旧車売買の豆知識

ネオクラシックカーになりつつある競技車両は買取可能なのか?
旧車売買の豆知識 2022.02.10

ネオクラシックカーになりつつある競技車両は買取可能なのか?

昨今、参加型のモータースポーツ普及により、ネオクラシックカーが中心の競技車両にも注目が集まっています。ここでは、希少なネオクラシックカーが競技で使われる理由や競技車両購入及び買取のメリット・デメリットについてご紹介させていただきます。 ネオクラシックカーになりつつある競技車両 今現在、ジムカーナやダートトライアルなどのナンバー付きの車両で行われる様々な種類の競技が存在します。しかし、自動車メーカーが昔のようにハイパワーなマニュアル車をラインナップしなくなったため、競技自体がネオクラシックカーが中心で行われているのが現状です。もちろん、今現在販売されているトヨタ86やスイフトスポーツなどのスポーツモデルも活躍しておりますが、ネオクラシックカーに比べて戦闘力不足なのは明白です。そして、これらの車両の多くは公道が走れるれっきとした合法改造車なのです。理由は、自走が可能なナンバー付き車両であれば積載車を用意する必要がなくなり、参加コストを抑えて出場機会を増やすことが出来るからです。 ジムカーナやダートトライアル以外でも、一般車でも走れるミニサーキットが増えたことにより、モータースポーツは昔に比べて気軽に楽しめるようになりましたが、ドリフト競技が不正改造の象徴になってしまっているなど、まだまだ課題も残されていると言えるでしょう。 競技車両のメリット・デメリット ネオクラシックカーの競技車両を購入や買取を行う際のメリット・デメリットについてご紹介させていただきます。まず単純に20年近く経過した車両を競技で使用しておりますので、一般的には様々なリスクが存在すると言えるでしょう。しかし、メリットがまったくないわけでもありません。例えば、ジムカーナの車両であれば競技の特性上クラッシュの確率は極めて少ないと言えます。なおかつ有名ショップ等でメンテナンスされている車両であれば、高いレベルでコンディションを維持されていることが期待出来ます。 逆にドリフト競技で使用されている車両は、ほぼ100%の確率でクラッシュしておりますので、かっこいいエアロで武装した見た目のよい個体であってもコンディションを期待することは出来ません。当然ながら、そのことが最大デメリットにもなるわけですが、もしドリフト競技が目的で購入するのであれば、肝心なところさえしっかりしていれば修復歴が大きな支障をきたすことはありません。いずれにしても次のユーザーがどんな目的で購入するかが、メリット・デメリットの決め手になってきます。 そして、昨今の中古スポーツカーの価格高騰で競技車両の買取が注目されています。昔から競技車両の売買はヤフオクなどの個人売買が主流になっていますが、旧車王ではカスタマイズされた個体も得意としているため、そのノウハウを活かし競技車両の高価買取も可能であると自負しています。とくに、個々のパーツのスペックやメンテナンス履歴がはっきりしている優良な個体は、高価買取の条件を満たしていると言えるのです。 [ライター/旧車王編集部]

即日売却できて助かった…など、実例での上手な旧車の売却方法・課題解決13選!
旧車売買の豆知識 2022.02.10

即日売却できて助かった…など、実例での上手な旧車の売却方法・課題解決13選!

