旧車の再生と維持

トヨタ 3代目ハイラックスサーフ(185系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説
旧車の再生と維持 2025.06.23

トヨタ 3代目ハイラックスサーフ(185系)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説

ハイラックスサーフといえば1984年から2009年まで製造されたトヨタの大型SUVです。オフロード性能はもちろんのこと、シティユースでも使えることで人気を集めました。中でも3代目の185系ハイラックスサーフは居住性と運動性の高さから熱い支持を得ています。 しかし185系ハイラックスサーフは最終型でも20年以上前のクルマ。「古いクルマは維持費が大変そう……」と心配の方も多いですよね。この記事では185系ハイラックスサーフにかかる維持費について解説いたします。 185系ハイラックスサーフの特徴 3代目ハイラックスサーフにはFRの180系と4WDの185系が存在します。見た目はオフロード車ながらFRのモデルがあったことにシティユースを意識したモデルだということがうかがえます。 185系ハイラックスサーフは先代で使い勝手が不評だったバックドアの改善を図り、跳ね上げ式になりました。先代と比較して見た目は大きな違いがないのですが、居住性や安全性の向上など大きな進化を遂げています。 ボディサイズはワイドボディでも全幅が180cmです。このサイズ感は輸入車のCセグメントと同じぐらいの大きさです。当時の国産車では大きなボディサイズでしたが、現代のクルマと比較すると一般的な横幅であるといえます。 185系ハイラックスサーフの維持費の内訳 185系ハイラックスサーフの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 185系ハイラックスサーフのエンジンは、ガソリン2種類、ディーゼル1種類です。それぞれの燃費を見ていきましょう。 ガソリン 3.4リットル:8.2km/リットルガソリン 2.7リットル:9.1km/リットルディーゼル 3.0リットル:10.4km/リットル 10.15モードのカタログ燃費で比較しましたが、実燃費はカタログ値より2kmほど低くなる場合が多いようです。かなり大食いのクルマだといえるでしょう。ちなみに、燃費の良いディーゼルエンジン車は排ガス規制で都市部には乗り入れできません。 ここからは金額をシミュレーションします。2.7リットルガソリンエンジンで計算してみましょう。 185系ハイラックスサーフを通勤で運転して月間1,000km走行した場合、ガソリンを約142リットル使用(*1)することになり、燃料代は22,942円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合、1年間の燃料代は275,304円(*2)です。   *1 燃費は7km/リットルで算出(実燃費)*2 2023年5月9日のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均価格160.6 円で算出 自動車税 燃費に続き、自動車税も2.7リットルガソリンのモデルを例に金額を算出します。 2023年5月現在、排気量2.5リットル超~3.0リットル以下(自家用)の自動車税は51,000円/年です。(2019年9月30日以前に新車登録した場合)185系ハイラックスサーフは最終モデルが2002年に発売されており、車齢が13年を超えます。そのため、自動車税は重課税され58,600円かかります。 任意保険 185系ハイラックスサーフの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):20万円車両保険免責金額(1回目-2回目以降):5〜10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額は約107,000円/年でした。月額だと8,900円ほどかかります。車両保険の補償は20万円までです。 車検 次に185系ハイラックスサーフの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:17,650円(24ヶ月)自動車重量税:50,400円(24ヶ月)※初年度登録から18年経過で算出印紙代:2,300円車検料:60,000円合計:130,350円 ※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 185系ハイラックスサーフは、自動車重量税の1.5トン超~2.0トン以下に区分されます。同区分の現行モデルの多くは32,800円ですが、初年度登録から18年以上経過した個体は2段階の重課税により50,400円かかります。また、古いクルマは故障が多く交換部品や整備が必要なことが予想されるため車検代も高くなるでしょう。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。185系ハイラックスサーフについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。185系ハイラックスサーフのタイヤ交換が発生する場合は追加で数万円かかるケースもあります。 185系ハイラックスサーフ年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、185系ハイラックスサーフの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録の185系ハイラックスサーフ年間維持費>ガソリン代:275,304円自動車税:58,600円任意保険:107,000円車検:65,175円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:556,079円 月額では46,300円ほどかかります。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げられます。 ローンで購入した場合はさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約するのであれば別途駐車場代が毎月かかります。 185系ハイラックスサーフの維持費が高いと思った時の対処法 旧車の維持には自動車税、重量税が重課税されるために、どうしても費用がかさんでしまいます。 185系ハイラックスサーフの維持費が高いと感じている場合は、思い切って放すことも一つの方法です。185系ハイラックスサーフはタフな作りであるため過走行と言われる距離を走っていても、まだまだ元気に走行する個体が多いようです。状態次第では、高額での買取に期待できるでしょう。 ※2023年5月9日時点のデータです

