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日本のスポーツセダンを牽引し続ける「スカイライン」。今では日産を代表する車種として認識されていますが、その源流は日産に吸収合併される前のプリンス自動車という国内メーカーが生み出しました。今回は、特に名車の呼び声が高い2代目スカイラインのレースモデル「スカイライン2000GT」にフォーカスを当て、プリンス自動車 スカイラインについて振り返ります。 プリンス自動車から始まった名車スカイラインの歴史 1950年代にプリンス自動車によって開発されたスカイラインは、当時としては先進的なデザインと性能を誇る小型車でした。初代の成功により誕生した2代目は、高性能スポーツセダンとしての地位を確立します。 2世代に渡って開発されたスカイラインは、常にクラストップの先進性と性能を誇っていました。 戦後すぐに生まれた国内トップクラスの小型車 プリンス自動車 スカイラインの誕生は、終戦から12年後の1957年で、プリンス自動車の前身である「富士精密工業」によって開発されました。 従来のプリンス車から構造を一新したオリジナルのセミ・モノコックボディに、アメリカンスタイルのボリュームあるボディデザインを採用しています。当時の国産車としては先進的なスタイリングが特徴的でした。 また、クラストップの性能面も、多くの注目を集めました。新型エンジンではないものの、改良されたGA30型エンジンは、同クラスで競合するトヨタや日産を超える60psを発生。当時の国産1,500cc最速となる125km/hを達成しています。 スカイラインの地位を確立した2代目S50系 スカイラインは、初代発売から6年後の1963年にフルモデルチェンジを受けます。明確に小型量産車市場を狙った2代目のボディデザインは、初代とは異なるヨーロピアンテイストに変更されました。 新たに採用したモノコックボディによって軽量化と高剛性も実現し、高性能スポーツセダンとしての認知を高めていくことになります。搭載されたG1型1.5L直列4気筒OHVエンジンは、クラストップの性能とともにメンテナンスフリーエンジンとしても話題を呼びました。 2年間または4万kmの保証をつけたエンジンは、シリンダーヘッドとエンジンブロックを「封印」しました。必要なメンテナンスは6000kmごとのオイル交換と3万kmごとのエアクリーナー交換だけとされています。さらに、サスペンションやステアリングギアボックスも1年間または3万kmまでグリスアップ不要で、日本初のメンテナンスフリー車として販売されました。 スカイラインに課された命題はレースで勝つこと S54A型、S54B型として人気の高いスカイライン2000GTシリーズが誕生したのは、レースに惨敗したことがきっかけでした。レースに勝つことを課せられ、結果を残したことで一気に評価が高まったスカイライン2000GT。当時の国内での人気が、S54B型の派生モデルとなるS54A型の発売につながりました。 初戦に惨敗したことで生み出されたS54型 2代目S50系スカイラインは、発売直前に初開催された日本グランプリに出場したものの惨敗を喫しています。この結果を受けてS54型として開発されたのが、スカイライン2000GTにつながるスカイラインGTでした。 エンジンにG7型2L直列6気筒OHCエンジンを採用し、エンジンの大型化にあわせてフロントの車軸を前方に移動させホイールベースが200mm延長されました。標準使用でも105psを発生する高性能モデルで、S54Rと呼ばれるレース仕様車は、ウェーバー製の3連キャブレターを装備し最終的に152ps以上を絞り出します。 そして迎えた第2回日本グランプリで、スカイラインGTはポールポジションを獲得します。レースでは格上のポルシェを抜いて1周ではあるもののトップに立つ活躍を見せ、サーキットに集まったファンを熱狂させます。最終的にポルシェに敗れてしまいますが、上位を独占するという輝かしい結果を残しました。 スカイラインGTはホモロゲーションを満たすために合計100台が製作されましたが、レース結果を受けて一般販売用として用意された92台はすぐに完売。スカGの愛称がつけられるなど、スカイラインGTの発売を望む声が高まっていきました。 世間の強い要望によって発売されたスカイライン2000GT レースで実力を証明したスカイラインGTを望む声を受けて、カタログ掲載モデルとして1965年に発売されたのが通称54Bと呼ばれるスカイライン2000GT(のちのスカイライン2000GT-B)です。 スカイライン2000GTは、レース仕様とほぼ同スペックで販売され、ウエーバー製の3連装40DCOE型キャブレターに加えて、圧縮比を8.8から9.3に向上させます。その結果、125ps/5,600rpmの最高出力と17.0kgm/4,400rpmの最大トルクを発生させるまでになります。 さらに、3速フルシンクロを備えたトランスミッションにはオーバードライブも設定され、最高速は180km/hを記録し、当時としては日本最高のスペックを誇るモデルでした。 マイルドなスカイライン2000GT-A ファン層が広がったことで「もっとマイルドな2000GTに乗りたい」という声が高まり、派生モデルとなるスカイライン2000GT-A(通称54A)が生み出されます。 スカイライン2000GTの発売からわずか7ヶ月後にスカイライン2000GT-Aが誕生したことで、従来2000GTと呼ばれていたモデルは、2000GT-Bに変更されました。スカイライン2000GT-Aは、エンジンがシングルキャブ仕様となり、54Bに比べるとマイルドなスペックであるものの国内トップクラスの105psを発生させるモデルです。 より幅広い層のスカイラインユーザーを獲得することに成功しました。 現在も人気のスカイラインGT スカイラインのルーツともいえるスカイライン2000GTは、発売が60年以上前ということもあり、市場ではほとんど見かけません。また、歴史的価値と希少性から一般の中古車相場は当てはまらないため、購入したい場合はその都度問い合わせる必要があります。大手中古車サイトで検索したところ1966年式のS54Bが1台だけ見つかりましたが、価格は応談となっていて不明です。 旧車王での買取相場を見ると、1968年式のS54Bが不動車にもかかわらず20万円もの価格がついています。もしガレージで眠っているスカイライン2000GTがあれば、どんな状態でも思わぬ買い取り価格がつくかも知れません。 ※中古車相場は2022年9月原稿執筆時
7月中旬、仕事で北海道へクルマで渡らねばならず、久しぶりにカーフェリーを利用しました。 新潟発小樽行きの新日本海フェリー、あくまで自走派の筆者も、納得の快適かつ効率的に動くことができました。 0泊3日の小樽行き。 「また行きたい」と思わせてくれたカーフェリーの旅の魅力、振り返ってみたいと思います。 ■津軽海峡だけを渡るか、陸路の移動を徹底的に少なくするか? フェリーでの旅、いつ以来でしょうか。 子供の頃に有明埠頭からサマーキャンプで四国まで行ったことがありました。 それ以来かもしれません。 カーフェリーとなると、鹿児島の桜島フェリーや、九州に行くのに四国八幡浜から九州大分、あとはたまたまタイミングが良かったので予定外に静岡の清水から伊豆半島の土肥、伊勢湾フェリーの鳥羽から伊良湖岬などで利用したことも。 どれも「基本は自走するけど、たまには利用してみるか」という「選択の上での利用」でした。 しかし今回の北海道行きは、自動車で行くには「フェリーを利用するしかない」。 いわば不可避も利用となります。 さてどのルートで行こうか? 予定が決まった段階でいろいろと調べました。 青森まで自走して津軽海峡だけをフェリーで渡る方法もあります。 メジャーなのは大洗から苫小牧という航路。 いずれにしても、北海道に入るためには絶対にフェリーに乗らなければなりません。 今回の目的地は小樽。 津軽海峡だけを渡って、函館からとなるとかなり距離もあります。 苫小牧からもそこそこの距離。 