旧車売買の豆知識

日産 R34 スカイライン GT-R の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説
旧車売買の豆知識 22.12.27

日産 R34 スカイライン GT-R の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説

R34 スカイライン GT-R といえば、スカイラインの名前を冠する最後のGT-Rです。1999年1月から2002年12月に渡り販売されました。現在中古市場では値段が高騰しており、1,000万円以上出さなくては購入できないモデルになりました。いざ購入しようと思っても20年以上前のクルマのため「古いクルマは維持費が大変そう……」と心配の方も多いですよね。この記事ではR34 スカイライン GT-R にかかる維持費について解説いたします。 R34 スカイライン GT-R の特徴 R34 スカイラインGT-Rは、先代の不評であった肥大化したボディサイズを縮減しました。贅肉を削ぎ落としたようなボディラインになり人気は回復。エンジンはR32から熟成を続けたRB26型2.6L直列6気筒ツインターボエンジンを搭載しています。スカイラインGT-Rとしては最後のモデルであり、今でもファンから圧倒的な人気を集めています。 R34 スカイライン GT-R 維持費の内訳 R34 スカイライン GT-Rの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 R34 スカイライン GT-Rのカタログ燃費は8.1km/リットルです。実燃費は5〜7km/リットルほどといわれています。ガソリンはハイオク限定です。 ここからは金額をシミュレーションします。R34 スカイライン GT-Rを通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約143リットル使用(*1)し燃料代は24,814円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合は、297,771円(*2)です。*1 燃費は7km/リットルで算出(実燃費)*2 2022年11月27日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格173.7円で算出 自動車税 2022年12月現在、2.5リットル超~3.0リットル以下(自家用)の自動車税は51,000円/年です。R34 スカイライン GT-Rは最終モデルが2002年発売であるため、車齢は13年を超えます。自動車税は重課税され58,600円かかります。旧車の場合新車の自動車税と比較すると1年で8,600円も高くなってしまうのですね。 任意保険 R34 スカイライン GT-Rの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):100万円免責金額(1回目-2回目以降):5万円〜10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約89,000円/年でした。車両保険を付帯できますが保険金額は100万円です。全損事故を起こしてしまった際は絶望の淵に立たされますね。ハイパフォーマンスモデルですが安全運転を心がけましょう。 車検 次にR34 スカイライン GT-Rの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:20,010円(24ヶ月)自動車重量税:50,400円(24ヶ月)※初年度登録から18年経過で算出印紙代:1,800円車検料:60,000円合計:132,210円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します R34 スカイライン GT-Rは、重量税が1.5トン超~2.0トン以下の区分になります。重量税は32,800円ですが、初年度登録から18年以上経過した個体は2段階の重課税により54000円かかります。また、古いクルマは故障が多く交換部品や整備が必要なことが予想されるため車検代は高額になる可能性が高いです。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。R34 スカイライン GT-Rのメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。R34 スカイライン GT-Rのタイヤ交換が発生する場合はスポーツタイヤを購入する必要があるため追加で10万円以上かかるケースもあります。 R34 スカイライン GT-R年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、R34 スカイライン GT-Rの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のR34 スカイライン GT-R年間維持費>ガソリン代:297,771円自動車税:58,600円任意保険:89,000円車検:66,105円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:561,476円 月額では46,790円ほどかかります。通勤で使用しない場合は軽油代と任意保険料を下げられます。ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかってきます。 R34 スカイライン GT-Rの維持費が高いと思った時の対処法 旧車の維持には自動車税、重量税がかさむために費用がかかります。また、古い車であるため修理や整備費用が多くかかる場合もあります。R34 スカイライン GT-Rの維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。一昔前は10年落ち10万km以上走行したクルマは価値がないと言われていました。しかし、現在は空前の国産スポーツカーブームです。過走行かつ古いクルマでも高く売却できる可能性があります。R34 スカイライン GT-Rは新車価格以上の値段がつくことがほとんどです。買い手は世界中にいるため、買取価格は驚きのプライスになるかもしれません。