S2000 AP1型の年間維持費は約56万!税金、車検代、整備費用まで解説
旧車の再生と維持 2025.06.23

S2000 AP1型の年間維持費は約56万!税金、車検代、整備費用まで解説

S2000といえばホンダを代表するオープンスポーツカーです。本田技研工業の創立50周年記念として1999年に発売されました。ホンダが29年ぶりに開発をしたFRスポーツということで当時多くの話題を集めました。 なかでも、9,000回転までまわるF20C型エンジンを搭載しピーキーに仕上げられたAP1型は多くのクルマ好きから熱い支持を得ています。中古車で狙っている方も多いと思いますが、発売から20年近く経ったクルマは維持費が心配になりますよね。そこでこの記事ではS2000 AP1にかかる維持費について解説いたします。 関連記事:オープン2シーターとして人気のホンダ S2000!世界一を目指したSシリーズの歴史と魅力に迫る関連記事:18年・33万キロを駆けぬけてきた愛車、ホンダS2000の3つの魅力とは? S2000 AP1型の年間維持費は40万〜55万円ほど S2000 AP1型の年間維持費はおおよそ44万〜56万円ほどです。 <S2000 AP1型 年間維持費の内訳>燃料代:6万1,205円〜15万3,105円自動車税:4万5,400円任意保険:2万8,000円〜5万4,000円車検:5万8,625円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:25万円合計:44万3,230円〜56万1,130円 各項目の内容について、ここから詳しく解説します。 燃料代 まずは燃料代について解説します。 S2000 AP1型には1,997cc 直4 F20C型エンジンが搭載されており、カタログ燃費は10・15モードで11.6〜12km/Lです。 ここでは燃費を12km/L、ハイオクガソリンの価格を1Lあたり183.8円(2024年7月16日時点の全国平均)として、走行距離別に燃料代を算出します。 走行距離 年間4,000km  年間走行距離が4,000kmの場合は、1年間で約333Lの燃料を使うことになり、燃料代が6万1,205円かかります。休日のドライブや近場での買い物をメインにクルマを使用する方が該当するでしょう。 走行距離 年間7,000km  年間走行距離が7,000kmだと、1年間で約583Lの燃料を使うことになるため、燃料代が10万7,155円かかります。毎日1時間弱ほどクルマに乗る方が当てはまるでしょう。 走行距離 年間10,000km 年間走行距離が10,000kmの場合は、1年間で約833Lの燃料を使うことになり、15万3,105円の燃料代がかかります。往復1時間かかる距離を、毎日走行する方が該当するでしょう。 自動車税種別割 続いて、自動車税種別割について解説します。 S2000 AP1型は最終モデルでも車齢13年を超えるため、自動車税種別割の重課対象に含まれます。2024年7月時点での、新規登録から13年以上した排気量1,500cc超〜2,000cc以下のクルマの自動車税種別割は4万5,400円です。 任意保険料 次に、任意保険料について解説します。大手ネット型保険にて、年間走行距離別にシミュレーションしました。条件と補償内容は以下のとおりです。 <条件>年齢:32歳等級:17運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):55万円免責金額(1回目-2回目以降):5万円-10万円 走行距離 3,000km超5,000km以下 休日のドライブや近場への買い物に使用する方が多く該当するため、使用目的を「日常・レジャー」としてシミュレーションしました。1年間の保険料は2万8,000円ほどです。 走行距離 7,000km超10,000km以下 毎日の移動で1時間ほど運転する方が該当することが多いため、使用目的を「通勤・通学」としました。1年間の保険料は4万5,000円ほどです。 走行距離 10,000km超12,000km以下 毎日の1時間以上走行する方が多く該当するため、7,000km超10,000km以下の区分と同様に、使用目的を「通勤・通学」としてシミュレーションしました。1年間の保険料は5万4,000円ほどです。 車検 続いて、車検代です。車検には、自賠責保険料、自動車重量税、印紙代、車検基本料がかかります。 <ディーラー車検の費用>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)印紙代:1,800円車検基本料:6万円合計:11万7,250円 それぞれの項目について詳しく解説します。 自賠責保険料 自賠責保険料とは、クルマの所有者が加入を義務付けられている保険で、「強制保険」とも呼ばれます。2024年7月現在、乗用車の税額は一律で1万7,650円です。 自動車重量税 自動車重量税は車輌重量によって税額が異なる税金です。S2000 AP1型は1t超~1.5t以下の区分に該当し、新規登録から18年以上経過していると重課されるため、3万7,800円かかります。 印紙代 印紙代とは、車検の際に国に納める検査手数料です。依頼先の工場の種類によって金額は異なり、2024年7月時点だとディーラーの場合は1,800円かかります。 車検基本料 車検基本料には、点検料や代行手数料などが含まれており、依頼先によって金額に差があります。S2000 AP1型をディーラー車検に出した場合には、6万円ほどかかるでしょう。販売店によって価格が異なる可能性があるため、事前に問い合わせすると安心です。 メンテナンス費用 次に、メンテナンス費用について解説します。基本的なメンテナンス費用とS2000 AP1型ならではの故障箇所の修理費用をあわせると、25万円ほどかかります。それぞれの内容について詳しくみていきましょう。 基本的なメンテナンス箇所 S2000 AP1型に限らず、一般的なクルマのメンテナンス項目は以下のとおりです。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液交換・エアコンフィルター交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・ブレーキオイル交換・エアクリーナー交換 など 高く見積もって年間5万円ほどのメンテナンス費用を見込んでおけばよいでしょう。 S2000 AP1型ならではの故障箇所 S2000 AP1型は「壊れやすいクルマ」といわれることがあります。古いスポーツであるためにダメージが蓄積されている個体が多いのは事実ですが、定期的にメンテナンスしておけば長く所有できるモデルです。また、あらかじめ故障しやすい箇所を把握しておけば費用も見積もりしやすいでしょう。 S2000 AP1型で故障しやすいといわれている箇所は以下のとおりです。 ・激しいオイル消費・ハブベアリング劣化・ドライブシャフト故障・プロペラシャフト故障 など メンテナンス費用は多く見積もって20万円ほどでしょう。 上記はあくまで一例で、車輌の状態によってこのほかの箇所が故障する可能性も十分に考えられます。購入を検討している場合には、契約前に細かな箇所までチェックすることをおすすめします。 関連記事:16年目・25万キロ超え。愛車ホンダ S2000のエンジンをリフレッシュ S2000 AP1型の維持費を抑える方法 ここまでS2000 AP1型の維持費の内訳について解説しました。負担が大きいと感じた方に向けて、維持費を抑える方法を3つ紹介します。 任意保険を見直す 任意保険の契約先を見直すと、維持費を抑えられる場合があります。 クルマや条件が同じでも、保険会社によって金額が異なることがあります。複数社から見積もりを取り寄せたり、いくつかのネット型保険でシミュレーションしたりして、保険料を比較してみましょう。なお、国内損保よりもネット型保険のほうが安い傾向にあります。 車検の依頼先を見直す 車検の依頼先の見直しも維持費を抑えるのに有効です。 前述のとおり、車検基本料は依頼先によって異なります。一般的にはディーラー車検よりも民間車検のほうが安く、民間の工場でもそれぞれ金額に差があります。車検の際には、事前に複数の工場から見積りを取り寄せて、車検基本料を比較するとよいでしょう。 DIYでメンテナンスする 一部のメンテナンスを自分で行えば、その分外注費用を減らせます。DIY可能なメンテナンス項目の一例は以下のとおりです。 ・洗車・エンジンオイル交換・ワイパーゴム交換 など 上記は比較的簡単なメンテナンス項目です。自身でクルマをいじった経験がある方であれば、対応できる範囲はさらに広がるでしょう。 まとめ S2000 AP1型の維持費について解説しました。 玄人好みのピーキーな乗り味が特徴のS2000 AP1型に憧れを抱いている方は多いでしょう。所有したいけれど維持費に不安を抱いているという場合には、ぜひ今回の情報を参考に自身が維持できるかどうかを検討してみてください。  