自走する距離自体には抵抗はありませんでしたが、走り慣れていないルートで何か傷害が起きた場合のリスクヘッジとそれに付随する時間はあまり攻められないなあという判断が優勢になりました(いつものように前後の予定もものすごく空いていて、気ままに眠くなったら道に停めてお昼寝、という訳にはいかないスケジュールでした)。 いろいろと判断した結果、苫小牧着ではなく小樽にダイレクトに行くことにしました。 そうなると利用するのは「新日本海フェリー」新潟、舞鶴からの直行か、敦賀発秋田経由のルート(新潟か秋田発に決まっているだろと思われるかもしれませんが、前後の予定次第では舞鶴、敦賀発もあながち可能性0ではないので一応確認はしました)。 便が多いのと、発着時間的に正午に出発、早朝着というので新潟発小樽行きが使い勝手が良さそうで、これの予約を取ることにしました。 この最繁忙期ではないにせよ、夏の時期は比較的自動車での旅行者も多い時期。 さらに物流での利用もかなり盛ん。 燃油サーチャージなどもあり、結局筆者が利用した便の運賃は片道84,580円(今回は車両引き取りでしたので、積載車での旅、全長8メートル未満、乗員一名分運賃込)でした。 なお、帰りは往復割引が適用されて、1割引に。 値段を聞いたとき、確かに内心「うげげげ、やっぱりそれなりの値段だなあ」とは思いました。 でも色々試算すると、そうでもないことが分かったのです。 何しろ、新潟港昼発です。 早朝出て行っても、前日の夜出発して途中仮眠を取るにしても余裕です。 乗ったらあとは船に委ねるだけ。 到着は翌朝4時半。 夏の時期ですのでもう明るい時間。 ちょっとウロウロしたりできます。 旅行すると早くても昼過ぎに到着、翌朝も朝食を食べたら少し散策して帰るもよいものです。 その点「ゼロ泊」でも、クルマがあるのですから、下手な1泊2泊程度の旅行よりも密度が高いかもしれませんね。 今回は降りるや否や市内でウニマグロ丼を食べて、一度足を運んでみたい余市(ほぼ隣町)までドライブ。 午前中に引き取りを完了して、博物館を見学。 夕方の船に再び乗って帰ってきました。 ちなみに帰りの船は17時小樽発、新潟翌朝9時半着。 この距離の往復を3日でこなせるのはむしろかなり早いイメージ。 行動としては関西周辺までのスケジュール感に近いですね。 岡山以西ですと、もう1日2日余裕を持っておきたい感じさえします。 ひたすら陸路を船の時間を気にしながら走って、高速代(は場合によっては下道利用で浮かせるにしても)、燃料代だけでも片道3万円では収まりません。 どのみち津軽海峡だけ渡るにしても、このクラス、やはり3万円では乗れません。 その間ゆっくり休めること、その効率と宿代などを考えると、乗船した時点ですでに「経済的優位性」はあると感じたのでした。 道中を楽しみながら、という旅もいいでしょう。 しかし仕事が絡んだ効率的な移動という点でフェリーは相当に長けている! 乗る前から感じることができました。 早朝4時から開いている市場食堂はフェリー客目当て?なのでしょうか。 フェリーから降りたライダー中心に早くも店の周りに集結していました。 朝ごはんから2,400円はちょっとやりすぎたかな?と思いましたが、まあ「入道税」みたいなもの、必要経費ですね。 すっきりとした甘味、濃厚なウニの風味がずっと後まで残ります。 小樽でウニ、芸がないようですが、これは執拗に食べたくなる。 こんな「早起きは三文の得」標準装備な船旅。最高ですね。 ■ぜんぜん遅くない!時速25ノットで「進み続ける」フェリーの速さ フェリーの旅、それは遅く時間がかかるというイメージがあるかもしれません。 私も、イメージで決めつけていましたが、これがそうでもないのです。 もしかすると飛行機の次、新幹線とはどちらが速いか。 ルートや移動の種類によってはそのくらいのスピードがある乗り物です。 船内には通貨ポイントの予定時刻が掲示されています。 積丹半島を回り込む航路ということもあって、秋田沖で新潟からだと三分の一。 全航路の半分ほどが北海道の沖合ということになります。 北海道、相当大きい、40代になってこんなことに驚かされるとはと思いました。 確かに最高速度で比較すれば、自動車も時速100キロほど出ます。 大型トラックでも時速90キロほどで高速道路は移動できます。 フェリーの速度は25ノット(時速約45キロ)です。 これだけを比較するととても遅く感じますが、これは巡航速度、出発したら洋上で停まることなく進み続けるのです。 自動車の移動、振り返ってみると分かりますが、大都市圏ではせいぜい20キロから30キロほどしか1時間で移動できません。 地方の郊外のバイパスなど信号停車や渋滞がない場所では50キロ近く移動できる場合もあります、高速道路なら渋滞がなければもう少し進むこともあるでしょう。 しかし、人間が運転している以上、緊張感を保ち続ける時間には限界があります。 16時間以上もの間時速45キロを維持できるフェリーは相当に早いなあと改めて感心してしまいました。 そしてその間、買い溜めておいた本を読んだり、昼寝をしたり、洋上で風に当たる。 十分に休息を取ることができます。 ロングドライブで、途中で寄り道、以外の価値はフェリーを利用することで大幅にハードルが下がるなと感じたのでした。 洋上からは虹も拝めました。 日本の気候、山が影響していることも少なくなく、陸上は雨でも海上はいい天気ということもあるのでしょう。 もちろん逆も然りですが。 最近ゆっくりと月を見たことなど、いつ以来でしょうか? 狙ったわけではないのですが、この晩は満月。 雲が多かったものの、洋上のお月見も、夏ならではかもしれません。 ■早い時間から「飲まねばならない!」のです クルマ旅とお酒の関係。 好きな方は我慢を強いられることもあるでしょう。 しかしフェリーに乗ったらさっさと明るいうちから飲みましょう。 新日本海フェリー就航地が舞鶴、敦賀、新潟、秋田、小樽。もしかするとお酒好きな方は地名を見ただけでその地の地酒、ワイン、など銘酒の数々に思いを馳せる方もいるのではないでしょうか。 クルマを船に積み込んで出港早々是非とも明るい時間から飲み出したいところです。 むしろ飲むなら早めにというべきかもしれません。 フェリーに乗ったら、どのみち航行中は車両甲板には立ち入ることができません。 ドライバーの人はお酒を我慢する意味がないからです。 目の前には大海原が広がります。明るい時間から飲むお酒はどうして美味しいのでしょうか。さっさと飲み始めましょう。 さっさと飲み始めて早めに休んで、翌朝早くに目的地につきますので、むしろ夜遅くまで飲むのは禁忌です。 ちなみに、ターミナルにも掲示がありますが、クルマをフェリーに積み込むまでは飲酒は禁止です。 オーシャンビューでゆっくりできて(するしかなくて)心身の休息にもなる船旅、しかもその間人間は休めても、しっかり移動できている。 レジャーはもちろんビジネスユース(物流系以外でも)もっと見直されていいと思います。 ■船とシンクロ、洋上の名湯を楽しむ クルマで出かけては、温泉に寄るのも好きな筆者、このフェリーには浴室もあって、この風呂、とても気に入ってしまいました。 温泉でもないですし、水は潤沢にある日本国内の一晩程度の航海が主流ですので造水器(海水から真水を作る機械)もないでしょう。 普通のお風呂ではあるのですが、これがなかなかいいお風呂でした。 高層階にあり、窓からの景色(ひたすら海だけですが)を見ながらの入浴はそれだけで、心や気持ちの淀みも綺麗に洋上で洗い流せてしまうかのうようです。 そして露天風呂もあって、もちろん航行中の船舶の中の浴室、入浴中に海に転落してもいけませんし、洋上かなり風も強いですから、防護するためのガラスの仕切りは設けられていました。 それでも、波の音、洋上の風、そして何より、船に同期していい具合にピッチングするさまなど、フェリーの浴室ならではの醍醐味が存分に楽しめるのでした。 よく温まり、ゆったり寝れば、翌日も早朝からしっかり活動できるでしょう。 ■さっそく「またフェリーに乗りたい」 今回の旅は小樽から引き上げてくるだけの用でしたので、0泊3日ですぐに戻ってきてしまいました。 