間維持費はいくら? JKラングラーの年間維持費は、約69万円〜です。内訳は以下のとおりです。 ガソリン代:35万1,588円自動車税:7万6,400円任意保険:10万670円車検:5万7,775円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費用:10万円(パーツの修理有無で増減)合計:68万6,433円 1ヶ月あたり約5万7,000円、ローンで購入した場合は返済額、そして駐車場を借りる場合は駐車場代が上乗せされます。 JKラングラーの維持費が高いと思った時の対処法 JKラングラーは、優れたオフロード性能と実用性で知られるジープの代表的なモデルです。しかし、年間維持費は約69万円と決して安くはなく、経済的な負担が大きいと感じる場合もあるでしょう。 JKラングラーの多機能性と堅牢な作りは、ほかのクルマにはない魅力ですが、維持費が重荷になる場合、クルマの売却を検討することも選択肢の1つです。 JKラングラーには多くのファンが存在し、特にアンリミテッドは市場で高い人気を誇ります。適切な時期に売りに出せば、期待以上の価格で売却できるかもしれません。 まとめ JKラングラーは、オフロード性能と日常使用のバランスに優れたSUVとして人気のモデルです。独特の世界観をもつクルマのため、飽きずに長く所有できる1台といえます。 ただし、維持費は年間約69万円と気軽に乗り続けられる金額とはいえません。維持費が負担になっている場合は、乗り換えも検討しましょう。 特に、この世代から導入された4ドアモデルは実用性が高く、中古車市場でのリセールバリューも優れています。旧車専門店であれば高価買取が期待できるため、売却を検討する際はぜひ旧車王へご相談ください。
トヨタの本格的なオフロードSUVハイラックスサーフ215は、ハイラックスシリーズのなかでも特に人気の高いモデルです。乗り心地や積載性などに優れたクルマですが、維持費が高いと感じている方も多いのではないでしょうか。 今回は、ハイラックスサーフ215の維持費について、実際にシミュレーションして具体的な金額を算出します。5つの項目ごとに維持費の内訳を紹介するので、参考にしてみてください。 ハイラックスサーフ215の特徴 ハイラックスサーフ215は「スタイリッシュSUV」をテーマに、2002年11月に4代目モデルとして登場しました。ランドクルーザープラドの姉妹車としても知られており、シーンを問わない走行性能、力強さを象徴するデザイン性が特徴です。215は大きく5つの型式に分類されており、搭載されているエンジンが以下のように異なります。 ・CBA-TRN215W:2.7L水冷直列4気筒DOHCガソリンエンジン・CBA-GRN215W:4L水冷V型6気筒DOHCガソリンエンジン・TA-VZN215W:3.4L水冷V型6気筒DOHCガソリンエンジン・KN-KDN215W:3L水冷直列4気筒DOHCICディーゼルターボ・LA-RZN215W:2.7L水冷直列4気筒DOHCガソリンエンジン 装備面では、パーキングブレーキが足踏み式となり、リヤのブレーキが従来のドラムからベンチレーテッドディスクに変更されています。 さらに、2005年8月のマイナーチェンジでフロントのグリルとバンパー、ヘッドランプ、リヤのコンビネーションランプなどをデザイン変更し、ヘッドランプのロービームにプロジェクター式、リヤコンビネーションランプのストップランプにLEDを採用したことで、よりクルマとしての魅力が増しました。 なお、215を最後にハイラックスサーフは2009年をもって日本国内での販売が終了しました。希少性が高まっていることから、特別なクルマとして現在でも人気の1台です。なかでも、廉価グレードのアメリカンバージョンは、樹脂パーツの採用によるカスタムのしやすさが注目されており、高値がつく可能性があります。 ハイラックスサーフ215の維持費の内訳 ハイラックスサーフ215の維持に必要な費用を5つに分けて解説します。今回は、ハイラックスサーフ215の歴代モデルのうち、SSR-X 型式:LA-RZN215W(2002年式)を例にして維持費をシミュレーションしました。 <該当モデルスペック>車輌重量:1,830kg総排気量:2,693cc使用燃料:レギュラーガソリン10モード/10・15モード燃費:8.7km/L 燃料代 ハイラックスサーフ215の燃費は、10モード/10・15モード燃費で8.7km/L、実燃費7km/L程度といわれています。カタログ値と実燃費との乖離がそれほど大きくないのが特徴です。 1ヶ月に1,000kmを走行したと仮定した場合、142.8L(*1)のガソリンを消費することになり、燃料代は2万4,242円(*2)かかります。1年に換算すると約29万円必要です。 *1 実燃費7km/Lで算出*2 2024年5月7日レギュラーガソリン:169.7円/L 自動車税 ハイラックスサーフ215は総排気量2,693ccのため、2.5L〜3L以下クラスに該当し、税額は5万1,000円です(2019年9月30日以前に新車登録した場合)。 しかし、今回試算した2002年式モデルは、新車登録から13年以上経過している可能性が高く、その場合は重課されて5万8,600円となります。 任意保険 大手ネット型保険で見積もりをとったところ、任意保険料は約7万8,000円でした。条件と補償内容は以下のとおりです。 <条件>年齢:30歳等級:6等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身障害:あり(車内のみ補償)人身障害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり なお、市場販売価格相当額が10万円未満のクルマでは、車両保険は付帯できない可能性があります。ハイラックスサーフ215は20年を経過した今でも人気があり、その裏付けとして車両保険が付帯できたと考えられます。 今回の見積もり額は、相場の4万円〜6万円よりも割高です。1年ごとに必要なため、予算の確保は必至といえます。 車検 車検費用は約11万円必要です。内訳は以下のとおりです。 自動車重量税:5万400円(24ヶ月)※初年度登録から18年経過で算出自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)印紙代:2,300円車検料:5万円合計:12万350円 ※車検料は内容や整備工場によって増減します ハイラックスサーフ215は車輌重量が1,830kgのため、2t未満クラスに該当します。しかし、新車登録から18年以上経過した重課対象の可能性が高いため、費用負担も多くなる点に注意が必要です。 メンテナンス費用 メンテナンス費用は、年間10万円程度が見込まれます。項目は以下のとおりです。