旧車王では、日々多くの価値あるお車をお譲りいただいておりますが、車の売却時にはユーザーそれぞれが何かしらの課題を抱えているのが現実です。今回は、今までお客様からいただいた多くのアンケートをもとに、具体的な課題解決の事例13選をご紹介させていただきます。 【目次】 ①. 駐車場の契約期間が迫っていた ②. 遺産相続のやり方がわからない ③. スポーツカーは飽きたので、クロカン4駆に乗り換えたい ④. 運転中の腰の痛みで悩んでいた ⑤. 車検切れで車を動かすことが出来ない ⑥. 急に引っ越しで売却をしなければいけなくなった ⑦. 老後の資金の足しにしたい ⑧. 年齢的に手放すことにした ⑨. 子供が出来たので、流行りのミニバンに乗り換えた ⑩. 相場が高そうだったので売り時だと思った ⑪. 親に免許返納を勧めている ⑫. 乗り心地が悪く家族に反対されている ⑬. 会社の車が古く入れ替えを検討している ケース①:駐車場の契約期間が迫っていた 【お悩み】駐車場の契約期間が迫っており非常に焦っていました。駐車場の更新時期が近いことをうっかり忘れてしまっていたが、車が古く手放すことも検討していたので、この機会に売却してしまいたい。 【解決】すぐに車を移動する必要があったが、ネットを見て問い合わせをしたところ、すぐに査定に来てくれた。車もその場で引き取ってもらえたので非常に助かった。値段も想像以上だった。 ケース②:遺産相続のやり方がわからない 【お悩み】父親が大切にしていた古い車を相続することになった。急なことだったので残すことも考えたが、維持は現実的に難しいので廃車なども検討しなければならない。 【解決】父が大切していた車を思ったいたよりも高く買取っていただき助かりました。難しい相続のやり方も丁寧に説明してくれました。また、スタッフの方から「大切にしていただける方への橋渡しが、私達の使命です。」と仰っていただき、感動を覚えました。→車の遺産相続専門ページ ケース③:スポーツカーは飽きたので、クロカン4駆に乗り換えたい 【お悩み】憧れてきたスポーツカーでやってみたかったことはほとんどやり尽くしてしまった感があるので、次は古いランドクルーザーかディフェンダーに乗り換えたい。 【解決】改造した部分も詳しく見ていただき、納得の査定額を付けてくれました。次の車の購入を心配していましたが、妥協せず次の車が選べそうです。 ケース④:運転中の腰の痛みで悩んでいた 【お悩み】車は気に入っているが、どうしても運転中に腰の痛みを感じるため、腰痛持ちの方に優しいと言われる輸入車に乗り換えたい。 【解決】買取だけでなく、輸入車にも詳しいスタッフが親身になって次の車の相談に乗ってくれました。輸入車の買取も可能とのことだったので、またお願いしたいと思いました。 ケース⑤:車検切れで車を動かすことが出来ない 【お悩み】車検を切らしてしまったため、お店に持っていくことが出来ず、そのまま放置して価値が下落してしまうことも心配だった。 【解決】査定を申し込んだらすぐに来てくれて、車検切れの車もセーフティローダー (積載車)で引き上げてくれた。査定額も車検切れの影響は最小限と言っていただき、想像以上だったので、全て満足です。 ケース⑥:急に引っ越しで売却をしなければいけなくなった 【お悩み】趣味の釣りのために、クロカン4駆の古いディーゼル車に乗っていますが、NOx・PM法の対策地域に引っ越すことになったため、売却する必要が出てきた。 【解決】NOx・PM法の問題があったので、地元の人に個人売買で売却することを考えていたが、全国ネットで迅速かつ柔軟に対応していただき、大変助かりました。買取金額にも満足です。 ケース⑦:老後の資金の足しにしたい 【お悩み】定年退職したので老後の資金が必要になった。長年大切に乗ってきた愛車なので、乗り続けたいのはやまやまだが、売却して維持費の安い軽自動車に乗り換えたいと思っている。 【解決】査定の際は、愛車の思い出も聞いていただき、大変満足です。人気スポーツカーではないにもかかわらず、頑張って値段を付けてくれたので、老後の資金の足しになりそうです。 ケース⑧:年齢的に手放すことにした 【お悩み】長年好きな旧車を乗り続けてきたが、高齢ドライバーが起こす交通事故の多さを知って、運転は若い人に負けない自信があったが年齢的に手放すことを決意した。 【解決】まだまだお元気なので乗り続けていただきたいという私のことを気遣った優しいお言葉をかけていただきました。さらに納得の買取額で買い取っていただいたので、思い残すことなく車から引退出来ます。 ケース⑨:子供が出来たので、流行りのミニバンに乗り換えたい 【お悩み】趣味でスポーツカーに乗り続けてきたが、結婚して子供も出来たので、家族のためにもそろそろ流行りのミニバンに乗り換えたい。 【解決】スポーツカーの知識が豊富で車の本当の価値をわかっていると思った。買取額も思った以上だったので、購入するミニバンに後席モニターを追加で注文してしまいました。 ケース⑩:相場が高そうだったので売り時だと思った 【お悩み】ちょっと、自分の車を中古車情報で調べていたら、相場が高そうだったので売り時だと思った。 【解決】ネットで調べていたらすぐに出てきた。スタッフの方が相場の動向や傾向を詳しく教えてくれて、売り時だと思う気持ちに確信が持てた。 ケース⑪:親に免許返納を勧めている 【お悩み】親に免許の返納を勧めているが、車の売却の手続きがネックになってしまい、なかなか説得することが出来ない。 【解決】車の手続きの不明な点を丁寧にご説明してくれました。査定額も思っていた以上に高く、親が免許の返納を決心してくれたので、本当によかったです。 ケース⑫:乗り心地が悪く家族に反対されている 【お悩み】旧車をカスタマイズして乗っているが、乗り心地が悪く荷物も載らないため、家族に反対されている。子供も増えるので、いいタイミングだと思っている。 【解決】カスタムパーツのひとつひとつまで評価してくれましたので、この機会に売却することを決意しました。査定は車の評価だけだと思っていたので、驚きました。 ケース⑬:会社の車が古く入れ替えを検討している 【お悩み】会社の車が古くなり、入れ替えを検討しているが、会社に車に詳しい社員がおらず困っている。手続きを教えてくれて、少しでも値段を付けてくれたらすぐにお願いしたい。 【解決】査定スタッフの方が、思った以上の値段を付けてくれて、必要書類などの手続きも丁寧に説明してくれたので、安心して売却をすることが出来ました。 古い車の売却にはそれぞれの事情がある 今回、ご紹介させていただいた事例はほんの一部ではありますが、旧車王では日々お客様の課題解決に努めております。もし、この中にひとつでも当てはまる事例がありましたら、そのときは是非旧車王にお申し込みいただき、お客様の悩みのひとつひとつをお聞かせください。そして、旧車王はお客様の課題解決とともによりご満足いただけるサービスを目指してまいります。 [ライター/旧車王編集部]

レガシィの中古車はNAモデルがねらい目!?走りと実用性を兼ね備えたオールマイティカー
旧車売買の豆知識 2022.02.10

レガシィの中古車はNAモデルがねらい目!?走りと実用性を兼ね備えたオールマイティカー

スバル レガシィは、旧体系の経営で倒産の危機にあったスバル(当時:富士重工業)を救い、日本にステーションワゴンブームを巻き起こした歴史的な車種です。そんなレガシィも、今や北米に軸足を置き、日本ではずいぶんと影の薄い存在となってしまいました。ですが、まだまだスバル レガシィのファンも多いはず。今回はレガシィの完成と熟成を果たした、3代目 BE/BH型と4代目 BL/BP型レガシィの概要と、中古車事情についてご紹介します。 熟成した3代目レガシィと変革の4代目レガシィ スバル史上最大のヒットモデルとなった2代目 BG/BE型の後を継ぎ、1998年に3代目 BE/BH型レガシィがデビュー。先代から引き継いだ2.0L水平対向4気筒ターボエンジンは、自主規制いっぱいの280馬力の最高出力を誇ります。そのほか、3代目のトピックは、現在の自動ブレーキのハシリとなる運転支援システムである「ランカスターADA」の登場と、2000年の年次改良において、新開発の3.0L水平対向6気筒エンジンをランカスターに搭載されたことです。そんな3代目は、2代目ほどではないものの、ツーリングワゴン、セダン合わせ43万代以上を売り上げる大ヒットモデルとなります。 そして、2003年にデビューした4代目 BL/BP型レガシィは、3代目までの伝統に変革をもたらしたモデル。衝突安全性能向上を目的に、これまで死守してきた5ナンバーボディを捨て、3ナンバーボディへと拡大。さらに、EJ20ターボエンジンは、2代目と3代目までの2ステージツインターボから、ツインスクロール方式のシングルターボに変更されます。また、レガシィはこの4代目から北米市場への意識が高まったこともあり、それまでよりも内外装の質感が向上。3代目よりも1つランクが上がったという印象を持っているスバルファンも少なくありません。 他車種では見られないターボ+MTモデルが主流 3代目 BE/BH型レガシィは2代目に次ぐ人気車種で、新車販売台数も多かったものの、最も新しい年式でも2003年であるため、中古車市場にはあまり台数が出回っていません。対して、4代目 BL/BP型レガシィは比較的流通量も多く、選択の幅は広いと言えるでしょう。 どちらも、ターボモデルが圧倒的に多く、2.0L、2.5L、3.0LのNAモデルはあまり流通していません。また、マニュアルトランスミッションが多いのもレガシィの特徴です。 速さに拘らないのであればNAモデルもオススメ 低重心の水平対向ターボエンジンと4WDの組み合わせは、唯一無二の走りを体感できます。先述したように、中古車としても流通量が多いため、比較的選びやすいでしょう。しかし、筆者のオススメは、2.5Lや3.0LのNAモデル。絶対的な速さこそありませんが、水平対向エンジン特有の振動の少なさやトルクフルな走りは、ターボモデルでは味わえない魅力があります。ターボモデルばかりに注目が集まるため、お買い得な1台を見つけることも可能です。 ネットのみの購入は避け実車確認が必須 3代目 BE/BH型と4代目 BL/BP型レガシィの中古車を探しているなら、現車確認を徹底しましょう。 まず注意したいのが、水平対向エンジンの持病でもあるオイル漏れ。これは構造上どうしても避けることのできない不具合なので、下回りをのぞき込む、または、整備履歴を確認するようにしましょう。 もう一つの注意点は、上級グレードに装備されていたマッキントッシュオーディオ。純正装着のオーディオとしては、かなり高音質な魅力がある反面、専用スピーカーや別体アンプを含めた総合的なオーディオシステムであることがネックになります。万が一不具合があった場合、単体での修理や交換ができず、最悪の場合オーディオシステムをすべて交換しなければなりません。そのため、正常にオーディオが作動するか確認することが大切です。 リセールは期待薄のため売却先選びが重要 余程走行距離が少ない車両えを除き、3代目 BE/BH型と4代目 BL/BP型レガシィのリセールバリューは特別優秀と言えません。“スバリスト”と呼ばれる熱狂的なファンは存在するものの、モデルごとのファンはそれほど多くなく、どちらかと言えばどの年代のどのモデルでも一定の人気があります。そのため、限定車以外では、驚くような値付けはほとんど望めません。 もしこれから売却を検討しているのであれば、きちんと価値を判断し、しっかりとした販路を持った旧車専門店などに相談すると良いでしょう。 [ライター/増田真吾]