それでも、1泊2日の予定でもああはいかないかもというくらいの充実さはあったと思います。 自由に動けるのがクルマの魅力ですが、長距離ドライブで疲れてしまっては元も子もありません。 コスト的にも時間的にも自走してそこを走ったのとあまり変わらず、さらフェリーを利用しなければ味わえない船旅ならではの洋上の思い出も楽しめる。 なかなかお得な旅なのではないでしょうか。 ひたすら自分でハンドルを握り、アクセルを踏んで走るのが好きな筆者も、大船に委ね、是非また出かけてみたい、と思わされたカーフェリーの旅でした。 特に道東方面、0泊3日や1泊4日程度でも色々出かけられるのではないか。 こんなことならプライベートでもまた出かけてみたいと思い、さっそく出かける理由何かないか探しているほどです。 幼い頃、伊豆七島や、四国に船旅をしたことがあります。 あのときはもっとうるさく、もっと揺れた記憶があります。 もちろん天候の影響がありますが。 思ったよりずっと静かで快適。 大いにのんびりできるて休息しながら、ガッツリ移動もできている。夜行バスに乗ると思います。 自走して仮眠して目覚めると、寝ている間は止まっているわけですから進んでいません。 しかし、目覚めればバスタ。 運転手さんがいるってなんと素敵なんだと思うのです。 けれどもそれは人間だけしか運べません。 しかしフェリーは、普段「自走のクルマ旅は夜行バスのようにはいかない」と思っているクルマごと運んでくれるのです。 某猫型ロボットの出してくれる「どこでもドア」はたちまち移動できますが味気ないですが、旅情もある。 「フェリー、なんて素敵なんだ!」と思ってしまいました。 現代人に必要なことは、距離に負けない物流と同時に、ものが移動するくらいの時間、日常を振り返り、心静かに過ごす。 大海原の波に揺られて過ごす時間、年に1日かそこらは取らないといけない。 そんな思いになりました。 今普段のアシはS660、軽自動車です。 クルマの大きさに依存するフェリーの料金。 なんのための軽か。 是非ともS660でフェリー旅、出直したいと思いました。 港に着き下船が始まる前。いろんな気持ちで船に乗っているのだと思います。 最近ではこういう少なくなったかもしれませんが「旅情の色々」が集う場所。 車両甲板もまた独特の雰囲気がいいものです。 早々仕事も終わり、帰りのフェリーまでの間、小樽市総合博物館を見学。 北海道の鉄道が充実。 小樽の栄えた時代の移ろい、雪との戦い、現存する最古の機関車など、日本の鉄道史上欠かせない展示が数多く、なかなかの見応え。 風雪と除雪剤などで傷んだボディも生々しい急行型気動車キハ27初め懐かしい車体の数々でした。 往年の北海道の鉄道名車の脇にガレージが設けられ、石原裕次郎記念館から移管されたというロールス・ロイス。 アイアンバンパーが端正なシルバーシャドウⅠ 絶対的に軽くはない車重を支えるためにジャッキアップされていました。 お昼はやはり寿司。 八角の握りは初めての体験。 柔らかくあまりこれ見よがしではない品のいい食感と香り。 鯛などとは違った面白い体験となりました。 早朝出発したその船で夕方本州へ帰ります。 小樽市内に引き取りに行き、余市までドライアブして、小樽市総合博物館を見学して、ダメおしの寿司ランチをしても、まだ余裕ある一日。 幼い頃にスキーで家族旅行に来た時に駆け足で寄って以来の小樽。 実質初めてという今回は十分すぎる満足度でした。 車両の大きさと重量をうまく組み合わせて積み込む様子もなかなか興味深いもの。 今回はサーブ900の引き取りでしたが、帰りは一番最後の乗船案内され、この位置にバックで駐車。 フェリーでのバックでの駐車は初めての体験でした。 [ライター・画像/中込健太郎]
あぶない刑事は、1986年から30年にわたるロングランヒットを誇ったTVドラマ・映画です。その劇中に出てくる車に憧れを抱いた人も多いのではないでしょうか。今回はあぶない刑事に登場した車やそれぞれの特徴について解説していきます。あぶない刑事に登場した車の購入を検討中の方は参考にしてください。 あぶない刑事に登場した車8選 あぶない刑事に登場した代表的な車8選とそれぞれの特徴について解説します。 レパードF31 前期型アルティマ レパードF31 前期型アルティマは、「あぶない刑事」と劇場版「あぶない刑事」「またまたあぶない刑事」で登場しました。F31型は当時人気絶頂だったソアラのライバルとして誕生し、R31型スカイラインと基本設計が同じです。アルティマは究極や最高という意味で最上級グレードに冠せられています。 劇中に登場したのはVG30DE型のNAエンジンを搭載したアルティマで、スタイリッシュなイメージが主演の2人とリンクして新たなファン層を獲得しました。「私は今、限りなく自由だ、限りなく豊かだ」というキャッチコピーが作品との融合を感じさせた一台といえるでしょう。 レパードF31 後期型アルティマ レパードF31 後期型アルティマは、1987年の「もっとあぶない刑事」で登場しました。ネイビーとシルバーのツートンカラーが使用され、ターボエンジンによるハイパワーでドリフトの演出があるなど強烈な印象を残しています。255psを発揮するVG30DET型エンジンを搭載したFR車ということもあり、専門店が存在するなど現在でも非常に人気の高いモデルです。 セフィーロ A31型 セフィーロ A31型は、1988年に発売された4ドアセダンです。スカイラインやローレルと基本設計が同じで共用する部品も多く、手軽にチューニングできるFRセダンとして高い人気を得ていました。S13型シルビアにも採用されていたプロジェクターヘッドランプが印象的で、実用性も高い4ドアセダンとして累計14万台以上を販売しています。 グロリア Y30型 グロリア Y30型は、セドリックと基本設計を同じとする4ドアセダンです。公用車やタクシーにも採用される重厚なデザインで、旧車やカスタムカーとして今なお高い人気を誇っています。長期間生産されていたこともあり、累計販売台数は33万台以上(セドリックと合算)のロングセラーを記録しました。 スカイライン R31 スカイライン R31は、ローレルやレパードと基本設計を同じとする4ドアセダンです。作品内では覆面パトカーとして使用され、あまり目立った活躍はありませんでした。しかし、後に追加された2ドアクーペGTSシリーズでスポーツ回帰を行い、NISMOやオーテックバージョンが販売されています。 セドリック Y30型 セドリック Y30型は、グロリアと基本設計を同じとする4ドアセダンです。海外にも幅広く輸出され、工場があったメキシコでは現地のパトカーとしても採用されています。ライバルであったクラウンには販売数で大きく差を開けられはしたものの、ワゴンやバンモデルはドレスアップ目的のユーザーから高い人気を誇り、現在でも中古車価格が高値となっています。 フェアレディZ NISMO 34型 フェアレディZ NISMO 34型は2016年の劇場版「さらばあぶない刑事」に登場しました。サーキットで走るために専用チューニングが施されたモデルで、公道では持て余すほどの走行性能を有しています。レカロ・スポーツスターのシェルを用いたNISMO専用シートが内装を彩り、搭載されるVQ37VHR型エンジンはNAながら355psを発揮するプレミアムスポーツカーです。 GT-R R35 GT-R R35は、劇場版「さらばあぶない刑事」で登場しました。初めてスカイラインの名前を廃した6代目GT-Rで、スカイラインシリーズとは独立した開発設計で誕生しています。2008年にはニュルブルクリンクで当時量産市販車最速タイムを記録するなど世界的にも多くの話題を提供しており、名実ともに日本が誇るプレミアムスポーツカーといえるでしょう。 あぶない刑事に出てくる車の価格は高騰している? あぶない刑事に出てくる車の価格は高騰しています。モデルによっては専門店ができるほど人気で、当時は憧れだけで購入できなかった世代の需要が高いといえます。旧車としての人気だけでなくGT-R R35に関しては暴騰しており、中古車市場では最高で5,000〜6,000万円のプレミア価格で販売されています。