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液補充・冷却水補充・エアコンフィルター交換・ヘッドライトバルブ交換・エンジンオイル交換・オイルエレメント交換・ブレーキオイル交換・エアクリーナー交換 ハイラックスサーフ215は堅牢な作りが特徴なため、適切なメンテナンスで長く乗れるクルマです。手をかければ、その分評価される可能性も高まるでしょう。 ハイラックスサーフ215の年間維持費はいくら? ハイラックスサーフ215の年間維持費は、これまでの5項目を合計すると約60万円です。項目ごとの金額は以下のとおりです。 燃料代:約29万円自動車税:5万8,600円任意保険:約7万8,000円車検:6万175円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費用:10万円合計:約58万6,775円 なお、今回算出した金額は、維持するために最低限必要なものだけです。車輌本体のローンや駐車場代など、維持に必要な費用は別途上乗せされます。 ハイラックスサーフ215の維持費が高いと思った時の対処法 ハイラックスサーフ215は、年間60万円近くの維持費が必要なため、気軽に乗り続けるのは難しいと感じる方もいるかもしれません。燃料代を抑える方法もありますが、劇的に維持費を抑えることはできないでしょう。そのため、維持が難しい場合には売却するのも1つの方法です。 ハイラックスサーフ215は都会的な印象とアウトドアの雰囲気を兼ね備えたSUVとして、中古車市場で高い人気を誇ります。特に新車登録から時間が経過したクルマは、走行距離やパーツの経年劣化などが買取価格に大きな影響を及ぼすため、高額で売却するには時期を見極めることが大切です。 まとめ ハイラックスサーフ215は、登場から20年以上が経った今でも色褪せない存在感を放つモデルです。力強い走行性能はもちろん、古さを感じないデザインに加え、7km/Lという実燃費は排気量を考えると納得できる数値でしょう。その証拠として、中古車市場では大きな金額がつくケースも見受けられます。 一方で、年間約60万円の維持費は決して安いとはいえません。維持が難しいと感じた場合は売却も方法の1つです。評価されているクルマだからこそ、走行距離や車輌の状態がポイントになります。 旧車を専門とする旧車王でも、ハイラックスサーフ215の鑑定を実施しています。全国どこでも出張で鑑定いたしますので、お気軽にご相談ください。
ランボルギーニ ディアブロは、まさしくスポーツカーを体現したモデルです。魅力的なスタイリングと引き換えに維持費は相当額を見込んでおく必要があります。 この記事では、ディアブロの維持費を5つの項目でシミュレーションします。維持費が高いと感じた場合の対処法も紹介しますので、参考にしてみてください。 ランボルギーニ ディアブロの特徴 1990年から2001年まで製造されたランボルギーニ ディアブロは、伝説の闘牛「悪魔」の名を冠する2人乗りのスーパーカーです。 カウンタックの後継車として登場し、ミッドシップに搭載されたV12エンジン、低いボディ、シザーズドアを備えたその姿は、まさにスーパーカーの象徴的存在です。 5.7L V12エンジンで530psを発揮し、1993年にリリースされたディアブロVTでは、ランボルギーニ車として初めて4WDが採用され、最高速度は335km/hに達し、当時の市販車における世界最速の座に輝きました。 1998年に日本市場に導入され、1999年にはリトラクタブル・ヘッドライトから、日産 フェアレディZ Z32と同じ形式の部品を使用した固定式ヘッドライトへと変更され、大きな話題を呼びました。 2000年にはディアブロGT(6月)とディアブロ6.0(7月)を追加し、最終的に2,903台が生産された後、2001年にムルシエラゴが後継車として登場したことで、ディアブロの生産は終了しました。 ランボルギーニ ディアブロの維持費の内訳 ディアブロを所有した場合の維持費の内訳について、5つの項目で解説します。今回は、4つのグレード(SV・GT・VT・6.0)のうち、SV(1998年式)でシミュレーションします。 <該当モデルスペック>車輌重量:1,530kg総排気量:5,707cc使用燃料:ハイオクガソリン 燃料代 ディアブロの燃費は、カタログ燃費として公表されている数字はありません。実燃費は3.7km/L程度といわれており、1990年代に登場したスーパースポーツカーならではの数字といえます。 燃料代のシミュレーション結果は、以下のとおりです。 1ヶ月、レジャーで100kmを走行したと仮定した場合、消費するガソリン量は27L、ハイオクガソリン代は4,989円(*1)、年間で5万9,870円(*2)かかります。 *1 実燃費:3.7km/Lで算出*2 2024年5月15日時点のハイオクガソリン全国平均184.6円/Lで算出 自動車税 今回例に挙げたモデルの自動車税は、10万1,200円です。総排気量5,707ccのため、4,500ccから6,000cc以下のクラスに該当します。さらに、初度登録から13年経過したクルマに適用されるグリーン化税制により、15%重課された税額が支払い対象です。 ▼グリーン化税制については、以下の記事で詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。【旧車いじめ?】13年以上経過車の自動車税はいくらかかる? 任意保険 ディアブロの保険料を大手ネット型保険で見積もりをとったところ、任意保険料は約4万8,000円でした。条件と補償内容は以下のとおりです。 <条件>年齢:30歳等級:6等級使用目的: レジャー・日常運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身障害:あり(車内のみ補償)人身障害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし なお、今回の見積もりでは車両保険が付帯できませんでした。スポーツカーは、事故や盗難率の高さなどを理由に車両保険が付帯できない場合があります。心配な場合は、加入予定の保険会社へ確認しましょう。 車検 ディアブロを2年ごとの継続検査に出した場合の車検料は、12万350円です。内訳は以下のとおりです。 自動車重量税:5万400円(24ヶ月)※初度登録から18年経過で算出自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)印紙代:2,300円車検料:5万円合計:12万350円※車検料は内容、整備工場などにより変動します 最終モデルが2000年製造であることを考えると、18年以上の重課対象となる可能性が高いでしょう。1年で約6万円の積み立てが必要なため、計画的な準備が欠かせません。 メンテナンス費用 メンテナンス費用は、年間約30万~50万円です。