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時に1980年後半から1990年代前半。当時の日本はいわゆるバブル経済のど真ん中の時代に、一大ムーブメントを巻き起こしたのが“パイクカー”です。そして近年、このパイクカーが注目を集めているのだとか。そこで今回は、現代の車には無い魅力を持ったパイクーカーについて振り返ってみましょう。 パイクカーは自動車メーカーが個性を尖らせたカスタムカー パイクカーのパイク(pike)とは“槍”や“尖った”という意味。つまりパイクカーとは“尖った車”となりますが、もちろん物理的に何かが尖っているわけではなく、コンセプトそのものが尖っていたという方が正しいでしょう。 詳しくは後半でご紹介しますが、当時人気とあったパイクカーは、安全性や走行性能、燃費という今では当たり前の性能よりも、とにかく個性的でポップなデザインを最優先して開発されました。そして、もともと販売されている既存車種をベースに、ボディ形状や内装を大幅にモディファイし、ベース車種が何なのかわからないほど。言い換えれば、パイクカーとは自動車メーカーが本気で開発したカスタムカーと言える存在です。 最新車種には無い魅力を持ったパイクカー パイクカーではありませんが、JB64型の新型ジムニーが販売されたことで、2世代前のJA11型ジムニーの人気が再燃し、中古車相場が上昇しています。そんなことからもわかるように、現在、最新車種には無いレトロな雰囲気を持った車種が見直されているのです。 また、パイクカーが注目されている理由は、現代では実現が難しい“デザインと発想の自由さ”にあります。例えば、現在の車種では必須な装備であるエアバックをはじめ、求められる衝突安全性能も現代の基準から見ればはるかに低く、その分自由なデザインを行うことができました。 さらに、姿勢制御装置やトラクションコントロールといった電子制御も義務では無かったため、手足を使って車を操る感覚が、最新の車には無い大きな魅力なのです。 とにかく話題になった代表的なパイクカー では、そんな今注目されている、代表的なパイクカーをご紹介しましょう。 日産 Be-1 パイクカーの最も代表的な車種と言っていい、日産 Be-1は、当時大衆車として大ヒットしていたK10マーチをベースに制作され、日本にパイクカーブームを巻き起こしたパイオニア的存在です。その人気は単なる車という枠を超え、東京青山にBe-1をテーマにしたアンテナショップが出現するほど。日産はBe-1のヒットを受け、同じK10マーチをベースにしたレトロなSUVのパオや、2ドアクーペのフィガロをデビューさせ、パイクカー3兄弟として人気を博しました。 日産 エスカルゴ 乗車として人気となったパイクカー3兄弟に続き、1989年から1991年の2年間だけ販売されたのが、パイクカー唯一のパイクカーである日産 エスカルゴです。VNパルサーバン尾プラットフォームを使用し、エスカルゴ=カタツムリという名前の通り、丸いキャビンや飛び出したヘッドライトが大きな特徴。見た目以上に広い室内を持ち、その姿が街中で注目を集めることでの宣伝効果も高く、受注生産であったにもかかわらず、2年間で約1万600台が販売されました。 トヨタ WiLL Vi バブル期のパイクカーブームには乗れなかったものの、トヨタにもかなり尖ったコンセプトのパイクカーが存在します。2000年にデビューしたトヨタ WiLL Viは、トヨタのほか、松下電器(現パナソニック)、花王、アサヒビール、近畿日本ツーリストの5社が立ち上げたWiLLプロジェクトのもとで誕生。初代ヴィッツをベースに、居住性や機能よりもデザイン最優先で設計され、その奇抜なデザインは大きな話題となりました。 スバル ヴィヴィオ ビストロ 1995年に登場したヴィヴィオ ビストロは、ヨーロッパの大衆車をイメージさせるレトロなデザインを採用。それまで、オーソドックスでやや地味なハッチバックの軽自動車に、お洒落なデザインを取り入れ大ヒット車種となります。ヴィヴィオ ビストロのヒット以降、ダイハツ ミラジーノをはじめとした「レトロテイストの軽自動車」の先駆け的な存在です。 まとめ 電動化やコネクテッド、そして自動運転など、今自動車業界は100年に一度の破棄的イノベーションの渦中にあると言われています。車が命を乗せ人々の生活を支える存在である以上、燃費や安全性は最も大切な性能です。 ところが、今回ご紹介したパイクカーには、突出した大パワーもなければ、優れた安全装備もありません。ですが、パイクカーには「楽しい」「カワイイ」「オシャレ」といったユーザーの感性に直接訴えかけることのできる魅力が詰まっています。だからこそ、あらゆる情報やサービスで満たされたこの時代に、パイクカーの魅力が再認識されているのかもしれません。 [ライター/増田真吾]
いま、国を問わず人気となっているSUV。SUVの魅力はアクティブでカッコいいデザインはもとより、乗用車よりも広く実用性の高いし室内空間と、ミニバンには無い高い走行性能が大きな魅力です。そんなSUVの中でも、特に中古車相場が下がらず人気となっているのが、旧車の国産SUVであることをご存じでしょうか?今回は、人気の衰えを知らない旧車の国産SUVについてお話していきます。 世界のSUVを牽引してきた国産SUV もともと、軍用車やトラックをベースに開発されてきた車種が多く、一般的な乗用車に比べ耐久性に優れています。特に年式の古い旧車と呼ばれるSUVの中には、30万km50万kmい所現役で走っている個体も珍しくありません。ではそんな、今での人気の衰えを知らない、旧車の国産SUVの一部をご紹介していきましょう。 トヨタ ランドクルーザー 言わずと知れたトヨタを、いや、日本を代表する存在のトヨタ ランドクルーザー。