FJクルーザーの燃費は悪い?ライバル車との比較、年間維持費まで解説
旧車の再生と維持 2025.06.23

FJクルーザーの燃費は悪い?ライバル車との比較、年間維持費まで解説

トヨタが開発したミドルサイズのクロカンであるFJクルーザー。ランクル40のようなレトロフェイスと派手なカラーバリエーションで話題になりました。 中古市場でも人気が高いクルマですが「本格派クロカンは燃費が悪いのでは?」と心配されている方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事ではFJクルーザーの燃費と維持費について解説いたします。あわせてライバル車の燃費についても紹介するため、購入時の参考にしてみてください。 FJクルーザーのカタログ燃費 FJクルーザーは2010年〜2018年の間、日本で製造・販売されていました。その期間で販売されたすべてのモデルにおいて、カタログに記載されていた燃費数値は8km/L〜8.4km/Lです。 近年のハイブリッド車が20km/L近い燃費であることを考えると、あまりよい数値とはいえません。 FJクルーザーの実燃費 カタログ燃費はあくまで目安であり、実際に走行して消費する燃料の量は異なります。FJクルーザーの実燃費を口コミサイトをもとに調べたところ、約7km/Lでした。カタログ燃費と実燃費の差はおおむね1〜2km/Lといわれているため、イメージ通りの数値だといってよいでしょう。 ライバル車の燃費 FJクルーザーのカタログ燃費と実燃費を紹介しました。一般的にみると決して燃費はよくありませんが、同じ車格のクルマと比べても数値が悪いほうなのでしょうか。ここでは、FJクルーザーと大体同時期に発売開始されたライバル車の燃費を紹介し、その性能を比較します。 トヨタ ランドクルーザー プラド 150系 2009年より発売されているトヨタのランドクルーザープラド150系の燃費は下記のとおりです。 ・カタログ燃費 7.6〜9km/L ※ガソリンモデルのみ・実燃費 約7.5km/L プラド150系には、排気量の異なるエンジンが2種類ラインナップされています。FJクルーザーの排気量に近い3,955ccだと燃費に差はつきにくいですが、2,693ccのモデルであれば維持費を抑えられるかもしれません。 また、プラド150系にはディーゼルモデルもあります。カタログ燃費が11km/L程度とガソリンモデルよりも燃焼効率がよいため、より維持費を抑えたい方は選択肢にいれるとよいでしょう。 ジープ JK ラングラー 2007年から2017年まで販売されていた、ジープのJK ラングラーの燃費は下記のとおりです。 ・カタログ燃費 7.1〜7.9km/L・実燃費 約6km/L アメリカ生まれのラングラーは、やはりかなり燃料を消費するようです。カタログ燃費、実燃費ともにFJクルーザーよりも約1km/Lほど数値が低いことがわかりました。 三菱 4代目 パジェロ 2006年から2021年まで製造・販売されたパジェロの最終世代の燃費は下記のとおりです。 ・カタログ燃費 8km/L〜10km/L・実燃費 約7km/L おおむねFJクルーザーと変わらない数値です。ただし、この世代のパジェロの排気量は3,000cc程度です。同程度の燃費でより排気量の大きいクロカンの走りを楽しみたいならFJクルーザーを選ぶとよいでしょう。 一方、プラド150系と同様にパジェロにも燃費のよいディーゼルモデルがラインナップされています。ガソリンモデルにこだわりがないのであれば選択肢にいれてもよいかもしれません。 FJクルーザーの燃料代は年間いくら? FJクルーザーの燃費の数値はわかったものの、実際に燃料代はいくらかかるのでしょうか。ここでは下記の条件で年間の燃料代を計算します。 ・実燃費7km/L・レギュラーガソリン1Lあたり170円・月間走行距離1,000km 使用燃料は月間約142Lで、1ヶ月あたり2万4,140円の燃料代がかかります。年間に換算すると28万9,680円です。 FJクルーザーを維持するための燃料代以外の費用 FJクルーザーを維持するには、燃料代以外にもさまざまな費用がかかります。ここでは、FJクルーザーを所有するにあたっての燃料代以外の維持費の内訳を紹介します。 自動車税(種別割) 自動車税(種別割)は排気量に応じて税額が決まります。FJクルーザーは3.5L超~4.0L以下(自家用)の区分に該当します。現行モデルであれば6万6,500円/年(2019年9月30日以前に新車登録した場合)ですが、新規登録から13年以上経過する場合は重課対象となり7万6,400円/円かかります。 任意保険 FJクルーザーの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):130万円車両保険免責金額(1回目-2回目以降):5-10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額は約7万5,000円/年でした。車両保険は130万円まで補償されます。 車検代 続いて、自家用登録したFJクルーザーの車検代についてみていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:3万2,800円(24ヶ月)印紙代:1,800円 ※指定工場の場合車検料:5万円合計:102,250円 ※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。FJクルーザーのメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。5万円ほどを見込んでおけばよいでしょう。FJクルーザーのタイヤ交換が発生する場合は大きなタイヤになるので+10万以上かかるケースもあります。 FJクルーザー年間維持費はいくら? 維持費の内訳について解説しましたが、ここで合計額を確認しましょう。 <自家用車登録のFJクルーザー年間維持費>燃料代:28万9,680円自動車税:6万6,500円任意保険:7万5,000円車検:5万1,125円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:5万円合計:53万2,305円 月額では4万4,000円ほどかかります。ローンで購入するとさらに月々の返済が発生するほか、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代が毎月かかります。 FJクルーザーの特徴・魅力 最後にFJクルーザーの特徴と魅力を振り返っておきましょう。購入を検討されている方は、維持費に対して自分の使用に見合うクルマかどうかの判断材料としてお役立てください。 優れた悪路走破性 FJクルーザーの特徴といえば、やはり優れた悪路走破性です。もともとはアメリカ向けに開発された車種だけあり、ダブルウィッシュボーン式独立懸架コイルスプリング、トレーリングリンク車軸式コイルスプリング、リヤデフロックなど本格派4WDとしての要素が豊富に詰め込まれています。 また、フルフレーム構造を採用することでボディ剛性も確保しています。道なき道をダイナミックに走行したい方にとってはぴったりの1台です。 レトロななデザイン FJクルーザーの魅力は走行性能だけではありません。ランクル40を彷彿とさせるレトロな見た目にも多くの支持が集まっています。スタイリッシュなSUVが数多くリリースされるなかで異彩を放つ存在でした。また、カラーバリエーションも豊富で自分好みのカラーに仕上げられるという点もFJクルーザーならではの特徴です。 カスタマイズ性の高さ さまざまなカスタマイズを楽しめる点もFJクルーザーの魅力です。多くのカスタムパーツが流通しており、もともとのデザインにさらなるオリジナル性を加えて楽しめます。自分だけの唯一無二の1台として所有するには、うってつけのモデルといえるでしょう。 まとめ FJクルーザーの燃費について解説しました。 約7km/Lと燃費が悪いように思えますが、同車格のライバル車と比べると平均的だといえます。維持費の大半を燃料代が占めるものの、走行性能の高さやデザインの独自性から所有満足度の高いモデルです。自分の使用に対してコストが見合うかどうかを検討したうえで購入を決めるとよいでしょう。