旧車・ネオクラシックカーのスポーツカーを卒業するタイミングと手放す方法
旧車売買の豆知識 2022.02.10

旧車・ネオクラシックカーのスポーツカーを卒業するタイミングと手放す方法

昨今は、空前の旧車・ネオクラシックカーと言われていますが、中でもスポーツカーの人気の過熱ぶりはバブルと言っても過言ではありません。しかし、スポーツカーは様々な理由により、いつかは卒業することを余儀なくされます。それは、結婚であったり、はたまた体力的なものだったりします。でも、ご安心ください。世の中には、そんなユーザーを満足させてくれる魅力的な車や売却方法があるのです。 スポーツカー卒業を考えるタイミングとは? スポーツカー乗りにとって、卒業を考えなければならないタイミングが必ず訪れます。それは、結婚のタイミングの場合もあれば、免許を自主返納するタイミングの場合もあるでしょう。 もし、自主返納するまで好きな車に乗れれば、スポーツカー乗りにとって、これ以上の幸せはないはずです。しかし、現実的には人生はそんなに甘くなく、結婚などのタイミングで手放すユーザーがほとんどです。 ここでは、スポーツカーを手放す理由を具体例を挙げてご紹介させていただきます。 結婚・家族の反対による売却 結婚のタイミングで、なぜスポーツカーを手放さなければならないのでしょうか?おそらく、1番は家族の反対です。そして、理由は非常に単純です。 スポーツカーは、室内が狭く、乗り心地が悪いです。しかも、大概はドアが2枚しかありませんので乗り降りが大変です。もちろん、スポーツカーは速く走ることが目的で作られていますので、当たり前と言えば当たり前なんですが、家族の理解を得ることは至難の業と言えるでしょう。とくに、家族が増えた際などは、車の乗り降りなど、物理的に考えてもスポーツカーの維持が難しくなります。 仮に家族が理解を得られて、もう1台家族用の車を購入出来たとしても、今度は維持費等の問題が出てきます。ましてカスタマイズを続けるなんて言ったときには、大袈裟な話しではなく夫婦間の問題に発展しかねません。 もしくは、セダンタイプのスポーツカーなどで、とりあえず手放さなくて済んだとしても、今度はパートナーがAT限定免許という問題がかなりの確率で出てきます。 いずれにしても、今も昔も結婚後にスポーツカーを維持していくことは難しく、2~3歳になった子供が唯一残された純正ステアリングで遊んでいるなんて話が、実は決して珍しいものではないのです。 年齢が上がるにつれて愛着がなくなる スポーツカーは、「憧れだけど一度乗れば満足」というユーザーが意外と多いと言われています。 今でこそ、スポーツカーはセミオートマやスポーツオートマが増えて快適になりましたが、一昔前まではMT車が当たり前でしたので、ただ乗るだけでも体力を奪われました。 それでも、若い時はそれを苦に思わない体力と情熱がありますので、たいして問題にならないのですが、年齢とともにクラッチの操作や固い足回りが重荷になってきます。 もしくは、スポーツカーは飽きやすいという意見も多く、車の好みが全く変わってしまうユーザーも少なくありません。 もちろん、今現在のスポーツカーはどんどんはやく快適になっていますので、最新モデルのスポーツカーを何年も乗るユーザーが増えることは十分に考えられます。 スポーツカーを卒業後におすすめの車種 ここまで、色々とご紹介してきましたが、スポーツカーは必ず卒業が訪れる乗り物と言っても過言ではありません。 しかし、家族が増えたり、体力が衰えてしまったりしても、楽しめる車は必ず存在します。少し前までは、家族が増えるイコール、ミニバンでしたので、気持ちが萎えるユーザーも多かったかもしれませんが、ここ数年はSUVブームとなっており、見た目のよさと走りと使い勝手を兼ね備えたモデルが多数販売されています。 やはり、車をというものは見た目が非常に重要な要素となります。そして、近年のSUVにはスポーツカーを乗ってきたユーザーを十分に満足させる魅力とインパクトがあります。しかも、各メーカーから多種多様なモデルがラインナップされており、ご予算や好みに合わせて車種を選択することが出来ます。 車は、いつの時代もメーカーが作り上げた常識みたいなものがありますが、本来は流行りに流されない個性にあった車選びが必要なのかもしれません。そう言った意味では、SUVはもちろんお勧めですが、ユーザーがいいと思えばミニバンやセダンでもそれがベストな選択と言えるのです。 スポーツカーを手放す方法 スポーツカーを手放す方法と聞いて、まず何を思い浮かべますでしょうか?例えば、新車を購入されるならディラーの下取りがあります。もしくは、大手の買取店に持ち込んだり、ラジオCMなどでよく聞く一括査定に申し込むというのもひとつの方法です。 昨今は、空前の旧車・ネオクラシックカーブームと言われており、特にスポーツカーはどこに売却しても基本的に安いということはありません。しかし、更に高く売るためには別の選択肢を考えなければなりません。 旧車王は、旧車・ネオクラシックカーに特化しているのはもちろんのこと、変動が大きいと言われる中古車相場を熟知しています。とくにスポーツカーは、この難しい相場を読めるか読めないかで次の車選びに影響が出るほどの差が生まれる場合があります。 スポーツカーを卒業することは、誰にとっても寂しいことに違いありません。ですからせめて納得のいく買取額で愛車に花を添えてみてはいかがでしょうか。 [ライター/旧車王編集部]