その歴史は古く、1950年代にまでさかのぼります。つまり、誕生からおよそ70年経過しており、それほど長いあいだ日本のみならず世界中から支持されている車種です。 ランドクルーザーの大きな特徴として上げられるのが、そのモデルごとのファンがいるということです。角ばったスタイリングで、これぞクロカン!といった男らしい60や70系。バルブ期に発売され高級SUV路線で大成功した80系など、ランドクルーザーを買い求めるユーザーは、みな型式を指定して探すほどです。 三菱 パジェロ 30代半ばから40代後半の世代の方は、パジェロと言えば人気バラエティ番組の商品、はたまた、世界一過酷と言われる「パリ・ダカールラリー」で活躍した姿を思い浮かべるのではないでしょうか。もともと本格クロカンとしてデビューしたパジェロですが、1987年に本革シートを装備し、高級志向になった“エクシード”が登場。世の中のスキーブームを手伝って、普段悪路を走ることのない層からも人気となりました。 スズキ ジムニー 初代スズキ ジムニーがデビューしたのは1970年と、およそ50年の長い歴史を持つジムニーの魅力は、軽自動車でありながら、どんな悪路でもそうはできる本格的な走行性能です。耐久性が高いことはもちろんですが、ラダーフレームに前後車軸懸架というシンプルな構造で整備性にも優れ、何台もジムニーを乗り継ぐ熱狂的なファンも存在します。 旧車の国産SUVは魅力的!でも古いが故の注意点も かく言う筆者も、25年前のJA11型ジムニーを所有している身。旧車のSUVは最新の車には無いアナログな魅力があり、車を操る感覚は何事にも代えがたいものがあります。がしかし、古いが故、下記のような弊害が無いわけではありません。 自動車税が高い! 日本の法律では、年式が古くなると自動車税(軽自動車税)が高くなる仕組みになっています。軽自動車であるジムニーは数千円ですが、排気量の大きな車種になればその差額は決して無視できるものではありません。 燃費が悪い! もともと車重が重く4輪駆動、そして太いタイヤを履くSUVは、燃費という点ではほかのジャンルよりかなり不利。さらに、2010年以前のモデルは、最新のモデルのように燃費性能を第一に考えられていない場合が多く、車種によっては、街乗りでリッターあたり5kmを下回ることも珍しくありません。 安全装備が乏しい 最新の車種では、キャビンをぐるっと取り囲むように配置されたエアバックや、いわゆる自動ブレーキがほぼ標準装備となっています。しかし、国産車でエアバックが普及したのは1990年代後半(登場は1987年)、自動ブレーキに至っては、一般化したのは2010年以降です。(登場は2003年) 家族使う車なら今まさに買い替えのチャンス 本当にその車種が好きで、なにがあっても乗り続けたいという強い希望がある場合は別として、家族全員で使う、もしくは生活の足として乗るのであれば、最新のモデルをオススメします。税金や燃料代も長い目で見れば決して小さくありませんし、何より、安全はお金で買うことができません。 この記事をお読みになっている方のなかで、まさに旧車のSUVを大切に乗っているのなら、そのまま大切に乗り続けるか買い替えるのかを決断するのはイマがオススメ。なぜなら、SUVは車をただの道具ではなく、所有すること、運転することそのものを魅力として訴求できる唯一無二の存在だからです。 大切に乗って来たからこそ、買い替えを検討するなら高く売れるこのタイミングは絶好のチャンス。さらに、多くの取り扱い実績があるが旧車王のような専門店にお願いすれば、満足のいく結果が得られやすくなります。 [ライター/増田真吾]
たびたび映画やドラマに登場し、物言わぬ小道具として作品を印象付けるうえで、大きな役割を果たす古いアメ車は、いつの時代も一定の人気があります。今回は、男性なら一度はあこがれるアメ車の魅力と、人気のある古いアメ車を高くるコツについてお話して行きましょう。 アメ車は広い国土を象徴するかのような大きさと豪快さが最大の魅力 古いアメ車が人気の秘密は、何といっても現代の車にはない存在感と、国産車とはひと味もふた味も違う個性です。昨今、車を評価し選ぶ上でハイブリッドやアイドリングストップをはじめとした燃費性能が重視されます。しかし、多くのアメ車に搭載されているエンジンは、ロングストロークの大排気量エンジンが主流で、正直なところ“省燃費”という概念は皆無で、お世辞にも燃費が良いとは言えません。 もちろん、車を維持していくうえで燃費は重要ですが、大きく、強く、豪快であることこそアメ車の特徴であり最大の魅力なのです。そして、旧車になればなるほどその特徴は色濃くなっていきます。 これぞU.S.A!アメリカを代表する車 キャデラック フリートウッド 直線のみで構成されているかのような角ばったデザイン、そして、やたらと長いボンネットとトランク。搭載されれるエンジンは5.0Lを超える大排気量と、まさしく強いアメリカを象徴するような、フルサイズセダンです。 シボレー サバーバン 初代サバーバンが登場したのは1935年と古く、アメ車の中でも息の長いフルサイズSUV。搭載できたエンジンも巨大で、中には7.4Lという桁外れのエンジンをオプションえ搭載できるモデルがあったほどです。ちなみに兄弟車として、全長がやや短いタホも存在します。 フォード マスタング 初代マスタングが登場した1964年当時、本体価格を抑え、エンジンまでもオプションで選択するという手法であらゆる層から支持を集め、アメリカを代表するスポーツカーと言われるまでに。現在フォードは日本での正規販売を取りやめてしまいましたが、日本でも根強いファンを持つアメリカンスポーツカーです。 シボレー カマロ 上記マスタングと並んで、アメリカの若者を中心に人気のスポーツカーです。