RX-7は「維持できない旧車」なのか?年間維持費・メンテナンスについて解説
旧車の再生と維持 2025.06.23

RX-7は「維持できない旧車」なのか?年間維持費・メンテナンスについて解説

RX-7といえばマツダが世界に誇るスポーツカーです。最も有名なFD3S型は1991年から2003年にかけて販売されていました。中古市場でも人気が高く新車価格を上回る個体も多いです。 しかし、購入を検討していても「古いスポーツカーは維持費やメンテナンスの負担が大きいのでは?」と心配の方も多いでしょう。そこでこの記事ではRX-7にかかる維持費やメンテナンスについて解説いたします。 RX-7の特徴 RX-7は「サバンナRX-7」の名称で1978年に登場し2003年まで製造・販売されたスポーツカーです。最も有名なモデルは3代目のFD3S型で、曲線を多用した流線型のラインが美しく、現在でも絶大な人気を誇ります。世界でも希少なロータリーエンジンを搭載しており、デビュー当初の最高出力は255psでしたが、1996年のマイナーチェンジで265ps、1999年のマイナーチェンジでは当時の国内メーカー自主規制値の280psまでアップしました。 RX-7はレース活動でも多くの功績を残し、FD3S型では全日本GT選手権で5勝をあげています。その乗り味に憧れるファンは後を絶たず、現在もなおサーキットで目にする機会が多いモデルです。 ▼RX-7 FD3S型の魅力はこちらで詳しく解説しています。マツダ FD3S型RX-7が個性的なスタイリングを手に入れた理由とは? 1型~6型の違いも解説 RX-7の維持費の内訳 FD3S型のRX-7の維持費について、燃料代、自動車税(種別割)、任意保険料、車検代、メンテナンス費用の5項目に分けて解説します。古いスポーツカーのためメンテナンスや修理にかかる負担が大きいため、メンテナンス費用については特に重点的に解説します。 燃料代 280psを捻出する、FD3S型最終モデルを例に燃料代を算出します。 1,308ccのロータリーエンジンの燃費は、10.15モードのカタログ燃費で7.2km〜8.1km/Lです。実燃費は4〜6km/Lほどだといわれています。「燃料計が動いているのがわかる」と揶揄されるほどの大食いです。 ここからは金額をシミュレーションします。 RX-7で月間1,000km走行した場合、ガソリンを約200L使用(*1)するため、燃料代は3万6,000円(*2)かかります。この条件で1年間走行した場合の総額は43万2,000円(*2)です。 *1 燃費は5km/Lで算出(実燃費)*2 ハイオクガソリン1L当たり180円として算出 自動車税(種別割) ロータリーエンジンが搭載されている車種の場合、排気量を1.5倍に計算したうえで自動車税(種別割)の区分と税額が決まります。 RX-7の排気量は1,308ccで、1.5倍の1,962ccとみなされるため、1.5L超~2.0L以下の区分に該当します。同区分の2024年10月現在の自動車税(種別割)は3万9,500円/年ですが、RX-7の最終モデルは2002年に発売されており、車齢が13年を超えるため、重課税されて4万5,400円かかります。 任意保険料 FD3S型のRX-7の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:24歳等級:6B使用目的:日常・レジャー運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):30万円車両保険免責金額(1回目-2回目以降):5万-10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額は約10万円/年でした。 中古市場ではプレミア価格で取引されるRX-7ですが、車両保険は30万円しかつかないようです。事故には十分注意しましょう。 車検代 RX-7の車検代についてみていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)※2024年10月時点自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年経過で算出印紙代:1,800円 ※指定工場の場合車検基本料:6万円 ※内容、整備工場などにより増減合計:11万7,250円 FD3S型のRX-7は、重量税が1t超〜1.5t以下の区分に該当します。同区分の現行モデルの重量税は2万4,600円ですが、初年度登録から18年以上経過しているクルマは、2段階の重課税により3万7,800円かかります。また、古いクルマは故障が多く交換部品や整備が必要なことが予想されるため高額になる可能性があります。 メンテナンス費用 RX-7のメンテナンスには、おおよそ6万円/年かかります。ロータリーエンジンを搭載している車種特有のトラブルが発生しやすいため、購入前にメンテナンス項目をあらかじめ知っておくと安心です。RX-7の主なメンテナンス項目とその費用について、1つ1つ詳しく確認しておきましょう。 エンジンオイル交換 RX-7のエンジンオイルは、3,000〜5,000kmごとに交換するのがよいとされており、1回あたり8,000〜1万円程度かかります。年間1万km程度走行する場合、1年で2回交換するとして費用の合計は2万円程度です。 ロータリーエンジンには、通常のエンジンよりもオイルが劣化しやすいという特徴があります。オイルの劣化により発生するのがカーボンデポジットという燃料の燃えカスです。カーボンデポジットエンジン内部に蓄積すると故障につながりやすいため、適切なタイミングでのオイル交換が推奨されています。 オイルエレメント交換 オイルエレメントとは、エンジンオイルをろ過するフィルターです。基本的にオイル交換2回につき1回交換します。交換費用は2,000円程度です。年間で1万km走行して2回エンジンオイルを交換するのであれば、実施するのは1年に一度でよいでしょう。 スパークプラグ交換 スパークプラグとは、エンジンのシリンダー内に発生した混合気に火をつける装置です。6,000〜8,000kmで交換するとよいとされており、費用は1万円程度かかります。 スパークプラグが故障すると火花を飛ばすことができなくなります。ロータリーエンジンのスパークプラグにトラブルが起こると燃費悪化やパワーダウンにつながり、症状がさらに悪化するとエンジンそのものが壊れてしまいます。エンジンを丸ごと載せ替える場合には100万円近くもの費用がかかるため、適切なタイミングでスパークプラグを交換しておきましょう。 その他パーツ交換費用 ここまでで紹介した項目以外にも、消耗品に該当するパーツは都度交換する必要があります。たとえば、ワイパーゴムやエアコンフィルター、ブレーキパッドなどです。クルマの状態によって交換箇所は異なりますが、費用としては3万円/年程度見積もっておくとよいでしょう。 【知っておきたい】購入後一度はメンテナンスする箇所 ここまで、1年間にかかるメンテナンス費用について解説しました。この他にも、RX-7を購入するにあたって最初にメンテナンスが必要な箇所、長いスパンで交換が必要な箇所がいくつかあります。数年単位での対応になりますが、購入前に確認しておきましょう。主な項目は下記のとおりです。 ・エンジンオーバーホールオーバーホールとは、エンジン本来の性能を取り戻すためにパーツを分解と洗浄、パーツ交換をして再度組み立てる作業です。10万km以上走っているRX-7だとエンジンにダメージが蓄積しているケースが多く、その走行性能を十分に発揮させたいのであれば、購入後に一度はオーバーホールする必要があるでしょう。 個体によって費用は異なりますが、安くても30万円程度、細かなパーツの研磨や交換が必要な場合は100万円以上かかることもあります。 ・ブレーキオーバーホールエンジンオーバーホールと同様に、ブレーキの分解と洗浄、パーツの交換を実施して再度組み立てる作業です。RX-7は最終モデルの発売からすでに20年以上が経過している古いクルマのため、こちらも購入後一度は実施する必要があるでしょう。実施頻度の目安は、走行距離10万km、もしくは4〜5年に1回といわれています。費用は1回あたり2万円程度です。 ・クラッチ交換クラッチとは、エンジンとトランスミッション(変速機)の間にある動力伝達装置です。故障してしまうと、クラッチが滑ったり重くなったりして走行に支障をきたします。交換費用は社外品を使った場合で5万〜10万円程度です。交換目安は5万〜10万km、もしくは7〜8年に一度といわれているため、RX-7をはじめとする旧車の場合は購入後に1回は交換する必要があるでしょう。 ・デフマウントブッシュ交換デフマウントブッシュとは、デファレンシャルギア(動力伝動装置の1つ)を収納するデフケースをクルマに固定するためのゴム製のパーツです。一般的なクルマであればあまり劣化しませんが、RX-7のようにサーキット走行を繰り返すクルマの場合は激しく消耗します。 ブッシュが劣化すると走行中に乗り心地が悪くなるだけではなく、走行中にふらつくこともあるため放置すると危険です。交換時期の目安は走行距離10kmで、費用は1回あたり2万円程度かかります。 RX-7の年間維持費はいくら? ここまででRX-7の維持費の内訳について解説しました。年間でどの程度の費用がかかるのか、合計額をみていきましょう。 <RX-7の年間維持費>燃料代:43万2,000円自動車税(種別割):4万5,400円任意保険:10万円車検:5万8,625円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:6万円合計:69万6,025円 月額では5万8,000円程度かかります。東京都郊外のワンルームマンションの家賃相場とあまり変わらない金額です。また、ローンで購入するとさらに月々の返済が発生するほか、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代が毎月加算されます。 まとめ RX-7の年間維持費の内訳について解説しました。 毎月5万8,000円程度かかると考えると、維持できない旧車とは断言できないものの、気軽に所有できるスポーツカーともいえません。また、購入して間もなくエンジンやブレーキのオーバーホールを行うのであれば、かなり高額の初期費用がかかります。ランニングコストとだけではなく初期費用の工面についても検討したうえで購入するかどうか決めるとよいでしょう。