ランドクルーザープラド 120系のリセールバリューとは?高く売却する方法や魅力についても解説
旧車売買の豆知識 22.12.27

ランドクルーザープラド 120系のリセールバリューとは?高く売却する方法や魅力についても解説

ランドクルーザープラド 120系のリセールバリューは高いのでしょうか。売却価格が高値で安定しているなら、一度は乗ってみたいという方も多いことでしょう。今回は、ランドクルーザープラド 120系のリセールバリューの相場や高く売却する方法、その魅力について解説します。ランドクルーザープラド 120系の購入や売却を検討中の方は参考にしてください。 ランドクルーザープラド 120系のリセールバリューの相場 ランドクルーザープラド 120系のリセールバリューの相場は高値で安定しています。走行距離が2万km以下なら200万円前後の買取価格がつくこともあり、対して販売価格は200万円台前半でコンディションのよい車が流通している状況です。 70~90系がプレミア価格となっているため、比較すると120系は目立たないと感じる方も多いでしょう。しかし、質感や性能は大幅に向上しており、新開発のプラットフォームやエンジンの評価も高いため売却時は強気で交渉できます。 ランドクルーザープラド 120系のリセールバリューが決まるポイント ランドクルーザープラド 120系のリセールバリューが決まるポイントについて詳しく解説します。 ガソリンエンジンなら後期型が人気 ランドクルーザープラド 120系は、モデル途中でガソリンエンジンがリニューアルされています。V6 3.4ℓ 5VZ-FEがV6 4.0ℓ 1GR-FEへ、直4 2.7ℓ 3RZ-FEが直4 2.7ℓ  2TR-FEへと後期型で変更されました。特に2.7ℓモデルは、同排気量ながらもフィーリングや燃費性能が大幅に向上しているため人気が高いです。 走行距離が5万km以下 ランドクルーザープラド 120系は、特性としてレジャーや長距離の移動に用いられることが多い車です。全体的に流通台数が少ないため、走行距離5万km以下の車は特に人気といえるでしょう。ボディ剛性が高く、しっかりとメンテナンスしていれば20~30万kmは十分に走れる車とはいえ、走行距離が少なければメンテナンスにかかる費用も抑えられます。 ランドクルーザープラド 120系を高く売却する方法 続いて、ランドクルーザープラド 120系を高く売却する方法について解説します。 ランドクルーザープラド 120系を正しく評価できる業者を選ぶ ランドクルーザープラド 120系を売却するときは、正しく評価できる業者を選びましょう。一般的な買取業者に査定を依頼すると、正確な価値がわからずに査定額を提示されてしまう可能性があります。ランドクルーザープラド 120系は高性能なクロカン4WDであるため、4WD専門店や取扱い実績の多い業者を選定しましょう。 こまめにメンテナンスする ランドクルーザープラド 120系は、長距離移動に使われることが多い車です。耐久性の高い車体ではあるものの、エンジンオイルや消耗品などの交換は推奨時期ごとにしっかりと行うことが重要といえます。また、ディーゼルエンジンの場合はガソリンエンジンよりも汚れやすいため、燃料フィルターの交換などは目安の距離ごとに必ず行いましょう。 そもそもプラド120の魅力とは ランドクルーザープラド 120系は、2002年に発売されたトヨタの本格派クロスカントリー4WDです。オフロードだけでなくオンロードでも高い性能を発揮するように、新開発のラダーフレームをプラットフォームに採用しました。ラダーフレームは頑丈ゆえに重く、操縦安定性や静粛性に悪い影響を及ぼすデメリットがあるため、開発陣は5年の歳月をかけて弱点を払拭する世界最高峰のラダーフレームを完成させています。 フレーム以外でも、状況に応じて前後タイヤへのトルク配分をコントロールするトルセンLSD採用のフルタイム4WDや空転防止のアクティブARCなど、悪路走破性能を高める機能を数多く搭載しています。また、5ドアの上級モデルTZには車高調整機能付き電子制御エアサスペンションを装備するなど、世界的にも最高レベルの技術を採用した車といえるでしょう。 また、外観デザインは北欧市場を意識して、飽きの来ない洗練されたデザインが採用されています。レクサスブランドのGX460から派生したモデルのため、質感の高さはランドクルーザープラド史上で最上質だとの声も多いです。多くのブランドからカスタムパーツも発売されており、街乗りからオフロードまで幅広いユーザーから支持されています。 基本スペック販売期間........2002年10月~2009年9月乗車定員........5~8人駆動方式........フルタイム4WDのみエンジン........V6 3.4ℓ 5VZ-FE(前期型国内向けガソリン仕様)、V6 4.0ℓ 1GR-FE(後期型国内向けガソリン仕様)、直4 2.7ℓ 3RZ-FE(前期型国内向けガソリン仕様)、直4 2.7ℓ  2TR-FE(後期型国内向けガソリン仕様)、直4 3.0ℓ 1KD-FTV(国内向けディーゼル仕様。2007年に廃止)

旧型フィットの燃費はどれぐらい?歴代モデルの燃費を徹底解説
旧車売買の豆知識 22.12.27

旧型フィットの燃費はどれぐらい?歴代モデルの燃費を徹底解説

フィットはホンダを代表するコンパクトカーです。コンパクトカーの魅力の一つに低燃費が挙げられますが、旧型モデルの燃費が気になる方は多いのではないでしょうか。本記事ではフィットの歴代モデルの概要と燃費について、詳しく紹介します。 旧型フィットの燃費一覧 フィットは2001年に登場し、現在のモデルは4代目になります。各モデルの特徴と燃費データを紹介します。 燃費データはカタログに掲載されているモード燃費がありますが、実際のデータとの乖離が大きいのが実情です。そこで本記事では「e燃費」と「みんカラ」二つのウェブサイトの情報を参考にしたデータでご紹介します。いずれもユーザーの実データが元になっています。ただし車の燃費は、走行環境や走り方によって大きく影響を受けます。エンジンの排気量、前輪駆動か4WDか、ハイブリッドシステムの有無によっても変わりますので、ここで紹介するデータは、車の世代ごとの燃費の差を比較したものとして捉えていただけたら幸いです。 e燃費データは排気量別で2WDモデルのみ、フィットシャトルのデータも除いた中央値を掲載しています。 みんカラは排気量や駆動方式等の区分けなし、本記事ではレギュラーガソリンの平均値を掲載しています。 初代 フィット(2001年~2007年) GD1/2/3/4型 e燃費:データなし みんカラ平均値:15.6km/l 初代フィットの魅力は、何といってもコンパクトなボディに広い室内空間を実現したことです。独創的な技術が得意なホンダらしく、前席の下に燃料タンクを配置するセンタータンクレイアウトにより、従来のコンパクトカーにはない広い室内が実現しました。エンジンは1300ccと1500ccの2本立てに、CVTが組み合わされています。駆動方式はFFとフルタイム4WDが選べました。 2代目 フィット(2007年~2013年) GE6/7/8/9型 e燃費 中央値:16.3km/l(1300cc)  14.9km/l(1500cc) みんカラ平均値 :14.9km/l 2代目フィットは2007年に登場しました。初代モデルのイメージを残しつつ、ボディサイズはひと回り大きくなり、初代モデルからさらに室内空間を拡大させています。エンジンは排気量はそのままで、新開発のi-VTECエンジンを搭載。トランスミッションは先代と変わらずCVTが採用されていますが、発進要素が電磁クラッチから現在のCVTの主流となっているトルクコンバーターへと変更されました。 みんカラの燃費データは、初代モデルよりも低い値になっていますが、誤差の範囲と考えて良いでしょう。力強くなったエンジンとトルクコンバーターを採用したCVTによって、日常生活で使いやすい車へと進化しています。 3代目 フィット(2013年~) GK3/4/5/6型 e燃費 中央値:16.7km/l(1300cc)  19.5km/l(1500cc) みんカラ平均値 :16.5km/l 3代目のフィットは、まず外観イメージが大きく変わりました。これまでのフィットのイメージとは異なり、横長のヘッドライト、その他のデザインも直線と角のエッジが強調されました。 燃費については、過去のモデルから大きく改善しているものの、3代目フィットは発売当初、リコールに悩まされた車です。 リコールが繰り返された原因に、トランスミッションの不具合が挙げられます。過去のモデルで採用していたCVTではなく7速DCTが搭載され、制御プログラムの変更が繰り返されました。 DCTは日本では馴染みの薄いトランスミッションかもしれません。CVTのようなベルト伝達ではなく、歯車の組み合わせで駆動するものであり、マニュアル変速機の技術を応用したトランスミッションです。ベルト式CVTと比べると、特に高速走行時の燃費を稼ぐ点では有利な動力伝達システムです。 発売当時にリコールが繰り返されたのは事実です。しかし現在は実用において支障をきたすことはないと考えて良いでしょう。 参考情報 ※情報源e燃費 中央値 (2WDのみ)・みんカラ レギュラーガソリンの平均値 新型フィットは旧型と何が変わった? 4代目となる新型フィットの大きな変更点は、ハイブリッド方式になったことでしょう。新型フィットにはホンダの最新技術であるe:HEV(イー エイチ イーブイ)が搭載されています。ホンダはEVに近いハイブリッドと説明しています。 ホンダはトヨタに続いてハイブリッド技術を市場に投入してきました。トヨタがTHSという、最初から最も洗練されたシステムを改良しながら採用し続けているのに対して、ホンダは車のモデルチェンジごとに、ハイブリッドシステムを更新してきました。 e:HEVの魅力は、普段はモーターならではの力強い発進やスムーズな加速が楽しめ、高速道路ではエンジン駆動による低燃費走行ができることでしょう。日産はリーフでEVをいち早く投入し、その後e-POWERというハイブリッド方式を展開しています。e-POWERはシリーズハイブリッド方式という、非常にシンプルなハイブリッドシステムです。 一方で、100%モーター駆動する力強さとスムーズな加速、静粛性にも優れていることから、高い評価を受けています。しかし長距離の高速走行においては、必ずしも高い燃費性能が得られるわけではありません。 e:HEVはe-POWERのようなシリーズハイブリッド方式が得意ではない、高速走行での燃費を改善したシステムです。日産がシリーズハイブリッド方式を「ガソリンで走る電気自動車」と呼んで電動車のイメージを上げることに成功したのに対し、e:HEVはe-POWERの欠点を補えるシステムにも関わらず、日本で多く存在するハイブリッドシステムの1つにしか捉えられていないように感じられます。これは、e:HEVのメリットの理解が進んでいないことが原因ではないでしょうか。 旧型フィットがおすすめな人 旧型フィットは、コンパクトなボディに広い室内空間を安価に手に入れたい方におすすめな車です。フィットは初代からセンタータンクレイアウトによって、広い室内空間を実現してきました。例えば自転車を立てたまま、車輪など外さなくとも積めるフィットの荷室は、大きな魅力と言えるでしょう。販売台数も多いので、故障した際にも部品が容易に入手できます。