大人気映画トランスフォーマーの第1作目に登場したバンブルビーが、最初にスキャンしたのは2代目カマロ。そのほか、カマロは多くの映画やドラマに登場しており、その人気がうかがえます。 リンカーン ナビゲーター キャデラックとならんで、歴代のアメリカ大統領専用車として使用されてきたリンカーンのフルサイズSUVであるナビゲーター。1997年に初代が登場するやいなや大人気となり、これまで続く高級SUVの先駆者的な存在と言っても過言ではありません。 そして上記以外にも、特に日本で人気のあるアメリカンクラシックカーが存在します。 ・シボレー ベル・エアー:これぞ華やかなアメリカを連想させるテールフィンが大きな特徴 ・プリムス ロードランナー:ワーナーブラザーズのアニメに登場する「ロードランナー」の鳴き声を模したクラクションを装備 ・シボレー C10:これぞアメリカのピックアップトラックという見た目がオシャレ 燃費の悪さもなんのその!価値が高く評価れるアメリカの旧車たち 近年の低燃費思考から考えると、まさしく時代に逆行しているような印象のアメ車ですが、ある一定の年代を境に、旧車としての価値を認められ高い価格で流通している車種もあります。代表的なところでは、大人気映画ワイルドスピードに登場したダッジチャレンジャーや、アメリカンスポーツカーの代名詞でもあるシボレー コルベット。さらに、これもテレビドラマで人気を博したナイトライダーのキット(K.I.T.T.)として登場したポンティアック・ファイヤーバードなど、1970年代から80年代に登場した車種が人気となっています。 また、上記の3車種以外でも、故障しても比較的修理のしやすい年代が人気で、国産車には無いアメ車らしい堂々とした佇まいと、アメ車にしか出せない個性が最大の魅力なのです。 古いアメ車を手放すなら価値のわかる専門店に相談 国産車、アメ車を問わず古い車を手放すのであれば、きちんとその車の価値を評価できる業者に売ることが最も重要です。現在、古い車を専門に扱う業者はいくつもありますが、その多くは、限られたメーカーや車種に特化している場合もすくなくありません。 その点、幅広い取り扱い実績を持つ旧車王は、レアなアメ車であってもきちんと評価してもらうことができ、高く売れる可能性があります。どこの業者に相談するか悩んでいるのであれば、まずは旧車王に相談してみてはいかがでしょうか? [ライター/増田真吾]
ロングノーズショートデッキと聞いてフェアレディZを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか?しかし、ここでは、根強い人気のある「S30」「S130」「Z31」のそれぞれの人気の理由や買取相場等についてご紹介させていただきます。 伝統的なロングノーズショートデッキ ロングノーズショートデッキは、1960年~1970年代のスポーツカーが理想としていたプロポーションです。ロングノーズは大排気量エンジンを搭載していることの象徴であり、長いノーズがエンジンのパワーを現わし、短いリヤデッキが俊敏性を主張しています。 フェアレディZの歴史は、L20型搭載のZ、Z-L、S20型搭載のZ432の3モデルでスタートします。そして、S20型は同じ年の2月に登場したスカイライン2000GT-Rと同機であることは言うまでもありませんが、日本GPなどで活躍したプリンス・R380に搭載されていたGR8型の量産型エンジンと言われています。432という車名も、「4バルブ・3キャブレター・2カムシャフト」というS20型のエンジンの構造に由来します。 輸出専用モデルであった240Zは、1971年10月から国内向けの市販も開始します。150psを発揮するL24型エンジンを搭載しており、Z432の外見上は他のZとあまり変わらなかったのに対し、240ZGはGノーズやオーバーフェンダーで差別化が図られました。1973年9月には、排出ガス規制の関係でZ432の生産は打ち切られました。 伝統的なロングノーズショートデッキのコンセプトは、この後登場するS130型(1978〜1983年)とZ31型(1983〜1989年)が引き継ぎますが、1989年に登場したZ32型が大きくデザインを変更したため、時代の流れとともに終焉を迎えます。 ニッサンの旧車といえばフェアレディZ? 根強い人気のあるフェアレディZですが、やはり一番人気は初代S30型となります。S30系はヨーロッパ勢の高級GT並みのエンジンスペックとロングノーズショートデッキの魅力あるデザインを合わせ持ちながら、車両価が格84万円からと(トヨタ2000GTの238万円に比べると3分の1)非常にリーズナブルであったことで、北米市場を中心に世界総販売台数55万台という大記録を打ち立てました。最近は、当時不人気車種だったにもかかわらず、中古車価格が高騰しているケースがありますが、旧車を買う方の理由は当時人気で憧れのクルマだったからというケースがほとんどではないでしょうか?また、走り屋の主人公の愛車として描かれた「湾岸ミッドナイト」も人気を後押ししています。 次に人気なのが、意外にも3代目のZ31型です。主な人気の理由は、最高出力230ps/34.0kg-mを誇るVG30ET(2960ccV型6気筒ターボ)を搭載することで、運動性能を向上とヨーロッパ仕様で250km/h巡行を可能にした当時の国産スポーツカーの中では頭ひとつ飛び抜けた動力性能と言われております。 最後が、大門団長専用車「スーパーZ」のベース車両となったことで知らる2代目S130型です。スタイリングは大人気の初代を踏襲しておりましたが、肥大化したボディと間延びしたような2by2が不評で「過渡期のZ」と呼ばれた時期もありましたが、今では中古車価格が高騰しており、Z31型との人気の差はほとんどないと言えるでしょう。 