乗用車を購入または譲渡してもらった場合は、名義変更が必要です。しかし乗用車の名義変更は、一般の人には馴染みがないため、手続きが難しいと感じる人もいるでしょう。この記事では、乗用車の名義変更の必要性や方法を解説するとともに、必要書類やかかる費用なども紹介します。 乗用車の名義変更とは 名義変更(移転登録)とは、乗用車の売買または譲渡が行われ、車の所有者が変わった際に行う手続きです。名義変更は新所有者が住んでいる管轄の陸運局で行います。販売店で車を購入した場合は、店舗で手続きを代行してくれますが、個人間で売買または譲渡を行った場合は自分で必要書類を準備して手続きする必要があります。 乗用車の名義変更を行うケース 乗用車の名義変更が必要なケースは下記のとおりです。 ・車を購入・車を譲渡してもらった・苗字が変わった 名義変更は、所有者の苗字や名前が変わった際も手続きが必要です。また住所が変わった場合も、自動車税の納付書やリコールの案内が前の自宅に届いてしまうため、必ず手続きを行いましょう。 乗用車の名義変更の必要性 乗用車の所有者が変わった場合、名義変更は必須です。 名義変更を行わずに、事故や違反を起こした場合、前所有者に通知が届き迷惑をかけてしまいます。また4月1日時点の所有者に支払い義務がある、自動車税の納税証明書が前所有者の自宅に届き、トラブルに発展する可能性もあるので注意してください。 乗用車の名義変更をしなかったときの罰則 乗用車の名義変更をしないと、前所有者に迷惑がかかる他に、最大50万円の罰則を課せられる可能性があります。下記に変更が合った場合、15日以内に変更手続きをしなければならないと「道路運送車両法 第12条第1項」で定められているため、注意してください。 ・型式・車体番号・原動機の型式・所有者の氏名・所有者の住所または使用の本拠地 引用元:とある法律判例の全文検索「道路運送車両法 第12条第1項」 所有者が変わった場合は、速やかに名義変更を行いましょう。 乗用車の名義変更の流れ 乗用車の名義変更の流れは下記のとおりです。 1.必要書類を持って新所有者が住んでいる管轄の陸運局に行く2.申請用紙を記入3.窓口で印紙を購入4.記入漏れなどがないかを確認し窓口に全書類を提出5.新車検証が発行されたら手続きが完了 前所有者と新所有者で管轄の陸運局が異なる場合は、ナンバーを取り外して返却する必要があります。また陸運局は平日しか営業しておらず、土日しか出向けない場合は、販売店や行政書士が手続きを代行してくれます。 乗用車の名義変更の必要書類 乗用車の名義変更の必要書類は下記のとおりです。 <普通車> ・譲渡証明書※前所有者の実印の押印が必須・前・新所有者の印鑑証明書2通・前・新所有者の委任状2通・新所有者の車庫証明・車検証・ナンバープレート※管轄の陸運局が変わる場合のみ・手数料納付書・自動車税申告書・申請書(第1号様式) <軽自動車> ・申請依頼書※前・新所有者の認印を押印・新所有者の住民票・新所有者の車庫証明※地域によっては不要・車検証・ナンバープレート※管轄の陸運局が変わる場合のみ 譲渡証明書や委任状、申請書類などは上記からダウンロードできるため、事前に記入して準備しておくとスムーズに手続きが行えます。 また車庫証明を発行してもらうには、警察署で手続きする必要があり、陸運局と同様に平日しか対応してもらえません。販売店や行政書士は、車庫証明の発行の代行も実施しているので、平日に手続きを行えない場合は依頼するとよいでしょう。 乗用車の名義変更にかかる費用 乗用車の名義変更にかかる費用は下記のとおりです。 ・移転登録手数料 500円程度・車庫証明発行費用 2,500〜3,000円程度※軽自動車は地域によって不要・ナンバープレート代 1,500円程度※管轄が変わる場合・環境性能割(自動車取得税) 車によって税額が変動※高年式の場合など 自分で手続きする場合、5,000円程度で名義変更ができます。また軽自動車の場合は、移転登録手数料が必要なく、車庫証明が不要な地域ならナンバープレート代だけで済みます。しかし販売店や行政書士に依頼すると、代行費用として数万円の手数料が発生するので注意してください。 乗用車の名義変更の注意点 乗用車の名義変更にはいくつか注意点があるので、手続きする前に気になるポイントを把握しておきましょう。続いて、乗用車の名義変更の注意点を解説します。 車庫証明を再取得する場合は余裕を持って準備する 車庫証明を取得する場合は、余裕を持って準備しておくとよいでしょう。なぜなら車庫証明は、申請してから発行されるまで3〜4日程度かかり、土日を挟むとさらに時間がかかるからです。例えば木曜日に申請した場合、車庫証明が発行されるのは、次週の月曜日か火曜日になるので注意してください。 また賃貸に住んでいる場合は、不動産会社から駐車場の使用承諾書がもらえないと車庫証明の申請ができないので、事前に準備しておくとスムーズに手続きを行えます。車庫証明は、申請した当日に発行されないことを把握しておきましょう。 自賠責保険の名義変更も行う 乗用車を購入または譲渡されたら、自賠責保険の名義変更も行いましょう。販売店で乗用車を購入した場合は、店舗側で手続きしてくれるので、手間なく名義変更できます。しかし個人間で乗用車を購入または譲渡されている場合だと、自分で手続きをしなければなりません。 また自賠責保険の名義変更を行わずに事故を起こすと、保険が使えない可能性があります。さらに名義変更を行わずに自賠責保険証明書を紛失すると、再発行するのに前所有者に迷惑もかかるでしょう。自賠責保険の名義変更は費用が発生しないため、個人間で乗用車を購入または譲渡されたら、速やかに手続きしてください。 等級を引く継ぐべきかどうか確認しておく 同居の家族から車を譲渡してもらう場合は、自動車保険の等級も引き継げるか確認しておきましょう。譲渡してもらえる自動車保険が自分の等級より高いと、支払う保険料が安くなるのでお得です。しかし自動車保険の等級を引き継ぐには、家族であっても「同居」していることが条件なので注意してください。
■番外編 ~アルミ弁当箱図鑑 厳選50 出版への道~ どうも!「日本アルミ弁当箱協会」会長のマツド・デラックスでございます。 「旧車王ヒストリア」連載ですが、今回は番外編をお送りいたします。 「アルミ弁当箱図鑑 厳選50 ーマニア編ー 出版への道」を語らせていただきます! ■「アルミ弁当箱図鑑」という発想 まず、この「アルミ弁当箱図鑑 厳選50 ーマニア編ー」を作りたいと思ったきっかけからお話ししていきます。 そこは遡ること3年前、今回出版させていただく編集部の編集長さまとの久しぶりの再会からはじまりました。 以前はファッション系(男性)の雑誌を作られていて、そこで記事を書かせていただいていたのですが、私が車系のライターに方向転換し、疎遠に・・・。 久しぶりにお会いすると、本の出版を数多く手がけており「どうだい?本作るか?」という軽い問いかけに、瞬時に「図鑑を作りたいです!アルミ弁当箱の!」と答えたのです。 ■しかし簡単には・・・・ ところが、ここから発売まで3年という年月を費やすことに。 簡単にはいかなかったのです。 それはなぜか?それは私が「オタク」寄りの出版物を出したかったからです。 しかし、ヴァンタスさんの出版物は正統派のものが多く、私の構想と大きくかけ離れてしまいました。 私は、出版は諦め、コレクターとしてアルミ弁当箱を極めたいと収集に全力を尽くしていくと、少しずつ展示のチャンスをいただき、ついにはトークショーを開催するまでになったのです! そこで取材やメディアへの露出のおかげで、再度出版のチャンスをいただくことになったのです。 この期間が3年でした。 ■苦労は続くよどこまでも! しかしこれですべてOKとはならないのです。 アルミ弁当箱会社へアルミ弁当箱の使用許諾をとりたかったからです。 そこで「日本軽金属協会」さまに問い合わせ、私の所有しているアルミ弁当箱会社を調べていただきました。 