ホンダ シビックタイプR(EK9)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説
旧車の再生と維持 2025.06.23

ホンダ シビックタイプR(EK9)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説

シビックタイプRといえば、ホンダを代表するホットハッチです。1997年にデビューし、現在は6代目が販売されています。中でも初代のEK9は非常に人気が高いモデルです。しかし購入しようと思っても「20年以上前の旧車は維持費が大変そう……」と心配の方も多いですよね。この記事ではシビックタイプR(EK9)にかかる維持費について解説いたします。 シビックタイプR(EK9)の特徴 EK9は初代シビックタイプRです。185PS/8,200rpmを発揮するB16B型エンジンを搭載しています。発売当時は1.6Lエンジンでは世界最高レベルのスペックを誇っていました。また、タイプR専用のレカロシート、エアロパーツ、シフトノブ、ステアリングが施されたことも大きな特徴です。 現行型の6代目の新車価格は500万円ほどですが、EK9は200万円ほどで購入できました。スペックを考慮すると今では信じられないほどのバーゲンプライスです。 シビックタイプR(EK9)維持費の内訳 シビックタイプR(EK9)の維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 シビックタイプR(EK9)には1.6LのNAエンジンを搭載しています。10.15モードのカタログ燃費は13.6km/Lで、実燃費は10km/Lほどです。 ここからは金額をシミュレーションします。 シビックタイプR(EK9)を通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ハイオクガソリンを約100L使用(*1)し燃料代は17,480円(*2) かかります。この条件で1年間走行した場合は、209,760円(*2)です。   *1 燃費は10km/Lで算出*2 2023年5月26日のハイオクガソリン1L当たりの平均価格174.8円で算出 自動車税 2023年5月現在、1.5L超~2.0L以下(自家用)の自動車税は39,500円/年です。シビックタイプR(EK9)は車齢が13年超えのため重課税され45,400円/年かかります。 任意保険 シビックタイプR(EK9)の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:あり車両保険(保険金額):20万円車両保険免責金額(1回目-2回目以降):5〜10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額は約91,000円/年でした。車両保険は20万円まで補償されます。 車検 シビックタイプR(EK9)の車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:17,650円(24か月)自動車重量税:37,800円(24か月)※初年度登録から18年経過で算出印紙代:2,300円車検料:60,000円合計:117,750円 ※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 車重は1.0トン超〜1.5トン以下の区分で、車齢は18年超えのため二段階重課税されます。また、古いクルマになるため整備箇所が多い場合は車検代が跳ね上がるかもしれません。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。シビックタイプR(EK9)のメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。50,000円ほどを見込んでおけば良いでしょう。シビックタイプR(EK9)のタイヤ交換が発生する場合はスポーツタイヤになるので+10万以上かかるケースもあります。 シビックタイプR(EK9)年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、合計でいくらかかるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のシビックタイプR(EK9)年間維持費>ガソリン代:209,760円自動車税:45,400円任意保険:91,000円車検:58,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:455,035円 月額では37,900円ほどかかります。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げられるでしょう。ローンで購入した場合はさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。 シビックタイプR(EK9)の維持費が高いと思った時の対処法 旧車の維持にはお金がかかるものです。もし、シビックタイプR(EK9)の維持費が高いと思ったら手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。売却するなら、古いクルマを専門に扱う買取業者がおすすめです。発売から20年近く経過したクルマは取り扱いが難しく、その価値を正しく見極められる業者は多くありません。古いクルマ、“旧車”に特化した業者への売却をぜひ検討しましょう。   ※2023年5月26日時点のデータ

ホンダ ビートの維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説
旧車の再生と維持 2025.06.23