基本的な項目は以下のとおりです。 ・洗車代・ワイパーゴム交換・冷却水補充・エアコンフィルター交換・ヘッドライトバルブ交換・エアクリーナー交換・ブレーキフルード交換・クラッチフルード交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・ミッションオイル交換・デフオイル交換 ディアブロは、クラッチ機構の部品の1つ「レリーズシリンダー」からのオイル漏れによるクラッチの不具合が起きる可能性があります。予防保全の意味も含めて、約3万円が定期的に必要になることを念頭に置いておきましょう。 ランボルギーニ ディアブロの年間維持費はいくら? ディアブロの年間維持費は、約58万円〜です。内訳は以下のとおりです。 燃料代:5万9,870円自動車税:10万1,200円任意保険:4万8,000円車検:6万175円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費用:30万円(必要最低限の項目のみ)合計:56万9,245円 燃料代が高く、レジャーに行くだけでも1ヶ月あたり約6万円です。一般的なスポーツカーよりも多額の燃料代がかかることに留意しましょう。 ランボルギーニディアブロの維持費が高いと思った時の対処法 ランボルギーニディアブロのスタイリングと走りのよさは魅力的です。しかし、維持するためには年間約57万円が必要なため、所有者を選ぶ1台ともいえます。 維持費の負担が大きくなった場合は、売却が選択肢の1つです。 ディアブロは、販売期間の短さも手伝ってクルマ自体が価値の高いものとして評価されています。車輌の状態が特に重要な中古車市場では、早めの行動が功を奏す可能性が高いでしょう。 旧車専門の「旧車王」は、ディアブロの買取実績を複数有しており、正しい評価が可能です。全国無料で出張鑑定に対応しているため、お気軽にご相談ください。 まとめ ディアブロは、販売が終了して20年以上経過した今でも古さを感じないスタイリングが魅力の1台です。シザーズドアを開けて車体へ乗り込み、ハンドルを握るだけで所有欲は満たされるでしょう。 しかし、年間維持費は約57万円とハードルが高いのも事実です。車齢の高さから、思わぬ追加出費も考えられます。 維持費が高いと感じた場合は、手放して乗り換えるのも1つの方法です。高く評価してもらうには知識や実績が豊富な専門店への依頼がポイントです。 旧車王なら、ディアブロの買取実績と旧車専門店のノウハウで正しく価値を見極めます。無料で鑑定いたしますので、売却を検討する際には、ぜひご相談ください。
フェアレディZ Z32は時代を反映したモデルとして、今もなお多くのファンを抱えるモデルです。走りの楽しさがある反面、維持費を計画的に準備する必要のあるクルマでもあります。 この記事では、Z32の維持費について5つの項目でシミュレーションします。項目ごとの金額目安が理解できるようになるため、ぜひ最後までご覧ください。 フェアレディZ Z32の特徴 フェアレディZ Z32は、1989年のバブル経済絶頂期に「スポーツカーに乗ろうと思う」のキャッチコピーで登場しました。従来の伝統を超えるべく、新開発のツインターボエンジンや4輪スタビライザー、可変吸気系統、スーパーHICAS(ハイキャス)という電子制御4WSなどの先進技術が投入され、フェアレディZの新たな時代を築いたモデルです。 初代S30型から踏襲されてきたロングノーズ・ショートデッキのスタイルを廃し、ワイド&ローなスタイルへと大胆に変更されました。また、2シーターに加え、前席に2人・後席に2人の合計4人が乗車できる「2by2」のラインナップもZ32ならではの特徴です。 エンジンは、伝統的な直列6気筒から、V型6気筒 3リッターDOHCエンジン「VG30DE」と新開発の3.0L V型6気筒 DOHCツインターボエンジン「VG30DETT」の2種類に変更されました。VG30DETTは300ZXツインターボグレードに搭載され、高出力と高回転性能を実現します。 当初は300ps超えを目指して開発されていましたが、国の指導により280psにデチューンされたニュースは大きな注目を浴びました。 フェアレディZ Z32の維持費の内訳 ここからは、Z32の維持費を5項目でシミュレーションします。対象モデルのスペックは以下のとおりです。 <スペック>300ZX 2シーター・標準ルーフ型式:E-Z32車輌重量:1,430kg総排気量:2,960cc使用燃料:ハイオクガソリン10モード/10・15モード燃費:7.6km/L 燃料代 Z32の燃費は、10モード/10・15モードで7.6km/L、実燃費7.4kml/Lといわれています。乗り方によりますが、カタログ値との乖離が少ないのは嬉しいポイントです。 上記を踏まえた燃料代のシミュレーション結果は、以下のとおりです。 通勤で1ヶ月1,000kmを走行すると仮定した場合、消費するガソリンは135.1L、ハイオクガソリンの料金は2万4,945円(*1)、年間で29万9,340円(*2)でした。 *1 実燃費7.4km/Lで算出*2 2024年5月21日時点のハイオクガソリン全国平均価格184.6円/Lで算出 自動車税 Z32の総排気量は2,960ccのため、2,500cc〜3,000cc以下クラスの5万1,000円に該当します。(2019年9月30日以前に登録された場合)しかし、新車登録から18年経過している可能性が高いため、15%重課の5万8,600円が税額となります。 任意保険 シミュレーションした結果、任意保険料は約6万9,000円でした。条件と補償内容は以下のとおりです。 <条件>年齢:30歳等級:6等級使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身障害:あり(車内のみ補償)人身障害:(保険金額/ 1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり 30代のネット型保険の相場は約6万7,000円といわれており、Z32の保険料は相場の範囲内です。車両保険を付帯できているのは、現在もクルマとしての価値が維持されている証拠といえます。 車検 Z32の車検費用は約10万円です。内訳は以下のとおりです。 自賠責保険:1万7,650円自動車重量税:3万7,800円印紙代:2,300円車検料:5万円合計:10万7,750円※車検料は、内容や工場により変動します なお、自動車重量税は年式が古くなるほど高額になります。 ▼詳しい理由や仕組みについては以下の記事で解説しているため、あわせてご覧ください。自動車重量税とは?計算方法や納付のタイミングをわかりやすく紹介 メンテナンス費用 Z32のメンテナンス費用は、少なくとも年間10万円です。最低限以下の項目は見積もる必要があるでしょう。 ・洗車代・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液交換・冷却水補充・エアコンフィルター交換・ヘッドライトバルブ交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・ブレーキオイル交換・エアクリーナー交換 Z32は、高出力エンジンの特性により、エンジン周りのパーツで不具合が起きる可能性が高いといわれています。さらに、車齢の高いクルマでもあるため、よい状態を長く維持するには、丁寧なメンテナンスが欠かせません。 ▼以下のページでは、旧車のメンテナンスに関する記事をご確認いただけます。症状への対処法も掲載してますので、ぜひご覧ください。旧車メンテナンス フェアレディZ(Z32)の年間維持費はいくら? Z32の年間維持費は、約58万円〜です。内訳は以下のとおりです。 燃料代:29万9,340円自動車税:5万8,600円任意保険:約6万9,000円車検:5万3,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費用:10万円(必要最低限の項目のみ)合計:58万815円 1ヶ月あたりに換算すると、約4万8,000円です。 また、車輌本体をローンで購入していたり、月極駐車場を利用していたりする場合は、それぞれの費用を上乗せして正確な年間維持費を計算してください。 フェアレディZ Z32の維持費が高いと思った時の対処法 Z32は、今では希少になったツインターボ搭載モデルで、多くのファンを抱えています。一度ハンドルを握れば、長く乗りたくなる楽しさを備えたクルマといえるでしょう。しかし、発売から30年以上経過した古いクルマであるため、税金が重課されてしまいます。そのため、費用の負担が大きいと感じる方も多いでしょう もし、維持費が高いと思った時は、思い切って手放すのも1つの方法です。車両保険が付帯できたように、クルマとしての価値は高い状態を維持しています。走行距離や車輌の状態によっては、高く評価される可能性があります。 旧車を専門に取り扱っている「旧車王」では、Z32の鑑定を全国どこでも無料で対応しています。申し込みフォームや専用LINEからお気軽にご相談ください。 まとめ Z32は、フェアレディの新しい時代を築いたモデルです。その証拠に、新型となる7代目フェアレディのテールランプ形状は、Z32そのものといえるほどに形状が似ており、その影響力の強さがうかがえます。 現代にも通じる魅力的なモデルではありますが、維持費はやや高額です。特に車齢の高さから税金面で不利な点は否めません。もし、維持費の負担が大きい場合は、売却を検討するタイミングといえるでしょう。 中古車市場では高値で取引されているケースもみられます。具体的な金額が知りたい場合は、旧車王までぜひご相談ください。
発売から20年以上もの間、高い人気を保ち続けるプリウス。購入を検討しているものの維持費が高いかどうか気になる方も多いでしょう。 プリウスは低燃費なため、他の車種より維持費が安いといわれています。しかし、購入する際には十分に検討しなければなりません。この記事では、プリウスにかかる維持費について詳しく解説します。 プリウスの特徴 プリウスはトヨタが販売しているハイブリッドカーです。カローラの世界累計販売台数223万台(ハイブリッドのみ)に対し、プリウスは577万台と世界中で大ヒットしています。(※2022年3月時点)1997年に初代モデルが販売され、現在ではエコカーの代名詞的存在として知られています。 プリウスの大きな特徴は、燃費がよく経済的負担を軽減できる点です。負担が大きい発進時や低速時はモーターのみを使用し、通常走行時にはエンジンと併用させて効率よく駆動するため、低燃費を実現しています。エンジンへの負担が少なく、故障が少ないこともプリウスの特徴の1つです。 また、プリウスのボディデザインには「トライアングルシルエット」が採用されています。トライアングルシルエットとは、三角形型のボディデザインのことで、運転席の頭上を頂点として前後に向かってなだらかに下降しています。空気抵抗を減らしつつ先進性を感じさせる、プリウスの象徴ともいえるボディスタイルです。 プリウスの維持費の内訳 2014年式プリウス L(型式:DAA-ZVW30)をもとに、維持費を算出しました。燃料代、自動車税、車検費用、メンテナンス費用の具体的な金額を算出しているため、ぜひ参考にしてください。 燃料代 まずは、燃料代を走行距離別にシミュレーションします。プリウスの一般的な実燃費を参考に燃費は20km/Lとして、ガソリン単価は180円とします。 年間走行距離 燃料代 3,000km 2万7,000円 5,000km 4万5,000円 8,000km 7万2,000円 走行距離3,000kmの場合 年間走行距離が3,000kmの場合の燃料代は2万7,000円です。年間3,000kmとは、月間に換算すると250km。一般社団法人日本自動車工業会の「2023年度乗用車市場動向調査」によると、月間走行距離の平均は362kmのため、日常的な買い物のための移動などでの使用がメインの方が該当するでしょう。計算式は下記のとおりです。 走行距離3,000km÷20km/L=150L150L×180円=2万7,000円 走行距離5,000kmの場合 年間走行距離5,000kmの場合の燃料代は、4万5,000円です。月間に換算すると416kmであり、平均走行距離362kmより少し長い距離になります。通勤で平日毎日往復20kmほど使用する方が該当するでしょう。計算式は下記のとおりです。 走行距離5,000km÷20km/L=250L250L×180円=4万5,000円 走行距離8,000kmの場合 年間走行距離8,000kmの場合の燃料代は、7万2,000円です。月間にすると666km走行と、平均走行距離362kmを大きく上回ります。毎日通勤や通学で使用するほか、休日にレジャーなどで遠出する機会の多い、いわゆる「趣味がドライブ」の方が該当するでしょう。計算式は下記のとおりです。 走行距離8,000km÷20km/L=400L400L×180円=7万2,000円 自動車税(種別割) 自動車税(種別割)は、クルマの排気量に応じて税額が定められています。今回例に挙げたモデルの排気量は1,797ccであり、1,500cc超〜2,000cc以下に該当するため税額は3万9,500円です。(2019年9月30日以前に初度登録した場合) ▼関連記事はこちらクルマの維持費はどのくらいかかる?クルマを保有する際にかかる費用の一覧を解説 任意保険料 任意保険料について、大手ネット型保険でシミュレーションしてみました。年齢と等級で金額が大きく異なるため、20歳6A等級と35歳12等級でそれぞれ算出しています。 