なんと、その結果・・・99%のアルミ弁当会社が「吸収合併」「部門消滅」「倒産」「廃業」「不明」という結果でした。 そして、1社だけ現存していたアルミ弁当箱会社「大一アルミニウム」さんにたどり着いたのです。 70年間アルミ弁当箱を作り続けている会社に訪問させていただき、アルミ弁当箱の衰退期のお話から当時の繁忙期のエピソードまで教えていただくことができました。 ■そしてついに出版!まさかのYAHOO!のトップ記事に! そんな四苦八苦の道のりを経て「アルミ弁当箱図鑑 厳選50 ーマニア編ー」はできあがったのです! そして取材していただいた「集英社オンライン」さまの記事が掲載されると奇跡が起きました。 まさかのYAHOO!のトップ記事で紹介されたのです。 なんとコメント数が600近くも! なおかつ、コメントは温かいものが大多数を占めていました。 感動しました。 6年間という長い道のりではありましたが、ここまでこられたのは、私に愛想を尽かさず応援し続けていただいた皆様のお陰です。 病気などもあり、諦めかけていたこともアルミ弁当箱への「愛情」を持ち続けることでここまでこれたのだと思っております。 最後の目標としてはアルミ弁当箱ミュージアム設立まで走り続けたいと思っております! 改めて皆様ありがとうございます!そして9月17日発売の「アルミ弁当箱図鑑」をよろしくお願いいたします! オールカラーの100ページに様々なジャンルのアルミ弁当箱を詰め込んでおります。是非、読んでいただければありがたいです!よろしくお願いいたします。 ◎アルミ弁当箱図鑑 厳選50 ーマニア編ー マツドデラックスコレクション (ヴァンタス) | マツド・デラックス https://www.amazon.co.jp/dp/4907061471 ■今回の斜めから見た旧車~「日産スカイライン(1968年)」 さてまたまたやって来ましたこのコーナーは、本当に無理矢理アルミ弁当箱からの「斜め」から見た旧車コーナーです。 今回は「スカイライン」です。 ではなぜ今回「スカイライン」なのか? それには今回のアルミ弁当箱図鑑のなかで私が語っていた「愛情」が関係しています。 お察しのとおり今回は「キャッチコピー」からの旧車です。 そう私のアルミ弁当箱への「愛」と「愛のスカイライン」をつなげてみました。 イメージ的には「ケンメリ」の方が「愛のスカイライン」のイメージが強い方も多いかもしれません。 実は意外にも(ファンは知ってます!と突っ込まれるかも)「ハコスカ」からのキャッチコピーだったのですね! スカイラインに限らず自分の車は「愛車」。 そして、コレクション等も「愛」があってのこと。 これからもアルミ弁当箱にも旧車にも「ゆる~く」愛情を注ぎながら、旧車を紹介していきますのでよろしくお願いいたします。 [画像・日産/撮影&ライター・マツド・デラックス(山本圭亮)]
ドリンクホルダーは、今や車に標準装備されている便利なツールです。そんなドリンクホルダーは社外パーツとして1980年頃から世に出始め、標準装備されたのは1990年代になってからでした。そんなドリンクホルダーは旧車でも設置できるのでしょうか。今回は旧車にドリンクホルダーを設置する方法と注意点について解説していきます。 旧車にドリンクホルダーを設置する方法 ドリンクホルダーの種類は様々です。エアコンダクトやシフトレバーなどに取り付けるタイプがありますが、旧車には年代によって取付けが困難な車も存在します。具体的な取り付け方法について解説します。 DIYで設置する DIYとは、日曜大工のように自分自身で作ったり修繕することを意味します。ドリンクホルダーは市販のものを流用して、所有している旧車の任意の箇所に取付けすることです。ネオクラシックカーと呼ばれる年代の車であれば、エアコンダクトやダッシュボード上に市販の社外品を設置するのは比較的容易といえるでしょう。 それ以前の年代に生産された旧車は設置箇所に乏しくDIYでの設置が必須となります。観光バス用のドリンクホルダーを内装にビス止めするか、ドアガラスの隙間にステーを差し入れて固定することが多いです。 カスタムショップに依頼する 大切にしている愛車に穴を空けたくないという方は、カスタムショップに依頼すると良いでしょう。世界的に旧車フリークの中では「レストモッド」と呼ばれる手法がトレンド化しています。レストモッドとは「レストア」と「モディファイ」を掛け合わせた造語で、性能や使い勝手が良くなるように現代的な仕様に変えることです。 内装の一部もしくは全部をカスタムして、ドリンクホルダーを追加設置することで内装の刷新と利便性の向上やオリジナリティの付与ができます。レストモッドを手がけるファクトリーも数多く誕生していますので検討してみてはいかがでしょうか。 旧車にドリンクホルダーを設置する際の注意点 続いて、旧車にドリンクホルダーを設置する際の注意点について解説します。 手足の動きの邪魔にならない箇所に設置する 旧車にドリンクホルダーを設置できる箇所はそれほど多くありません。ドアの内側やセンターコンソールボックス横などに設置するのが主流です。ただし、運転中のクラッチやステアリング操作の妨げにならない場所を選ばなければなりません。また、運転中に邪魔にならないよう、仮止めなどを行い手足の動きに支障が出ないようにしましょう。 必要な容量を確保する ドリンクホルダーは、対応する容量によってサイズが異なります。どのサイズのドリンクを入れるかを想定して必要な容量を選びましょう。また、ペットボトルを入れる時は高さも必要なため、内装や手足に干渉したり隙間が足りずに入らないということのないように位置を決めてください。 自家用車に取り付け可能なドリンクホルダーか確認する 自家用車のどの位置に取り付けるかを考えたうえで、対応できるドリンクホルダーであるのか確認しましょう。ダッシュボード上やコンソールボックスに両面テープで貼り付けるのか、穴を空けてビス止めをするかによっても対応するドリンクホルダーは異なります。 ネオクラシックカーなどのエアコンダクトに取付けが可能な車種でも、ルーバーの形状によって対応の可否はあるので注意が必要です。また、車種専用のドリンクホルダーは、対応車種の内装形状に合わせたものとなるのでそれ以外の車には使用できません。
代車を使用しているときに事故を起こしたら、保険が適用されるのか気になる人もいるでしょう。代車には保険がついていないこともあるので注意が必要です。この記事では、代車に保険がついているのかについて解説するとともに、代車費用特約のメリットやデメリット、代車で事故を起こした場合の対応方法なども紹介します。 代車に保険はついている? 代車に保険がついているかどうかは、借りる場所によって異なります。代車を借りる場所ごとに保険がついているのかどうか詳しく解説します。 レンタカー会社の場合は加入している レンタカー会社の代車は、全て自動車保険に加入しています。レンタカー会社は、取り扱う全ての車を保険に加入することが法律で義務付けられており、万が一事故を起こしても損害を補償してくれるため安心して利用できます。 補償内容はレンタカー会社によって異なり、最低限の内容でしか契約されていないケースもあるので、配車時に必ず確認しましょう。オプション料金を支払えば、補償内容を手厚くできたり、免責額(自己負担額)を免除できたりするので、自分に合った内容を契約してください。 車検専門店やガソリンスタンドなどが用意した代車は要確認 車検専門店やガソリンスタンドなどの代車は、自動車保険に加入することが法律で義務付けられていないため、店舗によっては保険に加入していません。また、保険がついていても、最低限の補償内容の場合もあります。そのため車検専門店やガソリンスタンドなどの代車を利用する場合は「加入の有無」と「補償内容」を必ず担当スタッフに確認しましょう。 知っておきたい自動車保険の代車費用特約(レンタカー費用特約)とは 代車費用特約は、事故や故障で車が走行不能になったときに、代車費用が補償される特約です。保険会社によっては、自走できても補償してもらえるケースがあるため、内容を確認しましょう。 