ホンダ ビートの維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説

ビートといえばホンダが製造・販売していた軽自動車規格のオープンスポーツカーです。1991年にデビューし1996年まで生産は続きました。軽自動車でありながら軽量かつコンパクトな本格的オープンスポーツということで現在も中古市場で人気があります。しかし「30年以上前にデビューした古い車は維持費がいくらになるんだろう……」と心配の方も多いですよね。そこでこの記事ではホンダ ビートにかかる維持費について解説いたします。 ホンダ ビートの特徴 ホンダ ビートは、軽自動車ながら量産車として世界初のミッドシップでフルオープンモノコックボディを採用したクルマです。全高は1,175mmと低く着座位置も低いため体感速度が速く感じられました。レッドゾーンは8,500rpmと高回転に設定されています。トランスミッションはMTのみで運転する楽しさを存分に味わえました。 ホンダ ビート維持費の内訳 ホンダ ビートの維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 ホンダ ビートは直3 SOHC 656ccのエンジンを搭載しています。10.15モードのカタログ燃費は17.2km/L。実燃費は14km/Lほどで、ガソリンはレギュラー仕様です。 ここからは金額をシミュレーションします。 ホンダ ビートで月間1,000km走行した場合、ガソリンは約71リットル使用(*1)し燃料代は11,416円(*2)ほどかかります。この条件で1年間走行した場合の総額は、約137,000円(*2)です。 *1 燃費は14km/リットルで算出 ※実燃費で算出*2 2023年5月30日のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均価格160.8円で算出 自動車税 2023年5月現在、軽自動車の自動車税は10,800円/年です。ホンダ ビートは車齢が13年を超えるために重課税され、12,900円かかります。 任意保険ホンダ ビートの任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):あり人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約54,600円/年でした。車両保険は古いクルマのためつけられません。中古市場で高値で取り引きされていても一般的な保険会社ではプレミア価格を考慮してくれないため、事故には十分注意しましょう。 車検 ホンダ ビートの車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:17,540円(24か月)自動車重量税:8,800円(24か月)※初年度登録から18年経過で算出印紙代:2,200円車検料:50,000円合計:78,540円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します ホンダ ビートは、重量税が軽自動車に区分されます。初年度登録から18年以上経過した個体の税額は8,800円です。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。ホンダ ビートのメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって30,000円ほどを見込んでおけばいいでしょう。ホンダ ビートのタイヤ交換が発生する場合は数万円以上かかるケースもあります。 ホンダ ビート年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、ホンダ ビートの場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のホンダ ビート年間維持費>燃料代:137,000円自動車税:12,900円任意保険:54,600円車検:39,270円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:30,000円合計:273,770円 月額では22,800円程度です。通勤で使用しない場合は燃料代と任意保険料を下げられるでしょう。また、ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代がかかります。 ホンダ ビートは維持費が安いスポーツカーで大人気 軽自動車は車齢18年超えで重量税になっても、大幅に負担は増えません。そのため、中古市場で大人気のクルマです。しかし、ビートの売却を検討されている方のなかには「昔のクルマに値段がつくのだろうか」と不安に感じている方もいるでしょう。ビートを売るなら、古いクルマを専門に扱う買取業者がおすすめです。発売から20年近く経過したクルマは取り扱いが難しく、その価値を正しく見極められる業者は多くありません。古いクルマ、“旧車”に特化した業者への売却をぜひ検討しましょう。   ※2023年5月30日時点のデータ

トヨタ チェイサー(JZX100)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説
旧車の再生と維持 2025.06.23

トヨタ チェイサー(JZX100)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説

チェイサーといえば、1977年から2001年まで生産されたトヨタを代表するミドルクラス高級セダンです。なかでも最終型のJZX100はモータースポーツにも参戦し、2023年現在もスポーツカー好きから高い支持を得ています。購入を検討している方も多いかもしれません。しかし「20年以上前の旧車は維持費が大変そう……」と心配になりますよね。そこで本記事ではチェイサー(JZX100)にかかる維持費について解説します。 チェイサー(JZX100)の特徴 チェイサー(JZX100)は6代目で最終型のチェイサーです。マークⅡ・クレスタ・チェイサーはマークⅡ3兄弟と呼ばれています。3兄弟の中でスポーティな位置づけがチェイサーです。そのためスポーツグレードの「ツアラーV」が最も売れました。また、ツアラーVのうち約3割は5速マニュアルだったようです。280馬力エンジン・FR・マニュアルの組み合わせは高級セダンというよりスポーツカーといってよいでしょう。 チェイサー(JZX100)維持費の内訳 1JZ-GTE型 2.5L 直6エンジンを搭載したチェイサー(JZX100)の維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 チェイサー(JZX100)の実燃費は7〜8km/L程度。ガソリンはハイオク限定です。 ここからは金額をシミュレーションします。 通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約133リットル使用(*1) し、燃料代は23,360円(*2) です。この条件で1年間走行した場合、280,320円(*2) かかります。   *1 燃費は7.5km/Lで算出*2 2023年5月30日のハイオクガソリン1リットル当たりの平均価格175.2円で算出 自動車税 チェイサー(JZX100)ツアラーVの排気量は2,491ccです。自動車税は45,000円ですが、チェイサー(JZX100)は車齢が13年以上経過しているため重課税され、51,700円かかります。(2019年9月30日以前に新車登録した場合) 任意保険 チェイサー(JZX100)の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし車両保険(保険金額):25万円免責金額(1回目-2回目以降):5万円~10万円 上記内容でシミュレーションしたところ、総額は約92,000円/年でした。車両保険の保険金額は25万円だけです。チェイサー(JZX100)ツアラーVは新車価格以上で取り引きされることが多いクルマです。しかし一般的な保険会社ではプレミア価格を考慮した保険料の算出ができません。そのため、保険金額が少なくなってしまいます。 車検 チェイサー(JZX100)の車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:17,650円(24か月)自動車重量税:37,800円(24か月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:2,300円車検料:50,000円合計:107,750円 ※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 注目すべきポイントは自動車税の重課税です。1トン超~1.5トン以下の重量税は24,600円ですが、初年度登録から18年以上経過した車両は二段階重課税され、37,800円かかります。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。チェイサー(JZX100)のメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって50,000円ほどを見込んでおけば良いでしょう。チェイサー(JZX100)のタイヤ交換が発生する場合は数万円追加でかかるケースもあります。 チェイサー(JZX100)年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、チェイサー(JZX100)の場合、合計でいくらぐらいかかるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <チェイサー(JZX100)年間維持費>ガソリン代:280,320円自動車税:51,700円任意保険:92,000円車検:53,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:50,000円合計:527,895円 月額では44,000円ほどかかる計算です。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げられます。 ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は別途駐車場代が毎月かかります。 チェイサー(JZX100)の維持費が高いと思った時の対処法 チェイサー(JZX100)のような古いクルマは自動車税、重量税が重課税され維持費が高額になります。また、こまめにメンテナンスする必要がありお金がかかります。 チェイサー(JZX100)の維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。売却するなら、古いクルマを専門に扱う買取業者がおすすめです。発売から20年近く経過したクルマは取り扱いが難しく、その価値を正しく見極められる業者は多くありません。古いクルマ、“旧車”に特化した業者への売却をぜひ検討しましょう。   ※2023年5月31日時点のデータです

日産 2代目ローレル(ブタケツ)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説
旧車の再生と維持 2025.06.23