高齢者におすすめの車とは?高齢ドライバーに適した車の条件やおすすめモデルを紹介
旧車売買の豆知識 22.12.27

高齢者におすすめの車とは?高齢ドライバーに適した車の条件やおすすめモデルを紹介

高齢者におすすめの車とは、どのようなモデルなのでしょうか。今回は、高齢者におすすめの車の条件や車選びのポイント、おすすめ車種を紹介します。高齢ドライバーが車を選ぶときや家族に運転をする高齢者がいるときの参考にしてみてください。 高齢者向けの車の条件 まず、高齢ドライバーにおすすめの車の条件や車選びのコツについて紹介します。 安全装備が充実 安全装備が充実している車を選びましょう。 近年では、誤発進抑制機能や衝突被害軽減ブレーキなどの運転支援システムが装備されている車が多くあります。高齢ドライバーには、このようなサポートシステムが充実している車がおすすめです。 また、警察庁が公開している「サポートカー限定免許について(令和4年5月13日以降)」によると、後付けではない「衝突被害軽減ブレーキ(対車両・対歩行者)」と「ペダル踏み間違い時加速抑制装置(AT車)」が搭載されている車が「サポカー限定免許」の対象となります。サポカー限定免許とは、免許を受けている方の申請により、運転できる自動車の範囲をサポートカー限定にした条件付き免許のことです。 そのため、高齢ドライバーは、万が一のときに手助けをしてくれる運転支援システムや緊急時のサポート機能が充実している車を選んだほうが良いでしょう。 最小回転半径が小さい 小回り性能を示す最小回転半径が小さい車を選びましょう。 小回り性能が小さい車であれば、狭い場所でも運転がしやすく、駐車場での切り返し回数を少なくできます。運転の負担を減らすことができるため、高齢ドライバーだけでなく、運転に不慣れな方にもおすすめです。 乗り降りが楽 乗り降りが楽な車を選びましょう。 乗り降りが楽な車とは、地上からステップまでの高さが低く、ルーフが高く、腰を掛けるような位置にシートがある車です。この3つの条件を満たす車であれば、乗り降りが楽にできます。ただし、乗り降りのしやすさは姿勢や身体の状態などで変わってくるため、試乗して確認しましょう。 維持費が安い 車は、所有しているだけでも税金や車検などの維持費がかかります。また、走ることで燃料代もかかります。そのため、車の維持費を最小限に抑えたいのであれば、エンジン排気量が小さく、車両重量が軽く、燃費が良い車を選ぶ方がよいでしょう。 高齢者向けの車8選 次に、高齢ドライバーにおすすめのモデルを8車種紹介します。 トヨタ アクア トヨタ アクアは、5ナンバーサイズのハイブリッドカーで、取り回しがしやすく、燃費性能に優れていることが魅力です。ただし、全高が低めになっているため、乗り降りが少し大変だと感じることもあります。そのため、アクアを検討しているのであれば、販売店へ足を運び、乗り降りのしやすさ、走行感覚や視界の良さなどを確認してから購入することをおすすめします。 トヨタ ルーミー トヨタ ルーミーは、5ナンバーサイズのコンパクトトールワゴンです。 全高が高く、着座位置も適度な位置であるため、乗り降りがしやすいモデルとなっています。また、頭上空間やガラスエリアが広いこととルーミーの魅力です。室内空間が広いコンパクトワゴンがほしいのであればルーミーがおすすめです。 トヨタ パッソ トヨタ パッソは、5ナンバーサイズのコンパクトハッチバックです。 狭い場所でも取り回しがしやすく、ワゴンタイプよりも燃費性能が良いことが魅力となっています。また、エンジン排気量が1.0Lであるため、維持費も抑えられるモデルです。 スズキ ハスラー スズキ ハスラーは、軽トールワゴンとSUVを融合させた軽自動車です。そのため、運転がしやすく、小回り性能に優れています。 乗り降りは、腰をかがめることなくできるものの、地上からステップまでの高さがあるため、実際の乗り降り感覚は販売店やディーラーなどで確認した方がよいでしょう。 ホンダ N-BOX ホンダ N-BOXは、2022年度上半期国内販売台数No1となった人気の軽スーパーハイトワゴンです。 全高が高く、ステップの高さが低いため、乗り降りがしやすいモデルとなっています。また、軽自動車ならではの取り回しの良さもN-BOXの特徴です。室内空間が広い軽自動車がほしいのであればN-BOXがおすすめといえるでしょう。 ダイハツ ムーヴ ダイハツ ムーヴは、ハイトワゴンタイプの軽自動車です。 スーパーハイトワゴンよりも全高が低いものの、頭上空間にゆとりがあることが特徴です。スーパーハイトワゴンほどの高さやスライドドアが必要ないのであれば、ムーヴで十分だといえるでしょう。 マツダ MAZDA2 マツダ MAZDA2は、かつてデミオとして販売されていたコンパクトカーです。 5ナンバーサイズのコンパクトカーでありながら、高い質感のエクステリアやインテリアが特徴となっています。スタイリングやクオリティの高さにこだわりたいのであればMAZDA2がおすすめです。 日産 ノート 日産 ノートは、5ナンバーサイズのコンパクトカーで、電動パワートレイン「e-POWER」によるスムーズな走りや燃費性能が魅力のモデルです。 また、外装や内装の質感も高く、所有する満足度が高いモデルとなっています。居心地がよくスムーズで燃費性能に優れるモデルがほしいのであればノートがおすすめです。 なるべく試乗してから購入しよう 車を買おうとしたときは、試乗してから購入の決断をしましょう。 乗り降りのしやすさ、運転感覚、視界の良さなどは、実際に乗ってみないとわかりません。買ったあとに後悔しないためにも、試乗してから購入しましょう。