続いて、代車費用特約のメリットとデメリットを紹介します。 メリット 代車費用特約のメリットは下記のとおりです。 ・空き状況を気にせず車を借りられる・車種を指定できる 車の預け先に無料で貸せる車がない場合、代車費用特約を付帯していれば、代車費用が補償されます。そのため事故を起こし急に車が走行不能になっても、代車の空き状況を気にせず使用できます。 また無料で貸し出されている車は、車種が指定されているケースが多く、軽自動車または5人乗りがほとんどです。日額を「7,000〜10,000円」程度に設定すれば、ファミリーカーなどの大きな車も借りられるため、大家族や小さなお子さまがいても安心できます。 デメリット 代車費用特約のデメリットは下記のとおりです。 ・保険料が上がる・事故や故障以外では使えない 代車費用特約を付帯すると、年間の保険料が5,000〜15,000円程度上がるため、車がなくとも生活に支障が出ない人にはおすすめできません。万一、事故を起こして特約を使用したとしても、1等級~3等級ダウンするため、次年度の保険料が上がり支払う金額が増えます。 また代車費用特約は、事故や故障によって車が走行不能になったときに補償される保険です。車検などで車を預けて代車を借りた際に、代車費用特約は利用できない点に注意が必要です。 保険がついていない代車で事故を起こすとどうなる? 保険がついていない代車で事故を起こした場合、自賠責保険で賄えない分の損害は全額自己負担となります。ただし、自分が契約している自動車保険に「他車運転特約」が付帯されている場合は、事故による損害を補償してもらえます。 例えば下記のような費用です。 ・相手の車の修理費・借りている代車の修理費・事故によって怪我を負った人の治療費や通院費・ぶつけた建物などの修理費 しかし事故の状況や契約内容によっては特約を使えないケースもあるので、保険会社に確認しましょう。またコンビニなどで手軽に入れる1day保険は「わナンバー」や「法人名義」は対象外になる可能性があるので、注意してください。 保険つきの代車で事故を起こしたときの対応方法 保険がついている代車で事故を起こした場合は、安全確保や人命救助などに努めましょう。事故の対応が終了次第、代車を所有している会社に連絡してください。また補償内容の相違などで、代車を所有している会社とトラブルに発展する可能性があるため、担当者と事前に打ち合わせしておくとよいでしょう。
旧車の盗難は相変わらず多いのだが、特に今年6月以降、目立って増えているのが神奈川県だ。 ■2022年6月以降、神奈川県内で盗難被害が急増 自動車盗難情報局(jidoushatounan.com)に登録されたものや、TwitterなどのSNSで盗難が拡散されているものをピックアップしてみた。 ※盗難に関する内容は登録時点での情報です 神奈川県においては2021年の1年間で4台(うち1台は発見)の旧車が盗まれているが、2022年は6月半ばまではゼロ。 しかしその後、急増しており6月16日から9月11日まで報告されているだけで15台(未遂1台含む)!異常な数字である。 スカイラインGT-R(10台)と80スープラ(3台)の盗難が目立っている。 ■2022年6月〜9月にかけて神奈川県内で盗難された国産車 車種やボディカラー、盗まれた日、時間帯、場所、クルマのナンバーや特徴、そしてどのような盗難対策をしていたのか?などをお伝えしておく。 ●6月16日(0時~6時15分) ・車種:平成2年式 スカイラインGT-R NISMO(ガンメタ)・場所:神奈川県 横浜市 綱島駅付近の駐車場(自宅人近い月ぎめ駐車場)・ナンバー:横浜 330 や 2632・盗難対策:ハンドルロックとタイヤロック装着。月極駐車場のフェンスと繋いでいたチェーンロック。車カバー。*車部品の散乱は無し。タイヤロック破壊。車カバーを剥がされていた。右リアから出ている牽引フックに取り付けていたチェーンロックを外されていた。隣接している工場から延長コードを使用して電源を取り、エンジンを始動させたと思われる。 ●6月24日(5時~18時頃) ・車種:BCNR33 スカイラインGT-R(白)・場所:・場所:横須賀市スカイマンション下の駐車場・ナンバー:横浜 302 ひ 8681・盗難対策:ハンドルロックバー使用*マフラーの近くに溶けたあとがあり。HKSのスーパーターボマフラー。ホイールはボルクの17インチのアルミ金色。塗装はクリアが剥げていてまだらになっています ●6月26日(時間は不明) ・車種:日産スカイライン BNR32GT-R(スパークシルバー)・場所:神奈川県 横浜市泉区下飯田付近の駐車場・ナンバー:横浜 33 ら 4219・盗難対策:なし*純正16インチ ボンネット塗装ハゲあり フロントバンパー右ライト下擦り傷あり*ADVAN FREVA装着 GT-Rエンブレムは盗まれて接着部分のみ残っている ●7月17日11時半~18日3時 ・車種:平成9年式 マツダRX-7(ホワイト系)・場所:神奈川県 横浜市戸塚区 契約していた月ぎめ駐車場・ナンバー:横浜 303 る 7005*現場にはガラスの破片などはなし。フロントとサイドにC-WESTのエアロがついており、リアはノーマルでGTウィングがついているRX-7となります。フロントのエアロ右寄りの場所が割れ始めてきております。給油口には「全財産 inside」のステッカーが貼ってあります。 ●8月10日7時10分~17時8分 ・車種:日産スカイライン BNR32 GT-R(ブラック)・場所:神奈川県 藤沢市遠藤 勤務先駐車場 勤務先社屋から2~300M離れた社員専用駐車場内です。お昼頃、不審な車が駐車場から出て行く所が目撃されています。・ナンバー:相模 33 の 6426・盗難対策:対策なし。施錠のみ*エンジンはN1用に換装。外観はニスモ仕様。リアにカーボン製の旧ロゴのニスモマークのエンブレム。HKS関西のロールバー装着。リアウィンドウにカロッェリアのテレビアンテナあり。NISMO(ベルディな)マフラー。オーリンズの車高調サスです。右側のリアホイールアーチ後方下側に錆による穴あり。ドアノブにニスモマークのついた保護パットが付けられています。後輪のみN1用穴無しディスクを装着 ●8月13日20時頃~8月14日9時50分頃 ・車種:日産スカイラインGT-R(ブラック)・場所:神奈川県 海老名市中新田 自宅駐車場・ナンバー:相模 301 た 9420・盗難対策:ハンドルロック使用*R33GT-R純正のホイール、ニスモバンパー、柿本Rのマフラー、ARCのインタークーラー付き。車の部品の散乱はなし。 ●8月16日19時~17日5時頃 ・車種:80スープラ(グレー)・場所:横浜市緑区マンション駐車場機械式上段・ナンバー:横浜 35 に 1360・盗難対策:なし*色はグレー系ですがカタログ記載はグレイッシュグリーンマイカメタリックとなっていますフロントバンパー右わきにかすれ傷あり。運転席側ドアミラーそばに『猫バンバン』のマグネットステッカー貼っています。(ただし経年劣化で真っ白に)新車購入から20年以上乗っています。人生の半分以上はこの車と一緒に過ごしてきました再塗装していないのでボンネットは一部剥げている部分ありますフロントガラス(助手席側)に傷あり。特にカスタムしていないので特徴はノーマル仕様です ●8月16日朝 ・車種:80スープラ(白)・場所:横浜市緑区・ナンバー:横浜331す8320・盗難対策:バイパーセキュリティとラフィックスを付けていたがバイパーは1年前から不調で、ラフィックスもハンドルを外していなかった。 ●9月1日 ・車種:トヨタ スープラ(赤)・場所:川崎市宮前区野川自宅前の月ぎめ駐車場・ナンバー:川崎301 す 7717・盗難対策:タイヤロック前後輪に使用 ●9月3日19時~9月6日16時 ・車種:平成14年式 レガシィB4(青)・場所:神奈川県 厚木市三田・ナンバー:春日井 500 そ 86・盗難対策:なし*アパート前露天駐車場に駐車、数日間運転しなかった間に盗まれました ●9月8日未明から朝 ・車種:日産 スカイラインGT-R(ブラック系)・場所:横浜市金沢区 集合住宅敷地内の駐車場・ナンバー:横浜 33 ぬ 9482・盗難対策:タイヤにチェーンロックを掛けていた ■旧車およびネオクラシックオーナーは早急に「本気で盗まれないための対策」を! わずか3か月弱で未遂1台含む15台が盗難されているが、気になるのは『盗難対策:なし』が目立っていることだ。 