査定「ゼロ」の古い車を高く売る「正しい」手放し方
旧車売買の豆知識 2022.02.10

査定「ゼロ」の古い車を高く売る「正しい」手放し方

最近は、低年式でかつ過走行の中古車でも値段が付くという話をよく聞きます。しかし、ネットでよく見かける「査定0円の古い車を高く売る」というフレーズは一体どのような意味で使われているのでしょうか?この一見矛盾している2つの事柄を旧車王が紐解きます。 査定額「ゼロ」になってしまう原因 査定額が「ゼロ」になってしまうかどうかは、どの基準を用いるかによって変わってきます。もちろん、どの基準を適用しても「ゼロ」になってしまう車はあります。その理由は、「年式が古い車」「走行距離が伸びている車」「故障している車」などがありますが、基本的に当時どんなに高額な車であっても、時が過ぎれば価値は低くなります。 また、よく査定の基準に用いられるディラー下取りについても簡単にご紹介させていただきます。通常ディーラーでは、各販売会社が用意する「下取り基本価格表」というものをベースに下取価格を算出しています。つまり、買取専門店のように買取相場をもとに車の価値を判断しないため、20年以上経過した旧車・ネオクラシックカーなどは、一般的に値段を付けることが難しいと言われています。 逆に、買取専門店は、買取相場を基準にしていますので、年式が古い車でも値段が付くことがあるのです。 買取店にも「得意分野」が存在します 買取店には、実は「得意分野」というものが存在します。簡単にご説明させていただくと、 新車ディーラーは、当然ながら自社の車に強みを持っています。更にディラーは、顧客の囲い込みが生命線になりますので、常に顧客の下取り価格を把握しています。その顧客数は、優秀な営業マンで優に1000件を超えています。 次に、一括査定・大手買取店は、比較的年式が新しい国産車を得意としています。逆に、旧車・ネオクラシックカーは、相場の見極めが難しいことから、リスクを負ってまで買取しない傾向があります。 最後に、 旧車買取専門店は、1970~1990年代の旧車・ネオクラシックカー全般、スポーツカー、本格クロカン4WDを得意としています。 そして、どのジャンルにもそれぞれ違う難しさがありますので、自分の車がどこに当てはまるかを考えて、査定を依頼されることをお勧めいたします。 20年落ち以上の古い車は高く売れる可能性があります お写真の車を見てください。車検が切れた1973年式のケンメリスカイラインです。車検切れのまま数年単位で放置されていますので、車体は埃まみれですし、タイヤがパンクして走ることすらできません。 おそらく、ディラー下取りでは0円が提示されることでしょう。もしくは、古すぎて扱ってもらいないかもしれません。ところが、この車に何と400万円という破格の査定額がついたのです。 理由は、ケンメリスカイラインは、「ケンとメリーのスカイライン」というキャッチフレーズのテレビCMが大ヒットした日本を代表する名車のなかの名車だからです。しかし、この価値がわかる買取業者が少ないという現実もあり、廃車になってしまうケースも少なくありません。 この例は少し極端だったかもしれませんが、古い車は旧車買取専門店に査定を依頼することで、思いもよらない値段が付くことがあるのです。 【1円でも高く売る】高額査定のポイント ここまでの解説で、例え査定が0円になってしまいそうな古い車でも値段が付いたというケースがあることがご理解いただけたのではないでしょうか。 しかし、年式が古い旧車・ネオクラシックカーは、状態次第で値段がなくなってしまう場合があります。具体的には、エアコンの故障やオートマが滑るなどの機関系の不具合です。 そうならないためには、故障の時に親切に対応してくれる「行きつけの美容室」のような整備工場を見つけて、こまめに修理を依頼することが大切です。そして、愛車を1円でも高く売るために最も大切なことは、車を古いなりに労わりながら乗ることです。 高額査定のために出来ること 車を高く売るために出来ることはいくつもありますが、何もお金をかければいいというわけでもありません。最後に自分でも出来る車を高く売るための方法を2点ほどご紹介させていただきますので、参考にしてください。 外装編 お車の外装は、放置車や不動車でない限り、なるべく綺麗にしておきましょう。長い間動かしていない不動車などは、長年降り積もった土埃を取り払う際にボディを痛めてしまう可能性がありますので、かえってそのままの方が高価買取に繋がる場合があります。 また、高価なカスタムパーツは、しっかりと把握しておくが重要です。理由は、有名ブランドの場合は、査定に反映される可能性があるからです。 内装編 内装の掃除は旧車だからといって特別なことはありません。まずは、固くしぼったタオルとガラスクリーナーをご用意いただき、最後に掃除機があればオッケーです。 掃除機は、シートの下や座面の隙間など、細かいところも意識してかけていきます。次に固く絞ったタオルでステアリングホイールやインパネを拭き、最後にガラスクリーナーを使ってガラス全体を拭けば終了です。 一番のポイントは、固く絞ったタオルです。乾燥したタオルではホコリや汚れを吸収出来ず、かえって汚れを広げる結果になるためです。 [ライター/旧車王編集部]

日本車は海外で人気が高い!でも個人で自動車を輸出するのは大変?
旧車売買の豆知識 2022.02.10

日本車は海外で人気が高い!でも個人で自動車を輸出するのは大変?