自動車税を滞納していても廃車はできるのか?税金と廃車について解説
旧車売買の豆知識 22.12.27

自動車税を滞納していても廃車はできるのか?税金と廃車について解説

自動車税の滞納をしているものの、車を廃車したいと考えている方は多いのではないでしょうか。自動車税を滞納していても、車を廃車にはできます。今回は、自動車税の滞納と廃車について解説します。滞納している自動車税を納める前に廃車にしたいと考えている方は参考にしてみてください。 自動車税(種別割)を滞納していても廃車にできる 自動車税を滞納していても廃車はできます。ただし、滞納している期間によって廃車できるかが変わるため、どのくらいの期間にわたり滞納しているのか確認しましょう。 自動車税の滞納していても廃車できる期間は1年以内、つまり今年度分を滞納している場合は廃車ができます。ただし、廃車をした後に滞納していた分の自動車税を支払わなければなりません。 自動車税の支払いを忘れてた年度内であれば廃車はできるものの、廃車手続き完了までの滞納分は納税しなければならないため、廃車する予定があるという理由で自動車税の滞納をするメリットはないといえるでしょう。 また、自動車税を期日までに納付した後に廃車手続きをした場合は、自動車税の還付(小型自動車と普通自動車のみ)を受けられます。先に税金を納めて還付を受けるか、滞納して後払いになるかの違いとなるため、税金は期日までに納めておく方がよいでしょう。 滞納によって廃車にできなくなるケース 自動車税の滞納期間が長いと廃車できなくなります。ここからは、自動車税の滞納によって廃車できなくなるケースを3つ紹介します。 車検切れまで滞納している 車検が切れると車を動かせなくなるため、廃車の手続きを進めることができません。廃車するのであれば、車検が切れる前に行いましょう。 2年以上滞納している 2年以上滞納していると、差し押さえ状態(嘱託保存)となります。嘱託保存になると廃車の手続きを進めることができません。この嘱託保存は、税金を納めることで解除できます。 また、車検が切れてから3年以上経過すると「職権抹消」の状態となります。職権抹消とは、運輸支局の職権により永久抹消されることです。再度車に乗れるようにするためには、運輸支局に回復願いを出し、滞納していた税金を支払わなければなりません。 長期にわたり自動車税を滞納すると、車に乗ることや廃車の手続きができなくなります。再度車に乗れるようにしたり、廃車の手続きを進めたりするためには税金の支払いが必要です。つまり、滞納した税金から逃れることはできません。そのため、自動車税は、期日どおりに納めておく方がよいでしょう。 差し押さえを受けた 差し押さえを受けると廃車手続きができません。税金を滞納すると、自動車をはじめとする財産や銀行口座などが差し押さえられる可能性もあるため期日までに確実に納めましょう。 自動車税(種別割)を滞納している場合の廃車手続きの方法 ここからは、自動車税の滞納をしている場合の廃車手続きの方法について解説します。廃車する前に確認しておきましょう。 自分で手続きするケース 自分で廃車する場合には、必要書類を揃えて、車を使えなくする「永久抹消登録」または、使用を一時的に止める「一時抹消登録」のいずれかの手続きをします。永久抹消登録/一時抹消登録の手続きは、どちらも運輸支局で行います。 業者に任せるケース 手続きを代行してくれる業者に廃車を依頼するときは、「永久抹消登録」と「一時抹消登録」のどちらなのか明確に伝えることが大切です。 依頼主が「永久抹消登録」のつもりで廃車の依頼をしたとしても、業者が「一時抹消登録」にしてしまう可能性もあります。そのため、業者に廃車を依頼するときは、「廃車してください」と伝えるのではなく、「永久抹消登録をしてください」や「一時抹消登録をお願いします」というように、依頼内容を明確にしましょう。 滞納した自動車税(種別割)は分割払いができる 滞納していた自動車税の支払いは、原則として一括払いとなります。ただし、正当な理由があれば分割払いも可能です。分割払いを希望する場合は、税務署で相談し、必要に応じて分割払いの手続きをしましょう。