フェアレディZっていくらで売れるの? 歴代フェアレディZはいくらくらいで売れるのでしょうか?先ず2代目であるS130型は250~300万円、もしくは状態の良い個体で300万円後半というかなりの高値が付いています。3代目のZ31もおおよそ同じような傾向です。 しかし、初代のS30型に関してはS130型やZ31型の2~3倍は当たり前で人気の高さがうかがい知れます。さらに、オリジナルコンディションはもちろんこと、RB25に換装するなどのいわゆる「レストモッド」された個体までも高価で取引されているのがZ30型の買取相場の特徴です。 但し、これはあくまでも店頭価格となりますので、修復に掛かる費用は差し引かなければなりません。逆に既にレストアされている個体であればご紹介させていただいた価格に近い評価を得られる可能性もあります。最近では、1000万円を超える買取事例も存在しており、当時の新車価格を考えると最もプレミアが付いている旧車と言っても過言ではありません。 旧車のフェアレディZを少しでも高く売りたいなら 旧車のフェアレディZを少しでも高く売るためには、いかにコンディションを良好に保つことが出来るかという点が重要なのはもちろんのこと、それぞれの車のヒストリーやカスタマイズにおける一つひとつのパーツの価値まで汲み取ることが出来る旧車買取専門店に査定を依頼することです。 旧車王は今日までに数多くの旧車の買取実績があり、日頃からお客様にご満足いただける買取額をご提示出来ていると自負しております。そして、さらに幅広い知見を蓄積していくことで、今後も旧車の真の価値が見極められる買取を続けてまいります。 [ライター/旧車王編集部]
MR2は、1984年に登場した国産車初の市販ミッドシップスポーツです。1989年にフルモデルチェンジが行われ、1999年まで販売された15年の歴史を刻んだトヨタが誇る名車です。一般のユーザーが手に届く価格でフェラーリなどのスーパーカーと同様のミッドシップレイアウトを実現したバブル時代だからこそなし得たスポーツカーでした。とくに、現代でも通用するポテンシャルを持っていると言われる2代目であるSW20型は、ネオクラシックカーブームの後押しもあり、今なお高い人気を誇っています。 SW20型は、なぜ「迷車」と言われるのか? MR2のSW20型には、有名なエピソードがあります。それは、一般的には高い評価を得ているSW20型ですが、「迷車」と呼ばれるくらい初期型の出来が酷く、2型以降のモデルとは全く評価が異なることです。具体的には、MR2の初のモデルチェンジはデザイン重視に振りすぎたと言われており、そのためボディ剛性不足に陥ってしまいました。それ以外にも、フロントショックアブソーバーのストローク不足、フロントサスペンションのキャスター角不足、見た目もいまいちだった14インチのタイヤ&ホイールサイズなどの問題があり、元々ピーキーな特性のミッドシップレイアウトにもかかわらず、初期型は「あ、やばい」と思った時にはスピンしていると言われるくらい、そのピーキーさを助長している車となってしまいました。しかし、2型以降は弱点と言われたピーキーさはほとんど影を潜め、15インチタイヤ&ホイールなどによる見た目の変更もあり、高い人気を得ることが出来たのです。 MR2(SW20型)の中古車を上手に買うためには MR2(SW20型)の中古車を購入する際に重要なことは、2型以降を選ぶということです。理由は前述の通りですが、最近では殆ど中古車を見かけなくなってしまったので、その点を心配する必要はないと言えるでしょう。それよりも、3型以降のターボのGT系とVVT-i(可変バルブタイミング機構)化により200馬力の出力を得たNA・2Lの5型のGリミテッドを比較するユーザーが多いはずです。仮に、250万円前後で購入を考えた場合に、この2つのモデルの間には少なくても4~5年の開きがありますので、非常に悩みどころと言えるです。もちろん、5型のターボを買えれば一番良いのですが、最近の相場では優に300万円を超えてきます。 MR2(SW20型)と言えば、ターボのGT系を思い浮かべる方がほとんどだと思いますが、25年以上経過してしまっている個体も多く、距離なども含めて良い状態が望めなくなっているのが現実です。なおかつタマ数も極端に少なくなってきているため、購入にあたっては相当な苦労を覚悟しなければなりません。それに対して、5型のGリミテッドは比較的走行距離が少なく状態が良い個体が安価で手に入ります。最終型の5型ですので、年式が新しいことは言うまでもありません。現行の86/BRZが200馬力程度のことを考えれば、200馬力のNAエンジンは十分に魅力的です。「MR2(SW20型)の5型をNAであまりお金をかけずに楽しむ。」これが、旧車王からの提案であり、これからのMR2(SW20型)の楽しみ方かもしれません。 [ライター/旧車王編集部]
燃費が良く安全、それでいてエンジンは低回転から最大トルクを発生して乗りやすい。近年販売される車種のほとんどはとにかく優秀で良くできた車ばかりです。しかし、優秀過ぎるが故、操る楽しさやエンジン回転数に伴って加速する気持ちよさが半減してしまったと感じている方の少なくないと思います。そこで今回は、ホンダが世に送り出したピュア中のピュアなスポーツカー、S2000の特徴と中古車事情についてお話していきましょう。 速く走ることを宿命づけられたホンダのFRスポーツ ホンダ S2000は、本田技研工業創立50周年を記念して開発されたFRオープンスポーツカー。ホンダとしては約29年ぶりであったことから、大きな話題となりました。 もともとVTECエンジンで名をはせていたホンダらしく、搭載されるF20C型 直列4気筒2.0L DOHC VTECエンジンは、最高出力250馬力、最大トルク22.2kgmを発生。