日本車は海外での人気が高いというのは誰でも一度は聞いたことがあるでしょう。今乗っている車も日本では価値がなく、買取価格も低いという場合には「人気がある海外に輸出してみよう」と考える人がいるかもしれません。 しかし、車の輸出は簡単ではなく、個人で行うにはハードルの高いものになっています。ここでは海外で日本車人気の理由と輸出が大変な理由を解説していきます。 海外で日本車人気の理由 当たり前のように海外で日本車が人気というイメージがありますが、主な人気の理由は「壊れにくい」「安い」の2つでしょう。「なぜ日本車が人気なのか」を詳しく解説していきます。 壊れにくい 日本では2年(初回3年)に1回の車検が義務付けられています。定期的なメンテナンスを行うことで重大な故障になる前に修理されるため、各部品が大きく破損することもなく、消耗品も定期的に交換されています。 極端に破損する前にメンテナンスされるため、車が良い状態で保たれていることで「壊れにくい車」になっていると言えるでしょう。 日本の道路事情が良いから 日本の道路は世界で見てもトップクラスに整備されています。道路事情が良い分、車にかかる負担も少なく、足回りなどの重要な部品が破損なく保たれています。 足回りが破損してしまっては修理をしても多少のガタは残ってしまいます。綺麗な道路で走っている日本車だからこそ、中古車でも品質が保たれ、長く乗れる要因の1つになっていると言えるでしょう。 外装も綺麗に保たれている 日本人は世界で見ても物を大切にする人が多い国です。車も同じで、定期的に洗車をしたり、傷もつかないように気をつけています。海外では車を実用の道具と考えていて、傷や汚れを気にしていないユーザーが少なくありません。 日本車は乗っているユーザーが車を大切にしている分、古くなっても外装が綺麗に保たれ、海外でも評価される1つの要因になっています。 価格が安い 日本国内では車に対して10年10万㎞という言葉が根付いています。これは、車の寿命や価値の基本になっていますが、納車から10年か走行距離が10万㎞を超えた車は寿命で市場価値がなくなるという意味を持っています。 実際には、しっかりとメンテナンスをしていれば、まだまだ乗れる車でも、車としての価値はなくなってしまい、低い金額での買取か廃車になってしまうでしょう。 しかし、海外で見れば、まだまだ乗れる状態にあるため、日本国内では値段のつかない車にも値段が付くことになります。日本で値段がつかない分、安く仕入れることができ、海外での販売価格も安くなるため、10年10万㎞を超えた車でも重要があると言えるでしょう。 古い車種は部品取りに使うことも 例えば、エンジンや足回りなど、走行が不可能な車でも車種によっては海外で部品取りとして買い取られることがあります。 ボディパーツや内装のパーツなど、海外では新品のパーツを取り寄せるよりも使える中古部品を使うことが多いため、日本で廃車になった車にも需要があります。 個人の輸出は簡単ではない 日本車は海外で人気があるということが分かりましたが、そうなると「自分が乗っている車も海外に輸出したほうが高く売れるのでは」と考えると思います。 車種によっては日本国内よりも高く売れるでしょう。しかし、個人で輸出となれば国内で車を売るように簡単にはいきません。 主に輸出が簡単ではない理由を3つ解説していきます。 古物商許可証が必要 これは各都道府県が発行しているものになりますが、中古車を輸出する際には絶対に必要になる許可証です。古物商許可証を取得せずに輸出を行なった場合には法律に違反することになるため十分に注意が必要です。 古物商許可証自体は警察署で発行してもらえるため、難しい手続きは必要ありません。しかし、所有している中古車を販売するためだけに取得するのは少し面倒にも感じるでしょう。 必要書類が多い 次に必要書類ですが、日本からの輸出用と販売先の輸入用に分かれます。輸出ができても輸入側の国で必要になる書類は別に必要な場合もあります。 ・インボイス・パッキングリスト・船荷証券・輸出抹消登録証明書・船積前検査証明書 輸出には最低でもこの5つの書類が必要になりますが、輸出先の国によってはさらに必要な書類が増えることもありえます。あくまで輸出用は日本で定めている書類になりますが、輸入用の書類は国ごとに違う場合もあるため、輸出先のバイヤーに確認を取る必要があります。 バイヤーを見つける必要がある 国内で買取を依頼する場合には買取専門店に査定と買取をしてもらえば、全てが完了します。しかし、輸出する場合には個人でも買取店でも、車を買ってくれる人を自分で一から探す必要があるため、それなりの英語力や時間をかけることになるでしょう。 また、バイヤーを見つけた後も金額の調整や支払い時期など、バイヤーと調整すべき事は多くあります。 買取専門店を利用する 海外への輸出は「高く売れる」というイメージだけが先行していますが、個人で行うには難しい事も多く、簡単にはいきません。しかし、日本国内でも古い車の価値を分かっている買取専門店であれば、海外へ輸出するよりも高く買い取ってもらえる場合があります。 特に旧車王では旧車やクラシックカーの買取を得意としているため、値段がつかず、国内での販売を諦めていた場合でも、海外へ輸出する前に候補の1つに入れてみてください。 まとめ 日本車は海外で人気があり、輸出すれば国内よりも高く売れる可能性があります。日本には買取専門店も数多くありますが、基本的に古い車の買取価格は低かったり、値段がつかない事もあるため、人気のある海外へ輸出した方が高く売れると考えることもあると思います。 しかし、個人での海外輸出は決して簡単なものではなく、必要な許可証や書類も多く、費用対効果としては見合っていない事も多いでしょう。日本国内でも古い車の価値を分かっている買取店であれば、輸出するよりも高い査定額がついたり、同じような金額でも輸出の手間やリスクを考えれば得をする可能性もあるでしょう。 旧車王は旧車を得意としているからこそ、他の買取店とは違う査定額になる場合があります。輸出をする前に旧車王に無料査定を依頼してみてはいかがでしょうか。 [ライター/旧車王編集部]