20歳 6A等級 【条件】・年齢:20歳・等級:6A・免許:ブルー・年式:2014年・使用目的:日常・レジャー・運転者:本人限定 【補償内容】・対人賠償保険:無制限・対物賠償保険:無制限・対物超過特約:あり・人身傷害保険:3,000万円/1名 ※車内のみ・入院時諸費用特約:なし・車両保険:あり(車両保険金額:75万円)・弁護士特約:なし・免責金額(1回目-2回目):5万円-10万円 上記の内容でシミュレーションすると、プリウスの任意保険料は年間36万3,368円です。無事故で乗り続ければ、保険料は下がっていきます。 車両保険を付帯しなければもう少し安くなりますが、万が一事故に遭った際の修理費用が補償されなくなります。 35歳 12等級 【条件】・年齢:35歳・等級:12・免許:ブルー・年式:2014年・使用目的:日常・レジャー・運転者:本人限定 【補償内容】・対人賠償保険:無制限・対物賠償保険:無制限・対物超過特約:あり・人身傷害保険:3,000万円/1名 ※車内のみ・入院時諸費用特約:なし・車両保険:あり(車両保険金額:75万円)・弁護士特約:なし・免責金額(1回目-2回目):5万円-10万円 上記の内容でシミュレーションした結果、任意保険料は年間4万7,809円でした。等級が上がるとここまで保険料が安くなります。 車検代 ディーラーで車検を受けた場合のプリウスの車検代は以下のとおりです。 ・自動車重量税:2万4,600円・自賠責保険料:1万7,650円・印紙代:1,800円・車検費用:6万6,000円合計:11万50円 自動車重量税は、車輌の重量によって税額が決まります。今回例に挙げている2014年式のLは1,310kgで1.5t以下の区分に該当するため、税額は2万4,600円です。 上記の車検代はあくまでも目安であり、車輌の状態次第では車検代がさらにかかるケースもあります。 ▼関連記事はこちら自動車重量税とは?計算方法や納付のタイミングをわかりやすく紹介 メンテナンス費用 プリウスのメンテナンス費用の目安は、以下のとおりです。 ・法定1年点検:1〜2万円・エンジンオイル交換:5,000円〜1万円程度 / 3,000〜5,000kmに1回・ワイパーゴム交換:1,000〜3,000円程度 / 6ヶ月に1回・冷却水補充:1,000円程度・エアコンフィルター交換:5,000円程度 / 年1回・ブレーキオイル交換:5,000円〜1万円程度 / 年1回合計:2万7,000円〜4万9,000円程度 年間のメンテナンス費用は、多く見積もっても5万円程度と見込んでおけばよいでしょう。 ただし、タイヤやバッテリーなどの交換が必要な場合は、さらにメンテナンス費用がかかります。タイヤは「走行距離3万km程度」または「3〜5年に1回」が交換目安で、費用は以下のとおりです。 ・15インチ 2万5,000円〜 8万2,000円程度・17インチ 3万6,000〜14万5,000程度・18インチ 4万〜20万円程度※いずれも4本での金額です。※タイヤメーカーによって金額が異なります タイヤの料金に加えて、1万円程度の工賃も発生します。 また、プリウスのバッテリーには「駆動用」と「補機」の2種類があります。駆動用バッテリーとは、クルマのモーターを動かすメインバッテリーのことです。走行距離15万〜20万kmを目安に交換し、費用は18万円程度です。 一方、補機バッテリーはハイブリッドシステムを起動させるほか、電装品を稼働させる役割があります。寿命は通常のバッテリーと同様に2〜3年程度で、3万円程度の交換費用が発生します。 なお、洗車もクルマの維持に欠かせません。コイン洗車場を利用する場合、1回につき500〜1,000円程度の費用がかかります。 プリウスの年間維持費はいくら? 2014年式プリウス Lの年間維持費の目安は以下のとおりです。 ・燃料代:2万7,000円 ※走行距離年間3,000kmの場合・自動車税(種別割):3万9,500円・任意保険料:4万7,809円 ※35歳 12等級の場合・車検代:5万5,025円 ※2年ごとにかかる費用の半分・メンテナンス費用:5万円合計:21万9,334円 月々1万8,000円ほどかかる計算です。ローンでプリウスを購入している場合、月々の返済額もかかります。また、駐車場を契約している場合は、毎月駐車場代が加わることに留意してください。 他のクルマと比較してプリウスの維持費は安い? プリウスの年間維持費は21万円程度ろわかりましたが、同年式の他のクルマと比べてやすい方なのでしょうか。ホンダのフィット、トヨタのアクアとの比較表を作成しました。 車種 燃料代※年間走行距離3,000kmの場合 自動車税(種別割) 任意保険料 ※35歳 12等級の場合 車検代 メンテナンス費用 合計 プリウス 2万7,000円 3万9,500円 4万7,809円 5万5,025円 5万円 21万9,334円 フィット 2万700円 3万4,500円 3万5,940円 4万8,175円 5万円 18万9.315円 アクア 1万4,580円 3万4,500円 4万2,277円 5万2,825円 5万円 19万4,182円 任意保険料の差が大きく、3車種のなかではフィットが最も維持費が安いという結果が出ました。ただし、燃費はプリウスやアクアのほうが優勢なため、自身の状況にあわせて車種を選びましょう。 まとめ プリウスは、年間で約21万円の維持費がかかります。任意保険料が高い傾向にある車種のため、いくつかの保険会社から見積もりをとって比較してみてもよいでしょう。 また、メンテナンス費用は車輌の状態により大きく上下します。中古で購入する場合には、あらかじめ深刻なダメージがないかどうかを確認しておくことをおすすめします。
アルファードは、豪華な内装と広々とした空間、高い静粛性と安全性能を兼ね備えたミニバンです。アルファードの購入を検討しているものの、高級車に分類されることから維持できるか不安な方もいるでしょう。イメージ通り、アルファードは比較的維持費が高いため、購入前にチェックしておく必要があります。 この記事では、アルファードの維持費についてや、高いと思ったときの対処法を紹介します。 アルファードの特徴 アルファードは、「大空間高級サルーン」をコンセプトに、トヨタが2002年に発売したラージサイズのミニバンです。高級セダンに劣らないハイクラスな車内空間とスペックが大きな魅力で、航空機でいえばファーストクラスを思わせる高級感と快適性を持ちます。 ボディサイズが大きく存在感があるデザインが採用されており、ノアやヴォクシーよりも注目を集めやすいクルマです。乗車中は揺れを感じにくく、ロードノイズも車内に響きにくいため高速道路でも快適に運転できます。 また、シートは長時間座っていても疲れにくいため、旅行や出張などでも重宝します。 なお、アルファードはランドクルーザーやハリアーと同様に、リセールバリューが高いクルマです。そのため、売却する際のことを考慮してアルファードを購入するユーザーも多く存在します。 