名義変更をしないと自動車税のトラブルになる!よくあるトラブルや対策法方を紹介
旧車売買の豆知識 22.12.27

名義変更をしないと自動車税のトラブルになる!よくあるトラブルや対策法方を紹介

車の売買をするときは、名義変更をしなければなりません。この車の名義変更をしなかった場合、自動車税が前の所有者に届いてしまうといったトラブルが発生します。今回は、車の名義変更をしなかったことによる自動車税にまつわるトラブルについて紹介します。また、トラブルを防止するための方法についても説明していますので、売買するときの参考にしてみてください。 個人間売買で名義変更トラブルが起きやすい 個人売買では、所有していない車の自動車税納付書が届いてしまうトラブルが起きやすいです。 個人売買で車を手放し、新たな所有者に名義変更をすべて任せてしまうと、手続きを先延ばしにされてしまう可能性があります。手続きを先延ばしにされて年度をまたぐと、前の所有者へ自動車税の納付書が届いてしまいます。 このようなトラブルを避けるためにも、名義変更を一緒に行ったり、名義変更が完了してから車両を引き渡したりするなどの対策が必要です。 名義変更にまつわる自動車税(種別割)のトラブル ここからは、名義変更にまつわる自動車税のトラブルについて紹介します。 前の所有者が支払った自動車税の扱いで揉める 前の所有者が支払った1年分の自動車税のうち、新たな所有者が負担する割合で揉めることがあります。 一般的には、売買契約をした月まで前の所有者が負担し、翌月から新たな所有者が負担することがほとんどです。ただし、自動車税の月割り負担は義務ではありません。そのため、自動車税の負担については、売り手と買い手の間でしっかりと話し合って決めましょう。 名義変更手続きが年度内に間に合わない 売買契約後に名義変更の手続きを進めていたものの、年度内に完了しない場合があります。 自動車税は、4月1日時点の所有者(ローンで購入している場合には使用者)が負担する税金です。年度末に売買契約をして、名義変更の手続きを進めていたとしても、年度内に完了しなければ、前の所有者に自動車税の納付書が届いてしまいます。 名義変更の手続きの途中で年度をまたぐ可能性があるときは、納付書が届いてしまう可能性があることを前の所有者に伝えましょう。 車検を受けられない 自動車税が未納の場合、車検を受けられません。そのため、車の売買をするときは、前の所有者が自動車税の滞納をしていないか確認しましょう。 名義変更関連の自動車税(種別割)のトラブルを防ぐ方法 ここからは、車の名義変更にまつわる自動車税のトラブルを防ぐ方法を紹介します。トラブルに巻き込まれないようにするためにも、売買契約時に確認しておきましょう。 前の所有者が支払った自動車税の扱いを話し合う 売買契約時には自動車税の扱い、つまり月割り負担について売り手と買い手の間で話し合いましょう。 車を業者に買い取ってもらう場合には、自動車税も含めた見積りや買取額を提示してくれるケースがほとんどです。しかし、個人売買の場合には、自動車税のことを忘れているケースも珍しくありません。そのため、車の売買をするときには、自動車税の扱い(負担)をどのようにするのか必ず話し合いましょう。 年度内に名義変更手続きを完了させる 車の売買契約が済んだら早めに名義変更の手続きを行いましょう。 特に、年度末(3月)に売買契約をした場合は、年度内に手続きを完了させられるよう迅速な対応が必要です。名義変更の手続きには時間がかかることもあるため、年度末ギリギリで車の売買契約をしたときは、あらかじめ年度内に手続きが間に合うかどうかわからないことを伝えておきましょう。 未納がないことを確認する 車の売買契約をするときは、自動車税の未納がないか確認しましょう。先述のとおり、自動車税が未納の場合、車検を受けることができません。そのため、売買契約時に自動車税の未納がないかしっかりと確認しておくことが大切です。