これで解決!車の所有者が死亡した場合の名義変更
旧車売買の豆知識 2022.02.10

これで解決!車の所有者が死亡した場合の名義変更

普段何気まなく使っている車ですが、洋服や家電と違い、車は法律によって所有権が定められた財産です。そのため、所有者(持ち主)が死亡してしまった場合、そのままにしておくことはできず、所定の手続きを行わなければなりません。この記事では、そのために必要な必要書類や手続き方法についてご紹介していきます。 所有者が死亡したらその車は誰のもの? 車には必ず所有者(使用者)が決められえており、その車の持ち主(=所有者)が亡くなった時点で相続人全員の共有財産となります。しかし、何もせず自動的に持ち主が変更されるわけではなく、所定の手続きをおこなわなければなりません。 相続人とは、一般的に家族のことを指しますが、遺言書によって「○○に譲る」といった支持があれば、その指示が優先されます。対して、遺言書が無い場合や遺言書に車の記載がない場合は、法律で定められた「法定相続人」が相続することになるのです。 法定相続人とは? まず相続人となるのは、亡くなられた方の配偶者(法律婚をしている配偶者)です。配偶者以外の相続人には順序があり、第1順位は直系卑属(子や孫、ひ孫など)、第2順位は直系尊属(父母や祖父母、曾祖父母など)、そして、第3順位は兄弟姉妹(亡くなっている場合には甥姪)となります。 まずは車検証を確認 例えば、あなたのお父さんが亡くなられたと仮定しましょう。お父さんがいつも乗っていた車は、必ずしもお父さん本人が所有者であるとは限りません。車は法律によって所有権が保証されているため、名義変更は所有者でなければできないのです。そこで、まずは車にある車検証を確認し、その車の所有者と使用者が誰なのかを確認しましょう。 所有者の欄にお父さん(亡くなられた方)の氏名と住所が書かれていれば、そのまま相続の手続きが可能ですが、ローンの残債が残っている場合やリースで車を使用している場合、そのままでは名義を変更することができません。この場合、お父さんはあくまで使用者であり所有者ではないため、まずは車検証の所有者の欄に記載された業者び連絡し相談しましょう。 車の所有者が死亡した場合の名義変更に必要な書類 それではここから、車の所有者が死亡した場合の名義変更で必要な書類についてご紹介していきます。ただし、手続き内容によって必要書類の内容は変わるため、「特定の相続人に名義を変更する場合」必要な書類についてご紹介します。 1.車検証(自動車検査証)2.戸籍謄本または戸籍の全部事項証明書3.遺産分割協議書4.印鑑証明書5.実印(委任状)6.車庫証明(自動車保管場所証明書) 以上6点の書類を準備し、管轄の陸運事務所で手続きを行います。 それでは、それぞれの書類について詳しく説明していきましょう。 1.車検証(自動車検査証) 一般的には車のグローブボックスなどに、車の取扱説明書や整備記録簿と共に保管されています。名義変更とは、この車検証にかかれた所有者を書き換える手続きのため、必ず車検証は用意しなければなりません。 2.戸籍謄本または戸籍の全部事項証明書 被相続人(死亡者)の死亡の事実が確認できるもので、相続人全員が確認できるものが必要です。婚姻などによって氏名などに変更があった場合は、それを証明できる書類(原戸籍謄本、現在の戸籍謄本など)も必要になります。 3.遺産分割協議書 相続人が複数おり、その中の一人が相続する場合に必要になります。相続人全員の署名と実印の押印が必要です。ただし、査定額が100万円以下の場合は、新所有者となる相続人の戸籍謄本、遺産分割協成立申立書(相続人の実印があるもの)、査定額を証明する書類が必要です。 4.印鑑証明書 新たに所有者となる相続人の印鑑証明で、発行から3か月以内のものが必要です。 5.実印(委任状) 新たに所有者となる相続人の実印が必要です。また、相続人本人が申請しない場合には、実印を押印した委任状が必要になります。 6.車庫証明(自動車保管場所証明書) 新たに所有者となる相続人が同居しており、保管場所(車庫)の変更が無い場合は不要になる場合もあります。用意する場合は、照明から概ね1か月以内のものを用意します。 所有者が死亡し名義変更する場合の手続き方法 車の所有者が死亡した場合の名義変更と言うと、やや難しく特殊な感じがするかもしれませんが、上記の必要書類をそろえる以外、通常の名義変更とほぼ同じ手続きです。 手続きを行う場所は、登録車(普通車)ならば管轄の陸運事務所、軽自動車は軽自動車検査協会で行います。また、手続き当日にも必要書類(印紙)の購入や記入が必要です。 初めてでどうして良いかわからない方も多いと思いますが、それほど難しい手続きではないので心配はいりません。各陸運事務所や軽自動車検査協会には、必ず総合案内窓口がありますので、旧所有者が死亡して名義変更に来たことを伝えれば、手続きのために回る窓口の順番や書類の確認をしてもらうことができます。 [ライター/増田真吾]