アルファードの維持費の内訳 ここからは、以下のアルファードの維持費について、5つの項目に分けて具体的な金額を紹介します。 ・年式:2008年・グレード:240X・型式:DBA-ANH20W 燃料代 2008年式アルファード240Xの燃費は、10・15モードで11.6km/Lです。10・15モードとは、1991年に国土交通省が定めた燃費の測定方法です。 10・15モードの測定値はあくまでも目安であり、カタログには実燃費よりも高い数値が記載されているケースがほとんどです。実燃費は「街乗り8〜9km/L」「高速道路9〜10km/L」といわれています。 たとえば、15km先の職場まで1ヶ月間通勤した場合の燃料代は、1万4,082円です。年間で計算すると、16万8,993円かかります。 アルファードは、重量がありパワフルなエンジンを搭載しているため、他のミニバンより燃費が悪い傾向にあります。 ※170.7/L(ガソリン価格)× 往復30km×22日(1ヶ月)÷ 8km/L(実燃費)※2024年5月20日のガソリン平均価格をもとに算出 自動車税 自動車税は、クルマの排気量に応じて税額が決められています。2008年式の240Xの排気量は2,362ccであり、2L超〜2.5L以下に該当するため、本来の税額は4万5,000円です。(2019年9月30日以前に初度登録した場合) ただし、初度登録から13年以上経過している場合は重税されるため、税額は5万1,700円と本来より6,700円高くなることに留意してください。 ▼自動車税の一覧はこちらの記事に掲載しています。クルマの維持費はどのくらいかかる?車を保有する際にかかる費用の一覧を解説 任意保険 以下の条件や補償内容でシミュレーションをした場合、アルファードの任意保険料は年間9万1,933円です。 【条件】等級......6E年齢......30歳免許証......ブルー使用用途......通勤・通学補償範囲......本人限定 【補償内容】対人賠償保険......無制限対物賠償保険......無制限人身傷害保険......1人につき3,000万円免責金額......1回目5万円、2回目10万円車両保険......あり事故時レンタカー費用特約......なし 車両保険金額は、70万〜100万円の間で設定できます。ただし、大事故を起こしたりエンジンが壊れたりした場合は、経済的全損になる可能性があります。経済的全損とは、修理費が車両保険金額を上回った状態のことです。 車両保険金額を限度に保険金が補償されるため、アルファードを修理できなかったり同等のクルマを購入できなかったりするケースがあります。十分な補償を受けられない可能性があることは把握しておきしましょう。なお、車両保険を付帯しなかった場合、年間の任意保険料は5万8,658円です。 車検 ディーラーでアルファードの車検を受けた場合、車検代は以下のとおりです。 ・重量税:4万5,600円・自賠責保険料:1万7,650円・印紙代:1,800円・車検基本料:7万400円合計:13万5,450円 アルファードの車輌重量は1,850kgであり、2t以下に該当するため重量税は本来3万2,800円です。 ただし、2008年式の場合は初度登録から13年以上経過している可能性が高いため、重課されて4万5,600円かかります。1万2,800円も高くなることに留意してください。 ▼重量税の計算方法については以下の記事で解説しています。自動車重量税とは?計算方法や納付のタイミングをわかりやすく紹介 メンテナンス費用 アルファードのメンテナンス費用は以下のとおりです。 ・法定点検:1万〜2万円程度・エンジンオイル交換:5,000〜1万円程度・ワイパーゴム交換:2,000〜3,000円程度・ラジエター液補充:1,000円程度・エアコンフィルター交換:3,000円〜8,000円程度・ブレーキオイル交換:5,000円〜1万円程度 アルファードは高級車であるうえに、ボディサイズが大きい分、作業時の工程が複雑化するため、各メンテナンスにおいて他の車種より工賃が高い傾向にあります。 また、タイヤやバッテリーなどが消耗している場合、それぞれ交換する必要があります。タイヤはインチ数やメーカーによって交換費用に幅があり、5〜20万円程度が目安です。 バッテリー交換には3万円程度かかります。 これらのメンテナンス費用をあわせると、最低でも10万円程度かかる可能性があります。 アルファードの年間維持費はいくら? アルファードの年間維持費は、以下のとおりです。 ・燃料代:16万8,993円・自動車税:5万1,700円・任意保険料:9万1,933円・車検費用:6万7,725円(2年ごとの費用の半分)・メンテナンス費用:10万円合計:48万351円 上記はあくまでも目安です。ローンで購入していたり、駐車場を契約していたりする場合は、さらに維持費が高くなります。 アルファードの維持費が高いと思った時の対処法 アルファードの維持費が高いと思ったときは、メンテナンス費用や任意保険料を抑えましょう。工賃を安く設定している業者に依頼したり、社外品やリビルド品を活用するとメンテナンス費用を抑えられます。 車両保険を付帯しなかったり、代理店型ではなくネット型保険で契約したりすれば、任意保険料も抑えることが可能です。 それでも維持費が高いと思ったときは、アルファードを手放すことも検討してみてください。アルファードは、中古車市場で需要があるため年式が古くても高く売却できる可能性があります。 まとめ アルファードの年間維持費は、約48万円です。アルファードは高級車のため、他の車種よりもメンテナンス費用がかかります。また、排気量が大きく車輌重量があるため、税金面でも他の車種より高くなるでしょう。 メンテナンス費用や任意保険料を抑えても、維持費が高いと思ったときは、アルファードを手放すことも検討してみてください。 アルファードはリセールバリューが高いため、年式が古くても高額売却できる可能性があります。手放す際はアルファードをしっかり評価してくれる買取店に売却しましょう。