今狙い目のタイプRはこれ!EP3型2代目シビックタイプR
旧車売買の豆知識 22.12.26

今狙い目のタイプRはこれ!EP3型2代目シビックタイプR

「シビックタイプRといえば高回転型NAエンジン!」とイメージする方も多いのではないでしょうか。EK9型から始まったNAエンジンのシビックタイプRは、その官能的なエンジンフィールで令和になったいまもクルマ好きを魅了し続けています。しかし一番人気の初代EK9は、500万円近いプライスがついており、簡単に手が出せるクルマではありません。 そんな中「どうしてもNAエンジンのシビックタイプRが欲しい!」という方におすすめなのが、EP3型2代目シビックタイプRです。そこで今回はEP3型2代目シビックタイプRが狙い目の理由と、その魅力を紹介します。 イギリス帰りの異端児!EP3型2代目シビックタイプRとは 2001年12月に発売されたEP3型シビックタイプRは、欧州向けシビックをベースに開発された高性能3ドアハッチバックです。まずはその概要を紹介します。 ベースは欧州仕様の3ドア仕様 EP3型シビックタイプRの発売当時、日本では5ドアのシビック(EU型)しか販売されていませんでした。代わりにベースとして選ばれたのが、欧州仕様の3ドア仕様のシビックです。 欧州仕様のシビックをベースに装備がアップデートされ、タイプRとして初めての逆輸入車となりました。そのデザインは「Dangan(弾丸)」といわれるスポーティなもので、タイプR専用エアロフォルムバンパーや大型テールゲートスポイラーを装備しています。 ハッチバックで最強のNAエンジン エンジンは同時期のDC5型インテグラタイプRと同様に、2リッターのK20Aが搭載されています。専用にチューニングを施されたK20Aは、最高出力215PS/8000rpmを発生。6速MTとの相性もよく、そのままサーキットへ持ち込めるマシンです。 エンジンスペックは同型のK20Aを積むDC5型インテグラタイプRと比べ、5PS低くなっていますが、パワーステアリングが電動化されたことでパワーロスが少なくなっているため、体感的にほとんどその差は感じません。 サーキットからワインディングまで楽しめる 同時期に発売されたDC5型インテグラタイプRは、サーキットでの走りを重視すべく、足回りがガチガチに固められていました。対して、EP3型シビックタイプRはサーキットだけでなくワインディングも気持ちよく走れるように味付けされています。 また前後オーバーハングを切り詰めたデザインは回頭性もよく、ジムカーナなどの速度域の低い場面でも強さを発揮します。 タイプR伝統の装備は健在 控えめなデザインが特徴のEP3型シビックタイプRですが、内装はタイプR伝統の赤ベースで、レカロ製の真っ赤なバケットシートやMOMO製ステアリングを装備しています。 また、スポーツタイプとしては珍しいインパネから生えるシフトノブもEP3型シビックタイプRの特徴です。ステアリングから近い位置にシフトノブを配置することで、クイックなシフト操作が可能となっています。 発売当初は賛否両論あったインパネシフトも、スポーツ走行時も操作がしやすく、ユーザーからも好評でした。 EP3型2代目シビックタイプRの日本導入は予定されていなかった 開発当初EP3型シビックタイプRは、日本へ導入される予定はありませんでした。しかし、逆輸入という形でタイプRの発売が決定したのはなぜなのでしょうか。ここでは当時の背景を振り返ります。 日本はミニバン全盛の時代に欧州専用モデルとしてタイプRの開発がスタート 2000年代当時の日本は、ミニバン全盛の時代です。日本版シビックはスポーティさを前面に出さず、前後ウォークスルーができるスペース効率の良いファミリーカーとして販売されました。一方、イギリスをはじめとする欧州では、実用性に優れたスポーティなハッチバックの人気は根強く、市場の3割を占めるほどでした。 そんな中、ヨーロッパでシビックの存在感を示すため、最上級グレードとしてタイプRの開発がスタート。他のタイプRと同様に、日常でもサーキットでも走れるスポーツモデルを目指し開発が進められます。 また、ヨーロッパは日本よりも速度域が高く、快適で疲れないクルマが必要だったこともあり、結果としてライントレース性が高く、高速でも疲れない新しいシビックタイプRが完成しました。 トップの一言で日本向けシビックタイプRの開発が決定 日本向けのシビックタイプRが開発されるきっかけを作ったのは、7代目EU型シビックの新型試乗会です。会場には、展示車として欧州向けの3ドアモデルがあり、評論家から非常に高い関心が寄せられました。 その光景を見た当時の社長が懇親会で発した一言により、急遽日本仕様のシビックタイプRが開発されることになったのです。 日本ではタイプRといえばサーキットのイメージが強く、荒れた公道を想定した欧州向けとは足回りの味付けを変える必要がありました。日本向けシビックタイプRは、欧州仕様の高速巡航性能をそのままに、ステアリングの応答性能を向上させました。加えて、サーキットやワインディングを気持ちよく走れる仕様に変更されています。 EP3型2代目シビックタイプRの中古車相場 大手中古車情報サイトを見ると、2022年12月の原稿執筆時点で、修復歴なしのEP3型2代目シビックタイプRの中古車相場は105万円から248万円です。 EK9型が180万円から498万円、FD2型は188万円478万円で、2代目シビックタイプRが手の届きやすい価格であることがはっきりとわかります。しかし、現存する台数が少なくなりつつある現状を考えれば、今後は値上がりが予想されるでしょう。 まとめ 2022年9月、新型シビックタイプRが発売されました。その人気はすさまじく、400台というひと月の生産台数に対して、その4年分程度の注文が入っているといいます。 最高出力330㎰を発生する新型シビックタイプRのターボエンジンは魅力的かもしれません。しかし、高回転NAのVTECエンジンがホンダの一時代を築いたことは、誰もが認める事実です。 EP3型シビックタイプRは高回転NAエンジンが楽しめ、誰でも購入できる唯一のタイプRとも言えます。ホンダならではの官能的なVTECエンジンを搭載するEP3型シビックタイプRを購入検討しているなら、今がチャンスなのかもしれません。

日産 ハコスカの維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説
旧車売買の豆知識 22.12.26

日産 ハコスカの維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説

ハコスカといえば、歴代日産車の中でも別格の人気を誇るスポーツカーです。1968年にデビューした3代目スカイライン(C10型)がハコスカと呼ばれるモデルです。中古市場では1,000万円以上で取り引きされることもあり、気になる方も多いですよね。しかし「ハコスカのような旧車は維持していくのが大変そう……」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。この記事ではハコスカにかかる維持費について解説いたします。 ハコスカの特徴 ハコスカは1968年~1972年に発売された3代目のスカイライン(C10型)になります。角張ったボディ形状から「ハコスカ」の愛称で呼ばれるようになりました。現在も世界中のファンを魅了するGT-Rはハコスカから始まりました。レースの世界ではツーリングカー選手権で49連勝という記録をもちます。無敵といえる性能を誇り、スポーツカー好きの心を鷲掴みにしたモデルです。 ハコスカの維持費の内訳 ハコスカの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 ハコスカの実燃費は5~6km/リットルになるようです。有鉛ガソリン仕様ですが、2022年現在有鉛ガソリンは販売されておりません。ハイオクを入れておけば間違いないでしょう。 ここからは金額をシミュレーションします。仮に通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約182リットル使用(*1) し、燃料代は31,582円(*2) です。この条件で1年間走行した場合、378,982円(*2) かかります。*1 燃費は5.5km/リットルで算出*2 2022年11月27日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格173.7円で算出 自動車税 初代GT-RであるS20型エンジン搭載車を例に見ていきましょう。排気量は1,989ccです。自動車税は39,500円ですが、ハコスカは車齢が13年以上経過しているため重課税になり、45,400円かかります。 任意保険 ハコスカの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約47,000円/年でした。月額だと4,000円程度で安く思えますが、車両保険が付帯できません。前述の通り、ハコスカは1,000万円以上で取り引きされるクルマです。しかし一般的な保険会社ではプレミア価格を考慮した保険料の算出ができません。そのため、年式が古く価値のないクルマとして扱われ車両保険に加入できないのです。 車検 ハコスカの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:20,010円(24ヶ月)自動車重量税:37,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:1,800円車検料:80,000円合計:139,610円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 注目すべきポイントは自動車税の重課税です。1トン超~1.5トン以下の重量税は24,600円ですが、初年度登録から18年以上経過した車両は二段階重課税され、13,200円高い37,800円になります。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。ハコスカのメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。ハコスカのタイヤ交換が発生する場合はスポーツタイヤのため10万以上追加でかかるケースもあります。 ハコスカの年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、ハコスカの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のZ33型フェアレディZ年間維持費>ガソリン代:378,982円自動車税:45,500円任意保険:47,000円車検:69,805円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:591,287円 月額では49,300円ほどかかる計算です。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げられます。ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかってきます。 ハコスカの維持費が高いと思った時の対処法 ハコスカのような旧車は自動車税、重量税が重課税され維持費が高額になります。また、こまめにメンテナンスする必要がありお金がかかります。ハイオク限定で燃費が悪いことも維持費を押し上げる要因になるでしょう。ハコスカの維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。現在は空前の旧車ブームです。過走行や多少ダメージのあるハコスカでも高く売却できる可能性があります。