許容回転数は9000rpmと、市販車としては異例の超高回転型エンジンで、どこまでも回りそうなエンジンフィールが大きな特徴です。トランスミッションは6速MTのみ、サスペンションも速く走ることだけを考えて開発され、2005年11月まで製造された前期型は、乗り手の腕を選ぶとまで言われていました。 一方、2005年年末以降の後期型は、エンジンはアメリカ向けに開発された2.2L(F20C型)に変更され、最高出力は242馬力、許容回転数は8000rpmに引き下げられます。しかし、その分低中速トルクが厚くなり、街中での扱いやすさが向上。さらにサスペンションチューニングも見直されたことで、前期型よりもマイルドで誰でも乗りやすいスポーツカーに進化しています。 流通台数も少なく新車価格超えは当たり前! S2000に限らず、90年代に発売されたスポーツカーの中古車相場は軒並み高騰しています。その中でも、S2000の中古車相場は特に高騰しており、2020年8月現在の大手中古車検索サイトでもっとも安い車両は、1999年式で走行距離は19.3万kmの128万円(車両価格、消費税別)。20年以上前の車両で、走行距離が20万kmに迫っていることを考えると、かなり異例であることがわかると思います。 また、2006年以降の後期型はさらに高く、修復歴無しで3万km以下の低走行距離車となると、新車価格を上回る値付けがされている、もしくは「応相談」となっているほどです。 走り倒したいなら前期型、気持ちの良いセカンドカーなら後期型 そんなホンダ S2000を購入したいのであれば、できるだけ早く購入することをオススメ。ここ何年かの値動きを見ていると、ほぼ横ばいで推移しているものの、掲載台数は明らかに減少しています。つまり、当然のことながら程度のいい個体、もしくは、価格が安い個体からどんどん売れているため、時間が経てば経つほど選べる候補が少なくなってしまいます。 オススメの選び方としては、S2000を購入後、サーキットなどに持ち込んでスポーツ走行を楽しみたい方なら、直しながら乗ることを前提に2005年11月以前の前期型。特にサーキットには行かないが、気持ちよく走れるスポーツカーを探しているなら後期型がオススメです。 狙いはガラススクリーンの2001年以降!ただし修復歴車は慎重に オープンカーであるS2000のウイークポイントはやはり幌。雨漏れはある程度覚悟しなければいけませんし、通常のクーペとは違い、走行音はかなり大きめです。また、購入するなら、リヤスクリーンがガラスに変更された2001年以降を選びましょう。 そして、やはり注意しなければいけないのが修復歴車の存在。一口に修復歴と言っても、損傷の程度は大きく違います。そのため、購入後に発生するトラブルも予想ができず、いくら安いからとは言え絶対におすすめできません。 ただし、S2000は性格上、他車種に比べ修復歴ありの比率がやや高めで、2020年8月の掲載台数で言えば、156台中61台が修復歴あり。そのため、どうしても手に入れたいのであれば、修復歴車も候補にせざるを得ないかもしれません。その場合は、販売店が信頼できるかどうかを見極め、購入後も頼りにできる整備工場や専門ショップを見つけておくようにしましょう。 今後相場が下がる心配なし売却先選びが重要 ここまでお話ししたように、S2000の中古車相場は、かなり高いところで安定しています。また、それだけ高騰しているにも関わらず、コンスタントに台数が減っているところから見て、需要もかなりあると言うことがわかります。また、今後相場が大きく落ちる可能性はほぼないと言っていいでしょう。 そのため、これからS2000の売却を考えているなら、焦らなくてもそれなりの価格で売却することができそうです。しかし、だからこそきちんと評価してくれる店舗を見つけることが最重要ポイント。相場が落ちる可能性が極めて低い車種であるため、焦らずじっくり売却探すことがオススメです。 [ライター/増田真吾]
2020年9月16日、日産は新型フェアレディZプロトタイプをオンラインで公開。歴代Zの要素を随所に散りばめた姿は、大きな話題となりました。そんなフェアレディZの歴史の中で、大きな転換点になったのは、4代目に当たるZ32型。今回は新型フェアレディZ登場にちなみ、4代目Z32型フェアレディZの特徴を振り返りつつ、中古車事情についてお話していきましょう。 国産スポーツカーの歴史を作ったZ32型フェアレディZ Z32型フェアレディZが登場したのは1989年当時、日本はバブル経済の絶頂期を迎えていました。そんな時代に開発されたこともあり、より完璧なスポーツカーを目指してありとあらゆる技術が惜しみなく投入。その結果、先代Z31型までの伝統よりも、新たなフェアレディZとして大きな転換点を迎えます。 その最たるところはデザインで、初代S30型から踏襲してきたロングノーズ・ショートデッキのスタイルではなく、時代の潮流を意識したワイド&ローなスタイルに変更。伝統の2シーターに加え、2+2の通称“2by2”が用意されていたことも、景気が良かったことを物語っています。 そして、エンジンはこれまた伝統だった直列6気筒を完全に廃止し、V6 3リッターDOHC NAのVG30DE型エンジンと、ツインターボチャージャーを加えたVG30DETT型エンジンを搭載。ツインターボVG30DETT型エンジンは、当初300馬力超えを視野に入れて開発されていたものの、お国からの指導により280馬力にデチューンすることになります。このことが前例となり、国産車にしか存在しい「280馬力自主規制」のきっかけとなったのです。 中古車の流通量は少なめで相場はやや高騰 バブル崩壊と日産の経営不振が重なったことで、Z32型フェアレディZは2000年まで生産されることになります。