セレナの購入を検討しているものの、維持費がどれくらいかかるのか気になる方も多いでしょう。維持費を把握せずに購入すると、家計を圧迫するおそれがあるため、事前にチェックしておくことが大切です。 この記事では、セレナにかかる維持費の内訳や、高いと思ったときの対処法を紹介します。 セレナの特徴 セレナは、1991年から日産が販売しているミニバンです。2018年と2019年に、2年連続で「ミニバン販売台数No.1」を獲得(※1)しているほど人気があります。 セレナには、5ナンバーサイズの標準仕様に加え、3ナンバーサイズでエアロ仕様の「ハイウェイスター」がラインナップされています。それぞれのグレードに「e-POWER」という日産独自の技術を駆使したモデルが用意されていることも特徴です。 e-POWERとは、ガソリンとモーターを融合したパワートレインのことです。エンジンは発電用で使い、100%モーター走行するため低燃費を実現しています。また、ハイウェイスターには専用エアロが装備されているため、スポーティーさを楽しみたい方も十分に満足できるでしょう。 ミニバンクラスNo.1(※2)を誇る広々とした室内空間も、セレナの特徴の1つです。シートアレンジも多彩で、乗員数や荷物の量に応じて柔軟に対応できるため、ファミリー層から特に人気があります。 なお、セレナの標準モデルは5ナンバーです。ただし、ハイウェイスターは専用エアロにより車幅が広くなるため3ナンバーとなります。 ※1 定員6名以上の国産車。 ミニバン順位は、2019年1月~2019年12月自動車登録情報(新車新規登録情報)に基づく日産調べ。引用:日産自動車、2019年暦年の国内販売で「ノート」が3年連続コンパクトカーNo.1、「セレナ」が2年連続ミニバンNo.1を獲得※2 全高1.8m以上の1.2~2.0Lクラス 7/8人乗りミニバン(2021年11月現在 日産調べ引用:日産:セレナ [ SERENA ] ミニバン/ワゴン | 室内空間 セレナの維持費の内訳 セレナを所有した際にかかる維持費を具体的に紹介します。なお、今回は2010年式ハイウェイスター(型式:DBA-FC26)をもとに、維持費を算出しています。 燃料代 2010年式のハイウェイスターの燃費は、JC08モードで14.6km/Lです。JC08モードとは、2011年4月から用いられている測定方法のことです。セレナは車体が大きいものの、ミニバンにしては燃費がよいといえます。 仮に15km先の職場まで1ヶ月通勤した場合、燃料代は月7,716円(年間9万2,598円)です。 ※170.7/L(ガソリン価格)× 往復30km×22日(1ヶ月)÷ 14.6km/L(燃費)※2024年5月20日のガソリン平均価格をもとに算出 自動車税 自動車税は、クルマの排気量に応じて税額が変わります。セレナの排気量は1,997ccであり、1.5L超〜2L以下クラスに該当するため、本来であれば税額は3万9,500円(2019年9月30日以前に初度登録した場合)です。 ただし、2010年式では初度登録から13年以上経過している可能性が高いため、重税措置が適用されて4万5,400円になります。 ▼自動車税の一覧はこちらの記事に掲載しています。車の維持費はどのくらいかかる?車を保有する際にかかる費用の一覧を解説 任意保険 ネット型保険でセレナのシミュレーションをしたところ、任意保険料は年間7万874円でした。 任意保険の条件と補償内容は以下のとおりです。 【条件】・等級:6E・年齢:30歳・使用目的:通勤・通学・免許:ブルー・補償範囲:本人限定 【補償内容】・対人賠償保険:無制限・対物賠償保険:無制限・人身傷害保険:1人につき上限3,000万円 ※車内のみ・免責金額:1回目5万円、2回目10万円・車両保険:あり・弁護士特約:なし・個人賠償責任保険:なし 車両保険金額は50〜70万円の間で設定できます。ただし、大きな事故を起こしたりエンジンが故障したりした場合、修理費や買い替え費用を保険金で賄えないでしょう。 十分な補償が受けられない可能性があるため、車両保険に加入しない方もいます。 また、車両保険に加入しなければ任意保険料を抑えられます。車両保険に加入しなかった場合、任意保険料は年間4万9,941円です。 車検 ディーラーで車検を受けた場合にかかる料金の目安は、以下のとおりです。 ・重量税:4万5,600円・自賠責保険料:1万7,650円・印紙代:1,800円・車検基本料金:4万2,790円合計:10万7,840円 2010年式のハイウェイスターの車輌重量は1,630kgであり、2t以下に該当するため、本来の税額は3万2,800円です。ただし、2010年式の場合は初度登録から13年以上経過しており、重税措置が適用されるため、税額は4万5,600円と高くなります。 ▼重量税の計算方法については以下の記事で解説しています。自動車重量税とは?計算方法や納付のタイミングをわかりやすく紹介 また、車検基本料金は依頼先によって異なります。維持費を抑えたい場合は、車検基本料金を低く設定している業者に依頼しましょう。 メンテナンス費用 セレナのメンテナンス費用は、以下のとおりです。 ・法定1年点検:1万〜2万円・エンジンオイル交換:5,000〜1万円程度・ワイパーゴム交換:2,000〜3,000円程度・冷却液補充:1,000円程度・エアコンフィルター交換:3,000〜8,000円程度・ブレーキオイル交換:5,000〜1万円程度合計:2万6,000〜5万2,000円 セレナのメンテナンス費用は、年間約5万円程度と予想しておくとよいでしょう。ただし、状態次第では以下の交換が必要なケースもあります。 ・タイヤ:2万5,000〜12万円程度 ※タイヤの種類やインチ数によって異なる・バッテリー:3万円程度・ラジエーター:3万〜8万円程度・ウォーターポンプ:2万〜5万程度・サーモスタット:1万〜3万円程度 状態次第では、5万円以上のメンテナンス費用がかかることに留意してください。 セレナの年間維持費はいくら? セレナの年間維持費は以下のとおりです。 ・燃料代:9万2,598円・自動車税:4万5,400円・任意保険料:7万874円・車検代:5万3,920円 ※1年分・メンテナンス費用:5万円合計:31万2,792円 ただし、ローンで購入している場合は返済費用もかかります。また、駐車場を契約している場合は駐車場代もかかることに留意してください。 セレナの維持費が高いと思った時の対処法 セレナの維持費が高いと思ったときは、車両保険を外したりメンテナンス費用を抑えたりしましょう。車両保険を付帯しなければ、年間で3万円抑えられます。 また、依頼先によって工賃が異なるため、相見積もりを取って、料金が安い業者に交換してもらうとメンテナンスコストを抑えることが可能です。さらに費用を抑えたい場合は、純正品ではなく社外品やリビルト品を使う方法もあります。 このような対策を講じてもセレナの維持費が高いと感じる場合は、手放すことも検討しましょう。セレナは低燃費で使い勝手がよいため、ファミリー層に人気があるクルマです。初度登録から10年以上経過していたり、走行距離が10万kmを超えていたりしても、高く売却できる可能性があります。 まとめ セレナの年間維持費は、31万2,792円です。ただし、状態次第ではメンテナンス費用が5万円以上かかるでしょう。 また、セレナをローンで購入していたり、駐車場を契約していたりする場合はさらに維持費がかかります。年間維持費を参考に、購入するかどうか検討してみてください。 メンテナンス費用や任意保険料を抑えても、維持費が高いと感じたときは、手放すことも視野に入れるとよいでしょう。セレナは年式が低くてもファミリー層に人気があるため、高く売却できるケースもあります。手放す際は、セレナを高く評価してくれる買取店に売却しましょう。