またタイヤロックやハンドルロックなどを装備していても、実際はほんの数分で切断される(時間稼ぎにはなると思われるが)。 盗む方が悪いのは当然だが、盗まれやすい旧車のオーナーは、一刻も早く「本気で盗まれないための対策」をする状況にあることは間違いない。 特にスカイラインやスープラ、RX-7など人気の旧車スポーツカーにはお金がかかっても(20-30万円前後)、誤報ゼロのカーセキュリティを装着することをお勧めしたい。 たしかに痛い出費だと思うが、必要経費と割り切り、決断するときだと思う。 取り急ぎ何かやっておきたい、という場合はアップル社のエアタグなどを応急的に取り付けておくのもよいだろう。 神奈川県が急増している理由は・盗難多発の千葉、茨城、埼玉、愛知、三重の5県で導入されている『ヤード条例』が施行されておらず、解体ヤードに関する規制がとても緩い。・これまで旧車盗難がほとんどなく、盗難対策をせず簡単に盗める旧車が豊富 等が考えられる。スカイライン、80スープラのオーナーは特に注意してほしい。 ■9月12日夜に「国産スポーツカー窃盗未遂で男二人逮捕 神奈川県」の報道 [9月12日追記]なお、この原稿を書き終わった後、9月12日夜に「国産スポーツカー窃盗未遂で男二人逮捕 神奈川県」のニュースが流れた。 報道によると暴力団関係者と無職の男2名は6月以降、スープラやスカイラインなど合計20台(被害総額は1億円超)を盗んだとのことである。 自動車窃盗における検挙率は盗難の多い関東地方の場合、平均して3割前後。 旧車はさらに低いが、よく逮捕されたものだ。 [車両写真:自動車盗難情報局(jidoushatounan.com)から引用、画像/Adobe Stock、ライター・自動車生活ジャーナリスト加藤久美子]
クルマを譲り受けたときは、車の名義変更をしなければなりません。この名義変更には、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。今回は、名義変更にかかる費用や自分で名義変更する方法について解説します。名義変更をするときの参考にしてみてください。 クルマの名義変更にかかる費用 車の名義変更の費用は、車庫証明の取得費用やナンバープレート代などです。ここからは、名義変更に必要な手続きの費用について解説します。 【車庫証明書】2,500円前後 車庫証明は、車の保管場所を証明する書類です。手続きは、管轄の警察署で行います。車庫証明の取得費用は、各都道府県で若干の違いがあるものの、おおよそ2,500円です。内訳は、申請時の手数料が2,000円程度、車庫証明を受け取るときの保管場所標章手数料が500円程度です。また、軽自動車の場合は500円ほどの手数料がかかります。 【ナンバープレート代】1,500円前後 ナンバープレート代は約1,500円です。ただし、この金額はペイント式のものとなります。自光式の場合は3,000円程度、希望ナンバーの場合は5,000円程度の費用がかかります。詳しくは管轄する運輸支局に問い合わせてください。 代行手数料 クルマの名義変更手続きを行政書士やディーラーなどに依頼すると、代行手数料が発生します。金額は依頼先によって異なり、料金設定が低い業者に依頼すれば、クルマの名義変更にかかる費用を抑えられます。 また、依頼先によって対応範囲も異なるため、それぞれの費用や特徴を把握しておきましょう。ここでは、依頼先ごとの代行手数料の費用について解説します。 行政書士 行政書士に名義変更を依頼した場合、代行手数料は1万〜2万円程度です。別料金で、下記のような名義変更以外の手続きも依頼できます。 サービス内容 料金相場 車庫証明書の申請・受取代行 5,000~1万5,000円程度 車庫証明申請書類作成代行 2,000~4,000円程度 希望ナンバー申込代行 3,000円程度 出張封印 8,000円程度 出張封印とは、クルマを運輸支局に持ち込まずに名義変更を行うことです。本来、普通車の名義変更は運輸支局内で新ナンバープレートを封印してもらわなければならないため、クルマを持ち込む必要があります。 国土交通大臣から委託を受けている行政書士であれば、封印の取り付けを依頼できるため、運輸支局にクルマを持ち込む必要がありません。 自宅の車庫や勤務先の駐車場などでナンバープレートを封印してもらえるため、手続き当日でもクルマを使うことが可能です。通勤によりクルマを預けられない場合は、出張封印も行っている行政書士に名義変更を依頼するとよいでしょう。 ただし、すべての行政書士が出張封印に対応しているわけではありません。出張封印を希望する場合は、対応している行政書士に依頼しましょう。 ディーラー ディーラーに名義変更を依頼した場合の費用は、3万〜6万円程度です。ディーラーでは、車庫証明書の取得や申請書類の作成も行っています。 クルマの購入と同時に依頼すれば、スムーズに手続きできるため、乗り換える予定がある場合はディーラーに依頼するとよいでしょう。 ただし、輸入車ディーラーの場合は6万円以上かかる可能性があります。メーカーや会社によって料金設定が異なるため、事前に問い合わせましょう。 自動車販売店や整備工場 自動車販売店や整備工場の名義変更の費用相場は、2万~3万円程度です。ディーラーと同様に、車庫証明書の取得や申請書類の作成も代行してもらえます。 ディーラーより費用を抑えられるため、中古車の購入や売却、車検などのタイミングで代行を依頼するとよいでしょう。 自動車環境性能割 環境性能割は、クルマを譲り受けたり購入したりしたときに納める税金です。税率は、そのクルマの環境性能によって異なり、取得価額の1%〜3%(乗用車の場合)となります。ただし、取得価額が50万円以下の場合には課税されません。 なお、自動車税環境性能割の税額は「自動車税環境性能割 税額検索サービス」にて検索できます。型式指定番号や類別区分番号が必要なため、手元に車検証を用意して調べましょう。 クルマの名義変更の代行依頼の判断ポイント クルマの名義変更の代行依頼には費用がかかるため、下記の観点から依頼するかどうかを慎重に判断しましょぅ。 ・スムーズにクルマの名義変更を行いたいかどうか・手間を減らしたいかどうか・平日の日中に手続きに行けるかどうか クルマの名義変更は、所有者が変わってから15日以内に手続きしなければなりません。また、運輸支局や軽自動車検査協会の受付時間は、平日の9時〜16時頃までです。 15日を過ぎると50万円以下の罰金が科せられる可能性があるため、期間までに手続きできない場合は、代行を依頼しましょう。 参考:道路運送車両法「第13条」「第109条2項」 一方、下記の場合は自分でクルマの名義変更を行うことをおすすめします。 ・クルマの名義変更にかかる費用を抑えたい・平日の日中に手続きする時間がある 自分でクルマの名義変更を行えば、4,000円程度で手続きが可能です。ただし、手続き方法が難しいと感じたり必要書類をスムーズに揃えられなかったりするケースもあります。 自分の状況に合わせて、クルマの名義変更の代行を依頼するか判断しましょう。 クルマの名義変更を自分で行う方法 名義変更する際、必要書類を揃えて普通車は「運輸支局」、軽自動車の場合は「軽自動車検査協会」で手続きします。 スムーズに名義変更するためにも、手順や必要書類を把握しておきましょう。 続いて、クルマの名義変更を自分で行う際の手順や必要書類を解説します。 手順 クルマの名義変更を自分で行う際の手順は、下記のとおりです。 1.保管場所を管轄する警察署で車庫証明書を取得する2.ほかの必要書類を揃える3.クルマを運輸支局に持ち込む4.「自動車検査協会」の窓口で手数料分の印紙を購入する5.