しかし、景気が悪い中新車のスポーツカーを買うユーザーは少なく、11年という長期間で合ったにもかかわらず販売は低迷。販売期間のおよそ11年間で約16万5千台ほどの販売にとどまりました。 そのため、中古車として流通している台数も多くなく、大手中古車検索サイトを見る限り、全国で64台しかありません。また、スポーツカーという性格上、修復歴車もやや多め。修復歴なしの低走行車でツインターボの場合、当時の新車販売価格を超える値付けがされています。 じっくり探せばお買い得な中古車を見つけられるかも!? そんなプレミア価格ともいえる値付けがされたZ32型フェアレディZの中古車ですが、すべての中古車が常軌を逸した価格かと言えばそうではありません。2020年9月現在の情報では、AT、修復歴無しのツインターボでも60万円を切る個体も存在しています。 ただし、新しい年式でも20年落ちとなる、いわばネオクラシックに分類される車種であるため、価格が安い個体は塗装の状態がイマイチで、走行距離は多めです。予算としっかり相談しながら、できるだけ程度の良い個体をじっくり探すと良いでしょう。 中古車販売店によって値付けはバラバラ Z32型フェアレディZの中古車情報でもう一つ特徴的なことは、価格が応相談となっている個体が、調査時点で8台も存在していることです。また、走行距離や年式と価格が必ずしも比例していないという印象です。 つまりそれは、一般的な中古車とは違い、販売店の価値観や考え方で値付けされているということを意味します。そのため、よほどビビビッとくる個体ではない限り、ゆっくりじっくり探すことが大切。走行距離、塗装の劣化具合、カスタム内容など、これなら欲しい!と思える1台に出会うまで焦らず探すようにしましょう。 これ以上の値上がりの可能性は低いもののリセールバリューは高め Z32型フェアレディZは、セダンやコンパクトカーに比べ、中古車価格が高めに推移しているのは確かです。しかし、同時期に販売されていたR32スカイラインGT-Rのように、1000万を超えるような価格は期待できません。 その理由は、Z32型フェアレディZがアメリカの25年ルールと無関係だからです。規制によってアメリカに輸入できなかった日本車でも、25年以上経過することでクラシックカーという扱いになり、輸入できるようになるというもの。その法律によって日本でしか販売されていなかった歴代スカイラインGT-Rは、軒並み新車価格以上の高値で売買されるようになってしまいました。 一方、Z32型フェアレディZは、新車当時からアメリカで販売されていたため、25年ルールによる値上がりには無関係なのです。とは言え、今後台数が減少していくことが明白であるため、これ以上中古車相場が下がることあり得ません。したがって、もしこれからZ32型フェアレディZの売却を考えているなら、その価値をしっかり見極め、買取価格に反映してくれる買取店を探すようにしましょう。 [ライター/増田真吾]
旧車バブルやスポーツカーの価格高騰が騒がれている今日この頃ですが、そんな中に100万円程度で購入出来てしまうロータリースポーツが存在します。その車は、最後のロータリー車「RX-8」 であり、ここではRX-8が評価されない理由や中古車選びのポイントなどについてご紹介させていただきます。 RX-8の前に立ちはだかるRX-7(FD3S)の厚い壁 昨今の旧車・ネオクラシックカーブームは、一部の車種で3000万円を超える取引が行われるなど、その勢いは留まるところを知りません。そんな中でロータリーの代表的な車種である3代目RX-7、通称エフ・ディー(FD)が高値で取引されていることは言うまでもありません。 ところが、最後のロータリーエンジン搭載市販車であるRX-8が100万円前後で購入出来るという異常事態が発生しているのです。もちろん、RX-7が高値で取引される理由には、日本一美しいと言っても過言ではないエクステリアデザインやストリート仕様でも500馬力オーバーが狙える13Bロータリー・ターボなどがあります。また、RX-8の価格の安さの背景には、環境を優先させてNAロータリーにしなければならかったという事情があったのも、また事実です。 しかし、いくらRX-8の魅力がRX-7に劣ると言っても、トルセンLSDが標準のタイプSを購入すれば何もいじらずにドリフトが可能なポテンシャルを持ちあわせており、何しろ高年式のロータリーが購入出来ることは、RX-7では絶対に手に入れることの出来ない大きな魅力のひとつなのです。 そのことにいち早く気づいた若い世代のユーザーが、中古車価格の安さを武器にカスタマイズやサーキット走行などを楽しんおりますが、皆共通して言えることはロータリーエンジンの魅力に取り憑かれていることです。さらに言えば、旧車・ネオクラシックカーのスポーツカーの歴史を振り返れば、購入から何年か後に価格が高騰することはほぼ間違いのない事実と言えます。 ポルシェやベンツと真っ向勝負の末にルマン24時間耐久レースを制した伝説の車「マツダ 787B」は、総排気量2600cc(654x4)のNA4ローターでした。つまり、RX-8のNAロータリーには、RX-7では味わうことが出来ない魅力があり、ロータリーエンジンにとってターボが全てではないということです。 RX-8の中古車選びのポイント RX-8の中古車を選ぶ際の注意点は、2008年にマイナーチェンジが行われていることを頭に入れておくことと、グレードごとの装備や違いを理解することです。 まず、マイナーチェンジに関しては、エクステリアデザインやエンジンの仕様が大きく変更されており、一般的には無難に後期型を選びましょうという話しになります。ところが、この世代のスポーツカーは、マイナーチェンジの際にエンジンをデチューンする場合があり、RX-8もこれに当てはまります。