落輪したときの対処法は?落輪とはどういった状態なのか、落輪から脱出後の点検についても解説

目次
1.落輪したときの対処法 2.そもそも落輪とは 3.落輪から脱出した後は必ず点検しよう

落輪したときにどう対処すればよいのか知らない人も多いでしょう。溝にタイヤが落ちるだけでなく、ぬかるみにはまって出られなくなることも落輪と同じ意味です。今回は、落輪したときの対処法や、落輪から脱出した後の点検などについて解説します。落輪からの脱出に不安のある人は参考にしてください。

落輪したときの対処法

まずは、落輪したときの対処法について詳しく解説します。

溝が浅い場合はタイヤの動力で脱出する

溝が浅い場合はタイヤの動力で脱出できます。駆動輪が地面に接していることが条件となるため、すべてのタイヤの接面状況を確認しましょう。雪道や砂面、ぬかるみなどではタイヤが滑りやすくなっているため、アクセルをゆっくりと踏んでタイヤの動力をうまく伝えることが重要です。状況によってはフロアマットや板などを敷くとよいでしょう。

自力で脱出する場合の手順は次のとおりです。

①安全の確保
後続車の追突を避けるためにハザードランプを点灯させ、三角表示板などの停止表示器材があれば車の後方に設置します。車通りが多い道路では発煙筒などを併用するのもよいでしょう。

②同乗者の安全確保
同乗者がいる場合は万一に備えてガードレールの外や歩道など、安全な場所に避難してもらいましょう。

③車の状態を確認する
落輪箇所や他のタイヤの接面状態を確認します。溝が深い場合や駆動輪が浮いている場合は、悩まずにロードサービスや周囲の人に助けを求めましょう。

④脱出する
脱出時に他車への衝突や歩行者への危険がないかしっかりと確認したうえで、ハンドルを脱出方向にきりながらアクセルをゆっくりと踏んで脱出します。

複数人で持ち上げる

同乗者や周囲の人たちの助けが借りられる場合は、複数人で車を持ち上げて脱出できます。持ち上げる人はケガの予防のために準備運動を行い、備えがあれば軍手などを装着しましょう。持ち上げるときに掛け声をかける人を決めておくとタイミングを合わせやすくなります。

ジャッキで持ち上げる

協力者がいない場合はジャッキを使用して持ち上げましょう。車の脱輪箇所をジャッキアップして溝に板などを敷くことで脱出できます。ただし、やわらかい地面でのジャッキアップは危険なため、事前に状態の確認は念入りに行いましょう。

牽引ロープで引っ張ってもらう

雪道やぬかるみにはまってタイヤが空転する場合は、牽引ロープで引っ張ってもらいましょう。車重のある車を牽引するときは、引っ張る側が大きなトルクを発揮できる車の方がスムーズに脱出できます。また、牽引ロープを引っかけるフックは着脱式のタイプも増えているため、普段から自分の車の牽引フックの場所やタイプを確認しておくとよいでしょう。

ロードサービスを利用する

落輪の状況によっては自力や牽引では対処できないこともあるため、ロードサービスを利用しましょう。自動車保険の付帯サービスで利用できることも多く、状況によっては無料で対応してくれます。万一のときにすぐにロードサービスを利用できるよう連絡先を控えておきましょう。

JAFに依頼する

地域や落輪状態によっては保険会社のロードサービスを利用できない可能性があります。JAFに会員登録しておくと広範囲で迅速な対応を受けることができ、簡易な作業であれば費用負担もありません。また、保険契約車ごとの適用である自動車保険のロードサービスに対して、JAFは会員証ひとつでレンタカーやバイクまで対応してくれます。

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そもそも落輪とは

そもそも落輪とは、車のタイヤが道路外に落ちてしまって動けなくなることです。道路の側溝に落ちた場合だけでなく、縁石に乗り上げたり雪や泥でスリップして走行不能な状態も同じ意味として使われます。駆動輪が浮いたり滑ってしまうことが原因で車がスタック状態に陥ることです。

落輪から脱出した後は必ず点検しよう

落輪から脱出した後は安全な場所に車を停車させて必ず点検しましょう。側溝に落ちたり縁石に乗り上げた場合はタイヤのパンクや足回りの損傷、エンジン下部からのオイル漏れが発生する可能性があります。また、ホイールアライメントが狂ってしまうとタイヤの偏摩耗や直進安定性が悪くなるといった不具合が生じることもあるため、走行中に違和感を感じたらすぐに点検に出しましょう。

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