日産 2代目ローレル(ブタケツ)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説

ローレルといえば、1968年から2003年まで製造・販売されていた日産を代表するミドルクラスの高級車です。中でも2代目ローレル(ブタケツ)は、C110型スカイラインの姉妹車として人気があります。2023年現在でもローレル(ブタケツ)の人気は高く、狙っている方も多いのではないでしょうか。しかし「ローレル(ブタケツ)のような旧車は維持していくのが大変そう……」と悩みますよね。この記事ではローレル(ブタケツ)にかかる維持費について解説します。 ローレル(ブタケツ)の特徴 ブタケツとは、1972年~1977年に発売された2代目のローレル(C130型)です。バンパー内にコンビランプを収めた独特のデザインとウェッジシェイプの形状から「ブタケツ」という愛称で呼ばれています。姉妹車であるケンメリの人気に隠れていますが、総販売台数は34万台にまでのぼりました。 ローレル(ブタケツ)維持費の内訳 ローレル(ブタケツ)の維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 ローレル(ブタケツ)の実燃費は5~7km/Lほどです。ガソリンについては、レギュラーよりもハイオクの給油をおすすめします。 ここからは金額をシミュレーションします。通勤で使用、月間1,000km走行した場合、ガソリンは約167L使用(*1) し、燃料代は2万9,810円(*2) です。この条件で1年間走行した場合は、35万7,720円(*2) になります。*1 燃費は6km/Lで算出*2 2023年07月03日のハイオクガソリン1L当たりの平均価格178.5円で算出 自動車税 排気量2Lのモデルで見ていきましょう。1.5〜2.0Lの自動車税は3万9,500円ですが、ローレル(ブタケツ)は車齢が13年以上経過しているため、4万5,400円と約15%重課税されます。 任意保険 ローレル(ブタケツ)の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約6万5,000円/年でした。月額だと5,500円程度です。車両保険を付帯できないため注意が必要です。ローレル(ブタケツ)はプレミア価格で取引されるクルマですが、一般的な保険会社ではプレミア価格を考慮した保険料の算出ができません。そのため、年式が古く価値のないクルマとして扱われ車両保険には入れないのです。 車検 ローレル(ブタケツ)の車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:2,300円車検料:5万円合計:10万7,750円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 注目すべきポイントは自動車税の重課税です。1t超~1.5t以下の重量税は2万4,600円ですが、初年度登録から18年以上経過した車両は二段階重課税され、3万7,800円かかります。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。ローレル(ブタケツ)のメンテナンスについては下記の費用がかかります。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。ローレル(ブタケツ)のタイヤ交換が発生する場合はスポーツタイヤのため10万円以上追加でかかるケースもあります。 ローレル(ブタケツ)年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、ローレル(ブタケツ)の場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <自家用車登録のローレル(ブタケツ)年間維持費> ガソリン代:35万7,720円自動車税:4万5,400円任意保険:6万5,000円車検:5万3,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:5万円合計:57万1,995円 月額では4万7,666円ほどかかります。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げることも可能です。ローンで購入するとさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかってきます。 ローレル(ブタケツ)の維持費が高いと思った時の対処法 ローレル(ブタケツ)のような旧車は自動車税と重量税が重課税されるため、維持費が高額です。また、こまめにメンテナンスする必要がありお金がかかります。ハイオク限定で燃費が悪い点も維持費を押し上げる要因です。 ローレル(ブタケツ)の維持費が高いと思ったら、手放すことを検討してみてはいかがでしょうか。ローレル(ブタケツ)は希少性も高いため、走行や多少ダメージがあっても高く売却できるかもしれません。

ダッジ・チャレンジャー SEの年間維持費は約59万!費用を抑える方法も解説
旧車の再生と維持 2025.06.23

ダッジ・チャレンジャー SEの年間維持費は約59万!費用を抑える方法も解説

ダッジ・チャレンジャーは、アメリカのクライスラー社が展開するダッジブランドのモデルです。なかでも、チャレンジャーSEはアメ車らしいスタイリングを楽しめるポニーカーとして人気を博しています。 アメ車ならではの大柄なスタイリングに憧れを抱いている方は多いでしょう。しかし、大排気量なアメ車だからこそ、維持費に不安を感じることがあるかもしれません。そこでこの記事では、ダッジ・チャレンジャーSEにかかる維持費について解説します。 ダッジ・チャレンジャーSEの年間維持費は約44万~約59万円 ダッジ・チャレンジャーSEを所有する場合、年間維持費は約44万〜約59万円ほどかかるでしょう。内訳は以下のとおりです。 燃料代:9万8,212円〜24万5,616円自動車税:7万6,400円車検:6万7,525円(2年ごとにかかる費用の半額分)任意保険:10万円メンテナンス費用:10万円合計:44万1,737円〜58万9,141円 それぞれの項目について、1つ1つ詳しく解説していきます。 燃料代 燃料代は年間で走行する距離によって変動します。そこで、年間4,000km、7,000km、10,000kmに分けて燃料代を算出しました。 また、ダッジ・チャレンジャーSEの使用燃料はレギュラーです。今回は、レギュラーガソリン1Lあたりの価格を172円(2024年7月22日時点での全国平均価格)として計算します。燃費は「みんカラ」でのユーザーの声をもとに、7km/Lとしました。 走行距離 年間4,000km  年間の走行距離が4,000kmの場合、約571Lの燃料を使用することになり、9万8,212円の燃料代がかかります。休日でのドライブをメインにダッジ・チャレンジャーSEを使用する方が該当するでしょう。 走行距離 年間7,000km  年間の走行距離が7,000kmの場合、1000Lの燃料を使用することになり、17万2,000円の燃料代がかかります。毎日の移動で1時間弱ほどダッジ・チャレンジャーSEに乗る方が当てはまるでしょう。 走行距離 年間10,000km 年間で10,000km走行する場合は、約1,428Lの燃料を使用するため、燃料代が24万5,616円かかります。毎日往復で1時間以上ダッジ・チャレンジャーに乗る方が該当するでしょう。 自動車税種別割 ダッジ・チャレンジャーSEはV6エンジンを搭載するエントリーグレードで、3,500cc超〜4,000cc以下の区分に該当するモデルです。多くの個体が新規登録から13年を超えているため重課され、自動車税種別は7万6,400円/年かかります。 任意保険料 アメ車の場合、一般的な保険会社だと任意保険に加入できないケースが多いです。そのため、中古で購入する場合には販売店で申し込みできないか相談してみましょう。ネット型保険でもシミュレーションできないため、あくまで目安の金額ですが、10万円/年ほど見積もっておくことをおすすめします。 車検 ダッジ・チャレンジャーSEをディーラーで車検に出した場合、以下の費用がかかります。 自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:4万5,600円(24ヶ月)印紙代:1,800円車検基本料:7万円合計:13万5,050円 それぞれの項目について解説します。 自賠責保険料 自賠責保険は、クルマの所有者に加入が義務付けられている保険です。2024年7月時点での保険料は24ヶ月で1万7,650円です。 自動車重量税 自動車重量税は、車輌重量によって税額が決まります。ダッジ・チャレンジャーSEは1.5t超〜2t以下の区分に該当し、新規登録から13年を超えている個体が多いため重課され、24ヶ月で4万5,600円かかります。 印紙代 印紙代とは、車検時に国に納める検査手数料です。工場によって金額が異なり、ディーラーの場合は1,800円かかります。 車検基本料 車検基本料には、検査料や代行費用など車検の基本的な手続きに関わる費用が含まれます。今回は目安として7万円としましたが、同じディーラーであっても販売店によって金額が変わることがあります。また、民間の整備工場のほうが安い傾向にあり、費用を抑えたい場合には、いくつかの販売店や工場から見積もりを取り寄せるとよいでしょう。 メンテナンス費用 一般的なメンテナンス項目は以下のとおりです。費用は年間で10万円ほど見積もっておくとよいでしょう。 ・洗車・ワイパーゴム交換・ウォッシャー液交換・エアコンフィルター交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・エアクリーナー交換 など 並行輸入されたアメ車のなかには、アメリカの広大な大地を何十万kmと走行した分のダメージが蓄積されている個体も多く存在します。車輌の状態次第では上記以外に箇所でもメンテナンスや修理の必要に迫られる可能性があるため留意しておきましょう。 まとめ ダッジ・チャレンジャーSEを維持するには、年間で約42万〜約58万円かかります。月々に換算すると、約3万7,000円〜約4万9,000円です。車輌の状態次第ではメンテナンス費用がさらにかさむ可能性があるため、最低限の費用だと考えておくとよいでしょう。自身の利用シーンと費用を照らし合わせて、維持できそうかどうかをぜひ検討してみてください。