具体的には、ベースグレードは210ps→215psとなっておりますが、250psのタイプSはレギュラーガソリンを使用してしまった時の対応幅を拡大させたなどの理由により、何と15psもパワーダウンしてしまったのです。したがって、前期型のタイプSも十分に魅力的と言えるのです。 次にグレードに関しては、ざっくりと言ってしまえば、ドリフトまでこなすトルセンLSDが標準装備のタイプSか、あくまでロータリーの雰囲気を楽しみたいベースグレードかのどちらかになりますが、カスタマイズやチューニングを考えるのであれば、グレードにこだわる必要はなく、「乗りたいと思える一台」を探すことが最も大切になってくるのかもしれません。それに付随して、やはりオーバーホールが必要なロータリー車ですので、走行距離はなるべく少ない方がいいでしょう。 最後に、マツダ車は基本的に楽ナビなどの社外ナビが取付出来ません。そんなお悩みには、「カナック(Kanatechs)品番:TBX-T003R カーナビ/オーディオ取付キット」が解決してくれますので、参考にしていただければ幸いです。 [ライター/旧車王編集部]
2021年8月2日に新型300系を発売したトヨタ ランドクルーザー。現在も世界中で愛され続けているその歴史を語る上で、高い悪路走破性はそのままに、見た目も中身もファミリーユースに特化させたFJ55系の存在は外せません。今回はそんなステーションワゴン系の初代モデル、ランドクルーザー FJ55系の魅力や中古市場について紹介していきましょう。 半世紀以上前に誕生したFJ55系とは? 1967年8月に発売されたFJ55系は、レジャー利用を目的とした北米市場向けに開発されたランドクルーザー初のステーションワゴンです。 シリーズ初の社内デザイナーによる曲線を使った近代的なエクステリアに、室内にはウレタン製の保護パッドや発砲レザーのシートを採用。乗用車向けの多くの工夫を凝らし、アメリカのファミリー層から高い人気を獲得しました。 全長4,675mm×全幅1,735mm×全高1,865mm、パワートレインはそれまでの40系を引き継いでおり、最高出力は125馬力の3.9リッター直列6気筒OHVの「F型」エンジンを搭載。トランスミッションはコラムシフトの3速MTを基本とし、パートタイムの4輪駆動が装備されていました。 FJ55のマイナーチェンジにあたるFJ56 1975年、新たに定められた排ガス規制に適合させるため、FJ55系のエンジンは4.2リッター直列6気筒OHVの「2F型」となり、日本モデルのみ型式名もFJ56へと変更。エンジンの最高出力は140psまでアップし、トランスミッションも3速のコラムシフトから4速のフロアシフトへと改良されています。 最新の300系まで続く歴代ステーションワゴン系ランドクルーザー ヒットモデルを生み出し続けているランドクルーザーシリーズ。ここではFJ55系を始めとしたステーションワゴンタイプの各モデルを紹介していきます。 55系(初代:1967年~1980年) 上の項でも紹介したとおり、55系はランドクルーザーシリーズ初のステーションワゴンモデルです。それまでの武骨なデザインから脱したキャッチーな見た目と、居住性が向上したインテリアは北米市場で高い評価を得ました。 60系(2代目:1980年~1989年) 従来までの4.2リッターガソリンエンジンにくわえ、新たに3.4リッター直列4気筒ディーゼルエンジンも選択できるようになった60系。ハイルーフタイプやリアゲートの開閉方法、オーバーフェンダーの有無に角目ヘッドライトなど、モデルやグレード毎に多くのバリエーションが存在するのが特徴です。 80系(3代目:1989年~1998年) 80系はオンロードも快適に走ることができるというコンセプトのもと開発され、サスペンションも60系の板バネ式からコイルスプリング式に変更するなど、大幅な改良が加えられました。 エクステリア、インテリア共に高級感を感じさせ、ワゴンとしての使いやすさだけではなく上質さもプラス。以降最新の300系まで続く、ラグジュアリー性を持った革新的なモデルです。 100系(4代目:1998年~2007年) 新開発の4.7リッターV型8気筒ガソリンエンジンと、80系でも採用されていた4.2リッター・直6ディーゼルターボエンジンを搭載した100系。車体幅を拡大したことにより、車両安定性の向上と、広大な車内空間が得られ、高級4WDとしてのプレステージ性も高めたモデルです。 200系(5代目:2007年~2021年) 200系となりボディサイズは全長60mm、全幅30mとさらに拡大。2007年発売当時の国内仕様には、新たに吸気VVT-iを採用した2UZ-FE型を搭載し、100系の頃に比べ最高出力は53psアップされています。 車体は大きくなったものの、最小回転半径は100系と変わらないなど、運転のしやすさにも力を入れられています。 300系(6代目/現行型:2021年~) 2021年8月から待望の新型として登場した300系は、伝統のラダーフレームを継承しつつトヨタの新TNGAプラットフォーム「GA-F」を採用。軽量化や低重心、高剛性化などさまざまな改良が施されました。 エンジンは3.5リッターV6ガソリン、3.3リッターV6ディーゼルが選べ、どちらもツインターボを搭載。正式発表前となる2021年7月中旬の段階で受注停止になるほどの人気で、同年8月2日の発売日以降に購入した場合、納車は1年以上とアナウンスされています。 FJ55の中古市場と購入の際にチェックしておきたいポイント 2021年7月の執筆時点で、大手中古車サイトのFJ55の在庫はわずか2台のみ。本体価格は消費税込みでそれぞれ398万円と458万円でした。 FJ55系は車自体の耐久性はあるものの、年数の経過もあり、ルーフやフェンダーにサビが発生しやすいので、購入を検討するならば現車確認が必須です。また、修理や交換部品が必要になった場合に備え、メンテナンスを任せられるショップを探しておくことも重要になってくるでしょう。 まとめ FJ55系は現在の300系まで続く、ステーションワゴン系ランドクルーザーの源流ともいえるモデルです。それまでは悪路を走行する作業車というイメージの強かったランドクルーザーでしたが、デザイナーによる先進的な外観、過ごしやすさを追求した室内空間は、アメリカ市場で広く受け入れられました。 ファミリーユースとしての可能性を大きく広げたFJ55系は、ランドクルーザーシリーズの立役者として、これからも歴史に残り続けるでしょう。