車の買取・査定の方法はどれがいい?おすすめの方法を紹介
旧車売買の豆知識 2022.02.10

車の買取・査定の方法はどれがいい?おすすめの方法を紹介

「車を手放したい」と考えた時に「手放す方法」について悩むことは多いでしょう。 ただ手放すだけでも、次に新しい車に乗り換える場合でも、買取価格は高いほうが良いですし、面倒な作業はしたくないものです。 車自体が大きな買い物ですから、手放す時も悩んで当然。今回は、「車の買取・査定」を中心に、おすすめの方法を紹介していきます。 中古車買取にはどんなやり方があるのか? 車の買取には大きく分けて4つの方法があります。 それぞれにメリット・デメリットがあるため、「自分に合っている方法」「売りたい車に合っている方法」を選ぶことが大切です。 詳しく紹介していきます。 ディーラー下取り 車を買い替える場合に選ぶことが多いのが「ディーラー下取り」です。 ディーラーでは買取だけを行うことはなく、次に新しい車を買う場合に、今乗っている車を下取りに出す形になります。 また、新しい車の購入と今乗っている車の買取が同時にできるため、手間も少なく済むでしょう。 10年落ち以内の新しい車に向いている ディーラー下取りを利用する場合のポイントは「10年落ち以内」です。 比較的新しい車であれば、ディーラーも自社の系列で販売することが可能なため、値段がつきやすくなるでしょう。 高額買取の秘訣は、同じメーカーのディーラーで売ること 売りたい車のメーカーと違うディーラーでも下取りは可能ですが、買取価格には少なからず影響が出るでしょう。 ほとんどのディーラーは自社の中古車販売の店舗を持っているため、自社の車であれば、そのまま系列店舗で販売が可能です。 自社系列で販売するため、余分な経費がかからないため、その分を下取り価格に上乗せすることができます。 しかし、他社メーカーの車であれば、オークションなどへ売りに出すことになるため、必要経費がかかる分、下取り金額も抑えるしかありません。 次に乗りたい車が別のメーカーであれば仕方ありませんが、下取りは「同じメーカーのディーラー」にすることが、下取り価格を高くする秘訣です。 大手買取店 大手の買取店は中古車の買取を専門に行っており、自社で中古車の販売もしていることがほとんどです。 ディーラー下取りとは違い、「車の買取のみ」に対応しているため、「新しい車を買う予定はないけど、車を手放したい」という場合に有効な買取方法になります。 大手買取店も、比較的新しい車に強い 大手買取店も自社で中古車の販売やオートオークションへの出品を行うため、売りやすい車に良い値段をつけます。 中古車市場でも人気のある車であれば買い取っても、すぐに売れる可能性が高いため、古い車よりも、万人受けする新しい車のほうが査定額は高くなる傾向と言えるでしょう。 ディーラーよりも高く売れる傾向にある 一般的にディーラーの下取りよりも、買取店のほうが高く売れる傾向にあります。 大手の買取専門店は中古車市場に精通している分、販売ルートが多く査定項目も細かくなっています。 車種によっては純正オプションの金額も上乗せになることから、ディーラーよりも高い査定額になることがあります。 車の知識というより営業力で買うため、無理な営業も多い 大手買取店は自社で車種ごとの平均価格を設けています。 平均価格から車の状態次第で査定額を決めていくことがほとんどでしょう。 そのため、車の知識を持って買取金額を決めていることは少なく、その車の上限額以内で買取をすることになります。 買取店もできるだけ低い金額で買い取ったほうが利益は大きくなるため、営業力で買取を行うと思っておいたほうが良いでしょう。 一括査定 最近ではインターネットでよく見かけるようになったのが「一括査定」です。 今までのように、何社も買取店を回る必要がなくなった便利なサービスです。 様々な買取店に一括で査定申し込みができる 売りたい車の情報を記載するだけで、数十社以上に同時査定を申し込むことができるため、とても便利なサービスと言えます。 特に車を査定に持って行くような時間がない場合には簡単に自分の車の相場を知ることができるでしょう。 しつこい営業電話が鳴り止まない 一括査定で多くの人が困っているのが「営業電話」です。 一括査定に申し込んでいる以上、買取をしたい買取店から営業電話がかかってくることは当然ですが、査定を申し込んでから、しばらくは電話が鳴り続けるという覚悟は必要でしょう。 ネットオークション 今では誰でもインターネットが使える時代になったため、車をネットオークションで売る人もいます。 面倒な作業もあるため、人によって向き不向きがある方法になります。 中間マージンがないため、高い値段で売れる ディーラーや買取店であれば、当然、自社の利益や経費が必要になるため、買取価格には限界があります。 しかし、ネットオークションであれば全て自分で行うため、第三者に中間マージンを取られる必要がありません。 ただし、その分、自分で行わなければいけない作業が多いことを理解しておきましょう。 売れるまでに時間がかかることも 需要の高い車種であれば出品してから、すぐに売れることもあります。 しかし、適正な価格設定ではなかったり、同じ車種で他に程度の良い車が多ければ中々売れないという可能性もあるでしょう。 ジャンルごとの買取専門店 ディーラーや大手買取店とは違った買取専門店があります。 例えば、4WD・スポーツカー・クラシックカー・旧車といった車の中でも特殊なジャンルを取り扱っています。 旧車買取専門店 旧車は車種によっては高い金額で取引されることもありますが、有名でなければ廃車という選択を取る買取店が多いでしょう。 しかし、旧車を得意としている買取店であれば、一般的な買取店よりも知識が多く、旧車の価値を理解しているため、値段がつくことがあります。 古い車に詳しいので、他社ではタダの車も、値段がつくことがある 古い車に詳しい分、ディーラーや大手の買取店でタダだったような車でも値段がつくことがあります。 旧車の中には一般的には価値がなくても、一部のマニアからは評価を得ている車種があります。 旧車の買取専門店であれば、旧車に詳しく、一部のニーズでも把握しているため、ディーラーや買取店では値段がつかなかった車でも値段がつく場合があるでしょう。 ネットオークションに比べてスピーディでノーリスク 人気のある旧車であればネットオークションでも高額で落札される可能性があります。 しかし、旧車であれば、あとあとのクレームに繋がる可能性も高く、リスクがあるでしょう。 旧車買取専門店であれば、高い買取金額だけではなく、トラブルなどのリスクも減り、取引もスピーディに終わることになります。 大手のような強引な営業がこない 大手買取店では車の知識で買取をするのではなく、営業力で買取を行っています。 高く売れる車であれば、折り合いがつかなくても中々帰らせてもらえない強引な営業を受けることもあるでしょう。 旧車買取専門店は旧車に詳しい分、無理な金額での提示がなく、あくまで車の価値をもとにする買取になります。 営業電話がしつこくない 一括査定などであれば、営業電話に悩まされることもありますが、旧車買取専門店では、あくまで営業力ではなく、査定士の知識で査定をしています。 オーナーが納得できていないのに無理に営業電話で買い取ろうということがありません。 まとめ 今回は「車の買取・査定」について紹介していきました。 車は大きな買い物なので、売るときには納得して売りたいものです。 旧車王では、ネオクラシックカーや旧車の買取を専門としているため、一般的な買取店よりも高く、質の良い買取が可能になっています。 車の買取で悩んでいる場合は一度、旧車王も選択の1つに入れてみてください。 [ライター/旧車王編集部]

廃車?売却?損をせず相続人がいない車を処分する方法とは
旧車売買の豆知識 2022.02.10

廃車?売却?損をせず相続人がいない車を処分する方法とは

故人が所有していた車は、残された家族が相続するのが一般的です。しかし、中には故人が多額の負債を抱えているなど、相続そのものを拒否したい場合もあるでしょう。ただし、この場合その車の名義は故人のまま残ってしまい、処分方法を間違えると相続放棄できなくなってしまう可能性があります。 そこで、この記事は、相続人全員が相続を拒否し、相続人がいない車を処分する方法について解説していきます。 車は持ち主が亡くなっていても勝手に処分できない 車は衣服や電化製品などと違い、法律で所有権が保証された“財産”だということです。そのため、例えその車の持ち主が亡くなったとしても、勝手に売却したり廃車にすることはできません。 もしあなたが故人の財産を相続する権利を持っているなら、必要書類を揃えたうえで名義変更の手続きを行い、車の所有者を変更します。軽自動車、登録車(普通車)問わず、その車に関わる手続きを行う権利を持っているのは所有者だけ。そのため、名義を変更したうえで売却や廃車を行いましょう。 車の所有者が亡くなった場合の名義変更で必要になる書類について、詳しく知りたい方は「これで解決!車の所有者が死亡した場合の名義変更」をご覧ください。 相続したくない=財産放棄をする場合の対処方法 車が法律で所有権が保証された財産である以上、前提としてその車は相続の対象となります。通常は家族である相続人で話し合い、誰が相続するのか、また、相続後どう処分するのかを決めるというのが一般的です。しかし、その車のローンが残っている場合や、車以外に負債(借金)があり、相続そのものを放棄するということもあるでしょう。 以下より、車を財産として相続しない場合の対処方法について、様々なケースごとに解説していきます。 ケース1:車が古く廃車にしたい 長年故人が所有していた車であっても、もう何年も使っていない、または古すぎてまともに使えないなど、廃車にするしかない場合もあると思います。この場合、車に本当に価値がなければ処分しても問題ありません。しかし、実は値段が付く車だったということが後から発覚した場合は裁判所から指摘を受ける可能性があります。 なぜなら、財産的価値のある車を勝手に処分してしまうと、単純承認したものとみなされてしまい、財産放棄をしなかった事になってしまう可能性があるためです。そうならないようにするためには、その車が財産として価値がないことを証明しなければなりません。 車の価値を判断する方法として有効なのは、査定を受けることです。一般的に査定額が0(ゼロ)の車は財産的価値がないと判断されますので、査定額を証明できる書類はしっかり保管しておきましょう。 ケース2:財産的価値はあるが相続したくない ローンの残債もなく、その車が故人の所有物である場合、相続放棄するためには、まず、車を含めすべての財産を放棄する手続きを行う必要があります。相続放棄の手続きは、故人(被相続人)の死亡から3か月以内に、被相続人の最後の住所地を管轄する家庭裁判所へ申告します。 相続放棄とは、その名のとおり相続することを拒否することです。相続放棄が裁判所に認められた後は、相続人としての地位そのものがなくなり、法的に相続人として扱われることはなくなります。また、相続放棄によって、マイナスの財産(負債)だけでなく、プラスの財産もすべて放棄することになります。 つまり、仮に故人に負債があった場合でも、その借金を肩代わりする必要がなく、車を相続人が処分する必要もありません。 ただし、繰り返しになりますが、勝手に車を処分してしまうと、すべての財産放棄が認められなくなるため、誤って処分してしまわないよう注意しましょう。 まとめ 故人が大切にしていた車の場合、可能なら遺品として保管しておきたい気持ちになるかもしれません。しかし、車は走行していなくても税金が掛かります。また、負債などの問題で一切の財産を相続したくない場合もあるでしょう。 相続する家族が複数人いる場合は、故人の車をどう処分するのが良いのかしっかりと話し合い、ケースに応じた手続きや処分方法を選ぶことが大切です。 [ライター/増田真吾]