MR-Sはエンジンスワップで最強スポーツカーに生まれ変わる! スワップにおすすめのエンジンもあわせて紹介
旧車売買の豆知識 22.12.23

MR-Sはエンジンスワップで最強スポーツカーに生まれ変わる! スワップにおすすめのエンジンもあわせて紹介

トヨタ MR-Sは、軽量ボディにMRレイアウトというスポーツカーに必要な要素を備えた理想的な2シーターのオープンスポーツカーです。しかし、唯一の弱点は非力なエンジンパワーと言われています。そこで、有効なチューニングメニューとして挙げられるのが、エンジンスワップです。軽量なボディと相まって、名車MR2にも引けを取らないパワフルなマシンに仕上げることができます。 今回は、MR-Sの魅力を最大限に引き出せるエンジンスワップについて詳しく解説します。 名車MR2の後継車として登場したMR-S トヨタ MR-Sは、1980年代から生産されていたMR2の後継車です。ライトウェイトなボディだけではなく、国産唯一のMRレイアウトを採用したオープン2シーターという点でもスポーツカー好きの心を惹きつけました。まずはそんなMR-Sの魅力について詳しく見ていきましょう。 唯一の国産オープン2シーターMRスポーツカー トヨタ MR-Sは、1999年に発売されたライトウェイトスポーツカーです。同年に販売が終了したMR2の後継車種として登場し、2シーターのオープンカーにMRという、当時の国産大衆車にはないユニークな存在でした。(MRとしては同時期にホンダ NSXが販売されていたが基本パッケージはクーペ) 国産量産車として初めて、シーケンシャルマニュアルトランスミッションを搭載し、スポーツカーとして意欲的に仕上げられています。内装も独立配置されたメーターや本革巻き3本スポークステアリングなど、スポーツカーならではの満足感を十分に得られるクルマです。 軽量安価でベース車両として最適 MR-Sの最大の特徴は、軽量コンパクトなパッケージングです。コンパクトカー“ヴィッツ”の基本コンポーネントを流用したプラットフォームに1.8Lの1ZZ-FE型エンジンを搭載し、車重は1tを切るわずか970kgに抑えられていました。(安全装備の変更により最終的に1,020kgに増加) また、登場時の新車価格は200万円を切り「MR」「オープン」「スポーツカー」という要素を考えると破格の設定でした。軽量なうえに安価、チューニングのベース車両として、MR-Sは最適な条件をそろえたクルマです。 エンジンスワップでMR-Sを高性能化 MR-Sは、エンジンスワップによってさらに戦闘力の高いマシンに生まれ変わります。加えて、純正で搭載されている1ZZ-FEエンジンの後継エンジンなら、作業も比較的容易です。 MR-Sのエンジンスワップ事情について詳しく紹介します。 MR-Sはエンジンスワップ例が多い MR-Sの弱点は、搭載された1ZZ-FE型エンジンの最大出力が140馬力とやや非力な点です。しかし、車両そのものが安価なこともあり、エンジンを載せ替えて乗っているユーザーも少なくありません。 軽量なMRレイアウトというスポーツカーとして理想的なパッケージングは、チューニングベースとしても人気です。、ホンダ製2リッターVTECのK20型エンジンや同じトヨタ製の3S-GTE型エンジンに載せ替えたチューニングカーが作られています。 名機3S-GEの正統な後継エンジン2ZZ-GE MR-Sに載せ替えるエンジンとしておすすめなのは、2ZZ-GE型エンジンです。2ZZ-GE型Jはトヨタのスポーツエンジンの名機、4A-GEと3S-GE型エンジンの後継機として開発されました。連続可変バルブタイミング・バルブリフト機構(VVTL-i)を搭載していて、わずか1.8Lで190馬力を発生するハイパフォーマンスエンジンです。 最終型のMR2に搭載された3S-GE型エンジンが、2.0Lで200馬力(NA)ということを考えると、ほぼ同等のパワーを200ccもダウンサイジングしたエンジンで実現していることになります。 MR-Sの車重が1tとして、190馬力の2ZZ-GE型エンジンを搭載した場合のパワーウエイトレシオは約5.26kg/PS。(1ZZ-FE型エンジンの場合は7.14kg/PS)最終型MR2が約5.1kg/PS(ターボ5MTモデル)であることを考えると、公道で気持ちよく走るスポーツカーとしては十分なパワーです。 また、2ZZ-GE型エンジンはMR-Sに搭載されている1ZZ-FEをベースに開発されているため、大規模な加工をせずに比較的簡単に載せ替えられます。 MR2と同等性能をより年式の新しいクルマでしかも安価に手に入れる 国産MR車両として人気の高いMR2。しかし、MR2は1999年に製造終了しており、最終型でもすでに20年以上が経過しています。また、中古車価格もMR2のほうが高く、多くが300〜400万円前後、大手中古車情報サイトでもっとも高いものは、1997年式のSW20型MR2で695万円の値がついていました。 一方、MR2と入れ替わりに登場したMR-Sの販売は2000年代以降が中心で、最終型は2007年式です。中古車価格も100〜200万円台が中心で、もっとも高い車両でも約300万円。100万円以下と価格を押さえた車両も複数確認できたため、エンジンスワップをする前提であれば、あえて安い個体を購入するのもおすすめです。 MR2に比べて10年前後も高年式で、公道で気持ちよく走るには必要にして十分なパワーを安価に実現できるMR-Sのエンジンスワップをぜひ検討してみてくださいね。 ※価格や経過年数は2022年12月記事執筆時のもの