トヨタ 5代目マークⅡ(GX71)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説
旧車の再生と維持 2025.06.23

トヨタ 5代目マークⅡ(GX71)の維持費は高い?内訳といくらかかるかを解説

マークⅡといえば、トヨタを代表するハイソカーです。1984年にデビューした5代目マークⅡ(GX71)はバブル時代を駆け抜けたモデルです。当時では珍しいエンジンと高級感あふれるデザインをあわせ持ち、現在でも高い人気を誇ります。中古市場では200万円以上の個体も珍しくはありません。狙っている方も多いのではないでしょうか。しかし「旧車は維持していくのが大変そう……」と悩みますよね。この記事ではマークⅡ(GX71)にかかる維持費について解説します。 マークⅡ(GX71)の特徴 GX71は1984年に発売された5代目のマークⅡです。現代のセダンにはない直線的なデザインが施されています。中でも日本初のツインカムターボエンジンを搭載したモデルは、ハイソカーブームを牽引するほどの人気を誇りました。 内装は高級ラウンジを連想させるワインレッドが人気です。手のこんだ豪華な作りによって、今でもファンの心を魅了し続けています。 マークⅡ(GX71)維持費の内訳 1G-GTEU型 直6エンジンを搭載したマークⅡ(GX71)の維持費について、5項目に分けて解説します。 燃料代 マークⅡ(GX71)の実燃費は6〜9km/Lほどといわれています。ガソリンについては、レギュラーよりもハイオクがおすすめです。 ここからは金額をシミュレーションします。 仮に通勤で使用し月間1,000km走行した場合、ガソリンは約133L使用(*1) し、燃料代は2万3,780円(*2) です。この条件で1年間走行した場合は、28万5,364円(*2) かかります。 *1 燃費は7.5km/Lで算出*2 2023年7月5日のハイオクガソリン1L当たりの平均価格178.8円で算出 自動車税 マークⅡ(GX71)の排気量は1,988ccで自動車税は3万9,500円ですが、車齢が13年以上経過しているため、4万5,400円と約15%重課税されます。(2019年9月30日以前に新車登録した場合) 任意保険 マークⅡ(GX71)の任意保険について大手のネット型保険で見積もりをしました。 <条件>年齢:30歳等級:6E使用目的:通勤・通学運転者:本人限定 <補償内容>対人賠償(1名につき):無制限対物賠償(1事故につき):無制限対物超過特約(相手自動車1台につき50万円まで):なし人身傷害:あり(車内のみ補償)人身傷害(保険金額/1名につき):3,000万円入院諸費用特約:なし車両保険:なし 上記内容でシミュレーションしたところ、総額が約4万1,000円/年でした。車両保険は付帯できません。前述の通り、マークⅡ(GX71)は200万円以上で取り引きされるクルマです。しかし一般的な保険会社ではプレミア価格を考慮した保険料の算出ができないため、車両保険には入れません。 車検 マークⅡ(GX71)の車検代について見ていきましょう。 <ディーラー車検の場合>自賠責保険:1万7,650円(24ヶ月)自動車重量税:3万7,800円(24ヶ月)※初年度登録から18年以上経過で算出印紙代:2,300円車検料:8万円合計:13万7,750円※車検料は内容、整備工場などにより費用は増減します 注目すべきポイントは自動車税の重課税です。1t超~1.5t以下の重量税は2万4,600円ですが、初年度登録から18年以上経過した車両は二段階重課税され、3万7,800円かかります。 メンテナンス費用 最後にメンテナンス費用を見ていきましょう。マークⅡ(GX71)のメンテナンスについては下記の費用がかかってきます。 ・洗車代・ワイパーゴム交換代・ウォッシャー液交換代・冷却水補充代・エアコンフィルター交換代・ヘッドライト交換代・エンジンオイル交換代・オイルフィルター交換代・ブレーキオイル交換代・エアクリーナー交換代 1年間でこれらの費用が発生します。高く見積もって5万円ほどを見込んでおけば良いでしょう。マークⅡ(GX71)のタイヤ交換が発生する場合は数万円追加でかかるケースもあります。 マークⅡ(GX71)年間維持費はいくら? 維持費の内訳を見てきましたが、マークⅡ(GX71)の場合、合計でいくらぐらいになるのでしょうか。合計額を見ていきましょう。 <マークⅡ(GX71)年間維持費>ガソリン代:28万5,364円自動車税:45,400円任意保険:4万1,000円車検:6万8,875円(2年ごとにかかる費用の半額分)メンテナンス費:5万円合計:49万639円 月額では4万800円ほどかかります。通勤で使用しない場合はガソリン代と任意保険料を下げることが可能です。 ローンで購入した場合はさらに月々の返済が発生し、月極駐車場を契約する場合は、別途駐車場代が毎月かかります。 マークⅡ(GX71)の維持費が高いと思った時の対処法 マークⅡ(GX71)のような旧車は、自動車税と重量税が重課税されるため維持費がtoかさみます。また、こまめにメンテナンスする必要がありお金がかかります。ハイオク限定で燃費が悪いことも維持費を押し上げる要因です。マークⅡ(GX71)の維持費が高いと思ったら、手放しを検討してみてはいかがでしょうか。 ※2023年7月5日時点の情報です。

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