ハリウッド映画さながらのド派手なアクションと爆破シーンで、今や伝説とまで言われるTVドラマ「西部警察」。そんな西部警察を象徴するのが、さまざまな改造を施されたスーパーマシンです。 今回は、西部警察の中でも大門団長のスーパーZ(フェアレディZ 280 Tバールーフ 2by2)と並びRS軍団として主役級の活躍を見せた、モデルとしては6代目となるR30スカイラインを振り返ってみましょう。 数多くの大胆な試みが、日産流自動車作りの財産に 6代目スカイラインが生産されたのは、1981年から1990年まで。多彩なボディバリエーションにGTまたはTIという基本2系統からなるグレードが与えられています。 ターボチャージャーの追加やインタークーラーの搭載、点火系の変更、パワステとパワーウインドウの採用、ラジエターグリルの廃止、バケットシート、ブロンドガラスの採用、などなど、ほぼ年次ごとに事細かな改良・改善が加えられました。 ある意味、年次ごとに事実上の別モデル扱いとなる現代的自動車のあり方を示したパイオニアであり、その試行錯誤こそが後々に生まれる純血のサラブレッド“R32型GT-R”として実を結んだのです。 厳しさを増す排ガス規制と安全性の高まりを受けて 当時は公害をはじめ、環境破壊問題がいま以上に弾劾されていた時代。象徴とされた排ガスの規制や公道における暴走行為の取り締まり、ひいては安全志向の高まりなど、スポーツ走行を楽しむには厳しい状況下にありました。 それでも日産は輝かしい走りの伝統を受け継ぐべく、モータースポーツ好きとして世界的に知られるハリウッド俳優のポール・ニューマンを起用したイメージ戦略を打ち、環境面にも配慮した「ハードトップ2000GT-E・S(HR30)」を誕生させます。 伝統の直列6気筒から4気筒エンジンへ ハードトップ2000GT-E・S(HR30)に搭載された1998cc直列6気筒SOHCターボエンジンは、最高出力145馬力を発生。日産モータースポーツの系譜に連なるには十二分過ぎる実力を秘めていました。 しかし、「4バルブなくしてDOHCは語れない」というキャッチコピーのもと、1981年10月に登場した2000RS(DR30)に搭載されたFJ20E型エンジンは、4気筒のNAでありながら最高出力150馬力を発生。さらに、1983年にはFJ20E型にターボを装着し、最高出力190馬力を誇る2000ターボRS(DR30JFT)が誕生し、スカイラインのトップモデルは6気筒から4気筒へと移り変わることになります。 国産車初のリッター100馬力を突破 「史上最強のスカイライン」というキャッチコピーが与えられた2000ターボRSですが、往年のスカイラインファンから「直列6気筒を捨てた」と言われ、批判的な捉えられ方をされてしまいます。 理由は伝統の直列6気筒エンジンを搭載していなかったことと、GT-Rの名を名乗らなかったこと。もちろん日産社内にもGT-R復活を熱望する声が多くあったそうですが、最先端の直列6気筒DOHCエンジンを搭載できなかったため、GT-Rの名が復活することはありませんでした。 しかし、1984年にはラジエターグリルレス仕様の後期型がデビュー。「鉄仮面」という愛称で親しまれると共に、2000ターボインタークーラーRSの最高出力は205馬力に到達。国産車として初めて「リッター100馬力の壁」を突破し、以後ターボエンジン搭載モデルによるパワー競争の火付け役となりました。 また、RS(レーシング スポーツ)の名の通り、グループ5規定の富士スーパーシルエットシリーズをはじめとしたさまざまなレースで活躍。発売当時の批判を跳ね返すかのように、R30スカイラインはマニア垂涎の名車となったのです。 R30スカイラインカスタムのお手本は西部警察!? R30スカイラインの人気をさらに高めたのが、冒頭にも触れた「西部警察」での活躍です。 西部警察パートIIIに登場したRS軍団は、RS-1、RS-2、RS-3という3台のDR30スカイラインが登場。その人気はかなりなもので、中には劇中車を忠実に再現したオーナーがいるほど、DR30スカイラインカスタムの定番となっています。 西部警察RS軍団カスタムの基本は、赤と黒に塗り分けられたツートンカラーと、ゴールドのメッシュが渋すぎる「エンケイ メッシュ4」。さらに、日産プリンス純正のエアロブランド「AD Three」のエアロパーツを装着すれば、かなり劇中車に近い1台を作り上げることができます。 R35GT-Rへと続くメーカーのこだわり 「直列6気筒を捨てた」と批判され、「この前買ったばかりなのにもう型遅れじゃないか!」というクレームも多かったというR30スカイライン。しかし、そんな数々の悪評に負けず、ほぼ毎年のように改良を重ね、モータースポーツやテレビで活躍することで確固たる地位を築いたモデルでもあります。 そんな常に進化を続ける不屈の精神と、メーカーとしての強いこだわりは、2007年の誕生から2021年の今も進化し続けるR35GT-Rへと受け継がれているのです。 [ライター/増田真吾]