納屋に眠るお宝車!2億円の価値がついた事例もある納屋物とは一体?
旧車売買の豆知識 2022.02.08

納屋に眠るお宝車!2億円の価値がついた事例もある納屋物とは一体?

限定生産のクラシックカーや、今は目にすることも難しいスーパーカー。どんなに貴重な車でも、予想だにしないところからひょっこり発見され、人々を驚かせることがあります。 これらは車業界における「納屋物」と呼ばれるものですが、個体によっては保管状態が悪くとも数千万、仲には1億円を超える値がつくこともあるのです。 今回はそんな納屋物について、実際発見された車の紹介も踏まえて解説していきます。 納屋物とはどういう車? 「納屋物」とは、江戸時代に民間の商人のあいだで流通する米や産物を指すものとして使われていた言葉です。車業界においては、納屋や物置に長期間眠っていた車のことを意味します。 そもそも海外ではこういった車のことを「Barn find(バーンファインド)」と呼ばれているのですが、日本では納屋の意味をもつ「Barn」 を取り、納屋物と呼ぶようになりました。 海外の農家は車を保管できるような小屋や倉庫を所持していることが多く、納屋物の多くはそういった納屋から発見されることが大半です。 なぜ納屋物が生まれるのか? 納屋物になる原因はさまざまですが、持ち主が他界し、車は誰にも渡らず納屋に残ってしまったケース。あるいは、廃業した自動車修理業者の店内に、未登録車がそのまま放置されていたという事例もあります。そういった納屋物の発見に至るまでの経緯は、納屋の老朽化による解体工事中に発見されるというパターンがほとんどです。 数年から数十年放置されていた納屋物はだいたいが埃まみれで発見されますが、雨風を凌げるような建物内に保管されることが多いため、ボディの状態は良好なものも少なくありません。 数十年の時を経て発見された車たち 誰にも見つかることなく眠っていた車にはどんなものがあるのか。ここでは納屋物として発見された車を紹介していきます。 ダッジ チャージャー デイトナ アメリカでは、1969年式のダッジ チャージャー デイトナが納屋で発見されました。ダッジチャージャーは1966年にダッジが発売したマッスルカーであり、そのなかでもデイトナと呼ばれるモデルは、NASCARのホモロゲーションのために503台のみ生産された希少価値の高い車です。                                   この個体は1974年にオーナーのもとに渡ったのちに、いつの日からかそのまま放置されていましたが、ノーマル仕様であることから、約1000万円のプライスで売却されました。      ランボルギーニ ミウラ(P400S) 2019年には1969年式のランボルギーニ ミウラ(P400S)が、ドイツの納屋で発見。1966年にランボルギーニが発売したミッドシップスーパーカー、ミウラ(P400)の改良モデルであり、わずか140台のみが生産されました。 発見されたミウラは、2015年までは走行できる状態を維持していましたが、オーナーが亡くなったことで、そのまま2019年まで納屋に眠ることになったようです。 室内および、エンジンルームも埃で汚れ、コンディションはいまいちかと思われましたが、オークションに出品した際は約1億7396万円もの価格で落札されました。 フェラーリ 365GTB/4 デイトナ 珍しいことに、日本でも納屋物が見つかっています。それが、2017年に岐阜県の納屋からフェラーリ 365GTB/4 デイトナが発見されました。 365GTB/4 デイトナはフェラーリのスポーツクーペで、1968年から1973年まで製造。しかし、発見されたモデルは限定6台のアルミボディタイプのなかでも、たった1台だけ製作された(残り5台はレースカー仕様)公道仕様のデイトナだったのです。 高温多湿な日本で放置されながらも、劣化が少ない状態で発見されたこのデイトナは、非常に貴重なモデルということもあり、オークションでは約2億3500万円ものビッグプライスで落札されました。 納屋物のレストアはお金と時間がいくらあっても足りない 予期せぬ場所で眠る納屋物ですが、再び動くようにするには骨が折れる場合がほとんどです。 納屋物は基本的に数十年単位で放置されているので、ボディやフレーム部にはサビが発生しています。エンジン内部もオイルが潤滑しないため、各摺動部は固着したりサビ付いたりしていることも。また、納屋内部の湿気によって室内にはカビが生えたり、ネズミに配線が千切られていたりということもあります。 破格のプレミア値がつく納屋物ですが、こういった箇所をすべて修理し、元通りに復帰させるためには、途方もない時間と費用がかかるのは避けられないでしょう。 まとめ 数十年の年月を経て、再び人々の前に姿を現す納屋物はロマンの塊のような存在です。 今回紹介した車種以外にも納屋物は多数発見されており、そのどれもが車好きにはたまらない往年のスーパーカーやクラシックカーが名を連ねています。それだけに納屋物の価値は非常に高く、多少状態が悪くとも高額の取引が行われることが多いのです。 自動車として復帰させる場合は、膨大な時間と費用をかける覚悟が必要ですが、過去の名車が再び動き出す姿は、何にも変えられない感動があることでしょう。 旧車を買い続けて20年以上!目利き鑑定士の納得買取なら旧車王https://www.qsha-oh.com/ [ライター/増田真吾]

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