スノータイヤとは?他のタイヤとの違いや主要メーカー、保管方法を解説
旧車売買の豆知識 22.12.22

スノータイヤとは?他のタイヤとの違いや主要メーカー、保管方法を解説

冬が近づいてくると「スノータイヤ/冬用タイヤへ履き替えましょう」といった言葉をよく耳にします。そこで今回は、スノータイヤ/冬用タイヤとは、どのようなタイヤなのか、スタッドレスタイヤとの違いがあるのかなどを解説します。スノータイヤ/冬用タイヤの購入をするときの参考にしてみてください。 スノータイヤとは スノータイヤ/冬用タイヤとは、どのようなタイヤを意味しているのでしょうか。ここからは、ノーマルタイヤ/夏用タイヤとの違いやスタッドレスタイヤとの違いについて紹介します。 ノーマルタイヤとの違い ノーマルタイヤとは、夏用タイヤとも呼ばれるタイヤです。ノーマルタイヤ/夏用タイヤは、スノータイヤの一種であるスタッドレスタイヤより、ゴムが硬く、溝が細くて浅く、タイヤ表面の切り込み(サンプ)が少ないといった特徴があります。 一方、スタッドレスタイヤは、ノーマルタイヤより、ゴムが柔らかく、溝が太くて深く、サンプが多いタイヤです。そのため、雪や氷の上で高いグリップ力を発揮します。 スタッドレスタイヤとの違い スノータイヤ/冬用タイヤは、スタッドレスタイヤを含む雪道や凍結路面に適したタイヤの総称です。スノータイヤ/冬用タイヤには、スタッドレスタイヤ、スパイクタイヤ、オールシーズンタイヤの3種類となります。 スノータイヤの種類 ここからは、スノータイヤ/冬用タイヤの種類について解説します。 スパイクタイヤ スパイクタイヤは、タイヤの表面に金属の鋲が打ち込まれているタイヤです。サッカーのスパイクのような表面を持つタイヤとなります。スパイクタイヤは、かつて冬用タイヤの代名詞でした。しかし、乾燥した路面を走行すると、アスファルトを削って粉塵公害を引き起こすことから、1991年から原則的に使用禁止となっています。 スタッドレスタイヤ スタッドレスタイヤは、鋲を使わないスノータイヤ/冬用タイヤのことです。今やスノータイヤ/冬用タイヤ=スタッドレスタイヤといわれるほど普及しました。スタッドレスタイヤは、雪道や凍結した路面でも滑らず安全に走行できることが特徴です。 オールシーズンタイヤ オールシーズンタイヤは、通年使用できるタイヤのことです。ノーマルタイヤ/夏用タイヤとスノータイヤ/冬用タイヤの両方の機能を持つため、季節ごとにタイヤを履き替える必要がありません。 ただし、オールシーズンタイヤは、スタッドレスタイヤと比較すると雪道・凍結路面での性能が低いことがあるため、オールシーズンタイヤで雪道や凍結路面を走る場合には、スノータイヤ/冬用タイヤよりも慎重な運転を心がける必要があるでしょう。 スノータイヤとノーマルタイヤの見分け方 スノータイヤ/冬用タイヤとノーマルタイヤ/夏用タイヤの見分け方は、タイヤのサイドウォールの「STUDLESS」の表記でわかります。また、オールシーズンタイヤには、「M&S」や「M+S」といった表記がされています。 スノータイヤの買い換えのタイミング スノータイヤ/冬用タイヤの買い換えのタイミングは、おおよそ3年〜4年が目安となります。 ただし、この年数は、タイヤの保管状態が良い場合です。タイヤの保管方法や使用状況によっては寿命、つまり買い換え時期が短くなります。そのため、タイヤの残り溝の深さ、サイドウォールのひび割れ、ゴムの硬化具合などを自分でチェックして、買い換え時期を見極めてください。 自分でタイヤの買い換え時期の判断ができないときは、販売店やカー用品店などスノータイヤ/冬用タイヤを取り扱っている店舗にタイヤを持ち込んで、買い換え時期を見てもらいましょう。 スノータイヤの平均価格 スノータイヤ/冬用タイヤの平均価格は、サイズによって異なりますが、1本あたり1万円〜2万円となっています。車1台分、つまり4本を購入した場合は4万円〜8万円です。ここで表記した価格は、あくまでも平均価格であるため、参考程度にお考えください。 スノータイヤの注意点 ここからは、スノータイヤ/冬用タイヤの注意点を紹介します。 夏場の使用は控える スノータイヤ/冬用タイヤは、雪道や凍結路面に適したゴムや構造となっているため、乾いた路面や夏場の使用には向いていません。スタッドレスタイヤでも乾いた路面を走行することは可能ですが、制動距離が延びたり、走行安定性が低くなったりします。そのため、夏場はノーマルタイヤ/夏用タイヤを使用しましょう。 スノータイヤ/冬用タイヤの保管方法 スノータイヤ/冬用タイヤは、保管方法に注意が必要です。保管するときは、直射日光や雨が当たらない場所に保管しましょう。また、油や熱などの近くに置くのは危険であるため控えてください。ホイールに装着した状態で保管する場合は、横置きに保管すると接地部の変形を抑えられます。 スノータイヤを取り扱う主要メーカー スノータイヤ/冬用タイヤを取り扱う主要メーカーには、ミシュラン、ブリヂストン、ダンロップ、トーヨータイヤ、コンチネンタル、ピレリ、ハンコックなどがあります。 スノータイヤの購入方法 スノータイヤ/冬用タイヤは、カー用品店やタイヤ専門店などの店舗で購入したり、インターネットで買ったりできます。また、数日間だけスノータイヤ/冬用タイヤが必要な場合には、レンタルという方法もあります。毎シーズン・頻繁に運転するのか、数日間だけ必要なのかなどの使用方法によって、購入するかレンタルするか決めるとよいでしょう。

旧車王ヒストリアは
旧車買取No.1の旧車王
が運営しています

旧車売るなら旧車王

旧車王は、「自動車文化遺産を次世代へ」という信念のもと、旧車・クラシックカーに特化して22年、年間11,000台以上の査定申込をいただいております。改造車から希少車まで、適正価格を見極めて買取させていただきます。弊社所属の鑑定士が最短当日全国無料出張査定いたします。ご契約後の買取額の減額や不当なキャンセル料を請求する二重査定は一切ありません。特別なそして価値ある希少車の買取こそ、確かなノウハウと実績を持つ旧車王にお任せください!

カテゴリ一覧

# 旧車ニュース # 旧車コラム # 旧車の魅力 # 旧車売買の豆知識 # 旧車市場動向 # 旧車メンテナンス # エディターズノート # ライタープロフィール # イベントレポート # ライフスタイル # 加藤久美子&博人の見識 # ドイツ現地レポ # ライター愛車レポート # タイレルP34を追え! # オーナーインタビュー # 名車&迷車烈伝