タンドラはUSトヨタが製造する国内外問わず人気のピックアップトラックです。大きなボディサイズのため、維持費が気になっている方も多いのではないでしょうか。 この記事では、タンドラの維持費を5つの項目で解説します。1ナンバー登録車ならではのメリットと注意点が把握できる内容となっているため、ぜひ最後までご覧ください。 タンドラの特徴 タンドラは、USトヨタ生産のピックアップトラックです。日本国内では製造されておらず、並行輸入車として市場に流通しています。 1999年、前身となるT100のサイズアップ版として初代タンドラが登場しました。トヨタ初の本格的なピックアップトラックであり、当時の全米史上最高品質と評価されたほどです。 2007年に2代目にモデルチェンジした際、アメリカのビッグスリー(ゼネラルモーターズ・フォード・クライスラー)に挑戦すべく、フルサイズピックアップトラックへとサイズアップしました。結果として、品質の高さと価格面で評価され、2008年にトラック・オブ・ザ・イヤーを受賞し、今でも市場から支持されています。 その特徴は、圧倒的な存在感と信頼感、大排気量のエンジンです。日本国内でハイラックストラックや、日産のダットサントラックが販売されなくなり、アウトドア人気の高まりとともに希少性が増しています。 国内では普通貨物の1ナンバー登録のため、税金が安く維持費がおさえられる点も、人気を後押しする要因といえます。 グレード設定は以下のとおりです。※発売〜2014年まで ・ベース・SR5・プラチナム・Limited さらに、車輌のキャビン部分(キャブバリエーション)と荷台部分(ベッドバリエーション)でそれぞれ異なるサイズが用意されています。※発売〜2014年まで 【キャブバリエーション】・レギュラーキャブ:前席3人乗り・ダブルキャブ:前席2〜3人・後席3人の合計5〜6人乗り・クルーマックス:前席2人・後席3人の合計5人乗り 【ベッドバリエーション】・レギュラーベッド・ロングベッド タンドラの維持費の内訳 タンドラの維持費を5つの項目に分けて解説します。なお、タンドラは年式によって排気量が異なります。そこで、最大でどの程度の維持費かを確認するため、もっとも大きな5.7Lエンジン搭載車の4X4 クルーマックス Limited(2010年式)でシミュレーションしました。 燃料代 タンドラは、輸入車ですがレギュラーガソリン仕様です。カタログ燃費として公表されている数字はありませんが、実燃費は6.3km/L程度といわれています。 1ヶ月通勤で1,000km走行したと仮定した場合、消費ガソリン量は158.7L(*1)、燃料代は2万7,137円、年間で32万5,652円(*2)となります。 *1 実燃費6.3km/L程度で計算*2 2024年6月9日のレギュラーガソリン1Lあたりの全国平均価格171円で算出 自動車税 タンドラの自動車税は1万6,000円です。1ナンバーに該当するため、3ナンバーや5ナンバー車よりも割安です。 仮に3ナンバーの場合、総排気量5.7Lのため、4,500cc〜6,000cc以下のクラスに該当します。税額は8万8,000円(2019年9月30日以前に新規登録された場合)、新車登録から13年以上経過すると15%重課されて10万1,200円と負担は決して軽くはありません。 任意保険 タンドラは並行輸入車のため、加入できる保険会社が限られます。加入する方法としては、ピックアップトラック専門店への相談が有効です。最寄りにあると安心して乗り続けられるため、生活圏内での店舗検索をおすすめします。 保険料の目安として、同じクラスのジープラングラー グラディエーターでシュミレーションすると、約6万3,000円でした。あくまで目安のため、詳細な保険料は専門店に問い合わせてください。 車検 タンドラの車検費用は、8万5,600円です。必要な金額は以下のとおりです。 自賠責保険:1万6,900円自動車重量税:1万6,400円印紙代:2,300円車検代:5万円合計:8万5,600円※車検料は、内容や工場により変動します。 1ナンバーのため、頻度が1年ごと(2回目以降)と、3ナンバーや5ナンバーとは異なる点に注意しましょう。 ▼登録ナンバーごとの車検頻度は以下の記事でまとめているため、ぜひ参考にしてください。車検は何年ごとに受ける?軽自動車や中古車の車検サイクルも紹介 メンテナンス費用 タンドラに必要なメンテナンス費用は、年間でおおよそ10万円です。具体的な項目は、以下のとおりです。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液補充代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライトバルブ交換代・エンジンオイル交換代・オイルエレメント交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 信頼性が高いトヨタ車のため、定期的なメンテナンスがされていれば、長く乗り続けられるでしょう。ただし、車齢が高い場合、不具合が生じる可能性も比例して高くなるため、将来必要になり得るパーツ交換とその費用を店舗へ確認しておくとよいでしょう。 タンドラの年間維持費はいくら? タンドラの年間維持費は約59万円です。内訳別の金額は以下のとおりです。 燃料代:32万5,652円自動車税:1万6,000円任意保険:約6万3,000円(目安)車検:8万5,600円メンテナンス費用:約10万円合計:59万252円 自動車税や自動車重量税などの税金面で負担が少ないのは、1ナンバー登録車のメリットといえます。ただし、高速道路料金は高くなるため、頻繁に利用する方は注意が必要です。車両区分が中型車のため、3ナンバー車と比較して2割増の通行料金となります。 例)首都高速基本料金普通車:300円〜1,320円中型車:310円〜1,410円 タンドラの維持費が高いと思った時の対処法 タンドラは、アメリカのビッグスリーメーカーを凌いで評価されるほど、完成されたピックアップトラックです。国産車とは一線を画す存在感を操る喜びは、所有してこそ得られる特別なものといえるでしょう。 一方で、1ナンバー登録車のため、車検が毎年必要です。3ナンバーや5ナンバーのように2年ごとではない部分で負担に感じる方もいるかもしれません。もし、所有年数に比例して維持費が高いと思った時は、思い切って売却を検討するのも1つの選択肢です。 タンドラは、アウトドアドライブを楽しみたい方に人気があり、高額査定が見込まれます。その反面、状態やタイミングによって相場が変動しやすい点には注意が必要です。 査定に不安や面倒な部分を感じているなら、旧車王にご相談ください。最短当日から、費用の負担なく査定いたします。