「登録事務所」の窓口に必要書類を提出する6.名義変更後の車検証を受け取る7.「自動車税事務所」の窓口で税申告をする8.「ナンバーセンター」の窓口でナンバープレートを返却する9.新ナンバープレートと封印を受け取る10.敷地内の「封印取付場」でナンバープレートを封印してもらう クルマを持ち込むのは、新所有者の住所(使用の本拠の位置)を管轄する運輸支局です。たとえば、旧ナンバープレートが練馬ナンバーでも、新所有者が足立区に住んでいる場合は足立ナンバーを取得する必要があるため「足立自動車検査登録事務所」に出向かなければなりません。 また、ナンバープレートの4桁の数字を指定したい場合は、事前に希望ナンバーを申請する必要があります。希望ナンバーは、取得できるまで1週間程度かかるため、余裕を持って予定を立てましょう。 中でも「・・・1」や「・777」、「8888」などの人気ナンバーは、毎週月曜日に行われる抽選で当選しなければ取得できません。 抽選ナンバーに該当するかどうかは、こちらのページで確認できます。希望番号・図柄ナンバープレート申込サービス「抽選対象希望番号照会」 必要書類 クルマの名義変更を自分で行う際の必要書類は、下記のとおりです。 ■事前に揃える書類・車検証・車庫証明書・新所有者の印鑑証明書 ※発行から3ヶ月以内・旧所有者の印鑑証明書 ※発行から3ヶ月以内・譲渡証明書・委任状 ■運輸支局で当日に入手する書類・申請書(第1号様式)・手数料納付書・自動車税申告書 参考:国土交通省 東北運輸局「自動車の名義変更や住所変更はどのようにすればよいですか?」 譲渡証明書と委任状には、旧所有者の実印の押印が必要です。代理人に手続きを依頼する場合は、旧所有者に加えて新所有者の実印の押印が必要なことにも留意してください。 申請書や手数料納付書は、運輸支局にある記載例を参考に作成しましょう。 また、書類に不備がある場合は手続きを受け付けてもらえません。2度手間になるため「必要書類が揃っているか」「実印がはっきり押印されているか」など、チェックしてから運輸支局に出向きましょう。
昨夜は中秋の名月だったそうだ。 お月見を楽しまれた方も多いと思う。 ここ最近、熱帯夜からも開放されつつあるし、せっかくだから月を眺めつつあてもなくドライブ・・・。 用賀インターから首都高3号線で都心へ。 渋谷を過ぎ、青山トンネルを通過すると右手に六本木ヒルズが見えてくる。 土曜日の夜だ。 オフィスと思われる部屋の照明が落とされ、六本木ヒルズの照明はまばらだ。 どことなく寂しさすら感じさせる。 流れに乗り、谷町ジャンクションまできた。 右に曲がれば東京タワーを左手に眺めながら都心環状線内回りコース。 左に曲がれば高低差の多いコーナーが続く都心環状線外回りコース。 今回は右折して都心環状線内回りコースにしよう。 都心環状線に合流したらすぐ右手に見えるのがロッソスクーデリアのディーラーだ。 どんなフェラーリが置いてあるか素早くチェック。 向かいはミツワ六本木営業所だったが・・・いまやAPAホテルだ。 時代の流れとともにここはかつてポルシェのディーラーだったと知る人も減ってくるに違いない・・・。 ちょっとセンチメンタルな気分になったので気持ちを切り替えていこう。 東京タワーの付近に住んでいる人は間近で観られるのだろうが、移動する車内からチラッと眺めるそれもまた、オツなもの。 その後、右手に見えるコーンズサービス工場のターンテーブルに鎮座するマシンをチェックしてコーナーをクリアすれば、まもなく浜崎橋ジャンクションが見えてくる。 右折すれば横羽線コースか、レインボーブリッジコースかを選ぶことができる。 いまの気分でレインボーブリッジコースをチョイス。 視界の先にはレインボーブリッジ。 お月様もよく見える。 ものすごい勢いでR35GT-Rがカッ飛んでいったが、それ以外のクルマの流れは淡々としたもの。 レインボーブリッジをわたりそのまま首都高9号線を走っていると、右手にはお台場周辺の景色が、左手には晴海方面を一望できる。 有明ジャンクションで右折。 そのまま湾岸線に合流して東京港トンネルに入り、横浜方面へ・・・。 ただただ流れに乗り、ガソリンと、気力と、時間が許す限り、ここから先はどこへ向かおうと自由だ。 いっそ横横経由で鎌倉あたりまで行ってみようか・・・。 ・・・・・・・・・・・・実はこれ、妄想だ。ごめんなさい。 そもそも目の前に片付けなければならない仕事があり、家族があるいまの自分には、こんなアテのない深夜のドライブ自体がかなりハードルが高い、同時にとても優雅な過ごし方となった。 そしてそもそも「なんでわざわざ深夜に目的もなくドライブしなきゃならんのよ」と考えている自分がいる。 おそらく、仕事に余裕があり、独身で自由に使える時間があったとしても出掛けていないと思う。 それよりは、ウイスキー片手にようやく配信がスタートしたトップガン マーヴェリックでも観ながらのんびりと過ごしたい・・・。 要は億劫になってしまったのだ。 そう思えてしまう自分が悲しい。 高校生の頃、夜のドライブは未知の世界であり、憧れの時間だった。 そして運転免許を取得し、ある程度運転に慣れてくると、夜の都内を走り回った。 首都高は怖かったし、当時は700円だったけれど、馬鹿にならない出費だったから下道を走るしかなかったのだ。 カーナビなんて一部のクルマにオプション設定されているか、カー用品店で売られているモデルも安くて20万円以上、発売されたばかりのDVDナビなんて40万円近くもザラ。 ガソリン代で手いっぱいの貧乏学生にはとても手が出ない。 カロッツェリアからカーナビが発売されたばかりの頃、元F1ドライバーのジャン・アレジがフェラーリテスタロッサをドライブさせながら「道は星に聞け」なんてCMがあったっけ・・・。 「星(要はGPS受信)に道を聞く」こと自体がえらくコストが掛かった時代だ。 だから、道は昭文社の地図と身体で憶えた。 努力の甲斐あって少しずつ点と線がつながり、未知の世界だった都内の道を憶えていったときの手応えは感動モノだった。 あれから20数年。 目的地はGoogle mapが最短コースを案内してくれる。 Google先生はときどきとんでもないルートを平然と案内することがあるので、Yahoo!カーナビと併用だ。 渋滞していれば瞬時に迂回ルートも案内してくれる。 新しく造られた道路の情報も反映してくれる。 もう気張って道を憶える必要もなくなった。 聞くかどうか分からないけれど、とにかくたくさんのCDやカセットテープを車内に持ち込んだこともあったが、いまやスマホ1台あれば音楽も聴き放題だ。 夜景が撮りたくなったら、最新のiPhoneで撮影すればびっくりするほどきれいに撮れる。 ドライブに必要な道具や情報の多くがスマホ1台でカバーできるようになってしまった。 首都高の道の整備され、さまざまなルートを選べるようになり、ドライブ自体も格段に便利になったはずなのに・・・。 わざわざ深夜にドライブに行こうなんて思わなくなったし、そもそも思えなくなった。 家族がいる、仕事が忙しい・・・なんていうのは口実に過ぎない。 繰り返しになるが要は億劫になってしまったのだ。 あてもなく夜のドライブができるってすごく優雅で贅沢な時間だったんだな・・・と思うようになったのはつい最近のことだ。 自由な時間、体力と気力、無性に運転したくなる愛車、どれかひとつ欠けるだけで成立しなくなる。 ありがたいことに、当時は喉から手が出るほど欲しかった「無性に運転したくなる愛車」は手元にある。 しかし、この愛車を走らせるべく、自由な時間とちょっとひとっ走りしようと思えるタイミングはさまざまな偶然が重ならないと起こらない。 それこそ、まさに奇跡のようなできことになってしまった。 行くあてもなく深夜の都内や首都高をクルージングしていたのあの頃・・・。 それがあたりまえのことであり、特別なことではなかったあの頃・・・。 当時の自分にガツンといってやりたい。 「意外と楽しめる時間は短いよ」と。 しかし、過ぎ去った時間は2度と戻らない。 気づいたときにはいつも遅すぎるのだ。 [画像/Adobe Stock ライター/松村透]